JP2017074123A - 医用画像処理装置及びx線診断装置 - Google Patents

医用画像処理装置及びx線診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】血流を正確に把握することを可能にする医用画像処理装置及びX線診断装置を提供すること。【解決手段】実施形態の医用画像処理装置は、取得機能と、補正機能とを備える。取得機能は、造影剤を用いて経時的に収集された複数のX線画像における画素ごとの信号強度の経時的な遷移を取得する。補正機能は、信号強度の経時的な遷移において時系列的に隣接する信号の信号強度に基づいて、隣接する信号の信号強度の値と乖離する値を有する乖離信号の信号強度の値を除くように、信号強度の経時的な遷移を補正する。【選択図】図1

Description

本発明の実施の形態は、医用画像処理装置及びX線診断装置に関する。
従来、X線診断装置においては、造影剤を注入して収集される血流情報を所定のパラメータ値によって表現する画像表現方法が知られている。なお、以下、このような画像表現方法をパラメトリックイメージング(Parametric imaging)と記す。上記したパラメトリックイメージングでは、画素ごとに造影剤の時間濃度曲線(Time-Intensity Curve:TIC)を算出し、算出したTICを用いて各種パラメータ値を算出する。なお、TICは、TDC(Time density Curve)とも呼ばれる。ここで、パラメトリックイメージングにおけるパラメータ値としては、例えば、TICにおいてピークに至るまでの時間(Time To Peak:TTP)や、ピークの高さ(Peak Height:PH)、TICの面積(Area Under Curve:AUC)、造影剤の到達時間(Arrival Time:AT)、ピークから造影剤が流出しきるまでの時間(Wash Out)、平均通過時間(Mean Transit Time:MTT)などが算出される。
パラメトリックイメージングでは、観察者が所望する血流情報に応じたパラメータ値を画素ごとに算出し、算出したパラメータ値に対応する色で画像上の各画素をカラー化した画像を生成して表示する。これにより、観察者は、表示された画像によって表現された血流情報に基づいて各種診断を行うことができる。例えば、肺動脈の塞栓状態を確認するため、両肺動脈を造影して診断が行われるが、この診断にパラメトリックイメージングを活用することが期待されている。肺動脈では、造影剤による染まり具合を肺の両側の血管で比較することで有用な診断が可能であると期待されている。すなわち、血管に塞栓が生じている場合、肺の両側の血管で造影剤による染まり具合が異なるため、染まり具合の違いを観察することで肺動脈の塞栓状態の診断が行える。
特許第5093727号 特表2007−536062号公報 特開2011−212314号公報
本発明が解決しようとする課題は、血流を正確に把握することを可能にする医用画像処理装置及びX線診断装置を提供することである。
実施の形態の医用画像処理装置は、取得部と、補正部とを備える。取得部は、造影剤を用いて経時的に収集された複数のX線画像における画素ごとの信号強度の経時的な遷移を取得する。補正部は、前記信号強度の経時的な遷移において時系列的に隣接する信号の信号強度に基づいて、隣接する信号の信号強度の値と乖離する値を有する乖離信号の信号強度の値を除くように、前記信号強度の経時的な遷移を補正する。
図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るパラメトリックイメージングを説明するための図である。 図3Aは、従来技術に係る課題を説明するための図である。 図3Bは、従来技術に係る課題を説明するための図である。 図3Cは、従来技術に係る課題を説明するための図である。 図4Aは、第1の実施形態に係る補正機能による補正処理の一例を説明するための図である。 図4Bは、第1の実施形態に係る補正機能による補正処理の一例を説明するための図である。 図5は、第1の実施形態に係る補正機能による補正処理の一例を説明するための図である。 図6は、第1の実施形態に係るX線診断装置の処理の手順を示すフローチャートである。 図7Aは、第2の実施形態に係る補正機能による補正処理の一例を説明するための図である。 図7Bは、第2の実施形態に係る補正機能による補正処理の一例を説明するための図である。 図8は、第3の実施形態に係る補正機能による補正処理の対象領域を説明するための図である。 図9は、第3の実施形態に係る補正機能による補正処理の一例を説明するための図である。 図10は、第3の実施形態に係るX線診断装置の処理の手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本願に係る医用画像処理装置及びX線診断装置の実施形態を詳細に説明する。なお、本願に係る医用画像処理装置及びX線診断装置は、以下に示す実施形態によって限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置100の構成の一例を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、高電圧発生器11と、X線管12と、コリメータ13と、天板14と、Cアーム15と、X線検出器16とを備える。また、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、Cアーム回転・移動機構17と、天板移動機構18と、Cアーム・天板機構制御回路19と、絞り制御回路20と、処理回路21と、入力回路22と、ディスプレイ23とを備える。また、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、画像データ生成回路24と、記憶回路25と、画像処理回路26とを備える。また、X線診断装置100は、インジェクター30及び心電計40と接続される。そして、X線診断装置100は、図1に示すように、各回路が相互に接続され、各回路間で種々の電気信号を送受信したり、インジェクター30と電気信号を送受信したりする。
インジェクター30は、被検体Pに挿入されたカテーテルから造影剤を注入するための装置である。ここで、インジェクター30からの造影剤注入は、後述する処理回路21を介して受信した注入指示に従って実行される。具体的には、インジェクター30は、後述する処理回路21から受信する造影剤の注入開始指示や、注入停止指示、さらに、注入速度などを含む造影剤注入条件に応じた造影剤注入を実行する。なお、インジェクター30は、操作者が直接インジェクター30に対して入力した注入指示に従って注入開始や、注入停止を実行することも可能である。
