JP2017057893A - 回転伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁クラッチによって係合、解除が制御される2方向クラッチの加工コストの低減と小型化を図ることである。
【解決手段】外輪21の内径面24を円筒状とし、その外輪21の内側に組み込まれた内輪22に、その内輪22の回転中心に対して径方向にオフセット位置に中心を有する円筒状外径面31を形成し、その円筒状外径面31と外輪21の円筒状内径面24間に形成された偏心環状空間32内に一対のウェッジ部材23a、23bを面対称の配置で組み込む。内輪22に回転自在に支持された回転リング35の柱部37を一対のウェッジ部材23a、23bの厚肉側端部間に配置し、電磁クラッチ50の電磁石53に対する通電により回転リング35を外輪21に連結し、内輪22と回転リング35の相対回転により一対のウェッジ部材23a、23bの一方を偏心環状空間32の狭小部にくさび係合させて、外輪21と内輪22の相互間で回転を伝達する。
【選択図】図1

Description

この発明は、同軸上に配置された2軸の相互間において回転の伝達と遮断の切換えに用いられる回転伝達装置に関する。
第1軸と第2軸とを同軸上に配置し、その2軸の相互間で回転の伝達と遮断とを行う回転伝達装置として、下記特許文献1に記載された ものが従来から知られている。
特許文献1に記載された回転伝達装置においては、2方向クラッチと、その2方向クラッチの係合、解除を制御する電磁クラッチとからなる。2方向クラッチは、外輪の内側に内輪を組込み、その内輪に設けられたカムリングの外周に、外輪の内周に形成された円筒面との間で周方向の両端部に向けて狭小となるくさび空間を形成する複数のカム面を形成し、各カム面と円筒面間にローラからなる係合子を組込み、その係合子を保持器で保持している。
また、保持器と内輪の間にスイッチばねを組み込んで、係合子を円筒面およびカム面に対して係合解除された中立位置に保持器を保持している。
一方、電磁クラッチは、外輪の開口端に対向してアーマチュアを設け、上記外輪に接続されたロータをアーマチュアに対向し、そのロータに対向して電磁石を設け、上記電磁石に対する通電によりロータにアーマチュアを吸着して保持器を外輪に接続し、その保持器と内輪の相対回転により、係合子を外輪の内径面および内輪のカム面に係合させて、内輪と外輪の相互間において回転トルクを伝達している。
特開2007−247713号公報
ところで、上記従来の回転伝達装置において、ローラからなる係合子を外輪の内周と内輪の外周に係合させるため、内輪の外周に外輪の円筒状内径面との間でくさび空間を形成する平坦なカム面を複数形成しているが、そのカム面には所定の面精度、面粗度が必要であるため、平面研削、超鋼エンドミルによる仕上げ加工が必要とされる。また、角度精度も必要となることから、高度なインデックス装置を備えた加工機が必要であり、加工コストを高める要因となっていた。
また、係合子は内輪のカム面と線接触するため、トルク負荷時の接触面圧が高く、その面圧は、係合子の外径を大きくし、あるいは、係合子の軸方向長さを長くし、さらには、係合子数を多くすることによって小さくすることができるが、2方向クラッチが大型化するという問題が生じる。
この発明の課題は、電磁クラッチによって係合、解除が制御される2方向クラッチの加工コストの低減と小型化を図ることである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、2方向クラッチと、その2方向クラッチの係合、解除を制御する電磁クラッチとからなる回転伝達装置において、前記2方向クラッチが、円筒状内径面を有する外輪と、その外輪の円筒状内径面の中心と同軸上に回転中心を有し、その回転中心から径方向にオフセットされた位置を中心にして円筒状の外径面が形成された内輪と、その内輪の円筒状外径面と前記外輪の円筒状内径面間に形成された偏心環状空間内に組み込まれて面対称の配置とされ、偏心環状空間