JP2004126820A - レイアウト設計支援システム及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、室内の家具の可動範囲及び利用設備を利用する際に必要なスペースを考慮したレイアウト設計支援システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の課題は、部屋内のレイアウト設計を支援するレイアウト設計支援システムにおいて、可動範囲が付加された部品をイメージで表現する部品ピクチャがユーザによって間取図上に配置された配置位置に基づいて、周辺の部品とのぶつかりをチェックするぶつかりチェック処理手段と、上記ぶつかりチェック処理手段によるチェック結果を示す間取図を上記ユーザが使用するユーザ端末に表示させるチェック結果表示手段とを有するレイアウト設計支援システムによって達成される。
【選択図】 図3
【解決手段】本発明の課題は、部屋内のレイアウト設計を支援するレイアウト設計支援システムにおいて、可動範囲が付加された部品をイメージで表現する部品ピクチャがユーザによって間取図上に配置された配置位置に基づいて、周辺の部品とのぶつかりをチェックするぶつかりチェック処理手段と、上記ぶつかりチェック処理手段によるチェック結果を示す間取図を上記ユーザが使用するユーザ端末に表示させるチェック結果表示手段とを有するレイアウト設計支援システムによって達成される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内のレイアウト設計を支援するレイアウト設計支援システムに関し、特に、室内の家具の可動範囲及び利用設備を利用する際に必要なスペースを考慮したレイアウト設計支援システムを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の室内に家具等を配置するシステムとして、入居を予定しているユーザが、ユーザ端末上で、賃貸物件の3次元間取情報と家具又は照明の3次元情報をネットワークを介して抽出し、3次元的に合成した間取図を表示する技術があり、ユーザは現実感をもって入居後のレイアウトを3次元で検証することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−92126号公報(第3−6頁、第1図、図10)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のシステムにおいては、ユーザは、現実感をもって入居後のレイアウトを3次元で検証することができるが、家具の配置による使い勝手等の不具合を検出することができない。よって、従来のシステムで設計したレイアウトに従って、家具等を配置すると、家具間のスペースが十分でないため、家具の引き出し等の可動部が有効に利用できなかったり、壁面のスイッチ等の利用設備が家具によって隠れる等により生活がし難い等の問題点があった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、室内の家具の可動範囲及び利用設備を利用する際に必要なスペースを考慮したレイアウト設計支援システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、部屋内のレイアウト設計を支援するレイアウト設計支援システムにおいて、可動範囲が付加された部品をイメージで表現する部品ピクチャがユーザによって間取図上に配置された配置位置に基づいて、周辺の部品とのぶつかりをチェックするぶつかりチェック処理手段と、上記ぶつかりチェック処理手段によるチェック結果を示す間取図を上記ユーザが使用するユーザ端末に表示させるチェック結果表示手段とを有するように構成される。
【0007】
このようなレイアウト設計支援システムでは、ユーザが、実際に部屋に家具やコンセントやガスのホース口等の利用設備を示す部品を物理的に配置する必要なく、ユーザ端末上で、ユーザによって間取図上に配置された部品による不具合を事前にチェックすることができる。従って、レイアウト設計に基づいて、実際に部屋に部品を物理的に配置した際に、部品を使用するために必要となる可動範囲が確保される。また、コンセントなどの利用設備が不具合なく利用し易いように配置される。
【0008】
また、本発明は、上記ユーザ端末は、インターネットを介して上記レイアウト設計支援システムに接続されるように構成することができる。
【0009】
このようなレイアウト設計支援システムでは、インターネットを介してレイアウト設計を行うことができる。この場合、上記手段をインターネットを介してユーザ端末へダウンロードするようにしても良い。
【0010】
また、上記チェック結果表示手段は、上記チェック結果を示す間取図を平面画像又は立体画像で上記ユーザ端末に表示させるように構成することができる。
【0011】
このようなレイアウト設計支援システムでは、ぶつかりチェックの結果を平面画像又は立体画像による間取図によって示すことが可能となる。
【0012】
更に、上記部品の配置領域に追加される追加スペースであって、該部品の可動部毎に該部品に対して相対的に示す数値によって該追加スペースを管理する追加スペース管理テーブルと、上記追加スペース管理テーブルを参照して、上記可動範囲が付加された部品ピクチャを作成する部品ピクチャ作成手段とを有するように構成することができる。
【0013】
このようなレイアウト設計支援システムでは、追加スペース管理テーブルを参照して、上記可動範囲が付加された部品ピクチャが自動的に作成される。
【0014】
また、上記チェック結果表示手段は、上記ユーザが配置した部品の全てを上記間取図に表示する第一表示方法、該ユーザが配置した部品を全て非表示にして該間取図に表示する第二表示方法、該ユーザが選択した特定部品のみを該間取図に表示する第三表示方法、及び、該ユーザが選択した特定部品を他の部品の表示形式とは異なる表示形式にて表示させると共に、該ユーザが配置した部品を全て間取図に表示する第四表示方法のいずれかを、該ユーザによって選択された表示方法に従って、上記チェック結果を示す間取図を上記ユーザが使用する上記ユーザ端末に表示させるように構成することができる。
【0015】
このようなレイアウト設計支援システムでは、ユーザの所望する表示方法に基づいて間取図を表示することができるため、ユーザは、夫々の表示方法の特長を利用してレイアウト状態を解析することができる。
【0016】
また、上記課題を解決するため、本発明は、部屋内のレイアウト設計を支援するレイアウト設計支援方法において、可動範囲が付加された部品をイメージで表現する部品ピクチャがユーザによって間取図上に配置された配置位置に基づいて、周辺の部品とのぶつかりをチェックするぶつかりチェック処理手順と、上記ぶつかりチェック処理手順によるチェック結果を示す間取図を上記ユーザが使用するユーザ端末に表示させるチェック結果表示手順とを有するように構成される。
【0017】
上記課題を解決するための手段として、本発明は、上記レイアウト設計支援方法をコンピュータに行なわせるためのプログラムとすることもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
本発明の実施の一形態に係るレイアウト設計支援システム100は、サーバーコンピュータであって、例えば、図1に示すように構成される。図1は、レイアウト設計支援システムを利用したネットワーク構成を示す図である。図1より、レイアウト設計支援システム100は、複数のユーザ端末30とネットワーク25を介して接続される。各ユーザ端末30を利用するユーザは、レイアウト設計支援システム100にネットワーク25を介して接続し、レイアウト設計支援システム100から提供される画面によって、家具のレイアウトを行いたい部屋の間取りを入力したり、設置したい家具に関する家具情報を入力したり、家具情報に基づいて画像として表現される家具ピクチャを用いて部屋内に家具を配置したり、所望する視点位置から見た部屋内の3D(立体)を表示したりする。
【0020】
ネットワーク25は、インターネットであっても良い。そのように構成することによって、任意のユーザ端末30がレイアウト設計支援システム100に接続することができる。ユーザは、ネットワーク25を介してレイアウト設計支援システム100に接続して、レイアウト設計支援システム100に処理を行わせても良し、レイアウト設計支援システム100からレイアウトの設計を支援するレイアウト設計支援プログラムの全部又は一部をダウンロードしてユーザ端末30にてそのレイアウト設計支援プログラムを実行するようにしても良い。また、レイアウト設計支援システム100は、スタンドアロンとして利用するようにしても良い。
【0021】
このように、ユーザの家具配置による部屋内のレイアウトを支援するレイアウト設計支援システム100は、例えば、図2に示すようなハードウェア構成を有する。図2は、レイアウト設計支援システムのハードウェア構成を示す図である。レイアウト設計支援システム100は、CPU(中央処理装置)11、メモリユニット12、出力ユニット13、入力ユニット14、表示ユニット15、補助記憶装置16、ドライブユニット17及び通信ユニット18を有している。これらの各ユニット11、12、13、14、15、16、17及び18は、バスBに接続されている。
【0022】
CPU11は、メモリユニット12に格納されたプログラムに従ってレイアウト設計支援システム100を制御すると共に、後述するようなレイアウト設計支援システム100での処理を行う。メモリユニット12は、RAM及びROMにて構成され、CPU11にて実行されるレイアウト設計支援プログラム、CPU11での処理に必要なデータ、CPU11での処理にて得られたデータ等を格納する。また、メモリユニット12の一部の領域が、CPU11での処理に利用されるワークエリアとして割り付けられている。
