JP2017072706A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】光路変更素子に塵埃が付着することを抑制できるプロジェクターを提供する。【解決手段】プロジェクタは、光源と、光源から出射された光を変調する光変調装置341と、光変調装置341により変調された光を投射する投射光学装置35と、光変調装置341と投射光学装置35との間に配置され、揺動により光変調装置341により変調された光の光路を変更する光路変更素子5と、外装を構成する外装筐体と、光路変更素子5が内部に配置される内部筐体41と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、照明装置と、当該照明装置から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成する光変調装置と、当該画像をスクリーン等の被投射面上に拡大投射する投射光学装置と、を備えたプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のプロジェクターは、光源から出射された光束を赤、緑及び青の各色光に分離する色分離光学装置と、分離された色光ごとに設けられた3つの液晶パネルと、当該3つの液晶パネルにより変調された色光を合成するプリズムと、合成された光を投射する上記投射光学装置との他、筐体外部から導入した空気を液晶パネルに送風して当該液晶パネルを冷却する冷却装置と、を備える。
特開2001−312003号公報
近年、プロジェクターにおいても投射画像の高解像度化が要望されている。このため、液晶パネル等の光変調装置の解像度よりも投射される画像の解像度を高くして投射画像の解像度を高める光路変更素子を、当該プリズムと投射光学装置との間に設けることが考えられる。
しかしながら、光路変更素子を備えたプロジェクターが、例えば、屋外等のイベント会場において使用されると、当該光路変更素子に、スモーク等に基づく油脂や塵埃が付着する可能性がある。このような場合、光路変更素子の駆動に影響を与えるという問題がある。
このため、光路変更素子に塵埃等が付着し難いプロジェクターが求められている。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決することを目的としたものであり、光路変更素子に塵埃が付着することを抑制できるプロジェクターを提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係るプロジェクターは、光源と、前記光源から出射された光を変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、前記光変調装置と前記投射光学装置との間に配置され、揺動により前記光変調装置により変調された光の光路を変更する光路変更素子と、外装を構成する外装筐体と、前記光路変更素子が内部に配置される内部筐体と、を備えることを特徴とする。
上記光路変更素子としては、入射された光の光路を変更するシフト素子を例示できる。
上記一態様によれば、光路変更素子が内部筐体内に配置されるので、光路変更素子に塵埃が付着することを抑制できる。従って、プロジェクターから投射される画像の輝度をより高めることができる。
上記一態様では、前記光変調装置は、前記内部筐体内に配置されることが好ましい。
上記一態様によれば、光変調装置及び光路変更素子が内部筐体内に配置されるので、光変調装置及び光路変更素子に塵埃が付着することを抑制できる。従って、プロジェクターから投射される画像の輝度をより高めることができる。
上記一態様では、複数の前記光変調装置と、複数の前記光変調装置により変調された光を合成して出射する光合成装置と、を備え、前記投射光学装置は、前記光合成装置から出射された光を投射し、前記光合成装置は、前記内部筐体内に配置されることが好ましい。
上記一態様によれば、複数の光変調装置、光路変更素子及び光合成装置が内部筐体内に配置されるので、これら光路変更素子、光路変更素子及び光合成装置に塵埃が付着することを抑制できる。従って、プロジェクターから投射される画像の輝度及び彩度を高めることができる。
上記一態様では、前記内部筐体内に配置され、前記光合成装置を支持する支持部材を備え、前記光路変更素子は、永久磁石と、前記永久磁石により揺動されて入射された光の光路を変更する光学部材と、前記光学部材及び前記永久磁石を保持する保持部と、前記永久磁石を挟んで前記保持部に配置される一対のコイルと、前記一対のコイルを保持するコイル保持部と、前記コイル保持部と接触する熱伝導部と、を備え、前記熱伝導部は、前記支持部材に熱伝導可能に接触することが好ましい。
ここで、永久磁石を挟んで配置される一対のコイルに電力が供給されると、永久磁石を変位させ、ひいては、光路変更素子を変位させる磁力を発生させるとともに、当該コイルの温度が上昇する。このように、コイルの温度が上昇すると、磁力を発生させるコイルの磁力が弱まることがある。
これに対し、上記一態様によれば、光路変更素子のコイル保持部に固定された熱伝導部が支持部材と接触するので、上記コイルの熱が上昇した場合に、当該コイルの熱が熱伝導部を介して支持部材に伝導される。これにより、光路変更素子が備える一対のコイルの温度が上昇することを抑制できる。従って、光路変更素子に設けられたコイルの磁力の低下を抑制できるので、当該光路変更素子の駆動を安定化できる。
上記一態様では、前記内部筐体は、密閉筐体であり、前記光合成装置は、互いに反対側に位置して前記支持部材に接続される第1支持面及び第2支持面を有し、前記支持部材は、前記第1支持面と接続される第1支持部と、前記第2支持面と接続される第2支持部と、を備え、前記熱伝導部は、前記第1支持部及び前記第2支持部の少なくとも一方と熱伝導可能に接触することが好ましい。
上記一態様によれば、光合成装置の第1支持面及び第2支持面を支持する第1支持部及び第2支持部の少なくとも一方と熱伝導部が接触するので、上記コイルの熱が上昇した場合に、当該コイルの熱が熱伝導部を介して支持部材に伝導される。これにより、光路変更素子が備える一対のコイルの温度が上昇することを抑制できる。従って、光路変更素子に設けられたコイルの磁力の低下を抑制できるので、当該光路変更素子の駆動を安定化できる。
