JP2017060442A - ミックス野菜の製造方法 - Google Patents

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麻由 成田
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龍介 青山
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Abstract

【課題】最適栽培環境が極端に異なる2種以上の野菜を含むベビーリーフを生産し、これを含む栄養価の高いミックス野菜を提供する。【解決手段】夏野菜のいずれか1種以上、及び冬野菜のいずれか1種以上のベビーリーフを含むミックス野菜の製造方法であって、夏野菜及び冬野菜のうち少なくとも一方が閉鎖型植物工場で栽培されることを特徴とする、ミックス野菜の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、季節や生産地を問わず、通年で所望の野菜からなるベビーリーフを混合したミックス野菜を製造するためのミックス野菜の製造方法、及び栄養価の高いミックス野菜に関する。
「ベビーリーフ」とは、一般的には、主にレタス類、葉物野菜、ハーブなどの幼葉を摘んだものを数種類ミックスしたもののことである。発芽後10〜30日程度の若い葉菜の総称を意味し、具体的には、例えば、レタス(ロロロッサ、デトロイト、レッドロメイン、レッドオーク等)、ミズナ、ホウレンソウ、ビート、カラシナ等がある。ただし、これら上記野菜を使用しなければベビーリーフではないとするような規定はなく、若い葉を使用していればベビーリーフとみなされている。
従来、露地栽培又はビニールハウスなどによる土耕栽培で生産されたベビーリーフは、山の斜面の高低差などを利用して、栽培最適温度の異なる複数種類の野菜を栽培することで、各種野菜の幼葉をミックスしたベビーリーフを製造していた。
一方で、同時期に収穫した数種類の野菜を用いるベビーリーフ生産においては、野菜の傷みを最小限に抑えるために、できるだけ近い距離で各種野菜の幼葉を栽培し、短時間で混合や包装などの処理を行う必要があり、用いる野菜の種類が季節や産地によって限定されていた。
近年、注目されている植物工場では、種々野菜の製造方法が検討されており、特許文献1には、ベビーリーフのポリフェノール増収方法が開示されている。
特開2007−89430号公報
上記のように、ベビーリーフは複数種類の野菜をミックスして生産されるため、野菜の組合せは季節や生産地による影響を多大に受けることとなり、通年で安定した品質のベビーリーフを供給することは困難であった。
また、各種野菜には、温度、日照、湿度などにおいて最適栽培環境が存在し、これらの環境変動が、本来、各種野菜が有している栄養価に影響を与えると考えられる。よって、栄養価の高い野菜を混合や包装などの処理が容易な範囲で栽培し、栄養価の高いベビーリーフを生産することが求められる。
特許文献1では、人工光を用いた閉鎖型植物工場でベビーリーフを生産することが記載されているが、ベビーリーフとして用いる野菜の種類やその組合せについては、一切検討されていない。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、閉鎖型植物工場を用いることによって、最適栽培環境が極端に異なる2種以上の野菜を組合せたベビーリーフを生産し、全体として栄養価の高いミックス野菜を得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]エンサイ及び菜花類のベビーリーフ含むミックス野菜の製造方法であって、エンサイ及び菜花類のうち少なくとも一方が閉鎖型植物工場で栽培されることを特徴とする、ミックス野菜の製造方法。
[2]前記菜花類が、コウタイサイ、ふゆ菜、及びくきたち菜からなる群から選ばれる1種以上の野菜である、[1]に記載のミックス野菜の製造方法。
[3] エンサイ及びカラシナのベビーリーフ含むミックス野菜の製造方法であって、エンサイ及びカラシナのうち少なくとも一方が閉鎖型植物工場で栽培されることを特徴とする、ミックス野菜の製造方法。
[4]前記カラシナが、コーラルリーフ及び/又はレッドからし水菜である、[3]に記載のミックス野菜の製造方法。
