JP2017069861A - リモート接続支援システム、リモート接続支援方法およびリモート接続支援サーバ - Google Patents

リモート接続支援システム、リモート接続支援方法およびリモート接続支援サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】リモート接続の接続先となる端末の起動を確認できるリモート接続支援システムを提供する。【解決手段】本リモート接続支援システムでは、端末と当該端末へのリモート接続を支援するサーバとがネットワークで相互に接続されている。サーバは、信号送信部、受信部および出力部を備える。信号送信部は、接続先となる端末の指定を受けると、端末の起動を指示する起動信号を端末へ送信する。受信部は、ネットワークにおいて端末を示す識別情報を端末から受信する。出力部は、受信部によって受信した識別情報を出力する。端末は、起動部および通知部を備える。起動部は、起動信号を受信して端末の起動処理を行う。通知部は、端末が起動すると、識別情報をサーバに通知する。【選択図】図14

Description

本発明は、リモート接続支援システム、リモート接続支援方法およびリモート接続支援サーバに関する。
近年、様々な場面でリモート接続が利用されている。リモート接続では、ネットワーク上の端末に対して、当該ネットワークとは異なるネットワークから接続が行われる。このようなリモート接続では、利用者はリモートからの操作によって当該端末の電源を投入し、その後、端末へのリモート接続を行う。
国際公開第2008/117472号 特開2008−252188号公報
リモート接続を利用する利用者は、リモート接続先の端末とは物理的に異なる場所にいることが多い。そのため、利用者は、当該端末の稼働状況を確認する事が難しい。そこで、利用者は、当該端末の起動処理が完了したと思われるタイミングでリモート接続の要求を送信する。しかしながら、当該端末の起動処理が実際には完了していなかった場合、当該端末へのリモート接続は失敗する。
そこで、開示の技術の1つの側面は、リモート接続の接続先となる端末の起動を確認できるリモート接続支援システムを提供することを課題とする。
開示の技術の1つの側面は、次のようなリモート接続支援システムによって例示される。本リモート接続支援システムでは、端末と当該端末へのリモート接続を支援するサーバとがネットワークで相互に接続されている。サーバは、信号送信部、受信部および出力部を備える。信号送信部は、リモート接続の接続先となる端末の指定を受けると、端末の起動を指示する起動信号を端末へ送信する。受信部は、ネットワークにおいて端末を示す識別情報を端末から受信する。出力部は、受信部によって受信した識別情報を出力する。端末は、起動部および通知部を備える。起動部は、起動信号を受信して端末の起動処理を行う。通知部は、端末が起動すると、識別情報をサーバに通知する。
本リモート接続支援システムは、リモート接続の接続先となる端末の起動を確認できる。
図1は、第1実施形態に係るリモート接続システムの一例を示す図である。 図2は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、遠隔電源投入サービスサイトの処理ブロックの一例を示す図である。 図4は、マジックパケット送信処理部によって送信されるマジックパケットの構造の一例を示す図である。 図5は、マジックパケット応答の返信送信部によって自席PCに送信される確認パケットの構造の一例を示す図である。 図6は、自席PCの処理ブロックの一例を示す図である。 図7は、マジックパケット応答送信部によって送信される応答パケットの構造の一例を示す図である。 図8は、遠隔電源投入サービスサイトの処理フローの一例を示す図である。 図9は、リモート操作PCが遠隔電源投入サービスサイトに接続する際に表示される画面の一例を示す図である。 図10は、自席PCの情報を入力させる画面の一例である。 図11は、マジックパケットを受信した自席PCのBIOSによる処理の一例を示す図である。 図12は、マジックパケットを受信した自席PCのOSによる処理の一例を示す図である。 図13は、第1実施形態におけるマジックパケット送信の正常性確認処理の概略を示す図の一例である。 図14は、第1実施形態の処理シーケンスを示す図の一例である。 図15は、比較例に係るリモート接続処理の概略を示す図の一例である。 図16は、リモートデスクトップによる接続に失敗した後、再度リモートデスクトップによる接続を行う処理の概略を示す図の一例である。 図17は、スリープ状態に移行した自席PCに対してリモートデスクトップによる接続を行う処理の概略を示す図の一例である。
以下、図面を参照して、一実施形態に係るリモート接続システムについて説明する。以下に示す実施形態の構成は例示であり、開示の技術は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るリモート接続システム1の一例を示す図である。図1では、社内ネットワークN10と社外ネットワークN20とが例示される。リモート接続システム1では、インターネットに例示される社外ネットワークN20を介してリモート操作Personal Computer(PC)300が社内ネットワークN10の自席PC900に接続す
る。リモート接続システム1は、「リモート接続支援システム」の一例である。
社内ネットワークN10は、情報処理装置を相互に接続するコンピュータネットワークである。社内ネットワークN10は、例えば、社内に構築されるイントラネットである。社内ネットワークN10は、例えば、Local Area Network(LAN)またはWide Area Network(WAN)によって構築される。社内ネットワークN10は、Virtual Private Network(VPN)接続口400、遠隔電源投入サービスサイト500、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)情報取纏サイト600を含む。また、社内ネットワーク
N10は、図1に例示されるように、複数のサブネットワークN11を有する。社内ネットワークN10は、「ネットワーク」の一例である。
VPN接続口400は、社外ネットワークN20に接続されたリモート操作PC300から社内ネットワークN10への接続要求を受け付ける情報処理装置である。VPN接続口400は、社内ネットワークN10への接続要求を受け付けると、リモート操作PC300と社内ネットワークN10との間をVPNによって接続する。
遠隔電源投入サービスサイト500は、リモート操作PC300から自席PC900への電源投入要求を受け付ける情報処理装置である。遠隔電源投入サービスサイト500は
、受け付けた電源投入要求に含まれる電源投入対象の自席PC900を識別する情報を取得する。自席PC900を識別する情報は、Internet Protocol(IP)アドレス、Media
Access Control(MAC)アドレスおよびサブネットマスクのうち少なくとも一つを含
む。遠隔電源投入サービスサイト500は、電源投入対象となる自席PC900に対し電源投入を指示するパケットを送出する。電源投入を指示するパケットを送出して自席PC900の電源投入を行う方法の一例は、Wake On LANである。また、電源投入を指示する
パケットの一例は、Wake On LANで用いられるマジックパケットである。さらに、遠隔電
源投入サービスサイト500は、自席PC900の電源投入状況をリモート操作PC300に通知する。具体的には、遠隔電源投入サービスサイト500は、起動した自席PC900から自席PC900のIPアドレスの通知を受ける。遠隔電源投入サービスサイト500は、通知された自席PC900のIPアドレスをリモート操作PC300に通知する。遠隔電源投入サービスサイト500は、「サーバ」および「リモート接続支援サーバ」の一例である。マジックパケットは、「起動信号」の一例である。IPアドレスは、「識別情報」の一例である。
DHCP情報取纏サイト600は、DHCPによって割り当てられた自席PC900のIPアドレスを管理する情報処理装置である。DHCP情報取纏サイト600は、DHCPサーバ800から自席PC900に割り当てられたIPアドレスを所定間隔で取得する。