上記一態様では、前記熱伝導部は、前記内部筐体に熱伝導可能に接触することが好ましい。
上記一態様によれば、熱伝導部が内部筐体に熱伝導可能に接触するので、上記コイルの熱が上昇した場合に、当該コイルの熱が熱伝導部を介して内部筐体に伝導される。これにより、光路変更素子が備える一対のコイルの温度が上昇することを抑制できる。従って、光路変更素子に設けられたコイルの磁力の低下を抑制できるので、当該光路変更素子の駆動を安定化できる。
上記一態様では、前記内部筐体は、前記熱伝導部と接触する、熱伝導部位を有することが好ましい。
上記一態様によれば、熱伝導部が内部筐体の熱伝導部位に接触するので、上記コイルの熱が上昇した場合に、当該コイルの熱が熱伝導部を介して内部筐体の熱伝導部位に伝導される。これにより、光路変更素子が備える一対のコイルの温度が上昇することを確実に抑制できる。従って、光路変更素子に設けられたコイルの磁力の低下を確実に抑制できるので、当該光路変更素子の駆動を確実に安定化できる。
上記一態様では、前記内部筐体内に配置され、当該内部筐体内の冷却気体を循環させる冷却装置を備え、前記冷却気体の一部は、前記支持部材に流通することが好ましい。
上記一態様によれば、内部筐体内に冷却装置が配置されるので、当該内部筐体内に配置される光変調装置、光路変更装置及び光合成装置を冷却できる。また、熱伝導部を介してコイルの熱が伝導された支持部材に冷却気体が流通するので、確実に支持部材を冷却できる。従って、光路変更素子が備える一対のコイルの温度が上昇することを抑制できる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクターの外観を示す概略斜視図。 上記実施形態に係るプロジェクターの概略構成を示す模式図。 上記実施形態に係るプロジェクターのシフト素子を光入射側から見た平面図。 上記実施形態に係るシフト素子を光出射側から見た平面図。 上記実施形態に係るシフト素子の側面図。 上記実施形態に係るシフト素子の分解斜視図。 上記実施形態に係る密閉冷却装置の概略構成を示す模式図。
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの外観構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1を示す概要斜視図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、後述する照明装置31から出射される光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面上に拡大投射する投射型表示装置である。
このプロジェクター1は、詳しくは後述するが、入射された光の光路を変更するシフト素子を備え、循環冷却装置は、後述する光変調装置の他、当該シフト素子を循環冷却する機能を有する。
このようなプロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2を備える。
外装筐体2は、天面部21、底面部22、正面部23、背面部24、左側面部25及び右側面部26を有する略直方体形状に形成されている。
天面部21には、後述する光源装置31A,31Bを外装筐体2内に着脱するための開口部(図示省略)が形成され、当該開口部は、カバー部材212によって覆われている。
底面部22には、図示を省略するが、設置台等の設置面上に載置される際に、当該設置面と接触する脚部が設けられている。
正面部23には、後述する画像形成装置3を構成する投射光学装置35の一部が露出する開口部231が形成されている。
これらの他、図示を省略するが、右側面部26には、外装筐体2外の空気を内部に導入する導入口が形成され、左側面部25には、外装筐体2内の空気を外部に排出する排気口が形成されている。
[プロジェクターの内部構成]
図2は、プロジェクター1の内部構成を示す模式図である。
プロジェクター1は、上記外装筐体2の他、図2に示すように、当該外装筐体2内に配置される画像形成装置3及び循環冷却装置4を備える。この他、図示を省略するが、プロジェクター1は、当該プロジェクター1を制御する制御装置、及び、当該プロジェクター1を構成する電子部品に電力を供給する電源装置を備える。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置3は、上記制御装置から入力される画像情報に応じた画像を形成及び投射する。この画像形成装置3は、照明装置31、均一化装置32、色分離装置33、電気光学装置34、投射光学装置35及び光学部品用筐体36を備える。
これらのうち、光学部品用筐体36は、内部に照明光軸Axが設定された箱状筐体であり、照明装置31、均一化装置32及び色分離装置33は、光学部品用筐体36内における照明光軸Ax上の位置に配置される。また、電気光学装置34及び投射光学装置35は、光学部品用筐体36外に位置するものの当該照明光軸Axに応じて配置される。
照明装置31は、互いに対向配置される一対の光源装置31A,31Bと、当該一対の光源装置31A,31Bの間に配置される反射ミラー31Cと、を備える。
一対の光源装置31A,31Bは、それぞれ光源ランプ311及びリフレクター312と、これらを内部に収納する収納体313とを備える。そして、これら光源装置31A,31Bは、反射ミラー31Cに向けて光を出射する。
反射ミラー31Cは、光源装置31A,31Bから入射される光をそれぞれ同方向に反射させ、これにより、当該光を均一化装置32に入射させる。
均一化装置32は、照明装置31から出射された光束の中心軸に対する直交面内の照度を均一化する。この均一化装置32は、シネマフィルター321、第1レンズアレイ322、UVフィルター323、第2レンズアレイ324、偏光変換素子325及び重畳レンズ326を有する。
これらのうち、偏光変換素子325は、入射された光の偏光方向を一種類に揃えるものである。
色分離装置33は、均一化装置32から入射される光束を、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3つの色光に分離する。この色分離装置33は、ダイクロイックミラー331,332、反射ミラー333〜336及びリレーレンズ337〜339を有する。
