JP2017069602A - ノイズフィルタ付き導電路 - Google Patents

ノイズフィルタ付き導電路 Download PDF

Info

Publication number
JP2017069602A
JP2017069602A JP2015189311A JP2015189311A JP2017069602A JP 2017069602 A JP2017069602 A JP 2017069602A JP 2015189311 A JP2015189311 A JP 2015189311A JP 2015189311 A JP2015189311 A JP 2015189311A JP 2017069602 A JP2017069602 A JP 2017069602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
conductive path
case
phase
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015189311A
Other languages
English (en)
Inventor
啓二 平田
Keiji Hirata
啓二 平田
武史 相澤
Takeshi Aizawa
武史 相澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2015189311A priority Critical patent/JP2017069602A/ja
Priority to PCT/JP2016/076277 priority patent/WO2017056887A1/ja
Publication of JP2017069602A publication Critical patent/JP2017069602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01Frequency selective two-port networks
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01Frequency selective two-port networks
    • H03H7/09Filters comprising mutual inductance

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

【課題】磁性体コア及び結線用接続線の結線部分を保護する。【解決手段】ノイズフィルタ付き導電路Aは、複数本の導電路本体(U相線11u、V相線11v及びW相線11w)と、複数本の導電路本体(U相線11u、V相線11v、W相線11w)に設けた複数のコンデンサ17u,17v,17wと、複数のコンデンサ17u,17v,17wに個別に接続された複数本の結線用接続線48と、挿通孔36が形成された磁性体コア34と、磁性体コア34を収容するケース21と、挿通孔36に挿通された複数本の結線用接続線48同士を、ケース21内で結線した状態に保持する結線手段37とを備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、ノイズフィルタ付き導電路に関するものである。
特許文献1には、電動車両のモータとインバータ装置との間に三相交流回路を構成する3本の電線からなるワイヤーハーネスを配索し、そのワイヤーハーネスにおけるノイズ対策として、ワイヤーハーネスを編組線で包囲し、編組線の両端をモータのシールドケースとインバータ装置のシールドケースとに接続する技術が記載されている。このように、ワイヤーハーネスを編組線でシールドすれば、モータ、インバータ装置、ワイヤーハーネスから放出されるノイズが、周辺の機器や回路に影響を及ぼすことを防止できる。
特開2010−126043号公報
上記のように3本の電線を編組線で包囲する方法では、インバータ装置で発生した特定周波数帯域のサージノイズを低減することは難しい。そこで、3本の電線に個別にコンデンサを設け、各コンデンサに接続した結線用接続線に個別に磁性体コアを外嵌し、3本の結線用接続線をスター結線することにより、サージノイズを低減することが考えられる。
しかし、このサージノイズ対策では、結線用接続線に外嵌した磁性体コアが、他の部材との干渉等によって破損することが懸念される。また、3本の結線用接続線の結線部分についても、他の部材との干渉等によって断線することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、磁性体コア及び結線用接続線の結線部分を保護することを目的とする。
本発明のノイズフィルタ付き導電路は、
複数本の導電路本体と、
前記複数本の導電路本体に設けた複数のコンデンサと、
前記複数のコンデンサに個別に接続された複数本の結線用接続線と、
挿通孔が形成された磁性体コアと、
前記磁性体コアを収容するケースと、
前記挿通孔に挿通された前記複数本の結線用接続線同士を、前記ケース内で結線した状態に保持する結線手段とを備えているところに特徴を有する。
磁性体コアは、ケース内に収容されているので、他の部材による干渉等から保護される。また、結線用接続線の結線部分も、ケース内に収容されているので、他の部材による干渉等から保護される。
