JP2017063520A - 蓄電デバイス - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄電モジュールが負荷に電力供給している間にも、過放電間近となったセルを充電することができる蓄電デバイスを提供することを目的とする。【解決手段】充電及び放電可能な複数のセル11〜17を直列接続して構成され、負荷18の電源として放電する蓄電モジュール10と、各セル11〜17の端子間電圧Vcを検出する電圧検出部11a〜17aと、蓄電モジュール10に入力側が接続され、出力側が各セル11〜17を充電可能に接続された入出力絶縁型電流制限装置19と、電圧検出部11a〜17aの検出信号に基づいて各セル11〜17のうち判定電圧Vcaに低下したセルを第一要充電セルRC1として判別し、蓄電モジュール10の放電中に、第一要充電セルRC1の充電が入出力絶縁型電流制限装置19を介して行わせる制御装置20と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、充電及び放電可能な複数のセルが直列接続されて蓄電モジュールを構成する蓄電デバイス、特に、瞬時に大きなエネルギーを充放電可能でかつ寿命が長くてメンテナンスが容易であるキャパシタ、例えばリチウムイオンキャパシタや電気二重層キャパシタ等の蓄電モジュールを備えた蓄電デバイスに関する。
近年、キャパシタは自動車等の車両に応用されるようになった。例えば、車両のエンジン(図示略)からの駆動力を得て発電するオルタネータ(図示略)で発電された電力を蓄電する。キャパシタは、車両のエンジンアイドリングストップ時のエアコン(負荷に相当する)の駆動用の電源として使用されている。このキャパシタに対し過剰充放電が繰り返し行われると、キャパシタの温度上昇に伴う電解液の分解等により、キャパシタの劣化が進行し、キャパシタが劣化するとその容量が徐々に低下していく。特に、複数のセルが直列接続された蓄電モジュールとしてキャパシタを構成した場合、各セルの内部抵抗のバラツキ等により、セルごとに劣化状況も変わってくる。そのため、蓄電モジュールとしてのキャパシタが負荷に電力を供給即ち放電を行うと、容量の小さいセルが過放電となるので、性能低下を招いていた。
特許文献1に示される従来技術では、充電レベルの最も高い単電池(セルに相当する)に、並列状態のコンデンサを接続した後、過放電間近の状態の電圧に低下したセルに、直列状態に切換えて電圧を上げたコンデンサを接続して、当該セルの電圧を上昇させることにより、過放電間近の状態を解消している。
この様に、従来技術は、充電レベルの最も高い単電池を並列状態のコンデンサを接続した後、そのコンデンサを直列状態に切換えて電圧を上げて、過放電間近となったセルに接続して、当該セルを充電する。セルは内部抵抗が小さいことから、その充電の際瞬時に大電流が流れるため、負荷の作動に支障が生じる。従って、従来技術は、負荷を作動中即ち蓄電モジュールの電力を負荷に供給している間は、過放電間近となったセルを充電することができなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、蓄電モジュールが負荷に電力供給している間にも、過放電間近となったセルを充電することができる蓄電デバイスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る蓄電デバイスは、充電及び放電可能な複数のセルと、前記複数のセルを直列接続して構成され、負荷の電源として放電する蓄電モジュールと、前記複数のセルにおける各セルの端子間電圧を検出する電圧検出部と、出力側に流れる電流を制限できるともに入力側と前記出力側とを絶縁し、前記入力側が前記蓄電モジュールに接続され、前記出力側が前記各セルを充電可能に接続された入出力絶縁型電流制限装置と、前記電圧検出部の検出信号に基づいて前記各セルのうち判定電圧に低下したセルを第一要充電セルとして判別し、前記蓄電モジュールの前記放電中に、前記第一要充電セルの充電が前記入出力絶縁型電流制限装置を介して行わせる制御装置と、を備えることを要旨とする。
