JP2017064826A - リング状部材組付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リング状部材を対象物に組み付ける際の移動過程でリング状部材を対象物と接触させにくいリング状部材組付装置を提供する。【解決手段】リング状部材組付装置1は、Oリング90を保持した挿入部20をワーク180の収容部182内に挿入する際に、ワーク180の深さ方向と挿入部20が延びる方向とを揃えた位置関係で維持しつつ挿入部20及び位置決めピン14を移動させる。挿入部20を収容部182に挿入する過程では、保持されたOリング90を配置部186Aに移動させる前に位置決めピン14と貫通孔部192Bとを嵌め合わせる。貫通孔部192Bと配置部186Aとの間隔L1は一定間隔Xに保たれ、Oリング90の保持位置と位置決めピン14との間隔L2も上記一定間隔Xに保たれているため、Oリング90が配置部186Aに至る前に高精度に位置調整がなされる。【選択図】図4

Description

本発明はリング状部材組付装置に関するものである。
特許文献1には、Oリングをノズルによって吸引・吸着し、ワークに形成された凹部内に装着する技術が開示されている。例えば、特許文献1の図5、図6で開示されるリング状シール吸着ノズル100は、汎用組付機10によって移動が制御され、ノズル先端部に保持されたOリングSが本体部105と共にワークWに形成された円柱状のOリング装着用凹部W1に挿入される。そして、Oリング装着用凹部W1内にOリングSが運ばれた後にOリングSの保持が解除され、その底面にあるリング状装着溝W2にOリングSが装着されるようになっている。このような構成によれば、ワークWに対するOリングSの自動組み付けが可能となる。
特開2012−24892号公報
特許文献1で開示されるワークWは、Oリング装着用凹部W1が段差状に構成され、Oリング装着用凹部W1の内部領域のうち開口部側(浅い領域)には径の大きい第1の孔部が形成されている。そして、この第1の孔部よりも奥側(深い領域)には第1の孔部よりも径の小さい第2の孔部が連通している。つまり、径の小さい第1の孔部と径の大きい第2の孔部とが段差状に形成されている。そして、深さ方向の奥側に設けられた第2の孔部が、OリングSの収容領域となっている。このようなワークWに対してOリングSを組み付ける場合、Oリング装着用凹部W1に対するリング状シール吸着ノズル100の位置が移動過程でずれしてしまうと、保持されたOリングSがOリング装着用凹部W1の段差部、つまり、第2の孔部の開口端に接触する虞がある。
このように、Oリングなどのリング状部材を対象物に組み付ける組付装置では、組付け時の位置ずれに起因するリング状部材の接触が問題になり、この問題は、収容部においてリング状部材と隣接する壁部との間隔が狭くなるほど生じやすい。そして、このような接触は、リング状部材の損傷等を招きやすいため避ける必要がある。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであって、リング状部材を対象物に組み付ける際の移動過程でリング状部材を対象物と接触させにくいリング状部材組付装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明のリング状部材組付装置は、内部にリング状部材を配置する配置部が形成された収容部と収容部の深さ方向と直交する第1の平面方向での配置部との間隔が一定間隔に定められた凸部又は孔部を備えた基準部とを有する対象物を組み付け対象とする。このリング状部材組付装置は、収容部内に挿入される挿入部を備え、挿入部が収容部に向けて延び且つ先端側の保持位置でリング状部材を保持する構成をなす保持部を有する。また、リング状部材組付装置は、保持部に連結されるとともに挿入部が延びる方向に沿った凸部又は孔部を備え、挿入部が延びる方向と直交する第2の平面方向において保持部の保持位置との間隔が一定間隔とされる位置決め部を有する。更に、リング状部材組付装置は、少なくとも挿入部を収容部に挿入する際に、収容部の深さ方向と挿入部が延びる方向とを揃えた位置関係で維持しつつ挿入部及び位置決め部を挿入部が延びる方向に移動させる移動部を有する。
このリング状部材組付装置は、リング状部材を保持した挿入部を移動部によって対象物の収容部内に挿入する際に、収容部の深さ方向と挿入部が延びる方向とを揃えた位置関係で維持しつつ挿入部及び位置決め部を挿入部が延びる方向に移動させる。この構成により、挿入部に保持されるリング状部材は、収容部の深さ方向に沿って移動しながら収容部内に送り込まれることになる。対象物では、収容部の深さ方向と直交する平面方向において基準部と配置部との間隔が一定間隔に保たれており、リング状部材組付装置では、挿入部が延びる方向と直交する平面方向においてリング状部材の保持位置と位置決め部との間隔が上記一定間隔に保たれている。このため、対象物の深さ方向と挿入部が延びる方向とを揃えた位置関係で移動がなされ、位置決め部と基準部とが嵌り合った場合、収容部内に設けられた配置部(リング状部材を配置する部分)と、挿入部におけるリング状部材の保持位置とが高精度に位置合わせされる。よって、挿入部に保持されるリング状部材は、配置部に対して大きく位置ずれしない状態で配置部に移動されることになり、特に配置部に近いエリアでは、リング状部材が収容部内の壁部等に接触しにくくなる。
ゆえに、リング状部材を対象物に組み付ける際の移動過程でリング状部材が対象物と接触しにくい構成となり、このような接触に起因する損傷等を効果的に防ぐことができる。なお、本発明でいう孔部は、孔内に底部が存在する構造であってもよく、孔内に底部が存在しない構造であってもよい。また、本発明でいう孔部は、凹状の構成を含む概念であり、何らかの形で凹んでいる構成であれば本発明でいう孔部に含まれる。また、本発明でいう凸部は、凸状態となっていればよく、突出形状は限定されない。
本発明のリング状部材組付装置は、収容部の開口側とは反対面側に孔部又は突出部を有する被規制部と、1つ以上の孔部又は突出部を有する被係止部とが形成された対象物を保持対象としてもよい。そして、このリング状部材組付装置は、被規制部と嵌まり合う規制部と、被係止部と嵌まり合う1つ以上の係止部とが対象物を保持する面側にそれぞれ形成された保持台を有していてもよい。この構成では、保持台の係止部は、対象物の被係止部に対して位置ずれが許容された状態で嵌まり合う構成であると良い。
この構成によれば、リング状部材を保持する挿入部を対象物の収容部内に移動させる前に、対象物をある程度の位置規制状態で保持台にて保持しておくことができ、保持台の位置が特定されていれば収容部や基準部の位置はある程度の精度で定まることになる。このため、移動部は、収容部及び基準部が存在すると想定される位置に挿入部及び位置決め部を移動させることで、収容部に対する挿入部の挿入開始動作、及び基準部に対する位置決め部の嵌め合わせの開始動作を正確に開始しやすくなる。更に、対象物の被係止部は保持台の係止部に対して位置ずれが許容された状態で嵌まり合っている。このため、組付装置の位置決め部を対象物の基準部に嵌め合わせる前に多少のずれがあっても、これらを嵌め合わせたときには基準部と位置決め部とを位置合わせするように保持台上での対象物の位置が修正される。
