JP2011254662A - 給電制御システム及び組電池搭載車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】均等化手段における電力消費の抑制を図る。
【解決手段】組電池11を構成する電池セル12それぞれと、組電池11から電力の供給を受けて電池セル12間の電池容量を均等化する均等化回路70と、の間に設けられたスイッチ14と、電圧検出回路80により検出された各電池セル12の電圧に基づいて、均等化回路70によって電池セル12間の電池容量が均等化されるまでに要する時間を算出すると共に、算出した時間に達したときにスイッチ14をオフに切り替えることで、組電池11を均等化回路70から切り離すマイコン90と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】組電池11を構成する電池セル12それぞれと、組電池11から電力の供給を受けて電池セル12間の電池容量を均等化する均等化回路70と、の間に設けられたスイッチ14と、電圧検出回路80により検出された各電池セル12の電圧に基づいて、均等化回路70によって電池セル12間の電池容量が均等化されるまでに要する時間を算出すると共に、算出した時間に達したときにスイッチ14をオフに切り替えることで、組電池11を均等化回路70から切り離すマイコン90と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、給電制御システム及び組電池搭載車両、特に組電池を構成する電池セル間の電池容量を均等化する均等化手段への電力の供給制御に関する。
ハイブリッド車両や電気自動車では、複数のリチウムイオン電池セルを組み合わせた組電池を動力源として搭載される。各電池セルの容量や内部抵抗、自己放電率等から各電池セルの電圧にばらつきが発生しうるが、各電池セルの電圧にばらつきが発生すると、電池セルの劣化が加速的に進行したり、利用可能なエネルギー量が低下したりする。そこで、各電池セルの電圧のばらつきを解消するために、電池セル間の電池特性を均等化する均等化回路が提案されている。
均等化回路は、各電池セルからの出力電圧を監視し、所定値以上に電圧の高い電池セルを検出すると、その電池セルから放電させて電池セル間の電池特性の均等化を図る。均等化回路は、組電池からの電力の供給を受けて動作する。
しかしながら、電池セル間の電池特性の均等化が終了した後においても均等化回路が組電池からの電力の供給を受け続けてしまうと組電池の電力を無駄に消費してしまうことになる。
本発明は、均等化手段における電力消費の抑制を図ることを目的とする。
本発明に係る給電制御システムは、複数の電池セルを含む組電池から電力の供給を受けて前記電池セル間の電池容量を均等化する均等化手段と、前記電池セルそれぞれと前記均等化手段との間に設けられたスイッチ手段と、前記各電池セルの電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段により検出された前記各電池セルの電圧に基づいて、前記均等化手段によって前記電池セル間の電池容量が均等化されるまでに要する時間を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された時間に達したときに前記スイッチ手段をオフに切り替えることで、前記組電池を前記均等化手段から切り離すスイッチ切替手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る組電池搭載車両は、上記発明の給電制御システムと、前記組電池と、を搭載したことを特徴とする。
本発明によれば、均等化手段における電池セル間の電池容量の均等化が終了した時点で組電池から均等化手段への電力の供給を停止することができるので、均等化手段に組電池の電力を無駄に消費させることから防止することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る給電制御システムの一実施形態を示した全体構成図である。図1には、組電池11、スイッチ14、均等化回路70、電圧検出回路80、論理回路15、論理和回路16及びマイコン(マイクロコンピュータ)90が示されている。なお、本実施の形態においては、例えば電池セル12−1,12−2,...,12−nのように、同等の構成を複数有している場合において、他の構成要素との対応関係を示す必要がない場合には、「電池セル12」のように符号を省略して記載する場合もある。
