JP2017058809A - 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの関係性に応じた処理を適切に実行することができる情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る情報処理装置は、特定部と、取得部と、判定部と、処理部とを備える。特定部は、行動を共にする2以上のユーザを特定する。取得部は、複数のユーザの情報を記憶するデータベースから特定部によって特定された2以上のユーザの情報を取得する。判定部は、取得部によって取得された2以上のユーザの情報に基づいて、2以上のユーザの関係性を判定する。処理部は、判定部によって判定された2以上のユーザの関係性に応じた処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法に関する。
近年、通信ネットワークの飛躍的な普及に伴い、通信ネットワークを介した情報提供が盛んに行われており、かかる情報提供の技術として、複数の人物の属するグループ属性に応じた情報提供を行う技術が提案されている。
例えば、監視カメラなどで撮像された複数の人物の顔画像の特徴量に基づいて各人物の属性(男女の区別や年齢)を取得し、各人物の属性と人物の数とから複数の人物の属するグループ属性を決定し、決定したグループ属性に応じた情報を提供する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−227158号公報
しかしながら、従来の装置では、顔画像の特徴量に基づいて各人物の属性を判定することから、複数の人物間の関係性を適切に判定することが難しくユーザの関係性に応じた処理を適切に行うことができないおそれがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの関係性に応じた処理を適切に実行することができる情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、特定部と、取得部と、判定部と、処理部とを備える。前記特定部は、行動を共にする2以上のユーザを特定する。前記取得部は、複数のユーザの情報を記憶するデータベースから前記特定部によって特定された前記2以上のユーザの情報を取得する。前記判定部は、前記取得部によって取得された前記2以上のユーザの情報に基づいて、前記2以上のユーザの関係性を判定する。前記処理部は、前記判定部によって判定された前記2以上のユーザの関係性に応じた処理を実行する。
実施形態の一態様によれば、ユーザの関係性に応じた処理を適切に実行することができる情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、無線端末の構成例を示す図である。 図4は、情報処理装置の構成例を示す図である。 図5は、ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。 図6は、関係性種別判定テーブルの一例を示す図である。 図7は、親密度判定テーブルの一例を示す図である。 図8は、提供コンテンツ判定テーブルの一例を示す図である。 図9は、提供部から提供され、無線端末の表示画面に表示されるコンテンツの一例を示す図である。 図10は、情報処理装置における情報処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、情報処理装置等の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法が限定されるものではない。
[1.情報処理方法]
図1は、実施形態に係る情報処理方法の説明図であり、本実施形態においては情報処理システム100の情報処理装置1により情報処理方法が実行される。
図1に示すように、情報処理システム100は、例えば、情報処理装置1と、ユーザU〜Uがそれぞれ有する無線端末2〜2とを備える。なお、以下においては、ユーザU、Uが共に行動しているものとする。
情報処理装置1は、ユーザU〜U(以下、ユーザUと総称する場合がある)のうち、行動を共にするユーザU、Uを特定する。行動を共にしているか否かは、例えば、無線端末2〜2から通知される情報に基づいて判定することができる。
無線端末2〜2(以下、無線端末2と総称する場合がある)は、例えば、Bluetooth(登録商標)などの近距離通信(Near Field Communication)を行う無線通信部を備える。なお、近距離通信として、例えば、赤外線通信、可視光通信、音波などを用いることもできる。
情報処理装置1は、無線端末2〜2において、近距離通信によって受信される無線信号に基づいて、行動を共にするユーザU、Uを特定することができる。例えば、情報処理装置1は、無線端末2間で無線信号が所定時間以上送受信される場合に、無線信号が所定時間以上送受信されている2以上の無線端末2のユーザUを、行動を共にするユーザUとして特定することができる。
また、近距離通信を行う無線通信装置を多数の地点に設け、かかる無線通信装置からの無線信号の無線端末2による受信状態に基づいて行動を共にするユーザUを特定することができる。例えば、情報処理装置1は、同一の無線通信装置からの無線信号を所定時間以上受信している2以上の無線端末2のユーザUを、行動を共にするユーザUとして特定することができる。
情報処理装置1は、行動を共にする2以上のユーザUを特定した場合、かかる2以上のユーザUの情報を例えばユーザ情報データベースなどから取得する。ユーザUの情報は、例えば、ユーザUの年齢、性別、興味関心、勤務先などの情報である。なお、情報処理装置1は、ソーシャルネットワークサービスを提供するSNS(Social Networking Site)サーバに蓄積されたユーザUの情報をSNSサーバから取得することもできる。
このように、情報処理装置1は、ユーザ情報データベースやSNSサーバからユーザUの情報を取得することから、例えば、顔画像の特徴量に基づいて各人物の属性を判定する場合に比べ、ユーザUの情報を精度よく取得することができる。そのため、ユーザUの関係性に応じた処理を適切に行うことができる。
情報処理装置1は、行動を共にする2以上のユーザUのユーザ情報に基づいて、行動を共にする2以上のユーザUの関係性を判定する。例えば、図1に示す例では、ユーザUの勤務先は、AB商事であり、ユーザUの勤務先は、AB商事である。すわなち、ユーザU、Uは、同じAB商事に勤務している。
そこで、情報処理装置1は、行動を共にするユーザU、Uの関係性が「同僚」であると判定する。情報処理装置1は、「同僚」に応じた情報を、行動を共にするユーザU、Uのうち1以上のユーザUへ提供する。例えば、情報処理装置1は、「同僚」に応じた情報として、ビジネス向けの情報(例えば、経済ニュース、株価や為替の情報など)をユーザUへ提供することができる。
これにより、行動を共にするユーザU、Uに対して適切な話題を提供することができる。また、ビジネス関連の商品やサービスの広告情報などを、行動を共にするユーザU、Uに対して提供することで、広告情報の広告効果を高めることができる。以下においては、情報処理装置1が提供する情報をコンテンツと記載する場合がある。
[2.情報処理システム100の構成]
図2を用いて、実施形態に係る情報処理システム100の構成例について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム100の構成例を示す図である。
図2に示すように、情報処理システム100は、情報処理装置1と、無線端末2〜2と、無線端末3(無線通信手段の一例)と、無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント4〜4と、無線WAN(Wide Area Network)基地局5〜5と、広告主端末6と、SNSサーバ7とを備える。
情報処理装置1、無線端末2、3、広告主端末6およびSNSサーバ7は、無線LANアクセスポイント4〜4(以下、無線LANアクセスポイント4と記載する場合がある)および無線WAN基地局5〜5(以下、無線WAN基地局5と記載する場合がある)を含む通信ネットワーク8を介して互いに通信可能である。
また、無線端末2〜2は、ユーザU〜Uのそれぞれが所持する無線端末であり、無線端末3は、例えば、タクシーや列車などの車両に搭載される無線装置である。無線端末2、3は、例えば、スマートフォンやタブレットなどの携帯型無線端末である。
また、情報処理装置1は、例えば、無線端末2〜2から送信される情報に基づき、行動を共にする2以上のユーザUを特定することができる。情報処理装置1は、特定したユーザUの無線端末2または特定したユーザUが乗車している車両に搭載された無線端末3に対し、行動を共にすると特定した2以上のユーザUの関係性に基づき、コンテンツを提供する。
以下、情報処理システム100が行う情報処理について、無線端末2および情報処理装置1による情報処理を中心に具体的に説明する。以下、無線端末2、情報処理装置1の順に説明を進める。
[3.無線端末2]
図3は、無線端末2の構成例を示す図である。図3に示すように、無線LAN通信部11aと、無線WAN通信部11bと、近距離無線通信部13と、表示部14と、操作部15と、位置検出部16と、制御部17とを備える。
無線LAN通信部11aは、無線LANアクセスポイント4との間で無線信号の送受信を行う。なお、無線LANとして、例えば、IEEE802.11によって規定される無線LANなどがあるが、かかる規格の無線LANに限定されるものではない。
無線WAN通信部11bは、無線WAN基地局5との間で無線信号の送受信を行う。無線WAN基地局5は、例えば、公衆電話通信網の無線基地局や公衆データ通信網の無線基地局である。なお、以下においては、無線LAN通信部11aおよび無線WAN通信部11bを総称して通信部11と記載する場合がある。
近距離無線通信部13は、近距離無線通信による無線信号の送受信を行う。かかる近距離無線通信部13は、例えば、Felica、ISO/IEC14443(MIFARE)、Bluetooth(登録商標)などの通信方式を採用した近距離通信部である。近距離通信は、電波に限定されるものではなく、例えば、赤外線通信、可視光通信、音波などを用いることもできる。
表示部14は、タッチパネル式のディスプレイである。無線端末2のユーザUは、表示部14の画面上を指などで操作することで、表示部14に表示された画面に対する操作が可能である。かかる表示部14は、例えば、小型のLCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイである。
操作部15は、文字、数字およびスペースを入力するためのキー、エンターキーおよび矢印キーなどを含むキーボードや、電源ボタンなどを有する。位置検出部16は、GPS(Global Positioning System)受信機能を有し、無線端末2の現在地の情報や移動速度の情報を取得する。現在地の情報は、無線端末2の現在の緯度および経度を示す情報(以下、位置情報と記載する)である。
制御部17は、表示制御部21と、情報処理部22とを備える。表示制御部21は、表示部14の表示内容を制御する。例えば、表示制御部21は、情報処理部22によって通信ネットワーク8を介して取得される情報に基づく表示画面を表示部14に表示したり、操作部15による入力操作に応じた表示画面を表示部14に表示したりすることができる。
情報処理部22は、通信部11を介して情報処理装置1、SNSサーバ7およびWebサーバ(図示せず)などから情報を取得する。また、情報処理部22は、通信部11を介して情報処理装置1、SNSサーバ7およびWebサーバへ情報や要求を送信することができる。
例えば、情報処理部22は、近距離無線通信部13によって受信される無線信号(以下、受信無線信号と記載する)の電波強度や受信無線信号に含まれる識別子の情報を端末検出情報として通信部11を介して情報処理装置1へ通知することができる。
受信無線信号に含まれる識別子は、例えば、MACアドレス(Media Access Control address)やUUID(Universally Unique IDentifier)などであり、以下、端末IDと記載する。
また、情報処理部22は、近距離無線通信部13に対し、例えば、周期的に無線信号を送信させることができる。かかる無線信号には、無線端末2毎に異なる端末IDの情報が含まれる。なお、かかる端末IDは例えばビーコンIDとも呼ばれることがある。
情報処理部22は、受信無線信号の電波強度と受信無線信号に含まれる端末IDの情報とを端末検出情報として通信部11を介して情報処理装置1へ通知することができる。端末検出情報には、情報処理部22が近距離無線通信部13から出力させる無線信号に含まれる端末ID(以下、自端末IDと記載する場合がある)を含む。
また、情報処理部22は、例えば、同じ他の無線端末2から所定値以上の電波強度で近距離無線通信部13が所定時間以上受信している無線信号に含まれる端末ID(以下、他端末IDと記載する場合がある)の情報を端末検出情報として通信部11を介して情報処理装置1へ通知することができる。
また、情報処理部22は、位置検出部16から位置情報を取得し、かかる位置情報を通信部11から情報処理装置1へ通知することができる。
また、無線端末3は、近距離無線通信部13と同様の近距離無線通信部を有しており、周期的に無線信号を送信する。無線端末3の制御部は、無線端末2の制御部17と同様に、他の無線端末2から送信される無線信号を近距離無線通信部が受信した場合、端末検出情報を情報処理装置1へ通知することができる。かかる端末検出情報には、例えば、無線端末2の端末ID(他端末ID)、無線端末3の端末ID(自端末ID)および電波強度が含まれる。なお、無線端末3は、無線端末2と同様の構成であってもよい。
[4.情報処理装置1]
図4は、情報処理装置1の構成例を示す図である。図4に示すように、通信部30と、記憶部31と、制御部32とを備える。
[4.1.通信部30]
通信部30は、NIC(Network Interface Card)等のインターフェイスである。制御部32は、通信部30および通信ネットワーク8を介して、無線端末2、3との間で各種の情報を送受信する。
[4.2.記憶部31]
記憶部31は、例えば、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、光ディスク等の記憶装置である。記憶部31は、ユーザ情報記憶部41と、判定情報記憶部42と、コンテンツ記憶部43とを有する。
ユーザ情報記憶部41は、例えば、ユーザUの情報(以下、ユーザ情報と記載する場合がある)を含むユーザ情報テーブルを記憶する。図5は、ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。図5に示すように、ユーザ情報テーブルには、「端末ID」、「ユーザID」、「デモグラフィック属性」および「サイコグラフィック属性」が互いに対応付けられた情報が含まれる。なお、図5には、ユーザ情報として属性情報を例示しているが、ユーザ情報は、ユーザUの行動履歴の情報を含むことができる。
「端末ID」は、無線端末2の端末IDである。また、「ユーザID」は、ユーザUを識別するための識別子の情報である。なお、図5に示すユーザ情報テーブルでは、便宜上、端末IDを「T1」、「T2」、・・・とし、例えば、ユーザU、UのユーザIDを「U1」、「U2」としているが、理解を容易にするために付した情報であり、限定されるものではない。
「デモグラフィック属性」は、人口統計学的なユーザUの属性情報を示す。かかる「デモグラフィック属性」は、例えば、ユーザUの「性別」、「年齢」、「勤務先」、「家族構成」などの属性区分に分類される。「性別」には、ユーザUの性別の情報が設定され、「年齢」には、ユーザUの年齢の情報が設定される。「勤務先」には、ユーザUの勤務先の情報が設定され、「家族構成」には、ユーザUの家族関係の情報が設定される。なお、図示していないが、「デモグラフィック属性」には、例えば、ユーザUの年収、住所、出身地、学歴など様々な属性区分が含まれる。
「サイコグラフィック属性」は、ユーザUの価値観、ライフスタイル、性格、嗜好などを示す情報である。かかる「サイコグラフィック属性」は、例えば、「鉄道」、「マラソン」、「討論番組」などの属性区分に分類される。図5に示す例では、属性区分毎に、ユーザUの嗜好が相対的に高い場合に「1」が設定され、それ以外の場合には「0」が設定されるが、ユーザUが嫌いな場合に「−1」を設定してもよい。また、属性区分毎に、ユーザUの嗜好の度合いに応じた値が設定されてもよい。
また、「サイコグラフィック属性」には、図5に示した属性区分の例に限られず、経済、政治、野球、サッカー、その他スポーツ、スイーツ、パソコン、白物家電、家具など様々な属性区分が含まれてもよい。
判定情報記憶部42は、例えば、関係性種別判定テーブル、親密度判定テーブル、提供コンテンツ判定テーブルなどを記憶する。図6は、関係性種別判定テーブルの一例を示す図である。図6に示すように、関係性種別判定テーブルには、「関係性の種別」と「判定属性」とが対応付けられた情報が設定される。
「関係性の種別」は、関係性の種別を示す情報であり、関係性の種別の区分として、「仕事関係」、「家族関係」、「学校関係」が設定され、関係性の種別の区分毎に関係性の種別の項目が設定される。例えば、「仕事関係」の区分には、関係性の種別の項目として「同僚」、「上司・部下」、「ファミリー企業」、「取引関係」、「同業者」などが設定される。
また、「家族関係」の区分には、関係性の種別の項目として「親子」、「夫婦」、「兄弟」などが設定される。また、「学校関係」の区分には、「先生と生徒」、「クラスメート」などが設定される。
「判定属性」は、行動を共にする2以上のユーザUの関係性を判定するためのユーザUの属性である。例えば、図6に示す例では、区分「仕事関係」の項目「同僚」であるか否かは、ユーザUの属性のうち「勤務先、勤務場所、所属部署、役職」の属性情報に基づいて制御部32によって推定される。例えば、勤務先、勤務場所、所属部署、役職が同じであれば、制御部32によって同僚であると推定される。
次に、親密度判定テーブルについて説明する。図7は、親密度判定テーブルの一例を示す図である。図7に示すように、親密度判定テーブルには、「親密度」と「関係性の内容」とが対応付けられた情報が設定される。
「親密度」は、関係性の度合いを示す情報であり、関係性の度合いが高い順に、「大」、「中」、「小」に区分される。「関係性の内容」は、行動を共にする2以上のユーザUの関係性の内容である。例えば、図7に示す例では、行動を共にする2以上のユーザUに関し、SNSのつながりが大きい場合や仕事関係以外の場所で一緒に行動している場合、制御部32によって親密度が「大」であると判定される。
また、例えば、行動を共にする2以上のユーザUに関し、SNSのつながりが小さい場合や仕事関係の場所で一緒に行動している場合、制御部32によって親密度が「小」であると判定される。なお、図7に示す例では、親密度は、「大」、「中」、「小」の3つであるが、4段階以上または2段階で表現してもよい。
次に、提供コンテンツ判定テーブルについて説明する。図8は、提供コンテンツ判定テーブルの一例を示す図である。図8に示すように、提供コンテンツ判定テーブルには、「関係性の種別」と「親密度」と「提供コンテンツ種別」とが対応付けられた情報が設定される。
「関係性の種別」は、図6に示す「関係性の種別」と同じ情報であり、「親密度」は、図7に示す「親密度」と同じ情報である。また、「提供コンテンツ種別」は、ユーザUへ提供されるコンテンツの種別を示す情報である。
図8に示す例では、関係性の種別が「上司・部下」であり且つ親密度が「大」である場合、ユーザUへ提供されるコンテンツの種別として「私的情報(嗜好、趣味)」が制御部32によって選択される。また、例えば、関係性の種別が「上司・部下」であり且つ親密度が「小」である場合、ユーザUへ提供されるコンテンツの種別として「公的情報(ビジネス、天気)」が制御部32によって選択される。
コンテンツ記憶部43には、ユーザUへ提供するためのコンテンツまたはかかるコンテンツの格納位置を示す情報(以下、リンク情報と記載する場合がある)が記憶される。ユーザUへ提供するためのコンテンツとして、例えば、ニュース、雑誌の記事、広告、映画などの各種のコンテンツがあり、また、コンテンツのデータとして、例えば、テキストデータ、静止画像データ、動画データ、アニメーションデータなどが含まれる。
[4.3.制御部32]
図4に示すように、制御部32は、特定部51と、取得部52と、判定部53と、処理部54と、受付部55と、広告効果判定部56とを備える。制御部32は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶部に記憶されているプログラムが図示しない内部RAMを作業領域として実行されることにより、特定部51、取得部52、判定部53、処理部54、受付部55および広告効果判定部56の機能が実行される。
[4.3.1.特定部51]
特定部51は、無線端末2から送信される端末検出情報に基づいて、行動を共にする2以上のユーザUを特定する。例えば、特定部51は、端末検出情報に含まれる電波強度と他端末IDと自端末IDとに基づいて、所定値以上の電波強度で無線信号を所定時間以上受信している場合に、行動を共にする2以上のユーザUを特定する。
例えば、ユーザUとユーザUとが一緒に歩いている場合、ユーザUの無線端末2は、ユーザUの無線端末2からの無線信号を継続して受信し、受信する無線信号の電波強度も所定値以上になる。同様に、無線端末2は、無線端末2からの無線信号を継続して受信し、受信する無線信号の電波強度も所定値以上になる。
この場合、無線端末2からの端末検出情報には、自端末ID「T1」、他端末ID「T2」および電波強度の情報が含まれ、無線端末2からの端末検出情報には、自端末ID「T2」、他端末ID「T1」および電波強度の情報が含まれる。したがって、特定部51は、無線端末2、2のいずれかの端末検出情報または無線端末2、2の端末検出情報に基づいて、行動を共にする2以上のユーザUを特定することができる。
また、無線端末2は、上述したように、所定値以上の電波強度で無線信号を所定時間以上受信している場合に端末検出情報を情報処理装置1へ通知することができ、この場合、特定部51は、端末検出情報に含まれる自端末IDと他端末IDとに基づき、行動を共にする2以上のユーザUを特定することができる。例えば、端末検出情報に自端末ID「T2」と他端末ID「T1」とが含まれている場合、特定部51は、ユーザUとユーザUとが行動を共にしていると判定することができる。
このように、特定部51は、2以上のユーザUがそれぞれ有する無線端末2間で無線信号が所定時間以上送受信される場合に、2以上のユーザUが行動を共にしていると判定することができる。また、特定部51は、電波強度を考慮することで、行動を共にするユーザUを精度よく特定することができる。
また、特定部51は、同一の無線端末3からの無線信号を同時に所定時間以上受信している2以上の無線端末2のユーザUを、行動を共にしているユーザUとして特定することができる。
例えば、特定部51は、無線端末2から送信される端末検出情報に自端末ID「T1」と他端末ID「Tx」とが含まれ、無線端末2から送信される端末検出情報に自端末ID「T2」と他端末ID「Tx」とが含まれるとする。「Tx」は、無線端末3の端末IDである。この場合、特定部51は、ユーザUとユーザUとが行動を共にしていると判定することができる。
なお、無線端末3は、無線端末2と同様に、端末検出情報を送信することができる。かかる端末検出情報には、無線端末3で同時に受信される1以上無線信号をそれぞれ送信する1以上の無線端末2の端末IDが他端末IDとして含まれる。この場合、特定部51は、無線端末3から送信される端末検出情報に基づいて、行動を共にしているユーザUとして特定することができる。
例えば、特定部51は、無線端末3から送信される端末検出情報に、自端末ID「Tx」と他端末ID「T1」、「T2」とが含まれるとする。この場合、特定部51は、ユーザUとユーザUとが行動を共にしていると判定することができる。
また、無線端末2が端末検出情報を送信しない場合、特定部51は、無線端末2から送信される位置情報に基づいて、行動を共にする2以上のユーザUを特定することができる。例えば、特定部51は、無線端末2、2からの端末検出情報に基づき、無線端末2と無線端末2の位置が一定時間以上所定範囲内である場合に、特定部51は、ユーザUとユーザUとが行動を共にしていると判定することができる。
なお、特定部51は、位置情報に基づいて、無線端末2、2の移動速度が所定以上であると判定した場合、列車やバスなどの公共機関に乗っていると判定し、公共機関に乗っている時間を除外することができる。これにより、行動を共にしているユーザUを精度よく特定することができる。
[4.3.2.取得部52]
取得部52は、特定部51によって行動を共にするユーザUとして特定された2以上のユーザUのユーザ情報(例えば、属性情報や行動履歴など)を取得する。例えば、特定部51によってユーザUとユーザUとが行動を共にするユーザUとして特定された場合、取得部52は、ユーザ情報記憶部41に記憶されたユーザ情報のうち、ユーザU、Uのユーザ情報を取得する。
また、取得部52は、特定部51によって行動を共にするユーザUとして特定された2以上のユーザUのユーザ情報として、ソーシャルネットワークにおけるユーザUの属性情報を取得することができる。例えば、取得部52は、通信ネットワーク8に接続されたSNSサーバ7からユーザUのプロフィールの情報やユーザU間のつながりに関する情報をユーザUの属性情報として取得することができる。なお、取得部52は、ソーシャルネットワークにおけるユーザUの属性情報を予め取得してユーザ情報記憶部41に記憶することもできる。
また、取得部52は、通信ネットワーク8に接続された検索サーバからユーザUの検索履歴や通信ネットワーク8に接続されたウェブサーバへのアクセス履歴を取得し、かかる検索履歴やアクセス履歴からユーザUの属性を判定して属性情報として取得し、ユーザ情報記憶部41に記憶することもできる。
また、取得部52は、通信ネットワーク8に接続されたSNSサーバ7、無線端末2、3などから、ユーザUの移動履歴を取得してユーザ情報としてユーザ情報記憶部41に記憶することができる。なお、ユーザUの移動履歴には、例えば、ユーザUが移動した場所や日時の情報を含み、また、ユーザUの現在位置の情報も含まれる。
例えば、取得部52は、無線端末2から送信される位置情報に基づいて、ユーザUの位置に基づくユーザUの移動履歴をユーザ情報としてユーザ情報記憶部41に記憶することができる。また、SNSサーバ7へのユーザUの書き込みからユーザUが行った場所や時間を判定し、ユーザUの移動履歴としてユーザ情報記憶部41に記憶することができる。
[4.3.3.判定部53]
判定部53は、取得部52によって取得された2以上のユーザUの属性情報に基づいて、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザUの関係性を判定する。かかる判定部53は、種別判定部61と親密度判定部62とを有する。
種別判定部61は、例えば、図6に示す関係性種別判定テーブルに基づいて、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザUの関係性の種別を判定することができる。
例えば、種別判定部61は、取得部52によって取得された2以上のユーザUの属性情報のうち、「勤務先」、「勤務場所」、「所属部署」、「役職」の情報に基づいて、2以上のユーザUの関係性の種別が「仕事関係」で「上司・部下」の関係であるか否かを判定することができる。
例えば、種別判定部61は、取得部52によって取得された属性情報のうち「勤務先」、「勤務場所」、「所属部署」が同じで、「役職」が異なる場合、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザUは仕事上の上司と部下の関係であると判定する。
また、種別判定部61は、取得部52によって取得された属性情報のうち「勤務先」の業種が同じである場合、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザUは同業者の関係であると判定する。
また、種別判定部61は、取得部52によって取得された属性情報のうち、「名前」、「住所」または「家族構成」に基づいて、2以上のユーザUの関係性の種別が「家族関係」で「親子」、「夫婦」、「兄弟」のいずれかの関係であるか否かを判定することができる。
例えば、特定部51によって行動を共にすると判定されたユーザUがユーザU、Uであり、かつ、ユーザ情報テーブルが図5に示す状態である場合、種別判定部61は、特定部51によって行動を共にすると判定されたユーザUが親子の関係であると判定する。
なお、上述した例では、種別判定部61は、ユーザUの属性情報に基づいて2以上のユーザUの関係性の種別や項目を判定したが、種別判定部61は、ユーザUの行動履歴に基づいて、2以上のユーザUの関係性の種別や項目を判定することもできる。
例えば、種別判定部61は、ユーザUの行動履歴から2以上のユーザUが共にある高等学校へ通学していることを判定した場合、学校関係であると判定することができる。さらに、種別判定部61は、ユーザUの年齢などからクラスメートであるか否かを判定することもができる。
親密度判定部62は、例えば、図7に示す親密度判定テーブルに基づいて、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザUの関係性の度合いである親密度を判定することができる。
親密度判定部62は、取得部52によってSNSサーバ7から取得された情報に基づいて、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザU間のつながり度合いを判定することができる。
例えば、親密度判定部62は、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザU間におけるSNS上でのコメントの書き込みや応答の頻度(以下、コミュニケーション頻度と記載する)に応じて、SNSでのつながりの大きさを判定することができる。例えば、親密度判定部62は、ユーザU間のコミュニケーション頻度が高い場合、親密度が大であると判定し、ユーザU間のコミュニケーション頻度が低い場合、親密度が小であると判定し、コミュニケーション頻度が中間である場合、親密度が中であると判定する。
また、親密度判定部62は、取得部52によって取得されたユーザUの行動履歴に基づいて、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザU間の親密度を判定することができる。
例えば、親密度判定部62は、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザUが仕事関係以外の場所で一緒に行動している場合には、親密度が大であると判定することができる。また、親密度判定部62は、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザUが仕事関係の場所で一緒に行動している場合には、親密度が小であると判定することができる。
親密度判定部62は、「関係性の内容」が複数あり、それぞれが異なる親密度に対応する場合、最も度合いが大きい親密度を優先することができる。例えば、親密度判定部62は、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザUが仕事関係の場所で一緒に行動している場合であっても、SNSでのつながりが大きい場合には、親密度が大であると判定することができる。
なお、親密度判定部62は、取得部52によって取得された2以上のユーザUの属性情報のうち移動履歴の情報に基づいて、行動を共にすると特定された2以上のユーザUが個人の車で移動しているか社用車で移動しているかによって親密度を判定することもできる。
例えば、親密度判定部62は、行動を共にすると特定された2以上のユーザUが個人の車で移動している場合、親密度が「大」であると判定し、行動を共にすると特定された2以上のユーザUが社用車で移動している場合、親密度が「小」であると判定する。ユーザUがどの車で移動しているかは、例えば、車に設けられた近距離無線通信装置からの無線信号に含まれる識別子を無線端末2や無線端末3から取得部52が取得することによって例えば判定部53によって判定することができる。
なお、親密度判定部62は、SNSでのつながりや行動している場所や移動手段などを総合的に統計処理して行動を共にすると特定された2以上のユーザU間の親密度を判定することができる。
また、判定部53は、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザUのうち、一部のユーザU間の関係性を判定することもできる。また、判定部53は、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザUを複数のグループに分け、各グループに属するユーザU間の関係性を判定することもできる。
また、判定部53は、例えば、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザUすべての間の関係性を判定し、さらに、特定部51によって行動を共にすると判定された2以上のユーザUを複数のグループに分け、各グループに属するユーザU間の関係性を判定することもできる。
また、判定部53は、ソーシャルネットワークにおけるユーザUのユーザ情報のみに基づいて、ユーザU間の関係性を判定することができ、また、ユーザ情報記憶部41に記憶されたユーザ情報のみに基づいて、ユーザU間の関係性を判定することができる。
また、種別判定部61および親密度判定部62のいずれか一方がソーシャルネットワークにおけるユーザUの属性情報のみに基づいて、ユーザU間の関係性を判定し、他方がユーザ情報記憶部41に記憶されたユーザ情報のみに基づいて、ユーザU間の関係性を判定することができる。
[4.3.4.処理部54]
図4に示す処理部54は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性の情報を判定部53から取得し、かかる関係性に応じた処理を実行する。
かかる処理部54は、提供部63を備える。かかる提供部63は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性に応じたコンテンツを、コンテンツ記憶部43から取得し、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUのうち少なくとも1以上のユーザUの無線端末2に対して通信部30から送信することができる。これにより、無線端末2のユーザUは、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性に応じたコンテンツを無線端末2で取得することができる。
また、提供部63は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性に応じたコンテンツのリンク情報を、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUのうち少なくとも1以上のユーザUの無線端末2に対して通信部30から送信することもできる。
この場合、無線端末2は、リンク情報を取得すると、かかるリンク情報に基づいて情報処理装置1またはサーバからコンテンツを通信ネットワーク8経由で取得する。例えば、提供部63は、無線端末2からリンク情報に基づくコンテンツの送信要求がある場合、かかる送信要求に応じたコンテンツをコンテンツ記憶部43から取得し、要求元の無線端末2へ通信部30から送信することができる。
提供部63は、判定情報記憶部42に記憶された提供コンテンツ判定テーブルに基づいて、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性に応じた処理を実行することができる。例えば、ユーザ情報テーブルが図5に示す状態であり、提供コンテンツ判定テーブルが図8に示す状態であるとする。また、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUがユーザU、Uであるとする。
この場合、判定部53によって、関係性の種別が「上司・部下」であり且つ親密度が「大」であると判定されると、提供部63は、私的な情報(以下、私的コンテンツと記載する場合がある)であって趣味や嗜好に関するコンテンツをユーザU、Uへ提供する。例えば、ユーザU、Uは共に「鉄道」が好きであるという属性を有していることから、提供部63は、ユーザU、Uの属性情報に基づき、鉄道に関するコンテンツをユーザU、Uへ提供する。
一方、判定部53によって、関係性の種別が「上司・部下」であり且つ親密度が「小」であると判定された場合、提供部63は、公的な情報(以下、公的コンテンツと記載する場合がある)をユーザU、Uへ提供する。なお、提供部63は、公的コンテンツとして、例えば、ビジネスのニュースや天気のニュースの情報などの一般的な話題やオフィシャルな話題を提供することができる。
このように、提供部63は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUが「上司・部下」の関係である場合であっても、親密度に応じたコンテンツを提供することができることから、ユーザUの関係性に応じた処理を適切に実行することができる。
なお、上述した例では、提供部63は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性の種別および親密度に応じたコンテンツをユーザUへ提供するものであるが、提供部63は、関係性の種別および親密度の一方に応じたコンテンツをユーザUへ提供することもできる。
また、提供部63は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUへ提供する所定数以上のコンテンツである場合、行動を共にするとして2以上のユーザUの関係性の種別および親密度の少なくとも一方に基づいて、提供するコンテンツの優先順位を変えることもできる。コンテンツの優先順位には、例えば、無線端末2、3への提供順位、無線端末2、3の表示部14での表示順位などがある。また、無線端末2、3の表示部14での表示順位には、表示画面上の並び順を含む。
また、提供部63は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUすべてに対しコンテンツを無線端末2へ送信することができ、これにより、各ユーザUはそれぞれ所有する無線端末2でコンテンツを確認することができる。
また、提供部63は、情報処理装置1の管理者や無線端末2のユーザUによる設定(以下、利用者設定と記載する)に応じて、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUのうち、一部のユーザUの無線端末2へコンテンツを送信することもできる。
例えば、提供部63は、利用者設定に応じて、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの数が所定数(例えば、2台)を超える場合、所定数(例えば、2台)のユーザUの無線端末2に対してコンテンツを送信することができる。また、提供部63は、利用者設定に応じて、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの総数に対して一定の割合のユーザUの無線端末2に対してコンテンツを送信することができる。
行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの数が多い場合にすべてユーザUにコンテンツが提供されるとユーザUに不快感を与えてしまうおそれがあるが、上述のように、コンテンツを提供するユーザUを絞り込むことによって、ユーザUへ与える不快感を低減することができる。
ここで、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUへの提供部63によるコンテンツの提供方法について説明する。提供部63は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUへプル方式の情報提供を行うことができ、また、プッシュ方式の情報提供を行うこともできる。
プル方式の情報提供の場合、行動を共にするとして特定された2以上のユーザU(以下、2以上のグループユーザGUと記載することがある)が有する無線端末2が情報処理装置1へコンテンツ要求を行った場合、提供部63は、2以上のグループユーザGUの関係性に基づいてコンテンツを提供することができる。
図9は、プル方式の情報提供により提供部63から無線端末2に送信され、無線端末2の表示画面に表示されるコンテンツの一例を示す図である。図9に示す表示画面には、タブ領域70とコンテンツ領域72とが含まれる。
タブ領域70には、タブとして、「すべて」、「ニュース」、「芸能」、「今お薦めのコンテンツ」などが表示される。無線端末2のユーザUが操作部15や表示部14等への操作によって、「今お薦めのコンテンツ」のタブ71を選択すると、コンテンツ領域72に2以上のグループユーザGUの関係性に応じたコンテンツ73〜76が表示される。
図9に示す例では、コンテンツ73として、鉄道展示会に関するニュースのコンテンツが表示され、コンテンツ74として、寝台列車ABC号に関する広告のコンテンツが表示され、コンテンツ75として、鉄道模型の広告やクーポンのコンテンツが表示されている。
一方、プッシュ方式の情報提供の場合、グループユーザGUの操作によらずに、2以上のグループユーザGUが有する無線端末2へ、2以上のグループユーザGUの関係性に応じたコンテンツを提供することができる。なお、プッシュ方式の情報提供において、提供部63から提供されるコンテンツは、プル方式の情報提供と同様に、例えば、ニュース、広告、クーポンなどのコンテンツである。
また、提供部63は、無線端末3の端末IDに基づき、行動を共にする2以上のユーザUを特定した場合、無線端末3に対し、判定部53によって選択されたコンテンツまたはコンテンツのリンク情報を送信することができる。
例えば、無線端末3がタクシーの車両に設置されている場合、タクシーに搭乗している2以上のユーザUに対し、これらのユーザUの属性の組み合わせに対応するコンテンツを無線端末2の表示部14または無線端末3の表示部に表示させることができる。
上述した例では、処理部54は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性に応じたコンテンツをユーザUへ提供するものであるが、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性に応じたその他の処理を行うことができる。
例えば、提供部63は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUからの要求に応じてショッピングページを提供する場合、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性に応じたショッピングページを提供することができる。
例えば、提供部63は、ショッピングページでパック旅行を提供する場合、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性が夫婦であれば、夫婦専用のパック旅行が掲載されたショッピングページをユーザUへ提供することができる。
また、提供部63は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性に応じた割引率で商品やサービスを提供するショッピングページをユーザUへ提供することができる。また、提供部63は、商品が金融商品や保険商品であれば、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性に応じた金利や保険料率が設定されたショッピングページをユーザUへ提供することができる。
また、提供部63は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUが所定の店舗にいる場合、かかる所定の店舗に設置された情報処理装置(例えば、POS装置)に対し、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性を示す情報を提供することができる。これにより、所定の店舗に設置された情報処理装置は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性に応じた処理を行うことができる。
例えば、提供部63は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性に応じて商品やサービスの割引を行ったり、商品やサービスの販売を行わなかったりすることができる。例えば、提供部63は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUが親子である場合、所定の店舗に設置された情報処理装置により、親子割引を行って商品やサービスを提供可能にすることができる。
また、提供部63は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUが所定の店舗に進入しようとする場合、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性に基づいて情報処理装置によって入店を禁止したりすることができる。
例えば、所定の店舗に設置された情報処理装置は、行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性が所定の関係性を有する場合、所定の店舗のドアを開けなかったり、所定の店舗の入り口の表示装置に入店禁止を示す表示を行ったりすることもできる。
[4.3.5.受付部55]
受付部55(広告情報取得部の一例)は、通信ネットワーク8を介して1以上の広告主端末6それぞれからの広告要求を受け付ける。
広告要求には、例えば、広告コンテンツと、提供コンテンツ種別の情報と、ターゲットとする属性情報とが含まれており、受付部55は、広告要求に含まれる情報をコンテンツ記憶部43に記憶する。例えば、受付部55は、広告要求に含まれる広告コンテンツと提供コンテンツ種別の情報とターゲットとする属性情報とを対応付けてコンテンツ記憶部43に記憶することができる。提供部63は、提供コンテンツ種別の情報やターゲットとする属性情報に基づいて、広告コンテンツを提供することができる。
[4.3.6.広告効果判定部56]
広告効果判定部56は、提供部63によって提供された広告コンテンツが提供された少なくとも1以上のユーザUによる広告コンテンツに対する反応に応じて当該広告コンテンツによる広告効果を判定する。
例えば、広告効果判定部56は、無線端末2の表示画面に図9に示すコンテンツが表示されている状態で、ユーザUが操作部15や表示部14への操作によりコンテンツ74を選択して列車の予約をした場合、コンバージョンの発生を判定することができる。
また、広告効果判定部56は、無線端末2の表示画面に図9に示すコンテンツが表示されている状態で、ユーザUが操作部15や表示部14への操作によりコンテンツ75を選択してクーポンを取得した場合、コンバージョンの発生を判定することができる。
このように、広告効果判定部56は、提供部63によって提供された広告コンテンツの広告効果を判定することができる。なお、広告効果判定部56は、コンバージョンが発生した場合、広告コンテンツに対するコンバージョンの履歴を更新することができる。
[5.情報処理装置1の処理フロー]
次に、実施形態に係る情報処理装置1による情報処理の手順について説明する。図10は、情報処理装置1における情報処理の一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、制御部32は、通信部30を介して無線端末2や無線端末3から端末検出情報を取得したか否かを判定する(ステップS10)。端末検出情報を取得したと判定すると(ステップS10;Yes)、制御部32は、取得した端末検出情報に基づいて、行動を共にする2以上のユーザUが特定されたか否かを判定する(ステップS11)。
行動を共にする2以上のユーザUが特定された場合(ステップS11;Yes)、制御部32は、特定した2以上のユーザUのユーザ情報を記憶部31から取得する(ステップS12)。次に、制御部32は、特定した2以上のユーザUのユーザ情報に基づいて、特定した2以上のユーザUの関係性を判定し(ステップS13)、特定した2以上のユーザUの関係性に応じたコンテンツをユーザUに提供する(ステップS14)。
ステップS14の処理が終了した場合、ステップS10において端末検出情報を取得していない場合(ステップS10;No)、および、ステップS11において行動を共にする2以上のユーザUが特定されない場合(ステップS11;No)、処理をステップS15へ移行する。
ステップS15において、制御部32は、提供したコンテンツに対してユーザUがアクションをしたか否かを検出する。例えば、制御部32は、無線端末2の表示画面に図9に示すコンテンツが表示されている状態で、ユーザUが無線端末2の操作部15を操作して「予約する」を選択するアクションを検出することができる。
提供したコンテンツに対してユーザUがアクションをしたことを検出した場合(ステップS15;Yes)、制御部32は、アクションが行われたコンテンツに関するコンバージョンの履歴を更新する(ステップS16)。ステップS16の処理が終了した場合、または、ステップS15でユーザUがアクションをしたことを検出しない場合(ステップS15;No)、制御部32は、図10に示す処理を終了する。
[6.変形例]
なお、無線端末2から送信される電波強度の情報は、電波強度の値そのものでなくてもよく、例えば、電波強度の強、中、弱の3段階の情報であってもよい。この場合、無線端末2、2のいずれかが受信する無線信号の電波強度が「強」または「中」である場合に、特定部51は、ユーザUとユーザUとが行動を共にしていると判定することができる。
上述した実施形態では、情報処理装置1の制御部32が、行動を共にするとして特定した2以上のユーザUの関係性に応じたコンテンツをユーザUへ提供する例を説明したが、かかる例に限定されない。
例えば、制御部32は、特定部51によって行動を共にするとして特定された2以上のユーザUの関係性を示す情報を含むコンテンツ送信要求を提供部63からコンテンツサーバへ行うこともできる。コンテンツサーバは、コンテンツ送信要求に基づき、無線端末2または無線端末3へコンテンツを送信する。これにより、制御部32は、行動を共にする2以上のユーザUの関係性に応じたコンテンツをユーザUへ提供することができる。
また、上述した実施形態では、無線端末3が車両に搭載される例を説明したが、無線端末3は、例えば、飲食店、ホテル、美容院・理容院、病院、映画館、複合レジャー施設などの商業空間に設けることができる。また、無線端末3は、デジタルサイネージとすることもできる。
また、上述した実施形態では、無線端末2または無線端末3から取得した端末検出情報や無線端末2から取得した位置情報に基づいて、行動を共にする2以上のユーザUを特定するものとしたが、かかる例に限定されない。例えば、特定部51は、無線LANアクセスポイント4や無線WAN基地局5で検出された無線端末2の位置に基づいて、行動を共にする2以上のユーザUを特定することができる。
また、特定部51は、例えば、地磁気データを使った測位技術によってユーザUの現在位置を特定して行動を共にする2以上のユーザUを特定することができる。例えば、無線端末2の位置検出部16に地磁気センサーを設け、かかる地磁気センサーによって取得された地磁気データと位置検出部16に予め記憶している地磁気データベースとのマッチング処理を行うことによって位置検出部16は無線端末2の現在位置を特定することができる。特定部51は、このように特定された無線端末2の現在位置を示す情報を無線端末2から取得し、かかる情報に基づいて、上述したGPSの位置情報の場合と同様に、行動を共にしている2以上のユーザUを判定することができる。なお、地磁気データベースを情報処理装置1の記憶部31に配置し、情報処理装置1の特定部51が無線端末2から地磁気データを取得して地磁気データベースに基づいて無線端末2の現在位置を特定することもできる。
また、上述した実施形態では、無線端末3は、スマートフォンやタブレットなどの携帯型無線端末である例を説明したが、無線端末3に代えて、近距離通信での無線信号を周期的に送信する機能のみを有する無線装置であってもよい。
また、上述した実施形態では、ユーザUの属性情報を情報処理装置1のユーザ情報記憶部41から取得したが、無線端末2にユーザUの属性情報を記憶し、情報処理装置1は無線端末2からユーザUの属性情報を取得することもできる。
[7.ハードウェア構成]
なお、実施形態における情報処理装置1や無線端末2、3は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ80によって実現される。図11は、情報処理装置1や無線端末2、3の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ80は、CPU(Central Processing Unit)81、RAM(Random Access Memory)82、ROM(Read Only Memory)83、HDD(Hard Disk Drive)84、通信インターフェイス(I/F)85、入出力インターフェイス(I/F)86、およびメディアインターフェイス(I/F)87を備える。
CPU81は、ROM83またはHDD84に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM83は、コンピュータ80の起動時にCPU81によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ80のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD84は、CPU81によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス85は、通信部11または通信部30に対応し、通信ネットワーク8を介して他の機器からデータを受信してCPU81へ送り、CPU81が生成したデータを、通信ネットワーク8を介して他の機器へ送信する。
CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU81は、生成したデータを、入出力インターフェイス86を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス87は、記録媒体88に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM82を介してCPU81に提供する。CPU81は、当該プログラムを、メディアインターフェイス87を介して記録媒体88からRAM82上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体88は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ80が情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ80のCPU81は、RAM82上にロードされたプログラムを実行することにより、特定部51、取得部52、判定部53、処理部54、受付部55および広告効果判定部56の各機能を実現する。また、HDD84は、記憶部31の機能を実現し、ユーザ情報テーブル、関係性種別判定テーブル、親密度判定テーブルおよび提供コンテンツ判定テーブルなどが格納される。
また、コンピュータ80が無線端末2、3として機能する場合、コンピュータ80のCPU81は、RAM82上にロードされたプログラムを実行することにより表示制御部21および情報処理部22の各機能を実現する。
コンピュータ80のCPU81は、これらのプログラムを、記録媒体88から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信ネットワーク8を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
[8.効果]
実施形態にかかる情報処理システム100の情報処理装置1は、特定部51と、取得部52と、判定部53と、処理部54とを備える。特定部51は、行動を共にする2以上のユーザUを特定する。取得部52は、複数のユーザUの情報を記憶するデータベース(例えば、ユーザ情報記憶部41やSNSサーバ7)から特定部51によって特定された2以上のユーザUの情報を取得する。判定部53は、取得部52によって取得された2以上のユーザUの情報に基づいて、2以上のユーザUの関係性を判定する。処理部54は、判定部53によって判定された2以上のユーザUの関係性に応じた処理を実行する。
このように、制御部32は、ユーザ情報データベースやSNSサーバ7などのデータベースからユーザUの情報を取得することから、例えば、顔画像の特徴量に基づいて各人物の属性を判定する場合に比べ、複数のユーザUの関係性を適切に判定することができる。そのため、ユーザUの関係性に応じた処理を適切に行うことができる。
また、処理部54は、判定部53によって判定された2以上のユーザUの関係性に応じた情報を2以上のユーザUのうち少なくとも1以上のユーザUへ提供する提供部63を備える。これにより、ユーザUの関係性に応じたコンテンツをユーザUへ提供することができる。
また、判定部53は、2以上のユーザUの関係の種別および/または2以上のユーザU間の親密度を関係性として判定する。処理部54は、判定部53によって判定された種別および/または親密度に応じた処理を実行する。これにより、ユーザUの関係性をより適切に判定してユーザUの関係性に応じた処理を行うことができる。例えば、関係性の種別と親密度を判定し、関係性の種別と親密度に応じたコンテンツを選択することでより適切なコンテンツをユーザUへ提供することができる。
また、判定部53は、ソーシャルネットワークにおける2以上のユーザUの情報に基づいて、種別および/または親密度を判定する。このように、ソーシャルネットワークからの情報に基づいて、種別および/または親密度を判定することから、例えば、ソーシャルネットワークでの書き込みなどに基づきユーザUの関係性をより容易に判定することができる。
また、判定部53は、2以上のユーザUの行動履歴に基づいて、種別および/または親密度を判定する。このように行動履歴に基づいて、種別および/または親密度を判定することから、例えば、ソーシャルネットワークでの書き込みなどがない場合であっても、ユーザUの行動に基づいて2以上のユーザUの関係性を判定することができる。
また、特定部51は、複数のユーザUがそれぞれ有する無線端末2で受信される無線信号に基づいて、複数のユーザUの中から行動を共にする2以上のユーザUを特定する。これにより、行動を共にするユーザUを容易に判定することができる。
また、特定部51は、2以上のユーザUがそれぞれ有する無線端末2間で無線信号が所定時間以上送受信される場合に、2以上のユーザUが行動を共にしていると判定する。これにより、例えば、別途設備を設けることなく、無線端末2を所持しているユーザUの中から行動を共にするユーザUを容易に判定することができる。
また、特定部51は、2以上のユーザUがそれぞれ有する無線端末2が同一の無線端末3(無線通信手段の一例)からの無線信号を所定時間以上受信している場合に、2以上のユーザUが行動を共にしていると判定する。これにより、例えば、無線端末3を設置することによって、無線端末2を所持しているユーザUの中から行動を共にするユーザUを容易に判定することができる。
また、特定部51は、ユーザUの無線端末2によって検出された地磁気データに基づいて特定されたユーザUの位置から、行動を共にする2以上のユーザを特定する。これにより、例えば、GPSによる位置検出が難しいビル内や地下内において精度よくユーザUの位置を検出することができる。
[9.その他]
上述した情報処理装置1は、それぞれ複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、図1、図3および図4等に示す矢印は、データや制御などの流れについて補助的に示すもので、他の流れを否定するものでも、方向の限定を意味するものでもない。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 情報処理装置
2、3 無線端末
7 SNSサーバ
8 通信ネットワーク
30 通信部
31 記憶部
32 制御部
41 ユーザ情報記憶部
42 判定情報記憶部
43 コンテンツ記憶部
51 特定部
52 取得部
53 判定部
54 処理部
55 受付部
56 広告効果判定部
61 種別判定部
62 親密度判定部
63 提供部

Claims (11)

  1. 行動を共にする2以上のユーザを特定する特定部と、
    複数のユーザの情報を記憶するデータベースから前記特定部によって特定された前記2以上のユーザの情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記2以上のユーザの情報に基づいて、前記2以上のユーザの関係性を判定する判定部と、
    前記判定部によって判定された前記2以上のユーザの関係性に応じた処理を実行する処理部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記処理部は、
    前記判定部によって判定された前記2以上のユーザの関係性に応じた情報を前記2以上のユーザのうち少なくとも1以上のユーザへ提供する提供部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定部は、
    前記2以上のユーザの関係の種別および/または前記2以上のユーザ間の親密度を前記関係性として判定し、
    前記処理部は、
    前記判定部によって判定された前記種別および/または前記親密度に応じた処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定部は、
    ソーシャルネットワークにおける前記2以上のユーザの情報に基づいて、前記種別および/または前記親密度を判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定部は、
    前記2以上のユーザの行動履歴に基づいて、前記種別および/または前記親密度を判定する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. 前記特定部は、
    複数のユーザがそれぞれ有する無線端末で受信される無線信号に基づいて、前記複数のユーザの中から行動を共にする前記2以上のユーザを特定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. 前記特定部は、
    前記2以上のユーザがそれぞれ有する無線端末間で無線信号が所定時間以上送受信される場合に、前記2以上のユーザが行動を共にしていると判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記特定部は、
    前記2以上のユーザがそれぞれ有する無線端末が同一の無線通信手段からの無線信号を所定時間以上受信している場合に、前記2以上のユーザが行動を共にしていると判定する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の情報処理装置。

  9. 前記特定部は、
    前記ユーザの無線端末によって検出された地磁気データに基づいて特定された前記ユーザの位置から、行動を共にする2以上のユーザを特定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  10. 行動を共にする2以上のユーザを特定する特定手順と、
    複数のユーザの情報を記憶するデータベースから前記特定手順によって特定された前記2以上のユーザの情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された前記2以上のユーザの情報に基づいて、前記2以上のユーザの関係を判定する判定手順と、
    前記判定手順によって判定された前記2以上のユーザの関係に応じた処理を実行する処理手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  11. コンピュータが、
    行動を共にする2以上のユーザを特定する特定工程と、
    複数のユーザの情報を記憶するデータベースから前記特定工程によって特定された前記2以上のユーザの情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記2以上のユーザの情報に基づいて、前記2以上のユーザの関係を判定する判定工程と、
    前記判定工程によって判定された前記2以上のユーザの関係に応じた処理を実行する処理工程と、
    を実行することを特徴とする情報処理方法。
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