このように、基準部に対する位置決め部の嵌め合わせが正確に開始されやすくなり、その嵌め合わせが完了したときには、基準部と位置決め部との位置合わせ、及びそれに伴うリング状部材の保持位置と配置部との位置合わせが正確になされる。
本発明のリング状部材組付装置によってリング状部材を組み付ける対象物は、深さ方向に延びる基準孔部が基準部として構成されていてもよい。この対象物は、第1の径で構成された第1孔部と、第1の径よりも小さい第2の径で構成されるとともに第1孔部よりも深い位置に形成された第2孔部とが深さ方向に段差状に続いていてもよい。更にこの対象物は、第2孔部における第1孔部側の端部よりも深い位置に配置部が設けられた形で収容部が構成されていてもよい。一方、このような対象物を対象とするリング状部材組付装置では、位置決め部は、挿入部が延びる方向に沿って延びる外周面が構成され且つ移動部による移動の際に基準孔部に嵌め合わされて固定される固定部を備えていてもよい。更に、位置決め部は、固定部が延びる方向に対して傾斜した外周面が構成されるとともに固定部よりも挿入部の突出側において先細り状に形成された先細り部を備えていてもよい。そして、このリング状部材組付装置は、移動部が挿入部及び位置決め部を移動する際に、先細り部が基準孔部に挿入され固定部が基準孔部に挿入されていない状態では、挿入部に保持されたリング状部材が第2孔部よりも外側の位置となる構成であると良い。そして、このリング状部材組付装置は、固定部と基準孔部とが嵌り合った後に挿入部に保持されたリング状部材が第2孔部内に移動する構成であると良い。
このように対象物の基準部が深さ方向に延びる基準孔部として構成されている場合、位置決め部が先細り状の構成であれば、位置決め部を基準孔部に嵌め合わせる際に先端側が挿入されやすくなり、両部分の嵌め合わせ動作が良好に開始しやすくなる。例えば、挿入の際に位置決め部の中心が基準孔部の中心から横方向に多少ずれていても、先端側の先細り部が対象物に形成された基準孔部に進入しやすいため、位置決め部と基準孔部との嵌め合わせ動作は安定的に開始する。
更に、上述したリング状部材組付装置は、先細り部が基準孔部に挿入され固定部が基準孔部に挿入されていない状態では、挿入部に保持されたリング状部材が第2孔部よりも外側の位置となる構成である。先細り部が基準孔部に挿入され、固定部が基準孔部に挿入されていない状態では、基準孔部に対する位置決め部の挿入は開始しているものの、位置決め部が基準孔部に対して完全に位置合わせされていない状態である。このように位置決め部が基準孔部に対して位置ずれし得る状態のときには、リング状部材を相対的に径の大きい第1孔部側に位置させておけば、位置ずれに起因するリング状部材と内壁部との接触を抑えやすくなる。
そして、基準孔部に対する位置決め部の挿入が更に進み、固定部と基準孔部とが嵌り合った後には、挿入部に保持されたリング状部材が第2孔部内に移動する。このような構成であれば、位置決め部が基準孔部に対して正確に位置合わせされた状態でリング状部材を第2孔部内に送り込むことができる。よって、径の小さい第2孔部であってもこの第2孔部に対して高精度に位置調整した形でリング状部材を送り込むことができ、第2孔部の端部の段差や第2孔部にリング状部材が接触することを防ぎやすくなる。
実施形態1のリング状部材組付装置の一部を対象物と共に示す斜視図である。 実施形態1のリング状部材組付装置の一部及び対象物を、図1とは異なる方向から見た斜視図である。 実施形態1のリング状部材組付装置の一部を対象物と共に示す平面図である。 実施形態1のリング状部材組付装置の一部を対象物と共に示す断面図(その1)である。 実施形態1のリング状部材組付装置の一部を対象物と共に示す断面図(その2)である。 実施形態1のリング状部材組付装置の一部を対象物と共に示す断面図(その3)である。 実施形態1のリング状部材組付装置の挿入部を概略的に示す底面図である。 図8(A)は、実施形態1のリング状部材組付装置の挿入部にOリングが保持された状態を概略的に示す底面図である。図8(B)は、実施形態1のリング状部材組付装置の挿入部においてOリングの保持を解除した時点での状態を概略的に示す底面図である。 実施形態2のリング状部材組付装置の一部を対象物と共に示す斜視図である。 実施形態2のリング状部材組付装置の一部及び対象物を、図9とは異なる方向から見た斜視図である。 実施形態2のリング状部材組付装置の一部を対象物と共に示す平面図である。 実施形態2のリング状部材組付装置の一部を対象物と共に示す断面図(その1)である。 実施形態2のリング状部材組付装置の一部を対象物と共に示す断面図(その2)である。 実施形態2のリング状部材組付装置の一部を対象物と共に示す断面図(その3)である。 実施形態3のリング状部材組付装置の一部を対象物と共に示す断面図である。
<実施形態1>
本発明のリング状部材組付装置を具体化した一例である実施形態1について、図面を参照しつつ説明する。
まず、図1等を参照し、実施形態1のリング状部材組付装置1(以下、単に組付装置1ともいう)の概要や用途等を説明する。
図1で示す組付装置1は、配置部186Aが形成された凹状の収容部182を備えたワーク180を組付対象物とする。そして、組付装置1は、移送装置2により、ワーク180の内部の配置部186AにOリング90を組み付けるOリング組付装置として構成されている。
組付装置1は、例えばOリング90を組み付ける場合、図1〜図3のようにOリング90を保持装置12によって保持する。そして、図4〜図6での動作説明のように、装置移動部16が保持装置12を移動させることで、Oリング90をワーク180の収容部182内に入り込ませる。そして、図6のようにOリング90が収容部182内に設けられた配置部186A付近に達した状態で、保持装置12がOリング90の保持を解除する構成となっている。なお、図4〜図6では、保持装置12の断面については簡略的に示し、詳細構造の図示や省略している。
次に、ワーク180の特徴について説明する。
図1で示すワーク180は、Oリング90を組み付ける対象物の一例に相当する。このワーク180は、例えば金属材料などからなるケース体として構成され、凹状の収容部182と、複数の貫通孔部192A,192B,192Cとを備える。収容部182は、ワーク180の厚さ方向に窪み且つ上端部が開放した穴として構成されている。なお、以下の説明では、収容部182の深さ方向をワーク180の上下方向とし、収容部182の開口側をワーク180の上方側とし、収容部182の底部側をワーク180の下方側として説明する。図4では、ワーク180の上下方向を矢印F1にて概念的に示す。
