JP2017058920A - 薬剤監査装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストに薬剤の名称の特定を正確かつ短時間で行うことができる薬剤監査装置及び方法を提供する。
【解決手段】包装体に包装されている薬剤を撮像した撮像画像を取得する画像取得部と、画像取得部が取得した撮像画像から、包装体に記録されており且つ薬剤の名称を特定可能な識別コードを表すコード画像を読み取るコード画像読取部と、コード画像読取部が読み取ったコード画像が表す識別コードに基づき、薬剤の名称を特定する第1の薬剤名称特定部と、コード画像読取部がコード画像を読取不能である場合、及び第1の薬剤名称特定部が薬剤の名称を特定不能である場合の少なくとも一方の場合に、画像取得部が取得した撮像画像から、薬剤の名称を表す文字情報を抽出する文字情報抽出部と、文字情報抽出部が抽出した文字情報に基づき、薬剤の名称を特定する第2の薬剤名称特定部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、包装されている薬剤の名称を特定する薬剤監査装置及び方法に関する。
調剤薬局では、患者が持参した処方箋に従って、薬剤師が薬剤をピッキングして調剤を行う。この際に、薬剤には非常に似た名称が多いために調剤ミスが発生することがある。このため、薬剤師がピッキングした薬剤を撮像した撮像画像から薬剤の名称を特定可能な情報を取得して、取得した情報と患者に処方される薬剤の調剤情報とを照合することで、薬剤師がピッキングした薬剤が正しいか否かを判定する薬剤監査装置が知られている。
特許文献1の薬剤監査装置では、薬剤の撮像画像からOCR(optical character recognition)処理により薬剤の名称を示す文字情報を抽出する抽出処理と、薬剤(包装体)の撮像画像から薬剤名称の特定可能な識別コードを表すバーコード画像を読み取る読取処理とを順番に行い、各処理で得られた薬剤の名称と前述の調剤情報とを照合する。
このようなOCR処理による文字情報の抽出処理と、各種の識別コードを表すバーコード画像の読取処理とを併用した名称等の特定(認識)は、薬剤監査の分野に限定されるものではなく、様々な分野で行われている。例えば、特許文献2には、郵便物からOCR処理により宛名を示す文字情報を抽出する処理と、郵便物から宛名を示すバーコード画像を読み取る処理とを行って、郵便物の宛名を認識する装置が開示されている。この特許文献2に記載の装置は、バーコード画像の読み取りと、OCR処理による文字情報の抽出とを並行して行うが、バーコード画像の読み取りが行われた場合にはOCR処理による文字情報の抽出を中断若しくは限定して行う。
特開2015−080512号公報 特開平9−239328号公報
ところで、OCR処理による文字情報の抽出は、バーコード画像の読み取りよりも処理時間を要し、さらに誤読も多く発生するため、特許文献1に記載のように、バーコード画像の読み取りよりもOCR処理による文字情報の抽出を先に行った場合、薬剤の名称を正確に特定するのには時間がかかる。また、仮に特許文献2に記載の技術を特許文献1の薬剤監査装置に適用して、文字情報の抽出処理及びバーコード画像の読取処理を並行して行うためには高い演算処理能力が必要とされるので、装置の製造コストが上昇してしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、低コストに薬剤の名称の特定を正確かつ短時間で行うことができる薬剤監査装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するための薬剤監査装置は、包装体に包装されている薬剤を撮像した撮像画像を取得する画像取得部と、画像取得部が取得した撮像画像から、包装体に記録されており且つ薬剤の名称を特定可能な識別コードを表すコード画像を読み取るコード画像読取部と、コード画像読取部が読み取ったコード画像が表す識別コードに基づき、薬剤の名称を特定する第1の薬剤名称特定部と、コード画像読取部がコード画像を読取不能である場合、及び第1の薬剤名称特定部が薬剤の名称を特定不能である場合の少なくとも一方の場合において、画像取得部が取得した撮像画像から、薬剤の名称を表す文字情報を抽出する文字情報抽出部と、文字情報抽出部が抽出した文字情報に基づき、薬剤の名称を特定する第2の薬剤名称特定部と、を備える。
この薬剤監査装置によれば、コード画像を用いた第1の薬剤名称特定部による薬剤の名称の特定を、この特定よりも処理時間を要し且つ誤読も多い第2の薬剤名称特定部による薬剤の名称の特定(文字情報抽出による薬剤の名称の特定)よりも優先的に行える。
本発明の他の態様に係る薬剤監査装置において、第1の薬剤名称特定部は、コード画像読取部が読み取ったコード画像が表す識別コードに基づき、薬剤の名称と識別コードとの対応関係を予め記憶している第1の薬剤情報記憶部を参照して、薬剤の名称を特定する。これにより、コード画像から薬剤の名称を特定することができる。
本発明の他の態様に係る薬剤監査装置において、コード画像読取部は、撮像画像からコード画像の候補となる候補画像の読み取りを行い、コード画像読取部が読み取った候補画像が表す識別コードが第1の薬剤情報記憶部に記憶されているか否かを判定する判定部と、判定部が否と判定した場合、コード画像読取部による別の候補画像の読み取りと、判定部による判定とを繰り返し実行させる制御部と、を備え、第1の薬剤名称特定部は、判定部が第1の薬剤情報記憶部に記憶されていると判定した識別コードをコード画像が表す識別コードとして決定し、識別コードに基づき薬剤の名称を特定する。これにより、コード画像の誤読を防止することができるので、撮像画像からコード画像を確実に読み取って、コード画像による薬剤の名称の特定を優先的に行うことができる。
本発明の他の態様に係る薬剤監査装置において、撮像画像内にコード画像読取部が候補画像を読み取る読取領域を設定する読取領域設定部を備え、読取領域設定部は、コード画像読取部が読取領域内から候補画像を読取不能である場合、又はコード画像読取部による候補画像の読み取り後に判定部が否と判定した場合、撮像画像内での読取領域の位置を変更し、制御部は、読取領域設定部により読取領域の位置の変更が実行される毎に、コード画像読取部による読取領域からの候補画像の読み取りと、判定部による判定とを実行させる。これにより、コード画像の誤読を防止することができるので、撮像画像からコード画像を確実に読み取って、コード画像による薬剤の名称の特定を優先的に行うことができる。
本発明の他の態様に係る薬剤監査装置において、文字情報抽出部は、コード画像読取部が撮像画像から新たな候補画像を読取不能である場合、コード画像読取部がコード画像を読取不能であると判定する。コード画像による薬剤の名称の特定に失敗した場合に、第2の薬剤名称特定部による薬剤の名称の特定(文字情報抽出による薬剤の名称の特定)を行うことができる。
本発明の他の態様に係る薬剤監査装置において、患者に処方される薬剤の調剤情報を取得する調剤情報取得部を備え、コード画像読取部は、調剤情報取得部が取得した調剤情報に基づき、薬剤の名称と薬剤の包装体に記録されているコード画像の種類との対応関係を予め記憶した第2の薬剤情報記憶部を参照して、包装体に記録されているコード画像の種類を特定し、特定した種類に対応するコード画像を撮像画像から読み取る。これにより、撮像画像から読み取るコード画像の種類を予め絞ることができるので、撮像画像からコード画像を確実に読み取ることができる。
