JP2017061721A - 耐磨耗鋼板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】建設機械・産業用機械等で用いられる耐磨耗鋼板として、より一層の長寿命化を安定的に得ることができる耐磨耗鋼板およびその製造方法の提供。
【解決手段】ブリネル硬さ(HBW10/3000)が361以上であって、長手方向(11〜13)に板厚(t1、t2)が変化している耐磨耗鋼板10で、C:0.1〜0.35%、Si:0.05〜1%、Mn:0.1〜2%、Al:0.1%以下、を含有し、Cr、Mo、Ti、Nb、Bの内の1種又は2種以上を含有する耐磨耗鋼板10。
【選択図】図1

Description

本発明、建設機械・産業用機械等で用いられる耐磨耗鋼板およびその製造方法に関するものである。
ダンプベッセル、パワーショベル、ブルドーザー、バケット、ホッパーなどの建設機械・産業用機械において、土砂等との接触による磨耗が問題となるような部材には、長寿命化のために、耐磨耗特性に優れた鋼板が使用される。
鋼板の耐磨耗特性は、高硬度化することで向上することが一般的に知られており、Cr、Mo等の合金元素添加により焼入特性を向上させ、焼入れ等の熱処理を実施して高硬度化した耐磨耗鋼板が開示されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
さらに、建設機械・産業用機械メーカーでは、建設機械・産業用機械のより一層の長寿命化のために、板厚が異なる複数枚の耐磨耗鋼板を溶接して一枚の鋼板とし、板厚が厚い部分は磨耗が進行しやすい部材に当て、板厚が薄い部分は比較的磨耗が進行しない部材に当てるようにすることがある。
特開2014−194043号公報 特表2014−529355号公報 特許第5458624号公報
しかしながら、上記のように、建設機械・産業用機械のより一層の長寿命化のために、板厚が異なる複数枚の耐磨耗鋼板を溶接する場合、溶接熱により溶接部近傍では硬さが小さくなって耐磨耗特性が低下し、磨耗が局部的に進行してしまって、長寿命化を阻害するという問題がある。
また、溶接によって板厚が異なる耐磨耗鋼板を製造する場合、溶接する工程が増える分、生産効率が低くなるという問題もある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、建設機械・産業用機械等で用いられる耐磨耗鋼板として、建設機械・産業用機械等のより一層の長寿命化を安定的に得ることができる耐磨耗鋼板およびその製造方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有している。
[1]ブリネル硬さ(HBW10/3000)が361以上であって、長手方向に板厚が変化していることを特徴とする耐磨耗鋼板。
[2]長手方向の一方の端部の板厚とその反対の端部の板厚とが異なることを特徴とする前記[1]に記載の耐磨耗鋼板。
[3]組成が質量%で、C:0.05〜0.35%、Si:0.05〜1.0%、Mn:0.1〜2.0%、P:0.030%以下、S:0.030%以下、Al:0.1%以下を含有し、さらに、Cr:0.1〜2.0%、Mo:0.01〜1.0%、Ti:0.1〜0.8%、Nb:0.005〜1.0%、B:0.0003〜0.0030%の内の1種または2種以上を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなっていることを特徴とする前記[1]または[2]に記載の耐磨耗鋼板。
[4]前記[3]に記載の耐磨耗鋼板の製造方法であって、前記[3]に記載の組成を有する鋼片を熱間圧延して長手方向に板厚が変化した被圧延材を得た後、該被圧延材を焼入れ処理することを特徴とする耐磨耗鋼板の製造方法。
[5]被圧延材を焼入れ処理する際には、被圧延材をAc以上の温度から18℃/s以上の冷却速度でMf点以下まで冷却することを特徴とする前記[4]に記載の耐磨耗鋼板の製造方法。
[6]被圧延材を焼入れ処理する際には、前記被圧延材の長手方向の板厚変化に対応して高さ位置が変化する拘束ロールによって前記被圧延材を拘束しながら冷却装置を通過させることを特徴とする前記[4]または[5]に記載の耐磨耗鋼板の製造方法。