図2は、図1に示した給電制御システムの要部を示した図であり、特に1つの電池セル12に対応して設けられた電圧検出回路80及び組電池11の給電制御を行うマイコン90の各内部構成を示した図である。図2では、図1に図示した均等化回路70の構成を省略している。本実施の形態における給電制御システムは、均等化回路70に対して組電池11から供給される電力の供給制御を行うものである。
組電池11は、リチウムイオン電池の電池セル12−1,12−2,...,12−nを直列に接続して形成された電池である。組電池11は、充電と放電を繰り返して使用される電池である。組電池11は、負荷(例えば電気自動車の場合はモータ)に電力を供給してその残存容量を減少させる。また、充電が行われることで、その残存容量を回復させる。
スイッチ14−0,14−1,...,14−nは、電池セル12−1,12−2,...,12−nそれぞれと、電池セル12−1,12−2,...,12−nそれぞれに対応付けして設けられた電気抵抗71―1,71−2,...,71−n及びスイッチ72―1,72−2,...,72−nの組とを接続する配線13−0,13−1,...,13−n上に設けられる。
均等化回路70は、給電制御システムにおいて、組電池11に含まれる各電池セル12の電池特性を検出し、電池セル12間の電池特性の均等化を行う回路である。電池特性は、典型的には、電圧あるいは電池容量(残存容量(SOC:State Of Charge))などによって表される。電池セル12−1,12−2,...,12−nの各極には、配線13−0,13−1,...,13−nが接続されている。例えば、配線13−0は電池セル12−1の正極に接続され、配線13−1は電池セル12−1の負極と電池セル12−2の正極の間に接続され、配線13−2は電池セル12−2の負極と電池セル12−3の正極の間に接続されている。
均等化回路70において、配線13−1と配線13−2との組などのように隣り合う配線13の間には、直列配置された電気抵抗71及びスイッチ72が放電用回路として接続されている。さらに、隣り合う配線13の間には、直列配置された電気抵抗73及びオペレーションアンプ74が、電気抵抗71及びスイッチ72と並列に接続されている。1つのオペレーションアンプ74、例えば、オペレーションアンプ74−1の一方の入力端子は電気抵抗73−1を介して配線13−0に接続され、オペレーションアンプ74−1の他方の入力端子は配線13−1に直接接続されている。
オペレーションアンプ74は、入力端子に入力された電圧の差分を算出し、均等化制御部75に出力する。均等化制御部75は、論理回路によって実現され、組電池11から電力供給を受けて均等化回路70における電池セル12間の均等化制御を行う。なお、均等化回路70は、従前からある回路をそのまま利用してもよい。
さらに、隣り合う配線13の間には、電圧検出回路80が接続されている。電圧検出回路80は、図2に示したように接続された配線18,19を両極に接続された電池セル12の電圧を検出する。なお、図2における配線18と配線19は、図1における配線13−0と配線13−1、配線13−1と配線13−2などのように隣り合う1組の配線に相当する。
電圧検出回路80は、同じ配線18及び配線19の組に接続された、対応する電池セル12の電圧を検出するための電圧検出手段として設けられている。電圧検出回路80は、IC(集積回路)として形成され、複数のスイッチ81及び抵抗82と、基準電圧源83と比較器84とを有している。抵抗82a〜82gは、配線18と配線19との間に直列に接続される。スイッチa〜fで表されたスイッチ81は、例えば抵抗素子やトランジスタ等により構成されたものである。そして、各スイッチa〜fは、各抵抗82の接続点にそれぞれ接続されると共に並列接続される。各スイッチa〜fが並列接続された接続点は、スイッチa〜fを介して比較器84の非反転入力端子(+端子)に接続されている。
基準電圧源83は、一定の基準電圧を発生させる電圧源である。この基準電圧源83は、比較器84の反転入力端子(−端子)と配線19とに接続される。
