JPH07319993A - マークの読取装置 - Google Patents

マークの読取装置

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JPH07319993A
JPH07319993A JP6112480A JP11248094A JPH07319993A JP H07319993 A JPH07319993 A JP H07319993A JP 6112480 A JP6112480 A JP 6112480A JP 11248094 A JP11248094 A JP 11248094A JP H07319993 A JPH07319993 A JP H07319993A
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Japan
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read data
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JP6112480A
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English (en)
Inventor
Hideaki Kitano
秀明 北野
Isao Iwade
功 岩出
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Idec Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マークの誤読取りを低減し、上位処理装置の
判断負担を低減するとともに、汎用性の高いマークの読
取装置を提供することを目的とする。 【構成】 読取り手段22は、バーコードに記載された
情報を取込むとともに、これを所定の形式に変換したの
ち読取りデータとして保持する。参照データ保持手段2
4は、あらかじめ入力された参照データを保持する。比
較判定手段26は、読取データを参照データと比較し、
読取データが参照データと所定の関係を有する場合は、
読取データを所定の出力記憶域28に保持するよう指示
し、読取データが参照データと所定の関係を有しない場
合は、読取データを保持することなく読み取り処理を続
行するように指示する。したがって、所定のマークが見
つかるまで読取り処理を続行する。また、読取データと
参照データとの所定の関係をマークの読取装置自身が判
断し、かつ、当該読取データ自体を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はマークの読取装置に関
し、特に、マークの誤読取りの低減及び上位処理装置の
負担の低減に関する。
【0002】
【従来の技術】商品の自動仕分け等をする場合、仕分け
情報を記載するマークとしてバーコードが用いられる。
バーコードを読み取るために、バーコードリーダが用い
られる。従来のバーコードリーダの構成を図9に示す。
従来のバーコードリーダ4は、読取部6、入力部10、
記憶部12、比較部8、出力部14及び出力端子16か
ら、概略、構成されている。
【0003】商品に付されたバーコード2に記載された
情報は、光学的方法により読取部6に読み取られ、デコ
ードされた後、比較部8に転送される。一方、参照デー
タは、キーボード等の入力部10から入力され、記憶部
12に保持されている。比較部8は、この参照データと
前述のデコードされたバーコードの情報とを比較する。
出力部14は、比較結果を出力端子16に出力する。
【0004】たとえば、図10に示すように、デコード
されたバーコードの情報が、”823456”で、参照
データが、”123456”である場合は、バーコード
の情報が参照データと一致しないため、出力端子16に
は”0”が出力される。なお、バーコードの情報が参照
データと一致する場合は、出力端子16には”1”が出
力される。
【0005】出力端子16の出力信号(”1”又は”
0”)により、外部機器(アクチュエータ等)の動作を
制御することにより、商品の自動仕分け(例えば、出力
信号が、”1”の場合はA群、”0”の場合はB群に振
分ける。)を行なうことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のバーコードリーダ4には、次のような問題
点があった。上述のように、デコードされたバーコード
の情報が、”823456”である場合は、参照データ
と一致しないため、このバーコードを付された商品はB
群に振分けられる。