電気光学装置34は、分離された各色光を画像情報に応じて変調した後、変調された各色光を合成する。この電気光学装置34は、フィールドレンズ340、それぞれ色光毎に設けられる光変調装置としての液晶パネル341(赤、緑及び青用の液晶パネルを、それぞれ341R,341G,341Bとする)、入射側偏光板342及び出射側偏光板343と、光学補償板344と、1つの色合成装置345と、を有する。これらのうち、色合成装置345は、本発明の光合成装置に相当し、当該色合成装置345から出射された光は、後述するシフト素子5に入射される。
循環冷却装置4は、電気光学装置34及びシフト素子5を冷却する機能を有する。
シフト素子5は、色合成装置345により出射された光の光路を周期的にずらすことにより、投射画像の解像度を高めるものである。
水晶拡散板6は、シフト素子5から出射され、当該水晶拡散板6に入射された光を投射光学装置35に拡散させて出射させる。
なお、これら循環冷却装置4及びシフト素子5の構成については、詳しくは後述する。
投射光学装置35は、色合成装置345により合成された光束(画像を形成する光束)を上記被投射面上に拡大投射する投射レンズである。このような投射光学装置35としては、鏡筒内に複数のレンズが配置された組レンズを採用できる。
[シフト素子の構成]
図3は、シフト素子5を当該シフト素子5における光入射側から見た平面図であり、図4は、シフト素子5を光出射側から見た平面図である。また、図5は、シフト素子5を示す側面図であり、図6は、シフト素子5を示す分解斜視図である。
シフト素子5は、本発明の光路変更素子に相当し、当該シフト素子5に入射され、当該シフト素子5から出射される光の光路を変更(シフト)させる機能を有する。このようなシフト素子5は、図3〜図6に示すように、光学部材51、枠部52、永久磁石53、第1フレーム54、第2フレーム55及び一対のコイル保持部56,57を備える。
これらのうち、光学部材51は、透光性を有する透光性部材により構成され、本実施形態では、矩形板状のガラスにより構成される。
なお、以下の図及び説明では、色合成装置345から出射されてシフト素子5に入射される光の進行方向(投射方向)をZ方向とし、当該Z方向にそれぞれ直交し、かつ、互いに直交する方向を、X方向及びY方向とする。本実施形態では、平面視でZ方向が水平方向に沿うようにプロジェクター1が配置された場合に、鉛直方向とは反対方向である上方(すなわち、外装筐体2の底面部22から天面部21に向かう方向)をY方向とし、Z方向側(光の進行方向側)から見て左から右に向かう方向(すなわち、外装筐体2の左側面部25から右側面部26に向かう方向)をX方向とする。
[枠部の構成]
枠部52は、光学部材51及び永久磁石53を保持する機能を有する。この枠部52は、図6に示すように、4つの角部CR1〜CR4を有する矩形板状に構成される。この枠部52の略中央部分には、上記光学部材51が嵌め込まれる開口部521が形成されている。また、枠部52の開口部521のY方向側の位置、及び、Y方向とは反対方向側の位置のそれぞれには、永久磁石53が嵌め込まれる嵌合溝522,523が形成されている。これら嵌合溝522,523のうち、嵌合溝522は、嵌合溝523よりもX方向とは反対方向側に形成されている。
また、枠部52における嵌合溝522のY方向側で、かつ、X方向とは反対方向側の端縁には、Z方向に向けて突出する位置決め突起524が形成され、枠部52における嵌合溝523のY方向とは反対方向側でかつX方向側の端縁には、Z方向に向けて突出する位置決め突起525が形成されている。更に、枠部52のZ方向とは反対方向側の面には、これら位置決め突起524,525のそれぞれに対応する位置に、Z方向とは反対方向に向けて突出する位置決め突起526,527が形成されている。
換言すると、Y方向側の位置決め突起524,526は、枠部52の4つの角部CR1〜CR4のうち、角部CR3近傍に形成され、Y方向とは反対方向側の位置決め突起525,527は、当該角部CR3の対角となる角部CR2近傍に形成されている。
永久磁石53は、図6に示すように、角柱状に形成される。永久磁石53(永久磁石531)は、嵌合溝522に嵌合され、永久磁石53(永久磁石532)は、嵌合溝523に嵌合される。このようにして永久磁石531,532は、枠部52に固定される。
[第1フレームの構成]
第1フレーム54は、枠部52のZ方向とは反対方向側に配置され、当該枠部52を第2フレーム55とともに挟持する機能を有する。この第1フレーム54は、矩形板状に形成され、当該第1フレーム54の略中央部分には、開口部541が形成されている。この開口部541は、上記光学部材51と略同形状に形成される。これにより、開口部541から入射された光は、光学部材51に入射される。
また、第1フレーム54のY方向側で、かつ、X方向とは反対方向側の端縁には、貫通孔542が形成され、第1フレーム54のY方向とは反対方向側で、かつ、X方向側の端縁には、貫通孔543が形成されている。貫通孔542には、上記枠部52の位置決め突起524がそれぞれ挿入され、貫通孔543には、位置決め突起525がそれぞれ挿入される。
[第2フレームの構成]
第1フレーム54は、枠部52のZ方向側に配置され、当該枠部52を第1フレーム54とともに挟持する機能を有する。この第2フレーム55は、矩形板状に形成され、当該第2フレーム55の略中央部分には、開口部551が形成されている。この開口部551は、上記光学部材51と略同形状に形成される。
また、第2フレーム55のY方向側で、かつ、X方向とは反対方向側の端縁には、貫通孔552が形成され、第2フレーム55のY方向とは反対方向側で、かつ、X方向側の端縁には、貫通孔553が形成されている。この貫通孔552には、上記枠部52の位置決め突起526が挿通され、貫通孔553には、位置決め突起527が挿通される。
このような構成により、第1フレーム54及び第2フレーム55は、枠部52を挟持する。なお、枠部52、第1フレーム54及び第2フレーム55は、本発明の保持部に相当する。
[コイル保持部の構成]
