本出願の実施形態は、端末デバイスによるエッジネットワークとの接続を確立する成功率を改善するための、接続確立方法、通信装置、およびシステムを提供する。
以下で、添付の図面を参照して本出願の実施形態を説明する。
本出願の明細書、特許請求書の範囲、および添付の図面では、「第1」、「第2」などの用語は、同様の対象を区別するものであり、必ずしも特定の順序または順番を示すものではない。このように使用される用語は、適切な状況において交換可能であり、これは、本出願の実施形態において同じ属性を有する対象を説明する際に使用される区別方式にすぎないことを理解されたい。加えて、用語「含む(include,contain)」および他の何らかの変形は、非排他的な包含をカバーすることを意味するため、一連のユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスは、必ずしもそれらのユニットに限定されず、明確に列挙されていない他のユニットを、またはそのようなプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスに固有の他のユニットを、含み得る。
本出願の実施形態における技術的解決策は、データ処理のための様々な通信システムに適用され得る。本出願で提供される技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution,LTE)システム、第5世代(5th generation,5G)通信システム、および他の同様の通信システムに適用され得る。加えて、通信システムは、未来志向の通信技術でさらに使用されてもよく、本出願の実施形態で提供される技術的解決策ですべて使用される。本出願の実施形態で説明されるシステムアーキテクチャおよびサービスシナリオは、本出願の実施形態の技術的解決策をより明確に説明するように意図されており、本出願の実施形態で提供される技術的解決策を制限するものではない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの進化と新しいサービスシナリオの出現により、本出願の実施形態で提供される技術的解決策が同様の技術的問題にも適用可能であることがわかるだろう。
図1aは、本出願の一実施形態による通信システムの概略構造構成図である。本出願のこの実施形態で提供される通信システム100は、コアネットワーク要素101、少なくとも1つの制御ネットワーク要素102、および端末デバイス103を含む。
コアネットワーク要素101は、第1の情報を少なくとも1つの制御ネットワーク要素102に送信するように構成され、第1の情報は、端末デバイス103にサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを示す。
少なくとも1つの制御ネットワーク要素102は、第1の情報に基づいて第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイス103に送信するように構成され、第1のネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素であり、接続情報は、端末デバイスが第1のネットワーク要素に接続するために使用される。
端末デバイス103は、第1のネットワーク要素の接続情報に基づいて、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立するように構成される。
コアネットワーク要素101は、制御ネットワーク要素102および端末デバイス103と別々に通信することができる。例えば、コアネットワーク要素101は、制御ネットワーク要素102と直接通信するか、または通信システム内の別のネットワーク要素を使用して、制御ネットワーク要素102と間接的に通信する。本明細書では、詳細は限定されない。別の例として、コアネットワーク要素101は、端末デバイス103と直接通信するか、または通信システム内の別のネットワーク要素を使用して、端末デバイス103と間接的に通信する。本明細書では、詳細は限定されない。任意選択的に、本出願のこの実施形態では、コアネットワーク要素101は、端末デバイスの位置を取得する機能を有する。例えば、コアネットワーク要素101は、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function,AMF)を実装するネットワーク要素から端末デバイスの位置を取得する。コアネットワーク要素101は、端末デバイスの位置に基づいて、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したか否かをさらに判定することができる。端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したとき、コアネットワーク要素101は、第1の情報を生成し、第1の情報を制御ネットワーク要素102に送信する。
任意選択的に、コアネットワーク要素101は、制御ネットワーク要素102から、第1のネットワーク要素の接続情報をさらに受信し、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイス103に送信してもよい。コアネットワーク要素101には、複数の実装形態がある。例えば、コアネットワーク要素101は、セッション管理機能(session management function,SMF)を実装するネットワーク要素であってもよい。別の例として、コアネットワーク要素101は、具体的にはコアデータセンタ内でポリシー制御機能(policy control function,PCF)を実装するネットワーク要素であってもよい。別の例として、コアネットワーク要素101は、具体的にはネットワーク公開機能(network exposure function,NEF)を実装するネットワーク要素であってもよく、コアネットワーク要素の能力を制御ネットワーク要素102に公開することができる。別のコアネットワーク要素は、NEFを使用して制御ネットワーク要素102と通信することができる。コアネットワーク要素101の具体的な実装形態は、適用シナリオを参照して決定され得る。本明細書では、詳細は限定されない。
通信システムは、少なくとも1つの制御ネットワーク要素102を含む。制御ネットワーク要素102は、コアネットワーク要素101および端末デバイス103と通信することができる。例えば、制御ネットワーク要素102は、コアネットワーク要素101と直接通信するか、または通信システム内の別のネットワーク要素を使用して、コアネットワーク要素101と間接的に通信する。本明細書では、詳細は限定されない。別の例として、制御ネットワーク要素102は、端末デバイス103と直接通信するか、または通信システム内の別のネットワーク要素を使用して、端末デバイス103と間接的に通信する。本明細書では、詳細は限定されない。本出願のこの実施形態では、通信システムは、1つ以上の制御ネットワーク要素102を含むことができる。制御ネットワーク要素102は、第1のネットワーク要素の接続情報を取得する機能を有し、コアネットワーク要素101と通信する。制御ネットワーク要素102には、複数の実装形態がある。例えば、制御ネットワーク要素102は、エッジデータセンタ内のアプリケーション機能ネットワーク要素(application function,AF)であってもよい。第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project,3GPP(登録商標))システムアーキテクチャ(system and architecture,SA)2では、データセンタ内に配備されたアプリケーション機能ネットワーク要素またはアプリケーションサーバは、一律にAFと呼ばれ、制御プレーンアプリケーションネットワーク要素(エッジイネーブラサーバ(edge enabler server,EES)またはモバイルエッジコンピューティングプラットフォーム(mobile edge computing platform,MEP)など)、ユーザプレーンアプリケーションネットワーク要素(様々なアプリケーションサーバ(application servers)、またはエッジアプリケーションサーバ(edge application servers,EAS)など)を含むがこれらに限定されない。例えば、通信システムに含まれる制御ネットワーク要素102は、エッジデータセンタから独立した中央制御ネットワーク要素(中央制御ネットワーク要素とも呼ばれる)であってもよい。例えば、中央制御ネットワーク要素は、エッジ構成サーバ(edge configuration server,ECS)または様々なアプリケーションサーバコントローラ(application server controller)であってもよい。中央制御ネットワーク要素は、ローカルデータセンタ内の制御ネットワーク要素102と対話することができる。制御ネットワーク要素102の具体的な実装形態は、適用シナリオを参照して決定され得る。本明細書では、詳細は限定されない。エッジネットワーク内の制御ネットワーク要素と中央制御ネットワーク要素との間に完全な違いはないことが理解され得る。例えば、特定の場合には、中央制御ネットワーク要素は、エッジネットワーク内に配備されてもよい。例えば、中央制御ネットワーク要素は、中央データネットワーク内に配備されてもよい。これは、本出願の本実施形態では限定されない。
通信システムに含まれる端末デバイス103は、制御ネットワーク要素102から、第1のネットワーク要素の接続情報を受信することができ、次いで端末デバイス103は、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立する。端末デバイス103は、情報、音声、および/またはデータ接続性をユーザに提供することができる装置であり、ユーザ機器(user equipment,UE)、移動局(mobile station,MS)、移動端末(mobile terminal,MT)などとも呼ばれ得る。現在、例えば、端末デバイス103は、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile internet device,MID)、ウェアラブルデバイス、仮想現実(virtual reality,VR)デバイス、拡張現実(augmented reality,AR)デバイス、産業用制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療手術(remote medical surgery)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、または、スマートホーム(smart home)における無線端末を含む。端末デバイス103の関連する機能はチップを使用して実装されてもよく、本出願のすべての実施形態において端末デバイスによって実行されるステップは、チップによって実行されてもよい。
本出願のこの実施形態では、エッジネットワークは、データネットワークのエッジに配備される。例えば、エッジネットワークは、エッジアプリケーションの環境(edge hosting environment,EHE)またはデータセンタ(data center,DC)であってもよい。EHEは、エッジデータネットワーク(edge data network,EDN)とも呼ばれ得る。以下の実施形態では、エッジネットワークがEDNである例が説明に使用される。制御ネットワーク要素は、エッジネットワーク内に配備されてもよい。エッジネットワーク内の制御ネットワーク要素は、端末デバイスがエッジネットワークに接続するために使用される。例えば、エッジネットワークがEDNであるとき、エッジネットワーク内の制御ネットワーク要素はEESであってもよい。例えば、エッジネットワークがエッジデータセンタであるとき、エッジネットワーク内の制御ネットワーク要素はMEPであってもよい。アプリケーションネットワーク要素は、エッジネットワーク内にさらに配備されてもよい。エッジネットワーク内のアプリケーションネットワーク要素は、端末デバイスがエッジネットワークに接続するために使用され得る。アプリケーションネットワーク要素は、アプリケーション情報を端末デバイスに提供するようにさらに構成されてもよい。例えば、エッジネットワークがEDNであるとき、アプリケーションネットワーク要素はEASであってもよい。
本出願のこの実施形態では、第1のエッジネットワークは、端末デバイスにサービス提供する1つ以上の対応するエッジネットワークであり、第1のエッジネットワークは、具体的には端末デバイスが接続され得るエッジネットワークであり、第1のエッジネットワークは、ターゲットエッジネットワークとも呼ばれ得る。第1のエッジネットワークは、端末デバイスに接続されるように構成され得る。例えば、第1のエッジネットワークは、第1のネットワーク要素を含むことができる。具体的には、端末デバイスは、第1のネットワーク要素との接続を確立することができる。第1のネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内の1つ以上のネットワーク要素であってもよい。第1のネットワーク要素には、複数の特定の実装形態がある。例えば、第1のネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素および第1のエッジネットワーク内の第1のアプリケーションネットワーク要素のうちの少なくとも1つを含む。言い換えると、第1のネットワーク要素は制御ネットワーク要素であってもよく、または第1のネットワーク要素はアプリケーションネットワーク要素であってもよい。
本出願のこの実施形態では、第1のネットワーク要素の接続情報は、端末デバイスが第1のネットワーク要素に接続するために使用され得る。接続情報は、第1のネットワーク要素のインターネットプロトコル(internet protocol,IP)アドレス、または第1のネットワーク要素の一意の識別子であってもよい。本明細書では、詳細は限定されない。加えて、制御ネットワーク要素102によって送信された第1のネットワーク要素の接続情報は、送信用のエッジネットワーク情報で搬送されてもよい。
本出願のいくつかの実施形態では、図1bに示されるように、通信システム100は、ユーザプレーンネットワーク要素104をさらに含むことができる。ユーザプレーンネットワーク要素104は、端末デバイス103にサービス提供するように構成される。ユーザプレーンネットワーク要素104は、端末デバイス103とエッジネットワークとの間に配置される。例えば、端末デバイス103と複数のエッジネットワークの各々との間に1つのユーザプレーンネットワーク要素104が配置される。ユーザプレーンネットワーク要素104は、遅延情報をコアネットワーク要素101に送信するように構成される。複数のユーザプレーンネットワーク要素104がある場合、各ユーザプレーンネットワーク要素は、1つの遅延情報をコアネットワーク要素101に送信することができ、コアネットワーク要素101は複数の遅延情報を受信することができる。各遅延情報は、端末デバイス103と1つのユーザプレーンネットワーク要素104との間の伝送遅延を含む。例えば、ユーザプレーンネットワーク要素104は、具体的には、ユーザプレーン機能(user plane function,UPF)を実装するネットワーク要素であってもよい。具体的には、ユーザプレーンネットワーク要素104は、ローカルデータセンタ(local data center)内に、またはローカルデータセンタの近くに配置されてもよい。ユーザプレーンネットワーク要素104はまた、ローカルプロトコルデータユニットアンカ(local PDU session anchor,L-PSA)とも呼ばれ得る。例えば、ユーザプレーンネットワーク要素104は、以下の機能のすべてまたは一部をサポートすることができる:プロトコルデータユニット(protocol data unit,PDU)セッションをデータネットワークと相互接続すること、パケットルーティングおよび転送(例えば、アップリンク分類後にデータネットワークへのトラフィックの転送をサポートすること)、およびデータパケット検出。例えば、ユーザプレーンネットワーク要素104は、端末デバイスとユーザプレーンネットワーク要素との間の伝送遅延をさらに測定することができる。
本出願のいくつかの実施形態では、図1cに示されるように、通信システム100は、アプリケーションネットワーク要素105をさらに含むことができる。端末デバイス103と第1のネットワーク要素との間の接続が確立された後、端末デバイス103はアプリケーションネットワーク要素105のアプリケーション情報を受信し、端末デバイスは、アプリケーション情報に基づいてアクセス要求をアプリケーションネットワーク要素105に送信し、アプリケーションネットワーク要素105は、端末デバイスによって送信されたアクセス要求を受信するように構成される。例えば、アプリケーションネットワーク要素105は、第1のエッジネットワーク内の第1のアプリケーションネットワーク要素であってもよい。
上記の実施形態は、本出願で提供される通信システムを説明している。以下では、通信システムに基づいて実行される接続確立方法を説明する。図2を参照すると、本出願の一実施形態で提供される接続確立方法は、以下のステップを主に含む。
201.コアネットワーク要素は第1の情報を少なくとも1つの制御ネットワーク要素に送信し、第1の情報は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを示す。
第1の情報は、具体的には、コアネットワーク要素によって少なくとも1つの制御ネットワーク要素に送信された通知メッセージであってもよい。例えば、通知メッセージは、具体的には、データネットワークアクセス識別子(data network access identifier,DNAI)変更メッセージ(change notification)、またはユーザプレーン管理イベント通知メッセージ(user plane management event notification)であってもよい。
第1の情報は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを示すことが理解され得る。あるいは、第1の情報は、端末デバイスのセッションにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素(例えば、UPF)が変化したこと、または端末デバイスのセッションのユーザプレーンパスが変化したことを示すことが理解され得る。あるいは、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを第1の情報が示すことは、端末デバイスが移動した後、端末デバイスがアクセスし得るエッジネットワークが変化したこととして理解され得る。例えば、第1の情報の具体的な形態または情報名は、本出願のこの実施形態では限定されない。一実装形態では、各ユーザプレーンネットワーク要素(例えば、UPF)とエッジネットワークとの間のユーザプレーンパスは、一意のDNAI識別子を有する。UEにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素が変化すると、端末デバイスにサービスを提供し得るエッジネットワークが変化し得る。別の実装形態では、N個のユーザプレーンネットワーク要素(例えば、UPF)があってもよく、N個のユーザプレーンネットワーク要素はすべて同じエッジネットワークに対応する。言い換えると、N個のUPFが1つのエッジネットワークにサービス提供し、Nの値は正の整数であり得る。各UPFとエッジネットワークとの間のユーザプレーンパスは、異なるDNAI識別子を有する。UEにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素が変化したとき、端末デバイスにサービスを提供し得るエッジネットワークは変化しない場合がある。コアネットワーク要素が第1の情報を少なくとも1つの制御ネットワーク要素に送信する前に、制御ネットワーク要素はサブスクリプション要求情報をコアネットワーク要素に送信し、サブスクリプション要求情報は、ユーザプレーン管理イベントが発生したことを検出したときにコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求する。これに対応して、第1の情報は、ユーザプレーン管理イベントが発生したことを示す。
