JP2017063659A - コンバイン - Google Patents

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松澤 宏樹
Hiroki Matsuzawa
宏樹 松澤
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Abstract

【課題】本発明は、操向レバーで入力する旋回操作を電気信号入力装置でミッションケースの操向機構に伝えて旋回動作するコンバインにおいて、電気信号入力装置の故障により旋回不能に至ったり予測外の旋回を行って危険な状態になったりすることを防ぐことを課題とする。【解決手段】操向レバー75の左右傾動操作を検出する第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rを設け、両検出手段74,72L,72Rの検出信号に基づいて旋回機構60を制御するコンバインの操向装置において、第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rの検出信号が異常値であることを判定する異常判定手段80を設け、第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rの一方が異常値を検出していると判定すると、正常値を検出している他方側の検出信号に基づいて旋回機構60を制御することを特徴とするコンバイン。【選択図】図7

Description

本発明は、操向装置を備えたコンバインに係るものである。
従来、コンバインの操向装置として、操縦部に立設した操向レバーを左右に傾動することで旋回機構を制御して種々の旋回モードに応じてミッションケースから出力する左右車軸に回転差を与えて、所望の旋回半径で旋回するように構成し、ミッションケースには複数のセンサを設け、該センサにより旋回機構の異常を検出すると、現在の旋回モードから実行可能な旋回モードに自動的に切り替える構成は、公知である(特許文献1参照)。
特開平08−80119号公報
しかし、前記の操向レバーを左右に傾動して入力するコンバインの操向装置では、操向レバーの傾動を電気信号入力装置で電気信号に変換してミッションケースの操向機構に伝動しているために、電気信号入力装置が故障すると、ミッションケースの操向機構が操向レバーの傾動に従って動作せず、機体を移動することが出来ず、収穫作業中に故障が発生すると圃場の真ん中で修理を行わなければならない事態となって、修理作業が困難であった。
そこで、本発明は、操向レバーで入力する旋回操作を電気信号入力装置でミッションケースの操向機構に伝えて旋回動作するコンバインに置いて、電気信号入力装置の故障により旋回不能に至ったり予測外の旋回を行って危険な状態になったりすることを防ぐことを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、操向レバー75の左右傾動操作を検出する第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rを設け、両検出手段74,72L,72Rの検出信号に基づいて旋回機構60を制御するコンバインにおいて、第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rの検出信号が異常値であることを判定する異常判定手段80を設け、第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rの一方が異常値を検出していると判定すると、正常値を検出している他方側の検出信号に基づいて旋回機構60を制御することを特徴とするコンバインとする。
請求項2に記載の発明は、第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rが検出する検出信号をそれぞれ処理する第一操舵制御コントローラ92と第二操舵制御コントローラ91を設け、第二操舵制御コントローラ91と第一操舵制御コントローラ92をCAN通信86で連携して旋回機構60を制御することを特徴とする請求項1に記載のコンバインとする。
請求項3に記載の発明は、第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rのいずれか一方或いは両方が異常信号を検出すると一時的に走行停止或いはエンジン停止をすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンバインとする。
請求項4に記載の発明は、緊急的に走行停止或いはエンジン停止した後に、再始動操作をすると異常検出側の検出信号に拠らずに正常値検出側の検出信号で旋回機構60を制御することを特徴とする請求項3に記載のコンバインとする。
