JP2017062882A - カードエッジコネクタ - Google Patents

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Kiyonori Moriyasu
聖典 守安
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Masaaki Tabata
正明 田端
英敏 石田
Hidetoshi Ishida
英敏 石田
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    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/72Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures

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Abstract

【課題】回路基板と端子金具との接点部の微摺動を抑制して接続信頼性を向上することが可能なカードエッジコネクタを提供する。【解決手段】回路基板11が備えられた第1コネクタFと、端子金具20が備えられた第2コネクタSと、を有し、端子金具20には、回路基板11の接続部13に接触可能な弾性接触部23が設けられ、第2ハウジングHには、回路基板11の接続部13が収容される基板収容部31が形成され、第2ハウジングHは、端子金具20の前側の部分を保持する端子保持部30と、端子保持部30とは別体に形成されて端子金具20の後側の部分を保持するハウジング本体部40と、を有し、第1ハウジング10が、回路基板11の接続部13を包囲して前方に開口するフード部16を有し、第1コネクタFと第2コネクタSとの正規嵌合状態では、フード部16の前端面18が、ハウジング本体部40に当接した状態になる。【選択図】図2

Description

本発明は、カードエッジコネクタに関する。
従来、回路基板が備えられた第1コネクタと、回路基板に接続される端子金具が備えられた第2コネクタとを有するカードエッジコネクタが知られている。第2コネクタに備えられた端子金具の前部には、回路基板の接続部に接触可能な弾性接触部が設けられている。第2コネクタのうち端子金具を保持する第2ハウジングには、第1コネクタとの正規嵌合時に回路基板の接続部が収容される基板収容部が形成されている。端子金具は、弾性接触部が基板収容部に臨むようにして第2ハウジングに保持される。
この種のカードエッジコネクタにおいて、第2ハウジングのうち基板収容部が形成された部分を、他の部分と異なる材料で別体に形成することが知られている。例えば下記特許文献1に記載のカードエッジコネクタにおいては、第2ハウジングは、基板収容部が形成された端子保持部とハウジング本体部とを別体に備えている。端子保持部には、基板収容部に弾性接触部が臨むようにして、端子金具の前部が保持される。このようにすることで、端子保持部を回路基板と同程度の線膨張係数とすることができ、カードエッジコネクタが高温になったときに、端子金具の弾性接触部の並列ピッチと回路基板の接点部の並列ピッチとの間にずれが生じ難くすることができる。
端子保持部は、ハウジング本体部に形成された係止段部に弾性係止片が係止することにより、ハウジング本体部に組み付けられている。第1コネクタと第2コネクタとを嵌合する際には、第1コネクタの回路基板を第2コネクタの基板収容部に挿入し、第1コネクタの後面に弾性部材を密着させて、その後側にキャップを組み付ける。両コネクタの正規嵌合状態では、弾性部材が前後方向に潰されるように弾性変形し、第1ハウジングの前面が端子保持部の前面に弾性的に押圧され、両ハウジングの前後方向への相対変位が規制される。
特開2014−130722公報
しかしながら、上記のような構成のカードエッジコネクタが振動を受けると、第1コネクタと第2コネクタとが相対的にがたつき、端子保持部はハウジング本体部とともに振動する。このため、端子保持部に保持された端子金具の弾性接触部と回路基板とが相対的にがたつき、回路基板と端子金具との接点部同士が微摺動を繰り返すおそれがある。そこで、回路基板と端子金具との接点部の微摺動を抑制して接続信頼性をさらに向上させることが望まれた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、回路基板と端子金具との接点部の微摺動を抑制して接続信頼性を向上することが可能なカードエッジコネクタを提供することを目的とする。
