JP2017061046A - ノート用紙およびノート - Google Patents
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Abstract
【課題】
ノートに作られる欄の大きさを学習者の自由に任せると空白が作成されず学習効果が十分に得られなかった。また、従来のノートは学習の記録としての機能を十分に発揮していなかった。
【解決手段】
ノート用紙もしくは四角枠内に等間隔に並んだ複数の縦罫線と3本の横罫線とからなり、それら3本の横罫線と、ノート用紙の上端部、下端部、右端部および左端部もしくは四角枠により形成される4つの欄の高さが規定の関係を有するノート用紙を利用して学習を進めることにより、学習段階に応じた余白を生み出して学習効果を向上している。また、ミシン目入りの所定の用紙をノートに付加することにより学習の記録としての機能を付与している。
【選択図】図2
ノートに作られる欄の大きさを学習者の自由に任せると空白が作成されず学習効果が十分に得られなかった。また、従来のノートは学習の記録としての機能を十分に発揮していなかった。
【解決手段】
ノート用紙もしくは四角枠内に等間隔に並んだ複数の縦罫線と3本の横罫線とからなり、それら3本の横罫線と、ノート用紙の上端部、下端部、右端部および左端部もしくは四角枠により形成される4つの欄の高さが規定の関係を有するノート用紙を利用して学習を進めることにより、学習段階に応じた余白を生み出して学習効果を向上している。また、ミシン目入りの所定の用紙をノートに付加することにより学習の記録としての機能を付与している。
【選択図】図2
Description
本発明は、学習者の能力を向上させるノート用紙、および、ノートに関するものである。
用紙面の片面又は両面の全体もしくは用紙内に収まる四角枠に、縦罫線を横方向へ一定間隔おきに表示したノート用紙が知られており、中学校などの国語教育において広く使用されている。しかし、このような一般的なノート用紙は、授業における教師が黒板に書いた事項、いわゆる板書事項や、教師から指示された内容を縦罫線に沿ってノート用紙全体もしくは四角枠によって区切られた1つの領域内に画一的に書き込むだけであり、予習復習などと組合せた学習効果を十分に発揮できるものではなかった。
一方、例えば、特許文献1のように縦罫線と横罫線の両方を設けたノート用紙も提案されており、両方の罫線を用いてノートの使用者、すなわち学習者が、例えば図形と文字を同一紙面上に書く場合に綺麗に書けるという効果が得られている。
このように縦と横の両方の罫線が入ったノート用紙を使用すれば、1つの領域しか作れなかったノート用紙に複数の領域、すなわち、複数の欄を簡単に作ることができ、それら複数の欄を予習や復習に使用して学習者の学習効果を向上させることが期待される。
このように縦と横の両方の罫線が入ったノート用紙を使用すれば、1つの領域しか作れなかったノート用紙に複数の領域、すなわち、複数の欄を簡単に作ることができ、それら複数の欄を予習や復習に使用して学習者の学習効果を向上させることが期待される。
しかし、複数の欄を作り予習や復習に使用したとしても、欄の大きさを学習者の自由にさせると、それぞれの欄に書いた文章の量によって欄の大きさを決めてしまう傾向が見られ、後述する余白の活用ができずに、十分な学習効果が得られないという第1の課題があった。
また、従来のノートは同じノート用紙が綴じられただけの構造であるため、ノート用紙に書いた内容は学習者や教師にとって学習の詳細な記録となるが、ノート使用後の一定期間経過後に学習者がそれを見返して自学に繋げたり、学習の過程を重要視しながらノート使用期間の学習のまとまりとしてノートを使用する時に、ノート使用期間の学習テーマや学習内容の概略を簡単に思い出させるには不十分であるという第2の課題があった。すなわち、「学習の記録」としての機能を十分に発揮することができなかった。
第1の課題と第2の課題は、時間的な違いはあるが、どちらも教育の場において学習者の能力を向上させることを阻害するということで共通している。
また、従来のノートは同じノート用紙が綴じられただけの構造であるため、ノート用紙に書いた内容は学習者や教師にとって学習の詳細な記録となるが、ノート使用後の一定期間経過後に学習者がそれを見返して自学に繋げたり、学習の過程を重要視しながらノート使用期間の学習のまとまりとしてノートを使用する時に、ノート使用期間の学習テーマや学習内容の概略を簡単に思い出させるには不十分であるという第2の課題があった。すなわち、「学習の記録」としての機能を十分に発揮することができなかった。
第1の課題と第2の課題は、時間的な違いはあるが、どちらも教育の場において学習者の能力を向上させることを阻害するということで共通している。
前記第1の課題に対して本願の発明者が鋭意検討を重ねたところ、ノート用紙の欄の大きさや数を学習者の自由に任せるのではなく、予め決められた欄の数と、予め決められた範囲の比率の欄の高さとして、それぞれの欄に書く内容を教師が学習者に指導することにより、学習者の学習効果を大幅に向上できることを見出した。
具体的には、ノート用紙内に収まる四角枠と、四角枠内に設けられた等間隔に並んだ複数の縦罫線と、四角枠内に設けられた3本の横罫線とからなり、それら3本の横罫線と四角枠により形成される4つの欄の高さの関係が、上から2番目の欄の高さが1番上の欄の高さの5〜9倍、上から3番目の欄の高さが1番上の欄の高さの10〜15倍、上から4番目の欄の高さが1番上の欄の高さの5〜9倍であるノート用紙を利用することにより実現している。
