JP5388638B2 - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置および画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5388638B2
JP5388638B2 JP2009060879A JP2009060879A JP5388638B2 JP 5388638 B2 JP5388638 B2 JP 5388638B2 JP 2009060879 A JP2009060879 A JP 2009060879A JP 2009060879 A JP2009060879 A JP 2009060879A JP 5388638 B2 JP5388638 B2 JP 5388638B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
region
predetermined
perfusion
square sum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009060879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010213760A (ja
Inventor
慎太郎 舟迫
美和 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp, Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009060879A priority Critical patent/JP5388638B2/ja
Publication of JP2010213760A publication Critical patent/JP2010213760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5388638B2 publication Critical patent/JP5388638B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/50Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications
    • A61B6/507Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications for determination of haemodynamic parameters, e.g. perfusion CT

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

この発明は、画像処理装置および画像処理プログラムに関する。
従来より、X線CT装置やMRI装置などによって灌流(Perfusion)画像を生成して、所定の組織(例えば、頭部の脳組織や、腹部の肝臓組織、膵臓組織など)の毛細血管における血流動態を解析することが行なわれている。
例えば、灌流画像の生成機能を有するX線CT装置は、非イオン性ヨード造影剤を投与した被検体の頭部を時系列に沿って撮影したX線CT画像からCT値の経時的濃度変化を算出する。そして、X線CT装置は、算出したCT値の経時的濃度変化から脳組織内の毛細血管を通過する血流動態を定量的に表す指標(インデックス)であるCBP、CBV、MTTを脳組織上にマッピングしたマップ画像を灌流画像として生成する。
CBPとは、毛細血管内の単位体積および単位時間当たりの血流量のことであり、CBVとは、毛細血管内の単位体積当たりの血流量のことであり、MTTとは、毛細血管の血液平均通過時間のことである。医師は、CBP、CBV、MTTをマッピングしたマップ画像を参照することで、脳梗塞の診断および治療方針の決定などを行なう。
ここで、マップ画像を生成する方法の代表例としては、繰り返し最小二乗法に基づくマップ画像の生成法がある。
繰り返し最小二乗法においては、組織内毛細血管に対する血流の入力元となる動脈(入力動脈)におけるCT値の濃度変化曲線(TDC:Time density curve)から、組織内毛細血管におけるTDCへと移行するための移行係数が決定される。
すなわち、繰り返し最小二乗法においては、入力動脈のTDCが入力された場合に、組織内毛細血管のTDCが出力されるための理想的な移行係数が、出力誤差の総和が最小となるまで繰り返して実行される。そして、出力誤差の総和が最小となった移行係数に基づく解析モデルにより、入力動脈のTDCから、組織内毛細血管のCBP、CBV、MTTが算出される。なお、繰り返し最小二乗法においては、出力誤差の総和である最小二乗和(Err)がインデックスとして算出され、Errを診断対象となる組織上にマッピングしたマップ画像も生成される。
また、繰り返し最小二乗法においては、脳組織などのように入力動脈が複数ある場合、各毛細血管において、Errが最小となる入力動脈が支配血管として選択されてマップ画像が生成される。
ここで、繰り返し最小二乗法を用いた具体例としては、入力動脈のTDCから組織内毛細血管のTDCへ移行するための伝達関数を、矩形関数で近似するbox-MTF法(box-Modulation Transfer Functional Method)が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
特開2003−116843号公報 特開2003−190148号公報
ところで、上記した従来の技術は、灌流画像を用いた画像診断が適切に行なえない場合があるといった課題があった。
例えば、上記した従来の技術においては、入力動脈が複数ある場合、数学的に算出された最小二乗和が最小となる入力動脈が支配血管として選択されるが、必ずしも最小二乗和の小さい入力動脈が生理学的に適切な支配血管とは限らず、灌流画像の正確性が保証されない場合がある。
