JP2022028229A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
Description
図7に示すように、コントローラ65の入力側には、エンジンEの駆動を緊急停止する緊急停止スイッチ12Cと、作動装置を自動作動させる自動ブレーキスイッチ12Dと、主変速レバー13Aの姿勢を検出する主変速センサ23Aと、副変速レバー13Bの姿勢を検出する副変速センサ23Bと、手扱レバー13Dの姿勢を検出する手扱センサ23Cと、籾排出レバー13Eの姿勢を検出する籾排出センサ23Dと、駐車ブレーキペダル15の踏み込み状態を検出する駐車ブレーキセンサ25と、エンジンEの回転速度を検出する回転速度センサ27Aと、エンジンEの負荷を検出する負荷センサ27Bと、ラジエータを巡廻する冷却水の水温を検出する水温センサ27Cと、油圧式無段変速装置30に供給されるオイルの油温を検出する油温センサ27Dと、刈取装置3の搬送装置3Aの穀稈の詰まりを検出する詰まりセンサ27Eと、脱穀装置4の穀粒選別板の穀粒の層厚を検出する層厚センサ27Fと、フィードチェーンにて脱穀装置4内に刈取穀稈を搬送する際に穂先の位置を検出する扱ぎ深さセンサ27Gが所定の入力インターフェース回路を介して接続されている。
エンジンEを停止して機体の作動を全停止するようにメインスイッチ12Eを切ると、コントローラ65は、作動装置60を左右ブレーキ装置37A・37Bが作動する方向に駆動、すなわち、作動装置60の回転軸61を時計方向に所定の角度回転させて、トランスミッション31内のカウンタ軸34Aのスリーブ36Aが左方向に移動して、カウンタ軸34Aから出力軸35Aへの回転速度の伝動を遮断し、ブレーキ装置37Aによって出力軸35Aの回転を停止させることができる。また、トランスミッション31内のカウンタ軸34Bのスリーブ36Bが右方向に移動して、カウンタ軸34Bから出力軸35Bへの回転速度の伝動を遮断し、ブレーキ装置37Bによって出力軸35Bの回転を停止させて走行装置2の走行を停止させる。なお、タイマーリレーにてメインスイッチ12Eを切っても、作動装置(電動モータ)60は駆動するように構成している。
収穫作業検出スイッチ23Eが刈取装置3及び脱穀装置4が駆動状態となっていることを検出している状態で、且つ、ラジエータを巡廻する冷却水の水温を検出する水温センサ27Cが所定の温度を超えて高温になると(即ち、エンジンEが所定の温度を超えて高温になると)、コントローラ65は、収穫作業において過負荷が発生していると判断して、作動装置60を左右ブレーキ装置37A・37Bが作動する方向に駆動、すなわち、作動装置60の回転軸61を時計方向に所定の角度回転させて、トランスミッション31内のカウンタ軸34Aのスリーブ36Aが左方向に移動して、カウンタ軸34Aから出力軸35Aへの回転速度の伝動を遮断し、ブレーキ装置37Aによって出力軸35Aの回転を停止させることができる。また、トランスミッション31内のカウンタ軸34Bのスリーブ36Bが右方向に移動して、カウンタ軸34Bから出力軸35Bへの回転速度の伝動を遮断し、ブレーキ装置37Bによって出力軸35Bの回転を停止させて走行装置2の走行を停止させる。
収穫作業検出スイッチ23Eが刈取装置3及び脱穀装置4が駆動状態となっていることを検出している状態で、且つ、油圧式無段変速装置30に供給されるオイルの油温を検出する油温センサ27Dが所定の温度を超えて高温になると(即ち、油圧式無段変速装置30が所定の温度を超えて高温になると)、コントローラ65は、収穫作業において過負荷が発生していると判断して、作動装置60を左右ブレーキ装置37A・37Bが作動する方向に駆動、すなわち、作動装置60の回転軸61を時計方向に所定の角度回転させて、トランスミッション31内のカウンタ軸34Aのスリーブ36Aが左方向に移動して、カウンタ軸34Aから出力軸35Aへの回転速度の伝動を遮断し、ブレーキ装置37Aによって出力軸35Aの回転を停止させることができる。また、トランスミッション31内のカウンタ軸34Bのスリーブ36Bが右方向に移動して、カウンタ軸34Bから出力軸35Bへの回転速度の伝動を遮断し、ブレーキ装置37Bによって出力軸35Bの回転を停止させて走行装置2の走行を停止させる。
エンジンEの負荷を検出する負荷センサ27Bが過負荷を検出するか、又は、デイレー装置にて所定時間連続して過負荷を検出すると、コントローラ65は、収穫作業において過負荷が発生していると判断して、作動装置60を左右ブレーキ装置37A・37Bが作動する方向に駆動、すなわち、作動装置60の回転軸61を時計方向に所定の角度回転させて、トランスミッション31内のカウンタ軸34Aのスリーブ36Aが左方向に移動して、カウンタ軸34Aから出力軸35Aへの回転速度の伝動を遮断し、ブレーキ装置37Aによって出力軸35Aの回転を停止させることができる。また、トランスミッション31内のカウンタ軸34Bのスリーブ36Bが右方向に移動して、カウンタ軸34Bから出力軸35Bへの回転速度の伝動を遮断し、ブレーキ装置37Bによって出力軸35Bの回転を停止させて走行装置2の走行を停止させる。なお、デイレー装置のデイレー時間は、マイコンチェッカにて調節できるようにし、また、デイレー時間を0にすることもできる。
