JP2017057482A - 電極体、電解装置 - Google Patents

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Katsumi Kuno
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川野 浩一郎
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Abstract

【課題】被電解液に対する電極の接触面積を、電極室内面に対向した投影面積よりも拡大(増大)させることが可能な電解装置を提供する。【解決手段】一実施形態によれば、電極体6,7は、被電解液を陰極側と陽極側とに区画するために用いられる隔膜6a,7aと、陰極側及び陽極側の被電解液を電気分解するために用いられる電極6b,7bと、から構成されている。電極体は、平坦エリア9と凸凹エリア10とを有する。電極は、平坦エリアから凸凹エリアに亘って構成されている。隔膜は、少なくとも凸凹エリアに亘って構成されている。平坦エリアにおいて、電極は、平坦面を有して構成されている。凸凹エリアにおいて、電極は、平坦エリアの前記平坦面よりも突出する少なくとも1つの凸部10a、又は、平坦エリアの平坦面よりも窪ませた少なくとも1つの凹部10b、を備えている。隔膜は、電極の形状に沿って構成されている。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、例えば、被電解液に対する電極の接触面積を拡大(増大)可能な電極体、及び、電解装置に関する。
従来、電解液を生成する装置として、例えば、1隔膜2室型の電解槽を有する装置、2隔膜3室型の電解槽を有する装置などが知られている。ここで、2隔膜3室型の電解液生成装置において、電解槽は、2つの電極室(陰極室、陽極室)の間に、1つの中間室を備えて構成されている。中間室には、電解液が供給される。2つの電極室には、被電解液が供給される。中間室と電極室との間は、それぞれ、隔膜(例えば、イオン交換膜)で仕切られている。電極室には、電極(陽極、陰極)が配置されている。かかる構成において、電気分解に際し、陽イオンが陰極室に流入すると共に、陰イオンが陽極室に流入する。これにより、陰極室でアルカリ性水が生成され、陽極室で酸性水が生成される。
特開2000−325956号公報
ところで、電解室内に供給された被電解液を、電極全体に亘って満遍無くかつ均一に接触させるために、複数の流路壁が設けられる場合がある。複数の流路壁は、電極室(陰極室、陽極室)内面の投影平面に沿って互いに平行に延びている。各流路壁は、その端面が電極(陽極、陰極)に沿って接触ないし近接して延びている。この場合、電気分解を効率良く行うためには、被電解液に対する電極(陽極、陰極)の接触面積を拡大(増大)させることが必要がある。
しかし、現状の電極(陽極、陰極)は、その全体が平坦状の形状(輪郭)を有して構成されている。このため、被電解液に対する電極(陽極、陰極)の接触面積は、電極室(陰極室、陽極室)内面に対向した投影面積よりも大きくすることができない。更に、流路壁の端面が接触ないし近接する電極(陽極、陰極)の部分には、被電解液が接触し難い。よって、流路壁の端面の大きさの程度によっては、被電解液に対する電極(陽極、陰極)の接触面積が大幅に制限されてしまう。
本発明の目的は、被電解液に対する電極の接触面積を、電極室内面に対向した投影面積よりも拡大(増大)させることが可能な電極体、電解装置を提供することにある。
一実施形態によれば、電極体は、被電解液を陰極側と陽極側とに区画するために用いられる隔膜と、陰極側及び陽極側の被電解液を電気分解するために用いられる電極と、から構成されている。電極体は、平坦エリアと凸凹エリアとを有する。電極は、平坦エリアから凸凹エリアに亘って構成されている。隔膜は、少なくとも凸凹エリアに亘って構成されている。平坦エリアにおいて、電極は、平坦面を有して構成されている。凸凹エリアにおいて、電極は、平坦エリアの前記平坦面よりも突出する少なくとも1つの凸部又は、平坦エリアの平坦面よりも窪ませた少なくとも1つの凹部、を備えている。隔膜は、電極の形状に沿って構成されている。
第1実施形態に係る電解装置の3室型電解槽の外部構成を示す斜視図。 図1のF2−F2線に沿う部分断面図。 図1の電解槽の分解斜視図。 第1実施形態に係る電極体(電極、隔膜)の構成を示す分解斜視図。 第1実施形態に係る電極体(電極、隔膜)の他の構成を示す分解斜視図。 第1実施形態に係る電極体(電極、隔膜)の他の構成を示す斜視図。 電極と隔膜との連結方法の一例を示す部分断面図。 電極と隔膜との連結方法の他の例を示す部分断面図。 第2実施形態に係る電解装置の2室型電解槽の外部構成を示す斜視図。 図9のF10−F10線に沿う部分断面図。 第2実施形態の変形例に係る電解槽の外部構成を示す斜視図。 図11の電解槽の分解斜視図。
「第1実施形態」
「電解装置、電解槽1の概要」