実施例1のノイズフィルタ付き導電路の構成図 図1のX−X線断面図 結線用モジュールの側断面図 図3のY−Y線断面図 実施例2のノイズフィルタ付き導電路の構成図 結線用モジュールの側断面図 実施例3のノイズフィルタ付き導電路の構成図
(A)本発明のノイズフィルタ付き導電路は、1つの前記磁性体コアに複数の前記挿通孔が形成されていてもよい。
この構成によれば、磁性体コアの数を結線用接続線の本数より少なくすることができるので、1つの磁性体コアに1本の結線用接続線を挿通する場合に比べて部品点数を少なくすることができる。
(B)本発明のノイズフィルタ付き導電路は、前記磁性体コアが、中心部に結線空間を有する円盤形をなしており、前記複数の挿通孔が、前記結線空間から前記磁性体コアの外周に連通する放射状に配され、前記複数本の結線用接続線が前記結線空間内でスター結線されていてもよい。
この構成によれば、磁性体コアの外周側から挿通孔に挿入した複数本の結線用接続線の挿入端部は、挿入孔によって結線空間内へ誘導されるので、結線空間における結線用接続線の位置決め作業と結線用接続線同士の結線作業を行う際の作業性が良い。
(C)本発明のノイズフィルタ付き導電路は、(B)において、前記結線手段は、前記結線空間内を貫通するボルトと、前記ボルトに螺合可能なナットとを備えており、前記ボルトの外周に突き当てられた前記複数本の結線用接続線が、前記ボルトの頭部と前記ナットとの間で挟み付けられて結線されていてもよい。
この構成によれば、挿通孔に挿入した複数本の結線用接続線を、ボルトの外周に突き当てることによって位置決めすることができる。
(D)本発明のノイズフィルタ付き導電路は、(C)において、 前記結線手段が、導電性を有し、前記複数本の結線用接続線を挟み付けた状態で結線する一対の挟圧部材を備えていてもよい。
この構成によれば、複数本の結線用接続線を簡単に且つ確実に結線することができる。
(E)本発明のノイズフィルタ付き導電路は、(C)又は(D)において、前記ケースが、前記ボルトの軸線方向に合体可能な一対のケース構成体を備えて構成され、前記一対のケース構成体が前記ボルトと前記ナットとの間で挟まれた状態で合体していてもよい。
この構成によれば、ケース構成体を合体状態に固定する作業と、結線用接続線を結線する作業を、ワンアクションで行うことができる。
(F)本発明のノイズフィルタ付き導電路は、(C)〜(E)において、前記導電路本体が、機器の間に配索されるものであり、前記機器の導電性筐体に接続される筐体接続用端子金具が、前記ボルトと前記ナットとの間で挟み付けられた状態で前記結線用接続線に接続されていてもよい。
この構成によれば、結線用接続線の結線作業と、結線用接続線に筐体接続用端子金具を接続する作業を、ワンアクションで行うことができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図4を参照して説明する。本実施例1のノイズフィルタ付き導電路Aは、電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両に搭載されたモータ60(請求項に記載の機器)とインバータ装置62(請求項に記載の機器)との間に配索されるものである。ノイズフィルタ付き導電路Aは、三相交流回路10を構成するU相線11u(請求項に記載の導電路本体)、V相線11v(請求項に記載の導電路本体)、W相線11w(請求項に記載の導電路本体)と、サージ低減用フィルタ13と、結線用モジュール20と、シールド層18とを備えて構成されている。
<導電路本体(U相線11u、V相線11v、W相線11w)>
U相線11u、V相線11v及びW相線11wは、いずれも、金属(銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等)製の撚り線や単芯線からなる。U相線11uの外周は、合成樹脂製のU相用絶縁被覆12uによって包囲されている。V相線11vの外周は、合成樹脂製のV相用絶縁被覆12vによって包囲されている。W相線11wの外周は、合成樹脂製のW相用絶縁被覆12wによって包囲されている。つまり、U相線11uとU相用絶縁被覆12uは1本の被覆電線を構成する。V相線11vとV相用絶縁被覆12vは1本の被覆電線を構成する。W相線11wとW相用絶縁被覆12wは1本の被覆電線を構成する。
U相線11u、V相線11v及びW相線11wは、並行するように配索されている。U相線11u、V相線11v及びW相線11wの一方の端部は、インバータ装置62のインバータ回路(図示省略)に接続されている。インバータ回路は、シールド機能を有する導電性のインバータケース63(請求項に記載の導電性筐体)の内部に収容されている。U相線11u、V相線11v及びW相線11wの他方の端部は、モータ60の巻線に接続されている。巻線は、シールド機能を有する導電性のモータケース61(請求項に記載の導電性筐体)の内部に収容されている。
<サージ低減用フィルタ13>
サージ低減用フィルタ13は、U相用コンデンサ17u(請求項に記載のコンデンサ)と、V相用コンデンサ17v(請求項に記載のコンデンサ)、W相用コンデンサ17w(請求項に記載のコンデンサ)を備えている。U相用コンデンサ17uは、U相線11uとU相用絶縁被覆12uを、筒状のU相用導体層16uで包囲することによって構成されている。即ち、U相用導体層16uは、U相用絶縁被覆12uを挟んでU相線11uと近接して対向する位置関係となっている。したがって、U相線11uとU相用絶縁被覆12uとU相用導体層16uによってU相用コンデンサ17uが構成され、U相線11uとU相用導体層16uは電極として機能する。U相用導体層16uは、銅製、銅合金製、アルミニウム製、アルミニウム合金製等のシート状又はテープ状の金属箔からなる。U相用導体層16uの外周は、絶縁性のコーティングや絶縁性の被覆等で覆われている。
