JP2017071234A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用空調装置において、空調ケース内からの送風漏れを確実に防止しつつ、外部から前記空調ケース内への水の浸入も同時に防止する。
【解決手段】車両用空調装置を構成する空調ケース16において、エバポレータの膨張弁22が収納される膨張弁収納部24を有し、空調ケース16内にエバポレータが搭載されない場合、該膨張弁収納部24に開口した貫通孔26を閉塞する閉塞部材30が設けられる。閉塞部材30は、ウレタンフォームからなるベース部32の一側面に発泡材からなる第1シール部34が設けられ、前記ベース部32の他側面に疎水性を有した発泡材からなる第2シール部36が設けられている。そして、第1シール部34を空調ケース16のフランジ部28へと密着させ、第2シール部36を空調ケース16に臨む車体側の隔壁へと密着させることで、貫通孔26及び配管穴を閉塞する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載され、空調ケース内の熱交換器によって温度調整のなされた空気を車室内へと送風して車室内の温度調整を行う車両用空調装置に関する。
従来から、車両に搭載される車両用空調装置は、送風機によって内外気を内部に空気通路を形成した空調ケースへと取り込み、冷却手段である冷却器により冷却された空気と、加熱手段である加熱器により加熱された空気とエアミックスドアを駆動させ前記空調ケース内で所望の混合比率に混合した後、例えば、前記空調ケースに設けられた複数の開口部から送風ダクトを通じて車室内へと送風している。
上述したような車両用空調装置では、例えば、車両の仕向地によって冷却器を備えていないものがあり、このようなケースで空調ケースを共用化する場合には、特許文献1に開示される車両用空調装置のように、空調ケースのケース壁に開口し、冷却器へ冷媒を循環させるための配管の取り出し口を閉塞部材によって塞ぐことで該空調ケース内からの空気の漏れや外部からの水等の浸入を防止している。
特開2009−262688号公報
本発明は、前記の提案に関連してなされたものであり、空調ケース内からの送風漏れを確実に防止しつつ、外部から前記空調ケース内への水の浸入も同時に防止することが可能な閉塞部材を備えた車両用空調装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、空調ケースの内部と外部とを連通する開口部を閉塞する閉塞部材を有した車両用空調装置において、
閉塞部材は樹脂製材料から形成された中央層と、
中央層の一面に発泡樹脂により形成された第1外層と、
中央層の他面に疎水性を有した発泡樹脂により形成される第2外層と、
から構成され、
中央層は、第1及び第2外層よりも剛性が大きく、開口部の外縁に形成された装着面に第1外層が密着し、車両用空調装置の搭載される車体に形成された孔部を塞ぐように第2外層が密着するように設けられることを特徴とする。
本発明によれば、空調ケースの外部と内部とを連通する開口部を有した車両用空調装置において、この開口部を使用しない場合に閉塞する閉塞部材が設けられ、閉塞部材は樹脂製材料から形成された中央層と、中央層の一面に発泡樹脂から形成された第1外層と、中央層の他面に疎水性を有した発泡樹脂から形成された第2外層とを有し、中央層が第1及び第2外層よりも剛性が大きく形成され、第1外層を開口部の外縁に形成された装着面に密着させ、車両用空調装置が搭載される車体に形成された孔部を塞ぐように第2外層を密着させる。
従って、単一の閉塞部材を空調ケースと車体との間に配置することで、発泡樹脂からなる第1外層によって空調ケースに対する密着性を向上させ空調ケース内からの送風漏れを確実に防止できると共に、疎水性を有した発泡樹脂からなる第2外層によって車体側への密着性を向上させ、車体側から空調ケース内への水の浸入を確実に防止することができる。
また、第1外層と第2外層との間に剛性の大きな中央層を設けることで、例えば、車体側から閉塞部材に対して高圧で水が当たった場合でも中央層によって閉塞部材の変形を抑制することができ、開口部及び孔部の閉塞状態を確実に維持することができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、空調ケースの外部と内部とを連通する開口部を有した車両用空調装置において、この開口部を使用しない場合に閉塞する閉塞部材を設け、閉塞部材の中央層の一面に発泡樹脂により形成された第1外層を開口部の外縁の装着部へと密着させ、中央層の他面に疎水性を有した発泡樹脂により形成された閉塞部材の第2外層を、車両用空調装置が搭載される車体に形成された孔部を塞ぐように密着させることで、空調ケース及び車体側に対する閉塞部材の密着性を向上させることができ、単一の閉塞部材によって空調ケース内からの送風の漏れと車体側からの空調ケース側への水の浸入とを同時に確実に防止することが可能となる。