ルータ700は、サブネットワークN11のゲートウェイとなる情報処理装置である。自席PC900は、ルータ700を介することで、他のサブネットN11に属する情報処理装置等に接続できる。
DHCPサーバ800は、自席PC900を含む情報処理装置からIPアドレス割り当ての要求を受信すると、当該情報処理装置に対してIPアドレスを割り当てる情報処理装置である。DHCPサーバ800は、IPアドレスを割り当てる期間を所定期間に制限する。この所定期間は、リース期間とも称する。割り当てられたIPアドレスのリース期間が経過した情報処理装置は、例えば、当該IPアドレスの使用を停止する。
自席PC900は、例えば、社内の業務に利用される情報処理装置である。自席PC900は、マジックパケットを受信することで起動可能に設定されている。自席PC900は、起動されると、DHCPサーバ800に対してIPアドレスの割り当てを要求する。自席PC900は、DHCPサーバ800によって割り当てられたIPアドレスを自装置に設定することでサブネットN11と接続可能となる。さらに、自席PC900は、起動されIPアドレスの割り当てが完了すると、割り当てられたIPアドレスを遠隔電源投入サービスサイト500に通知する。自席PC900は、「端末」の一例である。
社外ネットワークN20は、情報処理装置を相互に接続するコンピュータネットワークである。社外ネットワークN20は、例えば、インターネットである。
リモート操作PC300は、例えば、社外で用いられる情報処理装置である。リモート操作PC300は、プロバイダ等のアクセスポイントN21を介して社外ネットワークN20に接続する。リモート操作PC300は、VPN接続口400との間に確立されるVPN接続を利用して、自席PC900に接続する。
図2は、情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置100は、プロセッサ101、主記憶部102、補助記憶部103、通信部104および接続バスB1を含む。プロセッサ101、主記憶部102、補助記憶部103および通信部104は、接続バスB1によって相互に接続されている。情報処理装置100は、リモ
ート操作PC300、VPN接続口400、遠隔電源投入サービスサイト500、DHCP情報取纏サイト600、ルータ700、DHCPサーバ800および自席PC900として利用できる。
情報処理装置100では、プロセッサ101が補助記憶部103に記憶されたプログラムを主記憶部102の作業領域に展開し、プログラムの実行を通じて周辺装置の制御を行う。これにより、情報処理装置100は、所定の目的に合致した処理を実行することができる。主記憶部102および補助記憶部103は、情報処理装置100が読み取り可能な記録媒体である。
主記憶部102は、プロセッサ101から直接アクセスされる記憶部として例示される。主記憶部102は、Random Access Memory(RAM)およびRead Only Memory(ROM)を含む。
補助記憶部103は、各種のプログラムおよび各種のデータを読み書き自在に記録媒体に格納する。補助記憶部103は外部記憶装置とも呼ばれる。補助記憶部103には、オペレーティングシステム(Operating System、OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。OSは、通信部104を介して接続される外部装置等とのデータの受け渡しを行う通信インターフェースプログラムを含む。外部装置等には、例えば、コンピュータネットワーク等で接続された、他の情報処理装置および外部記憶装置が含まれる。なお、補助記憶部103は、例えば、ネットワーク上のコンピュータ群であるクラウドシステムの一部であってもよい。
補助記憶部103は、例えば、Erasable Programmable ROM(EPROM)、ソリッド
ステートドライブ(Solid State Drive、SSD)、ハードディスクドライブ(Hard Disk
Drive、HDD)等である。また、補助記憶部103は、例えば、Compact Disc(CD)ドライブ装置、Digital Versatile Disc(DVD)ドライブ装置、Blu-ray(登録商標)Disc(BD)ドライブ装置等である。また、補助記憶部103は、Network Attached Storage(NAS)あるいはStorage Area Network(SAN)によって提供されてもよい。
情報処理装置100が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、情報処理装置100から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうち情報処理装置100から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、情報処理装置100に固定された記録媒体としてハードディスク、SSDあるいはROM等がある。
通信部104は、例えば、コンピュータネットワークとのインターフェースである。通信部104は、コンピュータネットワークを介して外部の装置と通信を行う。
情報処理装置100は、例えば、ユーザ等からの操作指示等を受け付ける入力部をさらに備えてもよい。このような入力部として、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、加速度センサーあるいは音声入力装置といった入力デバイスを例示できる。
情報処理装置100は、例えば、プロセッサ101で処理されるデータや主記憶部102に記憶されるデータを出力する出力部を備えるものとしてもよい。このような、出力部として、Cathode Ray Tube(CRT)ディスプレイ、Liquid Crystal Display(LCD)、Plasma Display Panel(PDP)、Electroluminescence(EL)パネル、有機ELパ
ネルあるいはプリンタといった出力デバイスを例示できる。
<処理ブロック>
図3および図6は、第1実施形態の処理ブロックの一例を示す図である。図3は、遠隔電源投入サービスサイト500の処理ブロックの一例を示し、図6は、自席PC900の処理ブロックの一例を示す。例えば、図2のプロセッサ101が図3および図6の各ブロックとして主記憶部102に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行する。ただし、図3および図6のいずれかのブロックの少なくとも一部はハードウェア回路、専用のプロセッサまたはデジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)を含んでもよい。
<遠隔電源投入サービスサイト500の処理ブロック>
図3は、遠隔電源投入サービスサイト500の処理ブロックの一例を示す図である。図3では、回線処理部510、ユーザーインターフェース部520およびマジックパケット処理部530の各処理ブロックが例示されている。
遠隔電源投入サービスサイト500のプロセッサ101は、回線処理部510として、Transmission Control Protocol(TCP)およびUser Datagram Protocol(UDP)を
含む各種プロトコルのパケットの転送処理を行う。回線処理部510は、TCPパケット転送処理部511とUDPパケット転送処理部512とを含む。TCPパケット転送処理部511は、TCPプロトコルのパケットの転送処理を行う。UDPパケット転送処理部512は、UDPプロトコルのパケットの転送処理を行う。TCPパケット転送処理部511およびUDPパケット転送処理部512は、図2の通信部104に相当する回線インタフェースを介してパケットの転送処理を行う。
遠隔電源投入サービスサイト500のプロセッサ101は、ユーザーインターフェース部520として、各種情報の入出力を行う。ユーザーインターフェース部520は、ブラウザ処理部521、自席PC情報入力部522および自席PC電源投入状況表示部523を含む。ユーザーインターフェース部520は、「出力部」の一例である。