また、上記した従来の技術においては、動脈におけるTDCから移行係数が決定されるが、造影開始時刻の遅延、撮影時における被検体の体動、被検体の病変(例えば、被検体が循環器系の疾患により撮影時において息止めが困難)などの影響によって、動脈におけるTDCが適切でない場合、灌流画像の正確性が保証されない場合がある。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、灌流画像を用いた適切な画像診断を保証することが可能となる画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、発明は、造影剤を投与した被検体の所定の組織を時系列に沿って撮影した複数の医用画像から生成された当該所定の組織の毛細血管における血流動態を表す灌流画像に対して画像処理を行なう画像処理装置であって、前記複数の医用画像にて測定された前記所定の組織の動脈における造影剤濃度の経時的変化から当該複数の医用画像にて測定された当該所定の組織の毛細血管における造影剤濃度の経時的変化を出力するための移行係数が最小二乗法に基づいて決定されることにより前記灌流画像が生成された場合に、当該決定された移行係数による出力誤差の総和である最小二乗和を、当該灌流画像の同一位置にある画素の画素値として配置した最小二乗和画像を生成する最小二乗和画像生成手段と、前記最小二乗和画像生成手段によって生成された前記最小二乗和画像において、所定の画素値以上である画素の領域を抽出する領域抽出手段と、前記領域抽出手段によって抽出された前記領域を前記灌流画像に位置合わせしたうえで重畳した重畳画像を所定の表示部に表示するように制御する表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、発明は、造影剤を投与した被検体の所定の組織を時系列に沿って撮影した複数の医用画像から生成された当該所定の組織の毛細血管における血流動態を表す灌流画像に対して画像処理を行なう画像処理方法をコンピュータに実行させる画像処理プログラムであって、前記複数の医用画像にて測定された前記所定の組織の動脈における造影剤濃度の経時的変化から当該複数の医用画像にて測定された当該所定の組織の毛細血管における造影剤濃度の経時的変化を出力するための移行係数が最小二乗法に基づいて決定されることにより前記灌流画像が生成された場合に、当該決定された移行係数による出力誤差の総和である最小二乗和を、当該灌流画像の同一位置にある画素の画素値として配置した最小二乗和画像を生成する最小二乗和画像生成手順と、前記最小二乗和画像生成手順によって生成された前記最小二乗和画像において、所定の画素値以上である画素の領域を抽出する領域抽出手順と、前記領域抽出手順によって抽出された前記領域を前記灌流画像に位置合わせしたうえで重畳した重畳画像を所定の表示部に表示するように制御する表示制御手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
発明によれば、灌流画像を用いた適切な画像診断を保証することが可能となる。
図1は、本実施例におけるX線CT装置の構成を説明するための図である。 図2は、本実施例における画像処理部の構成を説明するための図である。 図3は、最小二乗和画像生成部を説明するための図である。 図4は、クラスタリング画像生成部を説明するための図である。 図5は、警告領域抽出部を説明するための図である。 図6は、重畳画像生成部を説明するための図である。 図7は、TDC作成部およびシステム制御部を説明するための図である。 図8は、システム制御部の変形例を説明するための図である。 図9は、本実施例におけるX線CT装置の重畳画像表示処理を説明するためのフローチャートである。 図10は、本実施例におけるX線CT装置のマップ画像非表示処理を説明するためのフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る画像処理装置および画像処理プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る画像処理装置が、X線CT装置に組み込まれている場合を実施例として説明する。
まず、本実施例で用いる主要な用語を説明する。本実施例で用いる「マップ画像」とは、毛細血管における血流動態を表す「灌流(Perfusion)画像」のことである。具体的には、「マップ画像」とは、造影剤(例えば、非イオン性ヨード造影剤など)を投与した被検体の頭部や腹部などを時系列に沿って撮影されたX線CT画像におけるCT値の経時的濃度変化に基づいて算出された「CBP」、「CBV」、「MTT」を撮影された組織上にマッピングした画像のことである。
また、「CBP」、「CBV」および「MTT」は、組織内の毛細血管を通過する血流動態を定量的に表す指標(インデックス)のことであり、具体的には、「CBP」とは、毛細血管内の単位体積および単位時間当たりの血流量のことであり、「CBV」とは、毛細血管内の単位体積当たりの血流量のことであり、「MTT」とは、毛細血管の血液平均通過時間のことである。
また、「繰り返し最小二乗法」とは、「マップ画像」を生成する方法の代表例であり、「繰り返し最小二乗法」では、組織内毛細血管に対する血流の入力元となる動脈(入力動脈)におけるCT値の濃度変化曲線(TDC:Time density curve)から、組織内毛細血管におけるTDCへと移行するための移行係数が算出され、「マップ画像」が生成される。
具体的には、「繰り返し最小二乗法」においては、入力動脈のTDCが入力された場合に、組織内毛細血管のTDCが出力されるための理想的な移行係数が、出力誤差が最小となるまで繰り返して実行される。そして、「繰り返し最小二乗法」においては、出力誤差の総和が最小となった移行係数に基づく解析モデルにより、入力動脈のTDCから、組織内毛細血管のCBP、CBV、MTTが算出され、「マップ画像」が生成される。
なお、「繰り返し最小二乗法」においては、決定された移行係数による出力誤差の総和である最小二乗和(Err)がインデックスとして算出され、Errを診断対象となる組織上にマッピングしたマップ画像も生成される。
次に、本実施例におけるX線CT装置の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施例におけるX線CT装置の構成を説明するための図である。図1に示すように、本実施例におけるX線CT装置は、架台装置10と、寝台装置20と、コンソール装置30とを有する。