図1で示すように、収容部182は、第1の径で構成された第1孔部184と、第1の径よりも小さい第2の径で構成された第2孔部186とを備える。図4のように、第1孔部184は、ワーク180の上面部180Aに形成された開口部を端部とした形で平面視円形の内壁部が構成されており、この開口部から下方に所定の深さh1で形成されている。第1孔部184の内壁面は、ワーク100の厚さ方向に延びる仮想的な中心軸線G1を中心とした円筒面となっており、半径r1且つ高さh1の直円柱の側面(外周面)と略同一の形状である。
第2孔部186は、収容部182において第1孔部184のよりも深い位置に形成され、第1孔部184の下方側において第1孔部184と段差状に続いている。この第2孔部186は、第1孔部184の下端部に形成される段差部185を端部とした形で平面視円形の内壁部が構成されており、この段差部185から下方に所定の深さh2で形成されている。第2孔部186の内壁面は、ワーク100の厚さ方向に延びる仮想的な中心軸線G2を中心とした円筒面となっており、半径r2且つ高さh2の直円柱の側面(外周面)と同一の形状となっている。第2孔部186の内壁面の半径r2は、第1孔部184の内壁面の半径r1よりも小さくなっており、収容部182において深い側の第2孔部186のほうが浅い側の第1孔部184よりも径が小さくなっている。また、図4のように、第1孔部184の内壁面(円筒面)の中心軸線G1を延長した延長上に、第2孔部186の内壁面(円筒面)の中心軸線が位置している。なお、以下では、第1孔部184及び第2孔部186の中心軸線をいずれも共通の中心軸線G1として説明する。
第2孔部186の内周部における下方側の部分と第2孔部186の底部とによって、Oリング90を配置する配置部186Aが構成されている。このように、ワーク180は、第2孔部186において第1孔部184側の端部(即ち上端部)よりも深い位置に配置部186Aが設けられた形で収容部182が構成されている。
図1のように、ワーク180において、収容部182の周囲には、ワーク180の上面部180Aから下面部180B(図2)へと続く貫通孔部192A,192B,192Cが形成されている。貫通孔部192A,192B,192Cは、ワーク180の上面部180Aに形成された開口部を端部とした形で平面視円形の内壁部が構成されている。貫通孔部192A,192B,192Cのいずれの内壁面も、例えば半径r3且つ高さh3の直円柱の側面(外周面)と同一の形状となっており、これら内壁面の中心軸線の方向は、ワーク180の厚さ方向と一致している。図4では、そのうちの貫通孔部192Bの構成を示しており、貫通孔部192Bの内壁面(内周面)の中心となる中心軸線G3の方向はワーク180の厚さ方向と一致し、上述した第1孔部184及び第2孔部186の中心軸線G1と平行となっている。また、図1で示す貫通孔部192A,192B,192Cの径は、収容部182を構成する第1孔部184及び第2孔部186のいずれの径よりも小さくなっている。
そして、複数の貫通孔部192A,192B,192Cのうち、一つの貫通孔部192Bは、Oリング90の組付けの際に後述する位置決めピン14が挿入される基準孔部となっている。図4の例では、基準孔部となる貫通孔部192Bが、ワーク180において収容部182の深さ方向に延びる形態で上面部180Aから下面部180Bまで続いている。そして、図3のように、収容部182の深さ方向と直交する第1の平面方向において、貫通孔部192Bと配置部186Aとの間隔L1が一定間隔Xに定められている。具体的には、図4で示す貫通孔部192Bの上端部に形成された平面視円形の開口部の中心と、第2孔部186の下端部に構成された平面視円形の底部の中心との上記第1の平面方向の距離L1(図3)が一定間隔Xに定められている。図4の構成では、配置部186Aを構成する第2孔部186の内周面(円筒面)の中心軸線G1と、貫通孔部192Bの内周面(円筒面)の中心軸線G3とが平行に構成され、これら中心軸線G1,G3と直交する平面方向が第1の平面方向となっている。そして、図3で示す中心軸線G1と中心軸線G3との距離L1が一定間隔Xとなっている。
図1で示す複数の貫通孔部192A,192B,192Cのうち、貫通孔部192Aは、被規制部として機能し、規制部に相当する後述の突出部84Aと嵌まり合い、突出部84Aによって移動が規制される構成をなす。貫通孔部192Bは、被係止部として機能し、係止部に相当する後述の突出部85Aと嵌まり合う構成をなす。具体的には、図2のように、貫通孔部192A,192Bのいずれも、収容部182(図1)の開口側とは反対面側である下面部180Bに形成された孔部となっている。また、貫通孔部192A,192Bのいずれの内周面も、円筒面として構成され且つ中心軸線の方向が下面部180Bの面に対して直交する方向となっている。突出部84A,85Aによる貫通孔部192A,192Bの規制については後述する。
次に、リング状部材組付装置1の詳細を説明する。
図1で示す組付装置1は、主として、ワーク180を保持対象として保持する保持台80と、Oリング90を保持しつつ移動させる移送装置2とを備える。そして、保持台80がワーク180を保持した状態で、移送装置2がOリング90を保持しつつ収容部182に挿入させ、組み付ける構成をなす。
まず、ワーク180を保持する保持台80の詳細を説明する。
保持台80は、上面が平坦面として構成された基台82と、基台82の上面部82Aから突出する形態で基台82と一体的に形成された複数の凸状の支持部84,85,86とを備える。更に、支持部84は、基台82の上面部82Aよりも上方側でワーク180の下面部180Bを支持する当接部84Bと、当接部84Bの当接面よりも上方側に突出する突出部84Aを備える。同様に、支持部85は、基台82の上面部82Aよりも上方側でワーク180の下面部180Bを支持する当接部85Bと、当接部85Bの当接面よりも上方側に突出する突出部85Aを備える。支持部86は、基台82の上面部82Aよりも上方側でワーク180の下面部180Bを支持する当接部86Bを備える。
当接部84B,85B,86Bのいずれの当接面も、突出部84A,85Aの突出方向に対して直交する平面方向の平坦面となっている。また、当接部84B,85B,86Bのいずれの当接面も、上面部82Aの面と平行に構成され且つ上面部82Aから所定距離離れた位置となっている。つまり、当接部84B,85B,86Bの各々の当接面は、同一の仮想平面上に位置し且つ上面部82Aからの高さH1は同一となっている。このように、複数の位置に配置された同じ高さの当接面によりワーク180を支持し、ワーク180における収容部182の深さ方向と、突出部84A,85Aの突出方向とを平行な方向に揃えている。