の狭小部に向けての移動により外輪の円筒状内径面および内輪の円筒状外径面のそれぞれにくさび係合する一対のウェッジ部材と、前記内輪に回転自在に支持される環状部の周方向の一部に軸方向に延びる柱部が設けられ、その柱部が前記一対のウェッジ部材の厚肉側端部の対向部間に配置された回転リングと、前記一対のウェッジ部材を前記回転リングの柱部に当接する方向に向けて付勢して一対のウェッジ部材を係合解除される中立位置に保持するスイッチばねとからなり、前記電磁クラッチが電磁石を有し、その電磁石に対する通電により前記回転リングを前記外輪に結合する構成としたのである。
上記の構成からなる回転伝達装置において、電磁クラッチの電磁石に対する通電の遮断状態では、スイッチばねの弾性によって一対のウェッジ部材は外輪の円筒状内径面および内輪の円筒状外径面に対して係合解除する状態にある。
このため、例えば、外輪を回転駆動すると、その回転は内輪に伝達されず、外輪がフリー回転する。
外輪の回転状態において、電磁クラッチの電磁石に通電すると、回転リングが外輪に結合されて外輪と共に回転する。このとき、回転リングは内輪に対して相対回転するため、回転リングに設けられた柱部が、その回転方向の前側に配置されたウェッジ部材を押圧し、上記ウェッジ部材が周方向に移動して外輪の円筒状内径面と内輪の円筒状外径面とで形成される偏心環状空間の狭小部に噛み込み、2方向クラッチが係合状態とされて外輪と内輪が結合され、外輪の回転が内輪に伝達される。
ここで、ウェッジ部材が偏心環状空間の狭小部に噛み込む2方向クラッチの係合時、ウェッジ部材の内面は内輪の円筒状外径面に面係合し、また、ウェッジ部材の外面は外輪の円筒状内径面に面係合するため、係合部での面圧は小さく、係合部で変形し、損傷するという不都合の発生はない。
ウェッジ部材が周方向に移動して外輪の円筒状内径面と内輪の円筒状外径面に面係合するとき、スイッチばねは弾性変形する。このため、電磁石に対する通電を遮断すると、スイッチばねの復元弾性によりウェッジ部材が偏心環状空間の広幅部に向けて移動して、外輪の円筒状内径面および内輪の円筒状外径面に対して係合解除する中立位置に戻される。
この発明に係る回転伝達装置において、電磁クラッチとして、外輪の開口端に対向配置されたアーマチュアと、2方向クラッチの外輪に接続されて上記アーマチュアに対向配置されたロータと、そのロータに対向配置され、通電によりロータにアーマチュアを磁力結合させる電磁石とからなるものを採用することができる。このような電磁クラッチの採用に際しては、アーマチュアと回転リングの柱部を相対的に回り止めし、かつ、軸方向に移動自在とし、上記電磁石に対する通電によって回転リングが外輪に結合されるようにする。
この発明においては、上記のように、外輪と内輪間に形成された偏心環状空間の狭小部にウェッジ部材を噛み込ませて2方向クラッチを係合状態とするものであり、その偏心環状空間を形成する外輪の内径面および内輪の外径面は円筒状であるため、研削加工のみの加工でよく、容易に加工することができ、複数の平坦なカム面を形成する場合に比較して、加工コストを大幅に低減することができる。
また、ウェッジ部材を外輪の円筒状内径面および内輪の円筒状外径面に面係合させるクラッチ結合であるため、ローラを係合子とする従来の2方向クラッチに比較して係合部での面圧が大幅に小さく、変形や損傷することが少ない耐久性に優れた小型の2方向クラッチを得ることができる。
この発明に係る回転伝達装置の実施の形態を示す縦断面図 図1の2方向クラッチ部を拡大して示す断面図 図2のIII−III線に沿った断面図 電磁クラッチの作動状態を示す断面図 図4のV−V線に沿った断面図 2方向クラッチを形成する内輪、ウェッジ部材、スイッチばねおよび回転リングを示す分解斜視図
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、ハウジング10は円筒状をなし、その一端には端壁11が設けられ、その端壁11に第1軸Sが挿通される軸挿入孔12が設けられている。