架台装置10は、被検体PにX線を照射して投影データを収集する装置であり、高電圧発生部11と、X線管12と、X線検出器13と、データ収集部14と、回転フレーム15と、架台駆動部16とを有する。
回転フレーム15は、X線管12とX線検出器13とを被検体Pを挟んで対向するように支持し、架台駆動部16によって被検体Pを中心した円軌道にて高速に回転する円環状のフレームである。
X線管12は、高電圧発生部11により供給される高電圧により被検体PにX線ビームを照射する真空管である。
X線検出器13は、X線管12から照射され被検体Pを透過したX線の強度分布を示すX線強度分布データを検出する装置であり、例えば、チャンネル方向(図1に示すY軸方向)に配列されたX線検出素子である検出素子列が被検体Pの体軸方向(図1に示すZ軸方向)に沿って複数列配列されている。
データ収集部14は、DAS(data acquisition system)であり、X線検出器13により検出されたX線強度分布データに対して、増幅処理やA/D変換処理などを行なって投影データを生成し、生成した投影データを後述するコンソール装置30に送信する。
高電圧発生部11は、後述するスキャン制御部33の制御のもと、X線管12に高電圧を供給する装置である。
架台駆動部16は、後述するスキャン制御部33の制御のもと、回転フレーム15を回転駆動させることで、X線管12とX線検出器13とを被検体Pを中心とした円軌道上で旋回させる。
寝台装置20は、被検体Pを載せる装置であり、天板22と、寝台駆動装置21とを有する。天板22は、被検体Pが載置される板であり、寝台駆動装置21は、後述するスキャン制御部33の制御のもと、天板22をZ軸方向へ移動することにより、被検体Pを回転フレーム15内に移動させる。
コンソール装置30は、操作者によるX線CT装置の操作を受け付けるとともに、架台装置10によって収集された投影データから被検体Pの内部形態を表すX線CT画像を再構成するとともに、再構成されたX線CT画像に対して画像処理を行なう装置であり、入力装置31と、表示装置32と、スキャン制御部33と、前処理部34と、投影データ記憶部35と、画像再構成部36と、画像記憶部37と、画像処理部38と、システム制御部39とを有する。
入力装置31は、X線CT装置の操作者が各種指示や各種設定の入力に用いるマウスやキーボードなどを有し、操作者(例えば、画像診断を行なう医師)から受け付けた指示や設定の情報を、システム制御部39に転送する。
例えば、入力装置31は、造影剤が投与された被検体Pの腹部X線CT画像からマップ画像を生成する場合の生成方法の各種パラメータ設定や、生成されたマップ画像を画像処理する場合の各種パラメータ設定などを、操作者から受け付けて、システム制御部39に転送する。
表示装置32は、操作者によって参照されるモニタであり、システム制御部39による制御のもと、X線CT画像やマップ画像などを操作者に表示したり、入力装置31を介して操作者から各種設定を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示したりする。
前処理部34は、データ収集部14によって生成された投影データに対して、対数変換処理、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正などの補正処理を行なう。
投影データ記憶部35は、前処理部34によって補正処理された投影データを記憶する。
画像再構成部36は、投影データ記憶部35が記憶する補正済み投影データを逆投影処理することでX線CT画像を再構成する。これにより、画像再構成部36は、例えば、造影剤が投与された被検体Pの腹部臓器(例えば、膵臓)を時系列に沿って撮影したX線CT画像を再構成する。
画像記憶部37は、画像再構成部36が再構成したX線CT画像を記憶する。
画像処理部38は、画像再構成部36が再構成したX線CT画像を画像記憶部37から読み出して、画像処理を行なう処理部である。具体的には、本実施例における画像処理部38は、造影剤が投与された被検体Pの膵臓などを時系列に沿って撮影したX線CT画像から、繰り返し最小二乗法によりマップ画像を生成する。
例えば、本実施例における画像処理部38は、繰り返し最小二乗法として、入力動脈のTDCから組織内毛細血管のTDCへ移行するための移行係数である伝達関数を、矩形関数で近似するbox-MTF法(box-Modulation Transfer Functional Method)によりマップ画像を生成する。
なお、本発明は、box-MTF法以外でも、繰り返し最小二乗法を用いてマップ画像を生成する場合であるならば、適用可能である。
ここで、画像記憶部37は、画像処理部38が画像処理した画像(例えば、マップ画像)も記憶する。
スキャン制御部33は、システム制御部39のもと、高電圧発生部11、架台駆動部16、データ収集部14および寝台駆動装置21の動作を制御する。具体的には、スキャン制御部33は、システム制御部39のもと、架台駆動部16および高電圧発生部11を制御することにより、被検体Pの撮影時において、回転フレーム15を回転させたり、X線管12からX線を照射させたりする。
また、スキャン制御部33は、システム制御部39のもと、データ収集部14の増幅処理やA/D変換処理などを制御する。また、スキャン制御部33は、システム制御部39のもと、被検体Pの撮影時において、寝台駆動装置21を制御することにより、天板22を移動させる。
システム制御部39は、操作者が入力装置31を介して入力した各種設定パラメータや、予め設定されたパラメータに基づいて、架台装置10、寝台装置20およびコンソール装置30の動作を制御することで、X線CT装置の全体制御を行う。具体的には、システム制御部39は、スキャン制御部33を制御することで、架台装置10から投影データを収集する。また、システム制御部39は、前処理部34、画像再構成部36および画像処理部38を制御することで、コンソール装置30における画像処理全体を制御する。また、システム制御部39は、画像記憶部37が記憶する各種画像を、表示装置32に表示するように制御する。