また、第1外層と第2外層との間に剛性の大きな中央層を設けているため、例えば、車体側から閉塞部材に対して高圧で水が当たった場合でも中央層によって変形を抑制することができ、開口部及び孔部の閉塞状態を確実に維持することができる。
本発明の実施の形態に係る車両用空調装置の外観斜視図である。 図1の車両用空調装置から閉塞部材を取り外した状態を示す膨張弁収納部近傍の拡大分解斜視図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。
本発明に係る車両用空調装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る車両用空調装置を示す。
この車両用空調装置10は、図1及び図2に示されるように、幅方向に分割可能な第1及び第2分割ケース12、14からなる空調ケース16を備え、この空調ケース16の内部に、冷却器として機能するエバポレータ、加熱器として機能するヒータコア、車室内への送風状態を切り替えるためのダンパユニット(いずれも図示せず)等が収容される。
そして、車両用空調装置10は、図3に示されるように、車室内においてエンジンルーム18aと車室内18bとを仕切る隔壁20に隣接するように搭載されている。
エバポレータは、図示しない熱交換部に対して一組の配管を介して膨張弁22(図2中、二点鎖線形状参照)が接続され、該膨張弁22が空調ケース16における第2分割ケース14の膨張弁収納部24に収納される。この膨張弁収納部24は、図2及び図3に示されるように、例えば、内部に所定容積を有しており、略楕円形状に開口した貫通孔(開口部)26と、該貫通孔26の周縁部に延在するフランジ部(装着部)28とを備える。この貫通孔26を通じて空調ケース16の内部と外部とが連通している。
そして、膨張弁22には、エンジンルーム18a内のコンプレッサ等に接続された配管が貫通孔26を通じて接続されることで、前記配管を通じてエバポレータに対して冷媒を循環させる。
一方で、例えば、車両用空調装置10の搭載される車両を寒冷地や発展途上国に出荷する場合には、冷房運転が必要ないことやコストの削減を理由として上述したエバポレータが搭載されないことがある。このような場合には、図1に示すように、空調ケース16内にはエバポレータ及び膨張弁22が収容されることがない。
このように、車両用空調装置10にエバポレータを収納しない場合には、図1〜図3に示されるように、膨張弁収納部24に開口した貫通孔26を塞ぐように閉塞部材30が取り付けられ、空調ケース16内から外部への空気の漏れを防止すると同時に、外部から前記空調ケース16内への水等の浸入を防止する。
この閉塞部材30は、例えば、板状に形成されたベース部(中央層)32と、該ベース部32の一側面側を覆う第1シール部(第1外層)34と、前記ベース部32の他側面を覆う第2シール部(第2外層)36とからなる積層体である。すなわち、閉塞部材30は、第1外層34と第2外層36との間にベース部32が挟まれるように形成される(図3参照)。
ベース部32は、例えば、ポリウレタン等の樹脂製材料を発泡成形した発泡樹脂(例えば、ポリウレタンフォーム)から形成され、所定厚さを有したプレート状に形成されると共に、空調ケース16におけるフランジ部28を覆うように該フランジ部28の外形形状と略同一形状で形成される。
第1シール部34は、例えば、樹脂製材料から発泡成形によって形成された発泡材(発泡樹脂)からなり、ベース部32よりも厚いプレート状に形成されると共に、前記ベース部32の一側面を覆うように同一形状で形成される。この第1シール部34は、内部に複数の空間を有した発泡構造であるため所定の弾力を有している。そして、第1シール部34は、例えば、両面テープや接着剤等によってベース部32の一側面に対して貼着される。
第2シール部36は、例えば、疎水性を有した樹脂製材料から発泡成形によって形成された発泡材(発泡樹脂)からなり、ベース部32よりも厚いプレート状に形成されると共に、前記ベース部32の他側面を覆うように同一形状で形成される。この第2シール部36は、内部に複数の空間を有した発泡構造であるため所定の弾力を有している。そして、第2シール部36は、例えば、両面テープや接着剤等によってベース部32の他側面に対して貼着される。
なお、上述した第1シール部34を、第2シール部36と同様に疎水性を有した樹脂製材料から形成するようにしてもよい。すなわち、第1シール部34と第2シール部36とを同一材料から形成してもよいし、別材料から形成するようにしてもよい。