図1〜図3に示すように、第1実施形態に係る電解装置は、2隔膜3室型の電解槽1を備えている。電解槽1には、後述する被電解液及び電解液を収容可能な内部空間2(収容空間とも言う)が構成されている。内部空間(収容空間)2は、後述する陰極室4p、陽極室5p、中間室3pを含めた領域を指す。
電解槽1は、その全体が矩形の立方体形状を有している。電解槽1は、支持フレーム3と、陰極ケース4と、陽極ケース5と、を備えている。支持フレーム3は、陰極ケース4と陽極ケース5との間に配置されている。換言すると、陰極ケース4及び陽極ケース5は、支持フレーム3の両側に、互いに対向させて配置されている。
陰極ケース4は、支持フレーム3の一方側面の一部を覆うように配置されている。陰極ケース4の内側には、後述する陰極室4pが構成されている。陽極ケース5は、支持フレーム3の他方側面の一部を覆うように配置されている。陽極ケース5の内側には、後述する陽極室5pが構成されている。陰極室4pと陽極室5pとの間には、後述する中間室3pが設けられている。支持フレーム3は、中間室3pに配置されている。
陰極ケース4には、陰極供給部4aと、陰極排出部4b(図2参照)と、が設けられている。陰極供給部4a、及び、陰極排出部4bは、電解槽1の内部空間2(即ち、陰極室4p)に連通している。陰極供給部4aは、陰極室4p内に被電解液を供給可能に構成されている。陰極排出部4bは、陰極室4p内に収容された被電解液を、陰極室4pから外部に排出可能に構成されている。
陽極ケース5には、陽極供給部5aと、陽極排出部5bと、が設けられている。陽極供給部5a、及び、陽極排出部5bは、電解槽1の内部空間2(即ち、陽極室5p)に連通している。陽極供給部5aは、陽極室5p内に被電解液を供給可能に構成されている。陽極排出部5bは、陽極室5p内に収容された被電解液を、陽極室5pから外部に排出可能に構成されている。
支持フレーム3には、中間供給部3aと、中間排出部3bと、が設けられている。中間供給部3a、及び、中間排出部3bは、電解槽1の内部空間2(即ち、中間室3p)に連通している。中間供給部3aは、中間室3p内に電解液を供給可能に構成されている。中間排出部3bは、中間室3pに収容された電解液を、中間室3pから外部に排出可能に構成されている。
更に、本実施形態に係る電解装置は、複数の電極体6,7を備えている。図面では一例として、2つの電極体6,7が電解槽1の内部空間(収容空間)2に収容されている。電解槽1の内部空間2において、2つの電極体(第1電極体6、第2電極体7)は、互いに平行に対向させて配置されている。
第1電極体6は、第1隔膜6aと、第1電極6bと、から構成されている。第1隔膜6aは、被電解液を陰極側に区画するために用いられる。第1電極6bは、陰極側の被電解液を電気分解するために用いられる。一方、第2電極体7は、第2隔膜7aと、第2電極7bと、から構成されている。第2隔膜7aは、被電解液を陽極側に区画するために用いられる。第2電極7bは、陽極側の被電解液を電気分解するために用いられる。
2つの電極体(第1電極体6、第2電極体7)の配置構成において、その内側に2つの隔膜6a,7aが対向配置されている。2つの隔膜6a,7aの両外側に、電極6b,7bが1つずつ配置されている。2つの電極6b,7bは、2つの隔膜6a,7aを挟んで対向配置されている。2つの隔膜6a,7aの相互間には、中間室3pが配置構成されている。
具体的には、一方の第1隔膜6aと陰極ケース4の内側との間に陰極室4pが構成されている。第1隔膜6aは、中間室3pと陰極室4pとの間に設けられている。他方の第2隔膜7aと陽極ケース5の内側との間に陽極室5pが構成されている。第2隔膜7aは、中間室3pと陽極室5pとの間に設けられている。かくして、陰極室4p及び陽極室5pの相互間には、2つの隔膜6a,7aによって、中間室3pが区画されている。
ここで、2つの電極6b,7bは、陰極室4p及び陽極室5pにそれぞれ1つずつ配置されている。即ち、一方の第1電極6bは、陰極室4p内において、陰極6bとして収容されている。他方の第2電極7bは、陽極室5p内において、陽極7bとして収容されている。陰極6b及び陽極7bは、相互に等しい大きさの形状ないし輪郭を有している。陰極6b及び陽極7bは、中間室3pの両側に配置され、互いに対向している。
陰極(第1電極)6bは、第1端子6tを介して、図示しない電源に接続されている。陽極(第2電極)7bは、第2端子7tを介して、図示しない電源に接続されている。この場合、誤った接続(即ち、電気配線)を防止すべく、第1端子6t及び第2端子7tには、互いに異なったマークが設けられている。図面ではマークの一例として、第1端子6tには、2つの貫通孔6hが構成されている。第2端子7tには、1つの貫通孔7hが構成されている。