一対のコイル保持部56及び一対のコイル保持部57は、内部に本発明のコイルに相当する空芯コイルCLを備える。この空芯コイルCLは、当該空芯コイルCLに電力が供給されることにより、永久磁石53を変位させ、ひいては、シフト素子5を変位させる磁力を発生させる。これらのうち、一対のコイル保持部56は、第1フレーム54に固定されるコイル保持部561と、第2フレーム55に固定されるコイル保持部562とを備える。
これらコイル保持部561,562のそれぞれには、孔部5611,5621が形成されている。この孔部5611には、枠部52の位置決め突起524が第1フレーム54の貫通孔542を介して嵌まり込む。一方、孔部5621には、枠部52の位置決め突起526が第2フレーム55の貫通孔552を介して嵌まり込む。これにより、第1フレーム54にコイル保持部561が固定され、第2フレーム55にコイル保持部562が固定される。
一方、一対のコイル保持部57は、第1フレーム54に固定されるコイル保持部571と、第2フレーム55に固定されるコイル保持部572とを備える。これらコイル保持部571,572のそれぞれには、孔部5711,5721が形成されている。この孔部5711には、枠部52の位置決め突起525が第1フレーム54の貫通孔543を介して嵌まり込む。一方、孔部5721には、枠部52の位置決め突起527が第2フレーム55の貫通孔553を介して嵌まり込む。これにより、第1フレーム54にコイル保持部571が固定され、第2フレーム55にコイル保持部572が固定される。
このように、一対のコイル保持部56におけるコイル保持部561とコイル保持部562は、X方向とは反対方向側でY方向側の角部CR3近傍で、かつ、重なる位置及び向きに配置される。一方、一対のコイル保持部57におけるコイル保持部571とコイル保持部572は、シフト素子5をZ方向に沿って見た場合に、X方向側でY方向とは反対方向側の角部CR2近傍で、かつ、重なる位置及び向きに配置される。換言すると、シフト素子5をZ方向とは反対方向側から見て、一対のコイル保持部56は、液晶パネル341B側に配置され、一対のコイル保持部57は、液晶パネル341R側に配置される。
なお、上記枠部52、第1フレーム54、第2フレーム55、一対のコイル保持部56及び一対のコイル保持部57は、熱伝導性を有する金属により構成され、本実施形態では、アルミニウムにより構成されている。これにより、空芯コイルCLの温度が上昇した場合に、枠部52、第1フレーム54、第2フレーム55、一対のコイル保持部56及び一対のコイル保持部57のそれぞれに当該空芯コイルCLの熱が伝導する。
また、上記コイル保持部561,562,571,572のそれぞれには、電力供給部(図示省略)が接続される。この電力供給部は、それぞれのコイル保持部561,562,571,572を介して空芯コイルCLに電力を供給することにより、永久磁石531,532を変位させ、ひいては、シフト素子5を変位させる磁力を発生させる。
具体的に、枠部52に取り付けられた永久磁石531,532が変異すると、シフト素子5は、図3及び図4に示す回動角L1に沿って接近及び離間する方向に移動することにより、枠部52の開口部521に嵌めこまれた光学部材51の角度が変更される。
換言すると、コイル保持部561,562,571,572のそれぞれに電力を供給することにより、光学部材51に入射され、当該光学部材51から出射される光の光路を変更することができる。
[循環冷却装置の構成]
図7は、循環冷却装置4の概略構成を示す模式図である。なお、図7においては、説明を分かりやすくするため、電気光学装置34を構成する液晶パネル341R及び当該液晶パネル341Rに対応するフィールドレンズ340、入射側偏光板342及び出射側偏光板343、光学補償板344以外の図示を省略する。
循環冷却装置4は、本発明の内部筐体に相当する密閉筐体41を備え、当該密閉筐体41内に配置された電気光学装置34及びシフト素子5を冷却する機能を有する。このような循環冷却装置4は、上記密閉筐体41の他、プリズムベース42、第1ファン43、第2ファン44及びヒートシンク45を備える。
上記シフト素子5が密閉筐体41内に配置される際、上記コイル保持部561,562,571,572のそれぞれに熱伝導部TC1〜TC4が固定される。この熱伝導部TC1〜TC4は、熱伝導性を有する熱伝導シートにより構成される。このため、空芯コイルCLの温度が上昇すると、コイル保持部561,562,571,572の熱は、熱伝導部TC1〜TC4に伝導される。
[密閉筐体の構成]
密閉筐体41は、内部に電気光学装置34を構成する液晶パネル341、入射側偏光板342、出射側偏光板343、光学補償板344、色合成装置345、保持部材346及びシフト素子5を収納する箱型筐体であり、外装筐体2内に配置される。この密閉筐体41は、当該密閉筐体41外の気体が内部に流入しにくい密閉構造を有する。換言すると、液晶パネル341、入射側偏光板342、出射側偏光板343、光学補償板344、色合成装置345、保持部材346及びシフト素子5は、密閉筐体41内に略密閉されている。
この密閉筐体41は、天面部41A、底面部41B、第1側面部41C、第2側面部41D、並びにX方向側及びX方向とは反対方向側の第3及び第4側面部(図示省略)を備える。この密閉筐体41は、天面部41A、底面部41B、第1側面部41C、及び上記第3側面部及び第4側面部を構成する筐体部411と、第2側面部41Dを構成する板状部412及び水晶拡散板6と、を備える。
これらのうち、筐体部411は、樹脂等により構成される。この筐体部411を構成する第1側面部41Cの略中央部分には、開口部4111が形成されている。この開口部4111には、液晶パネル341Gに対応するフィールドレンズ340が嵌め込まれる。また、上記第3側面部の略中央部分及び第4側面部の略中央部分のそれぞれにも開口部が形成され、当該開口部に液晶パネル341R,341Bに対応するフィールドレンズ340が嵌め込まれる。これにより、色分離装置33により分離された各色光が当該フィールドレンズ340を介して、液晶パネル341に入射される。
