JP2017058412A - 三脚座、レンズ鏡筒、及び、レンズ鏡筒と三脚座との着脱構造 - Google Patents

三脚座、レンズ鏡筒、及び、レンズ鏡筒と三脚座との着脱構造 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズ鏡筒を鏡筒保持環に対してスムーズに回転させることができるようにする。
【解決手段】レンズ鏡筒4は、径方向外周面の同一円周上に植設された複数のコマ6、8を備え、三脚座2は円環状の鏡筒保持環16を備え、鏡筒保持環16の内周面にはコマ保持溝20が形成され、コマ保持溝20を画成する被写体側の壁部22Aの内周側の縁には複数のコマ6、8に対応する位置に複数の切り欠き部24、26が形成され、複数のコマ6、8は、少なくとも第1の径方向高さの第1のコマ6と、第1の径方向高さよりも高い第2の径方向高さを有する第2のコマ8と、を含み、複数の切り欠き部24、26は、少なくとも、第1の径方向高さに対応する第1の径方向深さの第1の切り欠き部24と、第2の径方向高さに対応し、第1の径方向深さよりも深い第2の径方向深さの第2の切り欠き部26と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、三脚座、レンズ鏡筒、及び、レンズ鏡筒と三脚座との着脱構造に関する。
従来より、レンズ鏡筒を取り付けたカメラを三脚に支持をとり、撮影することが行われている。小型のレンズ鏡筒をカメラに取り付けた場合には、カメラを三脚に固定することが可能であるが、大型のレンズ鏡筒をカメラに取り付けた場合には、レンズ鏡筒の重みで三脚が倒れる可能性がある。このため、大型のレンズ鏡筒を用いる場合には、三脚に三脚座を固定し、三脚座によりレンズ鏡筒を保持することが行われている。
このような三脚座によりレンズ鏡筒を保持する構造として、例えば、特許文献1に記載されているような、三脚座が円環状の鏡筒保持環を備えており、この鏡筒保持環内にレンズ鏡筒を固定する構造が知られている。レンズ鏡筒のカメラ側端部近傍の外周面に複数のコマが不等間隔で植設されている。また、鏡筒保持環の内周面には環状の鏡筒係止溝が形成され、鏡筒保持溝の被写体側の壁面の内周側の縁には、レンズ鏡筒の複数のコマに対応する位置に複数の切り欠き部が形成されている。そして、レンズ鏡筒の複数のコマを対応する鏡筒保持環の複数の切り欠き部を挿通させ、レンズ鏡筒を鏡筒保持環に対して回転させることにより、レンズ鏡筒の複数のコマが鏡筒保持環の鏡筒係止溝内に収容され、レンズ鏡筒が鏡筒保持環から離脱することを防止できる。そして、鏡筒保持環をレンズ鏡筒の外周に締め付けることにより、レンズ鏡筒が固定される。
特開2001−264611号公報
ところで、カメラによる撮影を行う際には、被写体に応じてカメラの姿勢を縦向きと横向きとの間で回転させることが頻繁に行われる。引用文献1に記載された三脚座にレンズ鏡筒を固定した状態でカメラの姿勢を回転させる場合には、鏡筒保持環に対してレンズ鏡筒が回転される。この際、レンズ鏡筒の外周面に植設された複数のコマは、鏡筒保持環の鏡筒保持溝内を移動する。
ここで、大型のレンズ鏡筒をカメラに取り付けた場合には、レンズ鏡筒を含むカメラ全体の重心は三脚座よりも被写体側に位置している。このため、レンズ鏡筒には前方が下方に向かうような回転モーメントが生じ、レンズ鏡筒の上部に位置するコマは鏡筒保持溝の被写体側の壁面に押し付けられている。このような状態で、レンズ鏡筒を鏡筒保持環に対して回転させようとすると、レンズ鏡筒の上部に位置するコマが、鏡筒保持環の切り欠き部内に入り込んで引っかかってしまい、スムーズな回転が妨げられる。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、レンズ鏡筒を鏡筒保持環に対してスムーズに回転させることができるレンズ鏡筒と三脚座との着脱構造を提供することを目的とする。
本発明は、レンズ鏡筒と三脚座との着脱構造であって、レンズ鏡筒は、径方向外周面の同一円周上に植設された複数のコマを備え、三脚座は円環状の鏡筒保持環を備え、鏡筒保持環の内周面にはコマ保持溝が形成され、コマ保持溝を画成する被写体側の壁部の内周側の縁には複数のコマに対応する位置に複数の切り欠き部が形成され、複数のコマをそれぞれ対応する切り欠き部を通してコマ保持溝内に配置することにより、鏡筒保持環によりレンズ鏡筒が保持され、複数のコマは、少なくとも、第1の径方向高さの第1のコマと、第1の径方向高さよりも高い第2の径方向高さの第2のコマと、を含み、複数の切り欠き部は、少なくとも、第1の径方向高さに対応する第1の径方向深さの第1の切り欠き部と、第2の径方向高さに対応し、第1の径方向深さよりも深い第2の径方向深さの第2の切り欠き部と、を含む、ことを特徴とする。
また、本発明は、三脚座により着脱可能に保持することができるレンズ鏡筒であって、径方向外周面の同一円周上に植設された、三脚座に固定するための複数のコマを備え、複数のコマは、少なくとも、第1の径方向高さの第1のコマと、第1の径方向高さよりも高い第2の径方向高さを有する第2のコマとを含む、ことを特徴とする。
また、本発明は、レンズ鏡筒を着脱可能に保持するための三脚座であって、円環状の鏡筒保持環を備え、鏡筒保持環の内周面にはコマ保持溝が形成され、コマ保持溝を画成する被写体側の壁部の内周側の縁には複数の切り欠き部が形成され、複数の切り欠き部は、少なくとも、第1の径方向深さの第1の切り欠き部と、第1の径方向深さよりも深い第2の径方向深さを有する第2の切り欠き部と、を含む、ことを特徴とする。
本発明によれば、レンズ鏡筒を鏡筒保持環に対してスムーズに回転させることができるレンズ鏡筒と三脚座との着脱構造が提供される。
本発明の一実施形態による着脱構造により固定されたレンズ鏡筒及び三脚座を示す側面図である。 図1に示すレンズ鏡筒及び三脚座の分解斜視図である。 図1に示す三脚座の被写体側から見た正面図である。 図1に示すレンズ鏡筒のコマを通る光軸に垂直な平面における被写体側から見た断面図である。 レンズ鏡筒を三脚に対して回転した際の第2のコマの近傍を示す光軸方向断面図であり、第2のコマが第1の切り欠き部及び第2の切り欠き部以外の部分に位置した状態(図3のA−A´断面図)を示す。 レンズ鏡筒を三脚に対して回転した際の第2のコマの近傍を示す光軸方向断面図であり、第2のコマが第1の切り欠き部の近傍に位置した状態(図3のB−B´断面図)を示す。 レンズ鏡筒を三脚に対して回転した際の第2のコマの近傍を示す光軸方向断面図であり、第2のコマが第2の切り欠き部以外の部分に位置した状態(図3のC−C´断面図)を示す。
以下、本発明のレンズ鏡筒と三脚座との着脱構造の一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による着脱構造により固定されたレンズ鏡筒及び三脚座を示す側面図である。図2は、図1に示すレンズ鏡筒及び三脚座の分解斜視図である。図3は、図1に示す三脚座の被写体側から見た正面図である。図4は、図1に示すレンズ鏡筒のコマを通る光軸に垂直な平面における被写体側から見た断面図である。なお、図2には、レンズ鏡筒の結像側端部のみを示している。
図1及び図2に示すように、本実施形態の着脱構造1は、三脚座2にレンズ鏡筒4を着脱可能に固定するための構造である。レンズ鏡筒4は、レンズ鏡筒4の結像側の端部の外周面に三脚座2の鏡筒保持環16が締め付けられることにより、三脚座2に固定されている。
図2及び図4に示すように、レンズ鏡筒4の結像側の端部の外周には、径方向高さの異なる円柱状の第1のコマ6及び第2のコマ8がそれぞれ2つずつ植設されている。図2に示すように、各コマ6、8は、筒状のコマ本体6A、8Aをレンズ鏡筒4の外周面にねじ6B、8Bにより取り付けられて構成されている。図4に示すように、第1及び第2のコマ6、8は、異なる角度間隔でレンズ鏡筒4の外周面に植設されている。また、本実施形態では、図4におけるレンズ鏡筒4の右側の上下に位置する第1のコマ6の径方向高さ(第1の径方向高さ)に比べて、レンズ鏡筒4の左側の上下に位置する第2のコマ8の径方向高さ(第2の径方向高さ)が高くなっている。なお、第1のコマ6及び第2のコマ8の直径は等しい。
図1及び図3に示すように、三脚座2は、下面が平坦な基部10と、基部10の結像側端部から斜め上方に延びるアーム部14と、アーム部14の結像側端部に接続された鏡筒保持環16と、締付ねじ18と、を備える。基部10、アーム部14、及び鏡筒保持環16は一体に形成されている。なお、三脚座2を三脚に取り付けた状態において、基部10が三脚に固定され、基部10に対して鏡筒保持環16が起立する。
鏡筒保持環16には、アーム部14に接続された部位の側方に当たる箇所にスリット16Aが形成されている。鏡筒保持環16のスリット16Aのアーム部14と対向する端部には、受け座16Bが形成されており、受け座16Bにはアーム部14に向けて貫通する貫通孔(不図示)が形成されている。また、アーム部14には、この貫通孔と同一直線上に螺子孔が形成されている。そして、締付ねじ18は、受け座16Bの貫通孔を挿通し、先端がアーム部14に形成された螺子孔に螺合している。このような構成により、締付ねじ18を回転させることにより、スリット16Aの幅を調整し、鏡筒保持環16の径を変更することができる。
鏡筒保持環16の内周面には被写体側の壁部22A及び結像側の壁部22Bにより画成された環状のコマ保持溝20が形成されている。コマ保持溝20の幅は、レンズ鏡筒4に植設された第1のコマ6及び第2のコマ8の直径よりもわずかに大きい。また、コマ保持溝20を画成する被写体側の壁部22Aには径方向深さの異なる第1の切り欠き部24及び第2の切り欠き部26がそれぞれ2つずつ形成されている。第1の切り欠き部24及び第2の切り欠き部26は、それぞれ、第1のコマ6及び第2のコマ8に対応する角度位置に形成されている。第1の切り欠き部24及び第2の切り欠き部26は、コマ保持溝20に連続している。
第1の切り欠き部24は、鏡筒保持環16の中心、すなわち、レンズ鏡筒の光軸よりも高い位置に設けられている。また、第2の切り欠き部26は鏡筒保持環16の中心よりも低い位置に設けられている。第1の切り欠き部24及び第2の切り欠き部26の径方向深さは、それぞれ、第1のコマ6及び第2のコマ8の径方向高さに対応している。具体的には、第2の切り欠き部26の径方向深さ(第2の径方向深さ)は、第1の切り欠き部24の径方向深さ(第1の径方向深さ)よりも大きい。また、鏡筒保持環16の中心から第1の切り欠き部24の底部までの距離は、レンズ鏡筒の光軸から第1のコマ6の最外部までの距離よりも大きく、レンズ鏡筒の光軸から第2のコマ8の最外部までの距離よりも小さい。また、鏡筒保持環16の中心から第2の切り欠き部26の底部までの距離は、レンズ鏡筒の光軸から第2のコマ8の最外部までの距離よりも大きい。
三脚座2にレンズ鏡筒4を固定するためには、まず、レンズ鏡筒4を三脚座2に対して、第1のコマ6及び第2のコマ8がそれぞれ、三脚座2の第1の切り欠き部24及び第2の切り欠き部26に対向するような姿勢に保持する。次に、レンズ鏡筒4を、結像側端部が鏡筒保持環16内に位置し、第1のコマ6及び第2のコマ8が三脚座2の第1の切り欠き部24及び第2の切り欠き部26をそれぞれ通ってコマ保持溝20内に位置するように、三脚座2に向かって移動する。そして、レンズ鏡筒4を光軸中心に回転させ、締付ねじ18を回転させて鏡筒保持環16によりレンズ鏡筒4を締め付ける。これにより、三脚座2にレンズ鏡筒4を固定することができる。
次に、レンズ鏡筒4に接続されたカメラの姿勢を回転させるべく、レンズ鏡筒4を三脚座2に対して回転させる際の挙動について説明する。図5〜図7は、レンズ鏡筒4を三脚座2に対して回転した際の第2のコマ8の近傍を示す光軸方向断面図であり、図5は第2のコマ8が第1の切り欠き部24及び第2の切り欠き部26以外の部分に位置した状態(図3のA−A´断面図)、図6は第2のコマ8が第1の切り欠き部24の近傍に位置した状態(図3のB−B´断面図)、図7は第2のコマ8が第2の切り欠き部26以外の部分に位置した状態(図3のC−C´断面図)を示す。
ここで、三脚座2の鏡筒保持環16はレンズ鏡筒4の結像側の端部に固定されており、大型のレンズ鏡筒4を取り付けたカメラ全体の重心は鏡筒保持環16よりも被写体側に位置している。特に、レンズ鏡筒を望遠状態にすると、カメラ全体の重心はより被写体側に移動する。このため、レンズ鏡筒4を三脚座2に取り付けた状態において、光軸よりも上方に位置する第1及び第2のコマ6、8にはレンズ鏡筒4の自重により被写体側に向かう力が作用する。また、光軸よりも下方に位置する第1及び第2のコマ6、8にはレンズ鏡筒4の自重により結像側に向かう力が作用する。
レンズ鏡筒4を三脚座2に対して回転させる際、第1のコマ6及び第2のコマ8は、被写体側の壁部22A及び結像側の壁部22Bにより案内されながら、コマ保持溝20内を摺動する。図5に示すように、第2のコマ8が第1の切り欠き部24及び第2の切り欠き部26以外の部分に位置した状態では、第2のコマ8は被写体側の壁部22A及び結像側の壁部22Bの間に挟み込まれた状態となっている。
レンズ鏡筒4を三脚座2に対して回転させると、図6に示すように、第2のコマ8が第1の切り欠き部24の近傍を通過する。ここで、第1の切り欠き部24は鏡筒保持環16の中心よりも上方に形成されているため、第2のコマ8が第1の切り欠き部24の近傍に位置した状態では、この第2のコマ8には被写体側に向かう力が作用する。これに対して、第2のコマ8の最外部は第1の切り欠き部24の底部よりも径方向外側に位置している。このため、レンズ鏡筒4を三脚座2に対して回転する際に、第2のコマ8が第1の切り欠き部24に当たる位置を通過しても、第2のコマ8は被写体側の壁部22Aに当接した状態が保たれ、第1の切り欠き部24に入り込むことがない。このため、レンズ鏡筒4を三脚座2に対してスムーズに回転させることができる。
また、レンズ鏡筒4を三脚座2に対して回転させると、図7に示すように、第2のコマ8が第1の切り欠き部24の近傍を通過する。ここで、第2の切り欠き部26は鏡筒保持環16の中心よりも下方に形成されているため、第2のコマ8が第2の切り欠き部26の近傍に位置した状態では、第2のコマ8には結像側に向かう力が作用する。このため、レンズ鏡筒4を三脚座2に対して回転する際に、第2のコマ8が第2の切り欠き部26に当たる位置を通過しても、第2のコマ8は結像側の壁部22Bに押し付けられた状態で回転することとなり、第2の切り欠き部26に入り込むことがない。このため、レンズ鏡筒4を三脚座2に対してスムーズに回転させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、レンズ鏡筒4の外周面に第1の径方向高さの第1のコマ6と、第1の径方向高さよりも高い第2の径方向高さを有する第2のコマ8とが植設され、三脚座2の鏡筒保持環16のコマ保持溝20を画成する被写体側の壁部22Aの内周側の縁には、それぞれ、第1のコマ6及び第2のコマ8の径方向高さに対応する深さの第1の切り欠き部24及び第2の切り欠き部26が形成され、第1のコマ6及び第2のコマ8はこれら第1の切り欠き部24及び第2の切り欠き部26を通して鏡筒保持環16のコマ保持溝20内に収容されている。このため、レンズ鏡筒4を三脚座2に対して回転させる際に、第2のコマ8が第1の切り欠き部24の近傍を通過したとしても、第2のコマ8の先端部が被写体側の壁部22Aに当接し、第1の切り欠き部24に入り込むことがない。このため、レンズ鏡筒4を三脚座2に対してスムーズに回転させることができる。
また、本実施形態によれば、第2のコマ8の最外部は第1の切り欠き部24の底部よりも径方向外側に位置している。これにより、第2のコマ8が第1の切り欠き部24に入り込むことを確実に防止できる。
また、大型のレンズ鏡筒4を取り付けたカメラ全体の重心は鏡筒保持環16よりも被写体側に位置しており、レンズ鏡筒4を三脚座2に取り付けた状態において、光軸よりも上方に位置する第1及び第2のコマ6、8にはレンズ鏡筒4の自重により被写体側に向かう力が作用し、光軸よりも下方に位置する第1及び第2のコマ6、8にはレンズ鏡筒4の自重により結像側に向かう力が作用する。これに対して、本実施形態によれば、第1の径方向深さの第1の切り欠き部24が光軸よりも上方に形成され、第1の径方向深さよりも深い第2の径方向深さの第2の切り欠き部26が光軸よりも下方に形成されている。このため、本実施形態によれば、第2のコマ8が光軸よりも上方に位置した状態では、第2のコマ8の先端が被写体側の壁部22Aに当接するため、第1の切り欠き部24に入り込むことを防止でき、また、第2のコマ8が光軸よりも上方に位置した状態では、第2のコマ8は結像側の壁部22Bに押し付けられ、第2の切り欠き部26に入り込むことを防止できる。これにより、レンズ鏡筒4を三脚座2に対してスムーズに回転させることができる。
なお、本実施形態では、第1のコマ6及び第2のコマ8を2つずつ設ける構成としたが、本発明はこれに限られない。第1のコマ6及び第2のコマ8を、1つずつ設けてもよいし、3つ以上ずつ設けてもよい。また、第1のコマ6及び第2のコマ8の数は等しい必要はない。なお、第1のコマ6及び第2のコマ8の数を変更する場合には、第1の切り欠き部24及び第2の切り欠き部26の数も併せて変更する必要がある。
また、本実施形態では、2種類の径方向高さの第1のコマ6及び第2のコマ8を設けた場合について説明したが、これに限らず、3種類以上の径方向高さのコマを設けてもよい。なお、この場合には、切り欠き部の径方向深さも3種類以上にすることが好ましい。
1 着脱構造
2 三脚座
4 レンズ鏡筒
6 第1のコマ
8 第2のコマ
10 基部
14 アーム部
16 鏡筒保持環
16A スリット
16B 受け座
18 締付ねじ
20 コマ保持溝
22A 被写体側の壁部
22B 結像側の壁部
24 第1の切り欠き部
26 第2の切り欠き部

Claims (5)

  1. レンズ鏡筒と三脚座との着脱構造であって、
    前記レンズ鏡筒は、径方向外周面の同一円周上に植設された複数のコマを備え、
    前記三脚座は円環状の鏡筒保持環を備え、
    前記鏡筒保持環の内周面にはコマ保持溝が形成され、
    前記コマ保持溝を画成する被写体側の壁部の内周側の縁には前記複数のコマに対応する位置に複数の切り欠き部が形成され、
    前記複数のコマをそれぞれ対応する前記切り欠き部を通して前記コマ保持溝内に配置することにより、前記鏡筒保持環により前記レンズ鏡筒が保持され、
    前記複数のコマは、少なくとも、第1の径方向高さの第1のコマと、前記第1の径方向高さよりも高い第2の径方向高さの第2のコマと、を含み、
    前記複数の切り欠き部は、少なくとも、前記第1の径方向高さに対応する第1の径方向深さの第1の切り欠き部と、前記第2の径方向高さに対応し、前記第1の径方向深さよりも深い第2の径方向深さの第2の切り欠き部と、を含む、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒と三脚座との着脱構造。
  2. 前記レンズ鏡筒の光軸から前記第2のコマの径方向最外部までの距離は、前記光軸から前記第1の切り欠き部の底部までの距離よりも大きい、請求項1記載のレンズ鏡筒と三脚座との着脱構造。
  3. 前記複数の切り欠き部は、径方向深さの深い切り欠き部が光軸よりも下方に位置するように配置されている、請求項2記載のレンズ鏡筒と三脚座との着脱構造。
  4. 三脚座により着脱可能に保持することができるレンズ鏡筒であって、
    径方向外周面の同一円周上に植設された、前記三脚座に固定するための複数のコマを備え、
    前記複数のコマは、少なくとも、第1の径方向高さの第1のコマと、前記第1の径方向高さよりも高い第2の径方向高さを有する第2のコマとを含む、ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. レンズ鏡筒を着脱可能に保持するための三脚座であって、
    円環状の鏡筒保持環を備え、
    前記鏡筒保持環の内周面にはコマ保持溝が形成され、
    前記コマ保持溝を画成する被写体側の壁部の内周側の縁には複数の切り欠き部が形成され、
    前記複数の切り欠き部は、少なくとも、第1の径方向深さの第1の切り欠き部と、前記第1の径方向深さよりも深い第2の径方向深さを有する第2の切り欠き部と、を含む、ことを特徴とする三脚座。
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