また、ノート用紙によっては四角枠の無いものがあるが、そのようなものに対しては、等間隔に並んだ複数の縦罫線と、3本の横罫線とからなり、それら3本の横罫線とノート用紙の上端部、下端部、右端部および左端部の4つの端部により形成される4つの欄の高さの関係が、上から2番目の欄の高さが1番上の欄の高さの5〜9倍、上から3番目の欄の高さが1番上の欄の高さの10〜15倍、上から4番目の欄の高さが1番上の欄の高さの5〜9倍であるノート用紙を利用することにより実現している。
さらに、前記4つの欄の高さの関係が、上から2番目の欄の高さが1番上の欄の高さの5〜7倍、上から3番目の欄の高さが1番上の欄の高さの12〜14倍、上から4番目の欄の高さが1番上の欄の高さの6〜8倍であることが、より好ましい。
さらに、前記4つの欄の高さの関係が、上から2番目の欄の高さが1番上の欄の高さの5〜7倍、上から3番目の欄の高さが1番上の欄の高さの12〜14倍、上から4番目の欄の高さが1番上の欄の高さの6〜8倍であることが、より好ましい。
さらに、前記横罫線のうちの少なくとも1本が、縦罫線よりも太いか、色が異なるか、線の濃さが濃いか、もしくは、これらの組み合わせにより、縦罫線より目立つことにより、前記欄の存在を目立たせるために好ましい。
このように欄の数と欄の高さを規定することによって、その欄を書き埋めようとする学習行為を通して学習者に様々な思考が発生じ、さらに欄に余白が生まれることにより学習者に余白を埋めようとする動機付けを与えることができ、自学を含めた学習全体を構築する力が育まれるという成果が得られることが判った。上記で規定した各欄の高さの比率はこれらの成果を引き出すために適した値である。
つまり、本発明は、従来、授業で主に板書事項を書き込むためだけに使用されていたノートを、そこに書き込むことで学習者が思考を深め、授業と自学を相互に繋げ、学習そのものを構築する力を育むことのできる「考えるノート」を実現させるものである。
このように欄の数と欄の高さを規定することによって、その欄を書き埋めようとする学習行為を通して学習者に様々な思考が発生じ、さらに欄に余白が生まれることにより学習者に余白を埋めようとする動機付けを与えることができ、自学を含めた学習全体を構築する力が育まれるという成果が得られることが判った。上記で規定した各欄の高さの比率はこれらの成果を引き出すために適した値である。
つまり、本発明は、従来、授業で主に板書事項を書き込むためだけに使用されていたノートを、そこに書き込むことで学習者が思考を深め、授業と自学を相互に繋げ、学習そのものを構築する力を育むことのできる「考えるノート」を実現させるものである。
前記4つの欄は、一番上の欄が日付、教科書のページ数のうちのいずれかを、上から2番目の欄が授業のめあて、学習内容の見出し、学習のポイント、学習後の感想、次回の学習内容の予告のうちのいずれかを、上から3番目の欄が板書事項、学習後の振り返り、振り返りを深めた感想、広いスペースが必要な調べ学習などの自主学習、疑問について調べた内容のうちのいずれかを、上から4番目の欄が授業でふと感じたことや考えたことなどのつぶやきメモ、疑問メモ、教師や友達の発言で印象に残った言葉メモ、学習の重要事項だと思った事柄のメモ、後で調べようと思ったことのメモ、今後使いたいと思った言葉、少ないスペースの方がまとめやすい意味調べなど自主学習のうちのいずれかを記載する欄である。
本発明によりノート用紙に作成される4つの欄に書く内容についてさらに詳しく説明する。1回の授業において、上から1番目の欄には「日付」や「教科書のページ数」を、上から2番目の欄には「授業のめあて」や「学習内容の見出し」を、上から3番目の欄には「板書事項」や「学習後の振り返り」を、上から4番目(最下段)の欄には「授業でふと感じたことや考えたことなどのつぶやきメモ」や「疑問メモ」や「教師や友達の発言で印象に残った言葉メモ」を書く。これらは教師の指導によって書かせる基本事項である。ここで「つぶやき」とは、発声を伴わずに自分自身の心のなかで用いる言葉(内言)を指す。授業のポイントを言語化してそこに残すことが大事である。学習者は内言を後から見て授業の確認と語彙の獲得ができる。語彙は教師が授業中に板書はしていないが上手くちりばめている。板書していないことに学習者が気付き自主的に書き込むことも能力向上にとって大切なことである。
本発明によりノート用紙に作成される4つの欄に書く内容についてさらに詳しく説明する。1回の授業において、上から1番目の欄には「日付」や「教科書のページ数」を、上から2番目の欄には「授業のめあて」や「学習内容の見出し」を、上から3番目の欄には「板書事項」や「学習後の振り返り」を、上から4番目(最下段)の欄には「授業でふと感じたことや考えたことなどのつぶやきメモ」や「疑問メモ」や「教師や友達の発言で印象に残った言葉メモ」を書く。これらは教師の指導によって書かせる基本事項である。ここで「つぶやき」とは、発声を伴わずに自分自身の心のなかで用いる言葉(内言)を指す。授業のポイントを言語化してそこに残すことが大事である。学習者は内言を後から見て授業の確認と語彙の獲得ができる。語彙は教師が授業中に板書はしていないが上手くちりばめている。板書していないことに学習者が気付き自主的に書き込むことも能力向上にとって大切なことである。