[5]下記夏野菜のいずれか1種以上、及び下記冬野菜のいずれか1種以上のベビーリーフを含むミックス野菜の製造方法であって、夏野菜及び冬野菜のうち少なくとも一方が閉鎖型植物工場で栽培されることを特徴とする、ミックス野菜の製造方法。
<夏野菜>
オクラ
ゴーヤ
つるむらさき
トウガラシ
ニンニク
ジュンサイ
おかひじき
エンサイ
<冬野菜>
菜花類
ふき
カラシナ
のびる
日野菜
[6]下記夏野菜のいずれか1種以上、及び下記冬野菜のいずれか1種以上のベビーリーフを含むミックス野菜。
<夏野菜>
オクラ
ゴーヤ
つるむらさき
トウガラシ
ニンニク
ジュンサイ
おかひじき
エンサイ
<冬野菜>
菜花類
ふき
カラシナ
のびる
日野菜
本発明によれば、最適栽培環境が極端に異なる2種以上の野菜を、それぞれ高栄養価の
野菜として栽培することができ、且つこれらの幼葉を用いたベビーリーフを安定した品質で、年間を通して供給することが可能となる。これによって、所望の野菜の組合せのベビーリーフを含むミックス野菜の安定供給を実現でき、製造コストの面からも効果が大きい。さらに、栄養価の高いベビーリーフを安定生産することが可能であるため、従来技術に比べて栄養価が高いミックス野菜が得られる。
本発明の方法のうち、第一の態様は、エンサイ及び菜花類のベビーリーフ含むミックス野菜の製造方法であって、エンサイ及び菜花類のうち少なくとも一方が閉鎖型植物工場で栽培されることを特徴とする。
本発明の方法のうち、第二の態様は、エンサイ及びカラシナのベビーリーフ含むミックス野菜の製造方法であって、エンサイ及びカラシ菜のうち少なくとも一方が閉鎖型植物工場で栽培されることを特徴とする。
本発明の方法のうち、第三の態様は、夏野菜のいずれか1種以上、及び冬野菜のいずれか1種以上のベビーリーフを含むミックス野菜の製造方法であって、夏野菜及び冬野菜のうち少なくとも一方が閉鎖型植物工場で栽培されることを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態について、最も多くの種類の野菜を含む、本発明の方法の第三の態様であるミックス野菜の製造方法の内容に従って詳細に説明するが、本発明の方法の第一及び二の態様でも同様に考えられる。
本明細書において「ベビーリーフ」とは、双葉以上であって、完熟成長した葉丈の大きさの1/2以下まで成長した若い葉の総称であり、複数種の野菜を混ぜたものを指す。通常、発芽後10〜30日以内の若い葉菜である。葉丈は15cm以下であることが好ましく、より好ましくは10cm以下であって、葉柄部分から収穫することが好ましい。なお、完熟成長とは、野菜それぞれの品種において、栽培時間を延ばしてもそれ以上大きくならない植物固有の最大葉丈に達した状態をいう。
なお、各種野菜に含まれる栄養素は、ベビーリーフに用いられる単一種の野菜の幼葉をサンプルとし、分析して決定されるものである。また、本明細書にて記載する具体的な品種名は、通常、種の販売品種に基づく名称である。
本発明の方法において用いられる夏野菜とは、主に、日本国内で露地栽培した場合に収穫期が5月〜10月にあたる野菜をいい、具体的には、オクラ、ゴーヤ、つるむらさき、トウガラシ、ニンニク、ジュンサイ、おかひじき、エンサイをいう。
夏野菜の最適栽培環境としては、最適温度が28〜38℃、相対湿度45〜95%であって、日照時間が12〜14時間であることが好ましい。
夏野菜としては、ベビーリーフの栄養価の理由からエンサイ、オカヒジキが好ましく、エンサイが特に好ましい。
ここで、エンサイ(ヨウサイとも呼ばれる)はIpomoea aquaticaであって、その変種、改良された品種も含む。
オクラは、Abelmoschus esculentusであって、その変種、改良された品種も含む。
ゴーヤは、Momordica charantia var. pavelであって、その変種、改良された品種も含む。
つるむらさきは、Basella albaであって、その変種、改良された品種も含む。
トウガラシは、Capsicum annuumであって、その変種、改良された品種も含む。
ニンニクは、Allium sativumであって、その変種、改良された品種も含む。
