JP2017073043A - 宛先情報処理サーバ及び宛先情報の処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 商品や情報等の対象物の提供者が、受領者の個人情報を保持することなく、受領者の住所や氏名などの宛先を特定して対象物の発信を可能にするとともに、受領者毎の取引情報の収集にも用いることが可能な、受領者の宛先情報を処理する宛先情報処理サーバを提供する。【解決手段】 提供者と受領者の間に発生したトランザクションを識別するトランザクションIDを発行し、受領者の宛先情報を関連付けて宛先情報処理サーバで管理することによって、提供者が受領者の個人情報を保持することなく、トランザクションIDを指定するだけで対象物を発信することが可能になる。宛先情報を出力後直ちに削除すれば、流出リスクに対する安全性が高められる。トランザクションIDの発行等の取引情報を提供者等と受領者の組合せに対応する会員ID毎に管理すれば、個人情報を保持することなく、顧客分析や広告、ポイント付与等に取引情報を活用することが可能になる。【選択図】 図1

Description

本発明は、商品や情報等の所定の対象物の提供者が、受領者の個人情報を保持することなく受領者を特定して対象物を発送すること等を可能にする、受領者の住所や氏名等の宛先情報を処理する宛先情報処理サーバ及び宛先情報の処理方法に関するものである。
個人がネットショップやネットオークションなどのインターネットを利用した商取引を利用する際には、商品等の受渡しを行うために、宛先となる住所や氏名等の個人情報を取引の相手方に開示することが必要になる。しかし、個人にとっては開示した個人情報の流出リスクや、取引の相手方が悪意であるリスクへの懸念から、取引を躊躇することがあるほか、商品を販売する企業等にとっても、個人情報の管理には厳しい規制が課されているため、必要以上に個人情報の開示を受けることを望まなくなる傾向もみられるようになっている。
こうした課題に対し、個人情報を適切に保護しながらインターネットを利用した商取引を行う方法として、例えば、取引の仲介者が個人情報を集中的に管理することによって、取引の相手方毎に個人情報を開示することなく、商取引を実現する仕組みが提案されている(例えば、特許文献1−2参照)。
特開2001−319086号公報 特開2007−279903号公報
上記の特許文献1及び2に記載された方法によると、悪意のある相手方に個人情報が開示されるリスクが軽減される効果が期待できるものの、仲介者のサーバには個人情報が保存される構成となるため、そこから個人情報が流出するリスクを回避できるものではない。こうしたリスクも含め、インターネット上で利用する個人情報が流出するリスクそのものを、できるだけ低減できる仕組みが求められるところである。
その一方で、インターネット上で商品や情報などを提供する側には、顧客毎の取引実績や嗜好に応じたきめ細かなマーケティングが求められており、顧客毎の取引情報を収集したいという、個人情報を保持しないこととは相反するニーズが存在している。そのため、個人情報の管理に係る負担やリスクをできるだけ回避しながら、顧客毎の取引情報を収集する仕組みが求められるところである。
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、商品や情報等の所定の対象物の提供者が、対象物の受領者の個人情報を保持することなく、受領者の住所や氏名等の宛先を特定して対象物を発信することを可能にするとともに、受領者毎の取引情報の収集にも用いることが可能な、受領者に発信する際の宛先となる宛先情報を処理する宛先情報処理サーバ及び宛先情報の処理方法を提供することを目的とするものである。
このような課題を解決する本発明は、商品や情報等の所定の対象物を提供者から受領者に発信する際の宛先となる宛先情報を処理する宛先情報処理サーバであって、前記対象物に関して前記提供者と前記受領者の間に発生したトランザクションを識別するトランザクションIDを発行するトランザクションID発行手段と、前記トランザクションID発行手段が発行したトランザクションIDと前記受領者に前記対象物を発信する宛先となる宛先情報を前記受領者の端末装置から受信して、宛先情報記憶部に関連付けて記憶させる宛先情報受付手段と、前記提供者の端末装置から、トランザクションIDが指定された対象物を発信するための宛先情報の出力要求を受信して、前記トランザクションIDを出力リスト記憶部に記憶させる出力要求受付手段と、前記宛先情報を出力する委託を受けた事業者の端末装置に、前記出力リスト記憶部に記憶されたトランザクションIDと前記宛先情報記憶部に関連付けて記憶された宛先情報を送信する宛先情報送信手段と、を備えることを特徴とする宛先情報処理サーバである。
本発明では、取引を行う顧客等の対象物の受領者個人を識別するIDではなく、提供者と受領者の間に発生したトランザクションを識別するトランザクションIDに、受領者の住所や氏名等の宛先情報を関連付け、本発明に係る宛先情報処理サーバで管理することによって、対象物の提供者自身は宛先情報を含む個人情報を保持することなく、トランザクションIDを指定するだけで対象物を発信することが可能になる。通常は個人情報として扱われる宛先情報がトランザクションIDに関連付けられ、かつ、あらかじめ登録しておくのではなく、取引等が発生する際に受け付ける構成とすることによって、個人を識別するIDに対してあらかじめ個人情報を登録し、これに取引情報等を関連付けて管理する方法に比べて、個人情報の安全性を高めた取引が実現できる。
