JP4503413B2 - ネットワークシステムにおける外部端末からの記憶装置の利用 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークシステムの技術に関する。
イントラネットは、通常、外部のインターネットに接続されている。イントラネットのユーザは、インターネットに接続された端末を利用して、イントラネットの記憶装置に蓄えられたデータを利用可能である。
特開2004−72135号公報
ところで、従来の技術では、上記のように、ユーザがイントラネットの外部から記憶装置に格納されたデータを利用することはできたが、ユーザがイントラネットに接続されたコンピュータを利用する場合と同じ作業環境で作業することは困難であった。
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、ユーザが、ネットワークシステム内部のコンピュータを使用する場合と、ネットワークシステム外部の端末とを使用する場合とで、同じ作業環境で作業を行うことのできる技術を提供することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明のシステムは、外部端末からアクセス可能なネットワークシステムであって、
特定のユーザによって使用される第1コンピュータと、
複数のユーザによって共用可能な複数の第2コンピュータと、
前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータと接続可能な記憶装置であって、複数の記憶領域を含み、前記複数の記憶領域のうちの1つは、前記特定のユーザに割り当てられてられた特定記憶領域であり、前記特定記憶領域には、前記特定のユーザが利用する前記第1コンピュータまたは前記第2コンピュータを、前記特定のユーザが利用可能な状態に起動させるための起動プログラムが格納されている、前記記憶装置と、
前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータと前記記憶装置との間の接続を管理する管理装置と、
を備え、
前記管理装置は、
前記第1コンピュータによって前記記憶装置が利用される場合には、前記第1コンピュータが前記特定記憶領域に接続して前記起動プログラムを実行することを許容し、
前記特定のユーザが使用する前記外部端末によって前記記憶装置が利用される場合には、前記複数の第2コンピュータの中から選択された1つの特定コンピュータが前記特定記憶領域に接続して前記起動プログラムを実行し、前記外部端末が前記特定コンピュータに接続することを許容することを特徴とする。
このシステムでは、第1コンピュータと特定コンピュータとの双方が同じ記憶領域に接続し、同じ起動プログラムを実行することができるため、特定ユーザは、ネットワークシステム内部の第1コンピュータを使用する場合と、ネットワークシステム外部の外部端末とを使用する場合とで、同じ作業環境で作業を行うことができる。
なお、「同じ作業環境」とは、同じディスクイメージが使用された状態を意味し、「ディスクイメージ」は、オペレーションシステムなどのプログラムや、データを含む。
上記のシステムにおいて、
前記管理装置は、
前記複数の第2コンピュータの中から前記特定コンピュータを選択するためのコンピュータ選択部を備え、
前記コンピュータ選択部は、
前記特定のユーザに過去に割り当てられた第1種の前記第2コンピュータを示す情報が格納された第1のテーブルを備え、
前記コンピュータ選択部は、
前記第1のテーブルを参照して、前記第1種の第2コンピュータを前記特定コンピュータとして選択することが好ましい。
こうすれば、複数の第2コンピュータのうちの1つを容易に特定コンピュータとして選択することができる。
上記のシステムにおいて、
前記管理装置は、
前記複数の第2コンピュータの中から前記特定コンピュータを選択するためのコンピュータ選択部を備え、
前記コンピュータ選択部は、
前記第1コンピュータのハードウェア構成に関連する情報と、前記複数の第2コンピュータのハードウェア構成に関連する情報と、が格納された第2のテーブルを備え、
前記コンピュータ選択部は、
前記第2のテーブルを参照して、前記第1コンピュータと同じハードウェア構成を有する第2種の前記第2コンピュータを前記特定コンピュータとして選択することが好ましい。
こうすれば、複数の第2コンピュータの中から、特定記憶領域内の起動プログラムを実行可能な第2コンピュータを、容易に特定コンピュータとして選択することができる。
また、上記のシステムにおいて、
前記コンピュータ選択部は、
前記第2種の第2コンピュータを前記特定コンピュータとして選択できない場合には、仮想マシン機能を有する第3種の前記第2コンピュータを前記特定コンピュータとして選択してもよい。
あるいは、上記のシステムにおいて、
前記コンピュータ選択部は、
前記第2種の第2コンピュータを前記特定コンピュータとして選択できない場合には、任意の第4種の前記第2コンピュータを前記特定コンピュータとして選択し、
予め準備された前記第4種の第2コンピュータを動作させるために必要な情報を、前記特定記憶領域に格納してもよい。
こうすれば、第2種の第2コンピュータを選択できない場合にも、他の第2コンピュータを特定コンピュータとして選択することができる。
上記のシステムにおいて、
前記管理装置は、
前記複数の記憶領域の中から前記特定記憶領域を選択するための記憶領域選択部を備え、
前記記憶領域選択部は、
前記第1コンピュータまたは前記特定コンピュータから与えられる情報に基づいて、前記特定記憶領域を選択し、
前記特定記憶領域を示す情報を前記第1コンピュータまたは前記特定コンピュータに供給することが好ましい。
上記のシステムにおいて、
前記管理装置は、
前記特定記憶領域に接続する前記第1コンピュータまたは前記特定コンピュータを特定するための特定情報を含む第3のテーブルを備え、
前記管理装置は、
前記特定記憶領域と前記第1コンピュータまたは前記特定コンピュータとの接続状態が変更される毎に、前記第3のテーブル内の前記特定情報を更新するようにしてもよい。
こうすれば、ネットワークシステムの管理者は、第3のテーブルを参照することによって、特定記憶領域がどのコンピュータと接続されているかを容易に把握することができる。
上記のシステムにおいて、
前記特定コンピュータは、
前記外部端末から、前記外部端末において入力された入力データを受け取り、
前記入力データに従った処理が実行された処理済みの画像データを前記外部端末に送信することが好ましい。
こうすれば、外部端末とネットワークシステムとが、インターネットなどの帯域の狭い回線で接続されている場合にも、外部端末とネットワークシステムとの間で、作業に充分な通信速度を実現することができる。
上記のシステムにおいて、
前記第1コンピュータを含む第1のサブネットと、
前記複数の第2コンピュータを含む第2のサブネットと、
を備え、
前記管理装置は、
前記外部端末を、前記第1のサブネットに接続させずに、前記第2のサブネットに含まれる前記特定コンピュータに接続させることが好ましい。
こうすれば、外部端末が第2のサブネットに接続されないため、ネットワークシステムのセキュリティを向上させることができる。
上記のシステムにおいて、
前記管理装置は、
前記外部端末によって前記記憶装置が利用される場合に、前記外部端末を使用するユーザの認証を行うための認証部を備え、
前記認証部は、
前記外部端末が前記特定のユーザによって使用されることが確認されたときに、前記外部端末に、前記特定コンピュータに接続するためのアドレスを供給することが好ましい。
この発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、ネットワークシステム、ネットワークシステムの管理装置および方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき以下の順序で説明する。
A.ネットワークシステムの構成:
A−1.各部の構成:
A−2.管理テーブル:
A−3.ユーザへのディスクの割当処理
B.外部端末による特定ディスクの利用:
B−1.共用PCの起動処理:
B−2.ステップS210,S230,S250の処理内容:
B−3.共用PCの停止処理:
B−4.ステップS310,S330の処理内容:
C.専用PCによる特定ディスクの利用:
C−1.専用PCの起動処理:
C−2.ステップS430,S450の処理内容:
C−3.専用PCの停止処理:
C−4.ステップS530の処理内容:
A.ネットワークシステムの構成:
図1は、ネットワークシステムの概略構成を示す説明図である。ネットワークシステムは、イントラネットNWAを構成する3つのサブネットNWA1〜NWA3を含んでいる。第1のサブネットNWA1は、第2のサブネットNWA2と第3のサブネットNWA3とに接続されている。第1のサブネットNWA1には、管理サーバ110と記憶装置120とが接続されている。第2のサブネットNWA2には、第1のブート管理サーバ210と複数の専用コンピュータ(以下「専用PC」と呼ぶ)220とが接続されている。第3のサブネットNWA3には、第2のブート管理サーバ310と、複数の共有コンピュータ(以下「共用PC」と呼ぶ)320と、ファイアウォール340と、ポータルサーバ350と、認証サーバ360と、が接続されている。
ネットワークシステムは、ファイアウォール340を介して、外部のインターネットに接続されている。図1では、インターネットNWBには、複数の外部端末410が接続されている。
記憶装置120は、複数の論理ユニット(記憶領域)LUを含んでいる。複数の論理ユニットは、複数のユーザに対して割り当てられており、各ユーザは、専用PCまたは共用PCを用いて、割り当てられた論理ユニットを利用することができる。各専用PC220は、予め定められたユーザによって使用されるコンピュータであり、各共用PC320は、複数のユーザによって共用可能なコンピュータである。特定ユーザが使用する特定専用PC220aは、特定ユーザに割り当てられた特定論理ユニットLUaにアクセス可能である。また、特定ユーザが使用する外部端末410aは、選択された特定共用PC320aを介して、特定論理ユニットLUaにアクセス可能である。これにより、本実施例のネットワークシステムでは、特定ユーザが外部端末410aを利用する場合に、特定専用PC220aを利用する場合と同じ作業環境を提供することができる。
なお、本実施例における管理サーバ110と2つのブート管理サーバ210,310とポータルサーバ350と認証サーバ360とが、本発明における管理装置に相当し、ポータルサーバ350と認証サーバ360とが認証部に相当する。また、本明細書では、「論理ユニット」は、「ディスク」とも呼ばれる。
