JP2017074535A - 液体吐出装置 - Google Patents

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光昭 木下
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Mitsugu Shirokura
貢 白倉
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Kenichi Yokoto
賢一 横嶌
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Abstract

【課題】ノズルの液吐出部からの液体の良好な吐出動作を確保する。【解決手段】塗布対象物に対して液体を吐出する液吐出部15を有するノズル14と、液吐出部に存在する液体の乾燥を防止するための薬液300が貯留されると共に上方に開口を有し開口からノズルが挿入可能とされた液溜ケース24と、液溜ケースの内部に配置されると共にノズルが液溜ケースに挿入されたときに液吐出部が擦り付けられ液吐出部を清掃するブラシ27とを備えた。【選択図】図5

Description

本発明は、塗布対象物に対して液体を吐出するノズルを有する液体吐出装置についての技術分野に関する。
特公平6−59451号公報
電子部品が搭載される回路基板等に対して防湿や防錆等を目的として保護膜となる薄膜を塗布(コーティング)することが行われている。
このようなコーディングは、例えば、液体吐出装置のノズルから液体が吐出されて行われる場合がある(例えば、特許文献1参照)。回路基板等に塗布された液体は固化されることにより保護膜等として回路基板上に形成される。
ところで、上記のような液体吐出装置においては、ノズルから吐出される液体が吐出後に乾燥して固化する性質を有しており、吐出後においてノズルの先端部(液吐出部)に液体が残留している場合に、残留した液体が液吐出部で固化することがある。
液吐出部において液体が固化してしまうと、次にノズルから液体が吐出されるときに、液体の吐出が妨げられるおそれがある。
液体吐出装置においては、液体の乾燥を防止するために、ノズルの不使用時に液吐出部を乾燥防止用の薬液に浸しておくことも行われているが、液吐出部を乾燥防止用の薬液に浸しておいたとしても、液吐出部で固化された液体を十分に除去することは困難である。
そこで、本発明液体吐出装置は、上記した問題点を克服し、ノズルの液吐出部からの液体の良好な吐出動作を確保することを目的とする。
第1に、本発明に係る液体吐出装置は、塗布対象物に対して液体を吐出する液吐出部を有するノズルと、前記液吐出部に存在する前記液体の乾燥を防止するための薬液が貯留されると共に上方に開口を有し前記開口から前記ノズルが挿入可能とされた液溜ケースと、前記液溜ケースの内部に配置されると共に前記ノズルが前記液溜ケースに挿入されたときに前記液吐出部が擦り付けられ前記液吐出部を清掃するブラシとを備えたものである。
これにより、ノズルの液吐出部で液体が固化された場合に固化された液体がブラシによって除去される。
第2に、上記した本発明に係る液体吐出装置においては、前記ブラシが前記薬液に浸されていることが望ましい。
これにより、薬液に浸された状態でノズルが刷毛に擦り付けられる。
第3に、上記した本発明に係る液体吐出装置においては、前記液溜ケースの内部に前記薬液における液面の位置を検出する液面センサーが配置されることが望ましい。
これにより、液面センサーの検出結果に基づいて薬液を液溜ケースに補充することが可能になる。
第4に、上記した本発明に係る液体吐出装置においては、前記液面センサーが前記ブラシに取り付けられることが望ましい。
これにより、液面センサーを取り付けるための専用の取付部を必要としない。
第5に、上記した本発明に係る液体吐出装置においては、前記液吐出部に下方に開口され所定の方向に延びる凹部が形成され、前記ノズルは前記ブラシに対して前記凹部が延びる方向へ相対的に移動された状態で前記液吐出部が前記ブラシに擦り付けられることが望ましい。
これにより、凹部が延びる方向へ移動されるノズルの液吐出部が刷毛に擦り付けられる。
第6に、上記した本発明に係る液体吐出装置においては、前記ブラシは複数の刷毛と前記複数の刷毛を保持するホルダーとを有し、前記複数の刷毛の少なくとも一部が前記ホルダーの上側に位置されることが望ましい。