本発明によれば、蓄電モジュールに接続された入出力絶縁型電流制限装置を介して、各セルのうち判定電圧に低下した第一要充電セルを充電することから、入出力絶縁型電流制限装置により充電する電流を制限できるとともに、入出力絶縁型電流制限装置の入力側と出力側とを絶縁して充電できる。よって、内部抵抗の小さいセルのいずれが第一要充電セルに判別されても、大電流が流れることなく安定した充電を行うことができる。従って、その第一要充電セルの充電は、蓄電モジュールが負荷に電力供給している間即ち放電中も、負荷の作動に支障を生じることなく充電することができる様になるため、蓄電モジュールの性能低下を速やかに防止できる。
本発明の適用に係る蓄電デバイスを図1に基づいて説明する。蓄電デバイスは、例えばリチウムイオンキャパシタや電気二重層キャパシタ等の蓄電モジュール10を備える。蓄電モジュール10は、例えば、車両のエンジン(図示略)からの駆動力を得て発電するオルタネータ(図示略)で発電された電力を蓄電する。蓄電モジュール10は、充電及び放電可能な複数のセルを直列接続して構成されるもので、具体的には、例えば7個の同様なセルにて構成され、第1セル11,第2セル12,第3セル13,第4セル14,第5セル15,第6セル16,第7セル17を有する。第1セル11〜第7セル17における各セルの内部抵抗は小さい。
第1セル11は、正側端子11pと負側端子11nとを有する。同様に、第2セル12〜第7セル17は、正側端子12p〜17pと負側端子12n〜17nを有する。第1セル11の負側端子11nと第2セル12の正側端子12pとが接続される。同様に、第2セル12の負側端子12nと第3セル13の正側端子13pとが接続される。以下同様に、第3セル13の負側端子13nと第4セル14の正側端子14pとが接続され、第4セル14の負側端子14nと第5セル14の正側端子15pとが接続され、第5セル15の負側端子15nと第6セル16の正側端子16pとが接続され、第6セル16の負側端子16nと第7セル17の正側端子14pとが接続される。なお、図1においては、第3セル13〜第6セル16、正側端子13p〜16p及び負側端子13n〜16nの表示が省略されている。
蓄電モジュール10の正側と負側即ち第1セルの正側端子11pと第7セル17の負側端子17nは、図1に示す如く、負荷18に電気的接続されており、蓄電モジュール10からは、電力が負荷18に供給され、蓄電モジュール10は放電する。これにより、蓄電モジュール10を構成する第1セル11〜第7セル17は放電する。負荷18は、例えば、車両のエンジンアイドリングストップ時のエアコンであり、蓄電モジュール10がエアコンの駆動用の電源として使用される。
第1セル11には、その両端子間即ち正側端子11pと負側端子11n間における端子間電圧Vcを検出する電圧検出部11aが接続されている。第1セル11に端子間電圧Vcを検出する電圧検出部11aが接続されると同様に、図1に示す如く、第2セル12〜第7セル17の各セルには、その端子間電圧Vcを検出する電圧検出部12a,13a,14a,15a,16a,17aを有する。電圧検出部11a〜17aにて検出された第1セル11〜第7セル17における各セルの端子間電圧Vcに応じた検出信号は、夫々信号線11a1.12a1,13a1,14a1,15a1,16a1,17a1を介して制御装置20に送信される。なお、図1においては、電圧検出部13a〜16a及び信号線13a1〜16a1の表示が省略されている。
蓄電モジュール10は、図1に示す如く、入出力絶縁型電流制限装置19の入力側に接続され、入出力絶縁型電流制限装置19の出力側は、各セル11〜17を充電可能に接続されている。入出力絶縁型電流制限装置19は、出力側に流れる電流を制限できるとともに、入力側と出力側とが絶縁されているもので、例えば、絶縁型DC−DCコンバータ19がある。従って、入出力絶縁型電流制限装置である絶縁型DC−DCコンバータ19の入力側は、負荷18と接続された蓄電モジュール11に接続される。電流制限装置である絶縁型DC−DCコンバータ19の出力側は、スイッチ11b〜17bを介して第1セル11〜第7セル17を充電可能に接続されている。