A−1.各部の構成:
A−1−1.管理サーバ110:
図2は、管理サーバ110の概略構成を示す説明図である。管理サーバ110は、CPU111と、ROM,RAMなどの内部記憶装置112と、ハードディスクなどの外部記憶装置113と、ネットワークに接続するためのインタフェース部(I/F部)119と、を備えている。外部記憶装置113には、管理プログラム114と管理情報115とが格納されている。管理プログラム114は、複数の共用PCの中から1つを選択するための共用PC選択モジュール114aと、複数の論理ユニットの中から1つを選択するためのディスク選択モジュール114bと、を含んでいる。なお、管理プログラムは、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。
管理サーバ110は、管理プログラム114を実行することによって、専用PCまたは共用PCと記憶装置120との接続を管理する。接続の管理は、管理情報115を参照して行われる。管理情報115は、後述するように、ディスク資源管理テーブルTB1と、PC資源管理テーブルTB2と、ユーザディスク管理テーブルTB3と、を含んでいる。
A−1−2.記憶装置120:
記憶装置120は、iSCSI対応ストレージデバイスである。記憶装置120は、iSCSIプロトコルに従って、専用PCまたは共用PCによってアクセスされる。なお、iSCSIは、IPネットワークを介して、SCSIコマンド/データを伝送するための規格である。
図3は、記憶装置120の概略構成を示す説明図である。記憶装置120は、CPU121と内部記憶装置122と外部記憶装置123とI/F部129とを備えている。外部記憶装置123は、1以上のハードディスクで構成されている。外部記憶装置の一部の領域には、制御プログラム124と区分テーブル125とが格納されており、他の領域は、データ格納領域126として利用される。データ格納領域126は、複数の論理ユニット(記憶領域)LUに区分されている。各論理ユニットLUは、1以上のハードディスクで構成された記憶領域であってもよいし、1つのハードディスクの一部で構成された記憶領域であってもよい。また、各論理ユニットのサイズ(容量)は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。管理者は、管理コンソール(図示せず)を利用することによって、データ格納領域126を複数の論理ユニットに区分し、区分テーブル125を作成する。区分テーブル125には、各論理ユニットのサイズや、各論理ユニットを特定するための情報(具体的には、後述するiSCSIイニシエータ名)が登録される。なお、各論理ユニットには、OSと、iSCSIドライバと、管理クライアントプログラムと、リモート接続サーバプログラムと、が格納されている。
記憶装置120は、制御プログラム124を実行することによって、専用PCまたは共用PCから各論理ユニットLUへのアクセスを制御する。具体的には、制御プログラムは、専用PCまたは共用PCから与えられたIPパケット中のSCSIコマンド/データを抽出して、論理ユニットに対するデータの書き込み/読み出しを実行する。また、制御プログラムは、SCSIデータをIPパケット中に埋め込み、専用PCまたは共用PCへデータを送信する。
A−1−3.ブート管理サーバ310(210):
図4は、第2のブート管理サーバ310の概略構成を示す説明図である。第2のブート管理サーバ310は、CPU311と内部記憶装置312と外部記憶装置313とI/F部319とを備えている。外部記憶装置313には、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol )プログラム314と、TFTP(Trivial File Transfer Protocol)プログラム315と、が格納されている。DHCPプログラムは、ネットワーク上のコンピュータに動的にIPアドレスを割り当てる機能を有する。TFTPプログラムは、ユーザIDおよびパスワードの検証を必要としないファイル転送プロトコルを実現する機能を有する。第2のブート管理サーバは、DHCPプログラムおよびTFTPプログラムを実行することによって、DHCPサーバおよびTFTPサーバとして機能し、共用PCに対してコンピュータの起動に必要なブートストラッププログラムを提供する。
なお、第1のブート管理サーバ210は、第2のブート管理サーバ310と同様である。ただし、第1のブート管理サーバは、専用PCに対してブートストラッププログラムを提供する。
A−1−4.ポータルサーバ350:
図5は、ポータルサーバ350の概略構成を示す説明図である。ポータルサーバ350は、CPU351と内部記憶装置352と外部記憶装置353とI/F部359とを備えている。外部記憶装置353には、HTTP(HyperText Transfer Protocol )プログラム354と、接続認証プログラム355と、が格納されている。ポータルサーバ350は、HTTPプログラムと接続認証プログラムとを実行することによって、外部端末410とネットワークシステムとの接続を認証する。具体的には、HTTPプログラムは、HTMLで記述されたページを外部端末410に送信する。接続認証プログラムは、HTMLページ画面を介して、外部端末410から与えられたユーザの認証のためのユーザ情報(ユーザIDおよびパスワード)を認証サーバ360に送信する。そして、接続認証プログラムは、認証サーバ360によってユーザが認証された場合に、外部端末とネットワークシステムとの接続を認証する。
A−1−5.認証サーバ360:
図6は、認証サーバ360の概略構成を示す説明図である。認証サーバ360は、CPU361と内部記憶装置362と外部記憶装置363とI/F部369とを備えている。外部記憶装置363には、ユーザ認証プログラム364とユーザ情報テーブル365とが格納されている。ユーザ情報テーブルには、複数のユーザのユーザIDおよびパスワードが登録されている。なお、ユーザ情報テーブルは、管理者が管理コンソール(図示せず)を用いることによって、予め作成されている。認証サーバは、ユーザ認証プログラムを実行することによって、外部端末410を使用するユーザを認証する。具体的には、ユーザ認証プログラムは、ポータルサーバ350から与えられたユーザ情報とユーザ情報テーブル内に登録された情報とが一致する場合に、ユーザを認証する。
A−1−6.専用PC220:
図7は、専用PC220の概略構成を示す説明図である。専用PC220は、CPU221と、内部記憶装置222と、外部記憶装置223と、ディスプレイ226と、マウスやキーボードなどの入力デバイス227と、I/F部229とを備えている。外部記憶装置223には、OSと、iSCSIドライバと、管理クライアントプログラムと、リモート接続サーバプログラムと、ディスク作成プログラムと、が格納されている。なお、これらのプログラムは、記憶装置120内の専用PCのユーザに割り当てられた論理ユニットLUにコピーされる。
A−1−7.共用PC320:
図8は、共用PC320の概略構成を示す説明図である。共用PC320は、CPU321と内部記憶装置322と外部記憶装置323とI/F部329とを備えている。共用PCは、ブレード型のコンピュータであり、ディスプレイが省略されている。内部記憶装置322には、論理ユニットLUからダウンロードされたOSと、iSCSIドライバと、管理クライアントプログラムと、リモート接続サーバプログラムと、が格納される。なお、共用PCは、外部記憶装置323を備えていなくてもよい。
A−1−8.外部端末410:
外部端末410は、CPUと内部記憶装置と外部記憶装置とを備えている。外部記憶装置には、ブラウザとリモート接続クライアントプログラムが格納されている。外部端末は、これらのプログラムを実行することによって、共用PCを介して記憶装置120へアクセスする。リモート接続クライアントプログラムは、リモート接続サーバとして機能する共用PCと通信する機能を有する。なお、リモート接続クライアントプログラムは、RDP(Remote Desktop Protocol )クライアントプログラムとも呼ばれる。
なお、以下の説明では、図1に示すように、特定ユーザによって使用される特定専用PC220aのMACアドレスが「aaa 」であり、IPアドレスが「a.a.a.a 」であると仮定し、特定共用PC320aのMACアドレスが「bbb 」であり、IPアドレスが「b.b.b.b 」であると仮定する。また、記憶装置120のIPアドレスが「x.x.x.x 」であると仮定する。
A−2.管理テーブル:
前述したように、管理サーバ110は、3つの管理テーブルTB1〜TB3を備えている。
図9は、ディスク資源管理テーブルTB1を示す説明図である。テーブルTB1には、ディスク(論理ユニット)LU毎にディスク資源管理データが登録されている。ディスク資源管理データは、ディスク識別情報と割当情報とを含んでいる。ディスク識別情報は、iSCSIターゲット名とIPアドレスとiSCSIイニシエータ名とを含んでいる。iSCSIターゲット名とIPアドレスとは、ターゲットすなわち記憶装置120を特定するための情報である。iSCSIイニシエータ名は、記憶装置120内の論理ユニットLUへのアクセスが許容されたホスト(イニシエータ)を特定する情報である。すなわち、本実施例では、図9に示すように、各論理ユニットLUには、同じiSCSIターゲット名「X」と同じIPアドレス「x.x.x.x 」とが設定され、各論理ユニットLUには、互いに異なるiSCSIイニシエータ名が設定される。割当情報は、論理ユニットが既に特定のホスト(イニシエータ)に割り当てられているか否かを示す。なお、ホスト(イニシエータ)は、直接的には、論理ユニットへの接続を実行するiSCSIドライバに対応し、間接的には、ユーザに対応する。
なお、ディスク資源管理データは、ネットワークシステムの管理者が管理コンソール(図示せず)を用いることによって、予め作成される。ただし、ディスク資源管理データが作成された直後には、iSCSIイニシエータ名は登録されておらず、割当情報は「未割当」に設定されている。
図10は、PC資源管理テーブルTB2を示す説明図である。テーブルTB2には、第2および第3のサブネットワークNWA2,3に接続されたPC毎に、PC資源管理データが登録されている。PC資源管理データは、PCタイプ情報とPCグループ情報とPC識別情報と使用情報とを含んでいる。PCタイプ情報は、PCが専用か共用かを示す。PCグループ情報は、PCの分類、具体的には、PCの型式やHAL(Hardware Abstraction Layer)などを示す。なお、HALは、ハードウェア構成の相違を吸収するためのモジュールである。PC識別情報は、PC固有のMACアドレスを示す。使用情報は、共用PCに関してのみ設定され、共用PCが現在使用されているか否かを示す。