ハウジング10の内側には、2方向クラッチ20と、その2方向クラッチ20の係合および解除を制御する電磁クラッチ50が組み込まれている。
2方向クラッチ20は、外輪21と、その外輪21内に組み込まれた内輪22との間に、一対のウェッジ部材23a、23b(図3参照)を組込み、上記ウェッジ部材23a、23bを介して外輪21と内輪22とを結合、解除するようにしている。
外輪21は、ハウジング10内に位置する一端部が開口し、他端が閉塞し、その閉塞端に第2軸Sが設けられている。また、外輪21の内径面24は円筒状とされている。外輪21は、その外径面とハウジング10の内径面間に組み込まれた軸受25により回転自在に支持されて、第2軸Sが第1軸Sと同軸上の配置とされている。
外輪21の閉塞端部とハウジング10の他端部間に形成された開口部はシール部材26の組込みにより閉塞されている。
図1乃至図3に示すように、内輪22は小径筒部27a、27bを両端部に有し、外輪21の閉塞端側に位置する小径筒部27bが外輪21の閉塞端部内に組み込まれた軸受28によって回転自在に支持されている。
内輪22は、外輪21と同軸上に軸挿入孔29が形成され、その軸挿入孔29内に第1軸Sが挿入されて回り止めされている。その回り止めに際し、ここでは、軸挿入孔29と第1軸Sをセレーション30による嵌合としているが、スプラインによる嵌合としてもよい。
内輪22の外径面31は円筒状とされている。この円筒状外径面31の中心Oは軸挿入孔29の中心Oに対して径方向にオフセットされ、その円筒状外径面31と外輪21の円筒状内径面24間に偏心環状空間32が設けられている。
偏心環状空間32内には一対のウェッジ部材23a、23bが組み込まれている。ウェッジ部材23a、23bの外面33および内面34のそれぞれは円筒状とされ、その円筒状外面33の曲率半径rは外輪21の円筒状内径面24の曲率半径rよりやや小さくされている。
一方、円筒状内面34の曲率半径rは内輪22の円筒状外径面31の曲率半径rよりやや大きくされて、その曲率中心は円筒状外面33の曲率中心に対して径方向にオフセットされ、そのオフセット量は外輪21の円筒状内径面24の曲率中心Oと内輪22の円筒状外径面31の曲率中心Oのオフセット量と同一とされている。
一対のウェッジ部材23a、23bは、厚肉側端部が対向する面対称の組込みとされて円筒状外面33の曲率中心が外輪21の円筒状内径面24の曲率中心Oに一致し、かつ、円筒状内面34の曲率中心が内輪22の円筒状外径面31の曲率中心Oに一致しており、上記円筒状外面33と円筒状内径面24間および円筒状内面34と円筒状外径面31間に微小な間隙が形成されている。
内輪22の小径筒部27b上には回転リング35が組み込まれている。図6に示すように、回転リング35は、断面L形の環状部36の周方向の一部に軸方向に延びる柱部37が設けられた構成とされており、図2および図3に示すように、上記環状部36が小径筒部27bに回転自在に支持されて、柱部37が一対のウェッジ部材23a、23bの厚肉側端部間に位置する組み込みとされている。
また、回転リング35は、小径筒部27bに取り付けられた止め輪38により抜止めされている。
図2および図3に示すように、内輪22の一端部に設けられた小径筒部27a上にはスイッチばね39が組み込まれている。スイッチばね39は、円弧状部39aの両端に径方向外方に向く一対の押圧片39bを設けた構成とされている。
スイッチばね39は、円弧状部39aが内輪22の一端面に形成された円形凹部40内に組み込まれ、一対の押圧片39bが上記円形凹部40に形成された開口部41から外部に突出して、開口部41の両端面および一対のウェッジ部材23a、23bの薄肉側端面を押圧している。その押圧により、一対のウェッジ部材23a、23bは回転リング35の柱部37に向けて付勢されて外輪21の円筒状内径面24および内輪22の円筒状外径面31に対して係合解除する中立位置に保持されている。
