JP2017059315A - 車輌用灯具 - Google Patents

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直紀 漆畑
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聡 本郷
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良 千々松
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Abstract

【課題】 点灯時及び消灯時における幻惑光の発生を抑制する。
【解決手段】 光源として機能する発光素子26、56と、発光素子が搭載され少なくとも発光素子が搭載された部分が暗色に着色された基板8、11と、発光素子から出射された光を反射する反射部14、44と、基板を保持すると共に基板の少なくとも一部を隠蔽する隠蔽部13、43とを備え、隠蔽部のうち反射部と対向する領域の少なくとも一部に光を拡散する第1の拡散部22、52が形成された。これにより、点灯時において第1の拡散部によって発光素子から出射された光の一部が拡散され、消灯時において基板の暗色が反射部に映り込むと共に太陽光が入射されたときに太陽光が第1の拡散部によって拡散されるため、点灯時及び消灯時における幻惑光の発生を抑制することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、発光素子に搭載された発光素子から出射された光が反射部によって反射されて所定の方向へ向かうように構成された車輌用灯具についての技術分野に関する。
特開2004−265697号公報
車輌用灯具には、例えば、カバーとランプハウジングによって構成された灯具外筐の内部に光源として機能する発光素子が搭載された基板が配置され、発光素子から出射された光がリフレクター等の反射部で反射されて外部へ向けて照射されるタイプがある。
このような車輌用灯具には、発光素子の消灯時において、リフレクターの反射部に所定の部材の色を映り込ませて点灯時と消灯時でそれぞれ異なる色で見えるように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された車輌用灯具にあっては、灯具外筐の内部に配置される構造物の一部を遮蔽するエクステンションが黒色に着色され、消灯時にエクステンションの色が反射部に映り込むように構成されている。
ところで、上記のような光を反射させる反射部を有する車輌用灯具にあっては、点灯時おいて発光素子から出射された光が不必要な部分で反射されると、対向車輌や先行車輌の搭乗者に対する幻惑光が発生するおそれがある。
一方、消灯時において太陽光が灯具外筐の内部に入射されると、入射された光が反射されて他の車輌の搭乗者や歩行者等に対する幻惑光が発生するおそれもある。
そこで、本発明車輌用灯具は、上記した問題点を克服し、点灯時及び消灯時における幻惑光の発生を抑制することを目的とする。
第1に、本発明に係る車輌用灯具は、光源として機能する発光素子と、前記発光素子が搭載され少なくとも前記発光素子が搭載された部分が暗色に着色された基板と、前記発光素子から出射された光を反射する反射部と、前記基板を保持すると共に前記基板の少なくとも一部を隠蔽する隠蔽部とを備え、前記隠蔽部のうち前記反射部と対向する領域の少なくとも一部に光を拡散する第1の拡散部が形成されたものである。
これにより、点灯時において第1の拡散部によって発光素子から出射された光の一部が拡散され、消灯時において基板の暗色が反射部に映り込むと共に太陽光が入射されたときに太陽光が第1の拡散部によって拡散される。
第2に、上記した本発明に係る車輌用灯具においては、前記第1の拡散部は前記発光素子の前方に位置され、前記発光素子と前記第1の拡散部の間に前記発光素子から前方へ出射される光の一部を遮蔽する遮光部が設けられることが望ましい。
これにより、発光素子から出射された光の一部が遮光部によって遮蔽される。
第3に、上記した本発明に係る車輌用灯具においては、前記第1の拡散部と対向する領域に、前記反射部に連続して位置され光を拡散する第2の拡散部が形成されることが望ましい。
これにより、発光素子の点灯時及び消灯時に第1の拡散部のみならず、第2の拡散部によっても光が拡散される。
第4に、上記した本発明に係る車輌用灯具においては、前記基板に前記発光素子が複数搭載され、前記反射部が複数設けられ前記各反射部が前記各発光素子に対して配置され、前記複数の反射部が一体に形成されることが望ましい。
これにより、発光素子から出射される光が反射部でそれぞれ所定の方向へ向けて反射される。
第5に、上記した本発明に係る車輌用灯具においては、前記隠蔽部と前記複数の反射部とが一体に形成されることが望ましい。
これにより、基板を隠蔽する隠蔽部と光を反射する反射部との位置精度が高くなる。
本発明によれば、点灯時において第1の拡散部によって発光素子から出射された光の一部が拡散され、消灯時において基板の暗色が反射部に映り込むと共に太陽光が入射されたときに太陽光が第1の拡散部によって拡散されるため、点灯時及び消灯時における幻惑光の発生を抑制することができる。
図2乃至図8と共に本発明車輌用灯具の実施の形態を示すものであり、本図は、車輌用灯具の概略水平断面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 車輌用灯具の分解斜視図である。 車輌用灯具の斜視図である。 リフレクターの平面図である。 位置決め突部によって基板と放熱板が位置決めされた状態を示す断面図である。 第1のリフレクターの一部を示す斜視図である。
以下に、本発明車輌用灯具を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
