JP2017065922A - 部品供給装置 - Google Patents

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青山 好高
Yoshitaka Aoyama
好高 青山
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Abstract

【課題】貯留容器に部品切り出しユニットや部品待機ボックスなどを、まとまりよくコンパクトに配置して、スペース的に制約の多い箇所において使いやすくすること。
【解決手段】貯留容器9の真っ直ぐな横側面に沿わせて、部品1を移送する直進フィーダ29が配置され、直進フィーダ29の端部34が、貯留容器9の近傍に配置され、直進フィーダ29で移送されてきた部品34を、直進フィーダ29の端部34において所定個数ずつ送出する切り出しユニット47が、貯留容器9の横側面に取り付けられ、切り出しユニット47から落下した部品1を受け止めるとともに、部品取り出し用の開閉部材54を有する待機ボックス53が、貯留容器9の横側面に取り付けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、貯留容器に収容されている部品を直進フィーダに移載し、この直進フィーダによって部品を目的箇所へ供給する部品供給装置に関している。
特開2010−260653号公報には、容器の底部に貯留されているボルトをリフト部材で上昇させて直進フィーダに移し、そのボルトを直進フィーダの端部近傍に待機させることが記載されている。そして、直進フィーダの端部が容器の近傍に配置されていることも記載されている。
特開2002−362751号公報には、容器の底部に貯留されている部品をリフト棒で上昇させて待機容器に移し、待機容器内の部品個数が所定数に達したら、作業者が待機容器の蓋を開けて部品を取り出すことが記載されている。
特開2010−260653号公報 特開2002−362751号公報
上記特許文献1に記載されている技術は、直進フィーダで搬送されてきたボルトを所定個数ずつ計数して送り出す構造が、容器との関連でコンパクトにまとまっていない、という問題がある。
上記特許文献2に記載されている技術は、リフト棒が、内棒が中空管に挿入された二重構造になっていて、部品を上昇させるときには、内棒が中空管から後退した位置にあり、上昇しきった位置で内棒が進出して部品を待機容器内へ転落させるものである。
このような構造であると、1回のリフト棒上昇時に1個の部品だけが上昇することとなり、搬送効率が向上しない、という問題がある。また、二重構造式のリフト棒であるから、それを作動させる機構が複雑になり、装置のコンパクト化にとって不利である。さらに、部品を所定個数ずつ取り出すための機構がコンパクトに設置されていない。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、貯留容器に付随する部品切り出しユニットや部品待機ボックスなどを、まとまりよくコンパクトに配置して、スペース的に制約の多い箇所において使いやすい部品供給装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、
基台に取り付けられた貯留容器の真っ直ぐな横側面に沿わせて、貯留容器内の部品を移送する直進フィーダが配置され、
部品の移送方向で見た直進フィーダの端部が、貯留容器の近傍に配置され、
直進フィーダで移送されてきた部品を、直進フィーダの端部において所定個数ずつ送出する切り出しユニットが、貯留容器の横側面に取り付けられ、
切り出しユニットから落下した部品を受け止めるとともに、部品取り出し用の開閉部材を有する待機ボックスが、貯留容器の横側面に取り付けられている
ことを特徴とする部品供給装置である。
部品の移送方向で見た直進フィーダの端部が、貯留容器の近傍に配置され、直進フィーダで移送されてきた部品を、直進フィーダの端部において所定個数ずつ送出する切り出しユニットが、貯留容器の横側面に取り付けられている。このため、直進フィーダの端部と切り出しユニットを、貯留容器の横側面に近づけて配置することができ、装置の核心的な動作部分が貯留容器に接近させて一体的にまとめることができる。