心電計40は、図示しない端子が取り付けられた被検体Pの心電波形(ECG:Electrocardiogram)を取得し、取得した心電波形を、時間情報とともに、処理回路21、画像データ生成回路24および画像処理回路26に送信する。
図1に示すX線診断装置100においては、各処理機能がコンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路25へ記憶されている。Cアーム・天板機構制御回路19、絞り制御回路20、処理回路21、画像データ生成回路24、及び、画像処理回路26は、記憶回路25からプログラムを読み出して実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の各回路は、読み出したプログラムに対応する機能を有することとなる。
なお、上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。
高電圧発生器11は、処理回路21による制御の下、高電圧を発生し、発生した高電圧をX線管12に供給する。X線管12は、高電圧発生器11から供給される高電圧を用いて、X線を発生する。
コリメータ13は、絞り制御回路20による制御の下、X線管12が発生したX線を、被検体Pの関心領域に対して選択的に照射されるように絞り込む。例えば、コリメータ13は、スライド可能な4枚の絞り羽根を有する。コリメータ13は、絞り制御回路20による制御の下、これらの絞り羽根をスライドさせることで、X線管12が発生したX線を絞り込んで被検体Pに照射させる。天板14は、被検体Pを載せるベッドであり、図示しない寝台の上に配置される。なお、被検体Pは、X線診断装置100に含まれない。
X線検出器16は、被検体Pを透過したX線を検出する。例えば、X線検出器16は、マトリックス状に配列された検出素子を有する。各検出素子は、被検体Pを透過したX線を電気信号に変換して蓄積し、蓄積した電気信号を画像データ生成回路24に送信する。
Cアーム15は、X線管12、コリメータ13及びX線検出器16を保持する。X線管12及びコリメータ13とX線検出器16とは、Cアーム15により被検体Pを挟んで対向するように配置される。なお、図1では、X線診断装置1がシングルプレーンの場合を例に挙げて説明しているが、実施形態はこれに限定されるものではなく、バイプレーンの場合であってもよい。
Cアーム回転・移動機構17は、Cアーム15を回転及び移動させるための機構であり、天板移動機構18は、天板14を移動させるための機構である。Cアーム・天板機構制御回路19は、処理回路21による制御の下、Cアーム回転・移動機構17及び天板移動機構18を制御することで、Cアーム15の回転や移動、天板14の移動を調整する。絞り制御回路20は、処理回路21による制御の下、コリメータ13が有する絞り羽根の開度を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線の照射範囲を制御する。
画像データ生成回路24は、X線検出器16によってX線から変換された電気信号を用いて画像データを生成し、生成した画像データを記憶回路25に格納する。例えば、画像データ生成回路24は、X線検出器16から受信した電気信号に対して、電流・電圧変換やA(Analog)/D(Digital)変換、パラレル・シリアル変換を行い、画像データを生成する。一例を挙げると、画像データ生成回路24は、造影剤が注入されていない状態で撮像された画像データ(マスク画像)及び造影剤が注入された状態で撮像された画像データ(コントラスト画像)を生成する。そして、画像データ生成回路24は、生成したマスク画像及びコントラスト画像を記憶回路25に格納する。
記憶回路25は、画像データ生成回路24によって生成された画像データを受け付けて記憶する。例えば、記憶回路25は、造影剤が投与される前後の被検体Pの画像データを記憶する。また、記憶回路25は、図1に示す各回路によって読み出されて実行される各種機能に対応するプログラムを記憶する。一例を挙げると、記憶回路25は、処理回路21によって読み出されて実行される取得機能211に対応するプログラム、補正機能212に対応するプログラム及び制御機能213に対応するプログラムを記憶する。
画像処理回路26は、記憶回路25が記憶する画像データに対して各種画像処理を行う。例えば、画像処理回路26は、記憶回路25が記憶するマスク画像とコントラスト画像とを読み出し、サブトラクション(Logサブ)することで差分画像を生成する。また、画像処理回路26は、経時的な差分画像の画素ごとの造影剤の時間濃度曲線(Time-Intensity Curve:TIC)を用いて各種パラメータ値を算出し、算出したパラメータ値に基づいてパラメトリックイメージングを実行する。すなわち、画像処理回路26は、観察者が所望する血流情報に応じたパラメータ値を画素ごとに算出し、算出したパラメータ値に対応する色で画像上の各画素をカラー化した画像を生成する。ここで、画像処理回路26は、後述する処理回路21によって補正されたTICを用いて各種パラメータ値を算出し、算出したパラメータ値に基づいてパラメトリックイメージングを実行する。
なお、画像処理回路26は、造影剤投与直前の1フレームをマスク画像として用いることで、体動による位置合わせ(レジストレーション)のミスを最小限に抑えることが可能である。また、画像処理回路26は、移動平均(平滑化)フィルタ、ガウシアンフィルタ、メディアンフィルタなどの画像処理フィルタによるノイズ低減処理を実行することも可能である。すなわち、画像処理回路26は、造影剤を用いて経時的に撮影された複数のX線画像群それぞれに対して、位置ずれ補正及びノイズ除去を含む前処理を実行することができる。
入力回路22は、所定の領域(例えば、差分画像内で補正処理の対象領域)などの設定などを行うためのトラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード等によって実現される。入力回路22は、処理回路21に接続されており、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し処理回路21へと出力する。
ディスプレイ23は、操作者の指示を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)や、画像処理回路26によって生成された差分画像、パラメトリックイメージングによるカラー画像などを表示する。