スイッチ11bは、図1に示す如く1対の正側スイッチ部11bpと負側スイッチ部11bnにて構成される。スイッチ12b〜17bは、スイッチ11bと同様に図1に示す如く1対の正側スイッチ部12bp〜17bpと負側スイッチ部12bn〜17bnにて構成される。なお、図1においては、スイッチ13b〜17b、正側スイッチ部13bp及び負側スイッチ部13bnの表示が省略されている。
絶縁型DC−DCコンバータ19の入力側は、具体的には、図1に示す如く、正側入力端子19apが第1セル11の正側端子11pと接続され、負側入力端子19anが、第7セル17の負側入力端子17nに接続されている。
絶縁型DC−DCコンバータ19の出力側は、具体的には、図1に示す如く、正側出力端子19bpは、スイッチ11bの正側スイッチ部11bpを介して第1セル11の正側端子11pに接続され、負側出力端子19bnは、スイッチ11bの負側スイッチ部11bnを介して第1セル11の負側端子11nに接続される。これにより、スイッチ11bがオン即ち1対の正側スイッチ部11bpと負側スイッチ部11bnとがオンである場合に、第1セル17は、絶縁型DC−DCコンバータ19の出力側からスイッチ11bを介して充電される。
絶縁型DC−DCコンバータ19の正側出力端子19bpは、同様に図1に示す如く、正側スイッチ部12bp〜17bpを介して第2セル12〜第7セルの正側端子12p〜17pに接続され、負側出力端子19bnは、負側スイッチ部12bn〜17bnを介して第2セル12〜第7セルの負側端子12n〜17nに接続される。これにより、スイッチ12b〜17bがオン即ち1対の正側スイッチ部12bp〜17bpと負側スイッチ部12bn〜17bnとがオンである場合に、第2セル17〜第7セル17は、絶縁型DC−DCコンバータ19の出力側からスイッチ12b〜17bを介して充電される。
制御装置20からは、同様に、スイッチ11b〜17b各々をオン、オフへと切換える切換信号が、信号線11b1〜17b1を介して、スイッチ11b〜17bに送信される。なお、図1においては、信号線13b1〜16b1の表示が省略されている。
制御装置20は、図2に示す如く、第1セル11〜第7セル17の各セルにおける端子間電圧Vcに応じた検出信号に基づいて、各セル11〜17のうち過放電間近の状態となる電圧である判定電圧Vcaに低下したセルを、第一要充電セルRC1として判別する。例えば、図2に示す例では、第7セル17が第一要充電セルRC1として制御装置20にて判別される(図2のt1)。
制御装著20は、第7セル17が第一要充電セルRC1として判別されたことに伴い、信号線17b1を介して、第一要充電セルRC1である第7セル17に充電を行う充電スイッチSrc1としてスイッチ17bをオンに切換える切換信号をスイッチ17bに送信する。これにより、充電スイッチSrc1としてのスイッチ17bは、1対の正側スイッチ部17bpと負側スイッチ部17bnがオンに切換えられる。従って、第一要充電セルRC1としての第7セル17が、絶縁型DC−DCコンバータ19を介して充電が開始される(図2の期間t1)。第一要充電セルRC1としての第7セル17の充電は、絶縁型DC−DCコンバータ19を介して行われるため、その充電電流は絶縁型DC−DCコンバータ19の出力電流に制限できるとともに絶縁型DC−DCコンバータ19の入力側と出力側とを絶縁して充電できる。これにより、内部抵抗の小さい第1セル11〜第7セル17の何れが第一要充電セルRC1に判別されたとしても、第一要充電セルRC1には大電流が流れることなく安定した充電を行うことができる。従って、この様に、第一要充電セルRC1の充電は、蓄電モジュール10が負荷18に電力供給している間即ち放電中にも、負荷18の作動に支障を生じることなく充電することができる様になるため、蓄電モジュール10の性能低下を速やかに防止できる。
制御装置20は、電圧検出部11a〜17aからの検出信号に基づき、第1セル17〜第7セル17のうち第2番目に低い端子間電圧Vcであるセルを第二要充電セルRC2として判別する。例えば図2に示す例では、第6セル16が第二要充電セルRC2として、制御装置20にて判別される(図2のt1)。