V相用コンデンサ17vは、V相線11vとV相用絶縁被覆12vを、筒状のV相用導体層16vで包囲することによって構成されている。即ち、V相用導体層16vは、V相用絶縁被覆12vを挟んでV相線11vと近接して対向する位置関係となっている。したがって、V相線11vとV相用絶縁被覆12vとV相用導体層16vによってV相用コンデンサ17vが構成され、V相線11vとV相用導体層16vは、電極として機能する。V相用導体層16vも、U相用導体層16uと同様、金属箔からなる。V相用導体層16vの外周は、絶縁性のコーティングや絶縁性の被覆等で覆われている。
W相用コンデンサ17wは、W相線11wとW相用絶縁被覆12wを、筒状のW相用導体層16wで包囲することによって構成されている。即ち、W相用導体層16wは、W相用絶縁被覆12wを挟んでW相線11wと近接して対向する位置関係となっている。したがって、W相線11wとW相用絶縁被覆12wとW相用導体層16wによってW相用コンデンサ17wが構成され、W相線11wとW相用導体層16wは、電極として機能する。W相用導体層16wも、U相用導体層16uと同様、金属箔からなる。W相用導体層16wの外周は、絶縁性のコーティングや絶縁性の被覆等で覆われている。
<結線用モジュール20の全体構成>
結線用モジュール20は、図3,4に示すように、ケース21と、ノイズフィルタとして機能する磁性体コア34(例えば、フェライトコア)と、3本の結線用接続線48と、3本の結線用接続線48を結線するための結線手段37と、筐体接続用端子金具52と、1本の筐体接続線56とを備えて構成されている。
<ケース21>
ケース21は、平面視形状が円形をなすものであり、合成樹脂製のケース本体22(請求項に記載のケース21構成体)と、合成樹脂製のカバー30(請求項に記載のケース21構成体)とを備えて構成されている。ケース本体22は、円形の底壁部23と、底壁部23の外周縁から立ち上がる円形の周壁部24とから構成されている。カバー30本体の内部は、上面に開放された円形の収容空間25となっている。
底壁部23の上面(収容空間25の内部)には、円環形をなすコア収容凹部26が形成されている。底壁部23の下面(ケース21の外底面)の中心部には、正六角形の嵌合孔27が形成されている。底壁部23の中心部には、嵌合孔27から収容空間25に連通する円形の下部貫通孔28が形成されている。また、周壁部24には、その内周から外周に貫通した形態の3つの進入孔29が、周方向に120°の等角度間隔を空けて形成されている。
カバー30は、ケース本体22の上面の開口を閉塞可能な肉厚の円盤形をなしている。カバー30の内部には、カバー30の中心部から径方向に延びてカバー30の外周面に開口する端子収容室31が形成されている。カバー30の中心部には、カバー30の上面から端子収容室31内に連通する円形の上部貫通孔32と、カバー30の下面から端子収容室31内に連通する円形の連通孔33とが形成されている。カバー30を、ケース本体22の上端部に組み付けられると、収容空間25内が閉塞されるようになっている。
<磁性体コア34>
磁性体コア34は、軸線を上下方向(つまり、ケース21と同軸状)に向けた円環形の単一部品である。磁性体コア34の中心部には、磁性体コア34の上面から下面まで貫通する同心円形の結線空間35が形成されている。また、磁性体コア34には、結線空間35の中心から径方向外方へ延びて磁性体コア34の外周面に開口した形態の3つの挿通孔36が形成されている。3つの挿通孔36は、ケース21に形成した3つの進入孔29と同じく、周方向に120°の等角度間隔を空けて形成されている。各挿通孔36の断面形状は円形であり、挿通孔36の内径は、進入孔29の内径とほぼ同じ寸法である。
磁性体コア34は、その下端部をコア収容凹部26に嵌入した状態で、ケース本体22の収容空間25内に収容されている。収容された磁性体コア34は、その外周面を周壁部24の内周面に当接させることにより、径方向において位置決めされている。また、磁性体コア34の外周面における3つの挿通孔36の開口部は、ケース21の3つの進入孔29と整合する(対応する)ように位置決めされている。
<結線手段37>
結線手段37は、ボルト38と、ナット42と、ワッシャ43と、3つのスペーサ44,45,46と、一対の挟圧部材47とを備えて構成されている。ボルト38は、軸線を上下方向に向けた円柱形の軸部39と、軸部39の下端部(一方の端部)に形成された外周が正六角形をなす頭部40と、軸部39の上端部(他方の端部)に形成された雄ネジ部41とを備えた金属製の単一部品である。ボルト38は、軸部39をケース21の下から下部貫通孔28に挿通し、頭部40を嵌合孔27に相対回転不能に嵌合した状態で、ケース21に取り付けられている。軸部39は、収容空間25、結線空間35、連通孔33、端子収容室31及び上部貫通孔32に挿通されている。雄ネジ部41は、ケース21(カバー30)の上方へ突出しており、この突出した雄ネジ部41に、ナット42がねじ込まれている。ナット42とカバー30の上面との間には、ナット42よりも大径のワッシャ43が介装されている。
