JP2006339803A

JP2006339803A - Ｉｐ電話機自動設定システム及び方法

Info

Publication number: JP2006339803A
Application number: JP2005159489A
Authority: JP
Inventors: Kentaro Abe; 健太郎阿部
Original assignee: NEC Infrontia Corp
Current assignee: NEC Platforms Ltd
Priority date: 2005-05-31
Filing date: 2005-05-31
Publication date: 2006-12-14
Anticipated expiration: 2025-05-31
Also published as: US8331350B2; JP4454539B2; US20060271665A1

Abstract

【課題】ＬＡＮに接続されたＩＰ電話機の設定及びその変更作業を効率的かつ正確に行なうことのできるＩＰ電話機自動設定システムを提供する。
【解決手段】ＩＰ電話機１０と、ＩＰ電話機にＩＰアドレスを割り当てるＤＨＣＰサーバ２０と、ＩＰ電話機の設定データを蓄積するＦＴＰサーバ３０とがネットワーク５０で接続され、ＩＰ電話機が、起動後、ＤＨＣＰサーバからＦＴＰサーバのアドレス及び設定データのファイル名を取得し、そのＦＴＰサーバから設定データを取得して、当該ＩＰ電話機の詳細設定を自動で行う。
【選択図】図１

Description

本発明は、ＬＡＮ(Local Area Network)に接続されたＩＰ(Internet Protocol)電話機の詳細設定を自動で行うＩＰ電話機自動設定システムに関する。

従来、ＩＰ電話の新規導入の際、ＬＡＮ環境等に応じて一台ずつ手動でＩＰ電話機の詳細設定を行い、保守作業で各ＩＰ電話機の設定を変更していた。

また、ケーブルモデムに初期設定動作を実行するため、ケーブルモデムがＤＨＣＰ(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバにＩＰアドレスの割当を要求して、ＴＦＴＰ(Trivial File Transfer Protocol)サーバのアドレスと設定情報が記録されたファイルのファイル名を取得し、ＴＦＴＰサーバからそのファイルをダウンロードして設定する初期設定方法がある（例えば、特許文献１参照）。
特開２００４−１３５１４７号公報

しかしながら、導入するＩＰ電話機の台数が少ない場合、設定及びその変更作業はそれほど大変ではないが、１０００台を超えるＩＰ電話機の設定及びその変更作業をするとなると、時間や経費の負担が非常に大きくなる。

そこで本発明は、ＬＡＮに接続されたＩＰ電話機の設定及びその変更作業を効率的かつ正確に行なうことのできるＩＰ電話機自動設定システム及び方法を提供することを目的とする。

上述の課題を解決するため、本発明は、ＩＰ電話機と、ＩＰ電話機にＩＰアドレスを割り当てるＤＨＣＰサーバと、ＩＰ電話機の設定データを蓄積するＦＴＰ(File Transfer Protocol)サーバと、これらを接続するネットワークとを備えたＩＰ電話機自動設定システムであって、前記ＩＰ電話機は、起動後、ＤＨＣＰサーバからＦＴＰサーバのアドレス及び設定データのファイル名を取得する手段と、そのＦＴＰサーバから設定データを取得して、当該ＩＰ電話機の詳細設定を自動で行う手段とを有することを特徴とする。

以上の構成によって、ネットワークに接続されたＩＰ電話機の詳細設定を自動的に行なうことができる。

本発明によれば、複数のＩＰ電話機に設定を行う際、ＩＰ電話機をＩＰ電話自動設定システムのあるネットワーク環境にＬＡＮケーブルで接続するだけで自動設定を行うことができるので、時間短縮及び人件費削減が可能となる。

次に、本発明の最良の形態について図面を参照して説明する。

図１は、本発明のシステム構成を示す。ＩＰ電話機(IP PHONE)１０とＤＨＣＰサーバ２０とＦＴＰサーバ３０と主装置４０がネットワーク５０に接続されている。ＤＨＣＰサーバ２０は、ＩＰ電話機からのＩＰアドレス要求に応じて、動的にＩＰアドレスを割り当てると共に、ＦＴＰサーバのＩＰアドレスを通知する。ＦＴＰサーバ３０は、ＩＰ電話機の詳細設定データファイルを有する。主装置４０は、複数のＩＰ内線端末を収容して外線との交換を行う。