ブラウザ処理部521は、リモート操作PC300のブラウザを介した情報の入出力を行う。ブラウザ処理部521は、他の処理部からの要求に応じてブラウザに各種情報を出力する。また、ブラウザ処理部520は、ブラウザを介して入力された情報を他の処理部に引き渡す。
自席PC情報入力部522は、電源投入対象となる自席PC900を特定する情報の入力を受け付ける。自席PC情報入力部522は、情報を入力する入力欄の出力をブラウザ処理部521に要求する。自席PC情報入力部522は、ブラウザを介して入力された情報をマジックパケット送信処理部531に引き渡す。
自席PC電源投入状況表示部523は、マジックパケット応答確認部532およびマジックパケット応答の返信送信部533から取得した情報を基に、自席PC900の電源投入状況をブラウザ処理部521に依頼してブラウザに表示する。
遠隔電源投入サービスサイト500のプロセッサ101は、マジックパケット処理部530として、ユーザーインターフェース部521で入力された情報を基に、マジックパケットの送信および応答の確認を行う。マジックパケット処理部530は、マジックパケット送信処理部531、マジックパケット応答確認部532およびマジックパケット応答の返信送信部533を含む。
マジックパケット送信処理部531は、ユーザーインターフェース部521で入力され
た情報を基に、マジックパケットを作成する。マジックパケット送信処理部531は、ユーザーインターフェース部521で入力された情報から自席PC900が属するサブネットN11のネットワークアドレスを算出する。マジックパケット送信処理部531は、作成したマジックパケットを自席PC900の属するサブネットN11に対してブロードキャストとして送信する。マジックパケット送信処理部531は、「信号送信部」の一例である。
ここで、マジックパケットがブロードキャストとして送信される理由について簡単に説明する。電源がオフにされている自席PC900は、マジックパケットの受信は可能なものの、IPアドレスによる通信およびARP要求等には反応しない。そのため、マジックパケットは、IPアドレスおよびMACアドレスを指定したパケット送信によっては、自席PC900に到達しない虞がある。そこで、マジックパケットは、ブロードキャストとして送信される。遠隔電源投入サービスサイト500の属するサブネットと自席PC900の属するサブネットとが異なる場合、マジックパケットは、例えば、異なるサブネットへのブロードキャストであるダイレクトブロードキャストとして送信される。
図4は、マジックパケット送信処理部531によって送信されるマジックパケットの構造の一例を示す図である。マジックパケットは、IPヘッダ部、UDPヘッダ部およびUDPデータ部を有する。IPヘッダ部およびUDPヘッダ部については、既知のものであるため、その詳細な説明は省略する。なお、IPヘッダ部のうち、発信元IPアドレスには、図4に例示されるマジックパケットの送信元である遠隔電源投入サービすサイト500のIPアドレスが格納される。また、宛先IPアドレスには、自席PC900の属するサブネットN11のネットワークアドレスが格納される。
マジックパケットでは、UDPデータ部にマジックパケットに関するデータが保持される。UDPデータ部の先頭には、データ“FF”が6バイト分配置される。続いて、宛先となる自席PC900のMACアドレスが16個配置される。図4の例では、自席PC900のMACアドレスとして、“010203040506”が例示されている。
図3に戻り、マジックパケット応答確認部532は、マジックパケットを受信した自席PC900からの応答パケットを受信する。マジックパケット応答確認部532は、応答パケットに含まれる自席PC900のIPアドレスを取得し、取得したIPアドレスを自席PC電源投入状況表示部523に渡す。応答パケットの詳細は、自席PC900の処理ブロックを説明する際に詳述する。マジックパケット応答確認部532は、「受信部」の一例である。
マジックパケット応答の返信送信部533は、自席PC900に対し、確認パケットを送信する。確認パケットは、自席PC900から応答パケットの受信した遠隔電源投入サービスサイト500が、応答パケットの受信を自席PC900に通知する際に用いられる。
図5は、マジックパケット応答の返信送信部533によって自席PC900に送信される確認パケットの構造の一例を示す図である。確認パケットは、自席PC900から応答パケットを受信した遠隔電源投入サービスサイト500が、応答パケットの受信を自席PC900に通知する際に用いられる。以下、図5を参照して、応答パケットを受信した遠隔電源投入サービスサイト500が自席PC900に送信する確認パケットの構造について説明する。
図5のIPヘッダ部およびUDPヘッダ部については、図4と同様であるため、その説明を省略する。UDPデータ部には、図5に例示される確認パケットに含まれる自席PC
900のMACアドレスおよびIPアドレスが含まれる。自席PC900は、確認パケットを受信することで、自席PC900から送信した確認パケットが遠隔電源投入サービスサイト500に受信されたことを確認できる。
<自席PC900の処理ブロック>
図6は、自席PC900の処理ブロックの一例を示す図である。図6では、回線処理部910、Advanced Configuration and Power Interface(ACPI)機能部920、Basic Input/Output System(BIOS)処理部930およびOS処理部940が例示されて
いる。以下、図6を参照して、自席PC900の処理ブロックについて説明する。
自席PC900のプロセッサ101は、回線処理部910として、UDPプロトコルのパケットの転送処理を行う。回線処理部910は、UDPパケット転送処理部911を含む。UDPパケット転送処理部911は、図2の通信部104に相当する回線インタフェースを介してUDPパケットの転送処理を行う。
UDPパケット転送処理部911は、UDPパケットの送受信を行う。UDPパケット転送処理部911は、遠隔電源投入サービスサイト500から送信されるマジックパケットを受信する。また、UDPパケット転送処理部911は、遠隔電源投入サービスサイト500に対し、マジックパケットへの応答パケットを送信する。さらに、UDPパケット転送処理部911は、遠隔電源投入サービスサイト500から応答パケットへの返信である確認パケットを受信する。
自席PC900のプロセッサ101は、ACPI処理部920として、自席PC900の電源状況の管理およびBIOSとOSとの連携処理を行う。ACPI処理部920は、電源制御部921、BIOS起動部922、電源起動要因保存部923および送信元IPアドレス保存部924を含む。ACPI処理部920は、「起動部」の一例である。
電源制御部921は、自席PC900の電源が投入されると、自席PC900の起動処理を行う。起動処理を開始した電源制御部921は、BIOS起動部922に対し、BIOSの処理を開始するように指示する。
BIOS起動部922は、電源制御部921からの指示により、BIOS処理部930のBIOS処理制御部931に対し、BIOSの起動処理の開始を指示する。
電源起動要因保存部923には、自席PC900の起動の要因を示す情報が保存される。起動の要因には、例えば、マジックパケット受信による起動および電源ボタン押下による起動が含まれる。以下、本明細書において、自席PC900の起動の要因を、電源起動要因とも称する。電源起動要因保存部923は、例えば、マジックパケット受信による起動か否かを示すフラグ情報が保存されてもよい。電源起動要因保存部923は、例えば、ACPIが自席PC900の初期化に用いるデータが格納されるACPIテーブルに格納される。すなわち、ACPIテーブルに電源起動要因を示すキーが作成され、当該キーの値として電源起動要因が格納される。ACPIテーブルは、例えば、主記憶部102または補助記憶部103に記憶される。
