JP2017070018A - リニア振動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】リニア振動モータの薄型化を可能にする。可動子を扁平状にした場合にも、可動子が振動軸周りに回転して作動音(異音)が発生するのを抑止し、がたつきの無い安定した振動を得る。【解決手段】リニア振動モータ1は、マグネット部4と錘部7とヨーク11を備える可動子10と、可動子10を収容する枠体2と、枠体2に固定され、可動子10を一軸方向に沿って往復振動させるように、マグネット部4に駆動力を付与するコイル3と、マグネット部4に付与される駆動力に反発する弾性力を可動子10に付与する弾性部材6とを備え、枠体2の内面には、可動子10の振動方向に沿って延設される磁性体部(磁性体片12)が設けられ、ヨーク11は、磁性体部(磁性体片12)に近接する凸部11Aを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、リニア振動モータに関するものである。
振動モータ(或いは振動アクチュエータ)は、携帯電子機器に内蔵され、着信やアラームなどの信号発生を振動によって携帯者に伝える装置として広く普及しており、携帯者が身につけて持ち運ぶウエアラブル電子機器においては、不可欠な装置になっている。また、振動モータは、タッチパネルなどのヒューマン・インターフェイスにおけるハプティクス(皮膚感覚フィードバック)を実現する装置として、近年注目されている。
振動モータは、各種の形態が開発されている中で、可動子の直線的な往復振動によって比較的大きな振動を発生させることができるリニア振動モータが注目されている。従来のリニア振動モータは、可動子側に錘とマグネットを設け、固定子側に設けたコイルに通電することでマグネットに作用するローレンツ力が駆動力となり、振動方向に沿って弾性支持される可動子を往復振動させるものである(下記特許文献1参照)。
特開2011−97747号公報
携帯電子機器の小型化・薄型化に伴い、それに装備される振動モータには一層の小型化・薄型化の要求がなされている。特に、スマートフォンなどのフラットパネル表示部を備える電子機器においては、表示面と直交する厚さ方向の機器内スペースが限られているので、そこに配備される振動モータには薄型化の高い要求がある。
リニア振動モータの薄型化を実現する際に、マグネット体積を十分に確保して所望の駆動力を得ると共に錘の質量を十分に確保して所望の慣性力を得ようとすると、マグネットと錘を備える可動子を扁平状にして、マグネットの体積と錘の質量を確保しながら薄厚化を図ることになる。この場合、仮に、直線的な振動軸周りに可動子が回転すると、扁平状の可動子は、回転によって側部が周囲の枠体に衝突しやすい形状になっているので、衝突による異音が発生して作動音になり、また、回転によるがたつきで安定した動作が得られない問題が生じる。
このため、従来技術は、2本の固定シャフトを設けて可動子の振動軸周りの回転を抑え、安定した直線振動を実現している。しかしながら、2本の固定シャフトを設けると、マグネットの両サイドに2本の固定シャフトが配置されるので、リニア振動モータの幅が大きくなる問題が生じる。近年の小型化した電子機器に装備するリニア振動モータとしては、厚さ方向だけで無く幅方向に関してもよりコンパクトなものが求められている。更に、2本のガイドシャフトの平行を確保する必要があり、組み付けに高い精度が求められるので、生産性の向上が困難になる問題があった。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、リニア振動モータの薄型化を可能にすること、可動子を扁平状にした場合にも、可動子が振動軸周りに回転して作動音(異音)が発生するのを抑止すること、がたつきの無い安定した振動を得ること、厚さ及び幅のコンパクト化を可能とし、生産性の向上を図ること、などが本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明によるリニア振動モータは、以下の構成を具備するものである。