なお、電解槽1(支持フレーム3、陰極ケース4、陽極ケース5)の周縁には、複数の固定用孔8h(図3参照)が設けられている。各々の固定用孔8hは、電解槽1(支持フレーム3、陰極ケース4、陽極ケース5)の周縁を貫通させて形成されている。各々の固定用孔8hには、固定ボルト8が挿通されている。この状態において、各固定ボルト8を締め付ける。これにより、電解槽1(支持フレーム3、陰極ケース4、陽極ケース5)の周縁が密着し合う。この結果、電解槽1の内部空間(収容空間)2が、外部から気密的ないし液密的に密封された状態に維持される。
次に、本実施形態に係る電解装置の動作を説明する。
図示しないポンプを作動させる。これにより、電解液(例えば、塩水)が、中間供給部3aを通って、中間室3pに流入する。被電解液(例えば、水道水)が、陰極供給部4a及び陽極供給部5aを通って、陰極室4p及び陽極室5pに流入する。更に、電源から第1端子6tを介して陰極6bに負電圧を印加する。電源から第2端子7tを介して陽極7bに正電圧を印加する。
このとき、中間室3pに流入した塩水中に電離しているナトリウムイオン(陽イオン)は、陰極6bに引き寄せられる。ナトリウムイオン(陽イオン)は、第1隔膜6a(例えば、陽イオン交換膜)を通過して、陰極室4pに流入する。陰極室4pにおいて、陰極6bで水が電気分解される。換言すると、陰極6bと水との間で還元反応が生じる。これにより、水素ガスと水酸化ナトリウム水溶液が生成される。生成された水素ガスと水酸化ナトリウム水溶液は、陰極室4p(陰極排出部4b)から流出した後、水素ガスと水酸化ナトリウム水溶液とに分離される。かくして、水酸化ナトリウム水溶液(アルカリ性水)が供給される。
更に、中間室3pに流入した塩水中に電離している塩素イオン(陰イオン)は、陽極7bに引き寄せられる。塩素イオン(陰イオン)は、第2隔膜7a(例えば、陰イオン交換膜)を通過して、陽極室5pに流入する。陽極室5pにおいて、塩素イオン(陰イオン)が還元される。このとき、塩素ガスが発生する。発生した塩素ガスは、陽極室5p内の水と反応する。換言すると、陽極7bと水との間で酸化反応が生じる。これにより、次亜塩素酸と塩酸が生成される。生成された次亜塩素酸と塩酸によって、陽極室5p内に酸性水が生成される。かくして、酸性水が、陽極室5p(陽極排出部5b)から流出して供給される。
「電極体6,7の詳細」
電極体6,7の詳細に際し、2つの電極体6,7は、互いに同一の構成を有している。この場合、2つの隔膜6a,7aは、互いに同一の構成を有している。2つの電極6b,7bは、互いに同一の構成を有している。よって、以下の説明(図4〜図6参照)では、第2電極体7の詳細のみを示し、第1電極体6の詳細は省略する。
図2〜図4に示すように、2つの電極体(第1電極体6、第2電極体7)は、平坦エリア9と、凸凹エリア10と、を有している。平坦エリア9は、平坦形状の輪郭を有している。凸凹エリア10は、凸凹形状の輪郭を有している。この場合、凸凹エリア10は、平坦エリア9の内側に構成されている。平坦エリア9は、凸凹エリア10の周囲に沿って連続して構成されている。平坦エリア9は、凸凹エリア10の外側に隣接して構成されている。図面では一例として、凸凹エリア10は、矩形状を有している。平坦エリア9は、矩形状の凸凹エリア10の周囲に沿って連続的に延びている。
隔膜7aは、平坦エリア9から凸凹エリア10に亘って構成されている。電極7bは、平坦エリア9から凸凹エリア10に亘って構成されている。平坦エリア9において、隔膜7a及び電極7bは、当該平坦エリア9に沿った仮想平坦面を有し、かつ、当該平坦面に沿って構成されている。平坦エリア9において、隔膜7aと電極7bとは、互いに平行に配置されている。
凸凹エリア10において、電極7bは、少なくとも1つの凸部10aと、少なくとも1つの凹部10bと、を備えている。この場合、凸凹エリア10は、凸部10aのみで構成してもよいし、凹部10bのみで構成してもよい。或いは、凸部10aと凹部10bの双方を備えて凸凹エリア10を構成してもよい。図面では一例として、凸部10aと凹部10bの双方を備えて凸凹エリア10が構成されている。
かかる構成において、凸部10aは、電極7bの一部を先細り状に出っ張らせた(突出させた)輪郭を有して構成されている。凹部10bは、電極7bの一部を先細り状に窪ませた輪郭を有して構成されている。凸凹エリア10において、隔膜7aは、電極7bの凸凹状の輪郭に沿った形状を有している。図面では一例として、凸凹エリア10において、電極7bは、複数の凸部10aと、複数の凹部10bと、を備えて構成されている。
なお、先細り状の輪郭としては、例えば、円錐形状、角錐形状(三角錐形状、四角錐形状)などを適用することができる。また、凸部10a及び凹部10bの輪郭は、必ずしも先細り形状に構成する必要はない。例えば、柱形状、円筒形状などを適用することができる。
ここで、凸部10a及び凹部10bについて規定する。例えば、陽極ケース5に向けて突出している山を、凸部10aとして規定することができる。反対に、陰極ケース4に向けて窪んでいる谷を、凹部10bとして規定することができる。この場合、凸部10aの相互間において、窪んでいる部分を凹部10bとして規定してもよい。