スイッチa〜fは、基本的にはある時点では1つのスイッチのみがオンとなるよう制御される。スイッチaがオンされると、電池セル12からの電流は、配線18,抵抗82a、スイッチaを介して比較器84の非反転入力端子に入力される。また、スイッチbがオンされると、電池セル12からの電流は、配線18,抵抗82a、抵抗82b,スイッチbを介して比較器84の非反転入力端子に入力される。このように、オンにするスイッチ81を切り替えることによって電池セル12からの電流が流れる抵抗82の数を変えることができ、比較器84の非反転入力端子に入力される電圧を変えることができる。つまり、抵抗82a〜82gの抵抗値に設定によって、基準電圧と比較される電圧を所定の電圧範囲内で段階的に一定値、例えば0.1V刻みなどに調整することができる。等間隔の刻みで電圧を調整したい場合、少なくとも抵抗82b〜82fは、同じ抵抗値の抵抗を用いればよい。本実施の形態では、等間隔の刻みに設定する。図2には、7個の抵抗82a〜82gが直列に接続され、6個のスイッチa〜fが各抵抗82a〜82gの接続点にそれぞれ接続された例を示したので、本実施の形態では、電池セル12の電圧を6段階に変更できるが、スイッチの数はこれに限定されない。抵抗82の数はスイッチの数より1つ多い数になる。電圧検出回路80は、全て同一に構成される。
切替部15は、論理回路により実現され、マイコン90からの指示に従い電池セル12それぞれに対応付けして設けられた電圧検出回路80に含まれるスイッチ81のオン/オフを切り替える。本実施の形態では、切替部15を論理回路により実現することを想定しているが、切替部15の機能をソフトウェアにより実現してもよい。この場合、切替部15をマイコン90に含めるようにしてもよい。
論理和回路16は、電池セル12それぞれに対応付けして設けられた電圧検出回路80からの出力電圧を入力し、論理和をとってからその結果をマイコン90へ出力する。
マイコン90は、図示しないCPU、ROM、EEPROM、RAM等を備え、ROM等に記憶されたプログラムに従って電圧検出回路80に含まれるスイッチ81の切替制御、スイッチ14の切替制御等を行う。マイコン90は、切替指示部91、セル電圧取得部92、スリープ開始時間算出部93、スイッチ切替部94及び制御部95を有している。切替指示部91は、制御部95からの指示に従い、切替部15に対してスイッチa〜fの切替指示を出す。セル電圧取得部92は、各電圧検出回路80において検出された各電池セル12の電圧(以下、「セル電圧」ともいう)を論理和回路16を介して取得する。スリープ開始時間算出部93は、各電圧検出回路80から取得されたセル電圧に基づいて均等化回路70による放電によって電池セル間の電池容量が均等化されるまでに要する時間を算出する算出手段として設けられている。スイッチ切替部94は、制御部95からの指示に従い、算出された時間に達したときに信号線17を介してオフ切替信号をスイッチ14に送信することによりスイッチ14をオフに切り替えることで、組電池11を均等化回路70から切り離す。制御部95は、各構成要素61〜64の動作制御を行うことで、マイコン90における処理全体の制御を行う。
マイコン90における各構成要素61〜65は、マイコン90と、マイコン90に搭載されたCPUで動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやDVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはマイコン90のROM等にインストールされ、コンピュータのCPUがインストールプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
次に、本実施の形態における動作について説明する。まずはじめに、均等化回路70の動作から説明する。
均等化回路70の動作中、均等化回路70における各オペレーションアンプ74は、対応する電池セル12の両極間電圧を均等化制御部75に出力する。均等化制御部75は、各オペレーションアンプ74から出力された各電圧を比較することによって電圧のばらつきの度合いを算出する。ばらつきの度合いは、例えば、各電圧が、最小の電圧と比較してどの程度差分があるかを求め、その差分の大小比較により求めてもよい。そして、均等化制御部75は、所定値以上に大きな電圧をもつ電池セル12に対しては、対応するスイッチ72をオンにして、その電池セル12に充電されている電力を電気抵抗71にて消費させることで電池セル12の電圧を低下させる。一般に電気抵抗71の値は大きく設定され、長時間(例えば、数時間〜1日程度)かけて、ゆっくりと電力消費が行われる。そして、均等化制御部75は、均等化すべき目標電圧に低下した場合などにスイッチ72をオフに切り替えて電力の消費を停止させる。このようにして、所定値以上に大きな電圧をもつ電池セル12から放電させて各電池セル12間の電池容量の均等化を図る。なお、電池容量の均等化が終了した後も組電池11からの電力は、スイッチ14をオフにして非通電状態にしない限り、配線13を介して均等化回路70に供給され続ける。