さらに、教師の助言や学習者の自由な工夫や発想により書き足す項目として、上から2番目の欄には「学習のポイント」や「学習後の感想」や「次回の学習内容の予告」など、上から3番目の欄には「振り返りを深めた感想」や「広いスペースが必要な調べ学習などの自主学習」や「疑問について調べた内容」など、上から4番目(最下段)の欄には「学習の重要事項だと思った事柄のメモ」や「後で調べようと思ったことのメモ」や「今後使いたいと思った言葉」や「少ないスペースの方がまとめやすい意味調べなど自主学習」などがある。すなわち各欄はそれぞれ役割を持つ。1番上は日時や学習箇所の記録としての役割を、上から2番目は後から見て学習の経過が一目でわかるような学習内容の見出しとしての役割を、上から3番目は授業と自学の学習内容の記録としての役割を,2番下は授業中にふと考えたことや思ったことを言葉としてつかまえ、後に自学や語彙の獲得し、さらに考えの深化につなげるためのメモとしての役割を、それぞれ持つのである。
これら4つの欄に書く内容は教師が書かせることを基本とするものの、いずれ学習者が書き足せるようになり、学習者の能力向上に関して大事な要素となる。つまり、学習者は授業の流れを把握できるようになり、振り返った時に自分にとってのポイントが判るようになり、次の授業の見通しが持てるようになる。本発明ではこのような書き足しを学習者に誘発するために規定された高さを有する欄にできる余白が役に立っている。
なお、4つの欄に書く内容は前記のものに限定されるものではないが、これらは発明者が試行錯誤しながら見出した学習者の学習効果の向上に寄与できる内容である。
また、ノート用紙に設けられた前記3本の横罫線のうち真ん中の1本を、他の横罫線より目立たなくすることにより第1の課題を解決しつつ別の効果もあることが判った。例えば、前記4つの欄のうち上から2番目の欄と3番目の欄を合わせて使う方が学習効果が得られる場合がある。広いスペースを使用して調べた内容を表にまとめたり、同じく長い感想を書いたりする場合などである。このような時、これら2つの欄を区切る3本の横罫線のうち真ん中の1本を他の横罫線より目立たなくすれば、その活用を必要に応じて取捨選択し、紙面上の欄を大きくも小さくも活用できる。横罫線を目立たなくする方法としては、他の横罫線より細くすることや色を異ならせることや線の濃さを薄くすること、あるいは点線とすることが考えられる。あるいはこれらを組み合わせて目立たなくしてもよい。さらに、この真ん中の1本の線を縦罫線と同じにしてもよい。
また、ノート用紙設けられた前記3本の横罫線により形成される前記4つの欄のうち上から3番目の欄の左端付近および右端付近にマークを有し、かつ、それら2つのマークが前記4つの欄のうち上から2番目と3番目と4番目の欄で形成される四角形の左縦辺と右縦辺のそれぞれ真ん中に位置することにより第1の課題を解決しつつ別の効果もあることが判った。時として学習者にとって前記4つの欄のうち上から2番目と3番目と4番目の欄で形成される四角形をほぼ上下同じ高さの2つの欄として使用することが好ましい場合がある。
例えば古典の科目において上段に古典の原文を記載して下段にその現代文による訳を記載する場合である。このような場合に学習者は2つのマークを結ぶ直線を定規等を用いて引くことにより簡単に同じ高さの2つの欄を上下に作成することができる。この時、学習者が他の罫線より目立つ線を引くことによりこれらの欄の存在をより顕著に示すことができる。目立つ線とするためには線を濃くしたり太くしたり、あるいは他の罫線と異なる色を使用するなどの方法が考えられ、さらにこれらの方法を組み合わせてもよい。
なお、4つの欄に書く内容は前記のものに限定されるものではないが、これらは発明者が試行錯誤しながら見出した学習者の学習効果の向上に寄与できる内容である。
また、ノート用紙に設けられた前記3本の横罫線のうち真ん中の1本を、他の横罫線より目立たなくすることにより第1の課題を解決しつつ別の効果もあることが判った。例えば、前記4つの欄のうち上から2番目の欄と3番目の欄を合わせて使う方が学習効果が得られる場合がある。広いスペースを使用して調べた内容を表にまとめたり、同じく長い感想を書いたりする場合などである。このような時、これら2つの欄を区切る3本の横罫線のうち真ん中の1本を他の横罫線より目立たなくすれば、その活用を必要に応じて取捨選択し、紙面上の欄を大きくも小さくも活用できる。横罫線を目立たなくする方法としては、他の横罫線より細くすることや色を異ならせることや線の濃さを薄くすること、あるいは点線とすることが考えられる。あるいはこれらを組み合わせて目立たなくしてもよい。さらに、この真ん中の1本の線を縦罫線と同じにしてもよい。
また、ノート用紙設けられた前記3本の横罫線により形成される前記4つの欄のうち上から3番目の欄の左端付近および右端付近にマークを有し、かつ、それら2つのマークが前記4つの欄のうち上から2番目と3番目と4番目の欄で形成される四角形の左縦辺と右縦辺のそれぞれ真ん中に位置することにより第1の課題を解決しつつ別の効果もあることが判った。時として学習者にとって前記4つの欄のうち上から2番目と3番目と4番目の欄で形成される四角形をほぼ上下同じ高さの2つの欄として使用することが好ましい場合がある。
例えば古典の科目において上段に古典の原文を記載して下段にその現代文による訳を記載する場合である。このような場合に学習者は2つのマークを結ぶ直線を定規等を用いて引くことにより簡単に同じ高さの2つの欄を上下に作成することができる。この時、学習者が他の罫線より目立つ線を引くことによりこれらの欄の存在をより顕著に示すことができる。目立つ線とするためには線を濃くしたり太くしたり、あるいは他の罫線と異なる色を使用するなどの方法が考えられ、さらにこれらの方法を組み合わせてもよい。