ジュンサイは、Brasenia schreberiであって、その変種、改良された品種も含む。
おかひじきは、Salsola komaroviiであって、その変種、改良された品種も含む。
本発明の方法において用いられる冬野菜とは、主に、日本国内で露地栽培した場合に収穫期が10月〜5月にあたる野菜をいい、具体的には、菜花類、ふき、カラシナ、のびる、日野菜をいう。
冬野菜の最適栽培環境としては、最適温度が15〜22℃、相対湿度40〜85%であって、日照時間が8〜10時間であることが好ましい。
冬野菜としては、栄養価の理由から菜花類、カラシナ、のびるが好ましく、菜花類、カラシナが特に好ましい。
菜花類の中では、コウタイサイ、ふゆ菜、及びくきたち菜が好ましく、コウタイサイが特に好ましい。
カラシナの中では、コーラルリーフ プルーム、コーラルリーフ フェザー、及びレッドからし水菜が好ましい。
ここで、菜花類とは、アブラナ科アブラナ属のうち食用の花を持つものを言う。具体的には、アブラナ、セイヨウアブラナ、コウタイサイ、アスパラ菜、ふゆ菜、くきたち菜などを含む。コウタイサイはBrassica chinensis f. honsaitaiであって、その変種、改良
された品種も含む。
カラシナはBrassica juncea var. cernuaであって、その変種も含む。例えば、カラシ
ナ、コーラルリーフ プルーム、コーラルリーフ フェザー、レッドからし水菜などが挙げられる。
ふきは、Petasites japonicusであって、その変種、改良された品種も含む。
のびるは、Allium macrostemonであって、その変種、改良された品種も含む。
上述の夏野菜と冬野菜は、最適栽培環境が極端に異なるため、標高差を利用したリレー栽培などを行ったとしても、同時期に栽培・収穫することは困難であった。また、ビニールハウスなどによって温度調整を行い、同時期に栽培したとしても、日照や、気温と湿度のバランスの面で各種野菜に対応する最適栽培環境を整えることができないため、栄養価の高い野菜を生産することができなかった。これらのことより、夏野菜と冬野菜の両方を含むベビーリーフの生産はこれまで実施不可能であった。
本発明の製造方法に拠れば、夏野菜及び冬野菜のうち少なくとも一方を、閉鎖型植物工場で栽培することにより、各種野菜に対応する最適栽培環境を整え、栄養価の高い野菜を生産することが可能となる。これにより、夏野菜と冬野菜の両方を含むベビーリーフを、安定した品質で生産することが初めて可能となった。
夏野菜及び冬野菜のうち収穫期の季節とは異なるどちらか一方を閉鎖型植物工場で栽培し、収穫期の季節に該当する他方を露地栽培やビニールハウスで栽培することも可能であるし、両者とも閉鎖型植物工場で栽培してもよい。後述する、閉鎖型植物工場で栽培するメリットを享受できる点で、夏野菜及び冬野菜を閉鎖型植物工場で栽培することが好ましい。
以下、閉鎖型植物工場でのベビーリーフの生産について詳細に説明する。
閉鎖型植物工場は、太陽光が当たらない植物工場を意味し、温度、湿度、二酸化炭素濃度、人工光の波長及び照射時間などが制御された空間で植物を栽培するシステムである。閉鎖型植物工場を用いることにより、光の制御が可能なので、野菜の種類に合わせた好適な日照を調整するこができ、野菜の品質が安定するという効果や、外気に含まれる病原菌の感染を防ぐことができるという効果がある。さらに、温度、湿度、気流などの栽培環境条件の精密制御が可能となり、各種野菜の生長速度をコントロールできる、及び各種野菜の最適栽培環境を整えることによって栄養価の高い野菜を栽培できるという効果が得られる。
閉鎖型植物工場としては、環境制御された部屋と、該環境制御された部屋内に設置され植物栽培容器を載置する植物栽培容器棚と、該植物栽培容器棚の近接部に配され植物体に光を近接照射する照明を含むシステムが例示される。植物栽培容器棚は複数段に配置可能である。
閉鎖型植物工場でのベビーリーフの生産においては、各種野菜を水耕栽培法で栽培する。本明細書において水耕栽培とは、土を使用しない養液栽培のことをいい、ロックウールなどの固形培地に定着させた植物を養液中で栽培する方法や、緩傾斜の平面上に養液を薄く流下させる薄膜水耕法(NFT:Nutrient Film Technique)と、溜めた養液中で栽培
