JP2017063609A - 交流電機システム及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】交流電動機等の交流電機21と、交流電機との間で電力を授受するインバータ等の電力変換器11と、電力変換器11のスイッチング素子を制御する制御装置と、主回路の直流部に接続されたコンデンサ50と、を有する交流電機システムにおいて、制御装置は、スイッチング素子の制御によりコンデンサ50に蓄積されたエネルギーを放電する放電制御手段と、コンデンサ50にエネルギーを充電する充電制御手段とを備える。電力変換器11と交流電機21との間で電力を授受している変換器動作期間から電力の授受を行わない変換器停止期間へ移行する変換器移行期間において、放電制御手段による放電制御と充電制御手段による充電制御とを繰り返し行うようにスイッチング素子を制御する。
【選択図】図2
Description
この交流電機システムでは、電力変換器10による電力変換動作、及び、交流電機20による電動機動作、発電機動作等により、電力変換器10と交流電機20との間で交流電力を授受している。
上記構成において、交流電機20にはリアクタンス成分が存在し、電力変換器10と交流電機20との間のケーブルにもリアクタンス成分が存在する。また、ケーブルの途中に接続された部品としてのリアクトルやフィルタにもリアクタンス成分が存在する。図10において、30は、交流電機20を除いた上記ケーブルやリアクトル、フィルタ等によるリアクタンス成分を示す。
この種の交流電機システムは公知であるため、回路の構成や動作についての詳細な説明は省略する。
図11の交流電機システムを例示して説明すれば、インバータ11の運転停止時、すなわち、インバータ11の全てのスイッチング素子111〜116をオフした際に、交流電動機21の有する電磁エネルギーがインバータ11に流入することにより、次のような問題が生じる。
また、交流電機システムを構成する電力変換器10としては、図11に示したインバータ11以外にも、例えばマトリクスコンバータのように、電流を双方向に通流、遮断可能な複数の半導体スイッチング素子が交流電機20に接続される場合がある。このマトリクスコンバータにおいて、スイッチング素子をオフさせて何れの方向にも電流が流れ得ない状態にすると、リアクタンス成分の有する電磁エネルギーが行き場を失う結果、過大な電圧がスイッチング素子に瞬時に印加され、スイッチング素子を破損してしまうおそれがある。
例えば、図12に示すように、電源40がバッテリー41と直流リレーのリレー接点(以下、直流スイッチという)42とによって構成されている場合に、インバータ11の運転停止と同時に直流スイッチ42がオフされると、交流電動機21からの回生電力による電流を、インバータ11の還流ダイオードを介してバッテリー41に流し込むことができなくなり、結果として主コンデンサ50に過電圧が印加される。
例えば、特許文献1に記載された従来技術では、回路の主スイッチ(図12における直流スイッチ42に相当)が何らかの理由で開放されたとき、インバータの上アームまたは下アームのスイッチング素子を全てオン状態としてモータの固定子巻線を短絡させている。これにより、モータの電磁エネルギーをインバータとの間で還流させて主コンデンサ側への流入を回避し、主コンデンサに過電圧が印加されるのを防止することができる。
しかし、特許文献1の従来技術では、モータの固定子巻線を短絡させることによって過大な電流が持続して流れるので、モータの過熱や永久磁石の減磁を生じ得る。また、モータの短絡により流れる過大な電流の減衰を、もっぱらモータの減速動作に依存しているため、通常、過大な短絡電流が減衰するまでに相当な時間を必要とする。
すなわち、モータの固定子巻線を短絡することにより、過大な電流が持続して流れる。また、非特許文献1に記載された方法によって短絡電流を短時間のうちに減衰させることができても、短絡電流のピーク(過渡的な最大電流)を抑制する効果は得られず、スイッチング素子の破壊やモータの過熱、PMSMの永久磁石の減磁等を生じ得る。
更に、コンデンサに蓄積されたエネルギーを放電するには、電力変換器のスイッチング素子及び還流ダイオードを介して、コンデンサから交流電機に向かう方向に有効電力が流入するように、電力変換器のスイッチングパターンを制御する。また、コンデンサにエネルギーを充電するには、電力変換器のスイッチング素子及び還流ダイオードを介して、交流電機からコンデンサに向かう方向に有効電力が流入するように、電力変換器のスイッチングパターンを制御する。
