JP2017074964A - 移送用キャップ、及びそれを挿嵌した移送用容器 - Google Patents

移送用キャップ、及びそれを挿嵌した移送用容器 Download PDF

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Abstract

【課題】詰め替え元容器と詰め替え先容器を密封接続して内容物を詰め替え可能とし、充分な流路断面積を作って、短時間で移送させる。
【解決手段】一方に詰め替え元ボトル開口部に挿嵌する元嵌合部と、他方に詰め替え先ボトル開口部に挿嵌可能な先嵌合部とを有し、元嵌合部と先嵌合部との間に開封用移動パーツ当接部を設けたジョイントパーツと、テーパー部と挿嵌部とを有し詰め替え先ボトル注出口に挿入される挿入部と、詰め替え先ボトル注出口先端に当接可能な当接フランジと、中央に内容物流出可能な流路と、詰め替え元側に中栓を固定する固定部とを有する開封用移動パーツと、ジョイントパーツの中仕切り板と当接して詰め替え先と詰め替え元との間を閉鎖可能にする仕切り板と、開封用移動パーツ当接部に着脱可能な密封嵌合部とを設けた中栓と、からなる移送用キャップ。
【選択図】図4

Description

本発明は、詰め替えや二液混合用の内容物を収納し、内容物を容易に移動先容器に移送することが出来る詰め替えや二液混合用の移送キャップと、それを挿嵌した詰め替えや二液混合用の移送容器に関する。
従来から、長期保存用に二液に分けて保存し、使用直前に混合する必要がある毛染め薬などの容器では、保存時には2つの部屋を持つ容器に二液を分けておき、使用直前に2つの部屋の壁を破壊して、一方の容器内部に、他方の容器の内容物を注入し、そこで混合できる容器を使用してきた。
同じように、詰め替え用容器も、大型で輸送コストが低く抑えられる容器に入れて販売し、それを計量しやすく、使用勝手が良い容器に詰め替えて、使用されている。
例えば、特許文献1では、第1口部を有し第1液を収納する容器本体と、容器本体の第1口部に装着され、第2口部を有するとともに、シールにより密閉された開孔を有する中キャップと、中キャップの第2口部に装着され、第3口部を有するとともに、シールを切断する円筒状切断部を有し、中キャップとともに第2液を収納する小容器と、小容器の第3口部に装着される上キャップと、を備えたことを特徴とする二液混合容器を提案している。
この二液混合容器では、中キャップのシールフィルムが、円筒状切断部で切断されることにより、開孔するが、その時のシールフィルムは、容器の内部に部分的に残る為、開口部が大きく開孔しないで、内容物が流れ出しにくいと共に、このシールフィルムの一部が内容物に混入してしまうなどの問題があった。
また、特許文献2では、キャップ本体の一端に、詰め替え容器の口部に装着するための詰め替え容器装着口を形成すると共にこの詰め替え容器装着口の反対側に、容器本体の口部に装着するための容器本体装着口を形成し、更に、前記詰め替え容器装着口と容器本体装着口間に仕切り膜を形成して成る詰め替えキャップを提案している。
しかし、仕切り膜を破断させると、詰め替える時に容器を逆さにして、詰め替えようとする段階で、内容物がこぼれてしまう恐れがあった。
特開2000−85828号公報 特開2000−159249号公報
そこで、詰め替え元容器を、詰め替え先容器や二液混合先容器に接続して、完全に密封してから、内容物を詰め替えや二液混合ができるようにすると共に、シールフィルムなどの混入もなく、かつ、充分な流路断面積を作って、粘度の高い内容物などでも、短時間で移送できるようにすることが、本発明の課題である。
本発明の請求項1に係る移送用キャップは、
一方に詰め替え元ボトル開口部に挿嵌する元嵌合部と、他方に詰め替え先ボトル開口部に挿嵌可能な先嵌合部とを有し、前記元嵌合部と先嵌合部との間に開封用移動パーツ当接部を設けたジョイントパーツと、