また、第1及び第2シール部34、36とベース部32とをダブルモールド(二色成形)によって形成してもよい。これにより、第1及び第2シール部34、36をベース部32に対して貼着する工程を不要とすることができ好適である。
さらに、上述したベース部32の剛性は、第1及び第2シール部34、36の剛性よりも大きく設定される。
さらにまた、第2シール部36の厚さは、第1シール部34の厚さと略同一に形成してもよいし、要求されるシール性能に応じて適宜厚さを異なるように設定してもよい。
このように積層された第1シール部34、ベース部32及び第2シール部36からなる閉塞部材30は、図3に示されるように、前記第1シール部34の側面が空調ケース16のフランジ部28へと密着した状態で固定されると同時に、第2シール部36が、車室内18bとエンジンルーム18a内とを隔離する隔壁20に開口した配管穴38を塞ぐように配置され、その側面が前記配管穴38の周縁部となる隔壁20に密着した状態で固定される。
なお、第1及び第2シール部34、36は、例えば、両面テープ等によって空調ケース16及び隔壁20に対して貼着され固定される。
これにより、空調ケース16に開口した膨張弁収納部24の貫通孔26が閉塞部材30の第1シール部34によって閉塞されると同時に、隔壁20に開口した配管穴38が前記閉塞部材30の第2シール部36によって閉塞される。
以上のように、本実施の形態では、例えば、車両用空調装置10の搭載される車両の仕向地によってエバポレータを搭載しない場合、該エバポレータに接続される配管の挿通される膨張弁収納部24の貫通孔26及び隔壁20に開口した配管穴38を閉塞するための閉塞部材30を設け、空調ケース16のフランジ部28に密着する第1シール部34を発泡樹脂から形成し、隔壁20に密着する第2シール部36を疎水性を有した発泡樹脂から形成し、前記第1シール部34と前記第2シール部36との間に剛性の大きなベース部32を設けている。
このような閉塞部材30を用いることで、発泡樹脂で形成され弾性を有した第1シール部34をフランジ部28側へと押し付け弾性変形させることで空調ケース16への密着性を高めることができ、該空調ケース16内からの送風漏れを確実に防止できる。また同時に、弾性を有し且つ防水性を有した疎水性樹脂からなる第2シール部36を隔壁20側へと押し付け弾性変形させることで、該隔壁20に対する密着性を高めることができ、配管穴38を通じたエンジンルーム18a側(外部)からの水等の浸入を確実に防止することができる。
また、閉塞部材30は、第1及び第2シール部34、36に対して剛性の大きなベース部32を間に設ける構成としているため、例えば、高圧洗浄機を用いて車両の洗浄を行う際、その高い水圧が閉塞部材30に付与された場合でも前記ベース部32によって変形を抑制できるため、貫通孔26及び配管穴38の閉塞状態を確実に維持できると共に、単一の閉塞部材30によって空調ケース16側と車体側の配管穴38とを同時に塞ぐことができる。
すなわち、空調ケース16側の閉塞部材と、車体側となる隔壁20の閉塞部材とをそれぞれ別に設けた場合と比較し、その部品点数及びコストの削減を図ることが可能となる。
なお、本発明に係る車両用空調装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両用空調装置 16…空調ケース
20…隔壁 24…膨張弁収納部
26…貫通孔 28…フランジ部
30…閉塞部材 32…ベース部
34…第1シール部 36…第2シール部
38…配管穴

Claims (1)

  1. 空調ケースの内部と外部とを連通する開口部を閉塞する閉塞部材を有した車両用空調装置において、
    前記閉塞部材は樹脂製材料から形成された中央層と、
    前記中央層の一面に発泡樹脂により形成された第1外層と、
    前記中央層の他面に疎水性を有した発泡樹脂により形成される第2外層と、
    から構成され、
    前記中央層は、前記第1及び第2外層よりも剛性が大きく、前記開口部の外縁に形成された装着面に前記第1外層が密着し、前記車両用空調装置の搭載される車体に形成された孔部を塞ぐように前記第2外層が密着するように設けられることを特徴とする車両用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019119236A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 株式会社デンソー グロメット支持装置および送風装置

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