以下に示した実施の形態は、本発明車輌用灯具をヘッドランプ及びターンシグナルランプの機能を有するコンビネーションランプに適用したものである。尚、本発明の適用範囲はヘッドランプ及びターンシグナルランプの機能を有するコンビネーションランプに限られることはなく、ヘッドランプ、クリアランスランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、ストップランプ、デイタイムランニングランプ、コーナーリングランプ、ハザードランプ、ポジションランプ、バックランプ、フォグランプ等又はこれらの組み合わせであるコンビネーションランプ等の各種の車輌用灯具に広く適用することができる。
車輌用灯具1は、それぞれ車体の前端部における左右両端部に取り付けられて配置されている。
車輌用灯具1は全体として横長の形状に形成され、前方に開口を有するランプハウジング2とランプハウジング2の開口を閉塞するカバー3とを備えている(図1乃至図3参照)。ランプハウジング2とカバー3によって灯具外筐4が構成され、灯具外筐4の内部空間が灯室5として形成されている。
灯室5には灯具ユニット6が配置されている。灯具ユニット6はヘッドランプとして機能し、第1のリフレクター7と第1の基板8と第1の放熱板9と第2のリフレクター10と第2の基板11と第2の放熱板12を有している(図4及び図5参照)。
灯具ユニット6には第1の照射モジュール91と第2の照射モジュール92が設けられ、第1の照射モジュール91は第1のリフレクター7と第1の基板8と第1の放熱板9を有し、第2の照射モジュール92は第2のリフレクター10と第2の基板11と第2の放熱板12を有している。第1の照射モジュール91から光が出射されるとロービームが照射され、第1の照射モジュール91と第2の照射モジュール92から同時に光が出射されるとハイビームが照射される。
第1のリフレクター7は第2のリフレクター10に対して車輌の外側に位置され、各部が一体に形成されて成る。第1のリフレクター7は上下方向を向く板状に形成されたベース部13と光を反射する反射部14、14、・・・と一端部がベース部13の一端部に連続された外縁部15とを有している。
ベース部13は横長の形状に形成され、後端部に光透過孔16、16、・・・が左右に離隔して形成されている(図4及び図6参照)。光透過孔16は横長の形状に形成され開口縁が略直線状に形成された前側開口縁16aと後方に凸の緩やかな曲線状に形成された後側開口縁16bとを有している。光透過孔16は前側開口縁16aの左右両端がそれぞれ後側開口縁16bの左右両端に一致されている。
ベース部13には上方に突出された位置決め突部17、17、・・・が設けられている(図4及び図7参照)。位置決め突部17は大径の第1の位置決め部18と小径の第2の位置決め部19とから成り、第1の位置決め部18は第2の位置決め部19の下端部から外方に張り出されたフランジ状に形成され、第2の位置決め部19は上下に延びる丸軸状に形成されている。第2の位置決め部19には上方に開口された螺穴19aが形成されている。
ベース部13には上方に突出された位置決めピン20、20が左右に離隔して設けられている。
ベース部13には下方に突出された遮光部21、21、・・・が左右に離隔して設けられている(図8参照)。遮光部21は光透過孔16の前側開口縁16aに連続して形成され、前側開口縁16aの左右方向における中央部に連続されている。遮光部21には後方に開口された略V字状の切欠21aが形成されている。
ベース部13の下面には遮光部21、21、・・・を除いた部分に第1の拡散部22、22、・・・が左右に並んで形成されている。第1の拡散部22、22、・・・は少なくとも一部が反射部14、14、・・・と対向する領域に形成されている。第1の拡散部22は、例えば、左右に並ぶ複数のシリンドリカル形状のステップである。尚、第1の拡散部22はシリンドリカル状のステップに限られることはなく、シボ加工やローレット加工により形成された凹凸形状等であってもよい。
反射部14、14、・・・は左右に並んで位置され、それぞれ光透過孔16、16、・・・の後側開口縁16b、16b、・・・に連続して設けられている(図2及び図4参照)。反射部14は上縁が後側開口縁16bに一致され、下方へ行くに従って前方に変位するように傾斜されている。
外縁部15は反射部14、14、・・・の前側の位置からベース部13の外側の端縁に向かって延びるように設けられ、前後の幅が小さい帯状に形成されている。
最も内側に位置された反射部14を除く反射部14、14、・・・と外縁部15の間における上面側にはそれぞれ第2の拡散部23、23、・・・が形成されている。第2の拡散部23、23、・・・は少なくとも一部が第1の拡散部22、22、・・・と対向する領域に形成されている。第2の拡散部23は、例えば、左右に並ぶ複数のシリンドリカル形状のステップである。尚、第2の拡散部23も第1の拡散部22と同様に、シリンドリカル状のステップに限られることはなく、シボ加工やローレット加工により形成された凹凸形状等であってもよい。
反射部14、14、・・・間と最も内側に位置された反射部14の側方にはそれぞれ仕切部24、24、・・・が設けられている。仕切部24は反射部14の一方の側縁から前斜め上方に突出された形状に形成され、前方へ行くに従って反射部14からの突出量が小さくなるように形成されている。
仕切部24、24、・・・の一方の側面の一部にはそれぞれ第3の拡散部25、25、・・・が形成されている。第3の拡散部25は、例えば、上下に並ぶ複数のシリンドリカル形状のステップである。尚、第3の拡散部25も第1の拡散部22や第2の拡散部23と同様に、シリンドリカル状のステップに限られることはなく、シボ加工やローレット加工により形成された凹凸形状等であってもよい。
第1の基板8は上下方向を向く横長の形状に形成されている(図4参照)。