なお、交流電機の各電気端子を流れる電流をゼロ近傍にするには、電力変換器の下アームまたは上アームのスイッチング素子及び還流ダイオードにより電流を還流させ、これによって交流電機の複数の電気端子同士を短絡状態にすればよい。
前記制御装置は、前記半導体スイッチング素子の制御により前記コンデンサに蓄積されたエネルギーを放電する放電制御手段と、前記コンデンサにエネルギーを充電する充電制御手段とを備え、
前記電力変換器と前記交流電機との間で電力を授受している変換器動作期間から電力の授受を行わない変換器停止期間へ移行するための変換器移行期間において、前記放電制御手段による放電制御と前記充電制御手段による充電制御とを繰り返し行うことを特徴とする。
前記電力変換器と前記交流電機との間で電力を授受している変換器動作期間から電力の授受を行わない変換器停止期間へ移行するための変換器移行期間に、
前記半導体スイッチング素子の制御により、前記コンデンサに蓄積されたエネルギーを放電する放電制御と前記コンデンサにエネルギーを充電する充電制御とを繰り返し行うことを特徴とする。
また、請求項4に記載するように、請求項2に記載した交流電機システムの制御方法において、前記放電制御を、前記コンデンサの両端電圧が設定上限値を上回った場合に行い、前記充電制御を、前記コンデンサの両端電圧が設定下限値を下回った場合に行う。
また、請求項7に記載するように、請求項5に記載した交流電機システムの制御方法において、前記放電制御及び前記充電制御を、前記交流電機の各電気端子に流れる電流の極性に基づいて前記半導体スイッチング素子を制御することにより行う。
前記電力変換器と前記交流電機との間で電力を授受している変換器動作期間から電力の授受を行わない変換器停止期間へ移行するための変換器移行期間が、第一制御期間及び第二制御期間からなり、
前記第一制御期間では、前記半導体スイッチング素子の制御により、前記コンデンサに蓄積されたエネルギーを放電する放電制御と前記コンデンサにエネルギーを充電する充電制御とを繰り返し行い、前記電力変換器と前記交流電機との間で授受される有効電力がゼロ近傍となった時点で前記第二制御期間に移行し、
前記第二制御期間では、前記半導体スイッチング素子の制御により、前記交流電機の各電気端子を短絡状態にする短絡制御を行い、
前記交流電機の各電気端子を流れる電流がゼロ近傍となった時点で当該電気端子を開放し、または、前記電力変換器の内部の整流素子を介して当該電気端子を導通可能な状態にする制御を、全ての前記電気端子について行うことを特徴とする。
この場合、請求項12に記載するように、前記電力変換器は、例えばフルブリッジ型のインバータであり、前記永久磁石型同期電動機の誘導起電力の線間ピーク値が、前記インバータの直流電圧部の電圧よりも高くなる期間が存在する。
前記電力変換器と前記交流電機との間で電力を授受している変換器動作期間から電力の授受を行わない変換器停止期間へ移行するための変換器移行期間に、
前記半導体スイッチング素子を制御することにより、前記交流電機から前記電力変換器にエネルギーが供給されるのを防止または抑制し、かつ、前記交流電機を駆動する力学的動力源のエネルギーを消費させて当該エネルギーを安全なレベルまで低減させる以前に、前記変換器停止期間に移行することを特徴とする。
これにより、過電圧及び過電流の発生を共に防止して電力変換器や直流電圧部のコンデンサ並びに電源を保護し、交流電機システムの安全性を高めることができる。
まず、本発明の実施形態は、例えば図11、図12に示した三相の交流電機システムに適用されるものであるが、交流電機システムの相数が三相を超える場合にも適用可能である。また、以下では、交流電機20が図11、図12のように交流電動機21であるものとして説明するが、前述したように、本発明は交流電機20が交流発電機や交流電源等である場合にも適用可能である。
すなわち、図12に示したような三相の交流電機システムにおいて、インバータ11の運転を三相同時に停止させると、停止時の各相の電力が等しい条件であれば、どの時点でインバータ11を停止しても交流電動機21等のリアクタンス成分は必ず電磁エネルギーを有し、この電磁エネルギーがインバータ11側に流入することによって前述したような様々な問題を生じる。