尚、本発明において提供者から受領者に発信される対象物は、商品等の有体物に限られるものではなく、情報等の無体物であってもよい。また、有償の商品等に限られず、無償で提供されるカタログ等の資料や広告等を対象物とすることもできる。対象物を発信する方法についても特に限定されるものではなく、郵送や宅配等の物理的な配送手段を利用して発送するものであってもよいし、電子メールやファックス等の通信手段を利用することとしてもよい。提供者と受領者の間に発生したトランザクションについては、これらの対象物を受け渡す取引の成立が該当する他、対象物を紹介するWebページの閲覧や、顧客の店舗への来店なども対象にすることができる。
また、本発明は、前記宛先情報受付手段は、前記宛先情報記憶部に宛先情報を一時記憶させ、前記宛先情報送信手段によって送信された宛先情報について、対象物を受領者に発信するための所定の処理が実行されると、前記宛先情報記憶部に一時記憶された前記宛先情報を削除する宛先情報削除手段を備えることを特徴とすることもできる。
このように構成すると、宛先情報がサーバに保存される期間が、取引の成立時等から対象物の発信までという必要最小限の期間に制限されるので、通常は個人情報として扱われる宛先情報の安全性をさらに高めることが可能になる。対象物を受領者に発信するための処理の内容は特に限定されるものではなく、配送時の宛先に用いるシールの印刷であってもよいし、電子メールやファックスの配信、あるいはこれらの処理を実行するために住所等の宛先情報を読み出す処理であってもよい。
さらに、本発明は、前記トランザクションID発行手段は、発行したトランザクションIDを前記提供者に対応するターミナルIDと関連付けてトランザクションID記憶部に記憶させ、前記提供者の端末装置から受信したトランザクションIDリストの送信リクエストに対して、前記トランザクションID記憶部に前記提供者に対応するターミナルIDと関連付けて記憶されたトランザクションIDのうち、前記宛先情報記憶部に宛先情報が関連付けて記憶されたトランザクションIDを選択したトランザクションIDリストを、前記提供者の端末装置に送信するトランザクションIDリスト送信手段を備えていて、前記出力要求受付手段は、前記トランザクションIDリストから選択されたトランザクションIDが指定された出力要求を受信することを特徴としてもよい。
このように構成すると、本発明に係る宛先情報処理サーバを複数の提供者が利用する場合にも、各々の提供者は対象物を発信することが必要な自らに関連する取引等のトランザクションのみを効率的に選択することができるので、本発明に係る宛先情報処理サーバを複数の事業者の共通インフラとして利用しやすくなる。尚、ここで用いられるターミナルIDは、提供者単位で発行されるものであってもよいし、例えば、店舗単位、Webページ単位のように、一の提供者に対して複数のターミナルIDが発行されるものであってもよい。
さらに、本発明は、前記トランザクションID発行手段は、前記提供者に対応するターミナルIDと前記受領者を識別する受領者IDが指定されたトランザクションIDの発行リクエストを受信し、発行したトランザクションIDを、前記ターミナルID又は前記提供者を識別する提供者IDと、前記受領者IDの組合せから特定される会員IDと関連付けてトランザクションID記憶部に記憶させることを特徴としてもよい。
前記提供者の端末装置から受信した会員IDが指定された会員の取引情報の送信リクエストに対し、前記会員IDを対象に収集された取引情報を、前記提供者の端末装置に送信する取引情報送信手段を備えることを特徴としてもよい。
前記会員ID毎の取引実績に応じて蓄積されたポイントに関する情報を記憶するポイント情報記憶手段を備えていて、前記取引情報送信手段は、前記会員IDについて蓄積されたポイントを前記ポイント情報記憶手段から読み出して、前記提供者の端末装置に取引情報として送信することを特徴としてもよい。
これらの構成によると、会員IDをキーにして、提供者別に受領者毎の取引情報を抽出することが可能になるので、提供者は取引情報を顧客分析や広告配信に活用したり、顧客の取引実績に応じたポイントを付与したりすることができる。加えて、ここで用いられる会員IDは受領者が同一であっても提供者毎に異なるIDとなるため、万一、ある提供者からある受領者の会員IDが流出したとしても、他の提供者との取引情報が特定されるおそれがなく、安全性にも配慮がされた仕組みとなる。
本発明は、本発明に係る宛先情報処理サーバによって実行される宛先情報の処理方法として特定することもできる。
本発明に係る宛先情報の処理方法は、商品や情報等の所定の対象物を提供者から受領者に発信する際の宛先となる宛先情報を処理する宛先情報処理サーバによって実行される宛先情報の処理方法であって、前記宛先情報処理サーバが、前記対象物に関して前記提供者と前記受領者の間に発生したトランザクションを識別するトランザクションIDを発行するトランザクションID発行ステップと、前記宛先情報処理サーバが、前記トランザクションID発行ステップで発行されたトランザクションIDと前記受領者に前記対象物を発信する宛先となる宛先情報を前記受領者の端末装置から受信して、宛先情報記憶部に関連付けて記憶させる宛先情報受付ステップと、前記宛先情報処理サーバが、前記提供者の端末装置から、トランザクションIDが指定された対象物を発信するための宛先情報の出力要求を受信して、前記トランザクションIDを出力リスト記憶部に記憶させる出力要求受付ステップと、前記宛先情報処理サーバが、前記宛先情報を出力する委託を受けた事業者の端末装置に、前記出力リスト記憶部に記憶されたトランザクションIDと前記宛先情報記憶部に関連付けて記憶された宛先情報を送信する宛先情報送信ステップと、を有することを特徴とする宛先情報の処理方法である。