上記で示したようなノート用紙を束ねてノートを作製すれば、第1の課題を解決できるノートを実現することができる。ノートにすることによりノート用紙のページを跨いだ余白ができるようになり、本発明の余白の効果を一層発揮できることになる。
前記第2の課題に対しては、巻頭もしくは巻末に学習の記録として残すために必要な用紙を付加し、かつ、この付加した用紙にノート本体から切り取り可能にするミシン目を入れることにより解決を図っている。学習者はノートを使い終わった後に付加された用紙に必要事項を記載してミシン目から切り取り、ノートや授業で配布されたプリント類とともに綴じ「学習の記録」を作成する。
付加する用紙の内容としては、「学習の記録」内容を表すタイトル、タイトルの由来、学習のテーマやその選定理由、目次などが挙げられる。付加する用紙の枚数は1枚であっても2枚以上であってもよい。さらに、ノート用紙の端部に貼って見出しとするためのシールを複数枚収納する用紙を付加することも効果的である。
ミシン目はノートの綴じ部分付近に設ければよく、学習者は鋏などを用いることなく簡単にノート本体から切り離すことができればよい。
さらに、付加した用紙以外は本願の請求項1から請求項7のいずれかに記載のノート用紙を使用して、巻頭もしくは巻末に付加した用紙が来るように束ねてノートを作製すれば、第1と第2の課題を解決できるノートを実現することができる。
前記第2の課題に対しては、巻頭もしくは巻末に学習の記録として残すために必要な用紙を付加し、かつ、この付加した用紙にノート本体から切り取り可能にするミシン目を入れることにより解決を図っている。学習者はノートを使い終わった後に付加された用紙に必要事項を記載してミシン目から切り取り、ノートや授業で配布されたプリント類とともに綴じ「学習の記録」を作成する。
付加する用紙の内容としては、「学習の記録」内容を表すタイトル、タイトルの由来、学習のテーマやその選定理由、目次などが挙げられる。付加する用紙の枚数は1枚であっても2枚以上であってもよい。さらに、ノート用紙の端部に貼って見出しとするためのシールを複数枚収納する用紙を付加することも効果的である。
ミシン目はノートの綴じ部分付近に設ければよく、学習者は鋏などを用いることなく簡単にノート本体から切り離すことができればよい。
さらに、付加した用紙以外は本願の請求項1から請求項7のいずれかに記載のノート用紙を使用して、巻頭もしくは巻末に付加した用紙が来るように束ねてノートを作製すれば、第1と第2の課題を解決できるノートを実現することができる。
欄の数と欄の高さを規定したノート用紙、もしくはそれらのノート用紙を束ねたノートを使用することによって、欄に生まれた余白を書き埋めようとする学習行為を通して学習者に様々な思考が発生し、さらに欄に余白が生まれることにより学習者に余白を埋めようとする動機付けを与えることができ、自学を含めた学習全体を構築する力が育まれるという効果が得られる。
これまでのノートは、一枚の紙面に対して書きまとめる欄はひとつであった。学習者はそこに、主に板書を写したり時にはメモを取ったりするが、紙面(一つの欄)に隅々まで書ききることはほとんどない。たいてい、紙面(一つのの欄)の3分の1程度は余白となる。なぜなら、ノートに記述する文字は、言葉か短文がほとんどだからである。そして言葉や文が区切れれば、次の行の先頭から書き始めることが自然だからである。時に長文をノートに書く場合があるが,それは「授業のめあて」が作文等の場合である。したがって、ノートの各ページには不定形の余白が残る。その余白は活用されぬままになっている場合が多かった。
そこに3本の横罫線を入れることによって一枚の紙面に4つの欄が生まれる。4つの欄それぞれには「書く内容」における役割がある。前述したように、1番上は日時や学習箇所の記録としての、上から2番目は後から見て学習の経過が一目でわかるような学習内容の見出しとしての、上から3番目は授業と自学の学習内容の記録としての,1番下は授業中にふと考えたことや思ったことを言葉としてつかまえ、後に自学や語彙の獲得し、さらに考えの深化につなげるためのメモとしての、それぞれ役割である。これらの役割に準じて、欄の高さ、すなわち横罫線を書き入れる位置を決める。欄の大きさの順に述べると、まず一番大きいのは上から3番目の「学習内容の記録」欄である。ここが最も多く文字を書き入れる部分だからである。次は上から4番目の「メモ(瞬間の言葉をつかまえ、前後の学習をつなげる)」欄と、上から2番目の「見出し(後で見返すときに必要)」欄であり、これらは同じ高さの場合もある。そして、最後に1番上の「日付」欄である。
これらノートの紙面に現れた4つの欄は、すなわち学習時における思考の領域である。それらの欄に、考えながら書き、書きながら整理し、整理しながら書く・・・そのような学習行為によって思考を深める効果が期待されるのである。
また、各欄における余白は、多すぎても少なすぎても良いノートにはならない。どちらも見難いからである。教師がそのように指導することによって、学習者は余白を埋めようと学習内容を考え、判断し、選択して学習を実行するようになる。結果として学習内容は深まり、学力向上につながる。しかも能動的で主体的に学習に取り組む力を獲得することにもなるのである。
本発明では、従来は不定形であった余白が欄の存在により定形(四角形)となり、従来は無意味であった余白を意味のあるものにしている。
さらに、前記「学習の記録」を作成することにより、ノート使用後の一定期間経過後に学習者がそれを見返した時に、学習者がノート使用期間の学習テーマや学習内容の概略を簡単に思い出すことができ、自身の学習を概観できる。