【0023】
出力ユニット13は、プリンター等を有し、処理結果或いは指定された情報を出力する。入力ユニット14は、マウス、キーボード等を有し、レイアウト設計支援システム100の管理者が後述するようなレイアウト設計支援システム100での処理を行なうための必要な各種情報を入力するために用いられる。表示ユニット16は、CPU11の制御のもとに管理者に必要な各種情報を表示する。
【0024】
補助記憶装置16は、例えば、ハードディスクユニットにて構成され、後述される各種データベース(DB)と、各処理を実現するプログラム等とを格納する。
【0025】
レイアウト設計支援処理に係るプログラムは、CD−ROM等の記録媒体20によってレイアウト設計支援システム100に提供される。即ち、レイアウト設計支援処理に係るプログラムが保存された記録媒体20がドライブユニット17にセットされると、ドライブユニット17が記録媒体20から当該プログラムを読み出し、その読み出されたプログラムがバスBを介して補助記憶装置16にインストールされる。そして、このレイアウト設計支援処理が起動されると、補助記憶装置16にインストールされた当該プログラムに従ってCPU11がその処理を開始する。尚、当該プログラムを格納する媒体として記録媒体20に限定するものではなく、コンピュータが読み取り可能な媒体であればよい。
【0026】
レイアウト設計支援システム100とデータ通信を行うユーザ端末30は、上記同様のハードウェア構成を有するパーソナルコンピュータ等である。
【0027】
図3は、レイアウト設計支援システムの機能構成例を示す図である。図3より、レイアウト設計支援システム100は、設置した家具及び電気、ガス等を利用するためのコンセント、ガス管の差込口等の利用設備がぶつかっていないか否かをチェックするぶつかりチェック処理部110と、部屋の間取りを入力する間取入力処理部121と、設置する家具に関する家具情報を入力する家具情報入力処理部122と、家具情報に基づいて画像で表現される家具ピクチャを部屋に配置する家具ピクチャ配置処理部123と、ユーザによって指定された視点位置からの3D(立体画像)を表示する3D表示処理部124と、間取入力処理部121によって入力された間取に関する間取情報を管理する間取入力DB131と、家具ピクチャを管理する家具ピクチャDB132と、予め用意された複数の家具を示す家具ピクチャをツールとして管理する家具ツールDB133と、家具ピクチャ配置処理部123によって配置された家具ピクチャの配置情報を管理する家具配置DB134と、ぶつかりチェック処理部110の処理結果を示す部屋のレイアウトを管理するルームレイアウトDB135と、各家具及び各利用設備を利用するために必要なスペースを算定するために参照されるスペース算定テーブル141とを有する。
【0028】
レイアウト設計支援システム100において、間取入力処理部121、家具情報入力処理部122、家具ピクチャ配置処理部123、3D表示処理部124の順に処理が実行される。ぶつかりチェック処理部110は、家具ピクチャ配置処理部123による平面上で家具及び利用設備のぶつかり状態を判断するために実行される。また、ぶつかりチェック処理部110は、3D表示処理部124による3Dで家具及び利用設備のぶつかり状態を判断するために実行される。更に、本発明は、上記処理の順に限定されるものではない。例えば、ユーザが既に入力した間取、家具情報、又は家具ピクチャの配置を変更したい場合には、ユーザによって各処理部121〜124を実行可能とするようにしても良い。
【0029】
図4は、データベースの相関図である。図4において、家具ピクチャDB132は、家具3次元画像データ、家具平面画像データ、寸法、重量、名称、カテゴリー、家具可動部等の項目を有する。家具ツールDB133は、名称、設置済み(例えば、「0」)又は未設置(例えば、「1」)を示す設置フラグ、設置場所等の項目を有する。家具配置DB134は、名称、座標、向き等の項目を有する。これら3つのデータベースは、一意に設定される「名称」を主キーとして関連付けされている。
【0030】
間取情報入力処理部121による間取情報入力処理について説明する。図5は、間取情報入力処理を説明するフローチャート図である。図5において、ユーザ端末30に部屋の間取の作成画面を提供し、部屋の間取に関する間取情報を取得する(ステップS11)。ユーザは、部屋の間取の作成画面で、大まかな間取図を作成する。更に、ユーザから部屋タイプを取得する(ステップS12)。例えば、ユーザに5尺8寸×2尺9寸(つまり、1,757mm×879mm)の江戸間か、6尺3寸×3尺1寸5分(つまり、1,909mm×954mm)の京間か、洋室かのいずれかを選択させる。ステップS11で取得した間取情報に基づいて、ユーザから各部屋の名前を取得する(ステップS13)。更に、より正確に間取情報を設定するために、ステップS11で作成した間取図をユーザ端末30に提供し、ユーザから間取サイズを取得する(ステップS14)。部屋毎の部屋サイズをユーザ端末30に提供する(ステップS15)。次に、コンセント、照明スイッチ、電話の引き込み口、ガスのホース口等の利用設備の配置処理を行い(P20)、間取情報入力処理部121は、間取情報入力処理を終了する。
【0031】
上記間取情報入力処理にて提供される画面例及び利用設備の配置処理P20について説明する。先ず、図5に示すステップS11にてユーザ端末30に提供される部屋の間取の作成画面を利用した間取の作成方法について説明する。図6は、部屋の間取の作成画面の例を示す図である。図6に示す部屋の間取の作成画面において、間取部品選択域11−1は、例えば、ガラス戸、ふすま、ドア等の選択可能な間取に必要な部品を表示し、描写選択域11−2は、点描写、外枠作成、線描写等の間取作成時の選択可能な描写のタイプを示す。
【0032】
ユーザは、「点描写」をクリックして外枠の角になる部分をクリックして作成し、「外枠作成」をクリックすることによって外枠を作成する。この場合、例えば、角の部分が4つの丸印11−3で表示され、4つの丸印11−3をつなぐ4本の直線11−4によって外枠が作成される。ユーザは、また、間取部品選択域11−1から例えば「ドア」を選択して、配置したい場所をクリックすると、ドア11−5が表示される。更に、ユーザは、「線描写」をクリックして、クリックした始点から終点へドラッグすることによって部屋の間仕切り11−6を作成することができる。また、ユーザは、間取部品選択域11−1で「ガラス戸」をクリックし、配置を指定することによって、ガラス戸11−7が作成される。図6において、マウス等で始点から終点へドラッグしている様子がマウスポインタ26で示される。
【0033】
図5に示すステップS13でユーザ端末30に提供される部屋の名前入力画面について説明する。図7は、部屋の名前入力画面の例を示す図である。図7に示される部屋の名前入力画面において、間仕切りされた部屋の個数に応じて名前の入力域13−1〜13−mが表示される。ユーザは、入力域13−1〜13−mにユーザが選んだ部屋の名前を入力する。入力域13−1には「キッチン」、入力域13−2には「書斎」、入力域13−3には「ベッドルーム」、入力域13−4には「リビング」等がユーザによって入力される。
【0034】
図5に示すステップS14でユーザ端末30に提供される間取サイズ作成画面を利用した間取サイズの入力方法について説明する。図8は、間取サイズ作成画面の例を示す図である。図8に示す間取図において、ユーザは、所望する壁をクリックして、その壁の長さを入力する。ユーザが、例えば、壁14−1又はその近傍をクリックすると、ボックス14−2が現れ、ボックス14−2に寸法を入力する。
【0035】
図5に示すステップS15でユーザ端末30に提供される部屋サイズ表示画面について説明する。図9は、部屋サイズ表示画面の例を示す図である。図9にしめされるへやサイズ表示画面において、全ての部屋の名前を示す表示域14−1と、幅を編集可能とする幅編集域14−2と、幅の単位を表示する表示域14−3と、幅の単位を選択可能とする選択域14−4と、奥行きを編集可能する奥行き編集域14−5と、奥行きの単位を表示する14−6と、奥行きの単位を選択可能とする選択域14―7とが表示される。部屋サイズ表示画面が表示される際には、ステップS14にてユーザが入力した間取サイズが夫々の領域に表示され、それらを参照して、ユーザは、直接編集域14−2及び14−5を編集することができる。同様にして、夫々の単位を選択域14−4及び14−6から選択することができる。ユーザは、例えば、キッチンの幅として「300」cm、奥行きとして「200」cmを設定する。
【0036】
次に、図5に示す利用設備の配置処理P20について説明する。図10は、利用設備の配置処理を説明するフローチャート図である。図10において、利用設備の配置処理P20は、部屋のリストを示す画面G31をユーザ端末30に表示し、ユーザが画面G31から選択した部屋の名前を取得する(ステップS21)。また、利用設備の配置処理P20は、ユーザが選択した部屋内に利用設備を配置する座標又は壁をユーザから取得する(ステップS22)。例えば、座標を入力するための画面G32をユーザ端末30に表示し、ユーザから所望する配置するための座標を取得するようにすれば良い。続けて、利用設備の配置処理P20は、利用設備のカテゴリーリストを示す画面G33をユーザ端末30に表示し、ユーザが所望する利用設備のカテゴリーを取得する(ステップS23)。画面G33は、例えば、利用設備として、コンセント、照明スイッチ、電話引き込み、ガスのホース口、(手入力ができる)等のカテゴリーの一覧を表示する。ユーザが「(手入力ができる)」を選択した場合、ユーザによって手入力ができる入力画面が表示される。この場合、ユーザは、「コンセント」を利用設備として選択したとする。
