JP2017072697A - 光ファイバアッセンブリ - Google Patents
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Abstract
【課題】組み立て容易な光ファイバアッセンブリを提供する。【解決手段】アッセンブリAは、基板10、変換部20、光ファイバ30、回路部40、放熱板50、シェル60及び接続部70を備える。基板10は、第1部11と、第1部11よりY’方向側の第2部12とを有する。変換部20は第2部12上に設けられた光電/電光変換部である。光ファイバ30の第1端部31は変換部20に光接続されるよう、変換部20及び基板10の少なくとも一方に機械的に接続されている。回路部40は第2部12上に設けられた光電/電光変換回路である。放熱板50は変換部20、第1端部31及び回路部40を覆うように第2部12上に実装されている。シェル60は、第1部11を覆うように基板10に固定されている。接続部70は、放熱板50及びシェル60の少なくとも一方に設けられており且つ他方に接触している。【選択図】図2
Description
本発明は、光ファイバアッセンブリに関する。
従来の光ファイバアッセンブリは、下記特許文献1に記載されている。この光ファイバアッセンブリは、シェルと、ICが実装された基板と、光電変換素子付きの台座と、モールド部と、光ファイバとを備えている。シェルは、金属製の筒である。基板はシェル内に配置されている。ICは光電変換素子用の電子回路である。台座は基板上に固定され、シェルの一方の開口に嵌合している。光電変換素子及びICから発生した熱は、シェルを介して放熱される。モールド部はシェルの周りを覆っている。光ファイバは、その一端がシェル外で台座の電光変換素子に対向するようにモールド部に保持されている。
上記光ファイバアッセンブリの組み立ては面倒である。その理由は以下の通りである。台座を基板に実装し且つシェルの開口に嵌合させなければならない。また、シェルの周りを樹脂でモールドし、モールド部を成形するとき、光ファイバをシェル外で、台座の電光変換素子に光接続されるように位置合わせしなければならない。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、容易に組み立てることができる光ファイバアッセンブリを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様の光ファイバアッセンブリは、基板と、変換部と、光ファイバと、回路部と、放熱板と、シェルと、接続部とを備えている。基板は、第1部と、第1部よりも第1方向の一方側に位置する第2部とを有している。変換部は、基板の第2部上に設けられた光電変換部又は電光変換部である。光ファイバは第1端部を有している。光ファイバの第1端部は、変換部に光接続されるように、変換部及び基板の少なくとも一方に機械的に接続されている。回路部は、基板の第2部上に設けられており且つ変換部に電気的に接続された光電変換回路又は電光変換回路である。放熱板は断面略U字状又は箱状である。この放熱板は、変換部、光ファイバの第1端部及び回路部を覆うように基板の第2部上に実装されている。シェルは筒状である。このシェルは、基板の第1部を覆うように基板に固定されている。接続部は、放熱板及びシェルの少なくとも一方に設けられており且つ他方に接触し、両者を電気的に接続している。
このような態様の光ファイバアッセンブリは、以下のように容易に組み立てることができる。光ファイバの第1端部は、光ファイバの第1端部を、基板及び変換部の少なくとも一方に機械的に接続するだけで、変換部に光接続される。放熱板を基板の第2部に実装して変換部、光ファイバの第1端部及び回路部を覆うだけであり、従来のアッセンブリのように光電変換素子付きの台座をシェルの開口に嵌合させる必要がない。シェルが基板の第1部を覆うようにシェルを基板に固定すると共に、接続部が放熱板及びシェルの他方に接触し、放熱板及びシェルが電気的に接続される。