【0007】しかし、この商品に付されたバーコード
が、”123456”であり、本来A群に振分けられる
べきであるにもかかわらず、バーコード表面の汚れ等の
ため、”823456”と誤読され、B群に振分けられ
る場合がある。
【0008】また、一つの商品に、異なる目的から、二
以上のバーコードが付されている場合がある。例え
ば、”123456”と”987654”との二つのバ
ーコードが付されている場合、先に、”123456”
が読まれた場合は、この商品はA群に振分けられるが、
先に、”987654”が読まれた場合は、B群に振分
けられてしまう。
【0009】このように、従来のバーコードリーダ4に
おいては、バーコードの汚れや、目的の異なる二以上の
バーコードが付されていることによる誤読み取りを避け
ることが困難であった。
【0010】また、従来のバーコードリーダ4は、出力
端子16を介して、最終的な二値(”1”又は”0”)
の出力信号のみを出力するよう構成されている。このた
め、従来のバーコードリーダ4に読み込まれ、デコード
されたバーコードの情報自体を、上位の処理装置で利用
することができず、汎用性に欠けていた。
【0011】一方、汎用性を高めるために、読み取った
バーコードの情報をそのまま上位の処理装置に出力する
と、上位の処理装置が、バーコードの汚れの有無につい
ての判断や、バーコードの目的についての判断を行なわ
なければならず、上位処理装置の判断負担が増加する。
【0012】この発明は、このような従来のバーコード
等のマークの読取装置を改善し、マークの誤読取りを低
減し、上位処理装置の判断負担を低減するとともに、汎
用性の高いマークの読取装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1のマークの読取
装置は、情報を有するマークから、情報の読み取り処理
を行なうマークの読取装置において、マークから情報を
読み取り、読み取った情報を読取データとして保持する
読取手段、参照データを保持する参照データ保持手段、
読取データを参照データと比較し、読取データが参照デ
ータと所定の関係を有する場合は、読取データを所定の
出力記憶域に保持するよう指示し、読取データが参照デ
ータと所定の関係を有しない場合は、読取データを保持
することなく読み取り処理を続行するように指示する比
較判定手段を有することを特徴とする。
【0014】請求項2のマークの読取装置は、請求項1
のマークの読取装置において、マークを二以上のマーク
とし、読み取り手段を、二以上のマークのうち任意の一
のマークから情報を読み取るよう構成し、参照データを
二以上の参照データとし、比較判定手段を、読取データ
を二以上の参照データと比較し、読取データが二以上の
参照データのいずれかの参照データと所定の関係を有す
る場合は、読取データを所定の関係を有する参照データ
に対応する出力記憶域に保持するよう指示するとともに
読み取り処理を続行するよう指示し、読取データが二以
上の参照データのいずれの参照データとも所定の関係を
有しない場合は、読取データを保持することなく読み取
り処理を続行するように指示するよう構成したことを特
徴とする。
【0015】
【作用】請求項1のマークの読取装置は、読取データを
参照データと比較し、読取データが参照データと所定の
関係を有する場合は、読取データを所定の出力記憶域に
保持するよう指示し、読取データが参照データと所定の
関係を有しない場合は、読取データを保持することなく
読み取り処理を続行するように指示する比較判定手段を
有することを特徴とする。したがって、参照データと所
定の関係を有する読取りデータが見つかるまで、読取り
処理を続行する。
【0016】請求項2のマークの読取装置は、請求項1
のマークの読取装置において、読み取り手段を、二以上
のマークのうち任意の一のマークから情報を読み取るよ
う構成し、比較判定手段を、読取データを二以上の参照
データと比較し、読取データが二以上の参照データのい
ずれかの参照データと所定の関係を有する場合は、読取
データを所定の関係を有する参照データに対応する出力
記憶域に保持するよう指示するとともに読み取り処理を
続行するよう指示するよう構成したことを特徴とする。
したがって、読取り対象物に二以上のマークが付されて
いる場合、個々のマークについて、読取り及び参照デー
タとの比較を行ない、読取りデータが参照データと所定
の関係を有する場合は、読取データを所定の出力記憶域
に保持する。
【0017】
【実施例】図1に、この発明の一実施例によるマークの
読取装置であるバーコードリーダ20の構成を示す。読
取り手段22は、バーコードに記載された情報を取込む
