JP2017073589A - コネクション振り分けシステム及び方法、並びにコネクション振り分けプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信システムにおける通信サービスの要求条件を満たすことができるゲートウェイ装置群の抽出と、接続先候補となるゲートウェイ装置群のトラヒック処理負荷を均一化させるコネクション振り分けシステムを提供する。【解決手段】UE10と、UE10を地域ごとに収容する基地局であるeNB200と、ゲートウェイ装置である複数のS/P−GW400と、eNB200及びS/P−GW400が収容されたネットワークであるEPC100とを有する通信システムにおけるコネクション振り分けシステムであって、UE10からの接続要求に対し、UE10に係る通信における遅延要件を満たすことが可能なS/P−GW400の選択を行う選択手段と、UE10と選択手段により選択されたS/P−GW400との間の接続を確立する接続処理手段とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、通信端末と、前記通信端末を地域ごとに収容する基地局と、複数のゲートウェイ装置と、基地局及びゲートウェイ装置が収容されたネットワークとを有する通信システムに関し、特にそのコネクション振り分け技術に関する。
近い将来、モバイル向け映像コンテンツの普及や、IoT(Internet on Things)サービスの多様化により、サービスごとに遅延や必要とする帯域幅に多様な要求条件が加わる可能性がある。特に、低遅延性を必要とするサービスに対しては、全国各地に分散配備されたゲートウェイ装置を利用することで、インターネットまでの物理的な距離を短くする必要がある。ゲートウェイ装置などのNW(Network)装置はこれまでHW(Hardware)/SW(Software)一体型であったが、仮想化技術の発展により汎用サーバを使って最小限のリソースで運用することが可能である。
既存のLTE(Long Term Evolution)におけるモバイルコア構成では、基地局であるeNB(eNodeB)とゲートウェイ装置であるS−GW(Serving-Gateway)の間の経路を冗長化するためにS1−Flexが採用されている。S1−Flexでは、図11に示すように、eNBが複数のS−GWに帰属可能とし、障害検出時の切替えと、重み付きラウンドロビンによるAttach要求を振り分けにより、基地局とゲートウェイ装置間にコネクションを確立することができる(特許文献1,非特許文献1参照)。
しかし、本発明で想定するゲートウェイ装置が分散された環境では、収容する端末数が少ないため、大群化効果が得にくくなり、一般的にトラヒック量の変動が大きくなる。低遅延サービスを提供するためにゲートウェイ装置を端末に近づけるように分散配備をしても、一時的な輻輳による遅延の増大は避けられないため、遅延要件を満たせないゲートウェイ装置にコネクションを振り分けてしまう可能性がある。また、センサー端末等の普及により、データ通信量の小さいコネクションが増加することで、従来のスマートフォンを中心としたデータ通信量の大きいコネクションだけでなく、多様なコネクションが混在することになるため、重み付けラウンドロビンによるゲートウェイ装置選択方法を用いてコネクション数を均等に分散させても、時間や地域によってゲートウェイ装置の処理負荷の偏りが生じ、負荷の最大量に合わせた設備増設すると必要以上の設備投資が課題となる(図12参照)。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、通信システムにおける通信サービスの要求条件を満たすことができるゲートウェイ装置群の抽出と、接続先候補となるゲートウェイ装置群のトラヒック処理負荷を均一化させるコネクション振り分けシステム及び方法、並びにコネクション振り分けプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、通信端末と、前記通信端末を地域ごとに収容する基地局と、複数のゲートウェイ装置と、基地局及びゲートウェイ装置が収容されたネットワークとを有する通信システムにおけるコネクション振り分けシステムであって、前記通信端末からの接続要求に対し、前記通信端末に係る通信における遅延要件を満たすことが可能な前記ゲートウェイ装置の選択を行う選択手段と、前記通信端末と前記選択手段により選択されたゲートウェイ装置との間の接続を確立する接続処理手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の好適な態様としては、前記基地局と前記ゲートウェイ装置との間におけるネットワークのリソース状況及び前記ゲートウェイ装置のリソース状況を保持するリソース状況保持部を備え、前記選択手段は、前記リソース状況保持部に保持されているリソース状況に基づき前記ゲートウェイ装置の選択を行うことを特徴とするものが挙げられる。