シェルは、シェル本体と、一対の保持部とを有する構成とすることが可能である。シェル本体は、筒状であって、基板の第1部を覆う構成とすることが可能である。一対の保持部は、シェル本体に設けられており且つ第2方向において間隔をあけて互いに対向する構成とすることが可能である。第2方向は、第1方向に交差し且つ基板の厚み方向とすることが可能である。基板は、第1方向の一方側から保持部間に挿入され、当該保持部に第2方向の両側から保持された構成とすることが可能である。このような態様の光ファイバアッセンブリは、更に容易に組み立てることができる。その理由は以下の通りである。基板は、第1方向の一方側から保持部間に挿入するだけで、シェルが基板に固定され、且つ接続部が放熱板及びシェルの他方に接触し、放熱板及びシェルが電気的に接続される。
放熱板は弾性片を有する構成とすることが可能である。弾性片は、放熱板の基板に対する実装方向において、基板上の光ファイバに弾性的に当接する構成とすることが可能である。このような態様の光ファイバアッセンブリは、弾性片付きの放熱板を備えていたとしても、当該アッセンブリの組み立てが次の通り容易になる。放熱板を基板に実装するときに、弾性片が光ファイバに弾性的に当接するので、放熱板の実装と、弾性片の当接とを同時に行うことができる。しかも、弾性片が光ファイバに弾性的に当接することによって、外部から光ファイバにかかる振動等を吸収することができる。なお、実装方向は第2方向の一方とすることが可能である。
上記した何れかの態様の光ファイバアッセンブリは、放熱板と回路部とに接触する熱伝導部材を更に備えていても良い。このような態様の光ファイバアッセンブリは、回路部で発生した熱が熱伝導部材を介して放熱板から効率よく放熱される。なお、熱伝導部材は、放熱板に設けられていても良い。
以下、本発明の実施例に係る光ファイバアッセンブリAついて図1A〜図2を参照しつつ説明する。光ファイバアッセンブリA(以下、アッセンブリAとも称する。)は、基板10と、少なくとも一つの変換部20と、少なくとも一つの光ファイバ30と、少なくとも一つの回路部40とを備えている。なお、図1B及び図2に示されるY−Y’方向は、特許請求の範囲の第1方向に相当している。Y’方向は第1方向の一方、Y方向は第1方向の他方である。図1B及び図2に示されるZ−Z’方向は、特許請求の範囲の第2方向に相当し且つ基板10の厚み方向に相当する。Z−Z’方向は、Y−Y’方向に直交している。図1Bに示されるX−X’方向は、Y−Y’方向及びX−X’方向に直交している。
基板10は、第1部11と、第2部12と、図示しない少なくとも一つの第1導電ラインを有している。第1部11は、基板10の任意の一部とすることができる。例えば、第1部11は、基板10のY方向側の端部とすることが可能である。第2部12は、基板10の第1部11よりもY’方向側の部分である。例えば、第2部12は、基板10の第1部11よりもY’方向側の一部とすることができるし、基板10の第1部11を除くの部分とすることができる。
少なくとも一つの変換部20は、基板10の第2部12上に実装されている。変換部20は、光電変換部又は電光変換部であって、光ファイバ30の第1端部31に光接続されている。光電変換部は、フォトダイオード等の受光素子であって、光ファイバ30の第1端部31から入射した光信号を電気信号に変換し、基板10の第1導電ラインに出力する構成となっている。電光変換部は、半導体レーザー、や発光ダイオード等の発光素子であって、基板10の第1導電ラインから入力された電気信号を光信号に変換し、変換した光信号を光ファイバ30の第1端部31に出射する構成となっている。
光ファイバ30は、第1端部31を有している。光ファイバ30の第1端部31は、変換部20に光接続されるように、変換部20及び基板10の少なくとも一方に機械的に接続されている。例えば、光ファイバ30の第1端部31が変換部20の接続用の孔又は凹部に嵌合し(機械的に接続され)、変換部20に光接続されるように対向しても良いし、光ファイバ30の第1端部31が基板10に設けられた係合片に係合され(機械的に接続され)又は保持片に保持され(機械的に接続され)、変換部20に光接続されるように対向しても良い。図2では、前者である。光ファイバ30の第1端部31よりもY’方向側の部分は、Y’方向に延びていると良い。
