JP2017057170A - アミノエチレン化合物又はその塩、それらを含む農園芸用殺菌剤及びそれらを施用する植物病害の防除方法 - Google Patents

アミノエチレン化合物又はその塩、それらを含む農園芸用殺菌剤及びそれらを施用する植物病害の防除方法 Download PDF

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晋太朗 佃
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真徳 若林
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Abstract

【課題】幅広い植物病原菌に対する高い防除効果を発揮する新規な化合物を提供する。【解決手段】本発明は、式(I):【化1】[式(I)中、各記号は明細書中と同義である]で表される化合物又はその塩、当該化合物を有効成分として含有する殺菌剤、及び当該殺菌剤を施用する植物病害の防除方法を提供する。【選択図】なし

Description

本発明は、アミノエチレン化合物又はその塩、当該化合物又はその塩を有効成分として含有する農園芸用殺菌剤、及び当該農園芸用殺菌剤を施用する植物病害の防除方法に関する。
特許文献1には、農薬として有用な、チオエーテルで置換されたベンゼン環が−NH−(CH−を介して結合された、特定の置換基を有するチアゾロピリミジン化合物が開示されている。
特許文献2には、農薬や動物用医薬として有用な、チオエーテル等で置換されたベンゼン環が−NH−(CH−を介して結合された、特定の置換基を有するキナゾリン化合物が開示されている。
国際公開公報WO2011/085084号 国際公開公報WO2010/025451号
従来から、植物病害を防除するために提供された多くの薬剤は、各々そのスペクトラムや植物病原菌防除効果において特徴を有している。それらの薬剤は、例えば、特定の植物病害に対して効果が十分でなかったり、予防効果に比べて治療効果がやや劣ったり、或いは耐雨性が劣り残効性が比較的短かったりして、施用場面によっては、植物病原菌に対し実用上不十分な防除効果しか示さないことがある。従って、施用場面によらず、幅広い植物病原菌に対する高い防除効果を発揮する農園芸用殺菌剤の創製が希求されている。
本発明の目的は、施用場面によらず、幅広い植物病原菌に対する高い防除効果を発揮する農園芸用殺菌剤を提供することである。
本発明者らは、前記の問題点を解決すべく研究した結果、式(I)で表される化合物又はその塩が、農園芸用殺菌剤としての有用な性質を有し、種々の植物病害に対して優れた防除効果を発現することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、式(I):
Figure 2017057170
[式(I)中、Aは、
Figure 2017057170
であり;
Wは、ベンゼン又はチオフェンであり;
Yは、ヒドロキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シアノ又はDで置換されていても良いアミノであり;
Rは、Eで置換されていても良いアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、Qで置換されていても良いアリール又はQで置換されていても良いヘテロ環基であり;
mは、Wがベンゼンであるときは、0〜4の整数であり、Wがチオフェンであるときは、0〜2の整数であり;
nは、0〜2の整数であり;
及びRは、それぞれ独立に、水素、ヒドロキシ、メルカプト、アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、シアノ又はDで置換されていても良いアミノであり;
、R、R、R及びRは、それぞれ独立に、水素、ヒドロキシ、メルカプト、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、シアノ又はDで置換されていても良いアミノであり;
は、ヒドロキシ、メルカプト、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、シアノ又はDで置換されていても良いアミノであり;
Dは、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール又はヘテロ環基であり;
Eは、ハロゲン、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、Dで置換されていても良いアミノ、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、Qで置換されていても良いアリール又はQで置換されていても良いヘテロ環基であり;
Qは、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アリール又はアリールオキシである]で表される化合物又はその塩(以下、本発明化合物ともいう)、本発明化合物を有効成分として含有する農園芸用殺菌剤、及び本発明化合物を有効成分として含有する農園芸用殺菌剤を施用する植物病害の防除方法に関する。
本発明化合物は、施用場面によらず、幅広い植物病原菌に対する高い防除効果を有する。
本明細書において、特に言及しない限り、ハロゲン又はハロ部分としては、フッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)又はヨウ素(I)が挙げられる。
本明細書において、特に言及しない限り、アルキル又はアルキル部分としては、直鎖状又は分枝状のいずれでも良く、その具体例としては、メチル(Me)、エチル(Et)、プロピル(n−Pr)、イソプロピル(i−Pr)、ブチル(n−Bu)、イソブチル(i−Bu)、t−ブチル(t−Bu)、1,1-ジメチル-3,3-ジメチルブチル、1,1-ジメチルプロピル、3,3-ジメチルブチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチルのようなC1−8のものなどが挙げられる。
本明細書において、特に言及しない限り、アルケニル又はアルケニル部分としては、直鎖状又は分枝状のいずれでも良く、その具体例としては、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、イソプロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1,3−ブタジエニル、1−ヘキセニルのようなC2−6のものなどが挙げられる。
本明細書において、特に言及しない限り、アルキニル又はアルキニル部分としては、直鎖状又は分枝上のいずれでも良く、その具体例としては、エチニル、1-プロピニル、2-プロピニル、1,1−ジメチル−2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、1-メチル−2−プロピニル、2-メチル−3-ブチニル、1−ヘキシニルのようなC2−6のものなどが挙げられる。