また本発明の他の好適な態様としては、前記選択手段は、前記基地局と複数のゲートウェイ装置との間の遅延を計測し、最も遅延時間の短い前記ゲートウェイ装置を選択することを特徴とするものが挙げられる。
本発明によれば、通信サービスの要求条件ごとに適切なゲートウェイ装置を選択することができるため、要求条件の通信品質を担保することが可能となる。また、副次的な効果として、負荷が均等に分散されるため、設備量を抑えることができる。
第1の実施形態に係るコネクション振り分けを適用した通信システムの構成及び接続処理を説明する図 サービス要求条件蓄積部の蓄積情報の一例 リソース情報蓄積部の剰余リソース蓄積情報の一例 受付制御機能部の動作を説明するフローチャート 第2の実施形態に係るコネクション振り分けを適用した通信システムの構成及びリソース監視処理を説明する図 サービス要求条件蓄積部の蓄積情報の一例 リソース情報蓄積部の蓄積情報の一例 第2の実施形態に係るコネクション振り分けシステムを適用した通信システムにおける接続処理を説明する図 S/P−GW選択機能部の動作を説明するフローチャート 第3の実施形態に係るコネクション振り分けシステムを適用した通信システムの構成及び接続処理を説明する図 従来の通信システムを説明する図 従来の通信システムを説明する図
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るコネクション振り分けシステムについて図1〜図4を参照して説明する。図1はコネクション振り分けシステムを適用した通信システムの構成及び接続処理を説明する図、図2はサービス要求条件蓄積部の蓄積情報の一例、図3はリソース情報蓄積部の剰余リソース蓄積情報の一例、図4は受付制御機能部の動作を説明するフローチャートである。
本実施の形態では通信システムの一例として移動体通信システム、特にLTEについて説明する。本システムでは、コアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)100には無線基地局装置である複数のeNodeB(以下eNBと略記する。)200が収容されている。各eNB200は無線移動通信端末であるUE(User Equipment)10を収容する。EPC100には、MME(Mobility Management Entity)300と、複数のS/P−GW(Serving/Packet data network-Gateway)400とが配置されている。また、EPC100内には各装置間のパケットを中継する複数のコアルータ500が配置されている。eNB200とS/P−GW400の間の区間はDiffservにより通信品質の保証が可能となっている。
ここで、前述のMMEとは、パケット通信用のセッション(接続)の設定・開放やハンドオーバーの制御を行う等、移動管理(モビリティ制御)やベアラ制御を行う移動管理制御装置である。また、前述のS/P−GWとは、S−GW及びP−GWを集合させたゲートウェイ装置であり、P−GWは外部ネットワークとの接続点の役割を担い、ユーザパケットを外部ネットワークとの間で転送する外部ネットワークゲートウェイ装置、S−GWはユーザパケットのルーティング機能や転送機能を提供するルーティングゲートウェイ装置である。
前述の各装置はLTEの機能に対応した論理的な装置であり、その実装形態は不問である。すなわち、仮想化技術を用いて汎用サーバに仮想化環境を構築し、該仮想化環境にプログラムをインストールすることにより実装してもよいし、専用の物理装置にプログラムをインストールして実装してもよい。なお、例えば、HSS(Home Subscriber Server)やDNS(Domain Name System)などLTEを構成する他の装置については記載を省略した。
本実施の形態に係る通信システムでは、一つのeNB200が複数のS/P−GW400と接続可能となっている。また、一つの外部ネットワークに対して複数のS/P−GW400が接続可能となっている。すなわち、EPC100内にUE10から一つの外部ネットワークへの互いに異なる通信経路を確立可能となっている。本発明は、UE10の通信要求条件に適切なS/P−GW400を選択し、適切な通信経路の選択・確立を行うものである。
本実施の形態では、UE10からのAttach要求に係るサービスタイプごとに、当該サービスタイプで必要になると想定されるS/P−GW400の計算リソースと、eNB200・S/P−GW400区間のネットワークリソースの消費量を管理し、低遅延サービスなどの優先度を高く設定すべき通信サービスに対して受付制御を行う。なお、「Attach」とは、UE10をEPC100に接続し、デフォルトの或いは指定された外部ネットワークまでのEPC100内における通信経路を確立することを意味し、通常はUE10の電源投入時に実施される。