【0037】
利用設備の配置処理P20は、ユーザから利用設備として「コンセント」を取得すると、「終了」又は「再設定」の選択をするための画面G34をユーザ端末30に表示する(ステップS24)。ユーザが、ユーザ端末30に表示された画面G34から「終了」ボタン又は「再設定」ボタンのいずれかをクリックする。利用設備の配置処理P20は、ユーザが「終了」を選択したか否かを判断する(ステップS24)。ユーザが「終了」を選択しなかった場合、つまり、「再設定」を選択した場合、利用設備の配置処理P20はステップS21へ戻り、再度画面G31をユーザ端末30に表示する。一方、ユーザが「終了」を選択した場合、家具配置DB134にユーザが選択した利用設備を登録する(ステップS26)。この場合、画面G33でユーザによって選択された「コンセント」が登録される。利用設備の配置処理P20は、利用設備の配置を示す部屋レイアウトをユーザ端末30に表示する(ステップS27)。部屋レイアウトは、例えば、画面G35のようにユーザ端末30に表示される。画面G35において、○印が「コンセント」を示す。このような画面G35によって、ユーザは、コンセントがどのように配置されたかを確認することができる。
【0038】
図3に示す家具情報入力処理部122による家具情報入力処理を説明する。図11は、家具情報入力処理を説明するフローチャート図である。家具情報入力処理122は、家具写真データを作成し(ステップS41)、その家具写真データに基づいて家具の寸法を計測する(ステップS42)。更に、家具情報入力処理122は、その家具のユーザが使用する際の可動範囲を、スペース算定テーブル141を参照して確保する(ステップS43)。そして、家具の寸法と確保した可動範囲を家具ピクチャDB132に登録し(ステップS44)、更に、家具ピクチャDB132を家具ツールDB133と家具配置DB134とに取り込み、家具情報入力処理を終了する。
【0039】
図11に示すステップS41の家具写真データの作成において、例えば、ユーザは、デジタルカメラ等を用いて、配置したい家具の写真を撮り、ユーザ端末30に取り込む。そして、ユーザは、家具の名称、重量、寸法等の情報を入力する。レイアウト設計支援システム100は、取り込まれた家具写真データに対して、図11のステップS42からS43を実行し、更にステップS44にて、家具の可動範囲を示す確保スペース31を家具写真データに付加させた情報家具ピクチャ29を家具ピクチャとして家具ピクチャDB132に登録する。或いは、ステップS41において、ユーザがレイアウト設計支援システム100にて予め登録されている家具ピクチャを選択して、更にステップS42において、家具の名称、重量、寸法等の情報を入力するようにしても良い。
【0040】
図12は、スペース算定テーブルの例を示す図である。図12において、スペース算定テーブルは、家具に付属する引出しや扉の可動範囲を可動部の種類と家具の寸法から算出するためのテーブルであって、家具可動部、適用家具カテゴリー、幅、長さ、高さで示される必要な追加寸法等の項目を有する。家具可動部として、例えば、引き戸、両開き、片開き、引出し、上蓋、スイッチ、電灯線プラグ等が設定される。適用家具カテゴリーは、家具可動部毎に適用される家具のカテゴリーが1つ以上設定される。例えば、家具可動部「引き戸」の場合、適用家具カテゴリー「食器棚、たんす、書庫」が設定される。必要な追加寸法は、両開きの扉を有する家具は、家具の幅2分の1の寸法が奥行き方向及び家具の側面方向に追加であることを示し、引き戸を有する家具は追加の寸法が必要ないことを示す。
【0041】
本実施例において、「スイッチ」や「コンセント」も家具として扱っている。また、家具可動部として「電灯線プラグ」は、実際は家具の可動部ではないが、家具使用時に必要となるスペースという意味で同様に扱うことができる。
【0042】
図13は、家具ピクチャDBのデータ構成の例を示す図である。図13に示す家具ピクチャDB132は、名称、カテゴリー、立体3D、平面、寸法(W・L・H)、重量、必要スペース(幅、奥行き、高さ)、家具可動部等の項目を有する。名称及び寸法は、ユーザによって設定可能である。また、予めレイアウト設計支援システム100にて用意した家具ピクチャに寸法のみをユーザが設定するようにしても良い。タンス、机などの引出し、観音扉等の扉がある家具に必要な人のスペースの度合いを示す安全係数に基づいて、例えば、引出しには奥行きの2倍、観音開きには幅に2分の1を掛けるなど、ユーザによって設定された数値又はデフォルト値を自動的に必要な確保スペースを計算する。その際、「客用テーブル」のような角がない家具は直方体で近似する。
【0043】
図3に示す家具ピクチャ配置処理123による家具ピクチャ配置処理を説明する。図14は、家具ピクチャ配置処理を説明するフローチャート図である。家具ピクチャ配置処理123は、ぶつかりチェック処理部110を実行して、ぶつかり状態を取得する(処理P80)。表示方法の選択画面をユーザ端末30に提供し、ユーザが選択した表示方法を取得する(ステップS52)。ユーザから取得した表示方法が、通常表示か否かを判断する(ステップS53)。通常表示の場合、ユーザ端末30に配置した家具を全て表示した間取図を表示する。一方、通常表示でない場合、ステップS55へ進む。
【0044】
ステップS55において、ユーザから取得した表示方法が、非表示か否かを判断する(ステップS55)。非表示の場合、ユーザ端末30に家具を全て非表示にした間取図を表示する(ステップS56)。一方、非表示でない場合、ステップS57へ進む。
【0045】
ステップS57において、ユーザから取得した表示方法が、ピクチャ強調表示か否かを判断する(ステップS58)。ピクチャ強調表示の場合、選択可能なカテゴリーのリストを示す強調表示スイッチをユーザ端末30に表示し、強調表示スイッチからユーザが選択したカテゴリーを少なくとも1つ取得する(ステップS58)。ユーザ端末30にユーザが選択したカテゴリーのみを表示した間取図を表示する(ステップS59)。一方、ピクチャ強調表示でない場合、ステップS60へ進む。
【0046】
ステップS60において、ユーザから取得した表示方法が、ピクチャサーチか否かを判断する(ステップS58)。ピクチャサーチの場合、選択可能なカテゴリーのリストを示す強調表示スイッチをユーザ端末30に表示し、強調表示スイッチからユーザが選択したカテゴリーを少なくとも1つ取得する(ステップS61)。ユーザが選択したカテゴリーを赤く点滅させて配置した家具を全て表示した的リ図をユーザ端末30に表示して(ステップS62)、家具ピクチャ配置処理123は処理を終了する。一方、ピクチャサーチでない場合、家具ピクチャ配置処理123は処理を終了する。
【0047】
図15は、表示方法の選択画面の例を示す図である。図15に示す表示方法の選択画面において、配置した家具を全て表示するための通常表示ボタン45と、配置した家具を全て非表示にする非表示ボタン46と、強調表示スイッチのから選択したコンセントや家具ピクチャ等のカテゴリーのみを表示するためのピクチャ強調表示ボタン47と、強調表示スイッチのから選択したコンセントや家具ピクチャ等のカテゴリーを赤く点滅させて、配置した家具を全て表示するためのピクチャサーチ48とが表示される。例えば、強調表示スイッチにてコンセントを選択すると、コンセントの位置が赤く点滅するため、電化製品の配置時に役立つ。
【0048】
図16は、強調表示スイッチの例を示す図である。強調表示スイッチは、ユーザが図15に示す表示方法の選択画面からピクチャ強調表示ボタン47又はピクチャサーチボタン48をクリックした場合にユーザ端末30に表示される。この場合、ユーザがピクチャサーチボタン48をクリックし、表示された強調表示スイッチから強調させたいカテゴリーとして「コンセント」と「棚」を選択すると、図17に示すような間取図がユーザ端末30に表示される。
【0049】
図17は、ピクチャサーチを選択した場合の表示例を示す図である。図17において、ユーザが選択した「コンセント」と「棚」が赤く点滅して表示される部分として斜線で示される。○印が「コンセント」を示し、長方形が「棚」を示す。このように表示されることによって、棚の配置をコンセントの配置に合せて配置させるようにすることができる。
【0050】
例えば、図11のステップS41における家具写真データの作成時等に、ユーザから取得した部屋の名称は、家具ツールDB133及び家具配置DB134に反映される。家具ツールDB133は、例えば、図18に示すようにデータが構成される。図18は、家具ツールDBのデータ構成の例を示す図である。図18に示す家具ツールDB133は、カテゴリー、名称、設置場所、設置済み等の項目を有する。例えば、カテゴリー「冷蔵庫」のユーザが決定した名称「冷蔵庫」は、設置済「1」によって「キッチン」に設置されたことを示す。設置済項目は、設置場所に設置したことを示す場合に「1」で示され、まだ、設置していない場合に「0」で示される。
【0051】
このような家具ツールDB133に基づいて、家具を配置する方法を説明する。図19は、家具ツールからドラッグして家具を配置する例を示す図である。図19において、ユーザ端末30には、家具ツールDB133に基づいて生成された家具ツール50と、配置用の間取図51とが表示される。家具ツール50には、家具ツールDB133の設置済が「0」に対応する家具ピクチャが表示される。尚、表示される各家具ピクチャにおいて、家具の可動範囲は家具本体の周辺に点線にて示される。例えば、ユーザが長テーブルを配置用の間取図51上の所望する位置にマウスでドラッグして配置すると、長テーブルの家具ツールDB133の設置済が「1」に変更される。このようにして、配置された家具の配置情報は、家具配置DB134にて管理される。