第1の基板8には突部挿通孔8a、8a、・・・が左右に離隔して形成されている。第1の基板8にはピン挿通孔8b、8bが左右に離隔して形成されている。第1の基板8は下面が素子搭載面8cとして形成されている。素子搭載面8cには第1の発光素子26、26、・・・が左右に離隔して搭載されている。第1の発光素子26としては、例えば、発光ダイオード(LED)が用いられている。素子搭載面8cは暗色、例えば、黒色に着色されている。尚、素子搭載面8cの着色は黒色に限られることはなく、緑色や紺色等の他の暗色であってもよく、また、第1の発光素子26、26、・・・の周囲の部分のみが着色されていてもよい。
第1の基板8の上面には第1の伝熱シート27、27、・・・が左右に離隔して貼り付けられている。第1の伝熱シート27、27、・・・はそれぞれ第1の発光素子26、26、・・・の真上の位置に貼り付けられている。
第1の基板8はベース部13に設けられた位置決めピン20、20がそれぞれピン挿通孔8b、8bに挿通されてベース部13上に配置され、第1のリフレクター7に対する水平方向、即ち、厚み方向に直交する方向における位置決めが行われる(図4及び図5参照)。第1の基板8がベース部13上に配置されるときには、ベース部13の位置決め突部17、17、・・・における第2の位置決め部19、19、・・・がそれぞれ突部挿通孔8a、8a、・・・に挿通され、第1の基板8の下面が第1の位置決め部18、18、・・・上に載置される(図5及び図7参照)。従って、第1の基板8の垂直方向(厚み方向)における第1のリフレクター7に対する位置決めが第1の位置決め部18、18、・・・によって行われる。
第1の基板8がベース部13上に配置された状態においては、第1の基板8の前後両縁がそれぞれベース部13の前後両縁に一致される(図2参照)。このとき第1の基板8の素子搭載面8cに搭載された第1の発光素子26、26、・・・はそれぞれベース部13の光透過孔16、16、・・・に位置される。
上記のように、第1の基板8はベース部13上に配置され、第1の基板8がベース部13上に配置された状態において第1の基板8の前後両縁がそれぞれベース部13の前後両縁に一致されるため、ベース部13は第1の基板8を保持する機能を有すると共に第1の基板8を下方から隠蔽する隠蔽部としても機能する。
第1の放熱板9は、例えば、アルミニウム等の金属材料によって形成され、全体として横長の形状に形成されている(図4参照)。第1の放熱板9は上下方向を向く被取付面部28と被取付面部28の一方の側縁から上方に折り曲げられて形成された立壁面部29と被取付面部28の周縁の一部から上方又は下方に折り曲げられて形成された補強面部30、30と被取付面部28に対して切り起こされて形成された結合片部31、31、・・・とを有している。
第1の放熱板9は第1の発光素子26、26、・・・の点灯時に発生する熱を放出する機能を有し、第1の放熱板9に、被取付面部28に対して折り曲げられて形成された立壁面部29と補強面部30、30、・・・が設けられることにより、放熱面積が大きくなり放熱性能の向上が図られている。第1の放熱板9においては各面からそれぞれ熱が放出されるが、最も熱の発生量が大きい面は上面であり、この上面が放出面9aとされている。また、立壁面部29と補強面部30、30、・・・が設けられることにより、立壁面部29と補強面部30、30、・・・が補強用のリブとしても機能し、第1の放熱板9の強度の向上が図られている。
上記のように結合片部31、31、・・・は被取付面部28に対して切り起こされて形成されているため、被取付面部28の切り起こされた部分にはそれぞれ空間が形成されており、これらの空間が突部挿通孔28a、28a、・・・として形成されている。突部挿通孔28a、28a、・・・は左右に離隔して形成されている。被取付面部28にはピン挿通孔28b、28bが左右に離隔して形成されている。
結合片部31は挿通孔28aの開口縁の一部から上方に突出された連結部32と連結部32の上端縁から水平方向に突出された結合用面部33とから成り、結合用面部33にはネジ挿通孔33aが形成されている。
第1の放熱板9はベース部13に設けられた位置決めピン20、20がそれぞれピン挿通孔28b、28bに挿通されて第1の基板8に貼り付けられた第1の伝熱シート27、27、・・・上に配置され、第1のリフレクター7に対する水平方向、即ち、厚み方向に直交する方向における位置決めが行われる。第1の放熱板9が第1の伝熱シート27、27、・・・上に配置されるときには、ベース部13の位置決め突部17、17、・・・における第2の位置決め部19、19、・・・がそれぞれ突部挿通孔28a、28a、・・・に挿通され、結合片部31、31、・・・の結合用面部33、33、・・・がそれぞれ第2の位置決め部19、19、・・・の上面に載置される(図5及び図7参照)。結合用面部33、33、・・・がそれぞれ第2の位置決め部19、19、・・・の上面に載置された状態において、結合用面部33、33、・・・のネジ挿通孔33a、33a、・・・をそれぞれ挿通された取付ネジ100、100、・・・が螺穴19a、19a、・・・に螺合されることにより第1の放熱板9が第1のリフレクター7に結合される。また、第1の基板8はベース部13と第1の放熱板9の被取付面部28とによって第1の伝熱シート27、27、・・・を介して挟持されることにより第1のリフレクター7に取り付けられる。
第1の放熱板9は結合用面部33、33、・・・がそれぞれ第2の位置決め部19、19、・・・の上面に載置されることにより、第1のリフレクター7に対する垂直方向(厚み方向)における位置決めが行われる。このとき被取付面部28が所定の接触圧で第1の伝熱シート27、27、・・・に押し付けられており、第1の放熱板9の第1の伝熱シート27、27、・・・に対する良好な接触状態が確保される。