また、本発明に係る宛先情報の処理方法は、先に説明した本発明に係る宛先情報処理サーバの各々の構成によって実行される宛先情報の処理方法として特定することもできる。
本発明によると、商品や情報等の所定の対象物の提供者は、対象物の受領者の住所や氏名等の通常は個人情報として扱われる宛先情報を保持することなく、受領者を特定して対象物を届けることが可能になるので、インターネットにおける商取引の安全性が向上して、取引の活性化に資することが期待できる。
また、商品や情報等の所定の対象物の提供者は、自らは対象物の受領者の個人情報を保持することなく、受領者毎の取引情報を顧客分析や広告配信に活用することや、受領者に取引実績に応じたポイントを付与して取引を促したりすることが可能な構成とすることもできるので、提供者が個人情報を保持しないことによって懸念されるデメリットにも対処することが可能である。
本発明の第1の実施形態の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の概要を示す図である。 本発明に係る宛先情報処理サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態において、トランザクションIDの発行から宛先情報を受け付けるまでの流れを示す第1の図である。 本発明の第1の実施形態において、トランザクションIDの発行から宛先情報を受け付けるまでの流れを示す第2の図である。 本発明の第2の実施形態において、トランザクションIDの発行から宛先情報を受け付けるまでの流れを示す第1の図である。 本発明の第2の実施形態において、トランザクションIDの発行から宛先情報を受け付けるまでの流れを示す第2の図である。 本発明において、販売者が商品等を発送する対象となる取引を指定する流れを示す第1の図である。 本発明において、販売者が商品等を発送する対象となる取引を指定する流れを示す第2の図である。 本発明において、印刷業者が商品等を発送する際の送り状を印刷する流れを示す第1の図である。 本発明において、印刷業者が商品等を発送する際の送り状を印刷する流れを示す第2の図である。 本発明に係る宛先情報処理サーバが、トランザクションIDを発行する処理フローを示すフローチャートである。 本発明に係る宛先情報処理サーバが、宛先情報を受け付ける第1の処理フローを示すフローチャートである。 本発明に係る宛先情報処理サーバが、宛先情報を受け付ける第2の処理フローを示すフローチャートである。 本発明に係る宛先情報処理サーバが、販売者から商品等を発送する対象となる取引の指定を受け付ける処理フローを示すフローチャートである。 本発明に係る宛先情報処理サーバが、印刷業者に宛先情報を送信する処理フローを示すフローチャートである。 本発明に係る宛先情報処理サーバの取引情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明に係る宛先情報処理サーバの取引情報記憶部にポイント情報を記憶する方法の一例を示す図である。 本発明において、顧客端末に表示される宛先情報の入力画面の一例を示す図である。 本発明において、印刷業者が印刷する送り状の一例を示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態は、企業等が提供者として、受領者となる顧客に対象物である商品を販売して発送する例を前提に説明するが、本発明は、有体物であるか無体物であるか、また、有償であるか無償であるかを問わない所定の対象物を、提供者から受領者に発信する際の宛先情報の処理に用いることが可能なものであり、データ形式や入力画面、送り状などの例も含めて、本発明はここに示した実施形態に限定されるものではない。
図1と図2は、本発明の実施形態の概要を示している。図1に示した第1の実施形態は、顧客が住所や氏名等の通常は個人情報として扱われる宛先情報を提示することが必要なWebサイトで商品等を購入する際に、本発明を用いる実施形態である。図2に示した第2の実施形態は、顧客が近距離通信端末の設置された実店舗に来店した際や、実店舗において商品等を購入した際に、本発明を用いる実施形態である。
図1の第1の実施形態では、顧客がスマートフォンやタブレット型コンピュータ、PC(パーソナルコンピュータ)などのネットワーク端末である顧客端末をインターネットに接続して、商品等を販売する販売者のWebサーバにアクセスする。商品等の購入や資料請求の際には、商品や資料の発送先となる顧客の住所や氏名等の通常は個人情報として扱われる宛先情報を販売者のWebサーバに送信することが必要になるのが一般的であるが、本発明は、顧客がこうした宛先情報を販売者のWebサーバに送信しなくても、商品や資料を受領することができる構成となっている。
顧客端末から、販売者のWebサーバにおいて商品を購入するために設けられた所定のWebページにアクセスがあったり、販売者のWebサーバから顧客端末に提供されるWebページで商品情報を閲覧した顧客との間で、商品の購入や資料の提供といった取引が成立したりするなど、顧客と販売者の間に所定のトランザクションが発生すると、販売者のWebサーバから本発明に係る宛先情報処理サーバに、トランザクションを識別するID(以下、「トランザクションID」として説明する)の発行を要求する。発行されたトランザクションIDは顧客端末に提示されて、顧客は商品や資料を発送するために必要になる自らの住所や氏名等の通常は個人情報として扱われる宛先情報を、トランザクションIDとともに、顧客端末から宛先情報処理サーバに送信する。これらの情報を受信した宛先情報処理サーバでは、トランザクションIDと宛先情報を関連付けて一時記憶する。