板状部412は、密閉筐体41の第2側面部41Dの一部を構成し、当該板状部412の略中央部分には、開口部4121が形成されている。この開口部4121には、上記水晶拡散板6が嵌め込まれる。また、板状部412は、熱伝導性を有する金属により構成され、本実施形態では、アルミニウムにより構成されている。
また、板状部412のY方向側に位置する第1部位4122には、熱伝導部TC1が熱伝導可能に接触され、板状部412のY方向とは反対方向側に位置する第2部位4123には、熱伝導部TC2が熱伝導可能に接触される。また、第1部位4122には、プリズムベース42Uが固定され、第2部位4123には、プリズムベース42Lが固定される。このため、空芯コイルCLの温度が上昇すると、コイル保持部562,572の熱は、熱伝導部TC1,TC2に伝導され、当該熱伝導部TC1,TC2の熱は、板状部412に伝導される。
なお、第1部位4122及び第2部位4123は、本発明の熱伝導性部位に相当する。
[プリズムベースの構成]
ここで、電気光学装置34の構成要素のうち、各液晶パネル341(341R,341G,341B)、出射側偏光板343及び光学補償板344は、保持部材346によって色合成装置345に取り付けられ、一体化されたプリズムユニットを構成する。このプリズムユニットを構成する色合成装置345は、略四角柱のクロスダイクロイックプリズムにより構成される。この色合成装置345は、液晶パネル341から出射された光がそれぞれ個別に入射される3つの入射面と、当該入射面から入射され、合成された光を出射する1つの出射面の他、複数の入射面及び出射面にそれぞれ交差し、互いに反対側に位置してプリズムベース42に接続される第1支持面3451及び第2支持面3452を備える。
プリズムベース42は、本発明の支持部材に相当し、色合成装置345を支持することで、上記プリズムユニットを筐体41内に固定する機能を有する。このプリズムベース42は、熱伝導性を有する金属により構成され、本実施形態では、アルミニウムにより構成されている。また、プリズムベース42は、本発明の第1支持部に相当するプリズムベース42Uと、本発明の第2支持部に相当するプリズムベース42Lと、を備える。
これらプリズムベース42U,42Lのそれぞれは、図7に示すように、略L字状の支持部421U,421Lと、当該支持部421U,421Lの端部からZ方向に延びる延出部422U,422Lを備える。
プリズムベース42Uの支持部421UのY方向とは反対方向側の面には、色合成装置345のY方向側の面である第1支持面3451が当接され、支持部421UのZ方向側の面には、熱伝導部TC3が熱伝導可能に接触される。また、延出部422UのZ方向側の端部は、板状部412のZ方向とは反対方向側の面に固定される。
一方、プリズムベース42Lの支持部421LのY方向側の面には、色合成装置345のY方向とは反対方向側の面である第2支持面3452が当接され、支持部421LのZ方向側の面には、熱伝導部TC4が熱伝導可能に接触される。また、延出部422UのZ方向側の端部は、板状部412のZ方向とは反対方向側の面に固定される。
この構成により、プリズムユニット(色合成装置345)が筐体41内に固定され、かつ、熱伝導部TC3,TC4からの熱がプリズムベース42U,42Lに伝導される。
また、プリズムベース42U,42Lの表面に放熱フィンを設けてもよい。この放熱フィンを設けることにより、後述する第1ファン43から吐出される冷却気体との接触面積を拡大することができ、熱伝導部TC3,TC4から伝導された熱を効率よく冷却することができる。
[冷却ファンの構成]
第1ファン43は、本発明の冷却装置の一部に相当し、シロッコファンにより構成される。この第1ファン43は、図7に示すように、底面部41B上の第1側面部41C側に配置される。この第1ファン43は、吸気面431がY方向を向くように配置される。また、排気面432は、Z方向側を向いて配置される。このため、第1ファン43が駆動すると、密閉筐体41内の冷却気体が吸気面431から吸引され、排気面432から当該冷却気体がZ方向に向けて吐出される。また、排気面432から吐出された冷却気体の一部は、図示しないダクトによってY方向に分岐され、分岐された冷却気体は、液晶パネル341、入射側偏光板342、出射側偏光板343等を冷却する。
第2ファン44は、本発明の冷却装置の一部に相当し、軸流ファンにより構成される。この第2ファン44は、密閉筐体41内における天面部41Aと第1側面部41Cとの間に配置される。この第2ファン44は、吸気面441がY方向を向くように配置される。また、吸気面441に対向する排気面432は、Y方向とは反対方向側を向いて配置される。すなわち、第1ファン43の吸気面431と、第2ファン44の排気面442とは、対向するように配置される。このため、第2ファン44が駆動すると、第2ファン44の吸気面441から吸引された密閉筐体41内の冷却気体は、排気面442から第1ファン43に向けて吐出され、当該冷却気体が第1ファン43により吸引される。
なお、第1ファン43及び第2ファン44は、それぞれシロッコファン及び軸流ファンにより構成されていることとしたが、これに限らず、いずれもがシロッコファンにより構成されていてもよいし、軸流ファンにより構成されてもよい。
[ヒートシンクの構成]
ヒートシンク45は、当該ヒートシンク45が接続された部位の温度を低下させる機能を有する。このヒートシンク45は、密閉筐体41の天面部41Aに接続されている。これにより、密閉筐体41内におけるヒートシンク45に対向する位置を流通する冷却気体は、当該ヒートシンク45により冷却される。
[冷却気体の循環流路]
このような構成の循環冷却装置4において、第1ファン43が駆動されると、吸気面431から吸気された冷却気体は、排気面432から吐出され、底面部41Bに沿って流通する。この底面部41Bに沿って流通する冷却気体は、第2側面部41Dに衝突し、Y方向、すなわち、天面部41Aに向けて流通する。この冷却気体が底面部41Bから天面部41Aに流通する過程において、シフト素子5、プリズムベース42U,42L、上記プリズムユニット及び板状部412が当該冷却気体により冷却される。そして、これらシフト素子5、プリズムベース42U,42L、上記プリズムユニット及び板状部412を冷却した冷却気体は、第2ファン44の吸気面441からの吸引により、天面部41Aに沿って流通する。この過程において、上記ヒートシンク45により、当該冷却気体が冷却され、第2ファン44に吸引される。そして、この冷却気体は、第2ファン44の排気面442から第1ファン43に向けて吐出される、第1ファン43の吸気面431から吸引される。