処理回路21は、取得機能211、補正機能212及び制御機能213を実行することで、X線診断装置100全体の動作を制御する。例えば、処理回路21は、装置全体を制御するための制御機能213に対応するプログラムを記憶回路25から読み出して実行することにより、種々の処理を実行する。例えば、処理回路21は、入力回路22から転送された操作者の指示に従って高電圧発生器11を制御し、X線管12に供給する電圧を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線量やON/OFFを制御する。また、例えば、処理回路21は、操作者の指示に従ってCアーム・天板機構制御回路19を制御し、Cアーム15の回転や移動、天板14の移動を調整する。また、例えば、処理回路21は、操作者の指示に従って絞り制御回路20を制御し、コリメータ13が有する絞り羽根の開度を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線の照射範囲を制御する。
また、処理回路21は、操作者の指示に従って、画像データ生成回路24による画像データ生成処理や、画像処理回路26による画像処理、あるいは解析処理などを制御する。また、処理回路21は、操作者の指示を受け付けるためのGUIや記憶回路25が記憶する画像などを、ディスプレイ23に表示するように制御する。また、処理回路21は、インジェクター30に対して、造影剤注入開始及び終了の信号を送信することで、造影剤の注入タイミングを制御する。また、処理回路21は、心電計40から受信するECGの時間情報と画像データ生成回路24によって生成された画像データの時間情報とを対応付ける。なお、処理回路21による取得機能211及び補正機能212については、後に詳述する。
以上、X線診断装置100の構成の一例について説明した。かかる構成のもと、本実施形態に係るX線診断装置100は、以下、詳細に説明する処理回路21による処理によって、血流を正確に把握することを可能にする。具体的には、X線診断装置100は、造影剤が流入する血管などに心臓などの動的な部位が重なることによるTICへの影響を除くことで、血流を正確に示すTICを生成して、より正確なパラメータ値の算出を可能にする。X線診断装置100は、このように算出したパラメータ値をもとにパラメトリックイメージングを実行することで、血流を正確に反映させたカラー画像を表示することを可能にする。
ここで、まず、パラメトリックイメージングについて図2を用いて説明する。図2は、第1の実施形態に係るパラメトリックイメージングを説明するための図である。図2においては、パラメトリックイメージングにおけるパラメータの例を示す。
上述したように、パラメトリックイメージングは、画素ごとに造影剤の時間濃度曲線(Time-Intensity Curve:TIC)を算出し、算出したTICを用いて各種パラメータ値を算出する。例えば、図2の(A)に示すように、パラメトリックイメージングにおいては、造影剤を用いて経時的に撮影された複数のX線画像(以下、造影画像と記す)における各画素のTICを算出する。すなわち、パラメトリックイメージングにおいては、図2の(A)の画素1におけるTICに示すように、造影画像の撮影時間又はフレームを横軸とし、信号強度(画素値)を縦軸としたTICを造影画像の各画素についてそれぞれ算出する。なお、造影画像は、造影剤が注入されていない状態で撮影されたマスク画像と、造影剤が注入された状態で撮影されたコントラスト画像とをサブトラクション(差分処理)することによって、骨などの背景要素が除去された差分画像(DSA画像)である。
そして、パラメトリックイメージングにおいては、算出したTICに基づいて各画素のパラメータ値をそれぞれ算出する。例えば、パラメトリックイメージングでは、図2の(B)に示すように、信号強度が最大値を示す「A:PH(Peak Height)」、造影剤によって染まり始めるまでの時間を示す「B:TTA(Time To Arrival)」、信号強度が最大値となるまでの時間を示す「C:TTP(Time To Peak)」、造影剤によって染まり始めてから信号強度が最大値となるまでの時間を示す「D:Wash in」、信号強度が最大値を示した時点から造影剤が流出しきるまでの時間を示す「E:Wash out」、TICの最大値の半値幅を示す「F:Width」、TICの面積(各画素に流れた造影剤の量)を示す「G:AUC(Area Under Curve)」などを算出する。
ここで、パラメトリックイメージングでは、信号強度が最大値(PH)の所定の%(例えば、5%など)を超える時間又はフレームを染まり始めとして決定し、信号強度が最大値(PH)の所定の%(例えば、5%など)を下回る時間又はフレームを造影剤が流れきった時点として決定される。なお、図2の(B)に示す例はあくまでも一例であり、パラメータ値としては、その他、例えば、TICの最大強度までの傾きを示す「Slope」や、造影剤の平均通過時間を示す「MTT(Mean Transit Time)」などが算出される。
このように造影画像の各画素についてパラメータ値を算出すると、パラメトリックイメージングでは、所定のパラメータについて各画素の値を反映させたカラー画像を生成する。例えば、造影剤による染まり始めを示すパラメータ「TTA」に関するカラー画像が生成される。ここで、造影画像に含まれるフレーム(或いは、時間)に色情報が割り当てられ、各画素について造影剤によって染まり始めたフレーム(或いは、時間)に対応する色を反映させたカラー画像が生成される。これにより、観察者は、血流の状態をカラー画像の色情報から一目で確認することができる。
上述したように、パラメトリックイメージングでは、画素ごとに算出したTICに基づいて、カラー画像を生成して表示するが、従来のパラメトリックイメージングでは、動的な部位が血管領域のTICに影響を与えることで、カラー画像が正確な血流の情報を示すものではなくなる場合があった。図3A〜図3Cは、従来技術に係る課題を説明するための図である。例えば、図3Aに示すように、肺動脈の塞栓状態を確認するために両肺動脈を造影した場合、拡張期に心臓が拡張することで奥行方向に血管と心臓とが重なることで、血管におけるTICに影響を及ぼす場合がある。
一例を挙げると、図3Aに示す領域R1と領域R2は、それぞれ肺動脈上に位置しているが、図3Aに示すように、領域R1は、収縮期及び拡張期のどちらにおいても心臓が重ならないのに対して、領域R2は、拡張期に心臓が拡張すると奥行方向に重なることとなる。すなわち、領域R1に含まれる画素のTICは、領域R1の血管を流れる造影剤に基づく信号のみから生成されるのに対して、領域R2に含まれる画素のTICは、領域R2の血管を流れる造影剤に基づく信号と、心臓が拡張するごとの心臓内の造影剤に基づく信号とから生成されることとなる。