本発明においては、一体物として長手方向に板厚が変化した耐磨耗鋼板となっているので、板厚が異なる複数枚の耐磨耗鋼板を溶接した場合のような、溶接熱により溶接部近傍では硬さが小さくなって耐磨耗特性が低下し、磨耗が局部的に進行してしまうという問題がない。その結果、建設機械・産業用機械等で用いられる耐磨耗鋼板として、建設機械・産業用機械等のより一層の長寿命化を安定的に得ることができる。そして、比較的磨耗が進行しない部材には板厚が薄い箇所を当てることで軽量化が達成できるため、建設機械・産業用機械等の重量低減による燃費向上が可能となる。
本発明の一実施形態における耐磨耗鋼板を示す図である。 本発明の一実施形態における熱間圧延を示す図である。 本発明の一実施形態における熱間圧延後の冷却を示す図である。 本発明の他の実施形態における耐磨耗鋼板を示す図である。 本発明の実施例における板厚方向の硬度分布を示す図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[外観形状]
図1は、本発明の一実施形態における耐磨耗鋼板の外観形状を示す斜視図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態における耐磨耗鋼板10は、一体物として長手方向に板厚が変化しており、板厚が相対的に厚い厚部11と、板厚が相対的に薄い薄部13と、厚部11から薄部13に向かって板厚がテーパ状に薄くなっているテーパ部12とを備えている。
ちなみに、耐磨耗鋼板10の全長はLで板幅はWであり、厚部11の長さはL1で板厚はt1、テーパ部12の長さはL2、薄部13の長さはL3で板厚はt2である。
ここで、t1とt2は、耐磨耗鋼板10が使用される状況や、仕様にしたがって任意の値を取ることができる。
[成分組成]
本発明の一実施形態における耐磨耗鋼10の成分組成について述べる。なお、以下の%表示はいずれも質量%である。
C:0.10〜0.35%
Cは、金属組織において金属母材の硬さを大きくして耐磨耗性を向上させるのに有効な元素であり、その効果を得るためには、0.10%以上の含有を必要とする。一方、0.35%を超える含有は、硬質な炭化物が粗大に析出し、曲げ加工時に炭化物を起点として割れが発生する。このため、C含有量を0.10%〜0.35%の範囲に規定した。
Si:0.05〜1.0%
Siは、脱酸元素として有効な元素であり、このような効果を得るためには0.05%以上の含有を必要とする。また、Siは、鋼に固溶して固溶強化により高硬度化に寄与する元素であるが、1.0%を超えて含有される場合は、延性、靭性を低下させ、さらに介在物量を増加させるなどの問題を生じる。このため、Si含有量を0.05〜1.0%の範囲に限定する。
Mn:0.1〜2.0%
Mnは、固溶強化により高硬度化に寄与する有効な元素であり、このような効果を得るためには、0.1%以上の含有を必要とする。一方、2.0%を超える含有は、溶接性を低下させる。このため、Mn含有量を0.1〜2.0%の範囲に限定する。
P:0.030%以下
Pは、不純物元素であり、結晶粒界に偏析しやすく、隣接結晶粒との接合強度を低下させ、低温靭性および耐水素脆性を劣化させる。このため、Pは0.030%以下とすることが望ましい。
S:0.030%以下
Sは、不純物元素であり、結晶粒界に偏析しやすい。また、非金属介在物であるMnSを生成することで、隣接結晶粒との接合強度が低下し、介在物の量が多くなり、低温靭性および耐水素脆性を劣化させる。そのため、S含有量を0.030%以下とすることが望ましい。
Al:0.1%以下
Alは、脱酸材として作用する。このような効果は、0.0020%以上の含有で認められるが、0.1%を超える多量の含有は、鋼の清浄度を低下させる。このため、Al含有量を0.1%以下に限定する。
上記に加えて、さらに、下記の1種または2種以上を含有している。
Cr:0.1〜2.0%
Crは、焼入れ性を向上させる効果を有する。このような効果を得るためには、0.1%以上の含有を必要とするが、2.0%を超える含有は、溶接性を低下させる。このため、Crを添加する場合は0.1〜2.0%の範囲に限定することが好ましい。
Mo:0.01〜1.0%
Moは、焼入れ性を向上させる元素である。このような効果を得るためには、0.01%以上の含有を必要とする。一方、1.0%を越えて含有すると溶接性を低下させる。そのため、Mo含有量は0.01〜1.0%の範囲に限定されることが好ましい。
Ti:0.1〜0.8%
Tiは、耐磨耗性向上に寄与するTi系炭化物を形成する元素である。このような効果を得るためには、0.1%以上の含有を必要とする。一方、0.8%を越えるTiの含有は、Ti系炭化物が粗大化し、曲げ加工時に粗大なTi系炭化物を起点として割れが発生する。このため、Ti含有量を0.1〜0.8%の範囲に限定することが好ましい。