第一要充電セルRC1である第7セル17は充電されることによって。端子間電圧Vcは、図2に示す如く上昇する(図2の期間t1〜t2)。制御装置20は、第一要充電セルRC1である第7セル17の端子間電圧Vcが、第二要充電セルRC2である第6セル16の端子間電圧Vcに到達すると、充電スイッチSrc1であるスイッチ17bをオフへと切換えて、第一要充電セルRC1である第7セル17の充電を終了する(図2のt2)。
次に、制御装置20は、第1セル11〜第7セル17の各セルの端子間電圧Vcに応じた検出信号に基づいて、第1セル11〜第7セル17のうち過放電間近の電圧である判定電圧Vcaに低下したセルを第一要充電セルRC1として判別する。図2に示す例では、第7セル17が第一要充電セルRC1として制御装置20にて判別される(図2のt3)。
制御装著20は、第7セル17が第一要充電セルRC1として判別されたことに伴い、第一要充電セルRC1である第7セル17に充電を行う充電スイッチSrc1としてスイッチ17bをオンに切換える切換信号を信号線17b1にてスイッチ17bへ送信する。これにより、充電スイッチSrc1としてのスイッチ17bは、1対の正側スイッチ部17bpと負側スイッチ部17nがオンに切換えられる。従って、第一要充電セルRC1としての第7セル17は、絶縁型DC−DCコンバータ19を介して充電が開始される(図2のt3)。
制御装置20は、電圧検出部11a〜17aからの検出信号に基づき、第1セル11〜第7セル17のうち第2番目に低い端子間電圧Vcであるセルを第二要充電セルRC2として判別する。例えば図2に示す例では、第6セル16が第二要充電セルRC2として、制御装置20にて判別される(図2のt3)。
第一要充電セルRC1としての第7セル17は充電されることによって。端子間電圧Vcは、図2に示す如く上昇する(図2の期間t3〜t4)。制御装置20は、第一要充電セルRC1である第7セル17の端子間電圧Vcが、第2番目に低い端子間電圧Vcである第二要充電セルRC2である第6セル16の端子間電圧Vcに到達すると、充電スイッチSrc1であるスイッチ17bをオフへと切換えて、第一要充電セルRC1である第7セル17の充電を終了する(図2のt4)。以後、第1セル11〜第7セル17のうち過放電間近の電圧である判定電圧Vcaに低下したセルである第一要充電セルRC1の充電は、少なくとも第1セル11〜第7セル17のうち第2番目に低い端子間電圧Vcである第二要充電セルRC2の端子間電圧Vcに到達するまで行われ、以下同様な動作が繰り返される。
次に、図3のフローチャートを用いて、制御装置20が実行する第一要充電セルRC1の充電について説明する。制御装置20は、エンジン(図示略)の始動、例えば、イグニッションキー(図示略)が、オフからオンに切り換わると、図3に示すフローチャートに対応するプログラムの実行を開始する。
ステップS1において、制御装置20は、電圧検出部11a〜17aからの検出信号に基づき、「判定電圧Vcaの検出信号が発生」であると判断した場合には(S1:YES)(図2のt1、t3)、ステップS2に進む。ステップS1において、制御装置20が、「判定電圧Vcaの検出信号が発生」でない判断した場合(S1:NO)(図2のt1以前、期間t2〜t3)には、ステップS1に戻る。
次に、ステップS2において、制御装置20は、電圧検出部11a〜17aからの検出信号に基づき、図2に示す例では、第1セル11〜第7セル17のうち、判定電圧Vcaに低下した第7セル17を、第一要充電セルRC1であると判別する(図2のt1,t3)。制御装置20は、第7セル17が第一要充電セルRC1と判別したことに従い、第一要充電セルRC1を充電させる充電スイッチScr1であるスイッチ17bをオンへと切換える(図2のt1,t3)。これにより、第一要充電セルRC1である第7セル17は、蓄電モジュール10から絶縁型DC−DCコンバータ19及び充電スイッチScr1であるスイッチ17bを介して充電が開始される(図2のt1,t3)。制御装置20は、電圧検出部11a〜17aからの検出信号に基づき、第1セル11〜第7セル17のうち第2番目に低い端子間電圧Vcである第二要充電セルRC2は、例えば図2に示す例では、第6セル16であると判別する(図2のt1,t3)。第一要充電セルRC1である第7セル17は、充電されることによって、端子間電圧Vcは、図2に示す如く上昇する(図2の期間t1〜t2、期間t3〜t4)。