マグネット部と錘部とヨークを備える可動子と、前記可動子を収容する枠体と、前記枠体に固定され、前記可動子を一軸方向に沿って往復振動させるように、前記マグネット部に駆動力を付与するコイルと、前記マグネット部に付与される駆動力に反発する弾性力を前記可動子に付与する弾性部材とを備え、前記枠体の内面には、前記可動子の振動方向に沿って延設される磁性体部が設けられ、前記ヨークは、前記磁性体部に近接する凸部を有することを特徴とするリニア振動モータ。
本発明の実施形態に係るリニア振動モータを示した説明図(分解斜視図)である。 本発明の実施形態に係るリニア振動モータを示した説明図(組み立て状態の縦断面図)である。 本発明の実施形態に係るリニア振動モータを示した説明図(内部構成を示した平面図)である。 本発明の実施形態に係るリニア振動モータを示した説明図(図3におけるA−A断面図)である。 本発明の実施形態に係るリニア振動モータを装備した電子機器(携帯情報端末)を示した説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する(以下、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は省略する。)。図1〜図3は、本発明の一実施形態に係るリニア振動モータの全体構成を示しており、図4は、図3におけるA−A断面図を示している。各図におけるX方向が振動方向(一軸方向)を示しており、Y方向が幅方向、Z方向が厚さ(高さ)方向を示している。
本発明の実施形態に係るリニア振動モータ1は、可動子10、枠体2、コイル3、弾性部材6を備えている。可動子10は、マグネット部4と錘部7とヨーク11を備えている。枠体2は、一軸方向に往復振動する可動子10を収容している。コイル3は、枠体2に固定され、可動子10を一軸方向に沿って往復振動するように、マグネット部4に駆動力を付与する。弾性部材6は、マグネット部4に付与される駆動力に反発する弾性力を可動子10に付与する。
そして、このリニア振動モータ1は、枠体2の内面に、可動子10の振動方向に沿って延設される磁性体部(磁性体片12)が設けられ、ヨーク11は、磁性体部(磁性体片12)に近接する凸部11Aを有している(図4参照)。
このようなリニア振動モータ1は、可動子10の形状によって薄型化を可能にし、扁平な断面形状の可動子10にした場合にも、可動子10に設けたヨーク11の凸部11Aから磁性体部(磁性体片12)に向けた、或いは磁性体部からヨーク11の凸部11Aに向けた磁束によって、姿勢が保持された状態で可動子10が往復振動するので、可動子10と枠体2との無用な接触を避けることができる。これによって、可動子10は、がたつき無く安定して往復振動することができる。
この際、従来技術のように、二本の軸で可動子の摺動を支持しなくても、可動子10の安定した振動を得ることができるので、軸の平行調整を不要にして高い組み付け精度を排除でき、生産性の向上を図ることができる。また、従来技術のように、可動子の側方に設ける二本の軸を無くすことができるので、厚さ方向と幅方向のコンパクト化を実現することができる。
以下、図示の例に従って詳細を説明するが、本発明の実施形態は特にこれに限定されるものではない。
枠体2は、各部を収容することができる枠構成を有していればよいが、図示の例では、矩形状の底面2Aの周辺に立設される側壁2B,2C,2D,2Eを備えている。図示の例では、側壁2D,2Eを底面2Aと一体にして、側壁2B,2Cを底面2Aと別体にしているが、これに限らず、側壁2B,2C,2D,2Eを底面2Aと一体にしてもよい。
また、枠体2は、枠体2内の収容物を覆う蓋板2Qを備えている。蓋板2Qは側壁2B〜2Eの上端面に取り付けられる矩形板状に形成される。枠体2は、金属板を加工(プレス加工など)することで形成することができる。図示の例では、枠体2は、幅方向(図示Y方向)の寸法に対して、厚さ方向(図示Z方向)の寸法を小さく、振動方向(図示X方向)の寸法を大きくした薄厚状の略直方体形状(箱形形状)になっている。
リニア振動モータ1は、枠体2に固定されたコイル3と可動子10の一部であるマグネット部4によって駆動部が構成されている。枠体2に固定されたコイル3に、枠体2に設けた信号入力部2A1から振動発生電流(例えば、可動子10の質量と弾性部材6の弾性係数によって決まる共振周波数の交流電流)を入力することで、マグネット部4に一軸方向(図示X方向)に沿ったローレンツ力(駆動力)が作用する。