販売者における商品や資料の発送担当者は、PCなどの販売者端末から宛先情報処理サーバにアクセスして、商品や資料の発送先として宛先情報を出力したい取引等について、宛先情報と関連付けて一時記憶されているトランザクションIDを指定する。尚、ここで販売者が自らに関連するトランザクションを速やかに特定するためには、トランザクションIDの発行時に、販売者単位、あるいは販売者の提供するWebページや実店舗の単位で発行される、販売者に対応するID(以下、「ターミナルID」として説明する)とトランザクションIDを関連付けてデータベースに記憶させておけば、販売者端末からターミナルID、あるいはターミナルIDと関連付けられた販売者を識別するIDを受け付け、これをキーにトランザクションIDを検索して、その中から宛先情報が関連付けて一時記憶されているトランザクションIDを絞り込んで、販売者端末に提示することとすればよいことになる。
販売者端末から商品や資料の発送先に指定されたトランザクションIDは、印刷待ちリストとして宛先情報処理サーバのデータベースに記憶される。商品や資料を発送する際の宛先として貼付される送り状を印刷する印刷業者は、PCなどの印刷業者端末を含む印刷業者のシステムから宛先情報処理サーバにアクセスして、印刷待ちリストにあるトランザクションIDと関連付けて一時記憶されている宛先情報を読み出す。印刷業者のシステムでは、トランザクションIDとあわせて住所や氏名等の宛先情報を宛先に記載し、宛先情報の部分をシール等で保護した送り状を印刷して販売者に提供するが、このときに宛先情報処理サーバでは、一時記憶されていた宛先情報が削除される。
尚、ここで送り状を印刷する印刷業者は、複数の印刷業者の中から販売者が選択できる構成としてもよい。この場合、販売者が発送先として宛先情報の出力を要求するトランザクションIDを指定する際に、あわせて印刷業者を識別するID(以下、「印刷業者ID」とする)の指定も受け付け、印刷待ちリストにトランザクションIDと関連付けて記憶させておく。印刷業者が印刷待ちリストを確認する際には、自らの印刷業者IDを宛先情報処理サーバに送信することによって、自らが印刷業者に指定されたトランザクションIDに対応する宛先情報のみを読み出すことが可能になる。
送り状を受け取った販売者は、各々の顧客に発送する商品や資料をトランザクションIDで管理しておき、トランザクションIDが一致する送り状を商品や資料が封入されたパッケージに貼付して発送する。送り状の配送先にはシールが貼付されているが、販売者はシールが貼付された状態で商品の封入などの発送作業を行い、配送業者が配送時にこのシールを剥がして配送先の住所や氏名を確認することとすれば、販売者は通常は個人情報として扱われる顧客の宛先情報に一切触れることなく、商品や資料などの対象物を顧客に発信することが可能になる。本発明に係る宛先情報処理サーバには、顧客の宛先情報が必要な期間のみ一時記憶され、使用後は削除されることになるため、通常は個人情報として扱われる宛先情報の安全性に優れた構成となっている。
図2の第2の実施形態では、実店舗を訪れた顧客が商品や資料を配送して欲しい場合に、スマートフォン等の顧客端末から宛先情報処理サーバにアクセスして、トランザクションIDの発行を要求する。トランザクションID発行の要求は、来店時等のタイミングで行うこととしてもよい。発行されたトランザクションIDは顧客端末に送信され、顧客はトランザクションIDとあわせて商品や資料の発送先となる自らの住所や氏名等の通常は個人情報として扱われる宛先情報を、宛先情報処理サーバに送信する。その後の流れについては第1の実施形態と同様になるが、トランザクションIDの発行を要求する際に、店舗内に設置された近距離通信端末から検出した実店舗を識別するターミナルIDをあわせて送信することとすれば、第1の実施形態の説明と同様に、販売者がターミナルIDやターミナルIDと関連付けられた販売者を識別するIDをキーにして、自らに関連するトランザクションIDを検索することが可能になる。
また、本発明では、トランザクションIDの発行を要求する際に、顧客の識別に用いられる顧客端末のID(以下、「デバイスID」とする)を宛先情報処理サーバにあわせて送信し、宛先情報処理サーバでは発行したトランザクションIDを、ターミナルID及びデバイスIDと関連付けて記憶することとしてもよい。ターミナルIDとデバイスID、あるいはターミナルIDに対応する販売者を識別するIDとデバイスIDの組合せに対して、販売者や店舗毎に顧客を識別するID(以下、「会員ID」として説明する)を付与し、販売者端末から会員ID毎に収集された取引情報(トランザクションID等から把握される取引実績や来店実績、取引回数や来店回数等に応じて蓄積されるポイントに関する情報等)を確認できる構成とすれば、販売者は本発明を顧客分析や特定の取引実績を有する顧客に絞り込んだ広告の配信、ポイントサービスの提供などに活用することが可能になる。
ここで用いられる会員IDは、ターミナルIDとデバイスID、あるいはターミナルIDに対応する販売者を識別するIDとデバイスIDの組合せによって決定されるので、同一の顧客に対して、販売者や店舗毎に異なる会員IDが付与されることになる。そのため、万一、ある販売者から顧客の会員IDが流出したとしても、他の販売者との取引情報まで特定されるおそれはないため、安全性にも配慮された仕組みが提供される。