本明細書において、特に言及しない限り、シクロアルキル又はシクロアルキル部分としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどのC3−6のものが挙げられる。シクロアルキル又はシクロアルキル部位は、ハロゲン、アルキル、ハロアルキルなどで置換されていても良い。その具体例としては、2,2−ジフルオロシクロプロピルなどが挙げられる。
本明細書において、特に言及しない限り、アリール又はアリール部分としては、フェニル(Ph)、ナフチル、インデニル、のようなC6−10のものなどが挙げられる。アリール又はアリール部分は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アリール又はアリールオキシなどで置換されていても良く、望ましくは、アルキル又はアルコキシで置換されていても良い。その具体例としては、4−トリル、4−メトキシフェニルなどが挙げられる。
本明細書において、特に言及しない限り、ヘテロ環基又はヘテロ環部分としては、窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を環構成原子として含む飽和又は不飽和の環から誘導される基が挙げられる。その具体例としては、オキシラニル、アジリジニルのような3員環;オキセタニル、アゼチジニル、チエタニルなどの4員環;フリル、ジヒドロフリル、テトラヒドロフリル、チエニル、ピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、ジオキソラニル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリルなどの5員環;ピラニル、ピリジル、ピペリジニル、ジオキサニル、オキサジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペラジニル、トリアジニルなどの6員環;などが挙げられる。ヘテロ環基又はヘテロ環部分は、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール又はアリールオキシなどで置換されていても良く、望ましくは、アルキル、ハロアルキル又はアルコキシで置換されていても良い。その具体例としては、5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル、5−メトキシピリジン−2−イル、1−メチルピラゾール−4−イルなどが挙げられる。
本明細書において、特に言及しない限り、アミノ又はアミノ部分としては、−NHが挙げられる。アミノ又はアミノ部分は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロ環基などで置換されていても良く、望ましくはアルキルで置換されていても良い。その具体例としては、メチルアミノ又はジメチルアミノなどが挙げられる。
前記式(I)の化合物の塩としては、当該技術分野で許容されるものであれば、あらゆるものが含まれるが、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸などの無機酸との塩;酒石酸、ギ酸、酢酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸などの有機カルボン酸との塩;メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メシチレンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸などのスルホン酸との塩;などが挙げられる。
また、本発明化合物には、幾何異性体、互変異性体、光学異性体などのような異性体が存在する場合があるが、本発明には各異性体及び異性体混合物の双方が含まれる。本明細書においては、特に言及しない限り、異性体は混合物として記載する。尚、本発明には、当該技術分野における技術常識の範囲内において、前記したもの以外の各種異性体も含まれる。また、異性体の種類によっては、記載した構造式とは異なる化学構造となる場合があるが、当業者であれば、それらが異性体の関係にあることが十分認識できる為、本発明の範囲内であることは明らかである。
本発明化合物の態様としては、以下の式(I)で表される化合物又はその塩が挙げられる。
Figure 2017057170
式(I)中、Aは、
Figure 2017057170
である。
式(I)中、Wは、ベンゼン又はチオフェンである。
式(I)中、Yは、ヒドロキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シアノ又はDで置換されていても良いアミノであり;望ましくは、ハロゲン、アルキル又はアルコキシである。
式(I)中、Rは、Eで置換されていても良いアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、Qで置換されていても良いアリール又はQで置換されていても良いヘテロ環基であり;望ましくは、Eで置換されていても良いアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、Qで置換されていても良いアリール又はQで置換されていても良いヘテロ環基である。
式(I)中、mは、Wがベンゼンであるときは、0〜4の整数であり;望ましくは0〜2の整数であり、Wがチオフェンであるときは、0〜2の整数であり;望ましくは0である。
式(I)中、nは、0〜2の整数である。
式(I)中、R及びRは、それぞれ独立に、水素、ヒドロキシ、メルカプト、アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、シアノ又はDで置換されていても良いアミノであり;望ましくは、水素である。
式(I)中、R、R、R、R及びRは、それぞれ独立に、水素、ヒドロキシ、メルカプト、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、シアノ又はDで置換されていても良いアミノであり;望ましくは、水素である。
式(I)中、Rは、ヒドロキシ、メルカプト、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、シアノ又はDで置換されていても良いアミノであり;望ましくはアルキルチオである。
式(I)中、Dは、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール又はヘテロ環基であり;望ましくは、アルキルである。
式(I)中、Eは、ハロゲン、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、Dで置換されていても良いアミノ、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、Qで置換されていても良いアリール又はQで置換されていても良いヘテロ環基であり;望ましくは、ハロゲン、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシで置換されていても良いアリール又はヘテロ環基である。
式(I)中、Qは、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アリール又はアリールオキシであり;望ましくは、アルキル、ハロアルキル又はアルコキシである。