送信元IPアドレス保存部924には、マジックパケットの送信元を示すIPアドレスが保存される。第1実施形態では、マジックパケットは遠隔電源投入サービスサイト500によって送信される。そのため、第1実施形態では、送信元IPアドレス保存部924には、遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスが保存される。送信元IPアドレス保存部924は、例えば、ACPIテーブルに格納される。すなわち、ACPIテーブルに送信元IPアドレスを示すキーが作成され、当該キーの値として送信元IPアドレ
スが格納される。送信元IPアドレス保存部924は、「記憶部」の一例である。
BIOS処理部930は、自席PC900の起動に係るBIOS処理を実行する。BIO処理部930は、BIOS起動部922からの指示によって処理を開始する。BIOS処理部930は、BIOS処理制御部931、電源起動要因分析部932、送信元IPアドレス取出部933、OS起動部934およびハード初期設定部935を含む。BIOS処理部930は、「起動部」および「ハードウェア起動部」の一例である。
BIOS処理制御部931は、BIOS起動部922からの指示によって処理を開始する。BIOS処理制御部931は、電源起動要因分析部932、送信元IPアドレス取出部933、OS起動部934およびハード初期設定部935の制御を行う。
電源起動要因分析部932は、自席PC900の起動がマジックパケットの受信によるものか否かを分析する。電源起動要因分析部932は、例えば、UDPパケット転送処理部911がマジックパケットを受信していれば、マジックパケットの受信による起動と判定する。また、電源起動要因分析部932は、例えば、UDPパケット転送処理部911がマジックパケットを受信していなければ、電源ボタン押下による起動と判定する。電源起動要因分析部932は、分析結果に基づいて、自席PC900が起動された要因を示す情報を電源起動要因保存部923に保存する。電源起動要因分析部932は、例えば、自席PC900の電源が投入されると、BIOS処理制御部931によって起動される。
送信元IPアドレス取出部933は、マジックパケットに含まれる送信元IPアドレスを取得する。送信元IPアドレス取出部933は、取得した送信元IPアドレスを送信元IPアドレス保存部924に保存する。送信元IPアドレス取出部933は、例えば、UDPパケット転送処理部911がマジックパケットを受信すると、BIOS処理制御部931によって起動される。
ハード初期設定部935は、自席PC900のハードウェアの初期化処理を行う。ハード初期設定部935は、例えば、自席PC900の入出力装置の初期化を行う。ハード初期設定部935は、例えば、BIOS処理制御部931によって起動される。
OS起動部934は、OS処理部940に対し、OSの起動を指示する。OS起動部934による処理は、例えば、電源起動要因分析部932、送信元IPアドレス取出部933およびハード初期設定部935による処理の完了後に、BIOS処理制御部931によって起動される。
OS処理部940は、OS起動部934からの指示によって処理を開始する。OS処理部940は、OS処理制御部941、電源起動要因分析部942、送信元IPアドレス取出部943、各種初期設定部944およびマジックパケット応答送信部945を含む。OS処理部940は、「起動部」および「ソフトウェア起動部」の一例である。
OS処理制御部941は、電源起動要因分析部942、送信元IPアドレス取出部943、各種初期設定部944およびマジックパケット応答送信部945の制御を行う。
電源起動要因分析部942は、自席PC900の起動がマジックパケットの受信によるものか否かを分析する。電源起動要因分析部942は、電源起動要因保存部923から自席PC900が起動された要因を示す情報を取得する。電源起動要因分析部942は、例えば、OS起動部934によって起動されたOS処理制御部941によって起動される。
送信元IPアドレス取出部943は、送信元IPアドレス保存部924に保存されたマ
ジックパケットの送信元を示すIPアドレスを取得する。第1実施形態では、マジックパケットは遠隔電源投入サービスサイト500によって送信される。そのため、第1実施形態では、送信元IPアドレス取出部943は、送信元IPアドレス保存部924から遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスを取得する。送信元IPアドレス取出部943は、例えば、電源起動要因がマジックパケットの受信によるものである場合に、OS処理制御部941によって起動される。
各種初期設定部944は、OSの起動に伴う各種初期設定を行う。各種初期設定部944は、例えば、デバイスドライバの初期化を行う。
マジックパケット応答送信部945は、遠隔電源投入サービスサイト500から受信したマジックパケットへの応答パケットを送信する。マジックパケット応答送信部945は、送信元IPアドレス取出部943によって取得された送信元IPアドレスを宛先として、応答パケットを送信する。マジックパケット応答送信部945は、例えば、電源起動要因分析部942、送信元IPアドレス取出部943および各種初期設定部944による処理の完了後に、OS処理制御部941によって起動される。マジックパケット応答送信部945は、「通知部」の一例である。
図7は、マジックパケット応答送信部945によって送信される応答パケットの構造の一例を示す図である。図7に例示される応答パケットは、マジックパケットを受信して電源投入を完了した自席PC900のマジックパケット応答送信部945が、遠隔電源投入サービスサイト500に対して自席PC900のIPアドレスを通知する際に用いられる。以下、図7を参照して、応答パケットの構造について説明する。
図7のIPヘッダ部およびUDPヘッダ部については、図4と同様に既知のものであるため、詳細な説明を省略する。発信元IPアドレスには、自席PC900のIPアドレスが格納される。宛先IPアドレスには、遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスが格納される。UDPデータ部には、自席PC900から遠隔電源投入サービスサイト500へ通知する返信データが配置される。返信データは、自席PC900のMACアドレスおよびIPアドレスを含む。遠隔電源投入サービスサイト500は、確認パケットを受信することで、自席PC900の電源投入完了を確認できる。
<遠隔電源投入サービスサイト500の処理フロー>
図8は、遠隔電源投入サービスサイト500の処理フローの一例を示す図である。以下、図8を参照して、遠隔電源投入サービスサイト500の処理フローの一例について説明する。
OP1では、自席PC情報入力部522は、リモート操作PC300のウェブブラウザに自席PC900の情報を入力させる画面を表示させる。図9および図10は、リモート操作PC300のウェブブラウザに表示される画面の一例を示す図である。以下、図9および図10を参照して、リモート操作PC300のウェブブラウザに表示される画面について説明する。
リモート操作PC300がVPNを経由して遠隔電源投入サービスサイト500に接続すると、リモート操作PC300のウェブブラウザには、図9に例示される画面が表示される。図9は、リモート操作PC300が遠隔電源投入サービスサイト500に接続する際に表示される画面の一例を示す図である。図9では、自席PC900への接続手順の説明とともに、自席PC900への接続作業の開始を指示するログインボタンがリモート操作PC300のウェブブラウザに例示される。
図10は、リモート操作PC300に、操作対象となる自席PC900の情報を入力させる画面の一例である。図10に例示される画面は、図9のログインボタンが押下されると、リモート操作PC300のウェブブラウザに表示される。図10では、自席PC900を示す情報として、自席PC900に設定されている各種ネットワーク設定の設定値を入力する入力欄が表示される。自席PC900を示す情報として、図10では、MACアドレス、IPアドレスおよびサブネットマスクが例示される。なお、自席PC900のIPアドレスはDHCPサーバ800によって動的に割り当てられるため、自席PC900の起動時にIPアドレスが変更される可能性がある。しかしながら、図10に例示される画面では、前回使用したときの自席PC900のIPアドレスを入力すればよい。DHCPサーバ800によって自席PC900に割り当てられるIPアドレスの範囲は、自席PC900が属するサブネットN11の範囲内である。そのため、遠隔電源投入サービスサイト500は、入力されたIPアドレスおよびサブネットから自席PC900の属するサブネットN11を示すネットワークアドレスを算出できる。そのため、遠隔電源投入サービスサイト500は、自席PC900のIPアドレスが変更されていても、自席PC900の属するサブネットN11へ向けて、マジックパケットを送信できるからである。