図２は、ＤＨＣＰオプションＩＤの詳細を示す。ＤＨＣＰオプションＩＤには、主装置のアドレスと、ＦＴＰサーバのアドレスと、詳細データファイル名とが設定されている。この詳細データファイル名は、ＤＨＣＰサーバの使用するＩＰアドレスの範囲であるスコープＡ(VLAN: Disable)、スコープＢ(VLAN: Enable)共に同じファイル名が設定される。ＤＨＣＰサーバは、ＩＰ電話機からＩＰアドレス要求を受けると、要求を受けたＩＰ電話機のＩＰアドレスにオプションＩＤを加えて通知する。

図３は、ＦＴＰサーバに蓄積されたＩＰ電話機の設定データファイルの詳細を示す。ＤＨＣＰサーバから通知されたオプションＩＤにて指定されたＦＴＰサーバには、指定されたファイル名でＩＰ電話機の詳細設定データが蓄積されている。設定項目のAuto Config Modeは、ＩＰ電話機の自動設定(Auto Config)機能の有効(Enable)／無効(Disable)を設定する。

図４は、本発明のＩＰ電話機自動設定システムの動作を説明するフローチャートである。ＩＰ電話機の起動後、ＩＰ電話機はＤＨＣＰサーバからＩＰアドレス及びオプションデータを取得する（Ｓ１）。Auto Config用オプションデータがあれば（Ｓ２でＹｅｓ）、DHCP Optionから取得した設定ファイル名とＩＰ電話機が保持している設定ファイル名に違いがあれば（Ｓ３でＹｅｓ）、ＦＴＰサーバからＩＰ電話機に設定データのダウンロードを開始する（Ｓ５）。設定データのダウンロードが完了し（Ｓ６でＹｅｓ）、設定データが変更なしならば（Ｓ７でＹｅｓ）、主装置に接続し（Ｓ１０）、ＩＰ電話機の立ち上げが完了する。ステップＳ２でＮｏならば、主装置に接続する（Ｓ１０）。ステップＳ３でＮｏならば、Auto Config機能がEnableならば（Ｓ４でＹｅｓ）、ステップＳ５に進み、Disableならば、ステップＳ１０に進む。ステップＳ６でＮｏならば、ＩＰ電話機をリセットして（Ｓ９）、ステップ１に戻る。ステップＳ７でＮｏならば、設定データを保存し（Ｓ８）、ＩＰ電話機をリセットして（Ｓ９）、ステップ１に戻る。

図５は、本発明によるAuto Config機能を使用してＩＰ電話機から主装置に接続するまでのシーケンス図である。ＩＰ電話機からＤＨＣＰサーバにDHCP Discoverを送信し、これを受けてＤＨＣＰサーバは、DHCP OfferによってＩＰ電話機のＩＰアドレスを割り当てると共に図２に示すＤＨＣＰオプションデータを送信する。これを受けてＩＰ電話機は、DHCP Requestを送信し、ＤＨＣＰサーバはDHCP Ackを返信する。

ＩＰ電話機は、ＤＨＣＰオプションデータから得たＩＰアドレスのＦＴＰサーバに詳細設定データファイルのダウンロードを要求し、ＦＴＰサーバはその詳細設定データファイルを送信する。ＩＰ電話機は、詳細設定データファイルを受けて、設定データをバージョンアップして保存する。そして、ＩＰ電話機は、DHCP Releaseを送信して、自身をハードウェアリセットする。

次に、DHCP Discoverの送信から詳細設定データファイルの受信までを繰り返し、設定されたデータに変更がなければ、主装置に接続要求を送る。

図６は、ＩＰ電話機を接続するＬＡＮ環境にＶＬＡＮ(Virtual LAN)を使用する場合を示す。スコープＡはＶＬＡＮがDisable、スコープＢはＶＬＡＮがEnableである。ＩＰ電話機からＤＨＣＰサーバのスコープＡにDHCP Discoverを送信し、これを受けてＤＨＣＰサーバは、DHCP OfferによってＩＰ電話機のＩＰアドレスを割り当てると共にＤＨＣＰオプションデータを送信する。これを受けてＩＰ電話機は、DHCP Requestを送信し、ＤＨＣＰサーバはDHCP Ackを返信する。