本発明の他の態様に係る薬剤監査装置において、患者に処方される薬剤の調剤情報を取得する調剤情報取得部と、調剤情報取得部が取得した調剤情報に対応する薬剤の名称と、第1の薬剤名称特定部又は第2の薬剤名称特定部が特定した薬剤の名称とを照合する照合部と、を備える。これにより、調剤情報通りに薬剤がピッキングされたか否かを判定することができる。
本発明の目的を達成するための薬剤監査方法は、包装体に包装されている薬剤を撮像した撮像画像を取得する画像取得ステップと、画像取得ステップで取得した撮像画像から、包装体に記録されており且つ薬剤の名称を特定可能な識別コードを表すコード画像を読み取るコード画像読取ステップと、コード画像読取ステップで読み取ったコード画像の表す識別コードに基づき、薬剤の名称を特定する第1の薬剤名称特定ステップと、コード画像読取ステップにてコード画像を読取不能である場合、及び第1の薬剤名称特定ステップにて薬剤の名称が特定不能である場合の少なくとも一方の場合において、画像取得ステップで取得した撮像画像から、薬剤の名称を表す文字情報を抽出する文字情報抽出ステップと、文字情報抽出ステップで抽出した文字情報に基づき、薬剤の名称を特定する第2の薬剤名称特定ステップと、を有する。
本発明の他の態様に係る薬剤監査方法において、コード画像読取ステップは、撮像画像からコード画像の候補となる候補画像の読み取りを行い、コード画像読取ステップで読み取った候補画像が表す識別コードが、薬剤の名称と識別コードとの対応関係を予め記憶している第1の薬剤情報記憶部に記憶されているか否かを判定する判定ステップと、判定ステップで否と判定した場合、コード画像読取ステップによる別の候補画像の読み取りと、判定ステップによる判定とを繰り返し実行させる制御ステップと、を有し、第1の薬剤名称特定ステップは、判定ステップで第1の薬剤情報記憶部に記憶されていると判定した識別コードをコード画像が表す識別コードとして決定し、識別コードに基づき薬剤の名称を特定する。
本発明の薬剤監査装置及び方法は、低コストに薬剤の名称の特定を正確かつ短時間で行うことができる。
薬剤処方作業の概略を説明するための説明図である。 PTP(press through pack)シートの裏面の正面図である。 第1実施形態の薬剤監査装置の構成を示すブロック図である。 第1の薬剤情報記憶部に記憶されている情報の説明図である。 第1実施形態の薬剤監査装置による薬剤監査の処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態の薬剤監査装置の構成を示すブロック図である。 候補画像の読取処理を説明するための説明図である。 判定部による判定処理を説明するための説明図である。 第2実施形態の薬剤監査装置による薬剤監査の処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態の薬剤監査装置の構成を示すブロック図である。 読取領域の設定処理を説明するための説明図である。 第3実施形態の薬剤監査装置による薬剤監査の処理の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態の薬剤監査装置の構成を示すブロック図である。 第2の薬剤情報記憶部に記憶されている情報の説明図である。 第4実施形態の薬剤監査装置による薬剤監査の処理の中で特にバーコード画像32の読取処理の流れを示すフローチャートである。
[薬剤処方作業の概略]
図1は、薬剤処方作業9の概略を説明するための説明図である。図1に示すように、病院や調剤薬局などの医療機関で行われる薬剤処方作業9は、大別して、処方箋入力11と、ピッキング12と、薬剤監査13(調剤監査ともいう)とを含む。
処方箋入力11では、処方箋14に記載されている調剤情報[患者の氏名や年齢、薬剤の名称と分量と用法など]を、薬剤師がレセプトコンピュータ15に入力する。この際に、薬剤師は処方箋14に記載されている薬剤の後発医薬品を処方する場合、後発医薬品の名称等をレセプトコンピュータ15に入力する。
なお、本明細書における「薬剤の名称」には、薬剤の名前だけでなく薬剤量を含む。従って、薬剤の名前が同一であったとしても薬剤量(例えば、5mg、10mg)が異なれば、「薬剤の名称」は異なるものとする。また、「薬剤の名称」には名前だけでなく、番号(品番)やID(identification)も含まれるものとする。
レセプトコンピュータ15は、調剤情報の入力を受けて、レセプトコンピュータ15に接続しているプリンタ16から調剤情報シート(図示せず)を出力させる。また、レセプトコンピュータ15は、後述の薬剤監査装置28に対して調剤情報20(レセプト情報ともいう)を出力する。
ピッキング12では、プリンタ16から出力された調剤情報シートに基づき、薬剤師が薬剤棚22から錠剤、カプセル剤、湿布剤、及び粉剤等の各種剤形の薬剤23をピッキングする。この際に、例えば調剤情報20に基づき薬剤23を自動的にピッキングする装置を用いてもよい。また本例では、本発明の包装体に相当するPTP(press through pack)シート24に包装されている薬剤23のピッキングを行う場合について説明を行う。
薬剤監査13では、撮像部27及び薬剤監査装置28を用いて、薬剤師により前述の調剤情報シートの内容に従った薬剤23がピッキングされたか否かを監査する。
撮像部27は、薬剤師によりピッキングされた薬剤23のPTPシート24を撮像して、PTPシート24の撮像画像データ30(本発明の撮像画像に相当)を薬剤監査装置28へ出力する。この撮像部27としては、各種のデジタルカメラやスキャナなどを用いることができる。すなわち、撮像部27によるPTPシート24の撮像には、スキャナによるPTPシート24の画像読み取り(画像取得)も含まれる。
図2は、PTPシート24の裏面の正面図である。なお、PTPシート24の表面とは薬剤23を収納する透明なドーム状の薬剤収納室31が複数形成されている側の面であり、裏面とは各薬剤収納室31の開口部をアルミシート等で覆っている側の面である。
図2に示すように、本例のPTPシート24の裏面には、薬剤23の名称を特定可能なバーコード画像32が記録(印刷)されたバーコード画像領域32Aと、薬剤23の名称を示す文字情報34が記録された文字情報領域34Aと、薬剤23の製造会社の名称を示す文字情報35が記録された文字情報領域35Aと、が設けられている。
バーコード画像32は、本発明のコード画像に相当するものであり、異なる幅や間隔をもつ平行な縦線の組み合わせによって、薬剤23の名称毎に予め定められた識別コードであって且つ薬剤23の名称を特定可能な識別コードを表す(図4参照)。
撮像部27によるPTPシート24の撮像は、少なくともバーコード画像領域32A及び文字情報領域34Aが撮像されるように実行される。本例では、PTPシート24の裏面にバーコード画像領域32A及び文字情報領域34Aが形成されているため、撮像部27によりPTPシート24の裏面が撮像される。なお、バーコード画像領域32A及び文字情報領域34AがPTPシート24の表面に形成されている場合、撮像部27によりPTPシート24の表面が撮像される。また、バーコード画像領域32A及び文字情報領域34Aの一方がPTPシート24の表面に形成され、他方がPTPシート24の裏面に形成されている場合、撮像部27によりPTPシート24の両面が撮像される。