任意選択的に、第1の情報は、端末デバイスの位置をさらに含む。一実装形態では、コアネットワーク要素は、DNAI change notificationまたはユーザプレーン管理イベント通知メッセージ(user plane management event notification)を少なくとも1つの制御ネットワーク要素に送信し、通知メッセージは、端末デバイスの位置をさらに搬送する。端末デバイスの位置は、複数の方法で表されることが可能である。端末デバイスの位置は、エッジネットワークと、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素との間のパスの識別子を示すDNAI識別子を含むか、または端末デバイスに隣接する候補および利用可能なDNAIのリストを含むことができる(DNAIのリストは、適切なエッジネットワークを決定するため、または適切な制御ネットワーク要素に関する情報を決定するための制御ネットワーク要素を示す)。あるいは、端末デバイスの位置は、特定のUE位置情報、例えばトラッキングエリア識別子(tracking area identity,TAI)およびセル識別子(Cell ID)であってもよい。制御ネットワーク要素は、端末デバイスの位置に基づいて、端末デバイスに送信される接続情報を決定することができる。一実装形態では、各ユーザプレーンネットワーク要素(例えば、UPF)とエッジネットワークとの間のユーザプレーンパスは、一意のDNAI識別子を有する。DNAI識別子を受信した後、制御ネットワーク要素は、DNAI識別子に対応するエッジネットワークがUEにサービス提供するのに現在最も適しているエッジネットワークであると判定することができる。したがって、制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信する。第1のネットワーク要素は、DNAI識別子に対応するエッジネットワーク内のネットワーク要素である。
「端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化する」は、「端末デバイスにサービス提供する1つのユーザプレーンネットワーク要素に対応する1つのエッジネットワークが変化する」、または「端末デバイスにサービス提供する複数のユーザプレーンネットワーク要素に対応する複数のエッジネットワークが変化する」であってもよいことが理解され得る。
本出願のこの実施形態では、コアネットワーク要素は、端末デバイスの位置を取得することができる。例えば、コアネットワーク要素は、AMFから端末デバイスの位置を取得してもよい。コアネットワーク要素は、端末デバイスの位置に基づいて、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したか否かを判定する。例えば、端末デバイスが移動し、端末デバイスが移動する位置は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に現在対応しているエッジネットワークのサービス範囲内ではない場合がある。この場合、コアネットワーク要素は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したと判定する。コアネットワーク要素は、第1の情報を生成する。第1の情報は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを示す。例えば、第1の情報は、データネットワークアクセス識別子(data network access identifier,DNAI)更新(change)情報であってもよく、具体的にはDNAI change notificationであってもよい。DNAI変更情報は、DNAI変更イベントが発生したことを示す。あるいは、コアネットワーク要素は、端末デバイスの現在のセッションにサービス提供しているユーザプレーンネットワーク要素(例えば、UPF)が変化したと判定し、ユーザプレーンネットワーク要素に対応するDNAIが変化したと判定する。第1の情報はユーザプレーン管理イベント通知であってもよく、ユーザプレーン管理イベント通知は、変更されたDNAIを搬送することができる。あるいは、コアネットワーク要素(例えば、SMF)は、端末デバイスのユーザプレーンパスが変化したか否かを検出することができる。例えば、ローカルUPFが動的に挿入されるか、またはアンカUPFが切り替わるなどのイベントが発生したことを検出すると、コアネットワーク要素(SMF)は第1の情報を送信する。第1の情報は、端末デバイスのユーザプレーンパスが変化したことを示す。第1の情報は、具体的には通知メッセージ、例えばユーザプレーン管理イベント通知であってもよい。任意選択的に、第1の情報は、エッジネ
ットワークと端末にサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素との間のパスの識別子を示すDNAI識別子をさらに含んでもよい。あるいは、通知メッセージは、端末に隣接する候補および利用可能なDNAIのリストを含み、適切なエッジネットワークを選択するため、または適切な制御ネットワーク要素に関する情報を決定するための制御ネットワーク要素を示す。あるいは、通知メッセージは、TAIおよびCell IDなどの特定のUE位置情報を含む。
第1の情報を生成した後、コアネットワーク要素は、少なくとも1つの制御ネットワーク要素がコアネットワーク要素から第1の情報を受信し得るように、第1の情報を少なくとも1つの制御ネットワーク要素に送信する。コアネットワーク要素および制御ネットワーク要素の実装形態については、前述の実施形態における詳細な説明を参照されたい。ここでは詳細は再び説明されない。
本出願のいくつかの実施形態では、コアネットワーク要素が第1の情報を少なくとも1つの制御ネットワーク要素に送信するステップ201の前に、本出願のこの実施形態で提供される方法は、以下をさらに含む。
制御ネットワーク要素は、サブスクリプション要求情報をコアネットワーク要素に送信し、サブスクリプション要求情報は、端末デバイスの位置が変化したことを検出したときにコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求し、サブスクリプション要求情報は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを検出したときにコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求し、またはサブスクリプション要求情報は、ユーザプレーン管理イベントが発生したことを検出したときにコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求する。
本出願のいくつかの実施形態では、コアネットワーク要素が第1の情報を少なくとも1つの制御ネットワーク要素に送信するステップ201の前に、方法は、以下をさらに含む。
コアネットワーク要素が、少なくとも1つの制御ネットワーク要素によって送信された位置要求情報を受信することであって、位置要求情報は、コアネットワーク要素が端末デバイスの位置を送信することを要求する、こと、または
コアネットワーク要素が制御ネットワーク要素によって送信されたサブスクリプション要求情報を受信することであって、サブスクリプション要求情報は、端末デバイスの位置が変化したことを検出したときにコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求し、サブスクリプション要求情報は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを検出したときにコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求するか、またはサブスクリプション要求情報は、ユーザプレーン管理イベントが発生したことを検出したときにコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求する、こと。
具体的には、コアネットワーク要素は、制御ネットワーク要素によって送信された位置要求情報を受信することができる。コアネットワーク要素は、端末デバイスの位置に基づいて、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したか否かを判定し、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したときに第1の情報を送信することができる。
制御ネットワーク要素は、サブスクリプション要求情報をコアネットワーク要素にさらに送信することができ、コアネットワーク要素は、少なくとも1つの制御ネットワーク要素によって送信されたサブスクリプション要求情報を受信する。コアネットワーク要素は、サブスクリプション要求情報に基づいて、端末デバイスの位置が変化したか否かを検出し、ユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したか否かを検出し、またはユーザプレーン管理イベントが発生したか否かを検出する。コアネットワーク要素は、端末デバイスの位置が変化したことを検出したときに第1の情報を送信し、ユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを検出したときに第1の情報を送信し、またはユーザプレーン管理イベントが発生したことを検出したときに第1の情報を送信することができる。第1の情報を受信する少なくとも1つの制御ネットワーク要素は、AFであってもよく、またはEES、ECS、MEPなどであってもよい。例えば、少なくとも1つの制御ネットワーク要素は、コアネットワーク要素からDNAI変更(change)イベントまたはユーザプレーン管理(user plane management)イベントをサブスクライブする。DNAI変更イベントまたはユーザプレーン管理イベントが発生したことを検出すると、コアネットワーク要素は、制御ネットワーク要素が端末デバイスのアクセス位置を取得できるように、DNAI変更情報を制御ネットワーク要素に送信する。任意選択的に、第1の情報はDNAI識別子をさらに含むか、または第1の情報は、潜在的な候補DNAIのリスト(list)を含む。DNAIのリストは、1つ以上のDNAI識別子を含む。
202.少なくとも1つの制御ネットワーク要素は、第1の情報に基づいて第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信し、第1のネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素である。
本出願のこの実施形態では、少なくとも1つの制御ネットワーク要素は、第1の情報を受信し、第1の情報に基づいて、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したと判定するか、または第1の情報に基づいて、端末デバイスのユーザプレーン管理イベントが発生したと判定する。少なくとも1つの制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を取得する。少なくとも1つの制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信することができる。例えば、制御ネットワーク要素は、ユーザプレーンパスまたはアプリケーション層ベースの方法を使用して第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信するか、または制御ネットワーク要素は、コアネットワーク要素を介して第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信する。
制御ネットワーク要素は、1つ以上のエッジネットワークに関する情報を記憶または構成し、制御ネットワーク要素はまた、別のネットワーク要素からエッジネットワークに関する情報を取得することもできる。第1のエッジネットワークは、制御ネットワーク要素によって決定され、端末デバイスに通知されたエッジネットワークを指す。第1のエッジネットワークはまた、ターゲットエッジネットワークとも呼ばれ得る。一実装形態では、制御ネットワーク要素は、N個のエッジネットワークに関する情報を有し、制御ネットワーク要素は、M個のエッジネットワークに関する情報またはM個のエッジネットワークに関する何らかの情報を端末デバイスに送信することを決定する。MはN以下であり、Mは0以上である。第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素は、端末デバイスに接続するように構成され得る。例えば、第1のエッジネットワークは、第1のネットワーク要素を含むことができる。具体的には、端末デバイスは、第1のネットワーク要素との接続を確立することができる。第1のネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内の1つ以上のネットワーク要素であってもよい。第1のネットワーク要素には、複数の特定の実装形態がある。例えば、第1のネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素および第1のエッジネットワーク内の第1のアプリケーションネットワーク要素のうちの少なくとも1つを含む。言い換えると、第1のネットワーク要素は制御ネットワーク要素であってもよく、例えば第1のネットワーク要素はEESであってもよく、または第1のネットワーク要素はアプリケーションネットワーク要素であってもよく、例えば第1のネットワーク要素はEASであってもよい。
第1のエッジネットワークおよび第1のネットワーク要素は包含関係にあってもよく、例えば、第1のエッジネットワークは第1のネットワーク要素を含むか、または第1のエッジネットワークおよび第1のネットワーク要素は関連付け関係にあってもよく、例えば第1のネットワーク要素は複数の第1のエッジネットワークにサービス提供することができることが、留意されるべきである。
一実装形態では、ユーザプレーンネットワーク要素は第1のエッジネットワークに対応し、ユーザプレーンネットワーク要素は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素である。例えば、図5bでは、L-PSA1はEDN1に対応し、L-PSA2はEDN2に対応する。L-PSA1またはL-PSA2が挿入されたことを検出すると、コアネットワーク要素は、第1の情報を制御ネットワーク要素に送信する。第1の情報を受信した後、制御ネットワーク要素は、端末デバイスに、L-PSA1に対応するEDN1でネットワーク要素の接続情報を、および/またはL-PSA2に対応するEDN2でネットワーク要素の接続情報を配信する。
別の実装形態では、ユーザプレーンネットワーク要素は第1のエッジネットワークに対応し、ユーザプレーンネットワーク要素は、端末デバイスにサービス提供していないユーザプレーンネットワーク要素である。例えば、エッジネットワークに関する情報であるEDN3が制御ネットワーク要素上に構成される。EDN3はPSA3によってサービス提供されてもよく、PSA3とEDN3との間の関連付け関係は、DNAIを使用して識別されてもよい。図5bに示されるように、端末デバイスはPSA3によってサービス提供されない。L-PSA1またはL-PSA2が挿入されたことを検出すると、コアネットワーク要素は、第1の情報を制御ネットワーク要素に送信する。第1の情報を受信した後、制御ネットワーク要素は、端末デバイスに、PSA3に対応するEDN3でネットワーク要素の接続情報を配信することができる。
本出願のこの実施形態では、第1のネットワーク要素の接続情報は、端末デバイスが第1のネットワーク要素に接続するために使用され得る。接続情報は、第1のネットワーク要素の以下の情報、すなわちIPアドレス、ユニフォームリソースロケータ(uniform resource identifier,URI)、ユニフォームリソースロケータ(uniform resource locator,URL)、完全修飾ドメイン名(fully qualified domain name,FQDN)、および第1のネットワーク要素の識別子であってもよいが、これらに限定されない。例えば、第1のネットワーク要素の識別子は、EAS IDを含むことができる。
一実装形態では、第1のネットワーク要素の接続情報は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素の接続情報を含むことができ、第1の制御ネットワーク要素の接続情報は、端末デバイスが第1の制御ネットワーク要素との接続を確立するために使用される。別の実装形態では、第1のネットワーク要素の接続情報は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内の第1のアプリケーションネットワーク要素の接続情報を含み、第1のアプリケーションネットワーク要素の接続情報は、端末デバイスが第1のアプリケーションネットワーク要素との接続を確立するために使用される。第1のアプリケーションネットワーク要素の接続情報は、具体的には、第1のアプリケーションネットワーク要素のアドレス(例えば、IPアドレス、URI、またはURL)、第1のアプリケーションネットワーク要素の識別情報、第1のアプリケーションネットワーク要素のFQDNなどを含むことができる。
本出願のこの実施形態では、「端末デバイスがエッジネットワークとの接続を確立する」は、「端末デバイスがエッジネットワーク内の制御ネットワーク要素との接続を確立する」、または「端末デバイスがエッジネットワーク内のアプリケーションネットワーク要素との接続を確立する」であってもよいことが留意されるべきである。
本出願のいくつかの実施形態では、前述の方法を実行することに加えて、コアネットワーク要素は、本出願のこの実施形態で提供される接続確立方法における以下のステップをさらに実行することができる。
コアネットワーク要素は、少なくとも1つの制御ネットワーク要素によって送信された指示情報を受信し、指示情報は、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信するようにコアネットワーク要素に指示する。
少なくとも1つの制御ネットワーク要素は、コアネットワーク要素を介して第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信することができる。例えば、制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報をコアネットワーク要素に送信し、第1のネットワーク要素の接続情報は指示情報をさらに含み、コアネットワーク要素は、指示情報に基づいて第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信する。本出願のこの実施形態では、指示情報は、端末デバイスがコアネットワーク要素を介して第1のネットワーク要素の接続情報を受信できるように、コアネットワーク要素が第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信することを可能にする。