【0052】
図20は、家具配置DBのデータ構成例を示す図である。図20に示す家具配置DB134は、家具の名称、配置された部屋を示す配置部屋、横・縦・高さで示される配置座標、家具の向き等の項目を有する。家具配置DB134において、配置座標は、配置された家具の原点が置かれた位置を示し、向きは、家具ピクチャを正面に向けて配置したときを向き0°として、−180°から180°で表現される。例えば、名称「食器棚▲2▼」は、キッチンに配置され、その配置座標は、横、縦、高さが155、122、0、向きが−90°であることが示される。
【0053】
配置座標及び向きについて図21で説明する。図21は、家具の配置座標の例を示す図である。図21において、家具ピクチャDB132で管理されるタンス41を例とすると、タンス41の前面の左下の角を原点P20と定義する。そのタンス41をベッドルーム42に配置した場合、ベッドルーム41の原点P10からタンスの原点P20の位置は、横200mm、縦100mm、高さ0mmとなる。向きは、タンス41の原点P20を向き(回転角)の中心として、タンス41の正面の右下の角の回転角で示される。この場合、−90°として表される。
【0054】
図22は、ぶつかりチェックの処理結果を平面図で表示する画面例を示す図である。図22において、ぶつかりチェック処理部110による処理結果を平面図で表示する場合、例えば、画面上に家具同士及び家具の可動範囲同士がぶつかる箇所に「チェック!」が赤く点滅して表示される。例えば、チェック61の場合、冷蔵庫の扉を開いたときに食器棚▲1▼にぶつかる事を示している。また、ソファー▲1▼と客用テーブルの可動範囲のぶつかりを示している。ユーザは、このように家具本体と可動範囲とが区別されて表示されることによって、家具本体がぶつかるのか、家具の可動部範囲がぶつかるのかを知ることができる。したがって、家具の可動部範囲がぶつかる場合、配置を変えたり、ユーザの家具の利用方法によっては、可動範囲のぶつかりが問題ない場合は、そのままの配置にしておく等の判断をユーザが行うことができる。
【0055】
次に、3D表示処理部124による3D表示処理について説明する。図23は、3D表示処理を説明するフローチャート図である。図23において、ユーザ端末30に視点位置の指定を可能とする間取図を表示し、ユーザがマウスでクリックすることによって指定した視点位置を取得し(ステップS71)、ぶつかりチェック処理部110を実行することによって、その視点位置から見える立体図におけるぶつかりチェックを行う(処理P80)。ぶつかりチェックの処理結果を示す立体画像をユーザ端末30に表示する(ステップS72)。
【0056】
図24は、指定された始点位置から見た立体図の表示例を示す図である。図23のステップS71にてユーザ端末30に表示された間取図上で、ユーザが視点位置をマウスでクリックすることによって指定すると、図24に示されるようなユーザが指定した視点位置から見た立体図がユーザ端末30に表示される。図24において、ぶつかりチェックの処理結果が、例えば、チェック55から57で示され、「扉のスペースが足りません」、「照明スイッチが隠れます」、「壁幅残り2.5mです」等のメッセージが表示される。
【0057】
ぶつかりチェック処理部110によるぶつかりチェック処理を図25で説明する。図25は、ぶつかりチェック処理を説明するフローチャート図である。図25において、ぶつかりチェック処理部110は、室内65の3次元座標の原点を決定し(ステップS81)、室内65に格子点(x、y、z)を設定する(ステップS82)。室内65に配置されている家具に座標を割り当てる(ステップS83)。
【0058】
全ての家具に座標を割当済みか否かを判断する(ステップS84)。全ての家具に座標を割当済みでない場合、ステップS83へ戻る。全ての家具に座標を割当済みの場合、家具を1つ選択し(ステップS85)、全ての家具を処理済みか否かを判断する(ステップS86)。全ての家具を処理済みでない場合、配置された家具及び可動範囲の内部になる全格子点を算出する(ステップS87)。更に、内部の格子点をx、y、zの順でソートして(ステップS88)、ステップS85へ戻る。一方、全ての家具を処理済みの場合、同一格子点を持つ家具の組み合せを見つける(ステップS89)。更に、同一格子点の座標と家具の組み合せの情報を保存する(ステップS90)。
【0059】
このようなぶつかりチェック処理部110の処理によって、図22及び図24に示されるように、家具がぶつかる箇所又は可動範囲が重なる箇所に「チェック!」又はその状態を示すメッセージの表示を行うことができる。従って、ユーザは、実際に家具を物理的に部屋内に配置する前に、レイアウト設計支援システム100を利用することによって、単なる家具の配置のみならず、可動範囲を考慮した家具の配置を平面画像及び立体画像を参照することによって検証することができる。
【0060】
上記実施例により、ユーザの環境に合せた仮想空間を実現することができる。ユーザの部屋の間取を立体画像に加工して提供し、実際の居住スペースの余空間や雰囲気などをわかり易く表現することができる。
【0061】
また、家具配置時は、家具によってふさがってしまうコンセント、電話線の取り込み口、壁面のスイッチ、開閉に支障が出るドア、家具の陰になる窓等を赤色で点滅表示することによって、ユーザは、問題点を事前に検証することができる。また、タンスの扉が開いたときの必要なスペースを確保スペースとして表示するため、ユーザは容易に必要なスペースを考慮した家具の配置を行うことができる。更に、家具の向きが壁側を向いて配置されていたり、人の入り込むスペースが必要な場合に配慮するなど、現実的な配置情報を提供することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、本願発明によれば、ユーザは、実際に家具を部屋内に物理的に配置する前に、可動範囲を考慮した家具の配置を平面画像及び立体画像を参照することによって行うことができる。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】レイアウト設計支援システムを利用したネットワーク構成を示す図である。
【図2】レイアウト設計支援システムのハードウェア構成を示す図である。
【図3】レイアウト設計支援システムの機能構成例を示す図である。
【図4】データベースの相関図である。
【図5】間取情報入力処理を説明するフローチャート図である。
【図6】部屋の間取の作成画面の例を示す図である。
【図7】部屋の名前入力画面の例を示す図である。
【図8】間取サイズ作成画面の例を示す図である。
【図9】部屋サイズ表示画面の例を示す図である。
【図10】利用設備の配置処理を説明するフローチャート図である。
【図11】家具情報入力処理を説明するフローチャート図である。
【図12】スペース算定テーブルの例を示す図である。
【図13】家具ピクチャDBのデータ構成の例を示す図である。
【図14】家具ピクチャ配置処理を説明するフローチャート図である。
【図15】表示方法の選択画面の例を示す図である。
【図16】強調表示スイッチの例を示す図である。
【図17】ピクチャサーチを選択した場合の表示例を示す図である。
【図18】家具ツールDBのデータ構成の例を示す図である。
【図19】家具ツールからドラッグして家具を配置する例を示す図である。
【図20】家具配置DBのデータ構成例を示す図である。
【図21】家具の配置座標の例を示す図である。
【図22】ぶつかりチェックの処理結果を平面図で表示する画面例を示す図である。
【図23】3D表示処理を説明するフローチャート図である。
【図24】指定された始点位置から見た立体図の表示例を示す図である。
【図25】ぶつかりチェック処理を説明するフローチャート図である。
【符号の説明】
30 ユーザ端末
100 レイアウト設計支援システム
110 ぶつかりチェック処理部
121 間取入力処理部
122 家具情報入力処理部
123 家具ピクチャ配置処理部
124 3D表示処理部124
131 間取入力DB
132 家具ピクチャDB
133 家具ツールDB
134 家具配置DB
135 ルームレイアウト
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内のレイアウト設計を支援するレイアウト設計支援システムに関し、特に、室内の家具の可動範囲及び利用設備を利用する際に必要なスペースを考慮したレイアウト設計支援システムを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の室内に家具等を配置するシステムとして、入居を予定しているユーザが、ユーザ端末上で、賃貸物件の3次元間取情報と家具又は照明の3次元情報をネットワークを介して抽出し、3次元的に合成した間取図を表示する技術があり、ユーザは現実感をもって入居後のレイアウトを3次元で検証することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−92126号公報(第3−6頁、第1図、図10)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のシステムにおいては、ユーザは、現実感をもって入居後のレイアウトを3次元で検証することができるが、家具の配置による使い勝手等の不具合を検出することができない。よって、従来のシステムで設計したレイアウトに従って、家具等を配置すると、家具間のスペースが十分でないため、家具の引き出し等の可動部が有効に利用できなかったり、壁面のスイッチ等の利用設備が家具によって隠れる等により生活がし難い等の問題点があった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、室内の家具の可動範囲及び利用設備を利用する際に必要なスペースを考慮したレイアウト設計支援システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、部屋内のレイアウト設計を支援するレイアウト設計支援システムにおいて、可動範囲が付加された部品をイメージで表現する部品ピクチャがユーザによって間取図上に配置された配置位置に基づいて、周辺の部品とのぶつかりをチェックするぶつかりチェック処理手段と、上記ぶつかりチェック処理手段によるチェック結果を示す間取図を上記ユーザが使用するユーザ端末に表示させるチェック結果表示手段とを有するように構成される。