図1に戻って、薬剤監査装置28は、撮像部27から入力される撮像画像データ30を解析してピッキングされた薬剤23の名称を特定すると共に、この特定結果とレセプトコンピュータ15から入力される調剤情報20とに基づき、調剤情報20に記録されている薬剤23の名称とピッキングされた薬剤23の名称とを照合する。この薬剤監査装置28は、パーソナルコンピュータ等の各種演算装置からなり、前述の照合を行う装置本体36と、前述の照合結果を表示する表示部としてのモニタ37とを備えている。
[第1実施形態の薬剤監査装置]
図3は、第1実施形態の薬剤監査装置28(特に装置本体36)の構成を示すブロック図である。図3に示すように、装置本体36は、CPU(Central Processing Unit)を含む各種の演算部及び処理部及び記憶部により構成されたものであり、調剤情報取得部39と、画像取得部40と、撮像画像記憶部41と、コード画像読取部42と、第1の薬剤名称特定部43と、第1の薬剤情報記憶部44と、文字情報抽出部46と、第2の薬剤名称特定部47と、照合部48と、を備える。
調剤情報取得部39は、レセプトコンピュータ15に有線又は無線で通信接続可能な通信インタフェースであり、レセプトコンピュータ15から調剤情報20を取得して照合部48へ出力する。また、画像取得部40は、撮像部27に有線又は無線で通信接続可能な通信インタフェースであり、撮像部27から撮像画像データ30を取得して撮像画像記憶部41へ出力する。なお、調剤情報取得部39や画像取得部40は、インターネット上のサーバから調剤情報20や撮像画像データ30を取得したり、或いはメモリカード等の記録媒体に記録されている調剤情報20や撮像画像データ30を取得したりしてもよい。
撮像画像記憶部41は、画像取得部40から入力される撮像画像データ30を一時的に記憶する。この撮像画像記憶部41は、記憶した撮像画像データ30を後述の照合部48による照合結果が出るまでは保存し、照合部48による照合結果が出た際に消去する。
コード画像読取部42は、撮像画像記憶部41から新たに記憶された撮像画像データ30を読み出して解析することで、撮像画像データ30からバーコード画像32を読み取る。例えばコード画像読取部42は、撮像画像データ30をライン毎に走査(スキャン)して、ライン上で交互に出現する白パターン及び黒パターンをバーコード画像32として読み取る。なお、画像データからバーコード画像32を読み取る方法は公知(既述の特許文献1や特開平9−16701号公報等を参照)であるので、その詳細については説明を省略する。また、撮像画像データ30からバーコード画像32を読み取る方法についても特に限定はされない。そして、コード画像読取部42は、バーコード画像32の読み取りに成功した場合、バーコード画像32の読取結果を第1の薬剤名称特定部43へ出力する。
第1の薬剤名称特定部43は、コード画像読取部42から入力されたバーコード画像32が表す薬剤23の識別コードに基づき、第1の薬剤情報記憶部44を参照して、薬剤23の名称を特定する。
図4は、第1の薬剤情報記憶部44に記憶されている情報を説明するための説明図である。図4に示すように、第1の薬剤情報記憶部44には、薬剤23の名称と識別コードとの対応関係が予め記憶されている。ここで、図4に示した薬剤23の名称と識別コードとの対応関係は便宜上のものであり、実際の対応関係を示しているとは限らない。
第1の薬剤名称特定部43は、バーコード画像32が表す薬剤23の識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されている場合、この識別コードに対応する薬剤名称を第1の薬剤情報記憶部44から取得することにより、薬剤23の名称を特定する。そして、第1の薬剤名称特定部43は、薬剤23の名称の特定に成功した場合、この薬剤23の名称の特定結果を照合部48へ出力する。
図3に戻って、文字情報抽出部46は、コード画像読取部42がバーコード画像32の読み取りに失敗した場合(バーコード画像32が読取不能である場合)、及び第1の薬剤名称特定部43が薬剤23の名称の特定に失敗した場合の少なくとも一方の場合において、撮像画像記憶部41から撮像画像データ30を読み出して解析することにより、撮像画像データ30から文字情報34,35を抽出する。すなわち、撮像画像データ30からの文字情報34,35の抽出は、バーコード画像32を用いた薬剤23の名称の特定に失敗した場合に行われる。
文字情報抽出部46は、撮像画像データ30に対してOCR処理による文字情報認識を行うことで、撮像画像データ30から文字情報領域34A,35Aを検出し、検出した文字情報領域34A,35Aから文字情報34,35を抽出する。なお、画像データからOCR処理により文字情報を抽出する方法は公知(既述の特許文献1、特開2015−002918号公報等参照)であるので、その詳細な説明は省略する。そして、文字情報抽出部46は、文字情報34,35の抽出結果を、第2の薬剤名称特定部47へ出力する。
第2の薬剤名称特定部47は、文字情報抽出部46から入力された文字情報34,35に基づき、既述の図4に示した第1の薬剤情報記憶部44に記憶されている薬剤名称を参照して、薬剤23の名称を特定する。例えば、第2の薬剤名称特定部47は、第1の薬剤情報記憶部44に記憶されている薬剤名称を順番に読み込み、読み込んだ「薬剤名称」と一致する文字列が文字情報34,35に含まれているか否かを判定することにより、文字情報34,35の中から薬剤名称に対応する文字情報を特定する。なお、OCR処理により抽出した文字情報から薬剤名称を特定する方法も公知(既述の特許文献1、特開2015−002918号公報等参照)であるので、その詳細な説明を省略する。これにより、第2の薬剤名称特定部47は、文字情報34から薬剤23の名称を特定して、この薬剤23の名称の特定結果を照合部48へ出力する。
照合部48は、第1の薬剤名称特定部43又は第2の薬剤名称特定部47から入力された薬剤23の名称(すなわち、薬剤師がピッキングした薬剤23の名称)と、調剤情報20に対応する薬剤23の名称とを照合して、両者の薬剤23の名称が一致しているか否かを示す照合結果をモニタ37へ出力する。これにより、この照合結果をモニタ37で表示することができる(図1参照)。
[第1実施形態の薬剤監査装置の作用]
次に、図5を用いて第1実施形態の薬剤監査装置28の作用について説明する。図5は、第1実施形態の薬剤監査装置28による薬剤監査の処理(本発明の薬剤監査方法)の流れを示すフローチャートである。
薬剤師が患者から受け付けた処方箋14の内容をレセプトコンピュータ15に入力すると、レセプトコンピュータ15は、プリンタ16から調剤情報シートを出力させると共に、調剤情報20を薬剤監査装置28へ出力する。これにより、調剤情報取得部39が調剤情報20を取得して照合部48へ出力する(ステップS1)。
次いで、調剤情報シートに従って薬剤師により薬剤棚22からピッキングされた薬剤23のPTPシート24の撮像が撮像部27により実行されると、撮像部27からPTPシート24の撮像画像データ30が薬剤監査装置28へ出力される。これにより、画像取得部40が撮像画像データ30を取得して撮像画像記憶部41に記憶させる(ステップS2、本発明の画像取得ステップに相当)。