図3Bは、領域R1と領域R2のTICを示す。ここで、図3Bのグラフは、縦軸に信号強度(画素値)を示し、横軸にフレームを示す。また、図3Bに示すTICは、輝度値をそのまま示したものであり、造影剤で染まることによって信号強度(輝度値)が低下する(黒くなる)場合のTICを示す。すなわち、図2に示すTICの表示を反転した表示で示す。例えば、領域R1のTICは、図3Bに示すように、隣接する信号の信号強度間で値が乖離している(大きく異なる)ものはなく、血管を流れる造影剤に基づく信号のみから生成される。
これに対して、領域R2のTICは、図3Bに示すように、フレーム「50〜80」付近にいくつかのスパイク状の信号を含む。これは、心臓が拡張するごとに領域R2に重なる心臓内の造影剤に基づく信号であり、不要な信号である。このような信号がTICに含まれている場合、算出されるパラメータ値が不正確なものとなり、正確な血流を把握することが難しくなる場合がある。例えば、パラメータ「TTA」でパラメトリックイメージングを行う場合、造影剤による染まり始めのフレーム(時間)の違いでカラー画像が生成される。「TTA」は、信号強度が最大値(PH)の所定の%(例えば、5%など)を超えるフレーム(時間)であり、領域R2のTICのようにスパイク状の信号が含まれている場合、正確な「TTA」の値が算出されなくなってしまう。
例えば、図3Bの領域R2のTICの場合、フレーム「110」付近が「PH」となる。ここで、領域R2のTICのように、スパイク状の信号が含まれている場合、信号強度が「PH」の所定の%を超えるフレームが、スパイク状の信号のフレームとなってしまい(例えば、フレーム「50」付近)、実際に「PH」の所定の%を超えるフレームとは異なるフレームとなり、誤った「TTA」が算出されることとなる。
このように誤った「TTA」の値を用いたパラメトリックイメージングでは、正確な血流を把握することが難しくなり、診断に影響を及ぼす場合もある。例えば、肺動脈の塞栓状態を診断する場合に、両肺の血管の染まり具合に差異がでてしまう恐れもある。図3Cは、肺動脈に対してパラメータ「TTA」でパラメトリックイメージングを行った場合のカラー画像を示す。例えば、図3Cの点線の楕円で示す領域(心臓の拡張によって右心室が重なる領域)などの血流の状態を正確に把握することが難しくなる場合もある。
そこで、本願に係るX線診断装置100は、造影剤が流入する血管などに心臓などの動的な部位が重なることによるTICへの影響を除く補正処理を実行することで、血流を正確に示すTICを生成して、より正確なパラメータ値を算出するように構成される。以下、本願のX線診断装置100による補正処理の詳細について説明する。
取得機能211は、造影剤を用いて経時的に収集された複数のX線画像(造影画像)における画素ごとの信号強度の経時的な遷移を取得する。具体的には、取得機能211は、画像処理回路26によって生成された経時的な複数の造影画像の各画素のTICをそれぞれ取得する。すなわち、取得機能211は、経時的な複数の造影画像の各画素について、同一位置の画素の画素値をそれぞれ取得して、取得した画素値をプロットしたTICをそれぞれ生成する。なお、ここで取得機能211によって取得されるTICには、例えば、図3Bに示すようなスパイク状の信号を含むTICが含まれる。
補正機能212は、信号強度の経時的な遷移において時系列的に隣接する信号の信号強度に基づいて、隣接する信号の信号強度の値と乖離する値を有する乖離信号の信号強度の値を除くように、信号強度の経時的な遷移を補正する。具体的には、補正機能212は、取得機能211によって取得された各画素のTICに対して、信号強度の値が周囲の信号の信号強度の値と大きく異なる乖離信号(例えば、スパイク状になる信号など)を除くような補正処理を実行する。
例えば、補正機能212は、乖離信号の信号強度の値と時系列的に連続する所定数の信号の信号強度の値とを平均した値を、乖離信号の信号強度の値として用いることで、TICを補正する。すなわち、補正機能212は、取得機能211によって取得されたTICの各信号について、連続する所定数の信号とそれぞれ平均し、平均した値に置換する補正処理を実行する。換言すると、補正機能212は、TICに対して平滑化処理を実行することで、TICに含まれる乖離信号を除く。図4A及び図4Bは、第1の実施形態に係る補正機能212による補正処理の一例を説明するための図である。ここで、図4A及び図4Bは、取得機能211によって取得されたTICに対する処理を示す。なお、図4Aにおいては、説明の便宜上6つの信号のみを示しているが、実際にはフレーム数分の信号がプロットされる。
例えば、補正機能212は、TICにおいてスパイク形状を示す信号「e」の値を時系列的に連続する他の信号の値との平均値に置換する。一例を挙げると、補正機能212は、信号「e」のフレームよりも前の4フレーム分の信号「a」〜信号「d」の値と、信号「e」の値を平均する。そして、補正機能212は、信号「e」の値を平均値に置換することで、スパイク形状を示す信号「e」を除く。ここで、上述した平均処理は、スパイク形状を示す乖離信号のみを対象にするだけではなく、すべての信号に対して実行する場合であってもよい。すなわち、補正機能212は、連続する所定数のフレームの値を用いて、各フレームの値を平均値にそれぞれ置換する。例えば、補正機能212は、図4Aに示す信号「a」の値を、信号「a」のフレームよりも前の4フレーム分の信号の信号強度の値との平均値に置換する。同様に、補正機能212は、信号「b」、「c」、「d」及び「f」について、各信号の値と、各信号から前4フレーム分の信号の値とをそれぞれ平均した値に置換する。
ここで、上述した例では、5フレームで平均する場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではなく、平均処理に用いるフレーム数は任意に決定することができる。例えば、造影画像が収集された収集レート(フレームレート)及び造影画像の撮像対象部位に基づいて設定される場合であってもよい。また、上述した例では、時系列的に前の4フレーム分の値と平均する場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではなく、平均処理に用いるフレームは任意に決定することができる。例えば、置換の対象となるフレームの前後2フレーム分の信号強度の値と平均する場合であってもよい。
上述した平均処理をTICの全ての信号に対して実行することによって、例えば、図4Bに示すように、スパイク状の乖離信号を除去した曲線状のTICに補正することができる。例えば、補正機能212は、図4Bに示すように、領域R1のTICを曲線L1に補正する。また、補正機能212は、図4Bに示すように、領域R2のTICを曲線L2に補正する。その結果、血流の状態をより正確に反映したTICを生成することができ、生成したTICを用いてパラメトリックイメージングを実行することで、血流の状態をより正確に把握することを可能にする。