図1に示すように、UE10、eNB200、MME300、S/P−GW400は、それぞれAttach処理機能部11,210,310,410を備えている。MME300は、さらに、受付制御機能部320と、リソース制御命令機能部330と、サービス要求条件蓄積部340と、リソース情報蓄積部350とを備えている。また、S/P−GW400は、さらに、スレッド振り分け機能部420と、一般プロセッシング430と、優先プロセッシング440とを備えている。また、コアルータ500は、一般フォワーディング510と、優先フォワーディング520とを備えている。
サービス要求条件蓄積部340に蓄積されたサービス要求条件は、図2の例に示すように、UE10からのAttach要求に係るサービスタイプごとに、当該サービスタイプで許容される遅延時間、当該サービスタイプで必要になると想定されるS/P−GW400の計算リソースと、eNB200・S/P−GW400区間のネットワークリソースの消費量とを含む。なお、サービスタイプの想定消費計算リソース量とは、事前に測定した通信プロセス1つあたりが消費する最大CPU消費単位を記録したものを指す。また、UE10からのAttach要求がどのサービスタイプに属しているかは、UE10の端末種別や、Attach要求に含まれる接続先の外部ネットワーク等に応じて判別可能である。なお、図2の例では、UE10のサービス種別を判別する方法として、UE10の識別子であるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)を用い、当該IMSIが予め割り当てた範囲内にあるか否かを判定することにより、UE10が例えばアクチュエーション端末であるか、高画質映像再生端末であるかなどを判別可能としている。サービス要求条件は、通信事業者等によりサービス要求条件蓄積部340に事前に登録することができる。
リソース情報蓄積部350に蓄積されたリソース情報は、図3の例に示すように、各eNB200に対して、当該eNB200に接続可能なS/P−GW400との間におけるEPC100内での遅延時間及び同区間における剰余帯域幅、及び、当該S/P−GW400における剰余計算リソース量を含む。
次に本実施の形態の通信システムにおけるセッション確立手順について図1及び図4を参照して説明する。まずeNB200のAttach処理機能部210が、UE10のAttach処理機能部11からAttach要求を受けとる(図1の(1))。次にMME300のAttach処理機能部310は、eNB200のAttach処理機能部210からAttach要求を受け取る(図1の(2))。次にMME300のAttach処理機能部310は、受付制御機能部320に、セッション確立要求を送る。
受付制御機能部320は、図4に示すように、接続可能なS/P−GW400の一覧を図示省略のDNSから取得し(図4のS1)、次いでリソース情報蓄積部350の蓄積情報を読み込む(図4のS2,図1の(4))。受付制御機能部320は、IMSIもしくはAPN(Access Point Name:接続先の外部ネットワークを識別可能な識別情報)から、セッションのサービスタイプを特定し、サービスタイプの要求条件を満たす1つ以上のS/P−GW400を絞り込む(図4のS3)。ここで、要求条件を満たすS/P−GW400が無い場合にはAttach処理は失敗したものとする(図4のS8)。
次に受付制御機能部320は、絞り込んだS/P−GW400の中から1つを選択し、リソース制御命令機能部330に渡す(図4のS4,図1の(5))。ここでS/P−GW400の選択アルゴリズムは不問であり、ランダムであってもラウンドロビンであってもよい。次にリソース制御命令機能部330は、当該S/P−GW400のスレッド振り分け機能部420と、eNB200と当該S/P−GW400間のネットワーク機器であるコアルータ500に対してリソース予約命令を送る(図4のS5,図1の(6))。当該リソース予約が失敗した場合にはAttach処理は失敗したものとする(図4のS8)。リソース予約が成功した場合、受付制御機能部320は、リソース予約に成功したS/P−GW400の識別子をAttach処理機能部310に渡す(図4のS6)。次に受付制御機能部320は、リソース情報蓄積部350の剰余リソース蓄積情報から、サービス要求条件蓄積部340に登録されている想定消費ネットワークリソース量と想定消費計算リソース量を減算する(図4のS7,図1の(8))。
次に、Attach処理機能部310は、渡されたS/P−GW400のAttach処理機能部410に対してベアラ設定要求を送信する(図1の(7))。当該S/P−GW400のAttach処理機能部410がMME300のAttach処理機能部310に応答を返し、一方で無線データリンク設定が完了するとセッションが確立され、Uプレーンのデータが交換される(図1の(9))。なお、前述の図1の(7)と図1の(8)は並行して処理可能であり、処理タイミングは前後することができる。