撮像画像記憶部41に新たな撮像画像データ30が記憶されると、処理時間が長く且つ誤読の可能性もあるOCR処理による薬剤23の名称の特定よりも先に、バーコード画像32を用いた薬剤23の名称の特定が優先的に開始される。
最初にコード画像読取部42が、撮像画像データ30を撮像画像記憶部41から読み出してライン毎に走査することで、撮像画像データ30からのバーコード画像32の読み取りを開始する(ステップS3、本発明のコード画像読取ステップに相当)。
コード画像読取部42はバーコード画像32の読み取りに成功した場合(ステップS5でYES)、バーコード画像32の読取処理を終了して、バーコード画像32の読取結果を第1の薬剤名称特定部43へ出力する。この読取結果の入力を受けて、第1の薬剤名称特定部43は、バーコード画像32が表す薬剤23の識別コードに基づき、第1の薬剤情報記憶部44を参照して、薬剤23の名称の特定を開始する(ステップS6)。
第1の薬剤名称特定部43は、バーコード画像32が表す識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されている場合、この識別コードに対応する薬剤名称を第1の薬剤情報記憶部44から取得することで、薬剤師がピッキングした薬剤23の名称の特定に成功する(ステップS7でYES、本発明の第1の薬剤名称特定ステップに相当)。そして、第1の薬剤名称特定部43は、薬剤23の名称の特定結果を照合部48へ出力する。
一方、コード画像読取部42は、前述のステップS5の処理でNOの場合、例えば撮像画像データ30にバーコード画像32が含まれていない場合、或いはバーコード画像32の傷や汚れによってバーコード画像32を読取不能である場合などに、バーコード画像32の読み取りに失敗した旨の情報を文字情報抽出部46へ出力する。
また、第1の薬剤名称特定部43は、前述のステップS7の処理でNOの場合、例えばバーコード画像32の一部が欠けていて識別コードの判別が不可能だった場合、或いはバーコード画像32が表す識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されていない場合、薬剤名称の特定に失敗した旨の情報を文字情報抽出部46へ出力する。
文字情報抽出部46は、コード画像読取部42からのバーコード画像32の読み取りに失敗した旨の情報を取得した場合や第1の薬剤名称特定部43からの薬剤名称の特定に失敗した旨の情報を取得した場合に作動する。すなわち、文字情報抽出部46は、バーコード画像32による薬剤23の名称の特定ができなかった場合に作動する。
最初に文字情報抽出部46は、撮像画像記憶部41から読み出した撮像画像データ30に対してOCR処理による文字情報認識を行うことで、撮像画像データ30から文字情報34,35を抽出する(ステップS8、本発明の文字情報抽出ステップに相当)。次いで、文字情報抽出部46は、撮像画像データ30から抽出した文字情報34,35の抽出結果を、第2の薬剤名称特定部47へ出力する。
そして、第2の薬剤名称特定部47は、第1の薬剤情報記憶部44に記憶されている薬剤名称を参照して、文字情報34,35の中から薬剤名称に対応する文字情報を特定する。これにより、第2の薬剤名称特定部47は、文字情報34から薬剤23の名称を特定して、この薬剤23の名称の特定結果を照合部48へ出力する(ステップS9、本発明の第2の薬剤名称特定ステップに相当)。
ステップS7の処理でYESの場合、或いはステップS9の処理後、照合部48は、第1の薬剤名称特定部43又は第2の薬剤名称特定部47から入力された薬剤23の名称と、調剤情報20に対応する薬剤23の名称とを照合して、その照合結果をモニタ37へ出力する(ステップS10)。
モニタ37は、照合部48から入力された照合結果を表示する(ステップS11)。このモニタ37の表示により、薬剤師はピッキングした薬剤23の名称と、調剤情報20に対応する薬剤23の名称と一致している否かを確認することができる。これにより、両者の薬剤23の名称が一致しない場合にはその旨を薬剤師に警告することで、薬剤23のピッキングのやり直しを薬剤師に促すことができる。
[第1実施形態の効果]
以上のように第1実施形態の薬剤監査装置28では、バーコード画像32による薬剤23の名称の特定に失敗した場合に、この特定よりも処理時間を要し且つ誤読も多いOCR処理による薬剤23の名称の特定を行うので、薬剤23の名称の特定処理の速度及び精度を上げることができる。また、バーコード画像32による薬剤23の名称の特定と、OCR処理による薬剤23の名称の特定とを並列に行う必要がないので、高い演算処理能力は必要とされず、装置の製造コストの増加も抑えられる。その結果、低コストに薬剤23の名称の特定を正確かつ短時間で行うことができる。
[第2実施形態の薬剤監査装置]
次に、図6を用いて第2実施形態の薬剤監査装置28Aについて説明を行う。図6は、第2実施形態の薬剤監査装置28Aの構成を示すブロック図である。上記第1実施形態の薬剤監査装置28では、PTPシート24上でのバーコード画像32の記録位置が薬剤23の種類毎に変わる可能性があるため、コード画像読取部42により撮像画像データ30をライン毎に走査してバーコード画像32の読み取りを行う。しかし、この場合は、PTPシート24上の文字情報、傷、及び汚れ等をバーコード画像32として誤読することにより、第1の薬剤名称特定部43による薬剤23の名称の特定に失敗するおそれがある。そこで、第2実施形態の薬剤監査装置28Aではバーコード画像32の誤読を防止する。
薬剤監査装置28Aは、その装置本体36Aが第1実施形態とは異なるコード画像読取部42Aと判定部50Aと繰り返し制御部51Aとを備える点を除けば、第1実施形態の薬剤監査装置28と基本的に同じ構成である。このため、上記第1実施形態と機能・構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
コード画像読取部42Aは、撮像画像記憶部41から読み出した撮像画像データ30から、バーコード画像32の候補となる候補画像55(図7参照)を読み取る。
図7は、コード画像読取部42Aによる候補画像55の読取処理を説明するための説明図である。図7に示すように、コード画像読取部42Aは、例えば第1実施形態と同様に、撮像画像データ30をライン毎に走査して、ライン上で交互に出現する白パターン及び黒パターンを候補画像55として順次読み取る。そして、コード画像読取部42Aは、読み取った候補画像55を判定部50Aへ順次出力する(図8参照)。
コード画像読取部42Aによる候補画像55の読み取りは、繰り返し制御部51Aの制御の下、繰り返し実行される。なお、コード画像読取部42Aは、撮像画像データ30から新たな候補画像55を読取不能である場合、その旨を示す情報を文字情報抽出部46(図6参照)へ出力する。
図8は、判定部50Aによる判定処理を説明するための説明図である。図8に示すように、最初に判定部50Aは、コード画像読取部42Aより入力された候補画像55の識別コードが認識可能か否かを判定する。候補画像55がバーコード画像32でない場合、候補画像55からの識別コードの認識に基本的に失敗するので、判定部50Aは、その旨を示す情報を繰り返し制御部51Aへ出力する。