突出部84Aは、ワーク180の貫通孔部192Aに下方側から挿入される部分であり、突出部85Aは、ワーク180の貫通孔部192Bに下方側から挿入される部分である。突出部84Aは、外面が円筒面として構成された部分である円筒面部84Dを備え、その円筒面部84Dの先端側は、円筒面部84Dよりも径が小さく構成され且つ先端に近づくにつれて次第に径が小さくなる構成の曲面部84Eが形成されている。突出部84Aの円筒面部84Dの径は、突出部84Aが挿入される貫通孔部192Aの径と同程度となっている。このため、突出部84Aを貫通孔部192Aに挿入した状態では、円筒面部84Dと貫通孔部192Aの内周面とが互いに接触するように嵌合する構成となる。
突出部85Aは、外面が円筒面として構成された部分である円筒面部85Dを備え、その円筒面部85Dの先端側は、円筒面部85Dよりも径が小さく構成され且つ先端に近づくにつれて次第に径が小さくなる構成の曲面部85Eが形成されている。突出部85Aの円筒面部85Dの径は、上述した突出部84Aの円筒面部85Dの径よりも小さく、突出部85Aが挿入される貫通孔部192Bの径よりも小さくなっている。このため、突出部85Aを貫通孔部192Bに挿入した状態では、円筒面部85Dと貫通孔部192Bの内周面との間に隙間が生じ、突出部85Aは、貫通孔部192B内である程度の移動が許容される。
次に、移送装置2の詳細を説明する。
図4のように、移送装置2は、Oリング90を保持し得る保持装置12と、この保持装置12に連結される位置決めピン14と、保持装置12及び位置決めピン14を一体的に移動させる装置移動部16とを備える。
図4のように、保持装置12は、装置移動部16による移動動作に応じて収容部182内に挿入される挿入部20を備え、この挿入部20が収容部182に向けて中心軸線G2の方向に延びている。そして、挿入部20の先端側には、図2、図7で示すチャック22が設けられ、このチャック22で定められた保持位置でOリング90が保持される。図7のように、チャック22は、底面視した形状が湾曲状である複数の把持部材23,24,25を周方向に沿って環状に配置した構成をなす。このチャック22の下端面の外周縁には、Oリング90(図8(A))が吸着される環状且つ溝状の把持部22Aが形成されている。把持部材23,24,25の各々には、チャック22の先端面よりも上側の位置に段差部23A,24A,25Aが形成され、これら段差部23A,24A,25Aが把持部22Aとなっている。段差部23A,24A,25Aは、チャック22の中心位置である中心軸線G2を中心とする円に沿った円弧状の段差となっている。
把持部材23の段差部23Aは、下側に面する底面部23Cと、この底面部23Cから立ち下がる形態をなし且つ外面が中心軸線G2を中心とする周方向の湾曲面として構成される外周部23Bとを備える。同様に、把持部材24の段差部24Aは、下側に面する底面部24Cと、この底面部24Cから立ち下がる形態をなし且つ外面が中心軸線G2を中心とする周方向の湾曲面として構成される外周部24Bとを備える。同様に、把持部材25の段差部25Aは、下側に面する底面部25Cと、この底面部25Cから立ち下がる形態をなし且つ外面が中心軸線G2を中心とする周方向の湾曲面として構成される外周部25Bとを備える。底面部23C,24C,25Cの各々の面は、同一の高さの平坦面となっており、中心軸線G2を平面方向の面となっている。そして、底面部23C,24C,25Cには、Oリング90を吸引するための開口部28が周方向に並ぶ形態で複数設けられている。
チャック22の3つの把持部材は、エアシリンダ等の図示しないアクチュエータによって駆動可能とされている。このチャック22は、アクチュエータの駆動時には、図8(A)のように3つの把持部材23,24,25が周方向に一定間隔をあけて配置され且つ中心軸線G1に対して相対的に遠ざかって配置された第1状態となる。また、アクチュエータの駆動時には、図8(B)のように3つの把持部材23,24,25が周方向に間隔をあけずに配置され且つ中心軸線G2に対して相対的に近づいた第2状態となる。なお、アクチュエータは、3つの把持部材23,24,25をこのように第1状態と第2状態とに変化させ得る構成であれば特に構成は限定されず、エアシリンダ以外の他の駆動源を用いるものであってもよい。
図8(A)のようにアクチュエータによって第1状態に切り替えられた場合には、チャック22は開いた状態となる。この状態では、例えば段差部23A,24A,25Aの外周部23B,24B,25Bの径、即ち、この状態のときに外周部23B,24B,25Bの面を通る仮想的な円筒面の径はOリング90の内径と略同一となる。このため、図8(A)のようにチャック22が開いてOリング90を保持する場合、これら外周部23B,24B,25Bは、Oリング90の形状を崩さないようにOリング90の内周面に当接し、摩擦力によってOリング90を保持する。更に、図8(A)のようにOリング90を保持する場合、複数の開口部28から空気を吸引することで、Oリング90を底面部23C,24C,25Cに吸着させる。なお、挿入部20の内部には、それぞれの開口部28に連通する構成で空気の流路が構成されている。そして、図示しない真空ポンプによってこの流路の空気を吸引することで、複数の開口部28の付近において底面部23C,24C,25Cに向かう吸引力を生じさせている。また、真空ポンプの動作のオンオフによりこの吸引力が発生する状態と発生しない状態とに切り替え可能となっている。
図4、図8(A)で示すように、把持部材23,24,25における底面部23C,24C,25Cの径方向の幅は、Oリング90の線径よりも小さくなっており、外周部23B,24B,25Bの高さはOリング90の線径よりも小さくなっている。ゆえに、図8(A)のようにOリング90を保持した挿入部20を下方側から見たときに、Oリング90の外縁よりも挿入部20の外縁が内側に収まるようになっている。また、図4のように、挿入部20の先端面よりもOリング90の外面の方が下位置になっている。
また、図8(B)で示す第2状態では、チャック22が閉じた状態となり、段差部23A,24A,25Aの外周部23B,24B,25Bは、Oリング90の内周面から離間する。このため、外周部23B,24B,25BとOリング90の内周面との間に摩擦力が生じなくなる。また、図8(B)のように、段差部23A,24A,25Aの底面部23C,24C,25Cに形成された各々の開口部28は、Oリング90から外れた位置に配置される。このため、開口部28付近での吸引力はOリングに及ばなくなる。このように、把持部22AにおいてOリング90を把持する力が大きく低減するため、Oリング90は、把持部22Aから外れることになる。
このように構成される保持装置12に対して図4のように位置決めピン14が連結されている。この位置決めピン14は、位置決め部の一例に相当し、挿入部20が延びる方向に沿って凸状に構成されたピンであり、図5、図6のようにOリング90を収容部182内に進入させる際に貫通孔部192Bに挿入される部分である。