次に、ステップS3において、制御装置20が「第一要充電セルRC1である第7セル17の電圧は、第二要充電セルRC2である第6セル16の電圧に到達」であると判断した場合には(S3:YES)(図2のt2、t4)、ステップS4に進む。ステップS3において、制御装置20が、「第一要充電セルRC1である第7セル17の電圧は、第二要充電セルRC2である第6セル16の電圧に到達」でない判断した場合(S3:NO)(図2の期間t1〜t2、期間t3〜t4)には、ステップS3に戻る。
次いで、ステップS4において、制御装置20は、第一要充電セルRC1である第7セル17を充電する充電スイッチScr1であるスイッチ17bをオフに切換えて、蓄電モジュール10から絶縁型DC−DCコンバータ19を介して第一要充電セルRC1である第7セル17の充電を終了する(図2のt2、t4)。
なお、本発明の実施形態では、第一要充電セルRC1の充電は、第1セル11〜第7セル17のうち第2番目に低い端子間電圧Vcのセルである第二要充電セルRC2の端子間電圧Vcに到達するまで行われる場合を説明したが、これに代えて、更に高い所定電圧に到達するまで第一要充電セルRC1の充電を行う様に変更することも可能である。例えば、図2の例では、第二要充電セルRC2である第6セル16の端子間電圧Vcよりも高い第1セル11〜第5セル15のうちの何れか1つのセルの端子間電圧Vcあるいは第1セル11〜第6セル16の端子間電圧Vcの平均電圧まで充電を行なう様にする。これによれば、第二要充電セルRC2も電圧低下していた場合においても、第一要充電セルRC1を所定電圧である高電圧に充電することができる。
なお、本発明の実施形態では、第一要充電セルRC1の充電は、絶縁型DC−DCコンバータ19の入力側に、正側入力端子19apを第1セル11の正側端子11pと接続するとともに負側入力端子19anを第7セル17の負側端子17nと接続して蓄電モジュール10の両端間端子電圧を印加する場合を示したが、これに限らず、絶縁型DC−DCコンバータ19の入力側は、少なくとも、第二要充電セルRC2の電圧よりも高い電圧が印加できる様に、正側入力端子19apを、第1セル11〜第7セルの正側端子11p〜17pのうちのいずれかと接続し、負側入力端子19anを第1セル11〜第7セルの負側端子11n〜17nのうちのいずれかと接続する変更は可能である。
上述のように、本発明の実施形態の蓄電デバイスによれば、充電及び放電可能な複数のセル11〜17と、複数のセル11〜17を直列接続して構成され、負荷18の電源として放電する蓄電モジュール10と、複数のセルにおける各セル11〜17の端子間電圧Vcを検出する電圧検出部11a〜17aと、出力側19bp,19bnに流れる電流を制限できるともに入力側19ap,19anと出力側19bp,19bnとを絶縁し、入力側19ap,19anが蓄電モジュール10に接続され、出力側19bp,19bnが各セル11〜17を充電可能に接続された入出力絶縁型電流制限装置19と、電圧検出部11a〜17aの検出信号に基づいて各セル11〜17のうち判定電圧Vcaに低下したセルを第一要充電セルRC1として判別し、蓄電モジュール10の放電中に、第一要充電セルRC1の充電が入出力絶縁型電流制限装置19を介して行わせる制御装置20と、を備える。これによれば、蓄電モジュール10に接続された入出力絶縁型電流制限装置19を介して、セル11〜17のうち判定電圧Vcaに低下した第一要充電セルRC1を充電することから、入出力絶縁型電流制限装置19により充電する電流を制限できるとともに、入出力絶縁型電流制限装置19の入力側19ap,19anと出力側19bp,19bnとを絶縁して充電できる。よって、内部抵抗の小さいセル11〜17のいずれが第一要充電セルRC1に判別されても、大電流が流れることなく安定した充電を行うことができる。従って、その第一要充電セルRC1の充電は、蓄電モジュール10が負荷18に電力供給している間即ち放電中も、負荷18の作動に支障を生じることなく充電することができる様になるため、蓄電モジュール10の性能低下を速やかに防止できる。