切り出しユニットが貯留容器の横側面に取り付けられているので、切り出しユニットが貯留容器から突き出たような状態で、貯留容器と一体化される。そして、待機ボックスが貯留容器の横側面に取り付けられているので、一体化された切り出しユニットと貯留容器に加えて、待機ボックスが一体化された状態になる。つまり、直進フィーダ端部と貯留容器を接近させて配置すること、切り出しユニットの貯留容器への取り付け、直進フィーダ端部における切り出し動作、貯留容器の横側面への待機ボックスの取り付けなどにより、貯留容器、直進フィーダ、切り出しユニットおよび待機ボックスなどがコンパクトなまとまりで設置することができる。
さらに、切り出しユニットから落下した部品を受け止めるとともに、部品取り出し用の開閉部材を有する待機ボックスが、貯留容器の横側面に取り付けられている。このため、待機ボックスを、直進フィーダの端部や切り出しユニットに近づけて配置することができ、装置のコンパクト化にとって効果的である。
また、貯留容器を平面的に見て四角く形成することにより、直交した横側面を利用して、直進フィーダの搬送方向と切り出しユニットの動作部材の進退方向を直交させることが可能となり、装置のコンパクト化が効果的に実施できる。
請求項2記載の発明は、
前記待機ボックスの下側であって前記貯留容器に隣接した状態で受け台部材が配置され、受け台部材上にポータブル容器を載置するように構成した請求項1記載の部品供給装置である。
ポータブル容器を受け台部材上に載置することにより、待機ボックス内の部品を、ポータブル容器内に落下させることができる。したがって、作業者は、ポータブル容器を受け台部材上に差し入れるだけの動作で所要個数の部品が確保でき、作業動作面で好適である。さらに、受け台部材は、待機ボックスの下側であって前記貯留容器に隣接した状態で配置してあるので、貯留容器を中心とする部品供給装置の構成部材としてコンパクトに設置することができる。
装置全体の平面図である。 装置全体の側面図である。 図1の(3)−(3)断面図である。 図1の(4)−(4)断面図である。 直進フィーダの正面図である。 選別部材の断面図である。 装置全体のシステム系統図である。 部品の正面図である。
つぎに、本発明の部品供給装置を実施するための形態を説明する。
図1〜図8は、本発明の実施例を示す。
最初に、対象部品について説明する。
図8に対象部品が示されている。部品は、ボルト1であり、六角形の頭部2、円形のフランジ3、雄ねじが切られた軸部4から構成されている。他に、対象部品として、プロジェクションナット、フランジ付き軸状部品など、種々なものがあるが、この実施例では図8に示すボルト1である。
つぎに、貯留容器について説明する。
多数のボルト1が収容される貯留容器9は、真上から見て四角い形の箱状とされている。ステンレス鋼製の四角い板材で作られた底部材10の四辺にステンレス鋼製の壁板12、13、14および15が溶接してあり、各壁板は鉛直方向に起立している。各壁板12、13、14および15の外側面、すなわち横側面は、平たい面で形成され、壁板12と13の横側面、壁板13と14の横側面、壁板14と15の横側面、壁板15と12の横側面は、直交した位置関係となっている。
貯留容器9の底部材10の端部近傍に、低部位16が形成してある。この低部位16は図1の右上に配置してある。そのために、図1の右方に向かって低くなる第1傾斜面17と、図1の上方に向かって低くなる第2傾斜面18が形成してある。第1傾斜面17と第2傾斜面18が交差する箇所に、折れ線(谷線)19が現れている。
貯留容器9は、四角い板状の基台5上に複数の支持脚6を介して取り付けてある。そして、基台5は、緩衝部材7を介して床8などの上に置かれている。
図示していないが、貯留容器9に開閉蓋を設けて、鉄屑などの不純物がボルト1に混入しないようにすることが望ましい。
つぎに、リフト部材について説明する。
リフト部材は、貯留容器9内のボルト1を後述の直進フィーダに移載する機能を果たすもので、以下に説明するような構造に限られるものではなく、無端チェーンにバケットが取り付けられたバケットコンベアのような機構でリフト部材と同様な機能を果たすことができる。