とともに、これを所定の形式に変換したのち読取りデー
タとして保持する。参照データ保持手段24は、あらか
じめ入力された参照データを保持する。比較判定手段2
6は、読取データを参照データと比較し、読取データが
参照データと所定の関係を有する場合は、読取データを
所定の出力記憶域28に保持するよう指示し、読取デー
タが参照データと所定の関係を有しない場合は、読取デ
ータを保持することなく読み取り処理を続行するように
指示する。
【0018】図2に、CPUを用いて図1の各手段を実
現した場合のハードウェア構成を示す。上述の読取り手
段22は、大略、スキャナ30、バーコード取込み回路
36、メモリ38及びCPU40から構成されている。
【0019】スキャナ30は、バーコードに対しレーザ
光線を照射する照光手段である投光器32、バーコード
からの反射光を受ける受光手段である受光器34を有す
る。スキャナ30は、投光器32及び受光器34を制御
することにより、バーコードに記載された情報を読取
り、その情報をアナログ信号として出力する。
【0020】バーコード取込み回路36は、スキャナ3
0から出力されたアナログ信号を二値化信号に変換し、
メモリ38に送る。CPU40は、メモリ38からこの
二値化信号を取り出し、所定の文字データに変換する。
メモリ38は、変換された文字データを読取りデータと
して、一時、保持する。
【0021】メモリ38は、上述の読取り手段22の一
部を構成する他、前述の参照データ保持手段24として
も機能し、また、比較判定手段26から出力された読取
りデータを保持する出力記憶域28としての役割をも有
する。さらに、メモリ38は、CPU40の処理手順等
を記憶する記憶媒体としても機能する。一方、CPU4
0は、上述の読取り手段22の一部を構成する他、比較
判定手段26としても機能する。
【0022】入出力インターフェース42は、CPU4
0の入出力を制御する回路であり、センサ44(図3参
照)からの出力をCPU40に入力するとともに、メモ
リ38に保持されている読取りデータを、CPU40を
介して外部の上位処理装置(図示せず)に出力する。
【0023】次に、この実施例によるバーコードリーダ
20を商品の自動仕分けに使用する場合の動作を、図3
に基づいて説明する。図3に示すように、商品52はベ
ルトコンベア50の上にのせられ、図中X方向に移動し
ている。センサ44は、商品52が図中LーLを通過し
ている間、同期信号をCPU40(図2参照)に送る。
CPU40は、同期信号を受けると、スキャナ30を作
動させ商品52に付けられたバーコード(第一バーコー
ド46又は第二バーコード48)の読取処理を行なう。
【0024】なお、本実施例において用いられているバ
ーコードのコード体系は”コード39”である。図5に
示すように、第一バーコード46には、文字データ”0
5IJ”が、第二バーコード48には、文字データ”0
6KL”が、それぞれ記載されている。一方、メモリ3
8には、参照データとして、”05IJ”が保持されて
いるものとする。
【0025】図4は、この実施例のバーコードリーダ2
0による読取処理(シングルリード、即ち、一つのバー
コードについての読取り処理)の流れをCPU40側か
らみた場合のフローチャートである。図3〜図5を参照
しつつ、図2に基づいて、処理の流れを説明する。
【0026】図2に示すように、まず、CPU40は、
センサ44(図3参照)からの同期信号入力を受ける
と、バーコード取込み回路36及びスキャナ30を駆動
することにより、バーコードの取込みを開始する。この
場合、まず、商品52の進行方向(X方向)寄りに付さ
れた第二バーコード48(図3参照)の情報を取込み、
二値化信号に変換し、メモリ38に送る(図4、ステッ
プS1)。
【0027】CPU40は、次に、メモリ38からこの
二値化信号を取り出し、所定の文字データに変換した
後、変換された文字データを読取りデータとして、メモ
リ38に、一時、保持する。したがって、メモリ38に
は、読取りデータとして”06KL”(図5参照)が記
憶される(図4、ステップS2)。
【0028】次に、CPU40は、この読取データ(”
06KL”)を前述の参照データ(”05IJ”)と比
較する(図4、ステップS3)。この場合、読取データ
と参照データとが一致しないため、CPU40は、前述
のセンサ44からの同期信号が”ON”になっているこ
とを条件に、バーコードの取込み以後の動作(図4、ス
テップS1〜S5)を繰り返す(図4、ステップS
5)。この場合、読取データは、メモリ38内の所定の
出力記憶域28に記憶されることなく、また、出力され
ることもない。