【0007】
このようなレイアウト設計支援システムでは、ユーザが、実際に部屋に家具やコンセントやガスのホース口等の利用設備を示す部品を物理的に配置する必要なく、ユーザ端末上で、ユーザによって間取図上に配置された部品による不具合を事前にチェックすることができる。従って、レイアウト設計に基づいて、実際に部屋に部品を物理的に配置した際に、部品を使用するために必要となる可動範囲が確保される。また、コンセントなどの利用設備が不具合なく利用し易いように配置される。
【0008】
また、本発明は、上記ユーザ端末は、インターネットを介して上記レイアウト設計支援システムに接続されるように構成することができる。
【0009】
このようなレイアウト設計支援システムでは、インターネットを介してレイアウト設計を行うことができる。この場合、上記手段をインターネットを介してユーザ端末へダウンロードするようにしても良い。
【0010】
また、上記チェック結果表示手段は、上記チェック結果を示す間取図を平面画像又は立体画像で上記ユーザ端末に表示させるように構成することができる。
【0011】
このようなレイアウト設計支援システムでは、ぶつかりチェックの結果を平面画像又は立体画像による間取図によって示すことが可能となる。
【0012】
更に、上記部品の配置領域に追加される追加スペースであって、該部品の可動部毎に該部品に対して相対的に示す数値によって該追加スペースを管理する追加スペース管理テーブルと、上記追加スペース管理テーブルを参照して、上記可動範囲が付加された部品ピクチャを作成する部品ピクチャ作成手段とを有するように構成することができる。
【0013】
このようなレイアウト設計支援システムでは、追加スペース管理テーブルを参照して、上記可動範囲が付加された部品ピクチャが自動的に作成される。
【0014】
また、上記チェック結果表示手段は、上記ユーザが配置した部品の全てを上記間取図に表示する第一表示方法、該ユーザが配置した部品を全て非表示にして該間取図に表示する第二表示方法、該ユーザが選択した特定部品のみを該間取図に表示する第三表示方法、及び、該ユーザが選択した特定部品を他の部品の表示形式とは異なる表示形式にて表示させると共に、該ユーザが配置した部品を全て間取図に表示する第四表示方法のいずれかを、該ユーザによって選択された表示方法に従って、上記チェック結果を示す間取図を上記ユーザが使用する上記ユーザ端末に表示させるように構成することができる。
【0015】
このようなレイアウト設計支援システムでは、ユーザの所望する表示方法に基づいて間取図を表示することができるため、ユーザは、夫々の表示方法の特長を利用してレイアウト状態を解析することができる。
【0016】
また、上記課題を解決するため、本発明は、部屋内のレイアウト設計を支援するレイアウト設計支援方法において、可動範囲が付加された部品をイメージで表現する部品ピクチャがユーザによって間取図上に配置された配置位置に基づいて、周辺の部品とのぶつかりをチェックするぶつかりチェック処理手順と、上記ぶつかりチェック処理手順によるチェック結果を示す間取図を上記ユーザが使用するユーザ端末に表示させるチェック結果表示手順とを有するように構成される。
【0017】
上記課題を解決するための手段として、本発明は、上記レイアウト設計支援方法をコンピュータに行なわせるためのプログラムとすることもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
本発明の実施の一形態に係るレイアウト設計支援システム100は、サーバーコンピュータであって、例えば、図1に示すように構成される。図1は、レイアウト設計支援システムを利用したネットワーク構成を示す図である。図1より、レイアウト設計支援システム100は、複数のユーザ端末30とネットワーク25を介して接続される。各ユーザ端末30を利用するユーザは、レイアウト設計支援システム100にネットワーク25を介して接続し、レイアウト設計支援システム100から提供される画面によって、家具のレイアウトを行いたい部屋の間取りを入力したり、設置したい家具に関する家具情報を入力したり、家具情報に基づいて画像として表現される家具ピクチャを用いて部屋内に家具を配置したり、所望する視点位置から見た部屋内の3D(立体)を表示したりする。
【0020】
ネットワーク25は、インターネットであっても良い。そのように構成することによって、任意のユーザ端末30がレイアウト設計支援システム100に接続することができる。ユーザは、ネットワーク25を介してレイアウト設計支援システム100に接続して、レイアウト設計支援システム100に処理を行わせても良し、レイアウト設計支援システム100からレイアウトの設計を支援するレイアウト設計支援プログラムの全部又は一部をダウンロードしてユーザ端末30にてそのレイアウト設計支援プログラムを実行するようにしても良い。また、レイアウト設計支援システム100は、スタンドアロンとして利用するようにしても良い。
【0021】
このように、ユーザの家具配置による部屋内のレイアウトを支援するレイアウト設計支援システム100は、例えば、図2に示すようなハードウェア構成を有する。図2は、レイアウト設計支援システムのハードウェア構成を示す図である。レイアウト設計支援システム100は、CPU(中央処理装置)11、メモリユニット12、出力ユニット13、入力ユニット14、表示ユニット15、補助記憶装置16、ドライブユニット17及び通信ユニット18を有している。これらの各ユニット11、12、13、14、15、16、17及び18は、バスBに接続されている。
【0022】
CPU11は、メモリユニット12に格納されたプログラムに従ってレイアウト設計支援システム100を制御すると共に、後述するようなレイアウト設計支援システム100での処理を行う。メモリユニット12は、RAM及びROMにて構成され、CPU11にて実行されるレイアウト設計支援プログラム、CPU11での処理に必要なデータ、CPU11での処理にて得られたデータ等を格納する。また、メモリユニット12の一部の領域が、CPU11での処理に利用されるワークエリアとして割り付けられている。
【0023】
出力ユニット13は、プリンター等を有し、処理結果或いは指定された情報を出力する。入力ユニット14は、マウス、キーボード等を有し、レイアウト設計支援システム100の管理者が後述するようなレイアウト設計支援システム100での処理を行なうための必要な各種情報を入力するために用いられる。表示ユニット16は、CPU11の制御のもとに管理者に必要な各種情報を表示する。
【0024】
補助記憶装置16は、例えば、ハードディスクユニットにて構成され、後述される各種データベース(DB)と、各処理を実現するプログラム等とを格納する。
【0025】
レイアウト設計支援処理に係るプログラムは、CD−ROM等の記録媒体20によってレイアウト設計支援システム100に提供される。即ち、レイアウト設計支援処理に係るプログラムが保存された記録媒体20がドライブユニット17にセットされると、ドライブユニット17が記録媒体20から当該プログラムを読み出し、その読み出されたプログラムがバスBを介して補助記憶装置16にインストールされる。そして、このレイアウト設計支援処理が起動されると、補助記憶装置16にインストールされた当該プログラムに従ってCPU11がその処理を開始する。尚、当該プログラムを格納する媒体として記録媒体20に限定するものではなく、コンピュータが読み取り可能な媒体であればよい。
【0026】
レイアウト設計支援システム100とデータ通信を行うユーザ端末30は、上記同様のハードウェア構成を有するパーソナルコンピュータ等である。
【0027】
図3は、レイアウト設計支援システムの機能構成例を示す図である。図3より、レイアウト設計支援システム100は、設置した家具及び電気、ガス等を利用するためのコンセント、ガス管の差込口等の利用設備がぶつかっていないか否かをチェックするぶつかりチェック処理部110と、部屋の間取りを入力する間取入力処理部121と、設置する家具に関する家具情報を入力する家具情報入力処理部122と、家具情報に基づいて画像で表現される家具ピクチャを部屋に配置する家具ピクチャ配置処理部123と、ユーザによって指定された視点位置からの3D(立体画像)を表示する3D表示処理部124と、間取入力処理部121によって入力された間取に関する間取情報を管理する間取入力DB131と、家具ピクチャを管理する家具ピクチャDB132と、予め用意された複数の家具を示す家具ピクチャをツールとして管理する家具ツールDB133と、家具ピクチャ配置処理部123によって配置された家具ピクチャの配置情報を管理する家具配置DB134と、ぶつかりチェック処理部110の処理結果を示す部屋のレイアウトを管理するルームレイアウトDB135と、各家具及び各利用設備を利用するために必要なスペースを算定するために参照されるスペース算定テーブル141とを有する。