これにより、ノズルの下方への一方向への移動によって液吐出部が刷毛に接触される。
第7に、上記した本発明に係る液体吐出装置においては、前記ノズルが複数設けられ、前記複数のノズルが前記液溜ケースに挿入された状態でそれぞれの前記液吐出部が前記ブラシに同時に擦り付けられることが望ましい。
これにより、複数のノズルの各液吐出部が同時に清掃される。
本発明によれば、ノズルの液吐出部で液体が固化された場合に固化された液体がブラシによって除去されるため、ノズルの液吐出部からの液体の良好な吐出動作を確保することができる。
図2乃至図12と共に本発明液体吐出装置の実施の形態を示すものであり、本図は、液体吐出装置の概略斜視図である。 第1のノズルの下端部を示す斜視図である。 第1のノズルから液体が吐出される状態を示す概略側面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 第1のノズルが液溜ケースに挿入され液吐出部がブラシの刷毛に押し付けられた状態を示す断面図である。 第1のノズルが液溜ケースに挿入され液吐出部がブラシの刷毛に押し付けられた状態を図5とは異なる方向から見た状態で示す断面図である。 ノズルに液体の残留物が付着している状態を示す斜視図である。 第1のノズルが移動されて刷毛に擦り付けられている状態を示す拡大側面図である。 第1のノズルが液溜ケースに貯留された薬液に浸されている状態を示す断面図である。 図11及び図12と共にブラシの変形例を示すものであり、本図は、第1の変形例に係るブラシにノズルが擦り付けられている状態を示す斜視図である。 第2の変形例に係るブラシにノズルが擦り付けられている状態を示す斜視図である。 第3の変形例に係るブラシにノズルが擦り付けられている状態を示す斜視図である。
以下に、本発明液体吐出装置を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
液体吐出装置にはノズルが設けられている。ノズルは上下方向へ移動可能とされている他に、水平面内における直交する2方向へも移動可能とされている。以下には、水平面内における直交する2方向のうち左右方向をX方向とし前後方向をY方向として説明する。尚、以下に示す前後左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、X方向とY方向が水平面内における直交する任意の2方向であればよい。
<液体吐出装置の構成>
先ず、液体吐出装置1の構成について説明する。
液体吐出装置1は、例えば、塗布対象物である後述する回路基板等の製造ラインの一部において使用される。液体吐出装置1には、図示しない搬送機構によって回路基板が搬送されて載置される。回路基板が載置されると、液体吐出装置1によって回路基板に対して塗布作業が行われる。塗布作業が行われた回路基板は搬送機構によって液体吐出装置1から取り出され、次工程に移送される。これによりライン上で連続作業としての塗布作業が実行される。
但し、液体吐出装置1は製造ラインの一部において使用される他に、単独で回路基板等の塗布対象物に対して塗布作業を行う装置であってもよい。
液体吐出装置1は床面等に設置された基台2に所要の各部が配置又は支持されて成る(図1参照)。
基台2は左右方向における一端側に位置された機構配置部2aと機構配置部2aより一段低くされた作業台部2bとを有している。基台2の内側には後述する各モーターを制御する図示しない各種の制御部が配置されている。
機構配置部2a上には前後に延びるベース台3が配置されている。ベース台3にはY方向ガイド4、4が左右に離隔し平行な状態で設けられている。ベース台3にはYモーター5がY方向ガイド4、4間に配置されている。
ベース台3にはY方向移動体6が前後方向(Y方向)へ移動可能に支持されている。Y方向移動体6はYモーター5の駆動力によってY方向ガイド4、4に案内されて前後方向へ移動される。
機構配置部2aの前端部には液晶パネル等のモニター7が配置されている。モニター7は、例えば、タッチパネルを有しており、タッチパネルに対してオペレーターが入力操作を行うことが可能とされている。モニター7には作業台部2bに載置される回路基板100の画像(撮像画像)、撮像画像を加工した画像、操作アイコン、メッセージ表示等のユーザーインターフェースのための各種の画像が表示される。モニター7に回路基板100の画像が表示されることにより、オペレーターは回路基板100に対して行われる後述する塗布作業に関する各種の操作をモニター7の画像上で行うことが可能とされている。