図8に戻り、OP2では、図10に例示される画面に自席PC900のMACアドレス、IPアドレスおよびサブネットマスクが入力され、「送信ボタン」が押下されると、マジックパケット送信処理部531による処理が開始される。マジックパケット送信処理部531は、図10に例示される画面に入力された情報を基に、マジックパケットを作成する。ここで、自席PC900のサブネットマスクを入力させる理由について簡単に説明する。自席PC900のIPアドレスおよびサブネットマスクが入力されることで、自席PC900のネットワークアドレスの算出が可能となる。マジックパケットでは、算出されたネットワークアドレスがブロードキャストの宛先として指定される。
図8に戻り、OP3では、マジックパケット送信処理部531は、OP2で作成したマジックパケットを送信する。OP4では、マジックパケット応答確認部532は、自席PC900からの図7に例示される応答パケットを所定期間待つ。
OP5では、マジックパケット応答確認部532は、自席PC900から応答パケットを受信したか否かを判定する。自席PC900から応答パケットを受信した場合(OP5でYES)、処理はOP6に進められる。自席PC900から応答パケットを受信しない場合(OP5でNO)、処理はOP3に進められる。
OP6では、自席PC900への確認パケットの送信処理が行われる。マジックパケット応答の返信送信部533は、受信した応答パケットから自席PC900のIPアドレスを取得する。マジックパケット応答の返信送信部533は、取得したIPアドレス宛に図5に例示される確認パケットを送信する。
OP7では、マジックパケット応答確認部532は、受信した応答パケットに送信元IPアドレスとして含まれる自席PC900のIPアドレスを取得する。マジックパケット応答確認部532は、取得したIPアドレスを自席PC電源投入状況表示部523に渡す。
OP8では、自席PC電源投入状況表示部523は、自席PC900の電源投入状況および自席PC900のIPアドレスをリモート操作PC300のウェブブラウザに表示させる。自席PC電源投入状況表示部523は、例えば、マジックパケット応答確認部532から渡されたIPアドレスをブラウザ処理部521を介して、リモート操作PC300のウェブブラウザに表示させる。
<自席PC900の処理フロー>
図11は、マジックパケットを受信した自席PC900のBIOSによる処理の一例を示す図である。以下、図11を参照して、マジックパケットを受信した自席PC900のBIOSによる処理について説明する。
OP11では、自席PC900の電源がオンにされる。OP12では、電源制御部921は、自席PC900の起動処理を開始し、BIOS起動部922にBIOSを起動させるように指示する。BIOS起動部922は、BIOS処理制御部931に対し、BIOS起動処理の開始を指示する。BIOS起動部922からの指示により自席PC900のBIOSが起動する。OP13では、電源起動要因分析部932は、自席PC900の電源起動要因が、マジックパケット受信によるものか電源ボタンの押下によるものかを判定する。電源起動要因がマジックパケット受信によるものである場合(OP13でYES)、処理は、OP14に進められる。電源起動要因がマジックパケット受信によるものでない場合(OP13でNO)、処理は、OP18に進められる。さらに、OP13では、電源起動要因分析部932は、判定した電源起動要因を示す情報を電源起動要因保存部923に保存する。
OP14では、送信元IPアドレス取出部933は、マジックパケットに送信元IPアドレスとして含まれる遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスを取得する。OP15では、ハード初期設定部935は、自席PC900の各種入出力装置の初期設定を行う。OP16では、送信元IPアドレス取出部933は、OP14でマジックパケットから取得した遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスを送信元IPアドレス保存部924に保存する。OP17では、OP起動部934は、OS処理制御部941に対して、OSの起動を指示する。OP18の処理は、OP15の処理と同様であるため、その説明を省略する。
図12は、マジックパケットを受信した自席PC900のOSによる処理の一例を示す図である。図12の処理は、図11の処理によって起動されたOSによって実行される。以下、図12を参照して、マジックパケットを受信した自席PC900のOSによる処理について説明する。
OP21では、電源起動要因分析部942は、自席PC900の起動がマジックパケット受信によるものか電源ボタン押下によるものかを判定する。電源起動要因分析部942は、電源起動要因保存部923に保存された電源起動要因を示す情報を取得する。電源起動要因分析部942は、取得した情報がマジックパケット受信による起動を示す場合(OP21でYES)、処理をOP22に進める。電源起動要因分析部942は、取得した情報が電源ボタン押下によるものである場合(OP21でNO)、処理をOP28に進める。
OP22では、送信元IPアドレス取出部943は、送信元IPアドレス保存部924からマジックパケットの送信元IPアドレスである遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスを取得する。OP23では、各種初期設定部944は、各種アプリケーションの初期設定を行う。OP24では、自席PC900のOSは、自席PC900の社内ネットワークN10への接続を行う。OP25では、マジックパケット応答送信部945は、OP22で取得した遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスを宛先として、応答パケットを送信する。OP26では、自席PC900は、遠隔電源投入サービスサイト500からの応答を所定期間待つ。OP27では、マジックパケット応答送信部945は、OP26で送信した応答パケットへの応答である確認パケットを所定期間内に受信したか否かを判定する。確認パケットを受信した場合(OP27でYES)、処理は図12の処理は終了する。確認パケットを受信しない場合(OP27でNO)、処理は、OP2
5に進められる。
図8から図12に基づいて説明したように、図8のOP3で遠隔電源投入サービスサイト500から自席PC900に対してマジックパケットが送信される。送信されたマジックパケットは、図11の各ステップに例示されるように、自席PC900のBIOSによって受信される。図12のOP25では、自席PC900のOSは、図8のOP3で遠隔電源投入サービスサイト500から送信されたマジックパケットを受信したことを示す応答パケットを遠隔電源投入サービスサイト500に送信する。さらに、図8のOP8では、遠隔電源投入サービスサイト500は、自席PC900に対して応答パケットを受信したことを示す確認パケットを送信する。図12のOP27では、自席PC900のOSは、遠隔電源投入サービスサイト500から確認パケットを受信する。これらの一連の処理により、遠隔電源投入サービスサイト500および自席PC900は、互いにマジックパケットの送受信が正常に行われたことを確認できる。