以上説明したように、第1ファン43及び第2ファン44が駆動することにより、密閉筐体41内の冷却気体が時計回りに循環する。このようにして、コイル保持部562,572及び熱伝導部TC1,TC2からの熱が伝導された板状部412が冷却される。また、コイル保持部561,571及び熱伝導部TC3,TC4からの熱が伝導されたプリズムベース42U,42Lが冷却される。これにより、空芯コイルCLから伝導された熱が放熱され、ひいては空芯コイルCLが冷却される。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1は、以下の効果を有する。
複数の液晶パネル341R,341G,341B、シフト素子5及び色合成装置345が密閉筐体41内に配置されるので、これら液晶パネル341、色合成装置345及びシフト素子5に塵埃が付着することを抑制できる。従って、プロジェクター1から投射される画像の輝度及び彩度を高めることができる。
ここで、永久磁石53を挟んで配置される一対の空芯コイルCLに電力が供給されると、永久磁石53を変位させ、ひいては、シフト素子5を変位させる磁力を発生させるとともに、当該一対の空芯コイルCLの温度が上昇する。このように、一対の空芯コイルCLの温度が上昇すると、磁力を発生させる一対の空芯コイルCLの磁力が弱まることがある。
これに対し、本実施形態によれば、シフト素子5のコイル保持部561,562,571,572に固定された熱伝導部TC1〜TC4が支持部材としてのプリズムベース42と接触するので、上記空芯コイルCLの熱が上昇した場合に、当該空芯コイルCLの熱が熱伝導部を介して支持部材に伝導される。これにより、シフト素子5が備える一対の空芯コイルCLの温度が上昇することを抑制できる。従って、シフト素子5に設けられた空芯コイルCLの磁力の低下を抑制できるので、当該シフト素子5の駆動を安定化できる。
色合成装置345の第1支持面3451及び第2支持面3452を支持する支持部421U,421Lと熱伝導部TC3,TC4が接触するので、上記空芯コイルCLの熱が上昇した場合に、当該空芯コイルCLの熱が熱伝導部TC3,TC4を介してプリズムベース42に伝導される。これにより、シフト素子5が備える一対の空芯コイルCLの温度が上昇することを抑制できる。従って、シフト素子5に設けられた空芯コイルCLの磁力の低下を抑制できるので、当該シフト素子5の駆動を安定化できる。
熱伝導部TC1,TC2が密閉筐体41、より具体的には、当該密閉筐体41の熱伝導性を有する第1部位4122及び第2部位4123に熱伝導可能に接触するので、上記空芯コイルCLの熱が上昇した場合に、当該空芯コイルCLの熱が熱伝導部TC1,TC2を介して密閉筐体41の板状部412に伝導される。これにより、シフト素子5が備える一対の空芯コイルCLの温度が上昇することを確実に抑制できる。従って、シフト素子5に設けられた空芯コイルCLの磁力の低下を確実に抑制できるので、当該シフト素子5の駆動を確実に安定化できる。
密閉筐体41内に冷却装置としての第1ファン43が配置されるので、当該密閉筐体41内に配置される液晶パネル341、シフト素子5及び色合成装置345を冷却できる。また、熱伝導部TC1〜TC4を介して空芯コイルCLの熱が伝導されたプリズムベース42に冷却気体が流通するので、確実にプリズムベース42を冷却できる。従って、シフト素子5が備える一対の空芯コイルCLの温度が上昇することを抑制できる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記実施形態では、シフト素子5、色合成装置345及び液晶パネル341は、密閉筐体41内に配置されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、シフト素子5のみが密閉筐体41内に配置されるようにしてもよいし、シフト素子5及び液晶パネル341のみが密閉筐体41内に配置されるようにしてもよい。要すれば、シフト素子5が密閉筐体41内に配置されていればよい。
上記実施形態では、密閉筐体41は、略密閉されていることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、密閉筐体41は、密閉されていなくてもよく、当該密閉されていない箇所から、冷却気体を供給する構成であってもよい。
上記実施形態では、コイル保持部561,562,571,572には、熱伝導部TC1〜TC4が固定されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、熱伝導部TC1〜TC4を備えず、コイル保持部561,562,571,572がプリズムベース42及び板状部412に直接熱伝導可能に接触する構成としてもよい。この場合であっても、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
上記実施形態では、熱伝導部TC1〜TC4は、熱伝導性を有する熱伝導シートにより構成されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、熱伝導部TC1〜TC4は、固体に限らず、熱伝導性を有するグリス等により構成されてもよい。すなわち、熱伝導部TC1〜TC4は、熱伝導性を有していれば、どのような物質により構成されていてもよい。
上記実施形態では、熱伝導部TC1,TC2が熱伝導可能に接触する板状部412の第1部位4122及び第2部位4123は、熱伝導性を有することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、板状部412は、樹脂等により構成されてもよい。