底部材10の右上隅の箇所に四角い通過孔20が開けられている。リフト部材22は、分厚い板材を細長く形成した部材で構成され、ほぼ鉛直方向に昇降するようになっている。リフト部材22の上面にボルト1を載置する載置面23が形成されている。この載置面23は水平面でもよいが、ボルト1がこぼれ落ちるのを防止するために、壁板15側が低くなるような平坦な傾斜面とされている。この傾斜角θが図4に示してある。なお、リフト部材22は、非磁性材料であるステンレス鋼で作られている。
載置面23は、リフト部材22が最下位に位置しているときに、図4に示すように、傾斜した底部材10(第2傾斜面18)と連続した状態になっている。こうすることにより、低部位16に移動してきたボルト1が載置面23上に待機するようになっている。
リフト部材22は、貯留容器9の内壁に沿って昇降できる状態で配置してあり、ここでは壁板15と12の内面に沿って昇降する。載置面23の広さによって載置されるボルト1の個数が定められる。図示の場合は、3個である。
リフト部材22を昇降させるエアシリンダ24が壁板12に固定され、リフト部材22の下端に結合された支持板25に、エアシリンダ24のピストンロッド26が結合してある。エアシリンダ24が進退出力をすることによって、リフト部材22が昇降動作をする。
つぎに、直進フィーダについて説明する。
直進フィーダは、リフト部材22で持ち上げられたボルト1を目的箇所へ移送するものであり、下り傾斜を利用してボルト1を滑降させるものや、振動を利用して移送するものなど、種々な形式のものが採用できる。ここでは、後者の振動式の直進フィーダである。ボルト1の移送方向は、壁板15の横側面に沿った水平方向である。
直進フィーダは、符号29で示され、その長手方向を壁板15の外側面に沿わせて配置してある。直進フィーダ29は、ボルト1が移載される受け部材30と、それに連続する吊り下げ部材31と、この吊り下げ部材31に連続する選別部材32が直線的に配列されている。そして、選別部材32から吊り下げ部材31と同様な吊り下げ部材33を経て、後述の待機ボックスに連続している。
細長い基部材35上に、支持部材36、37、38および39を介して受け部材30、吊り下げ部材31、選別部材32および吊り下げ部材33がボルト付けなどで結合してある。基部材35は、斜めに配置した2つの板ばね40によって板状の基部材41の上位に配置してあり、電磁石42で基部材35に上下方向の振動を付与することにより、図5左方への送出力成分が形成されてボルト移送がなされる。
基部材41は、基台5上にボルト付けなどで固定されるか、または基部材41自体が棚板のような状態で、壁板15の横側面にボルト付けなどで固定される。
受け部材30の中央にボルト1を集中させるために、左右に中央が低くなった傾斜面43を形成して浅いV字型断面部44としてある。そして、ボルト1が移載される箇所、すなわちV字型断面部44は、リフト部材22の上昇位置の近傍に配置してある。図4に2点鎖線で示すように、リフト部材22が最上位に位置すると、載置面23とV字型断面部44は壁板15を間にして隣り合った位置関係となる。
吊り下げ部材31は、図4(B)に示すように、一対の平行なレール部材45の滑動面46にフランジ3の下面が滑動できる状態で支持されている。そして、軸部4がレール部材45の間を吊り下げ状態で通過するようになっている。両レール部材45はその下部が結合部材47で一体化してある。
直進フィーダ29の構造的な始まり部材と終了部材は、それぞれ受け台部材30と吊り下げ部材33である。この吊り下げ部材33の端部34が、貯留容器9の近傍に配置してある。端部34は、壁板14から左方へ僅かに突き出た箇所に位置しており、後述の切り出しユニットを、貯留容器9を形成する壁板14の横側面に取り付けることにより、吊り下げ部材33の端部、すなわち直進フィーダ29の端部34においてボルト1の切り出し動作がなされるようになっている。換言すると、端部34は、貯留容器9に取り付けられた切り出しユニットの切り出し動作が遂行される箇所ということになる。
部品供給の工程箇所においては、正常な長さの正常ボルト1や、長すぎる過長ボルトや、短すぎる過短ボルトなどが近在した箇所で移送されることがあり、何らかの原因、例えば、作業者が過長ボルトや過短ボルトを床面から拾って貯留容器9内の正常ボルト1に混入することがある。このような異常混入が発生したときに備えて、選別部材32が吊り下げ部材31に連続した状態で配置してある。さらに、正常長さのボルト1が傾いていたり上下逆向きになっていたりした場合に備えて、このような異常姿勢のボルト1を排除する必要がある。