すなわち、例えば図12の直流電圧部において、直流スイッチ42のオン時にバッテリー41への電流が過電流となったりコンデンサ50の電圧が過電圧となる原因は、交流電動機21からインバータ11に流入した有効電力がインバータ11の還流ダイオードを介して直流電圧部に流入することにある。ここで、交流電動機21からインバータ11に流入する有効電力は、次の数式1によって表わすことができる。
[数式1]
P=|v||i|cosφ
P:有効電力
v:電圧ベクトル、i:電流ベクトル
φ:電圧ベクトルと電流ベクトルとの位相差
数式1から、電圧ベクトルと電流ベクトルとが直交し、すなわち、両者の位相差φが±90°であれば、有効電力はゼロであるから、上記のごとくインバータ11の出力電圧ベクトルが交流電動機21に流れる電流ベクトルに対して直交するように制御することにより、インバータ11から直流電圧部への有効電力の流入を抑制し、直流電圧部の過電流や過電圧を抑制することができる。
ここで、インバータ停止指令が入力されたら、変換器停止期間に向けた変換器移行期間である図1(b)に移行する。
変換器移行期間の次のステップでは、図1(c)に移行し、出力電圧ベクトルv(2)を直前のステップの電流i(1)に対して90°進んだ方向に出力する。この電圧v(2)により流れる電流は,i(2)のようになる。
上記の制御を繰り返し行うことにより、最終的に、電流ベクトルは、図1(d)のi(x)に収束し、このときの出力電圧ベクトルはv(x)となる。
これにより、電圧ベクトルv(x)と電流ベクトルi(x)とを直交させて両者の位相角φをゼロに制御することができるので、交流電動機21からインバータ11に有効電力Pが流入するのを抑制することができる。
なお、インバータ11の出力電圧ベクトルは、周知のように、図示されていない制御装置により生成した電圧指令に基づくPWM制御や、特定のスイッチングパターンに従ってスイッチング素子をオン・オフすることにより制御可能である。
この実施形態では、変換器移行期間に、図2(a)に示すようにコンデンサ50に蓄積されたエネルギーを放電する制御と、図2(b)に示すようにコンデンサ50にエネルギーを充電する制御とを繰り返し行う。
これにより、インバータ11の停止に向けた変換器移行期間に入った場合、上記の放電制御と充電制御とを繰り返し行うことにより、直流電圧部へのエネルギー流入を実質的にゼロに制御できるので、直流電圧部の過電流や過電圧を防止または抑制することができる。
なお、放電制御及び充電制御はインバータ11を構成する半導体スイッチング素子のオン・オフによって行われるが、その具体的な動作については後述する。
更に、図3の直流スイッチ42がオフされた場合には、放電制御を積極的に行うことにより、交流電動機21からの回生エネルギーによってコンデンサ50の電圧が過大になるのを防止または抑制することができる。
この実施形態では、コンデンサ50に蓄積されたエネルギーを放電する制御とコンデンサ50にエネルギーを充電する制御とを繰り返し行うことにより、特に、電力変換器と交流電動機との間で授受される有効電力がゼロ近傍となる状態を生成するようにした。
例えば、交流電動機21がPMモータである場合、有効電力Pは数式2により表されると共に、数式2におけるトルクTは数式3により表わすことができる。
[数式2]
P=ωT
ω:機械角速度
[数式3]
T=Pn{Ψm+(Ld−Lq)Id}Iq
Pn:極対数、Ψm:永久磁石磁束
Ld:d軸インダクタンス、Lq:q軸インダクタンス
Id:d軸電流、Iq:q軸電流
数式2,数式3から、有効電力Pがゼロであることの判断は、トルクTまたはq軸電流Iqによって行うことができる。
従って、有効電力Pをゼロに制御するためには、例えば、トルクTまたはq軸電流Iqがゼロとなるように、所定期間に行う放電制御と充電制御との比率を制御すればよい。これにより、交流電動機21から電力変換器10への回生エネルギーをゼロ近傍の状態に制御することができるので、直流電圧部へのエネルギーの流入を防止または抑制することができる。
この実施形態では、図4に示すように、変換器移行期間において、コンデンサ50の両端電圧(図4における直流電圧)が所定の上限設定値を上回った場合に放電制御を、コンデンサ50の両端電圧が所定の下限設定値を下回った場合に充電制御を、それぞれ行うようにした。
コンデンサ50におけるエネルギー流入及び流出がゼロであれば、コンデンサ電圧は変動しない。すなわち、コンデンサ電圧を一定に制御すれば、コンデンサ50へのエネルギーを実質的にゼロに制御できる。この制御は、特に、図3において、直流スイッチ42がオフされている場合に効果的である。これにより、コンデンサ50の電圧をほぼ一定値(図4の上限設定値と下限設定値とによって区画される範囲内)に制御することができるので、交流電動機21からのエネルギーの流入による過電圧を防止または抑制することができる。