Nb:0.005〜1.0%
Nbは、Tiと複合して添加されることにより、Ti、Nbの複合炭化物((NbTi)C)を形成する。TiNb複合炭化物は母材中に分散して、耐磨耗性向上に有効に寄与する。このような耐磨耗性向上効果を得るためには、0.005%以上の含有を必要とする。一方、1.0%を超える含有は、硬質なTiNb複合炭化物が粗大化し、曲げ加工時に粗大なTiNb複合炭化物を起点として割れが発生する。このため、添加する場合は、Nb含有量を0.005〜1.0%の範囲に限定することが好ましい。
B:0.0003〜0.0030%
Bは、粒界に偏析し、粒界を強化して、靭性向上に有効に寄与する元素であり、このような効果を得るためには、0.0003%以上の含有が必要である。一方、0.0030%を超える含有は、溶接性を低下させる。このため、Bを添加する場合は、0.0003〜0.0030%の範囲に限定することが好ましい。
[材質特性]
本発明の一実施形態における耐磨耗鋼10は、鋼板表面のブリネル硬さ(HBW10/3000)が361以上である。
これは、ダンプベッセル、パワーショベル、ブルドーザー、バケット、ホッパーなどの建設機械・産業用機械において、土砂等との接触による磨耗が問題となるような部材は、鋼板表面のブリネル硬さ(HBW10/3000)が361以上であることが望まれるからである。なお、長寿命化の実現のために、好ましくは、鋼板表面のブリネル硬さ(HBW10/3000)が400以上である。
[製造方法]
本発明の一実施形態における耐磨耗鋼10の製造は以下のようにして行う。
すなわち、上記の成分組成を有する鋼片(スラブ)を加熱炉で1000〜1300℃に加熱し、可逆式熱間圧延機でAr以上の温度域で熱間圧延して長手方向に板厚が変化した被圧延材を得た後、該被圧延材をAc以上の温度から18℃/s以上の冷却速度でMf点以下まで冷却することで焼入れ処理を行う。このようにすることで、鋼板表面のブリネル硬さ(HBW10/3000)が361以上となる鋼板が得られる。冷却速度の上限は特に限定されるものではないが、例えば100℃/s未満であることが好ましい。
なお、上記の温度については、鋼片および該被圧延材の表面温度とする。そして、被圧延材のAcについては、公知の算定式によって求めてもよいし、公知の試験装置を用いて求めてもよい。
図2は、可逆式熱間圧延機(上圧延ロール30a、下圧延ロール30b)で熱間圧延して長手方向に板厚が変化した被圧延材20(厚部21、テーパ部22、薄部23)を得ている状態を示している。
図2においては、被圧延材20の進行に伴って、圧延中に上圧延ロール30aと下圧延ロール30bとのロール間隙を変更することによって、板厚が相対的に厚い厚部21と、厚部21から薄部23に向かって板厚がテーパ状に薄くなっているテーパ部22と、板厚が相対的に薄い23とが形成される。
ここで、被圧延材20の厚部21は耐磨耗鋼板10の厚部11に対応し、被圧延材20のテーパ部22は耐磨耗鋼板10のテーパ部12に対応し、被圧延材20の薄部23は耐磨耗鋼板10の薄部13に対応している。
次に、図3は、上記のように熱間圧延された被圧延材20を冷却装置(上冷却ヘッダ31、上冷却ノズル32、下冷却ヘッダ33、下冷却ノズル34)を通過させて冷却している状態を示している。
図3においては、被圧延材10の通過位置をセンサ(図示せず)等によってトラッキングして、冷却装置を通過中の被圧延材10の長手方向の板厚変化(厚部21、テーパ部22、薄部23)を検知し、その板厚変化に対応して高さ位置が変化する拘束ロール(上拘束ロール35、下拘束ロール36)で被圧延材10を上下方向から拘束しながら冷却している。
ここで、図3(a)は、被圧延材10の薄部23を冷却している状態であり、図3(b)は、被圧延材10のテーパ部22を冷却している状態であり、図3(c)は、被圧延材10の厚部21を冷却している状態である。
これによって、長手方向の板厚変化を有している被圧延材10(厚部21、テーパ部22、薄部23)を冷却・焼入れするに際して、被圧延材10の熱歪の発生を的確に抑制することができる。