回路部40は、光電変換回路又は電光変換回路である。回路部40はIC化されていても良いし、されていなくても良い。回路部40は、基板10の第2部12上に実装されている。光電変換回路は、基板10の第1導電ラインを介して、光電変換部に接続されている。光電変換回路は、光電変換部によって光信号から変換された電気信号に対して所定の処理を行うための回路である。電光変換回路は、基板10の第1導電ラインを介して、電光変換部に接続されている。電光変換回路は、当該電光変換回路に入力された電気信号を光信号に変換可能な所定の信号に変換して電光変換部に出力し、当該電光変換部に光信号を照射させるための回路である。
変換部20、光ファイバ30及び回路部40は複数であっても良い。複数の変換部20は、光電変換部である変換部20のみを含んでいても良いし、電光変換部である変換部20のみを含んでいても良いし、双方を含んでいても良い。複数の変換部20は基板10の第2部12上にX−X’方向に並列に実装されていると良い。複数の光ファイバ30も、少なくとも第1端部31がX−X’方向に並列に配置されていると良い。各光ファイバ30の第1端部31は、各変換部20に光接続されるように、各変換部20及び基板10の少なくとも一方に機械的に接続されている。複数の光ファイバ30は次のようにユニット化されていても良い。1)光ファイバ30は、少なくとも第1端部31が樹脂(リボン)に被覆されている、2)光ファイバ30の第1端部31のY方向側の端部以外の部分が樹脂(リボン)に被覆されている、又は3)光ファイバ30全体が樹脂(リボン)に被覆されている。図2では、2)が採用されている。複数の回路部40は、光電変換回路である回路部40のみを含んでいても良いし、電光変換回路である回路部40のみを含んでいても良いし、双方を含んでいても良い。各回路部40は、各変換部20に基板10の各第1導電ラインによって接続されている。
アッセンブリAは、放熱板50を更に備えている。放熱板50は、断面略U字状の金属板又は箱状の金属板である。図1A〜図2は後者である。放熱板50は、少なくとも一つの変換部20、光ファイバ30の第1端部31及び回路部40をZ方向側から覆うように基板10の第2部12上に実装されている。放熱板50が、変換部20及び/又は回路部40から発生した熱を外部に放熱する。なお、変換部20、光ファイバ30及び回路部40が複数である場合、放熱板50は、複数の変換部20、光ファイバ30の第1端部31及び回路部40をZ方向側から覆うように基板10の第2部12上に実装されていると良い。
放熱板50は、弾性片51を有していても良い。弾性片51は、基板10上の光ファイバ30の第1端部31にZ方向(放熱板50の実装方向)側から弾性的に当接している。換言すると、光ファイバ30の第1端部31は、基板10と弾性片51とに挟持されている。弾性片51は、放熱板50の天板又は側板からZ方向に延びた構成とすることができるし、放熱板50の一部を切り欠いてZ方向に折り曲げた構成とすることができる。図1B〜図2では、弾性片51は放熱板50の天板からZ方向に延びている。なお、放熱板50は、複数又は複数種の弾性片51を有する構成とすることが可能である。弾性片51は省略可能である。
アッセンブリAは、熱伝導部材Hを更に備えていても良い。熱伝導部材Hは、シリコーンゴム、カーボンナノチューブ、熱伝導率が高い金属(例えば、金、銀、銅等)又は熱伝導率が高い合金(例えば、アルミニウム合金等)等で構成されており、且つ放熱板50とIC化された回路部40とに接触している。熱伝導部材Hは、放熱板50に一体的に設けられていても良いし、放熱板50の一部を切欠き、Z’方向に折り曲げ又は湾曲させた構成としても良い。回路部40から発生した熱が、熱伝導部材Hを介して放熱板50に伝わる。なお、熱伝導部材Hは省略可能である。
