JP2017060632A - 撮影台 - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線画像撮影装置を撮影台から取り外す際に、放射線画像撮影装置のコネクター部と撮影台のコネクターとの接続を的確かつ容易に解除させることが可能な撮影台を提供する。
【解決手段】撮影台のコネクター24と放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとは接続時に互いに磁着するように構成されており、コネクター24は、放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10から引き抜いて取り外す際に、移動するコネクター部Cfに磁着した状態でコネクター部Cfに追従して移動可能とされており、かつ、追従して移動するコネクター24の一端側の移動量Wがコネクター24の他端側の移動量Wよりも小さくなるようにコネクター24の移動が規制されることで、コネクター24の一端側が他端側よりも先に放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから離間するように構成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、撮影台に係り、特に、放射線画像撮影装置を装填可能な撮影台に関する。
病気診断等を目的として、X線画像に代表される放射線を用いて撮影された放射線画像が広く用いられている。こうした医療用の放射線画像は、従来からスクリーンフィルムを用いて撮影されていたが、放射線画像のデジタル化を図るために輝尽性蛍光体シートを用いたCR(Computed Radiography)装置が開発され、最近では、複数の放射線検出素子を二次元状に配列し、照射された放射線を複数の放射線検出素子でそれぞれ検出してデジタルの画像データとして読み出す放射線画像撮影装置(Flat Panel Detector)が開発されている。
放射線画像撮影装置は、従来、支持台等と一体的に形成された、いわゆる専用機として開発されたが、近年、上記のように二次元状に配列された複数の放射線検出素子を筐体内に収納して可搬とした可搬型(カセッテ型等とも言う。)の放射線画像撮影装置が開発され、実用化されている(例えば特許文献1等参照)。そして、このような可搬型の放射線画像撮影装置(以下、単に放射線画像撮影装置という。)を装填する撮影台も種々開発されている(例えば特許文献2等参照)。
一方、放射線画像撮影装置が撮影台に装填されて撮影を行う際、コネクターを介して放射線画像撮影装置にケーブルを装着し、ケーブルを介した有線方式で、放射線画像撮影装置から外部装置に画像データ等を転送したり、外部装置との間で信号のやり取りを行ったり、或いは外部装置から電力の供給を受けたりするように構成される場合がある(特許文献3等参照)。
この場合、例えば図14(A)に示すように、放射線画像撮影装置Fの角隅部等に、放射線画像撮影装置Fの筐体fの内部の配線と接続された複数のピンpを備えるコネクター部Cfが設けられ、図14(B)に示すように、この放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfに、図示しない撮影台に設けられたコネクターBcを接続して、放射線画像撮影装置Fを撮影台に装填する。
そして、この状態で、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと撮影台側のコネクターCbとを介して放射線画像撮影装置Fと図示しない外部装置とがケーブルCaを介して有線方式で接続され、ケーブルCa等を介してデータや信号を送受信したり、外部装置から放射線画像撮影装置Fに電力を供給したりするように構成される。
また、撮影台側のコネクターCbに図示しないマグネットを設け、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfの、コネクターCbのマグネットに対応する位置に金属板mp(図14(A)参照)を設けておき、コネクター同士の接続時に、撮影台側のコネクターCbのマグネットが放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfの金属板mpと磁着するように構成される場合がある。そして、このように構成することで、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと撮影台側のコネクターCbとを確実に接続させることが可能となる。
特開平6−342099号公報 特開2000−37382号公報 特開2012−110542号公報
ところで、上記のように接続時に放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと撮影台のコネクターCbとを磁着させるように構成すると、コネクター同士を磁着させない場合に比べて、放射線画像撮影装置Fを撮影台から取り外すためにコネクター同士の接続を解除する際に、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと撮影台のコネクターCbとが離れ難くなる。
すなわち、放射線画像撮影装置Fを撮影台から取り外す際、図14(B)に矢印で示すように、放射線画像撮影装置FとコネクターCbを、それらの接続面に対して垂直な方向に力を加えて引き離すことになるが、比較的強い力を加えないと引き離すことができなくなる。
このように、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと撮影台のコネクターCbとを磁着させるように構成すると、確かにコネクターCfとコネクターCbとが確実に接続されるようになるが、その反面、放射線画像撮影装置Fを撮影台から取り外し難くなってしまうといった問題がある。
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、放射線画像撮影装置を撮影台から取り外す際に、放射線画像撮影装置のコネクター部と撮影台のコネクターとの接続を的確かつ容易に解除させることが可能な撮影台を提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、本発明の撮影台は、
筐体内に複数の放射線検出素子が二次元状に配列され、コネクター部を備える放射線画像撮影装置を装填可能なカセッテホルダーを備える撮影台であって、
前記カセッテホルダーは、
装填された前記放射線画像撮影装置を保持する保持具と、
前記保持具に保持された前記放射線画像撮影装置の前記コネクター部に接続可能なコネクターと、
を備え、
前記コネクターと前記コネクター部とは、接続時に互いに磁着するように構成されており、
前記コネクターは、前記放射線画像撮影装置を前記カセッテホルダーから引き抜いて取り外す際に、移動する前記コネクター部に磁着した状態で前記コネクター部に追従して移動可能とされており、
かつ、追従して移動する前記コネクターの一端側の移動量が前記コネクターの他端側の移動量よりも小さくなるように前記コネクターの移動が規制されることで、前記コネクターの前記一端側が前記他端側よりも先に前記放射線画像撮影装置の前記コネクター部から離間するように構成されていることを特徴とする。
本発明のような方式の撮影台によれば、放射線画像撮影装置を撮影台から取り外す際に、放射線画像撮影装置のコネクター部と撮影台のコネクターとの接続を的確かつ容易に解除させることが可能となる。