図4のように、位置決めピン14は、装置移動部16による移動の際に貫通孔部192Bに嵌め合わされて固定される固定部40と、固定部40よりも挿入部20の突出側において先細り状に形成された先細り部42とを備えた凸部として構成される。固定部40の外周面は、挿入部20が延びる方向に沿って延び且つ挿入部20の中心軸線G2と平行な中心軸線G4を中心とする円筒面となっている。この中心軸線G4の方向は、位置決めピン14の突出方向に相当する。先細り部42は、固定部40よりも先端側において上記中心軸線G4の方向に延びた部分であり且つ先端部が中心軸線G4上に位置する部分である。この先細り部42は、中心軸線G4と直交する方向の切断面の形状が円形となる部分であり、固定部40との境界位置の径が最も大きく、先端部に近づくにつれて径が小さくなる先細り形状となっている。そして、先細り部42の外周面は、固定部40が延びる方向、即ち中心軸線G4の方向に対して傾斜した面となっている。
移送装置2では、挿入部20が延びる方向である中心軸線G2の方向と直交する第2の平面方向において保持装置12によるOリング90の保持位置と位置決めピン14との間隔が一定間隔とされている。第2の平面方向は、位置決めピン14が突出する方向、即ち中心軸線G4の方向と直交する平面方向でもある。保持装置12によるOリング90の保持位置は、図4、図8(A)で示す把持状態でのOリング90の位置である。そして、図4、図8(A)で示す把持状態でのOリング90の中心位置である中心軸線G2と、位置決めピン14の中心位置である中心軸線G4との間隔L2(図3)が一定間隔Xとなっている。なお、図3では、中心軸線G2(図4)の位置は中心軸線G1の位置と一致し、中心軸線G4(図4)の位置は中心軸線G2の位置と一致する。
次に、組付装置1によるOリング90の組付動作について説明する。
まず、移送装置2によってOリング90を組み付ける前に、図1で示す保持台80の所定位置にワーク180を配置する。具体的には、保持台80の上面側に形成された突出部84A,85Aを貫通孔部192A,192Bにそれぞれ挿入し、ワーク180を当接部84B,85B,86Bの各々の当接面により支持した形態でワーク180を保持台80上に載置する。これにより、ワーク180における収容部182の深さ方向と突出部84A,85Aの突出方向とを揃えた状態でワーク180の姿勢を維持し、且つ突出部84A,85Aによりワーク180の横方向への大きな移動を規制する。上述したように、突出部84Aと貫通孔部192Aとはほぼ隙間なく嵌合し、突出部85Aと貫通孔部192Bとは若干の隙間をあけて嵌り合うことになる。つまり、突出部85Aは、ワーク180の貫通孔部192Bに対して若干の位置ずれが許容された状態で嵌まり合い、ワーク180は、保持台80に対し、貫通孔部192Aの中心軸線G5(図3)を中心とする若干の回動が許容される。
一方、図2で示す移送装置2では、まず、Oリング90をチャック22で把持する動作がなされる。具体的には、図示しないアクチュエータによってチャック22を閉状態とし、図4で示す装置移動部16によって保持装置12を図示しないOリング供給装置に移動させる。そして、Oリング供給装置にて供給されるOリング90を把持部材23,24,25における外周部23B,24B,25Bの外側に位置させる。このときのOリング90とチャック22との関係は図8(B)と同様になる。そして、図示しないアクチュエータによってチャック22を開状態とし、図示しない真空ポンプによって吸引することで開口部28付近に吸引力を発生させる。これにより、図8(A)のように把持部材23,24,25の外周部23B,24B,25BがOリング90の内周面に当接し、且つ開口部28(図8(B))を通じてOリング90が吸引される。このようにして、Oリング90は挿入部20の先端部付近で吸着されつつ把持される。
次に、図4、図8(A)のようにチャック22に把持されたOリング90をワーク180の収容部182に組み付ける動作がなされる。具体的には、保持装置12を装置移動部16によって移動させ、チャック22を含む挿入部20を収容部182内に進入させる。装置移動部16は、移動部の一例に相当し、図4、図5のように挿入部20を収容部182に挿入する際に、ワーク180の深さ方向(中心軸線G1の方向)と挿入部20が延びる方向(中心軸線G2の方向)とを揃えた位置関係で維持する。そして、装置移動部16は、この位置関係を維持しつつ挿入部20及び位置決めピン14を挿入部20が延びる方向、即ち中心軸線G2の方向に移動させる。この移動の際には、まず、挿入部20による第1孔部184への進入が開始し、その後、図5のように位置決めピン14が貫通孔部192Bに嵌め合わされ、その後、図6のように挿入部20に保持されたOリング90が配置部186Aに移動する。
具体的には、図4の状態から装置移動部16が挿入部20及び位置決めピン14を移動させる際に、まず先細り部42が貫通孔部192Bに挿入される。そして、図5のように固定部40が貫通孔部192Bへの挿入を開始し、その後、挿入部20が更に挿入されることで図6のように挿入部20に保持されたOリング90が第2孔部186に進入するようになっている。
つまり、固定部40が貫通孔部192Bへの挿入を開始した時点よりも前の状態(図5の時点よりも前の固定部40が貫通孔部192Bに挿入されていない状態)では、挿入部20に保持されたOリング90は第2孔部186よりも外側の位置に配置される。図5のように固定部40と貫通孔部192Bとが嵌合を開始し、第2孔部186と挿入部20とが高精度に位置合わせされた後には、挿入部20と共にOリング90が第2孔部186内に移動する。そして、最終的には、図6のようにOリング90は第2孔部186の底面に接触する位置まで移動する。そして、この状態で、図示しない真空ポンプによる吸引を停止すると共に、アクチュエータの駆動によってチャック22を図8(B)で示す閉状態とする。これにより、チャック22からOリング90が外れ、第2孔部186の底部付近に構成される配置部186AにOリング90が組み付けられる。
以上のように、組付装置1は、Oリング90を保持した挿入部20を装置移動部16によって収容部182内に挿入する際に、図4、図5のようにワーク180の深さ方向と挿入部20が延びる方向とを揃えた位置関係で維持する。そして、この組付装置1は、この位置関係を維持しつつ、挿入部20及び位置決めピン14を挿入部20が延びる方向、即ち、中心軸線G2の方向に移動させる。この動作により、挿入部20に保持されるOリング90は、収容部182の深さ方向に沿って移動しながら収容部182内に送り込まれることになる。
そして、組付装置1は、挿入部20を収容部182に挿入する過程において、保持されたOリング90を配置部186Aに移動させる前に位置決めピン14と貫通孔部192Bとを嵌め合わせる。これにより、組付対象となるワーク180と、挿入部20及び位置決めピン14を一体化させたユニットとを高精度に位置合わせする。