選別部材32は、異常長さのボルトを貯留容器9内へ転落させる構造部分であり、そのために図6に示すように、選別部材32の左側が開放されている。それとともに、壁板15の上部に切欠き部15Aを設けて、異常長さのボルトが貯留容器9内へ転落できるようになっている。
図6に示すように、フランジ3が滑動する平坦な第1滑動面32Aと、軸部4の下端部(下端面)が滑動する平坦な第2滑動面32Bが形成され、両滑動面32Aと32Bの上下方向の間隔を軸部4の長さと同じにしてある。こうすることにより、フランジ3の下面と軸部4の下端部が、それぞれ同時に第1滑動面32Aと第2滑動面32Bを滑動する。このような2箇所における同時滑動が成立している場合に、ボルト1の正常姿勢の移送がなされる。
そして、異常長さのボルトは、上記のような2箇所の同時滑動が成立しないので、図6の矢線で示す方向に転落する。一方、選別部材32は、この転落方向とは反対側に傾斜させた姿勢で配置してある。つまり、鉛直線O−Oに対して選別部材32の上側が右方に傾けてある。
正常長さのボルト1は、フランジ3の下面と軸部4の下端部がそれぞれ同時に第1滑動面32Aと第2滑動面32Bを滑動できるように支持されているので、図6に示すように、右側へもたれかかったような安定した状態で、そのまま移送され吊り下げ部材33へ移載される。
吊り下げ部材31から選別部材32へ円滑にボルト1が移載されるようにするために、壁板15側のレール部材45が他方のレール部材45よりも長さL(図1参照)の分だけ長く設定してある。図4(B)に示すように、吊り下げ状態で移送されてきたボルト1は、長さLの差があるので、このLの箇所に差しかかると、壁板15から遠い側のレール部材45が先に途切れる。このため、ボルト1は壁板15側が高くなるように傾斜する。このような傾斜によって外側に傾いている選別部材32に沿うような状態で移載される。つまり、図6に示すように、正常長さのボルト1が滑らかに選別部材32へ移行する。
もし、何らかの原因で吊り下げ部材31上をボルト1が横向きになって移送されたり、頭部2が下側になって移送されたりすると、正しい吊り下げ状態ではないので、ボルト1は吊り下げ部材31から選別部材32側へ転落し選別部材32の一部に衝突する。これによってボルト1は弾かれ、貯留容器9内へ転落する。
ボルト1が直進フィーダ29から外側へ転落することを防止するために、保護板21や28が設けてある。保護板21は、平面的に見て細長いL型であり、受け部材30の端面にボルト付けなどで固定してある。また、保護板28は選別部材32の背面にボルト付けなどで固定してある。
つぎに、切り出しユニットについて説明する。
切り出しユニットは、符号47で示されている。一番目のボルト1を停止させたり開放したりする規制部材48が、エアシリンダ49の動作で水平方向に進退する。二番目ボルト1を停止させたり開放したりする規制部材50が、エアシリンダ51の動作で水平方向に進退する。規制部材48、50は、エアシリンダのピストンロッドで構成されているが、それ以外にピストンロッドの先端に規制用の爪部材を取り付けてもよい。
エアシリンダ49と51は、板状の取付け部材52上に固定されている。このような構造により、切り出しユニット47は、エアシリンダ49、51と規制部材48、50と取り付け部材52により、切り出し動作ユニットとして成立している。取付け部材52が、壁板14の横側面にボルト付けまたは溶接などで固定してあり、このような固定構造によって、切り出しユニット47が貯留容器9の横側面に取り付けられている。
なお、上述の構造は、エアシリンダ49、51が取付け部材52に固定されている事例であるが、2つのエアシリンダが一体化されたタンデム型エアシリンダを、直接、壁板14の横側面に固定することも可能である。また、規制部材48と50の間にボルト1を2個存在させるようにすることにより、所定個数を2個ずつの切り出しとすることができる。同様に、所定個数を3個、4個とすることができる。
規制部材48、50の進退方向は、壁板14の横側面と平行になっている。また、直進フィーダ29のボルト搬送方向は、壁板15の横側面と平行になっている。したがって、規制部材48、50の進退方向は、直進フィーダ29のボルト搬送方向と直交した関係となっている。