請求項5に記載の発明は、緊急停止後の再起動後の走行速度を所定の低速域に制限することを特徴とする請求項3に記載のコンバインとする。
請求項1に記載の発明では、操向レバー75の左右傾動を第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rで検出して旋回機構60を制御して所望の旋回方法で旋回するが、第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rの一方が断線等により異常値を検出していると異常判定手段80で判定すると、他方の正常値検出信号により旋回機構60を制御するので、所望の旋回方法と異なっていても、例えば圃場内から脱出して修理場所まで移動するなど、旋回を伴う移動が可能になる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明による効果に加えて、第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rの検出信号がそれぞれ第一操舵制御コントローラ92と第二操舵制御コントローラ91に入力して異常判定手段80で異常を判定してCAN通信86を行うので、異常信号のままで旋回機構60を制御することを防止できる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の発明による効果に加えて、第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rに異常が生じると、一時的に走行停止或いはエンジン停止をすることで、コンバインの操縦者に操向レバー75の旋回操作で異常な旋回が行われることを知らせるとともに、旋回不能な状態での走行を防止して安全性を高めることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の発明による効果に加えて、再始動操作後に第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rの正常な側の検出信号に基づいて、不完全ながら旋回を行って、最適な修理場所まで移動することが可能になる。
請求項5に記載の発明では、請求項3に記載の発明による効果に加えて、再始動操作の不完全な旋回を低速走行で行うので、修理場所まで安全に移動することが可能になる。
コンバインの側面図。 刈取部の回転数と車速との関係図。 伝動機構の概略図。 無段変速装置の油圧回路図。 ミッション機構の概略図。 操向レバーの背面図。 操向制御の制御ブロック図。
本発明の実施の形態を、図1により説明すると、1は機体フレ−ム、2は機体フレ−ム1の上方位置に設けた脱穀装置、3は機体フレ−ム1の下方位置に設けた走行装置、4は機体フレ−ム1の前方に設けた刈取部、5は前記脱穀装置2の側部に設けた該脱穀装置2より取出された穀物を一時貯留するグレンタンク、6は操縦部、7はグレンタンク5内の穀物を排出する排出オーガーである。
前記刈取部4は、分草体8、引起装置(図示省略)、刈刃9および搬送装置を有して構成する。
10は搬送装置により搬送され穀稈を脱穀装置2の脱穀室(図示省略)に穀稈を供給する穀稈供給搬送装置、11は穀稈供給搬送装置10の始端側に設けたシンクロ用前側供給搬送装置である。
前記穀稈供給搬送装置10は、前記刈取部4で刈り取られた穀稈を脱穀装置2の脱穀室(図示省略)の穀稈供給口(図示省略)から供給し、脱穀されて脱穀室の穀稈排出口(図示省略)より排出するまで搬送するものであるが、刈取部4で刈り取った穀稈を穀稈供給搬送装置10まで搬送する構成は任意である。
走行装置3は走行用静油圧式無段変速装置12(図5)により走行速度変更可能に構成し、刈取部4へ伝達する回転も走行装置3の走行速度に同調して変速するようにする。
即ち、走行用静油圧式無段変速装置12は、主変速レバー13の傾倒操作量に応じて増減速し、例えば、図2のように、走行速度に対して所定割合で伝動回転を増速する標準作業ラインAと、該標準作業ラインAよりも短時間で増速するようにした倒伏作業ラインBにより変速するように構成する。
刈取搬送専用の刈取搬送用静油圧式無段変速装置21(図3)による走行速度への同調は、脱穀装置2と穀稈供給搬送装置10とをエンジン22からの一定駆動回転で駆動して脱穀作業を安定させつつ、穀稈供給搬送装置10への引継を円滑・確実にする。
刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置11への伝達回転は、刈取搬送用静油圧式無段変速装置21により変速するので、通常は刈取搬送用静油圧式無段変速装置21が刈取部4を走行速度の増減速に合わせて同調させて変速するが、所定条件のときは、刈取搬送用静油圧式無段変速装置21単独で刈取部4および/またはシンクロ用前側供給搬送装置11を駆動するように構成する。