3つのスペーサ44,45,46は、いずれも内径が軸部39の外径とほぼ同一寸法の円筒形をなす金属部品であり、上下に並んだ状態で軸部39に外嵌されている。また、一対の挟圧部材47は、軸部39と同心の円板形をなす金属部品であり、軸部39に外嵌されている。一番下に位置する第1スペーサ44は、頭部40の上面に載置された状態で下部貫通孔28に挿通され、第1スペーサ44の上端部が収容空間25と結線空間35内に臨んでいる。
第1スペーサ44の上端部には、下側の挟圧部材47が導通可能に載置されている。下側の挟圧部材47の上面には、後述する結線用接続線48の導電線49が導通可能に載置され、導電線49の上面には、上側の挟圧部材47が導通可能に載置されている。上側の挟圧部材47の上面には、第2スペーサ45が導通可能に載置されている。第2スペーサ45の上面には、後述する筐体接続用端子金具52の板状接続部53が導通可能に載置されている。板状接続部53の上面には、第3スペーサ46が導通可能に載置されている。そして、第3スペーサ46の上面に、上記ワッシャ43が載置されている。
<結線用接続線48>
結線用接続線48は、金属製の単芯線からなる導電線49を、絶縁被覆50で包囲した被覆電線から構成されている。3本の結線用接続線48の一方の端末部は、図1に示すように、U相用コンデンサ17uの電極として機能するU相用導体層16uと、V相用コンデンサ17vの電極として機能するV相用導体層16vと、W相用コンデンサ17wの電極として機能するW相用導体層16wのうちモータ60側の端部に接続されている。
3本の結線用接続線48の他方の端末部は、絶縁被覆50を除去して導電線49を露出させた状態で、ケース21内に挿入されている。即ち、3本の結線用接続線48の端末部は、ケース21の外部から3つの進入孔29と3つの挿通孔36とに個別に挿入されている。これら3本の結線用接続線48のうちの露出した導電線49の端末部は、結線部51として機能する。
結線用接続線48の端末部をケース21内に挿入した状態では、進入孔29と挿通孔36に挿通されることにより、3つの結線部51が、上下方向(磁性体コア34の軸線方向)及び周方向においてケース21及び磁性体コア34に対して位置決めされている。また、結線空間35内では、3つの結線部51の先端が、ボルト38の軸部39の外周に突き当てられている。このボルト38への突き当てにより、結線部51は、径方向においてケース21及び磁性体コア34に対して位置決めされている。つまり、3つの結線部51同士は、結線空間35内で所定の位置関係となるように位置決めされた状態に保持されている。そして、この3つの結線部51は、上下一対の挟圧部材47の間で挟み付けられている。
<筐体接続用端子金具52及び筐体接続線56>
筐体接続用端子金具52は、平板状をなす板状接続部53と、板状接続部53の基端部に連なるオープンバレル部の圧着部54とを備えた金属性の単一部品である。板状接続部53には、円形の接続孔55が形成されている。筐体接続用端子金具52は、ケース21の外周側から端子収容室31内に挿入されている。接続孔55には、ボルト38の軸部39が貫通されている。そして、上述のように、板状接続部53は、第2スペーサ45の上端と第3スペーサ46の下端との間で挟み付けられている。
筐体接続線56は被覆電線からなる。筐体接続線56の一方の端部においては、芯線57が露出されており、この芯線57の露出部分が、圧着部54に対しカシメ付けにより導通可能に固着されている。筐体接続線56の他方の端部は、モータケース61に対し導通可能に接続されている。
<シールド層18>
シールド層18は、例えば、編組線等からなる金属製の筒状部材である。シールド層18の一方の端部は、モータケース61に導通可能に固着されている。シールド層18の他方の端部は、インバータ装置62の近傍に位置し、インバータケース63に導通可能に接続されている。シールド層18で包囲された空間は、シールド空間19となっている。シールド層18は、U相線11u、V相線11v、W相線11w、U相用コンデンサ17u、V相用コンデンサ17v、W相用コンデンサ17w、及び結線用モジュール20(筐体接続線56の一部を除く)を包囲する。つまり、シールド空間19内には、U相線11u、V相線11v、W相線11wと、3つのコンデンサ17u,17v,17wと結線用モジュール20(筐体接続線56の一部を除く)が収容されている。
<実施例1の作用>
次に、本実施例1の作用を説明する。結線用モジュール20の組付けは、次のようにして行われる。まず、ケース本体22の収容空間25内に磁性体コア34を収容し、ボルト38をケース本体22部の下部貫通孔28に挿通するとともに、ボルト38の軸部39に、第1スペーサ44、1枚の挟圧部材47を外嵌する。そして、3本の結線用接続線48を磁性体コア34内の挿通孔36に挿入し、3つの結線部51を軸部39に突き当てて位置決めする。このとき、3つの結線部51は、挟圧部材47の上面に載置された状態となる。この後、もう一方の挟圧部材47を、軸部39に外嵌して3つの結線部51に載置し、更に、第2スペーサ45を軸部39に外嵌する。この間、3本の結線用接続線48は、ケース21から抜けないように仮保持しておくことが望ましい。
この後、端子収容室31内に筐体接続用端子金具52を収容した状態のカバー30を、ケース本体22に対し上から接近させるように組み付ける。この際に、ボルト38の軸部39を、カバー30の連通孔33と筐体接続用端子金具52の接続孔55とに貫通させる。また、第2スペーサ45の上端部を連通孔33に内嵌させる。この後、第3スペーサ46を、カバー30の上方から軸部39に外嵌するとともに上部貫通孔32内に挿入し、筐体接続用端子金具52の板状接続部53に載置する。さらに、軸部39にワッシャ43を外嵌し、雄ネジ部41にナット42をねじ込む。