本発明化合物の望ましい態様としては、以下の式(I)で表される化合物又はその塩が挙げられる。
Figure 2017057170
式(I)中、Aは、
Figure 2017057170
であり、
Wは、ベンゼン又はチオフェンであり、
Yは、ハロゲン、アルキル又はアルコキシであり、
Rは、Eで置換されていても良いアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、Qで置換されていても良いアリール又はQで置換されていても良いヘテロ環基であり、
mは、Wがベンゼンであるときは、0〜2の整数であり、Wがチオフェンであるときは、0であり、
nは、0〜2の整数であり、
及びRは、水素であり、
、R、R、R及びRは、水素であり、
は、アルキルチオであり、
Eは、ハロゲン、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシで置換されていても良いアリール又はヘテロ環基であり、
Qは、アルキル、ハロアルキル又はアルコキシである。
式(I)(具体的には、式(I−1)、式(I−2)又は式(I−3))で表される本発明化合物は、以下の製法1〜10又は通常の塩の製法を用いて製造することができるが、これらの方法に限定されるものではない。
Figure 2017057170
[式中、A、W、Y、m、n及びRは、それぞれ前述の通りである。]
Figure 2017057170
[式中、A、W、Y、m、n及びRは、それぞれ前述の通りである。]
(製法1〜4)
Figure 2017057170
式中、W、Y及びmは、それぞれ前述の通りである。Lは、4-メトキシベンジル、2,4−ジメトキシベンジルなどである。Lは、ハロゲン(塩素、臭素若しくはヨウ素など)又はOSO(Rは、メチル、トリフルオロメチル若しくは4-メチルフェニルなどである)などである。
製法1は、式(II)の化合物と、ニトロメタンとを反応させることにより行うことができる。
ニトロメタンは、式(II)の化合物1当量に対して少なくとも1当量の割合で使用することができる。また、過剰量用いて溶媒を兼ねることもできる。
本反応は、塩基触媒の存在下で行うことができる。塩基触媒としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムのようなアルカリ金属炭酸塩;炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属の炭酸水素塩;炭酸カルシウムのようなアルカリ土類金属の炭酸塩;酢酸ナトリウム、酢酸アンモニウムのような酢酸塩;などが挙げられる。塩基触媒は、式(II)の化合物1当量に対して0〜5当量、望ましくは0.1〜2当量の割合で使用することができる。
本反応は、溶媒の存在下で行うことができる。
溶媒としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサンのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ブチルエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類;アセトニトリル、プロピオニトリルのようなニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノンのような酸アミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;スルホランのようなスルホン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンのようなケトン類;水;又はそれらの2以上の混合溶媒;などが挙げられる。
反応温度は、−20℃〜100℃、望ましくは50〜100℃である。反応時間は、望ましくは1〜48時間である。
製法2は、式(III)の化合物と、水素化リチウムアルミニウムとを反応させることにより行うことができる。
水素化リチウムアルミニウムは、式(III)の化合物1当量に対して1〜50当量、望ましくは1〜5当量の割合で使用することができる。
本反応は、溶媒の存在下で行うことができる。溶媒としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;又はそれらの2以上の混合溶媒;などが挙げられる。中でもエーテル類が望ましい。
反応温度は、0℃〜100℃、望ましくは40〜70℃である。反応時間は、望ましくは1〜48時間である。
製法3は、式(V)の化合物と、シアン化物を反応させることにより行うことができる。
シアン化物としては、シアン化ナトリウム、シアン化カリウムなどが挙げられる。シアン化物は、式(V)の化合物1当量に対して1〜50当量、望ましくは1〜10当量の割合で使用することができる。
本反応は、溶媒の存在下で行うことができる。溶媒としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトニトリル、プロピオニトリルのようなニトリル類;クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジノンのような酸アミド類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピルのようなエステル類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;スルホランのようなスルホン類;ヘキサメチルホスホルアミドのようなリン酸アミド類;又はそれらの2以上の混合溶媒;などが挙げられる。中でも酸アミド類、スルホキシド類が望ましい。
反応温度は、0℃〜200℃、望ましくは70〜120℃である。反応時間は、望ましくは1〜48時間である。
製法4は、式(VI)の化合物と、還元剤とを反応させることにより行うことができる。
還元剤としては、水素化リチウムアルミニウム、ボラン;又はそれらの組み合わせ;などが挙げられる。還元剤は、式(VI)の化合物1当量に対して1〜10当量、望ましくは1〜5当量の割合で使用することができる。
本反応は、溶媒の存在下で行うことができる。溶媒としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;又はそれらの2以上の混合溶媒;などが挙げられる。中でもエーテル類が望ましい。
反応温度は、0℃〜150℃、望ましくは0〜100℃である。反応時間は、望ましくは1〜48時間である。
(製法5)
Figure 2017057170
式中、A、W、Y、m、及びLは、それぞれ前述の通りである。Xは、ハロゲン(塩素、臭素、ヨウ素)である。
製法5は、式(IV)の化合物と、市販されている又は公知の方法によって製造することができる式(VII)の化合物とを反応させることにより行うことができる。
式(VII)の化合物は、式(IV)の化合物1当量に対して1〜50当量、望ましくは1〜5当量の割合で使用することができる。