アッセンブリAは、シェル60を更に備えている。シェル60は、Y−Y’方向に延びた金属製の筒であって、基板10の第1部11を覆うように基板10に固定されていると良い。換言すると、基板10の第1部11がシェル60内に位置するように基板10がシェル60に固定されていると良い。シェル60は、基板10の第1部11及び第2部12(第2部12上の変換部20、回路部40及び光ファイバ30の第1端部31を含む。)を覆う構成とすることも可能である。
シェル60は、金属製の筒であるシェル本体61と、一対の保持部62とを有する構成とすることが可能である。シェル本体61は、基板10の第1部11を覆っている。換言すると、基板10の第1部11がシェル本体61内に配置されている。シェル本体61も、基板10の第1部11及び第2部12(第2部12上の変換部20、回路部40及び光ファイバ30の第1端部31を含む。)を覆う構成とすることも可能である。一対の保持部62は、シェル本体61からZ−Z’方向において間隔をあけて互いに対向している。例えば、保持部62は、保持部とすることが可能である。この場合、一対の保持部62の一方の保持部62がシェル本体61のZ方向側の部分からZ’方向に延び、他方の保持部62がシェル本体61のZ’方向側の部分からZ方向に延びている。一方の保持部62の自由端と他方の保持部62の自由端との間のZ−Z’方向の間隔は、基板10のZ−Z’方向の寸法(厚み寸法)と略同じ又は若干小さい。基板10が保持部62間にY’方向側から挿入され、保持部62にZ方向側及びZ’方向側から保持されている。
図1B〜図2では、シェル60は、シェル本体61と、第1、第2の保持手段とを有している。第1、第2保持手段は、一対の保持部62を各々有している。第1、第2保持手段の一方の保持部62は、シェル本体61のZ方向側の部分にX−X’方向に間隔をあけて設けられており且つZ’方向に延びている。第1、第2保持手段の他方の保持部62は、シェル本体61のZ’方向側の部分にX−X’方向に間隔をあけて設けられており且つZ方向に延びている。
なお、シェル60は、保持部62の代わりに係合部を有する構成とすることが可能である。係合部は、シェル本体61に設けられた係合突部又は係合凹部である。シェル60の係合突部が基板10の係合凹部に係合する構成とすることが可能である。基板10の係合凸部がシェル60の係合凹部に係合する構成とすることが可能である。
アッセンブリAは、接続部70を更に備えている。接続部70は、放熱板50及びシェル60の少なくとも一方に設けられている。接続部70は、放熱板50及びシェル60の他方に接触し、両者を電気的に接続している。接続部70は、シェル60のシェル本体61のZ方向側の部分からY’方向に延びており、且つ放熱板50に接触するようにZ’方向の成分を含む方向に折り曲げ又は湾曲した構成とすることが可能である。又は、接続部70は、シェル60のシェル本体61のZ方向側の部分を切り欠き、放熱板50に接触するようにZ’方向の成分を含む方向に折り曲げ又は湾曲した構成とすることが可能である。又は、接続部70は、放熱板50からY’方向に延びており、且つシェル60に接触するようにZ方向の成分を含む方向に折り曲げ又は湾曲した構成とすることが可能である。又は、接続部70は、放熱板50の一部を切り欠き、シェル60に接触するようにZ方向の成分を含む方向に折り曲げ又は湾曲した構成とすることが可能である。図1B〜図2では、接続部70は、シェル60のシェル本体61のZ方向側の部分の一方の保持部62の間からY’方向に延び、放熱板50に接触するようにZ’方向に折り曲げられている。