なお、図3に示したように、熱間圧延された被圧延材20をAc以上の温度から18℃/s以上の冷却速度でMf点以下まで冷却装置(上冷却ヘッダ31、上冷却ノズル32、下冷却ヘッダ33、下冷却ノズル34)を通過させて冷却する際には、オンラインに冷却装置を設置しておき、熱間圧延された被圧延材20をそのままオンラインの冷却装置を通過させて冷却すればよい。あるいは、オフラインに加熱装置と冷却装置を設置しておき、熱間圧延された被圧延材20をオフラインの加熱装置で再加熱してからオフラインの冷却装置を通過させて冷却してもよい。
このようにして、この実施形態においては、熱間圧延によって一体物として長手方向に板厚が変化した耐磨耗鋼板10となっているので、板厚が異なる耐磨耗鋼板を溶接した場合のような、溶接熱により溶接部近傍では硬度が減少して耐磨耗特性が低下し、磨耗が局部的に進行してしまうという問題がない。その結果、建設機械・産業用機械等で用いられる耐磨耗鋼板として、建設機械・産業用機械等のより一層の長寿命化を安定的に得ることができる。そして、比較的磨耗が進行しない部材には板厚が薄い個所を当てることで軽量化が達成できるため、建設機械・産業用機械等の重量低減による燃費向上が可能となる。
また、溶接工程がないので、生産効率も向上する。
なお、本発明においては、上記の耐磨耗鋼板10だけでなく、例えば、図4(a)〜(e)に長手方向断面形状を示すような耐磨耗鋼板も可能である。
また、上記の耐磨耗鋼板10および図4(a)〜(e)に示した耐磨耗鋼板は、長手方向に直線的に板厚が変化した、所謂LP形状を有する耐磨耗鋼板(LP耐磨耗鋼板)となっているが、本発明は、長手方向に曲線的に板厚が変化した耐磨耗鋼板も含んでいる。
本発明の実施例として、上記の本発明の一実施形態に基づいて耐磨耗鋼板10を製造した(本発明例1、本発明例2)。なお、ここでは、耐磨耗鋼板10表面のブリネル硬さ(HBW10/3000)の目標値を425〜475とした。
本発明例1および本発明例2について、寸法を表1に示し、成分組成を表2に示す。また、それぞれの熱間圧延条件と冷却条件を表3に示す。圧延にあたって、鋼板の形状は図1に示されるものとした。
Figure 2017061721
Figure 2017061721
Figure 2017061721
そして、得られた耐磨耗鋼板の表面のブリネル硬さ(HBW10/3000)を測定した結果および熱歪の発生状況を表4に示す。また、板厚方向のビッカース硬さ(Hv10kgf)を測定した結果を図5に示す。
本発明例1および本発明例2のいずれも、良好な硬さ特性を備えているとともに、熱歪の発生も抑止されている。
Figure 2017061721
10 耐磨耗鋼板(LP耐磨耗鋼板)
11 厚部
12 テーパ部
13 薄部
20 被圧延材
21 厚部
22 テーパ部
23 薄部
30a 上圧延ロール
30b 下圧延ロール
31 上冷却ヘッダ
32 上冷却ノズル
33 下冷却ヘッダ
34 下冷却ノズル
35 上拘束ロール
36 下拘束ロール

Claims (6)

  1. ブリネル硬さ(HBW10/3000)が361以上であって、長手方向に板厚が変化していることを特徴とする耐磨耗鋼板。
  2. 長手方向の一方の端部の板厚とその反対の端部の板厚とが異なることを特徴とする請求項1に記載の耐磨耗鋼板。
  3. 組成が質量%で、C:0.10〜0.35%、Si:0.05〜1.0%、Mn:0.1〜2.0%、P:0.030%以下、S:0.030%以下、Al:0.1%以下を含有し、さらに、Cr:0.1〜2.0%、Mo:0.01〜1.0%、Ti:0.1〜0.8%、Nb:0.005〜1.0%、B:0.0003〜0.0030%の内の1種または2種以上を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなっていることを特徴とする請求項1または2に記載の耐磨耗鋼板。
  4. 請求項3に記載の耐磨耗鋼板の製造方法であって、請求項3に記載の組成を有する鋼片を熱間圧延して長手方向に板厚が変化した被圧延材を得た後、該被圧延材を焼入れ処理することを特徴とする耐磨耗鋼板の製造方法。
  5. 被圧延材を焼入れ処理する際には、被圧延材をAc以上の温度から18℃/s以上の冷却速度でMf点以下まで冷却することを特徴とする請求項4に記載の耐磨耗鋼板の製造方法。
  6. 被圧延材を焼入れ処理する際には、前記被圧延材の長手方向の板厚変化に対応して高さ位置が変化する拘束ロールによって前記被圧延材を拘束しながら冷却装置を通過させることを特徴とする請求項4または5に記載の耐磨耗鋼板の製造方法。
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