このように車輌用灯具1にあっては、ベース部13に第1の基板8の厚み方向における位置決めを行う第1の位置決め部18と第1の放熱板9の厚み方向における位置決めを行う第2の位置決め部19とを有する位置決め突部17が設けられている。
従って、何れも位置決め突部17に設けられた第1の位置決め部18と第2の位置決め部19によって、それぞれ第1の基板8の厚み方向における位置決めと第1の放熱板9の厚み方向における位置決めが行われるため、第1の放熱板9の第1の基板8に対する高い位置精度が確保され、第1の放熱板9と第1の基板8の第1の伝熱シート27、27、・・・に対する良好な接触状態が確保されて放熱性能の向上を図ることができる。
また、第1の放熱板9に第2の位置決め部19に結合される結合片部31が設けられ、結合片部31は第1の放熱板9の一部が折り曲げられて形成されている。
従って、第1の放熱板9の一部が折り曲げられて形成された結合片部31が第2の位置決め部19に結合されて第1の放熱板9のベース部13に対する位置決めが行われ、第1の放熱板9をベース部13に対して位置決めする部分を容易に形成することができる。
さらに、第1の放熱板9が第2の位置決め部19にネジ止めによって結合され、第1の基板8が第2の位置決め突部19に結合された第1の放熱板9に押さえられてベース部13に保持される。
従って、第1の放熱板9が第2の位置決め突部19にネジ止めされることにより第1の基板8がベース部13に保持されるため、第1の放熱板9と第1の基板8の双方のベース部13に対する結合作業を行う必要がなく、結合作業における作業性の向上を図ることができる。
さらにまた、第1の基板8の素子搭載面8cと反対の面に第1の伝熱シート27、27、・・・が接触されており、第1の放熱板9が第1の発光素子26、26、・・・と向き合って配置されないため、第1の放熱板9と第1の発光素子26、26、・・・が干渉せず、第1の放熱板9に干渉回避のための穴を形成する必要がなく、第1の放熱板9の放熱面積を大きくして放熱性の向上を図ることができる。
第1の放熱板9が第1のリフレクター7に取り付けられた状態においては、第1の放熱板9の前端部がベース部13の前端及び第1の基板8の前端より前側に位置される(図2及び図5参照)。従って、第1の放熱板9のうちベース部13の前端及び第1の基板8の前端より前側に位置された部分は突出部9bとして設けられている。
第2のリフレクター10は第1のリフレクター7に対して車輌の内側に位置され、各部が一体に形成されて成る(図1及び図4参照)。第2のリフレクター10は第1のリフレクター7に隣接して位置され、上下方向を向く板状に形成されたベース部43と光を反射する反射部44、44、・・・と一端部がベース部43の一端部に連続された外縁部45とを有している。
ベース部43は横長の形状に形成され、後端部に光透過孔46、46、・・・が左右に離隔して形成されている(図4及び図6参照)。光透過孔46は横長の形状に形成され開口縁が略直線状に形成された前側開口縁46aと後方に凸の緩やかな曲線状に形成された後側開口縁46bとを有している。光透過孔46は前側開口縁46aの左右両端がそれぞれ後側開口縁46bの左右両端に一致されている。
ベース部43には上方に突出された位置決め突部47、47、・・・が設けられている(図4及び図7参照)。位置決め突部47は大径の第1の位置決め部48と小径の第2の位置決め部49とから成り、第1の位置決め部48は第2の位置決め部49の下端部から外方に張り出されたフランジ状に形成され、第2の位置決め部49は上下に延びる丸軸状に形成されている。第2の位置決め部49には上方に開口された螺穴49aが形成されている。
ベース部43には上方に突出された位置決めピン50、50が左右に離隔して設けられている。
ベース部43には後方に開口された略V字状の切欠51、51、・・・が形成されている(図8参照)。切欠51は光透過孔46の前側開口縁46aに連続して形成され、前側開口縁46aの左右方向における中央部に連続されている。
ベース部43の下面には第1の拡散部52、52、・・・が左右に並んで形成されている。第1の拡散部52、52、・・・は少なくとも一部が反射部44、44、・・・と対向する領域に形成されている。第1の拡散部52は、例えば、左右に並ぶ複数のシリンドリカル形状のステップである。尚、第1の拡散部52はシリンドリカル状のステップに限られることはなく、シボ加工やローレット加工により形成された凹凸形状等であってもよい。
反射部44、44、・・・は左右に並んで位置され、それぞれ光透過孔46、46、・・・の後側開口縁46b、46b、・・・に連続して設けられている(図3及び図4参照)。反射部44は上縁が後側開口縁46bに一致され、下方へ行くに従って前方に変位するように傾斜されている。
外縁部45は反射部44、44、・・・の前側の位置からベース部43の内側の端縁に向かって延びるように設けられ、前後の幅が小さい帯状に形成されている。
反射部44、44、・・・間にはそれぞれ仕切部54、54、・・・が設けられている。仕切部54は反射部44の一方の側縁から前斜め上方に突出された形状に形成され、前方へ行くに従って反射部44からの突出量が小さくなるように形成されている。
第2の基板11は上下方向を向く横長の形状に形成されている(図4参照)。
第2の基板11には突部挿通孔11a、11a、・・・が左右に離隔して形成されている。第2の基板11にはピン挿通孔11b、11bが左右に離隔して形成されている。第2の基板11は下面が素子搭載面11cとして形成されている。素子搭載面11cには第2の発光素子56、56、・・・が左右に離隔して搭載されている。第2の発光素子56としては、例えば、発光ダイオード(LED)が用いられている。素子搭載面11cは暗色、例えば、黒色に着色されている。尚、素子搭載面11cの着色は黒色に限られることはなく、緑色や紺色等の他の暗色であってもよく、また、第2の発光素子56、56、・・・の周囲の部分のみが着色されていてもよい。