ここで、本実施例におけるX線CT装置は、生成したマップ画像を表示装置32に表示する際に、以下、詳細に説明する画像処理部38の機能により、マップ画像を用いた適切な画像診断を保証することが可能となることに主たる特徴がある。以下、この主たる特徴について図2〜図8を用いて説明する。
なお、図2は、本実施例における画像処理部の構成を説明するための図であり、図3は、最小二乗和画像生成部の構成を説明するための図であり、図4は、クラスタリング画像生成部を説明するための図であり、図5は、警告領域抽出部を説明するための図であり、図6は、重畳画像生成部を説明するための図であり、図7は、TDC作成部およびシステム制御部を説明するための図であり、図8は、システム制御部の変形例を説明するための図である。
図2に示すように、本実施例における画像処理部38は、マップ画像生成部38aと、最小二乗和画像生成部38bと、クラスタリング画像生成部38cと、警告領域抽出部38dと、重畳画像生成部38eと、TDC作成部38fとを有する。
マップ画像生成部38aは、box-MTF法によりマップ画像を生成する。具体的には、マップ画像生成部38aは、画像記憶部37が記憶する時系列に沿った複数のX線CT画像からbox-MTF法により伝達関数(移行係数)を決定し、決定した伝達関数(移行係数)からCBP、CBVおよびMTTの各インデックスをマッピングしたマップ画像を生成する。なお、マップ画像生成部38aは、CBP、CBVおよびMTTそれぞれをマッピングした3種類のマップ画像を生成する場合であってもよいし、操作者が指定したインデックス(例えば、CBP)をマッピングしたマップ画像のみを生成する場合であってもよい。
最小二乗和画像生成部38bは、マップ画像を生成する際に繰り返し最小二乗法によって決定された移行係数による出力誤差の総和である最小二乗和(Err)を、マップ画像の同一位置にある画素の画素値としてマッピングした最小二乗和画像を生成する。例えば、最小二乗和画像生成部38bは、図3に示すように、最小二乗和が大きい画素ほど、輝度値が高くなるように画素値を設定して、最小二乗和画像を生成する。
図2に戻って、クラスタリング画像生成部38cは、最小二乗和画像生成部38bが生成した最小二乗和画像において、所定の画素値以上である画素の領域をクラスタとして抽出したクラスタリング画像を生成する。
具体的には、クラスタリング画像生成部38cは、最小二乗和画像において、所定の画素値以上である画素の画素値を、例えば「1」とし、所定の画素値未満である画素の画素値を例えば「0」とする2値化処理を行なう。そして、クラスタリング画像生成部38cは、2値化処理後の画像において、膨張処理および縮小処理を行なうことで、2値化処理後の画像におけるノイズを除去(穴埋め、枝除去)する。これにより、クラスタリング画像生成部38cは、例えば、図4に示すように、所定の画素値以上を有する画素の領域をクラスタとして抽出したクラスタリング画像を生成する。
図2に戻って、警告領域抽出部38dは、クラスタリング画像生成部38cが生成したクラスタリング画像において所定の画素値以上の領域として抽出されたクラスタのうち、所定の条件を満たすクラスタを、警告領域として抽出する。例えば、警告領域抽出部38dは、図5に示すように、クラスタリング画像の6つのクラスタそれぞれの面積を算出し、算出した面積の大きい順にクラスタを「クラスタ(1)〜(6)」としてラベリングする。そして、警告領域抽出部38dは、操作者から設定されたパラメータに基づいて、図5に示すように上位3つの「クラスタ(1)〜(3)」を、信頼度が低い「警告領域(1)〜(3)」として抽出する。
なお、操作者から警告領域を抽出するために設定されるパラメータとしては、「面積に対する閾値」である場合であってもよい。この場合、警告領域抽出部38dは、面積が閾値以上であるクラスタを警告領域として抽出する。
また、本実施例では、警告領域抽出部38dが、クラスタの面積に基づいて、警告領域を抽出する場合について説明したが、警告領域を抽出する際の条件は、操作者によって任意に設定可能である。例えば、警告領域を抽出する際の条件は、各クラスタに対応する最小二乗和画像の画素値の平均値に対する閾値である場合であってもよい。
図2に戻って、重畳画像生成部38eは、警告領域抽出部38dが抽出した警告領域を、マップ画像生成部38aが生成したマップ画像に位置合わせしたうえで重畳した重畳画像を生成する。例えば、重畳画像生成部38eは、図6に示すように、警告領域抽出部38dが抽出した警告領域を「網掛け」にしてマスクしたうえで、マップ画像と重畳した重畳画像が生成する。
そして、重畳画像生成部38eは、生成した重畳画像を画像記憶部37に格納し、システム制御部39は、画像記憶部37から重畳画像を読み出して、表示装置32にて重畳画像を表示するように制御する。
なお、本実施例では、警告領域抽出部38dが抽出した警告領域とマップ画像とを重畳した重畳画像を表示する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、クラスタリング画像生成部38cが生成したクラスタリング画像のクラスタすべてを警告領域として「網掛け」したうえで、マップ画像と重畳した重畳画像を生成し、生成した重畳画像を表示する場合であってもよい。
図2に戻って、TDC作成部38fは、システム制御部39の制御により表示装置32に表示された重畳画像を参照した操作者が入力装置31を介して警告領域のいずれかを指定した場合、当該関心領域におけるTDCを作成し、作成したTDCを画像記憶部37に格納する。
例えば、図7の(A)に示すように、操作者が入力装置31を介して警告領域(2)を指定したとする。警告領域(2)が指定された場合、TDC作成部38fは、図7の(B)に示すように、マップ画像を生成した際に用いた時系列に沿った複数のX線CT画像の警告領域(2)におけるCT値の平均値を算出し、算出した平均値を時系列に沿ってプロットしたTDCを作成する。
システム制御部39は、TDC作成部38fによって作成された関心領域のTDCを、画像記憶部37から読み出して、表示装置32にて表示するように制御する。これにより、図7の(B)に示す警告領域(2)のTDCが、操作者によって参照される。