一方、判定部50Aは、候補画像55から識別コードを認識可能と判定した場合、この候補画像55が表す識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されているか否かを判定する。判定部50Aは、第1の薬剤情報記憶部44を参照した参照結果に基づき、候補画像55が表す識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されていないと判定した場合、その旨を示す情報を繰り返し制御部51Aへ出力する。これにより、仮にバーコード画像32ではない候補画像55から何らかの識別コードを認識できたとしても、この識別コードが薬剤23の名称を表す識別コードではないと判定することができる。
また、判定部50Aは、候補画像55が表す識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されていると判定した場合、その旨を示す情報を第1の薬剤名称特定部43へ出力する。このように候補画像55の識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されている場合、この候補画像55の識別コードがバーコード画像32の識別コードであると決定(判定)することができる。
繰り返し制御部51Aは、本発明の制御部に相当するものである。繰り返し制御部51Aは、判定部50Aから識別コードを認識不可能との判定結果が入力された場合、或いは識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されていないとの判定結果が入力された場合、コード画像読取部42Aによる候補画像55の読み取りと、判定部50Aによる判定とを繰り返し実行させる繰り返し処理を行う。この繰り返し処理は、コード画像読取部42Aが新たな候補画像55を読取不能となる場合、或いは判定部50Aにより識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されていると判定される場合(すなわち、第1の薬剤名称特定部43による薬剤23の名称が特定可能になる場合)まで実行される。
第2実施形態の第1の薬剤名称特定部43は、判定部50Aから識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されているとの判定結果が入力された場合、この識別コードに基づき第1の薬剤情報記憶部44を参照して、識別コードに対応する薬剤名称を第1の薬剤情報記憶部44から取得する。これにより、第1の薬剤名称特定部43は、薬剤23の名称を特定することができ、この特定結果を照合部48へ出力する。
第2実施形態の文字情報抽出部46は、コード画像読取部42Aより新たな候補画像55を読取不能である旨の情報の入力を受けた場合(すなわち、撮像画像データ30からバーコード画像32を読取不能である場合)、第1の薬剤名称特定部43が薬剤23の名称を特定不能であると判定する。そして、文字情報抽出部46は、第1実施形態と同様に、撮像画像記憶部41から読み出した撮像画像データ30に対してOCR処理による文字情報認識を行う。これ以降の処理は上記第1実施形態と同じであるので、具体的な説明は省略する。
[第2実施形態の薬剤監査装置の作用]
次に、図9を用いて第2実施形態の薬剤監査装置28Aの作用について説明する。図9は、第2実施形態の薬剤監査装置28Aによる薬剤監査の処理(本発明の薬剤監査方法)の流れを示すフローチャートである。なお、ステップS2までの処理は、上記第1実施形態と同じであるので、具体的な説明は省略する。
ステップS2の処理後、第1実施形態と同様にバーコード画像32を用いた薬剤23の名称の特定が優先的に開始される。最初にコード画像読取部42Aが、撮像画像記憶部41から撮像画像データ30を読み出してライン毎に走査を開始することで、撮像画像データ30から候補画像55を読み取って判定部50Aへ出力する(ステップS4、本発明のコード画像読取ステップに相当)。
次いで、判定部50Aが、コード画像読取部42Aから入力された候補画像55から識別コードを認識可能か判定し、識別コードを認識不能と判定した場合(すなわち、候補画像55がバーコード画像32でない場合)、その旨を示す情報を繰り返し制御部51Aへ出力する(ステップS5AでNO)。
一方、判定部50Aは、候補画像55から識別コードを認識可能と判定した場合(ステップS5AでYES)、既述の図8に示したように、第1の薬剤情報記憶部44を参照して、この識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されているか否かを判定する(ステップS6A、本発明の判定ステップに相当)。判定部50Aは、識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されていないと判定した場合(すなわち、候補画像55がバーコード画像32でない場合)、その旨を示す情報を繰り返し制御部51Aへ出力する(ステップS7AでNO)。
繰り返し制御部51Aは、ステップS5A又はステップS7Aの処理でNOと判定された場合に、コード画像読取部42A及び判定部50Aを制御して、ステップS4からステップS7Aの間のフローに従った処理を繰り返し実行させる(ステップS5BでYES、本発明の制御ステップに相当)。これにより、コード画像読取部42Aによる新たな候補画像55の読み取りと、判定部50Aによる判定処理とが繰り返される。この繰り返し処理は、判定部50Aにより識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されていると判定される場合(ステップS7AでYES)まで、或いはコード画像読取部42Aが新たな候補画像55を読取不能となる場合(ステップS5BでNO)まで実行される。
判定部50AがステップS7Aの処理でYESと判定した場合(すなわち、候補画像55がバーコード画像32である場合)、第1の薬剤名称特定部43は、バーコード画像32の識別コードに基づき第1の薬剤情報記憶部44を参照して、識別コードに対応する薬剤名称を第1の薬剤情報記憶部44から取得する。これにより、第1の薬剤名称特定部43は、薬剤23の名称を特定することができ、薬剤23の名称の特定結果を照合部48へ出力する(ステップS7B、本発明の第1の薬剤名称特定ステップに相当)。
一方、コード画像読取部42Aが新たな候補画像55を読取不能と判定した場合(ステップS5Bの処理でNO)、すなわち、コード画像読取部42Aが撮像画像データ30からバーコード画像32を読取不能である場合、文字情報抽出部46は、撮像画像記憶部41から読み出した撮像画像データ30に対してOCR処理による文字情報認識を行う(ステップS8)。
ステップS8以降の処理は、既述の図5で説明した第1実施形態と基本的に同じであるので、ここでは具体的な説明は省略する。
[第2実施形態の効果]