ＩＰ電話機は、ＤＨＣＰオプションデータから得たＩＰアドレスのＦＴＰサーバに詳細設定データファイルのダウンロードを要求し、ＦＴＰサーバはその詳細設定データファイルを送信する。この詳細設定データは、「VLAN：Enable、VLAN ID：××」と指定されている。ＩＰ電話機は、詳細設定データファイルを受けて、設定データをバージョンアップして保存する。そして、ＩＰ電話機は、DHCP Releaseを送信して、自身をハードウェアリセットする。

次に、ＩＰ電話機からＤＨＣＰサーバのスコープＢにDHCP Discoverを送信し、詳細設定データファイルの受信までを繰り返し、設定されたデータに変更がなければ、ＶＬＡＮの主装置に接続要求を送る。

図７は、ＩＰ電話機が稼働中の設定変更シーケンスを示す。ＦＴＰサーバの詳細設定データがバージョンアップ等で変更されると、主装置からＩＰ電話機にリセット指示を送り、ＩＰ電話機をソフトリセットする。以降の動作は、図５と同様である。

図８は、ＩＰ電話機がＶＬＡＮ環境で稼働中の設定変更シーケンスを示す。ＦＴＰサーバの詳細設定データがバージョンアップ等で変更されると、主装置からＩＰ電話機にリセット指示を送り、ＩＰ電話機をソフトリセットする。ＩＰ電話機からＤＨＣＰサーバのスコープＢにDHCP Discoverを送信し、以降の動作は、図６と同様である。

図９は、ＩＰ電話機を移設する際の設定変更シーケンスを示す。VLAN ID：１０で使用されていたＩＰ電話機を、他の場所に移動してVLAN ID：２０に設定し直して使用する場合を示す。

ＩＰ電話機は電源ＯＮのあとＦＬＡＳＨ−ＲＯＭに記憶された設定データをＲＡＭ上に展開して動作しているので、起動後、ＦＬＡＳＨ−ＲＯＭの設定データを変更しても端末動作には影響しない。このため起動後ＦＬＡＳＨ−ＲＯＭの設定データを初期状態に変更すると、稼動中はＦＬＡＳＨ−ＲＯＭを書き換える前のデータで稼動する。移設に伴い電源をＯＦＦ／ＯＮした場合、ＩＰ電話機は初期状態すなわち工場出荷状態（Auto Config Mode：Enable）で稼動する。以降の動作は、図６と同様である。

図１０は、ＩＰ電話機を初期運用時のみAuto Config機能を使用してＩＰ電話機から主装置に接続するまでのシーケンスを示す。初期運用時のみAuto Config機能を使用し、その後ＰＣアプリを使用して、詳細設定項目のAuto Config Mode：Disableとして、Auto Config機能を未使用とする。この場合、初期運用時にAuto Config機能を使用して、ＩＰ電話機の詳細設定データを自動設定し、その後、電源をＯＦＦ／ＯＮしても、ＩＰ電話機は初期状態に戻らず、初期運用時に設定された状態で再起動する。

図１１は、ＩＰ電話機を初期運用時のみＶＬＡＮ環境でAuto Config機能を使用してＩＰ電話機から主装置に接続するまでのシーケンスを示す。初期運用時にAuto Config機能を使用して、ＩＰ電話機の詳細設定データをＶＬＡＮ環境に自動設定し、その後、電源をＯＦＦ／ＯＮしても、ＩＰ電話機は初期状態に戻らず、初期運用時に設定された「VLAN：Enable」状態で再起動する。