本発明のカードエッジコネクタは、回路基板が備えられた第1コネクタと、前記回路基板に接続される端子金具が備えられた第2コネクタと、を有し、前記端子金具のうち前記第1コネクタとの嵌合方向における前側の部分には、前記回路基板の接続部に接触可能な弾性接触部が設けられ、前記第2コネクタのうち前記端子金具を保持する第2ハウジングには、前記第1コネクタとの正規嵌合時に前記回路基板の接続部が収容される基板収容部が形成され、前記第2ハウジングは、前記基板収容部に前記弾性接触部が臨むようにして前記端子金具の前側の部分を保持する端子保持部と、前記端子保持部とは別体に形成されて前記端子金具の後側の部分を保持するハウジング本体部と、を有し、前記第1コネクタのうち前記回路基板を保持する第1ハウジングが、前記回路基板の接続部を包囲して前記第2コネクタとの嵌合方向における前方に開口するフード部を有し、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの正規嵌合状態では、前記フード部の前記第2コネクタとの嵌合方向における前端面が、前記ハウジング本体部に当接した状態になる。
本発明によれば、端子保持部が前後方向に相対変位可能であるから、端子保持部および端子保持部に保持された端子金具の弾性接触部が回路基板の振動に追従するので、回路基板と端子金具との接点部の微摺動を抑制して接続信頼性を向上することができる。
本実施例におけるカードエッジコネクタであって、第1コネクタと第2コネクタとを嵌合する前の状態を示す断面図 第1コネクタと第2コネクタとが正規嵌合した状態を示す断面図 フード部の前端面がハウジング本体部に当接した状態を示す一部拡大断面図 ロック突起とスプリングとが係合した状態を示すカードエッジコネクタの一部拡大断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明のカードエッジコネクタは、前記ハウジング本体部が、前記端子金具の後側の部分を保持する端子収容部と、前記端子収容部の外周側を包囲して前記第1コネクタとの嵌合方向における前方に開口する外筒部と、を有し、前記端子収容部と前記外筒部との間の空間に前記フード部が嵌合するものとされ、前記フード部の前端面が、前記外筒部と前記端子収容部とを連結する連結壁に当接した状態になるものとしてもよい。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図4を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例におけるカードエッジコネクタは、図1に示すように、回路基板11が備えられた第1コネクタFと、回路基板11に接続される端子金具20が備えられた第2コネクタSと、を有している。以下、各構成部材において、相手側コネクタとの嵌合方向における前側(第1コネクタFにおいては図1の右側、第2コネクタSにおいては図1の左側)をそれぞれ前方、反対側を後方とし、また、図1の上側を上方、下側を下方として説明する。
第1コネクタFは、合成樹脂製の第1ハウジング10に、回路基板11が組み付けられてなるものである。第1ハウジング10は、回路基板11を保持する基板保持部15と、基板保持部15の前側において前方に開口するフード部16とを一体に備えている。
基板保持部15は、全体として、高さ寸法(上下方向の寸法)が幅寸法(左右方向の寸法)に比べて小さく設定された扁平な形状をなしている。基板保持部15は、前面側が開口した角箱状をなし、内部に回路基板11が収容される。基板保持部15の後壁には、回路基板11の後縁部が緊密に嵌め込まれる凹部14Aが設けられている。また、基板保持部15の左右両壁面には、回路基板11の左右側縁部に嵌合して、回路基板11の後縁部を凹部14Aに案内するガイド部14Bが設けられている。ガイド部14Bは、基板保持部15の前端から凹部14Aに向かって上下方向の寸法が次第に狭まる形状をなしている。基板保持部15の内部には、ポッティング剤19が充填されている。
フード部16の後端部(以後、奥壁17と称する)は、基板保持部15の前端部に連結されている。フード部16の奥壁17は、基板保持部15の前端部において上側および下側に突出している。フード部16の左右両側面(外面)には、ロック突起12が設けられている。ロック突起12の後面は、後述するスプリング51が係合可能な係合面12Aとされている。係合面12Aは、前方に向かって次第に突出寸法が増す傾斜をなしている(図4参照)。
フード部16の前端面18は、前後方向に対して略直角をなしている。フード部16の前端面18は、全周にわたり前後方向の凹凸がない平坦な面とされている。フード部16の前端面18は、全周にわたり前後方向における位置が概ね同じとされている。