例えば、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信するようにコアネットワーク要素に指示するために、少なくとも1つの制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報に1つの指示情報を含むことができる。例えば、指示情報は、第1のネットワーク要素の接続情報の特定のフィールドで搬送されてもよい。例えば、指示情報は、第1のネットワーク要素の接続情報の予約フィールドで搬送されるか、または指示情報は、コアネットワーク要素に送信されたメッセージ内の拡張を通じて取得された新しいフィールドで搬送される。すなわち、第1のネットワーク要素の接続情報は指示情報を含むことができる。第1のネットワーク要素の接続情報および指示情報は、代替的に2つの情報であってもよい。具体的な実装形態は、本明細書において限定されない。
本出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素の接続情報は、第1のエッジネットワークのサービス範囲情報をさらに含む。
第1のエッジネットワークのサービス範囲情報は、端末デバイスが第1のエッジネットワークのサービス範囲内にあるときに第1のエッジネットワーク内の第1のネットワーク要素との接続を確立するように端末デバイスに指示する。
具体的には、第1のエッジネットワークのサービス範囲情報は、第1のエッジネットワークのサービス範囲を含む。第1のネットワーク要素の接続情報を受信した後、端末デバイスは、第1のネットワーク要素の接続情報から第1のエッジネットワークのサービス範囲情報を取得することができる。このようにして、端末デバイスは、端末デバイスが第1のエッジネットワークのサービス範囲内にあるときに、第1のエッジネットワーク内の制御ネットワーク要素との接続を確立することができる。端末デバイスは、端末デバイスが第1のエッジネットワークのサービス範囲内にないときに、第1のエッジネットワーク内の第1のネットワーク要素との接続を確立しないことが理解され得る。
本出願のいくつかの実施形態では、第1の情報は、端末デバイスの位置をさらに含む。端末デバイスの位置は、少なくとも1つの制御ネットワーク要素が第1のエッジネットワークを決定するため、または第1のネットワーク要素を決定するために使用される。
本出願のこの実施形態で提供される接続確立方法は、以下をさらに含む。
制御ネットワーク要素は、第1のエッジネットワークを決定するか、または少なくとも端末デバイスの位置に基づいて第1のネットワーク要素を決定する。
コアネットワーク要素は、第1の情報を少なくとも1つの制御ネットワーク要素に送信し、第1の情報は、端末デバイスの位置をさらに含むことができる。この場合、制御ネットワーク要素は、第1の情報を使用して端末デバイスの位置を取得することができる。端末デバイスの位置は、複数の方法で表されることが可能である。端末デバイスの位置は、エッジネットワークと、端末にサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素との間のパスの識別子を示すDNAI識別子を含むか、または端末に隣接する候補および利用可能なDNAIのリストを含むことができ、DNAIのリストは、適切なエッジネットワークを決定するため、または適切な制御ネットワーク要素に関する情報を決定するための制御ネットワーク要素を示す。あるいは、端末デバイスの位置は、特定のUE位置情報、例えばTAIおよびCell IDであってもよい。制御ネットワーク要素は、位置情報に基づいて、端末デバイスに送信される接続情報を決定することができる。一実装形態では、各ユーザプレーンネットワーク要素(例えば、UPF)とエッジネットワークとの間のユーザプレーンパスは、一意のDNAI識別子を有する。1つ以上のDNAI識別子を受信した後、制御ネットワーク要素は、DNAI識別子に対応するエッジネットワークがUEにサービス提供するのに現在最も適しているエッジネットワークであると判定することができ、すなわち、DNAI識別子に対応するエッジネットワークが第1のネットワークであると判定することができる。第1のネットワーク要素は、DNAI識別子に対応するエッジネットワーク内のネットワーク要素である。制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信する。別の実装形態では、エッジネットワークのサービス範囲情報は、制御ネットワーク要素上に構成される。第1の情報が端末デバイスの位置を含むとき、制御ネットワーク要素は、そのサービス範囲情報が端末デバイスの位置を含むエッジネットワークが第1のエッジネットワークであると判定し、第1のネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素である。別の実装形態では、エッジネットワーク内のネットワーク要素のサービス範囲情報は、制御ネットワーク要素上に構成される。第1の情報が端末デバイスの位置を含むとき、制御ネットワ
ーク要素は、そのサービス範囲が端末デバイスの位置を含むネットワーク要素は第1のネットワーク要素であると判定する。制御ネットワーク要素は、第1のエッジネットワークを決定するか、または少なくとも端末デバイスの位置に基づいて第1のネットワーク要素を決定する。言い換えると、制御ネットワーク要素は、端末デバイスの位置に基づいて、端末デバイスにサービス提供する複数のユーザプレーンネットワーク要素に対応する複数のエッジネットワーク内の第1のエッジネットワークを決定することができる。あるいは、制御ネットワーク要素は、端末デバイスの位置に基づいて、複数のエッジネットワーク内のネットワーク要素のうちの第1のネットワーク要素を決定することができる。本出願のこの実施形態では、制御ネットワーク要素は、端末デバイスの位置に基づいて第1のエッジネットワークを最初に決定し、次いで第1のエッジネットワーク内の第1のネットワーク要素を決定することができる。詳細は限定されない。あるいは、制御ネットワーク要素は、複数のエッジネットワーク内のネットワーク要素のうちの第1のネットワーク要素を直接決定してもよい。例えば、端末デバイスにサービス提供する複数のUPFに対応する複数のエッジネットワークが複数のEESを含み、各EESが対応するサービス範囲を有する場合、制御ネットワーク要素は、端末デバイスの位置に基づいて複数のEES内の第1のネットワーク要素を決定することができる。
本出願のいくつかの実施形態では、少なくとも1つの制御ネットワーク要素は中央制御ネットワーク要素であり、複数のエッジネットワークがユーザプレーンネットワーク要素に対応し、第1のエッジネットワークは、複数のエッジネットワークから中央制御ネットワーク要素によって選択された少なくとも1つのエッジネットワークであり、または第1のネットワーク要素は、複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から中央制御ネットワーク要素によって選択された少なくとも1つのネットワーク要素である。
少なくとも1つの制御ネットワーク要素が第1の情報に基づいて第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信するステップ202は、以下を含む。
A1.中央制御ネットワーク要素は、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択する。
A2.あるいは、中央制御ネットワーク要素は、複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択する。
A3.中央制御ネットワーク要素は、接続情報を端末デバイスに送信する。
中央制御ネットワーク要素は、通信システム内に配置されてもよい。中央制御ネットワーク要素は、各エッジネットワーク内の制御ネットワーク要素から独立していてもよい。加えて、中央制御ネットワーク要素は、コアネットワーク要素と対話することができ中央制御ネットワーク要素は、各エッジネットワーク内の制御ネットワーク要素とさらに対話することができる。例えば、中央制御ネットワーク要素は、ECSまたはグローバル管理コントローラAFであってもよい。
本出願のこの実施形態では、中央制御ネットワーク要素が第1の情報を受信した後、中央制御ネットワーク要素は、端末デバイスについて、接続が確立される必要があるエッジネットワークを決定することができる。接続が確立される必要があるエッジネットワークは、第1のエッジネットワークと呼ばれる。複数のエッジネットワークがユーザプレーンネットワーク要素に対応する。例えば、中央制御ネットワーク要素は、N個のエッジネットワークからM(M≦N,M≧1)個のエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択することができる。Mは1に等しくてもよく、この場合、1つの第1のエッジネットワークがN個のエッジネットワークから選択される。あるいは、Mは1より大きくてもよく、この場合、複数の第1のエッジネットワークがN個のエッジネットワークから選択される。以下の実施形態では、中央制御ネットワーク要素が複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択する例が説明に使用される。
本出願のこの実施形態では、中央制御ネットワーク要素は、複数のエッジネットワークから第1のエッジネットワークを選択することができ、または複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から第1のネットワーク要素を選択することができる。この場合、中央制御ネットワーク要素は、端末デバイスが、第1のエッジネットワークから中央制御ネットワーク要素によって選択された第1のネットワーク要素との接続を確立することができ、これによってエッジネットワークとの端末デバイスによる接続を確立する成功率を改善するように、選択された第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信することができる。
本出願のこの実施形態では、中央制御ネットワーク要素は、事前設定されたエッジネットワーク選択ポリシーを使用して、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択し得ることが留意されるべきである。エッジネットワーク選択ポリシーは、複数の実装形態を含むことができる。例えば、エッジネットワーク選択ポリシーは、伝送チャネルの遅延に基づいて決定されてもよく、またはエッジネットワーク選択ポリシーは、エッジネットワークの負荷に基づいて決定される。例えば、エッジネットワーク選択ポリシーは、DNAI、およびEDNのサービス範囲情報に基づいて決定されてもよい。詳細は限定されない。エッジネットワーク選択ポリシーは、第1のネットワーク要素を選択するためにさらに使用され得る。詳細は限定されない。
さらに、本出願のいくつかの実施形態では、コアネットワーク要素によって実行される接続確立方法は、以下のステップをさらに含むことができる。
コアネットワーク要素は、複数のユーザプレーンネットワーク要素から遅延情報を受信し、各遅延情報は、端末デバイスと1つのユーザプレーンネットワーク要素との間の伝送遅延を含む。
コアネットワーク要素は、中央制御ネットワーク要素に、複数のユーザプレーンネットワーク要素からの遅延情報を送信し、遅延情報は、中央制御ネットワーク要素が、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択するため、または複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択するために使用される。
ステップA1からステップA3が実行される上記の実装シナリオでは、本出願のこの実施形態で提供される接続確立方法は、以下のステップを含むことができる。
B1.中央制御ネットワーク要素は、コアネットワーク要素から複数の遅延情報を受信し、各遅延情報は、端末デバイスと1つのユーザプレーンネットワーク要素との間の伝送遅延を含む。
図1bに示されるように、通信システム100は、ユーザプレーンネットワーク要素104をさらに含むことができる。ユーザプレーンネットワーク要素104は、端末デバイス103にサービス提供するように構成される。ユーザプレーンネットワーク要素104は、端末デバイス103とエッジネットワークとの間に配置される。例えば、端末デバイス103と複数のエッジネットワークの各々との間に1つのユーザプレーンネットワーク要素104が配置される。各ユーザプレーンネットワーク要素は、端末デバイスとユーザプレーンネットワーク要素との間の伝送チャネルに対応する遅延を測定するように構成され得る。例えば、ユーザプレーンネットワーク要素はL-PSAであり、端末デバイスとユーザプレーンネットワーク要素との間の伝送チャネルは、UE-無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)、RAN-アップリンク分類子(uplink classifier,ULCL)、およびULCL-L-PSAを含む。各ユーザプレーンネットワーク要素は、遅延情報をコアネットワーク要素に送信することができ、コアネットワーク要素は複数の遅延情報を受信することができ、次いでコアネットワーク要素は、複数の遅延情報を中央制御ネットワーク要素に送信する。
中央制御ネットワーク要素が複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択するステップA1は、中央制御ネットワーク要素が、少なくとも複数の遅延情報に基づいて、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択することを含む。
あるいは、中央制御ネットワーク要素が複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択するステップA2は、中央制御ネットワーク要素が、少なくとも複数の遅延情報に基づいて、複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択することを含む。
コアネットワーク要素は、中央制御ネットワーク要素と通信することができる。例えば、コアネットワーク要素は、中央制御ネットワーク要素との通信接続を確立することができ、コアネットワーク要素は、通信接続を使用して複数の遅延情報を受信する。中央制御ネットワーク要素は、少なくとも複数の遅延情報に基づいて、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択するか、または複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択する。例えば、中央制御ネットワーク要素は、複数の遅延情報に基づいて、第1のエッジネットワークまたは第1のネットワーク要素を決定することができる。あるいは、中央制御ネットワーク要素は、複数の遅延情報および端末デバイスの位置に基づいて、第1のエッジネットワークまたは第1のネットワーク要素を決定することができる。第1のエッジネットワークまたは第1のネットワーク要素を決定する方法は、中央制御ネットワーク要素によって使用されるエッジネットワーク選択ポリシーに依存し得る。例えば、中央制御ネットワーク要素は、最小遅延を有する伝送パスに対応するエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択することができ、または中央制御ネットワーク要素は、最小遅延を有する伝送パスに対応するエッジネットワーク内のネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択することができる。
本出願のこの実施形態では、中央制御ネットワーク要素は、少なくとも遅延情報に基づいて複数のエッジネットワークから第1のエッジネットワークを選択するか、または少なくとも遅延情報に基づいて、複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から第1のネットワーク要素を選択することができる。この場合、中央制御ネットワーク要素は、端末デバイスが、第1のエッジネットワークから中央制御ネットワーク要素によって選択された第1のネットワーク要素との接続を確立することができ、これによってエッジネットワークとの端末デバイスによる接続を確立する成功率を改善するように、選択された第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信することができる。
本出願のこの実施形態では、遅延情報に基づいて第1のエッジネットワークまたは第1のネットワーク要素を決定することに加えて、中央制御ネットワーク要素は、エッジネットワーク負荷分散ポリシーに基づいて第1のエッジネットワークまたは第1のネットワーク要素をさらに決定することができる。詳細は限定されない。あるいは、中央制御ネットワーク要素は、遅延情報およびエッジネットワーク負荷分散ポリシーに基づいて、第1のエッジネットワークまたは第1のネットワーク要素を決定する。第1のエッジネットワークおよび第1のネットワーク要素を選択する方法は限定されない。
本出願のこの実施形態では、第1のエッジネットワークを決定した後、中央制御ネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内の第1のネットワーク要素を決定することができ、中央制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信することができる。例えば、第1のネットワーク要素の接続情報は、第1の制御ネットワーク要素および/または第1のアプリケーションネットワーク要素の接続情報を含む。例えば、中央制御ネットワーク要素は、制御ネットワーク要素および/またはアプリケーションネットワーク要素の接続情報を各エッジネットワークに記憶させる。中央制御ネットワーク要素は、制御ネットワーク要素および/またはアプリケーションネットワーク要素のローカルに記憶された接続情報に基づいて、第1の制御ネットワーク要素および/または第1のアプリケーションネットワーク要素の接続情報を取得することができる。別の例として、中央制御ネットワーク要素は、各エッジネットワーク内の制御ネットワーク要素と通信することができる。第1のエッジネットワークを決定した後、中央制御ネットワーク要素は、第1の制御ネットワーク要素および/または第1のアプリケーションネットワーク要素の接続情報を取得するために、第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素と通信する。
本出願のいくつかの実施形態では、少なくとも1つの制御ネットワーク要素は中央制御ネットワーク要素であり、1つのエッジネットワークはユーザプレーンネットワーク要素に対応し、ユーザプレーンネットワーク要素に対応する1つのエッジネットワークは第1のエッジネットワークである。
少なくとも1つの制御ネットワーク要素が第1の情報に基づいて第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信するステップ202は、以下を含む。
中央制御ネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択する。
中央制御ネットワーク要素は、接続情報を端末デバイスに送信する。
中央制御ネットワーク要素は、通信システム内に配置されてもよい。中央制御ネットワーク要素は、エッジネットワーク内の制御ネットワーク要素から独立していてもよい。加えて、中央制御ネットワーク要素は、コアネットワーク要素と対話することができ、中央制御ネットワーク要素は、エッジネットワーク内の制御ネットワーク要素とさらに対話することができる。例えば、中央制御ネットワーク要素は、ECSまたはグローバル管理コントローラAFであってもよい。