図１２は、本発明をビル内のＩＰ電話システムに応用する例を示す。ＩＰ電話機をＮビルに１０００台新規導入したいと言う依頼が来たとする。その１０００台のＩＰ電話機をユーザーの指示で１００台（仮に設定条件Ａとする）はＶＬＡＮを使用してＩＤを２０とし、４００台（設定条件Ｂ）はＰｏｒｔ番号５４３４を使いLAN Speedを１００Ｍ固定とし、残りの５００台（設定条件Ｃ）はLAN Speed：１０Ｍ固定でDuplex：Fullにしたいと要求があるとする。従来は予めすべてのＩＰ電話機に手動でそれぞれの設定を行わなければならなかった。

しかし本発明のＩＰ電話機自動設定システムを使用すれば、ＩＰ電話機にＬＡＮケーブルを接続し、ＩＰ電話機自動設定システムのあるネットワークへ接続するだけで、それぞれのＩＰ電話機に異なった詳細設定を自動で行うことができる。

図１３は、電話機設定アプリケーションソフトの表示例を示す。まずＰＣを使用してプログラミングした電話機設定アプリケーションソフトを使用し、上記で示した設定条件Ａ、設定条件Ｂ、設定条件Ｃをそれぞれ入力し、データＡ、データＢ、データＣにファイル化する。

図１４は、本発明を適用したネットワーク接続例を示す。ネットワークにはＤＨＣＰサーバ２０、ＦＴＰサーバ３０、ＨＵＢ６０をそれぞれ接続する。はじめに設定データＡをＩＰ電話機１００台に設定するため、ＩＰ電話機をＨＵＢに接続する。接続されたＩＰ電話機は、ＤＨＣＰサーバよりＩＰアドレス、Ｓｕｂネットマスク、ＦＴＰサーバアドレスを取得する。ＩＰ電話機は、ＦＴＰサーバのアドレスを取得するとそのＦＴＰサーバにアクセスする。ＦＴＰサーバは、予め電話機設定アプリケーションソフトで作成したファイルをＩＰ電話機に転送する。同様にデータＢも４００台のＩＰ電話機に、データＣも５００台のＩＰ電話機に転送する。そしてＮビルのネットワークへそれぞれ異なった設定を行ったＩＰ電話機１０００台を接続すれば自動的に指示された環境に適した状態で起動することができる。

図１５は、本発明をビル内のＩＰ電話システムの詳細設定に適用した場合のフローチャートである。まずＩＰ電話機の詳細設定を入力するため詳細設定アプリケーションを起動する（Ｓ２１）。アプリが起動したら詳細設定を入力し（Ｓ２２）、詳細設定データファイルを作成する（Ｓ２３）。データを設定するＩＰ電話機をＤＨＣＰサーバ、ＦＴＰサーバ、データファイルのある環境のネットワークに接続する（Ｓ２４）。ＤＨＣＰサーバから自ＩＰアドレス、Ｓｕｂネットマスク、ＦＴＰサーバアドレスを取得する（Ｓ２５）。ＩＰ電話機はＦＴＰサーバに詳細データを取得するためアクセスする（Ｓ２６）。ＦＴＰサーバはＩＰ電話機に詳細設定アプリで作成したデータファイルをＩＰ電話機に転送する（Ｓ２７）。ＩＰ電話機は詳細設定データを受信し（Ｓ２８）、そのデータをＦＬＡＳＨ−ＲＯＭに書き込む。あとは目的のネットワーク環境にＩＰ電話機を接続する（Ｓ２９）だけで、立ち上げを完了する（Ｓ３０）ことができる。

本発明は、ＤＨＣＰサーバとＦＴＰサーバがネットワーク接続された環境にＩＰ機器を接続して使用するシステムにおけるＩＰ機器の初期設定及びその変更作業に利用することができる。

本発明のシステム構成図である。ＤＨＣＰオプションＩＤの詳細を示す図である。設定データファイルの詳細を示す図である。本発明のＩＰ電話機自動設定システムの動作を説明するフローチャートである。 Auto Config機能を使用したＩＰ電話機の自動設定シーケンス図である。ＶＬＡＮ環境におけるＩＰ電話機の自動設定シーケンス図である。ＩＰ電話機が稼働中の設定変更シーケンス図である。ＩＰ電話機がＶＬＡＮ環境で稼働中の設定変更シーケンス図である。ＩＰ電話機を移設する際の設定変更シーケンス図である。初期運用時のみAuto Config機能を使用したシーケンス図である。ＶＬＡＮ環境における初期運用時のみAuto Config機能を使用したシーケンス図である。本発明をビル内のＩＰ電話システムに応用する例を示す図である。電話機設定アプリケーションソフトの表示例を示す図である。本発明を適用したネットワーク接続例を示す図である。本発明をビル内のＩＰ電話システムに適用した場合のフローチャートである。