次に、電圧検出回路80の動作及び電圧検出回路80により検出された電圧に基づくスイッチ14の切替制御について説明する。
切替部15は、マイコン90の切替指示部91からの指示に従い、1つの電圧検出回路80に含まれるスイッチaからスイッチfまで順番にオンになるようスイッチ81の切替えを行う。まず、スイッチaがオンでそれ以外のスイッチb〜fがオフのとき、電池セル12からの電流は、配線18,抵抗82a、スイッチaを介して比較器84の非反転入力端子に入力される。すると、比較器84は、非反転入力端子に入力されたセル電圧と、基準電圧源83から入力された基準電圧とを比較する。ここで、比較器84は、セル電圧が基準電圧以上のときにはハイレベルの信号を出力する。一方、セル電圧が基準電圧より小さいときにはローレベルの信号を出力する。
続いて、切替部15がスイッチbをオンに切り替え、それ以外のスイッチa,c〜fをオフにすると、電池セル12からの電流は、配線18,抵抗82a、抵抗82b,スイッチbを介して比較器84の非反転入力端子に入力される。比較器84は、上記と同様に、入力されたセル電圧と基準電圧とを比較し、セル電圧が基準電圧以上のときにはハイレベルの信号を、セル電圧が基準電圧より小さいときにはローレベルの信号を出力する。
以上の処理を全てのスイッチa〜fに対して行う。この動作による比較器84の入出力のタイミングチャートの一例を図3に示す。図3に示した例では、スイッチdに切り替えたタイミングで比較器84からの出力信号がハイからローに切り替わったのがわかる。この比較器84からの出力電圧は、論理和回路16に入力されるが、スイッチ81の切替制御対象となっている電圧検出回路80以外の電圧検出回路80からの出力信号を全てローとなるように制御しておけば、切替制御対象となっている電圧検出回路80からの出力信号の値は、そのままセル電圧取得部92に入力されることになる。マイコン90は、制御部95による制御のもと、複数設けられた電圧検出回路80のうち、どの電圧検出回路80に含まれる、どのスイッチa〜fがオンされているのかを把握しているので、セル電圧取得部92は、入力されたセル電圧がどの電圧検出回路80のどのスイッチa〜fを介して入力されてきたのかを特定できる。また、抵抗82の抵抗値及び基準電圧も既知の値であることから、セル電圧取得部92は、電池セル12の出力電圧が少なくともどの範囲に含まれているかを特定できる。以上の処理を、他の電圧検出回路80に対しても行うことで、セル電圧取得部92は、全ての電池セル12の出力電圧が少なくともどの範囲に含まれているかを特定できる。
以上のようにして、各電池セル12の出力電圧を取得すると、制御部95は、電池セル12の出力電圧にばらつきがあるかないかを判定する。ばらつきの発生の有無は、例えば、取得した電池セル12の出力電圧の最大値と最小値との差分と、予め設定された所定の閾値と、を比較し、差分が閾値より大きい場合にばらつきが発生していると判断するようにしてもよい。
ばらつきが発生していると判断した場合、スリープ開始時間算出部93は、制御部95からの指示に従いスリープ開始時間を算出する。「スリープ開始時間」というのは、均等化回路70によって電池セル12間の電池容量が均等化されるまでに要する時間である。具体的には、出力電圧が最大であった電池セル12の電池容量が、出力電圧が最小であった電池セル12の電池容量と均等になるまでに要する時間であり、均等化回路70の放電用回路による放電に要する時間である。電池セル12の容量、抵抗71の抵抗値からどれくらいの電流が電池セル12から流れるかは計算できる。電流が計算できれば、どれくらいの時間で電池セル12のSOCが何%下がるかを計算できる。これにより、スリープ開始時間を算出することができる。
スリープ開始時間が算出されると、制御部95は、その時間が経過するまで待機する。そして、スリープ開始時間が経過すると、制御部95は、スイッチ14の切替えをスイッチ切替部94に指示する。スイッチ切替部94は、制御部95からの指示に従い、スイッチ14をオフに切り替えることで、組電池11を均等化回路70から切り離す。これにより、組電池11から均等化回路70への電力の供給は停止される。このようにして、均等化回路70を動作している状態のモードからスリープモードに切り替える。なお、切替時点では、均等化回路70における均等化処理は終了しているはずなので、電力の供給を停止しても問題はない。