図3は、本発明に係る宛先情報処理サーバの構成の一例を示している。図3では、宛先情報処理サーバ10が、本発明に係る宛先情報処理サーバに対応する。販売者サーバ20は第1の実施形態、店舗端末40は第2の実施形態で用いられるものであるが、その他の構成については、いずれの実施形態にも共通するものである。
宛先情報処理サーバ10と販売者サーバ20は、いずれもインターネットに接続されたサーバコンピュータであって、ネットワーク端末である顧客端末30や販売者端末50、印刷業者端末61からインターネット経由でアクセスして情報の送受信が行えるものであれば、その物理的な構成は特に限定されるものではない。
宛先情報処理サーバ10には、トランザクションID発行部11、取引情報取得部13、宛先情報受付部14、印刷要求受付部16、印刷情報取得部18が設けられるが、これらの各部はいずれも機能的に特定されるものであって、各々の機能を実現するためのプログラムが宛先情報処理サーバ10の補助記憶装置からメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、各々のプログラムに対応する機能が実現される。
また、宛先情報処理サーバ10には、取引情報記憶部12、宛先情報記憶部15、印刷待ちリスト記憶部17が設けられるが、これらの各部には、宛先情報処理サーバ10の補助記憶装置の所定の記憶領域が割り当てられる。
販売者サーバ20の構成は特に限定されるものではないが、販売者サーバ20はネットワーク端末にWebページを提供するWebサーバの機能を備えていて、顧客端末30からのリクエストに応じて、商品紹介や商品の購入、資料請求などのために設けられたWebページを、顧客端末30に表示させることができる。
顧客端末30、販売者端末50、印刷業者端末61は、いずれもインターネットに接続可能なネットワーク端末であって、PC、スマートフォン、タブレット型コンピュータなどを用いることができる。店舗端末40は、顧客端末30が所定の距離に近づくと店舗端末40から発信される電波を検出することが可能な、近距離無線通信端末である。印刷業者システム60には、ネットワーク端末である印刷業者端末61に加えて、送り状等の印刷を行う印刷システム62が含まれる。
以上の構成を前提に、図4−11に示した流れに従って、本発明に係る宛先情報処理サーバによって実行される処理の流れについて説明する。
図4−7は、本発明に係る宛先情報処理サーバが、トランザクションIDの発行から宛先情報を受け付けるまでの流れを示したものであるが、図4及び5は本発明の第1の実施形態、図6及び7は本発明の第2の実施形態に対応する。
第1の実施形態では、図4に示したように、顧客はスマートフォンやPCなどの顧客端末30を操作し、インターネット経由で販売者サーバ20にアクセスして、販売者のWebページを閲覧する。商品を購入するために設けられた所定のWebページへのアクセスや、Webページで確認した商品の購入(ここでは顧客が購入した商品を発送する例について説明するが、資料請求等にも本発明を適用できるのは前述のとおりである)など、顧客と販売者の間に所定のトランザクションが発生すると、販売者サーバ20から宛先情報処理サーバ10にトランザクションIDの発行が要求される。このとき、販売者サーバ20に保存されている販売者や所定のWebページを識別するターミナルID(TA001)も、宛先情報処理サーバ10にあわせて送信される。
これらを受信した宛先情報処理サーバ10ではトランザクションID発行部11が起動されて、図12のフローチャートに示した次の処理が実行される。販売者サーバ20からターミナルID(TA001)を受信すると(S01)、新たに顧客と販売者の間に発生したトランザクションを識別するトランザクションID(TR001)を発行して、受信したターミナルID(TA001)と関連付けて取引情報記憶部12に保存する(S02)。発行したトランザクションID(TR001)は、販売者サーバ20(顧客端末30となる場合もある)に送信される(S03)。
以上の処理において、販売者サーバ20がアクセスを受け付けた顧客端末30を識別(実質的には商品を受領する顧客を識別)することが可能な、顧客端末30にインストールされたアプリケーションプログラムによって生成されたIDなどのデバイスID(DV001)を取得し、これをターミナルID(TA001)とあわせて宛先情報処理サーバ10に送信することとしてもよい。この場合、取引情報記憶部12には、発行したトランザクションID(TR001)とターミナルID(TA001)、デバイスID(DV001)が関連付けて保存されるが、ターミナルID(TA001)とデバイスID(DV001)、あるいは一の販売者に対して複数のターミナルIDを発行している場合(Webページ単位や店舗単位でターミナルIDを発行している場合など)は、複数のターミナルIDと関連付けられた販売者を識別するIDとデバイスIDの組合せに対して、販売者毎の顧客を識別する会員ID(MB001)を割り当て、図17の例のような形式で取引情報記憶部12に保存することとしてもよい。
このようにして、販売者毎の顧客を識別する会員IDを割り当てて取引情報を管理すると、各々の販売者は顧客毎に収集された取引情報を確認することが可能になり、顧客分析や特定の取引実績を有する顧客に絞り込んだ広告配信、顧客へのポイント付与などに取引情報を活用することができる。図18は、ポイント管理の一例を示したものであるが、会員ID毎にトランザクションIDの数(例えば、商品の販売数やWebページへのアクセス数、店舗への来店数が該当する)などに対応するポイントを付与して取引情報記憶部12で管理し、蓄積したポイントに応じて顧客に特典を与えたり、所定のポイントが蓄積されている顧客をターゲットに広告を配信したりすれば、本発明を取引の促進に活用することも可能になる。