回路基板11は、ガラスエポキシ樹脂材料からなり、回路基板11の上下両面(表裏両面)には、図示しない電子部品等が実装され、回路が形成されている。回路基板11の前端部は、端子金具20との接続部13とされ、基板保持部15の前面(フード部16の奥面)14から前方に突出している。回路基板11の接続部13は、フード部16に包囲されている。接続部13の上下両面には、端子金具20の弾性接触部23が当接する複数の図示しない接点部が幅方向に並列配置されている。回路基板11のうち接続部13を除く部分は、基板保持部15に組み込まれている。
端子金具20は、所定の形状に打ち抜いた金属板材を曲げ加工することにより、全体として前後方向に細長い形状に成形されたものである。端子金具20の前側の部分には、周知形態の箱部21が設けられ、後側の部分には、周知形態の圧着部22が設けられている。
箱部21には、回路基板11の接続部13に接触可能な弾性接触部23が設けられている。弾性接触部23は、弾性変形しない自然状態において箱部21から外側へ突出している。また、箱部21には、後述するランス45が後方から係止する係止部24が設けられている。係止部24は、箱部21のうち弾性接触部23が設けられた側とは反対側の面に形成されている。係止部24は、箱部21の前後方向における中間部に設けられ、弾性接触部23の後端と前後方向において概ね同じ位置に配されている。端子金具20の圧着部22には、ワイヤハーネスを構成する電線25の端末部が圧着されて接続されている。
第2コネクタSは、合成樹脂製の第2ハウジングHに、複数の端子金具20が収容されてなる。複数の端子金具20は、第2ハウジングHの内部に上下2段にわけて配され、幅方向に並列されている。第2ハウジングHに保持された複数の端子金具20の弾性接触部23は、回路基板11の接続部13の上下両面に対応する高さ位置に配され、回路基板11の接点部と同ピッチで幅方向に並べられる。
第2ハウジングHには、第1コネクタFとの正規嵌合時に回路基板11の接続部13が収容される基板収容部31が形成されている。基板収容部31は、前方に開口して形成されている。基板収容部31は、第2ハウジングHの高さ方向における中央部に設けられている。
第2ハウジングHは、基板収容部31に弾性接触部23が臨むようにして端子金具20の前側の部分を保持する端子保持部30と、端子金具20の後側の部分を保持するハウジング本体部40と、を有している。端子保持部30とハウジング本体部40とは別体として形成されている。
端子保持部30は、線膨張係数が回路基板11と同程度の材料からなり、全体として、高さ寸法が幅寸法に比して小さく設定された扁平な形状をなしている。基板収容部31は、端子保持部30の高さ方向における中央部に形成されている。
端子保持部30には、端子金具20の前側の部分が収容される前側端子収容室33が設けられている。前側端子収容室33には、端子金具20の箱部21のうち弾性接触部23を含む前端部(係止部24よりも前側の部分)が収容される。前側端子収容室33は、基板収容部31を間にして上下両側に設けられている。前側端子収容室33は、それぞれ基板収容部31に連通している。
端子保持部30は、端子金具20の前面に沿って立つ前壁34と、上段の端子金具20の上面に沿って配される上壁35と、下段の端子金具20の下面に沿って配される下壁36と、左右方向に隣接する前側端子収容室33の間を仕切る仕切り壁とを備えている。
端子保持部30は、後述するハウジング本体部40の端子収容部41の外周側に沿う外壁39を有している。外壁39には、後述するランス45が外側に弾性変位することを許容する撓み空間49を構成する開口部32が設けられている。
端子保持部30に保持された端子金具20の弾性接触部23は、基板収容部31に突出した状態になる(図1参照)。基板収容部31に回路基板11の接続部13が挿入されていない状態では、上下方向に対向する弾性接触部23の間隔が、回路基板11の接続部13の板厚寸法(上下方向の寸法)よりも小さくなるように設定されている。図2に示すように、基板収容部31に回路基板11の接続部13が挿入されると、上下の弾性接触部23が回路基板11との接触によって上方および下方にそれぞれ弾性変形する。第1コネクタFと第2コネクタSとの正規の嵌合状態では、上下の弾性接触部23が弾性変形した状態で回路基板11の接点部にそれぞれ接触し、所定の接触圧が確保される。このとき、上段の端子金具20の上面は、端子保持部30の上壁35に押し当てられ、下段の端子金具20の下面は、端子保持部30の下壁36に押し当てられた状態になる。
ハウジング本体部40は、端子金具20の後側の部分が収容される端子収容部41と、端子収容部41の外周側を包囲して前方に開口する外筒部42とを備えている。なお、端子保持部30は、図示しない周知の係止構造によって、端子収容部41の前側に組み付けられている。