以上の通り、本願の請求項1から請求項7のいずれかに記載のノート用紙と、前記した付加する用紙を組み合せてノートを作ることにより、本願発明のノート用紙の形状と付加ページの効果が相まって非常に大きな学習効果と記録としてのノートの価値を同時に得ることができ、教育の場における学習者の能力を向上により資することができる。
これまでのノートは、一枚の紙面に対して書きまとめる欄はひとつであった。学習者はそこに、主に板書を写したり時にはメモを取ったりするが、紙面(一つの欄)に隅々まで書ききることはほとんどない。たいてい、紙面(一つのの欄)の3分の1程度は余白となる。なぜなら、ノートに記述する文字は、言葉か短文がほとんどだからである。そして言葉や文が区切れれば、次の行の先頭から書き始めることが自然だからである。時に長文をノートに書く場合があるが,それは「授業のめあて」が作文等の場合である。したがって、ノートの各ページには不定形の余白が残る。その余白は活用されぬままになっている場合が多かった。
そこに3本の横罫線を入れることによって一枚の紙面に4つの欄が生まれる。4つの欄それぞれには「書く内容」における役割がある。前述したように、1番上は日時や学習箇所の記録としての、上から2番目は後から見て学習の経過が一目でわかるような学習内容の見出しとしての、上から3番目は授業と自学の学習内容の記録としての,1番下は授業中にふと考えたことや思ったことを言葉としてつかまえ、後に自学や語彙の獲得し、さらに考えの深化につなげるためのメモとしての、それぞれ役割である。これらの役割に準じて、欄の高さ、すなわち横罫線を書き入れる位置を決める。欄の大きさの順に述べると、まず一番大きいのは上から3番目の「学習内容の記録」欄である。ここが最も多く文字を書き入れる部分だからである。次は上から4番目の「メモ(瞬間の言葉をつかまえ、前後の学習をつなげる)」欄と、上から2番目の「見出し(後で見返すときに必要)」欄であり、これらは同じ高さの場合もある。そして、最後に1番上の「日付」欄である。
これらノートの紙面に現れた4つの欄は、すなわち学習時における思考の領域である。それらの欄に、考えながら書き、書きながら整理し、整理しながら書く・・・そのような学習行為によって思考を深める効果が期待されるのである。
また、各欄における余白は、多すぎても少なすぎても良いノートにはならない。どちらも見難いからである。教師がそのように指導することによって、学習者は余白を埋めようと学習内容を考え、判断し、選択して学習を実行するようになる。結果として学習内容は深まり、学力向上につながる。しかも能動的で主体的に学習に取り組む力を獲得することにもなるのである。
本発明では、従来は不定形であった余白が欄の存在により定形(四角形)となり、従来は無意味であった余白を意味のあるものにしている。
さらに、前記「学習の記録」を作成することにより、ノート使用後の一定期間経過後に学習者がそれを見返した時に、学習者がノート使用期間の学習テーマや学習内容の概略を簡単に思い出すことができ、自身の学習を概観できる。
以上の通り、本願の請求項1から請求項7のいずれかに記載のノート用紙と、前記した付加する用紙を組み合せてノートを作ることにより、本願発明のノート用紙の形状と付加ページの効果が相まって非常に大きな学習効果と記録としてのノートの価値を同時に得ることができ、教育の場における学習者の能力を向上により資することができる。
次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき説明する。
図1に本発明の第1の実施例を示す。JIS規格B5版の用紙(縦257mm、横182mm)に収まる縦220mm、横152mmの四角枠内に等間隔に並んだ複数の縦罫線と、本発明の特徴である3本の横罫線が描かれているノート用紙である。縦罫線の線間隔は8mmである。四角枠の上辺と1番上の横罫線の間隔、つまり1番上の欄の高さは8mmであり、1番上の横罫線と上から2本目の横罫線の間隔、つまり上から2番目の欄の高さは55mmであり、上から2番目の横罫線と上から3本目の横罫線の間隔、つまり上から3番目の欄の高さは100mmであり、上から3番目の横罫線と四角枠の下辺の間隔、つまり上から4番目の欄の高さは57mmである。4つの欄の高さの関係は、上から2番目の欄の高さが1番上の欄の高さの6.88倍、上から3番目の欄の高さが1番上の欄の高さの12.50倍、上から4番目の欄の高さが1番上の欄の高さの7.13倍である。
また、ノート用紙内に収まる四角枠内に設けられた3本の横罫線のうち真ん中の1本を、線幅を細くすることにより他の横罫線より目立たなくなるようにしている。
図1に本発明の第1の実施例を示す。JIS規格B5版の用紙(縦257mm、横182mm)に収まる縦220mm、横152mmの四角枠内に等間隔に並んだ複数の縦罫線と、本発明の特徴である3本の横罫線が描かれているノート用紙である。縦罫線の線間隔は8mmである。四角枠の上辺と1番上の横罫線の間隔、つまり1番上の欄の高さは8mmであり、1番上の横罫線と上から2本目の横罫線の間隔、つまり上から2番目の欄の高さは55mmであり、上から2番目の横罫線と上から3本目の横罫線の間隔、つまり上から3番目の欄の高さは100mmであり、上から3番目の横罫線と四角枠の下辺の間隔、つまり上から4番目の欄の高さは57mmである。4つの欄の高さの関係は、上から2番目の欄の高さが1番上の欄の高さの6.88倍、上から3番目の欄の高さが1番上の欄の高さの12.50倍、上から4番目の欄の高さが1番上の欄の高さの7.13倍である。
また、ノート用紙内に収まる四角枠内に設けられた3本の横罫線のうち真ん中の1本を、線幅を細くすることにより他の横罫線より目立たなくなるようにしている。