以上の処理により、UE10からのAttach要求に対してサービスタイプに応じた適切なS/P−GW400が選択されるとともに、eNB200とS/P−GW400との間の通信品質もサービスタイプに応じた適切なものとなる。また、負荷が均等に分散されるため、設備量を抑えることができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るコネクション振り分けシステムについて図5〜図9を参照して説明する。図5はコネクション振り分けシステムを適用した通信システムの構成及びリソース監視処理を説明する図、図6はサービス要求条件蓄積部の蓄積情報の一例、図7はリソース情報蓄積部の蓄積情報の一例、図8はコネクション振り分けシステムを適用した通信システムにおける接続処理を説明する図、図9はS/P−GW選択機能部の動作を説明するフローチャートである。
本実施の形態に係るコネクション振り分けシステムを適用する通信システムは、第1の実施の形態と同様にLTEであり、図5に示すように、EPC100に、eNB200、MME300、S/P−GW400が配置されている。各装置の実装形態については第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、eNBとS/P−GWとの間におけるネットワークのリソース状況及びS/P−GWゲートウェイ装置のリソース状況を監視する点にある。すなわち、本実施の形態では、S/P−GW400の計算リソースの負荷とeNB200・S/P−GW400区間のネットワーク負荷を常時監視し、Attach要求を受けたサービスタイプごとに要求される条件に両者が合致していることまで確認可能なS/P−GW選択法を採用することにより、適切なS/P−GW400とeNB200間にセッションを確立することを可能としている。
図5に示すように、eNB200,MME300,S/P−GW400は、それぞれAttach処理機能部210,310,410を備えている。また、eNB200及びS/P−GW400は、さらに、Uプレーンパス品質測定機能部250,450を備えている。また、S/P−GW400は、さらに、リソース使用率測定機能部460と、品質情報通知機能部470とを備えている。また、MME300は、さらに、S/P−GW選択機能部360と、サービス要求条件蓄積部340と、リソース情報蓄積部350とを備えている。
サービス要求条件蓄積部340に蓄積されたサービス要求条件は、図6の例に示すように、UE10からのAttach要求に係るサービスタイプごとに、当該サービスタイプで許容される遅延時間と、必要帯域幅とを含む。サービス要求条件は、通信事業者等によりサービス要求条件蓄積部340に事前に登録することができる。
リソース情報蓄積部350に蓄積されたリソース情報は、図7の例に示すように、各eNB200に対して、当該eNB200に接続可能なS/P−GW400との間におけるEPC100内での遅延時間及び同区間における剰余帯域幅を含んでいる。ここで、リソース情報蓄積部350には、後述するように定期的な監視処理により取得された複数のリソース情報が監視時刻情報とともに逐次的に蓄積される。
次に本実施の形態の通信システムにおけるリソース監視処理について図5を参照して説明する。まず、eNB200とS/P−GW400のUプレーンパス品質測定機能部250,450は、PingやIperf等を使って、それぞれの伝送路のUプレーンパスにおける遅延や剰余帯域幅などの品質確認を定期的に測定する(図5の(A))。一方、S/P−GW400のリソース使用率測定機能部460は、定期的にCPU使用率やメモリ使用率などのノードの負荷情報を取得する(図5の(B))。前記(A)及び(B)の処理で得られた情報は、品質情報通知機能部470に通知され(図5の(C))、品質情報通知機能部470からMME300に通知され(図5の(D))、MME300のリソース情報蓄積部350に蓄積される。
次に本実施の形態の通信システムにおけるセッション確立手順について図8及び図9を参照して説明する。まずeNB200のAttach処理機能部210が、UE10のAttach処理機能部11からAttach要求を受けとる(図8の(1))。次にMME300のAttach処理機能部310は、eNB200のAttach処理機能部210からAttach要求を受け取る(図8の(2))。次にMME300のAttach処理機能部310は、S/P−GW選択機能部360に、セッションを確立すべきS/P−GWを問い合わせる。
S/P−GW選択機能部360は、図9に示すように、接続可能なS/P−GW400の一覧を図示省略のDNSから取得し(図9のS11,図8の(3))、次いでリソース情報蓄積部350のリソース情報を結合するとともに(図8の(4))、リソース情報蓄積部350の蓄積情報を読み込む(図9のS12,図8の(5))。S/P−GW選択機能部360は、IMSIもしくはAPNから、セッションのサービスタイプを特定し、サービスタイプの要求条件を満たす1つ以上のS/P−GW400を絞り込む(図9のS13)。ここで、要求条件を満たすS/P−GW400が無い場合にはAttach処理は失敗したものとする(図9のS15)。