第2の基板11の上面には第2の伝熱シート57、57、・・・が左右に離隔して貼り付けられている。第2の伝熱シート57、57、・・・はそれぞれ第2の発光素子56、56、・・・の真上の位置に貼り付けられている。
第2の基板11はベース部43に設けられた位置決めピン50、50がそれぞれピン挿通孔11b、11bに挿通されてベース部43上に配置され、第2のリフレクター10に対する水平方向、即ち、厚み方向に直交する方向における位置決めが行われる(図4及び図5参照)。第2の基板11がベース部43上に配置されるときには、ベース部43の位置決め突部47、47、・・・における第2の位置決め部49、49、・・・がそれぞれ突部挿通孔11a、11a、・・・に挿通され、第2の基板11の下面が第1の位置決め部48、48、・・・上に載置される(図5及び図7参照)。従って、第2の基板11の垂直方向(厚み方向)における第2のリフレクター10に対する位置決めが第1の位置決め部48、48、・・・によって行われる。
第2の基板11がベース部43上に配置された状態においては、第2の基板11の前後両縁がそれぞれベース部43の前後両縁に一致される(図3参照)。このとき第2の基板11の素子搭載面11cに搭載された第2の発光素子56、56、・・・はそれぞれベース部43の光透過孔46、46、・・・に位置される。
上記のように、第2の基板11はベース部43上に配置され、第2の基板11がベース部43上に配置された状態において第2の基板11の前後両縁がそれぞれベース部43の前後両縁に一致されるため、ベース部43は第2の基板11を保持する機能を有すると共に第2の基板11を下方から隠蔽する隠蔽部としても機能する。
第2の放熱板12は、例えば、アルミニウム等の金属材料によって形成され、全体として横長の形状に形成されている(図4参照)。第2の放熱板12は上下方向を向く被取付面部58と被取付面部58の一方の側縁から上方に折り曲げられて形成された立壁面部59と被取付面部58の周縁の一部から上方又は下方に折り曲げられて形成された補強面部60、60と被取付面部58に対して切り起こされて形成された結合片部61、61、・・・とを有している。第2の放熱板12においては各面からそれぞれ熱が放出されるが、最も熱の発生量が大きい面は上面であり、この上面が放出面12aとされている。
第2の放熱板12は第2の発光素子56、56、・・・の点灯時に発生する熱を放出する機能を有し、第2の放熱板12に、被取付面部58に対して折り曲げられて形成された立壁面部59と補強面部60、60、・・・が設けられることにより、放熱面積が大きくなり放熱性能の向上が図られている。また、立壁面部59と補強面部60、60、・・・が設けられることにより、立壁面部59と補強面部60、60、・・・が補強用のリブとしても機能し、第2の放熱板12の強度の向上が図られている。
上記のように結合片部61、61、・・・は被取付面部58に対して切り起こされて形成されているため、被取付面部58の切り起こされた部分にはそれぞれ空間が形成されており、これらの空間が突部挿通孔58a、58a、・・・として形成されている。突部挿通孔58a、58a、・・・は左右に離隔して形成されている。被取付面部58にはピン挿通孔58b、58bが左右に離隔して形成されている。
結合片部61は挿通孔58aの開口縁の一部から上方に突出された連結部62と連結部62の上端縁から水平方向に突出された結合用面部63とから成り、結合用面部63にはネジ挿通孔63aが形成されている。
第2の放熱板12はベース部43に設けられた位置決めピン50、50がそれぞれピン挿通孔58b、58bに挿通されて第2の基板11に貼り付けられた第2の伝熱シート57、57、・・・上に配置され、第2のリフレクター10に対する水平方向、即ち、厚み方向に直交する方向における位置決めが行われる。第2の放熱板12が第2の伝熱シート57、57、・・・上に配置されるときには、ベース部43の位置決め突部47、47、・・・における第2の位置決め部49、49、・・・がそれぞれ突部挿通孔58a、58a、・・・に挿通され、結合片部61、61、・・・の結合用面部63、63、・・・がそれぞれ第2の位置決め部49、49、・・・の上面に載置される(図5及び図7参照)。結合用面部63、63、・・・がそれぞれ第2の位置決め部49、49、・・・の上面に載置された状態において、結合用面部63、63、・・・のネジ挿通孔63a、63a、・・・をそれぞれ挿通された取付ネジ100、100、・・・が螺穴49a、49a、・・・に螺合されることにより第2の放熱板12が第2のリフレクター10に結合される。また、第2の基板11はベース部43と第2の放熱板12の被取付面部58とによって第2の伝熱シート57、57、・・・を介して挟持されることにより第2のリフレクター10に取り付けられる。
第2の放熱板12は結合用面部63、63、・・・がそれぞれ第2の位置決め部49、49、・・・の上面に載置されることにより、第2のリフレクター10に対する垂直方向(厚み方向)における位置決めが行われる。このとき被取付面部58が所定の接触圧で第2の伝熱シート57、57、・・・に押し付けられており、第2の放熱板12の第2の伝熱シート57、57、・・・に対する良好な接触状態が確保される。
このように車輌用灯具1にあっては、ベース部43に第2の基板11の厚み方向における位置決めを行う第1の位置決め部48と第2の放熱板12の厚み方向における位置決めを行う第2の位置決め部49とを有する位置決め突部47が設けられている。
従って、何れも位置決め突部47に設けられた第1の位置決め部48と第2の位置決め部49によって、それぞれ第2の基板11の厚み方向における位置決めと第2の放熱板12の厚み方向における位置決めが行われるため、第2の放熱板12の第2の基板11に対する高い位置精度が確保され、第2の放熱板12と第2の基板11の第2の伝熱シート57、57、・・・に対する良好な接触状態が確保されて放熱性能の向上を図ることができる。