本実施形態に係る撮影台の外観を示す斜視図である。 本実施形態に係るカセッテホルダーから引き出しトレイが引き出された状態を表す図である。 (A)放射線画像撮影装置に設けられたコネクター部の位置を説明する図であり、(B)コネクター部の拡大図である。 撮影台のカセッテホルダーのコネクターの構成を表す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図である。 カセッテホルダーの保持部に放射線画像撮影装置が装填された状態におけるコネクターと放射線画像撮影装置のコネクター部との接続部分の構成を表す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。 (A)放射線画像撮影装置を取り外す際に保持部材の一端側の折り曲げ部と規制部材とが当接した状態を表す図であり、(B)コネクターの一端側がコネクターの他端側よりも先に放射線画像撮影装置のコネクター部から離間した状態を表す図である。 コネクターや保持部材の変形例1を表す平面図である。 コネクターや保持部材の変形例2を表す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。 カセッテホルダーに放射線画像撮影装置が装填されていない場合にコネクターが保持具よりも保持部の内側に突き出た状態を表す図である。 コネクターがスライドベースに直交する方向に揺動可能であることを説明する図であり、(A)は変形例2の場合、(B)は本実施形態や変形例1の場合を表す。 (A)装填される放射線画像撮影装置にコネクターに接近した状態を表す図であり、(B)コネクターが揺動して放射線画像撮影装置のコネクター部と接続された状態を表す図である。 放射線画像撮影装置が撮影台のカセッテホルダーに(A)縦向きに装填された状態、(B)横向きに装填された状態を説明する平面図である。 (A)スライドベースに設けられた突起部や引き出しトレイに設けられた係止部材を表す図であり、(B)スライドベースが開いて突起部と係止部材とが係合した状態を表す平面図である。 (A)従来の放射線画像撮影装置のコネクター部の構成の一例を表す図であり、(B)磁着されたコネクターと放射線画像撮影装置のコネクター部とをそれらの接続面に対して垂直な方向に力を加えて引き離す状態を説明する図である。
以下、本発明に係る撮影台の実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下では、撮影台が臥位撮影用の撮影台である場合について説明するが、本発明は、この場合に限定されず、撮影台が立位撮影用の撮影台である場合についても適用される。
[撮影台の基本的な構成について]
図1は、本実施形態に係る撮影台を示す斜視図である。本実施形態では、撮影台1は、図示しない床面に固定された基部2と、基部2により下方から支持された支持部3と、支持部3により下方から支持された天板4とを備えている。なお、図示を省略するが、患者は天板4上に横臥する。そして、支持部3は、図示しない昇降機構により、基部2に対して天板4とともに上下方向(すなわち図中のz方向)に昇降可能とされており、また、天板4は、図示しない移動機構により、支持部3に対して水平方向(すなわち図中のx方向およびy方向)に移動可能とされている。
支持部3の上方の、天板4の直下の部分には、図示しない放射線画像撮影装置Fを装填可能なカセッテホルター10を収容する収容スペース5が設けられており、カセッテホルダー10は、収容スペース5内で、図中のx方向(すなわち天板4の延在方向)の位置を変えることができるようになっている。なお、収容スペース5内で、カセッテホルダー10の図中y方向の位置も変えることができるように構成することも可能である。
[カセッテホルダーの構成について]
次に、本実施形態に係る撮影台1のカセッテホルダー10の構成について説明する。なお、以下では、カセッテホルダー10の各部等について説明する際、カセッテホルダー10を図1に示したように配置した場合の図中y方向の手前側を「手前側」等とし、また、y方向の奥側を「奥側」等として説明する場合がある。
本実施形態では、図2に示すように、撮影台1のカセッテホルダー10のカバー部11内には、引き出しトレイ12が、図示しないレールに沿ってカバー部11から手前側に引き出されたり奥側に押し込まれてカバー部11内に収納されたりすることができる状態で配置されている。そして、引き出しトレイ12には、引き出しトレイ12の引き出し、収納の際に放射線技師等が把持するためのハンドル13が取り付けられている。
なお、図2では、引き出しトレイ12がカセッテホルダー10のカバー部11から引き出された状態が示されており、図1では、引き出しトレイ12がカセッテホルダー10内に収納された状態が示されている。また、図2や以下の各図では、撮影台1のカセッテホルダー10以外の部分の記載が省略されている。
引き出しトレイ12の上面側には、装填された放射線画像撮影装置Fを保持する保持具23等を備える保持部20が設けられている。保持部20は、主に、回転ベース21と、スライドベース22、22と、保持具23と、コネクター24とを備えている。なお、図2や以下の各図では、コネクター24のケーブル25(図4(A)、(B)等参照)の記載が省略されていたり、途中から省略されているが、実際にはケーブル25は引き出しトレイ12の背面側(すなわち本実施形態では下側)に引き回される等してカセッテホルダー10内に延びるように配設されている。
回転ベース21は、略平板状に形成されており、引き出しトレイ12の上面側に取り付けられている。なお、本実施形態では、後述するように、回転ベース21は、引き出しトレイ12に回転可能に取り付けられており、回転ベース21を引き出しトレイ12に対して回転させることで保持部20全体を回転させることができるようになっているが、この点については後で説明する。
また、2枚のスライドベース22、22が回転ベース21の上面側に取り付けられており、回転ベース21に対してそれぞれ平行にかつ反対方向に移動させて開閉できるようになっているが、この点についても後で説明する。そして、以下では、上記の各点について説明するまで、回転ベース21は回転されず、スライドベース22、22は閉じられた状態であるものとして説明する。また、図2に示されているストッパー32については後で説明する。
各保持具23は、それぞれスライドベース22、22の端部が上方に折り曲げられて形成されており、或いはそれぞれスライドベース22、22の端部に取り付けられている。そして、各保持具23は、例えば14×17インチの放射線画像撮影装置F(図示省略)がスライドベース22、22の上面側に装填された場合に、装填された放射線画像撮影装置Fの各辺に側面から当接して、放射線画像撮影装置Fの位置が水平方向(すなわちx方向やy方向)にずれないように放射線画像撮影装置Fを保持するようになっている。
本実施形態では、このように、カセッテホルダー10の回転ベース21やスライドベース22が、放射線画像撮影装置Fが装填された際に、装填された放射線画像撮影装置Fの背面側を保持するベース面として機能するように構成されている。
コネクター24は、奥側のスライドベース22のさらに奥側の位置であって、スライドベース22、22の上面側に放射線画像撮影装置Fを装填した際に、放射線画像撮影装置Fの筐体fの側面に設けられたコネクター部Cf(図3(A)参照)と接続される位置に配置されている。
なお、図3(A)、(B)に示すように、本実施形態では、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfは、放射線画像撮影装置Fの角隅部に設けられており、前述した図14(A)に示したコネクター部Cfと同様に、放射線画像撮影装置Fの筐体fの内部の配線と接続された平板状の複数のピンpや、カセッテホルダー10側のコネクター24に設けられた後述するマグネット24c(後述する図4(A)、(B)参照)と磁着する金属板mpが設けられている。
また、本実施形態では、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfには、コネクター部Cfとカセッテホルダー10側のコネクター24とが接続する際に、コネクター24に設けられた後述する位置決めピン24d(後述する図4(A)、(B)参照)が挿入される穴hが設けられている。そして、本実施形態では、このように構成することで、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとカセッテホルダー10側のコネクター24とが後述するように自動的に接続される際に、穴hに位置決めピン24dが挿入されることで、コネクター部Cfとコネクター24との間の位置決めが自動的にかつ的確に行われるようになっている。
[コネクターの構成について]