図5は、電力変換器10としてフルブリッジ型のインバータ11を用いたときの動作の一例を表したものであり、(a)はコンデンサ50の放電時、(b)はコンデンサ50の充電時の動作を示している。
これにより、電流は、U相の下アームのスイッチング素子112→コンデンサ50→V相の上アームのスイッチング素子113→交流電動機21という経路で流れ、コンデンサ50には、エネルギーを放電する方向に電流が流れる。これと同時に、U相の下アームのスイッチング素子112→W相の下アームの還流ダイオード→交流電動機21という経路でも電流が流れる。
上記のようにスイッチング素子を制御することにより、インバータ11を構成するスイッチング素子及び還流ダイオードを介して電流を還流させ、コンデンサ50を放電または充電することができる。
電力変換器10をフルブリッジ型のインバータ11とした場合、インバータ11の出力電圧ベクトルのパターンは、上アームまたは下アームを全てオンとする2通りのパターンを除けば、図6に示すように6通りである。従って、連続的に変化する電流ベクトルに対し、電流ベクトルに対して常に直交する図6の理想的な電圧ベクトルを出力することができない。
[数式4]
P=|v||i|cos60°=|v||i|/2
この有効電力Pは、インバータ11から交流電機21に供給される。すなわち、この方向は直流電圧部から有効電力が流出する方向であり、コンデンサ50の放電動作となる。
また、電流ベクトルと電圧ベクトルとの位相差φが120°のとき、有効電力Pは数式5によって表される。
[数式5]
P=|v||i|cos120°=−|v||i|/2
この有効電力Pは、交流電機21からインバータ11に向けて流入する。すなわち、この方向は直流電圧部に有効電力が流入する方向であり、コンデンサ50の充電動作となる。
この実施形態では、コンデンサ50に対する放電制御及び充電制御を、交流電動機21の各電気端子に流れる電流の極性に基づいて行うようにした。具体的には、各相電流の極性の組み合わせに応じて、図7に示すスイッチングパターンを用いてインバータ11を制御するようにした。
例えば、前述した図5(a)のようにU相電流Iuが−、V相電流Iv,W相電流Iwが+である放電時には、電流ベクトルの位相角(150°〜210°)に対して60°進んだ位相角(210°〜270°)に最も近い位相角240°の電圧ベクトルを出力するように電圧指令を生成し、U相の上アーム及びW相の上アームのスイッチング素子111,115をオフ、V相の上アームのスイッチング素子113をオンとし、U相の下アームのスイッチング素子112をオン、V相の下アーム及びW相の下アームのスイッチング素子114,116をオフとするスイッチングパターンを作成する。
また、充電制御の場合、インバータ11の出力電圧ベクトルが、電流ベクトルの位相角に対して120°進んだ位相角に最も近い電圧ベクトルとなるように、スイッチングパターンを作成している。例えば、図5(b)のようにU相電流Iuが−、V相電流Iv,W相電流Iwが+である充電時には、電流ベクトルの位相角(150°〜210°)に対して120°進んだ位相角(270°〜330°)に最も近い位相角300°の電圧ベクトルを出力するように電圧指令を生成し、V相の上アームのスイッチング素子113のみをオンし、他のスイッチング素子111,112,114,115,116をすべてオフとするスイッチングパターンを作成する。
これにより、複雑な演算を用いることなく、電流の極性の組み合わせだけで、簡単に、エネルギーの放電制御、充電制御を実現することができる。
上述したスイッチング素子の制御は、交流電動機21の各電気端子に流れる電流の情報取得手段として電流検出器を用い、この電流検出器によって交流電動機21の各相の電流を検出することにより容易に実現可能である。電流情報取得手段の他の例としては、請求項8に記載するように、変換器移行期間の開始時点における交流電機システムの状態(各相の電流の振幅及び位相、並びに交流電動機21の回転速度等)に基づき、交流電動機21の数学的モデルを用いて、変換器移行期間に入った後の電流の挙動を推定演算することによって実現可能である。これは特に、交流電動機21の相電流を検出せずに推定して交流電動機21を駆動する交流電機システムにおいて有用である。