規制部材48、50による切り出しユニット47のボルト制御動作は、吊り下げ部材33の端部34において実行される。換言すると、端部34は、貯留容器9に取り付けられた切り出しユニット47の切り出し動作が遂行される箇所ということになる。
つぎに、待機ボックスについて説明する。
待機ボックス53は、平面的に見てほぼ正方形の形状とされ、上方が開放されており、切り出しユニット47の動作で直進フィーダ29の端部34から落下したボルト1を受け止める。それとともに、ボルト取り出し用の開閉部材54が設けられている。
待機ボックス53は、吊り下げ部材33の端部34から落下したボルト1を受け止めるので、吊り下げ部材33よりも低くて、端部34が待機ボックス53の開放部分に差しかかった箇所、すなわち開放部分の上側に端部34が突き出た箇所に配置してある。このような箇所に配置するために、待機ボックス53は貯留容器9の横側面に、直接的または間接的に取り付けられているのであるが、実際には、何らかの仲介ブラケットのような取り付け部材を介して貯留容器9の横側面に結合されている。
上記の仲介ブラケットのような取り付け部材としては、種々な構造が採用できる。例えば、壁板14にブラケットの一端を結合し、その他端側に待機ボックス53を結合する。この実施例では、切り出しユニット47の取付け部材52を利用している。すなわち、下方に伸びるブラケット55の一端を取付け部材52にボルト付けや溶接で結合し、ブラケット55の他端に待機ボックス53の側面をボルト付けや溶接で結合してある。
エアシリンダ49で進退する規制部材48が進出して一番目のボルト1を停止させ、エアシリンダ51で進退する規制部材50が後退位置で待機している。規制部材50が進出して二番目のボルト1の移動を停止し、次いで規制部材48が後退すると、一番目のボルト1だけが直進フィーダ29の送出力で待機ボックス53内へ転落する。
その後、規制部材48が再び進出するのと同時に規制部材50が後退すると、二番目にあったボルト1が一番目の位置に停止させられて、上記のような順序で2個目のボルト転落がなされる。
待機ボックス53の下部も下方に開放しており、この開放部分を開閉するボルト取り出し用の開閉部材54が設けてある。開閉部材54の構造としては、種々なものが選択できる。ここでは水平方向に進退する平板で作られた部材を、開閉部材54としている。開閉部材54を進退させるエアシリンダ56が、棚板状の支持部材57を介して貯留容器9の横側面に固定されている。エアシリンダ56のピストンロッド58に開閉部材54が結合してある。待機ボックス53内に落下したボルト1は、開閉部材54上に停止する。
ボルト1を計数する計数センサー59が待機ボックス53に取り付けられ、ボルト1が待機ボックス53内に落下する途上で、ボルト個数が数えられる。ボルト1が所定個数に達すると、計数センサー59からの信号で切り出しユニット47からの送り出しが停止するようになっている。作業者が所定個数のボルト1を受け取るときには、エアシリンダ56を動作させ、開閉部材54を開いて手でボルト1を受け取る。
つぎに、ポータブル容器について説明する。
開閉部材54を開いてボルト1を受け取る方法として、上記のように作業者が手で受け取ることも可能であるが、ここではポータブル容器61で受け取る構造が採用されている。
ポータブル容器61は、椀型の容器である。ポータブル容器61を載置する平板状の受け台部材62が、待機ボックス53の下側の基台5上に、ボルト付けなどで固定してある。受け台部材62には、ポータブル容器61が受け台部材62に載置されたことを検知する載置センサー63が取り付けられている。受け台部材62は、基台5上に取り付けられ、その位置は図1に示すように、貯留容器9に隣接した状態になっている。
受け台部材62上に載置されたポータブル容器61が正しく待機ボックス53の下側に停止するようにするため、受け台部材62の三方を囲う包囲板64が設けられ、ポータブル容器61の出し入れをする開放部65が、図1の左側に開放するように形成されている。図示していないが、受け台部材62に永久磁石を取り付けて、ポータブル容器61の位置ずれを防止することも可能である。
上記実施例に採用されている各エアシリンダに接続される作動空気の給排管の図示は省略してある。
つぎに、ボルトの移送挙動について説明する。