先端にテーパー部と根元側に挿嵌部とを有し詰め替え先ボトルの注出口内部に挿入される挿入部と、詰め替え先ボトル注出口先端に当接可能な当接フランジと、中央に内容物流出可能な流路と、詰め替え元側にあって中栓を固定する固定部とを有する開封用移動パーツと、
開封用移動パーツの詰め替え元側に固定され、ジョイントパーツの中仕切り板と当接して詰め替え先と詰め替え元との間を閉鎖可能にする仕切り板と、仕切り板外周近傍でジョイントパーツの開封用移動パーツ当接部内側に着脱可能な密封嵌合部とを設けた中栓と、
からなり、
詰め替え先ボトルの開口部先端が当接フランジに当接し、詰め替え先ボトルをジョイントパーツの奥まで挿入することにより、閉鎖していた中栓の仕切り板が詰め替え元ボトル側へ押し開き、
元嵌合部と先嵌合部との間に流路が開かれることを特徴とする移送用キャップである。
また、本発明の請求項2に係る移送用キャップは、開封用移動パーツの挿嵌部に挿嵌し摺動可能とする筒状誘導部を、ジョイントパーツの開封用移動パーツ当接部内側近傍に設けたことを特徴とする請求項1に記載の移送用キャップである。
また、本発明の請求項3に係る移送用キャップは、開封用移動パーツ挿入部の挿嵌部から当接フランジより後方に延長したスカート部を設け、ジョイントパーツの筒状誘導部が、前記スカート部内側に挿嵌されていることを特徴とする請求項2に記載の移送用キャップである。
また、本発明の請求項4に係る移送用キャップは、ジョイントパーツの筒状誘導部根元に、中栓の密封嵌合部と着脱可能な嵌合部を設けたことを特徴とする請求項2、又は3に記載の移送用キャップである。
また、本発明の請求項5に係る移送用キャップは、開封用移動パーツと中栓が、係止爪によって係止されていることを特徴とする請求項1〜4に記載の移送用キャップである。
また、本発明の請求項6に係る移送用キャップは、詰め替え先ボトルと、挿嵌可能な先嵌合部とが、螺合により着脱可能とすることを特徴とする請求項1〜5に記載の移送用キャップである。
また、本発明の請求項7に係る移送用キャップは、ジョイントパーツの先嵌合部先端にキャップを設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の移送用キャップである。
また、本発明の請求項8に係る移送用キャップは、ジョイントパーツの先嵌合部先端に設けたキャップが、ヒンジキャップとしたことを特徴とする請求項7に記載の移送用キャップである。
また、本発明の請求項9に係る移送用容器は、詰め替えや二液混合元ボトルに、請求項1〜8に記載の移送用キャップを挿嵌したことを特徴とする移送用容器である。
また、本発明の請求項10に係る移送用容器は、詰め替え元ボトルと元嵌合部とが、回動不能に嵌合可能とすることを特徴とする請求項9に記載の移送用容器である。
また、本発明の請求項11に係る移送用容器は、開封用移動パーツの挿嵌部根元にアンダーカットを設け、詰め替えや二液混合先ボトル先端に係止部を設け、詰め替え先ボトル先端を開封用移動パーツに係止可能とすることを特徴とする請求項9又は10に記載の移
送用容器である。
本発明の移送用キャップは、詰め替え元容器と詰め替え先容器とに挿嵌して接続し、完全に密封・接続した状態にしてから、内容物を詰め替えられるので、内容物をもらさないで詰め替えが可能である。
また、シールのような薄膜等を使用していないので、それらの混入もなく、かつ、開封用移動パーツ内部が流路になるので、充分に広い流路断面積を得ることができ、粘度が高い内容物であっても、移送できる。又、移送速度が高く、短時間で移送できる。