また、第2の放熱板12に第2の位置決め部49に結合される結合片部61が設けられ、結合片部61は第2の放熱板12の一部が折り曲げられて形成されている。
従って、第2の放熱板12の一部が折り曲げられて形成された結合片部61が第2の位置決め部49に結合されて第2の放熱板12のベース部43に対する位置決めが行われ、第2の放熱板12をベース部43に対して位置決めする部分を容易に形成することができる。
さらに、第2の放熱板12が第2の位置決め部49にネジ止めによって結合され、第2の基板11が第2の位置決め部49に結合された第2の放熱板12に押さえられてベース部43に保持される。
従って、第2の放熱板12が第2の位置決め部49にネジ止めされることにより第2の基板11がベース部43に保持されるため、第2の放熱板12と第2の基板11の双方のベース部43に対する結合作業を行う必要がなく、結合作業における作業性の向上を図ることができる。
さらにまた、第2の基板11の素子搭載面11cと反対の面に第2の伝熱シート57、57、・・・が接触されており、第2の放熱板12が第2の発光素子56、56、・・・と向き合って配置されないため、第2の放熱板12と第2の発光素子56、56、・・・が干渉せず、第2の放熱板12に干渉回避のための穴を形成する必要がなく、第2の放熱板12の放熱面積を大きくして放熱性の向上を図ることができる。
第2の放熱板12が第2のリフレクター10に取り付けられた状態においては、第2の放熱板12の前端部がベース部43の前端及び第2の基板11の前端より前側に位置される(図3及び図5参照)。従って、第2の放熱板12のうちベース部43の前端及び第2の基板11の前端より前側に位置された部分は突出部12bとして設けられている。
上記のように構成された第1のリフレクター7と第2のリフレクター10は図示しないブラケットに取り付けられ隣接した状態で位置される。第1のリフレクター7と第2のリフレクター10がブラケットに取り付けられた状態においては、第1の放熱板9の立壁面部29と第2の放熱板12の立壁面部59とが対向した状態で離隔して位置される(図4及び図5参照)。
灯室5における所定の位置には図示しないエクステンションが配置され、エクステンションによって灯室5に配置される構造物の一部が遮蔽される。
上記のように構成された灯具ユニット6において、第1の基板8に搭載された第1の発光素子26、26、・・・から光が出射されると、出射された光によってロービームが前方へ向けて照射される。
第1の発光素子26、26、・・・から出射された光はそれぞれベース部13の光透過孔16、16、・・・及び切欠21a、21a、・・・を透過されて反射部14、14、・・・で前方へ向けて反射されカバー3を透過されて照射される。このとき第1の発光素子26から出射された光のうち上方へ向かう光がベース部13に設けられた遮光部21によって遮蔽される。従って、遮光部21はロービームを形成するためのシェードとして機能する。
このようにベース部13に第1の発光素子26から反射部14へ向けて出射される光の一部を遮蔽する遮光部21が設けられているため、第1の発光素子26から反射部14に向けて下方へ出射された光の一部が遮光部21によって遮蔽され、第1の発光素子26から出射された光によって所望の配光パターンを形成することができる。特に、第1の発光素子26と第1の拡散部22の間に遮光部21が設けられているため、第1の発光素子26から前方へ出射される光の一部が遮光部21によって遮蔽されると共に光透過孔16を透過された光のうち配光パターンの形成に寄与しない光が第1の拡散部22によって拡散され、幻惑光の発生を抑制した上で所望の配光パターンを形成することができる。
第1の発光素子26、26、・・・から光が出射されたときには、第1のリフレクター7の反射部14、14、・・・以外の部分にも光が到達する場合があるが、これらの反射部14、14、・・・以外の部分に向かう光は第1の拡散部22、22、・・・、第2の拡散部23、23、・・・又は第3の拡散部25、25、・・・によって拡散される。また、第1の発光素子26、26、・・・から出射され反射部14、14、・・・で反射された光には、配光パターンの形成に寄与しない迷光等の光も生じる可能性があるが、このような光の少なくとも一部も第1の拡散部22、22、・・・、第2の拡散部23、23、・・・又は第3の拡散部25、25、・・・によって拡散される。
従って、第1の発光素子26、26、・・・の点灯時において、ロービームの配光パターンを形成する光以外の光の不必要な反射が防止され、対向車輌や先行車輌の搭乗者に対する幻惑光の発生を抑制することができる。
特に、第1の拡散部22、22、・・・は、第1の基板8を保持し第1の基板8を隠蔽する隠蔽部としても機能するベース部13に形成されているため、第1の拡散部22、22、・・・を形成するための専用の部品を必要とせず、部品点数の削減及び製造コストの低減を図った上で幻惑光の発生を抑制することができる。
第1の発光素子26、26、・・・の点灯時には熱が発生するが、発生した熱は第1の基板8から第1の伝熱シート27、27、・・・を介して第1の放熱板9に伝達され、第1の放熱板9から放出される。
このとき、上記したように、位置決め突部17によって第1の基板8と第1の放熱板9の厚み方向における位置決めが行われ第1の放熱板9の第1の伝熱シート27、27、・・・に対する良好な接触状態が確保されているため、第1の基板8から第1の伝熱シート27、27、・・・を介しての第1の放熱板9への良好な熱の伝達性能が確保されており、第1の放熱板9による放熱性の向上を図ることができる。