する湛液型水耕法(DFT:Deep Flow Technique)等がある。薄膜水耕法(NFT)は
、植物を保持するための複数の穴を開けたパネルを栽培台に載置し、該穴に植物を挿通して保持し、養液を供給して栽培する方法である。湛液型水耕法(DFT)は、養液(液肥)の流動により十分な酸素を根部に供給して養分吸収を促進し、さらに液肥の温度及び濃度を含む根圏環境も安定化し、栽培環境を一定に整えるという利点がある。
水耕栽培法は、植物栽培容器棚の多段化や、養液のリサイクル、肥料成分及びpHの管理が容易であることから好ましく、これらの中でも、根が養液中でむき出しの状態となるbare−root法が好ましい。根は水の中を自由に伸び、養液との接触面積が増大することで、十分な量の水分と養分を吸収できるため、一般に土壌栽培に比べ生育が旺盛になるからである。特に、根から十分な酸素供給が確保できるため、根の成長が早く、葉柄部分の成長も旺盛になるため、葉柄を食用とする野菜の栽培には好ましい。
また、水耕栽培においては、肥料を含む水である養液をかけ流したり、循環させたりして、常に野菜に養液を供給しながら栽培する方法と、養液を一定期間貯留して野菜を栽培する方法が挙げられる。酸素などが豊富に供給されるので野菜の高速栽培が可能であることから、養液を常に供給しながら栽培する方法が好ましく、コストメリットの点から養液を循環させて栽培する方法がより好ましい。このような高速栽培の条件においては、本発明の効果が顕著に表れる。
夏野菜又は冬野菜のそれぞれにおいて、以下に説明する栽培条件を、適宜、好適な範囲に設定することで、それぞれの野菜の栄養価を高くコントロールすることができる。
閉鎖型植物工場では、栽培条件を設定することによって、気候や生産地の影響を受けず、通常の露地栽培で得られるよりも高い栄養素を含む各種野菜を栽培することが可能となる。露地栽培では、栽培最適温度となる旬の季節以外では成長が悪く、栄養価が低下した野菜となるが、上記条件設定により、通年で旬の季節に収穫した露地野菜と同等又はそれ以上の栄養価の野菜を得ることができる。
各種野菜の栽培日数は、野菜の種類によって好ましい期間が異なるが、通常10日以上、好ましくは15日以上、より好ましくは17日以上であり、また、通常45日以下、好ましくは40日以下、より好ましくは35日以下である。なお、ベビーリーフに用いる幼葉として収穫するために、完熟成長した葉丈の大きさの1/2以下まで成長した若い葉の段階で収穫する必要がある。通常、発芽後10〜30日以内に収穫することが好ましい。
夏野菜の栽培日数は、好ましくは7日以上、より好ましくは10日以上であり、また、好ましくは40日以下、より好ましくは30日以下である。
冬野菜の栽培日数は、好ましくは10日以上、より好ましくは15日以上であり、また、好ましくは50日以下、より好ましくは40日以下である。
野菜の栽培期間中に使用される光源としては、特に制限されないが、蛍光灯、LED、冷陰極蛍光ランプ(CCFL、HEFL)、無機・有機EL等を例示することができる。好ましくは、蛍光灯、LED、冷陰極蛍光ランプが挙げられ、さらに好ましくはLEDが
挙げられる。LEDは、白熱電球、HIDランプと比較して、光変換効率が高く省電力であるので好ましい。また、野菜に葉焼け障害を引き起こす熱線の放出量が小さい点でも好ましい。
なお、ここで照射する光は、パルス光であってもよい。パルス光は、1マイクロ秒〜1秒間の短い間隔でLED等を点滅させることにより得られるものであり、このようなパルス光を用いることにより、生理学上植物が光を必要としない時間には光を当てず、光を必要とする時間だけ光を当てることができるので光合成速度を上昇させ、電力コストを抑えることができる。この場合の照射時間は、LEDが点灯していない時間も照射時間に含むこととし、1日当たりのパルス光照射した時間の合計とする。
野菜の栽培期間中において、上記光源の中でも蛍光灯、LED、冷陰極蛍光ランプ等の人工光を点灯することによる点灯時間(以下、昼時間と称する場合がある)と、それらを消灯することによる消灯時間(以下、夜時間と称する場合がある)との照射サイクル(以下、昼夜サイクルと称する場合がある)を、設けてもよい。