別の捉え方をすると、例えば、平坦エリア9に沿った仮想平坦面を中心に見た場合において、当該平坦面よりも陽極ケース5の側に出っ張った部分(突出した部分)を凸部10aとして規定することができる。反対に、当該平坦面よりも陰極ケース4の側に窪んだ部分を凹部10bとして規定することができる。
複数の凸部10aは、凸凹エリア10を横断する方向に沿って連続的に延出している。複数の凸部10aのうち、隣り合う凸部10aは、互いに平行に配置されている。(ここで、隣り合う凸部10aの出っ張り量(出っ張り高さ)は、互いに同一に設定してもよいし、或いは、相違させてもよい。
図面では一例として、複数の凸部10aは、互いに同一の出っ張り量(出っ張り高さ)に設定されている。なお、出っ張り量(出っ張り高さ)とは、平坦エリア9に直交する方向で見た場合の当該平坦エリア9からの高さ寸法として規定することができる。
複数の凹部10bは、凸凹エリア10を横断する方向に沿って連続的に延出している。複数の凹部10bのうち、隣り合う凹部10bは、互いに平行に配置されている。ここで、隣り合う凹部10bの窪み量(窪み深さ)は、互いに同一に設定してもよいし、或いは、相違させてもよい。
図面では一例として、複数の凹部10bは、互いに同一の窪み量(窪み深さ)に設定されている。なお、窪み量(窪み深さ)とは、平坦エリア9に直交する方向で見た場合の当該平坦エリア9からの深さ寸法として規定することができる。
更に、凸凹エリア10において、複数の凸部10aと、複数の凹部10bとは、交互に配置されている。図面では一例として、凸凹エリア10において、凸部10aと凹部10bとを、正弦波(余弦波)に類似した波形状に凸凹変化させている。このように、凸部10aと凹部10bとを互い違いに配置することで、凸凹エリア10を横断する方向に沿って複数の流路(陰極流路11、陽極流路12)が構成される。
複数の陰極流路11は、陰極(第1電極)6bと陰極ケース4の内側との間(即ち、陰極室4p)に構成されている。複数の陰極流路11は、互いに平行に延びている。複数の陰極流路11の両端側は、第1電極体6の平坦エリア9に連続(連通)している。
複数の陽極流路12は、陽極(第2電極)7bと陽極ケース5の内側との間(即ち、陽極室5p)に構成されている。複数の陽極流路12は、互いに平行に延びている。複数の陽極流路12の両端側は、第2電極体7の平坦エリア9に連続(連通)している。
なお、第1電極体6及び第2電極体7において、平坦エリア9の構成は、互いに同一である。以下、同一の構成には、同一符号を付して説明する。
第1電極体6及び第2電極体7において、平坦エリア9は、第1案内部13と、第2案内部14と、を有する。第1案内部13及び第2案内部14は、複数の流路(陰極流路11、陽極流路12)に直交する方向に沿って延びている。第1案内部13及び第2案内部14は、これに対向する陰極ケース4及び陽極ケース5の内側との間に、図示しない大きな通路ないしマニホルド(manifold)を構成する。これにより、第1案内部13は、凸凹エリア10内に向けて被電解液を案内可能に構成されている。第2案内部14は、凸凹エリア10内の被電解液を、当該凸凹エリア10外に向けて案内可能に構成されている。
第1案内部13と第2案内部14とは、平坦エリア9のエリア周縁において、凸凹エリア10の両側に対向して平行に配置されている。第1案内部13及び第2案内部14は、エリア周縁の中で最も幅広くなるように設定されている。なお、エリア周縁とは、特に参照符号は付さないが、凸凹エリア10の外側に隣接した領域であって、かつ、上記した固定ボルト8で締結される部分を除いた領域を指す。
上記した構成において、上記した供給部4a,5a(図1参照)から供給された被電解液は、第1案内部13を通って、凸凹エリア10内に向けて案内される。かくして、電解槽1において、被電解液(例えば、水道水)が、陰極室4p及び陽極室5pを流動する。また、凸凹エリア10内の被電解液は、第2案内部14を通って、凸凹エリア10外に向けて案内された後、上記した排出部4b,5b(図1参照)から排出される。かくして、電解槽1から電解水(アルカリ性水、酸性水)が供給される。
なお、上記した構成において、特に言及しなかったが、2つの電極6b,7bには、その全体に亘って複数の微小孔15が構成(貫通)されている。複数の微小孔15を構成することで、上記した動作説明において、陽イオンは、微小孔15を通って陰極室4pに流入可能となり、同時に、陰イオンは、微小孔15を通って陽極室5pに流入可能となる。この場合、微小孔15の大きさ(孔径)は、例えば、電解槽1の使用目的や使用環境などに応じて設定されるため、ここでは特に数値限定はしない。
「電極体6,7の他の構成」
上記の実施形態では、隔膜7aを、平坦エリア9から凸凹エリア10に亘って構成したが、これに代えて、例えば図5に示すように、凸凹エリア10或いはその一部のみに亘って構成してもよい。かかる構成において、上記した微小孔15は、隔膜7aに対向する部分のみに構成すればよい。それ以外の部分(非隔膜部分)は、微小孔15を設ける代わりに、絶縁性のコーティングを施す。絶縁性のコーティングは、非隔膜部分のうち、中間室3pの側、即ち、中間室3pに対向する領域に亘って施す。要するに、電気分解に際し、電解反応をしないように、無反応化させる。