ワーク180では、収容部182の深さ方向と直交する平面方向において貫通孔部192Bと配置部186Aとの間隔L1(図3)が一定間隔Xに保たれている。一方、組付装置1では、挿入部20が延びる方向と直交する平面方向においてOリング90の保持位置と位置決めピン14との間隔L2(図3)が上記一定間隔Xに保たれている。このため、図4のような位置関係で移動がなされ、図5のように位置決めピン14と貫通孔部192Bとが嵌り合った場合、収容部182内に設けられた配置部186Aと、挿入部20におけるOリング90の保持位置とが高精度に位置合わせされる。よって、挿入部20に保持されるOリング90は、配置部186Aに対して大きく位置ずれしない状態で配置部186Aに移動されることになり、特に配置部186Aに近いエリアでは、Oリング90が収容部182内の壁部等に接触しにくくなる。
ゆえに、Oリング90をワーク180に組み付ける際の移動過程でOリング90がワーク180と接触しにくい構成となり、このような接触に起因するOリング90の損傷等を効果的に防ぐことができる。
また、組付装置1は、図5、図6のようにOリング90を保持する挿入部20をワーク180の収容部182内に移動させる前に、図4のようにワーク180をある程度の位置規制状態で保持台80にて保持しておくことができる。そして、保持台80の位置が特定されていれば収容部182や貫通孔部192Bの位置はある程度の精度で定まることになる。このため、装置移動部16は、収容部182及び貫通孔部192Bが存在すると想定される位置に挿入部20及び位置決めピン14を移動させるができる。これにより、収容部182に対する挿入部20の挿入開始動作、及び貫通孔部192Bに対する位置決めピン14の嵌め合わせの開始動作が正確に開始されやすくなる
更に、ワーク180の貫通孔部192Bは保持台80の突出部85Aに対して位置ずれが許容された状態で嵌まり合っている。このため、位置決めピン14を貫通孔部192Bに嵌め合わせる前に多少のずれがあっても、これらを嵌め合わせたときには貫通孔部192Bと位置決めピン14とを位置合わせするように保持台80上でのワーク180の位置が修正される。
このように、貫通孔部192Bに対する位置決めピン14の嵌め合わせが正確に開始されやすくなる。そして、その嵌め合わせが完了したときには、貫通孔部192Bと位置決めピン14との位置合わせ、及びそれに伴うOリング90の保持位置と配置部186Aとの位置合わせが正確になされる。
また、組付装置1は、基準部が深さ方向に延びる貫通孔部192Bとして構成されているワーク180を組み付けの対象とする。このようなワーク180を対象とした場合、位置決めピン14が先細り状の構成であれば、位置決めピン14を貫通孔部192Bに嵌め合わせる際に先端側が挿入されやすくなり、両部分の嵌め合わせ動作が良好に開始しやすくなる。例えば、挿入の際に位置決めピン14の中心が貫通孔部192Bの中心から横方向に多少ずれていても、先端側の先細り部42はワーク180に形成された貫通孔部192Bに進入しやすい。このため、位置決めピン14と貫通孔部192Bとの嵌め合わせ動作は安定的に開始する。
更に、組付装置1は、先細り部42が貫通孔部192Bに挿入されていても固定部40が貫通孔部192Bに挿入されていない状態では、挿入部20に保持されたOリング90が第2孔部186よりも外側の位置となる構成である。先細り部42が貫通孔部192Bに挿入され、固定部40が貫通孔部192Bに挿入されていない状態では、位置決めピン14の挿入は開始しているものの、位置決めピン14が貫通孔部192Bに対して完全に位置合わせされていない状態である。このように位置決めピン14が貫通孔部192Bに対して位置ずれし得る状態のときには、Oリング90を相対的に径の大きい第1孔部184側に位置させておけば、位置ずれに起因するOリング90と内壁部との接触を抑えやすくなる。
そして、貫通孔部192Bに対する位置決めピン14の挿入が更に進み、図5のように固定部40と貫通孔部192Bとが嵌り合った後には、挿入部20に保持されたOリング90が第2孔部186内に移動する。このような構成であれば、位置決めピン14が貫通孔部192Bに対して正確に位置合わせされた状態でOリング90を第2孔部186内に送り込むことができる。よって、径の小さい第2孔部186であってもこの第2孔部186に対して高精度に位置調整した形でOリング90を送り込むことができ、第2孔部186の端部の段差や第2孔部186の内壁面にOリング90が強く接触することを防ぎやすくなる。
<実施形態2>
次に、実施形態2について、図面を参照しつつ説明する。
図9、図10で示す実施形態2のリング状部材組付装置201(以下、組付装置201ともいう)は、一部が実施形態1のリング状部材組付装置1と同一の構成となっている。よって、組付装置1と同一の構成については、これと同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
組付装置201は、実施形態1で用いたワーク180と同一のワーク180を組み付け対象とし、実施形態1で用いた保持台80と同一形状の保持台80により、ワーク180を実施形態1と同一の保持構造で保持する(図11、図12参照)。そして、図10で示す移送装置202によりOリング92をワーク180に組み付ける構成をなす。
実施形態2の組付装置201でも、ワーク180の貫通孔部192Aが被規制部の一例に相当し、保持台80の突出部84Aが規制部の一例に相当する。また、ワーク180の貫通孔部192Bが被係止部の一例に相当し、保持台80の突出部85Aが係止部の一例に相当する。更に、貫通孔部192Bは基準孔部及び基準部の一例に相当する。図12のように、一つの突出部85Aは、貫通孔部192Bに対して位置ずれが許容された状態で嵌まり合う。この構成でも、突出部84Aと貫通孔部192Aとがほぼ隙間なく嵌合し、ワーク180は、保持台80に対し、貫通孔部192Aの中心軸線G5(図11)を中心とする若干の回動が許容される。
図12のように、ワーク180でも、基準孔部となる貫通孔部192Bは、収容部182の深さ方向に延びている。図12でも、収容部182の深さ方向は、中心軸線G1の方向であり、貫通孔部192Bの方向は中心軸線G3の方向である。この例でも、収容部182は、第1の径で構成された第1孔部184と、第1孔部184の径よりも小さい第2の径で構成されるとともに第1孔部184よりも深い位置に形成された第2孔部186とが深さ方向に段差状に続いている。そして、第2孔部186における第1孔部184側の端部よりも深い位置に配置部186Bが設けられる。但し、ワーク180おいてOリング92(図10)を配置するための配置部186Bは、第2孔部186の中心付近に突出して設けられた円筒部187の外周部における下端側の部分と第2孔部186の底面部とによって構成されている。つまり、実施形態2では、ワーク180では、Oリング92は円筒部187の基端部に嵌る形態で取り付けられる(図14参照)。