上述した例では、信号強度の値を平均する補正処理を実行する場合について説明したが、第1の実施形態に係る補正機能212は、その他の補正処理を実行することも可能である。例えば、補正機能212は、隣接する信号の信号強度の値との差が所定の閾値を超えた値を有する信号を乖離信号と判定し、乖離信号を間引くことで、信号強度の経時的な遷移を補正する。図4Aを用いて説明すると、例えば、補正機能212は、信号「a」と信号「b」との差を算出して、算出した差を所定の閾値と比較する。さらに、補正機能212は、信号「b」と信号「c」との差を算出して、算出した差を所定の閾値と比較する。ここで、信号「a」と信号「b」との差、及び、信号「b」と信号「c」との差がそれぞれ所定の閾値を超えた場合に、補正機能212は、信号「b」を乖離信号と判定する。そして、補正機能212は、乖離信号と判定した信号「b」をTICから間引くことで、TICを補正する。なお、乖離信号の判定に用いられる所定の閾値は、ユーザによって任意に設定することができる。
上述した間引き処理を実行することによって、例えば、図5の楕円付近に示すように、補正機能212は、おおもとのTICを、スパイク状の乖離信号を除去したTICに補正することができる。ここで、領域R1のTICに示されるように、上述した間引き処理では、動的な部位によって生じるスパイク状の乖離信号だけではなく、その他の原因(例えば、血管が立体的に交差して肺動脈に重なっている部分など)により生じた乖離信号を除去することもできる。なお、図5は、第1の実施形態に係る補正機能による補正処理の一例を説明するための図である。
ここで、上述した平均処理と間引き処理とを組み合わせて用いることもできる。例えば、補正機能212は、まず、間引き処理によって大きく乖離した乖離信号を除去した後に、平均処理を実行する。これにより、平均値に及ぼす乖離信号の影響を低減することができる。また、例えば、補正機能212は、間引き処理における乖離信号の判定を行った後、信号の間引きを行わずに、乖離信号に対する平均処理を実行することもできる。
また、例えば、平均処理と間引き処理とを組み合わせた1つの補正処理を実行する場合であってもよい。かかる場合には、補正機能212は、各信号の信号強度の値を、各信号に対して時系列的に連続する所定数の信号の信号強度の値の平均値にそれぞれ置換し、置換後の平均値において、隣接する平均値との差が所定の閾値を超えた値を有する信号を乖離信号と判定し、乖離信号を間引くことで、信号強度の経時的な遷移を補正する。例えば、補正機能212は、まず、図4Bに示すように、TICの全ての信号に対して平均処理を実行することで、TICを平均値のTICに補正する。そして、補正機能212は、平均処理を実行する前のTICにおける信号(おおもとの信号)の値と、平均値のTICの信号の値とを比較して、所定の閾値を超えたおおもとの信号を乖離信号として判定し、間引き処理を実行する。ここで、乖離信号の判定に用いる所定の閾値は、ユーザによって任意に設定することができる。
上述した間引き処理では、乖離信号の値を除去する場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、乖離信号の値を除去した後、除去後のフレームに対応する値として、所定の値を付与する場合であってもよい。例えば、補正機能212は、間引き処理によって値が間引かれたフレームの値として、時系列的に前後のフレームの値の平均値を付与する。これにより、間引き処理を行った場合でも、すべてのフレームの値を有するTICを生成することができ、より正確なパラメータ値を算出することができる。
次に、図6を用いて、第1の実施形態に係るX線診断装置100の処理について説明する。図6は、第1の実施形態に係るX線診断装置100の処理の手順を示すフローチャートである。図6に示すステップS101は、処理回路21が記憶回路25から制御機能213に対応するプログラムを読み出して実行するステップである。ステップS101では、操作者によって撮影スイッチが押下されると、処理回路21が、各回路及びインジェクター30を制御して、経時的な造影画像を収集する。
ステップS102は、入力回路22によって実行されるステップである。ステップS102では、入力回路22が、操作者からパラメトリックイメージングの対象部位の選択操作を受け付ける。例えば、操作者がマウスやポインタを操作し、造影画像中の対象部位を選択する。なお、造影画像中の対象部位が選択されず、造影画像全体がパラメトリックイメージングの対象となる場合であってもよい。
ステップS103は、処理回路21が記憶回路25から取得機能211に対応するプログラムを読み出して実行するステップである。ステップS103では、処理回路21が、対象部位に含まれる各画素のTICを取得する。ステップS104は、処理回路21が記憶回路25から補正機能212に対応するプログラムを読み出して実行するステップである。ステップS104では、処理回路21は、平均処理及び間引き処理のうち少なくとも一方の処理により、各画素のTICを補正する。
ステップS105は、画像処理回路26が記憶回路25から画像処理に対応するプログラムを読み出して実行するステップである。ステップS105では、画像処理回路26が、補正後のTICを用いてパラメータ値を算出し、算出したパラメータ値に基づいてパラメトリックイメージングを実行する。
上述したように、第1の実施形態によれば、取得機能211は、造影剤を用いて経時的に収集された複数のX線画像における画素ごとの信号強度の経時的な遷移を取得する。補正機能212は、信号強度の経時的な遷移において時系列的に隣接する信号の信号強度に基づいて、隣接する信号の信号強度の値と乖離する値を有する乖離信号の信号強度の値を除くように、信号強度の経時的な遷移を補正する。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、乖離信号の値を除去したTICを生成することができ、より正確なパメラトリックイメージングを行って、血流の状態をより正確に把握させることを可能にする。例えば、X線診断装置100は、肺動脈に対して、心臓やその他の血管が重なる状態が生じている部位についても、その影響を除去し、正確な血流の情報を提示することができる。