次に、カセッテホルダー10側のコネクター24の構成について説明する。本実施形態では、コネクター24は、図4(A)、(B)に示すように、支持体24aから所定本数のピン24bが突出された構成とされており、各ピン24bの両側には、マグネット24cがそれぞれ支持体24aに固定されている。
コネクター24の各ピン24bは、先端部分がマグネット24cより外側にそれぞれ突出された状態とされている。また、各ピン24bは、支持体24aに対して各ピン24bの軸方向に移動可能とされており、しかも、図示しないバネ等により突出方向(すなわち図4(A)では図中の手前側、図4(B)では図中の下向き)に付勢されている。
また、コネクター24の支持体24aの各ピン24bが設けられた面には、位置決めピン24dが突設されている。そして、コネクター24と放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとを接続する際に、前述したように、位置決めピン24dが、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfに設けられた穴h(図3(B)参照)に挿入されることにより、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとコネクター24との相対的な位置決めを自動的に行わせることができるようになっている。
なお、本実施形態では、図4(A)、(B)に示すように、コネクター24の位置決めピン24dは、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfの穴hに確実に挿入されるようにするために、角部がテーパ状に面取りされている。また、図4(A)、(B)に示すように、コネクター24の支持体24aには、コネクター24の各ピン24bとそれぞれ接続された図示しない複数の導線が内包されたケーブル25が接続されている。
本実施形態では、コネクター24等が上記のように構成されているため、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとカセッテホルダー10のコネクター24とが接続される際に、コネクター24の位置決めピン24dの先端が放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfの穴hに挿入されるとともに、コネクター24の各ピン24bの先端が放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfの平板状の各ピンpに当接する。
そして、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとコネクター24とがさらに接近すると、コネクター24の位置決めピン24dが放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfの穴hの中に押し込まれるとともに、コネクター24の各ピン24bが放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfの各ピンpに圧接された状態になり、コネクター24のマグネット24cの磁力で、コネクター24のマグネット24cと放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfの金属板mpとが磁着する。
このようにして、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとカセッテホルダー10のコネクター24とが接続される際に、位置決めピン24dにより両者の相対的な位置決めが自動的にかつ的確になされた状態で、コネクター24の各ピン24bと放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfの各ピンpとを確実に接続することが可能となる。
なお、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cf側にマグネットを設け、コネクター24側に金属板を設けるように構成することも可能である。また、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとカセッテホルダー10のコネクター24との接続については、後で再度説明する。
[コネクターの保持部材等の構成等について]
次に、本実施形態に係るコネクター24の保持部材26について説明する。図5(A)、(B)は、本実施形態に係るカセッテホルダー10の保持部20に放射線画像撮影装置Fが装填された状態におけるコネクター24と放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとの接続部分を表す平面図と側面図である。
本実施形態では、コネクター24の保持部材26は、板状に形成されており、ネジ27でコネクター24の上面に螺着されて固定されている。また、保持部材26は、カセッテホルダー10の保持部20側の2箇所の部分26a(以下、折り曲げ部26aという。)が下方に折り曲げられた状態に形成されている。そして、複数のピン24b(図4(A)、(B)参照)が設けられたコネクター24の部分が、2箇所の折り曲げ部26aの間からカセッテホルダー10の保持部20側(すなわち手前側)に突出する状態になっている。なお、図5以下の各図(後述する図9以外)では、コネクター24の複数のピン24b等の図示が省略されている。
一方、カセッテホルダー10の保持部20には、上記のように保持具23が設けられているが、図5(A)、(B)に示すように、保持部20に装填されて各保持具23により保持された放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfにコネクター24が接続された際に、保持部材26の上記の2箇所の折り曲げ部26aに対向する位置にも、それぞれ保持具23が設けられている。以下、この部分の保持具23を保持具23bという。
そして、本実施形態では、2つの保持具23bからそれぞれ水平方向奥側(図5(A)では図中上側、図5(B)では図中右側)に棒状のガイド部材28が突設されている。そして、各ガイド部材28は、コネクター24の保持部材26の2箇所の折り曲げ部26aに設けられた孔26hにそれぞれ挿通されており、折り曲げ部26aのさらに奥側に延びている。
そして、折り曲げ部26aより奥側の各ガイド部材28の部分には、バネ29がそれぞれ嵌め込まれている。そして、バネ29の手前側(図5(A)では図中下側、図5(B)では図中左側)の端部は折り曲げ部26aに固定されており、バネ29の奥側の端部は、ガイド部材28の端部に形成されたバネ止め部に固定されている。そのため、コネクター24と保持部材26は、各バネ29によりカセッテホルダー10の保持部20に向かう方向(すなわち手前側)に付勢されている。
なお、図5(A)、(B)に示したようにカセッテホルダー10の保持部20に放射線画像撮影装置Fが装填された状態では、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと接続されたコネクター24が、バネ29による付勢の方向とは逆に奥側(すなわちカセッテホルダー10の保持部20から離れる方向)に押された状態になるため、各バネ29は、その自然長よりも縮められた状態になっている。
本実施形態では、上記のように、コネクター24は、保持部材26の2箇所の折り曲げ部26aの間からカセッテホルダー10の保持部20側に突出されるように形成されているため、図5(A)、(B)に示すように、保持部20に装填された放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfにコネクター24が接続された状態では、保持部材26の各折り曲げ部26aと各保持部20の保持具23bとの間に、それぞれ隙間Gが形成される状態になる。