この実施形態は、図12に示したように、例えば、電気自動車に搭載されたバッテリー41等の直流電源を有する交流電機システムに関するものである。
図12において、交流電動機21への通電中にインバータ11が運転を停止すると、交流電動機21からインバータ11に電磁エネルギーが流入するが、バッテリー41によって直流電圧部の電圧がクランプされているため、直流電圧の跳ね上がりは実質的に生じない。しかし、その代わりに、バッテリー41に過電流が流入する恐れがある。
そこで、この実施形態では、次のような制御を行うことによってバッテリー41への過電流の流入を防止するものである。
すなわち、まず、コンデンサ50の放電制御と充電制御とを繰り返し行う。この放電制御及び充電制御は、図5に示したように、コンデンサ50と交流電動機21との間でインバータ11を介して電流を還流させることにより行い、インバータ11と交流電動機21との間で授受される有効電力がゼロ近傍となるように制御する。これにより、実質的に図12のバッテリー41に流入する有効電力はゼロとなり、この状態で直流スイッチ42をオフする。直流スイッチ42は、電流が過大な状態では通流中にオフできないことがあるが、電流(電力に比例)がゼロ近傍であれば、直流スイッチ42を確実にオフすることができる。このようにすれば、バッテリー41に過電流が流入するのを回避しながら、システムを安全に停止させることが可能となる。
この実施形態では、前述したコンデンサ50に対する放電制御と充電制御とを繰り返し行い、インバータ11と交流電動機21との間で授受される有効電力がゼロ近傍になった後に、交流電動機21の電気端子を短絡させる制御に移行するものである。
インバータ11に対する運転指令に従った変換器動作期間T0から、変換器停止期間に向けた変換器移行期間に入ったら、第一制御期間T1において、まず、インバータ11と交流電動機21との間で授受される有効電力がゼロであるかどうかの判断を行う(ステップS11)。これは、請求項3の実施形態に示したように、トルクやq軸電流Iqによって判断することができる(図8では、q軸電流Iqを用いている)。
有効電力がゼロでない場合(ステップS11No)、コンデンサ50に対する充電制御または放電制御を行うことにより、有効電力をゼロの状態に制御する。具体的には、請求項4の実施形態に示したように、コンデンサ50の直流電圧が所定の上限設定値を超えた場合に放電モードに設定し(ステップS12Yes,S13)、直流電圧が所定の下限設定値を下回った場合に充電モードに設定する(ステップS12No,S14Yes,S15)。
第二制御期間T2では、交流電動機21の各電気端子を短絡するようにインバータ11のスイッチングパターンを制御し、交流電動機21から直流電圧部にエネルギーが流入しないようにする。その後、各相(U,V,W相)電流のゼロクロスが検出された相からスイッチング素子を順次、オフさせる(ステップS21〜S26)。
上記の動作を全相のスイッチング素子がオフするまで繰り返し実行し(ステップS27〜S29)、全相のスイッチング素子がオフしたらインバータ11の運転を停止して終了する(ステップS30)。
これにより、インバータ11と交流電動機21との間で授受される有効電力を予めゼロ近傍にした状態で交流電動機21の各電気端子を短絡するため、短絡後に流れる電流を抑制できると共に、交流電動機21からインバータ11へのエネルギーの流入を防止または抑制することができる。
本発明に係る技術は、特に、交流電機がPMモータの場合に大きな効果を発揮する。すなわち、PMモータは永久磁石の磁束に起因する誘導起電力(磁石起電力)を有し、その振幅は一般的に回転速度に比例する。従って、高速回転領域では比較的高い起電力がPMモータの端子間に発生するため、インバータ等の電力変換器によってPMモータを駆動している最中に電力変換器の運転を停止すると、PMモータから電力変換器に流入する電磁エネルギーが大きくなり易い傾向がある。
なお、誘導電動機や巻線型同期電動機においては、高速回転時に電流を調整することによって起電力を低下させることができるため、この点でPMモータとは相違する。
PMモータを駆動対象とする交流電機システムにおいて、誘導起電力の線間ピーク値が、PMモータを駆動するインバータ11の直流電圧よりも高くなる場合は、本発明の作用効果は大きくなる。
なお、周知のように、PMモータは永久磁石型同期発電機と構造が同一であるから、本実施形態はこれらの両者を含む永久磁石型同期電動機に適用可能である。