かかる構成によれば、例えば、プレス等により3次元的な形状を作り易い金属で形成された電極と、3次元的な曲面を作るとシワが発生し易い材質の隔膜と、を組み合わせて電極体6,7を構成することができる。
上記した実施形態では、複数の凸部10a、及び、複数の凹部10bを、凸凹エリア10を横断する方向に沿って連続的に延出させて構成したが、これに代えて、例えば図6に示すように、凸部10a、及び、凹部(図示しない)を、断続的に構成してもよい。具体的には、複数の凸部10aを、凸凹エリア10の複数個所に亘って断続的に点在させる。凹部(図示しない)を、凸凹エリア10の複数個所に亘って断続的に点在させる。また、第1案内部13、第2案内部14は設けていないが、設けてもよい。
「連結機構」
電極体6,7において、隔膜6a,7aと電極6b,7bとは、複数個所において、連結機構によって互いに連結されている。この場合、連結機構としては、例えば、接着剤、リベット、ネジ、ボルトなど、既存の連結(接続)手段を適用することが可能である。図面では、連結機構の一例として、リベット16を適用している。
ここで、図7に示された連結方法は、隔膜6a,7aと電極6b,7bとを隙間無く密着させる。両者間を貫通させた複数の孔17にリベット16を通す。リベット16の両端をかしめる。かくして、隔膜6a,7aと電極6b,7bとが連結される。
この場合、図8に示すように、隔膜6a,7aと電極6b,7bとの間にスペーサ18を挟み込んでもよい。更に、リベット16の端部を電極6b,7b内に埋没させてもよい(図8中向かって右側のリベット16参照)。スペーサ18によって、隔膜6a,7aと電極6b,7bとの間に隙間を構成することで、電極6b,7b表面全体に被電解液を均一に行き渡らせることができる。この結果、電解効率を格段に向上させることができる。
「支持フレーム3」
支持フレーム3は、中間室3pに配置されている。中間室3pは、電極体6,7の2つの隔膜6a,7aによって区画されている。この場合、支持フレーム3は、2つの隔膜6a,7aの相互間に配置されている。ここで、支持フレーム3には、複数の開口部19と、複数の支持部20と、が構成されている。開口部19は、中間室3pに供給された電解液が通過可能に構成されている。支持部20は、複数の開口部19のうち、隣り合う開口部19の相互間に構成されている。
図面では一例として、長板状の支持部20が間隔を存して配置されており、これら支持部20の相互間に長孔状の開口部19が構成されている。なお、開口部19及び支持部20の形状は、これに限定されることはない。例えば、矩形状の支持部において、円形ないし楕円形、或いは、三角形状ないし多角形状の開口部を、複数個所に貫通させて構成させてもよい。また、支持部20が複数設けられているが、複数でなくてもよい。各開口部の大きさは、例えば、電極体6,7の大きさや形状、凸凹エリア10の構成などに対応して設定されるため、ここでは特に数値限定はしない。
ところで、電極体6,7において、凸部10aは、電極7bの一部を先細り状に出っ張らせた輪郭を有して構成されている。凸部10aの輪郭は、先細り状に最も出っ張った突端10tを有して構成されている。一方、凹部10bは、電極7bの一部を先細り状に窪ませた輪郭を有して構成されている。凹部10bの輪郭は、先細り状に最も窪んだ突端10tを有して構成されている。
この場合、支持フレーム3は、中間室3pにおいて、2つの電極体6,7を互いに非接触状態に支持可能に構成されている。かかる構成において、電極体6,7は、凸凹エリア10が複数の支持部20に接触した状態で、支持されている。具体的には、電極体6,7は、凸凹エリア10のうち、複数の凸部10aの突端10t、及び、複数の凹部10bの突端10tのみが支持部20に接触した状態で、支持されている。ここで、支持フレーム3において、少なくとも支持部20の表面は、平滑形状(例えば、鏡面仕上げ)を有していることが好ましい。
「電解槽1の組立方法」
図3に示すように、支持フレーム3の一方側面に第1電極体6を配置すると共に、支持フレーム3の他方側面に第2電極体7を配置する。続いて、図2に示すように、第1電極体6の外側に、陰極ケース4を配置する。第2電極体7の外側に、陽極ケース5を配置する。必要に応じて、パッキンなどのシール材を介在させてもよい。
このとき、第1電極体6の外縁(固定用孔8hが配置されたシール領域)が、支持フレーム3と陰極ケース4の周縁相互間に挟まれる。第2電極体7の外縁(固定用孔8hが配置されたシール領域)が、支持フレーム3と陽極ケース5の周縁相互間に挟まれる。
この状態において、支持フレーム3、陰極ケース4、陽極ケース5、第1及び第2電極体6,7の周縁の固定用孔8hが一列に整列する。かかる固定用孔8hに、固定ボルト8を挿通させる。各固定ボルト8を締め付ける。支持フレーム3、陰極ケース4、陽極ケース5、第1及び第2電極体6,7の周縁が密着し合う。