この状態から、ナット42をねじ込んで締め付けると、ナット42とボルト38の頭部40との間で、第1スペーサ44、一対の挟圧部材47、3つの結線部51、第2スペーサ45、板状接続部53、第3スペーサ46、ワッシャ43が上下に強く挟み付けられる。この挟み付けにより、3つの結線部51が、上下一対の挟圧部材47の間で挟み付けられ、挟圧部材47を介して導通可能にスター結線される。また、3つの結線部51(3本の結線用接続線48)は、挟圧部材47による挟み付けにより、ケース21と磁性体コア34に対し離脱を規制された状態に保持される。また、筐体接続用端子金具52も、挟圧部材47、軸部39、第2スペーサ45の少なくともいずれかを介して、3つの結線部51(3本の結線用接続線48)と導通可能に接続される。
また、インバータ装置62で発生するサージ電圧を低減する場合には、そのサージ電圧の周波数を特定する。そして、その周波数に応じて、導体層16u,16v,16wの長さ、導体層16u,16v,16wとU相線11u、V相線11v、W相線11wとの対応面積、導体層16u,16v,16wとU相線11u、V相線11v、W相線11wとの距離、絶縁層12u,12v,12wの材質等を変えることにより、特定した周波数のサージノイズを低減するのに好適なコンデンサ17u,17v,17wの静電容量を設定しておく。また、磁性体コア34についても、その材料、挿通孔36を包囲する領域の断面積、径方向(挿通孔36の長さ方向)の厚さ寸法等を勘案し、特定した周波数のサージノイズを低減するのに好適なインダクタンスを有するものを選定しておく。
このようにしてコンデンサ17u,17v,17wの静電容量と磁性体コア34のインダクタンスを設定すると、LC共振により特定の周波数帯域のサージノイズを効果的に低減することができる。つまり、特定の周波数帯域のサージ電流が、結線用接続線48と筐体接続線56を経てモータケース61に流れ、更に、シールド層18を介してインバータ装置62に戻るためサージノイズが低減される。尚、モータケース61とインバータケース63を接続する導通手段は、シールド層18に限らず、撚り線、単芯線、車両ボディ等であってもよい。
本実施例1のノイズフィルタ付き導電路Aは、複数本の導電路本体(U相線11u、V相線11v及びW相線11w)と、複数本の導電路本体(U相線11u、V相線11v及びW相線11w)に設けた複数のコンデンサ17u,17v,17wと、複数のコンデンサ17u,17v,17wに個別に接続された複数本の結線用接続線48と、挿通孔36が形成された磁性体コア34と、磁性体コア34を収容するケース21と、挿通孔36に挿通された複数本の結線用接続線48同士を、ケース21内で結線した状態に保持する結線手段37とを備えている。この構成によれば、磁性体コア34は、ケース21内に収容されているので、他の部材による干渉等から保護される。また、結線用接続線48の結線部分も、ケース21内に収容されているので、他の部材による干渉等から保護される。
また、1つの磁性体コア34に複数の挿通孔36が形成されているので、磁性体コア34の数を結線用接続線48の本数より少なくすることができる。つまり、1つの磁性体コア34に1本の結線用接続線48を挿通する場合に比べて部品点数を少なくすることができる。
また、磁性体コア34は、中心部に結線空間35を有する円盤形をなしており、複数の挿通孔36が、結線空間35から磁性体コア34の外周に連通する放射状に配され、複数本の結線用接続線48が結線空間35内でスター結線されている。この構成によれば、磁性体コア34の外周側から挿通孔36に挿入した複数本の結線用接続線48の挿入端部(結線部51)は、挿入孔によって結線空間35内へ誘導されるので、結線空間35における結線用接続線48の位置決め作業と結線用接続線48同士の結線作業を行う際の作業性が良い。
また、結線手段37は、結線空間35内を貫通するボルト38と、ボルト38に螺合可能なナット42とを備えており、ボルト38の外周に突き当てられた3本の結線用接続線48が、ボルト38の頭部40とナット42との間で挟み付けられて結線されている。この構成によれば、挿通孔36に挿入した複数本の結線用接続線48を、ボルト38の外周に突き当てることによって位置決めすることができるので、ボルト38とは別の位置決め手段が不要である。しかも、結線手段37は、3本の結線用接続線48を挟み付けた状態で結線する一対の挟圧部材47を備えているで、3本の結線用接続線48を簡単に且つ確実に結線することができる。
また、ケース21は、ボルト38の軸線方向に合体可能なケース本体22とカバー30とを備えて構成され、このケース本体22とカバー30がボルト38とナット42との間で挟まれた状態で合体されている。この構成によれば、ケース本体22とカバー30を合体状態に固定してケース21を構成する作業と、結線用接続線48同士を結線する作業とを、ボルト38とナット42との締付けによるワンアクションの工程で行うことができる。