脱穀装置4の穀粒選別板の穀粒の層厚を検出する層厚センサ27Fが選別穀粒の層厚が所定値よりも厚いことを検出するか、又は、デイレー装置にて所定時間連続して層厚センサ27Fが選別穀粒の層厚が所定値よりも厚いことを検出すると、コントローラ65は、収穫作業において過負荷が発生していると判断して、作動装置60を左右ブレーキ装置37A・37Bが作動する方向に駆動、すなわち、作動装置60の回転軸61を時計方向に所定の角度回転させて、トランスミッション31内のカウンタ軸34Aのスリーブ36Aが左方向に移動して、カウンタ軸34Aから出力軸35Aへの回転速度の伝動を遮断し、ブレーキ装置37Aによって出力軸35Aの回転を停止させることができる。また、トランスミッション31内のカウンタ軸34Bのスリーブ36Bが右方向に移動して、カウンタ軸34Bから出力軸35Bへの回転速度の伝動を遮断し、ブレーキ装置37Bによって出力軸35Bの回転を停止させて走行装置2の走行を停止させる。なお、デイレー装置のデイレー時間は、マイコンチェッカにて調節できるようにし、また、デイレー時間を0にすることもできる。
フィードチェーンにて脱穀装置4内に刈取穀稈を搬送する際に穂先の位置を検出する扱ぎ深さセンサ27Gが扱ぎ深さが最も深い位置を所定時間連続して検出した場合、又は、扱ぎ深さセンサ27Gが扱ぎ深さが最も浅い位置を所定時間連続して検出した場合、コントローラ65は、収穫作業において刈取穀稈の搬送状態が異常で適正な収穫作業が行えていないと判断して、作動装置60を左右ブレーキ装置37A・37Bが作動する方向に駆動、すなわち、作動装置60の回転軸61を時計方向に所定の角度回転させて、トランスミッション31内のカウンタ軸34Aのスリーブ36Aが左方向に移動して、カウンタ軸34Aから出力軸35Aへの回転速度の伝動を遮断し、ブレーキ装置37Aによって出力軸35Aの回転を停止させることができる。また、トランスミッション31内のカウンタ軸34Bのスリーブ36Bが右方向に移動して、カウンタ軸34Bから出力軸35Bへの回転速度の伝動を遮断し、ブレーキ装置37Bによって出力軸35Bの回転を停止させて走行装置2の走行を停止させる。
2 走行装置
3 刈取装置
4 脱穀装置
5 操縦部
12A モニタ
12B ホーン
13A 主変速レバー
15 ブレーキ操作装置(駐車ブレーキペダル)
37A ブレーキ装置
37B ブレーキ装置
30 油圧式無段変速装置
60 作動装置
E エンジン
Claims (8)
- エンジン(E)を搭載した機体フレーム(1)の下側に走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に刈取装置(3)を設け、該機体フレーム(1)の上側に脱穀装置(4)と操縦部(5)を設けたコンバインにおいて、該操縦部(5)にエンジン(E)から走行装置(2)への伝動系に設けたブレーキ装置(37A,37B)の作動及び作動解除を行うブレーキ操作装置(15)を設け、該ブレーキ操作装置(15)のブレーキ作動操作にて起動しブレーキ装置(37A,37B)を駆動力にて作動させ、該ブレーキ操作装置(15)のブレーキ解除操作にて起動し前記ブレーキ装置(37A,37B)を駆動力にて作動解除させる作動装置(60)を設けると共に、前記脱穀装置(4)が駆動状態で、且つ、機体の異常又は収穫作業の異常を検知すると、前記作動装置(60)を起動させて前記ブレーキ装置(37A,37B)を作動させることを特徴とするコンバイン。
- 前記脱穀装置(4)が駆動状態で、且つ、前記機体の異常又は収穫作業の異常を検知して、前記作動装置(60)を起動させて前記ブレーキ装置(37A,37B)を作動させた後に、前記機体の異常又は収穫作業の異常が解消し、且つ、主変速レバー(13A)が中立位置にある場合に、前記作動装置(60)を起動させて前記ブレーキ装置(37A,37B)を作動解除させることを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
- 前記機体の異常が、前記エンジン(E)の温度異常又は前記エンジン(E)の冷却水の温度異常であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンバイン。
- 前記機体の異常が、油圧式無段変速装置(30)の温度異常又は油圧式無段変速装置(30)のオイルの油温異常であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンバイン。
- 前記機体の異常が、前記エンジン(E)の負荷異常であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンバイン。
- 収穫作業の異常が、前記脱穀装置(4)の穀粒選別板の穀粒の層厚異常であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンバイン。
- 前記収穫作業の異常が、扱ぎ深さ異常であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンバイン。
- 前記作動装置(60)を起動する際にモニタ(12A)で表示するか、ホーン(12B)にて報知することを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載のコンバイン。
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