図2に本発明の第2の実施例を示す。第2の実施例は第1の実施例に係るノート用紙に、さらに、ノート用紙内に収まる四角枠内に設けられた3本の横罫線により形成される4つの欄のうち上から3番目の欄の左端付近および右端付近に三角形のマークを有したノート用紙である。これらの2つのマークは4つの欄のうち上から2番目と3番目と4番目の欄で形成される四角形の左縦辺と右縦辺のそれぞれ真ん中の位置である四角枠上辺から114mmの位置に付されている。
図3に本発明の第3の実施例を示す。第3の実施例に係るノート用紙と第1の実施例に係るノート用紙の違いは、ノート用紙内に収まる四角枠が無いことである。JIS規格B5版の用紙(縦257mm、横182mm)に等間隔に並んだ複数の縦罫線と、本発明の特徴である3本の横罫線が描かれているノート用紙である。縦罫線の線間隔は8mmである。ノート用紙の上端部と1番上の横罫線の間隔、つまり1番上の欄の高さは9mmであり、1番上の横罫線と上から2本目の横罫線の間隔、つまり上から2番目の欄の高さは60mmであり、上から2番目の横罫線と上から3本目の横罫線の間隔、つまり上から3番目の欄の高さは120mmであり、上から3番目の横罫線とノート用紙の下端部の間隔、つまり上から4番目の欄の高さは68mmである。4つの欄の高さの関係は、上から2番目の欄の高さが1番上の欄の高さの6.67倍、上から3番目の欄の高さが1番上の欄の高さの13.33倍、上から4番目の欄の高さが1番上の欄の高さの7.56倍である。
また、ノート用紙に設けられた3本の横罫線のうち真ん中の1本を、線幅を細くすることにより他の横罫線より目立たなくなるようにしている。
また、ノート用紙に設けられた3本の横罫線のうち真ん中の1本を、線幅を細くすることにより他の横罫線より目立たなくなるようにしている。
図4に本発明の第4の実施例を示す。第4の実施例は第3の実施例に係るノート用紙に、さらに、ノート用紙に設けられた3本の横罫線により形成される4つの欄のうち上から3番目の欄の左端付近および右端付近に三角形のマークを有したノート用紙である。これらの2つのマークは4つの欄のうち上から2番目と3番目と4番目の欄で形成される四角形の左縦辺と右縦辺のそれぞれ真ん中の位置であるノート用紙上端部から133mmの位置に付されている。
第2の実施例に係るノート用紙を用いて学習者の学習効果が向上できる理由について説明する。図5は市販の縦罫線だけのノート用紙を使用してきた学習能力が向上する前の学習者が第2の実施例に係るノート用紙を使い始めた頃の記載内容を模式的(図中の文章の意味は本発明とは関係無い)に表したものである。学習者は1番上の欄に日付を、上から2番目の欄には授業のめあてを、上から3番目の欄には板書事項を、上から4番目の欄には教師の言葉を記載している。これらの記載は教師が黒板に書いたことや、記載することを指示したことであり、学習者はこれらのことを書き込むことはできるが、それ以上を書き込もうとしない。即ち学習者にとって受け身と言える内容しか記載することができない。
これらの記載内容の量は必然的に上から3番目の欄が最も多くなり、その結果、上から2番目と4番目の欄に定形(四角形)の余白が生じることになる。なお、1番上の欄は基本的に日付や教科書のページ数のみを記載するため空白があるが、欄の高さも低く後から書き足す欄としては不向きのため、本発明の重要要素である上から2番目と3番目、4番目の欄にできる余白とは趣旨を異にするものである。
このような状況の学習者に対して、それぞれの欄に書く内容を教師が学習者に指導し続けるともに余白の存在を指摘することに繰り返した結果、学習者は図6に模式的に示すように余白のほどよいノート記載ができるようになる。この間の様子を詳しく述べる。上から4番目の欄への記載事項として、教師や友達の言葉で印象に残った言葉や、授業でふと感じたことや考えたことなどのつぶやきや、次の授業のための意味調べなどの自学内容を書き足すようになる。上から4番目の欄の記載量が増えると上から3番目の欄に余白が目立つ。そこには授業で板書事項を書くがそれでも余白がある。学習者は空白があり過ぎるのはよくないと感じて上から3番目の欄に多くの「学習後の振り返り」を書く。その中で疑問点が生じた場合は上から4番目の欄に「疑問点」を書く。疑問について調べた内容を上から3番目の欄に書く。2番目の欄にできた余白には「学習後の感想」や「次回の学習内容の予告」を書く。
このように、ある欄にできた余白を埋めることにより新たに別の欄に余白ができ、その余白に誘発されて更なる自学を重ねる。この行為を学習者が自発的かつ継続的に行うため学習効果は非常に高い。本発明では、3本の横罫線により作成される予め決められた大きさの欄に効果的に余白が形成されるノートの使用により、授業中の思考を深めるとともに、授業を自学へつなげ、自学を授業につなげるという学習習慣をつくることにより、上記行為を自動的に誘発し学習効果を向上させることができる。
図7に本発明に係るノート用紙を束ねて作成したノートを示す。学習者はノートのページを捲りながら連続的に本発明に係るノート用紙へ記載できる。ノートにすることによりノート用紙のページを跨いだ余白ができるようになり、本発明の余白の効果を一層発揮できることになる。
図8に巻頭もしくは巻末に付加する用紙の実施例を示す。付加する用紙の内容は本発明を限定するものではなく、例えば、「学習の記録」内容を表すタイトル、タイトルの由来、学習のテーマやその選定理由、目次などが挙げられる。各用紙には、前記した用紙の内容を示すための文字と、用紙の内容を書くためのガイドとなる四角枠や罫線などが予め印刷されている。ノートの綴じ部分付近にはミシン目が設けられており、学習者は鋏などを用いることなく簡単にノート本体から切り離すことができる。