また、導電路本体(U相線11u、V相線11v及びW相線11w)は、モータ60とインバータ装置62との間に配索されるものであり、モータ60のモータケース61に接続される筐体接続用端子金具52が、ボルト38とナット42との間で挟み付けられた状態で結線用接続線48に接続されている。この構成によれば、結線用接続線48の結線作業と、結線用接続線48に筐体接続用端子金具52を接続する作業を、ボルト38とナット42との締付けによるワンアクションの工程で行うことができる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2を図5〜図6を参照して説明する。本実施例2のノイズフィルタ付き導電路Bは、結線用モジュール70を上記実施例1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施例1の結線用モジュール20では、筐体接続用端子金具52と筐体接続線56を用いて3本の結線用接続線48をモータケース61(筐体アース)に接続している。これに対し、本実施例2の結線用モジュール70は、筐体接続用端子金具52と筐体接続線56を備えていない。つまり、結線用接続線48は、モータケース61等の筐体アースには接続されていない。したがって、結線用モジュール70を構成するケース71は、ケース本体22に関しては実施例1のものと同じであるが、カバー72に関しては、実施例1の端子収容室31は形成されておらず、単にカバー72を上下に貫通してボルト73と第2スペーサ45を貫通させる貫通孔75が形成されているだけである。また、ボルト73の軸部74の長さは、実施例1のボルト38の軸部39よりも短くなっている。さらに、実施例1で用いられていた第3スペーサ46は、本実施例2の結線用モジュール70には設けられていない。
<実施例3>
次に、本発明を具体化した実施例3を図7を参照して説明する。上記実施例1のノイズフィルタ付き導電路Aでは、サージ低減用フィルタ13が1つだけ設けられているのに対し、本実施例3のノイズフィルタ付き導電路Cは、2つのサージ低減用フィルタ13が、モータ60側とインバータ装置62側とに分かれて設けられている。
即ち、U相用導体層16uとV相用導体層16vとW相用導体層16wは、夫々、モータ60側とインバータ装置62側に分けて2本ずつ設けられている。モータ60側のU相用導体層16uとV相用導体層16vとW相用導体層16wと、インバータ装置62側のU相用導体層16uとV相用導体層16vとW相用導体層16wは、直接的に接続されてはいない。そして、各U相線11uとV相線11vとW相線11wには、夫々、2つのU相用コンデンサ17uと2つのV相用コンデンサ17vと2つのW相用コンデンサ17wがモータ60側とインバータ装置62側とに分かれて設けられている。
また、結線用モジュール20も、モータ60側とインバータ装置62側とに分かれて設けられている。モータ60側の結線用モジュール20の構成は、実施例1と同様である。インバータ装置62側の結線用モジュール20の構成は、筐体接続線56がモータケース61にではなくインバータケース63に接続されているという点を除いて、実施例1と同じである。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
<磁性体コアに関して>
(1)上記実施例1〜3では、磁性体コアが円盤形をなしているが、磁性体コアは、方形のブロック状等、種々の形状のものであってもよい。
(2)上記実施例1〜3では、複数の挿通孔が放射状に配されているが、複数の挿通孔が互いに並列するように(平行に)配されていてもよい。
(3)上記実施例1〜3では、磁性体コアの数を1つとし、この磁性体コアに複数(3つ)の挿通孔を形成したが、これに限らず、磁性体コアの数を複数とし、各磁性体コアに1つ又は複数の挿通孔を形成してもよい。この場合、1つの磁性体コアに形成される挿通孔の数は、複数の磁性体コアの全てにおいて同数でもよく、磁性体コア間で挿通孔の数が異なっていてもよい。
(4)上記実施例1〜3では、磁性体コアが単一部品であるが、磁性体コアは、挿通孔を構成する3本の放射状の溝部が合せ面に形成されている2つの円盤形のコア構成体を合体した形態のものや、2つの合せ面を有する扇形に成形され、各合せ面に挿通孔を構成する溝部が1本ずつ形成されている3つのコア構成体を合体した形態のものであってもよい。
<結線用接続線に関して>
(1)上記実施例1〜3では、結線用接続線の端末部(結線部)同士を結線したが、少なくとも1本の結線用接続線については、端末部以外の位置で別の結線用接続線と結線してもよい。
(2)上記実施例1〜3では、結線用接続線の結線部同士を挟圧部材を介して結線したが、結線用接続線は、直接、接触させて結線してもよい。
(3)上記実施例1〜3では、複数本の結線用接続線の結線部を一対の挟圧部材で挟み付けて結線したが、挟圧部材を用いず、複数本の結線用接続線を、ボルトと頭部とナットで直接挟み付けて結線してもよい。
(4)上記実施例1〜3では、挿通孔に挿入した結線用接続線の結線部を、ボルトの外周に突き当てることによって位置決めしたが、結線用接続線を位置決めする手段は、ボルトの外周以外のものであってもよい。
(5)上記実施例1〜3では、結線用接続線をスター結線したが、結線用接続線はデルタ結線してもよい。
<筐体接続用端子金具に関して>
(1)上記実施例1,3では、結線用接続線を導電性筐体(モータケースやインバータケース)に接続するための筐体接続用端子金具を設けたが、実施例1において筐体接続用端子金具を設けず、結線用接続線を導電性筐体に接続しない形態としてもよい。