野菜の栽培期間中においては、必要に応じて、何度でも移植を行なってもよい。移植の時期としては、播種後又は播種後の2日〜18日の間に行なうことが好ましい。通常、栽培の手間が減ることから、移植は行わないことが好ましいが、酸素不足の場合には、移植を行うと酸素供給の効果があって好ましい。
次に、野菜の栽培期間中の気温の制御について説明する。なお、本明細書において栽培期間における「気温」とは、栽培する野菜付近の空気の温度を意味する。よって、例えば、野菜の半径30cm以内に設置された温度計で、植物栽培容器棚の棚面から10cm〜15cmの高さの位置で測定した温度を気温とする。環境制御された部屋全体の温度を一定とした場合には部屋全体の温度を気温とし、部屋内に設置された植物栽培容器棚ごとに温度を設定した場合には各棚の温度を気温と称する。
植物工場内の気温は、通常10℃以上、好ましくは15℃以上であり、また、通常40℃以下、好ましくは37℃以下である。
夏野菜を栽培する際の気温は、好ましくは28℃以上、より好ましくは32℃以上であり、また、好ましくは38℃以下、より好ましくは36℃以下である。
冬野菜のする際の気温は、好ましくは24℃以上、より好ましくは26℃以上であり、また、好ましくは32℃以下、より好ましくは30℃以下である。
植物工場内の気温は、野菜の栽培期間中、一定に維持していてもよいし、期間を区切って変更してもよい。気温を変更する場合には、播種後22〜24℃で発芽し、それ以降、徐々に気温を上昇させて栽培すると成長が促進され好ましい。また、夏野菜は、消灯時間に温度を20℃以下まで下げると味が良くなるため好ましい。
夏野菜と冬野菜とで異なる栽培温度を設定する場合、植物工場内の異なる部屋でそれぞれ気温制御を行って栽培してもよいし、同一部屋内で領域を分けて気温制御を行って栽培してもよい。
例えば、植物栽培容器棚を4段以上に多段化している場合、上下方向で0.8〜2.0m程度の高さの違いが生じる。高さ方向においては気温変化生じやすい傾向があるが、これを利用して夏野菜と冬野菜を栽培してもよい。通常、最下段の植物栽培容器と最上段の植物栽培容器との間で2℃〜5℃の温度勾配をつけることが可能であり、好ましくは3℃以上、より好ましくは4℃以上である。この場合、閉鎖型植物工場のSTY(space
time yield)の観点から、植物栽培容器棚は4段以上にすることが好ましく、より好ましくは6段以上であって、作業性の観点から12段以下にするこが好ましく、
より好ましくは10段以下である。
高さ方向の温度勾配の設定方法としては、エアコンの送風の強弱調整等の方法が挙げられる。また、気流撹拌を抑えて温度勾配を付けることは可能だが、風量が不足する場合が生じるので、部分対流を促すことが好ましい。
また、植物栽培容器棚ごと又は植物栽培容器棚の各段ごとに空調設備を設置したり、各棚又は段ごとに仕切り板を設けることなどによって、各棚又は段ごとに精密な気温制御を行う機構を採用してもよい。
一つの植物栽培容器棚において、高さ方向の温度勾配を設けたり、棚や段ごとに気温制御をしたりすることによって、同一部屋内で2種以上の野菜を栽培することが可能であるため、生産性が向上し好ましい。また、同一部屋内で栽培する野菜が夏野菜のみ、又は冬野菜のみの場合であっても、温度勾配を利用して各種野菜の最適栽培条件に合った栽培温度を選択できるため、栄養価の高い野菜を栽培できる点でも好ましい。
栽培期間中の気温制御は、閉鎖型植物工場における任意の方法で行うことができ、例えば、エアーコンディショナー、クーラー、ヒーター又はこれらの組み合わせである。寒冷地における温度制御手段としては、通常、植物工場内を所定温度に加温する暖房装置が用いられている。具体的には、例えばボイラーや温風型加温機、電気式ヒーター、発熱ランプ、ヒートポンプ等を用いた暖房装置・加温装置が使用され、植物工場内の空気や水耕栽培に用いる養液を所定温度に加温・温度制御することができる。
次に、野菜の栽培期間中の養液の制御について説明する。なお、本明細書において栽培期間における「液温」とは、植物栽培容器中で栽培する野菜付近の養液の温度を意味する。
上記の気温制御に基づき、水耕栽培に用いる養液の温度(以下、液温ともいう。)も通常これに従って変動する。しかしながら、必ずしも液温が変動する必要はなく、液温が植物栽培容器棚の中で一定である、又は気温制御の温度勾配とは異なる範囲で液温が変動するように制御されていてもよい。なお、「液温が一定である」とは、植物栽培容器棚の各段での温度差が±2℃以内、好ましくは±1℃以内であることをいう。