このとき、外部から気密的ないし液密的に密封された電解槽1の内部空間(収容空間)2に、第1及び第2電極体6,7が収容される。これにより、第1及び第2電極体6,7の相互間に、中間室3pが配置構成される。同時に、第1及び第2電極体6,7の両側に、陰極室4pと陽極室5pが配置構成される。かくして、2隔膜3室型の電解槽1の組立が完了する。
「第1実施形態の効果」
本実施形態によれば、電極体6,7(隔膜6a,7a、電極6b,7b)に凸凹エリア10を設ける。凸凹エリア10において、電極6b,7bは、複数の凸部10aと、複数の凹部10bと、を備えて構成されている。これにより、限られた電解槽1の内部空間(収容空間)2の範囲内で、被電解液に対する電極6b,7bの接触面積を、電極室1内面に対向した投影面積よりも拡大(増大)させることができる。この結果、電気分解の効率を飛躍的に高めることができる。
本実施形態によれば、電極体6,7は、凸凹エリア10(凸部10a、凹部10b)の突端10tのみが支持部20(支持フレーム3)に接触する。この場合、接触部分は、先細り状の突端10tのみであり、極めて狭い範囲に限定される。これにより、電極6b,7bのほとんど表面を、被電解水に対する接触面として機能させることができる。この結果、電解水の生成効率を飛躍的に高めることができる。
本実施形態によれば、支持フレーム3によって電極体6,7を互いに非接触状態に支持する。このとき、電極体6,7は、凸凹エリア10が複数の支持部20に接触した状態で、支持される。これにより、電解槽1の内部空間(収容空間)2における電極体6,7の位置を一定に維持することができる。即ち、電極体6,7によって区画される中間室3pの形状が一定に維持される。この場合、中間室3pに流入させる電解液の量を一定に維持することができる。この結果、一定量の電解水(アルカリ性水、酸性水)を常に安定して生成することができる。
本実施形態によれば、支持フレーム3によって電極体6,7を互いに非接触状態に支持する。この場合、電極体6,7の隔膜6a,7a同士が直接接触することが防止される。これにより、隔膜6a,7aの早期劣化を防止することができる。この結果、電極体6,7を長期に亘って連続して使用し続けることができる。
本実施形態によれば、支持フレーム3において、少なくとも支持部20の表面を、平滑形状(例えば、鏡面仕上げ)に構成する。これにより、支持部20と隔膜6a,7aとの間の摩擦抵抗を軽減させることができる。この結果、例えば、輸送時や動作時の振動、水圧変動による振動などに起因した隔膜6a,7aの早期摩耗を抑制することができる。
「第2実施形態」
図9〜図12に示すように、第2実施形態に係る電解装置は、1隔膜2室型の電解槽1を備えている。電解槽1は、陰極ケース4と陽極ケース5とを重ね合わせて構成されている。陰極ケース4と陽極ケース5とで囲まれた空間は、電解槽1の内部空間(収容空間)2として構成されている。この場合、内部空間(収容空間)2は、1つの電極体21によって、陰極室4pと陽極室5pとに区画されている。
陰極ケース4には、陰極供給部4aと、陰極排出部4b(図10参照)と、が設けられている。陰極供給部4a、及び、陰極排出部4bは、電解槽1の内部空間2(即ち、陰極室4p)に連通している。陰極供給部4aは、陰極室4p内に被電解液を供給可能に構成されている。陰極排出部4bは、陰極室4p内に収容された被電解液を、陰極室4pから外部に排出可能に構成されている。
陽極ケース5には、陽極供給部5aと、陽極排出部5bと、が設けられている。陽極供給部5a、及び、陽極排出部5bは、電解槽1の内部空間2(即ち、陽極室5p)に連通している。陽極供給部5aは、陽極室5p内に被電解液を供給可能に構成されている。陽極排出部5bは、陽極室5p内に収容された被電解液を、陽極室5pから外部に排出可能に構成されている。
電極体21は、1つの隔膜21aと、2つの電極(陰極21b、陽極21c)と、から構成されている。電極体21は、隔膜21aの両側に陰極21bと陽極21cを配置させて構成されている。換言すると、電極体21は、陰極21bと陽極21cの間に隔膜21aを介在させて構成されている。隔膜21aは、被電解液を陰極側と陽極側とに区画するために用いられる。
陰極21bは、陰極室4pに配置されている。陰極21bは、陰極室4p内の被電解水を電気分解するために用いられる。陽極21cは、陽極室5pに配置されている。陽極21cは、陽極室5p内の被電解液を電気分解するために用いられる。陰極21b及び陽極21cは、相互に等しい大きさの形状ないし輪郭を有している。
陰極21bは、陰極端子22を介して、図示しない電源に接続されている。陽極21cは、陽極端子23を介して、図示しない電源に接続されている。この場合、誤った接続(即ち、電気配線)を防止すべく、陰極端子22及び陽極端子23には、互いに異なったマークが設けられている。図面ではマークの一例として、陰極端子22には、2つの貫通孔22hが構成されている。陽極端子23には、1つの貫通孔23hが構成されている。