【0029】商品52のX方向への移動にともなって、
CPU40は、第一バーコード46の情報(”05I
J”)を取込み(図3参照)、読取りデータとして(図
5参照)メモリ38に、一時、保持するとともに、この
読取りデータを前述の参照データと比較する。(図4、
ステップS1〜S3)。この場合、読取りデータ(”0
5IJ”)と、参照データ(”05IJ”)とが一致す
るため、CPU40は、この読取データをメモリ38内
の所定の出力記憶域28に記憶させるとともに、この読
取りデータを入出力インターフェイス42を介して出力
し、読取り処理を終了する(図4、ステップS4、S
6)。
【0030】なお、読取りデータのいずれもが、参照デ
ータと一致しないまま、センサ44からの同期信号が”
OFF”になった場合は、読取り不良信号を出力して、
読取り処理を終了する(図4、ステップS5、S6)。
【0031】このように、本実施例によるバーコードリ
ーダ20は、参照データと一致する読取りデータが見つ
かるまで、読取り処理を続行する。すなわち、商品52
に二以上のバーコードが付されている場合は、所定のバ
ーコードが見つかるまで読取り処理を続行する。また、
バーコードの一部に汚れがある場合は、汚れのない部分
が見つかるまで読取り処理を続行する。したがって、バ
ーコードの誤読取りを低減することができる。
【0032】また、読取データと参照データとの一致、
不一致をバーコードリーダ20自身が判断する。したが
って、上位の処理装置は、読取データと参照データとの
一致、不一致の判断を行う必要がない。このため、上位
の処理装置の判断負担を低減することができる。
【0033】また、本実施例によるバーコードリーダ2
0は、読取データそのもの(本実施例においては、”0
5IJ”)を出力することができる。したがって、上位
の処理装置は、読取りデータを利用し種々の処理を行う
ことが可能となる。このため、バーコードリーダ20の
汎用性を高めることができる。
【0034】なお、本実施例においては、参照データ
は、”05IJ”一つのみとしたが、二以上の参照デー
タを、並列的に設定することもできる。たとえば、”0
5IJ”、”03JH”、”01KK”の三つを参照デ
ータとし、いずれかの参照データと一致する場合のみ、
読取りデータを出力するように構成することができる。
【0035】また、本実施例においては、参照データと
して、4桁の文字情報である”05IJ”を用いること
により、第一バーコード46又は第二バーコード48
(いずれも四桁の文字情報、図5参照)と参照データと
が完全に一致するか否かを判断するよう構成したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、参照データとバ
ーコードに記載された情報とが、所定の関係を有するか
否かについて判断させる場合にも適用される。
【0036】たとえば、参照データとバーコードの文字
情報とが、上二桁において一致するか否かを判断させる
場合にも適用することができる。参照データを”05
!”(”!”は、桁数を特定しない任意の文字情報列を
表わす)とすることにより、バーコードの上二桁の文字
情報のみが、一致判断の対象となり、三桁目以降は一致
判断の対象とならない。
【0037】したがって、バーコードが、”05B
F”、”05QH31”等の場合にも、これらは、参照
データと所定の関係を有するバーコードであるとして、
CPU40は、読取データをメモリ38内の所定の出力
記憶域28に記憶させるとともに、この読取りデータを
出力し、読取り処理を終了する。
【0038】また、上述の例においては、バーコードの
文字情報の桁数を問わなかったが、文字情報の桁数を指
定しつつ、同様の一致判断を行わせることもできる。例
えば、参照データを”?5??”(”?”は、任意の一
文字の文字情報をあらわす)とすることにより、文字情
報の桁数が四桁であるバーコードの二桁目の文字情報の
みが、一致判断の対象となり、二桁目の文字以外は一致
判断の対象とならない。
【0039】したがって、バーコードが、”05BF”
の場合は、参照データと所定の関係を有すると判断され
るが、”05QH31”は、参照データと所定の関係を
有しないと判断される。
【0040】このように、参照データを設定することに
より、たとえば、特定種類の情報のみを読取ったり、特
定商品に関する情報のみを読取るようにすることができ
る。
【0041】次に、この発明の他の実施例によるマーク
の読取装置であるバーコードリーダ60について説明す
る。このバーコードリーダ60の全体構成及びハードウ
ェア構成は、図1及び図2に示す前述の実施例によるバ
ーコードリーダ20と、大略、同一である。