本反応は、塩基の存在下で行うことができる。塩基としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムのようなアルカリ金属炭酸塩;炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属の炭酸水素塩;炭酸カルシウムのようなアルカリ土類金属の炭酸塩;トリエチルアミン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、ジイソプロピルエチルアミンのような有機アミン類;又はそれらの2以上の組み合わせ;などが挙げられる。
塩基は、式(IV)の化合物1当量に対して1〜20当量、望ましくは1〜5当量の割合で使用することができる。
本反応は、溶媒の存在下で行うことができる。溶媒としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールのようなアルコール類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトニトリル、プロピオニトリルのようなニトリル類;クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジノンのような酸アミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;スルホランのようなスルホン類;ヘキサメチルホスホルアミドのようなリン酸アミド類;又はそれらの2以上の混合溶媒;などが挙げられる。中でも酸アミド類、アルコール類が望ましい。
反応温度は、0℃〜200℃、望ましくは70〜120℃である。反応時間は、望ましくは1〜48時間である。
(製法6)
Figure 2017057170
式中、A、W、Y、m、L及びXは、それぞれ前述の通りである。
製法6は、式(VIII)の化合物と、式(VII)の化合物とを反応させることにより行うことができる。
式(VII)の化合物は、式(VIII)の化合物1当量に対して1〜50当量、望ましくは1〜5当量の割合で使用することができる。
本反応は、塩基の存在下で行うことができる。塩基としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムのようなアルカリ金属炭酸塩;炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属の炭酸水素塩;炭酸カルシウムのようなアルカリ土類金属の炭酸塩;トリエチルアミン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、ジイソプロピルエチルアミンのような有機アミン類;又は、それらの2以上の組み合わせ;などが挙げられる。
塩基は、式(VIII)の化合物1当量に対して1〜20当量、望ましくは1〜5当量の割合で使用することができる。
本反応は、溶媒の存在下で行うことができる。溶媒としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールのようなアルコール類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトニトリル、プロピオニトリルのようなニトリル類;クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジノンのような酸アミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;スルホランのようなスルホン類;ヘキサメチルホスホルアミドのようなリン酸アミド類;又は、それらの2以上の混合溶媒;などが挙げられる。中でも酸アミド類、アルコール類から選択されるのが望ましい。
反応温度は、0℃〜200℃、望ましくは70〜120℃である。反応時間は、望ましくは1〜48時間である。
(製法7)
Figure 2017057170
式中、A、W、Y,m、L及びLは、それぞれ前述の通りである。
製法7は、式(IX)の化合物と、式(X)の化合物とを、塩基及び遷移金属触媒の存在下で反応させることにより行うことができる。
式(X)の化合物は、式(IX)の化合物1当量に対して1〜50当量、望ましくは1〜5当量の割合で使用することができる。
塩基としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムのようなアルカリ金属炭酸塩;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムのようなアルカリ土類金属炭酸塩;トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジメチルピリジン、4−ピロリジノピリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、N−エチル−N−メチルアニリン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタンのような有機アミン類;又はそれらの2以上の組合せ;などが挙げられる。中でも有機アミン類、アルカリ金属炭酸塩が望ましい。
塩基は、式(IX)の化合物1当量に対して1〜10当量、望ましくは1〜3当量の割合で使用することができる。但し、反応条件によっては、この範囲外の量を使用することもできる。
遷移金属触媒としては、例えば、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、などの遷移金属を含む触媒が挙げられ、パラジウムを含む遷移金属触媒が特に有用である。パラジウムを含む遷移金属触媒としては、例えば、酢酸パラジウム、ジクロロビス(アセトニトリル)パラジウム、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、ビス(アセチルアセトナト)パラジウム、などが挙げられる。また、第3級ホスフィンや、第3級ホスファイトを配位子として使用することができる。第3級ホスフィンや、第3級ホスファイトとしては、トリフェニルホスフィン、フェニルジメチルホスフィン、トリ-o-トリルホスフィン、トリ-p-トリルホスフィン、1,2-ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン、1,3-ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、1,4-ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン、トリフェニルホスファイトなどが挙げられる。中でもビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウムと4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテンとの組合せが望ましい。
遷移金属触媒は、式(IX)の化合物1当量に対して0.001〜0.5当量、望ましくは0.001〜0.1当量の割合で使用することができる。また、配位子は、遷移金属触媒1当量に対して1〜50当量、望ましくは1〜10当量の割合で使用することができる。但し、反応条件によっては、この範囲外の量を使用することもできる。
本反応は、溶媒の存在下で行うことができる。