上記実施形態では、熱伝導部TC1,TC2は、板状部412に熱伝導可能に接触することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、熱伝導部TC1のみが板状部412に熱伝導可能に接触するようにしてもよいし、熱伝導部TC2のみが板状部412に熱伝導可能に接触するようにしてもよい。この場合、例えば、熱伝導部TC1,TC2のうち、板状部412に熱伝導可能に接触しない部位は、熱伝導性を有しない物質により構成されてもよい。
上記実施形態では、循環冷却装置4は、第1ファン43及び第2ファン44を備えることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、循環冷却装置4は、第1ファン43及び第2ファン44のいずれかのみを備えるようにしてもよい。この場合であっても、密閉筐体41に配置された、液晶パネル341、色合成装置345及びシフト素子5を冷却できる。また、密閉筐体41内に第1ファン43及び第2ファン44はなくてもよい。この場合、例えば、密閉筐体41外にヒートシンクを接続させ、当該密閉筐体41外から冷却ファンにより冷却するようにしてもよい。
上記実施形態では、循環冷却装置4を構成するヒートシンク45は、天面部41Aに接続されていることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、ヒートシンク45は、底面部41B、第1側面部41C及び第2側面部41Dのいずれに設けてもよい。更に、ヒートシンク45は、1つでなくてもよく、底面部41B、第1側面部41C及び第2側面部41Dのそれぞれに設けるようにしてもよいし、ヒートシンク45を設けなくてもよい。
上記実施形態では、プリズムベース42U,42Lを備えることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、プリズムベース42U,42Lのいずれか一方のみを有することとしてもよい。特に、プリズムベース42Uのみを有することとすれば、シフト素子5に底面部41Bからの冷却気体をより流通させることができる。
上記実施形態では、プリズムベース42U,42Lが支持する第1支持面3451及び第2支持面3452は、色合成装置345のY方向側の面及びY方向とは反対方向側の面であった。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、プリズムベース42U,42Lは、色合成装置345のX方向側の面及びX方向とは反対方向側の面を支持することとしてもよい。この場合、光変調装置としての液晶パネル341R,341Bは、上記第1支持面3451及び第2支持面3452に対向するように配置されればよい。
上記実施形態において、シフト素子5は、光学部材51、枠部52、永久磁石53、第1フレーム54、第2フレーム55及び一対のコイル保持部56,57を備えることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、第1フレーム54及び第2フレーム55は、一体となっていてもよい。また、一対のコイル保持部56及び一対のコイル保持部57を備えることとしたが、いずれか一方のみを備えることとしてもよい。
すなわち、コイル保持部56,57に保持される空芯コイルCLに電力が供給され、光学部材51が揺動し、上記光学部材51に入射される光の光路を変更できれば、どのような構成であってもよい。
上記実施形態において、シフト素子5は、図3〜図6に示す構成とした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、光学部材51がソレノイド等により揺動し、入射された光の光路を変更できれば、どのような構成であってもよい。
上記実施形態において、第2側面部41Dは、板状部412及び水晶拡散板6により構成されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、水晶拡散板6に代えて、シフト素子5からの光を単に通過させる透光性部材により構成されていてもよい。
上記実施形態において、空芯コイルCLは、各コイル保持部56,57に保持されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、空芯コイルCLが直接第1フレーム54及び第2フレーム55に固定される構成であってもよい。
上記実施形態において、色合成装置345は、クロスダイクロイックプリズムにより構成されていることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、色合成装置345は、液晶パネル341から入射される光を合成できれば、どのような形状であってもよい。
上記実施形態では、一対のコイル保持部56は、第1フレーム54における角部CR3の近傍、すなわち、シフト素子5をZ方向とは反対方向側から見て、X方向とは反対方向側でY方向側の位置に配置され、一対のコイル保持部57は、第1フレーム54における角部CR2の近傍、すなわち、X方向側でY方向とは反対方向側の位置に配置されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、一対のコイル保持部56と一対のコイル保持部57の位置が逆であってもよい。
上記実施形態において、一対のコイル保持部56,57は、空芯コイルCLを保持することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、一対のコイル保持部56,57は、鉄心コイルを保持することとしてもよい。すなわち、電力が供給することで磁力を発生させることができるものであれば、コイルの形状及び種類は、どのようなものであってもよい。
上記実施形態において、上記枠部52、第1フレーム54、第2フレーム55及び一対のコイル保持部56,57は、アルミニウムにより構成されていることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、上記枠部52、第1フレーム54、第2フレーム55及び一対のコイル保持部56,57は、アルミニウムに限らず、熱伝導性を有していればどのような素材により構成されてもよい。