ここで、操作者が、図7の(B)に示す警告領域(2)のTDC形状を参照して、TDC形状が不適切な形状であることから、解析不適当として判断したとする。この場合、操作者は、入力装置31を介して、警告領域(2)を解析対象外領域として指定する。
そして、警告領域(2)が解析対象外領域として指定された場合、システム制御部39は、警告領域(2)と同一座標にあるマップ画像の領域が除去された重畳画像を表示するように制御する。具体的には、システム制御部39は、図7の(C)に示すように、警告領域(2)を黒塗りにすることで、警告領域(2)のマップ画像を非表示とするように制御する。
なお、本実施例では、TDC作成部38fが警告領域のTDCを作成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、TDC作成部38fが操作者から指定された任意の関心領域のTDCを作成する場合であってもよい。すなわち、警告領域以外で指定した関心領域のTDCを参照した操作者は、当該関心領域が解析対象外領域であるか否かを判断し、システム制御部39は、解析対象外領域として判断された関心領域のマップ画像を非表示とするように制御する。
また、本実施例では、操作者が指定した領域のTDCを参照して解析対象外領域を指定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図6に示す警告領域が網掛けで表示された重畳画像を参照した操作者により解析対象外領域が指定される場合であってもよい。例えば、図8に示すように、最も面積が大きい警告領域(1)が操作者によって解析対象外領域として指定された場合、システム制御部39は、解析対象外領域として判断された警告領域(1)のマップ画像を非表示とするように制御する。
続いて、図9および図10を用いて、本実施例におけるX線CT装置の処理の流れについて説明する。図9は、本実施例におけるX線CT装置の重畳画像表示処理を説明するためのフローチャートであり、図10は、本実施例におけるX線CT装置のマップ画像非表示処理を説明するためのフローチャートである。
図9に示すように、本実施例におけるX線CT装置の最小二乗和画像生成部38bは、マップ画像生成部38aにより造影剤が投与された被検体Pの所定の組織を時系列に沿って撮影した複数のX線CT画像から繰り返し最小二乗法に基づいてマップ画像が生成されると(ステップS101肯定)、繰り返し最小二乗法よって決定された移行係数による出力誤差の総和である最小二乗和をマッピングした最小二乗和画像を生成する(ステップS102)。
そして、クラスタリング画像生成部38cは、最小二乗和画像を2値化処理、膨張処理および縮小処理することで、最小二乗和が所定の画素値以上となる領域をクラスタとして抽出したクラスタリング画像を生成する(ステップS103)。
そののち、警告領域抽出部38dは、クラスタリング画像にて抽出されたクラスタの面積に基づいて、警告領域を抽出し(ステップS104)、重畳画像生成部38eは、警告領域とマップ画像との重畳画像(警告領域が「網掛け」にてマスクされた重畳画像)を生成する(ステップS105)。
続いて、システム制御部39は、生成された重畳画像を表示装置32にて表示するように制御し(ステップS106)、処理を終了する。
ここで、図10に示すように、重畳画像を参照した操作者により、入力装置31を介して警告領域が指定された場合(ステップS201肯定)、TDC作成部38fは、指定された警告領域のTDCを作成する(ステップS202)。具体的には、TDC作成部38fは、マップ画像を生成した際に用いた時系列に沿った複数のX線CT画像の指定された警告領域におけるCT値の平均値を算出し、算出した平均値を時系列に沿ってプロットしたTDCを作成する。
そして、システム制御部39は、操作者が指定した警告領域のTDCを表示装置32に表示するように制御し(ステップS203)、TDCを参照した操作者により、警告領域が解析対象外領域として指定されたか否かを判定する(ステップS204)。
ここで、TDCを参照した操作者により、警告領域が解析対象外領域として指定されなかった場合(ステップS204否定)、システム制御部39は、処理を終了する。
一方、TDCを参照した操作者により、警告領域が解析対象外領域として指定された場合(ステップS204肯定)、システム制御部39は、解析対象外領域として指定された警告領域に対応するマップ画像の領域を非表示とするように制御し(ステップS205)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例では、造影剤が投与された被検体Pの所定の組織を時系列に沿って撮影した複数のX線CT画像からマップ画像生成部38aにより繰り返し最小二乗法に基づいてマップ画像が生成されると、最小二乗和画像生成部38bは、繰り返し最小二乗法にて決定された移行係数による出力誤差の総和である最小二乗和をマッピングした最小二乗和画像を生成する。そして、クラスタリング画像生成部38cは、最小二乗和画像を2値化処理、膨張処理および縮小処理することで、最小二乗和が所定の画素値以上である領域をクラスタとして抽出したクラスタリング画像を生成し、警告領域抽出部38dは、クラスタリング画像にて抽出されたクラスタの面積に基づいて、警告領域を抽出し、システム制御部39は、重畳画像生成部38eが生成した警告領域とマップ画像との重畳画像を表示装置32にて表示するように制御する。
従って、操作者である医師は、警告領域を参照することで、警告領域におけるマップ画像が生理学的に適切な支配血管により生成されたか否かを判断することができ、上記した主たる特徴の通り、マップ画像を用いた適切な画像診断を保証することが可能となる。
また、本実施例では、重畳画像を参照した操作者により、入力装置31を介して警告領域が指定された場合、TDC作成部38fは、指定された警告領域のTDCを作成し、システム制御部39は、操作者が指定した警告領域のTDCを表示装置32に表示するように制御する。そして、TDCを参照した操作者により、警告領域が解析対象外領域として指定された指定された場合、システム制御部39は、解析対象外領域として指定された警告領域に対応するマップ画像の領域を非表示とするように制御する。