液温は、栽培期間中常に一定である必要はなく、20〜30℃、好ましくは23〜27℃の範囲内で変動してもよく、したがって植物栽培容器棚の各段による気温制御に応じて液温も変動してもよいが、栽培期間中に期間を区切った間隔で変動するように制御されていてもよい。
夏野菜を栽培する際の液温は、好ましくは22℃以上、より好ましくは24℃以上であり、また、好ましくは28℃以下、より好ましくは26℃以下である。
冬野菜を栽培する際の液温は、好ましくは20℃以上、より好ましくは22℃以上であり、また、好ましくは26℃以下、より好ましくは24℃以下である。
栽培期間中の養液の温度(液温)制御は、閉鎖型植物工場における任意の方法で行うことができ、例えば、養液を循環させている場合には、タンク内にヒーター又は冷却器を入れ、タンクから送り出す養液の温度を制御する方法等が挙げられる。なお、液温は、同一室内の気温に関係なく各植物栽培容器棚で異なる温度に制御してもよい。
各種野菜の栽培最適条件は、栽培期間における湿度、二酸化炭素濃度及び養液中の肥料濃度を制御することによっても、最適化することができる。
栽培期間中の植物工場内の二酸化炭素濃度は、通常300ppm以上、好ましくは500ppm以上であり、また、通常5000ppm以下、好ましくは3000ppm以下である。
夏野菜を栽培する際の二酸化炭素濃度は、好ましくは500ppm以上、より好ましく
は800ppm以上であり、また、好ましくは5000ppm以下、より好ましくは3000ppm以下である。
冬野菜を栽培する際の液温は、好ましくは500ppm以上、より好ましくは800ppm以上であり、また、好ましくは5000ppm以下、より好ましくは3000ppm以下である。
栽培期間中の植物工場内の相対湿度は、好ましくは20%以上、より好ましくは50%以上であり、また、通常100%以下、好ましくは95%以下である。
夏野菜を栽培する際の相対湿度は、好ましくは20%以上、より好ましくは50%以上であり、また、好ましくは100%以下、より好ましくは95%以下である。
冬野菜を栽培する際の相対湿度は、好ましくは20%以上、より好ましくは50%以上であり、また、好ましくは100%以下、より好ましくは95%以下である。
次に、閉鎖型植物工場で栽培された野菜について説明する。
収穫する際の野菜は、その葉丈(cm)が2cm以上であることが好ましく、5cm以上であることがより好ましく、また、20cm以下であることが好ましく、15cm以下であることがより好ましい。葉丈が、上述の範囲内であると、ベビーリーフとして良好な品質を有し、栽培棚の多段化により閉鎖型植物工場のSTY向上に有利である。
なお、ここでいう「葉丈」とは、地上部の下端から生長点までの長さを意味し、収穫直後の植物の地下部を切除した後、葉丈の長さを測定することにより求めることができる。
収穫する際の野菜は、その地上部新鮮重量(g)が1g以上であることが好ましく、1.2g以上であることがより好ましく、また、2g以下であることが好ましく、1.5g以下であることがより好ましい。
地上部新鮮重量が、上述の範囲内である植物は生長速度が速く、このような生長速度の速い時期にある野菜を用いると、ベビーリーフとして良好な品質を有し、さらに生産効率が向上するので好ましい。
閉鎖型植物工場で各野菜の最適栽培条件で栽培された各種野菜は、季節を問わず安定して栄養価が高く、一般にもっとも栄養価が高いとされる「旬」に収穫される野菜と同程度の栄養価を有する。特にベビーリーフを構成する若い葉は、成熟した葉野菜よりも栄養価が高いことが知られているが、本発明で用いられる野菜は、その品質を生産地や季節を問わずに一定に維持することができる。
例えば、エンサイ、菜花類であるコウタイサイ、カラシナの単独での栄養価を下記の範囲とすることが可能である。