Y方向移動体6には左右に延びるガイド板8が固定されている。ガイド板8にはX方向ガイド9、9が上下に離隔し平行な状態で設けられている。ガイド板8にはXモーター10がX方向ガイド9、9間に配置されている。
ガイド板8にはX方向移動体11が左右方向(X方向)へ移動可能に支持されている。X方向移動体11はXモーター10の駆動力によってX方向ガイド9、9に案内されて左右方向へ移動される。
上記のように、ガイド板8がY方向移動体6に固定されているため、ガイド板8とガイド板8に設けられ又は支持された各部は、Y方向移動体6の移動に伴ってY方向へ移動される。
X方向移動体11には第1のノズルモーター12と第2のノズルモーター13が左右に並んで配置されている。
X方向移動体11には第1のノズル14が上下方向へ移動自在に支持されている。第1のノズル14は上下に延びる形状に形成され、下端部が液体を吐出する液吐出部15として設けられている。第1のノズル14は第1のノズルモーター12の駆動力によって上下方向へ移動される。
液吐出部15には下方に開口された凹部16が形成されている(図2参照)。凹部16は液吐出部15を二分するように直線状に延び、下方及び液吐出部15の外周面における反対側の部分に開口されている。液吐出部15には凹部16を形成する底面16aの中央部に液体200の吐出口15aが形成されている。
液吐出部15の吐出口15aからは液体200として加圧された液体が吐出される(図3参照)。液体200としては、例えば、ポリオレフィン系、アクリル系又はポリウレタン系の絶縁性を有する液体が用いられている。
上記のように、第1のノズル14は凹部16が直線状に延びる形状に形成され底面16aの中央部に吐出口15aが形成されることにより、液体200のスプレーパターンが下方へ行くに従って凹部16が延びる方向へ広がるような略扇状にされる。また、スプレーパターンは凹部16の幅方向において薄くなるパターンになる(図4参照)。
第1のノズル14には回転モーター17が取り付けられている(図1参照)。第1のノズル14は回転モーター17の駆動力によって軸回り方向へ回転される。従って、第1のノズル14が軸回り方向へ回転されると液体200のスプレーパターンの向きが変化される。
X方向移動体11には第2のノズル18が上下方向へ移動自在に支持されている。第2のノズル18は上下に延びる形状に形成され、下端部が液体200を吐出する針状(ニードル状)の液吐出部19として設けられている。第2のノズル18は第2のノズルモーター13の駆動力によって上下方向へ移動される。
第2のノズル18からは第1のノズル14から吐出される液体200と同じ液体200が吐出される。液吐出部19は針状に形成されているため、液吐出部19から吐出される液体200のスプレーパターンは細径の円錐状のパターンである。
X方向移動体11にはレーザーセンサー20が取り付けられている。レーザーセンサー20は高さ測定を行うためのセンサーであり、レーザーセンサー20によって塗布対象物である回路基板100における各部の高さが測定される。
基台2における作業台部2bの中央部には回路基板100が載置される。
作業台部2bの前端部には光センサーを構成する発光部21と受光部22が左右に離隔して配置されている。発光部21は、例えば、半導体レーザーであり、レーザー光を出力する機能を有している。発光部21から出力されたレーザー光は受光部22によって受光される。受光部22はレーザー光の受光光量に応じて検出信号を出力する機能を有している。
発光部21からレーザー光が出力された状態において、第1のノズル14がY方向へ移動されてレーザー光の光線を横切ると、光線が第1のノズル14によって遮られる。このとき受光部22における受光光量が低下されるため、光量の低下状態を示す検出信号が出力される。
このような検出は、液体200が吐出されている状態において第1のノズル14がY方向へ移動されることにより行われる。このとき液体200によってレーザー光の光線が遮られ、遮られた時間等に基づいて液体200におけるスプレーパターンの幅が測定される。測定結果に応じて液体200の吐出圧が調整される。従って、発光部21と受光部22により構成された光センサーによって液体200におけるスプレーパターンの幅を所望の幅に調整することができる。