以上のように第2実施形態の薬剤監査装置28Aは、撮像画像データ30から読み取った候補画像55が表す識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されているか否かを判定することで、この候補画像55がバーコード画像32であるか否かを判定できる。その結果、バーコード画像32の誤読を防止できるので、撮像画像データ30からバーコード画像32を確実に読み取って、バーコード画像32による薬剤23の名称の特定を優先的に行うことができる。これにより、上記第1実施形態で説明した効果が確実に得られる。
[第3実施形態の薬剤監査装置]
次に、図10を用いて第3実施形態の薬剤監査装置28Bについて説明を行う。図10は、第3実施形態の薬剤監査装置28Bの構成を示すブロック図である。この第3実施形態の薬剤監査装置28Bは、上記第2実施形態の薬剤監査装置28Aと同様に撮像画像データ30から候補画像55の読み取りを行う際に、撮像画像データ30を複数の領域に分け、領域毎に順番に候補画像55の読み取りを行う。
薬剤監査装置28Bは、その装置本体36Bが第2実施形態の装置本体36Aとは異なるコード画像読取部42Bと判定部50Bと繰り返し制御部51Bと読取領域設定部58とを備える点を除けば、第2実施形態の薬剤監査装置28A(図6参照)と基本的に同じ構成である。このため、第2実施形態と機能・構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
コード画像読取部42Bは、後述の読取領域設定部58により撮像画像データ30上に設定された読取領域59内(図11参照)を走査して、この読取領域59内で既述の第2実施形態で説明した候補画像55の読み取りを行う。そして、コード画像読取部42Bは、候補画像55の読み取りに成功した場合にはこの候補画像55を判定部50Bに出力する。また、コード画像読取部42Bは、読取領域59(図11参照)から候補画像55を読取不能である場合、その旨を示す情報を読取領域設定部58へ出力する。
判定部50Bは、第2実施形態の判定部50Aと同様に、候補画像55から識別コードを認識可能か否かの判定と、候補画像55が表す識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されているか否かの判定とを行う。そして、判定部50Bは、いずれか一方の判定で否と判定した場合には、その旨を示す情報を読取領域設定部58へ出力する。
読取領域設定部58は、コード画像読取部42Bによる候補画像55の読み取りを行う読取領域59(図11参照)を撮像画像データ30内に設定する。
図11は、読取領域設定部58による読取領域59の設定処理を説明するための説明図である。図11に示すように、読取領域設定部58は、撮像画像データ30を予め定めた複数の領域に分け、これら複数の領域のうちの1つの領域を読取領域59として設定する。そして、読取領域設定部58は、コード画像読取部42Bから候補画像55を読取不能である旨の情報の入力を受けた場合、或いは候補画像55の読取後に判定部50Bから否と判定した旨を示す情報の入力を受けた場合、撮像画像データ30内での読取領域59の設定位置を変更(例えば隣接する領域の位置へ変更)する。また、読取領域設定部58は、読取領域59の設定位置を変更した旨を示す情報を繰り返し制御部51Bへ出力する。
なお、読取領域設定部58は、撮像画像データ30の複数の領域の中の最後の領域を読取領域59として設定した後に、コード画像読取部42Bから候補画像55を読取不能である旨の情報の入力を受けた場合、或いは判定部50Bから否と判定した旨を示す情報の入力を受けた場合、新たな読取領域59が設定不能である旨を示す情報を文字情報抽出部46へ出力する。
繰り返し制御部51Bは、第2実施形態の繰り返し制御部51Aと同様に本発明の制御部に相当するものであり、読取領域設定部58から読取領域59の設定位置を変更した旨を示す情報の入力を受けた場合に、コード画像読取部42Bによる候補画像55の読み取りと、判定部50Bによる判定とを繰り返し実行させる繰り返し処理を行う。
第3実施形態の文字情報抽出部46は、読取領域設定部58から新たな読取領域59が設定不能である旨を示す情報の入力を受けた場合[すなわち、コード画像読取部42Bが新たな候補画像55(バーコード画像32)を読取不能である場合]、第1の薬剤名称特定部43が薬剤23の名称を特定不能であると判定する。そして、文字情報抽出部46は、撮像画像記憶部41から読み出した撮像画像データ30に対してOCR処理による文字情報認識を行う。これ以降の処理は上記各実施形態と同じであるので、具体的な説明は省略する。
[第3実施形態の薬剤監査装置の作用]
次に、図12を用いて第3実施形態の薬剤監査装置28Bの作用について説明する。図12は、第3実施形態の薬剤監査装置28Bによる薬剤監査の処理(本発明の薬剤監査方法)の流れを示すフローチャートである。なお、ステップS2までの処理は、上記第1実施形態と同じであるので、具体的な説明は省略する。
ステップS2の処理後、上記各実施形態と同様に、バーコード画像32による薬剤23の名称の特定が優先的に開始される。最初に読取領域設定部58は、撮像画像データ30を予め定めた複数の領域に分け、これら複数の領域のうちの1つの領域を読取領域59として設定し、この読取領域59の位置及び形状(大きさを含む)を含む設定情報をコード画像読取部42Bへ出力する(ステップS4A)。
次いで、コード画像読取部42Bは、読取領域設定部58から入力された設定情報に基づき、既述の図11に示したように、読取領域設定部58が撮像画像データ30に設定した読取領域59内を走査して、第2実施形態と同様に候補画像55の読み取りを開始する(ステップS4B)。そして、コード画像読取部42Bは、読取領域59から候補画像55が読取不能である場合、その旨を示す情報を読取領域設定部58へ出力する(ステップS4CでNO)。一方、コード画像読取部42Bは、読取領域59から候補画像55を読み取った場合、この候補画像55を判定部50Bへ出力する(ステップS4CでYES)。
判定部50Bは、コード画像読取部42Aからの候補画像55の入力を受けて、既述の図9に示した第2実施形態と同様に、ステップS5AからステップS7Aまでの間のフローに従った処理を行う。そして、判定部50Bは、ステップS5A又はステップS7Aの処理のいずれか一方で否と判定した場合には、その旨を示す情報を読取領域設定部58へ出力する(ステップS5A又はステップS7AでNO)。
読取領域設定部58は、コード画像読取部42Bから候補画像55を読取不能である旨の情報の入力を受けた場合、或いは判定部50Bから否と判定した旨を示す情報の入力を受けた場合、撮像画像データ30内での読取領域59の設定位置を変更する(ステップS5CでYES、ステップS13)。そして、読取領域設定部58は、変更後の読取領域59の設定情報をコード画像読取部42Bへ出力すると共に、読取領域59の設定位置を変更した旨を示す情報を繰り返し制御部51Bへ出力する。
繰り返し制御部51Bは、読取領域設定部58より読取領域59の設定位置を変更した旨を示す情報の入力を受けて、コード画像読取部42B及び判定部50Bを制御して、ステップS4BからステップS7Aの間のフローに従った処理を繰り返し実行させる。