【0028】
レイアウト設計支援システム100において、間取入力処理部121、家具情報入力処理部122、家具ピクチャ配置処理部123、3D表示処理部124の順に処理が実行される。ぶつかりチェック処理部110は、家具ピクチャ配置処理部123による平面上で家具及び利用設備のぶつかり状態を判断するために実行される。また、ぶつかりチェック処理部110は、3D表示処理部124による3Dで家具及び利用設備のぶつかり状態を判断するために実行される。更に、本発明は、上記処理の順に限定されるものではない。例えば、ユーザが既に入力した間取、家具情報、又は家具ピクチャの配置を変更したい場合には、ユーザによって各処理部121〜124を実行可能とするようにしても良い。
【0029】
図4は、データベースの相関図である。図4において、家具ピクチャDB132は、家具3次元画像データ、家具平面画像データ、寸法、重量、名称、カテゴリー、家具可動部等の項目を有する。家具ツールDB133は、名称、設置済み(例えば、「0」)又は未設置(例えば、「1」)を示す設置フラグ、設置場所等の項目を有する。家具配置DB134は、名称、座標、向き等の項目を有する。これら3つのデータベースは、一意に設定される「名称」を主キーとして関連付けされている。
【0030】
間取情報入力処理部121による間取情報入力処理について説明する。図5は、間取情報入力処理を説明するフローチャート図である。図5において、ユーザ端末30に部屋の間取の作成画面を提供し、部屋の間取に関する間取情報を取得する(ステップS11)。ユーザは、部屋の間取の作成画面で、大まかな間取図を作成する。更に、ユーザから部屋タイプを取得する(ステップS12)。例えば、ユーザに5尺8寸×2尺9寸(つまり、1,757mm×879mm)の江戸間か、6尺3寸×3尺1寸5分(つまり、1,909mm×954mm)の京間か、洋室かのいずれかを選択させる。ステップS11で取得した間取情報に基づいて、ユーザから各部屋の名前を取得する(ステップS13)。更に、より正確に間取情報を設定するために、ステップS11で作成した間取図をユーザ端末30に提供し、ユーザから間取サイズを取得する(ステップS14)。部屋毎の部屋サイズをユーザ端末30に提供する(ステップS15)。次に、コンセント、照明スイッチ、電話の引き込み口、ガスのホース口等の利用設備の配置処理を行い(P20)、間取情報入力処理部121は、間取情報入力処理を終了する。
【0031】
上記間取情報入力処理にて提供される画面例及び利用設備の配置処理P20について説明する。先ず、図5に示すステップS11にてユーザ端末30に提供される部屋の間取の作成画面を利用した間取の作成方法について説明する。図6は、部屋の間取の作成画面の例を示す図である。図6に示す部屋の間取の作成画面において、間取部品選択域11−1は、例えば、ガラス戸、ふすま、ドア等の選択可能な間取に必要な部品を表示し、描写選択域11−2は、点描写、外枠作成、線描写等の間取作成時の選択可能な描写のタイプを示す。
【0032】
ユーザは、「点描写」をクリックして外枠の角になる部分をクリックして作成し、「外枠作成」をクリックすることによって外枠を作成する。この場合、例えば、角の部分が4つの丸印11−3で表示され、4つの丸印11−3をつなぐ4本の直線11−4によって外枠が作成される。ユーザは、また、間取部品選択域11−1から例えば「ドア」を選択して、配置したい場所をクリックすると、ドア11−5が表示される。更に、ユーザは、「線描写」をクリックして、クリックした始点から終点へドラッグすることによって部屋の間仕切り11−6を作成することができる。また、ユーザは、間取部品選択域11−1で「ガラス戸」をクリックし、配置を指定することによって、ガラス戸11−7が作成される。図6において、マウス等で始点から終点へドラッグしている様子がマウスポインタ26で示される。
【0033】
図5に示すステップS13でユーザ端末30に提供される部屋の名前入力画面について説明する。図7は、部屋の名前入力画面の例を示す図である。図7に示される部屋の名前入力画面において、間仕切りされた部屋の個数に応じて名前の入力域13−1〜13−mが表示される。ユーザは、入力域13−1〜13−mにユーザが選んだ部屋の名前を入力する。入力域13−1には「キッチン」、入力域13−2には「書斎」、入力域13−3には「ベッドルーム」、入力域13−4には「リビング」等がユーザによって入力される。
【0034】
図5に示すステップS14でユーザ端末30に提供される間取サイズ作成画面を利用した間取サイズの入力方法について説明する。図8は、間取サイズ作成画面の例を示す図である。図8に示す間取図において、ユーザは、所望する壁をクリックして、その壁の長さを入力する。ユーザが、例えば、壁14−1又はその近傍をクリックすると、ボックス14−2が現れ、ボックス14−2に寸法を入力する。
【0035】
図5に示すステップS15でユーザ端末30に提供される部屋サイズ表示画面について説明する。図9は、部屋サイズ表示画面の例を示す図である。図9にしめされるへやサイズ表示画面において、全ての部屋の名前を示す表示域14−1と、幅を編集可能とする幅編集域14−2と、幅の単位を表示する表示域14−3と、幅の単位を選択可能とする選択域14−4と、奥行きを編集可能する奥行き編集域14−5と、奥行きの単位を表示する14−6と、奥行きの単位を選択可能とする選択域14―7とが表示される。部屋サイズ表示画面が表示される際には、ステップS14にてユーザが入力した間取サイズが夫々の領域に表示され、それらを参照して、ユーザは、直接編集域14−2及び14−5を編集することができる。同様にして、夫々の単位を選択域14−4及び14−6から選択することができる。ユーザは、例えば、キッチンの幅として「300」cm、奥行きとして「200」cmを設定する。
【0036】
次に、図5に示す利用設備の配置処理P20について説明する。図10は、利用設備の配置処理を説明するフローチャート図である。図10において、利用設備の配置処理P20は、部屋のリストを示す画面G31をユーザ端末30に表示し、ユーザが画面G31から選択した部屋の名前を取得する(ステップS21)。また、利用設備の配置処理P20は、ユーザが選択した部屋内に利用設備を配置する座標又は壁をユーザから取得する(ステップS22)。例えば、座標を入力するための画面G32をユーザ端末30に表示し、ユーザから所望する配置するための座標を取得するようにすれば良い。続けて、利用設備の配置処理P20は、利用設備のカテゴリーリストを示す画面G33をユーザ端末30に表示し、ユーザが所望する利用設備のカテゴリーを取得する(ステップS23)。画面G33は、例えば、利用設備として、コンセント、照明スイッチ、電話引き込み、ガスのホース口、(手入力ができる)等のカテゴリーの一覧を表示する。ユーザが「(手入力ができる)」を選択した場合、ユーザによって手入力ができる入力画面が表示される。この場合、ユーザは、「コンセント」を利用設備として選択したとする。
【0037】
利用設備の配置処理P20は、ユーザから利用設備として「コンセント」を取得すると、「終了」又は「再設定」の選択をするための画面G34をユーザ端末30に表示する(ステップS24)。ユーザが、ユーザ端末30に表示された画面G34から「終了」ボタン又は「再設定」ボタンのいずれかをクリックする。利用設備の配置処理P20は、ユーザが「終了」を選択したか否かを判断する(ステップS24)。ユーザが「終了」を選択しなかった場合、つまり、「再設定」を選択した場合、利用設備の配置処理P20はステップS21へ戻り、再度画面G31をユーザ端末30に表示する。一方、ユーザが「終了」を選択した場合、家具配置DB134にユーザが選択した利用設備を登録する(ステップS26)。この場合、画面G33でユーザによって選択された「コンセント」が登録される。利用設備の配置処理P20は、利用設備の配置を示す部屋レイアウトをユーザ端末30に表示する(ステップS27)。部屋レイアウトは、例えば、画面G35のようにユーザ端末30に表示される。画面G35において、○印が「コンセント」を示す。このような画面G35によって、ユーザは、コンセントがどのように配置されたかを確認することができる。
【0038】
図3に示す家具情報入力処理部122による家具情報入力処理を説明する。図11は、家具情報入力処理を説明するフローチャート図である。家具情報入力処理122は、家具写真データを作成し(ステップS41)、その家具写真データに基づいて家具の寸法を計測する(ステップS42)。更に、家具情報入力処理122は、その家具のユーザが使用する際の可動範囲を、スペース算定テーブル141を参照して確保する(ステップS43)。そして、家具の寸法と確保した可動範囲を家具ピクチャDB132に登録し(ステップS44)、更に、家具ピクチャDB132を家具ツールDB133と家具配置DB134とに取り込み、家具情報入力処理を終了する。
【0039】
図11に示すステップS41の家具写真データの作成において、例えば、ユーザは、デジタルカメラ等を用いて、配置したい家具の写真を撮り、ユーザ端末30に取り込む。そして、ユーザは、家具の名称、重量、寸法等の情報を入力する。レイアウト設計支援システム100は、取り込まれた家具写真データに対して、図11のステップS42からS43を実行し、更にステップS44にて、家具の可動範囲を示す確保スペース31を家具写真データに付加させた情報家具ピクチャ29を家具ピクチャとして家具ピクチャDB132に登録する。或いは、ステップS41において、ユーザがレイアウト設計支援システム100にて予め登録されている家具ピクチャを選択して、更にステップS42において、家具の名称、重量、寸法等の情報を入力するようにしても良い。