また、第1の実施形態によれば、補正機能212は、乖離信号の信号強度の値と時系列的に連続する所定数の信号の信号強度の値とを平均した値を、乖離信号の信号強度の値として用いることで、信号強度の経時的な遷移を補正する。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、乖離信号の値を効率よく除くことを可能にする。例えば、X線診断装置100は、心臓が重なった時点のフレームを用いずにパラメトリックイメージングを行うなどの手間をかけることなく、乖離信号の影響を容易に除去することができる。また、X線診断装置100は、心臓が重なった時点のフレームを用いずにパラメトリックイメージングを行う際の造影画像の収集時間の延長を行うことがないため、短時間で造影画像を収集することができ、造影剤の量を抑制することができる。
また、第1の実施形態によれば、補正機能212は、各信号の信号強度の値を、各信号に対して時系列的に連続する所定数の信号の信号強度の値の平均値にそれぞれ置換し、置換後の平均値において、隣接する平均値との差が所定の閾値を超えた値を有する信号を乖離信号と判定し、乖離信号を間引くことで、信号強度の経時的な遷移を補正する。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、信号強度の遷移の傾向に基づいて乖離信号を判定して、間引くことを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、補正機能212は、隣接する信号の信号強度の値との差が所定の閾値を超えた値を有する信号を乖離信号と判定し、乖離信号を間引くことで、信号強度の経時的な遷移を補正する。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、乖離信号を容易に間引くことを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、平均処理に用いられるフレームの数は、複数のX線画像が収集されたフレームレート及び複数のX線画像の撮像対象部位に基づいて設定される。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、状況に応じて最適な平均処理を実行することを可能にする。
(第2の実施形態)
上述した実施形態では、時系列的に隣接する信号の信号強度との差、又は、平均値との差に基づいて乖離信号を判定し、間引き処理を行う場合について説明した。第2の実施形態では、信号強度から算出した傾きに基づいて間引き処理を行う場合について説明する。なお、第2の実施形態に係るX線診断装置100は、第1の実施形態に係るX線診断装置100と比較して、補正機能212による処理内容が異なる。以下、これについて説明する。
第2の実施形態に係る補正機能212は、隣接する2つの信号の信号強度の値に基づく傾きをそれぞれ算出し、算出した傾きを時系列的に前後する傾きとそれぞれ比較し、傾きの違いが共に所定の閾値を超えた傾きに含まれる信号を乖離信号と判定し、乖離信号を間引くことで、信号強度の経時的な遷移を補正する。具体的には、補正機能212は、隣接する信号を結ぶ線分の傾きをそれぞれ算出し、算出した傾きを比較することで乖離信号を判定する。ここで、補正機能212は、時系列的に前後する傾きとそれぞれ比較を行う。すなわち、補正機能212は、時系列的に前後する傾きと比較することで、信号強度の遷移から大きく逸脱する傾きを検出し、検出した傾きに含まれる信号を乖離信号として判定する。ここで、判定に用いられる所定の閾値は、ユーザによって任意に設定される。
図7A及び図7Bは、第2の実施形態に係る補正機能による補正処理の一例を説明するための図である。ここで、図7A及び図7Bは、取得機能211によって取得されたTICに対する処理を示す。なお、図7Aにおいては、説明の便宜上6つの信号のみを示しているが、実際にはフレーム数分の信号がプロットされる。
例えば、補正機能212は、図7Aに示すように、信号「a」〜信号「f」の各信号を直線で結び、信号間の線分の傾きをそれぞれ比較することで、乖離信号を判定する。一例を挙げると、補正機能212は、信号「c」が乖離信号であるか否かを判定する場合、線分「b−c」の傾きを、線分「a−b」の傾き及び線分「c−d」の傾きとそれぞれ比較し、傾きの違いがともに所定の閾値を超えた場合に、信号「c」が乖離信号であると判定する。すなわち、補正機能212は、線分「b−c」の傾きが、時系列的に前後する線分「a−b」の傾き及び線分「c−d」の傾きと大きく異なっている場合に、乖離信号と判定する。
補正機能212は、TICの各信号について、上述した傾きによる乖離信号の判定処理を順次実行する。例えば、上述した信号「c」に関する判定が終わると、補正機能212は、次に、信号「d」が乖離信号であるか否かを判定する。すなわち、補正機能212は、線分「c−d」の傾きを、線分「b−c」の傾き及び線分「d−e」の傾きとそれぞれ比較する。ここで、線分「c−d」の傾きと線分「d−e」の傾きとの違いは所定の閾値を超えているが、線分「c−d」の傾きと線分「b−c」の傾きとの違いが所定の閾値を超えていないため補正機能212は、信号「d」を乖離信号ではないと判定する。
同様に、信号「e」が乖離信号であるか否かを判定する場合、線分「d−e」の傾きと線分「c−d」の傾きとの違いが所定の閾値を超え、かつ、線分「d−e」の傾きと線分「e−f」の傾きとの違いが所定の閾値を超えていることから、補正機能212は、信号「e」を乖離信号と判定する。補正機能212は、TICの各信号について、上述した乖離信号の判定処理を実行すると、乖離信号と判定した信号を間引く間引き処理を実行する。これにより、例えば、図7Bに示すように、補正機能212は、おおもとのTICを、スパイク状の乖離信号を除去したTICに補正することができる。
なお、上述した傾きによる間引き処理は、第1の実施形態で説明した間引き処理と同様に、平均処理と適宜組み合わせて実行することができる。また、第1の実施形態と同様に、上述した傾きによる間引き処理によって乖離信号の値を除去した後、除去後のフレームに対応する値として、所定の値を付与する場合であってもよい。
上述したように、第2の実施形態によれば、補正機能212は、隣接する2つの信号の信号強度の値に基づく傾きをそれぞれ算出し、算出した傾きを時系列的に前後する傾きとそれぞれ比較し、傾きの違いが共に所定の閾値を超えた傾きに含まれる信号を乖離信号と判定し、乖離信号を間引くことで、信号強度の経時的な遷移を補正する。従って、第2の実施形態に係るX線診断装置100は、信号強度の遷移の傾向に基づいて、乖離信号を判定することを可能にする。
(第3の実施形態)
上述した実施形態では、パラメトリックイメージングの対象部位に含まれるすべての画素に対して補正処理を実行する場合について説明した。第3の実施形態では、パラメトリックイメージングの対象部位のうち、乖離信号が生じうる領域(例えば、心臓が拡張した際に重なる領域)に含まれる画素に対してのみ補正処理を実行する場合について説明する。なお、第3の実施形態に係るX線診断装置100は、第1の実施形態に係るX線診断装置100と比較して、補正機能212による処理内容が異なる。以下、これについて説明する。