なお、PC資源管理データは、ネットワークシステムの管理者が管理コンソール(図示せず)を用いることによって、予め作成される。ただし、PC資源管理データの使用状態は、適宜、更新される。
図11は、ユーザディスク管理テーブルTB3を示す説明図である。テーブルTB3には、ユーザ毎に、ユーザディスク管理データが登録されている。ユーザディスク管理データは、ユーザ識別情報とディスク識別情報と専用PC情報と共用PC情報と現行PC情報とを含んでいる。ユーザ識別情報は、ユーザIDを示す。ディスク識別情報は、図9のディスク識別情報と同様である。専用PC情報は、専用PCに関するPC識別情報(MACアドレス)を示す。共用PC情報は、共用PCに関するPCグループ情報とPC識別情報(MACアドレス)とを含む。なお、共用PCのPCグループ情報は、図10のPCグループ情報と同様である。現行PC情報は、ユーザによって現在使用されている現行PC(専用PCまたは共用PC)に関する情報であり、現行PCに関するPCタイプ情報とPC識別情報(MACアドレス)とIPアドレスと動作状態とを含む。動作状態は、現行PCが起動状態か停止状態かを示す。なお、起動状態は、現行PCが論理ユニット内のOSなどのプログラムを利用して起動した状態を意味している。
なお、ユーザディスク管理データは、以下で説明するように、ネットワークシステムの管理者がユーザにディスク(論理ユニット)を割り当てる際に作成される。
A−3.ユーザへのディスクの割当処理:
図12は、ユーザへのディスクの割当処理の手順を示すフローチャートである。この処理によって、図11に示すように、特定ユーザのためのユーザディスク管理データDAが作成される。なお、図12の処理を実行する際には、通常、特定ユーザが使用する特定専用PC220aは、ネットワークシステムの管理者によって操作される。特定専用PC220aの処理は、ディスク作成プログラムによって実行され、管理サーバ110の処理は、管理プログラムによって実行される。
ステップS102では、特定専用PC220aは、管理サーバ110に対して、ディスクの割当と、割り当てられたディスクを示すディスク識別情報の提供と、を要求する。このとき、特定専用PCのiSCSIドライバを示すiSCSIイニシエータ名「A」が送信される。
ステップS104では、管理サーバ110は、特定専用PC220a(より具体的にはiSCSIドライバ)に対して、ディスクを割り当てる。具体的には、管理サーバは、ディスク資源管理テーブルTB1(図9)の割当情報を利用して「未割当」のディスクを検索し、1つのディスクを特定専用PCに対して割り当てる。このとき、割当ディスクに対応するディスク資源管理データ内のディスク識別情報には、ステップS102で特定専用PCから与えられたiSCSIイニシエータ名「A」が追加される。また、割当ディスクに対応するディスク資源管理データ内の割当情報が「割当」に変更される。
また、ステップS104では、管理サーバ110は、ユーザディスク管理テーブルTB3(図11)内にユーザディスク管理データDAを新たに作成する。このとき、管理サーバは、ディスク資源管理テーブルTB1(図9)を参照して、作成されたユーザディスク管理データ内に割当ディスクを示すディスク識別情報(iSCSIターゲット名「X」,IPアドレス「x.x.x.x 」,iSCSIイニシエータ名「A」)を設定する。また、管理サーバは、ディスク識別情報を特定専用PCに対して送信する。
さらに、ステップS104では、管理サーバ110は、記憶装置120に対してiSCSIイニシエータ名を送信する。これにより、記憶装置120の区分テーブル125には、割当ディスクを特定するためのiSCSIイニシエータ名が登録される。
ステップS106では、特定専用PC220aは、管理サーバ110に対して、ユーザ識別情報(ユーザID)の登録を要求する。
ステップS108では、管理サーバ110は、ユーザディスク管理データDA(図11)内にユーザ識別情報(ユーザID「USRA」)を登録する。
ステップS110では、特定専用PC220aは、管理サーバ110に対して、専用PC情報(MACアドレス)の登録を要求する。
ステップS112では、管理サーバ110は、ユーザディスク管理データDA(図11)内に専用PC情報(MACアドレス「aaa 」)を登録する。
ステップS114では、管理サーバ110は、ユーザディスク管理データDA(図11)内の現行PC情報に、特定専用PCに関する情報を設定する。具体的には、現行PC情報のPCタイプが「専用」に設定され、MACアドレスが「aaa 」に設定され、動作状態が「停止」に設定される。なお、ここで、動作状態が「停止」に設定されるのは、特定専用PCが特定ディスクを利用して起動していないためである。
ステップS116では、特定専用PC220aは、ステップS104で管理サーバ110から送信されたディスク識別情報をiSCSIドライバに設定する。これにより、iSCSIドライバは、ディスク識別情報によって特定される記憶装置120内の割当ディスク(特定ディスク)LUaに接続することができる。
ステップS118では、特定専用PC220aは、iSCSIドライバを利用して特定ディスクLUaに接続し、特定ディスク内にディスクイメージをコピーする。ここで、ディスクイメージは、特定専用PCに格納されているプログラムやデータなどを意味する。本実施例では、コピーされるプログラムには、OSと、iSCSIドライバと、管理クライアントプログラムと、リモート接続サーバプログラムと、が含まれる。
なお、図12の処理が終了したときには、ユーザディスク管理データDAには、共用PC情報と、現行PC情報に含まれるIPアドレスと、は設定されていない。共用PC情報とIPアドレスとは、後述する処理において設定される。
B.外部端末による特定ディスクの利用:
前述したように、外部端末410から記憶装置120へのアクセスは、共用PC320を介して行われるため、共用PCを起動する必要がある。また、外部端末から記憶装置へのアクセスを終了する際には、共用PCを停止させる必要がある。以下では、共用PCの起動処理と停止処理とについて説明する。
B−1.共用PCの起動処理:
図13,図14,図15は、共用PCの起動処理の手順を示すフローチャートである。なお、図13〜図15は、一連の処理である。
ステップS202(図13)では、外部端末410aは、ポータルサーバ350に対して、リモート接続の認証を要求する。具体的には、特定ユーザは、外部端末においてブラウザを起動し、ポータルサーバから提供されるHTMLページ画面を介して、リモート接続の認証を要求する。このとき、ユーザIDとパスワードとを含むユーザ情報が送信される。なお、ユーザ情報の送信は、ユーザが外部端末のキーボードを利用してユーザ情報を入力することによって行われてもよいし、ユーザが外部端末にユーザ情報が格納されたメモリカードを挿入することによって行われてもよい。
ステップS204では、ポータルサーバ350は、認証サーバ360に対して、ユーザの認証を要求する。このとき、ポータルサーバは、外部端末410aから与えられたユーザIDとパスワードとを含むユーザ情報を認証サーバに送信する。
ステップS206では、認証サーバ360は、ユーザの認証を行う。具体的には、認証サーバは、ユーザ情報テーブル365(図6)を参照して、登録済みのユーザからのアクセスであるか否かを判断し、登録済みのユーザからのアクセスである場合には認証を行う。
ステップS208では、ポータルサーバ350は、管理サーバ110に対して、起動すべき共用PCを問い合わせる。このとき、ユーザIDが送信される。
ステップS210では、管理サーバ110は、与えられたユーザIDを用いて起動すべき共用PCを選択する。なお、共用PCの選択は、共用PC選択モジュール114a(図2)によって行われ、この際、管理情報115が利用される。そして、管理サーバは、選択された特定共用PCを示すMACアドレスをポータルサーバ350に送信する。なお、ステップS210の処理については、さらに後述する。
ステップS222では、ポータルサーバ350は、与えられたMACアドレスで特定される特定共用PC320aに対して、起動を要求する。具体的には、ポータルサーバは、サブネットNWA3を介して、特定共用PC320の電源をオンに設定する。
ステップS224(図14)では、特定共用PC320aは、BIOSを起動する。
ステップS226では、特定共用PC320aは、第2のブート管理サーバ310からブートストラッププログラムを取得する。具体的には、特定共用PCのBIOSは、PXE(Pre-Boot Execution Environment)クライアントプログラムを起動させる。PXEクライアントとして機能する特定共用PCは、まず、DHCPサーバとして機能する第2のブート管理サーバ310(図4)に対して、TFTPサーバのアドレスの送信を要求して、TFTPサーバのアドレスを取得する。次に、PXEクライアントとして機能する特定共用PCは、TFTPサーバとして機能する第2のブート管理サーバに対して、ブートストラッププログラムの送信を要求し、ブートストラッププログラムを取得する。
また、ステップS226では、PXEクライアントとして機能する特定共用PC320aは、DHCPサーバとして機能する第2のブート管理サーバ310に対して、IPアドレスの割当を要求し、IPアドレスを取得する。
ステップS228では、特定共用PC320aは、管理サーバ110に対して、アクセスすべきディスクを問い合わせる。このとき、特定共用PCのMACアドレスとIPアドレスとが送信される。
ステップS230では、管理サーバ110は、与えられたMACアドレスを用いて、特定共用PC320aがアクセスすべきディスクを選択する。なお、ディスクの選択は、ディスク選択モジュール114b(図2)によって行われ、この際、管理情報115が利用される。そして、管理サーバは、選択された特定ディスクLUaを示すディスク識別情報を、特定共用PCに送信する。なお、ステップS230における処理は、さらに後述する。
ステップS242では、特定共用PC320aは、与えられたディスク識別情報を利用して、起動処理を実行する。具体的には、ブートストラッププログラムは、ディスク識別情報によって特定される特定ディスクLUaから、OSとiSCSIドライバと管理クライアントプログラムとをダウンロードする。ブートストラッププログラムは、OSとiSCSIドライバとを順次起動させ、OSは、管理クライアントプログラムを起動させる。このようにして、特定共用PCの起動処理が完了する。