本出願のこの実施形態では、中央制御ネットワーク要素が第1の情報を受信した後、中央制御ネットワーク要素は、端末デバイスについて、接続が確立される必要があるエッジネットワークを決定することができる。接続が確立される必要があるエッジネットワークは、第1のエッジネットワークと呼ばれる。1つのエッジネットワークはユーザプレーンネットワーク要素に対応する。例えば、中央制御ネットワーク要素は、エッジネットワーク内のS個のネットワーク要素からT個のネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択してもよい。Tは1に等しくてもよく、この場合、1つの第1のネットワーク要素がS個のネットワーク要素から選択される。あるいは、Tは1より大きくてもよく、この場合、複数の第1のネットワーク要素がS個のネットワーク要素から選択される。以下の実施形態では、中央制御ネットワーク要素が第1のエッジネットワークから少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択する例が説明に使用される。
本出願のこの実施形態では、中央制御ネットワーク要素は、第1のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から第1のネットワーク要素を選択することができる。この場合、中央制御ネットワーク要素は、端末デバイスが、中央制御ネットワーク要素によって選択された第1のネットワーク要素との接続を確立することができ、これによってエッジネットワークとの端末デバイスによる接続を確立する成功率を改善するように、選択された第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信することができる。
本出願のこの実施形態では、中央制御ネットワーク要素は、事前設定されたネットワーク要素選択ポリシーを使用して、第1のエッジネットワーク内の複数のネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択し得ることが留意されるべきである。ネットワーク要素選択ポリシーは、複数の実装形態を含むことができる。例えば、ネットワーク要素選択ポリシーは、伝送チャネルの遅延に基づいて決定されてもよい。例えば、ネットワーク要素選択ポリシーは、DNAI、およびEDNのサービス範囲情報に基づいて決定されてもよい。詳細は限定されない。
本出願のいくつかの実施形態では、少なくとも1つの制御ネットワーク要素が第1の情報に基づいて第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信するステップ202は、以下を含む。
第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信し、第1のネットワーク要素は、第1の制御ネットワーク要素および/または第1のアプリケーションネットワーク要素を含む。
通信システムは複数の制御ネットワーク要素を含み、複数の制御ネットワーク要素はそれぞれ異なるエッジネットワークに属し、各エッジネットワーク内の制御ネットワーク要素は、エッジネットワーク内のネットワーク要素の接続情報をコアネットワーク要素に送信する。この場合、端末デバイスは、複数の制御ネットワーク要素から接続情報を受信することができる。例えば、通信システムは複数の第1の制御ネットワーク要素を含み、第1の制御ネットワーク要素は、端末デバイスに、第1のネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内の第1のネットワーク要素の接続情報を送信し、第1のネットワーク要素は、第1の制御ネットワーク要素および/または第1のアプリケーションネットワーク要素を含む。端末デバイスは、複数の第1の制御ネットワーク要素に対応する複数の第1のエッジネットワーク内の第1のネットワーク要素の接続情報を受信することができる。端末デバイスは、複数の第1の制御ネットワーク要素に対応する複数の第1のエッジネットワークから第1のエッジネットワークを選択し、次いで選択された第1のエッジネットワーク内の第1のネットワーク要素との通信を確立することができる。
本出願のいくつかの実施形態では、少なくとも1つの制御ネットワーク要素が第1の情報に基づいて第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信するステップ202は、以下を含む。
C1.少なくとも1つの制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報をコアネットワーク要素に送信する。
C2.コアネットワーク要素は、少なくとも1つの制御ネットワーク要素によって送信された第1のネットワーク要素の接続情報を受信し、第1のネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素であり、接続情報は、端末デバイスが第1のネットワーク要素に接続するために使用される。
C3.コアネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信する。
本出願のこの実施形態では、通信システムは、少なくとも1つの制御ネットワーク要素を含むことができる。エッジネットワーク内の制御ネットワーク要素は、コアネットワーク要素に、制御ネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内の第1のネットワーク要素の接続情報を送信する。この場合、コアネットワーク要素は、制御ネットワーク要素から、第1のネットワーク要素の接続情報を受信することができ、コアネットワーク要素は、端末デバイスがコアネットワーク要素から第1のネットワーク要素の接続情報を受信できるように、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信することができる。
203.第1のネットワーク要素の接続情報を受信した後、端末デバイスは、第1のネットワーク要素の接続情報に基づいて端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立する。
端末デバイスは、少なくとも1つの制御ネットワーク要素から第1のネットワーク要素の接続情報を受信することができる。あるいは、端末デバイスは、コアネットワーク要素との通信接続を確立することができ、端末デバイスは、コアネットワーク要素を介して第1のネットワーク要素の接続情報を受信することができる。例えば、端末デバイスは、コアネットワーク要素との制御プレーン接続(例えば、非アクセス層(non-access stratum,NAS)シグナリング)またはユーザプレーン接続(UEとUPFとの間)を確立することができる。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスはコアネットワーク要素と通信することができ、端末デバイスは、コアネットワーク要素から第1のネットワーク要素の接続情報を受信することができ、端末デバイスは、第1のネットワーク要素の接続情報に基づいて、接続が確立される必要がある第1のネットワーク要素を決定し、端末デバイスは、第1のネットワーク要素との接続を確立する。このようにして、端末デバイスとエッジネットワークとの間に接続を確立するプロセスが完了する。本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、端末デバイスが前述の接続を確立するために事前構成された方法をもはや使用しないように、第1のネットワーク要素の接続情報を受信することができる。加えて、第1のネットワーク要素の接続情報は、端末デバイスと第1のエッジネットワーク内の第1のネットワーク要素との間の接続を確立する成功率が改善するように、端末デバイスの位置に基づいて生成される。
本出願のいくつかの実施形態では、複数のエッジネットワークがユーザプレーンネットワーク要素に対応する。
端末デバイスが接続情報に基づいて端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立するステップ203は、以下を含む。
D1.端末デバイスは、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択する。
D2.端末デバイスは、複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択する。
D3.端末デバイスは、接続情報に基づいて端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立する。
端末デバイスは、通信システム内に配置されてもよい。端末デバイスはコアネットワーク要素と対話することができ、端末デバイスは、各エッジネットワーク内の制御ネットワーク要素とさらに対話することができる。本出願のこの実施形態では、端末デバイスが複数の第1のネットワーク要素の接続情報を受信した後、端末デバイスは、端末デバイスが接続を確立する必要がある第1のエッジネットワークを決定することができる。複数のエッジネットワークがユーザプレーンネットワーク要素に対応する。例えば、端末デバイスは、N個のエッジネットワークからM(M≦N,M≧1)個のエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択することができる。Mは1に等しくてもよく、この場合、1つの第1のエッジネットワークがN個のエッジネットワークから選択される。あるいは、Mは1より大きくてもよく、この場合、複数の第1のエッジネットワークがN個のエッジネットワークから選択される。以下の実施形態では、端末デバイスが複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択する例が説明に使用される。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、端末デバイスが第1のエッジネットワークから端末デバイスによって選択された第1のネットワーク要素との通信を確立することができ、これによってエッジネットワークとの端末デバイスによる接続を確立する成功率を改善するように、複数のエッジネットワークから第1のエッジネットワークを選択することができ、または複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から第1のネットワーク要素を選択することができる。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、事前設定されたエッジネットワーク選択ポリシーを使用して、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択し得ることが留意されるべきである。エッジネットワーク選択ポリシーは、複数の実装形態を含むことができる。例えば、エッジネットワーク選択ポリシーは、伝送チャネルの遅延に基づいて決定されてもよく、またはエッジネットワーク選択ポリシーは、エッジネットワークの負荷に基づいて決定される。例えば、エッジネットワーク選択ポリシーは、DNAI、およびEDNのサービス範囲情報に基づいて決定されてもよい。詳細は限定されない。エッジネットワーク選択ポリシーは、第1のネットワーク要素を選択するためにさらに使用され得る。詳細は限定されない。
ステップD1およびステップD2が実行される上記の実装シナリオでは、本出願のこの実施形態で提供される接続確立方法は、以下のステップを含むことができる。
E1.端末デバイスは、コアネットワーク要素によって送信された複数のユーザプレーンネットワーク要素の遅延情報を受信し、各遅延情報は、端末デバイスと1つのユーザプレーンネットワーク要素との間の伝送遅延を含む。
端末デバイスが複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択するステップD1は、端末デバイスが、少なくとも遅延情報に基づいて、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択することを含む。
端末デバイスが複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択するステップD2は、端末デバイスが、少なくとも遅延情報に基づいて、複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択することを含む。
遅延情報は、端末デバイスが、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択するために、または複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択するために使用される。
本出願のこの実施形態では、遅延情報に基づいて第1のエッジネットワークまたは第1のネットワーク要素を決定することに加えて、端末デバイスは、エッジネットワーク負荷分散ポリシーに基づいて第1のエッジネットワークまたは第1のネットワーク要素をさらに決定するか、または遅延情報およびエッジネットワーク負荷分散ポリシーの両方に基づいて第1のエッジネットワークまたは第1のネットワーク要素を決定することができる。第1のエッジネットワークおよび第1のネットワーク要素を選択する方法は限定されない。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、端末デバイスが第1のエッジネットワークから端末デバイスによって選択された第1のネットワーク要素との通信を確立することができ、これによってエッジネットワークとの端末デバイスによる接続を確立する成功率を改善するように、少なくとも遅延情報に基づいて複数のエッジネットワークから第1のエッジネットワークを選択するか、または少なくとも遅延情報に基づいて、複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から第1のネットワーク要素を選択する。
本出願のいくつかの実施形態では、本出願のこの実施形態で提供される接続確立方法は、少なくとも1つの制御ネットワーク要素がコアネットワーク要素を介してルーティング情報をユーザプレーンネットワーク要素に送信することをさらに含む。
ルーティング情報は、データパケットを端末デバイスからユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークに送信するようにユーザプレーンネットワーク要素に指示する。ユーザプレーンネットワーク要素は、ルーティング情報に基づいて、データパケットを端末デバイスからユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークに送信する。本出願のこの実施形態では、ネットワーク要素によって送信されたデータパケットは、端末デバイスからのデータパケットが自動的に転送されることが可能であり、データパケットの伝送パスが別個のシグナリングを使用して指示される必要がなく、これによってオーバヘッドを削減できるように、制御され得る。
本出願のいくつかの実施形態では、図1cに示されるように、アプリケーションネットワーク要素105が含まれる。端末デバイス103と第1のネットワーク要素との間の接続が確立された後、端末デバイス103はアプリケーションネットワーク要素105のアプリケーション情報を受信し、端末デバイスは、アプリケーション情報に基づいてアクセス要求をアプリケーションネットワーク要素105に送信し、アプリケーションネットワーク要素105は、端末デバイスによって送信されたアクセス要求を受信するように構成される。例えば、アプリケーションネットワーク要素105は、第1のエッジネットワーク内の第1のアプリケーションネットワーク要素であってもよい。本出願のこの実施形態で提供される接続確立方法は、以下のステップをさらに含む。
端末デバイスが第1の制御ネットワーク要素との接続を確立した後、第1の制御ネットワーク要素は、第1のアプリケーションネットワーク要素のアプリケーション情報を端末デバイスに送信する。
端末デバイスは、第1の制御ネットワーク要素によって送信された第1のアプリケーションネットワーク要素に対応するアプリケーション情報を受信する。
端末デバイスは、アクセス要求を第1のアプリケーションネットワーク要素に送信する。
本出願のこの実施形態では、第1のエッジネットワークは1つ以上のアプリケーションネットワーク要素を含むことができ、各アプリケーションネットワーク要素は、アプリケーションネットワーク要素のアプリケーション情報を第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素に送信することができる。端末デバイスは、第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素との接続を確立する。例えば、端末デバイスは第1の制御ネットワーク要素との接続を確立し、第1の制御ネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内の第1のアプリケーションネットワーク要素に対応するアプリケーション情報を取得することができる。アプリケーション情報は、第1のアプリケーションネットワーク要素によってサポートされるアプリケーション機能を含むことができる。例えば、アプリケーション情報は、第1のアプリケーションネットワーク要素がマイグレーションをサポートするか否か、および第1のアプリケーションネットワーク要素の負荷に関する情報を含むことができる。別の例として、端末デバイスは、第1の制御ネットワーク要素との接続を確立し、中央制御ネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内の第1のアプリケーションネットワーク要素に対応するアプリケーション情報を取得することができる。アプリケーション情報は、第1のアプリケーションネットワーク要素によってサポートされるアプリケーション機能を含むことができる。
端末デバイスは、第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素によって送信されたアプリケーション情報を受信し、端末デバイスは、端末デバイスが接続を確立する第1のエッジネットワークに含まれる第1のアプリケーションネットワーク要素を決定するためにアプリケーション情報を解析することができ、端末デバイスは、第1のアプリケーションネットワーク要素へのアクセス要求を開始することができる。このようにして、端末デバイスは、アプリケーション発見のプロセス全体を完了することができる。
本出願のこの実施形態の前述の説明から、コアネットワーク要素が第1の情報を制御ネットワーク要素に送信し、第1の情報は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを示すことが知見される。制御ネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したと判定する。制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信することができる。第1のネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素である。端末デバイスは、制御ネットワーク要素から、第1のネットワーク要素の接続情報を取得し、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立することができる。エッジネットワークは、本出願のこの実施形態で提供される端末デバイスのために事前構成される必要はない。端末デバイスは、制御ネットワーク要素によって送信された第1のネットワーク要素の接続情報に基づいて、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立することができる。この場合、接続確立は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークの変化に基づいて動的にトリガされ、端末デバイスによるエッジネットワークとの接続を確立する成功率が改善される。
図3aは、本出願の一実施形態による通信システムの概略構造構成図である。本出願のこの実施形態で提供される通信システム300は、第1のコアネットワーク要素301、制御ネットワーク要素302、および端末デバイス303を含む。