符号の説明

１０ＩＰ電話機（IP PHONE)
２０ＤＨＣＰサーバ
３０ＦＴＰサーバ
４０主装置
５０ネットワーク

Claims

ＩＰ電話機と、
ＩＰ電話機にＩＰアドレスを割り当てるＤＨＣＰサーバと、
ＩＰ電話機の設定データを蓄積するＦＴＰサーバと、
これらを接続するネットワークとを備え、
前記ＩＰ電話機は、起動後、ＤＨＣＰサーバからＦＴＰサーバのアドレス及び設定データのファイル名を取得する手段と、
そのＦＴＰサーバから設定データを取得して、当該ＩＰ電話機の詳細設定を自動で行う手段とを有することを特徴とするＩＰ電話機自動設定システム。
前記ＤＨＣＰサーバの使用するＩＰアドレスの範囲が、ＶＬＡＮを使用する範囲とＶＬＡＮを使用しない範囲に分かれると共に、ＦＴＰサーバに蓄積されたＩＰ電話機の設定データには、ＶＬＡＮモードの設定有無が含まれ、
前記ＩＰ電話機は、起動後、ＤＨＣＰサーバからＶＬＡＮを使用しない範囲のＩＰアドレスを自身のＩＰアドレス及びＦＴＰサーバのアドレスとして取得し、
前記ＦＴＰサーバから取得した設定データにＶＬＡＮモードの設定有の場合、再度、ＶＬＡＮを使用する範囲のＩＰアドレスを自身のＩＰアドレス及びＦＴＰサーバのアドレスとして取得することを特徴とする請求項１に記載のＩＰ電話機自動設定システム。
前記ＦＴＰサーバに蓄積されたＩＰ電話機の設定データは、ＩＰ電話機の詳細設定を自動で行うか否かを選択する項目を含むことを特徴とする請求項１又は２に記載のＩＰ電話機自動設定システム。
ＩＰ電話機と、ＩＰ電話機にＩＰアドレスを割り当てるＤＨＣＰサーバと、ＩＰ電話機の設定データを蓄積するＦＴＰサーバとがネットワーク接続されたシステムにおけるＩＰ電話機自動設定方法であって、
前記ＩＰ電話機が、起動後、ＤＨＣＰサーバからＦＴＰサーバのアドレス及び設定データのファイル名を取得するステップと、
そのＦＴＰサーバから設定データを取得して、当該ＩＰ電話機の詳細設定を自動で行うステップとを含むことを特徴とするＩＰ電話機自動設定方法。
前記ＤＨＣＰサーバの使用するＩＰアドレスの範囲が、ＶＬＡＮを使用する範囲とＶＬＡＮを使用しない範囲に分かれると共に、ＦＴＰサーバに蓄積されたＩＰ電話機の設定データには、ＶＬＡＮモードの設定有無が含まれ、
前記ＩＰ電話機は、起動後、ＤＨＣＰサーバからＶＬＡＮを使用しない範囲のＩＰアドレスを自身のＩＰアドレス及びＦＴＰサーバのアドレスとして取得し、
前記ＦＴＰサーバから取得した設定データにＶＬＡＮモードの設定有の場合、再度、ＶＬＡＮを使用する範囲のＩＰアドレスを自身のＩＰアドレス及びＦＴＰサーバのアドレスとして取得することを特徴とする請求項４に記載のＩＰ電話機自動設定方法。
前記ＦＴＰサーバに蓄積されたＩＰ電話機の設定データは、ＩＰ電話機の詳細設定を自動で行うか否かを選択する項目を含むことを特徴とする請求項４又は５に記載のＩＰ電話機自動設定方法。