そして、このように、保持部材26の各折り曲げ部26aと各保持部20の保持具23bとの間にそれぞれ隙間Gが存在するため、例えば放射線技師等がカセッテホルダー10に装填された放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10から取り外す際に、放射線画像撮影装置Fを手前側(図5(A)では図中下側、図5(B)では図中左側)に引き抜くように移動させると、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfに磁着して接続されているコネクター24や保持部材26は、移動するコネクター部Cfと接続された状態でコネクター部Cfに追従して手前側に移動する。
そして、本実施形態では、保持部材26の一端側の折り曲げ部26a(図5(A)では図中左側)と保持具23bとの間に形成される隙間Gの大きさWを、保持部材26の他端側の折り曲げ部26a(図5(A)では図中右側)と保持具23bとの間に形成される隙間Gの大きさWよりも小さくするための規制部材30が、保持部材26の一端側の折り曲げ部26aと保持具23bとの間に設けられている。
本実施形態では、図5(A)に示すように、規制部材30として、前述したガイド部材28に嵌められた金属製のワッシャーが設けられている。しかし、規制部材30は、このようなワッシャーに限定されず、上記のように隙間Gの大きさW(すなわち後述する移動量)を調整することができるものであれば他の態様であってもよく、例えば、ガイド部材28自体の一部を大径にして規制部材30を形成するように構成することも可能である。
[作用]
次に、本実施形態に係る撮影台1やカセッテホルダー10の作用について説明する。上記のように、本実施形態では、規制部材30により、保持部材26の一端側の折り曲げ部26a(図5(A)では図中左側)と保持具23bとの間に形成される隙間Gの大きさWが、保持部材26の他端側の折り曲げ部26a(図5(A)では図中右側)と保持具23bとの間に形成される隙間Gの大きさWよりも小さくなるように、隙間Gの大きさWがそれぞれ調整されている。
そして、前述したように放射線技師等がカセッテホルダー10に装填された放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10から取り外す際には、放射線技師等は、まず、図1に示した状態から図2に示したように(なお図2では放射線画像撮影装置Fの図示が省略されている。)引き出しトレイ12を手前側に引き出す。そして、カセッテホルダー10の保持部20に保持されている放射線画像撮影装置Fの手前側(図2では手前側、図5(A)では図中下側、図5(B)では図中左側)の部分を上方に持ち上げ、その状態で放射線画像撮影装置Fを手前側に引く。
放射線画像撮影装置Fが手前側に引かれると、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfに接続されているコネクター24が、保持部材26とともに放射線画像撮影装置Fに追従して手前側に移動する。その際、本実施形態では、上記のように、保持部材26の一端側の折り曲げ部26aの部分に規制部材30が設けられており、一端側の折り曲げ部26aの部分の隙間Gの大きさWが、他端側の折り曲げ部26aの部分の隙間Gの大きさWよりも小さくなっている。
そのため、上記のように、コネクター24や保持部材26が放射線画像撮影装置Fやコネクター部Cfの移動に追従して移動すると、図6(A)に示すように、保持部材26の一端側の折り曲げ部26a(図6(A)では図中左側)と規制部材30とが当接する。そして、保持部材26の一端側の折り曲げ部26aが規制部材30によりそれ以上の手前側への規制されるため、コネクター24の一端側はそれ以上手前側に移動することが阻止される。
しかし、保持部材26の他端側の折り曲げ部26a(図6(A)では図中右側)は、規制部材30が設けられていないため、さらに手前側に移動することができる。そのため、放射線技師等がさらに放射線画像撮影装置Fを手前側に引くと、コネクター24の一端側は手前側に移動しないが、コネクター24の他端側は放射線画像撮影装置Fに追従して手前側に移動するため、図6(B)に示すように、コネクター24の一端側がコネクター24の他端側よりも先に放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから離間する。
本実施形態では、以上のように、コネクター24に固定された保持部材26の2箇所に設けた折り曲げ部26aのうち、一端側の折り曲げ部26aの部分にのみ規制部材30を設けたため、保持部材26の一端側の移動量(すなわち一端側の折り曲げ部26aと保持具23bとの間に形成される隙間Gの大きさW)が、保持部材26の他端側の移動量(すなわち他端側の折り曲げ部26aと保持具23bとの間に形成される隙間Gの大きさW)よりも小さくなる。
そのため、放射線技師等が放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10から引き抜いて取り外す際に、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfに追従してコネクター24と保持部材26が手前側に移動し、保持部材26の一端側が先に規制部材30に当接して移動が規制された後も、保持部材26の他端側はさらに手前側に移動することができる。そのため、放射線技師等が放射線画像撮影装置Fをさらに手前側に引くことで、図6(B)に示したように、コネクター24の一端側をコネクター24の他端側よりも先に放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから離間させることが可能となる。
そして、図6(B)に示した状態から放射線技師等が放射線画像撮影装置Fをさらに手前側に引くことで、コネクター24の他端側の移動が保持具23bによって規制されるため、コネクター24の他端側も放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから離れる。そのため、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとカセッテホルダー10のコネクター24との接続が解除される。
本実施形態では、このように、放射線技師等は、放射線画像撮影装置Fを手前側に引くだけで、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとカセッテホルダー10のコネクター24との接続を的確に解除することが可能となる。
また、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとカセッテホルダー10のコネクター24との接続が解除される際、上記のように、本実施形態では規制部材30が設けられているため、コネクター24の一端側がコネクター24の他端側よりも先に放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから離間した状態を自動的に形成することができる(図6(B)参照)。
そのため、本実施形態では、図14(B)に示したように放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfに磁着したコネクターCbを一度に引き離すのではなく、図6(B)に示したように、一旦、コネクター24の一端側をコネクター24の他端側よりも先に放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから離間させた後で、コネクター24の他端側を放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから引き離す状態になるため、図14(B)に示したようにして放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと撮影台のコネクターCbとの接続を解除する場合に比べて非常に容易に放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと撮影台1のコネクター24との接続を解除させることが可能となる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る撮影台1によれば、放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10から引き抜いて取り外す際に、規制部材30により、移動する放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfに磁着した状態で追従して移動するコネクター24の一端側の移動量W(すなわち上記の隙間Gの大きさW。以下同じ。)がコネクター24の他端側の移動量Wよりも小さくなるようにコネクター24の移動が規制されるため、コネクター24の一端側が他端側よりも先に放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから離間する。