付加する用紙の枚数は1枚であっても2枚以上であってもよい。さらに、ノート用紙の端部に貼って見出しとするためのシールを複数枚収納するシール用紙を付加してもよい。このシール用紙の例を図9に示す。シールを簡単に剥がすことができるように表面を加工した用紙に複数のシールが仮に貼られた状態で収納されている。学習者はシールに見出しとなる文字を記載した後にシールを剥がし半分に折ってノート用紙の端部に貼ることにより見出しを作ることができる。
学習者はノートを使い終わった後に付加された用紙に必要事項を記載してミシン目から切り取り、ノートや授業で配布されたプリント類とともに綴じることにより、ノート使用後の一定期間経過後に学習者がそれを見返した時に、学習者がノート使用期間の学習テーマや学習内容の概略を簡単に思い出すことができる「学習の記録」を完成することができる。
付加する用紙以外は第1から第4の実施例のいずれかに係るノート用紙を使用して、巻頭もしくは巻末に付加する用紙が来るように束ねて作製したノートを作ることにより、本願発明のノート用紙の形状と巻末付加ページの効果が相まって非常に大きな学習効果と記録としてのノートの価値を同時に得ることができる。
このような状況の学習者に対して、それぞれの欄に書く内容を教師が学習者に指導し続けるともに余白の存在を指摘することに繰り返した結果、学習者は図6に模式的に示すように余白のほどよいノート記載ができるようになる。この間の様子を詳しく述べる。上から4番目の欄への記載事項として、教師や友達の言葉で印象に残った言葉や、授業でふと感じたことや考えたことなどのつぶやきや、次の授業のための意味調べなどの自学内容を書き足すようになる。上から4番目の欄の記載量が増えると上から3番目の欄に余白が目立つ。そこには授業で板書事項を書くがそれでも余白がある。学習者は空白があり過ぎるのはよくないと感じて上から3番目の欄に多くの「学習後の振り返り」を書く。その中で疑問点が生じた場合は上から4番目の欄に「疑問点」を書く。疑問について調べた内容を上から3番目の欄に書く。2番目の欄にできた余白には「学習後の感想」や「次回の学習内容の予告」を書く。
このように、ある欄にできた余白を埋めることにより新たに別の欄に余白ができ、その余白に誘発されて更なる自学を重ねる。この行為を学習者が自発的かつ継続的に行うため学習効果は非常に高い。本発明では、3本の横罫線により作成される予め決められた大きさの欄に効果的に余白が形成されるノートの使用により、授業中の思考を深めるとともに、授業を自学へつなげ、自学を授業につなげるという学習習慣をつくることにより、上記行為を自動的に誘発し学習効果を向上させることができる。
図7に本発明に係るノート用紙を束ねて作成したノートを示す。学習者はノートのページを捲りながら連続的に本発明に係るノート用紙へ記載できる。ノートにすることによりノート用紙のページを跨いだ余白ができるようになり、本発明の余白の効果を一層発揮できることになる。
図8に巻頭もしくは巻末に付加する用紙の実施例を示す。付加する用紙の内容は本発明を限定するものではなく、例えば、「学習の記録」内容を表すタイトル、タイトルの由来、学習のテーマやその選定理由、目次などが挙げられる。各用紙には、前記した用紙の内容を示すための文字と、用紙の内容を書くためのガイドとなる四角枠や罫線などが予め印刷されている。ノートの綴じ部分付近にはミシン目が設けられており、学習者は鋏などを用いることなく簡単にノート本体から切り離すことができる。
付加する用紙の枚数は1枚であっても2枚以上であってもよい。さらに、ノート用紙の端部に貼って見出しとするためのシールを複数枚収納するシール用紙を付加してもよい。このシール用紙の例を図9に示す。シールを簡単に剥がすことができるように表面を加工した用紙に複数のシールが仮に貼られた状態で収納されている。学習者はシールに見出しとなる文字を記載した後にシールを剥がし半分に折ってノート用紙の端部に貼ることにより見出しを作ることができる。
学習者はノートを使い終わった後に付加された用紙に必要事項を記載してミシン目から切り取り、ノートや授業で配布されたプリント類とともに綴じることにより、ノート使用後の一定期間経過後に学習者がそれを見返した時に、学習者がノート使用期間の学習テーマや学習内容の概略を簡単に思い出すことができる「学習の記録」を完成することができる。
付加する用紙以外は第1から第4の実施例のいずれかに係るノート用紙を使用して、巻頭もしくは巻末に付加する用紙が来るように束ねて作製したノートを作ることにより、本願発明のノート用紙の形状と巻末付加ページの効果が相まって非常に大きな学習効果と記録としてのノートの価値を同時に得ることができる。
本発明に係るノート用紙およびノートは、中学生を中心に教育の場で利用することができる。
1 用紙
2 縦罫線
3 横罫線
4 マーク
5 四角枠
6 1番上の欄
7 上から2番目の欄
8 上から3番目の欄
9 上から4番目の欄
10 余白
11 ミシン目
12 シール
N ノート用紙
NB ノート
AN 巻頭もしくは巻末に付加する用紙
2 縦罫線
3 横罫線
4 マーク
5 四角枠
6 1番上の欄
7 上から2番目の欄
8 上から3番目の欄
9 上から4番目の欄
10 余白
11 ミシン目
12 シール
N ノート用紙
NB ノート
AN 巻頭もしくは巻末に付加する用紙
Claims (9)