次に受付制御機能部320は、絞り込んだS/P−GW400の中から、リソース情報を比較した結果から計算リソース量の空き容量を算出し、その中で最も空き計算リソース量のある1つを選択し(図8の(6))、Attach処理機能部310に渡す(図9のS14,図8の(7))。
次に、Attach処理機能部310は、渡されたS/P−GW400のAttach処理機能部410に対してベアラ設定要求を送信する(図8の(8))。当該S/P−GW400のAttach処理機能部410がMME300のAttach処理機能部310に応答を返し、一方で無線データリンク設定が完了するとセッションが確立され、Uプレーンのデータが交換される(図8の(9))。
以上の処理により、UE10からのAttach要求に対してサービスタイプに応じた適切なS/P−GW400が選択されるとともに、eNB200とS/P−GW400との間の通信品質もサービスタイプに応じた適切なものとなる。また、負荷が均等に分散されるため、設備量を抑えることができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係るコネクション振り分けシステムについて図10を参照して説明する。図10はコネクション振り分けシステムを適用した通信システムの構成及び接続処理を説明する図である。
本実施の形態に係るコネクション振り分けシステムを適用する通信システムは、第1及び第2の実施の形態と同様にLTEであり、図10に示すように、EPC100に、eNB200、MME300、S/P−GW400が配置されている。各装置の実装形態については第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、eNBとS/P−GWとの間におけるネットワークのリソース状況及びS/P−GWゲートウェイ装置のリソース状況を管理して当該管理情報に基づきS/P−GWを選択するのではなく、UE10からの接続処理要求時に、リンク負荷や宛先ホストの処理負荷が少ないと想定されるS/P−GWを選択するものである。この手法は、eNBと複数のS/P−GWとの間の遅延を計測し、最も遅延時間の短いS/P−GWを選択するという考え方である。具体的には、eNBがAttach要求を受け取ると、バックボーンネットワークに向けてエニーキャストアドレスでセッション確立要求を送り、最速で応答を返したS/P−GWとセッションを確立し、最後にMMEにAttach完了通知を行って位置登録やベアラ更新要求を行うという仕組みである。このように本実施の形態ではエニーキャストを利用することから、EPC100はエニーキャストに対応した通信プロトコル、例えばIPv6が用いられる。
図10に示すように、eNB200,MME300,S/P−GW400は、それぞれAttach処理機能部210,310,410を備えている。また、eNB200及びS/P−GW400は、さらに、セッション処理機能部280,480を備えている。
次に本実施の形態の通信システムにおけるセッション確立手順について図10を参照して説明する。まずeNB200のAttach処理機能部210が、UE10のAttach処理機能部11からAttach要求を受けとる(図10の(1))。次に、eNB200のセッション処理機能部280は、セッション確立要求をエニーキャストアドレスに送信する(図10の(2))。セッション確立要求を受け付けた各S/P−GW400のセッション処理機能部480は、それぞれeNB200に向けてセッション確立要求応答を送信する。そして、eNB200のAttach処理機能部210は、最も速くセッション確立要求応答を受け取ったS/P−GW400のみに対して、ベアラ設定要求を送信する(図10の(3))。なお、図10の例では、右上のS/P−GW400からの応答が最速でeNB200に到達しており、当該到達時には、右下のS/P−GW400からの応答は未だeNB200に到達していないことを表している。したがって、図10の例では、右上のS/P−GW400が選択される。
次に、eNBのAttach処理機能部210は、ベアラ設定応答を受け取ると、UE10との間に無線データリンク設定を行う(図10の(4))。次に、UE10のAttach処理機能部11がMME300のAttach処理機能部310にAttach完了応答を送る(図10の(5))。次に、MME300のAttach処理機能部310がHSS(図示省略)に位置登録要求を送り、最後にS/P−GW400のAttach処理機能部410にベアラ更新要求を送ることによりAttach処理が完了する。
このようなエニーキャストによるS/P−GW選択の場合、応答の速さでセッション確立相手が決まるため、物理的もしくはトポロジ的に近くに位置し、かつリンク負荷・宛先ホストの処理負荷が十分少ないS/P−GWが選択される可能性が高い。