そのため、放射線技師等が、放射線画像撮影装置Fを撮影台1から取り外す際に、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと撮影台1のコネクター24との接続を的確かつ容易に解除させることが可能となる。
[コネクターや保持部材の変形例1]
上記の実施形態では、図5(A)に示したように、放射線画像撮影装置Fがカセッテホルダー10の保持部20に装填された状態では、保持部材26の両端の折り曲げ部26aと保持具23bとが平行になるように保持部材26が形成されており、保持部材26の一端側の折り曲げ部26aの部分に規制部材30を設けることで、保持部材26の一端側の折り曲げ部26aと保持具23bとの間に形成される隙間Gの大きさW(すなわち移動量W)を、保持部材26の他端側の折り曲げ部26aと保持具23bとの間に形成される隙間Gの大きさW(すなわち移動量W)よりも小さくするように構成されているカセッテホルダー10や撮影台1について説明した。
しかし、保持部材26をこのように構成する代わりに、例えば図7に示すように、保持部材26を、予め、放射線画像撮影装置Fがカセッテホルダー10の保持部20に装填された状態で保持部材26の一端側の折り曲げ部26aと保持具23bとの間に形成される隙間Gの大きさW1(すなわち移動量W1)が保持部材26の他端側の折り曲げ部26aと保持具23bとの間に形成される隙間Gの大きさW2(すなわち移動量W2)よりも小さくなるように形成することも可能である。
このように構成すれば、上記の実施形態の場合(図6(A)、(B)参照)と同様に、装填された放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10から取り外す際に、放射線画像撮影装置Fを手前側に引き出すと、コネクター24の一端側をコネクター24の他端側よりも先に放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから離間させることが可能となる。そのため、放射線画像撮影装置Fを撮影台1から取り外す際に、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと撮影台1のコネクター24との接続を的確かつ容易に解除させることが可能となる。
また、上記の実施形態とは異なり、保持部材26の形状を変えるだけで、規制部材30を用いなくても上記の効果を得ることが可能となる。すなわち、この変形例1では、規制部材30が不要となるというメリットがある。
[コネクターや保持部材の変形例2]
一方、上記の実施形態や変形例1では、規制部材30を設けたり(実施形態)、保持部材26の形状を工夫することで(変形例1)、放射線画像撮影装置Fを手前側に引き出す際にコネクター24の一端側をコネクター24の他端側よりも先に放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから離間させる場合について説明した。しかし、コネクター24自体の構造を工夫することで、上記の効果を奏するように構成することも可能である。
具体的には、例えば図8(A)、(B)に示すように、コネクター24の支持体24aの一端側および他端側に、複数のピン24b(図8(A)、(B)では図示省略。図4(A)、(B)参照)が設けられた面に直交する方向(y方向)に延在する長孔24e1、24e2をそれぞれ設ける。その際、支持体24aの一端側の長孔24e1は当該面に近い位置に設け、支持体24aの他端側の長孔24e2は当該面からより遠い位置に設けるように構成する。
また、カセッテホルダー10側には、前述したカセッテホルダー10のスライドベース22からコネクター24の下方に下側保持部材26Aを延設させる。そして、棒状の規制具31、31を、下側保持部材26Aの一端側および他端側の、スライドベース22の端部からの距離が等しい位置からそれぞれ上方に立設させて、コネクター24の長孔24e1、24e2にそれぞれ挿通させる。
そして、各規制具31の上端に平板状の上側保持部材26Bを取り付ける。そのため、上記の実施形態や変形例1では、引き出される放射線画像撮影装置Fの移動に追従してコネクター24と保持部材26とが一体的に移動したが、この変形例2では、下側保持部材26Aや各規制具31、上側保持部材26Bは、カセッテホルダー10のスライドベース22に固定されているため、放射線画像撮影装置Fが手前側に移動してもそれに追従して移動せず、コネクター24のみが、引き出される放射線画像撮影装置Fの移動に追従して移動することになる。
なお、この変形例2では、図8(A)、(B)に示すように、コネクター24と下側保持部材26Aや上側保持部材26Bとの間にはある程度の隙間が形成されているが、この点については後で説明する。
そして、変形例2では、上記のように構成することで、図8(A)に示したように、放射線画像撮影装置Fがカセッテホルダー10に装填され、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとカセッテホルダー10のコネクター24とが接続された状態で、コネクター24の一端側に設けられた長孔24e1の奥側の縁(図8(A)では図中上側の縁)の部分と規制具31との距離が、コネクター24の他端側に設けられた長孔24e2の奥側の縁の部分と規制具31との距離よりも長くなる。
そのため、放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10から手前側に引き抜いて取り外す際に、移動する放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfに追従してコネクター24のみが手前側に移動するが、その際、コネクター24の一端側では、コネクター24が手前側(図8(A)では図中下側)に移動すると長孔24e1の奥側の縁の部分が規制具31にすぐに当接してしまい、コネクター24の一端側の移動量が小さくなる。
しかし、コネクター24の他端側では、上記のように長孔24e2の奥側の縁の部分と規制具31との距離が長いため、コネクター24の一端側よりも移動できる距離が長くなり(すなわち移動量が大きくなり)、コネクター24の一端側よりもさらに放射線画像撮影装置Fに追従して手前側に移動する。
そのため、この変形例2においても、上記のように構成することで、装填された放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10から取り外す際に、放射線画像撮影装置Fを手前側に引き出すと、コネクター24の一端側をコネクター24の他端側よりも先に放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから離間させることが可能となる。そのため、放射線画像撮影装置Fを撮影台1から取り外す際に、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと撮影台1のコネクター24との接続を的確かつ容易に解除させることが可能となる。
[コネクターをカセッテホルダーに向かう方向に付勢することについて]
なお、本実施形態や変形例1では、ガイド部材28は、前述したように、折り曲げ部26aに設けられた孔26h(図5(A)、(B)参照)に挿通されており、上記のようにコネクター24や保持部材26の一端側や他端側が手前側や奥側(すなわちy方向)に移動する際に、それらがその方向に移動できるように案内する機能を有している。また、ガイド部材28は、カセッテホルダー10に放射線画像撮影装置Fが装填されていない状態では、コネクター24や保持部材26が、カセッテホルダー10の保持部20から脱落しないようにそれらを係止する機能も有している。