第1のコアネットワーク要素301は、第1の情報を制御ネットワーク要素302に送信するように構成され、第1の情報は、端末デバイス303の位置を示す。
第1の情報は、UE位置情報、UEにサービス提供するUPFに対応する1つ以上のDNAIなどであってもよい。
一実装形態では、制御ネットワーク要素が第1のコアネットワーク要素から第1の情報を受信する前に、制御ネットワーク要素は、位置要求情報を第1のコアネットワーク要素に送信する。位置要求情報は、第1のコアネットワーク要素が端末デバイスの位置を送信することを要求する。例えば、第1のコアネットワーク要素301が第1の情報を制御ネットワーク要素302に送信する前に、制御ネットワーク要素302は、端末デバイス303の位置を要求するために、位置要求情報を第1のコアネットワーク要素301に送信する。これに対応して、第1のコアネットワーク要素301は、第1の情報で制御ネットワーク要素302に応答する。第1の情報はUE位置情報を含む。
別の実装形態では、制御ネットワーク要素は、サブスクリプション要求情報を第1のコアネットワーク要素に送信し、サブスクリプション要求情報は、端末デバイスの位置が変化したことを検出したときに第1のコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求し、サブスクリプション要求情報は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを検出したときに第1のコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求し、またはサブスクリプション要求情報は、ユーザプレーン管理イベントが発生したことを検出したときにコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求する。例えば、第1のコアネットワーク要素301が第1の情報を制御ネットワーク要素302に送信する前に、制御ネットワーク要素302は、端末デバイス303に対応するDNAI変更をサブスクライブするため、または端末デバイス303のセッションのユーザプレーンパス変更をサブスクライブするためにサブスクリプション要求情報を第1のコアネットワーク要素301に送信し、次いで、変更が生じたときに第1の情報を送信する。これに対応して、第1のコアネットワーク要素301が端末デバイス303に対応するDNAI変更またはセッションのユーザプレーンパス変更を検出すると、第1のコアネットワーク要素301は、第1の情報で制御ネットワーク要素302に応答する。第1の情報は、UEにサービス提供するUPFに対応する1つ以上のDNAIを含む。第1の情報は、通知メッセージに含まれてもよい。
制御ネットワーク要素302は、第1のコアネットワーク要素301から第1の情報を受信し、第1の情報に基づいて第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイス303に送信するように構成され、第1のネットワーク要素は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素であり、接続情報は、端末デバイスが第1のネットワーク要素に接続するために使用される。
第1のネットワーク要素の接続情報は、端末デバイス303にサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素および/または第1のアプリケーションネットワーク要素の接続情報を含み、接続情報は、端末デバイス303が第1のエッジネットワーク内の第1のネットワーク要素に接続するために使用される。制御ネットワーク要素302が第1の情報に基づいて1つ以上のエッジネットワークを決定する方法は、限定されない。一実装形態では、エッジネットワークに対応するサービス範囲情報は制御ネットワーク要素302内に構成され、サービス範囲情報は、特定の位置情報またはDNAIであってもよい。エッジネットワークのサービス範囲が第1の情報を含むとき、制御ネットワーク要素302は、エッジネットワークが端末デバイス303にとって利用可能な第1のエッジネットワークであると判定し、第1のエッジネットワーク内の第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイス303に送信する。
端末デバイス303は、制御ネットワーク要素302から、第1のネットワーク要素の接続情報を受信し、第1のネットワーク要素の接続情報に基づいて、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立するように構成される。
第1のコアネットワーク要素301は、制御ネットワーク要素302と通信することができる。例えば、第1のコアネットワーク要素301は、制御ネットワーク要素302と直接通信するか、または通信システム内の別のネットワーク要素を使用して、制御ネットワーク要素302と間接的に通信する。本明細書では、詳細は限定されない。例えば、第1のコアネットワーク要素301は、具体的には、ネットワーク能力公開(network exposure function,NEF)を実装するネットワーク要素であってもよく、またはSMFであってもよい。例えば、SMFは、NEFを使用して、通知メッセージ(通知メッセージは第1の情報を含み、第1の情報は1つ以上のDNAIである)を制御ネットワーク要素302に直接または間接的に送信する。あるいは、第1のコアネットワーク要素301はAMFである。AMFは、NEFを使用してUE位置情報を制御ネットワーク要素302に直接または間接的に送信する。
制御ネットワーク要素302は、第1のコアネットワーク要素301および端末デバイス303と別々に通信することができる。例えば、制御ネットワーク要素302は、第1のコアネットワーク要素301と直接通信するか、または通信システム内の別のネットワーク要素を使用して、第1のコアネットワーク要素301と間接的に通信する。本明細書では、詳細は限定されない。別の例として、制御ネットワーク要素302は、端末デバイス303と直接通信するか、または通信システム内の別のネットワーク要素を使用して、端末デバイス303と間接的に通信する。本明細書では、詳細は限定されない。制御ネットワーク要素302は、具体的には中央制御ネットワーク要素(中央制御ネットワーク要素とも呼ばれる)であってもよい。例えば、制御ネットワーク要素302は、ECSまたはAFであってもよい。例えば、AFは、EES、ECS、およびEASのうちの1つ以上を含むことができる。中央制御ネットワーク要素は、ローカルデータセンタ内のAFと対話することができる。制御ネットワーク要素302の具体的な実装形態は、適用シナリオを参照して決定され得る。本明細書では、詳細は限定されない。
端末デバイス303の機能は、前述の実施形態における端末デバイス103の機能と同様である。ここでは詳細は再び説明されない。
本出願のいくつかの実施形態では、図3bに示されるように、本出願の一実施形態は通信システム300を提供し、通信システム300は、第2のコアネットワーク要素304をさらに含む。
制御ネットワーク要素302は、第2のコアネットワーク要素304を使用して、第1の情報に基づいて接続情報を端末デバイスに送信する。
例えば、制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を第2のコアネットワーク要素304に送信する。あるいは、制御ネットワーク要素によって送信された第1のネットワーク要素の接続情報を受信した後、第1のコアネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を第2のコアネットワーク要素304に送信し、第2のコアネットワーク要素304は、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイス303に送信する。
具体的には、制御ネットワーク要素302と端末デバイス303との間の通信は、第2のコアネットワーク要素304を使用して完了されてもよい。例えば、第2のコアネットワーク要素304は、具体的にはSMFネットワーク要素、PCFネットワーク要素、またはAMFネットワーク要素であってもよい。本明細書では、詳細は限定されない。
上記の実施形態は、本出願で提供される通信システムを説明している。以下では、通信システムに基づいて実行される通信方法を説明する。図4を参照すると、本出願の一実施形態で提供される接続確立方法は、以下のステップを主に含む。
401.第1のコアネットワーク要素は、第1の情報を制御ネットワーク要素に送信し、第1の情報は、端末デバイスの位置を示す。
第1のコアネットワーク要素は、端末デバイスの位置を制御ネットワーク要素に提供することができる。例えば、第1のコアネットワーク要素は、第1の情報を制御ネットワーク要素に能動的に送信することができ、第1の情報は、端末デバイスの位置を示す。第1の情報は、複数の方法で表され得る。第1の情報は、エッジネットワークと、端末にサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素との間のパスの識別子を示すDNAI識別子を含むか、または端末に隣接する候補および利用可能なDNAIのリストを含むことができ、DNAIのリストは、適切なエッジネットワークを決定するため、または適切な制御ネットワーク要素に関する情報を決定するための制御ネットワーク要素を示す。あるいは、第1の情報は、特定のUE位置情報、例えばTAIまたはCell IDであってもよい。
本出願のいくつかの実施形態では、制御ネットワーク要素が第1のコアネットワーク要素から第1の情報を受信するステップ401の前に、本出願のこの実施形態で提供される方法は、以下のステップをさらに含む。
制御ネットワーク要素は、位置要求情報を第1のコアネットワーク要素に送信し、位置要求情報は、第1のコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求する。
制御ネットワーク要素は、端末デバイスの位置を必要とするとき、位置要求情報を第1のコアネットワーク要素に送信することができる。第1のコアネットワーク要素は、位置要求情報に基づいて、第1の情報を制御ネットワーク要素に送信する。第1の情報は、端末デバイスの位置を示す。本出願のこの実施形態では、制御ネットワーク要素は、制御ネットワーク要素の要件に基づいて、端末デバイスの位置を取得することができる。制御ネットワーク要素では、この方法が端末デバイスの位置を取得する柔軟性を向上させる。
402.制御ネットワーク要素は、第1のコアネットワーク要素から第1の情報を受信し、第1の情報に基づいて、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信する。
本出願のこの実施形態では、制御ネットワーク要素は、第1の情報を受信し、第1の情報に基づいて、端末デバイスの位置を判定する。制御ネットワーク要素は、端末デバイスの位置に基づいて第1のネットワーク要素の接続情報を取得し、第1の情報に基づいて、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信する。第1のネットワーク要素の接続情報は、具体的には、第1のネットワーク要素のアドレス、第1のネットワーク要素の一意の識別子などを含むことができる。制御ネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、端末デバイスに送信された第1のネットワーク要素の接続情報を決定することができる。一実装形態では、各ユーザプレーンネットワーク要素(例えば、UPF)とエッジネットワークとの間のユーザプレーンパスは、一意のDNAI識別子を有する。1つ以上のDNAI識別子を受信した後、制御ネットワーク要素は、DNAI識別子に対応するエッジネットワークがUEにサービス提供するのに現在最も適しているエッジネットワークであると判定することができ、すなわち、DNAI識別子に対応するエッジネットワークが第1のネットワークであると判定することができる。第1のネットワーク要素は、DNAI識別子に対応するエッジネットワーク内のネットワーク要素である。制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信する。別の実装形態では、エッジネットワークのサービス範囲情報は、制御ネットワーク要素上に構成される。第1の情報が端末デバイスの位置を含むとき、制御ネットワーク要素は、そのサービス範囲情報が端末デバイスの位置を含むエッジネットワークが第1のエッジネットワークであると判定し、第1のネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素である。別の実装形態では、エッジネットワーク内のネットワーク要素のサービス範囲情報は、制御ネットワーク要素上に構成される。第1の情報が端末デバイスの位置を含むとき、制御ネットワーク要素は、そのサービス範囲が端末デバイスの位置を含むネットワーク要素は第1のネットワーク要素であると判定する。
403.端末デバイスは、制御ネットワーク要素から、第1のネットワーク要素の接続情報を受信し、第1のネットワーク要素の接続情報に基づいて、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立する。
本出願のこの実施形態では、端末デバイスは制御ネットワーク要素と通信することができ、端末デバイスは、制御ネットワーク要素から、第1のネットワーク要素の接続情報を受信することができ、端末デバイスは、第1のネットワーク要素の接続情報を解析することによって、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内の第1のネットワーク要素の接続情報を取得することができ、端末デバイスは、第1のネットワーク要素の接続情報に基づいて、接続が確立される必要がある第1のネットワーク要素を決定し、端末デバイスは、第1のネットワーク要素との接続を確立する。このようにして、端末デバイスとエッジネットワークとの間に接続を確立するプロセスが完了する。本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、端末デバイスが前述の接続を確立するために事前構成された方法をもはや使用しないように、第1のネットワーク要素の接続情報を受信することができる。加えて、第1のネットワーク要素の接続情報は、端末デバイスとエッジネットワークとの間の接続を確立する成功率が改善するように、端末デバイスの位置に基づいて生成される。
本出願のいくつかの実施形態では、複数のエッジネットワークがユーザプレーンネットワーク要素に対応する。
制御ネットワーク要素が第1のコアネットワーク要素から第1の情報を受信するステップ401の後、本出願のこの実施形態で提供される方法は、以下のステップをさらに含む。
制御ネットワーク要素は、少なくとも端末デバイスの位置に基づいて、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択する。
あるいは、制御ネットワーク要素は、少なくとも端末デバイスの位置に基づいて、複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択する。
コアネットワーク要素は、第1の情報を制御ネットワーク要素に送信し、第1の情報は、端末デバイスの位置をさらに含むことができる。この場合、制御ネットワーク要素は、第1の情報を使用して端末デバイスの位置を取得することができる。例えば、端末デバイスの位置は、DNAIであってもよい。制御ネットワーク要素は、第1のエッジネットワークを決定するか、または少なくとも端末デバイスの位置に基づいて第1のネットワーク要素を決定する。言い換えると、制御ネットワーク要素は、端末デバイスの位置に基づいて、端末デバイスにサービス提供する複数のユーザプレーンネットワーク要素に対応する複数のエッジネットワーク内の第1のエッジネットワークを決定することができる。あるいは、制御ネットワーク要素は、端末デバイスの位置に基づいて、複数のエッジネットワーク内のネットワーク要素のうちの第1のネットワーク要素を決定することができる。本出願のこの実施形態では、制御ネットワーク要素は、端末デバイスの位置に基づいて第1のエッジネットワークを最初に決定し、次いで第1のエッジネットワーク内の第1のネットワーク要素を決定することができる。詳細は限定されない。あるいは、制御ネットワーク要素は、複数のエッジネットワーク内のネットワーク要素のうちの第1のネットワーク要素を直接決定してもよい。例えば、端末デバイスにサービス提供する複数のUPFに対応する複数のエッジネットワークが複数のEESを含む場合、制御ネットワーク要素は、複数のEES内の第1のネットワーク要素を決定することができる。
本出願のこの実施形態で提供される接続確立方法は、以下のステップをさらに含む。
端末デバイスが第1の制御ネットワーク要素との接続を確立した後、第1の制御ネットワーク要素は、第1のアプリケーションネットワーク要素のアプリケーション情報を端末デバイスに送信する。
端末デバイスは、第1の制御ネットワーク要素によって送信された第1のアプリケーションネットワーク要素に対応するアプリケーション情報を受信する。
端末デバイスは、アクセス要求を第1のアプリケーションネットワーク要素に送信する。
本出願のこの実施形態では、第1のエッジネットワークは1つ以上のアプリケーションネットワーク要素を含むことができ、各アプリケーションネットワーク要素は、アプリケーションネットワーク要素のアプリケーション情報を第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素に送信することができる。端末デバイスは、第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素との接続を確立する。例えば、端末デバイスは第1の制御ネットワーク要素との接続を確立し、第1の制御ネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内の第1のアプリケーションネットワーク要素に対応するアプリケーション情報を取得することができる。アプリケーション情報は、第1のアプリケーションネットワーク要素によってサポートされるアプリケーション機能を含むことができる。例えば、アプリケーション情報は、第1のアプリケーションネットワーク要素がマイグレーションをサポートするか否か、および第1のアプリケーションネットワーク要素の負荷に関する情報を含むことができる。
端末デバイスは、第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素によって送信されたアプリケーション情報を受信し、端末デバイスは、端末デバイスが接続を確立する第1のエッジネットワークに含まれる第1のアプリケーションネットワーク要素を決定するためにアプリケーション情報を解析することができ、端末デバイスは、第1のアプリケーションネットワーク要素へのアクセス要求を開始することができる。このようにして、端末デバイスは、アプリケーション発見のプロセス全体を完了することができる。
本出願のこの実施形態の前述の説明から、コアネットワーク要素が第1の情報を制御ネットワーク要素に送信し、第1の情報は端末デバイスの位置を示し、制御ネットワーク要素は端末デバイスの位置を取得することができ、制御ネットワーク要素は、端末デバイスの位置に基づいて第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信することが知見される。第1のネットワーク要素の接続情報は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワーク内の制御ネットワーク要素の接続情報を含む。端末デバイスは、第1のネットワーク要素の接続情報から、少なくとも1つのエッジネットワーク内の制御ネットワーク要素の接続情報を取得し、接続情報に基づいて、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立することができる。エッジネットワークは、本出願のこの実施形態における端末デバイスのために事前構成される必要はない。端末デバイスは、第1のネットワーク要素のものであって制御ネットワーク要素によって決定された接続情報に基づいて、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立することができる。この場合、接続確立は、端末デバイスの位置に基づいて動的にトリガされ、端末デバイスとエッジネットワークとの間の接続を確立する成功率が改善される。