また、直流電圧部にバッテリー41が接続されていない場合でも、そもそもモータ停止時の端子電圧が高いため、直流電圧部に流入する電流が大きくなり易く、この電流を抑制する必要性は高い。
従って、本発明を適用することにより、特に直流電圧部にバッテリー41が接続されている交流電機システムにおいては、バッテリー41への電流の継続的な流入を防ぐことができる。また、このような交流電機システム以外でも、直流電圧部への過電流の流入を抑制することができる。
これらの問題は、交流電機システムを各種産業分野や電気自動車などに適用する際の大きな障害となる。従って、本発明によれば、直流電圧部の電圧が過度に上昇するのを解決して上記障害を取り除くことができ、交流電機システムの経済性と小型軽量化を大きく推進することが可能となる。
上述した各実施形態の上位概念に相当する技術思想は、以下のとおりである。
すなわち、変換器移行期間において、インバータ11等の電力変換器の制御によって交流電動機21等の交流電機から電力変換器への電磁エネルギーの流入を防止または抑制し、かつ、交流電機を駆動する力学的動力源のエネルギーを消費させて電磁エネルギーが安全なレベルまで減衰するのを待たずに、換言すれば、交流電機が安全な速度レベルまで減速するのを待たずに、電力変換器を安全に停止させることである。
よって、本発明によれば、前述した変換器移行期間において、電力変換器の半導体スイッチング素子を制御するタイミングを適切に制御することにより、長時間にわたってコンデンサを充放電させ、あるいは、交流電機の巻線を短絡させずに、言い換えれば交流電機が安全なレベルまで減速するのを待たずに、システムを安全に停止させることができる。
従って、本発明を適用する場合には、過電流トリップ機能を停止させる必要がある。一つの方法としては、交流電機の回転速度及び電流が所定値よりも小さい場合には交流電機から発生する電磁エネルギーも相対的に小さいため、過電流トリップ機能を有効にしておき、回転速度及び電流が所定値を上回った場合に本発明を適用することが考えられる。
11 インバータ
20 交流電機
21 交流電動機
30 リアクタンス成分
40 電源
41 バッテリー
42 直流スイッチ
50 コンデンサ
111〜116 半導体スイッチング素子
Claims (13)
- 交流電機と、
前記交流電機の複数の電気端子に接続され、前記交流電機との間で電力を授受する電力変換器と、
前記電力変換器を構成する半導体スイッチング素子を制御する制御装置と、
前記電力変換器の直流入力端子に接続されたコンデンサと、
を有する交流電機システムにおいて、
前記制御装置は、前記半導体スイッチング素子の制御により前記コンデンサに蓄積されたエネルギーを放電する放電制御手段と、前記コンデンサにエネルギーを充電する充電制御手段とを備え、
前記電力変換器と前記交流電機との間で電力を授受している変換器動作期間から電力の授受を行わない変換器停止期間へ移行するための変換器移行期間において、前記放電制御手段による放電制御と前記充電制御手段による充電制御とを繰り返し行うことを特徴とする交流電機システム。 - 交流電機と、
前記交流電機の複数の電気端子に接続され、前記交流電機との間で電力を授受する電力変換器と、
前記電力変換器を構成する半導体スイッチング素子を制御する制御装置と、
前記電力変換器の直流入力端子に接続されたコンデンサと、
を有する交流電機システムの制御方法において、
前記電力変換器と前記交流電機との間で電力を授受している変換器動作期間から電力の授受を行わない変換器停止期間へ移行するための変換器移行期間に、
前記半導体スイッチング素子の制御により、前記コンデンサに蓄積されたエネルギーを放電する放電制御と前記コンデンサにエネルギーを充電する充電制御とを繰り返し行うことを特徴とする交流電機システムの制御方法。 - 請求項2に記載した交流電機システムの制御方法において、
前記変換器移行期間における前記電力変換器の制御として、前記放電制御と前記充電制御を繰り返し行う制御により、前記電力変換器と前記交流電機との間で授受される有効電力がゼロ近傍となる状態を生成することを特徴とする交流電機システムの制御方法。 - 請求項2に記載した交流電機システムの制御方法において、
前記放電制御を、前記コンデンサの両端電圧が設定上限値を上回った場合に行い、前記充電制御を、前記コンデンサの両端電圧が設定下限値を下回った場合に行うことを特徴とする交流電機システムの制御方法。 - 請求項2〜4の何れか1項に記載した交流電機システムの制御方法において、
前記電力変換器がフルブリッジ型のインバータであり、