溶媒としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサンのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ブチルエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンのような酸アミド類;又はそれらの2以上の混合溶媒;などが挙げられる。
反応温度は、0℃〜200℃、望ましくは70〜150℃である。反応時間は、望ましくは1〜48時間である。
(製法8)
Figure 2017057170
式中、A、W、Y、m及びLは、それぞれ前述の通りである。
製法8は、式(I−1(1))の化合物とトリフルオロ酢酸、三臭化ホウ素、フッ化水素酸塩などを反応させることにより行うことができる。また、トリフルオロ酢酸、フッ化水素酸塩などは、過剰量用いて溶媒を兼ねることもできる。
本反応は、溶媒の存在下で行うことができる。溶媒としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトニトリル、プロピオニトリルのようなニトリル類;クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジノンのような酸アミド類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピルのようなエステル類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;スルホランのようなスルホン類;ヘキサメチルホスホルアミドのようなリン酸アミド類;又はそれらの2以上の混合溶媒;などが挙げられる。
反応温度は、0℃〜80℃、望ましくは50〜80℃である。反応時間は、望ましくは1〜48時間である。
(製法9及び10)
Figure 2017057170
式中、A、W、Y、m、L及びRは、それぞれ前述の通りである。
製法9は、式(XI)の化合物と式(XII)の化合物とを反応させることにより行うことができる。
式(XII)の化合物は式(XI)の化合物1当量に対して1〜50当量、望ましくは1〜10当量の割合で使用することができる。
本反応は、塩基の存在下で行うことができる。塩基としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムのようなアルカリ金属炭酸塩;炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属の炭酸水素塩;炭酸カルシウムのようなアルカリ土類金属の炭酸塩;水素化ナトリウム、水素化カリウムのような金属水素化物;トリエチルアミン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジンのような有機アミン類;又はそれらの2以上の組み合わせ;などが挙げられる。
塩基は、式(XI)の化合物1当量に対して1〜20当量、望ましくは1〜5当量の割合で使用することができる。
また、本反応は、ラジカル開始剤の存在下で行うことができる。ラジカル開始剤としては、例えば、亜硫酸、亜硫酸塩、ロンガリット(関東化学社製、商品名;ナトリウム・ホルムアルデヒド・スルホキシレート)などの亜硫酸付加物;又はそれらの2以上の組合せ;などが挙げられる。
ラジカル開始剤は式(XI)の化合物1当量に対して0〜5当量、望ましくは0.1〜2当量の割合で使用することができる。
本反応は、溶媒の存在下で行うことができる。溶媒としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトニトリル、プロピオニトリルのようなニトリル類;クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジノンのような酸アミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;スルホランのようなスルホン類;ヘキサメチルホスホルアミドのようなリン酸アミド類;又はそれらの2以上の混合溶媒;などが挙げられる。中でもエーテル類、酸アミド類が望ましい。
反応温度は、0℃〜200℃、望ましくは70〜120℃である。反応時間は、望ましくは1〜48時間である。
製法10は、式(I−1)の化合物と酸化剤を反応させることにより行うことができる。
酸化剤としては、反応が進行すれば特に限定はなく、m−クロロ過安息香酸のような過カルボン酸類;過酸化水素水などが挙げられる。
酸化剤は、式(I−1)の化合物1当量に対して1〜5当量、望ましくは1〜2当量の割合で使用することができる。
本反応は、溶媒の存在下で行うことができる。溶媒としては、反応が進行すれば特に限定はなく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジノンのような酸アミド類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピルのようなエステル類;ヘキサメチルホスホルアミドのようなリン酸アミド類;又はそれらの2以上の混合溶媒;などから選択できる。
反応温度は、−20℃〜100℃、望ましくは0〜50℃である。反応時間は、望ましくは1〜48時間である。
本発明化合物は、例えば、鞭毛菌亜門(Mastigomycotina)、子のう菌亜門(Ascomycotina)、担子菌亜門(Basidiomycotina)、不完全菌亜門(Deuteromycotina)、接合菌亜門(Zygomycotina)などに属する植物病原菌を防除できる。
前記植物病原菌のより具体的な例としては、例えば、以下のようなものなどが挙げられる。
鞭毛菌亜門としては、ジャガイモまたはトマト疫病菌(Phytophthora infestans)、トマト灰色疫病菌(Phytophthora capsici)のようなファイトフィトラ(Phytophthora)属;キュウリべと病菌(Pseudoperonospora cubensis)のようなシュウドペロノスポーラ(Pseudoperonospora)属;ブドウべと病菌(Plasmopara viticola)のようなプラズモパラ(Plasmopara)属;イネ苗立枯病菌(Pythium graminicola)、コムギ褐色雪腐病菌(Pythium iwayamai)のようなピシウム(Pythium)属;などが挙げられる。