アッセンブリAは、図示しない相手方コネクタに接続可能なプラグコネクタとすることが可能である。この場合、アッセンブリAは、少なくとも一つの電極80を更に備えていても良い。電極80は、基板10の第1部11上に設けられている。電極80は、基板10の図示しない第2導電ラインを介して回路部40に接続されている。相手方コネクタの接続部がアッセンブリAのシェル60内に嵌合するときに、相手方コネクタの端子等が電極80に弾性的に接触するようになっていると良い。回路部40が光電変換回路である場合、回路部40に処理された電気信号が、第2導電ライン及び電極80を介して相手方コネクタへ伝送される。回路部40が電光変換回路である場合、相手方コネクタから伝送された電気信号が、電極80及び第2導電ラインを介して回路部40に入力され、光信号に変換可能な所定の信号に変換される。なお、電極80が複数である場合、電極80は、基板10の第1部11上にX−X’方向に間隔をあけて設けられていると良い。
アッセンブリAは、プラグコネクタである場合、アッセンブリAは、電極80に代えて、図示しないボディ及び少なくとも一つの端子を更に備えた構成とすることも可能である。ボディは、基板10の第1部11を固定されており且つシェル60のシェル本体61内に配置されている。ボディは舌部又は接続孔を有している。端子はボディに保持され、且つ第2導電ラインを介して回路部40に接続されている。端子の接点部が舌部から突出又は露出している。又は、端子の接点部が接続孔内に配置されている。相手方コネクタの接続部がアッセンブリAのシェル60内に嵌合すると共に、アッセンブリAのボディの舌部が相手方コネクタの接続部の接続孔内に嵌合するとき、アッセンブリAの端子の接点部が相手方コネクタの端子に接続される。相手方コネクタの接続部がアッセンブリAのシェル60内に嵌合すると共に、相手方コネクタの接続部の凸部がアッセンブリAのボディの接続孔内に嵌合するとき、アッセンブリAの端子の接点部が相手方コネクタの端子に接続される。なお、端子が複数である場合、端子は、ボディにX−X’方向に間隔をあけて保持されていると良い。
相手方コネクタの接続部がアッセンブリAのシェル60内に嵌合するとき、シェル60が相手方コネクタのシェルに接触し、両者が電気的に接続されても良い。この場合、シェル60及び放熱板50は、相手方コネクタのシェルを介してグランド接続されると良い。又は、電極80が複数である場合又は端子が複数である場合、放熱板50が基板10の図示しないグランドラインに接続されており、グランドラインが電極80のうちのグランド用の電極80又は端子のうちのグランド用の端子に接続されていても良い。この場合、相手方コネクタの接続部がアッセンブリAのシェル60内に嵌合するとき、アッセンブリAのグランド用の電極又はグランド用の端子が相手方コネクタのグランド用の端子に接続され、シェル60及び放熱板50がグランド接続されても良い。
アッセンブリAは、モールド部90を更に備えていても良い。モールド部90は、基板10の第1部11よりもY’方向側の部分、シェル60のY’方向の端部、放熱板50、光ファイバ30の第1部11を含むY方向側の部分及び接続部70が埋め込まれている。シェル60が、シェル本体61及び保持部62を有する場合、モールド部90は、基板10の第1部11以外の部分、シェル本体61のY’方向の端部、保持部62、放熱板50、光ファイバ30の第1部11を含むY方向側の部分及び接続部70が埋め込まれている。
アッセンブリAは、少なくとも一つの固定部100を更に備えていても良い。固定部100は、モールド部90に設けられており且つ相手方コネクタに固定可能である。例えば、固定部100は、モールド部90に設けられたネジ、ピン又は係合手段である。ネジは、相手方コネクタのネジ孔に螺着可能である。ピンは、相手方コネクタの嵌合孔に嵌合可能である。係合手段は、相手方コネクタの係合手段に係合可能である。図1A及び図1Bでは、固定部100は複数のネジである。なお、モールド部90及び固定部100は省略可能である。アッセンブリAは、モールド部90の代わりに、基板10の第1部11以外の部分、シェル60のY’方向の端部、放熱板50、光ファイバ30の第1部11を含むY方向側の部分及び接続部70が収容されるケースを備えていても良い。