従って、操作者である医師は、指定した警告領域のTDCの形状を参照して、参照したTDCが適切でない場合、警告領域を画像診断の対象外としてマップ画像から除去することができ、マップ画像を用いた適切な画像診断をさらに保証することが可能となる。
なお、上記した実施例では、医用画像としてX線CT装置によって撮影されたX線CT画像から繰り返し最小二乗法により生成されたマップ画像を画像処理する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、医用画像としてMRI装置によって撮影されたMRI画像から繰り返し最小二乗法により生成されたマップ画像を画像処理する場合であってもよい。
例えば、MRI装置は、Gd−DTPA(Gadolinium-diethylenetriaminepentaacetic acid) などの造影剤を投与した被検体の所定の組織に対し、縦緩和(T1 )やサセプタビリティ効果(T2 *)を強調するパルスシーケンスを用いたダイナミックスキャンを行い、このダイナミックスキャンにより得られた時系列に沿った複数のMRI画像における造影剤濃度の経時的変化からマップ画像を繰り返し最小二乗法により生成する。そして、MRI装置は、最小二乗和画像を生成して、上述した実施例と同様に画像処理を実行する。これにより、MRI画像から生成されたマップ画像を用いた適切な画像診断を保証することが可能となる。
また、上記した実施例では、画像処理部38がX線CT装置に組み込まれている場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、X線CT装置とネットワークにより接続されている画像処理装置に画像処理部38の機能を組み込んでおき、X線CT装置によって再構成されたX線CT画像を受信した画像処理装置が、最小二乗和画像を生成して、上述した実施例と同様に画像処理を実行する場合であってもよい。また、本発明は、X線CT装置においてマップ画像を生成し、X線CT装置によって生成されたマップ画像を受信した画像処理装置が、最小二乗和画像を生成して、上述した実施例と同様に画像処理を実行する場合であってもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、マップ画像生成部38aおよび最小二乗和画像生成部38bを統合するなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明に係る画像処理装置および画像処理プログラムは、造影剤を投与した被検体の所定の組織を時系列に沿って撮影した複数の医用画像から生成された当該所定の組織内の毛細血管における血流動態を表す灌流画像(マップ画像)に対して画像処理を行なう場合に有用であり、特に、灌流画像(マップ画像)を用いた適切な画像診断を保証することが可能となることに適する。
10 架台装置
11 高電圧発生部
12 X線管
13 X線検出器
14 データ収集部
20 寝台装置
21 寝台駆動装置
22 天板
30 コンソール装置
31 入力装置
32 表示装置
33 スキャン制御部
34 前処理部
35 投影データ記憶部
36 画像再構成部
37 画像記憶部
38 画像処理部
38a マップ画像生成部
38b 最小二乗和画像生成部
38c クラスタリング画像生成部
38d 警告領域抽出部
38e 重畳画像生成部
38f TDC作成部
39 システム制御部

Claims (4)

  1. 造影剤を投与した被検体の所定の組織を時系列に沿って撮影した複数の医用画像から生成された当該所定の組織の毛細血管における血流動態を表す灌流画像に対して画像処理を行なう画像処理装置であって、
    前記複数の医用画像にて測定された前記所定の組織の動脈における造影剤濃度の経時的変化から当該複数の医用画像にて測定された当該所定の組織の毛細血管における造影剤濃度の経時的変化を出力するための移行係数が最小二乗法に基づいて決定されることにより前記灌流画像が生成された場合に、当該決定された移行係数による出力誤差の総和である最小二乗和を、当該灌流画像の同一位置にある画素の画素値として配置した最小二乗和画像を生成する最小二乗和画像生成手段と、
    前記最小二乗和画像生成手段によって生成された前記最小二乗和画像において、所定の画素値以上である画素の領域を抽出する領域抽出手段と、
    前記領域抽出手段によって抽出された前記領域を前記灌流画像に位置合わせしたうえで重畳した重畳画像を所定の表示部に表示するように制御する表示制御手段と、
    前記表示制御手段の制御により前記所定の表示部に表示された前記重畳画像を参照した操作者が所定の入力部を介して関心領域を指定した場合、前記灌流画像の生成に用いられた前記複数の医用画像の当該関心領域における造影剤濃度の経時的変化の状況を描出した造影剤濃度変化情報を作成する作成手段と、
    を備え
    前記表示制御手段は、前記所定の表示部に表示された前記関心領域における造影剤濃度変化情報を参照した操作者が当該関心領域を解析対象外領域として指定した場合、当該指定された解析対象外領域に対応する前記灌流画像の領域が除去された重畳画像を前記所定の表示部にて表示するように制御することを特徴とする画像処理装置。
  2. 造影剤を投与した被検体の所定の組織を時系列に沿って撮影した複数の医用画像から生成された当該所定の組織の毛細血管における血流動態を表す灌流画像に対して画像処理を行なう画像処理装置であって、
    前記複数の医用画像にて測定された前記所定の組織の動脈における造影剤濃度の経時的変化から当該複数の医用画像にて測定された当該所定の組織の毛細血管における造影剤濃度の経時的変化を出力するための移行係数が最小二乗法に基づいて決定されることにより前記灌流画像が生成された場合に、当該決定された移行係数による出力誤差の総和である最小二乗和を、当該灌流画像の同一位置にある画素の画素値として配置した最小二乗和画像を生成する最小二乗和画像生成手段と、
    前記最小二乗和画像生成手段によって生成された前記最小二乗和画像において、所定の画素値以上である画素の領域を抽出する領域抽出手段と、