本発明の移送用キャップを詰め替え元ボトルに嵌合させた状態における縦断面図である。 詰め替え元ボトルに嵌合させた本発明の移送用キャップのヒンジキャップを開け、詰め替え先ボトルに挿入しようとしている状態の縦断面図である。 詰め替え元ボトルに嵌合させた本発明の移送用キャップを詰め替え先ボトルに螺合させ、開口部が開封用移動パーツ当接フランジに当接した状態の縦断面図である。 詰め替え元ボトルに嵌合させた本発明の移送用キャップを更に詰め替え先ボトル側に深く挿嵌し、開封用移動パーツ当接フランジが、ジョイントパーツの開封用移動パーツ当接部に当接した状態の縦断面図である。 本発明の移送用キャップに使用するジョイントパーツの斜視図である。 本発明の移送用キャップに使用する開封用移動パーツの斜視図である。 本発明の移送用キャップに使用する中栓の斜視図である。 本発明の移送用キャップに嵌合させる詰め替え元ボトルの一例を示す斜視図である。
以下、本発明の移送用キャップについて、図を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の移送用キャップを詰め替え元ボトルに嵌合させた状態における縦断面図である。
移送用キャップは、一方に詰め替え元ボトル開口部40に挿嵌する元嵌合部11と、他方に詰め替え先ボトル開口部に挿嵌可能な先嵌合部12とを有し、前記元嵌合部と先嵌合部との間に開封用移動パーツ当接部13を設けたジョイントパーツ1が外側を覆っている。
ジョイントパーツの先嵌合部側先端には、内部に異物が入らないように、キャップなどでカバーすることが望ましい。特に、そのカバーするキャップをヒンジキャップ17にすれば、一体的に製造可能であるばかりでなく、紛失したりする問題もなくなる。
図5−1に、ジョイントパーツ1の先嵌合部12側から見た斜視図と、図5−2に元嵌合部11側から見た斜視図を示した。
先嵌合部12先端の端部にヒンジ171を設け、ヒンジキャップ17が繋がっている。
又、元嵌合部11の内部には詰め替え元ボトルと元嵌合部11とが、回動不能に嵌合させる為、複数の元リブ111が設けられている。
図8に、本発明の移送用キャップに嵌合させる詰め替え元ボトルの一例を、斜視図でしめした。
詰め替え元ボトルの元開口部40近傍の外周面には、元嵌合部と嵌合させる嵌合突起41が設けられている。さらに、嵌合突起41には突起切り欠き42が複数設けられていて、移送キャップの元嵌合部に設けた複数の元リブと詰め替え元ボトルとが、回動不能に嵌合
させると、詰め替え先ボトルの螺合を自在に嵌合、あるいは自在に外すことができる。
また、図1で示すように、ジョイントパーツ1には、先端にテーパー部211と根元側に挿嵌部212とを有し詰め替え先ボトルの注出口内部に挿入される挿入部21が設けられている。
さらに、挿嵌部の根元側に接続して、詰め替え先ボトル注出口先端に当接可能な当接フランジ22がフランジ状に設けられている。
また、詰め替え元側には、中栓を固定する固定部が設けられている。
そして、挿入部21中央には大きな孔からなる流路23が形成されている。流路23は、内容物流出可能で、挿入部21から固定部に複数の柱27で繋がり、その複数の柱27の間を通って固定部に内容物が流れることができる。
そして、当接フランジ22に繋がる詰め替え元側には円筒状のスカート部が設けられ、中栓を固定する固定部を有する開封用移動パーツ2が摺動可能に挿嵌可能に挿入されている。
図6は、開封用移動パーツの斜視図で、挿入部21側から見た斜視図と、固定部24から見た斜視図を示した。
固定部と挿入部の間は、中央が流路23になっていて、中栓3と固定される固定部24と挿入部21との間は複数の柱で繋がっていて、流路となり、自由に内容物が流れることができる。
挿嵌部212根元にはアンダーカット25が設けられ、詰め替え先ボトルの開口部先端に係止するようになっている。
さらに、図1で示すように、中栓3は、開封用移動パーツ2の詰め替え元側に設けた固定部24に固定されている。