本出願の実施形態における前述の解決策をより良く理解し実装するために、以下では、特定の説明用の例として、対応する適用シナリオを使用する。
図1aから図1cならびに図3aおよび図3bに示されるような通信システムに基づいて、以下では、例を使用して通信システムの異なる適用シナリオを説明する。図5aおよび図5bは、前述の通信システムの2つの具体的な適用シナリオを示す。以下の実施形態では、エッジネットワークがEDN(またはEHEとも呼ばれる)である例が説明に使用される。データセンタとしてのエッジネットワークの実装は、この例と同様である。
図5aに示されるように、エッジデータネットワーク(edge data network,EDN)はローカルデータセンタであってもよく、EDNは、エッジイネーブラサーバ(edge enabler server,EES)および複数のエッジアプリケーションサーバ(edge application server,EAS)を含む。各EDNは、特定のサービス範囲を有する。EESは、制御ネットワーク要素(例えば、MEP)またはMECノード内の管理ネットワーク要素であってもよく、EDN内に配備された各EASを管理すること、例えばこれに対して登録およびDNS解決を実行することを担当する。加えて、EESは、ネットワーク(3gpp(登録商標) network)の能力公開機能を呼び出すことができる。
エッジデータネットワーク構成サーバ(edge data network configuration server,EDNCS)またはエッジ構成サーバ(edge configuration server,ECS)は、サービス範囲およびEESアドレスなどの各EDNの情報を維持するグローバル管理ネットワーク要素であってもよい。技術仕様書(technical specification,TS)23.501およびTS 23.502などのいくつかの標準プロトコルでは、前述のEES、EAS、ECS、MEPなどがAFと呼ばれ得ることが留意されるべきである。詳細は、以下で再び説明されない。
UEは、エッジイネーブラクライアント(edge enabler client,EEC)およびアプリケーションクライアント(application client)を含むことができる。EECは、端末上のアプリケーションクライアントに必要なサポートを提供する。EECの機能は、EDGE-4を使用してEDN情報を取得すること、UEがEESに登録できるようにすること、利用可能なEASを取得すること、EAS利用可能性を変更すること、およびEECにEASマイグレーションを通知することを含む。
具体的には、図5aでは、EDGE-1はUEがEDN内の利用可能なアプリケーション(EAS)を取得することを示し、EDGE-2はネットワーク能力公開呼び出しを示し、EDGE-3はEASがEESに登録することを示し、EDGE-4は、UEの位置およびEDNサービス範囲に基づいて利用可能なEDNに関する情報がUEに提供されることを示し、EDGE-6はEDNがEDNCSに登録することを示し、EDGE-7はEASが3GPP(登録商標)ネットワークと通信することを示し、EDGE-8はEDNCS(略してECS)がネットワークと通信することを示す。
図5bに示されるように、ある位置において、UEは、アクセスに使用される複数の利用可能なEDN、例えば図5bのEDN1およびEDN2を有することができる。各EDNは、特定のローカルアンカUPF、例えば図5bのL-PSA(local PDU session anchor)を使用してアクセスされ、中央ネットワークは中央ローカルアンカUPFを使用してアクセスされると仮定される。図5bのPSAは、具体的には中央(central)PSAである。ULCLおよびL-PSAは共配備されてもよい。
図6は、本出願の一実施形態による通信システム内の複数のネットワーク要素間のインタラクションの概略フローチャートである。この実施形態に記載されるシナリオでは、各EHEまたはEDNは、隣接ネットワークからDNAI changeイベントをサブスクライブする。UEがセッションを作成した後、UEは移動し、1つ以上のEDNのサービス範囲に入ることができる。SMFは、ULCLおよびL-PSAを挿入する。SMFは、DNAI changeイベントをサブスクライブする各隣接EHEまたはEDNにイベントを示す。各EHEまたはEDNは、そのEHE情報またはEDN情報をSMFに送信する。その後、SMFは、EHE情報またはEDN情報をUEに通知することができる。各エッジネットワークに含まれる制御ネットワーク要素がEESであり、コアネットワーク要素がSMFであり、ユーザプレーンネットワーク要素がL-PSAであり、端末デバイスがUEである例が、説明に使用される。具体的な手順は、以下のステップを含む。
S01a.EES1は、SMFからDNAI変更(change)イベントまたはユーザプレーン管理(user plane management)イベントをサブスクライブする。
S01b.EES2は、SMFからDNAI changeまたはユーザプレーン管理(user plane management)イベントをサブスクライブする。
EHEまたはEDNの制御ネットワーク要素はEESであり、EESはAF(application function)とも呼ばれ得る。例えば、AF1およびAF2は、SMFからDNAI changeイベントを別々にサブスクライブする。AFは、SMFからイベントを直接サブスクライブしてもよく、またはPCFおよびNEFを介してSMFからイベントを間接的にサブスクライブしてもよい。
S02.UEはセッションを作成し、ユーザプレーンパスは、RANからプロトコルデータユニットアンカ(PDU session anchor,PSA)へのパスを含む。PSAは、セッションの中心的なアンカであり、UEの位置から遠く離れている。
UEがどのようにセッションを作成するか、およびUEがセッションがどのようにPSAを選択してRANとPSAとの間にトンネルを作成するかは再び説明されないが、ユーザプレーンパスはUE-RAN-PSAを含む。
S03a.SMFは、UEが移動したことを検出し、ULCLを挿入する。
SMFは、UEが移動したことを検出し、ULCLとRANとの間のN3トンネルおよびULCLとPSAとの間のN9トンネルを確立することを含む、ULCLを選択してULCLを挿入する。
S03b.SMFはL-PSA1を挿入する。
S03c.SMFはL-PSA2を挿入する。
SMFは、隣接するL-PSAを選択し、ULCLとL-PSAとの間にN9トンネルを確立する。ULCLおよびL-PSAは共配備されてもよい。
S04a.L-PSA1は、UEとL-PSA1との間のエンドツーエンド遅延を測定し、遅延をSMFに報告する。
S04b.L-PSA2は、UEとL-PSA2との間のエンドツーエンド遅延を測定し、遅延をSMFに報告する。
具体的には、各候補パス上のL-PSAは、エンドツーエンド遅延を測定し、遅延をSMFに報告する。遅延測定プロセスは、詳細に説明されない。
S05a.SMFは、DNAI変更情報またはユーザプレーン管理メッセージをEES1に送信する。
S05b.SMFは、DNAI変更情報またはユーザプレーン管理メッセージをEES2に送信する。
SMFは、DNAI change通知またはユーザプレーン管理メッセージを、各隣接するL-PSAに対応するAFに送信する。任意選択的に、通知メッセージは、L-PSAに対応するDNAI識別子またはUEの位置情報を含む。
S06a.EES1は、EDN1情報をSMFに送信し、EDN1情報は、EES1の接続情報および/またはEASの接続情報を含む。
S06b.EES2は、EDN2情報をSMFに送信し、EDN2情報は、EES2の接続情報および/またはEASの接続情報を含む。
具体的には、AFは、EHE情報(例えば、MEPアドレス)またはEDN情報(例えば、EESアドレス情報またはEDN内のEASアドレス情報などのEAS(リスト)情報)を応答メッセージに含める。EHE情報またはEDN情報は、UEがEESまたはEASとの接続を確立するために使用される。例えば、EHE情報またはEDN情報は、EESまたはEASのIPアドレス、FQDN、またはURI/URLであってもよい。任意選択的に、EHE情報またはEDN情報は、指示情報をさらに搬送することができ、指示情報は、EHE情報またはEDN情報をUEに送信するようにSMFに指示する。任意選択的に、EHE情報またはEDN情報は、N6ルーティング情報(routing information)をさらに含み、ルーティング情報は、後続のデータパケットを対応するEDNにオフロードするようにL-PSAに指示する。
S07.SMFは各EDN情報をUEに通知する。例えば、EDN1情報は、EES1の接続情報および/またはEASの接続情報を含み、EDN2情報は、EES2の接続情報および/またはEASの接続情報を含む。
SMFは、EHE情報またはEDN情報および対応するパスの遅延をUEに送信する。SMFは、ローカル構成に基づいて、またはステップS06における指示情報に基づいて、EHE情報またはEDN情報をUEに送信することができる。任意選択的に、SMFは、各EHEまたはEDNに対応するパスの遅延をUEに送信する。
S08.UEは、接続を確立するために、1つのEESまたはEASを選択する。
UEが複数のEHE情報またはEDN情報を受信した場合、UEは、構成またはポリシーに基づいて1つのEHEまたはEDNを選択し、例えば、最小遅延に対応するEHEまたはEDNを選択する。
S09.UEは、EDNとの接続を確立する。
一実装形態では、UEはEESとの接続を確立し、EESは、利用可能なEASに関する情報をUEに配信する。UEは、EHE情報またはEDN情報に基づいてMEPまたはEESとの接続を確立し、AFは、利用可能なアプリケーションに関する情報(例えば、アプリケーションがマイグレーションをサポートするか否か、およびアプリケーションの負荷に関する情報)をUEに配信する。
一実装形態では、UEがEASのアドレス情報を受信した場合、UEは、EASとの接続を直接確立する。
S10.SMFは、アクセスされていないEHEまたはEDNに対応するL-PSA2を解放する。
図7は、本出願の一実施形態による通信システム内の複数のネットワーク要素間のインタラクションの概略フローチャートである。この実施形態におけるシナリオと前述の実施形態におけるシナリオとの違いは、制御プレーンまたは管理プレーン内のネットワーク要素であり得る中央AFがあることである。具体的には、中央AFはECSであってもよい。中央AFは、各AFの代わりに、SMFからDNAI changeまたはユーザプレーン管理イベントをサブスクライブする。イベントが検出されると、SMFは、中央AFのみにイベントを通知する。加えて、同時に利用可能な複数のEDNがあるとき、中央AFは、1つ以上のEDNに関する情報をUEに送信することを決定する。しかしながら、前述の実施形態では、1つ以上のEDNに関する情報はUEに送信され、UEが決定を行う。図7に示される実施形態は、以下の手順を主に含む。
S11.中央AFは、SMFからDNAI変更(change)イベントまたはユーザプレーン管理イベントをサブスクライブする。
中央(central)AFは、ネットワークからDNAI changeイベントまたはユーザプレーン管理イベント(user plane management event)をサブスクライブする。中央(central)AFはまた、ECSに置き換えられてもよい。これは限定されない。AFがイベントをサブスクライブすることは、中央AFがネットワーク要素(例えば、SMF)からイベントを直接サブスクライブすること、またはAFがNEFを介してSMFからイベントをサブスクライブすることを含む。
S12.UEはセッションを作成し、ユーザプレーンパスは、RANからPSAへのパスを含む。
S13a.SMFは、UEが移動したことを検出し、ULCLを挿入する。
S13b.SMFはL-PSA1を挿入する。
S13c.SMFはL-PSA2を挿入する。
S14a.L-PSA1は、UEとL-PSA1との間のエンドツーエンド遅延を測定し、遅延をSMFに報告する。
S14b.L-PSA2は、UEとL-PSA2との間のエンドツーエンド遅延を測定し、遅延をSMFに報告する。
S15.SMFは、DNAI変更情報を中央AFに送信する。
例えば、SMFは、ユーザプレーン管理イベントが発生したことを検出し、中央AFにイベントを通知する。任意選択的に、DNAI変更情報は、各候補パスのエンドツーエンド遅延を含む。任意選択的に、DNAI変更情報は、UEの位置情報、またはL-PSAに対応するDNAI識別子もしくはDNAI識別子リストをさらに含む。
S16.中央AFは、1つ以上のエッジネットワーク(EHEまたはEDN)の接続情報を選択するか、または1つ以上のエッジネットワーク(EHEまたはEDN)内のネットワーク要素(EESまたはEAS)の接続情報を選択する。任意選択的に、ECSは、すべての構成されたEDNの接続情報をUEに送信する。任意選択的に、ECSは、受信した位置情報に基づいて1つ以上のエッジネットワークを決定し、ECSは、受信した位置情報に基づいて1つ以上のEESを決定し、またはECSは、受信した位置情報に基づいて1つ以上のEASを決定する。任意選択的に、ECSは、すべての構成されたEDNの接続情報をUEに送信する。
一実装形態では、UPFとエッジネットワークとの間のユーザプレーンパスは、一意のDNAI識別子を有する。通知メッセージが1つ以上のDNAI識別子を含むとき、ECSは、DNAI識別子に対応するエッジネットワークが、UEにサービス提供するのに現在最も適しているエッジネットワークであると判断することができ、すなわち、DNAI識別子に対応するエッジネットワークが第1のネットワーク要素であると判定することができる。第1のネットワーク要素は、DNAI識別子に対応するエッジネットワーク内のネットワーク要素である。別の実装形態では、エッジネットワークのサービス範囲情報は、ECS上に構成される。通知メッセージが端末デバイスの位置を含むとき、ECSは、そのサービス範囲情報が端末デバイスの位置を含むエッジネットワークが、UEにサービス提供するのに現在最も適しているエッジネットワーク、すなわち第1のエッジネットワークであると判定することができる。第1のネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素である。別の実装形態では、エッジネットワーク内のネットワーク要素のサービス範囲情報、例えば、EESのサービス範囲情報および/またはEASのサービス範囲情報は、ECS上に構成される。通知メッセージが端末デバイスの位置を含むとき、そのサービス範囲が端末デバイスの位置を含むネットワーク要素が第1のネットワーク要素であると判定する。任意選択的に、ECSが第1のネットワークを決定した後、ECSは第1のネットワーク要素を決定する。第1のネットワーク、すなわちEDNが複数のネットワーク要素、例えば1つのEESおよび複数のEASを含むと仮定すると、第1のネットワーク要素は複数のネットワーク要素であってもよく、または複数のネットワーク要素のサブセットであってもよい。
エッジネットワーク(EHEまたはEDN)の接続情報は、EESアドレス情報、およびEDN内のEAS(リスト)情報ならびにEASアドレス情報であってもよいが、これらに限定されない。アドレス情報は、UEがEESまたはEASとの接続を確立するために使用され、IPアドレス、FQDN、URI、URL、EAS識別子などであってもよい。エッジネットワーク情報はまた、前述の実施形態における第1のネットワーク要素の接続情報としても理解され得る。
中央AF(例えば、ECS)は、事前構成またはエッジネットワーク選択ポリシーに基づいて、または他の方法で、1つ以上のエッジネットワーク(EHEまたはEDN)を決定する。具体的な方法は限定されない。一実装形態では、最小遅延に対応する1つ以上のEHEまたはEDNが選択され、最小電流負荷を有する1つ以上のEHEまたはEDNが選択されるなどである。別の実装形態では、中央AFは、各EHEまたはEDNのサービス範囲情報を有する。S15におけるDNAI変更情報がUEの位置情報またはL-PSAに対応するDNAI識別子を含む場合、EDNのサービスエリア情報がUEの位置情報またはL-PSAに対応するDNAI識別子を含むとき、中央AFは、UEがエッジネットワークとの接続を確立するように、エッジネットワークが選択されたエッジネットワークであると判定する。
S17.中央AFは、選択されたエッジネットワークに関する情報をSMFに通知する。例えば、エッジネットワークに関する情報は、選択されたEESの接続情報を含む。
S18.SMFは、選択されたエッジネットワークに関する情報をUEに通知する。例えば、エッジネットワークに関する情報は、選択されたEESの接続情報を含む。
S19.UEは、EDNとの接続を確立する。
一実装形態では、UEはEESとの接続を確立し、EESは、利用可能なEASに関する情報をUEに配信する。UEは、EHE情報またはEDN情報に基づいてMEPまたはEESとの接続を確立し、AFは、利用可能なアプリケーションに関する情報(例えば、アプリケーションがマイグレーションをサポートするか否か、およびアプリケーションの負荷に関する情報)をUEに配信する。任意選択的に、UEによってEESに送信された要求は、EASの識別情報またはEASのFQDNを搬送し、EESは、対応するアドレス情報をUEに配信する。
一実装形態では、UEがEASのアドレス情報を受信した場合、UEは、EASとの接続を直接確立する。
S20.SMFはL-PSA2を解放する。
前述の例から、UEのアクセス位置の変化を感知するために、中央AFが5GネットワークからDNAI changeイベントまたはユーザプレーン管理イベントをサブスクライブすることが知見される。DNAI changeまたはユーザプレーン管理イベントを受信すると、EHEは、選択されたエッジネットワークに関する情報をプッシュし、次いでSMFは、エッジネットワークに関する情報をUEに通知する。任意選択的に、SMFは、L-PSAからエンドツーエンド遅延情報を取得し、遅延情報をUEまたは中央AFに送信する。UEまたはAFは、最適なEHEを決定する。UEは、エッジネットワークとの接続を開始する。UEは、EHEから利用可能なアプリケーションに関する情報を取得することができる。本出願のこの実施形態では、中央AFは、UEの位置に基づいて利用可能なEDNに関する情報を動的に配信し、UPFおよびSMFは、EDN内に配備されたアプリケーション(App)を構成する必要はない。この場合、結合が低減される。
図8は、本出願の一実施形態による通信システム内の複数のネットワーク要素間のインタラクションの概略フローチャートである。以下の手順が主に含まれる。
S30.AF(例えば、ECS)は、各EDN情報またはEHE情報を構成し、EDN情報またはEHE情報は、EDNのサービス範囲および負荷、対応するEES情報およびEAS情報などのうちの1つ以上を含み得るが、これらに限定されない。
S31.UEはセッションを作成し、ユーザプレーンパスは、RANからPSAへのパスである。
S32.AF要求情報またはサブスクリプション要求情報を送信する。例えば、要求情報は、前述の実施形態における位置要求情報であってもよい。
一実装形態では、AFは、UEの位置を要求するために、要求メッセージをNEFに送信する。