第3の実施形態に係る補正機能212は、複数のX線画像において動的な部位が重なる領域に含まれる画素の信号強度の経時的な遷移を補正する。図8は、第3の実施形態に係る補正機能212による補正処理の対象領域を説明するための図である。例えば、補正機能212は、図8に示す領域R3に含まれる画素のTICについてのみ、補正処理を実行する。すなわち、補正機能212は、心臓の収縮期には重ならず、拡張期に心臓が重なる領域である領域R3に含まれる各画素について、上述した補正処理を実行する。
ここで、領域R3は、自動で抽出する場合であってもよく、或いは、ユーザによって指定される場合であってもよい。例えば、補正機能212は、既存のセグメンテーション技術や輪郭トラッキング技術などにより、経時的な複数の造影画像に含まれる心臓の領域をそれぞれ抽出し、抽出した心臓の領域から領域R3を抽出する。或いは、補正機能212は、ユーザがマウスなどを操作することで指定した領域R3の情報を取得する。補正機能212は、抽出した領域R3或いは取得した領域R3に含まれる画素を抽出し、抽出した画素のTICについてのみ、補正処理を実行する。
また、さらに、補正機能212は、複数の造影領域を用いてTICを補正することも可能である。具体的には、補正機能212は、複数のX線画像において、異なる少なくとも2つの造影領域間で画素の信号強度の値を差分することで、少なくとも1つの造影領域の画素の信号強度の経時的な遷移を補正する。以下、処理の一例として、領域R3の情報を用いた補正処理について説明する。例えば、第3の実施形態に係る補正機能212は、複数のX線画像において、動的な部位が重なる造影領域の画素の信号強度の値から動的な部位が重なる非造影領域の画素の信号強度の値を差分することで、造影領域の画素の信号強度の経時的な遷移を補正する。一例を挙げると、補正機能212は、領域R3に含まれる非造影領域のTICを取得し、領域R3に含まれる造影領域のTICから非造影領域のTICを差分することで、造影領域のTICに対して補正処理を実行する。図9は、第3の実施形態に係る補正機能212による補正処理の一例を説明するための図である。例えば、補正機能212は、図9に示す領域R2のTICから領域R4のTICを差分することで、領域R2のTICを補正する。すなわち、補正機能212は、乖離信号が生じうる領域である領域R3において、造影領域(例えば、血管領域)の領域R2のTICから非造影領域である領域R4のTICを差分することで、乖離信号のみを除去する。
領域R3は、拡張期に心臓が拡張して重なる領域である。従って、領域R3に含まれる領域R2及び領域R4のTICには、それぞれ乖離信号が含まれることとなる。ここで、領域R4は非造影領域であるため、領域R4のTICには造影剤に基づく信号が含まれず、乖離信号のみが含まれる。すなわち、血管に流入する造影剤に基づく信号と乖離信号とを含む領域R2におけるTICから、領域R4のTICを差分することで、乖離信号のみを除去することができる。
ここで、領域R2のTICから領域R4のTICを差分する場合、全ての信号を差分する場合であってもよく、或いは、局所的に差分する場合であってよい。すなわち、補正機能212は、領域R2のTICと領域R4のTICとで対応するフレーム間で差分処理を実行することで、全ての信号を差分する。或いは、補正機能212は、領域R4のTICにおける乖離信号を判定し、判定した乖離信号の値を抽出する。そして、補正機能212は、領域R2のTICにおける乖離信号を判定し、判定した乖離信号の値から領域R4のTICにおける乖離信号の値を差分することで、局所的な差分処理を実行する。
なお、領域R3における非造影領域は、自動で抽出する場合であってもよく、或いは、ユーザによって指定される場合であってもよい。例えば、補正機能212は、領域R3に含まれる画素のTICにおいて、造影剤による信号強度の変化を含まないTICの画素を非造影領域として抽出する。或いは、補正機能212は、ユーザがマウスなどを操作することで指定した領域R4の情報を取得する。また、図9においては、単一の非造影領域のみ(領域R4のみ)を示しているが、非造影領域の数は任意に設定することができる。例えば、非造影領域が複数ある場合、補正機能212は、各非造影領域のTICを平均したTICを用いて上述した差分処理を実行する場合であってもよい。
上述した差分処理はあくまでも一例であり、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、2つの血管が奥行方向に重なり、時間差で造影される造影領域に対して上述した差分処理を実行する場合であってもよい。かかる場合には、例えば、補正機能212は、2つの血管が重なった造影領域のTICから血管が重なっていない造影領域のTICを差分することで、2つの血管が重なった造影領域のTICを補正する。ここで、補正機能212は、例えば、2つの血管が重なった造影領域のTICの立ち上がり(図2において造影剤の流入に伴って画素の値が増加し始めた部分)、或いは、2つの血管が重なった造影領域のTICの立下り(図2において造影剤の流出に伴って画素の値が低下し始めた部分)に対して、血管が重なっていない造影領域のTICを合わせた後、差分処理を行うことで、2つの血管が重なった造影領域のTICを補正する。
次に、図10を用いて、第3の実施形態に係るX線診断装置100の処理について説明する。図10は、第3の実施形態に係るX線診断装置100の処理の手順を示すフローチャートである。図10に示すステップS201は、処理回路21が記憶回路25から制御機能213に対応するプログラムを読み出して実行するステップである。ステップS201では、操作者によって撮影スイッチが押下されると、処理回路21が、各回路及びインジェクター30を制御して、経時的な造影画像を収集する。
ステップS202は、入力回路22によって実行されるステップである。ステップS202では、入力回路22が、操作者からパラメトリックイメージングの対象部位の選択操作を受け付ける。ステップS203は、処理回路21が記憶回路25から取得機能211に対応するプログラムを読み出して実行するステップである。ステップS203では、処理回路21が、対象部位に含まれる各画素のTICを取得する。ステップS204及びS205は、処理回路21が記憶回路25から補正機能212に対応するプログラムを読み出して実行するステップである。ステップS204では、処理回路21が、動的な部位が重なる重畳領域の情報を取得する。ステップS205では、処理回路21は、平均処理及び間引き処理のうち少なくとも一方の処理により、重畳領域における各画素のTICを補正する。