マグネット部4は、一軸方向(図示X方向)に沿って着磁された偏平矩形状のマグネット片4A,4B,4Cを互いに同極が近接するように複数配置して、スペーサ4D,4Eを間に挟んで結合したものである。ここでの、スペーサ4D,4Eは、磁性体、非磁性体のどちらであっても良く、マグネット片4A,4B,4Cの近接配置される同極間の距離を適正な距離に設定できるものであればよい。ここでは、マグネット片4A,4B,4Cを3個連ねているが、2個であってもよいし、4個以上であってもよい。マグネット部4の側面には必要に応じて補強板5が固着されており、これによってマグネット部4の剛性を高めている。
コイル3は、磁極の向きをX方向に向けたマグネット部4の回りに、Y,Z方向に沿って電線を巻いたものであり、その上面と下面の一方又は両方、更には必要に応じて側面を、枠体2の内面に固定している。コイル3の枠体2への固定は、枠体2に直接固定してもよいし、コイル3をコイルボビンに巻いてコイルボビンを枠体2に固定してもよい。
可動子10は、図示の例では、錘部7がマグネット部4の一軸方向(図示X方向)両端部に連結されている。錘部7は、密度の高い金属材料(例えば、タングステン)などによって構成することができ、図示の例では、マグネット部4の厚さよりも大きいZ方向高さを有すると共にマグネット部4の幅より大きいY方向の幅を有する矩形断面形状を有している。また、マグネット部4の一軸方向(図示X方向)両端部には、ヨーク11が接続されている。ヨーク11は、マグネット部4と錘部7とを連結する連結部材になっている。
枠体2には、一対のガイドシャフト8が軸支されている。一対のガイドシャフト8は、一軸方向(図示X方向)に沿って分割配置されており、その一端側が錘部7に固定され、他端側が互いに逆向きに突出して自由端を形成して、その自由端側が、枠体2の支持部2Sに装着された軸受9に軸支されている。図示の例では、支持部2Sを側壁2B,2Cと一体にしているが、支持部2Sを側壁2B,2Cと別体にして底面2Aに固定するようにしてもよい。図示の例のように、支持部2Sを底面2Aと別体の側壁2B,2Cと一体にして、底面2Aに取り付けるようにすることで、ガイドシャフト8が固定された可動子10を簡易に枠体2に組み付けることができる。側壁2B,2Cの内面には、ガイドシャフト8の端部が衝突したときの衝撃を吸収する緩衝部材14が設けられている。
図示の例では、一対のガイドシャフト8を可動子10側に固定しているが、一対のガイドシャフト8を枠体2側に固定して、可動子10(錘部7)にガイドシャフト8を軸支する軸受9を装着してもよい。ガイドシャフト8は、可動子10の重心軸と同軸に配置されることが好ましく、可動子10の振動を一軸方向に沿って案内している。
図示の例では、ガイドシャフト8を分割配置しているが、一本のガイドシャフト8が、マグネット部4を貫通して可動子10に固定され、枠体2に設けた軸受9に摺動自在に軸支されるものであってもよいし、マグネット部4を貫通して枠体2に固定されたガイドシャフトに、可動子10が摺動自在に支持されるものであってもよい。また、可動子10の安定振動が確保できる場合には、ガイドシャフト8は省くことができる。
図示の例では、錘部7は、ガイドシャフト8を支持するためのガイドシャフト支持部7Bを備えている。ガイドシャフト支持部7Bは、錘部7の端部7Aから一軸方向に沿って凹んだ部分であり、このガイドシャフト支持部7Bに一端側が支持されたガイドシャフト8は、枠体2の底面2Aに支持部2Sを介して取り付けられた軸受9に、一軸方向(図示X方向)に沿って摺動自在に支持されている。この際、錘部7のガイドシャフト支持部7Bは、軸受9を収容するだけの幅を備えており、このガイドシャフト支持部7B内に軸受9が入り込むことで、可動子10の大きな振幅を確保している。
枠体2の側壁2D,2Eの内面には、一軸方向に延設される帯状の磁性体片12が固定され、これによって磁性体部が構成されている。ここでは、枠体2自体は、非磁性体で形成されており、側壁2D,2Eの内面に図示X方向に延びる磁性体片12を固定することで磁性体部を形成している。図示の磁性体片12は、鉄板などで形成され、可動子10の重心軸G(ガイドシャフト8の中心軸)と略平行に、ガイドシャフト8の両側に配置されている。磁性体片12は、これに限らず、非磁性体の側壁2D,2Eに部分的に被着される磁性体膜や磁性体フィルムなどであってもよい。また、磁性体片12を非磁性体の側壁2D,2Eに固定して磁性体部を形成することに換えて、磁性体の側壁2D,2Eに、部分的にY方向に突出し且つX方向に延設する部分を形成して磁性体部とすることもできる。