別の実装形態では、AFは、UEに対応するDNAI変更をサブスクライブするため、またはUEのセッションのユーザプレーン管理イベントをサブスクライブするために、サブスクリプション要求情報をNEFに送信する。任意選択的に、UEに対応するDNAI変更またはUEのセッションのユーザプレーン管理イベントはSMFによって検出され、NEFは、SMFのサービスをさらに呼び出すことができる。特定のシナリオでは、AFがSMFと直接通信できる場合、AFは、UEに対応するDNAI変更をサブスクライブするため、またはUEのセッションのユーザプレーン管理イベントをサブスクライブするために、サブスクリプション要求情報をSMFに送信することが留意されるべきである。これは図8には示されていない。
S33.NEFは、UEの位置でAFに応答する。
一実装形態では、NEFは、UEの位置情報をAFに送信する。
ステップS33は、以下のステップに置き換えられてもよい。別の実装形態では、SMFまたはNEFがUEに対応するDNAI変更またはセッションのユーザプレーンパス変更を検出すると、SMFまたはNEFは、通知情報をAFに送信する。任意選択的に、通知メッセージは、UEにサービス提供するUPFに対応する1つ以上のDNAI識別子を含む。
S34.受信したメッセージに基づいて、AFは、1つ以上のエッジネットワークに関する情報を決定するか、または1つ以上のエッジネットワーク(EHEまたはEDN)内のネットワーク要素(EESまたはEAS)の接続情報を選択する。判定方法については、S16の説明を参照されたい。詳細は再び説明されない。
エッジネットワーク(EHEまたはEDN)に関する情報は、EESアドレス情報、およびEDN内のEASアドレス情報などのEAS(リスト)情報であってもよいが、これらに限定されない。アドレス情報は、UEがEESまたはEASとの接続を確立するために使用され、IPアドレス、FQDN、URI、URLなどであってもよい。
AF(例えば、ECS)は、構成またはポリシーに基づいて、または他の方法で、1つ以上のエッジネットワーク(EHEまたはEDN)を決定する。具体的な方法は限定されない。一実装形態では、最小遅延に対応する1つ以上のEHEまたはEDNが選択され、最小電流負荷を有する1つ以上のEHEまたはEDNが選択されるなどである。別の実装形態では、AFは、各EHEまたはEDNのサービス範囲情報を有する。S15におけるDNAI変更情報がUEの位置情報またはL-PSAに対応するDNAI識別子を含む場合、EDNのサービスエリア情報がUEの位置情報またはL-PSAに対応するDNAI識別子を含むとき、AFは、UEがエッジネットワークとの接続を確立するように、エッジネットワークが選択されたエッジネットワークであると判定する。
S35.AFは、決定されたエッジネットワークに関する情報をUEに通知する。例えば、エッジネットワークに関する情報は、選択されたEESの接続情報を含む。
一実装形態では、AFは、AFとUEとの間のインターフェース(例えば、EDGE-4)を通じてエッジネットワークに関する情報をUEに通知する。別の実装形態では、AFは、エッジネットワークに関する情報をコアネットワーク要素、例えばSMF、NEF、AMF、またはPCFに最初に送信し、次いでコアネットワーク要素は、エッジネットワークに関する情報をUEに送信する。情報がコアネットワーク要素を介してUEに送信されるとき、情報は複数のコアネットワーク要素を通過する必要があり得ることが留意されるべきである。具体的なパスは限定されない。例えば、AFはNEFに情報を送信し、NEFはSMFに情報を送信し、SMFはAMFに情報を送信し、AMFはUEに情報を送信する。あるいは、AFはSMFに情報を送信し、SMFはAMFに情報を送信し、AMFはUEに情報を送信する。
説明を簡潔にするために、前述の方法実施形態は一連の動作として表されていることが留意されるべきである。しかしながら、本出願によれば、いくつかのステップは他の順序でまたは同時に行われ得るので、本出願は記載の動作順序に限定されないことを、当業者は理解するべきである。本明細書に記載されている実施形態はすべて例示的な実施形態に属するものであり、関与する動作およびモジュールは必ずしも本出願に必要であるとは限らないことが、当業者によってさらに理解されるべきである。
本出願の実施形態の解決策をより良く実施するために、解決策を実施するための関連する装置が、以下でさらに提供される。
図9を参照すると、本出願の一実施形態で提供される制御ネットワーク要素900は、送信モジュール901、受信モジュール902、および処理モジュール903を含むことができる。
処理モジュールは、受信モジュールを使用してコアネットワーク要素から第1の情報を受信するように構成され、第1の情報は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを示す。
処理モジュールは、送信モジュールを使用して第1の情報に基づいて第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信するように構成され、第1のネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素であり、接続情報は、端末デバイスが第1のネットワーク要素に接続するために使用される。
本出願のいくつかの実施形態では、処理モジュールが、送信モジュールを使用してサブスクリプション要求情報をコアネットワーク要素に送信するように構成され、サブスクリプション要求情報は、端末デバイスの位置が変化したことを検出したときにコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求し、サブスクリプション要求情報は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを検出したときにコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求し、またはサブスクリプション要求情報は、ユーザプレーン管理イベントが発生したことを検出したときにコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求する。
本出願のいくつかの実施形態では、第1の情報は、端末デバイスの位置をさらに含み、
処理モジュールは、少なくとも端末デバイスの位置に基づいて、第1のエッジネットワークを決定するかまたは第1のネットワーク要素を決定するように構成される。
本出願のいくつかの実施形態では、制御ネットワーク要素は中央制御ネットワーク要素であり、複数のエッジネットワークがユーザプレーンネットワーク要素に対応し、
処理モジュールは、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択するか、または複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択するように構成され、
処理モジュールは、送信モジュールを使用して接続情報を端末デバイスに送信するように構成される。
本出願のいくつかの実施形態では、処理モジュールは、受信モジュールを使用してコアネットワーク要素から複数の遅延情報を受信するように構成され、各遅延情報は、端末デバイスと1つのユーザプレーンネットワーク要素との間の伝送遅延を含み、
処理モジュールは、少なくとも複数の遅延情報に基づいて複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択するか、または少なくとも複数の遅延情報に基づいて複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択するように構成される。
本出願のいくつかの実施形態では、制御ネットワーク要素は中央制御ネットワーク要素であり、1つのエッジネットワークはユーザプレーンネットワーク要素に対応し、ユーザプレーンネットワーク要素に対応する1つのエッジネットワークは第1のエッジネットワークであり、
処理モジュールは、第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択するように構成され、
処理モジュールは、送信モジュールを使用して接続情報を端末デバイスに送信するように構成される。
本出願のいくつかの実施形態では、処理モジュールは、送信モジュールおよびコアネットワーク要素を使用して接続情報を端末デバイスに送信するように構成される。
本出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素および第1のエッジネットワーク内の第1のアプリケーションネットワーク要素のうちの少なくとも1つを含む。
本出願のいくつかの実施形態では、処理モジュールは、端末デバイスが第1の制御ネットワーク要素との接続を確立した後、送信モジュールを使用して第1のアプリケーションネットワーク要素のアプリケーション情報を端末デバイスに送信するように構成される。
本出願のこの実施形態の前述の説明から、コアネットワーク要素が第1の情報を制御ネットワーク要素に送信し、第1の情報は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを示すことが知見される。制御ネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したと判定する。制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信することができる。第1のネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素である。端末デバイスは、制御ネットワーク要素から、第1のネットワーク要素の接続情報を取得し、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立することができる。エッジネットワークは、本出願のこの実施形態で提供される端末デバイスのために事前構成される必要はない。端末デバイスは、制御ネットワーク要素によって送信された第1のネットワーク要素の接続情報に基づいて、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立することができる。この場合、接続確立は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークの変化に基づいて動的にトリガされ、端末デバイスによるエッジネットワークとの接続を確立する成功率が改善される。
図9を参照すると、本出願の一実施形態で提供される別の制御ネットワーク要素900は、送信モジュール901、受信モジュール902、および処理モジュール903を含むことができる。
処理モジュールは、受信モジュールを使用して第1のコアネットワーク要素から第1の情報を受信するように構成され、第1の情報は端末デバイスの位置を示す。
処理モジュールは、送信モジュールを使用して第1の情報に基づいて第1のネットワーク要素の接続情報を端末に送信するように構成され、第1のネットワーク要素は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素であり、接続情報は、端末デバイスが第1のネットワーク要素に接続するために使用される。
本出願のいくつかの実施形態では、処理モジュールは、送信モジュールを使用して位置要求情報を第1のコアネットワーク要素に送信するように構成され、位置要求情報は、第1のコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求し、または
処理モジュールは、送信モジュールを使用してサブスクリプション要求情報を第1のコアネットワーク要素に送信するように構成され、サブスクリプション要求情報は、端末デバイスの位置が変化したことを検出したときに第1のコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求し、サブスクリプション要求情報は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを検出したときに第1のコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求し、またはサブスクリプション要求情報は、ユーザプレーン管理イベントが発生したことを検出したときにコアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求する。
本出願のいくつかの実施形態では、複数のエッジネットワークがユーザプレーンネットワーク要素に対応し、
処理モジュールは、少なくとも端末デバイスの位置に基づいて複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択するように構成されるか、または
処理モジュールは、少なくとも端末デバイスの位置に基づいて複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択するように構成される。
本出願のいくつかの実施形態では、処理モジュールは、送信モジュールおよび第2のコアネットワーク要素を使用して、第1の情報に基づいて接続情報を端末デバイスに送信するように構成される。
本出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素および第1のエッジネットワーク内の第1のアプリケーションネットワーク要素のうちの少なくとも1つを含む。
本出願のいくつかの実施形態では、処理モジュールは、端末デバイスが第1の制御ネットワーク要素との接続を確立した後、送信モジュールを使用して第1のアプリケーションネットワーク要素のアプリケーション情報を端末デバイスに送信するように構成される。
図10を参照すると、本出願の一実施形態で提供されるコアネットワーク要素1000は、受信モジュール1001、処理モジュール1002、および送信モジュール1003を含むことができる。
処理モジュールは、送信モジュールを使用して第1の情報を少なくとも1つの制御ネットワーク要素に送信するように構成され、第1の情報は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを示す。
処理モジュールは、受信モジュールを使用して、少なくとも1つの制御ネットワーク要素によって送信された第1のネットワーク要素の接続情報を受信するように構成され、第1のネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素であり、接続情報は、端末デバイスが第1のネットワーク要素に接続するために使用される。
処理モジュールは、送信モジュールを使用して第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信するように構成される。
本出願のいくつかの実施形態では、処理モジュールは、受信モジュールを使用して、少なくとも1つの制御ネットワーク要素によって送信された位置要求情報を受信するように構成され、位置要求情報は、コアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求し、または
処理モジュールは、受信モジュールを使用して、制御ネットワーク要素によって送信されたサブスクリプション要求情報を受信するように構成され、サブスクリプション要求情報は、端末デバイスの位置が変化したことを検出したときに、コアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求するか、またはサブスクリプション要求情報は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを検出したときに、コアネットワーク要素が第1の情報を送信することを要求する。
本出願のいくつかの実施形態では、第1の情報は、端末デバイスの位置をさらに含み、
端末デバイスの位置は、少なくとも1つの制御ネットワーク要素が第1のエッジネットワークを決定するため、または第1のネットワーク要素を決定するために使用される。
本出願のいくつかの実施形態では、少なくとも1つの制御ネットワーク要素は中央制御ネットワーク要素を含み、
複数のエッジネットワークはユーザプレーンネットワーク要素に対応し、
第1のエッジネットワークは、複数のエッジネットワークから中央制御ネットワーク要素によって選択された少なくとも1つのエッジネットワークであるか、または
第1のネットワーク要素は、複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から中央制御ネットワーク要素によって選択された少なくとも1つのネットワーク要素である。
本出願のいくつかの実施形態では、処理モジュールは、受信モジュールを使用して、複数のユーザプレーンネットワーク要素から遅延情報を受信するように構成され、各遅延情報は、端末デバイスと1つのユーザプレーンネットワーク要素との間の伝送遅延を含み、
処理モジュールは、送信モジュールを使用して中央制御ネットワーク要素に、複数のユーザプレーンネットワーク要素からの遅延情報を送信するように構成され、遅延情報は、中央制御ネットワーク要素が、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択するか、または複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択するために使用される。
本出願のいくつかの実施形態では、処理モジュールは、受信モジュールを使用して、少なくとも1つの制御ネットワーク要素によって送信された指示情報を受信するように構成され、指示情報は、接続情報を端末デバイスに送信するようにコアネットワーク要素に指示する。
本出願のこの実施形態の前述の説明から、コアネットワーク要素が第1の情報を制御ネットワーク要素に送信し、第1の情報は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを示すことが知見される。制御ネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したと判定する。制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信することができる。第1のネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素である。端末デバイスは、制御ネットワーク要素から、第1のネットワーク要素の接続情報を取得し、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立することができる。エッジネットワークは、本出願のこの実施形態で提供される端末デバイスのために事前構成される必要はない。端末デバイスは、制御ネットワーク要素によって送信された第1のネットワーク要素の接続情報に基づいて、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立することができる。この場合、接続確立は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークの変化に基づいて動的にトリガされ、端末デバイスによるエッジネットワークとの接続を確立する成功率が改善される。
図11を参照すると、本出願の一実施形態で提供される端末デバイス1100は、受信モジュール1101、処理モジュール1102、および送信モジュール1103を含むことができる。
処理モジュールは、受信モジュールを使用して制御ネットワーク要素から、第1のネットワーク要素の接続情報を受信するように構成され、第1のネットワーク要素は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素である。
処理モジュールは、接続情報に基づいて、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立するように構成される。
本出願のいくつかの実施形態では、複数のエッジネットワークがユーザプレーンネットワーク要素に対応し、