これらの処理のように、通信が正常に行われたか否かを確認する場合、TCPプロトコルが採用される場合が多い。TCPプロトコルが採用されることで、いわゆる3ウェイハンドシェイクによって通信の正常性確認が可能となる。しかしながら、第1実施形態の場合、マジックパケットの受信は自席PC900のBIOS処理部930によって行われ、応答パケットの送信は自席PC900のOS処理部940によって行われる。すなわち、マジックパケット受信時と応答パケット送信時において処理主体が異なっている。そのため、第1実施形態におけるマジックパケット送信の正常性確認にTCPプロトコルを採用する事は難しい。そこで、第1実施形態では、マジックパケットの送信にUDPプロトコルを採用した上で、マジックパケットの送信の正常性確認が行えるように以下の図13に例示するような工夫を施している。
図13は、第1実施形態におけるマジックパケット送信の正常性確認処理の概略を示す図の一例である。第1実施形態では、図13の処理は、例えば、図8、図11および図12の処理中に行われる。以下、図13を参照してマジックパケット送信の正常性確認処理の概略について説明する。
T1では、遠隔電源投入サービスサイト500は、自席PC900に対してマジックパケットを送信する。
T2では、マジックパケットを受信した自席PC900のBIOS処理部930が自席PC900の起動処理を開始する。BIOS処理部930の送信元IPアドレス取出部933は、受信したマジックパケットに送信元IPアドレスとして含まれる遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスを取得する。送信元IPアドレス取出部933は、取得した遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスをACPI処理部920の送信元IPアドレス保存部924に保存する。その後、BIOS処理部930のOS起動部934がOSを起動することにより、自席PC900の起動処理がOS処理部940に引き継がれる。
T3では、自席PC900のOS処理部940の送信元IPアドレス取出部943は、送信元IPアドレス保存部から遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスを取得する。OS処理部940のマジックパケット応答送信部945は、取得した遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスを宛先として応答パケットを送信する。マジックパケット応答送信部945は、所定期間内にT4に例示される遠隔電源投入サービスサイト500からの確認パケットを受信しない場合、応答パケットを再送する。
T3では、遠隔電源投入サービスサイト500のマジックパケット応答確認部532は
、自席PC900からの応答パケットの受信を確認する。T3の処理によって、遠隔電源投入サービスサイト500は、自席PC900の起動を確認できる。T4では、応答パケットの受信を確認した遠隔電源投入サービスのマジックパケット応答の返信送信部533は、確認パケットを自席PC900に対して送信する。自席PC900のマジックパケット応答送信部945は、遠隔電源投入サービスサイト500からの確認パケットを受信する。T4の処理によって、自席PC900は、応答パケットが遠隔電源投入サービスサイト500に受信されたことを確認できる。
図14は、第1実施形態の処理シーケンスを示す図の一例である。以下、図14を参照して、第1実施形態の処理シーケンスについて説明する。
T11では、リモート操作PC300は、VPN接続口400に対し、VPN接続に用いられるユーザIDおよびパスワードを送信する。ユーザIDおよびパスワードによる認証が成功すると、リモート操作PC300とVPN接続口400との間にVPN接続が確立される。確立されたVPN接続によって、リモート操作PC300は、社内ネットワークN10に接続可能となる。
T12では、リモート操作PC300は、T11で確立したVPN接続を介して遠隔電源投入サービスサイト500に接続する。リモート操作PC300は、例えば、ユーザ名およびパスワードを指定して遠隔電源投入サービスサイト500に接続する。この接続は、例えば、ウェブブラウザを用いて行われる。遠隔電源投入サービスサイト500の自席PC情報入力部522は、リモート操作PC300のウェブブラウザに対して、図9および図10に例示されるようなリモート接続を案内するページを出力する。
T13では、表示されたページに対しリモート接続の対象となる自席PC900の情報が入力される。入力される情報は、自席PC900のIPアドレス、MACアドレスおよびサブネットマスクを含む。入力された情報は、自席PC900から遠隔電源投入サービスサイト500に送信される。
T14では、遠隔電源投入サービスサイト500のマジックパケット送信処理部531は、T13で入力された情報を基にマジックパケットを送信する。マジックパケットは、例えば、UDPプロトコルでブロードキャストされる。
T15では、自席PC900の送信元IPアドレス取出部933は、マジックパケットに送信元IPアドレスとして含まれる遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスを取得する。送信元IPアドレス取出部933は、取得した遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスを送信元IPアドレス保存部924に保存する。
T16では、自席PC900のOS起動部934は、OS処理制御部941に対してOSの起動を指示する。T17では、送信元IPアドレス取出部943は、送信元IPアドレス保存部924に保存された遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスを取得する。
T18では、自席PC900は、DHCPサーバ800に対し、自席PC900へのIPアドレスの割り当てを要求する。T19では、DHCPサーバ800は、割り当てるIPアドレスを自席PC900に通知する。T1Aでは、自席PC900の各種初期設定部944は、割り当てられたIPアドレスを自席PC900に設定する。
T1Bでは、自席PC900のマジックパケット応答送信部945は、応答パケットを遠隔電源投入サービスサイト500に送信する。T1Cでは、遠隔電源投入サービスサイ
ト500のマジックパケット応答確認部532は、受信した応答パケットに送信元IPアドレスとして含まれる自席PC900のIPアドレスを取得する。T1Dでは、遠隔電源投入サービスサイト500の自席PC電源投入状況表示部523は、リモート操作PC300のウェブブラウザに自席PC900のIPアドレスを表示させる。T1Eでは、リモート操作PC300は、表示されたIPアドレスを宛先として、例えば、リモートデスクトップによる接続を行う。
<比較例>
以上説明した第1実施形態では、マジックパケットを受信した自席PC900は、自身のIPアドレスを遠隔電源投入サービスサイト500に通知した。遠隔電源投入サービスサイト500は、通知された自席PC900のIPアドレスをリモート操作PC300に通知した。比較例では、リモート接続の対象となる自席PCは自身のIPアドレスの通知を行わない。以下、図面を参照して比較例について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図15は、比較例に係るリモート接続処理の概略を示す図の一例である。図15では処理主体として、リモート操作PC300、VPN接続口400、遠隔電源投入サービスサイト500a、DHCP情報取纏サイト600、DHCPサーバ800および自席PC900aが例示されている。
遠隔電源投入サービスサイト500aは、リモート操作PC300から自席PC900aへの電源投入要求を受け付ける情報処理装置である。遠隔電源投入サービスサイト500aは、自席PC900aのIPアドレスをリモート操作PC300に通知しない点で、遠隔電源投入サービスサイト500と異なる。
自席PC900aは、例えば、社内の業務に利用される情報処理装置である。自席PC900aは、DHCPサーバ800によって割り当てられたIPアドレスを遠隔電源投入サービスサイト500aに通知しない点で、自席PC900と異なる。