前記放電制御及び前記充電制御を、前記インバータを構成する半導体スイッチング素子と、当該スイッチング素子に逆並列に接続された還流ダイオードとにより、前記コンデンサと前記交流電機との間で電流を還流させて行うことを特徴とする交流電機システムの制御方法。 - 請求項5に記載した交流電機システムの制御方法において、
前記放電制御は、前記電力変換器の出力電圧ベクトルの位相角が、前記電気端子に流れる電流の電流ベクトルの位相角に対し60°進んだ位相角に最も近くなるように前記半導体スイッチング素子を制御し、
前記充電制御は、前記電力変換器の出力電圧ベクトルの位相角が、前記電気端子に流れる電流の電流ベクトルの位相角に対し120°進んだ位相角に最も近くなるように前記半導体スイッチング素子を制御することを特徴とする交流電機システムの制御方法。 - 請求項5に記載した交流電機システムの制御方法において、
前記放電制御及び前記充電制御を、前記交流電機の各電気端子に流れる電流の極性に基づいて前記半導体スイッチング素子を制御することにより行うことを特徴とする交流電機システムの制御方法。 - 請求項6または請求項7に記載した交流電機システムの制御方法において、
前記半導体スイッチング素子の制御を、前記変換器移行期間の開始時点におけるシステムの状態からその後のシステムの挙動を推定して実現することを特徴とする交流電機システムの制御方法。 - 請求項2〜8の何れか1項に記載した交流電機システムの制御方法において、
前記電力変換器の直流電圧部には、直流スイッチを介して直流電源が接続され、
前記変換器移行期間では、
前記放電制御または前記充電制御により、前記電力変換器と前記交流電機との間で授受される有効電力をゼロ近傍に減少させたのちに前記直流スイッチをオフすることを特徴とする交流電機システムの制御方法。 - 交流電機と、
前記交流電機の複数の電気端子に接続され、前記交流電機との間で電力を授受する電力変換器と、
前記電力変換器を構成する半導体スイッチング素子を制御する制御装置と、
前記電力変換器の直流入力端子に接続されたコンデンサと、
を有する交流電機システムの制御方法において、
前記電力変換器と前記交流電機との間で電力を授受している変換器動作期間から電力の授受を行わない変換器停止期間へ移行するための変換器移行期間が、第一制御期間及び第二制御期間からなり、
前記第一制御期間では、前記半導体スイッチング素子の制御により、前記コンデンサに蓄積されたエネルギーを放電する放電制御と前記コンデンサにエネルギーを充電する充電制御とを繰り返し行い、
前記電力変換器と前記交流電機との間で授受される有効電力がゼロ近傍となった時点で前記第二制御期間に移行し、
前記第二制御期間では、前記半導体スイッチング素子の制御により、前記交流電機の各電気端子を短絡状態にする短絡制御を行い、
前記交流電機の各電気端子を流れる電流がゼロ近傍となった時点で当該電気端子を開放し、または、前記電力変換器の内部の整流素子を介して当該電気端子を導通可能な状態にする制御を、全ての前記電気端子について行うことを特徴とする交流電機システムの制御方法。 - 請求項2〜10の何れか1項に記載した交流電機システムの制御方法において、
前記交流電機が永久磁石型同期電動機であることを特徴とする交流電機システムの制御方法。 - 請求項11に記載した交流電機システムの制御方法において、
前記電力変換器がフルブリッジ型のインバータであり、
前記永久磁石型同期電動機の誘導起電力の線間ピーク値が、前記インバータの直流電圧部の電圧よりも高くなる期間が存在することを特徴とする交流電機システムの制御方法。 - 交流電機と、
前記交流電機の複数の電気端子に接続され、前記交流電機との間で電力を授受する電力変換器と、
前記電力変換器を構成する半導体スイッチング素子を制御する制御装置と、
を有する交流電機システムの制御方法において、
前記電力変換器と前記交流電機との間で電力を授受している変換器動作期間から電力の授受を行わない変換器停止期間へ移行するための変換器移行期間に、
前記半導体スイッチング素子を制御することにより、前記交流電機から前記電力変換器にエネルギーが供給されるのを防止または抑制し、かつ、前記交流電機を駆動する力学的動力源のエネルギーを消費させて当該エネルギーを安全なレベルまで低減させる以前に、前記変換器停止期間に移行することを特徴とする交流電機システムの制御方法。
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