以下同様に、判定部50Bにより識別コードが第1の薬剤情報記憶部44に記憶されていると判定される場合まで(ステップS7AでYES)、或いは読取領域設定部58が新たな読取領域59を設定不能となる場合まで(ステップS5CでNO)、ステップS5C及びステップS13の処理と、ステップS4BからステップS7Aの間のフローに従った処理とが繰り返し実行される。読取領域設定部58は、ステップS5Cの処理でNOと判定した場合[すなわち、コード画像読取部42Bが新たな候補画像55(バーコード画像32)を読取不能である場合]に、その旨を示す情報を文字情報抽出部46へ出力する。
なお、ステップS7Aの処理でYESと判定された以降の処理、及びステップS5Cの処理でNOと判定された以降の処理は、既述の図9に示した第2実施形態と基本的に同じであるので、ここでは具体的な説明は省略する。
[第3実施形態の効果]
以上のように第3実施形態の薬剤監査装置28Bでは、撮像画像データ30内で読取領域59の設定位置を変えながら、読取領域59毎に候補画像55の読み取りと判定部50Bによる判定とを行うので、第2実施形態と同様に、バーコード画像32の誤読を防止することができる。その結果、上記第2実施形態と同様の効果が得られる。
[第4実施形態の薬剤監査装置]
次に、図13を用いて第4実施形態の薬剤監査装置28Cについて説明を行う。図13は、第4実施形態の薬剤監査装置28Cの構成を示すブロック図である。この第4実施形態の薬剤監査装置28Cでは、撮像画像データ30からバーコード画像32の読み取りを行う場合に、PTPシート24に記録されているバーコード画像32の種類を予め特定して、特定した種類に対応するバーコード画像32を撮像画像データ30から読み取る。
薬剤監査装置28Cは、その装置本体36Cが第1実施形態の装置本体36とは異なるコード画像読取部42Cと第2の薬剤情報記憶部61とを備える点を除けば、第1実施形態の薬剤監査装置28と基本的に同じ構成である。このため、上第1実施形態と機能・構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
図14は、第2の薬剤情報記憶部61に記憶されている情報を説明するための説明図である。図14に示すように、第2の薬剤情報記憶部61には、薬剤23の名称と、薬剤23の包装体(ここではPTPシート24)に記録されているバーコード画像32の種類との対応関係が予め記憶されている。
なお、本例ではバーコード画像32の種類を、標準型の「GS1 Databar Limited」と多層型の「GS1 Databar Stacked」との2種類に分けているが、上記2種類以外のバーコード画像32の種類(「GS1 Databar Expanded」や「GS1 Databar Truncated」等)も公知である。このため、バーコード画像32の種類を3種類以上に分けてもよい。また、第2の薬剤情報記憶部61を、既述の図4に示した第1の薬剤情報記憶部44と一つにまとめてもよい。
コード画像読取部42Cは、バーコード画像32の読み取りを行う前に、調剤情報取得部39から調剤情報20を取得し、この調剤情報20に基づき第2の薬剤情報記憶部61を参照して、調剤情報20に記録されている薬剤名称に対応するバーコード画像32の種類を検索する。これにより、コード画像読取部42Cは、薬剤23のPTPシート24に記録されているバーコード画像32の種類を予め特定できる。
コード画像読取部42Cは、PTPシート24に記録されているバーコード画像32の種類を特定した後、撮像画像記憶部41から撮像画像データ30から、先に特定した種類に対応するバーコード画像32を読み取る。
例えばコード画像読取部42Cは、特定したバーコード画像32の種類が「GS1 Databar Limited」である場合、撮像画像データ30を走査して、交互に出現する1層構造の白パターン及び黒パターンをバーコード画像32として読み取る。また、コード画像読取部42Cは、特定したバーコード画像32の種類が「GS1 Databar Stacked」である場合、撮像画像データ30を走査して、交互に出現する多層構造の白パターン及び黒パターンをバーコード画像32として読み取る。
コード画像読取部42Cは、抽出したバーコード画像32を第1の薬剤名称特定部43へ出力する。なお、コード画像読取部42Cが、先に特定した種類に対応するバーコード画像32を撮像画像データ30から読み取る方法は特に限定されるものではなく、例えば、テンプレートマッチング法を用いる等の各種方法を採用してもよい。
バーコード画像32の読み取り以降の処理に係る構成は、上記第1実施形態の薬剤監査装置28と基本的に同じであるので、ここでは具体的な説明は省略する。
[第4実施形態の薬剤監査装置の作用]
次に、図15を用いて第4実施形態の薬剤監査装置28Cの作用について説明する。図15は、第4実施形態の薬剤監査装置28Cによる薬剤監査の処理の中で特にバーコード画像32の読取処理の流れを示すフローチャートである。
調剤情報取得部39は、レセプトコンピュータ15から調剤情報20の取得後、この調剤情報20をコード画像読取部42Cと照合部48とへ出力する(ステップS1)。
調剤情報取得部39から調剤情報20を取得したコード画像読取部42Cは、既述の図14に示したように調剤情報20に基づき、第2の薬剤情報記憶部61を参照して、調剤情報20に記録されている薬剤名称に対応するバーコード画像32の種類を検索する(ステップS1A)。これにより、コード画像読取部42Cは、薬剤師がピッキングする薬剤23のPTPシート24に記録されているバーコード画像32の種類を予め特定できる(ステップS1B)。その結果、コード画像読取部42が、撮像画像データ30から読み取るバーコード画像32の種類を絞ることができる。
次いで、既述の第1実施形態の図5で説明したように、画像取得部40が撮像画像データ30を取得して撮像画像記憶部41に記憶させると(ステップS2)、上記各実施形態と同様にバーコード画像32を用いた薬剤23の名称の特定が優先的に開始される。
コード画像読取部42Cは、撮像画像記憶部41から読み出した撮像画像データ30から、先に特定したバーコード画像32の種類に対応するバーコード画像32の読み取りを開始する(ステップS3A)。
なお、ステップS4以降の処理は、既述の第1実施形態の図5に示したステップS5以降の処理と基本的に同じであるので、ここでは具体的な説明は省略する。
[第4実施形態の効果]
以上のように第4実施形態の薬剤監査装置28Cでは、調剤情報20に基づき、コード画像読取部42Cが撮像画像データ30から読み取るバーコード画像32の種類を予め絞ることができるので、撮像画像データ30からバーコード画像32を確実に読み取って、バーコード画像32による薬剤23の名称の特定を優先的に行うことができる。
[第4実施形態の変形例]
なお、上記第2実施形態や上記第3実施形態においても、調剤情報20に基づき撮像画像データ30から読み取るバーコード画像32の種類を予め絞るようにしてもよい。
[その他]
上記各実施形態では、本発明の包装体としてPTPシート24を例に挙げて説明したが、PTPシート24以外の各種形状や材質の容器や包装を薬剤23の包装体として用いている場合にも本発明を適用することができる。
上記各実施形態では、本発明のコード画像としてバーコード画像32を例に挙げて説明したが、薬剤23の識別コードを表すバーコード画像32以外の各種コード画像、例えばマトリックス型二次元コード[QRコード(登録商標),QR:Quick Response]等を用いた場合にも本発明を適用することができる。