ステップS244では、特定共用PC320aは、管理サーバ110に対して、起動の完了を通知する。このとき、ステップS242で起動した管理クライアントプログラムによって、特定共用PCのIPアドレスが送信される。
ステップS250では、管理サーバ110は、与えられたIPアドレスを用いて特定共用PC320aの起動の完了処理を実行する。なお、完了処理は、管理情報115(図2)を利用して行われる。そして、管理サーバは、ポータルサーバ350に対して、特定共用PCの起動完了を報告する。このとき、ユーザIDと特定共用PCのIPアドレスとが送信される。なお、ステップS250の処理については、さらに後述する。
ステップS262(図15)では、ポータルサーバ350は、ステップS202(図13)でユーザIDを送信した外部端末410aに対して、リモート接続の認証の完了を通知する。このとき、ポータルサーバは、外部端末に対して、管理サーバ110から与えられた特定共用PCのIPアドレスを送信する。
ステップS264では、外部端末410aは、与えられたIPアドレスで特定される特定共用PC320aに接続する。具体的には、ブラウザは、リモート接続クライアントプログラムを起動させる。そして、リモート接続クライアントプログラムは、与えられたIPアドレスで特定される特定共用PCに接続する。
外部端末と特定共用PCとの間では、以下のように、データの伝送が行われる。外部端末は、リモート接続クライアントとして機能し、外部端末のキーボードやマウス等の入力デバイスから与えられた入力データを共用PCに送信する。特定共用PCは、リモート接続サーバとして機能し、入力データに基づいて作成された表示データを外部端末に送信する。外部端末は、受け取った表示データに従った画像をディスプレイに表示する。このように、外部端末と特定共用PCとの間では、サイズの比較的小さなデータのみが伝送されるため、外部端末と特定共用PCとがインターネットなどの帯域の狭い回線で接続されていても、作業に充分な通信速度を実現することができる。
以上のようにして、外部端末410aと特定共用PC320aとが接続され、外部端末は、特定共用PCを介して、特定ディスクLUaにアクセスすることができる。例えば、特定ディスクに格納されたアプリケーションプログラムを実行する場合には、特定ユーザは外部端末のディスプレイに表示される特定共用PCから与えられた画像を確認しながら、入力デバイスを用いてアプリケーションプログラムの実行を指示する。そして、特定共用PCは、入力データに基づいて、アプリケーションプログラムを特定ディスクからダウンロードして起動し、アプリケーションプログラムによって提供される画像を、外部端末に送信する。
B−2.ステップS210,S230,S250の処理内容:
管理サーバ110は、ステップS210(図13),S230(図14),S250(図14)において、ユーザディスク管理テーブルTB3を利用する。
図16は、ユーザディスク管理テーブルTB3に含まれる特定ユーザに関するユーザディスク管理データDAを示す説明図である。図16(A)〜(D)は、それぞれ、ステップS210の処理前、ステップS210の処理後、ステップS230の処理後、ステップS250の処理後におけるユーザディスク管理データを示している。なお、図16(A)は、図11と同じである。以下では、図16を参照しつつ、ステップS210,S230,S250の処理を説明する。
B−2−1.ステップS210の処理:
図17は、ステップS210(図13)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。ステップS210では、前述したように、管理サーバ110(共用PC選択モジュール114a)は、起動すべき共用PCを選択する。
ステップS211では、与えられたユーザIDを用いて、ユーザディスク管理テーブルTB3の中から対象ユーザディスク管理データが検索される。具体的には、ステップS208(図13)でポータルサーバ350から送信されたユーザIDと同じユーザIDを含むユーザディスク管理データDAが検索される。なお、図16(A)に示すように、ユーザディスク管理データDAのユーザ識別情報には、ユーザID「USRA」が設定されている。
ステップS212では、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に含まれる動作状態が「停止」に設定されているか否かが判断される。動作状態が「停止」に設定されている場合には、換言すれば、外部端末410aを使用する特定ユーザが現在専用PCおよび共用PCを使用していない場合には、ステップS213に進む。
ステップS213では、複数の共用PCのうちの1つが起動すべき特定共用PCとして選択される。特定共用PCの選択は、以下の手順で行われる。
ステップS213aでは、管理サーバ110は、ユーザディスク管理データDA内の共用PC情報に対応する共用PCが使用可能か否かを判断する。特定ユーザに対して過去にいずれかの共用PCが割り当てられていれば、該共用PCに関する共用PC情報は、ユーザディスク管理データ内に設定されている。したがって、ユーザディスク管理データ内に共用PC情報が設定されている場合には、共用PC情報に含まれるPC識別情報(MACアドレス)によって特定される共用PCが使用可能か否かが判断される。使用可能か否かの判断は、PC資源管理テーブルTB2(図10)の使用情報を利用して行われる。
共用PC情報に対応する共用PCが使用可能である場合には、ステップS213bで、該共用PCが特定共用PCとして選択される。一方、共用PC情報に対応する共用PCが使用可能でない場合には、より具体的には、ユーザディスク管理データ内に共用PC情報が設定されていない場合、および/または、設定済みの共用PC情報に対応する共用PCが使用可能でない場合には、ステップS213cに進む。
このように、ユーザディスク管理データ内に過去に割り当てられた共用PCを示す共用PC情報が登録されていれば、複数の共用PCの中から1つの共用PCを容易に選択することができる。
なお、本実施例では、現段階で、ユーザディスク管理データDA内の共用PC情報が設定されていないため、ステップS213cに進む。
ステップS213cでは、管理サーバ110は、特定ユーザが使用する専用PCと同じハードウェア構成を有し、かつ、使用可能な共用PCが在るか否かを判断する。なお、ハードウェア構成が同じとは、プロセッサのクロック周波数やバスの伝送速度などが同じであることを意味している。専用PCのハードウェア構成と共用PCのハードウェア構成が同じである場合には、PC資源管理テーブルTB2(図10)に設定された専用PCのPCグループ情報(型式等)と共用PCのPCグループ情報(型式等)とが同じである。管理サーバは、まず、PC資源管理テーブルTB2から、ユーザディスク管理データに含まれる専用PCのMACアドレスと同じMACアドレスを含む第1のPC資源管理データを選択する。次に、PC資源管理テーブルTB2から、第1のPC資源管理データに含まれるPCグループ情報と同じPCグループ情報を含む第2のPC資源管理データを選択する。ただし、第2のPC資源管理データは、PCタイプ情報が「共用」を示し、かつ、使用情報が「不使用」を示すデータ群の中から選択される。
専用PCと同じハードウェア構成を有し、かつ、使用可能な共用PCが存在する場合には、ステップS213dで、該共用PCが特定共用PCとして選択される。一方、該共用PCが存在しない場合には、ステップS213eに進む。
このように、PC資源管理テーブルTB2(図10)を利用すれば、複数の共用PCの中から、特定ディスクに格納されたOSなどのプログラムを実行可能な1つの共用PCを容易に選択することができる。
なお、本実施例では、ユーザディスク管理データDAに含まれる特定専用PCのMACアドレス「aaa 」と同じMACアドレスを含む第1のPC資源管理データから、特定専用PCの型式が「Type A」であることが分かる。そして、専用PCの型式と同じ型式「Type A」を有する共用PCが特定共用PCとして選択される。
ステップS213eでは、管理サーバ110は、使用されていない共用PCを特定共用PCとして選択する。ただし、この場合には、特定ディスクにコピーされたディスクイメージは、共用PCのハードウェア構成に適合しない。このため、ステップS213eでは、仮想マシン機能を実装した共用PCが特定共用PCとして選択される。この説明から分かるように、PCグループ情報には、仮想マシン機能の有無も登録されている。
なお、ステップS213eでは、仮想マシン機能を実装する不使用の共用PCが選択されているが、これに代えて、任意の不使用の共用PCが選択されてもよい。この場合には、管理サーバは、任意の共用PCを動作させるために必要なドライバおよびレジストリ情報を、ユーザのディスクイメージに追加し、該共用PCを特定共用PCとして選択する。具体的には、管理サーバは、任意の共用PCに適合するドライバおよびレジストリ情報を予め有している。管理サーバは、iSCSIイニシエータとして特定ディスクにアクセスし、任意の共用PCに適合するドライバ,レジストリ情報を特定ディスクにコピーする。これによって、任意の共用PCは、特定ディスクを利用して動作することができるため、任意の共用PCを特定共用PCとして選択することができる。なお、任意の共用PCに適合するドライバ、レジストリ情報は、PCグループ情報に基づいて選択されればよい。
ステップS214では、PC資源管理テーブルTB2(図10)内の特定共用PCの使用情報が「使用」に変更される。これにより、特定共用PCは、他のユーザによって使用不能な状態となる。
ステップS215では、ユーザディスク管理データに含まれる現行PC情報に、特定共用PCに関する情報が設定される。本実施例では、前述したように、図10に示す型式「Type A」を有する共用PCが特定共用PCとして選択されたため、図16(B)に示すように、現行PC情報に含まれるPCタイプが「共用」に設定され、MACアドレスが「bbb 」に設定される。
ステップS216では、図13で説明したように、特定共用PCのMACアドレスがポータルサーバ350へ通知される。
なお、ステップS212で、動作状態が「起動」に設定されている場合には、換言すれば、特定ディスクが専用PCまたは共用PCによって使用されている場合には、ステップS218に進む。ステップS218では、管理サーバ110は、ポータルサーバ350を介して、外部端末410aに現行PC(専用PCまたは共用PC)が起動中であること、換言すれば、特定ディスクが使用中であることを通知する。この場合には、外部端末を使用する特定ユーザは、例えば、現行PCの終了を指示するようにしてもよいし、外部端末から特定ディスクへのアクセスを中止するようにしてもよい。
B−2−2.ステップS230の処理:
図18は、ステップS230(図14)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。ステップS230では、前述したように、管理サーバ110(ディスク選択モジュール114b)は、特定共用PCがアクセスすべきディスクを選択する。
ステップS231では、与えられたMACアドレスを用いて、ユーザディスク管理テーブルTB3の中から対象ユーザディスク管理データが検索される。具体的には、ステップS228(図14)で特定共用PCから送信されたMACアドレスと同じMACアドレスを含む現行PC情報を有するユーザディスク管理データが検索される。なお、図16(B)に示すように、ステップS210の処理後には、ユーザディスク管理データDAの現行PC情報には、特定共用PCのMACアドレス「bbb 」が設定されている。
ステップS232では、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に含まれる動作状態が「停止」に設定されているか否かが判断される。動作状態が「停止」に設定されている場合には、換言すれば、特定ディスクが専用PCおよび共用PCによって利用されていない場合には、ステップS233に進む。
ステップS233では、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に、ステップS228(図14)で特定共用PCから送信されたIPアドレスが設定される。具体的には、図16(C)に示すように、現行PC情報に含まれるIPアドレスが「b.b.b.b 」に設定される。
ステップS234では、ユーザディスク管理データDA内のディスク識別情報が特定共用PCへ通知される。
なお、ステップS232で、動作状態が「起動」に設定されている場合には、換言すれば、特定ディスクが専用PCまたは共用PCによって使用されている場合には、ステップS238に進む。ステップS238では、ステップS218と同様に、管理サーバ110は、ポータルサーバ350を介して、外部端末410aに現行PC(専用PCまたは共用PC)が起動中であることを通知する。
B−2−3.ステップS250の処理:
図19は、ステップS250(図14)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。ステップS250では、前述したように、管理サーバ110は、特定共用PCの起動の完了処理を実行する。
ステップS251では、与えられたIPアドレスを用いて、ユーザディスク管理テーブルTB3の中から対象ユーザディスク管理データが検索される。具体的には、ステップS244(図14)で特定共用PCから送信されたIPアドレスと同じIPアドレスを含む現行PC情報を有するユーザディスク管理データDAが検索される。なお、図16(C)に示すように、ステップS230の処理後には、ユーザディスク管理データDAの現行PC情報には、特定共用PCのIPアドレス「b.b.b.b 」が設定されている。
ステップS252では、図16(D)に示すように、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に含まれる動作状態が「起動」に変更される。
ステップS253では、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に含まれるPCタイプが「共用」に設定されているか否かが判断される。PCタイプが「共用」に設定されている場合には、ステップS254に進む。
ステップS254では、ポータルサーバ350に特定共用PCの起動が完了したことが通知される。
なお、ステップS253で、PCタイプが「専用」に設定されている場合には、ステップS254がスキップされ、ステップS250の処理が終了する(後述する)。
B−3.共用PCの停止処理:
図20は、共用PCの停止処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS302では、外部端末410aは、特定共用PCへのリモート接続を終了する。具体的には、ユーザは、外部端末410においてリモート接続クライアントプログラムを終了させる。
ステップS304では、外部端末410aは、ポータルサーバ350に対して、リモート接続の終了処理を要求する。このとき、ブラウザは、ポータルサーバに対してユーザIDを送信する。
ステップS306では、ポータルサーバ350は、管理サーバ110に対して、停止すべき共用PCを問い合わせる。このとき、ユーザIDが送信される。
ステップS310では、管理サーバ110は、与えられたユーザIDを用いて停止すべき共用PCを選択する。なお、共用PCの選択は、管理情報115(図2)を利用して行われる。そして、管理サーバは、選択された共用PCのIPアドレスをポータルサーバ350に送信する。なお、ステップS310の処理については、さらに後述する。
ステップS322では、ポータルサーバ350は、与えられたIPアドレスで特定される特定共用PC320aに対して、停止を要求する。
ステップS324では、特定共用PC320は、シャットダウン処理を開始して、管理サーバ110に対して共用PCの停止を通知する。具体的には、特定共用PC(管理クライアントプログラム)は、管理サーバ(管理プログラム)に対して共用PCに関する停止処理の実行を要求する。このとき、IPアドレスが送信される。そして、ステップS324では、特定共用PCの電源がオフに設定される。
ステップS330では、管理サーバ110は、共用PCに関する停止処理を実行する。なお、停止処理は、管理情報115(図2)を利用して行われる。ステップS330の処理については、さらに後述する。
B−4.ステップS310,S330の処理内容:
管理サーバ110は、ステップS310,ステップS330(図20)において、ユーザディスク管理テーブルTB3を利用する。
図21は、ユーザディスク管理テーブルTB3に含まれる特定ユーザに関するユーザディスク管理データDAを示す説明図である。図21(A),(B)は、それぞれ、ステップS310の処理前、ステップS330の処理後におけるユーザディスク管理データを示している。なお、図21(A)は、図16(D)と同じである。以下では、図21を参照しつつ、ステップS310,S330の処理を説明する。
B−4−1.ステップS310の処理:
図22は、ステップS310(図20)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。ステップS310では、前述したように、管理サーバ110は、停止すべき共用PCを選択する。
ステップS311では、与えられたユーザIDを用いて、ユーザディスク管理テーブルTB3の中から対象ユーザディスク管理データが検索される。具体的には、ステップS306(図20)でポータルサーバ350から送信されたユーザIDと同じユーザIDを含むユーザディスク管理データDAが検索される。なお、図21(A)に示すように、ユーザディスク管理データDAのユーザ識別情報には、ユーザID「USRA」が設定されている。
ステップS312では、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に含まれるIPアドレスがポータルサーバ350へ通知される。
B−4−2.ステップS330の処理:
図23は、ステップS330(図20)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。ステップS330では、前述したように、管理サーバ110は、共用PCに関する停止処理を実行する。
ステップS331では、与えられたIPアドレスを用いて、ユーザディスク管理テーブルTB3の中から対象ユーザディスク管理データが検索される。具体的には、ステップS324(図20)で特定共用PCから送信されたIPアドレスと同じIPアドレスを含む現行PC情報を有するユーザディスク管理データDAが検索される。なお、図21(A)に示すように、ステップS330の処理前には、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報には、特定共用PCのIPアドレス「b.b.b.b 」が設定されている。
ステップS332では、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に含まれるPCタイプが「共用」に設定されているか否かが判断される。PCタイプが「共用」に設定されている場合には、換言すれば、外部端末410aを使用する特定ユーザが共用PCを使用していた場合には、ステップS333に進む。
ステップS333では、図21(B)に示すように、ユーザディスク管理データDA内の共用PC情報に、現行PC情報に含まれるPC識別情報(MACアドレス「bbb 」)が設定される。また、ステップS333では、PC資源管理テーブルTB2(図10)を参照して、ユーザディスク管理データDA内の共用PC情報に、PCグループ「Type A」が設定される。これにより、共用PC情報に、過去に割り当てられた共用PCに関する情報が設定される。
ステップS334では、PC資源管理テーブルTB2(図10)内の特定共用PCの使用情報が「不使用」に変更される。これにより、特定共用PCは、他のユーザによって使用可能な状態となる。
ステップS335では、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報が、専用PCに関する情報に変更される。具体的には、図21(B)に示すように、現行PC情報に含まれるPCタイプが「専用」に変更され、MACアドレスが「aaa 」に変更される。
ステップS336では、図21(B)に示すように、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に含まれる動作状態が「停止」に変更される。また、ステップS336では、現行PC情報に含まれるIPアドレスが消去される。
なお、ステップS332で、PCタイプが「専用」に設定されている場合には、ステップS333〜S335がスキップされ、ステップS336の処理が実行される(後述する)。
C.専用PCによる特定ディスクの利用:
前述したように、専用PCがディスクにアクセスする場合と、外部端末が共用PCを介してディスクにアクセスする場合とで、ユーザは、同じ作業環境で継続した作業を行うことができる。これを実現するために、本実施例では、図12の処理によって、専用PCのディスクイメージが特定ディスクにコピーされた後は、専用PCは特定ディスク内のディスクイメージを利用して起動する。以下では、専用PCの起動処理と停止処理とについて説明する。
C−1.専用PCの起動処理:
図24は、専用PCの起動処理の手順を示すフローチャートである。なお、図24は、図14とほぼ同じである。ただし、共用PCが専用PCに変更されていると共に、第2のブート管理サーバが第1のブート管理サーバに変更されている。
具体的には、ステップS424〜ステップS428では、ステップS224〜228(図14)と同様の処理が実行され、特定専用PC220aは、アクセスすべき特定ディスクを管理サーバ110に問い合わせる。
ステップS430では、ステップS230(図14,図18)と同様の処理が実行され、管理サーバ110は、特定ディスクを示すディスク識別情報を特定専用PC220aに送信する。
ステップS442〜S444では、ステップS242〜S244(図14)と同様の処理が実行され、特定専用PC220aは、特定ディスクにアクセスして起動し、管理サーバ110に対して起動の完了を通知する。
ステップS430では、ステップS250(図14,図19)と同様の処理が実行され、管理サーバ110は、特定専用PC220aの起動の完了処理を実行する。ただし、ステップS250と異なり、管理サーバは、特定専用PCの起動完了を報告しない。
C−2.ステップS430,S450の処理内容:
管理サーバ110は、ステップS430,S450において、ステップS230(図14),S250(図18)と同様に、ユーザディスク管理テーブルTB3を利用する。すなわち、管理サーバ110は、ステップS430では、図14に示すフローチャートに従って、ユーザディスク管理テーブルTB3を更新する。また、管理サーバ110は、ステップS450では、図18に示すフローチャートに従ってユーザディスク管理テーブルTB3を更新する。
図25は、ユーザディスク管理テーブルTB3に含まれる特定ユーザに関するユーザディスク管理データDAを示す説明図である。図25(A)〜(D)は、それぞれ、ステップS430の処理前、ステップS430の処理後、ステップS450の処理後におけるユーザディスク管理データを示している。なお、図25(A)は、図21(B)と同じである。以下では、図25を参照しつつ、ステップS430,S450の処理を説明する。
C−2−2.ステップS430の処理:
ステップS430では、図14で説明したように、管理サーバ110は、まず、ステップS428(図24)で特定専用PCから送信されたMACアドレスと同じMACアドレスを含む現行PC情報を有するユーザディスク管理データDAを検索する(ステップS231参照)。なお、図25(A)に示すように、ステップS430の処理前には、ユーザディスク管理データDAの現行PC情報には、専用PCのMACアドレス「aaa 」が設定されている。
次に、管理サーバ110は、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に含まれる動作状態が「停止」に設定されているか否かを判断する(ステップS232参照)。図25(A)では、動作状態が「停止」に設定されている。
次に、管理サーバ110は、図25(B)に示すように、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に、ステップS428(図24)で特定専用PCから送信されたIPアドレス「a.a.a.a 」が設定される(ステップS233参照)。
最後に、管理サーバ110は、ユーザディスク管理データDA内のディスク識別情報を特定専用PCへ通知する(ステップS234参照)。
C−2−3.ステップS450の処理:
ステップS450では、図18で説明したように、管理サーバ110は、まず、ステップS444(図24)で特定専用PCから送信されたIPアドレスと同じIPアドレスを含む現行PC情報を有するユーザディスク管理データDAを検索する(ステップS251参照)。なお、図25(B)に示すように、ステップS430の処理後には、ユーザディスク管理データDAの現行PC情報には、特定専用PCのIPアドレス「a.a.a.a 」が設定されている。
次に、管理サーバ110は、図25(C)に示すように、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に含まれる動作状態を「起動」に変更する(ステップS252参照)。
このとき、図25(C)に示すように、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に含まれるPCタイプが「専用」に設定されているため、管理サーバ110は、特定専用PCの起動完了の報告を実行せずに、ステップS450の処理を終了する(ステップS253参照)。
C−3.専用PCの停止処理:
図26は、専用PCの停止処理の手順を示すフローチャートである。なお、図26は、図20とほぼ同じである。ただし、共用PCが専用PCに変更されていると共に、第2のブート管理サーバが第1のブート管理サーバに変更されている。
具体的には、ステップS524では、ステップS324(図20)と同様の処理が実行され、特定専用PC220aは、シャットダウン処理を開始して、管理サーバ110に対して特定専用PCの停止を通知する。
ステップS530では、ステップS330(図20,図23)と同様の処理が実行され、管理サーバ110は、特定専用PCに関する停止処理を実行する。
C−4.ステップS530の処理内容:
管理サーバ110は、ステップS530において、ステップS330(図23)と同様に、ユーザディスク管理テーブルTB3を利用する。すなわち、管理サーバ110は、ステップS530では、図23に示すフローチャートに従って、ユーザディスク管理テーブルTB3を更新する。
図27は、ユーザディスク管理テーブルTB3に含まれる特定ユーザに関するユーザディスク管理データDAを示す説明図である。図27(A),(B)は、それぞれ、ステップS530の処理前、ステップS530の処理後におけるユーザディスク管理データを示している。なお、図27(A)は、図25(C)と同じである。以下では、図27を参照しつつ、ステップS530の処理を説明する。
ステップS530では、管理サーバ110は、ステップS524(図26)で特定専用PCから送信されたIPアドレスと同じIPアドレスを含む現行PC情報を有するユーザディスク管理データDAを検索する(ステップS331参照)。なお、図27(A)に示すように、ステップS530の処理前には、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報には、特定専用PCのIPアドレス「a.a.a.a 」が設定されている。
このとき、図27(A)に示すように、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に含まれるPCタイプが「専用」に設定されている(ステップS332参照)。このため、管理サーバ110は、図27(B)に示すように、ユーザディスク管理データDA内の現行PC情報に含まれる動作状態を「停止」に変更し、現行PC情報に含まれるIPアドレスを消去する(ステップS336参照)。
以上説明したように、本実施例のネットワークシステムでは、特定専用PC220aと特定共用PC320aとの双方が同じ特定ディスクLUaに接続し、OSなどを含む同じ起動プログラムを実行することができるため、特定ユーザは、ネットワークシステム内部で特定専用PC220aを使用する場合と、ネットワークシステム外部で外部端末410aとを使用する場合とで、同じ作業環境で作業を行うことができる。
また、本実施例では、共用PCは、複数のユーザによって共用されるため、ユーザの数よりも少ない数に設定することができるという利点がある。
さらに、本実施例では、ユーザディスク管理テーブルTB3内の現行PC情報は、特定ディスクLUaと専用PC220aまたは特定共用PC320aとの接続状態が変更される毎に、更新される。このため、ネットワークシステムの管理者は、ユーザディスク管理テーブルTB3を参照することによって、特定ディスクがどのPCと接続されているかを容易に把握することができるという利点がある。
また、本実施例では、外部端末410aによって記憶装置120が利用される場合には、外部端末は、第3のサブネットNWA3に接続された特定共用PC320aに接続され、専用PCが接続された第2のサブネットNWA2には接続されない。このため、ネットワークシステムのセキュリティを向上させることができるという利点がある。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施例では、図13で説明したように、外部端末がインターネットを介してディスクを利用する際には、外部端末はポータルサーバを経由して間接的に管理サーバにアクセスしている。一方、図24で説明したように、専用PCがイントラネットを介してディスクを利用する際には、専用PCはポータルサーバを経由せずに直接的に管理サーバにアクセスしている。このため、上記実施例では、管理サーバは、ポータルサーバからのアクセスの有無に応じて、ネットワークシステム外部からのディスクの利用か、ネットワークシステム内部からのディスクの利用か、を判断している。そして、管理サーバは、ネットワークシステム外部からのディスクの利用の場合には、共用PCを起動させている。
しかしながら、イントラネットに接続された他の端末(内部端末と呼ぶ)がイントラネットを介してディスクを利用する際に、内部端末がポータルサーバを経由して間接的に管理サーバにアクセスする態様も想定される。この態様では、管理サーバは、外部端末または内部端末のIPアドレスに基づいて、ネットワークシステム外部からのディスクの利用か否かを判断すればよい。具体的には、図13のステップS202で、外部端末または内部端末は、自己のIPアドレスをポータルサーバに送信し、ステップS208で、ポータルサーバは、該IPアドレスを管理サーバに送信する。そして、ステップS210で、管理サーバは、受け取ったIPアドレスに基づいて、ネットワークシステム外部からのディスクの利用か否かを判断する。管理サーバは、外部からのディスクの利用であると判断する場合には、共用PCを起動させ、内部からのディスクの利用であると判断する場合には、専用PCを起動させる。
なお、この態様において、専用PCを起動させる場合には、共用PCを起動させる場合と同様の処理が実行される。すなわち、図13〜図15において、外部端末を内部端末に置き換え、共用PCを専用PCに置き換えた処理が実行される。また、この態様において、専用PCを停止させる場合には、共用PCを停止させる場合と同様の処理が実行される。すなわち、図20において、外部端末を内部端末に置き換え、共用PCを専用PCに置き換えた処理が実行される。