均等化回路70は、負荷を用いるときまでスリープモードのまま維持してよい。本実施の形態における給電制御システムを電気自動車に適用した場合において、自動車の停止中にスリープモードに切り替わった場合、電気自動車が起動されるまでスリープモードのままでよい。あるいは、制御部95は、所定時間毎にスイッチ14をオンに切り替えて均等化回路70を動作可能な状態にしてセル電圧の検査を行えるようにしてもよい。
また、セル電圧にばらつきが発生していない場合には、その時点でスリープモードに切り替え、所定時間毎にスイッチ14をオンに切り替えて均等化回路70を動作可能な状態にしてセル電圧の検査を行えるようにしてもよい。
本発明によれば、以上のようにして、均等化回路70における均等化処理が終了した時点で組電池11から均等化回路70への電力の供給を停止することができるので、組電池11の電力を無駄に消費することから防止できる。
なお、本実施の形態では、リチウムイオン電池セルから成る組電池を対象にした給電制御システムを例にしたが、これに限ることはなく、電池セル間のばらつきにより問題が発生しうるその他の種類の二次電池や一次電池に適用してもよい。
また、本実施の形態を、電気自動車に利用される組電池の給電制御に適用した場合を想定して説明した。この電気自動車のように組電池11及び給電制御システム2を搭載した車両4の概念図を図4に示すが、他に利用される組電池の給電制御に適用してもよい。
ところで、本願と同一の特許出願人を含む先行出願(特願2009−224954号)では、電池の過充電や過放電の検出用の閾値が変化したことを検出するための電池の電圧監視装置が提案されている。この先行出願に示された電圧監視装置を含む電圧監視システムの全体構成図を図5に示す。この先行出願では、過充放電検出機能に加え、過充放電検出の閾値の特性ずれを診断するための自己診断機能を有しており、この自己診断機能を実現するために同じ回路構成の監視回路50,60を二重化して搭載している。各監視回路50,60は、実施の形態として個数は異なるものの本実施の形態のスイッチ81及び抵抗82に相当するスイッチ56,66及び抵抗55,65、更に本実施の形態の基準電圧源83及び比較器84に相当する基準電圧源52,62及び比較器53,63を有している。つまり、監視回路50,60は、本実施の形態の電圧検出回路80と同一の回路構成を有している。従って、先行出願に記載されたシステムに本発明を組み合わせて実施する場合、図1に示した電圧検出回路80を別個に設けることなく、先行出願の二重化された監視回路50,60のうち一方を電圧検出回路80として有効利用してもよい。
更に、先行出願に記載された電圧監視装置はマイコン40を有している。従って、先行出願に記載されたシステムに本発明を組み合わせて実施する場合、図1に示したマイコン90を別個に設けることなく、先行出願に記載されたマイコン40をマイコン90として有効利用してもよい。
すなわち、本実施の形態の切替部15の機能をマイコン40で動作可能なソフトウェアで実現し、先行出願の電池10と監視回路部30との間に本実施の形態のスイッチ14を配設し、本発明の機能を実現するソフトウェアをマイコン40にインストールすれば、先行出願に記載された電圧監視装置20を利用して本発明を実施することが可能になる。
2 給電制御システム、4 車両、11 組電池、12 電池セル、13,18,19 配線、14 スイッチ、15 切替部(論理回路)、16 論理和回路、17 信号線、70 均等化回路、71,73 電気抵抗、72,81 スイッチ、74 オペレーションアンプ、75 均等化制御部、80 電圧検出回路、82 抵抗、83 基準電圧源、84 比較器、90 マイコン、91 切替指示部、92 セル電圧取得部、93 スリープ開始時間算出部、94 スイッチ切替部、95 制御部。
Claims (2)
- 複数の電池セルを含む組電池から電力の供給を受けて前記電池セル間の電池容量を均等化する均等化手段と、
前記電池セルそれぞれと前記均等化手段との間に設けられたスイッチ手段と、
前記各電池セルの電圧を検出する電圧検出手段と、
前記電圧検出手段により検出された前記各電池セルの電圧に基づいて、前記均等化手段によって前記電池セル間の電池容量が均等化されるまでに要する時間を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された時間に達したときに前記スイッチ手段をオフに切り替えることで、前記組電池を前記均等化手段から切り離すスイッチ切替手段と、
を有することを特徴とする給電制御システム。 - 請求項1記載の給電制御システムと、
前記組電池と、
を搭載したことを特徴とする組電池搭載車両。
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