図7に示した装置全体のシステム系統図を参照しながら説明する。図7において、矢線は信号を伝える信号線であり、太い実線は作動空気を給排する空気管である。エアシリンダに対する空気管は、給排2本の図示ではなく、各エアシリンダに対して、1本線で簡略的に図示してある。符号66は、コンピュータ装置やシーケンス回路などで構成されている制御装置であり、符号67は、制御装置66からの信号で動作する空気切換弁である。同図において、AはA製品であり、A製品固有のボルト本数の信号が制御装置66に入力される。BはB製品であり、B製品固有のボルト本数の信号が制御装置66に入力される。CはC製品であり、C製品固有のボルト本数の信号が制御装置66に入力される。
図3、図4に示すように、エアシリンダ24の動作でリフト部材22が最下位に位置しているときには、載置面23を含む低部位16に複数個のボルト1が待機した状態になっている。この状態でリフト部材22が上昇すると、載置面23上のボルト1が壁板15の内面(内壁)を擦りながら上昇し、載置面23がV字型断面部44と隣り合った位置で停止する。
載置面23はV字型断面部44側が低くなっているので、ボルト1は壁板15の上端部を通過してV字型断面部44上に移載される。
ボルト1はV字型断面部44上において、横向きや、頭部2が下側になった逆立ち状態や、斜め向きになった状態など、種々な姿勢になっている。これらのボルト1が振動でV字型断面部44上を移送されると、ボルト1がV字型断面部44の谷部に沿った姿勢となる。そのような状態で軸部4がレール部材45の間に自重で入り込むと、フランジ3の下面が滑動面46で受止められ、ボルト1は首吊り状態になる。
このような首吊り状態で吊り下げ部材31を移動して選別部材32に移載され、正常長さのボルト1は図6に示す状態で移送され、過長ボルトや過短ボルトは図6に示すように、矢線の方へ転落する。このようにして正常ボルト1だけが吊り下げ部材33に送られる。
吊り下げ部材33の端部34に送られてきたボルト1は、切り出しユニット47の動作で1個ずつ待機ボックス53内へ落下し、この落下の途上において計数センサー59で数えられ、所定個数の信号が制御装置66へ送られる。この所定個数は、A製品固有の数量であり、例えば、5個である。
ついで、作業者がポータブル容器61を受け台部材62上に載置すると、載置センサー63からの信号が制御装置66に伝えられ、その後、空気切換弁67から作動空気がエアシリンダ56に送られて、開閉部材54が開き、5個のボルト1がポータブル容器61内に落下する。作業者は、このポータブル容器61を持って製品の所へ移動し、ボルト1のねじ込みを行う。
B製品の場合においても、A製品と同様にB製品固有の、例えば8本のボルト1がポータブル容器61に受け止められて、ねじ締め作業がおこなわれる。
上記実施例に採用されている各エアシリンダに接続される作動空気の給排管の図示は省略してある。
なお、上記各種のエアシリンダに換えて、進退出力をする電動モータを採用することもできる。また、上記の永久磁石を電磁石に置き換えることも可能である。
上述のリフト部材の進退動作や切り出しユニットなどの動作は、一般的に採用されている制御手法で容易に行うことが可能である。制御装置またはシーケンス回路からの信号で動作する空気切換弁や、エアシリンダの所定位置で信号を発して前記制御装置に送信するセンサー等を組み合わせることによって、所定の動作を確保することができる。
以上に説明した実施例の作用効果は、つぎのとおりである。
ボルト1の移送方向で見た直進フィーダ29の端部が、貯留容器9の近傍に配置され、直進フィーダ29で移送されてきたボルト1を、直進フィーダ29の端部において所定個数ずつ送出する切り出しユニット47が、貯留容器9の横側面に取り付けられている。このため、直進フィーダ29の端部34と切り出しユニット47を、貯留容器9の横側面に近づけて配置することができ、装置の核心的な動作部分が貯留容器9に接近させて一体的にまとめることができる。
切り出しユニット47が貯留容器9の横側面に取り付けられているので、切り出しユニット47が貯留容器9から突き出たような状態で、貯留容器9と一体化される。そして、待機ボックス53が貯留容器9の横側面に取り付けられているので、一体化された切り出しユニット47と貯留容器9に加えて、待機ボックス53が一体化された状態になる。つまり、直進フィーダ29の端部34と貯留容器9を接近させて配置すること、切り出しユニット47の貯留容器9への取り付け、直進フィーダ端部34における切り出し動作、貯留容器9の横側面への待機ボックス53の取り付けなどにより、貯留容器9、直進フィーダ29、切り出しユニット47および待機ボックス53などがコンパクトなまとまりで設置することができる。