【0040】
図12は、スペース算定テーブルの例を示す図である。図12において、スペース算定テーブルは、家具に付属する引出しや扉の可動範囲を可動部の種類と家具の寸法から算出するためのテーブルであって、家具可動部、適用家具カテゴリー、幅、長さ、高さで示される必要な追加寸法等の項目を有する。家具可動部として、例えば、引き戸、両開き、片開き、引出し、上蓋、スイッチ、電灯線プラグ等が設定される。適用家具カテゴリーは、家具可動部毎に適用される家具のカテゴリーが1つ以上設定される。例えば、家具可動部「引き戸」の場合、適用家具カテゴリー「食器棚、たんす、書庫」が設定される。必要な追加寸法は、両開きの扉を有する家具は、家具の幅2分の1の寸法が奥行き方向及び家具の側面方向に追加であることを示し、引き戸を有する家具は追加の寸法が必要ないことを示す。
【0041】
本実施例において、「スイッチ」や「コンセント」も家具として扱っている。また、家具可動部として「電灯線プラグ」は、実際は家具の可動部ではないが、家具使用時に必要となるスペースという意味で同様に扱うことができる。
【0042】
図13は、家具ピクチャDBのデータ構成の例を示す図である。図13に示す家具ピクチャDB132は、名称、カテゴリー、立体3D、平面、寸法(W・L・H)、重量、必要スペース(幅、奥行き、高さ)、家具可動部等の項目を有する。名称及び寸法は、ユーザによって設定可能である。また、予めレイアウト設計支援システム100にて用意した家具ピクチャに寸法のみをユーザが設定するようにしても良い。タンス、机などの引出し、観音扉等の扉がある家具に必要な人のスペースの度合いを示す安全係数に基づいて、例えば、引出しには奥行きの2倍、観音開きには幅に2分の1を掛けるなど、ユーザによって設定された数値又はデフォルト値を自動的に必要な確保スペースを計算する。その際、「客用テーブル」のような角がない家具は直方体で近似する。
【0043】
図3に示す家具ピクチャ配置処理123による家具ピクチャ配置処理を説明する。図14は、家具ピクチャ配置処理を説明するフローチャート図である。家具ピクチャ配置処理123は、ぶつかりチェック処理部110を実行して、ぶつかり状態を取得する(処理P80)。表示方法の選択画面をユーザ端末30に提供し、ユーザが選択した表示方法を取得する(ステップS52)。ユーザから取得した表示方法が、通常表示か否かを判断する(ステップS53)。通常表示の場合、ユーザ端末30に配置した家具を全て表示した間取図を表示する。一方、通常表示でない場合、ステップS55へ進む。
【0044】
ステップS55において、ユーザから取得した表示方法が、非表示か否かを判断する(ステップS55)。非表示の場合、ユーザ端末30に家具を全て非表示にした間取図を表示する(ステップS56)。一方、非表示でない場合、ステップS57へ進む。
【0045】
ステップS57において、ユーザから取得した表示方法が、ピクチャ強調表示か否かを判断する(ステップS58)。ピクチャ強調表示の場合、選択可能なカテゴリーのリストを示す強調表示スイッチをユーザ端末30に表示し、強調表示スイッチからユーザが選択したカテゴリーを少なくとも1つ取得する(ステップS58)。ユーザ端末30にユーザが選択したカテゴリーのみを表示した間取図を表示する(ステップS59)。一方、ピクチャ強調表示でない場合、ステップS60へ進む。
【0046】
ステップS60において、ユーザから取得した表示方法が、ピクチャサーチか否かを判断する(ステップS58)。ピクチャサーチの場合、選択可能なカテゴリーのリストを示す強調表示スイッチをユーザ端末30に表示し、強調表示スイッチからユーザが選択したカテゴリーを少なくとも1つ取得する(ステップS61)。ユーザが選択したカテゴリーを赤く点滅させて配置した家具を全て表示した的リ図をユーザ端末30に表示して(ステップS62)、家具ピクチャ配置処理123は処理を終了する。一方、ピクチャサーチでない場合、家具ピクチャ配置処理123は処理を終了する。
【0047】
図15は、表示方法の選択画面の例を示す図である。図15に示す表示方法の選択画面において、配置した家具を全て表示するための通常表示ボタン45と、配置した家具を全て非表示にする非表示ボタン46と、強調表示スイッチのから選択したコンセントや家具ピクチャ等のカテゴリーのみを表示するためのピクチャ強調表示ボタン47と、強調表示スイッチのから選択したコンセントや家具ピクチャ等のカテゴリーを赤く点滅させて、配置した家具を全て表示するためのピクチャサーチ48とが表示される。例えば、強調表示スイッチにてコンセントを選択すると、コンセントの位置が赤く点滅するため、電化製品の配置時に役立つ。
【0048】
図16は、強調表示スイッチの例を示す図である。強調表示スイッチは、ユーザが図15に示す表示方法の選択画面からピクチャ強調表示ボタン47又はピクチャサーチボタン48をクリックした場合にユーザ端末30に表示される。この場合、ユーザがピクチャサーチボタン48をクリックし、表示された強調表示スイッチから強調させたいカテゴリーとして「コンセント」と「棚」を選択すると、図17に示すような間取図がユーザ端末30に表示される。
【0049】
図17は、ピクチャサーチを選択した場合の表示例を示す図である。図17において、ユーザが選択した「コンセント」と「棚」が赤く点滅して表示される部分として斜線で示される。○印が「コンセント」を示し、長方形が「棚」を示す。このように表示されることによって、棚の配置をコンセントの配置に合せて配置させるようにすることができる。
【0050】
例えば、図11のステップS41における家具写真データの作成時等に、ユーザから取得した部屋の名称は、家具ツールDB133及び家具配置DB134に反映される。家具ツールDB133は、例えば、図18に示すようにデータが構成される。図18は、家具ツールDBのデータ構成の例を示す図である。図18に示す家具ツールDB133は、カテゴリー、名称、設置場所、設置済み等の項目を有する。例えば、カテゴリー「冷蔵庫」のユーザが決定した名称「冷蔵庫」は、設置済「1」によって「キッチン」に設置されたことを示す。設置済項目は、設置場所に設置したことを示す場合に「1」で示され、まだ、設置していない場合に「0」で示される。
【0051】
このような家具ツールDB133に基づいて、家具を配置する方法を説明する。図19は、家具ツールからドラッグして家具を配置する例を示す図である。図19において、ユーザ端末30には、家具ツールDB133に基づいて生成された家具ツール50と、配置用の間取図51とが表示される。家具ツール50には、家具ツールDB133の設置済が「0」に対応する家具ピクチャが表示される。尚、表示される各家具ピクチャにおいて、家具の可動範囲は家具本体の周辺に点線にて示される。例えば、ユーザが長テーブルを配置用の間取図51上の所望する位置にマウスでドラッグして配置すると、長テーブルの家具ツールDB133の設置済が「1」に変更される。このようにして、配置された家具の配置情報は、家具配置DB134にて管理される。
【0052】
図20は、家具配置DBのデータ構成例を示す図である。図20に示す家具配置DB134は、家具の名称、配置された部屋を示す配置部屋、横・縦・高さで示される配置座標、家具の向き等の項目を有する。家具配置DB134において、配置座標は、配置された家具の原点が置かれた位置を示し、向きは、家具ピクチャを正面に向けて配置したときを向き0°として、−180°から180°で表現される。例えば、名称「食器棚▲2▼」は、キッチンに配置され、その配置座標は、横、縦、高さが155、122、0、向きが−90°であることが示される。
【0053】
配置座標及び向きについて図21で説明する。図21は、家具の配置座標の例を示す図である。図21において、家具ピクチャDB132で管理されるタンス41を例とすると、タンス41の前面の左下の角を原点P20と定義する。そのタンス41をベッドルーム42に配置した場合、ベッドルーム41の原点P10からタンスの原点P20の位置は、横200mm、縦100mm、高さ0mmとなる。向きは、タンス41の原点P20を向き(回転角)の中心として、タンス41の正面の右下の角の回転角で示される。この場合、−90°として表される。
【0054】
図22は、ぶつかりチェックの処理結果を平面図で表示する画面例を示す図である。図22において、ぶつかりチェック処理部110による処理結果を平面図で表示する場合、例えば、画面上に家具同士及び家具の可動範囲同士がぶつかる箇所に「チェック!」が赤く点滅して表示される。例えば、チェック61の場合、冷蔵庫の扉を開いたときに食器棚▲1▼にぶつかる事を示している。また、ソファー▲1▼と客用テーブルの可動範囲のぶつかりを示している。ユーザは、このように家具本体と可動範囲とが区別されて表示されることによって、家具本体がぶつかるのか、家具の可動部範囲がぶつかるのかを知ることができる。したがって、家具の可動部範囲がぶつかる場合、配置を変えたり、ユーザの家具の利用方法によっては、可動範囲のぶつかりが問題ない場合は、そのままの配置にしておく等の判断をユーザが行うことができる。
【0055】
次に、3D表示処理部124による3D表示処理について説明する。図23は、3D表示処理を説明するフローチャート図である。図23において、ユーザ端末30に視点位置の指定を可能とする間取図を表示し、ユーザがマウスでクリックすることによって指定した視点位置を取得し(ステップS71)、ぶつかりチェック処理部110を実行することによって、その視点位置から見える立体図におけるぶつかりチェックを行う(処理P80)。ぶつかりチェックの処理結果を示す立体画像をユーザ端末30に表示する(ステップS72)。