図4に示すように、可動子10は、一軸方向(図示X方向)に交差する断面形状が長辺を備えている。具体的には、可動子10は、長辺と短辺を有する長方形の断面を有している。そして、枠体2は、その長辺に沿って対面する一対の内面(蓋板2Qの内面と底面2A)を備え、短辺に沿って対面する一対の内面(側壁2D,2Eの内面)を備えており、短辺に沿って対面する一対の内面に、X方向に延設される帯状の磁性体片12を固定した磁性体部を設けている。
これに対して、マグネット部4と錘部7を連結している連結部材となっているヨーク11は、マグネット部4の長辺と短辺に対して大きい長辺と短辺を有しており、ヨーク11の短辺の中央部分に磁性体部に近接する凸部11Aが形成されている。図示の例では、凸部11Aと磁性体部(磁性体片12)は、可動子10の重心軸G(ガイドシャフト8を設ける場合には、ガイドシャフト8の中心軸)を挟んだ両側に設けられているが、可動子10の姿勢を安定して保持できる場合には、片側のみに凸部11Aと磁性体部(磁性体片21)を設けても良い。
弾性部材6は、一軸方向に沿った一対のガイドシャフト8とは非同軸に配置され、コイル3とマグネット部4とによって生じる駆動力に反発する弾性力を、可動子10に付与している。図示の例では、弾性部材6として一軸方向(X方向)に沿って延び縮みするコイルバネを用いており、片側2個の弾性部材6を錘部7と枠体2の側壁2B,2Cの間に介在させている。図示の例では、弾性部材6は一対のガイドシャフト8と平行に配置されている。そして、弾性部材6の一端は枠体2の側壁2B,2Cに設けた支持突起2Pに係止されており、弾性部材6の他端は錘部7の端部7Aに設けた支持突起に係止されている。
このようなリニア振動モータ1の動作を説明する。非駆動時には、可動子10は弾性部材6の弾性力が釣り合う振動中心位置で静止している。そして、コイル3に、可動子10の質量と弾性部材6の弾性係数で決まる共振周波数の振動発生電流を入力すると、マグネット部4にX方向の駆動力が付与され、この駆動力と弾性部材6の弾性反発力によって可動子10が一軸方向(図示X方向)に沿って往復振動する。
この際、可動子10に設けたヨーク11の凸部11Aが枠体2の側壁2D,2Eに設けた磁性体片12からなる磁性体部に近接することで、凸部11Aと磁性体部との間で磁束が集中することになり、凸部11Aと磁性体部が引き合って、可動子10の姿勢を安定化させる。ここで、ヨーク11の凸部11Aを、可動子10の重心軸Gの両側に設け、可動子10の短辺の中央部分に設けることで、可動子10の姿勢を枠体2の底面2Aに対して平行に保持することができる。
これによると、可動子10は、ガイドシャフト8に沿った往復振動時に、枠体2の底面2Aに対して平行に保持されて、枠体2に無用に接触すること無く振動することができる。これによって、振動時の動作音(異音)を低減したリニア振動モータ1を得ることができる。
このリニア振動モータ1は、一対のガイドシャフト8が分割されていてマグネット部4を貫通しないので、一対のガイドシャフト8の直径とは無関係にY方向に幅広でZ方向には薄いマグネット部4によって、十分な駆動力が得られるマグネット体積を確保することができる。これによって十分な駆動力が得られる薄型のリニア振動モータ1を得ることができる。
更に、同軸上に配置した一対のガイドシャフト8で可動子10を軸支持するリニア振動モータ1は、マグネットの左右両サイドに振動方向に沿った一対の固定シャフトを設ける従来技術と比較すると、マグネット部4の左右には軸配置のスペースが不要になるので左右の幅をコンパクト化することが可能になる。