端子収容部41には、端子金具20の後側の部分が収容される後側端子収容室43が設けられている。後側端子収容室43には、端子金具20のうち端子保持部30に収容される部分を除いた略全体が収容される。後側端子収容室43は、中間壁44を間にして上段と下段とにわけて設けられている。中間壁44は、基板収容部31と概ね同じ高さ位置に形成されている。
各後側端子収容室43には、端子金具20に係止して抜け止めするランス45が設けられている。ランス45は、上段および下段の後側端子収容室43において中間壁44と対向する壁部(上壁46および下壁47)にそれぞれ設けられている。ランス45は、前端側が自由端の片持ち状をなしている。ランス45は、後側端子収容室43に挿入される端子金具20に押されて外側に退避し、端子金具20が正規の位置に挿入されると内側に弾性復帰して端子金具20の係止部24に係止する。
外筒部42は、端子収容部41よりも一回り大きい筒状をなし、端子保持部30の前面37よりも前方に突出している。外筒部42には、第1ハウジング10のロック突起12に係合可能なスプリング51が装着されている。スプリング51は、外筒部42に設けられた装着溝42Aに装着されている。
スプリング51は、全体として下方に開放された略U字状をなし、互いに対向方向に弾性変位可能な一対の脚部51Aを備えている。脚部51Aには、ロック突起12の係合面12Aに係合可能な係合部15Bが設けられている。係合部15Bは、内側(互いに接近する側)に突出した山状をなしている。
外筒部42は、端子収容部41の後端部(後端寄りの位置)に連結されている。外筒部42と端子収容部41とを連結する連結壁52は、端子収容部41の外周面から径方向の外側へ突出した形態をなしている。連結壁52は、端子収容部41の全周に連続して形成されている。
連結壁52の前面53は、前後方向に対して略直角をなしている。連結壁52の前面53は、全周にわたり前後方向の凹凸がない平坦な面とされている。連結壁52の前面53は、全周にわたり前後方向における位置が概ね同じとされている。なお、端子収容部41の外周面のうち連結壁52の前方には、シールリング54が嵌着されている。
端子収容部41は、第1ハウジング10のフード部16の内側に嵌合し、端子収容部41と外筒部42との間の嵌合空間48に、第1ハウジング10のフード部16が嵌合するものとされている。
上記のような構成の第1コネクタFと第2コネクタSとを嵌合する際には、第1コネクタFのフード部16に第2コネクタSの端子保持部30および端子収容部41を挿入し、回路基板11の接続部13を基板収容部31に挿入させる。フード部16は、第2コネクタSの嵌合空間48に嵌合される。両コネクタF,Sが正規嵌合されると、ロック突起12がスプリング51の係合部51Bを乗り越え、脚部51Aが弾性復帰して係合部51Bと係合面12Aとが前後方向に当接し、両コネクタF,Sは正規嵌合状態に保持される。
両コネクタF,Sの正規嵌合状態では、上段の端子金具20の弾性接触部23と下段の端子金具20の弾性接触部23とがそれぞれ弾性的に回路基板11の接続部13に当接し、回路基板11と端子金具20とが導通可能に接続される。
また、両コネクタF,Sの正規嵌合状態では、スプリング51の弾性復元力によってロック突起12が弾性的に前方に押圧され、図2に示すように、フード部16の前端面18が、ハウジング本体部40に突き当たって弾性的に押圧された状態で保持される。詳しくは、フード部16の前端面18は、第2ハウジングHの連結壁52の前面53に、全周にわたって当接した状態で保持される。この弾性的な押圧作用により、両ハウジング10,Hの前後方向への相対変位が制限される。また、弾性的な押圧に起因して両ハウジング10,Hの間に生じる摩擦力により、両ハウジング10,Hの嵌合方向と交差する方向(上下方向および左右方向)への相対変位も制限される。このとき、第1ハウジング10の基板保持部15の前面14と端子保持部30の前面37との間には、端子保持部30が前方へ相対変位することを許容する変位許容空間38が形成されている。
なお、両コネクタF,Sの正規嵌合状態では、フード部16の前端部と端子収容部41と間にシールリング54が弾性的に挟まれて収縮し、フード部16の内周面および端子収容部41の外周面に密着している。また、回路基板11の前端面は、基板収容部31の奥面(後面)に当接しないで離れた状態になっている。