また、上記のように、放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10から取り外す際には、コネクター24をカセッテホルダー10の保持部20に向かう方向に付勢しなくても、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfに磁着しているコネクター24は、保持部材26とともに、引き出される放射線画像撮影装置Fの移動に追従して自動的に移動する。そのため、上記のようにコネクター24の一端側をコネクター24の他端側よりも先に放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから離間させてコネクター24を放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから外し易くするという目的や効果の観点から言えば、コネクター24や保持部材26は、必ずしもカセッテホルダー10の保持部20に向かう方向に付勢されていなくてもよい。
しかし、上記のようにバネ29を設ける等してコネクター24をカセッテホルダー10の保持部20に向かう方向に付勢するように構成すると、カセッテホルダー10に放射線画像撮影装置Fが装填されていない状態では、図9に示すように、コネクター24は、複数のピン24b等が設けられた面が保持具23bよりも保持部20の内側に突き出た状態になる。
なお、図8に示した変形例2では、バネ等の図示を省略したが、変形例2においてもバネ等を設けて、コネクター24をカセッテホルダー10の保持部20に向かう方向に付勢するように構成すると、図9の場合と同様に、カセッテホルダー10に放射線画像撮影装置Fが装填されていない状態では、コネクター24は、複数のピン24b等が設けられた面が保持具23よりも保持部20の内側に突き出た状態になる。
[コネクターの揺動について]
また、変形例2では、図8(A)、(B)に示したように、コネクター24は、下側保持部材26Aや上側保持部材26Bとの間にある程度の隙間が形成された状態で保持されている。そのため、コネクター24は、放射線画像撮影装置Fがカセッテホルダー10に装填されていない状態では、図10(A)に示すように、カセッテホルダー10の保持部20の前述したベース面を構成するスライドベース22に直交する方向(すなわちz方向)に所定の角度範囲内で揺動することができるようになっている。
また、上記の実施形態や変形例1においても、保持部材26の折り曲げ部26aに設けられた孔26hの径を、それに挿通されるガイド部材28の径より大きめに形成することで、図10(B)に示すように、放射線画像撮影装置Fがカセッテホルダー10に装填されていない状態では、コネクター24や保持部材26を、カセッテホルダー10の保持部20のスライドベース22に直交する方向(すなわちz方向)に所定の角度範囲内で揺動することができるように構成することが可能である。
[放射線画像撮影装置の装填時のコネクターの動作等について]
そして、このように、放射線画像撮影装置Fがカセッテホルダー10に装填されていない状態で、コネクター24(および保持部材26)をスライドベース22に直交する方向に揺動可能に構成すると、カセッテホルダー10への放射線画像撮影装置Fの装填時に、コネクター24は以下のように動作する。
すなわち、図11(A)に示すように、放射線画像撮影装置Fがカセッテホルダー10のスライドベース22に対して傾いた状態で装填されてコネクター24に接近すると、図11(B)に示すように、コネクター24がスライドベース22に直交する方向に揺動して放射線画像撮影装置Fと同じ傾斜角でスライドベース22に対して傾いた状態になって、コネクター24と放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとが自動的に(すなわち放射線技師等がコネクター24と放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと接続しなくても自然に)接続される。
そして、コネクター24が接続された状態の放射線画像撮影装置Fを、カセッテホルダー10のスライドベース22に平行にして、保持部20の各保持具23で保持させることで、放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10に装填すると同時に、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfにカセッテホルダー10のコネクター24を的確にかつ自動的に接続させることが可能となる(図5(A)、(B)、図7、図8(A)、(B)参照)。
なお、図11(A)、(B)では、装填される放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfにコネクター24が接続される様子がイメージ的に表されており、カセッテホルダー10の保持具23等の記載が省略されている。
このように、本実施形態や変形例1、2では、コネクター24を、カセッテホルダー10のベース面を構成するスライドベース22に直交する方向に揺動可能に設けることで、放射線画像撮影装置Fがカセッテホルダー10に装填される際には、放射線画像撮影装置Fがスライドベース22に対して傾いた状態で装填されても、コネクター24がスライドベース22に直交する方向に揺動して、コネクター24と放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfとが的確にかつ自動的に(すなわち容易に)接続される。
また、放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10から取り外す際には、前述したように、コネクター24の一端側をコネクター24の他端側よりも先に放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfから離間させることが可能となり、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと撮影台1のコネクター24との接続を的確かつ容易に解除させることができる。
そのため、本実施形態や変形例1、2において、コネクター24をカセッテホルダー10のベース面を構成するスライドベース22に直交する方向に揺動可能に設けるように構成すれば、放射線画像撮影装置Fのカセッテホルダー10への着脱において、放射線画像撮影装置Fのコネクター部Cfと撮影台1のコネクター24とを的確かつ容易に接続し、また、接続を解除させることが可能となる。
[スライドベースが開閉可能とされていることについて]
ところで、前述したように、本実施形態では、カセッテホルダー10の回転ベース21(図2参照)の上面側に、2枚のスライドベース22、22が取り付けられており、2枚のスライドベース22、22は、回転ベース21に対してそれぞれ平行にかつ反対方向に移動させて開閉できるようになっている。
そして、2枚のスライドベース22、22を閉じた状態ではカセッテホルダー10の保持部20に例えば14×17インチの放射線画像撮影装置Fを装填することができ、2枚のスライドベース22、22を開いた状態では、例えば17×17インチの放射線画像撮影装置Fを装填することができる。
このように、本実施形態では、カセッテホルダー10は、2枚のスライドベース22、22を開閉することで、矩形状の筐体の一方の辺の長さが同じであり(例えば17インチ)、一方の辺に直交する他方の辺の長さが異なり(例えば14インチと17インチ)、サイズが異なる放射線画像撮影装置Fを装填することができるように形成されている。
このように構成することで、サイズが異なる放射線画像撮影装置Fごとにカセッテホルダー10を設ける必要がなく、1つのカセッテホルダー10で、2枚のスライドベース22、22を開閉させることでサイズが異なる複数種類の放射線画像撮影装置Fを装填することが可能となる。