一方、図6に示した第2の実施形態では、販売者の実店舗を訪れた顧客は、店舗に設置された近距離無線通信端末である店舗端末40から、販売者を識別するターミナルID(TA001)を検出し、店舗に来店した際、あるいは店舗で商品を購入する際に、例えば、顧客端末30となるスマートフォン等で所定のアプリケーションを起動して、来店や商品の購入などの顧客と販売者の間に発生したトランザクションを識別するトランザクションIDの発行を要求する際に、あわせて店舗端末40から検出したターミナルID(TA001)を、宛先情報処理サーバ10に送信する。
これを受信した宛先情報処理サーバ10がトランザクションID(TR001)を発行し、ターミナルID(TA001)、あるいはターミナルID(TA001)とデバイスID(DV001)及び会員ID(MB001)と関連付けて取引情報記憶部12に保存することは、第1の実施形態と同様であるが、発行したトランザクションID(TR001)は顧客端末30に送信されることになる。
続いて、図5に示したように、第1の実施形態では、販売者サーバ20から顧客端末30にトランザクションID(TR001)が提示され、顧客端末30から宛先情報処理サーバ10に、顧客の住所や氏名等の商品の発送先となる通常は個人情報として扱われる宛先情報が、トランザクションID(TR001)とあわせて送信される。具体的には、例えば、販売者サーバ20から読み出される顧客が発送先を入力するWebページに、住所や氏名の入力欄に代えてトランザクションID(TR001)を表示することによって、顧客にトランザクションID(TR001)を提示する。顧客は顧客端末30となるスマートフォンで所定のアプリケーションを起動して、図19に例示したような宛先情報の入力ページを表示、ここにトランザクションID(TR001)を入力して、宛先情報とあわせて宛先情報処理サーバ10に送信することとすればよい。
尚、顧客端末30での宛先情報の入力については、顧客に都度入力を求めるのではなく、所定のアプリケーションに顧客の宛先情報を保持させ、この宛先情報が自動入力された画面を顧客端末30に表示して、顧客が確認操作を行えばトランザクションID(TR001)と宛先情報を宛先情報処理サーバ10に送信することとしてもよい。
宛先情報処理サーバ10では宛先情報受付部14が起動されて、図13のフローチャートに示した次の処理が実行される。顧客端末30から、トランザクションID(TR001)と宛先情報を受信すると(S11)、これらを関連付けて宛先情報記憶部15に一時記憶させる(S12)。
尚、ここでは販売者サーバ20を介して顧客にトランザクションIDが提示される例について説明したが、顧客端末30が宛先情報処理サーバ10から直接トランザクションIDを取得するよう構成することも可能である。そのためには、例えば、顧客端末30となるスマートフォン等で所定のアプリケーションを起動して宛先情報処理サーバ10に接続、顧客端末30のデバイスIDを送信する。宛先情報処理サーバ10では、図14のフローチャートに示した次の処理が実行される。
宛先情報処理サーバ10がデバイスIDを受信すると(S21)、取引情報記憶部12に受信したデバイスIDと関連付けて記憶されているトランザクションIDを検索し、その中から宛先情報記憶部15に宛先情報が一時記憶されていないトランザクションIDがないかを確認する(S22)。該当するトランザクションIDがあれば(S22がYes)、そのトランザクションIDを顧客端末30に送信して(S23)、宛先情報の入力画面に表示させる。顧客端末30には、先に説明したケースと同様に図19に例示したような宛先情報の入力画面が表示されるが、ここに入力された宛先情報を受信すると(S24)、トランザクションIDと関連付けて宛先情報記憶部15に一時記憶させる(S25)。
一方、第2の実施形態では、トランザクションID(TR001)は顧客端末30に送信されているので、図7に示したように、これを受信した顧客端末30から、トランザクションID(TR001)とあわせて宛先情報が送信されることになる。送信されたトランザクションID(TR001)と宛先情報が宛先情報記憶部15に一時記憶されることは、第1の実施形態と同様である。
続いて、販売者が商品等を発送する対象となる取引等のトランザクションを指定する流れについて、図8及び9を用いて説明する。図8に示したように、販売者の発送担当者等が操作するPC等の販売者端末50から、発送対象となる取引のリストを確認するために、宛先情報処理サーバ10に販売者、あるいは販売者のWebページや店舗などを識別するターミナルID(TA001)を、宛先情報処理サーバ10に送信する。宛先情報処理サーバ10において、一の販売者について複数のWebページや店舗などを識別するターミナルIDが販売者を識別するIDと関連付けて管理されている場合には、ターミナルIDに代えて販売者を識別するIDを送信することとしてもよい。