(2)上記実施例では、図12で説明したように、管理者は専用PCを用いることによってユーザディスク管理データを作成しているが、これに代えて、管理者は、専用PCを用いずに管理コンソール(図示せず)を用いることによって、ユーザディスク管理データを作成してもよい。この態様では、専用PCは、ディスク作成プログラムを備えていなくてもよい。
具体的には、管理者は、管理コンソールを利用して、記憶装置120(図3)の区分テーブル125内に、ディスクを特定するための特定専用PCのiSCSIイニシエータ名を登録する。また、管理者は、該iSCSIイニシエータ名で特定される特定ディスク内に、OSとiSCSIドライバと管理クライアントプログラムとリモート接続サーバプログラムとをインストールしてディスクイメージを作成する。そして、管理者は、管理コンソールを利用して、管理サーバ110のユーザディスク管理テーブルTB3内に、ユーザディスク管理データを作成する。なお、作成されるユーザディスク管理データは、図12の処理で登録される情報と同じ情報を含んでいればよい。
この態様では、上記のように、専用PCは、ディスク作成プログラムを備えていなくてもよいため、専用PCの外部記憶装置は省略可能である。すなわち、この態様では、専用PCと共用PCとの双方の外部記憶装置を省略可能であるため、専用PCのソフトウェア構成と共用PCのソフトウェア構成とを同じにすることができる。
また、この態様では、専用PCは、外部記憶装置を備えないディスクレスPCであるため、専用PCは、当初からディスク内のディスクイメージを利用して起動する。なお、ディスクイメージは、例えば、管理者がユーザが以前使用していたコンピュータからデータを複製することによって作成可能である。
(3)上記実施例では、2つのブート管理サーバ210,310が用いられているが、1つのブート管理サーバのみが用いられるようにしてもよい。具体的には、ブート管理サーバがDHCPリレーエージェント機能を有していれば、複数のサブネットを管理することができるため、ブート管理サーバを1つにすることができる。
(4)上記実施例では、ネットワークシステムには、1台の記憶装置が接続されているが、複数台の記憶装置が接続されていてもよい。この場合には、ディスク資源管理テーブルTB1には、互いに異なるターゲット名およびIPアドレスを含むディスク資源管理データが含まれる。
(5)上記実施例では、1台の記憶装置に含まれる複数の論理ユニットに対して同じターゲット名およびIPアドレスが設定されているが、これに代えて、同じIPアドレスと互いに異なるターゲット名とが設定されるようにしてもよい。この場合には、ターゲット名で論理ユニットを特定することができるため、イニシエータ名を省略することができる。
(6)上記実施例では、ユーザディスク管理テーブルTB3内のユーザディスク管理データには、共用PC情報として、過去に割り当てられた1つの共用PCに関する情報のみが設定されているが、過去に割り当てられた複数の共用PCに関する情報が設定されていてもよい。この場合には、複数の共用PCのうち、特定専用PCと同じハードウェア構成を有する共用PCが優先して特定共用PCとして選択されればよい。
ネットワークシステムの概略構成を示す説明図である。 管理サーバ110の概略構成を示す説明図である。 記憶装置120の概略構成を示す説明図である。 第2のブート管理サーバ310の概略構成を示す説明図である。 ポータルサーバ350の概略構成を示す説明図である。 認証サーバ360の概略構成を示す説明図である。 専用PC220の概略構成を示す説明図である。 共用PC320の概略構成を示す説明図である。 ディスク資源管理テーブルTB1を示す説明図である。 PC資源管理テーブルTB2を示す説明図である。 ユーザディスク管理テーブルTB3を示す説明図である。 ユーザへのディスクの割当処理の手順を示すフローチャートである。 共用PCの起動処理の手順を示すフローチャートである。 共用PCの起動処理の手順を示すフローチャートである。 共用PCの起動処理の手順を示すフローチャートである。 ユーザディスク管理テーブルTB3に含まれる特定ユーザに関するユーザディスク管理データDAを示す説明図である。 ステップS210(図13)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。 ステップS230(図14)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。 ステップS250(図14)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。 共用PCの停止処理の手順を示すフローチャートである。 ユーザディスク管理テーブルTB3に含まれる特定ユーザに関するユーザディスク管理データDAを示す説明図である。 ステップS310(図20)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。 ステップS330(図20)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。 専用PCの起動処理の手順を示すフローチャートである。 ユーザディスク管理テーブルTB3に含まれる特定ユーザに関するユーザディスク管理データDAを示す説明図である。 専用PCの停止処理の手順を示すフローチャートである。 ユーザディスク管理テーブルTB3に含まれる特定ユーザに関するユーザディスク管理データDAを示す説明図である。
符号の説明
110…管理サーバ
111…CPU
112…内部記憶装置
113…外部記憶装置
114…管理プログラム
114a…共用PC選択モジュール
114b…ディスク選択モジュール
115…管理情報
119…I/F部
120…記憶装置
121…CPU
122…内部記憶装置
123…外部記憶装置
124…制御プログラム
125…区分テーブル
126…データ格納領域
129…I/F部
210…第1のブート管理サーバ
220…専用PC
221…CPU
222…内部記憶装置
223…外部記憶装置
226…ディスプレイ
227…入力デバイス
229…I/F部
310…第2のブート管理サーバ
311…CPU
312…内部記憶装置
313…外部記憶装置
314…DHCPプログラム
315…TFTPプログラム
319…I/F部
320…共用PC
321…CPU
322…内部記憶装置
323…外部記憶装置
329…I/F部
340…ファイアウォール
350…ポータルサーバ
351…CPU
352…内部記憶装置
353…外部記憶装置
354…HTTPプログラム
355…接続認証プログラム
359…I/F部
360…認証サーバ
361…CPU
362…内部記憶装置
363…外部記憶装置
364…ユーザ認証プログラム
365…ユーザ情報テーブル
369…I/F部
410…外部端末
DA…ユーザディスク管理データ
LU…論理ユニット(ディスク)
NWA…イントラネット
NWA1〜3…サブネット
NWB…インターネット
TB1…ディスク資源管理テーブル
TB2…PC資源管理テーブル
TB3…ユーザディスク管理テーブル

Claims (12)

  1. 外部端末からアクセス可能なネットワークシステムであって、
    特定のユーザによって使用される第1コンピュータと、
    複数のユーザによって共用可能な複数の第2コンピュータと、
    前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータと接続可能な記憶装置であって、複数の記憶領域を含む前記記憶装置と、
    前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータと前記記憶装置との間の接続を管理する管理装置と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記複数の記憶領域のうちの1つを、前記特定のユーザに割り当てられる特定記憶領域として選択し、前記特定のユーザと前記特定記憶領域とを対応付ける特定記憶領域対応テーブルを作成し、前記特定記憶領域を識別する記憶領域識別情報を前記第1コンピュータに供給する記憶領域選択部と、
    前記記憶装置の利用を希望する前記外部端末から前記特定のユーザを識別するユーザ識別情報を取得するユーザ情報取得部と、
    前記特定のユーザと前記第1コンピュータとを対応付けるコンピュータ対応テーブルと、前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータのハードウェア構成に関する情報が格納された第2のテーブルと、を有し、前記ユーザ識別情報と前記コンピュータ対応テーブルとを参照して前記特定のユーザに対応付けられた前記第1コンピュータを特定すると共に、前記第2のテーブルを参照して前記複数の第2コンピュータの内から前記第1コンピュータと同じハードウェア構成を有する第2種の前記第2コンピュータを特定コンピュータとして選択するコンピュータ選択部と、を備え、
    前記第1コンピュータは、前記記憶領域識別情報に基づき識別される前記特定記憶領域に、前記特定のユーザが利用する前記第1コンピュータまたは前記第2コンピュータを前記特定のユーザが利用可能な状態に起動させるための起動プログラムを格納し、
    前記記憶領域選択部は、前記ユーザ識別情報を参照して前記特定のユーザを識別し、前記特定記憶領域対応テーブルを参照して前記特定のユーザに割り当てられた前記特定記憶領域を選択し、選択された前記特定記憶領域を識別する前記記憶領域識別情報を前記特定コンピュータに供給し、
    前記特定コンピュータは、前記記憶領域識別情報に基づき識別される前記特定記憶領域に格納された前記起動プログラムを実行して前記特定のユーザが利用可能な状態に起動し、
    前記管理装置は、前記外部端末に、起動された前記特定コンピュータへの接続を行わせる、ネットワークシステム。
  2. 請求項1記載のネットワークシステムであって、
    前記管理装置は
    記コンピュータ選択部は、前記特定のユーザに過去に割り当てられた第1種の前記第2コンピュータを示す情報が格納された第1のテーブルを備えると共に、前記第1のテーブルを参照して、前記第1種の第2コンピュータを前記特定コンピュータとして選択する、ネットワークシステム。
  3. 請求項記載のネットワークシステムであって、
    前記コンピュータ選択部は、
    前記第2種の第2コンピュータを前記特定コンピュータとして選択できない場合には、仮想マシン機能を有する第3種の前記第2コンピュータを前記特定コンピュータとして選択する、ネットワークシステム。
  4. 請求項記載のネットワークシステムであって、
    前記コンピュータ選択部は、