電解槽1(陰極ケース4、陽極ケース5)の周縁には、複数の固定ボルト8が挿通されている。この場合、各々の固定ボルト8を締め付ける際に、電極体21の外縁が、陰極ケース4と陽極ケース5の周縁相互間に挟まれるようにする。これにより、陰極ケース4、陽極ケース5、電極体21の周縁が密着し合う。この結果、外部から気密的ないし液密的に密封された電解槽1の内部空間(収容空間)2に、電極体21が収容される。これにより、電極体21の両側に、陰極室4pと陽極室5pが配置構成される。かくして、1隔膜2室型の電解槽1の組立が完了する。
次に、本実施形態に係る電解装置の動作を説明する。
例えば、陰極室4pと陽極室5pの双方に薄い食塩水(被電解液)を供給する。電源から陰極21bと陽極21cの間に直流電圧を印加する。このとき、陽イオンのナトリウムは、陰極室4pに移動する。ここで、水が電気分解した水酸化イオンと反応して、アルカリ性水が生成される。アルカリ性水は、陰極排出部4bから排出される。一方、陰イオンの塩素は、陽極室5pに移動する。ここで、電気分解により次亜塩素酸(酸性水)が生成される。酸性水は、陽極排出部5bから排出される。
電極体21(隔膜21a、陰極21b、陽極21c)は、平坦エリア9と、凸凹エリア10と、を有している。平坦エリア9は、平坦形状の輪郭を有している。凸凹エリア10は、凸凹形状の輪郭を有している。この場合、凸凹エリア10は、平坦エリア9の内側に構成されている。なお、平坦エリア9、及び、凸凹エリア10の構成(例えば、陰極流路11、陽極流路12、マニホルドなどの構成を含む)は、上記した第1実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
更に、上記した第1実施形態と同様に、電極体21において、隔膜21aと、陰極21b及び陽極21cとは、複数個所において、連結機構によって互いに連結されている。連結機構として、例えば、接着剤、リベット、ネジ、ボルトなど、既存の連結(接続)手段を適用することが可能である。この場合、隔膜21aと、陰極21b及び陽極21cとを隙間なく密着させてもよいし、或いは、隔膜21aと、陰極21b及び陽極21cとの間にスペーサ(図示しない)を挟み込んでもよい。
「第2実施形態の効果」
本実施形態によれば、電極体21(隔膜21a、陰極21b、陽極21c)に凸凹エリア10を設ける。凸凹エリア10において、電極21b,21cは、複数の凸部10aと、複数の凹部10bと、を備えて構成されている。これにより、限られた電解槽1の内部空間(収容空間)2の範囲内で、被電解液に対する電極21b,21cの接触面積を、電極室1内面に対向した投影面積よりも拡大(増大)させることができる。この結果、電気分解の効率を飛躍的に高めることができる。
「第2実施形態の変形例」
上記した第1実施形態では、硬質の陰極ケース4及び陽極ケース5を想定したが、これに代えて、図11〜図12に示すように、軟質の陰極ケース4及び陽極ケース5を適用することができる。電極体21(隔膜21a、陰極21b、陽極21c)自体に、陰極流路11、及び、陽極流路12が構成される。これにより、ケース4,5の内面に流路を構成する必要がない。この結果、軟質性(可撓性)を有するケース4,5の適用が可能となる。
ここで、上記した陰極供給部4a及び陰極排出部4bは、電極体21の陰極側に取り付けられている。上記した陽極供給部5a及び陽極排出部5bは、電極体21の陽極側に取り付けられている。この場合、双方のケース4,5の周縁は、例えば、熱溶融により接合される。このとき、各供給部4a,5a及び各排出部4b,5bは、双方のケース4,5の周縁の相互間に挟み込まれた状態で固定される。これにより、接合されたケース4,5は、その内部に電極体21と共に、被電解液を収容可能に構成される。
この場合、例えば、双方のケース4,5内の圧力が大気圧よりも高くなるように、被電解液を供給する。被電解液によって、双方のケース4,5の全体を膨らませる。これにより、上記したマニホルド空間を確保することができる。なお、双方のケース4,5の相互間に、シール材を塗布するか、あるいは、シール材を挟み込む。これにより、ケース4,5の相互間から被電解液が外部に漏洩するのを防止することができる。
更に、ケース4,5の周縁(接合部)については、熱溶融により接合させると共に、例えば、リベットなどの締結具で、当該周縁(接合部)を何箇所か補強してもよい。
1…電解槽、2…内部(収容)空間、3…支持フレーム、4…陰極ケース、
5…陽極ケース、6…第1電極体、7…第2電極体、6a,7a…隔膜、
6b,7b…電極(陰極,陽極)、9…平坦エリア、10…凸凹エリア、10a…凸部、10b…凹部。

Claims (16)

  1. 被電解液を陰極側と陽極側とに区画するために用いられる少なくとも1つの隔膜と、
    前記陰極側及び前記陽極側の被電解液を電気分解するために用いられる少なくとも1つの電極と、から成る電極体であって、
    前記電極体は、