そのため、機体停止状態から所定走行速度の間でも、刈取搬送用静油圧式無段変速装置21により刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置11を十分な回転数で駆動させることができ、機体走行開始直後から安定して刈取部4および脱穀装置2を駆動させられ、刈取作業および脱穀作業を安定・確実に行える。
また、走行用静油圧式無段変速装置12から走行装置3への回転を停止させたとき、単独の刈取搬送用静油圧式無段変速装置21でシンクロ用前側供給搬送装置11を駆動すると、機体走行停止状態でシンクロ用前側供給搬送装置11を駆動し、シンクロ用前側供給搬送装置11および穀稈供給搬送装置10へ手刈り穀稈を供給でき、刈取作業および脱穀作業の作業性および操作性を向上させられる。
前記走行用静油圧式無段変速装置12と刈取搬送用静油圧式無段変速装置21は、主変速レバー13の傾倒角度に応じて、同期させて作動させるが、同期および作動させるための構成は任意であり、例えば、主変速レバーと走行用静油圧式無段変速装置12および刈取搬送用静油圧式無段変速装置21をリンク等の機械的構成により連結したり、主変速レバーの傾倒角度を電気的に検出し、この信号により走行用静油圧式無段変速装置12と刈取搬送用静油圧式無段変速装置21を電気的に制御したりするようにしてもよい。
エンジン22から走行用静油圧式無段変速装置12および刈取搬送用静油圧式無段変速装置21への回転伝達機構の構成は任意であるが、図3により一例を示すと、25Aは走行用出力プーリー、25Bは刈取脱穀用出力プーリー,26は走行用静油圧式無段変速装置12の入力プーリー、28は刈取脱穀用出力プーリー25Bの回転が伝達される中間プーリー,29は中間軸、30は中間歯車、31は中間伝動軸、32は一対の脱穀用傘歯車、33は脱穀伝動軸、33Aは脱穀用中間プーリー、34は扱胴、35は処理胴、36は刈取用中間歯車、37は刈取搬送用静油圧式無段変速装置21の刈取HST入力軸、38は刈取搬送用静油圧式無段変速装置21の刈取HST出力軸、39は刈取用中間出力軸、40は搬送シンクロ用出力軸、41は穀稈供給搬送中間出力軸、41Aは供給搬送用プーリー、42は唐箕、43は穀稈供給搬送装置10の駆動歯車、44は刈取脱穀クラッチ、45は刈取用中間出力軸39に設けた刈取中間出力プーリー,46は刈取中間入力プーリー、47は刈取中間出力プーリー45と刈取中間入力プーリー46に掛け回したベルト、50は刈取用中間歯車36および刈取用中間出力軸39等を設けたギヤケースであり、ギヤケース50の操縦部6側に刈取搬送用静油圧式無段変速装置21を設ける。そのため、機体重量バランスやギヤケース50の取付バランスを良好にする。
ギヤケース50の穀稈供給搬送装置10側の刈取用中間出力軸39と搬送シンクロ用出力軸40と穀稈供給搬送中間出力軸41には、刈取中間出力プーリー45に掛け回したベルト47等の張力が作用するが、この張力の作用する反対側のギヤケース50に刈取搬送用静油圧式無段変速装置21を設けているので、バランスが良好になる。
このようにして、前記走行用静油圧式無段変速装置12は、油圧ポンプ14のポンプ斜板15の傾斜を変更して油圧モータ16への送油量を無段階に変更して回転を伝達し(図4)、油圧モータ16にも傾斜角度を二段階に切り替え可能なモータ斜板17を設け、機体の走行速度の上限の高速走行Cと通常走行Dとに切替可能に構成する(図2)。
従って、走行用静油圧式無段変速装置12が油圧モータ16により二段階に走行速度を切り替え可能にすることで副変速機能を奏するように構成しているので、ミッションケース18内の機械的な副変速機構を省略している。
19はモータ斜板17を切替える切替手段(油圧シリンダ)である(図4)。
圃場の状態等の条件で主変速レバー13を操作して走行速度を設定し、刈取作業中に穀稈が密集する等の作業条件が変化したとき、従来であれば副変速機構により減速操作するが、本実施の形態では、走行用静油圧式無段変速装置12の油圧モータ16のモータ斜板17を低速側に切り替えて減速するので、円滑に走行でき、ミッションケース18内の機械的な副変速機構を省略でき、部品点数削減でき、コストダウンおよび軽量化が図れる。
また、機械的な副変速機構では副変速用歯車の噛み合い切替えのときにショックが生じることがあるが、本願では油圧モータ16のモータ斜板17の高速・低速の切り替えになるので、ノークラッチ化して、操作性を向上させられる。