エンサイに含まれるビタミンAの含有量は350μg/100g以上であることが好ましく、より好ましくは360μg/100g以上であって、通常流通している野菜では、360μg/100g以下である。また、エンサイに含まれるカリウムの含有量は380mg/100g以上であることが好ましく、より好ましくは400mg/100g以上であって、通常流通している野菜では、380mg/100g以下である。さらに、エンサイに含まれる葉酸の含有量は120μg/100g以上であることが好ましく、より好ましくは150μg/100g以上であって、通常流通している野菜では、120μg/100g以下である。
コウタイサイに含まれるビタミンAの含有量は231μg/100g以上であることが好ましく、より好ましくは250μg/100g以上であって、通常流通している野菜では、180μg/100g以下である。また、コウタイサイに含まれる葉酸の含有量は72μg/100g以上であることが好ましく、より好ましくは100μg/100g以上であって、通常340μg/100g以下である。
カラシナに含まれるカリウムの含有量は420mg/100g以上であることが好ましく、より好ましくは500mg/100g以上であって、620mg/100g以下である。また、カラシナに含まれる葉酸の含有量は72μg/100g以上であることが好ましく、より好ましくは90μg/100g以上であって、通常310μg/100g以下である。
本発明のミックス野菜は、上記夏野菜のいずれか1種以上、及び上記冬野菜のいずれか1種以上のベビーリーフを含むことを特徴とする。通常、上述の方法によって閉鎖型植物工場で栽培された夏野菜又は冬野菜のベビーリーフを用いることで製造することができ、夏野菜又は冬野菜には該当しない通年栽培可能な野菜のベビーリーフや、成熟した葉野菜などを含んでいてもよい。また、夏野菜及び冬野菜のベビーリーフは、それぞれ1種類の野菜であってもよいし、2種類以上の夏野菜又は冬野菜を含んでいてもよい。栄養価が高いことや柔らかな食感を求める場合には、ベビーリーフのみからなることが好ましい。
本発明のミックス野菜に含まれる夏野菜及び冬野菜のベビーリーフは、それぞれ「旬」に収穫される野菜と同程度の栄養価を有し、ベビーリーフ全体としても高い栄養価を有している。各野菜の好ましい栄養価の範囲は、上述の通りである。
本発明のミックス野菜に含まれる通年栽培可能な野菜のベビーリーフとしては、ミズナ、ルッコラ、ピノグリーン、ロロロッサ、エンダイブ、デトロイト、レッドロメイン、レッドオーク等が挙げられる。
本発明のミックス野菜に含まれるベビーリーフ以外の野菜としては、成熟したレタス、キャベツ、ホウレンソウ、コマツナ、カラシナ、フダンナ、クレソン、ミント等が挙げられる。
[分析方法]
各野菜の幼葉の成分分析を以下の手順で実施し、含まれる栄養素(栄養価)の評価を実施した。
栽培された野菜が固定されているウレタン培地表面から10mm上方の位置で切断して収穫した野菜の幼葉を、単一種類で50gとして分析サンプルとした。なお、収穫した野菜は水洗いや加熱調理などはせずに、そのまま用いた。
得られた分析サンプルを10℃の冷蔵保存後、翌々日に日本食品分析センターにて、食品表示分析方法に従い下記の成分分析を実施した。
ビタミンK:高速液体クロマトグラフ法により測定した。
ビタミンA:高速液体クロマトグラフ法で測定し、α−カロテン24[マイクログラム]及びβ−カロテン12[マイクログラム]をそれぞれレチノール活性当量1[マイクログラム]として換算した。
葉酸:微生物定量法(使用菌株:Lactobacillus rhamnosus(L.casei) ATCC 7469)により測定した。
カリウム:原子吸光光度法により測定した。
[実施例1]
6段の植物栽培容器(W600mm×D300mm)を備える、高さ2.6mの植物栽培容器棚にて、エンサイ及びコウタイサイを栽培した。
1.播種工程
植物栽培容器にウレタン培地を敷き、1つの容器に1種類の野菜となるようにして、下記の種をそれぞれ播種した。
エンサイ:タキイ種苗社製のエンサイの種
コウタイサイ:タキイ種苗社製のコウタイサイの種
2.栽培工程
上記1で播種を行った植物栽培容器を、それぞれ別の植物栽培容器棚の4段目へセットし、湛液方式(deep flow technique,DFT方式)にて15日栽培した。栽培期間中の
一日当たりの人工光点灯時間は18時間とした。