更には、弾性部材6を一対のガイドシャフト8に対して非同軸に配置しているので、弾性部材6の直径を一対のガイドシャフト8の直径とは無関係に細径化することができる。弾性部材6を細径化した場合の弾性力の設定は、弾性部材6の材料選択や弾性部材6を多数並列させることなどで適宜設定することができる。これによっても、可動子10を軸支持したリニア振動モータ1の薄型化が可能になる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係るリニア振動モータ1は、可動子10の厚さ寸法を幅寸法より小さくすることで、リニア振動モータの薄型化を可能にすることができ、このように可動子10を扁平状にした場合にも、可動子10が無闇に回転して作動音(異音)が発生するのを抑止することができる。これによって、がたつきの無い安定した振動を得ることができ、2軸の平行固定シャフトを設ける従来技術と比較して、生産性の向上を図ることができる。
また、一対の分割したガイドシャフト8によって可動子10を一軸で軸支持した場合には、固定シャフトを設ける場合と同様に安定した振動を得ることができると共に落下衝撃時の耐損傷性を得ることができる。そして、このようなリニア振動モータ1において、マグネット部4や錘部7の体積減少を抑えた上で薄型化や幅方向のコンパクト化を達成することができる。
図5は、本発明の実施形態に係るリニア振動モータ1を装備した電子機器の一例として、携帯情報端末100を示している。安定した振動が得られ薄型化や幅方向のコンパクト化が可能なリニア振動モータ1を備える携帯情報端末100は、通信機能における着信やアラーム機能などの動作開始・終了時を異音が発生しにくい安定した振動で使用者に伝えることができる。また、リニア振動モータ1の薄型化・幅方向のコンパクト化によって高い携帯性或いはデザイン性を追求した携帯情報端末100を得ることができる。更に、リニア振動モータ1は、厚さを抑えた直方体形状の枠体2内に各部を収容したコンパクト形状であるから、薄型化された携帯情報端末100の内部にスペース効率よく装備することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1:リニア振動モータ,
2:枠体,2A:底面,2A1:信号入力部,
2B,2C,2D,2E:側壁,2S:支持部,
2P:支持突起,2Q:蓋板,
3:コイル,4:マグネット部,
4A,4B,4C:マグネット片,
4D,4E:スペーサ,
5:補強板,6:弾性部材,
7:錘部,7A:端部,7B:ガイドシャフト支持部,
8:ガイドシャフト,9:軸受,10:可動子,
11:ヨーク,11A:凸部,12:磁性体片(磁性体部),14:緩衝部材,
100:携帯情報端末

Claims (6)

  1. マグネット部と錘部とヨークを備える可動子と、
    前記可動子を収容する枠体と、
    前記枠体に固定され、前記可動子を一軸方向に沿って往復振動させるように、前記マグネット部に駆動力を付与するコイルと、
    前記マグネット部に付与される駆動力に反発する弾性力を前記可動子に付与する弾性部材とを備え、
    前記枠体の内面には、前記可動子の振動方向に沿って延設される磁性体部が設けられ、前記ヨークは、前記磁性体部に近接する凸部を有することを特徴とするリニア振動モータ。
  2. 前記枠体には、前記可動子の重心軸と同軸に配置され、前記可動子の振動を案内するガイドシャフトが支持され、
    前記磁性体部は、前記ガイドシャフトを挟んだ両側に配置されることを特徴とする請求項1記載のリニア振動モータ。
  3. 前記磁性体部は、前記枠体の内面に固定される帯状の磁性体片によって構成されることを特徴とする請求項1又は2記載のリニア振動モータ。
  4. 前記可動子は、前記一軸方向に交差する断面形状が長辺と短辺を備え、
    前記磁性体部は、前記短辺に対向する前記枠体の内面に設けられ、
    前記ヨークの凸部は、前記短辺の中央部分に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のリニア振動モータ。
  5. 前記マグネット部は、着磁方向を前記一軸方向に向けた複数のマグネット片が同極を近接するように配列されており、
    前記マグネット部の前記一軸方向両端部には、前記ヨークと前記錘部が接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のリニア振動モータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のリニア振動モータを備えた携帯電子機器。
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