宛先情報処理サーバ10では取引情報取得部13が起動されて、図15のフローチャートに示した次の処理が実行される。販売者端末50からターミナルID(TA001)を受信すると(S31)、取引情報記憶部12に受信したターミナルID(TA001)と関連付けて記憶されているトランザクションIDのうち、宛先情報記憶部15にそのトランザクションIDと関連付けて宛先情報が一時記憶されているものがあるか検索する(S32)。該当するトランザクションIDがあれば(S32がYes)、発送対象となる取引のリストであるトランザクションIDリストとして、販売者端末50に送信する(S33)。ターミナルIDに代えて販売者を識別するIDを受信した場合には、受信した販売者を識別するIDと関連付けられたターミナルIDを特定して、同様の処理を実行することとすればよい。
販売者端末50では、受信したトランザクションIDリストを確認して、その中から商品を発送するための送り状を印刷したい取引等を識別するトランザクションIDを選択する。印刷を依頼する印刷業者を指定せず、トランザクションIDのみを選択することとしてもよいが、ここでは図9に示したように、販売者が選択可能な印刷業者の中からいずれかの印刷業者を指定し、指定した印刷業者を識別する印刷業者ID(PR001)とあわせて、送り状の印刷を依頼するトランザクションID(TR001)を、宛先情報処理サーバ10に送信することとする。
印刷業者に送り状の印刷を依頼するトランザクションID(TR001)と印刷業者ID(PR001)の指定を受信した宛先情報処理サーバ10では(S34)、印刷要求受付部16が起動されて、図9に示したように、トランザクションID(TR001)と印刷業者ID(PR001)が関連付けられた印刷待ちリストが、印刷待ちリスト記憶部17に保存される(S35)。
続いて、印刷業者が商品を発送する際の送り状を印刷する流れについて、図10及び11を用いて説明する。図10に示したように、商品の送り状を印刷する印刷業者が操作する、印刷業者システム60を構成するPC等の印刷業者端末61から、印刷待ちとなっている送り状があるかを確認するために、宛先情報処理サーバ10に印刷業者を識別する印刷業者ID(PR001)を送信する。
宛先情報処理サーバ10では印刷情報取得部18が起動されて、図16のフローチャートに示した次の処理が実行される。印刷業者端末61から印刷業者ID(PR001)を受信すると(S41)、印刷待ちリスト記憶部17に受信した印刷業者ID(PR001)と関連付けて記憶されているトランザクションIDがあるか検索する(S42)。該当するトランザクションIDがあれば(S42がYes)、そのトランザクションIDと関連付けて一時記憶されている住所や氏名などの宛先情報を宛先情報記憶部15から読み出して、印刷業者端末61に送信する(S43)。
図10では、該当するトランザクションID(TR001)が存在するため、これに関連付けて記憶されている宛先情報が送信されているが、図11に示したように、印刷業者システム60では、受信した宛先情報を用いた所定の送り状を印刷システム62で印刷して、販売者に配送する。
ここで生成される送り状には、図20に例示したようなものを用いることとすればよい。図20に例示した送り状には、送り状の対象となる取引等を識別するトランザクションID(TR001)と、住所や氏名等の宛先情報が印刷されるが、通常は個人情報として扱われる宛先情報の部分にはシールが貼付され、トランザクションID(TR001)のみが視認できる状態になっている。送り状を受け取った販売者は、発送する商品のパッケージにも対象となる取引等を識別するトランザクションID(TR001)を表示しておき、トランザクションID(TR001)が一致する送り状を、宛先情報の部分にはシールが貼付された状態で、商品の発送先としてパッケージに貼付する。これを配送業者に受け渡した後に、配送業者が配送時にシールを剥がして配送先を確認することとすれば、販売者自身は通常は個人情報として扱われる顧客の宛先情報に直接触れることなく、顧客に商品を届けることが可能なスキームが実現される。
印刷業者が送り状を印刷すると、図11にも示しているが、図16のフローチャートのS44以降のように、宛先情報処理サーバ10は、印刷業者で送り状の印刷が終了したことを確認して(S44がYes)、宛先情報記憶部15に一時記憶されていた対応する宛先情報を削除する(S45)。送り状の印刷が終了したことを確認する方法は特に限定されるものではなく、例えば、印刷業者端末61からの操作で、印刷待ちリスト記憶部17の印刷が終了したトランザクションIDに印刷終了を示すフラグを立てることとしてもよいし、宛先情報処理サーバ10から印刷業者端末61に宛先情報を送信したことをもって印刷が終了したと判断することとしてもよい。宛先情報の削除を確実に行うためには、印刷業者端末61に「確かに削除しました」といったボタンを表示して押下させるなど、印刷業者に明示的な操作を行わせることが好ましい。
以上では、販売者が複数の選択可能な印刷業者からいずれかを指定し、印刷業者は自らが指定された送り状のみを印刷する例について説明したが、販売者が印刷業者を選択することができない構成とすることも可能である。その場合、印刷待ちリスト記憶部17にはトランザクションIDのみが保存され、印刷業者端末61からは印刷業者IDで絞り込むことなく、印刷待ちとなっているすべての取引に対応する宛先情報を宛先情報記憶部15から読み出して、送り状を印刷することになる。
また、ここでは商品の販売に本発明を適用するケースについて説明したが、有体物である商品やカタログ等の資料を発送するのではなく、電子メールやファックスなどの手段で所定の情報を顧客等の受領者に配信するようなケースに、本発明を適用することも可能である。その場合、一時記憶される宛先情報には電子メールアドレスやファックス番号が含まれ、印刷業者システム60はメールサーバやファックス送信機となり、送り状の印刷は電子メールやファックスの送信に置き換えられることになる。