少なくとも光ファイバ30は、第1端部31の反対側の第2端部(図示せず)を有していても良い。アッセンブリAは、基板、少なくとも一つの変換部と、少なくとも一つの回路部、放熱板、シェル及び接続部を更に備えていても良い。アッセンブリAの基板は、基板10と同じ構成とすることが可能である。アッセンブリAの少なくとも一つの変換部は、変換部20と同じ構成とすることが可能である。光ファイバ30の第2端部が、アッセンブリAの変換部に光接続されるように、基板及び変換部の少なくとも一方に機械接続されていると良い。機械接続の手段は、光ファイバ30の第1端部31の機械接続の手段と同じにすることができる。変換部20が光電変換部である場合、アッセンブリAの変換部は、電光変換部とし、変換部20が電光変換部である場合、アッセンブリAの変換部は、光電変換部とする。アッセンブリAの少なくとも一つの回路部は回路部40と同じ構成とすることが可能である。回路部40が光電変換回路である場合、アッセンブリAの回路部は、電光変換回路とし、回路部40が電光変換回路である場合、アッセンブリAの回路部は、光電変換回路とする。アッセンブリAの放熱板は放熱板50と同じ構成とすることが可能である。アッセンブリAのシェルはシェル60と同じ構成とすることが可能である。アッセンブリAの接続部は接続部70と同じ構成とすることが可能である。
アッセンブリAは、基板、少なくとも一つの変換部と、少なくとも一つの回路部、放熱板、シェル及び接続部を更に備えていない場合、光ファイバ30の第2端部が、図示しない光モジュールに光接続可能な構成とすることも可能である。
上記したアッセンブリAは、以下の通りに組み立てることができる。まず、回路部40及び変換部20が第2部12に実装された基板10及び光ファイバ30を用意する。その後、光ファイバ30の第1端部31を、変換部20に光接続されるように基板10及び変換部20の少なくとも一方に機械的に接続する。その後、放熱板50を用意する。放熱板50が、基板10上の変換部20、光ファイバ30の第1端部31及び回路部40を覆うようにZ方向側から放熱板50を基板10の第2部12上に載置し、半田付け等によって実装する。この放熱板50の実装は、放熱板50が基板10のグランドラインに半田接続されることを含んでいても良い。また、放熱板50が弾性片51を有している場合、放熱板50の実装は、弾性片51が光ファイバ30の第1端部31にZ方向側から弾性的に当接することを含んでいても良い。その後、シェル60を用意する。基板10の第1部11がシェル60内に配置されるようにシェル60を基板10に固定する。シェル60が一対の保持部62を有している場合、基板10の第1部11を保持部62間にY’方向側から挿入し、第1部11をシェル本体61内に配置すると共に、保持部62に基板10をZ方向側及びZ’方向側から挟持させる。このシェル60の固定は、放熱板50及びシェル60の少なくとも一方に設けられた接続部70が、放熱板50及びシェル60の他方に接触し、放熱板50及びシェル60が電気的に接続されることを含む。このようにアッセンブリAが組み立てられる。
以上のようなアッセンブリAは、以下の技術的特徴を有している。第1に、アッセンブリAは、以下のように容易に組み立てることができる。光ファイバ30の第1端部31を基板10及び変換部20の少なくとも一方に機械的に接続するだけで、第1端部31が変換部20に光接続される。また、放熱板50は、基板10上の変換部20、光ファイバ30の第1端部31及び回路部40を覆うようにZ方向側から基板10の第2部12上に実装されるだけである。放熱板50が弾性片51を有している場合、放熱板50の基板10に対する実装と、弾性片51の光ファイバ30に対する弾性接触を同時に行うことができる。更に、シェル60の基板10に対する固定と、放熱板50とシェル60との接続部70を介した電気接続を同時に行うことができる。
第2に、アッセンブリAの放熱効率を向上させることができる。なぜなら、変換部20及び/又は回路部40から発生した熱が、放熱板50及びシェル60を介して、アッセンブリAの外部に放熱されるからである。熱伝導部材Hが回路部40と放熱板50とに接触している場合には、アッセンブリAの放熱効率を更に向上させることができる。よって、アッセンブリAは、回路部40の温度をモニタリングするためのMCU (Memory Control Unit)等の回路を必要としない構成とすることが可能になる。