処理モジュールは、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択するか、または複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択するように構成され、
端末デバイスは、接続情報に基づいて端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立する。
本出願のいくつかの実施形態では、処理モジュールは、受信モジュールを使用して、コアネットワーク要素によって送信された複数のユーザプレーンネットワーク要素の遅延情報を受信するように構成され、各遅延情報は、端末デバイスと1つのユーザプレーンネットワーク要素との間の伝送遅延を含み、
処理モジュールは、少なくとも遅延情報に基づいて、複数のエッジネットワークから少なくとも1つのエッジネットワークを第1のエッジネットワークとして選択するか、または少なくとも遅延情報に基づいて、複数のエッジネットワークに含まれるネットワーク要素から少なくとも1つのネットワーク要素を第1のネットワーク要素として選択するように構成される。
本出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素は、第1のエッジネットワーク内の第1の制御ネットワーク要素および第1のエッジネットワーク内の第1のアプリケーションネットワーク要素のうちの少なくとも1つを含む。
本出願のいくつかの実施形態では、処理モジュールは、端末デバイスが第1の制御ネットワーク要素との接続を確立した後、受信モジュールを使用して、第1のアプリケーションネットワーク要素に対応し、第1の制御ネットワーク要素によって送信された、アプリケーション情報を受信するように構成され、
処理モジュールは、送信モジュールを使用して、アクセス要求を第1のアプリケーションネットワーク要素に送信するように構成される。
本出願のこの実施形態の前述の説明から、コアネットワーク要素が第1の情報を制御ネットワーク要素に送信し、第1の情報は、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したことを示すことが知見される。制御ネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、端末デバイスにサービス提供するユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークが変化したと判定する。制御ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の接続情報を端末デバイスに送信することができる。第1のネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応する第1のエッジネットワーク内のネットワーク要素である。端末デバイスは、制御ネットワーク要素から、第1のネットワーク要素の接続情報を取得し、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立することができる。エッジネットワークは、本出願のこの実施形態で提供される端末デバイスのために事前構成される必要はない。端末デバイスは、制御ネットワーク要素によって送信された第1のネットワーク要素の接続情報に基づいて、端末デバイスと第1のネットワーク要素との間の接続を確立することができる。この場合、接続確立は、ユーザプレーンネットワーク要素に対応するエッジネットワークの変化に基づいて動的にトリガされ、端末デバイスによるエッジネットワークとの接続を確立する成功率が改善される。
装置のモジュール/ユニット間の情報交換やその実行プロセスといった内容が、本出願の方法実施形態と同じ考えに基づいており、本出願の方法実施形態と同じ技術的効果をもたらすことが留意されるべきである。具体的な内容については、本出願の方法実施形態の前述の説明を参照されたい。ここでは詳細は再び説明されない。
本出願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ記憶媒体は、プログラムを記憶する。プログラムは、方法実施形態で記録されたステップの一部または全部を行うために実行される。
以下では、本出願の一実施形態で提供される別の制御ネットワーク要素を説明する。図12を参照すると、制御ネットワーク要素1200は、
受信機1201、送信機1202、プロセッサ1203、およびメモリ1204を含む(制御ネットワーク要素1200には1つ以上のプロセッサ1203があってもよく、図12では一例として1つのプロセッサが使用される)。本出願のいくつかの実施形態では、受信機1201、送信機1202、プロセッサ1203、およびメモリ1204は、バスを通じて、または別の方法で接続されてもよい。図12では、バスを通じた接続が一例として使用されている。
メモリ1204は、読み取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、命令およびデータをプロセッサ1203に提供することができる。メモリ1204の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(non-volatile random access memory,NVRAM)をさらに含むことができる。メモリ1204は、オペレーティングシステムおよび動作命令、実行可能モジュールまたはデータ構造、もしくはそのサブセット、あるいはその拡張セットを記憶する。動作命令は、様々な動作を実施するために使用される様々な動作命令を含むことができる。オペレーティングシステムは、様々な基本サービスを実施し、ハードウェアベースのタスクを処理するための、様々なシステムプログラムを含むことができる。
プロセッサ1203は制御ネットワーク要素の動作を制御し、プロセッサ1203はまた、中央処理ユニット(central processing unit,CPU)とも呼ばれ得る。特定の用途では、制御ネットワーク要素のコンポーネントは、バスシステムを通じて互いに結合される。データバスを含むことに加えて、バスシステムは、電力バス、制御バス、状態信号バスなどをさらに含んでもよい。しかしながら、明確な説明のために、図中の様々なタイプのバスは、バスシステムとして表記されている。
本出願の実施形態で開示される方法は、プロセッサ1203に適用されてもよく、またはプロセッサ1203を使用して実施されてもよい。プロセッサ1203は、集積回路チップであってもよく、信号処理能力を有する。実施プロセスでは、前述の方法のステップは、プロセッサ1203内のハードウェア集積論理回路を使用して、またはソフトウェアの形態の命令を使用して実施され得る。プロセッサ1203は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array,FPGA)、または別のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。プロセッサは、本出願の実施形態で開示された方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、または、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサを使用して直接実行および遂行されてもよく、復号プロセッサ内のハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールの組み合わせを使用して実行および遂行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野における成熟した記憶媒体内に配置されてもよい。記憶媒体はメモリ1204に配置され、プロセッサ1203は、メモリ1204の情報を読み取り、プロセッサ1203のハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
受信機1201は、入力された数字または文字情報を受信し、制御ネットワーク要素の関連する設定および機能制御に関する信号入力を生成するように構成され得る。送信機1202は、表示画面などの表示デバイスを含むことができ、送信機1202は、外部インターフェースを使用して数字または文字情報を出力するように構成されてもよい。
本出願のこの実施形態では、プロセッサ1203は、前述の制御ネットワーク要素によって実行される接続確立方法を実行するように構成される。
以下では、本出願の一実施形態で提供される別のコアネットワーク要素を説明する。図13を参照すると、コアネットワーク要素1300は、
受信機1301、送信機1302、プロセッサ1303、およびメモリ1304を含む(コアネットワーク要素1300には1つ以上のプロセッサ1303があってもよく、図13では一例として1つのプロセッサが使用される)。本出願のいくつかの実施形態では、受信機1301、送信機1302、プロセッサ1303、およびメモリ1304は、バスを通じて、または別の方法で接続されてもよい。図13では、バスを通じた接続が一例として使用されている。
メモリ1304は、読み取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含み、プロセッサ1303に命令およびデータを提供することができる。メモリ1304の一部はNVRAMをさらに含み得る。メモリ1304は、オペレーティングシステムおよび動作命令、実行可能モジュールまたはデータ構造、もしくはそのサブセット、あるいはその拡張セットを記憶する。動作命令は、様々な動作を実施するために使用される様々な動作命令を含むことができる。オペレーティングシステムは、様々な基本サービスを実施し、ハードウェアベースのタスクを処理するための、様々なシステムプログラムを含むことができる。
プロセッサ1303はコアネットワーク要素の動作を制御し、プロセッサ1303はCPUとも呼ばれ得る。特定の用途では、コアネットワーク要素のコンポーネントは、バスシステムを通じて互いに結合される。データバスを含むことに加えて、バスシステムは、電力バス、制御バス、状態信号バスなどをさらに含んでもよい。しかしながら、明確な説明のために、図中の様々なタイプのバスは、バスシステムとして表記されている。
本出願の実施形態で開示される方法は、プロセッサ1303に適用されてもよく、またはプロセッサ1303を使用して実施されてもよい。プロセッサ1303は、集積回路チップであってもよく、信号処理能力を有する。実施プロセスでは、前述の方法のステップは、プロセッサ1303内のハードウェア集積論理回路を使用して、またはソフトウェアの形態の命令を使用して実施され得る。前述のプロセッサ1303は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントであってよい。プロセッサは、本出願の実施形態で開示された方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、または、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサを使用して直接実行および遂行されてもよく、復号プロセッサ内のハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールの組み合わせを使用して実行および遂行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野における成熟した記憶媒体内に配置されてもよい。記憶媒体はメモリ1304に配置され、プロセッサ1303は、メモリ1304の情報を読み取り、プロセッサ1303のハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
本出願のこの実施形態では、プロセッサ1303は、コアネットワーク要素によって実行される接続確立方法を実行するように構成される。
以下では、本出願の一実施形態で提供される別の端末デバイスを説明する。図14を参照すると、端末デバイス1400は、
受信機1401、送信機1402、プロセッサ1403、およびメモリ1404(端末デバイス1400には1つまたは複数のプロセッサ1403が存在する場合があり、図14では一例として1つのプロセッサが使用される)を含む。本出願のいくつかの実施形態では、受信機1401、送信機1402、プロセッサ1403、およびメモリ1404は、バスを通じて、または別の方法で接続されてもよい。図14では、バスを通じた接続が一例として使用されている。
メモリ1404は、読み取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含み、プロセッサ1403に命令およびデータを提供することができる。メモリ1404の一部はNVRAMをさらに含み得る。メモリ1404は、オペレーティングシステムおよび動作命令、実行可能モジュールまたはデータ構造、もしくはそのサブセット、あるいはその拡張セットを記憶する。動作命令は、様々な動作を実施するために使用される様々な動作命令を含むことができる。オペレーティングシステムは、様々な基本サービスを実施し、ハードウェアベースのタスクを処理するための、様々なシステムプログラムを含むことができる。
プロセッサ1403は端末デバイスの動作を制御し、プロセッサ1403はCPUとも呼ばれ得る。特定の用途では、端末デバイスのコンポーネントは、バスシステムを通じて互いに結合される。データバスに加えて、バスシステムは、電力バス、制御バス、状態信号バスなどをさらに含んでもよい。しかしながら、明確な説明のために、図中の様々なタイプのバスは、バスシステムとして表記されている。
本出願の実施形態で開示される方法は、プロセッサ1403に適用されてもよく、またはプロセッサ1403を使用して実施されてもよい。プロセッサ1403は、集積回路チップであってもよく、信号処理能力を有する。実施プロセスでは、前述の方法のステップは、プロセッサ1403内のハードウェア集積論理回路を使用して、またはソフトウェアの形態の命令を使用して実施され得る。前述のプロセッサ1403は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントであってよい。プロセッサは、本出願の実施形態で開示された方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、または、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサを使用して直接実行および遂行されてもよく、復号プロセッサ内のハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールの組み合わせを使用して実行および遂行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野における成熟した記憶媒体内に配置されてもよい。記憶媒体はメモリ1404に配置され、プロセッサ1403は、メモリ1404の情報を読み取り、プロセッサ1403のハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
本出願のこの実施形態では、プロセッサ1403は、端末デバイスによって実行される接続確立方法を実行するように構成される。
別の可能な設計では、制御ネットワーク要素、コアネットワーク要素、および端末デバイスがチップであるとき、チップは、処理ユニットおよび通信ユニットを含む。処理ユニットは、例えばプロセッサであってもよい。通信ユニットは、例えば、入出力インターフェース、ピン、または回路であってもよい。処理ユニットは、端末内のチップが第1の態様の可能な実装形態のうちの1つによる報告情報送信方法を実行するように、記憶ユニットに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行することができる。任意選択的に、記憶ユニットは、チップ内の記憶ユニット、例えばレジスタまたはキャッシュである。あるいは、記憶ユニットは、端末内にあってチップの外部に位置する記憶ユニット、例えば、読み取り専用メモリ(read-only memory,ROM)、静的情報および命令を記憶できる別のタイプの静的記憶デバイス、またはランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)であってもよい。
上記のいずれかで言及されたプロセッサは、汎用中央処理ユニット、マイクロプロセッサ、ASIC、または方法のプログラム実行を制御するように構成された1つ以上の集積回路であってもよい。
加えて、記載された装置実施形態は単なる例であることが留意されるべきである。別々の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、一カ所に配置されてもよく、または複数のネットワークユニット上に分散されもよい。一部またはすべてのモジュールは、実施形態の解決策の目的を達成するために実際のニーズに応じて選択され得る。加えて、本出願によって提供される装置実施形態の添付の図面では、モジュール間の接続関係は、モジュールが互いに通信接続を有していることを示し、通信接続は、具体的には1つ以上の通信バスまたは信号ケーブルとして実装され得る。
前述の実装形態の説明に基づいて、当業者は、本出願が必要な汎用ハードウェアに加えてソフトウェアによって、または専用集積回路、専用CPU、専用メモリ、専用コンポーネントなどを含む専用ハードウェアによって実装され得ることを明確に理解することができる。一般に、コンピュータプログラムによって実施され得るいかなる機能も、対応するハードウェアを使用することによって容易に実装され得る。また、同じ機能を実現するのに使用される具体的なハードウェア構造は、様々な形態、例えば、アナログ回路、デジタル回路や、専用回路の形態であってもよい。しかしながら、本出願に関しては、ほとんどの場合、ソフトウェアプログラム実装形態がより良い実装形態である。このような理解に基づいて、本質的に本出願の技術的解決策または従来技術に寄与する部分は、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、コンピュータのフロッピーディスク、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなどの可読記憶媒体に格納され、本出願の実施形態の方法を実行するために、(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。
前述の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせを使用することによって実装されてもよい。ソフトウェアが実施形態を実施するために使用されるとき、実施形態の全部または一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装され得る。
コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されると、本出願の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、コンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタル加入者回線(DSL))方式またはワイヤレス(例えば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)方式で、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに送信されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つ以上の使用可能な媒体を統合した、サーバやデータセンタなどのデータ記憶デバイスであってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(Solid State Drive、SSD))などであってもよい。