ステップS206は、画像処理回路26が記憶回路25から画像処理に対応するプログラムを読み出して実行するステップである。ステップS206では、画像処理回路26が、補正した重畳領域におけるTICと、その他の領域における未補正のTICとを用いて、各画素のパラメータ値を算出し、算出したパラメータ値に基づいて対象部位のパラメトリックイメージングを実行する。
上述したように、第3の実施形態によれば、補正機能212は、複数のX線画像において動的な部位が重なる領域に含まれる画素の信号強度の経時的な遷移を補正する。従って、第3の実施形態に係るX線診断装置100は、全ての画素に対して補正処理を行わないことから、処理時間を短縮することを可能にする。
また、第3の実施形態によれば、補正機能212は、複数のX線画像において、異なる少なくとも2つの造影領域間で画素の信号強度の値を差分することで、少なくとも1つの造影領域の画素の信号強度の経時的な遷移を補正する。従って、第3の実施形態に係るX線診断装置100は、正確な乖離信号を特定し、特定した乖離信号を除去する補正を行うことができ、より正確なTICを生成することを可能にする。その結果、第3の実施形態に係るX線診断装置100は、血管の状態をより正確に把握させることができる。
(第4の実施形態)
さて、これまで第1〜第3の実施形態について説明したが、上述した第1〜第3の実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
上述した実施形態では、TICに対して補正処理を実行することで、乖離信号を除去する例について説明した。ここで、乖離信号を除去する手法としては、例えば、ECGの情報を用いるものであってもよい。すなわち、補正機能212は、心電計40から取得したECGに基づいて、造影画像の各フレームに対して心位相を対応付ける。そして、補正機能212は、同一の心位相を対応付けたフレームを抽出して、抽出したフレームからTICを生成する。例えば、補正機能212は、収縮期に対応するフレームを抽出して、抽出したフレームからTICを生成することで、乖離信号を含まないTICを生成することができる。
上述した実施形態では、X線診断装置が各処理を行う場合を例に挙げて説明したが、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、医用画像処理装置において上述した処理を実行する場合であってもよい。かかる場合には、医用画像処理装置に上述した処理回路21が含まれ、上述した各処理を実行する。
また、第1の実施形態で図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、或いは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、上記実施形態で説明した補正方法は、予め用意された制御プログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。この制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。また、この制御プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上説明したとおり、少なくとも一つの実施形態によれば、血流を正確に把握することを可能にする。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
21 処理回路
100 X線診断装置
211 取得機能
212 補正機能

Claims (9)

  1. 造影剤を用いて経時的に収集された複数のX線画像における画素ごとの信号強度の経時的な遷移を取得する取得部と、
    前記信号強度の経時的な遷移において時系列的に隣接する信号の信号強度に基づいて、隣接する信号の信号強度の値と乖離する値を有する乖離信号の信号強度の値を除くように、前記信号強度の経時的な遷移を補正する補正部と、
    を備える、医用画像処理装置。
  2. 前記補正部は、前記乖離信号の信号強度の値と時系列的に連続する所定数の信号の信号強度の値とを平均した値を、前記乖離信号の信号強度の値として用いることで、前記信号強度の経時的な遷移を補正する、請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記補正部は、各信号の信号強度の値を、各信号に対して時系列的に連続する所定数の信号の信号強度の値の平均値にそれぞれ置換し、置換後の平均値において、隣接する平均値との差が所定の閾値を超えた値を有する信号を前記乖離信号と判定し、前記乖離信号を間引くことで、前記信号強度の経時的な遷移を補正する、請求項1に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記補正部は、隣接する信号の信号強度の値との差が所定の閾値を超えた値を有する信号を前記乖離信号と判定し、前記乖離信号を間引くことで、前記信号強度の経時的な遷移を補正する、請求項1又は2に記載の医用画像処理装置。
  5. 前記補正部は、隣接する2つの信号の信号強度の値に基づく傾きをそれぞれ算出し、算出した傾きを時系列的に前後する傾きとそれぞれ比較し、傾きの違いが共に所定の閾値を超えた傾きに含まれる信号を前記乖離信号と判定し、前記乖離信号を間引くことで、前記信号強度の経時的な遷移を補正する、請求項1又は2に記載の医用画像処理装置。
  6. 前記補正部は、前記複数のX線画像において、異なる少なくとも2つの造影領域間で画素の信号強度の値を差分することで、少なくとも1つの造影領域の画素の信号強度の経時的な遷移を補正する、請求項1又は2に記載の医用画像処理装置。
  7. 前記所定数は、複数のX線画像が収集された収集レート及び前記複数のX線画像の撮像対象部位に基づいて設定される、請求項2又は3に記載の医用画像処理装置。
  8. 前記補正部は、前記複数のX線画像において動的な部位が重なる領域に含まれる画素の信号強度の経時的な遷移を補正する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の医用画像処理装置。
  9. 造影剤を用いた経時的な複数のX線画像を収集する収集部と、
    前記複数のX線画像における画素ごとの信号強度の経時的な遷移を取得する取得部と、
    前記信号強度の経時的な遷移において時系列的に隣接する信号の信号強度に基づいて、隣接する信号の信号強度の値と乖離する値を有する乖離信号の信号強度の値を除くように、前記信号強度の経時的な遷移を補正する補正部と、
    を備える、X線診断装置。
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