なお、本実施形態では、スライドベース22、22は、回転ベース21に対して互いに反対方向に同じ距離だけ移動するように構成されている。また、本実施形態では、図2に示したように、カセッテホルダー10の回転ベース21にストッパー32が設けられており、ストッパー32は、回転ベース21に対して昇降させることができるようになっている。
そして、カセッテホルダー10に例えば14×17インチの放射線画像撮影装置Fを装填する際には、ストッパー32を上昇させ、ストッパー32を一方のスライドベース22に係合させて、スライドベース22、22が開かない状態にして、14×17インチの放射線画像撮影装置Fを装填する。
また、カセッテホルダー10に例えば17×17インチの放射線画像撮影装置Fを装填する際には、ストッパー32を押し下げて一方のスライドベース22との係合を解除し、スライドベース22、22を開いた状態で、17×17インチの放射線画像撮影装置Fを装填するようになっている。
そして、本実施形態では、上記のように、スライドベース22、22が、回転ベース21に対して互いに反対方向に同じ距離だけ移動するように構成されているため、スライドベース22、22を閉じた状態でも開いた状態でもスライドベース22、22全体の中心位置(すなわちx、y方向の中心位置)は変わらない。
そのため、本実施形態では、スライドベース22、22を開閉させて異なるサイズの放射線画像撮影装置Fを装填する場合でも、カセッテホルダー10に装填される放射線画像撮影装置Fの中心位置が同じ位置に保たれた状態で放射線画像撮影装置Fを装填することが可能となる(後述する図12(A)、(B)における放射線画像撮影装置Fの中心位置O参照)。
なお、本実施形態では、このように、カセッテホルダー10に例えば14×17インチと17×17インチの2種類の放射線画像撮影装置Fを装填する場合が想定されているため、上記のように、2枚のスライドベース22、22をy方向のみに開閉させる構成とした。
しかし、カセッテホルダー10にさらに多くのサイズが異なる放射線画像撮影装置Fを装填することができるようにするために、例えば、スライドベース22を4分割する等して、y方向だけでなく、それに直交するx方向にも開閉するように構成することも可能である。
また、上記のように、本実施形態や変形例1、2では、コネクター24は、スライドベース22に取り付けられた保持具23bから突設されたガイド部材28(図5(A)、(B)等参照)と係合したり、スライドベース22から延設された下側保持部材26Aから立設された規制具31(図8(A)、(B)参照)と係合するように構成されている。そのため、スライドベース22、22を回転ベース21に対して開閉可能に構成しても、コネクター24はスライドベース22とともに移動するため、コネクター24とスライドベース22や保持具23bとの相対的な位置関係は変わらない。
そのため、上記のようにスライドベース22、22を回転ベース21に対して開閉可能に構成しても、放射線画像撮影装置Fのカセッテホルダー10からの取り外し時やカセッテホルダー10への装填時における前述した本発明に特有の作用効果が阻害されることはなく、その優れた作用効果は的確に発揮される。
[保持部全体が回転可能とされていることについて]
また、本実施形態では、前述したように、カセッテホルダー10の保持部20のベース面を構成する回転ベース21が、引き出しトレイ12(図2参照)に対して回転可能に取り付けられており、回転ベース21を引き出しトレイ12に対して回転させることで、カセッテホルダー10の保持部20全体を回転させることができるようになっている。
そして、このように構成することで、例えば14×17インチの放射線画像撮影装置Fを、カセッテホルダー10に、図12(A)に示すように縦向きに装填したり(すなわち放射線画像撮影装置Fの長辺の延在方向がx方向を向くように装填したり)、図12(B)に示すように横向きに装填したり(すなわち放射線画像撮影装置Fの長辺の延在方向がy方向を向くように装填したり)することが可能となり、放射線画像撮影装置Fの向きを変えることが可能となる。
放射線画像撮影装置Fは、通常、撮影台1に対して縦向き(図12(A)参照)と横向き(図12(B)参照)のいずれかのポジションで装填されるため、図示を省略するが、カセッテホルダー10の回転ベース21は引き出しトレイ12に対して90°だけ回動するように構成することが可能である。
一方、17×17インチの放射線画像撮影装置Fのように、一方の辺の長さと他方の辺の長さとが同じ長さの放射線画像撮影装置Fの場合には、放射線画像撮影装置Fを縦向きにして撮影しても横向きにして撮影しても、撮影される画像に変わりはない。しかし、後の画像処理では、放射線画像撮影装置Fを横向きにして撮影された画像は、90°回転させて縦向きにしなければならなくなる場合があり、画像処理に余分な工程が必要になる。
そのため、17×17インチの放射線画像撮影装置Fのように、一方の辺の長さと他方の辺の長さとが同じ長さの放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10に装填する場合には、回転ベース21を引き出しトレイ12に対して回転することができないようにして、回転を禁止するように構成することが可能である。
すなわち、14×17インチの放射線画像撮影装置Fのように、一方の辺の長さと他方の辺の長さとが異なる長さの放射線画像撮影装置F(以下、簡単に長方形の放射線画像撮影装置Fという。)をカセッテホルダー10に装填する場合には、回転ベース21を引き出しトレイ12に対して回転することを許容して、放射線画像撮影装置Fを、当該放射線画像撮影装置Fが存在する平面内で(すなわち引き出しトレイ12に対して平行な平面内で)回転可能とする。
しかし、17×17インチの放射線画像撮影装置Fのように、一方の辺の長さと他方の辺の長さとが同じ長さの放射線画像撮影装置F(以下、簡単に正方形の放射線画像撮影装置Fという。)をカセッテホルダー10に装填する場合には、回転ベース21を引き出しトレイ12に対して回転することができないようにして放射線画像撮影装置Fの回転を禁止するように構成することが可能である。
このように構成すれば、長方形の放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10に装填する場合には、放射線画像撮影装置Fを縦向き或いは横向きに装填して、縦向きや横向きの画像を的確に撮影することが可能となる。また、それとともに、正方形の放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10に装填する場合には、放射線画像撮影装置Fの回転を禁止することで、放射線画像撮影装置Fで撮影された画像を、後の画像処理で90°回転する等の余分な工程を行わなければならなくなること等を的確に防止することが可能となる。
そして、上記のように長方形の放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10に装填する場合には、回転ベース21を引き出しトレイ12に対して回転することを許容し、正方形の放射線画像撮影装置Fを装填する場合には回転ベース21の引き出しトレイ12に対する回転を禁止するための具体的な構成として、例えば、以下のように構成することが可能である。
すなわち、例えば図13(A)に示すように、一方のスライドベース22(或いは両方のスライドベース22、22)の下面に、背面側の引き出しトレイ12に向けて突出する突起部22aを設ける。そして、スライドベース22が縦向きの状態で開動作し(すなわち図2に示した状態でy方向に移動し)、それに伴って突起部22aがy方向に移動すると、突起部22aに係合して係止する係止部材12aを引き出しトレイ12の上面に設ける。
このように構成すると、スライドベース22を閉じている状態(図13(A)参照。すなわち長方形の放射線画像撮影装置Fを装填する状態)では、スライドベース22の突起部22aは引き出しトレイ12の係止部材12aと係合していないため、スライドベース22は回転することができる。