上記実施形態では、光変調装置として透過型の液晶パネル341(341R,341G,341B)を用いることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、透過型の液晶パネル341(341R,341G,341B)に代えて、反射型の液晶パネルを用いてもよい。この場合、色分離装置33を設けることなく、当該色合成装置345により、色分離及び色合成を実行するようにしてもよい。
上記実施形態では、プロジェクター1は、3つの液晶パネル341(341R,341G,341B)を備えることとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、2つ以下、あるいは、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクターにも本発明を適用可能である。
また、液晶パネル341に代えて、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)等を用いてもよい。
上記実施形態では、プロジェクター1は、一対の光源装置31A,31Bを備えることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、光源装置は1つであってもよいし4つであってもよい。
上記実施形態では、画像形成装置3の配置は、図2に示す配置とした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、上記画像形成装置を略L字型若しくは略U字型に配置することとしてもよい。
1…プロジェクター、2…外装筐体、31…照明装置(光源)、340…フィールドレンズ、341,341R,341G,341B…液晶パネル(光変調装置)、342…入射側偏光板、343…出射側偏光板、344…光学補償板、345…色合成装置(光合成装置)、3451…第1支持面、3452…第2支持面、346…保持部材、35…投射光学装置、4…循環冷却装置、41…密閉筐体(内部筐体)、411…筐体部、4111…開口部、412…板状部、4121…開口部、4122…第1部位(熱伝導性部位)、4123…第2部位(熱伝導性部位)、41A…天面部、41B…底面部、41C…第1側面部、41D…第2側面部、42…プリズムベース(支持部材)、421L…支持部、421U…支持部、422U…延出部、42…プリズムベース、42L…プリズムベース(第1支持部)、42U…プリズムベース(第2支持部)、421U,421L…支持部、422U,422L…延出部、43…第1ファン(冷却装置)、431…吸気面、432…排気面、44…第2ファン(冷却装置)、441…吸気面、442…排気面、45…ヒートシンク、5…シフト素子(光路変更素子)、51…光学部材、52…枠部(保持部)、53,531,532…永久磁石、561,562,571,572…コイル保持部、6…水晶拡散板、CL…空芯コイル(コイル)、TC1,TC2,TC3,TC4…熱伝導部。

Claims (8)

  1. 光源と、
    前記光源から出射された光を変調する光変調装置と、
    前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、
    前記光変調装置と前記投射光学装置との間に配置され、揺動により前記光変調装置により変調された光の光路を変更する光路変更素子と、
    外装を構成する外装筐体と、
    前記光路変更素子が内部に配置される内部筐体と、を備えることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光変調装置は、前記内部筐体内に配置されることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    複数の前記光変調装置と、
    複数の前記光変調装置により変調された光を合成して出射する光合成装置と、を備え、
    前記投射光学装置は、前記光合成装置から出射された光を投射し、
    前記光合成装置は、前記内部筐体内に配置されることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項3に記載のプロジェクターにおいて、
    前記内部筐体内に配置され、前記光合成装置を支持する支持部材を備え、
    前記光路変更素子は、
    永久磁石と、
    前記永久磁石により揺動されて入射された光の光路を変更する光学部材と、
    前記光学部材及び前記永久磁石を保持する保持部と、
    前記永久磁石を挟んで前記保持部に配置される一対のコイルと、
    前記一対のコイルを保持するコイル保持部と、
    前記コイル保持部と接触する熱伝導部と、を備え、
    前記熱伝導部は、前記支持部材に熱伝導可能に接触することを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項4に記載のプロジェクターにおいて、
    前記内部筐体は、密閉筐体であり、
    前記光合成装置は、
    互いに反対側に位置して前記支持部材に接続される第1支持面及び第2支持面を有し、
    前記支持部材は、
    前記第1支持面と接続される第1支持部と、
    前記第2支持面と接続される第2支持部と、を備え、
    前記熱伝導部は、前記第1支持部及び前記第2支持部の少なくとも一方と熱伝導可能に接触することを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のプロジェクターにおいて、
    前記熱伝導部は、前記内部筐体に熱伝導可能に接触することを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項6に記載のプロジェクターにおいて、
    前記内部筐体は、前記熱伝導部と接触する、熱伝導性部位を有することを特徴とするプロジェクター。
  8. 請求項4から請求項7のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記内部筐体内に配置され、当該内部筐体内の冷却気体を循環させる冷却装置を備え、
    前記冷却気体の一部は、前記支持部材に流通することを特徴とするプロジェクター。
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