    平坦形状の輪郭を有する平坦エリアと、
    凸凹形状の輪郭を有する凸凹エリアと、を有し、
    前記電極は、前記平坦エリアから前記凸凹エリアに亘って構成されていると共に、
    前記隔膜は、少なくとも前記凸凹エリアに亘って構成され、
    前記平坦エリアにおいて、前記電極は、平坦面を有して構成され、
    前記凸凹エリアにおいて、前記電極は、前記平坦エリアの前記平坦面よりも突出する少なくとも1つの凸部、又は、前記平坦エリアの前記平坦面よりも窪ませた少なくとも1つの凹部、を備えて構成されていると共に、前記隔膜は、前記電極の形状に沿って構成されている電極体。
  2. 前記凸凹エリアは、前記平坦エリアの内側に構成され、
    前記平坦エリアは、前記凸凹エリアの外側に隣接したエリア周縁に沿って連続して構成されている請求項1に記載の電極体。
  3. 複数の前記凸部は、前記凸凹エリアを横断する方向に沿って連続的に延出し、かつ、隣り合う前記凸部は、互いに平行に配置されていると共に、
    複数の前記凹部は、前記凸凹エリアを横断する方向に沿って延出し、かつ、隣り合う前記凹部は、互いに平行に配置されている請求項1に記載の電極体。
  4. 複数の前記凸部は、前記凸凹エリアの複数個所に亘って断続的に点在していると共に、
    複数の前記凹部は、前記凸凹エリアの複数個所に亘って断続的に点在している請求項1に記載の電極体。
  5. 前記凸凹エリアにおいて、前記凸部と前記凹部とは、交互に配置されている請求項3又は4に記載の電極体。
  6. 前記隔膜は、前記平坦エリアから前記凸凹エリアに亘って構成され、
    前記平坦エリアにおいて、前記隔膜と前記電極とは、それぞれ平坦形状を有し、かつ、互いに平行に配置されている請求項1に記載の電極体。
  7. 前記隔膜と前記電極とは、複数個所において、連結機構によって互いに連結されている請求項1に記載の電極体。
  8. 前記平坦エリアは、
    前記凸凹エリア内に向けて被電解液を案内する第1案内部と、
    前記凸凹エリア内の被電解液を前記凸凹エリア外に向けて案内する第2案内部と、を有し、
    前記第1案内部と前記第2案内部とは、前記平坦エリアの前記エリア周縁において、前記凸凹エリアの両側に対向して平行に配置されていると共に、
    前記第1案内部、及び、前記第2案内部は、前記エリア周縁の中で最も幅広くなるように設定されている請求項2〜7のいずれか1項に記載の電極体。
  9. 請求項8に記載の前記電極体と、
    前記電極体と共に、被電解液を収容可能なケースを備えた電解槽と、
    前記ケース内に設けられ、前記隔膜によって区画された前記陰極側の陰極室及び前記陽極側の陽極室と、
    前記陰極室及び前記陽極室に被電解液を供給する供給部と、
    前記陰極室及び前記陽極室から被電解液を排出する排出部と、を有し、
    複数の前記電極は、前記陰極室及び前記陽極室にそれぞれ配置されている電解装置。
  10. 前記供給部から供給された被電解液は、前記第1案内部を通って、前記凸凹エリア内に向けて案内され、
    前記凸凹エリア内の被電解液は、前記第2案内部を通って、前記凸凹エリア外に向けて案内された後、前記排出部から排出される請求項9に記載の電解装置。
  11. 前記電解槽には、2つの前記電極体が収容されていると共に、
    前記電解槽内において、2つの前記電極体の前記隔膜によって、前記陰極室及び前記陽極室の相互間に、中間室が区画され、
    前記中間室には、2つの前記電極体を互いに非接触状態に支持する支持フレームが配置されている請求項9に記載の電解装置。
  12. 一方の前記隔膜は、前記陰極室と前記中間室との間に設けられ、
    他方の前記隔膜は、前記陽極室と前記中間室との間に設けられ、
    前記支持フレームは、2つの前記隔膜の相互間に配置されている請求項11に記載の電解装置。
  13. 前記支持フレームは、
    前記中間室に供給された電解液が通過可能な複数の開口部と、
    複数の前記開口部のうち隣り合う前記開口部の相互間に構成された複数の支持部と、を有し、
    前記電極体は、前記凸凹エリアが複数の前記支持部に接触した状態で、支持されている請求項11に記載の電解装置。
  14. 前記凸部の輪郭は、先細り状に最も出っ張った突端を有して構成され、
    前記凹部の輪郭は、先細り状に最も窪んだ突端を有して構成され、
    前記電極体は、前記凸凹エリアのうち複数の前記凸部及び前記凹部の前記突端のみが前記支持部に接触した状態で、支持されている請求項13に記載の電解装置。
  15. 前記支持フレームにおいて、少なくとも前記支持部の表面は、平滑形状を有している請求項14に記載の電解装置。
  16. 前記ケースは、可撓性を有し、かつ、内部に前記電極体と共に、被電解液を収容可能に構成されている請求項9に記載の電解装置。
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