図9で示す組付装置201は、このようなワーク180を組付対象とし、移送装置202により、ワーク180の内部の配置部186BにOリング92(図10)を組み付けるOリング組付装置として構成されている。この組付装置201は、Oリング92を組み付ける場合、図10のようにOリング92を保持装置212によって保持する。そして、図12〜図14での動作説明のように、保持装置212を装置移動部216(図12)によって移動させることで、Oリング92をワーク180の収容部182内に入り込ませる。そして、図14のようにOリング92が収容部182内に設けられた配置部186B付近に達した状態で、保持装置212がOリング92の保持を解除する。なお、図12〜図14では、保持装置212の断面については簡略的に示し、詳細構造の図示や省略している。
図9で示す保持装置212は、保持部の一例に相当し、ワーク180の収容部182内に挿入される挿入部220を備える。図12のように、挿入部220は、中心軸線G2の方向に延び且つ先端側の保持位置でOリング92を保持する構成をなす。図10、図11のように、挿入部220の先端部には、3つの把持部材223,224,225を備えたチャック222が設けられている。把持部材223,224,225は、エアシリンダ等を駆動源とする図示しないアクチュエータにより、図10、図11のように中心軸線G2に近づいた把持位置と、中心軸線G2から遠ざかった非把持位置とに切り替えられるようになっている。把持部材223,224,225が図10、図11で示す把持位置に切り替えられた状態ではOリング92の外周部に把持部材223,224,225が接触し、Oリング92が把持される。また、この把持状態のときには、図示しない真空ポンプ等により、把持部材223,224,225に形成された図示しない開口部を介して空気が吸引される。これにより、Oリング92が把持部材223,224,225に吸着し、保持される。
図9で示す位置決めピン214は、位置決め部の一例に相当し、保持装置212に連結されるとともに挿入部220が延びる方向に沿って凸状に構成されている。図12のように、位置決めピン214は、装置移動部216による移動の際に貫通孔部192Bに嵌め合わされて固定される固定部240と、固定部240よりも挿入部220の突出側において先細り状に形成された先細り部242とを備えた凸部として構成される。固定部240の外周面は、挿入部220が延びる方向に沿って延びた面であり、具体的には、挿入部220の中心軸線G2と平行な中心軸線G4を中心とする円筒面となっている。中心軸線G4の方向は、位置決めピン214の突出方向に相当する。先細り部242は、固定部240よりも先端側において上記中心軸線G4の方向に延びた部分であり且つ先端部が中心軸線G4上に位置する部分である。先細り部242の外周面は、固定部240が延びる方向、即ち中心軸線G4の方向に対して傾斜した面となっている。
そして、収容部182の深さ方向と直交する第1の平面方向において、貫通孔部192Bと配置部186Bとの間隔L1(図11)が一定間隔Xに定められている。具体的には、貫通孔部192Bの上端部に形成された平面視円形の開口部の中心と、図12で示す収容部182に形成された円筒部187の中心との上記第1の平面方向の距離L1(図11)が一定間隔Xに定められている。図12の構成では、中心軸線G1は、配置部186Bを構成する円筒部187の外周面の中心軸線と一致し、この中心軸線G1と貫通孔部192Bの内周面(円筒面)の中心軸線G3とが平行となっている。そして、これら中心軸線G1,G3と直交する平面方向が第1の平面方向となっており、中心軸線G1と中心軸線G3との距離L1(図11)が一定間隔Xとなっている。
移送装置202では、挿入部220が延びる方向である中心軸線G2の方向と直交する平面方向が第2の平面方向に相当する。第2の平面方向は、位置決めピン214が突出する方向、即ち中心軸線G4の方向と直交する平面方向でもある。そして、この第2の平面方向において保持装置212によるOリング92の保持位置と位置決めピン214との間隔が一定間隔とされている。保持装置212によるOリング92の保持位置は、図10〜図12で示す把持状態でのOリング92の位置である。そして、図12で示す把持状態でのOリング92の中心位置にある中心軸線G2と、位置決めピン214の中心位置にある中心軸線G4との間隔L2(図11)は一定間隔Xとなっている。図11では、中心軸線G2(図4)の位置は中心軸線G1の位置と一致し、中心軸線G4(図4)の位置は中心軸線G2の位置と一致する。
このように構成される組付装置201によってOリング92をワーク180に組み付ける場合、まず、図12で示す装置移動部216によって保持装置212をOリング92の供給位置に移動させ、Oリング92をチャック222にて保持する。その後、図12のようにワーク180の深さ方向(中心軸線G1の方向)と挿入部220が延びる方向(中心軸線G2の方向)とを揃えた位置関係で維持する。そして、装置移動部216は、この位置関係を維持しつつ挿入部220及び位置決めピン214を挿入部220が延びる方向、即ち中心軸線G2の方向に移動させる。この移動の際には、まず、挿入部220による第1孔部184への進入が開始し、その後、図13のように位置決めピン214が貫通孔部192Bに嵌め合わされ、その後、図14のように挿入部220に保持されたOリング92が配置部186Bに移動する。具体的には、図12の状態から装置移動部216が挿入部220及び位置決めピン214を移動させる際に、まず先細り部242が貫通孔部192Bに挿入される。そして、図13のように固定部240の貫通孔部192Bへの挿入が開始され、その後、挿入部220が更に挿入されることで図14のように挿入部220に保持されたOリング92が第2孔部186に進入する。
この構成では、固定部240が貫通孔部192Bへの挿入を開始した時点よりも前の状態では、挿入部220に保持されたOリング92は第2孔部186よりも外側の位置に配置される。より具体的には、貫通孔部192Bに先細り部242のみが挿入され固定部240が貫通孔部192Bに挿入されていない状態では、Oリング92が円筒部187の上端部よりも上側に位置する。つまり、円筒部187は、Oリング92内に挿入されていない状態となる。そして、図13のように固定部240と貫通孔部192Bとが嵌合を開始し、Oリング92と円筒部187とが高精度に位置合わせされた後にOリング92が円筒部187の領域に移動し、Oリング92内に円筒部187が挿入される。そして、最終的には、図14のようにOリング92は第2孔部186の底面に接触する位置まで移動される。そして、この状態で、チャック222(図10、図11)におけるOリング92の吸着・保持を解除する。これにより、チャック222からOリング92が外れ、第2孔部186の底部付近に構成される配置部186BにOリング92が組み付けられる。
<実施形態3>
次に、実施形態3について、図面を参照しつつ説明する。