    前記第2種の第2コンピュータを前記特定コンピュータとして選択できない場合には、任意の第4種の前記第2コンピュータを前記特定コンピュータとして選択し、
    予め準備された前記第4種の第2コンピュータを動作させるために必要な情報を、前記特定記憶領域に格納する、ネットワークシステム。
  5. 請求項1ないしのいずれかに記載のネットワークシステムであって、
    前記管理装置は、
    前記特定記憶領域に接続する前記第1コンピュータまたは前記特定コンピュータを特定するための特定情報を含む第3のテーブルを備え、
    前記管理装置は、
    前記特定記憶領域と前記第1コンピュータまたは前記特定コンピュータとの接続状態が変更される毎に、前記第3のテーブル内の前記特定情報を更新する、ネットワークシステム。
  6. 請求項1ないしのいずれかに記載のネットワークシステムであって、
    前記特定コンピュータは、
    前記外部端末から、前記外部端末において入力された入力データを受け取り、
    前記入力データに従った処理が実行された処理済みの画像データを前記外部端末に送信する、ネットワークシステム。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載のネットワークシステムであって、
    前記第1コンピュータを含む第1のサブネットと、
    前記複数の第2コンピュータを含む第2のサブネットと、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記外部端末を、前記第1のサブネットに接続させずに、前記第2のサブネットに含まれる前記特定コンピュータに接続させる、ネットワークシステム。
  8. 請求項1ないしのいずれかに記載のネットワークシステムであって、
    前記管理装置は、
    前記外部端末によって前記記憶装置が利用される場合に、前記外部端末を使用するユーザの認証を行うための認証部を備え、
    前記認証部は、
    前記外部端末が前記特定のユーザによって使用されることが確認されたときに、前記外部端末に、前記特定コンピュータに接続するためのアドレスを供給する、ネットワークシステム。
  9. 外部端末からアクセス可能なネットワークシステムであって、特定のユーザによって使用される第1コンピュータと、複数のユーザによって共用可能な複数の第2コンピュータと、前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータと接続可能な記憶装置であって、複数の記憶領域を含む前記記憶装置と、を備える前記ネットワークシステムにおいて、前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータと前記記憶装置との間の接続を管理する管理装置であって
    前記複数の記憶領域のうちの1つを、前記特定のユーザに割り当てられる特定記憶領域として選択し、前記特定のユーザと前記特定記憶領域とを対応付ける特定記憶領域対応テーブルを作成し、前記特定記憶領域を識別する記憶領域識別情報を前記第1コンピュータに供給する記憶領域選択部と、
    前記記憶装置の利用を希望する前記外部端末から前記特定のユーザを識別するユーザ識別情報を取得するユーザ情報取得部と、
    前記特定のユーザと前記第1コンピュータとを対応付けるコンピュータ対応テーブルと、前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータのハードウェア構成に関する情報が格納された第2のテーブルと、を有し、前記ユーザ識別情報と前記コンピュータ対応テーブルとを参照して前記特定のユーザに対応付けられた前記第1コンピュータを特定すると共に、前記第2のテーブルを参照して前記複数の第2コンピュータの内から前記第1コンピュータと同じハードウェア構成を有する第2種の前記第2コンピュータを特定コンピュータとして選択するコンピュータ選択部と、を備え、
    前記管理装置は、前記第1コンピュータに、前記記憶領域識別情報に基づき識別される前記特定記憶領域へ、前記特定のユーザが利用する前記第1コンピュータまたは前記第2コンピュータを前記特定のユーザが利用可能な状態に起動させるための起動プログラムを格納させ、
    前記記憶領域選択部は、前記ユーザ識別情報を参照して前記特定のユーザを識別し、前記特定記憶領域対応テーブルを参照して前記特定のユーザに割り当てられた前記特定記憶領域を選択し、選択された前記特定記憶領域を識別する前記記憶領域識別情報を前記特定コンピュータに供給し、
    前記管理装置は、前記特定コンピュータに、前記記憶領域識別情報に基づき識別される前記特定記憶領域に格納された前記起動プログラムを実行して前記特定のユーザが利用可能な状態に起動させ、
    前記管理装置は、前記外部端末に、起動された前記特定コンピュータへの接続を行わせることを特徴とする管理装置。
  10. 外部端末からアクセス可能なネットワークシステムであって、特定のユーザによって使用される第1コンピュータと、複数のユーザによって共用可能な複数の第2コンピュータと、前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータと接続可能な記憶装置であって、複数の記憶領域を含む前記記憶装置と、を備える前記ネットワークシステムにおいて、前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータと前記記憶装置との間の接続を管理するための方法であって、
    前記管理装置が、前記複数の記憶領域のうちの1つを、前記特定のユーザに割り当てられる特定記憶領域として選択し、前記特定のユーザと前記特定記憶領域とを対応付ける特定記憶領域対応テーブルを作成し、前記特定記憶領域を識別する記憶領域識別情報を前記第1コンピュータに供給する工程と、
    前記管理装置が、前記記憶装置の利用を希望する前記外部端末から前記特定のユーザを識別するユーザ識別情報を取得する工程と、
    前記管理装置が、前記特定のユーザと前記第1コンピュータとを対応付けるコンピュータ対応テーブルと、前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータのハードウェア構成に関する情報が格納された第2のテーブルと、を利用して、前記ユーザ識別情報と前記コンピュータ対応テーブルとを参照して前記特定のユーザに対応付けられた前記第1コンピュータを特定すると共に、前記第2のテーブルを参照して前記複数の第2コンピュータの内から前記第1コンピュータと同じハードウェア構成を有する第2種の前記第2コンピュータを特定コンピュータとして選択する工程と、
    前記管理装置が、前記第1コンピュータに、前記記憶領域識別情報に基づき識別される前記特定記憶領域へ、前記特定のユーザが利用する前記第1コンピュータまたは前記第2コンピュータを前記特定のユーザが利用可能な状態に起動させるための起動プログラムを格納させる工程と、
    前記管理装置が、前記ユーザ識別情報を参照して前記特定のユーザを識別し、前記特定記憶領域対応テーブルを参照して前記特定のユーザに割り当てられた前記特定記憶領域を選択し、選択された前記特定記憶領域を識別する前記記憶領域識別情報を前記特定コンピュータに供給する工程と、
    前記管理装置が、前記特定コンピュータに、前記記憶領域識別情報に基づき識別される前記特定記憶領域に格納された前記起動プログラムを実行して前記特定のユーザが利用可能な状態に起動させる工程と、
    前記管理装置が、前記外部端末に、起動された前記特定コンピュータへの接続を行わせる工程と、を備えることを特徴とする管理方法。
  11. 外部端末からアクセス可能なネットワークシステムであって、特定のユーザによって使用される第1コンピュータと、複数のユーザによって共用可能な複数の第2コンピュータと、前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータと接続可能な記憶装置であって、複数の記憶領域を含む前記記憶装置と、を備える前記ネットワークシステムにおいて、管理装置に、前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータと前記記憶装置との間の接続を管理させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記複数の記憶領域のうちの1つを、前記特定のユーザに割り当てられる特定記憶領域として選択し、前記特定のユーザと前記特定記憶領域とを対応付ける特定記憶領域対応テーブルを作成し、前記特定記憶領域を識別する記憶領域識別情報を前記第1コンピュータに供給する機能と、
    前記記憶装置の利用を希望する前記外部端末から前記特定のユーザを識別するユーザ識別情報を取得する機能と、
    前記特定のユーザと前記第1コンピュータとを対応付けるコンピュータ対応テーブルと、前記第1コンピュータおよび前記複数の第2コンピュータのハードウェア構成に関する情報が格納された第2のテーブルと、を有し、前記ユーザ識別情報と前記コンピュータ対応テーブルとを参照して前記特定のユーザに対応付けられた前記第1コンピュータを特定すると共に、前記第2のテーブルを参照して前記複数の第2コンピュータの内から前記第1コンピュータと同じハードウェア構成を有する第2種の前記第2コンピュータを特定コンピュータとして選択する機能と、
    前記第1コンピュータに、前記記憶領域識別情報に基づき識別される前記特定記憶領域へ、前記特定のユーザが利用する前記第1コンピュータまたは前記第2コンピュータを前記特定のユーザが利用可能な状態に起動させるための起動プログラムを格納させる機能と、
    前記ユーザ識別情報を参照して前記特定のユーザを識別し、前記特定記憶領域対応テーブルを参照して前記特定のユーザに割り当てられた前記特定記憶領域を選択し、選択された前記特定記憶領域を識別する前記記憶領域識別情報を前記特定コンピュータに供給する機能と、
    前記特定コンピュータに、前記記憶領域識別情報に基づき識別される前記特定記憶領域に格納された前記起動プログラムを実行して前記特定のユーザが利用可能な状態に起動させる機能と、
    前記外部端末に、起動された前記特定コンピュータへの接続を行わせる機能と、を前記管理装置に実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 請求項11記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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