上記各実施形態の薬剤監査装置はモニタ37を備えているが、本発明の薬剤監査装置は装置本体36,36A〜36Cのみにより構成されていてもよく、さらに、第1の薬剤情報記憶部44や第2の薬剤情報記憶部61についても薬剤監査装置とは別体のサーバ上に設けられていてもよい。また、上記各実施形態で説明した薬剤監査装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムをCD−ROMや磁気ディスクやその他のコンピュータ可読媒体(有体物たる非一時的な情報記憶媒体)に記録し、情報記憶媒体を通じてプログラムを提供することが可能である。また、情報記憶媒体にプログラムを記憶させて提供する態様に代えて、インターネットなどの通信ネットワークを利用してプログラムをダウンロードサービスとして提供することも可能である。
14…処方箋,15…レセプトコンピュータ,20…調剤情報,23…薬剤,24…PTPシート,27…撮像部,28,28A,28B,28C…薬剤監査装置,30…撮像画像データ,32…バーコード画像,34,35…文字情報,39…調剤情報取得部,40…画像取得部,42,42A…コード画像読取部,43…第1の薬剤名称特定部,44…第1の薬剤情報記憶部,46…文字情報抽出部,47…第2の薬剤名称特定部,48…照合部,50A,50B…判定部,51A,51B…繰り返し制御部,55…候補画像,58…読取領域設定部,59…読取領域,61…第2の薬剤情報記憶部

Claims (9)

  1. 包装体に包装されている薬剤を撮像した撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部が取得した前記撮像画像から、前記包装体に記録されており且つ前記薬剤の名称を特定可能な識別コードを表すコード画像を読み取るコード画像読取部と、
    前記コード画像読取部が読み取った前記コード画像が表す前記識別コードに基づき、前記薬剤の名称を特定する第1の薬剤名称特定部と、
    前記コード画像読取部が前記コード画像を読取不能である場合、及び前記第1の薬剤名称特定部が前記薬剤の名称を特定不能である場合の少なくとも一方の場合において、前記画像取得部が取得した前記撮像画像から、前記薬剤の名称を表す文字情報を抽出する文字情報抽出部と、
    前記文字情報抽出部が抽出した前記文字情報に基づき、前記薬剤の名称を特定する第2の薬剤名称特定部と、
    を備える薬剤監査装置。
  2. 前記第1の薬剤名称特定部は、前記コード画像読取部が読み取った前記コード画像が表す前記識別コードに基づき、前記薬剤の名称と前記識別コードとの対応関係を予め記憶している第1の薬剤情報記憶部を参照して、前記薬剤の名称を特定する請求項1に記載の薬剤監査装置。
  3. 前記コード画像読取部は、前記撮像画像から前記コード画像の候補となる候補画像の読み取りを行い、
    前記コード画像読取部が読み取った前記候補画像が表す前記識別コードが前記第1の薬剤情報記憶部に記憶されているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が否と判定した場合、前記コード画像読取部による別の前記候補画像の読み取りと、前記判定部による判定とを繰り返し実行させる制御部と、を備え、
    前記第1の薬剤名称特定部は、前記判定部が前記第1の薬剤情報記憶部に記憶されていると判定した前記識別コードを前記コード画像が表す前記識別コードとして決定し、当該識別コードに基づき前記薬剤の名称を特定する請求項2に記載の薬剤監査装置。
  4. 前記撮像画像内に前記コード画像読取部が前記候補画像を読み取る読取領域を設定する読取領域設定部を備え、
    前記読取領域設定部は、前記コード画像読取部が前記読取領域内から前記候補画像を読取不能である場合、又は前記コード画像読取部による前記候補画像の読み取り後に前記判定部が否と判定した場合、前記撮像画像内での前記読取領域の位置を変更し、
    前記制御部は、前記読取領域設定部により前記読取領域の位置の変更が実行される毎に、前記コード画像読取部による前記読取領域からの前記候補画像の読み取りと、前記判定部による判定とを実行させる請求項3に記載の薬剤監査装置。
  5. 前記文字情報抽出部は、前記コード画像読取部が前記撮像画像から新たな前記候補画像を読取不能である場合、前記コード画像読取部が前記コード画像を読取不能であると判定する請求項3又は4に記載の薬剤監査装置。
  6. 患者に処方される前記薬剤の調剤情報を取得する調剤情報取得部を備え、
    前記コード画像読取部は、前記調剤情報取得部が取得した前記調剤情報に基づき、前記薬剤の名称と当該薬剤の前記包装体に記録されている前記コード画像の種類との対応関係を予め記憶した第2の薬剤情報記憶部を参照して、前記包装体に記録されている前記コード画像の種類を特定し、特定した種類に対応する前記コード画像を前記撮像画像から読み取る請求項1から5のいずれか1項に記載の薬剤監査装置。
  7. 患者に処方される前記薬剤の調剤情報を取得する調剤情報取得部と、
    前記調剤情報取得部が取得した前記調剤情報に対応する前記薬剤の名称と、前記第1の薬剤名称特定部又は前記第2の薬剤名称特定部が特定した前記薬剤の名称とを照合する照合部と、を備える請求項1から6のいずれか1項に記載の薬剤監査装置。
  8. 包装体に包装されている薬剤を撮像した撮像画像を取得する画像取得ステップと、
    前記画像取得ステップで取得した前記撮像画像から、前記包装体に記録されており且つ前記薬剤の名称を特定可能な識別コードを表すコード画像を読み取るコード画像読取ステップと、
    前記コード画像読取ステップで読み取った前記コード画像の表す前記識別コードに基づき、前記薬剤の名称を特定する第1の薬剤名称特定ステップと、
    前記コード画像読取ステップにて前記コード画像を読取不能である場合、及び前記第1の薬剤名称特定ステップにて前記薬剤の名称が特定不能である場合の少なくとも一方の場合において、前記画像取得ステップで取得した前記撮像画像から、前記薬剤の名称を表す文字情報を抽出する文字情報抽出ステップと、
    前記文字情報抽出ステップで抽出した前記文字情報に基づき、前記薬剤の名称を特定する第2の薬剤名称特定ステップと、
    を有する薬剤監査方法。
  9. 前記コード画像読取ステップは、前記撮像画像から前記コード画像の候補となる候補画像の読み取りを行い、
    前記コード画像読取ステップで読み取った前記候補画像が表す前記識別コードが、前記薬剤の名称と前記識別コードとの対応関係を予め記憶している第1の薬剤情報記憶部に記憶されているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで否と判定した場合、前記コード画像読取ステップによる別の前記候補画像の読み取りと、前記判定ステップによる判定とを繰り返し実行させる制御ステップと、を有し、
    前記第1の薬剤名称特定ステップは、前記判定ステップで前記第1の薬剤情報記憶部に記憶されていると判定した前記識別コードを前記コード画像が表す前記識別コードとして決定し、当該識別コードに基づき前記薬剤の名称を特定する請求項8に記載の薬剤監査方法。
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