さらに、切り出しユニット47から落下したボルト1を受け止めるとともに、ボルト取り出し用の開閉部材54を有する待機ボックス53が、貯留容器9の横側面に取り付けられている。このため、待機ボックス53を、直進フィーダ29の端部34や切り出しユニット47に近づけて配置することができ、装置のコンパクト化にとって効果的である。
また、貯留容器9を平面的に見て四角く形成することにより、直交した横側面を利用して、直進フィーダ29の搬送方向と切り出しユニット47の動作部材の進退方向を直交させることが可能となり、装置のコンパクト化が効果的に実施できる。
待機ボックス53の下側であって貯留容器9に隣接した状態で受け台部材62が配置され、受け台部材62上にポータブル容器61を載置するように構成した。
ポータブル容器61を受け台部材62上に載置することにより、待機ボックス53内のボルト1を、ポータブル容器61内に落下させることができる。したがって、作業者は、ポータブル容器61を受け台部材62上に差し入れるだけの動作で所要個数のボルト1が確保でき、作業動作面で好適である。さらに、受け台部材62は、待機ボックス53の下側であって貯留容器9に隣接した状態で配置してあるので、貯留容器9を中心とする部品供給装置の構成部材としてコンパクトに設置することができる。
規制部材48、50の進退方向は、水平方向であり、しかも壁板14の横側面と平行になっている。また、直進フィーダ29のボルト搬送方向は、水平方向であり、しかも壁板15の横側面と平行になっている。したがって、規制部材48、50の進退方向は、直進フィーダ29のボルト搬送方向と直交した関係となっている。このような直交構造が吊り下げ部材33の端部34において形成されるので、貯留容器9の近傍に動作構造部を配置することができ、装置としてのまとまりがコンパクトになる。そして、このような直交構造部に連なった状態で待機ボックス53が配置されるので、待機ボックス53を貯留容器9の横側面に一体化することが行いやすくなり、やはり装置としてのコンパクト化に有効である。さらに、上記直交構造により、規制部材48、50をボルト1の前側に進入させたり後退させたりすることが行いやすくなり、ボルト1の切り出し動作が確実に達成される。
上述のように、本発明の装置によれば、貯留容器に付随する部品切り出しユニットや部品待機ボックスなどを、まとまりよくコンパクトに配置して、スペース的に制約の多い箇所において使いやすくすることができる。よって、自動車の車体ねじ締め工程や、家庭電化製品の板金組立工程などの広い産業分野で利用できる。
1 ボルト、部品
2 頭部
3 フランジ
4 軸部
5 基台
9 貯留容器
10 底部材
12 壁板
13 壁板
14 壁板
15 壁板
16 低部位
17 第1傾斜面
18 第2傾斜面
20 通過孔
22 リフト部材
23 載置面
29 直進フィーダ
33 吊り下げ部材
34 端部
47 切り出しユニット
48 規制部材
50 規制部材
52 取付け部材
53 待機ボックス
54 開閉部材
59 計数センサー
61 ポータブル容器
62 受け台部材
63 載置センサー

Claims (2)

  1. 基台に取り付けられた貯留容器の真っ直ぐな横側面に沿わせて、貯留容器内の部品を移送する直進フィーダが配置され、
    部品の移送方向で見た直進フィーダの端部が、貯留容器の近傍に配置され、
    直進フィーダで移送されてきた部品を、直進フィーダの端部において所定個数ずつ送出する切り出しユニットが、貯留容器の横側面に取り付けられ、
    切り出しユニットから落下した部品を受け止めるとともに、部品取り出し用の開閉部材を有する待機ボックスが、貯留容器の横側面に取り付けられている
    ことを特徴とする部品供給装置。
  2. 前記待機ボックスの下側であって前記貯留容器に隣接した状態で受け台部材が配置され、受け台部材上にポータブル容器を載置するように構成した請求項1記載の部品供給装置。
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