子のう菌亜門としては、コムギうどんこ病菌(Erysiphe graminis)のようなエリシフェ(Erysiphe)属;キュウリうどんこ病菌(Sphaerotheca fuliginea)、イチゴうどんこ病菌(Sphaerotheca humuli)のようなスファエロテカ(Sphaerotheca)属;ブドウうどんこ病菌(Uncinula necator)のようなウンシニュラ(Uncinula)属;リンゴうどんこ病菌(Podosphaera leucotricha)のようなポドスファエラ(Podosphaera)属;エンドウ褐紋病菌(Mycosphaerella pinodes)、リンゴ黒点病菌(Mycosphaerella pomi)、バナナブラックシガトカ病菌(Mycosphaerella musicola)、カキ円星落葉病菌(Mycosphaerella nawae)、イチゴ蛇の目病菌(Mycosphaerella fragariae)のようなミコスファエレラ(Mycosphaerella)属;リンゴ黒星病菌(Venturia inaequalis)、ナシ黒星病菌(Venturia nashicola)のようなベンチュリア(Venturia)属;オオムギ網斑病菌(Pyrenophora teres)、オオムギ斑葉病菌(Pyrenophora graminea)のようなピレノホーラ(Pyrenophora)属;インゲン菌核病菌(Sclerotinia sclerotiorum)のようなスクレロティニア(Sclerotinia)属;イネごま葉枯病菌(Cochliobolus miyabeanus)のようなコクリオボーラス(Cochliobolus)属;キュウリつる枯病菌(Didymella bryoniae)のようなディディメラ(Didymella)属;コムギ赤かび病菌(Gibberella zeae)のようなジベレラ(Gibberella)属;ブドウ黒痘病菌(Elsinoe ampelina)、カンキツそうか病菌(Elsinoe fawcettii)のようなエルシノエ(Elsinoe)属;カンキツ黒点病菌(Diaporthe citri)、ブドウ枝膨病菌(Diaporthe sp.)のようなディアポルセ(Diaporthe)属;リンゴモニリア病菌(Monilinia mali)、モモ灰星病菌(Monilinia fructicola)のようなモニリニア(Monilinia)属;ブドウ晩腐病菌(Glomerella cingulata)のようなグロメレラ(Glomerella)属;などが挙げられる。
担子菌亜門としては、イネ紋枯病菌(Rhizoctonia solani)のようなリゾクトニア(Rhizoctonia)属;コムギ裸黒穂病菌(Ustilago nuda)のようなウスティラゴ(Ustilago)属;エンバク冠さび病菌(Puccinia coronata)、コムギ赤さび病菌(Puccinia recondita)、コムギ黄さび病菌(Puccinia striiformis)のようなプクシニア(Puccinia)属;などが挙げられる。
不完全菌亜門としては、コムギふ枯病菌(Septoria nodorum)、コムギ葉枯病菌(Septoria tritici)のようなセプトリア(Septoria)属;ブドウ灰色かび病菌(Botrytis cinerea)のようなボトリティス(Botrytis)属;イネいもち病菌(Pyricularia oryzae)のようなピリキュラリア(Pyricularia)属;テンサイ褐斑病菌(Cercospora beticola)、カキ角斑病菌(Cercospora kakivola)のようなサーコスポーラ(Cercospora)属;キュウリ炭そ病菌(Colletotrichum orbiculare)のようなコレトトリカム(Colletotrichum)属;リンゴ斑点落葉病菌(Alternaria alternata apple pathotype)、ナシ黒斑病菌(Alternaria alternata Japanese pear pathotype)、ジャガイモ夏疫またはトマト輪紋病菌(Alternaria solani)、キャベツ黒斑病菌(Alternaria brassicae)のようなアルタナリア(Alternaria)属;コムギ眼紋病菌(Pseudocercosporella herpotrichoides)のようなシュウドサーコスポレラ(Pseudocercosporella)属;ブドウ褐斑病菌(Pseudocercospora vitis)のようなシュウドサーコスポーラ(Pseudocercospora)属;オオムギ雲形病菌(Rhynchosporium secalis)のようなリンコスポリウム(Rhynchosporium)属;モモ黒星病菌(Cladosporium carpophilum)のようなクラドスポリウム(Cladosporium)属;モモホモプシス腐敗病菌(Phomopsis sp.)のようなホモプシス(Phomopsis)属;カキ炭そ病菌(Gloeosporium kaki)のようなグロエオスポリウム(Gloeosporium)属;トマト葉かび病菌(Fulvia fulva)のようなフルビア(Fulvia)属;キュウリ褐斑病菌(Corynespora cassiicola)のようなコリネスポーラ(Corynespora)属;などが挙げられる。
接合菌亜門としては、イチゴ軟腐病菌(Rhizopus stronifer)、モモ黒かび病菌(Rhizopus nigricans)のようなリゾプス(Rhizopus)属;などが挙げられる。
本発明化合物は、農園芸用殺菌剤の有効成分として有用であり、例えば、イネのいもち病、ごま葉枯病、紋枯病;ムギ類のうどんこ病、赤かび病、さび病、雪腐病、裸黒穂病、眼紋病、葉枯病、ふ枯病;カンキツの黒点病、そうか病;リンゴのモニリア病、うどんこ病、斑点落葉病、黒星病、炭そ病、褐斑病、輪紋病、すす点病、すす斑病、黒点病;ナシの黒星病、黒斑病、うどんこ病、疫病;洋ナシの輪紋病、うどんこ病;モモの灰星病、黒星病、ホモプシス腐敗病;ブドウの黒とう病、晩腐病、うどんこ病、べと病、灰色かび病、褐斑病、枝膨病;カキの炭そ病、落葉病、うどんこ病、すす点病;ウリ類の炭そ病、うどんこ病、つる枯病、べと病、疫病、褐斑病;トマトの輪紋病、葉かび病、疫病、灰色かび病、うどんこ病;アブラナ科野菜のべと病、黒斑病;バレイショの夏疫病、疫病;イチゴのうどんこ病、灰色かび病、炭そ病;種々の作物のべと病、疫病、灰色かび病、菌核病、うどんこ病などの病害の防除に有効である。特に果樹類、野菜類の疫病、べと病、うどんこ病、ムギ類のふ枯病、葉枯病、赤さび病、うどんこ病に優れた防除効果を示す。また、フザリウム菌、ピシウム菌、リゾクトニア菌、バーティシリウム菌、プラズモディオホーラ菌などの植物病原菌によって引き起こされる土壌病害の防除にも有効である。
本発明化合物は、該化合物と各種農業上の補助剤とを混合して粉剤、粒剤、顆粒水和剤、水和剤、水性懸濁剤、油性懸濁剤、水溶剤、乳剤、液剤、ペースト剤、エアゾール剤、微量散布剤などの種々の形態に製剤して使用されるが、本発明の目的に適合するかぎり、当該分野で用いられているあらゆる製剤形態にすることができる。