しかし、スライドベース22を開いた状態(図13(B)参照。すなわち正方形の放射線画像撮影装置Fを装填する状態)では、突起部22aがスライドベース22の開動作に伴って移動して引き出しトレイ12の係止部材12aと係合して係止されるため、スライドベース22は回転することができず、スライドベース22の回転が禁止される。
そのため、例えば上記のように構成することで、長方形の放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10に装填する場合には回転ベース21を引き出しトレイ12に対して回転することを許容し、正方形の放射線画像撮影装置Fを装填する場合には回転ベース21の引き出しトレイ12に対する回転を禁止するように構成することが可能となる。
なお、上記のように、長方形の放射線画像撮影装置Fをカセッテホルダー10に装填する際に回転ベース21やスライドベース22、22を引き出しトレイ12に対して回転することができるように構成しても、コネクター24はスライドベース22とともに移動するため、コネクター24とスライドベース22や保持具23bとの相対的な位置関係は変わらない。
そのため、上記のように回転ベース21やスライドベース22、22を引き出しトレイ12に対して回転可能に構成しても、放射線画像撮影装置Fのカセッテホルダー10からの取り外し時やカセッテホルダー10への装填時における前述した本発明に特有の作用効果が阻害されることはなく、その優れた作用効果を的確に発揮することができる。
なお、本発明が上記の実施形態や変形例等に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、上記では、撮影台1が臥位撮影用の撮影台である場合について説明したが、撮影台1が立位撮影用の撮影台である場合には、例えば、保持具23を平板状ではなく、断面コ字状に変更する等して、放射線画像撮影装置Fがカセッテホルダー10から落下しないようにする等の措置が適宜とられる。
1 撮影台
10 カセッテホルダー
22 スライドベース(ベース面)
23 保持具
24 コネクター
26 保持部材
30 規制部材
Cf コネクター部
F 放射線画像撮影装置
G 隙間
W、W1、W2 移動量、隙間の大きさ(移動量)

Claims (10)

  1. 筐体内に複数の放射線検出素子が二次元状に配列され、コネクター部を備える放射線画像撮影装置を装填可能なカセッテホルダーを備える撮影台であって、
    前記カセッテホルダーは、
    装填された前記放射線画像撮影装置を保持する保持具と、
    前記保持具に保持された前記放射線画像撮影装置の前記コネクター部に接続可能なコネクターと、
    を備え、
    前記コネクターと前記コネクター部とは、接続時に互いに磁着するように構成されており、
    前記コネクターは、前記放射線画像撮影装置を前記カセッテホルダーから引き抜いて取り外す際に、移動する前記コネクター部に磁着した状態で前記コネクター部に追従して移動可能とされており、
    かつ、追従して移動する前記コネクターの一端側の移動量が前記コネクターの他端側の移動量よりも小さくなるように前記コネクターの移動が規制されることで、前記コネクターの前記一端側が前記他端側よりも先に前記放射線画像撮影装置の前記コネクター部から離間するように構成されていることを特徴とする撮影台。
  2. 前記コネクターは、保持部材に固定されており、
    前記放射線画像撮影装置を前記カセッテホルダーから引き抜いて取り外す際に、前記コネクター部に追従して移動する前記コネクターとともに移動する前記保持部材の一端側の移動量が前記保持部材の他端側の移動量よりも小さくなるように前記保持部材および前記コネクターの移動が規制されることで、前記コネクターの前記一端側が前記コネクターの前記他端側よりも先に前記放射線画像撮影装置の前記コネクター部から離間するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮影台。
  3. 前記放射線画像撮影装置が前記カセッテホルダーに装填された状態では、前記コネクターの前記保持部材と前記保持具との間に隙間が形成され、かつ、前記放射線画像撮影装置を前記カセッテホルダーから取り外す際に、前記コネクターが前記コネクター部に追従して移動して前記保持部材が前記保持具に当接することで、前記保持具により前記保持部材と前記コネクターの移動が規制されるように構成されており、
    前記放射線画像撮影装置が前記カセッテホルダーに装填された状態で、前記保持部材の一端側と前記保持具との間に形成される前記隙間の大きさを、前記保持部材の他端側と前記保持具との間に形成される前記隙間の大きさよりも小さくするための規制部材を備えることを特徴とする請求項2に記載の撮影台。
  4. 前記放射線画像撮影装置が前記カセッテホルダーに装填された状態では、前記コネクターの前記保持部材と前記保持具との間に隙間が形成され、かつ、前記放射線画像撮影装置を前記カセッテホルダーから取り外す際に、前記コネクターが前記コネクター部に追従して移動して前記保持部材が前記保持具に当接することで、前記保持具により前記保持部材と前記コネクターの移動が規制されるように構成されており、
    前記放射線画像撮影装置が前記カセッテホルダーに装填された状態で、前記保持部材の一端側と前記保持具との間に形成される前記隙間の大きさが、前記保持部材の他端側と前記保持具との間に形成される前記隙間の大きさよりも小さくなるように前記保持部材が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の撮影台。
  5. 前記コネクターは、保持部材により移動可能に保持されており、かつ、前記放射線画像撮影装置を前記カセッテホルダーから引き抜いて取り外す際に、移動する前記コネクター部に追従して移動する前記コネクターの一端側の移動量が前記コネクターの他端側の移動量よりも小さくなるように前記保持部材より前記コネクターの移動が規制されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮影台。
  6. 前記カセッテホルダーは、装填された前記放射線画像撮影装置の背面側を保持するベース面を備え、
    前記コネクターは、前記カセッテホルダーの前記ベース面に直交する方向に揺動可能に設けられており、
    前記放射線画像撮影装置が前記カセッテホルダーに装填される際、前記放射線画像撮影装置が前記ベース面に対して傾いた状態で装填されても、前記コネクターが前記ベース面に直交する方向に揺動して、前記コネクターと前記放射線画像撮影装置の前記コネクター部とが接続されるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の撮影台。
  7. 前記コネクターは、前記カセッテホルダーに向かう方向に付勢されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の撮影台。
  8. 前記撮影台は、臥位撮影用の撮影台であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の撮影台。
  9. 前記カセッテホルダーは、矩形状の前記筐体の一方の辺の長さが同じであり、前記一方の辺に直交する他方の辺の長さが異なる、サイズが異なる前記放射線画像撮影装置を装填可能に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の撮影台。
  10. 前記カセッテホルダーは、
    前記一方の辺の長さと前記他方の辺の長さとが異なる長さの前記放射線画像撮影装置が装填される際には、前記放射線画像撮影装置を、当該放射線画像撮影装置が存在する平面内で回転可能とするが、
    前記一方の辺の長さと前記他方の辺の長さとが同じ長さの前記放射線画像撮影装置が装填される際には、前記放射線画像撮影装置の回転を禁止するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の撮影台。
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