【0056】
図24は、指定された始点位置から見た立体図の表示例を示す図である。図23のステップS71にてユーザ端末30に表示された間取図上で、ユーザが視点位置をマウスでクリックすることによって指定すると、図24に示されるようなユーザが指定した視点位置から見た立体図がユーザ端末30に表示される。図24において、ぶつかりチェックの処理結果が、例えば、チェック55から57で示され、「扉のスペースが足りません」、「照明スイッチが隠れます」、「壁幅残り2.5mです」等のメッセージが表示される。
【0057】
ぶつかりチェック処理部110によるぶつかりチェック処理を図25で説明する。図25は、ぶつかりチェック処理を説明するフローチャート図である。図25において、ぶつかりチェック処理部110は、室内65の3次元座標の原点を決定し(ステップS81)、室内65に格子点(x、y、z)を設定する(ステップS82)。室内65に配置されている家具に座標を割り当てる(ステップS83)。
【0058】
全ての家具に座標を割当済みか否かを判断する(ステップS84)。全ての家具に座標を割当済みでない場合、ステップS83へ戻る。全ての家具に座標を割当済みの場合、家具を1つ選択し(ステップS85)、全ての家具を処理済みか否かを判断する(ステップS86)。全ての家具を処理済みでない場合、配置された家具及び可動範囲の内部になる全格子点を算出する(ステップS87)。更に、内部の格子点をx、y、zの順でソートして(ステップS88)、ステップS85へ戻る。一方、全ての家具を処理済みの場合、同一格子点を持つ家具の組み合せを見つける(ステップS89)。更に、同一格子点の座標と家具の組み合せの情報を保存する(ステップS90)。
【0059】
このようなぶつかりチェック処理部110の処理によって、図22及び図24に示されるように、家具がぶつかる箇所又は可動範囲が重なる箇所に「チェック!」又はその状態を示すメッセージの表示を行うことができる。従って、ユーザは、実際に家具を物理的に部屋内に配置する前に、レイアウト設計支援システム100を利用することによって、単なる家具の配置のみならず、可動範囲を考慮した家具の配置を平面画像及び立体画像を参照することによって検証することができる。
【0060】
上記実施例により、ユーザの環境に合せた仮想空間を実現することができる。ユーザの部屋の間取を立体画像に加工して提供し、実際の居住スペースの余空間や雰囲気などをわかり易く表現することができる。
【0061】
また、家具配置時は、家具によってふさがってしまうコンセント、電話線の取り込み口、壁面のスイッチ、開閉に支障が出るドア、家具の陰になる窓等を赤色で点滅表示することによって、ユーザは、問題点を事前に検証することができる。また、タンスの扉が開いたときの必要なスペースを確保スペースとして表示するため、ユーザは容易に必要なスペースを考慮した家具の配置を行うことができる。更に、家具の向きが壁側を向いて配置されていたり、人の入り込むスペースが必要な場合に配慮するなど、現実的な配置情報を提供することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、本願発明によれば、ユーザは、実際に家具を部屋内に物理的に配置する前に、可動範囲を考慮した家具の配置を平面画像及び立体画像を参照することによって行うことができる。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】レイアウト設計支援システムを利用したネットワーク構成を示す図である。
【図2】レイアウト設計支援システムのハードウェア構成を示す図である。
【図3】レイアウト設計支援システムの機能構成例を示す図である。
【図4】データベースの相関図である。
【図5】間取情報入力処理を説明するフローチャート図である。
【図6】部屋の間取の作成画面の例を示す図である。
【図7】部屋の名前入力画面の例を示す図である。
【図8】間取サイズ作成画面の例を示す図である。
【図9】部屋サイズ表示画面の例を示す図である。
【図10】利用設備の配置処理を説明するフローチャート図である。
【図11】家具情報入力処理を説明するフローチャート図である。
【図12】スペース算定テーブルの例を示す図である。
【図13】家具ピクチャDBのデータ構成の例を示す図である。
【図14】家具ピクチャ配置処理を説明するフローチャート図である。
【図15】表示方法の選択画面の例を示す図である。
【図16】強調表示スイッチの例を示す図である。
【図17】ピクチャサーチを選択した場合の表示例を示す図である。
【図18】家具ツールDBのデータ構成の例を示す図である。
【図19】家具ツールからドラッグして家具を配置する例を示す図である。
【図20】家具配置DBのデータ構成例を示す図である。
【図21】家具の配置座標の例を示す図である。
【図22】ぶつかりチェックの処理結果を平面図で表示する画面例を示す図である。
【図23】3D表示処理を説明するフローチャート図である。
【図24】指定された始点位置から見た立体図の表示例を示す図である。
【図25】ぶつかりチェック処理を説明するフローチャート図である。
【符号の説明】
30 ユーザ端末
100 レイアウト設計支援システム
110 ぶつかりチェック処理部
121 間取入力処理部
122 家具情報入力処理部
123 家具ピクチャ配置処理部
124 3D表示処理部124
131 間取入力DB
132 家具ピクチャDB
133 家具ツールDB
134 家具配置DB
135 ルームレイアウト
Claims (8)
- 部屋内のレイアウト設計を支援するレイアウト設計支援システムにおいて、
可動範囲が付加された部品をイメージで表現する部品ピクチャがユーザによって間取図上に配置された配置位置に基づいて、周辺の部品とのぶつかりをチェックするぶつかりチェック処理手段と、
上記ぶつかりチェック処理手段によるチェック結果を示す間取図を上記ユーザが使用するユーザ端末に表示させるチェック結果表示手段とを有するレイアウト設計支援システム。 - 請求項1記載のレイアウト設計支援システムにおいて、
上記ユーザ端末は、インターネットを介して上記レイアウト設計支援システムに接続されるようにしたレイアウト設計支援システム。 - 請求項1又は2記載のレイアウト設計支援システムにおいて、
上記チェック結果表示手段は、上記チェック結果を示す間取図を平面画像又は立体画像で上記ユーザ端末に表示させるようにしたレイアウト設計支援システム。 - 請求項1乃至3のいずれか一項記載のレイアウト設計支援システムにおいて、
上記部品の配置領域に追加される追加スペースであって、該部品の可動部毎に該部品に対して相対的に示す数値によって該追加スペースを管理する追加スペース管理テーブルと、
上記追加スペース管理テーブルを参照して、上記可動範囲が付加された部品ピクチャを作成する部品ピクチャ作成手段とを有するようにしたレイアウト設計支援システム。 - 請求項1乃至4のいずれか一項記載のレイアウト設計支援システムにおいて、
上記チェック結果表示手段は、上記ユーザが配置した部品の全てを上記間取図に表示する第一表示方法、該ユーザが配置した部品を全て非表示にして該間取図に表示する第二表示方法、該ユーザが選択した特定部品のみを該間取図に表示する第三表示方法、及び、該ユーザが選択した特定部品を他の部品の表示形式とは異なる表示形式にて表示させると共に、該ユーザが配置した部品を全て間取図に表示する第四表示方法のいずれかを、該ユーザによって選択された表示方法に従って、上記チェック結果を示す間取図を上記ユーザが使用する上記ユーザ端末に表示させるようにしたレイアウト設計支援システム。 - 部屋内のレイアウト設計を支援するレイアウト設計支援方法において、
可動範囲が付加された部品をイメージで表現する部品ピクチャがユーザによって間取図上に配置された配置位置に基づいて、周辺の部品とのぶつかりをチェックするぶつかりチェック処理手順と、
上記ぶつかりチェック処理手順によるチェック結果を示す間取図を上記ユーザが使用するユーザ端末に表示させるチェック結果表示手順とを有するレイアウト設計支援方法。 - 請求項6記載のレイアウト設計支援方法において、
上記ぶつかりチェック処理手順は、
上記部屋の原点を決定すると共に、該部屋内に格子点を設定することによって部屋毎の座標を生成する部屋座標生成手順と、
上記ユーザによって上記部屋に配置された上記部品ピクチャに基づいて、上記部品及び上記可動範囲の内部になる格子点を算出する部品格子点算出手段と、
上記部品格子点算出手段による上記格子点に基づいて、同一格子点を持つ部品の組み合せを検出する部品組み合せ検出手順とを有するようにしたレイアウト設計支援方法。 - 部屋内のレイアウト設計を支援するレイアウト設計支援プログラムにおいて、
コンピュータに、
可動範囲が付加された部品をイメージで表現する部品ピクチャがユーザによって間取図上に配置された配置位置に基づいて、周辺の部品とのぶつかりをチェックするぶつかりチェック処理手順と、
上記ぶつかりチェック処理手順によるチェック結果を示す間取図を上記ユーザが使用するユーザ端末に表示させるチェック結果表示手順とを実行させるレイアウト設計支援プログラム。
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-
2002
- 2002-09-30 JP JP2002287991A patent/JP2004126820A/ja active Pending
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