(2)上記実施例2では、結線用接続線を導電性筐体(モータケースやインバータケース)に接続しない形態としたが、実施例2において、結線用接続線を、筐体接続線と筐体接続用端子金具を介して導電性筐体に接続する形態としてもよい。
(3)上記実施例1〜3では、筐体接続用端子金具をボルトとナットとの間で挟み付けて結線用接続線に接続したが、筐体接続用端子金具と結線用接続線との接続は、ボルト及びナットとは別の接続手段で行ってもよい。
<導電路本体に関して>
(1)上記実施例1〜3では、導電路本体を3本としたが、本発明は、導電路本体の本数が2本、又は4本以上である場合にも適用できる。
(2)上記実施例1〜3では、導電路本体が可撓性を有する円形断面の撚り線や単芯線であるが、導電路本体は、容易に変形しないバスバーや、複数本の電線を並行配置したフラットケーブル等であってもよい。
(3)上記実施例1〜3では、3本の導電路本体がモータにおいてスター結線されているが、本発明は、モータにおいて3本の導電路本体がデルタ結線されている場合にも適用できる。
(4)上記実施例1〜3では、3本の導電路本体が三相交流回路を構成するものであったが、本発明は、導電路本体が三相交流回路を構成しないものである場合にも適用できる。
<コンデンサに関して>
(1)上記実施例1〜3では、コンデンサを構成する導体層が導電路本体に対し全周に亘って包囲するように対応しているが、導体層は、導電路本体に対し周方向における一部の領域のみと対応する形態であってもよい。
(2)上記実施例1〜3では、コンデンサを構成する各導体層を金属製の筒状としたが、導体層は、シート状又はテープ状の金属箔、編組線、金属製のバスバー、金属製の撚り線、金属製の単芯線、芯材の表面にメッキ処理したもの、導電性樹脂、導電性ゴム等であってもよい。
(3)上記実施例1〜3では、1本の導電路本体に1つのコンデンサを設け、導電路本体の本数とコンデンサ及び結線用接続線の数を同数としたが、複数本の導電路本体に対して共通の1つのコンデンサを設けてもよい。この場合、導電路本体の本数よりもコンデンサ及び結線用接続線の数が少なくなる。
(4)上記実施例1〜3では、コンデンサが、導電路本体と、導電路本体を包囲する絶縁層と、絶縁層を挟んで導電路本体と対応するように設けた導体層とを備えて構成されているが、コンデンサは、リード線を有し、そのリード線を導電路本体に接続するものであってもよい。
<その他>
(1)上記実施例1〜3では、ケース構成体を合体状態に固定すると同時に結線用接続線を結線するようにしたが、ケース構成体を合体状態に固定する工程と、結線用接続線を結線する工程は、別々に行ってもよい。
(2)上記実施例1〜3では、ノイズフィルタ機能を有する部材としてコンデンサと磁性体コアを用いているが、これに限らず、導体層(コンデンサ)に、抵抗等のように単独でノイズフィルタ機能を発揮する部品や、コンデンサや磁性体コアと協動してノイズフィルタ機能を発揮する部品等を、磁性体コアと並列に接続してもよい。
(3)上記実施例1〜3では、複数本の導電路本体をシールド層により一括して包囲したが、このようなシールド層を設けない形態であってもよい。
(4)上記実施例1〜3では、ノイズフィルタ付き導電路が、モータとインバータ装置との間に配索されるものであったが、本発明は、モータやインバータ装置以外の機器に接続される場合にも適用できる。
(5)上記実施例1,3では、結線用接続線を導電性筐体(モータケースやインバータケース)に接続したが、結線用接続線は、導電性筐体ではなく、車両ボディ(アース)に、直接、接続してもよい。
A,B,C…ノイズフィルタ付き導電路
11u…U相線(導電路本体)
11v…V相線(導電路本体)
11w…W相線(導電路本体)
17u…U相用コンデンサ(コンデンサ)
17v…V相用コンデンサ(コンデンサ)
17w…W相用コンデンサ(コンデンサ)
21,71…ケース
22…ケース本体(ケース構成体)
30,72…カバー(ケース構成体)
34…磁性体コア
35…結線空間
36…挿通孔
37…結線手段
38,73…ボルト
40…頭部
42…ナット
47…挟圧部材
48…結線用接続線
52…筐体接続用端子金具
60…モータ(機器)
61…モータケース(導電性筐体)
62…インバータ装置(機器)
63…インバータケース(導電性筐体)

Claims (7)

  1. 複数本の導電路本体と、
    前記複数本の導電路本体に設けた複数のコンデンサと、
    前記複数のコンデンサに個別に接続された複数本の結線用接続線と、
    挿通孔が形成された磁性体コアと、
    前記磁性体コアを収容するケースと、
    前記挿通孔に挿通された前記複数本の結線用接続線同士を、前記ケース内で結線した状態に保持する結線手段とを備えていることを特徴とするノイズフィルタ付き導電路。
  2. 1つの前記磁性体コアに複数の前記挿通孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載のノイズフィルタ付き導電路。
  3. 前記磁性体コアが、中心部に結線空間を有する円盤形をなしており、
    前記複数の挿通孔が、前記結線空間から前記磁性体コアの外周に連通する放射状に配され、
    前記複数本の結線用接続線が前記結線空間内でスター結線されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のノイズフィルタ付き導電路。
  4. 前記結線手段は、前記結線空間内を貫通するボルトと、前記ボルトに螺合可能なナットとを備えており、