このミッションケース18内の機械的な副変速機構を省略して走行用静油圧式無段変速装置12の回転を車軸51に伝達するミッションMの構成は任意であるが、図5で一例を示すと、ミッションケース18の上部に走行用静油圧式無段変速装置12の油圧モータ16のモータ出力軸52を設け、モータ出力軸52に出力歯車53を設ける。出力歯車53には入力軸54の入力歯車55を噛み合わせる。入力軸54には別途回転数を調節するための中間歯車54Aを設け、中間歯車54Aはサイドクラッチ軸56に固定の受動歯車57を常時噛合せる。そのため、入力軸54および入力歯車55(中間歯車54A)とサイドクラッチ軸56および単一の受動歯車57との間には、副変速軸および副変速軸の軸方向に摺動して噛み合いを変更する複数の副変速用歯車等により構成する機械的な副変速機構を省略している。
サイドクラッチ軸56の左右側には左右サイドクラッチ58L,58Rを設ける。サイドクラッチ軸56の受動歯車57には遊星歯車機構60の駆動軸61に固定の駆動歯車67を噛み合わせる。遊星歯車機構60は公知の構成でよく、簡単に説明すると、左右一対の浅い円筒形状のキャリア62に遊星歯車63を夫々設け、遊星歯車63には駆動軸61に遊嵌状態に設けた遊星歯車64を、中間遊星歯車65を介して噛み合わせる。キャリア62にはキャリア62の回転に制動を付与する多板式のブレーキ66L,66Rを設ける。
68はサイドクラッチ58からの回転を出力するサイドクラッチ歯車、68Aはサイドクラッチ歯車68に噛み合うキャリア62に設けた歯車である。59は駆動軸61を制動する多板式のブレーキである。
しかして、操縦部6に設けた操向レバー75を左右の何れにも傾倒させないと、左右のサイドクラッチ58L,58Rを入りの状態ではサイドクラッチ歯車68とキャリア62の歯車68Aとの噛み合いで回転が遊星歯車機構60に伝達されて直進する。
操向レバー75を左右何れか一方に傾倒すると、旋回内側となるサイドクラッチ58L,58Rを切りにすると共に、旋回内側となるキャリア62に駆動軸61からの回転を伝達しつつこの回転にブレーキ66L,66Rにより制動を掛けて緩旋回を開始し、更に、操向レバー75を傾倒させると、ブレーキ66L,66Rにより旋回内側となるキャリア62に制動を掛けて旋回内側の車軸51の回転が零になるとブレーキターンとなり、更に、操向レバー75を傾倒させると、キャリア62に制動を掛けると旋回外側と旋回内側の車軸51の回転が逆転してスピンターンとなる。
なお、本発明の実施の形態の説明では、左右サイドクラッチ58L,58Rとブレーキ66L,66Rと遊星歯車機構60を総称して旋回機構90と表現している。
操向レバー75は、図6に示す如く、操向レバー軸75aが前後方向の枢支軸70に枢支した上アーム75bに取り付けられ、上アーム75bが左右の起立支持片71,71で挟まれて起立姿勢に段発支持されている。上アーム75bから下方にセンサ片73を設け、このセンサ片73の先端ピン73aの左右揺動角度を検出するポジションセンサ74からなる第一検出手段を構成し、上アーム75bの枢支部近傍に操向レバー75の左右の傾きを検出する左旋回スイッチ72Lと右旋回スイッチ72Rからなる第二検出手段を構成している。
従って、操向レバー75を左右に傾けると、その傾け角度が第一検出手段74で検出され、傾き方向が第二検出手段72L,72Rで検出される。
そして、第一検出手段74が検出する左右傾き角度で旋回機構90の遊星歯車機構60のブレーキ66L,66Rにより左右の車軸51の回転に回転差を発生させて旋回半径を変更したりブレーキターンやスピンターンとしたりして、第二検出手段72の左右傾き方向で旋回方向を読み取る。
69は、操向レバー75の基部を覆うレバーカバーである。
走行装置3は走行用静油圧式無段変速装置12により主変速レバー13を傾倒させると、走行用静油圧式無段変速装置12がエンジン22の一定回転を無段階に変速して伝達し、走行速度変更可能に構成し、刈取部4およびシンクロ用前側供給搬送装置11へ伝達する回転も走行装置3の走行速度に同調して変速するようにしているので、刈取部4は走行速度に応じて最適な作業回転数が伝達される。
しかして、操縦部6に設けた操向レバー75を左右の何れにも傾倒させないと、左右のサイドクラッチ58L,Rを入りの状態ではサイドクラッチ歯車68とキャリア62の歯車68Aとの噛み合いで回転が遊星歯車機構60に伝達されて直進し、操向レバー75を左右何れか一方に傾倒すると、旋回内側となるサイドクラッチ58L,58Rを切りにすると共に、旋回内側となるキャリア62に駆動軸61からの回転を伝達しつつこの回転にブレーキ66により制動を掛けて緩旋回を開始し、更に、操向レバー75を傾倒させると、ブレーキ66により旋回内側となるキャリア62に制動を掛けて旋回内側の車軸51の回転が零になるとブレーキターンとなり、更に、操向レバー75を傾倒させると、キャリア62に制動を掛けると旋回外側と旋回内側の車軸51の回転が逆転してスピンターンとなる。