上述のように、本発明の実施形態の蓄電デバイスによれば、入出力絶縁型電流制限装置は、絶縁型DC−DCコンバータ19である。これにより、絶縁型DC−DCコンバータ19は、入力電圧の範囲も広く、出力電流及び出力電圧を制御できる。従って、蓄電モジュール10から絶縁型DC−DCコンバータ19を介して、過放電間近の電圧である判定電圧Vcaに低下した第一要充電セルRC1への充電が容易である。
上述のように、本発明の実施形態の蓄電デバイスによれば、制御装置20は、電圧検出部11a〜17aの検出信号に基づいて、セル11〜17のうち第一要充電セルRC1よりも端子間電圧Vcが次に高いセルを第二要充電セルRC2として判別し、第一要充電セルRC1に対する充電は、少なくとも第二要充電セルRC2の端子間電圧Vcに到達するまで行われる。これにより、同一セルが、直ちに再び第一要充電セルRC1と判別されて煩雑に充電されることを避けることができる。
上述のように、本発明の実施形態の蓄電デバイスによれば、制御装置20は、電圧検出部11a〜17aの検出信号に基づいて、セル11〜17のうち第一要充電セルRC1よりも端子間電圧Vcが次に高いセルを第二要充電セルRC2として判別し、第一要充電セルRC1に対する充電は、少なくとも第二要充電セルRC2の端子間電圧Vcよりも高い所定電圧に達するまで行われる。これによれば、第二要充電セルRC2も電圧低下していた場合においても、第一要充電セルRC1を高電圧に充電することができる。
なお、複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合せることが可能であることは、明らかである。
10:蓄電モジュール、 11〜17:セル、 11a〜17a:電圧検出部、 11b〜17b:スイッチ、 18:負荷、 19:絶縁型DC−DCコンバータ(入出力絶縁型電流制限装置)、 20:制御装置
Claims (4)
- 充電及び放電可能な複数のセルと、
前記複数のセルを直列接続して構成され、負荷の電源として放電する蓄電モジュールと、
前記複数のセルにおける各セルの端子間電圧を検出する電圧検出部と、
出力側に流れる電流を制限できるともに入力側と前記出力側とを絶縁し、前記入力側が前記蓄電モジュールに接続され、前記出力側が前記各セルを充電可能に接続された入出力絶縁型電流制限装置と、
前記電圧検出部の検出信号に基づいて前記各セルのうち判定電圧に低下したセルを第一要充電セルとして判別し、前記蓄電モジュールの前記放電中に、前記第一要充電セルの充電が前記入出力絶縁型電流制限装置を介して行わせる制御装置と、を備える蓄電デバイス。 - 前記入出力絶縁型電流制限装置は、絶縁型DC−DCコンバータである請求項1に記載の蓄電デバイス。
- 前記制御装置は、前記電圧検出部の検出信号に基づいて前記各セルのうち前記第一要充電セルよりも端子間電圧が次に高いセルを第二要充電セルとして判別し、前記第一要充電セルに対する前記充電は、少なくとも前記第二要充電セルの前記端子間電圧に到達するまで行われる請求項1又は2に記載の蓄電デバイス。
- 前記制御装置は、前記電圧検出部の検出信号に基づいて前記各セルのうち前記第一要充電セルよりも端子間電圧が次に高いセルを第二要充電セルとして判別し、前記第一要充電セルに対する前記充電は、少なくとも前記第二要充電セルの端子間電圧よりも高い所定電圧に達するまで行われる請求項1又は2に記載の蓄電デバイス。
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JP7427051B2 (ja) | 2021-08-13 | 2024-02-02 | 台達電子工業股▲ふん▼有限公司 | 電池バランス回路及びその動作方法 |
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- 2015-09-24 JP JP2015186535A patent/JP2017063520A/ja active Pending
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