また、仕切り板31を有し、ジョイントパーツ1の中仕切り板15と当接して、詰め替え先と詰め替え元との間を閉鎖している。
そして、仕切り板31外周近傍には、ジョイントパーツ1の中仕切り板下端内側に対し着脱可能な密封嵌合部32を有し、簡単に仕切り板が可動しないように固定している。
図7は、中栓3の斜視図で、図7−1が仕切り板側から見た斜視図、図7−2が密封嵌合部32側から見た斜視図である。
仕切り板31が外周囲に突出し、その下側に伸びた筒状の壁に密封嵌合部32が設けられ、その内径側に係止爪33が設けられている。係止爪33は開封用移動パーツ2の固定係止爪が複数設けられているので、嵌合する角度位置が変化してもアンダーカットが係るように全周に設けている。
又、開封移動用パーツの固定係止爪が数箇所に設けられているだけなので、図7−3のように、部分的に係止爪33を切り欠いていてもかまわない。この場合は、切り欠き331の脇に回転止めリブ332を設けると良い。切り欠き331から固定係止爪を入れて、回転させることで、係止爪33に固定係止爪を係止できる。
このように、移送用キャップは、ジョイントパーツ1と、開封用移動パーツ2と、中栓3と、から構成されていて、開封用移動パーツ2と中栓3は係止爪によって固定され、一体で摺動可能になっている。もちろん、開封用移動パーツ2と中栓3とを接着剤等で固定したり、超音波などで融着してもかまわない。
また、開封用移動パーツの挿嵌部212に挿嵌し摺動可能とする筒状誘導部14を、ジョイントパーツ1の開封用移動パーツ当接部13内側近傍に設けている。
さらに、開封用移動パーツの挿嵌部から当接フランジより後方に延長したスカート部21
3を設けている。
そして、ジョイントパーツの筒状誘導部14が、詰め替え先ボトルを接続する前に、前記スカート部213内側に挿嵌しているようにそれらの長さを調整している。
この為、開封用移動パーツ2は、ジョイントパーツの内部を振れることなく、正確に上下に摺動することができる。
ジョイントパーツの中仕切り板15下方の筒状誘導部14根元に、中栓の密封嵌合部32と着脱可能な嵌合係止部16を設けている。
これは、密封時に、中栓3が確実にジョイントパーツ1の中仕切り板15に当接した状態で係止し、勝手に元嵌合部11側に中栓3や開封用移動パーツ2が移動してしまわないように固定させる為のものである。
このことによって、一定の圧力を掛けない限り、移送用キャップが開封しない。
図2は、詰め替え元ボトル4に嵌合させた本発明の移送用キャップのヒンジキャップ17を開け、詰め替え先ボトル5に挿入しようとしている状態の縦断面図である。
詰め替え元ボトル4に嵌合させた本発明の移送用キャップは、逆さにしても、内容物は流れ出ない。
中栓3の仕切り板31がジョイントパーツ1の中仕切り板15と当接して詰め替え先と詰め替え元との間を閉鎖している為である。
図3は、詰め替え元ボトルに嵌合させた本発明の移送用キャップを詰め替え先ボトルに螺合させ、開口部が開封用移動パーツ当接フランジに当接した状態の縦断面図である。
詰め替え先ボトル5の先開口部50先端が当接フランジ22に当接しているが、まだ、仕切り板31が中仕切り板15に当接し、閉鎖しているので、内容物は落下していない。
図4は、詰め替え元ボトル4に嵌合させた本発明の移送用キャップを更に詰め替え先ボトル5側に深く挿嵌した状態の縦断面図である。
螺合した詰め替え先ボトル5の開口部が当接フランジ22を押し上げ、当接フランジ22が開封用移動パーツ当接部13に当接している。
この時、開封用移動パーツ2は、スカート部213が筒状誘導体14に摺動するように上昇して、中仕切り板15の近傍まで到達している。
この開封用移動パーツ2の上昇によって、開封用移動パーツ2に固定係止爪26で固定されている中栓3も上昇する。その為、筒状誘導部根元に嵌合していた密封嵌合部32は外れ、仕切り板31と中仕切り板15によって閉鎖していた元嵌合部11と先嵌合部12との間に流路が開かれる。開封用移動パーツ2には、中央が流路23になっていて、中栓3と固定される固定部24と挿入部21との間は複数の柱で繋がっていて、流路となり、自由に内容物が流れることができる。