図7は、旋回制御のブロック図で、刈取脱穀クラッチ44の入、切を検出する脱穀クラッチセンサ44aと左旋回スイッチ72L(第二検出手段)と右旋回スイッチ72R(第二検出手段)の検出信号がデジタル入力回路81を介してスイッチ検出処理回路85に入力し、CAN通信86で第二操舵制御コントローラ91に入力する。さらに、主変速レバー13の変速位置センサ13aから変速位置が第一A/D変換回路82を介して第二操舵制御コントローラ91に入力し、車速センサ79の車速がデジタルカウンタ84を介して第二操舵制御コントローラ91に入力する。
また、ポジションセンサ74の操向レバー75の左右傾き角度が第二A/D変換回路83を介して第一操舵制御コントローラ92に入力する。
第一操舵制御コントローラ92と第二操舵制御コントローラ91では、検出信号が第二操舵制御コントローラ91の異常判定手段80で正常値であるかを判定して、CAN通信86で互いに通信される。
異常判定手段80による異常の判定は、第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rの検出信号を比較して一方に出力が有って他方に無い場合には断線による異常、一方の出力より他方の出力が異常に高い場合には溶着による異常と判定し、旋回方向が一致しなければ異常と判定し、第一操舵制御コントローラ92と第二操舵制御コントローラ91の正常検出信号で制御信号を出力する。
第一操舵制御コントローラ92からエンジン停止回路89に停止信号が出力され、第二操舵制御コントローラ91から左サイドクラッチ58Lと右サイドクラッチ58Rに制御信号が出力され、ブレーキ66に制御信号が出力される。
操向レバー75の左右傾動を第一検出手段74で検出するすると、遊星歯車機構60とブレーキ66を制御してブレーキターンやスピンターンが可能になり、第一検出手段74で検出する検出信号が以上であれば、第二検出手段72L,72Rで検出する検出信号で、左右サイドクラッチ58L,58Rを制御して通常の旋回になる。
異常判定手段80で検出信号が異常であることを判定すると、取り敢えず、ブレーキ66を制動したりエンジン停止回路89にエンジン停止制御を出力したりして、再走行操作或いはエンジン再始動後に正常検出値で旋回するようにしても良い。その際に、第一検出手段74と第二検出手段72L,72Rが共に異常検出値であると、再走行或いはエンジン再始動が出来ないようにする。
再走行或いはエンジン再始動後は走行速度を所定の低速域にに制限するが、走行速度が速すぎたり脱穀クラッチが入っていたりを検出すると、再び走行停止とすることもできる。
60 旋回機構
74 第一検出手段(ポジションセンサ)
72L,72R 第二検出手段(左旋回スイッチ、右旋回スイッチ)
75 操向レバー
80 異常判定手段
86 CAN通信
91 第二操舵制御コントローラ
92 第一操舵制御コントローラ

Claims (5)

  1. 操向レバー(75)の左右傾動操作を検出する第一検出手段(74)と第二検出手段(72L),(72R)を設け、両検出手段(74),(72L),(72R)の検出信号に基づいて旋回機構(60)を制御するコンバインにおいて、
    前記第一検出手段(74)と前記第二検出手段(72L),(72R)の検出信号が異常値であることを判定する異常判定手段(80)を設け、前記第一検出手段(74)と前記第二検出手段(72L),(72R)の一方が異常値を検出していると判定すると、正常値を検出している他方側の検出信号に基づいて前記旋回機構(60)を制御することを特徴とするコンバイン。
  2. 前記第一検出手段(74)と前記第二検出手段(72L),(72R)が検出する検出信号をそれぞれ処理する第一操舵制御コントローラ(92)と第二操舵制御コントローラ(91)を設け、前記第二操舵制御コントローラ(91)と前記第一操舵制御コントローラ(92)をCAN通信(86)で連携して前記旋回機構(60)を制御することを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記第一検出手段(74)と前記第二検出手段(72L),(72R)のいずれか一方或いは両方が異常信号を検出すると一時的に走行停止或いはエンジン停止をすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンバイン。
  4. 緊急的に走行停止或いはエンジン停止した後に、再始動操作をすると異常検出側の検出信号に拠らずに正常値検出側の検出信号で前記旋回機構(60)を制御することを特徴とする請求項3に記載のコンバイン。
  5. 緊急停止後の再起動後の走行速度を所定の低速域に制限することを特徴とする請求項3に記載のコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7476711B2 (ja) 2020-08-03 2024-05-01 井関農機株式会社 コンバイン

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