内輪22の一端部に設けられた小径筒部27aには環状のばね押え板42が嵌合され、そのばね押え板42は小径筒部27aに取り付けた止め輪43によって抜止めされており、上記ばね押え板42によってスイッチばね39は円弧状部39aが円形凹部40から抜け出るのが防止されている。
図1に示すように、電磁クラッチ50は、内輪22の小径筒部27aにスライド自在に嵌合されて外輪21の開口端と軸方向で対向するアーマチュア51と、そのアーマチュア51と軸方向で対向するロータ52と、そのロータ52と軸方向で対向する電磁石53とからなり、上記アーマチュア51とロータ52の対向部間には離反ばね54が組み込まれている。
アーマチュア51には、回転リング35の柱部37と対向する位置に挿入孔55が形成され、その挿入孔55に柱部37の先端部がスライド自在に挿入されて、アーマチュア51と回転リング35は相対的に回り止めされている。
ロータ52は、内周および外周に円筒部52a、52bを有し、内周円筒部52aの内径面に第1軸Sを回転自在に支持する軸受56が組み込まれている。一方、外周円筒部52bには非磁性体からなる筒状のロータガイド57の一端部が嵌合されて回り止めされ、そのロータガイド57の他端部が外輪21の開口端部の外周に嵌合されて回り止めされ、上記ロータガイド57を介してロータ52が外輪21に回り止めされている。
電磁石53は、電磁コイル53aと、その電磁コイル53aを支持するコア53bからなり、上記コア53bがハウジング10の端壁11に連結されている。
実施の形態で示す回転伝達装置は上記の構造からなり、図1に示す電磁石53の電磁コイル53aに対する通電の遮断状態においては、図3に示すように、スイッチばね39のばね力により一対のウェッジ部材23a、23bは、円筒状外面33および円筒状内面34が外輪21の円筒状内径面24および内輪22の円筒状外径面31に対して係合解除する中立位置に保持されている。
このため、外輪21に設けられた第2軸Sを駆動軸としての使用において、その第2軸Sが回転しても、外輪21が共に回転するのみで、外輪21の回転は内輪22に伝達されず、第2軸Sおよび外輪21が空転する。
外輪21が図3の矢印で示す方向に回転する状態において、図1に示す電磁石53の電磁コイル53aに通電すると、アーマチュア51に磁気吸引力が負荷され、アーマチュア51が離反ばね54の弾性に抗して移動して、図4に示すように、ロータ52に吸着される。
このとき、図3に示す回転リング35の柱部37は、図4に示すように、アーマチュア51に形成された挿入孔55内に挿入された状態を維持し、回転リング35はアーマチュア51に回り止めされた状態になる。
また、アーマチュア51はロータ52に吸着され、ロータ52は図1に示すロータガイド57を介して外輪21に連結されているため、回転リング35は外輪21に連結されて、外輪21と共に回転すると共に、内輪22に対して相対回転する。
内輪22に対する回転リング35の相対回転により、回転リング35の柱部37が一対のウェッジ部材23a、23bの一方のウェッジ部材23aを押圧する。その押圧により、ウェッジ部材23aが、図5の矢印で示すように、外輪21と内輪22間に形成される偏心環状空間32の狭小部に向けて押し込まれて、円筒状外面33が外輪21の円筒状内径面24にくさび係合すると共に、円筒状内面34が内輪22の円筒状外径面31にくさび係合し、外輪21の回転は偏心環状空間32の狭小部にくさび係合するウェッジ部材23aを介して内輪22に伝達され、内輪22が外輪21と同方向に回転する。
ウェッジ部材23aが図5の矢印で示す方向に移動すると、同図で示すように、スイッチばね39が弾性変形する。このため、電磁石53の電磁コイル53aに対する通電を解除すると、スイッチばね39の復元弾性により、ウェッジ部材23aが外輪21の円筒状内径面24および内輪22の円筒状外径面31に対して係合解除する中立位置に戻され、第2軸Sから第1軸Sへの回転伝達が遮断される。