第3に、放熱板50が弾性片51を有している場合、アッセンブリAは、光ファイバ30に外部からかかる振動などを吸収することができる。弾性片51が基板10上で光ファイバ30の第1端部31に弾性的に接触しているからである。
なお、上記アッセンブリは、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
上記したアッセンブリは、プラグコネクタに限定されない。例えば、上記アッセンブリAは、電極80に代えて、少なくとも一つのケーブルを備えていても良い。ケーブルが基板10の第2導電ラインを介して回路部40に接続されている。また、上記アッセンブリは、回路部40が基板10の第2導電ラインを介して基板10上の別の回路に接続された構成とすることも可能である。
なお、上記実施例及び設計変形例におけるアッセンブリの各構成要素を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。上記した実施例及び設計変更例は、互いに矛盾しない限り、相互に組み合わせることが可能である。なお、本発明の第1方向(Y−Y’方向)は、基板の第1部及び第2部の並び方向である限り任意に設定可能である。本発明の第2方向(Z−Z’方向)は、第1方向に交差し且つ基板の厚み方向に相当する限り任意に設定可能である。
A:光ファイバアッセンブリ
10:基板
11:第1部
12:第2部
20:変換部
30:光ファイバ
31:第1端部
40:回路部
50:放熱板
51:弾性片
60:シェル
61:シェル本体
62:保持部
70:接続部
80:電極
90:モールド部
100:固定部
10:基板
11:第1部
12:第2部
20:変換部
30:光ファイバ
31:第1端部
40:回路部
50:放熱板
51:弾性片
60:シェル
61:シェル本体
62:保持部
70:接続部
80:電極
90:モールド部
100:固定部
Claims (4)
- 第1部及び前記第1部よりも第1方向の一方側に位置する第2部を有する基板と、
前記基板の前記第2部上に設けられた光電変換部又は電光変換部である変換部と、
前記変換部に光接続されるように、前記変換部及び前記基板の少なくとも一方に機械的に接続された第1端部を有する光ファイバと、
前記基板の前記第2部上に設けられており且つ前記変換部に電気的に接続された光電変換回路又は電光変換回路である回路部と、
前記変換部、前記光ファイバの前記第1端部及び前記回路部を覆うように前記基板の前記第2部上に実装された断面略U字状又は箱状の放熱板と、
前記基板の前記第1部を覆うように前記基板に固定された筒状のシェルと、
前記放熱板及び前記シェルの少なくとも一方に設けられており且つ他方に接触し、両者を電気的に接続する接続部とを備えている光ファイバアッセンブリ。 - 請求項1記載の光ファイバアッセンブリにおいて、
前記シェルは、前記基板の前記第1部を覆う筒状のシェル本体と、
前記シェル本体に設けられており且つ第2方向において間隔をあけて互いに対向する一対の保持部とを有しており、前記第2方向は、前記第1方向に交差し且つ前記基板の厚み方向であり、
前記基板は、前記第1方向の一方側から前記保持部間に挿入され、当該保持部に前記第2方向の両側から保持されている光ファイバアッセンブリ。 - 請求項1又は2記載の光ファイバアッセンブリにおいて、
前記放熱板は、当該放熱板の前記基板に対する実装方向において、前記基板上の前記光ファイバに弾性的に当接する弾性片を有している光ファイバアッセンブリ。 - 請求項1〜3の何れかに記載の光ファイバアッセンブリにおいて、
前記放熱板と前記回路部とに接触する熱伝導部材を更に備えている光ファイバアッセンブリ。
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