移送を、詰め替え元ボトル内容物の最後まで一度に充填する場合は、問題は出にくい。単に詰め替え先ボトルから移送用キャップを外すだけである。
本発明の移送用キャップでは、もし、詰め替え元ボトルの容量が大きく、移送を途中で止める場合、開封用移動パーツ2のアンダーカット25を設けてあるので、詰め替え先ボトルから回転させて外していくと、開封用移動パーツ2も詰め替え先ボトルに引っ張られ、元の位置まで移動する。
その為、密封嵌合部32が密封係止部16に嵌まり、仕切り板31も閉鎖するので、移送用キャップを、内容物を漏らす事無く、詰め替え先ボトル5から外すことができる。
本発明の移送用キャップに用いるジョイントパーツや開封用移動パーツ、中栓は、射出成形や、圧縮成形などを使用して製造できる。材料は、ポリプロピレンやポリエチレン、ポリメチルペンテン、環状オレフィンなどのオレフィン系樹脂や、スチレン・アクリロニ
トリル共重合樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂、ポリスチレン樹脂などのスチレン系樹脂、アクリロニトリル樹脂、ポリオキシメチレン樹脂、ポリフェニレン樹脂など、多用な成形用樹脂が使用できるが、内容物によって膨潤や劣化が起きない材料を選んで使用する。
ただ、ジョイントパーツの素材は、開封用移動パーツや中栓に使用する素材とは違った素材を使用することが望ましい。
本発明の移送用キャップに用いる詰め替え元ボトルや詰め替え先ボトルは、射出ブロー成形や、押し出しブロー成形などを使用して、製造できる。材料は、ポリプロピレンやポリエチレンなどのオレフィン系樹脂や、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂、ポリスチレン樹脂などのスチレン系樹脂、アクリロニトリル樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリフェニレン系樹脂など、多用な成形用樹脂が使用できる。
さらに、ガラスなどの硬質のボトルも使用できる。
本発明の詰め替えや二液混合用キャップは、特に仕切り板が広い範囲で開孔できるので、全体に斜めにして詰め替えることで、詰め替え先ボトル内部の空気を効率よく詰め替え元ボトルに移動させることができるので、硬質のボトルであっても、内容物を高速で移送することができる。
本発明の移送用キャップは、以上のようなもので、詰め替え元容器と詰め替え先容器とに挿嵌して接続し、完全に密封・接続した状態にしてから、内容物を移送できるので、内容物をもらさないで移送可能である。
また、シールのような薄膜等を使用していないので、それらの混入もない。
さらに、開封用移動パーツ内部が流路になるので、充分に広い流路断面積を得ることができるので、粘度が高い内容物であっても、移送できると共に、移送速度が速く、短時間で移送できる。
また、通常の射出成形で容易に生産できるので、生産性も高く、安価に量産できるなど、本発明のメリットは大きい。
1・・・・・・・・・ジョイントパーツ
11・・・・・・・・元嵌合部
111・・・・・・・元リブ
12・・・・・・・・先嵌合部
13・・・・・・・・開封用移動パーツ当接部
14・・・・・・・・筒状誘導部
15・・・・・・・・中仕切り板
16・・・・・・・・密封係止部
17・・・・・・・・ヒンジキャップ
171・・・・・・・ヒンジ
2・・・・・・・・・開封用移動パーツ
21・・・・・・・・挿入部
211・・・・・・・テーパー部
212・・・・・・・挿嵌部
213・・・・・・・スカート部
22・・・・・・・・当接フランジ