上記説明では、外輪21を図3の矢印で示す方向に回転させるようにしたが、外輪21を矢印で示す方向と反対の方向に回転させる状態で電磁石53の電磁コイル53aに通電してアーマチュア51をロータ52で磁気吸着すると、内輪22に対する回転リング35の相対回転により、回転リング35の柱部37が図3に示す右側のウェッジ部材23bを押圧し、その押圧によりウェッジ部材23bが外輪21の円筒状内径面24および内輪22の円筒状外径面31で形成される偏心環状空間32の狭小部に押し込まれてくさび係合し、外輪21の回転が内輪22に伝達される。
実施の形態で示す回転伝達装置においては、第1軸Sを駆動軸として使用することもできる。第1軸Sを駆動軸とし、その第1軸Sと共に内輪22が図3の時計方向に回転する状態で電磁コイル53aに通電し、アーマチュア51をロータ52に磁気吸着させて回転リング35を外輪21に連結すると、内輪22の円筒状外径面31が内輪22の回転中心Oを中心に偏心回転して、円筒状外径面31が一方のウェッジ部材23aまたは23bの円筒状内面34に係合する。その係合により一方のウェッジ部材23aまたは23bが周方向に移動して円筒状外面33が外輪21の円筒状内径面24に係合し、その一方のウェッジ部材23aまたは23bを介して内輪22の回転が外輪21に伝達される。
実施の形態で示す回転伝達装置においては、上記のように、外輪21と内輪22間に形成された偏心環状空間32の狭小部にウェッジ部材23aまたは23bを噛み込ませて2方向クラッチ20を係合状態とするものであり、その偏心環状空間32を形成する外輪21の内径面24および内輪22の外径面31は円筒状であるため、研削によって容易に加工することができ、加工コストを大幅に低減することができる。
また、ウェッジ部材23a,23bを外輪21の円筒状内径面24および内輪22の円筒状外径面31に面係合させるクラッチ結合であるため、ローラを係合子とするローラ式2方向クラッチに比較して係合部での面圧が大幅に小さく、変形や損傷することが少ない耐久性に優れた小型の2方向クラッチ20を得ることができる。
第1軸
第2軸
20 2方向クラッチ
21 外輪
22 内輪
23a ウェッジ部材
23b ウェッジ部材
24 円筒状内径面
31 円筒状外径面
32 偏心環状空間
35 回転リング
36 環状部
37 柱部
39 スイッチばね
50 電磁クラッチ
51 アーマチュア
52 ロータ
53 電磁石

Claims (2)

  1. 2方向クラッチと、その2方向クラッチの係合、解除を制御する電磁クラッチとからなる回転伝達装置において、
    前記2方向クラッチが、円筒状内径面を有する外輪と、その外輪の円筒状内径面の中心と同軸上に回転中心を有し、その回転中心から径方向にオフセットされた位置を中心にして円筒状の外径面が形成された内輪と、その内輪の円筒状外径面と前記外輪の円筒状内径面間に形成された偏心環状空間内に組み込まれて面対称の配置とされ、偏心環状空間の狭小部に向けての移動により外輪の円筒状内径面および内輪の円筒状外径面のそれぞれにくさび係合する一対のウェッジ部材と、前記内輪に回転自在に支持される環状部の周方向の一部に軸方向に延びる柱部が設けられ、その柱部が前記一対のウェッジ部材の厚肉側端部の対向部間に配置された回転リングと、前記一対のウェッジ部材を前記回転リングの柱部に当接する方向に向けて付勢して一対のウェッジ部材を係合解除される中立位置に保持するスイッチばねとからなり、前記電磁クラッチが電磁石を有し、その電磁石に対する通電により前記回転リングを前記外輪に結合する構成とされたことを特徴とする回転伝達装置。
  2. 前記電磁クラッチが、前記外輪の開口端に対向配置されたアーマチュアと、前記2方向クラッチの外輪に接続されて前記アーマチュアに対向配置されたロータと、そのロータに対向配置され、通電により前記ロータに前記アーマチュアを磁力結合させる電磁石とからなり、前記アーマチュアと前記回転リングが相対的に回り止めされ、かつ、軸方向に移動自在とされた請求項1に記載の回転伝達装置。
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