基台2における発光部21と受光部22の間には、捨て打ちケース23が配置されている。捨て打ちケース23には、例えば、回路基板100に対する液体200の塗布作業が行われる前の状態において、第1のノズル14と第2のノズル18からそれぞれ液体200が吐出される。このような吐出が行われることにより、例えば、第1のノズル14と第2のノズル18の下端部に固着されているおそれがある液体200の残留物を吹き飛ばすことが可能であり、第1のノズル14と第2のノズル18からの液体200の良好な吐出状態が確保される。
また、発光部21と受光部22により構成された光センサーの検出時に行われる第1のノズル14からの液体200の吐出は、捨て打ちケース23の真上において行われる。捨て打ちケース23の真上は、発光部21から出力されるレーザー光の経路にされているため、検出時の第1のノズル14からの液体200の吐出が捨て打ちケース23の真上において行われることにより、吐出された液体200が捨て打ちケース23に貯留され、基台2の液体200による汚染が防止される。
さらに、第1のノズル14と第2のノズル18による塗布作業が開始されるときには、後述するように、第1のノズル14と第2のノズル18が乾燥防止用の薬液から取り出されるが、このとき捨て打ちケース23に液体200を吐出することにより、液吐出部15、19に付着されている薬液を吹き飛ばして回路基板100への薬液の塗布を防止することができる。
基台2の作業台部2bには、捨て打ちケース23に並ぶ位置に液溜ケース24が配置されている。液溜ケース24の内部空間は貯留空間24aとして形成されている(図5及び図6参照)。
液溜ケース24は上方に開口された箱状に形成され、例えば、前後方向における長さが左右方向における長さより長くされている。液溜ケース24の貯留空間24aには液体200の乾燥を防止するための薬液300が貯留されている。
液溜ケース24には錘ベース25が挿入されて配置されている。錘ベース25は上下方向を向く板状のベース部25aとベース部25aの前端部から上方に突出された柱部25bとから成る。錘ベース25は自重によりベース部25aが液溜ケース24の貯留空間24aにおける底部に配置されている。
錘ベース25におけるベース部25aの上面には保持板26が取り付けられている。保持板26は上下方向を向き、前端部以外の部分が柱部25bから後方に突出されている。
保持板26の上面にはブラシ27が取り付けられ、ブラシ27は液溜ケース24の貯留空間24aにおける前端部に位置されている。ブラシ27は上方に開口された箱状のホルダー28とホルダー28に保持された複数の刷毛29、29、・・・とから成り、刷毛29、29、・・・の略上半分がホルダー28から上方に突出されている。
ブラシ27のホルダー28には液面センサー30が取り付けられている。尚、液面センサー30は液溜ケース24の内面に取り付けられていてもよい。液面センサー30は液溜ケース24に貯留される薬液300における液面(上面)300aの位置を検出する機能を有している。
上記のように、ブラシ27が貯留空間24aにおける前端部に位置されることにより、貯留空間24aに液面センサー30の十分な配置スペースが確保され、ブラシ27と液面センサー30の干渉が防止される。尚、ブラシ27は貯留空間24aにおける前端部以外の端部に位置されていてもよい。
貯留空間24aに貯留される薬液300は揮発性を有しており、蒸発して貯留空間24aに対する貯留量が減じる。液面センサー30は貯留空間24aに貯留される薬液300が適正量未満になると、図示しない警報部に指令信号を送出する。警報部に指令信号が送出されると、警報部から音声等による警告が発せられ薬液300が適正量未満であることがオペレーターにおいて認識される。
オペレーターは貯留空間24aに貯留されている薬液300の貯留量に応じて貯留空間24aに薬液300を投入することができる。従って、液面センサー30の検出結果に基づいて薬液300を補充することが可能になり、薬液300の乾燥防止作用を確実に発揮させることができる。
ブラシ27は貯留空間24aに貯留されている薬液300が適正量以上(適正レベル)である場合には、全体が薬液300に浸されており、ブラシ27の上面が薬液300の液面300aより下方に位置されている。
液溜ケース24の上側の開口は蓋体31によって閉塞される。蓋体31は上下方向を向く閉塞面部32と閉塞面部32の外周部から下方に突出された周面部33とから成り、閉塞面部32には前後方向に延びる挿入孔32aが形成されている。