T21からT24までの各処理は、図14のT11からT14までの各処理と同様である。そのため、説明を省略する。T25では、マジックパケットを受信した自席PC900aが起動する。T26からT28の処理は、図14のT18からT20の処理と同様である。そのため、説明を省略する。T29では、リモート操作PC300は、自席PC900aに対し、例えば、リモートデスクトップによる接続を行う。ここで、比較例では、リモート操作PC300は、第1実施形態と異なり、自席PC900aが起動したか否かが判別できない。そこで、リモート操作PC300から自席PC900aの接続は、自席PC900aが起動したと思われるタイミングで実行される。リモートデスクトップ接続は、例えば、自席PC900aのIPアドレスを指定して行われる。
ところで、DHCPによって割り当てられるIPアドレスには、割り当てられた自席PC900aによって利用可能な期間が規定されている。この期間は、リース期間とも称される。したがって、自席PC900aのIPアドレスを確認した時点から、T29に例示されるリモートデスクトップによる接続までの間にリース期間を経過する場合がある。このような場合、自席PC900aのIPアドレスが確認した時点のIPアドレスから変動し、T29に例示されるリモートデスクトップによる接続に失敗する場合がある。すなわち、比較例の場合、自席PC900aのIPアドレスがリモート操作PC300に通知されないため、リモートデスクトップによる接続に失敗する場合がある。
図16は、リモートデスクトップによる接続に失敗した後、再度リモートデスクトップによる接続を行う処理の概略を示す図の一例である。以下、図16を参照してリモートデ
スクトップによる接続に失敗した後、再度リモートデスクトップによる接続を行う処理の概略について説明する。
T31では、リモート操作PC300は、自席PC900aに対してリモートデスクトップによる接続を行う。しかしながら、この時点では自席PC900aのIPアドレスが変わっているため、当該リモートデスクトップによる接続は失敗する。
T32では、リモート操作PC300は、自席PC900aに現時点で割り当てられたIPアドレスをDHCP情報取纏サイト600に問い合わせる。しかしながら、DHCP情報取纏サイト600に自席PC900aのIPアドレスが反映されるまでには、ある程度の時間がかかる。そのため、リモート操作PC300は、自席PC900aのIPアドレスの問い合わせをDHCP情報取纏サイト600に対して複数回実施している。
T33では、DHCP情報取纏サイト600は、DHCPサーバ800に対し、割り当てられたIPアドレスの問い合わせを行う。T34では、DHCP情報取纏サイト600は、DHCPサーバ800からの回答を基に、DHCPサーバ800によって割り当てられたIPアドレスの取り纏めを行う。この取り纏めでは、どの情報処理装置にどのIPアドレスを割り当てられたかがまとめられる。この処理の結果、自席PC900aに割り当てられたIPアドレスが、DHCP情報取纏サイト600が保持する情報に反映される。
T35では、リモート操作PC300は、DHCP情報取纏サイト600に自席PC900aに割り当てられたIPアドレスを問い合わせる。T36では、DHCP情報取纏サイト600は、T33およびT34の処理によって取得した自席PC900aのIPアドレスをリモート操作PC300に通知する。
T37では、リモート操作PC300は、T36の処理で取得したIPアドレスを指定して、自席PC900aにリモートデスクトップによる接続を行う。
図16に例示される処理では、リモート操作PC300は、DHCP情報取纏サイト600に対して自席PC900aのIPアドレスを問合せ、問合せしたIPアドレスを指定してリモートデスクトップを行った。しかしながら、上述の通り、DHCP情報取纏サイト600に自席PC900aのIPアドレスが反映されるまでにはある程度の時間がかかる。そのため、自席PC900aのIPアドレスを確認し、リモートデスクトップによる接続を行う頃には、自席PC900aが、例えば、処理を実行しないことで省電力状態とするスリープ状態に移行している可能性がある。スリープ状態に移行した結果、自席PC900aへのリモートデスクトップによる接続が失敗する虞がある。
図17は、スリープ状態に移行した自席PC900aに対してリモートデスクトップによる接続を行う処理の概略を示す図の一例である。以下、図17を参照して、スリープ状態に移行した自席PC900aに対してリモートデスクトップによる接続を行う処理の概略について説明する。
T41では、リモート操作PC300は、自席PC900aに対して、図16のT33およびT34の処理によって取得した自席PC900aのIPアドレスを宛先としてリモートデスクトップによる接続を行う。しかしながら、自席PC900aがスリープ状態に移行しているため、この接続は失敗する。
T42からT48までの処理によって、リモート操作PC300は、スリープ状態に移行した自席PC900aを起動させる。T42からT49までの各処理は、図15のT22からT29までの各処理と同様である。そのため、その詳細な説明を省略する。
<第1実施形態の効果>
比較例では、リモート操作PC300は、自席PC900aが起動したか否かを判別できない。そのため、比較例では、自席PC900aが起動したと思われるタイミングで、リモート操作PC300から自席PC900aへの接続が行われた。それに対して、第1実施形態のリモート接続システム1では、起動した自席PC900から自席PC900に割り当てられたIPアドレスが通知される。IPアドレスが通知されることで、リモート操作端末300は、自席PC900の起動を確認できる。
比較例では、自席PC900aのIPアドレスがリモート操作PC300に通知されない。そのため、自席PC900aに割り当てられたIPアドレスが変更された場合、リモート操作PC300から自席PC900aに接続できない場合がある。それに対して、第1実施形態のリモート接続システム1では、自席PC900から遠隔電源投入サービスサイト500に自席PC900に割り当てられたIPアドレスを通知した。さらに、遠隔電源投入サービスサイト500は、通知されたIPアドレスをリモート操作PC300に通知した。そのため、第1実施形態のリモート接続システム1によれば、自席PC900のIPアドレスが変更された場合でも、リモート操作PC300から自席PC900への接続が可能である。
第1実施形態の自席PC900では、BIOS処理部930が分析した電源起動要因を電源起動要因保存部923に保存した。自席PC900のOS処理部940は、電源起動要因保存部923から電源起動要因を取得できる。すなわち、第1実施形態の自席PC900は、BIOS処理部930によって分析された電源起動要因の情報をOS処理部940に引き継ぐ事が可能である。
第1実施形態の自席PC900では、BIOS処理部930が、受信したマジックパケットに含まれる遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスを送信元IPアドレス保存部924に保存した。自席PC900のOS処理部940は、送信元IPアドレス保存部924から遠隔電源投入サービスサイト500のIPアドレスを取得できる。すなわち、第1実施形態の自席PC900は、マジックパケットに含まれる送信元IPアドレスをBIOSからOSに引き継ぐ事が可能である。
第1実施形態の自席PC900は、BIOS処理部930が受信したマジックパケットに含まれる送信元IPアドレスを送信元IPアドレス保存部924に保存した。OS処理部940は、送信元IPアドレス保存部924から取得したIPアドレスに対して応答パケットを送信した。さらに、応答パケットを受信した遠隔電源投入サービスサイト500は、自席PC900に対して、応答パケットに送信元IPアドレスとして含まれる自席PC900のIPアドレスを取得し、取得したIPアドレスを宛先として確認パケットを送信した。その結果、自席PC900と遠隔電源投入サービスサイト500とは、正常に通信を行えたことを相互に確認できる。