    前記ボルトの外周に突き当てられた前記複数本の結線用接続線が、前記ボルトの頭部と前記ナットとの間で挟み付けられて結線されていることを特徴とする請求項3記載のノイズフィルタ付き導電路。
  5. 前記結線手段が、前記複数本の結線用接続線を挟み付けた状態で結線する一対の挟圧部材を備えていることを特徴とする請求項4記載のノイズフィルタ付き導電路。
  6. 前記ケースが、前記ボルトの軸線方向に合体可能な一対のケース構成体を備えて構成され、
    前記一対のケース構成体が前記ボルトと前記ナットとの間で挟まれた状態で合体していることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のノイズフィルタ付き導電路。
  7. 前記導電路本体が、機器の間に配索されるものであり、
    前記機器の導電性筐体に接続される筐体接続用端子金具が、前記ボルトと前記ナットとの間で挟み付けられた状態で前記結線用接続線に接続されていることを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか1項記載のノイズフィルタ付き導電路。
JP2015189311A 2015-09-28 2015-09-28 ノイズフィルタ付き導電路 Pending JP2017069602A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015189311A JP2017069602A (ja) 2015-09-28 2015-09-28 ノイズフィルタ付き導電路
PCT/JP2016/076277 WO2017056887A1 (ja) 2015-09-28 2016-09-07 ノイズフィルタ付き導電路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015189311A JP2017069602A (ja) 2015-09-28 2015-09-28 ノイズフィルタ付き導電路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017069602A true JP2017069602A (ja) 2017-04-06

Family

ID=58423365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015189311A Pending JP2017069602A (ja) 2015-09-28 2015-09-28 ノイズフィルタ付き導電路

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2017069602A (ja)
WO (1) WO2017056887A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1118487A (ja) * 1997-06-26 1999-01-22 Mitsubishi Electric Corp インバータ装置の出力ケーブルの導電性シースのアース処理方法
JP2006080215A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Nissan Motor Co Ltd 車両用パワー・エレクトロニクス・システムとそのノイズ抑制方法
JP6010810B2 (ja) * 2010-09-16 2016-10-19 矢崎総業株式会社 導電路構造及びワイヤハーネス

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017056887A1 (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8822846B2 (en) Cable holding structure
JP5850356B1 (ja) ノイズフィルタ付き導電路
US8981241B2 (en) Cable holding structure
JP5850357B1 (ja) ノイズフィルタ付き導電路
JP6278994B2 (ja) パワーフィルター
JP6180141B2 (ja) 電線のシールド構造
JP2015207399A (ja) シールドコネクタ
US20190252940A1 (en) Stator structure of rotary electric machine and method of assembling stator structure of rotary electric machine
JP6119673B2 (ja) コネクタ
US9561728B2 (en) Power conversion device
JP5850355B1 (ja) ノイズフィルタ付き導電路
WO2017056887A1 (ja) ノイズフィルタ付き導電路
JP6631389B2 (ja) ノイズフィルタ付き導電路
WO2017183430A1 (ja) ノイズフィルタ付き導電路
JP6068222B2 (ja) ノイズ低減構造
JP2013123019A (ja) 電線のシールド構造
JP2017534183A (ja) 遮蔽層を備える電気伝導体の電磁適合性を有する接続のための装置
CN212725633U (zh) 连接器
JP2017069601A (ja) ノイズフィルタ付き導電路
JP2017022517A (ja) ノイズフィルタ付き導電路