- ノート用紙内に収まる四角枠と、当該四角枠内に設けられた等間隔に並んだ複数の縦罫線と、当該四角枠内に設けられた3本の横罫線とからなり、前記3本の横罫線と前記四角枠により形成される4つの欄の高さの関係が、上から2番目の欄の高さが1番上の欄の高さの5〜9倍、上から3番目の欄の高さが1番上の欄の高さの10〜15倍、上から4番目の欄の高さが1番上の欄の高さの5〜9倍であることを特徴とするノート用紙。
- 等間隔に並んだ複数の縦罫線と、3本の横罫線とからなり、前記3本の横罫線とノート用紙の上端部、下端部、右端部および左端部の4つの端部により形成される4つの欄の高さの関係が、上から2番目の欄の高さが1番上の欄の高さの5〜9倍、上から3番目の欄の高さが1番上の欄の高さの10〜15倍、上から4番目の欄の高さが1番上の欄の高さの5〜9倍であることを特徴とするノート用紙。
- 前記4つの欄の高さの関係が、上から2番目の欄の高さが1番上の欄の高さの5〜7倍、上から3番目の欄の高さが1番上の欄の高さの12〜14倍、上から4番目の欄の高さが1番上の欄の高さの6〜8倍であることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のノート用紙。
- 前記横罫線のうちの少なくとも1本が、縦罫線よりも太いか、色が異なるか、線の濃さが濃いか、もしくは、これらの組み合わせにより、縦罫線より目立つことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のノート用紙。
- 前記4つの欄は、一番上の欄が日付、教科書のページ数のうちのいずれかを、上から2番目の欄が授業のめあて、学習内容の見出し、学習のポイント、学習後の感想、次回の学習内容の予告のうちのいずれかを、上から3番目の欄が板書事項、学習後の振り返り、振り返りを深めた感想、広いスペースが必要な調べ学習などの自主学習、疑問について調べた内容のうちのいずれかを、上から4番目の欄が授業でふと感じたことや考えたことなどのつぶやきメモ、疑問メモ、教師や友達の発言で印象に残った言葉メモ、学習の重要事項だと思った事柄のメモ、後で調べようと思ったことのメモ、今後使いたいと思った言葉、少ないスペースの方がまとめやすい意味調べなど自主学習のうちのいずれかを記載する欄であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のノート用紙。
- 前記3本の横罫線のうち真ん中の1本が、他の横罫線より細いか、色が異なるか、薄いか、点線であるかのいずれか、若しくは、これらの組み合わせにより、他の横罫線より目立たないことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のノート用紙。
- 前記4つの欄のうち上から3番目の欄の左端付近および右端付近にマークを有し、かつ、それら2つのマークが前記4つの欄のうち上から2番目と3番目と4番目の欄で形成される四角形の左縦辺と右縦辺のそれぞれ真ん中に位置することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のノート用紙。
- 請求項1から請求項7のいずれかに記載のノート用紙を束ねて作製したことを特徴とするノート。
- 巻頭もしくは巻末に学習の記録として残すために必要な用紙を付加し、かつ、当該付加した用紙にノート本体から切り取り可能にするミシン目を入れたことを特徴とする請求項8に記載のノート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015186499A JP2017061046A (ja) | 2015-09-24 | 2015-09-24 | ノート用紙およびノート |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015186499A JP2017061046A (ja) | 2015-09-24 | 2015-09-24 | ノート用紙およびノート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=58429716
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JP2015186499A Pending JP2017061046A (ja) | 2015-09-24 | 2015-09-24 | ノート用紙およびノート |
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JP (1) | JP2017061046A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4533525Y1 (ja) * | 1965-07-28 | 1970-12-21 | ||
JPS61135677U (ja) * | 1985-02-14 | 1986-08-23 |
-
2015
- 2015-09-24 JP JP2015186499A patent/JP2017061046A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4533525Y1 (ja) * | 1965-07-28 | 1970-12-21 | ||
JPS61135677U (ja) * | 1985-02-14 | 1986-08-23 |
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