また、第1の発光素子26、26、・・・の消灯時には、第1の基板8の素子搭載面8cの色(暗色)が反射部14、14、・・・に映り込むと共に太陽光が入射されたときに太陽光が第1の拡散部22、22、・・・、第2の拡散部23、23、・・・又は第3の拡散部25、25、・・・によって拡散される。
従って、車輌用灯具1を外部から視認したときに第1のリフレクター7の各部が光って見えることがなく、他の車輌の搭乗者や歩行者等に対する幻惑光の発生を抑制することができる。
一方、灯具ユニット6において、第1の基板8に搭載された第1の発光素子26、26、・・・と第2の基板11に搭載された第2の発光素子56、56、・・・から光が出射されると、出射された光によってハイビームが前方へ向けて照射される。
第2の発光素子56、56、・・・から出射された光はそれぞれベース部43の光透過孔46、46、・・・及び切欠51、51、・・・を透過されて反射部44、44、・・・で前方へ向けて反射されカバー3を透過されて照射される。
第1の発光素子26、26、・・・と第2の発光素子56、56、・・・から光が出射されたときには、第1のリフレクター7と第2のリフレクター10の反射部14、14、・・・、44、44、・・・以外の部分にも光が到達する場合があるが、これらの反射部14、14、・・・、44、44、・・・以外の部分に向かう光は第1の拡散部22、22、・・・、52、52、・・・、第2の拡散部23、23、・・・又は第3の拡散部25、25、・・・によって拡散される。また、第1の発光素子26、26、・・・と第2の発光素子56、56、・・・から出射され反射部14、14、・・・、44、44、・・・で反射された光には、配光パターンの形成に寄与しない迷光等の光も生じる可能性があるが、このような光の少なくとも一部も第1の拡散部22、22、・・・、52、52、・・・、第2の拡散部23、23、・・・又は第3の拡散部25、25、・・・によって拡散される。
従って、第1の発光素子26、26、・・・と第2の発光素子56、56、・・・の点灯時において、ハイビームの配光パターンを形成する光以外の光の不必要な反射が抑制され、対向車輌や先行車輌の搭乗者に対する幻惑光の発生を抑制することができる。
特に、第1の拡散部52、52、・・・は、第2の基板11を保持し第2の基板11を隠蔽する隠蔽部としても機能するベース部43に形成されているため、第1の拡散部52、52、・・・を形成するための専用の部品を必要とせず、部品点数の削減及び製造コストの低減を図った上で幻惑光の発生を抑制することができる。
第2の発光素子56、56、・・・の点灯時には熱が発生するが、発生した熱は第2の基板11から第2の伝熱シート57、57、・・・を介して第2の放熱板12に伝達され、第2の放熱板12から放出される。
このとき、上記したように、位置決め突部47によって第2の基板11と第2の放熱板12の厚み方向における位置決めが行われ第2の放熱板12の第2の伝熱シート57、57、・・・に対する良好な接触状態が確保されているため、第2の基板11から第2の伝熱シート57、57、・・・を介しての第2の放熱板12への良好な熱の伝達性能が確保されており、第2の放熱板12による放熱性の向上を図ることができる。
また、第1の発光素子26、26、・・・と第2の発光素子56、56、・・・の消灯時には、第1の基板8と第2の基板11の素子搭載面8cと素子搭載面11cの色(暗色)がそれぞれ反射部14、14、・・・と反射部44、44、・・・に映り込むと共に太陽光が入射されたときに太陽光が第1の拡散部22、22、・・・、52、52、・・・、第2の拡散部23、23、・・・又は第3の拡散部25、25、・・・によって拡散される。
従って、車輌用灯具1を外部から視認したときに第1のリフレクター7及び第2のリフレクター10の各部が光って見えることがなく、他の車輌の搭乗者や歩行者等に対する幻惑光の発生を抑制することができる。
上記のように、車輌用灯具1にあっては、点灯時において光の一部が拡散され、消灯時において第1の基板8と第2の基板11の暗色が反射部14、14、・・・、44、44、・・・に映り込むと共に太陽光が入射されたときに太陽光が拡散されるため、点灯時及び消灯時における幻惑光の発生を抑制することができる。
また、車輌用灯具1にあっては、第1の発光素子26の点灯時及び消灯時に第1の拡散部22のみならず、第2の拡散部23と第3の拡散部25によっても光が拡散されるため、幻惑光の発生を十分に抑制することができる。
上記のように、車輌用灯具1にあっては、第1の放熱板9と第2の放熱板12からの高い放熱性が確保されており、第1の基板9や第2の基板12の温度上昇が十分に抑制されて第1の発光素子26、26、・・・と第2の発光素子56、56、・・・の良好な点灯状態が確保されている。
第1の放熱板9は突出部9bがベース部13の前端及び第1の基板8の前端より前側に位置されており、第2の放熱板12は突出部12bがベース部43の前端及び第2の基板11の前端より前側、即ち、反射部14又は反射部44で反射された光の進行方向側に位置されている。
このように突出部9bがベース部13の前端及び第1の基板8の前端より前側に位置され、突出部12bがベース部43の前端及び第2の基板11の前端より前側に位置されることにより、灯具外筐4の内部のうち第1の放熱板9と第2の放熱板12の上方に配置された内部構造の一部を外部から見せないようにする隠蔽性が向上する。
また、第1の放熱板9に突出部9bが設けられ、第2の放熱板12に突出部12bが設けられていることにより、第1の放熱板9と第2の放熱板12の放熱面積が大きくなり、放熱性能の一層の向上が図られている。
従って、突出部9b、12bによって第1の放熱板9と第2の放熱板12の放熱面積が大きくなると共に灯具外筐4の内部に配置された内部構造の一部が遮蔽されるため、第1の発光素子26、26、・・・と第2の発光素子56、56、・・・の点灯時に発生する熱に関する放熱性の向上を図ることができると共に製造コストの高騰を来すことなく内部構造の一部に対する十分な隠蔽性を確保することができる。