<液体吐出装置の動作>
上記のように構成された液体吐出装置1において、回路基板100の所定の各位置、例えば、電子部品が搭載されていない位置に対して第1のノズル14又は第2のノズル18から液体200が吐出されて塗布作業が行われる。このとき第1のノズル14と第2のノズル18がXモーター10、Yモーター5、第1のノズルモーター12、第2のノズルモーター13によって上下前後左右へ移動される。また、第1のノズル14は回転モーター17によって軸回り方向へ回転される。
このように第1のノズル14がXモーター10、Yモーター5、第1のノズルモーター12、回転モーター17によって上下前後左右へ移動され又は回転されると共に第2のノズル18がXモーター10、Yモーター5、第2のノズルモーター13によって上下前後左右へ移動されることにより、回路基板100の所定の各位置に対して所定のスプレーパターンの向きで液体200が吐出される。このとき第2のノズル18からの液体200の吐出は、例えば、回路基板100の電子部品間の隙間が小さい領域に対して行われる。
上記のような第1のノズル14と第2のノズル18による回路基板100に対する塗布作業が終了され第1のノズル14と第2のノズル18からの液体200の吐出が停止されたときには、第1のノズル14又は第2のノズル18から吐出された液体200が吐出後に乾燥して液吐出部15又は液吐出部19において固化され残留物200Xとして液吐出部15又は液吐出部19に付着されている可能性がある(図7参照)。
第1のノズル14と第2のノズル18による回路基板100に対する塗布作業が終了されると、第1のノズル14と第2のノズル18の一方、例えば、第1のノズル14が液溜ケース24の真上に移動された後に下方へ移動されて蓋体31の挿入孔32aから貯留空間24aに挿入され、液吐出部15が薬液300に浸される(図5参照)。液吐出部15は薬液300に浸された状態で下端面がブラシ27の刷毛29、29、・・・に上方から押し当てられる。
液吐出部15の下端面が刷毛29、29、・・・に上方から押し当てられた状態においては、第1のノズル14に形成された凹部16の延びる方向が前後方向にされている(図8参照)。第1のノズル14はYモーター5の駆動力によって前後方向へ移動され、液吐出部15が刷毛29、29、・・・に擦り付けられる。液吐出部15が刷毛29、29、・・・に擦り付けられることにより、液吐出部15に残留物200Xが付着されていた場合に、残留物200Xが液吐出部15から除去される。
続いて、第1のノズル14の前後方向への移動が停止され、第1のノズル14が貯留空間24aにおけるブラシ27が存在しない位置に移動されて液吐出部15が薬液300に浸される(図9参照)。第1のノズル14は次に使用されるまでの間は薬液300に浸された状態にされ、液吐出部15の先端部に存在する液体200の乾燥が防止され吐出口15aの目詰まりを防ぐことができる。
尚、上記には、回路基板100に対する塗布作業が終了されたときに、第1のノズル14が貯留空間24aに挿入される例を示したが、逆に、第2のノズル18が液溜ケース24の真上に移動された後に下方へ移動されて蓋体31の挿入孔32aから貯留空間24aに挿入され、液吐出部19が刷毛29、29、・・・に擦り付けられてもよい。
また、第1のノズル14と第2のノズル18の双方が液溜ケース24の真上に移動された後に下方へ移動されて蓋体31の挿入孔32aから貯留空間24aに挿入され、液吐出部15と液吐出部19が貯留空間24aに挿入され、液吐出部15と液吐出部19が同時に刷毛29、29、・・・に擦り付けられてもよい。
このように第1のノズル14と第2のノズル18が液溜ケース24に挿入され液吐出部15、19が刷毛29、29、・・・に同時に擦り付けられることにより、第1のノズル14と第2のノズル18の液吐出部15、19が同時に清掃されるため、効率的かつ迅速な清掃動作を行うことができる。
以上に記載した通り、液体吐出装置1にあっては、第1のノズル14又は第2のノズル18が液溜ケース24に挿入されたときに液吐出部15、19が擦り付けられ液吐出部15、19を清掃するブラシ27が設けられている。
従って、液吐出部15、19で液体200が固化されて残留物200Xが生成された場合に、残留物200Xがブラシ27によって除去されるため、第1のノズル14と第2のノズル18の液吐出部15、19からの液体200の良好な吐出動作を確保することができる。