    前記領域抽出手段によって抽出された前記領域のうち、所定の条件を満たす領域のみを前記灌流画像に位置合わせしたうえで重畳した重畳画像を所定の表示部に表示するように制御する表示制御手段と、
    前記表示制御手段の制御により前記所定の表示部に表示された前記重畳画像を参照した操作者が所定の入力部を介して関心領域を指定した場合、前記灌流画像の生成に用いられた前記複数の医用画像の当該関心領域における造影剤濃度の経時的変化の状況を描出した造影剤濃度変化情報を作成する作成手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記所定の表示部に表示された前記関心領域における造影剤濃度変化情報を参照した操作者が当該関心領域を解析対象外領域として指定した場合、当該指定された解析対象外領域に対応する前記灌流画像の領域が除去された重畳画像を前記所定の表示部にて表示するように制御することを特徴とする画像処理装置。
  3. 造影剤を投与した被検体の所定の組織を時系列に沿って撮影した複数の医用画像から生成された当該所定の組織の毛細血管における血流動態を表す灌流画像に対して画像処理を行なう画像処理方法をコンピュータに実行させる画像処理プログラムであって、
    前記複数の医用画像にて測定された前記所定の組織の動脈における造影剤濃度の経時的変化から当該複数の医用画像にて測定された当該所定の組織の毛細血管における造影剤濃度の経時的変化を出力するための移行係数が最小二乗法に基づいて決定されることにより前記灌流画像が生成された場合に、当該決定された移行係数による出力誤差の総和である最小二乗和を、当該灌流画像の同一位置にある画素の画素値として配置した最小二乗和画像を生成する最小二乗和画像生成手順と、
    前記最小二乗和画像生成手順によって生成された前記最小二乗和画像において、所定の画素値以上である画素の領域を抽出する領域抽出手順と、
    前記領域抽出手順によって抽出された前記領域を前記灌流画像に位置合わせしたうえで重畳した重畳画像を所定の表示部に表示するように制御する表示制御手順と、
    前記表示制御手順の制御により前記所定の表示部に表示された前記重畳画像を参照した操作者が所定の入力部を介して関心領域を指定した場合、前記灌流画像の生成に用いられた前記複数の医用画像の当該関心領域における造影剤濃度の経時的変化の状況を描出した造影剤濃度変化情報を作成する作成手順と、
    をコンピュータに実行させ
    前記表示制御手順は、前記所定の表示部に表示された前記関心領域における造影剤濃度変化情報を参照した操作者が当該関心領域を解析対象外領域として指定した場合、当該指定された解析対象外領域に対応する前記灌流画像の領域が除去された重畳画像を前記所定の表示部にて表示するように制御することを特徴とする画像処理プログラム。
  4. 造影剤を投与した被検体の所定の組織を時系列に沿って撮影した複数の医用画像から生成された当該所定の組織の毛細血管における血流動態を表す灌流画像に対して画像処理を行なう画像処理方法をコンピュータに実行させる画像処理プログラムであって、
    前記複数の医用画像にて測定された前記所定の組織の動脈における造影剤濃度の経時的変化から当該複数の医用画像にて測定された当該所定の組織の毛細血管における造影剤濃度の経時的変化を出力するための移行係数が最小二乗法に基づいて決定されることにより前記灌流画像が生成された場合に、当該決定された移行係数による出力誤差の総和である最小二乗和を、当該灌流画像の同一位置にある画素の画素値として配置した最小二乗和画像を生成する最小二乗和画像生成手順と、
    前記最小二乗和画像生成手順によって生成された前記最小二乗和画像において、所定の画素値以上である画素の領域を抽出する領域抽出手順と、
    前記領域抽出手順によって抽出された前記領域のうち、所定の条件を満たす領域のみを前記灌流画像に位置合わせしたうえで重畳した重畳画像を所定の表示部に表示するように制御する表示制御手順と、
    前記表示制御手順の制御により前記所定の表示部に表示された前記重畳画像を参照した操作者が所定の入力部を介して関心領域を指定した場合、前記灌流画像の生成に用いられた前記複数の医用画像の当該関心領域における造影剤濃度の経時的変化の状況を描出した造影剤濃度変化情報を作成する作成手順と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記表示制御手順は、前記所定の表示部に表示された前記関心領域における造影剤濃度変化情報を参照した操作者が当該関心領域を解析対象外領域として指定した場合、当該指定された解析対象外領域に対応する前記灌流画像の領域が除去された重畳画像を前記所定の表示部にて表示するように制御することを特徴とする画像処理プログラム。
JP2009060879A 2009-03-13 2009-03-13 画像処理装置および画像処理プログラム Expired - Fee Related JP5388638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009060879A JP5388638B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 画像処理装置および画像処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009060879A JP5388638B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 画像処理装置および画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010213760A JP2010213760A (ja) 2010-09-30