環境条件及び養液条件は以下のとおりに制御した。なお、気温を測定するための温度計は、半径5cm以内に複数の植物が存在する位置であって、植物栽培容器棚の棚面から10cm以下の高さに温度センサーがくるように設置した。
《環境条件》
エンサイ 気温:35℃、 相対湿度:55〜95%
コウタイサイ 気温:24℃、 相対湿度:55〜95%
《養液条件》
液体肥料として、肥料A液(大塚ハウスS1号150g/L、大塚ハウス5号(大塚アグリテクノ株式会社)2.5g/L)、肥料B液(大塚ハウス2号100g/L)をそれぞれ脱塩素水に溶解し、等量に混合して使用した。pH調整にはpH調整剤ダウン(大塚アグリテクノ株式会社)及び4%KOH水溶液を用いた。養液の電気伝導度(electrical conductivity, EC)及びpHは「らくらく肥料管理機3」(株式会社セムコーポレーション)を用いてEC:2.0mS/cm、pH6.2になるように調整した。また、養液の温度は24℃に制御した。なお、養液温度は、キャリークール(オリオン機械株式会社)を用いて冷却することで、エンサイは、24℃、コウタイサイは20℃に制御した。EC、pH及び温度を上記の通り一定とした養液を循環させて、植物の栽培を行った。
3.収穫工程
各野菜の幼葉は、ウレタン培地の表面から10mm上方をカットして収獲した。
収穫された各野菜の幼葉の栄養価を表1に示す。
Figure 2017060442
4.混合工程
上記3.で得られた野菜の幼葉を混合したベビーリーフを用い、ミックス野菜を得た。
[実施例2]
6段の植物栽培容器(W600mm×D300mm)を備える、高さ2.6mの植物栽培容器棚にて、エンサイ及びコーラルリーフを栽培した。
1.播種工程
下記の種を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法で実施した。
エンサイ:タキイ種苗社製のエンサイの種
コーラルリーフ:タキイ種苗社製のコーラルリーフ フェザーの種
2.栽培工程
環境条件を下記とした以外は、実施例1と同様の方法で実施した。
《環境条件》
エンサイ 気温:35℃、 相対湿度:55〜95%
コーラルリーフ 気温:24℃、 相対湿度:55〜95%
3.収穫工程
実施例1と同様の方法で実施し、収穫された各野菜の幼葉の栄養価を表2に示す。
Figure 2017060442
4.混合工程
上記3.で得られた野菜の幼葉を混合したベビーリーフを用い、ミックス野菜を得た。

Claims (6)

  1. エンサイ及び菜花類のベビーリーフ含むミックス野菜の製造方法であって、エンサイ及び菜花類のうち少なくとも一方が閉鎖型植物工場で栽培されることを特徴とする、ミックス野菜の製造方法。
  2. 前記菜花類が、コウタイサイ、ふゆ菜、及びくきたち菜からなる群から選ばれる1種以上の野菜である、請求項1に記載のミックス野菜の製造方法。
  3. エンサイ及びカラシナのベビーリーフ含むミックス野菜の製造方法であって、エンサイ及びカラシナのうち少なくとも一方が閉鎖型植物工場で栽培されることを特徴とする、ミックス野菜の製造方法。
  4. 前記カラシナが、コーラルリーフ及び/又はレッドからし水菜である、請求項3に記載のミックス野菜の製造方法。
  5. 下記夏野菜のいずれか1種以上、及び下記冬野菜のいずれか1種以上のベビーリーフを含むミックス野菜の製造方法であって、夏野菜及び冬野菜のうち少なくとも一方が閉鎖型植物工場で栽培されることを特徴とする、ミックス野菜の製造方法。
    <夏野菜>
    オクラ
    ゴーヤ
    つるむらさき
    トウガラシ
    ニンニク
    ジュンサイ
    おかひじき
    エンサイ
    <冬野菜>
    菜花類
    ふき
    カラシナ
    のびる
    日野菜
  6. 下記夏野菜のいずれか1種以上、及び下記冬野菜のいずれか1種以上のベビーリーフを含むミックス野菜。
    <夏野菜>
    オクラ
    ゴーヤ
    つるむらさき
    トウガラシ
    ニンニク
    ジュンサイ
    おかひじき
    エンサイ
    <冬野菜>
    菜花類
    ふき
    カラシナ
    のびる
    日野菜
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