第1実施形態では、遠隔電源投入サービスサイト500は、マジックパケットの宛先の指定として自席PC900のIPアドレスおよびサブネットマスクを受け付けた。遠隔電源投入サービスサイト500は、IPアドレスおよびサブネットマスクから自席PC900の属するサブネットを示すネットワークアドレスを算出できる。そのため、遠隔電源投入サービスサイト500は、自席PC900の属するサブネットN11に向けて、マジックパケットをブロードキャストとして送信できる。
<第1実施形態の変形>
第1実施形態では、リモート操作PC300から自席PC900へのリモート接続とし
て、リモートデスクトップが例示された。しかしながら、リモート接続の接続方式に特に限定は無い。リモート接続は、例えば、リモート操作PC300から自席PC900にログインして自席PC900の操作を行うものでもよいし、自席PC900とリモート操作PC300との間でファイルの授受を行うものでもよい。リモート接続は、例えば、telnet、File Transfer Protocol(FTP)、Virtual Network Computing(VNC)、Secure Shell(SSH)、SSH File Transfer Protocol(SFTP)、Secure Copy(SCP)、Unix(登録商標) to Unix Copy Protocol(UUCP)等であってもよい。リモート接続は、例えば、リモート操作PC300で稼働するX Windowクライアントが、自席PC900で稼働するX Windowサーバに接続するものであってもよい。
第1実施形態では、自席PC900のIPアドレスは、DHCPサーバ800から割り当てられた。しかしながら、自席PC900のIPアドレスは、DHCPサーバ800から割り当てられるものに限定されない。自席PC900のIPアドレスは、例えば、固定値として設定されてもよい。
第1実施形態では、リモート操作PC300は、社外ネットワークN20に接続された。しかしながら、リモート操作PC300が接続されるネットワークに限定は無い。リモート操作PC300は、例えば、社内ネットワークN10に属していてもよい。リモート操作PC300は、例えば、自席PC900と同一のサブネットN11に属してもよいし、自席PC900とは異なるサブネットN11に属してもよい。
第1実施形態では、リモート操作PC300から自席PC900へのリモート接続を遠隔電源投入サービスサイト500が中継した。しかしながら、自席PC900へリモート接続する情報処理装置は、リモート操作PC300に限定されない。自席PC900へリモート接続する情報処理装置は、例えば、遠隔電源投入サービスサイト500であってもよい。
1・・・リモート接続システム
100・・・情報処理装置
101・・・プロセッサ
102・・・主記憶部
103・・・補助記憶部
104・・・通信部
B1・・・接続バス
300・・・リモート操作PC
400・・・VPN接続口
500・・・遠隔電源投入サービスサイト
510・・・回線処理部
511・・・TCPパケット転送処理部
512・・・UDPパケット転送処理部
520・・・ユーザーインターフェース部
521・・・ブラウザ処理部
522・・・自席PC情報入力部522
523・・・自席PC電源投入状況表示部
530・・・マジックパケット処理部
531・・・マジックパケット送信処理部
532・・・マジックパケット応答確認部
533・・・マジックパケット応答の返信送信部
500a・・・遠隔電源投入サービスサイト
600・・・DHCP情報取纏サイト
700・・・ルータ
800・・・DHCPサーバ
900・・・自席PC
910・・・回線処理部
911・・・UDPパケット転送処理部
920・・・ACPI処理部
921・・・電源制御部
922・・・BIOS起動部
923・・・電源起動要因保存部
924・・・送信元IPアドレス保存部
930・・・BIOS処理部
931・・・BIOS処理制御部
932・・・電源起動要因分析部
933・・・送信元IPアドレス取出部
934・・・OS起動部
935・・・ハード初期設定部
940・・・OS処理部
941・・・OS処理制御部
942・・・電源起動要因分析部
943・・・送信元IPアドレス取出部
944・・・各種初期設定部
945・・・マジックパケット応答送信部
900a・・・自席PC
N10・・・社内ネットワーク
N11・・・サブネット
N20・・・社外ネットワーク
N21・・・プロバイダ等のアクセスポイント

Claims (7)

  1. 端末と前記端末へのリモート接続を支援するサーバとがネットワークで相互に接続されたリモート接続支援システムであって、
    前記サーバは、
    前記リモート接続の接続先となる前記端末の指定を受けると、前記端末の起動を指示する起動信号を前記端末へ送信する信号送信部と、
    前記ネットワークにおいて前記端末を示す識別情報を前記端末から受信する受信部と、
    前記受信部によって受信した前記識別情報を出力する出力部と、を備え、
    前記端末は、
    前記起動信号を受信して前記端末の起動処理を行う起動部と、
    前記端末が起動すると、前記識別情報を前記サーバに通知する通知部と、を備える、
    リモート接続支援システム。
  2. 前記端末は、動的に前記識別情報を割り当てられ、
    前記通知部は、動的に割り当てられた前記識別情報を前記受信部に通知する、
    請求項1に記載のリモート接続支援システム。
  3. 前記端末の指定は、前記端末のIPアドレスおよびネットマスクを含み、
    前記送信部は、前記IPアドレスおよび前記ネットマスクから算出されるネットワークアドレスにむけて前記起動信号を送信する、
    請求項1または2に記載のリモート接続支援システム。
  4. 前記起動部は、
    前記端末のハードウェアの起動処理を行うハードウェア起動部と、
    前記端末のソフトウェアの起動処理を行うソフトウェア起動部と、
    前記ハードウェア起動部と前記ソフトウェア起動部とで共有される記憶部と、を含み、
    前記ハードウェア起動部は、前記起動信号を受信すると前記起動信号に含まれる前記サーバを示す送信元情報を取得して前記記憶部に記憶させ、
    前記ソフトウェア起動部は、前記記憶部から前記送信元情報を取得し、
    前記通知部は、前記ソフトウェア部が取得した前記送信元情報を宛先として前記通知を行う、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のリモート接続支援システム。
  5. 前記起動信号および前記通知は、User Datagram Protocol(UDP)で行われる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のリモート接続支援システム。
  6. 端末と前記端末へのリモート接続を支援するサーバとがネットワークで相互に接続されたリモート接続支援システムのリモート接続支援方法であって、
    前記サーバは、
    前記リモート接続の接続先となる前記端末の指定を受けると、前記端末の起動を指示する起動信号を前記端末へ送信し、
    前記ネットワークにおいて前記端末を示す識別情報を前記端末から受信し、
    前記受信部によって受信した前記識別情報を出力し、
    前記端末は、
    前記起動信号を受信して前記端末の起動処理を行い、
    前記端末が起動すると、前記識別情報を前記サーバに通知する、
    リモート接続支援方法。
  7. 端末とネットワークで相互に接続されたリモート接続支援サーバであって、
    リモート接続の接続先となる端末の指定を受けると、前記端末の起動を指示する起動信号を前記端末へ送信する信号送信部と、
    前記ネットワークにおいて前記端末を示す識別情報を前記端末から受信する受信部と、
    前記受信部によって受信した前記識別情報を出力する出力部と、を備える、
    リモート接続支援サーバ。
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WO2023078317A1 (zh) * 2021-11-04 2023-05-11 华为技术有限公司 远程开机方法、电子设备及系统

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