JP5388638B2 true JP5388638B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=42973264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009060879A Expired - Fee Related JP5388638B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 画像処理装置および画像処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5388638B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5897284B2 (ja) 2010-09-01 2016-03-30 株式会社東芝 医用画像処理装置
JP5675280B2 (ja) * 2010-11-05 2015-02-25 株式会社東芝 画像診断装置
JP6068032B2 (ja) * 2012-07-25 2017-01-25 東芝メディカルシステムズ株式会社 医用画像処理装置
WO2014065340A1 (ja) 2012-10-23 2014-05-01 株式会社東芝 画像処理装置、医用画像診断装置及び画像処理方法
EP3052019B1 (en) * 2013-10-01 2018-03-07 Koninklijke Philips N.V. System and method for myocardial perfusion pathology characterization
JP6707320B2 (ja) * 2015-06-01 2020-06-10 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 画像処理装置およびx線診断装置
JP6796725B2 (ja) * 2017-09-26 2020-12-09 富士フイルム株式会社 医療画像処理システム、内視鏡システム、診断支援装置、及び医療業務支援装置
CN111436905B (zh) * 2020-04-03 2024-03-19 图湃(北京)医疗科技有限公司 一种光学相干层析血管造影方法及装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4302180B2 (ja) * 2001-10-16 2009-07-22 株式会社東芝 局所血流動態に関するインデックスを演算する方法及び装置
JP4509531B2 (ja) * 2003-10-29 2010-07-21 株式会社東芝 急性脳梗塞診断治療支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010213760A (ja) 2010-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5388638B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP5562553B2 (ja) X線ct装置およびx線ct装置の制御プログラム
US11450001B2 (en) Medical image processing apparatus, medical image processing method, and x-ray CT apparatus
US8634627B2 (en) Image processing apparatus, X-ray CT apparatus, and image processing method
US8811707B2 (en) System and method for distributed processing of tomographic images
US20150327825A1 (en) X-ray computed tomography apparatus and medical image display apparatus
US20130012813A1 (en) Image processing apparatus and x-ray diagnostic apparatus
EP2411932B1 (en) Perfusion imaging
JP2010068958A (ja) X線ct装置、医用画像処理装置および医用画像処理プログラム
JP4804039B2 (ja) 血流動態解析装置、x線ct装置、mri装置、及び血流動態解析プログラム
US20190287239A1 (en) System and method for automated angiography
JP2010154982A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置および画像処理装置
JP2007144139A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置及び画像処理装置
CN107518911A (zh) 医用图像诊断装置及医用图像处理装置
JP2010119851A (ja) コンピュータ断層撮影方法およびシステム
JP2016146904A (ja) 放射線診断装置
JP2006102353A (ja) 関節動作解析装置、関節動作解析方法及び関節動作解析プログラム
US9619889B2 (en) Methods and systems for normalizing contrast across multiple acquisitions
US9326746B2 (en) X-ray CT apparatus
US10736583B2 (en) Medical image processing apparatus and X-ray CT apparatus
JP7118812B2 (ja) X線診断装置
JP6873831B2 (ja) 医用画像診断装置、医用画像処理装置及び医用画像処理プログラム
JP2010022576A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置および画像再構成方法
JP2010022667A (ja) 脳血流解析装置
JP7408467B2 (ja) 医用画像処理装置及び医用画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees