JP2017058311A - 検査治具、検査装置および検査方法 - Google Patents

検査治具、検査装置および検査方法 Download PDF

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Yoshinari Iwai
良成 岩井
雄治 中山
Yuji Nakayama
雄治 中山
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Abstract

【課題】リング部材の損傷を抑制することができる検査治具、検査装置および検査方法の提供。
【解決手段】対象部品21に挿入される挿入部41と、内部通路48と、挿入部41の外周側に設けられる周溝51〜53と、内部通路48と周溝51〜53とを連通する連通孔55〜57と、挿入部41の周溝51,53よりも挿入方向先端側に設けられて内部通路48を挿入部41の外側に連通する吐出孔61,62と、を有する治具本体32と、周溝51〜53に嵌合される弾性体のリング部材33〜35と、を備え、挿入部41を対象部品21に挿入して液圧をかけた場合に、リング部材33〜35の外径は液圧をかける前よりも大きくなり且つ挿入部41の外径よりも大きくなるように形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体漏れの検査を行う検査治具、検査装置および検査方法に関する。
対象部品に挿入されて流体漏れの検査を行う検査治具には、対象部品との隙間をシールするためにリング部材を用いるものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2003−172450号公報
シール用のリング部材は弾性体であり損傷し易い。リング部材が損傷すると検査結果に影響を及ぼす可能性があるため交換が必要となる。リング部材の交換頻度が多いと生産性の低下を招いてしまう。
したがって、本発明は、リング部材の損傷を抑制することができる検査治具、検査装置および検査方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の検査治具は、対象部品に挿入される挿入部と、内部通路と、前記挿入部の外周側に設けられる周溝と、前記内部通路と前記周溝とを連通する連通孔と、前記挿入部の前記周溝よりも挿入方向先端側に設けられて前記内部通路を前記挿入部の外側に連通する吐出孔と、を有する治具本体と、前記周溝に嵌合される弾性体のリング部材と、を備え、前記挿入部を前記対象部品に挿入して液圧をかけた場合に、前記リング部材の外径は液圧をかける前よりも大きくなり且つ前記挿入部の外径よりも大きくなるように形成される。
また、本発明の検査装置は、検査治具に加圧流体を導入する加圧流体導入手段を備え、前記加圧流体導入手段は、前記検査装置の内部通路に導入し前記連通孔から吐出させた加圧流体で前記リング部材を押圧し、前記リング部材の外径を前記挿入部の外径より大径とする。
また、本発明の検査方法は、前記検査治具の前記挿入部を、前記周溝に嵌合された前記リング部材の外径が前記挿入部の外径以下の状態で前記対象部品に挿入する挿入工程と、加圧流体を前記内部通路に導入し前記連通孔から吐出させることにより前記リング部材の外径を前記挿入部の外径よりも大径として前記対象部品の内周面に密着させるシール工程と、を含む。
本発明によれば、リング部材の損傷を抑制することができる。
検査装置およびシリンダ部材を示す側断面図。 検査治具の治具本体を示す側面図。 検査治具の治具本体を示す正面図。 検査方法を説明するための側断面図。
実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示す本実施形態の検査装置11は、対象部品の流体漏れを検査する装置であり、検査治具12と、流体を加圧して検査治具12に導入する流体圧発生装置13(加圧流体導入手段)と、検査治具12と流体圧発生装置13との間の流体の状態量を検出する状態量検出装置14と、流体圧発生装置13を制御する制御装置15とを有している。ここでは、検査装置11が流体として液体を用いる場合を例にとり説明するが、流体として空気等の気体を用いることも可能である。また、ここでは、検査装置11が、検査の対象部品として、ブレーキペダルの操作に応じたインプットロッドのストロークを液圧に変換する車両用マスタシリンダのシリンダ部材の液漏れを検査する場合を例にとり説明するが、部品のストロークを圧力に変換するものであれば、他の種々の圧力容器やその他の対象部品の流体漏れを検査する場合にも適用可能である。
検査の対象部品であるシリンダ部材21にはシリンダ穴22が形成されている。これにより、シリンダ部材21は、シリンダ穴22の軸方向における一側にあるシリンダ底部23と、シリンダ底部23からシリンダ穴22の軸方向の他側に延出するシリンダ筒部24とを有し、シリンダ筒部24のシリンダ底部23とは反対側がシリンダ開口25とされた有底筒状に形成されている。
シリンダ筒部24の内周側には、円筒面であるシリンダ内周面24aと、このシリンダ内周面24aのシリンダ底部23とは反対側の端縁部からシリンダ底部23から離れるほど大径となるように延出するテーパ状のシリンダ入口面24bとが形成されている。シリンダ底部23には、そのシリンダ開口25側に平坦なシリンダ底面23aが形成されている。シリンダ底面23aはシリンダ内周面24aおよびシリンダ入口面24bの中心軸線に対して直交する。これらシリンダ内周面24a、シリンダ入口面24bおよびシリンダ底面23aの中心軸線がシリンダ穴22の中心軸線となっている。シリンダ筒部24には、一端がシリンダ内周面24aの軸方向の所定位置に開口し、他端がシリンダ筒部24の外面24cに開口する通路穴27が形成されている。通路穴27は、シリンダ穴22から径方向外方に外面24cまで貫通している。
本実施形態の検査装置11は、シリンダ部材21の通路穴27よりもシリンダ底部23側の部分の液漏れと、通路穴27よりもシリンダ開口25側の部分の液漏れとを同時に検査するものである。
シリンダ部材21の液漏れを検査する検査治具12は、円柱状の棒状部品である金属製又は樹脂製の治具本体32と、治具本体32に取り付けられる複数の弾性体であるリング部材33,34,35と、治具本体32に取り付けられる複数のプラグ36とからなっている。
治具本体32は、その軸方向の一端側から順に、シリンダ部材21のシリンダ穴22に挿入される挿入部41と、挿入部41よりも外径が大径のフランジ部42と、フランジ部42よりも外径が小径であって流体圧発生装置13に連結される連結部43とを有している。治具本体32には、その中心位置に、軸方向に貫通する貫通穴45が形成されている。貫通穴45は、連結部43とは反対側の端部がプラグ36で閉塞されている。貫通穴45のプラグ36で閉塞された部分を除く部分が、治具本体32の内部に形成される内部通路48である。
挿入部41は、円筒面である外周面41aと、外周面41aのフランジ部42とは反対側の湾曲面41bと、湾曲面41bのフランジ部42とは反対側の平坦面である先端面41cとを有している。外周面41aの中心軸線が挿入部41の中心軸線である。外周面41aは、挿入部41の最大外径部分であり、シリンダ筒部24の円筒面であるシリンダ内周面24aよりも若干小径に形成されている。これにより、挿入部41がシリンダ部材21のシリンダ穴22に抜き差し可能となる。湾曲面41bは外周面41a側から先端面41c側に近づくほど小径となる。先端面41cは外周面41aの中心軸線に対して直交する。
図2に示すように、挿入部41の外周側には、フランジ部42側から順に、いずれも外周面41aよりも径方向内方に凹む複数の周溝51、周溝52および周溝53が設けられている。これら周溝51〜53は、挿入部41の外周部に、外周面41aの中心軸線を中心とする円環状に形成されている。これら周溝51〜53は、同じ幅、同じ深さの同形状に形成されている。
周溝51は、底面51aが外周面41aの中心軸線を中心とする円筒面であり、両側の一対の壁面51bが外周面41aの中心軸線を中心とする円形であって外周面41aの中心軸線に垂直な平面である。周溝52は、底面52aが外周面41aの中心軸線を中心とする円筒面であり、両側の一対の壁面52bが外周面41aの中心軸線を中心とする円形であって外周面41aの中心軸線に垂直な平面である。周溝53は、底面53aが外周面41aの中心軸線を中心とする円筒面であり、両側の一対の壁面53bが外周面41aの中心軸線を中心とする円形であって外周面41aの中心軸線に垂直な平面である。
挿入部41には、周溝51の底面51aに一端が開口し他端が内部通路48に開口して周溝51と内部通路48とを連通する連通孔55が周溝51の周方向の等間隔位置に複数形成されている。また、挿入部41には、周溝52の底面52aに一端が開口し他端が内部通路48に開口して周溝52と内部通路48とを連通する連通孔56が周溝52の周方向の等間隔位置に複数形成されている。さらに、挿入部41には、周溝53の底面53aに一端が開口し他端が内部通路48に開口して周溝53と内部通路48とを連通する連通孔57が周溝53の周方向の等間隔位置に複数形成されている。
連通孔55〜57は、いずれも断面円形状であり、外周面41aの中心軸線に垂直に形成されている。挿入部41には、周溝51の位置に、外周面41aの周方向に90度のピッチで4カ所の連通孔55が形成されており、これら連通孔55は、外周面41aの中心軸線に垂直に形成されている。また、挿入部41には、周溝52の位置に、外周面41aの周方向に90度のピッチで4カ所の連通孔56が形成されており、これら連通孔56は、外周面41aの中心軸線に垂直に形成されている。また、挿入部41には、周溝53の位置に、外周面41aの周方向に90度のピッチで4カ所の連通孔57が形成されており、これら連通孔57は、外周面41aの中心軸線に垂直に形成されている。連通孔55〜57は、すべて内径が同径に形成されている。いずれも4カ所ずつ形成された連通孔55〜57は、外周面41aの周方向の位相を合わせている。尚、連通孔55〜57は必ずしもそれぞれ4カ所にする必要はなく、強度があればより連通孔を多くできる。これにより、シール性を向上させ、反応を早くすることができる。また、連通孔55〜57の、外周面41aの周方向の位相は合わせなくてもよい。
挿入部41の外周部には、周溝53よりも先端面41c側に、外周面41aの中心軸線と平行に延びる平坦面41dが複数形成されている。平坦面41dは、挿入部41の外周面41a側を一部切り落とすことにより形成されており、よって、図3に示すように、外周面41aの中心軸線から平坦面41dまでの最短距離は、外周面41aの半径よりも小さくなっている。平坦面41dは、挿入部41の周方向の180度異なる2カ所に互いに平行に形成されている。2カ所の平坦面41dは、2カ所の連通孔57と外周面41aの周方向の位相を合わせている。尚、平坦面41dは、治具本体32を流体圧発生装置13の後述する配管部71の先端の治具72へねじ込む際に回し易くするために有用であるが、なくてもよい。
図2に示すように、挿入部41の外周部には、平坦面41dの先端面41c側の端部から先端面41cまで、挿入部41の周方向の位置を複数の平坦面41dのそれぞれと一致させて平坦面41eが形成されている。よって、図3に示すように、平坦面41eも複数形成されている。平坦面41eは、平坦面41dと平行である。平坦面41eは、挿入部41の外周面41a側を一部、平坦面41dよりも深く切り落とすことにより形成されており、よって、外周面41aの中心軸線から平坦面41eまでの最短距離は、外周面41aの中心軸線から平坦面41dまでの最短距離よりも小さくなっている。尚、平坦面41eは、治具本体32を流体圧発生装置13の後述する配管部71の先端の治具72にスパナで締め付ける際に有用であるが、なくてもよい。
図2に示すように、挿入部41には、周溝51,52間の外周面41aに一端が開口し他端が内部通路48に開口して内部通路48を挿入部41の外側に連通する吐出孔61が外周面41aの中心軸線方向の位置を合わせて、外周面41aの周方向の等間隔位置に複数形成されている。吐出孔61は、いずれも外周面41aの中心軸線に垂直に形成されている。吐出孔61は断面円形状であり、外周面41aの中心軸線に直交する同一直線上の2カ所のみに形成されている。吐出孔61は、連通孔55〜57よりも内径が小径に形成されている。吐出孔61は、挿入部41の周溝51よりも挿入方向先端側に設けられている。尚、吐出孔61は、周溝51と周溝52の間にあればよく、外周面41aの中心軸線に垂直に形成されていなくてもよい。
挿入部41には、平坦面41eに一端が開口し他端が内部通路48に開口する吐出孔62が外周面41aの中心軸線方向の位置を合わせて、外周面41aの周方向の等間隔位置に複数形成されている。吐出孔62は、いずれも外周面41aの中心軸線に垂直に形成されている。吐出孔62は断面円形状であり、外周面41aの中心軸線に直交する同一直線上の2カ所のみに形成されている。吐出孔62は、吐出孔61と内径が同径に形成されている。吐出孔62は、挿入部41の周溝53よりも挿入方向先端側に設けられている。連通孔55〜57の総流路断面積は、吐出孔61,62の総流路断面積よりも大きくなっている。ここで、吐出孔62は挿入部41の先端面41cに一端が開口し他端が内部通路48に開口していても良い。この場合、吐出孔62を内部通路48と同一直線上に配置するのが良い。
連結部43には、フランジ部42側にオネジ部65が形成されており、オネジ部65のフランジ部42とは反対側に円筒面である外周面43aを有している。外周面43aは外周面41aと同軸となっている。連結部43には、オネジ部65のフランジ部42とは反対側に外周面43aよりも径方向内方に凹む周溝66が形成されており、周溝66のオネジ部65とは反対側に外周面43aよりも径方向内方に凹む周溝67が形成されている。周溝66,67は、連結部43の外周部に、外周面43aの中心軸線を中心とする円環状に形成されている。
周溝67は、その底面67aが外周面43aの中心軸線を中心とする円筒面であり、連結部43には、この底面67aに一端が開口し他端が内部通路48に開口して周溝67と内部通路48とを連通する連通孔68が周溝67の周方向の等間隔位置に複数形成されている。
図1に示すように、リング部材33〜35は、断面円形状の合成ゴム製のOリングであり、形状および材質が同等の共通部品である。リング部材33が周溝51に嵌合されており、リング部材34が周溝52に嵌合されており、リング部材35が周溝53に嵌合されている。
周溝51に嵌合された状態のリング部材33は、その弾性によって底面51aに接触し、同時に両側の壁面51bにも接触する。複数の連通孔55から後述するように加圧液体が導入されることになるが、加圧液体が導入される前の無負荷状態で、周溝51に嵌合された状態のリング部材33の外径は、挿入部41の外径つまり外周面41aの外径以下となっている。ここで、リング部材33の外径はリング部材33に損傷を与えないようにシリンダ内周面24aと十分なクリアランスが保たれている。または、一定以下の締め代となっていれば、必ずしも挿入部41の外径、即ち、外周面41aの外径以下となっている必要はない。
複数の連通孔55から後述するように加圧液体が導入されると、リング部材33は、両側の壁面51bとの隙間を密封しているため、底面51a側から圧力が加わって拡径し、外径が挿入部41の外径つまり外周面41aの外径よりも大きくなる。また、複数の連通孔55への加圧液体の導入が解除されると、リング部材33は、その弾性によって底面51aに接触し、外径が挿入部41の外径つまり外周面41aの外径以下に戻る。
周溝51と同形状の周溝52に嵌合された状態のリング部材34も、同様であり、加圧液体が導入される前の無負荷状態で、その外径が挿入部41の外径つまり外周面41aの外径以下となっている。周溝51と同形状の周溝53に嵌合された状態のリング部材35も、同様であり、加圧液体が導入される前の無負荷状態で、その外径が挿入部41の外径つまり外周面41aの外径以下となっている。周溝51〜53に嵌合された状態のリング部材33〜35の外径は、加圧液体が導入される前の無負荷状態で、外周面41aの外径よりも小さい方が好ましい。
連結部43の周溝66には、断面円形状の合成ゴム製のOリングであるシールリング69が嵌合されている。周溝66に嵌合された状態のシールリング69の外径は、連結部43の外周面43aの外径よりも大径となっている。連結部43は、流体圧発生装置13の配管部71の先端の治具72に嵌合させられる。その際に、シールリング69は治具72と連結部43との隙間をシールする。流体圧発生装置13で加圧されて送られる液体は、治具72から連通孔68に導入され、連通孔68から内部通路48に導入されると共に、内部通路48のプラグ36とは反対側の開口部分から内部通路48に導入される。ここで、内部通路48のプラグ36とは反対側の開口部分をプラグで閉塞して、連通孔68からのみ内部通路48に液体を導入するようにしても良い。
流体圧発生装置13は、配管部71を介して検査治具12の内部通路48に加圧流体である加圧液体を導入するものであり、吐出側の液圧が所定値を超えることを規制しつつ加圧液体を吐出する。ここでは、加圧液体として、加工に使用する切削油(クーラント)を用いる。状態量検出装置14は、加圧流体の状態量を検出するものであり、配管部71内の液圧を検出するものである。
次に、以上の構成の検査装置11を用いた検査方法について説明する。
まず、図1に示すように、流体圧発生装置13が加圧流体を送り出す前の状態で、検査治具12の挿入部41をシリンダ部材21のシリンダ穴22に所定量挿入する。このとき、上記したように流体圧発生装置13が加圧流体を送り出す前の無負荷状態なので、図4(a)に示すように、検査治具12の弾性体であるリング部材35は、外径が挿入部41の外径以下となっており、シリンダ内周面24aとの隙間を広げた状態で挿入部41によって保護される状態となる。この状態で、リング部材35は、挿入部41とともにシリンダ部材21のシリンダ穴22内に挿入される。同様に、図1に示すリング部材33,34も、それぞれの外径が挿入部41の外径以下となっており、シリンダ内周面24aとの隙間を広げた状態で挿入部41により保護されながら、シリンダ部材21のシリンダ穴22内に挿入される。以上が、検査治具12の挿入部41を、周溝51〜53に嵌合されたリング部材33〜35の外径が挿入部41の外径以下の状態で、検査の対象部品であるシリンダ部材21に挿入する挿入工程である。
挿入工程後の図1に示す挿入状態では、挿入部41の先端面41cがシリンダ底面23aから所定距離離間している。また、この挿入状態では、周溝51およびリング部材33が、シリンダ内周面24aのシリンダ入口面24bと通路穴27との間のシリンダ入口面24b側の端部に軸方向の位置を合わせている。また、この挿入状態では、周溝52およびリング部材34が、シリンダ内周面24aのシリンダ入口面24bと通路穴27との間の通路穴27側の端部に軸方向の位置を合わせている。また、この挿入状態では、周溝53およびリング部材35が、シリンダ内周面24aのシリンダ底面23aと通路穴27との間の通路穴27側の端部に軸方向の位置を合わせている。
挿入工程後、スイッチ操作等に基づいて、制御装置15が流体圧発生装置13を駆動し、流体圧発生装置13により加圧流体を送り出させる。すると、流体圧発生装置13から送り出された加圧液体は、検査治具12の連通孔68に導入され、連通孔68から内部通路48に導入される。流路断面積の設定により、内部通路48に導入された加圧液体は、その多くが連通孔55〜57から周溝51〜53内に吐出され、リング部材33〜35の内径側に高い圧力を付加しリング部材33〜35を径方向内側から押圧する。すると、図4(b)に示すように、弾性体であるリング部材35は、拡径して、その外径が挿入部41の外径よりも大径となり、シリンダ部材21のシリンダ内周面24aに密着する。同様に、図1に示すリング部材33,34も拡径して、それぞれ外径が挿入部41の外径よりも大径となり、シリンダ部材21のシリンダ内周面24aに密着する。これにより、リング部材33〜35がいずれもシリンダ部材21と治具本体32との隙間を全周にわたって閉塞する。以上が、加圧流体である加圧液体を内部通路48に導入し連通孔55〜57から吐出させることによりリング部材33〜35の外径を挿入部41の外径よりも大径としてシリンダ部材21のシリンダ内周面24aに密着させるシール工程である。流体圧発生装置13は、内部通路48に導入し連通孔55〜57から吐出させた加圧流体でリング部材33〜35を押圧し、リング部材33〜35の外径を挿入部41の外径より大径とする装置である。
流路断面積の設定により、シール工程の完了後に、内部通路48から吐出孔61に導入され吐出孔61から吐出される液が、リング部材33,34間のシリンダ部材21と治具本体32との間の圧力室76に充満し、内部通路48から吐出孔62に導入され吐出孔62から吐出される液が、リング部材35よりもシリンダ底部23側のシリンダ部材21と治具本体32との間の圧力室77に充満して、両圧力室76,77を加圧する。このとき、リング部材34,35間のシリンダ部材21と治具本体32との間の隙間は、通路穴27を介して大気に連通する大気室75となっており、両圧力室76,77は、それらの間にある大気室75とはリング部材34,35によって区画されている。これにより、両圧力室76,77の圧力が大気室75に漏れ出ることが規制される。なお、流体圧発生装置13から送り出された加圧液体は、所定の液圧に維持されることになり、両圧力室76,77をその液圧まで加圧するのに十分な時間が経過すると、制御装置15は、それ以上の加圧液体の加圧を停止する。以上が、加圧液体を内部通路48に導入し吐出孔61,62から吐出させることにより、リング部材33,34間の圧力室76と、リング部材35よりもシリンダ底部23側の圧力室77とを加圧する圧力室加圧工程である。
その後、制御装置15は、所定の検査時間の間、上記状態を保持、つまり液圧を保持して、状態量検出装置14により検出される液圧を監視する。そして、制御装置15は、所定の検査時間が経過しても状態量検出装置14により検出される液圧の低下が許容範囲内にあれば、シリンダ部材21に液漏れはないと判断する一方、所定の検査時間経過時点までに状態量検出装置14により検出される液圧の低下が許容範囲外になると、シリンダ部材21に液漏れがあると判断して、エラー表示を行う。以上が、加圧液体の状態を検出する検出工程である。
その後、制御装置15は、流体圧発生装置13により、検査治具12から加圧液体を抜く。すると、図4(a)に示すように、検査治具12の弾性体であるリング部材35は、無負荷状態となって、外径が挿入部41の外径以下となり、図1に示すリング部材33,34も、同様に、それぞれの外径が挿入部41の外径以下となる。以上が、加圧液体による加圧を解除する加圧解除工程である。
その後、制御装置15は、シリンダ部材21の取り外しを許可する表示を行い、これによりシリンダ部材21が検査治具12から取り外される。その際に、外径が挿入部41の外径以下に収縮しているリング部材33〜35は、いずれもシリンダ内周面24aとの隙間を広げた状態で挿入部41によって保護されながら、シリンダ部材21のシリンダ穴22から相対的に引き抜かれる。以上が、検査治具12の挿入部41を、周溝51〜53に嵌合されたリング部材33〜35の外径が挿入部41の外径以下の状態で検査の対象部品であるシリンダ部材21から引き抜く引抜工程である。
特許文献1では、流体漏れの検査を行う検査治具の外周側に、対象部品との隙間をシールするためにリング部材を用いている。このリング部材は、対象部品に密着する必要があるため、外径が検査治具の治具本体よりも大径となっている。このようにリング部材の外径が治具本体よりも大径であると、検査治具の対象部品への挿入時にリング部材が対象部品の横穴な溝などのエッジ部に当たって損傷し易い。リング部材が損傷すると検査結果に影響を及ぼす可能性があるため交換が必要となる。リング部材の交換頻度が多いと、交換のためのライン停止が多くなり、生産性の低下を招いてしまう。
これに対して、実施形態の検査治具12は、挿入部41の周溝51〜53に嵌合された状態のリング部材33〜35は、外径が挿入部41の外径以下であるため、この状態で挿入部41をシリンダ部材21に挿入すると、リング部材33〜35は、シリンダ内周面24aとの隙間を広げた状態で挿入部41によって保護されてシリンダ部材21に挿入される。よって、検査治具12のシリンダ部材21への挿入時にリング部材33〜35がシリンダ部材21のエッジ部に当たりにくくなり損傷しにくくなる。したがって、リング部材33〜35の損傷を抑制することができる。その結果、リング部材33〜35の交換頻度を少なくでき、交換のためのライン停止を抑制し、生産性の向上を図ることができる。また、挿入部41に周溝51〜53と内部通路48とを連通する連通孔55〜57が設けられているため、流体圧発生装置13で内部通路48に加圧液体を導入することで、この加圧液体でリング部材33〜35を押圧し、それぞれの外径を挿入部41の外径より大径とすることができる。このようにリング部材33〜35を拡径させることによって、リング部材33〜35をシリンダ部材21のシリンダ内周面24aに密着させてシリンダ部材21と治具本体32の隙間をシールして液漏れを検査することができる。
また、周溝51〜53に嵌合された状態のリング部材33〜35の外径を挿入部41の外径以下とし、内部通路48と周溝51〜53とを連通孔55〜57で連通する構成であるため、構成が簡素であり、安価かつメンテナンス性が高い。
以上の実施形態においては、検査媒体としての液体を加圧して検査治具12に導入する場合を例にとり説明したが、空気等の気体を加圧して検査治具12に導入することも可能である。つまり検査媒体として液体および気体等の流体を用いることができる。
以上の実施形態は、対象部品の流体漏れを検査する検査治具であって、前記対象部品に挿入される挿入部と、内部通路と、前記挿入部の外周側に設けられる周溝と、前記内部通路と前記周溝とを連通する連通孔と、前記挿入部の前記周溝よりも挿入方向先端側に設けられて前記内部通路を前記挿入部の外側に連通する吐出孔と、を有する治具本体と、前記周溝に嵌合される弾性体のリング部材と、を備え、前記挿入部を前記対象部品に挿入する前は、前記リング部材の外径は前記挿入部の外径よりも小さくなるように形成されており、前記挿入部を前記対象部品に挿入して液圧をかけた場合に、前記リング部材の外径は液圧をかける前よりも大きくなり且つ前記挿入部の外径よりも大きくなるように形成される。また、前記検査治具と、前記内部通路に加圧流体を導入する加圧流体導入手段と、を備え、前記加圧流体導入手段は、前記内部通路に導入し前記連通孔から吐出させた加圧流体で前記リング部材を押圧し、前記リング部材の外径を前記挿入部の外径より大径とする。即ち、加圧流体導入手段で内部通路に加圧液体が導入すると、この加圧液体でリング部材を押圧し、その外径が挿入部の外径より大径となる。このようにリング部材を拡径させることによって、リング部材を対象部品の内周面に密着させて対象部品と治具本体との隙間をシールして流体漏れを検査することができる。
また、検査治具において、前記周溝に嵌合された状態の前記リング部材は、外径が前記挿入部の外径以下である。これにより、挿入部の周溝に嵌合された状態のリング部材は、外径が挿入部の外径以下であるため、この状態で挿入部を対象部品に挿入する際には、リング部材が対象部品の内周面との隙間を広げた状態にあり、挿入部によって保護される状態である。よって、挿入部の対象部品への挿入時にリング部材が対象部品のエッジ部に当たりにくくなり損傷しにくくなる。したがって、リング部材の損傷を抑制することができる。その結果、リング部材の交換頻度を少なくでき、交換のためのライン停止を抑制し、生産性の向上を図ることができる。また、挿入部に周溝と内部通路とを連通する連通孔が設けられているため、内部通路に加圧液体が導入されると、この加圧液体でリング部材を押圧し、その外径を挿入部の外径より大径とすることができる。このようにリング部材を拡径させることによって、リング部材を対象部品の内周面に密着させて対象部品と治具本体との隙間をシールして流体漏れを検査することができる。
また、前記検査治具の前記挿入部を、前記周溝に嵌合された前記リング部材の外径が前記挿入部の外径以下の状態で前記対象部品に挿入する挿入工程と、加圧流体を前記内部通路に導入し前記連通孔から吐出させることにより前記リング部材の外径を前記挿入部の外径よりも大径として前記対象部品の内周面に密着させるシール工程と、前記加圧流体の状態を検出する検出工程と、を含む。これにより、リング部材の損傷を抑制することができる。その結果、リング部材の交換頻度を少なくでき、交換のためのライン停止を抑制し、生産性の向上を図ることができる。
11 検査装置
12 検査治具
13 流体圧発生装置(加圧流体導入手段)
21 シリンダ部材(対象部品)
24a シリンダ内周面
32 治具本体
33〜35 リング部材
41 挿入部
48 内部通路
51〜53 周溝
55〜57 連通孔
61,62 吐出孔

Claims (5)

  1. 対象部品の流体漏れを検査する検査治具において、
    前記対象部品に挿入される挿入部と、
    内部通路と、
    前記挿入部の外周側に設けられる周溝と、
    前記内部通路と前記周溝とを連通する連通孔と、
    前記挿入部の前記周溝よりも挿入方向先端側に設けられ、前記内部通路を前記挿入部の外側に連通する吐出孔と、を有する治具本体と、
    前記周溝に嵌合される弾性体のリング部材と、を備え、
    前記挿入部を前記対象部品に挿入して液圧をかけた場合に、前記リング部材の外径は液圧をかける前よりも大きくなり且つ前記挿入部の外径よりも大きくなるように形成される、検査治具。
  2. 対象部品の流体漏れを検査する検査治具であって、
    前記対象部品に挿入される挿入部と、
    内部通路と、
    前記挿入部の外周側に設けられる周溝と、
    前記内部通路と前記周溝とを連通する連通孔と、
    前記挿入部の前記周溝よりも挿入方向先端側に設けられて前記内部通路を前記挿入部の外側に連通する吐出孔と、を有する治具本体と、
    前記周溝に嵌合される弾性体のリング部材と、を備え、
    前記周溝に嵌合された状態の前記リング部材は、外径が前記挿入部の外径以下である、検査治具。
  3. 対象部品の流体漏れを検査する検査装置において、
    検査治具と、
    前記検査治具に加圧流体を導入する加圧流体導入手段と、を備え、
    前記検査治具は、
    前記対象部品に挿入される挿入部と、
    内部通路と、
    前記挿入部の外周側に設けられる周溝と、
    前記内部通路と前記周溝とを連通する連通孔と、
    前記挿入部の前記周溝よりも挿入方向先端側に設けられて前記内部通路を前記挿入部の外側に連通する吐出孔と、を有する治具本体と、
    前記周溝に嵌合される弾性体のリング部材と、を備え、
    前記加圧流体導入手段は、前記内部通路に導入し前記連通孔から吐出させた加圧流体で前記リング部材を押圧し、前記リング部材の外径を前記挿入部の外径より大径とする、検査装置。
  4. 請求項1又は2記載の検査治具と、
    前記内部通路に加圧流体を導入する加圧流体導入手段と、
    を備え、
    前記加圧流体導入手段は、前記内部通路に導入し前記連通孔から吐出させた加圧流体で前記リング部材を押圧し、前記リング部材の外径を前記挿入部の外径より大径とする、検査装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一に記載の検査治具の前記挿入部を、前記周溝に嵌合された前記リング部材の外径が前記挿入部の外径以下の状態で前記対象部品に挿入する挿入工程と、
    加圧流体を前記内部通路に導入し前記連通孔から吐出させることにより前記リング部材の外径を前記挿入部の外径よりも大径として前記対象部品の内周面に密着させるシール工程と、
    前記加圧流体の状態を検出する検出工程と、を含む検査方法。
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