10 宛先情報処理サーバ
11 トランザクションID発行部
12 取引情報記憶部
13 取引情報取得部
14 宛先情報受付部
15 宛先情報記憶部
16 印刷要求受付部
17 印刷待ちリスト記憶部
18 印刷情報取得部
20 販売者サーバ
30 顧客端末
40 店舗端末
50 販売者端末
60 印刷業者システム
61 印刷業者端末
62 印刷システム

Claims (7)

  1. 商品や情報等の所定の対象物を提供者から受領者に発信する際の宛先となる宛先情報を処理する宛先情報処理サーバであって、
    前記対象物に関して前記提供者と前記受領者の間に発生したトランザクションを識別するトランザクションIDを発行するトランザクションID発行手段と、
    前記トランザクションID発行手段が発行したトランザクションIDと前記受領者に前記対象物を発信する宛先となる宛先情報を前記受領者の端末装置から受信して、宛先情報記憶部に関連付けて記憶させる宛先情報受付手段と、
    前記提供者の端末装置から、トランザクションIDが指定された対象物を発信するための宛先情報の出力要求を受信して、前記トランザクションIDを出力リスト記憶部に記憶させる出力要求受付手段と、
    前記宛先情報を出力する委託を受けた事業者の端末装置に、前記出力リスト記憶部に記憶されたトランザクションIDと前記宛先情報記憶部に関連付けて記憶された宛先情報を送信する宛先情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする宛先情報処理サーバ。
  2. 前記宛先情報受付手段は、前記宛先情報記憶部に宛先情報を一時記憶させ、
    前記宛先情報送信手段によって送信された宛先情報について、対象物を受領者に発信するための所定の処理が実行されると、前記宛先情報記憶部に一時記憶された前記宛先情報を削除する宛先情報削除手段を備えること
    を特徴とする請求項1記載の宛先情報処理サーバ。
  3. 前記トランザクションID発行手段は、発行したトランザクションIDを前記提供者に対応するターミナルIDと関連付けてトランザクションID記憶部に記憶させ、
    前記提供者の端末装置から受信したトランザクションIDリストの送信リクエストに対して、前記トランザクションID記憶部に前記提供者に対応するターミナルIDと関連付けて記憶されたトランザクションIDのうち、前記宛先情報記憶部に宛先情報が関連付けて記憶されたトランザクションIDを選択したトランザクションIDリストを、前記提供者の端末装置に送信するトランザクションIDリスト送信手段を備えていて、
    前記出力要求受付手段は、前記トランザクションIDリストから選択されたトランザクションIDが指定された出力要求を受信すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の宛先情報処理サーバ。
  4. 前記トランザクションID発行手段は、前記提供者に対応するターミナルIDと前記受領者を識別する受領者IDが指定されたトランザクションIDの発行リクエストを受信し、発行したトランザクションIDを、前記ターミナルID又は前記提供者を識別する提供者IDと、前記受領者IDの組合せから特定される会員IDと関連付けてトランザクションID記憶部に記憶させること
    を特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の宛先情報処理サーバ。
  5. 前記提供者の端末装置から受信した会員IDが指定された会員の取引情報の送信リクエストに対し、前記会員IDを対象に収集された取引情報を、前記提供者の端末装置に送信する取引情報送信手段を備えること
    を特徴とする請求項4記載の宛先情報処理サーバ。
  6. 前記会員ID毎の取引実績に応じて蓄積されたポイントに関する情報を記憶するポイント情報記憶手段を備えていて、
    前記取引情報送信手段は、前記会員IDについて蓄積されたポイントを前記ポイント情報記憶手段から読み出して、前記提供者の端末装置に取引情報として送信すること
    を特徴とする請求項5記載の宛先情報処理サーバ。
  7. 商品や情報等の所定の対象物を提供者から受領者に発信する際の宛先となる宛先情報を処理する宛先情報処理サーバによって実行される宛先情報の処理方法であって、
    前記宛先情報処理サーバが、前記対象物に関して前記提供者と前記受領者の間に発生したトランザクションを識別するトランザクションIDを発行するトランザクションID発行ステップと、
    前記宛先情報処理サーバが、前記トランザクションID発行ステップで発行されたトランザクションIDと前記受領者に前記対象物を発信する宛先となる宛先情報を前記受領者の端末装置から受信して、宛先情報記憶部に関連付けて記憶させる宛先情報受付ステップと、
    前記宛先情報処理サーバが、前記提供者の端末装置から、トランザクションIDが指定された対象物を発信するための宛先情報の出力要求を受信して、前記トランザクションIDを出力リスト記憶部に記憶させる出力要求受付ステップと、
    前記宛先情報処理サーバが、前記宛先情報を出力する委託を受けた事業者の端末装置に、前記出力リスト記憶部に記憶されたトランザクションIDと前記宛先情報記憶部に関連付けて記憶された宛先情報を送信する宛先情報送信ステップと、
    を有することを特徴とする宛先情報の処理方法。
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