以上、本発明の第1〜第3の実施の形態について詳述したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記第1及び第2の実施の形態では、基地局とゲートウェイ装置との間におけるネットワークのリソース状況及びゲートウェイ装置のリソース状況を保持するリソース状況保持部をMME300に設けたが、MME以外の装置に実装したり、単体で独立してEPC100内に配置したりするなど実装形態は不問である。
また、上記実施の形態では、コネクション振り分けシステムを適用する通信システムの一例としてLTEについて説明したが、他の移動体通信システムであっても本発明を適用できるし、無線区間を含まない有線通信システムであっても本発明を適用できる。有線通信システムへの適用形態としては、例えばデータセンタ内におけるロードバランサーが挙げられる。
10…UE
11…Attach処理機能部
100…EPC
200…eNB
210…Attach処理機能部
250…Uプレーンパス品質測定機能部
300…MME
310…Attach処理機能部
320…受付制御機能部
330…リソース制御命令機能部
340…サービス要求条件蓄積部
350…リソース情報蓄積部
360…S/P−GW選択機能部
400…S/P−GW
410…Attach処理機能部
420…スレッド振り分け機能部
430…一般プロセッシング
440…優先プロセッシング
450…Uプレーンパス品質測定機能部
460…リソース使用率測定機能部
470…品質情報通知機能部
500…コアルータ
510…一般フォワーディング
520…優先フォワーディング

Claims (7)

  1. 通信端末と、前記通信端末を地域ごとに収容する基地局と、複数のゲートウェイ装置と、基地局及びゲートウェイ装置が収容されたネットワークとを有する通信システムにおけるコネクション振り分けシステムであって、
    前記通信端末からの接続要求に対し、前記通信端末に係る通信における遅延要件を満たすことが可能な前記ゲートウェイ装置の選択を行う選択手段と、
    前記通信端末と前記選択手段により選択されたゲートウェイ装置との間の接続を確立する接続処理手段とを備えた
    ことを特徴とするコネクション振り分けシステム。
  2. 前記基地局と前記ゲートウェイ装置との間におけるネットワークのリソース状況及び前記ゲートウェイ装置のリソース状況を保持するリソース状況保持部を備え、
    前記選択手段は、前記リソース状況保持部に保持されているリソース状況に基づき前記ゲートウェイ装置の選択を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のコネクション振り分けシステム。
  3. 前記通信端末からの接続要求に応じた通信品質を満たすよう、前記基地局から前記選択手段により選択されたゲートウェイ装置への通信経路のリソースを確保するリソース確保制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2記載のコネクション振り分けシステム。
  4. 前記基地局と前記ゲートウェイ装置との間におけるネットワークのリソース状況及び前記ゲートウェイ装置のリソース状況を監視して前記リソース状況保持部に記憶するリソース状況監視手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2記載のコネクション振り分けシステム。
  5. 前記選択手段は、前記基地局と複数のゲートウェイ装置との間の遅延を計測し、最も遅延時間の短い前記ゲートウェイ装置を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載のコネクション振り分けシステム。
  6. 通信端末と、前記通信端末を地域ごとに収容する基地局と、複数のゲートウェイ装置と、基地局及びゲートウェイ装置が収容されたネットワークとを有する通信システムにおけるコネクション振り分け方法であって、
    前記通信端末からの接続要求に対し、前記通信端末に係る通信における遅延要件を満たすことが可能な前記ゲートウェイ装置の選択を行うステップと、
    前記通信端末と前記選択手段により選択されたゲートウェイ装置との間の接続を確立するステップとを備えた
    ことを特徴とするコネクション振り分け方法。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか一項記載のコネクション振り分けシステムの各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2015197435A 2015-10-05 2015-10-05 コネクション振り分けシステム及び方法、並びにコネクション振り分けプログラム Active JP6537109B2 (ja)

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