JP6629636B2 - 図面作成装置、及び図面作成プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、図面作成装置、及び図面作成プログラムに関し、例えば、施工図面や当該施工図面を用いた立体データの作成に関する。
近年の急激なコンピュータの普及に伴い、建築用の施工図をコンピュータを用いたCAD(Computer Aided Design)装置によって作成する場合が多い。このCADでは、施工図に対して実際の施工の際に使用する各種建材の材料、形状、サイズ等を加えることで、建築物を正面や外側面から見た立体形状を自動生成したり、建築物内外の視点を移動させることで仮想的に歩きながら見られる画像を表示する技術が提案されている(特許文献1)。
更に、施工図に基づく立体形状だけでなく、キッチンや洗面台、ユニットバス(以下UBと記載する)などの設備についても立体表示することで、より実際に近い立体図をユーザに提供する技術も存在する。この場合、CADで立体表示する設備の3Dモデル(立体図)を用意しておき、施工図の立体図に配置することで詳細な立体図を表示している。
図11は、設備の立体図を施工図の立体図に配置する状態を表したものである。
図11(a)は、CADで平面表示された施工図400で、UBを設置する浴室と、建材としてのドア430と窓440が表示されている。
一方、図11(b)は、住宅機器メーカが提供しているUBのUB立体図300aを表したものである。この図11(b)に示されるように、従来提供されているUB立体図300aには壁、天井、ドアが付属していないのが一般的である。これは、施工図400にUB立体図300aを配置した図11(d)に示すように、UBの壁でドア430や窓440が隠れたり、ドアが重複して表示されないようにするためである。
このため、CADユーザは、図11(a)の施工図400やその立体図において、UBを配置する部屋の入り口を作成したり別途ドア430を配置する作業が必要であった。
しかし、住宅設備メーカーが提供しているUBは各製品でドアの位置、種別、サイズの組み合わせが予め決まっているため、より忠実に表現された施工図400や立体図を作成するための作業がユーザの負担になっている。
また、UBなどの各種設備に対応して一般に提供されているのは、UB立体図300aのような立体図だけであり、立体図に対応した平面図は提供されていない場合が多い。このため、UBやキッチン等を施工図400に表現する場合、CAD側で用意された設備の平面図を配置する必要があり、その作業が負担になる。
この作業を軽減し、UBの忠実な平面図を施工図400に表したのが図11(c)である。この図では、提供されているUB立体図300aを上方から透視した状態の図を作成し、これをUBの平面図として施工図400に配置したものである。
しかし、UB立体図300aは製品をできるだけ忠実に表現する場合が多いため、実際の施工図としては図11(c)に示すように煩雑になってしまっていた。
また、作成するサイズが合わないと、図11(c)に示すように隙間500aができたり、壁まではみ出す可能性がある。
さらに、この図11(a)の施工図400の立体図にUB立体図300aを配置すると、図11(d)に示すように、平面図の隙間500bに対応する隙間500aができてしまう場合もある。これらの隙間やズレを手作業で補正することも可能であるが、その作業が負担になる。
特開2003−271992
本発明は、施工図面や当該施工図面を用いた立体データの作成作業の軽減を目的とする。
(1)請求項1に記載の発明では、建物の施工図を取得する施工図取得手段と、前記建物に設置するユニットバスの平面図であるUB平面図を取得するUB図取得手段と、前記取得した施工図に、前記取得したUB平面図を配置する平面図配置手段と、前記ユニットバスに配置されるドアの情報に基づいて、当該ドアに対向する前記施工図の壁に対してドア表示を自動設定するドア設定手段と、を具備したことを特徴とする図面作成装置を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、前記ドア設定手段は、前記ユニットバスの前記ドアと平行で、最も近い壁に前記ドア表示を自動設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の図面作成装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記取得した施工図の浴室の壁にドア表示が存在する場合、当該施工図のドア表示を削除するドア削除手段と、をさらに具備したことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の図面作成装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記ドア表示は、ドアに対応するドア開口部の表示とドアの表示であることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の図面作成装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記UB図取得手段は、前記UB平面図に対応し、壁を含む前記ユニットバスの立体図であるUB立体図を取得し、前記施工図に対応した立体図である施工立体図を作成する施工立体図作成手段と、前記施工図に設定したドア開口部に対応する、前記施工立体図のドア開口部に対応して、前記UB立体図のドア枠の枠幅を拡張するドア枠拡張手段と、を具備したことを特徴とする請求項4に記載の図面作成装置を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、前記建物に配置される窓の情報に基づいて、当該窓に対向する前記UB立体図の壁に窓開口部を設ける窓開口手段と、をさらに具備したことを特徴とする請求項5に記載の図面作成装置を提供する。
(7)請求項7に記載の発明では、建物の施工図に対応する立体図である施工立体図を取得する施工立体図取得手段と、前記建物に設置するユニットバスの立体図であるUB立体図を取得するUB立体図取得手段と、前記取得した施工立体図に、前記取得したUB立体図を配置する立体図配置手段と、前記建物に配置される窓の情報に基づいて、当該窓に対向する前記UB立体図の壁に窓開口部を設ける窓開口手段と、を具備したことを特徴とする図面作成装置を提供する。
(8)請求項8に記載の発明では、前記窓開口部に対応して、前記施工立体図の窓枠の枠幅を拡張する窓枠拡張手段と、をさらに具備したことを特徴とする請求項6、又は請求項7に記載の図面作成装置を提供する。
(9)請求項9に記載の発明では、建物の施工図を取得する施工図取得機能と、前記建物に設置するユニットバスの平面図であるUB平面図を取得するUB図取得機能と、前記取得した施工図に、前記取得したUB平面図を配置する平面図配置機能と、前記ユニットバスに配置されるドアの情報に基づいて、当該ドアに対向する前記施工図の壁に対してドア表示を自動設定するドア設定機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とする図面作成プログラムを提供する。
(10)請求項10に記載の発明では、建物の施工図に対応する立体図である施工立体図を取得する施工立体図取得機能と、前記建物に設置するユニットバスの立体図であるUB立体図を取得するUB立体図取得機能と、前記取得した施工立体図に、前記取得したUB立体図を配置する立体図配置機能と、前記建物に配置される窓の情報に基づいて、当該窓に対向する前記UB立体図の壁に窓開口部を設ける開口機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とする図面作成プログラムを提供する。
請求項1、請求項9記載の発明によれば、施工図にUB平面図を配置し、ユニットバスに配置されるドアの情報に基づいて、当該ドアに対向する前記施工図の壁に対してドア表示を自動設定するので、図面作成作業を軽減することができる。
請求項7、請求項10に記載の発明によれば、施工立体図にUB立体図を配置し、建物に配置される窓の情報に基づいて、当該窓に対向する前記UB立体図の壁に窓開口部を設けるので、図面作成作業を軽減することができる。
図面作成装置の構成についての説明図である。 施工図の一例を表した説明図である。 ユニットバスの平面図と立体図を表した説明図である。 ユニットバスを施工図に配置する処理を表したフローチャートである。 施工図にユニットバスを配置した平面図と立体図の説明図である。 施工図にユニットバスを配置した立体図の他の説明図である。 施工図にユニットバスを配置した立体図における窓の状態を表した説明図である。 施工図に配置する設備を組立て、その立体図と平面図を得る流れの説明図である。 設備を組立てる基本形状とオプションの関係を表した説明図である。 基本形状とオプションの平面図間の座標値についての説明図である。 従来の施工図、設備立体図とその配置状態を表した説明図である。
以下、本発明の図面作成装置、及び図面作成プログラムにおける好適な実施の形態(図面作成装置)について、図1から図10を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態の図面作成装置2では、CADで作成した施工図(平面図)にUB(ユニットバス)の平面図(UB平面図)を配置し、施工図から作成する立体図(施工立体図)にUBの立体図を(UB立体図)を配置する。
施工立体図に配置するUB立体図は、天井や壁面、ドアを含むとともに、UBに取り付け可能な各種オプション(バスタブ、シャワー、鏡、カウンタ−、ドア取り付け位置やドア種別、サイズ、色など)を含め、実製品をできるだけ忠実に再現した立体図を使用する。
一方、施工図に配置するUB平面図は、UB立体図の構成(基本形状と各オプション)に対応している一方で、施工図に配置した際に煩雑にならない程度に適宜省略された平面図を使用する。
このUB立体図は、他の設備を含め、図面提供サーバで提供される仮想空間上において基本形状の選択とオプションの選択、変更により個別に作成したものをダウンロード、保存して使用する。他の設備としては、例えば、システムキッチン、洗面化粧台、トイレ、カウンター、エアコン、湯沸かし器、収納建具などの室内設備や、エアコンの室外機、屋外水栓、門扉、フェンス、カーポートなどの室外設備、また、サッシ、玄関ドアなどの室内外、あるいはその境で用いる建材類がある。
図面提供サーバでは、各設備の基本形状や各オプションを表すXVL(eXtensible Virtual world description Language)形式の立体図をデータベースに記憶すると共に、各立体図に対応したSVG(Scalable Vector Graphics)形式の平面図も記憶している。各平面図は、施工図に配置するために作成されるため、製品をできるだけ忠実に再現している立体図に比べ、その製品であることが容易に分かる程度に簡略、抽象化されている。
そして、図面提供サーバでは、UB立体図を組み立てるとその基本形状や各種オプションに対応する各平面図を組み立てることでUB平面図も作成され、ダウンロード対象となる。
図面提供サーバからダウンロードしたUB立体図とUB平面図を、CADで作成した施工図に配置する場合、本実施形態ではドアと窓に対し、ドアはUBの一部であり、一方、窓は建物の一部であることに着目し、さらに、UB立体図は壁や天井も存在していることに着目し、立体図と平面図に対してドア処理と窓処理を行う。
(a)ドア処理
施工図に既にドアが記述されている場合にはドアと、ドア用の開口部を削除する。また、UBのドアと対向する施工図の壁を開口し、UBのドア種別(開き戸、引き戸、押し戸等)に対応する平面表示記号をCAD用に準備されているデータを検索して、開口部に自動的に引き当てる。このドアを施工図に平面描画する際には、ドアのサイズや開き方(押し開き、引き開き)などについても、製品としてのUBに合わせて描画する。
また、この施工図の壁がUBに合わせてドア用開口部を作成することにより、施工立体図にも、UBのドアに対応した位置に新たにドア用の開口が形成され、この開口にUB立体図のドア枠が収まった状態になる。この際UB側のドア枠の見込みを、施工立体図側の壁の内法面(浴室と外側の壁の面、内のり)まで延長し、ドア枠の出分だけUBから外側に出す。これにより、UBの壁外側と浴室内の壁との間に隙間が存在する場合でも、施工立体図において、隙間を幅延長したドア枠で隠すことができる。
(b)窓処処理
窓処理では、ドアとは逆に、施工立体図の窓に基づいて、対応するUB立体図の壁を検索して対応サイズで開口する。そして、施工立体図の窓枠をUB立体図の内法面まで延長し、窓枠の出分だけUBの壁から内側に出す。これによりドアと同様に、UB立体図と施工立体図との間に隙間があっても、延長した窓枠で隠すことができる。
(2)実施形態の詳細
図1は、本実施形態の図面作成装置2の構成を表したものである。
この図1に示すように、図面作成装置2は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、通信制御装置24、ディスプレイ25、キーボード26、マウス27、記憶装置28などを用いて構成されている。
CPU21は、記憶装置28に記憶したブラウザプログラムを実行することにより、ブラウザ機能を発揮し、図面提供サーバが図面作成ウェブサイトで提供する各種サービスをユーザが利用可能とすることで本実施形態で使用するUB立体図やUB平面図などの各種設備の設備情報をダウンロードする。CPU21は、記憶装置28に記憶したCADプログラム(以下単にCADという)を実行することにより、建造物等に対する施工図の作成、作成した施工図とその施工立体図への設備の配置処理を行う。この設備配置処理において、UB平面図とUB立体図を配置する場合には、ドアに対するドア処理と窓に対する窓処理を行うようになっている。
ROM22は、CPU21が端末5を動作させるための基本的なプログラムやパラメータなどを記憶している。
RAM23は、CPU21が設備配置処理や、図面提供サーバとの通信を行う場合などの各種処理におけるワーキングメモリを提供する。
通信制御装置24は、通信ネットワークを介して図面提供サーバと接続する際のインターフェースを提供する。このように、図面作成装置2は、通信ネットワークを介して図面提供サーバと通信する通信手段を備えている。
ディスプレイ25は、例えば、液晶ディスプレイによって構成され、CADで作成中の施工図や、施工図から作成した立体図を表示したり、図面提供サーバが提供する仮想空間においてUB等の各種設備の組立(基本形状やオプションの指定、変更)を行う際に提供される各図面データを表示する。
ユーザは、ディスプレイ25を確認しながら、システムキッチンやUB等の各種設備の作成と設備情報のダウンロードを指示したり、ダウンロードした設備情報を施工図などに配置する作業を行う。
キーボード26は、文字や記号などを入力するデバイスであり、例えば、ユーザ情報などの文字情報を図面提供サーバに伝達するのに用いられる。
マウス27は、施工図の作成操作などに用いられる入力デバイスである。またマウス27は、図面提供サーバが提供する画面をマウス操作するのに用いられる。例えば、設備の基本形状やオプションを選択したり、設備の立体形状を表示させる際の視点を移動・回転させたりすることができる。
記憶装置28は、ハードディスクなどの各種記憶媒体を用いて構成されており、プログラム281、施工図DB282、設備マスタ283、その他の各種プログラムやデータが記憶されている。
プログラム281には、図面提供サーバが提供する環境においてUB等の各種設備の詳細な立体図やCAD用の平面図を作成する際に使用するブラウザプログラムや、施工図の作成やダウンロードした各設備情報による図面を施工図や施工立体図に配置するCADが記憶されている。
施工図DB282には、CADで作成した建造物の施工図(ダウンロードした設備の平面図を配置した後の施工図を含む)が記憶されている。
設備マスタ283には、図面提供サーバからダウンロードした各種設備の設備情報が保存される。
図2は、施工図DB282に記憶されている施工図40の一部を表したものである。この図2では、本実施形態のUBの配置処理を説明するために、UBの配置が指定されている浴室42、浴室42の隣室45を含めた各部屋が壁41で形成されている。浴室42は4つの壁411〜414で囲まれ、壁414には建造物の建具として窓44(平面表示記号)が描かれている。
また、壁412は浴室(UB)への入り口として壁412に開口43が形成されると共に、開口43の位置に押し戸を表す平面表示記号であるドア記号431が表示されている。なお、作り付けの浴室ではなくUBを設置する場合、ドアはUBの設備であるが、CADで施工図を作成する場合、ユーザが便宜上、間取りと浴室の入り口のドアを先に決定する場面が多い。
図1(a)に戻り、設備マスタ283は、ユーザが作成、更新し図面提供サーバからダウンロードした設備情報が保存される。
図1(b)は設備マスタ283に保存されるデータ内容について表したものである。
図1(b)に示すように、設備マスタ283には、図面提供サーバからダウンロードした設備情報(後述の図8(6)、(7)参照)として、検索キー(基本ID、オプションID群のハッシュ値)、設備立体データ(XVL形式)、設備平面データ(SVG形式)、オプション情報(XMLデータ)が保存される。
検索キーは、ダウンロードした設備(設備を組み立てている全オプションの構成を含めた設備全体)を特定するための識別子として使用され、設備のオプション構成を変更する場合に、変更対象となる設備を特定するために図面提供サーバに送信される。
設備立体データ(XVL形式)は、各設備の立体図を表示するデータである。
設備平面データ(SVG形式)は、設備の立体図に対応して作成された平面図を表示するデータである。
ここで、XVL形式は、3次元形状を表現する際に用いられるファイルフォーマットであり、仮想3次元空間の中で対象を立体的に表現することができる。
一方、SVG形式は、対象をベクトルデータで表示する際に用いられるファイルフォーマットであり、CADで操作することができる。
なお、本実施形態では、立体を表現するファイル形式としてXVL形式によるが、使用するCADにより施工図から立体形状を表現する際のファイル形式と同じであれば他の表現形式を使用するようにしてもよい。この点は平面図に対するSVG形式も同様である。
例えば各種表現形式として、DWF形式、DXF形式、DWG形式、JWC形式、JWW形式、IGES形式、SIMA形式、STEP形式、SXF形式、3DS形式を使用することも可能である。
XMLデータは、設備を構成するオプションに関するオプション情報が保存される。例えばUBの場合、ドア情報としてドアの位置、ドアの方向、ドアの種別記号、サイズ、開き方向等が保存される。
図3は、UBに対する、UB平面図30b(SVGデータ)と、UB立体図30a(XVL形式)を表したものである。
なお、UBについて図面で説明する場合、同一のオプションを指定する符号として同一数字を使用するものとし、さらにa、bにより立体図と平面図を区別するものとして使用する。
UB立体図30aは、図3(a)に示すように、基本形状に組み込むオプションとして、天井や壁31a、ドア32a、バスタブ33a、カウンタ34a、その他(シャワーや鏡など)の各オプションの立体図が組み込まれている。このように、図面提供サーバからダウンロードされる各設備立体図は、実際の製品で使用される各オプションが実際に取り付けられる位置に配置された状態に忠実に描かれるようになっている。
UB平面図30bは、図3(b)に示すように、UB立体図30aに対応した平面図であるが、UB立体図30aを構成する全オプションの平面図を組み合わせたものではなく、平面表現した場合に細かくなるオプションを除くことで、煩雑に成らない程度に適宜省略された平面図となっている。UB平面図30bにおけるオプションの省略対象は予め決められていて、省略対象のオプション(例えば鏡等)については予め平面図が作成されていない。
図3(b)に示すように、UB平面図30bには、UB全体を囲う壁31b、バスタブ33b、カウンター34bで表現されている。
UB平面図30bでは、ドアについては表示対象となっていない。その代わりに、本実施形態のドア処理において、UBのドアに対向している施工図の壁を特定するために、UB立体図30aのドア位置に対応する位置に入り口位置情報32bが規定されている。この入り口位置情報32bはデータとして存在するだけであり、図3(b)では説明のために表示している。
なお、入り口位置情報32bは、UB平面図30bを描画する際に使用する他の情報と混同しないようにするため、特別なレイヤが割り当てられて、SVGデータに記憶される。
同様に、UB平面図30b(SVG形式)の特別なレイヤには、壁31の4面それぞれの内法面を特定する内法面情報も保存されている。この内法面情報は、窓処理で使用される。
図3(a)(b)に表示した黒丸の点は、UB立体図30aとUB平面図30bの基本形状に付けられた基準点39a、39bで、この基準点39a、39bに従い、各オプションの組み込み位置が規定されている。この基準点39a、39bはデータとして存在するだけであり、図3では、説明のために表示したものであって、実際の図面上には表示されない。
図面提供サーバ側のデータには、図示しないが各オプションにも基準点が規定され、基本形状の基準点39aに対する位置関係情報から組立がなされている。
なお、図面提供サーバからのダウンロード対象は組立後の建具全体の立体図と平面図であるため、オプションの基準位置と位置関係情報はダウンロード対象ではない。但し、ダウンロード対象として、建具全体の立体図、平面図に加え、又は、変えて、建具の基本形状と全オプションに対する立体図と平面図をダウンロード可能にする場合には、図面作成装置2でUB立体図30a、UB平面図30bを組み立てるために、各オプションの基準位置や位置関係情報もダウンロード対象となる。
このように構成された図面作成装置2における、UBの配置処理について説明する。
図4は、UBの配置処理の処理動作を表したフローチャートである。
図5は、UB立体図30aとUB平面図30bを配置した後の施工図40と、その施工立体図を表したものである。
図6は、配置後の施工立体図を他の角度から表したものである。
図7は、本実施形態による窓処理を行った場合の施工立体図の窓の状態と、行わない場合の窓の状態を表したものである。
以下の配置処理では、図2に表した施工図40に、図3で表したUB30を配置する場合を例に、配置処理後の施工図と、施工立体図を参照しながら各動作について説明する。
最初に、図面作成装置2のCPU21は、CADにより施工図をディスプレイ25に表示し、施工図にUB平面図30bを配置する(ステップ5)。即ち、ユーザにより、ディスプレイ25上に表示された施工図40の浴室42(図2参照)の位置と、設備マスタ283に保存されているUB平面図30bとをユーザにより指定されると、CPU21は、図5(a)に示すように、施工図の指定された箇所にUB平面図30bを配置する。配置の向きについては、ユーザが指定するが、UBのドア位置やバスタブの位置と、施工図40の壁が、両面共に室内に面するか、一方が外に面しているか等に基づいて、CPU21が自動的に判断するようにしてもよい。
なお、配置対象であるUB平面図30bの向き(図3(b))と、配置後の向き(図5(a))は上下が逆になっているため、図5(a)には基準点39bを表示しているが、この基準点は上述したように実際の施工図にも表示されない。
次にCPU21は、UBと施工図40のドア位置を検出する(ステップ10)。すなわちCPU21は、UB平面図30b(SVG形式)の特別レイヤの入り口位置情報32b(図3(b))からUBのドア位置を検出する。またCPU21は、施工図40から壁412に表示されているドア431(図2参照)を検出する。
そして、CPU21は、検出した両ドアは一致しているか否かについて判断する(ステップ15)。この判断は、ドアの位置、タイプ(引き戸、押し戸等)、形状等のドアに関する情報が一致している場合に一致していると判断する。
両ドアが一致していない場合(ステップ15;N)、CPU21は、施工図40に既に配置されている(CADで作成された)既配置ドアを削除する(ステップ20)。施工図40の既配置ドアを削除するのは、UBのドアとの重複配置を防ぐと共に、実製品においてUB側に取り付けられているドアを優先させるためである。
この既配置のドア削除において、CPU21は、ドアが配置されている壁412の開口43を削除する(壁にする)と共に、表示されているドア431を削除する。削除後の状態は、図5(a)の施工図において符号(43)に示すように、元の開口43とドア431は消えて連続する壁412となっている。
次にCPU21は、施工図40の、UBドア対応位置にドアを作成する(ステップ25)。
すなわち、CPU21は、UB平面図30bの入り口位置情報32bで特定したUBのドア(閉まった状態のドア)と平行で、最も近くに存在する施工図40の壁41を検索することで、該当する壁413を特定する。
そして、CPU21は、設備マスタ283のXMLデータに記憶されているドア情報(ドアの位置、ドアの方向、ドアの種別記号、サイズ、開き方向等)を読み出し、特定した施工図40の壁413に対し、ドアサイズ(幅と高さ)に応じた開口46を作成すると共に、ドア種別に対応したドア462を描画する。なお、施工図40の壁413に作成する開口46の情報には、ドア幅だけでなく高さも立体図作成用に保存される。
以上により、施工図40に対する処理が完了する。
次にCPU21は、施工立体図で、ドア入り口用の開口処理を行う(ステップ30)。
すなわち、CPU21は、UB平面図30bを配置した後の施工図40(図5(a))から施工立体図を作成し、この施工立体図にUB立体図30aを配置する。図5(b)は、UB立体図30aを配置した後の施工立体図で、図5(a)の施工図40に示した矢印Aを視点としている。また図6は、施工図40に示した矢印Bを視点とする施工立体図である。
施工図40には壁413にUBのドアサイズに対応した開口46が既に形成されているので、この施工平面図40から作成する施工立体図にも開口46が形成される。その結果、図6に示されるように、浴室の隣室45から開口46を通してUB立体図30aのドア32aが見えている。
更に、CPU21は、施工立体図に対して、UBのドア枠321aの拡張処理を行うことで、ドア位置における壁41とUBの壁31aとの隙間を隠す。すなわち、UB側のドア枠321aの見込みを、施工立体図の壁413の内法面(浴室の外側にある隣室45側の壁の面)までと、更に、枠の出分だけUBから外方向に延長する。
これにより、UBの壁31aと浴室の壁413と間に隙間50が存在する場合であっても、施工立体図では、隙間50の幅を拡張したドア枠321aで隠すことができる。すなわち、図6に示すように、ドア枠321aの幅が拡張されることで、隙間が存在しない画像となる。
以上により、UBのドア32に対する平面図と立体図の処理が完了する。
次にCPU21は、窓処理を行う(ステップ35〜45)。この処理では、UB立体図30aの壁31aで窓44が隠れないようにするための処理である。
すなわちCPU21は、施工図40から、壁41に設けられた窓を検出する(ステップ35)。図2に示した施工図40の例では、この窓検出で壁414に設けられた窓44が検出される。
そしてCPU21は、検出した窓44(建具)に対応するUBの壁を特定する(ステップ40)。すなわちCPU21は、窓44の窓の面に平行で、且つ、最も窓44の位置に近いUBの内法面を、UB平面図30b(SVG形式)の内法面情報を使用して検索する。この検索により、UB平面図30bの内法面311bとその壁312b(図3(b))が特定され、さらに、対応するUB立体図30aの内法面311aと、その壁312aが特定される。
次にCPU21は、施工立体図でUBの窓開口処理を行う(ステップ45)。この窓開口処理は、UB立体図30aを配置した後の施工立体図が対象である。
窓開口処理を行わないと、図7(b)に示すように、UBの壁312aに開口が存在していないため、UB内に視点を置いた画像ではUBの壁312aだけが見えて、窓が見えない状態となる。そこで、窓処理において、UBの対応する壁の開口と、窓枠幅の拡張が行われる。
すなわちCPU21は、まず窓44のサイズに対応する開口を、施工立体図のUB立体図30aの壁312aに設ける。これにより、UB内からの視線に対する画像では、壁312aの開口を通して窓44が描画されることになる(図5(b)、図7(a)参照)。
次にCPU21は、施工立体図における窓44に対して窓枠拡張処理を行う。窓枠拡張処理を行う前は、図7(b)に示すように、窓枠440がUB立体図30aの壁312aから離れた状態であるため、壁312aに設けた開口から窓44を見ることができるが、窓枠440と壁312aとの隙間が描画されてしまうことになる。
そこで、窓枠440を拡張し、拡張した窓枠442とすることで、隙間を隠す。すなわち、窓枠442の見込みを、壁312aの内法面311aまでと、更に、枠の出分だけUBの内側方向に延長する。これにより、窓44とUBとの隙間を隠すことができる。
以上により、建物の窓44に対する立体図の処理が完了し、UB処理を終了する。
以上説明した、UBのドア32と窓44に対する処理(開口と枠幅拡張)は別々に説明したが、設備(UB)と建物(施工図の対象)の一方に建具(ドア、窓)が設けられ、当該建具に対向する他方が壁である場合の処理として共通している。そして、その処理では、壁側に建具に対応する開口を設けると共に、建具の枠幅を開口を設けた壁の内法面まで(好ましくは、枠の出分だけ出た状態まで)延長するものである。
なお、実施形態では、窓が建物(施工図)に配置され、ドアがUBに配置されることを前提として、他方側の壁を開口する場合について説明したが、UBと建物のいずれ側に配置されるかについては任意に決定することが可能である。
いずれにしても、配置をUBと建物のどちらにするかは処理前に決められていればよく、予めデフォルトとして決められていてもよく、ユーザが指定するようにしてもよい。
そして、UBと建物の両方にドアが記載されている場合には重複を回避するために、決められた側に配置されているドア表現を残し、他方を削除する。
なお、窓については、UBと建物の両方を残すようにしてもよい。この場合、それぞれ異なる壁面に配置されている場合には両方を残し、同一面である場合には、予め決められ、若しくは、ユーザが選択した窓を残し、又は、大きな方の窓を残すようにしてもよい。
また、実施形態では、図5(a)に示すように、施工平面図に配置したUB平面図30bの壁31bに対してはドア、窓ともに開口処理を行っていないが、UB平面図30bに対しても開口処理を行うようにしてもよい。
この場合、UB平面図30bのドア位置と窓位置には開口表示だけする。ドアと窓の表示は施工図40側のドア462と、窓44の表示による。
上述したとおり、本実施形態で使用するUBのUB立体図30aとUB平面図30bは、図面提供サーバにアクセスしてユーザが作成し、ダウンロードしたものである。
次に、この図面提供サーバとの間で行う設備の作成、更新処理について説明する。以下の説明では、ダウンロードする設備としてシステムキッチンについて説明するが、UBについても同様に行われる。
図8は、図面提供サーバと図面作成装置2間で行われる、設備の作成と更新を行う処理の全体の流れについて表したものである。
なお、図面提供サーバにアクセスすることで設備を作成する装置は複数存在し、装置の種類としてはパーソナルコンピュータや携帯端末など各種存在する。そこで、以下の説明では、図面作成装置2を含めた端末5の処理として説明する。
図8において、中央に引いた横線よりも上側が図面提供サーバの処理を、下側が端末5の処理を表している。
図面提供サーバでは、設備(建材)を構成するための各種データとして、対象となるキッチン、洗面、お風呂等の各種設備毎に、その基本的な形状や大きさ等を決定するための基本形状と、各基本形状に取り付け可能な各種のオプションとで構成されている。各基本形状とオプションのそれぞれは、識別用の基本ID、オプションIDで管理され、基本形状の基本形状立体データと基本形状平面データ、及び、オプションのオプション立体データとオプション平面データが設備DB152(後述)に保存されている。
なお、以下の説明では、基本形状立体データとオプション立体データを纏めて立体データといい、基本形状平面データとオプション平面データを纏めて平面データというものとする。
ユーザが新たに設備を作成したり作成済みの設備の変更をする場合、端末5から図面提供サーバの図面作成ウェブサイトにアクセスする。以下、図8の(1)〜(10)で示した標準的な流れに沿って説明する。
(1)設備を新規作成する場合、ユーザは、例えばシステムキッチンや洗面化粧台などの対象となる設備の基本形状を選択する。図8では、基本形状として「I型左シンク」が選択された場合について表している。
(2)基本形状が選択されると、図面提供サーバでは、図8(2)で示すように、選択された基本形状の基本形状立体データに、当該基本形状に予めデフォルトとして決められているオプションのオプション立体データを組み合わせることで設備の設備立体データを作成し端末5に送信する。
端末5では、送信される設備立体データを確認しながら、希望によりオプションの変更を仮想3次元空間において行う。この変更処理に基づいて、図面提供サーバでは指示されたオプションのオプション立体データに変更した設備立体データを作成し、端末5の画面に表示させる。
設備立体データの作成では、基本形状立体データ(XVL形式)に、各オプションの取り付け位置情報(後述)を持ち、その位置で変更したオプション立体データを入れ替えることで、設備立体データ(XVL形式)を作成する。
図8では、選択されたシステムキッチンの基本形状「I型左シンク」に対して、デフォルトのオプションである「シンク:標準シンク」、「水栓金具:標準水栓」、「加熱機器:3口コンロ」が選択されている場合について表している。詳細は後述するが、基本形状と各オプションには予め親子関係の階層が規定されることで、親の変更により選択可能なオプションも変化するようになっている。
なお、基本形状自体の変更も可能であるが、基本形状を変更した場合にはオプションはリセットされ、新たな基本形状に対するデフォルトのオプションが表示される。
(3)ユーザによる設備の作成(変更の場合も同じ)が完了すると、図面提供サーバは、作成された設備立体データを構成する、基本形状の基本形状平面データに、各オプションのオプション平面データを合成することで、当該設備の設備平面データを作成する。
なお、平面データが存在しないオプションが使用されている場合、当該オプションのオプションIDはオプション情報に含まれることでハッシュ値作成の対象となるが、平面データによる表現対象からは外されている。すなわち、CADによる表現の対象外であるオプション、例えばスイッチやUBの鏡などの小さいものに対しては、立体データのみ存在し平面データは存在しない。
この平面データの作成の詳細については後述する。
(4)図面提供サーバは、更に、使用した全オプションのオプションIDを所定規則に従って並べたオプション情報(オプションID群)のハッシュ値を算出する。
(5)そして、図面提供サーバは、作成された設備の基本形状を特定する基本IDと、算出したハッシュ値、及び、オプションID群を、組立設備DB153に保存する。この保存の際に、基本IDとハッシュ値を検索キーとして使用し、同一構成の設備についての登録が既に存在するか否かを判断し、未登録の場合に保存する。
オプションID群は、作成済み設備の変更要求に対して、当該設備立体データを作成するために保存される。
なお、ユーザが作成した設備立体データそのものについては、基本IDとオプションID群とから構築できるので保存対象から外すことで保存データ量を抑制しているが、保存対象に含めるようにしてもよい。
本実施形態では、設備を特定するサイズ一定の識別情報を検索キーとし、この検索キーに基本IDと、オプションID群のハッシュ値とを使用する。但し、識別情報の一部に使用するオプションID群のハッシュ値に変えて、元のデータから一定の計算手順により算出可能な規則性のない固定長のデータであればよく、その算出方法は問わない。計算式は一方向性関数でも、それ以外を使用してもよい。また、オプションID群を平文とする暗号文をハッシュ値に変えて使用することも可能である。暗号化の方式については、RC4、DES、3DES、AES等の共通鍵方式、RSA、ElGamal等の公開鍵方式のいずれも可能である。
(6)また、図面提供サーバは、端末5から作成した設備のダウンロード要求があると、作成した設備の出力設備情報(設備情報)として、設備立体データ(XVL形式)、設備平面データ(SVG形式)、オプション情報(XML形式)、検索キー(基本ID、オプションID群のハッシュ値)を送信する。なお、設備平面データには、上述のとおり、平面図の表記に必要な通常データの他に、図面表記の対象でない特別データ(UBの場合には入口位置情報32や内法面情報311b)なども別レイヤに含まれる。
なお、ダウンロード要求ではなくて、作成・変更途中で終了する場合等にはお気に入り登録が可能であり、この場合図面提供サーバは、ユーザ情報のお気に入り情報として基本IDとハッシュ値が保存される。また、ダウンロード要求と共に、お気に入り登録を行うことも可能である。
また、本実施形態では、検索キー以外に、設備の全体を構成する設備立体データと設備平面データをダウンロード対象としているが、この両データに加えて、又は両データに変えて、設備を構成する基本形状とオプションの立体データと平面データを対象とするようにしてもよい。
更に、検索キー以外のダウンロード対象として、設備の全体又は/及び設備を構成する基本形状とオプションに対する、立体データと平面データのいずれか一方を対象とするようにしてもよい。ユーザの利用形態(利用データ)に応じたダウンロード対象の特定であり、このダウンロード対象についてはユーザが選択できるようにしてもよい。但し、いずれの場合においても、検索キーとなる基本IDとハッシュ値については常にダウンロード対象である。
但し、基本IDとオプションID群とを合わせてハッシュ値を算出する場合には、当該ハッシュ値を検索キーとして保存する。この場合でも、図面提供サーバの組立設備DB153には、ハッシュ値が検索キーとして、基本IDが設備の基本形状を特定するために保存される。
(7)端末5では、図面提供サーバからダウンロードした出力設備情報(設備情報)を設備マスタ283に保存する。
(8)端末5では、保存した設備情報(設備立体データ、設備平面データ、製品情報等)をCADで利用することができる。すなわち、ユーザは、CADに取り込んだ設備立体データを端末5の画面で確認することで、希望通りの設備であるか否かを判断したり、建築図面等に設備平面データを反映させたりする。
(9)ユーザがCADに取り込んで表示した設備立体データを変更する場合、端末5から図面提供サーバの図面作成ウェブサイトにアクセスし、変更(属性変更)の要求を行う。この変更要求において端末5は、変更対象の設備を特定するデータとして、設備マスタ283に保存した基本IDとハッシュ値を図面提供サーバに送信する。
(10)図面提供サーバは、端末5から基本IDとハッシュ値を受信すると、この両者を検索キーとして組立設備DB153を検索し、対象となる設備を特定する。この際、組立設備DB153には設備の画像表示をするための設備立体データが存在しないので、特定した設備の基本IDと、オプションID群を使用して、設備DB15から各々の立体データを読み出し、(2)で説明したと同様にして設備立体データを組み立てる。
以下、ユーザによる設備立体データの変更の処理が行われる。この処理とそれ以降の処理は(1)以降で説明したのと同様である。
このように、本実施形態では、3次元仮想空間でユーザが構築した設備(設備立体データ)を特定するための検索キーとして基本IDとハッシュ値を使用している。このハッシュ値は、オプションID群のサイズにかかわらず一定(例えば、16ビットや32ビット等)であるため、図面提供サーバと端末5間の通信データ量を抑えることが可能であると共に、作成された設備が登録済みであるか否かの判断や、変更(再構成)要求がされた設備を特定するための処理負荷を抑えることができる。また、作成された設備の全てを保存しないので保存データ量を抑えることも可能である。
図9は、システムキッチンのデフォルト設定を説明するための図である。
ユーザにシステムキッチンの立体形状を完成させてもらう場合、全体のベースとなるフロアキャビネットを選択してもらい、これにオプションを追加して積み上げていってもらう方式が可能である。
また、標準的なオプションでシステムキッチンの立体形状を予め完成させておき、これに対してオプションを追加・変更してもらう方式も可能である。
何れの方式でもよいが、図面作成システム1では、一般の顧客の利便性を考慮して操作が容易な後者の方式を選択した。
図9に示したシステムキッチン立体データ100a、101a、・・・は、図面提供サーバがシステムキッチンのデフォルト設定として用意したものである。
図面提供サーバは、システムキッチン立体データ100a、101a、・・・によって端末5のシステムキッチン立体図を表示させ、ユーザに選択してもらう。
なお、システムキッチン立体データ100aは、I型左シンクであり、システムキッチン立体データ101aは、I型右シンクである。
図9では、システムキッチン立体データ100aにデフォルトで組み込まれている立体データを太線で連結して表しており、ユーザの選択により交換可能な立体データを両矢線で連結して表している。
システムキッチン立体データ100aは、フロアキャビネット立体データ30a、3口コンロ立体データ70a、及びワークトップ立体データ40aを組合せて構成されている。
このうち、ワークトップ立体データ40aには、標準シンク立体データ50aと標準水栓立体データ60aが取り付けられており、ワークトップ立体データ40a、標準シンク立体データ50a、及び標準水栓立体データ60aを組合せたアセンブリとなっている。
図面提供サーバは、システムキッチン立体データ100aを構成するこれら立体データの組合せを設備DB152に記憶しており、これに従って立体データを組み立てて端末5に表示させる。
このようにしてデフォルトで作成されたシステムキッチン立体データ100aは、端末5に送信され、システムキッチン立体データの画像がディスプレイ25に表示される。
ユーザは、デフォルトのシステムキッチン立体データに対して、オプションの追加や変更を行い、所望のシステムキッチンが得られるように試行錯誤する。
図9の例では、例えば、3口コンロ立体データ70aとIHヒーター立体データ71aとの交換、標準シンク立体データ50aに取り付けた標準水栓立体データ60aとオールインワン水栓立体データ61aとの交換、ワークトップ立体データ40a(I型左シンク)とワークトップ立体データ41a(I型左幅広シンク)との交換、ワークトップ立体データ41aに取り付けた標準水栓立体データ60aとオールインワン水栓立体データ61aとの交換などが可能である。
また、ワークトップ立体データ41aには、幅広シンク立体データ51aと標準水栓立体データ60aがデフォルトで取り付けられており、ワークトップ立体データ41a、幅広シンク立体データ51a、及び標準水栓立体データ60aを組合せたアセンブリとなっている。
そのため、標準シンク立体データ50aを幅広シンク立体データ51aと交換する場合は、アセンブリごとの交換となる。
即ち、この場合、図面提供サーバは、ワークトップ、シンク、及び水栓をまるごと交換する。
このため、標準シンク立体データ50aにデフォルトでないオールインワン水栓立体データ61aが取り付けられた状態で、ユーザが幅広シンク立体データ51aに交換する場合、図面提供サーバは、まずワークトップ立体データ40aのアセンブリをワークトップ立体データ41aのアセンブリと交換し、次いで、ワークトップ立体データ41aにデフォルトで取り付けられている標準水栓立体データ60aをオールインワン水栓立体データ61aに交換する。
このように、図面提供サーバは、ユーザが選択した基本形状を3次元画像表示する基本形状立体データとオプションを3次元画像表示するオプション立体データを取得する立体データ取得手段と、当該取得した基本形状立体データとオプション立体データを組合せて、基本形状にオプションを取り付けた設備を3次元画像表示する設備立体データを作成する設備立体データ作成手段を備えている。
更に、図面提供サーバは、このようにして作成した設備立体データを端末5に表示させるため(図面提供サーバにディスプレイを備えて、これに表示してもよい)、作成した設備立体データを用いて設備立体図を3次元画像表示する立体図表示手段も備えている。
また、図面提供サーバは、オプションが付け替えられた設備の3次元画像を表示するなどして、ユーザがオプションの追加や変更を試行錯誤する過程を端末5で見せる。
このため、図面提供サーバは、基本形状立体データに組み合わされるオプション立体データが更新される過程を立体的に表示する。
図10は、座標値の関係について説明するための図である。
図面提供サーバは、基本形状にオプションを取り付けていき、更には、オプションの上に更なるオプションを取り付けたりする。
オプションの取り付け位置は様々であり、組合せによって生じる取り付け位置の数は膨大となる。
そのため、図面作成システム1では、データの取り扱いを容易にするために、立体データごとに座標系を設定し、オプションの取り付け位置を当該オプションに設定した座標系で規定することとした。
即ち、基本形状の立体データに設定された座標系上にオプションによる相対座標系が設定されることになる。
図の例は、基準形状をフロアキャビネット立体データ30aとし、これにワークトップ立体データ40aを取り付け、その上に標準シンク立体データ50aを取り付け、更に、その上に標準水栓立体データ60aを取り付けた場合の、フロアキャビネット座標系、ワークトップ座標系、標準シンク座標系、及び標準水栓座標系の位置関係を示している。
なお、この図では、座標系の関係が分かり易くなるように、実際の間隔ではなく、等間隔に表してある。
図に示したように、フロアキャビネット座標系、ワークトップ座標系、標準シンク座標系、及び標準水栓座標系は、それぞれ基準点30c、40c、50c、60cを原点とし、互いに直交するxyz座標系で構成されている。そして、対応する座標軸(x軸同士、y軸同士、z軸同士)は、平行となるように設定されている。
また、フロアキャビネット座標系の基準点30cの座標値を(x0、y0、z0)とし、フロアキャビネット座標系で規定される基準点40cの座標値を(x1、y1、z1)、ワークトップ座標系で規定される基準点50cの座標値を(x2、y2、z2)、標準シンク座標系で規定される基準点60cの座標値を(x3、y3、z3)とする。
立体データを組み立てることにより各立体データの座標系がこのように配置されるが、これから平面データを作成する手法は以下の通りである。
ここでは、平面データを作成する作図平面をフロアキャビネット座標系のzx平面とし、作図平面の原点がフロアキャビネット座標系の基準点30cと同一になるようにしておく。
まず、基準点40c、50c、60cをy方向に投影すると、フロアキャビネット座標系のzx平面上に投影点40g、50g、60gが得られる。
投影点40g、50g、60gの当該zx平面(作図平面)上での(z、x)座標値は、基準点30cを原点(即ち、(x0、y0、z0)=(0、0、0))とすると、それぞれ、(z1、x1)、(z1+z2、x1+x2)、(z1+z2+z3、x1+x2+x3)となる。
なお、図では、x座標値は、図の煩雑化を避けるために省略している。
次に、基準点30c、投影点40g、50g、60gに、基準点30e、40e、50e、60eが一致するようにフロアキャビネット平面データ30b、ワークトップ平面データ40b、標準シンク平面データ50b、標準水栓平面データ60bを配置すると、立体データと整合がとれた平面データの組合せが得られる。
この平面データの組合せを1つの平面データファイルにまとめれば(マージすれば)、目的の平面データが得られる。
このように、図面提供サーバは、設備立体データの作成に用いられた基本形状立体データに対応づけられた基本形状平面データと、設備立体データの作成に用いられたオプション立体データに対応づけられたオプション平面データを取得する平面データ取得手段と、このようにして取得した基本形状平面データとオプション平面データを、設備立体データに基づいて配置することにより、設備立体図に対応する設備平面図を表示するための設備平面データを作成する設備平面データ作成手段を備えている。
また、図面提供サーバは、上述したように、設備立体データで組み合わされている基本形状立体データとオプション立体データの基準点の3次元座標値を作図平面に投影するなどして、当該基本形状立体データとオプション立体データに対応する基本形状平面データとオプション平面データの基準点の2次元座標値を取得する座標値取得手段を備えており、このようにして取得した基準点の2次元座標値に基づいて基本形状平面データとオプション平面データを配置することにより設備平面データを作成している。
以上説明したように、本実施形態の図面作成装置によれば次の効果を得ることができる。
(1)CADで作成した施工図に、ダウンロードしたUB平面図30bを自動的に配置することができる。
(2)CADで作成した施工図を元に作成した立体図に、ダウンロードしたUB立体図30aを自動的に配置することができる。
(3)施工図の浴室に入口が記載されていない場合であっても、配置したUB平面図30bに基づいて、UBのドアに対向する施工図の壁位置を自動的に検出し、検出した施工図の壁にドアサイズに対応した開口を自動的に形成することができる。
(4)施工図の浴室に、UBのドアと一致しないドアが記載されている場合には、当該施工図のドアと開口を自動的に消去することができる。
(5)UB平面図30bのドアに対応して開口処理をした施工図から作成した施工立体図の開口部に対して、設置したUB立体図30aのドア枠の幅を、施工立体図の隣室側の内法面から出るように拡幅しているので、建物とUBとの間に隙間が存在していても立体図上での隙間を隠すことができる。これにより、施工立体図で表現されている廊下や各室内などをウォークスルー表示(配置した視点位置と方向をマウスで移動することで、各視点位置と方向に応じて逐次画像を変化させる表示)をした場合にも、隙間が現れることなく実際の建築状況により近い自然な表示をすることができる。
(6)施工立体図の窓に対応する開口をUB立体図30aに設けることで、UB立体図30aを配置後の施工立体図において、UBの内側からの視線に対して窓を表示させることができる。
(7)更に、UB立体図30aに設けた開口に対して、施工立体図の窓枠の幅を拡張することで、UBと建物との間の隙間を隠すことができると共に、自然なウォークスルー表示を提供することができる。
2 図面作成装置
5 端末
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 通信制御装置
25 ディスプレイ
26 キーボード
27 マウス
28 記憶装置
281 プログラム
282 施工図DB
283 設備マスタ
30a UB立体図
30b UB平面図
31a、31b、312a、312b 壁
311a、311b 内法面
32a、32b ドア
321a ドア枠
33a、33b バスタブ
34a、34b カウンタ
40 施工図
41、411〜414 壁
42 浴室
43 ドア
44 窓
45 隣室
440、442 窓枠

Claims (10)

  1. 建物の施工図を取得する施工図取得手段と、
    前記建物に設置するユニットバスの平面図であるUB平面図を取得するUB図取得手段と、
    前記取得した施工図に、前記取得したUB平面図を配置する平面図配置手段と、
    前記ユニットバスに配置されるドアの情報に基づいて、当該ドアに対向する前記施工図の壁に対してドア表示を自動設定するドア設定手段と、
    を具備したことを特徴とする図面作成装置。
  2. 前記ドア設定手段は、前記ユニットバスの前記ドアと平行で、最も近い壁に前記ドア表示を自動設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の図面作成装置。
  3. 前記取得した施工図の浴室の壁にドア表示が存在する場合、当該施工図のドア表示を削除するドア削除手段と、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の図面作成装置。
  4. 前記ドア表示は、ドアに対応するドア開口部の表示とドアの表示である
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の図面作成装置。
  5. 前記UB図取得手段は、前記UB平面図に対応し、壁を含む前記ユニットバスの立体図であるUB立体図を取得し、
    前記施工図に対応した立体図である施工立体図を作成する施工立体図作成手段と、
    前記施工図に設定したドア開口部に対応する、前記施工立体図のドア開口部に対応して、前記UB立体図のドア枠の枠幅を拡張するドア枠拡張手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項4に記載の図面作成装置。
  6. 前記建物に配置される窓の情報に基づいて、当該窓に対向する前記UB立体図の壁に窓開口部を設ける窓開口手段と、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項5に記載の図面作成装置。
  7. 建物の施工図に対応する立体図である施工立体図を取得する施工立体図取得手段と、
    前記建物に設置するユニットバスの立体図であるUB立体図を取得するUB立体図取得手段と、
    前記取得した施工立体図に、前記取得したUB立体図を配置する立体図配置手段と、
    前記建物に配置される窓の情報に基づいて、当該窓に対向する前記UB立体図の壁に窓開口部を設ける窓開口手段と、
    を具備したことを特徴とする図面作成装置。
  8. 前記窓開口部に対応して、前記施工立体図の窓枠の枠幅を拡張する窓枠拡張手段と、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項6、又は請求項7に記載の図面作成装置。
  9. 建物の施工図を取得する施工図取得機能と、
    前記建物に設置するユニットバスの平面図であるUB平面図を取得するUB図取得機能と、
    前記取得した施工図に、前記取得したUB平面図を配置する平面図配置機能と、
    前記ユニットバスに配置されるドアの情報に基づいて、当該ドアに対向する前記施工図の壁に対してドア表示を自動設定するドア設定機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とする図面作成プログラム。
  10. 建物の施工図に対応する立体図である施工立体図を取得する施工立体図取得機能と、
    前記建物に設置するユニットバスの立体図であるUB立体図を取得するUB立体図取得機能と、
    前記取得した施工立体図に、前記取得したUB立体図を配置する立体図配置機能と、
    前記建物に配置される窓の情報に基づいて、当該窓に対向する前記UB立体図の壁に窓開口部を設ける開口機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とする図面作成プログラム。
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