正規嵌合状態のカードエッジコネクタが高振動の環境下に設置されている場合には、第1コネクタFおよび第2コネクタSとが相対的にがたつき、回路基板11は、第1ハウジング10とともに振動する。端子保持部30は、変位許容空間38を利用して回路基板11に追従して変位し、端子保持部30に保持された端子金具20の弾性接触部23は、回路基板11の振動に追従して振動する。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例におけるカードエッジコネクタは、回路基板11が備えられた第1コネクタFと、回路基板11に接続される端子金具20が備えられた第2コネクタSと、を有している。端子金具20のうち第1コネクタFとの嵌合方向における前側の部分には、回路基板11の接続部13に接触可能な弾性接触部23が設けられている。第2コネクタSのうち端子金具20を保持する第2ハウジングHには、第1コネクタFとの正規嵌合時に回路基板11の接続部13が収容される基板収容部31が形成されている。第2ハウジングHは、基板収容部31に弾性接触部23が臨むようにして端子金具20の前側の部分を保持する端子保持部30と、端子保持部30とは別体に形成されて端子金具20の後側の部分を保持するハウジング本体部40と、を有している。第1ハウジング10は、回路基板11の接続部13を包囲して第2コネクタSとの嵌合方向における前方に開口するフード部16を有している。第1コネクタFと第2コネクタSとの正規嵌合状態では、フード部16の前端面18が、ハウジング本体部40に当接した状態になる。
この構成によれば、端子保持部30が前後方向に相対変位可能であるから、端子保持部30および端子保持部30に保持された端子金具20の弾性接触部23が回路基板11の振動に追従するので、回路基板11と端子金具20との接点部の微摺動を抑制して接続信頼性を向上することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、ランス45が端子金具20の箱部21の中間部に係止しているが、これに限らず、ランスが例えば端子金具の箱部の後端に係止するものとしてもよい。また、そのような場合には、端子金具の箱部の略全体が端子保持部に収容されるようにしてもよい。
(2)上記実施例では、端子金具20が回路基板11の表裏両面に接触するようにしたが、本発明は、端子金具が回路基板の表裏両面のうちいずれか一方の面のみに接触する形態のカードエッジコネクタにも適用することができる。
(3)上記実施例では、回路基板11が第1ハウジング10に組み付けによって保持されているが、これに限らず、第1ハウジングと回路基板とがモールド成形によって一体化したものであってもよい。
(4)上記実施例では、フード部16の前端面18が全周にわたって連続壁52に当接しているが、これに限らず、フード部の前端面が部分的に連続壁に当接するようにしてもよい。
F…第1コネクタ
H…第2ハウジング
S…第2コネクタ
10…第1ハウジング
11…回路基板
13…回路基板の接続部
16…フード部
18…フード部の前端面
20…端子金具
23…弾性接触部
30…端子保持部
31…基板収容部
40…ハウジング本体部
41…端子収容部
42…外筒部
48…嵌合空間(端子収容部と外筒部との間の空間)
52…連結壁

Claims (2)

  1. 回路基板が備えられた第1コネクタと、
    前記回路基板に接続される端子金具が備えられた第2コネクタと、を有し、
    前記端子金具のうち前記第1コネクタとの嵌合方向における前側の部分には、前記回路基板の接続部に接触可能な弾性接触部が設けられ、
    前記第2コネクタのうち前記端子金具を保持する第2ハウジングには、前記第1コネクタとの正規嵌合時に前記回路基板の接続部が収容される基板収容部が形成され、
    前記第2ハウジングは、前記基板収容部に前記弾性接触部が臨むようにして前記端子金具の前側の部分を保持する端子保持部と、前記端子保持部とは別体に形成されて前記端子金具の後側の部分を保持するハウジング本体部と、を有し、
    前記第1コネクタのうち前記回路基板を保持する第1ハウジングが、前記回路基板の接続部を包囲して前記第2コネクタとの嵌合方向における前方に開口するフード部を有し、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとの正規嵌合状態では、前記フード部の前記第2コネクタとの嵌合方向における前端面が、前記ハウジング本体部に当接した状態になるカードエッジコネクタ。
  2. 前記ハウジング本体部が、前記端子金具の後側の部分を保持する端子収容部と、前記端子収容部の外周側を包囲して前記第1コネクタとの嵌合方向における前方に開口する外筒部と、を有し、
    前記端子収容部と前記外筒部との間の空間に前記フード部が嵌合するものとされ、
    前記フード部の前端面が、前記外筒部と前記端子収容部とを連結する連結壁に当接した状態になる請求項1に記載のカードエッジコネクタ。
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