特に、回路基板100の製造ラインは、室内温度が高く換気も必要であるため、液体200が固化し易い環境にあり、このような製造ラインにおいてブラシ27を有する液体吐出装置1が用いられることは、液体200の良好な吐出動作を確保する上で極めて有効である。
また、ブラシ27が貯留空間24aにおいて薬液300に浸されているため、薬液300に浸された状態で第1のノズル14と第2のノズル18が刷毛29、29、・・・に擦り付けられる。従って、液吐出部15、19の乾燥を防止することができると共に液吐出部15、19に対する残留物200Xの固着を防止することができる。
さらに、液面センサー30がブラシ27に取り付けられているため、液面センサー30を取り付けるための専用の取付部を必要とせず、部品点数の削減を図ることができる。また、液面センサー30の検出結果に基づいてブラシ27の薬液300との相対位置を認識することが可能になり、ブラシ27を常に薬液300に浸しておくことができる。
さらにまた、第1のノズル14は凹部16が延びる方向(前後方向)へ移動されて液吐出部15が刷毛29、29、・・・に擦り付けられるため、液吐出部15に固着されている残留物200Xが除去され易く、液吐出部15に対する清掃力の向上を図ることができる。
加えて、ブラシ27は複数の刷毛29、29、・・・と刷毛29、29、・・・を保持するホルダー28とを有し、複数の刷毛29、29、・・・の少なくとも一部がホルダー28の上側に位置されている。
従って、第1のノズル14と第2のノズル18の下方への一方向への移動によって液吐出部15、19を刷毛29、29、・・・に接触させることが可能になり、液吐出部15、19を刷毛29、29、・・・に容易に接触させることができると共に第1のノズル14と第2のノズル18の移動が最小限で済み清掃動作の迅速性を図ることができる。
<ブラシの変形例>
以下に、ブラシの変形例について説明する(図10乃至図12参照)。
第1の変形例に係るブラシ27Aは、ホルダー28Aが上下に延びる形状に形成され、刷毛29、29、・・・の一部がホルダー28Aから側方に突出されている(図10参照)。
ブラシ27Aの刷毛29、29、・・・に第1のノズル14又は第2のノズル18を側方から接触させた状態で上下方向へ移動させることにより、液吐出部15、19を刷毛29、29、・・・に擦り付けて清掃することが可能である。ブラシ27Aは、液吐出部15、19の周面に液体200の残留物200Xが付着される場合に、特に有効である。
ブラシ27Aが用いられる場合には、第1のノズル14又は第2のノズル18を軸回り方向へ回転させて刷毛29、29、・・・に擦り付けることが望ましい。第1のノズル14又は第2のノズル18を軸回り方向へ回転させて刷毛29、29、・・・に擦り付けることにより、液吐出部15、19の周面に付着されている残留物200Xを除去し易くなる。
第2の変形例に係るブラシ27Bは刷毛29、29、・・・の一部が円筒状のホルダー28Bから内周側に突出されている(図11参照)。
ブラシ27Bの刷毛29、29、・・・に第1のノズル14又は第2のノズル18を側方から接触させた状態でホルダー28Bの内周面に沿って周方向へ移動(円運動)させることにより、液吐出部15、19を刷毛29、29、・・・に擦り付けて清掃することが可能である。このとき第1のノズル14又は第2のノズル18を上下方向へ移動させてもよい。ブラシ27Bは、液吐出部15、19の周面に液体200の残留物200Xが付着される場合に、特に有効である。
ブラシ27Bが用いられる場合には、第1のノズル14又は第2のノズル18を軸回り方向へ回転させて刷毛29、29、・・・に擦り付けてもよい。第1のノズル14又は第2のノズル18を軸回り方向へ回転させて刷毛29、29、・・・に擦り付けることにより、液吐出部15、19の周面に付着されている残留物200Xを除去し易くなる。
第3の変形例に係るブラシ27Cは刷毛29、29、・・・の一部が円筒状のホルダー28Bから外周側に突出されている(図12参照)。
ブラシ27Cの刷毛29、29、・・・に第1のノズル14又は第2のノズル18を側方から接触させた状態でホルダー28Cの外周面に沿って周方向へ移動(円運動)させることにより、液吐出部15、19を刷毛29、29、・・・に擦り付けて清掃することが可能である。このとき第1のノズル14又は第2のノズル18を上下方向へ移動させてもよい。ブラシ27Cは、液吐出部15、19の周面に液体200の残留物200Xが付着される場合に、特に有効である。