【0042】前述の実施例においては、図3に示すよう
に、商品52には、第一バーコード46及び第二バーコ
ード48が付されていたが、本実施例においては、商品
52には、図6に示すように、五つのバーコード(第一
バーコード64、第二バーコード66、第三バーコード
68、第四バーコード70、第五バーコード72)から
構成されるAIAGラベル62が付されている。
【0043】AIAGラベル62は、入出荷管理ラベル
の一種であり、ラベルの構成要素である五つのバーコー
ド(バーコード体系は、”コード39”)には、各バー
コードごとに商品名、アイテム番号、数量など、それぞ
れ異なった種類のデータが記載されている。
【0044】図6に示すように、第一バーコード64に
は、文字データ”PE3B−5431136”が記載さ
れている。文字データの先頭の”P”は、データの種類
を表わす識別子であり、これに続く”E3B−5431
136”は、内容を表わすデータである。同様に、第二
バーコード66ないし第五バーコード72についても、
それぞれの文字データの先頭は、データの種類を表わす
識別子”Q”、”C”、”V”、”S”で構成されてい
る。
【0045】また、参照データ保持手段であるメモリ3
8には、参照データとして、第一参照データ(”P
!”)、第二参照データ(”Q!”)、第三参照データ
(”C!”)、第四参照データ(”V!”)、第五参照
データ(”S!”)が保持されている。前述のよう
に、”!”は、任意の文字データ列を表わす。
【0046】図8は、この実施例によるバーコードリー
ダ60による読取処理(マルチリード、即ち、複数のバ
ーコードについての読取り処理)の流れをCPU40側
からみた場合のフローチャートである。図6〜図8を参
照しつつ、図2に基づいて、処理の流れを説明する。
【0047】図2に示すように、まず、CPU40は、
センサ44(図3参照)からの同期信号入力を受ける
と、バーコード取込み回路36及びスキャナ30を駆動
することにより、バーコードの取込みを開始する。例え
ば、最初に第四バーコード70の情報を取込んだ場合、
CPU40は、取込んだ情報を二値化信号に変換し、メ
モリ38に送る(図8、ステップS11)。
【0048】CPU40は、次に、メモリ38からこの
二値化信号を取り出し、所定の文字データに変換した
後、変換された文字データを読取りデータとして、メモ
リ38に、一時、保持する。したがって、メモリ38に
は、読取りデータとして、第四バーコード70の情報で
ある”VR3215”(図6参照)が記憶される(図
8、ステップS12)。
【0049】次に、CPU40は、この読取データ(”
VR3215”)を、まず、前述の第一参照データ(”
P!”)と比較する(図8、ステップS13)。この場
合、読取データと参照データとが一致しないため、CP
U40は、以下、参照データを、順次、更新しながら、
第二参照データ(”Q!”)〜第五参照データ(”S
!”)まで、バーコードの解析、比較作業を繰り返す
(図8、ステップS12〜S15)。
【0050】読取りデータがいずれの参照データとも一
致しない場合は、センサ44からの同期信号が”ON”
になっていることを条件に、CPU40は、バーコード
の取込み動作(図8、ステップS11)に制御を戻す
(図8、ステップS18)。
【0051】読取りデータ(”VR3215”)と参照
データとが一致すると(本実施例においては、参照デー
タが第四参照データ(”V”)に更新されたとき)、C
PU40は、読取りデータ(”VR3215”)を、メ
モリ38内の所定の出力記憶域28であるアンサーバッ
ファに格納する(図8、ステップS14、S16)。
【0052】なお、アンサーバッファは、第一参照デー
タ〜第五参照データに対応する、第一アンサーバッファ
〜第五アンサーバッファにより構成されている(図7参
照)。したがって、この場合、読取りデータ(”VR3
215”)は、第四参照データ(”V!”)に対応する
第四アンサーバッファに格納される。
【0053】次に、CPU40は、所定のバーコード
(第一バーコード64〜第五バーコード72)が全て読
取られ、それらの読取りデータがアンサーバッファ(第
一アンサーバッファ〜第五アンサーバッファ)に全て格
納されたか否かを判断する(図8、ステップS17)。
【0054】読取りデータが格納されていないアンサー
バッファがある場合は、センサ44からの同期信号が”
ON”になっていることを条件に、バーコードの取込み
以後の動作(図8、ステップS11〜S18)を繰り返
す(図8、ステップS18)。
【0055】CPU40は、このようにして、図6に示
す全てのバーコードを読取り、それらの読取りデータを
所定のアンサーバッファに格納した後(図8、ステップ
S16、S17)、上位の処理装置にアンサーバッファ
に格納された読取りデータを出力する。上位処理装置へ
の出力は、図7に示す指定順位に従って行われる(図
8、ステップS19)。
【0056】なお、CPU40は、センサ44からの同
期信号が”OFF”になると、読取り処理を終了する
(図8、ステップS18)。
【0057】このように、本実施例のバーコードリーダ
60によれば、最初に、第四バーコード70(”VR3
215”)を読取ったような場合であっても、上位処理
装置への出力は、必ず、あらかじめ定められた指定順位
に従って行われる(”PE43B−5431136”
〜”S121584”の順)。従って、バーコードリー
ダ60に接続された上位の処理装置との間で、入出力の
順序を規定しておけば、上位処理装置自身が、各読取り
データの種類(商品名、数量等)を判断する必要はな
い。このため、上位処理装置の判断負担を低減すること
ができる。
【0058】また、本実施例によるバーコードリーダ6
0は、前述の実施例によるバーコードリーダ20同様、
読取データそのもの(”VR3215”等)を出力する
ことができる。したがって、上位の処理装置は、読取り
データを利用し種々の処理を行うことが可能となる。こ
のため、バーコードリーダ60の汎用性を高めることが
できる。
【0059】また、本実施例によるバーコードリーダ6
0は、二以上の参照データについて、それぞれ一致する
読取りデータが見つかるまで、読取り処理を続行する。
したがって、バーコードの誤読取りを低減することがで
きる。
【0060】なお、本実施例においては、参照データの
数(五つ)と、商品52に付されたバーコードの数(五
つ)とを同一に設定したが、参照データの数と、バーコ
ードの数とは必ずしも同一である必要はなく、例えば、
参照データの数を三つとし、バーコードの数を五つとす
ることもできる。このようにすることにより、必要な種
類のデータのみを読取り、上位処理装置に渡すことがで
きる。
【0061】また、本実施例においては、AIAGラベ
ル62を読取る場合について説明したが、本発明は、こ
れに限定されるものではない。一つのラベルに複数のバ
ーコードが印刷されている他の種類のラベルや、一つの
商品に、複数の独立したバーコードが付されている場合
にも適用される。
【0062】なお、前述の各実施例においては、読取り
手段22、比較判定手段26として、CPU40を用い
たが、その一部又は全部をハードウェアロジックにより
構成することもできる。
【0063】また、本実施例においては、読み取りの対
象であるバーコードのコード体系として”コード39”
を例に説明したが、本発明はこれに限るものではな
く、”JANコード”、”ITF”、”CODE12
8”その他あらゆる体系のバーコードに対して適用する
ことができる。
【0064】さらに、本発明は、バーコードリーダにの
み適用されるものではなく、物品の表面に情報を凹凸で
表示した立体マーク、磁気で表示した磁気マーク、その
他のマークの読取装置に適用することができる。すなわ
ち、情報を有するマークから、これらの情報を読み取る
マークの読取装置一般に適用される。
【0065】
【発明の効果】請求項1のマークの読取装置は、読取デ
ータを参照データと比較し、読取データが参照データと
所定の関係を有する場合は、読取データを所定の出力記
憶域に保持するよう指示し、読取データが参照データと
所定の関係を有しない場合は、読取データを保持するこ
となく読み取り処理を続行するように指示する比較判定
手段を有することを特徴とする。
【0066】すなわち、参照データと所定の関係を有す
る読取りデータが見つかるまで、読取り処理を続行す
る。このため、マークの一部に汚れがある場合は、汚れ
のない部分が見つかるまで読取り処理を続行する。ま
た、読取り対象物に二以上のマークが付されている場合
は、所定のマークが見つかるまで読取り処理を続行す
る。したがって、マークの誤読取りを低減することがで
きる。また、読取データと参照データとの所定の関係を
マークの読取装置自身が判断し、かつ、当該判断がなさ
れた読取データ自体を出力することができる。したがっ
て、上位処理装置の判断負担を低減することができると
ともに、マークの読取装置の汎用性を高めることができ
る。
【0067】請求項2のマークの読取装置は、請求項1
のマークの読取装置において、読み取り手段を、二以上
のマークのうち任意の一のマークから情報を読み取るよ
う構成し、比較判定手段を、読取データを二以上の参照
データと比較し、読取データが二以上の参照データのい
ずれかの参照データと所定の関係を有する場合は、読取
データを所定の関係を有する参照データに対応する出力
記憶域に保持するよう指示するとともに読み取り処理を
続行するよう指示するよう構成したことを特徴とする。
【0068】すなわち、読取り対象物に二以上のマーク
が付されている場合、個々のマークについて、読取り及
び参照データとの比較を行ない、読取りデータが参照デ
ータと所定の関係を有する場合は、読取データを所定の
出力記憶域に保持する。このため、各読取りデータと参
照データとの所定の関係は、マークの読取装置自身によ
り判断されている。したがって、上位処理装置に読取り
データを送る場合、上位処理装置の判断負担を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施例によるバーコードリーダ
の構成を示す図面である。
【図2】この発明の一の実施例によるバーコードリーダ
のハードウェア構成を示す図面である。
【図3】この発明の一の実施例によるバーコードリーダ
を用いた商品の自動仕分けの様子を示す図面である。
【図4】この発明の一の実施例によるバーコードリーダ
による読取処理(シングルリードの場合)の流れを示す
フローチャートである。
【図5】読取処理(シングルリードの場合)に使用され
ているバーコードの詳細図である。
【図6】読取処理(マルチリードの場合)に使用されて
いるバーコード(AIAGラベル)の詳細図である。
【図7】参照データのテーブルを示す図面である。
【図8】この発明の他の実施例によるバーコードリーダ
による読取処理(マルチリードの場合)の流れを示すフ
ローチャートである。
【図9】従来のバーコードリーダの構成を示す図面であ
る。
【図10】従来のバーコードリーダによる比較判断の状
態を示す図面である。
【符号の説明】
22・・・・・読取り手段 24・・・・・参照データ保持手段 26・・・・・比較判定手段 28・・・・・出力記憶域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を有するマークから、前記情報の読み
    取り処理を行なうマークの読取装置において、 前記マークから前記情報を読み取り、読み取った前記情
    報を読取データとして保持する読取手段、 参照データを保持する参照データ保持手段、 前記読取データを前記参照データと比較し、前記読取デ
    ータが前記参照データと所定の関係を有する場合は、前
    記読取データを所定の出力記憶域に保持するよう指示
    し、前記読取データが前記参照データと所定の関係を有
    しない場合は、前記読取データを保持することなく読み
    取り処理を続行するように指示する比較判定手段を有す
    ること、 を特徴とするマークの読取装置。
  2. 【請求項2】請求項1のマークの読取装置において、 前記マークを二以上のマークとし、 前記読み取り手段を、前記二以上のマークのうち任意の
    一のマークから前記情報を読み取るよう構成し、 前記参照データを二以上の参照データとし、 前記比較判定手段を、前記読取データを前記二以上の参
    照データと比較し、前記読取データが前記二以上の参照
    データのいずれかの参照データと所定の関係を有する場
    合は、前記読取データを前記所定の関係を有する参照デ
    ータに対応する出力記憶域に保持するよう指示するとと
    もに読み取り処理を続行するよう指示し、前記読取デー
    タが前記二以上の参照データのいずれの参照データとも
    所定の関係を有しない場合は、前記読取データを保持す
    ることなく読み取り処理を続行するように指示するよう
    構成したこと、 を特徴とするもの。
JP6112480A 1994-05-26 1994-05-26 マークの読取装置 Pending JPH07319993A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017058920A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 富士フイルム株式会社 薬剤監査装置及び方法

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JP2017058920A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 富士フイルム株式会社 薬剤監査装置及び方法

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