23・・・・・・・・流路
24・・・・・・・・固定部
25・・・・・・・・アンダーカット
26・・・・・・・・固定係止爪
3・・・・・・・・・中栓
31・・・・・・・・仕切り板
32・・・・・・・・密封嵌合部
33・・・・・・・・係止爪
331・・・・・・・切り欠き
332・・・・・・・回転止めリブ
4・・・・・・・・・詰め替え元ボトル
40・・・・・・・・元開口部(詰め替え元ボトル開口部)
41・・・・・・・・嵌合突起
42・・・・・・・・突起切り欠き
5・・・・・・・・・詰め替え先ボトル
50・・・・・・・・先開口部(詰め替え先ボトル開口部)

Claims (11)

  1. 一方に詰め替え元ボトル開口部に挿嵌する元嵌合部と、他方に詰め替え先ボトル開口部に挿嵌可能な先嵌合部とを有し、前記元嵌合部と先嵌合部との間に開封用移動パーツ当接部と中仕切り板とを設けたジョイントパーツと、
    先端にテーパー部と根元側に挿嵌部とを有し詰め替え先ボトルの注出口内部に挿入される挿入部と、詰め替え先ボトル注出口先端に当接可能な当接フランジと、中央に内容物流出可能な流路と、詰め替え元側にあって中栓を固定する固定部とを有する開封用移動パーツと、
    開封用移動パーツの詰め替え元側に固定され、ジョイントパーツの中仕切り板と当接して詰め替え先と詰め替え元との間を閉鎖可能にする仕切り板と、仕切り板外周近傍でジョイントパーツの中仕切り板下端内側に対し着脱可能な密封嵌合部とを設けた中栓と、
    からなり、
    詰め替え先ボトルの開口部先端が当接フランジに当接し、詰め替え先ボトルをジョイントパーツの奥まで挿入することにより、閉鎖していた中栓の仕切り板が詰め替え元ボトル側へ押し開き、元嵌合部と先嵌合部との間に流路が開かれることを特徴とする移送用キャップ。
  2. 開封用移動パーツの挿嵌部に挿嵌し摺動可能とする筒状誘導部を、ジョイントパーツの開封用移動パーツ当接部内側近傍に設けたことを特徴とする請求項1に記載の移送用キャップ。
  3. 開封用移動パーツの挿嵌部から当接フランジより後方に延長したスカート部を設け、ジョイントパーツの筒状誘導部が、前記スカート部内側に挿嵌されていることを特徴とする請求項2に記載の移送用キャップ。
  4. ジョイントパーツの中仕切り板下方の筒状誘導部根元に、中栓の密封嵌合部と着脱可能な密封係止部を設けたことを特徴とする請求項2、又は3に記載の移送用キャップ。
  5. 開封用移動パーツと中栓が、係止爪によって係止されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の移送用キャップ。
  6. 詰め替え先ボトルと、挿嵌可能な先嵌合部とが、螺合により着脱可能とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の移送用キャップ。
  7. ジョイントパーツの先嵌合部先端にキャップを設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の移送用キャップ。
  8. ジョイントパーツの先嵌合部先端に設けたキャップが、ヒンジキャップとしたことを特徴とする請求項7に記載の移送用キャップ。
  9. 詰め替え元ボトルに、請求項1〜8に記載の移送用キャップを挿嵌したことを特徴とする移送用容器。
  10. 詰め替え元ボトルと元嵌合部とが、回動不能に嵌合可能とすることを特徴とする請求項9に記載の移送用容器。
  11. 開封用移動パーツの挿嵌部根元にアンダーカットを設け、詰め替え先ボトル先端に係止部を設け、詰め替え先ボトル先端を開封用移動パーツに係止可能とすることを特徴とする請求項9又は10に記載の移送用容器。
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