ブラシ27Cが用いられる場合には、第1のノズル14又は第2のノズル18を軸回り方向へ回転させて刷毛29、29、・・・に擦り付けてもよい。第1のノズル14又は第2のノズル18を軸回り方向へ回転させて刷毛29、29、・・・に擦り付けることにより、液吐出部15、19の周面に付着されている残留物200Xを除去し易くなる。
尚、上記には、円筒状のホルダー28B、28Cから刷毛29、29、・・・が内周側又は外周側に突出された例を示したが、ホルダーは円筒状に限られることはなく、他の形状であってもよい。ホルダーは、例えば、三角柱状、三角筒状、四角柱状、四角筒状等の多角形の柱状又は筒状であってもよく、例えば、ホルダーが四角柱状や四角筒状に形成されている場合には、刷毛29、29、・・・が四つの内周面又は外周面から突出されている。
ホルダーがこのような多角形の柱状又は筒状である場合には、第1のノズル14又は第2のノズル18を円運動させる必要がなく、前後方向及び左右方向へ移動させて清掃を行うことが可能になる。
また、円筒状や角筒状のホルダーの上面から刷毛29、29、・・・が上方に突出されたブラシを構成することも可能である。
<その他>
上記には、第1のノズル14と第2のノズル18が移動されてブラシ27、27A、27B、27Cの刷毛29、29、・・・に擦り付けられる例を示したが、逆に、ブラシ27、27A、27B、27Cが移動されて第1のノズル14と第2のノズル18が刷毛29、29、・・・に擦り付けられてもよい。
また、第1のノズル14と第2のノズル18が移動されると共にブラシ27、27A、27B、27Cが移動されて第1のノズル14と第2のノズル18が刷毛29、29、・・・に擦り付けられてもよい。
1…液体吐出装置
14…第1のノズル
15…液吐出部
16…凹部
18…第2のノズル
19…液吐出部
24…液溜ケース
24a…貯留空間
27…ブラシ
28…ホルダー
29…刷毛
30…液面センサー
100…回路基板
200…液体
300…薬液
27A…ブラシ
27B…ブラシ
28B…ホルダー
27C…ブラシ
28C…ホルダー

Claims (7)

  1. 塗布対象物に対して液体を吐出する液吐出部を有するノズルと、
    前記液吐出部に存在する前記液体の乾燥を防止するための薬液が貯留されると共に上方に開口を有し前記開口から前記ノズルが挿入可能とされた液溜ケースと、
    前記液溜ケースの内部に配置されると共に前記ノズルが前記液溜ケースに挿入されたときに前記液吐出部が擦り付けられ前記液吐出部を清掃するブラシとを備えた
    液体吐出装置。
  2. 前記ブラシが前記薬液に浸されている
    請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記液溜ケースの内部に前記薬液における液面の位置を検出する液面センサーが配置された
    請求項1又は請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記液面センサーが前記ブラシに取り付けられた
    請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記液吐出部に下方に開口され所定の方向に延びる凹部が形成され、
    前記ノズルは前記ブラシに対して前記凹部が延びる方向へ相対的に移動された状態で前記液吐出部が前記ブラシに擦り付けられる
    請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記ブラシは複数の刷毛と前記複数の刷毛を保持するホルダーとを有し、
    前記複数の刷毛の少なくとも一部が前記ホルダーの上側に位置された
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記ノズルが複数設けられ、
    前記複数のノズルが前記液溜ケースに挿入された状態でそれぞれの前記液吐出部が前記ブラシに同時に擦り付けられる
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6に記載の液体吐出装置。
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