実施形態3の組付装置1は、ワーク180に突起状の軸部196を設けた点、及び保持台80にこの軸部196付近を支持する支持部88を設けた点、支持部84を省略した点のみが実施形態1と異なり、それ以外は実施形態1の組付装置1と同様である。よって、これら以外で実施形態1の組付装置1と同様の構成については実施形態1の組付装置1と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図15の組付装置1では、実施形態1の貫通孔部192Aの代わりに軸部196が被規制部の役割を果たす。また、突出部84Aの代わりに孔部88Aが規制部の役割を果たす。なお、突出部85Aは、実施形態1と同様に係止部として機能し、貫通孔部192Bは、実施形態1と同様に被係止部として機能する。
図15の構成では、軸部196の外周面が円筒面として構成され、この円筒面の中心軸線が収容部182の中心軸線G1と一致する。そして、支持部88は、高さH1の支持面88Bによってワーク180の下面部180Bを支持するとともに、この支持面88Bに形成された孔部88Aを軸部196に嵌め合わせる構成となっている。孔部88Aの内周面は、軸部196の外周面とほぼ同径の円筒面となっており、図15の状態では、孔部88Aと軸部196とがほぼ隙間なく嵌合するようになっている。このように構成されるため、中心軸線G1を中心としてワーク180が保持台80に対して僅かに回動し得る。具体的には、図15の構成でも、突出部85Aと貫通孔部192Bとが若干の隙間をあけて嵌り合っているため、この隙間の分だけ、ワーク180の回動が許容される。
以上のような構成でも、ワーク180を保持台80にて実施形態1と同様に保持することができる。そして、実施形態1と同様の組付動作により、回動し得るワーク180を高精度に位置合わせしつつOリング90を配置部186Aに組み付けることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1〜3では、基準部が孔部として構成された例を示したが、基準部が凸部として構成されていてもよい。この場合、位置決め部は、基準部の凸部と嵌め合わせが可能な凹状に構成されていればよい。
(2)実施形態1、3ではリング状の部材の例としてOリング90を例示し、実施形態2では、Oリング92を例示したが、リング状の部材であれば、Oリングに限定されず、他の公知のリング状部材であってもよい。
(3)組付装置は、実施形態1の保持装置12及び位置決めピン14と、実施形態2の保持装置212及び位置決めピン214とをいずれも備えた構成であってもよい。この場合、保持装置12及び位置決めピン14を移動する装置移動部16と保持装置212及び位置決めピン214を移動する装置移動部216は、同一の装置であってもよく、別々の装置であってもよい。
(4)実施形態1〜3では、1つの孔部(貫通孔部192B)を有する被係止部を例示したが、一つ以上の孔部又は突出部を有していればよい。即ち、複数の孔部によって被係止部が構成されてもよく、複数の突出部によって被係止部が構成されてもよく、孔部と突出部によって被係止部が構成されてもよい。係止部は、被係止部と嵌り合う構成であればよく、複数の孔部又は突出部によって被係止部が構成されている場合、係止部は、それぞれに嵌り合うことが可能な構成で複数設けられていてもよい。
(5)実施形態1〜3では、組付装置側の位置決め部が凸部を備え、対象物側の基準部が孔部を備え、これらが嵌合し得る構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、位置決め部が凹部を備え、基準部が凸部を備え、これらが嵌合し得る構成であってもよい。
1,201…リング状部材組付装置、12,212…保持装置(保持部)、14,214…位置決めピン(位置決め部)、16,216…装置移動部(移動部)、20,220…挿入部、40,240…固定部、42,242…先細り部、80…保持台、84A…突出部(規制部)、85A…突出部(係止部)、90,92…Oリング(リング状部材)、180…ワーク(対象物)、182…収容部、184…第1孔部、186…第2孔部、186A,186B…配置部、192A…貫通孔部(被規制部)、192B…貫通孔部(基準部、基準孔部、被係止部)

Claims (3)

  1. 内部にリング状部材を配置する配置部が形成された収容部と前記収容部の深さ方向と直交する第1の平面方向での前記配置部との間隔が一定間隔に定められた凸部又は孔部を備えた基準部とを有する対象物の前記収容部内に挿入される挿入部を備え、前記挿入部が前記収容部に向けて延び且つ先端側の保持位置で前記リング状部材を保持する構成をなす保持部と、
    前記保持部に連結されるとともに前記挿入部が延びる方向に沿った凸部又は孔部を備え、前記挿入部が延びる方向と直交する第2の平面方向において前記保持部の前記保持位置との間隔が前記一定間隔とされる位置決め部と、
    少なくとも前記挿入部を前記収容部に挿入する際に、前記収容部の前記深さ方向と前記挿入部が延びる方向とを揃えた位置関係で維持しつつ前記挿入部及び前記位置決め部を前記挿入部が延びる方向に移動させる移動部と、
    を有するリング状部材組付装置。
  2. 前記収容部の開口側とは反対面側に孔部又は突出部を有する被規制部と、1つ以上の孔部又は突出部を有する被係止部とが形成された前記対象物を保持対象とし、前記被規制部と嵌まり合う規制部と、前記被係止部と嵌まり合う1つ以上の係止部とが前記対象物を保持する面側にそれぞれ形成された保持台を有し、
    前記保持台の前記係止部は、前記対象物の前記被係止部に対して位置ずれが許容された状態で嵌まり合うことを特徴とする請求項1に記載のリング状部材組付装置。
  3. 前記深さ方向に延びる基準孔部が前記基準部として構成され、第1の径で構成された第1孔部と、前記第1の径よりも小さい第2の径で構成されるとともに前記第1孔部よりも深い位置に形成された第2孔部とが前記深さ方向に段差状に続き、前記第2孔部における前記第1孔部側の端部よりも深い位置に前記配置部が設けられた形で前記収容部が構成された前記対象物を前記リング状部材の組付対象とし、
    前記位置決め部は、前記挿入部が延びる方向に沿って延びる外周面が構成され且つ前記移動部による移動の際に前記基準孔部に嵌め合わされて固定される固定部と、前記固定部が延びる方向に対して傾斜した外周面が構成されるとともに前記固定部よりも前記挿入部の突出側において先細り状に形成された先細り部と、を備え、
    前記移動部が前記挿入部及び前記位置決め部を移動する際に、前記先細り部が前記基準孔部に挿入され前記固定部が前記基準孔部に挿入されていない状態では、前記挿入部に保持された前記リング状部材が前記第2孔部よりも外側の位置となり、前記固定部と前記基準孔部とが嵌り合った後に前記挿入部に保持された前記リング状部材が前記第2孔部内に移動する構成であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリング状部材組付装置。
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