また、第1の放熱板9の立壁面部29と第2の放熱板12の立壁面部59とが対向した状態で離隔して位置されているため、立壁面部29、59間に空間が形成され、この空間が第1の放熱板9と第2の放熱板12から放出される熱の放熱空間となり、放熱性の向上を図ることができる。
尚、車輌用灯具1にあっては、第1の放熱板9と第2の放熱板12の上面が暗色に着色されていてもよい。第1の放熱板9と第2の放熱板12の上面が暗色に着色されることにより、上方への熱放射や対流による放熱の効率化を図ることができると共に第1の放熱板9と第2の放熱板12によって光が吸収され太陽光の遮光性を高くすることができる。
また、車輌用灯具1にあっては、複数の反射部14、14、・・・、44、44、・・・が設けられ反射部14、14、・・・、44、44、・・・がそれぞれ第1の発光素子26、26、・・・と第2の発光素子56、56、・・・に対して配置され、反射部14、14、・・・と反射部44、44、・・・がそれぞれ一体に形成されている。
従って、第1の発光素子26、26、・・・と第2の発光素子56、56、・・・から出射される光が反射部14、14、・・・と反射部44、44、・・・でそれぞれ所定の方向へ向けて反射され、光の良好な制御状態を確保することができると共に部品点数の削減を図ることができる。
さらに、ベース部13、43と反射部14、14、・・・、44、44、・・・がそれぞれ一体に形成されているため、第1の基板8と第2の基板11をそれぞれ保持するベース部13、43と光を反射する反射部14、14、・・・、44、44、・・・との位置精度が高くなり、光の一層良好な制御状態を確保することができると共に一層の部品点数の削減を図ることができる。
灯室5には灯具ユニット6の上方における前寄りの位置に灯具ユニット70が配置されている(図2及び図3参照)。灯具ユニット70は灯具ユニット6とは異なる機能を有し、例えば、ターンシグナルランプとして機能する。
このように車輌用灯具1には灯室5に異なる機能を有する灯具ユニット6と灯具ユニット70が配置されているため、機能性の向上を図ることができる。
灯具ユニット70は光を反射する反射鏡71と反射鏡71を上方及び前方から覆うカバー部材72とを有し、全体として横長の形状に形成されている。
反射鏡71は上下方向を向く基板取付部71aと基板取付部71aの前端部に連続された光反射部71bとを有している。
基板取付部71aの上面には素子搭載基板73の一部が配置され、素子搭載基板73の前端部が基板取付部71aから前方に突出され光反射部71bの上方に位置されている。
素子搭載基板73の下面には発光体74、74、・・・が左右に離隔して搭載されている。発光体74としては、例えば、発光ダイオードが用いられている。
発光体74からは光が下方へ向けて出射され、出射された光は光反射部71bで反射されてカバー部材72及びカバー3を透過されて前方へ向けて照射される。
上記したように、灯具ユニット70は灯具ユニット6の上方における前寄りの位置に配置されており、灯室5における灯具ユニット70の後側には空間が形成されている。灯室5における灯具ユニット70の後側の空間は第1の放熱板9と第2の放熱板12の上方に存在し、第1の発光素子26、26、・・・・と第2の発光素子56、56、・・・の点灯時に第1の放熱板9と第2の放熱板12から放出される熱が対流される対流空間80とされている。
このように車輌用灯具1にあっては、灯具ユニット6の上方に灯具ユニット70が配置され、灯具ユニット6の上方で灯具ユニット70の後方に第1の放熱板9と第2の放熱板12から放出される熱が対流される対流空間80が形成されている。
従って、灯具ユニット6と灯具ユニット70が配置されていない空間において熱が対流され、灯具ユニット6と灯具ユニット70により車輌用灯具1の機能性の向上を図った上でスペースの有効活用により放熱性の向上を図ることができる。
1…車輌用灯具、8…第1の基板、9…第1の放熱板、11…第2の基板、12…第2の放熱板、13…ベース部(隠蔽部)、14…反射部、22…第1の拡散部、23…第2の拡散部、26…第1の発光素子、43…ベース部(隠蔽部)、44…反射部、52…第1の拡散部、56…第2の発光素子

Claims (5)

  1. 光源として機能する発光素子と、
    前記発光素子が搭載され少なくとも前記発光素子が搭載された部分が暗色に着色された基板と、
    前記発光素子から出射された光を反射する反射部と、
    前記基板を保持すると共に前記基板の少なくとも一部を隠蔽する隠蔽部とを備え、
    前記隠蔽部のうち前記反射部と対向する領域の少なくとも一部に光を拡散する第1の拡散部が形成された
    車輌用灯具。
  2. 前記第1の拡散部は前記発光素子の前方に位置され、
    前記発光素子と前記第1の拡散部の間に前記発光素子から前方へ出射される光の一部を遮蔽する遮光部が設けられた
    請求項1に記載の車輌用灯具。
  3. 前記第1の拡散部と対向する領域に、前記反射部に連続して位置され光を拡散する第2の拡散部が形成された
    請求項1又は請求項2に記載の車輌用灯具。
  4. 前記基板に前記発光素子が複数搭載され、
    前記反射部が複数設けられ前記各反射部が前記各発光素子に対して配置され、
    前記複数の反射部が一体に形成された
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車輌用灯具。
  5. 前記隠蔽部と前記複数の反射部とが一体に形成された
    請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の車輌用灯具。
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