製剤に使用する補助剤としては、珪藻土、消石灰、炭酸カルシウム、タルク、ホワイトカーボン、カオリン、ベントナイト、カオリナイト、セリサイト、クレー、炭酸ナトリウム、重曹、芒硝、ゼオライト、澱粉などの固形担体;水、トルエン、キシレン、ソルベントナフサ、ジオキサン、アセトン、イソホロン、メチルイソブチルケトン、クロロベンゼン、シクロヘキサン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、アルコールなどの溶剤;脂肪酸塩、安息香酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリカルボン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキル硫酸塩、アルキルアリール硫酸塩、アルキルジグリコールエーテル硫酸塩、アルコール硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アリールスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、ポリスチレンスルホン酸塩、アルキルリン酸エステル塩、アルキルアリールリン酸塩、スチリルアリールリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールリン酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の塩のような陰イオン系の界面活性剤;ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸ポリグリセライド、脂肪酸アルコールポリグリコールエーテル、アセチレングリコール、アセチレンアルコール、オキシアルキレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルアリールエーテル、ポリオキシエチレングリコールアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシプロピレン脂肪酸エステルのような非イオン系の界面活性剤;オリーブ油、カポック油、ひまし油、シュロ油、椿油、ヤシ油、ごま油、トウモロコシ油、米ぬか油、落花生油、綿実油、大豆油、菜種油、亜麻仁油、きり油、液状パラフィンなどの植物油や鉱物油;などが挙げられる。
これら補助剤の各成分は、本発明の目的から逸脱しないかぎり、1種又は2種以上を選択して使用することができる。また、前記した補助剤以外にも当該分野で知られたものの中から適宜選んで使用することもでき、増量剤、増粘剤、沈降防止剤、凍結防止剤、分散安定剤、薬害軽減剤、防黴剤、など通常使用される各種補助剤も使用することができる。
本発明化合物と各種補助剤との配合割合は、一般に0.005:99.995〜95:5、望ましくは0.2:99.8〜90:10である。従って、農園芸用殺菌剤に占める本発明化合物の含有量は、0.005〜95重量%、望ましくは0.2〜90重量%である。これら製剤の実際の使用に際しては、そのまま使用するか、又は水などの希釈剤で所定濃度に希釈し、各種展着剤(界面活性剤、植物油、鉱物油など)を添加して使用することができる。
本発明化合物の使用濃度は、対象作物、使用方法、製剤形態、施用量などの違いによって異なり、一概に規定できないが、茎葉処理の場合、0.1〜10,000ppm、望ましくは、1〜2,000ppmである。土壌処理の場合には、10〜100,000g/ha、望ましくは、200〜20,000g/haである。種子処理の場合、0.01〜100g/Kg種子、望ましくは、0.02〜20g/Kg種子である。
本発明化合物は、その種々の製剤又はその希釈物の施用に関して、一般に行なわれている施用方法、すなわち、散布(例えば、散布、噴霧、ミスティング、アトマイジング、散粒、水面施用など)、土壌施用(混入、灌注など)、表面施用(塗布、粉衣、被覆など)などにより行うことができる。また、いわゆる超高濃度少量散布法(ultra low volume application method)により施用することもできる。この方法においては、活性成分を100%含有することが可能である。
本発明化合物の施用にあたっては、他の農薬、例えば、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺土壌害虫剤、抗ウイルス剤、誘引剤、除草剤、植物生長調整剤等をさらに併せて処理することもできる。
上記他の農薬中の、殺菌剤の有効成分化合物(一般名又は日本植物防疫協会試験コード)としては、例えば、下記の化合物群から適宜選択することができる。特に記載がない場合であっても、これら化合物に、塩、アルキルエステル、光学異性体のような各種構造異性体などが存在する場合は、当然それらも含まれる。
メパニピリム(mepanipyrim)、ピリメサニル(pyrimethanil)、シプロジニル(cyprodinil)のようなアニリノピリミジン系化合物;
5-クロロ-7-(4-メチルピペリジン-1-イル)-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジンのようなトリアゾロピリミジン系化合物;
フルアジナム(fluazinam)のようなピリジナミン系化合物;
トリアジメホン(triadimefon)、ビテルタノール(bitertanol)、トリフルミゾール(triflumizole)、エタコナゾール(etaconazole)、プロピコナゾール(propiconazole)、ペンコナゾール(penconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、マイクロブタニル(myclobutanil)、シプロコナゾール(cyproconazole)、テブコナゾール(tebuconazole)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ファーコナゾールシス(furconazole-cis)、プロクロラズ(prochloraz)、メトコナゾール(metconazole)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、テトラコナゾール(tetraconazole)、オキスポコナゾールフマル酸塩(oxpoconazole fumarate)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、トリアジメノール(triadimenol)、フルトリアホール(flutriafol)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、ジニコナゾール(diniconazole)、トリシクラゾール(tricyclazole)、プロベナゾール(probenazole)、シメコナゾール(simeconazole)、ペフラゾエート(pefurazoate)、イプコナゾール(ipconazole)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、アザコナゾール(azaconazole)、トリチコナゾール(triticonazole)、イマザリル(imazalil)のようなアゾール系化合物;
キノメチオネート(quinomethionate)のようなキノキサリン系化合物;
マンネブ(maneb)、ジネブ(zineb)、マンゼブ(mancozeb)、ポリカーバメート(polycarbamate)、メチラム(metiram)、プロピネブ(propineb)、チラム(thiram)のようなジチオカーバメート系化合物;
フサライド(fthalide)、クロロタロニル(chlorothalonil)、キントゼン(quintozene)のような有機塩素系化合物;
ベノミル(benomyl)、チオファネートメチル(thiophanate-methyl)、カーベンダジム(carbendazim)、チアベンダゾール(thiabendazole)、フベリアゾール(fuberiazole)のようなイミダゾール系化合物;
シモキサニル(cymoxanil)のようなシアノアセトアミド系化合物;
メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシル−M(metalaxyl-M;別名メフェノキサム(mefenoxam))、オキサジキシル(oxadixyl)、オフレース(ofurace)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベナラキシル−M(benalaxyl-M、別名キララキシル(kiralaxyl、chiralaxyl))、フララキシル(furalaxyl)、シプロフラム(cyprofuram)、カルボキシン(carboxin)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、チフルザミド(thifluzamide)、ボスカリド(boscalid)、ビキサフェン(bixafen)、イソチアニル(isotianil)、チアジニル(tiadinil)、セダキサン(sedaxane)、ピラジフルミド(pyraziflumid)のようなアニリド系化合物;
ジクロフルアニド(dichlofluanid)のようなスルファミド系化合物;
水酸化第二銅(cupric hydroxide)、有機銅(oxine copper)、無水硫酸銅、ノニルフェノールスルホン酸銅、8-ヒドロキシキノリン銅、ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩(II)(別名DBEDC)のような銅系化合物;
ホセチルアルミニウム(fosetyl-Al)、トルクロホスメチル(tolclofos-Methyl)、エジフェンホス(edifenphos)、イプロベンホス(iprobenfos)のような有機リン系化合物;
キャプタン(captan)、キャプタホル(captafol)、フォルペット(folpet)のようなフタルイミド系化合物;
プロシミドン(procymidone)、イプロジオン(iprodione)、ビンクロゾリン(vinclozolin)のようなジカルボキシイミド系化合物;
フルトラニル(flutolanil)、メプロニル(mepronil)、ベノダニル(benodanil)のようなベンズアニリド系化合物;
ペンチオピラド(penthiopyrad)、ペンフルフェン(penflufen)、フラメトピル(furametpyr)、イソピラザム(isopyrazam)、シルチオファム(silthiopham)、フェノキサニル(fenoxanil)、フェンフラム(fenfuram)、フルキサピロキサド(fluxapyroxad)、ベンゾビンジフルピル(benzovindiflupyr)、ピジフルメトフェン(pydiflumetofen)のようなアミド系化合物;
フルオピラム(fluopyram)、ゾキサミド(zoxamide)のようなベンズアミド系化合物;
イソフェタミド(isofetamid)のようなチオフェンアミド系化合物;
トリホリン(triforine)のようなピペラジン系化合物;
ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリソキサゾール(pyrisoxazole)のようなピリジン系化合物;
フェナリモル(fenarimol)、ヌアリモール(nuarimol)のようなカルビノール系化合物;
フェンプロピディン(fenpropidin)のようなピペリジン系化合物;
フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、トリデモルフ(tridemorph)のようなモルホリン系化合物;
フェンチンヒドロキシド(fentin hydroxide)、フェンチンアセテート(fentin acetate)のような有機スズ系化合物;
ペンシキュロン(pencycuron)のような尿素系化合物;
ジメトモルフ(dimethomorph)、フルモルフ(flumorph)、ピリモルフ(pyrimorph)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、ベンチアバリカルブ−イソプロピル(benthiavalicarb-isopropyl)、バリフェナレート(valifenalate)、マンジプロパミド(mandipropamid)のようなカルボン酸アミド系化合物;
ジエトフェンカルブ(diethofencarb)のようなフェニルカーバメート系化合物;
フルジオキソニル(fludioxonil)、フェンピクロニル(fenpiclonil)のようなシアノピロール系化合物;
アゾキシストロビン(azoxystrobin)、クレソキシムメチル(kresoxim-methyl)、メトミノストロビン(metominostrobin)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、オリザストロビン(oryzastrobin)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、エネストロブリン(Enestroburin)、ピラオキシストロビン(Pyraoxystrobin)、ピラメトストロビン(Pyrametostrobin)、クモキシストロビン(coumoxystrobin)、エノキサストロビン(enoxastrobin)、フェナミンストロビン(fenaminstrobin)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、トリクロピリカルブ(triclopyricarb)、マンデストロビン(mandestrobin)のようなストロビルリン系化合物;
ファモキサドン(famoxadone)のようなオキサゾリジノン系化合物;
エタボキサム(ethaboxam)のようなチアゾールカルボキサミド系化合物;
フェナミドン(fenamidone)のようなイミダゾリノン系化合物;
フェンヘキサミド(fenhexamid)のようなハイドロキシアニリド系化合物;
フルスルファミド(flusulfamide)のようなベンゼンスルホンアミド系化合物;
シフルフェナミド(cyflufenamid)のようなオキシムエーテル系化合物;
ジチアノン(dithianon)のようなアントラキノン系化合物;
メプチルジノキャップ(meptyldinocap)のようなクロトン酸系化合物;
バリダマイシン(validamycin)、カスガマイシン(kasugamycin)、ポリオキシン(polyoxins)のような抗生物質;
イミノクタジン(iminoctadine)、ドディン(dodine)のようなグアニジン系化合物;
テブフロキン(tebufloquin)、キノキシフェン(quinoxyfen)のようなキノリン系化合物;
フルチアニル(flutianil)のようなチアゾリジン系化合物;
プロパモカルブ塩酸塩(propamocarb hydrochloride)、トルプロカルブ(tolprocarb)のようなカーバメート系化合物;
アミスルブロム(amisulbrom)、シアゾファミド(cyazofamiid)のようなスルホンアミド系化合物;
メトラフェノン(metrafenone)、ピリオフェノン(pyriofenone)のようなアリルフェニルケトン系化合物;
硫黄(Sulfur)、石灰硫黄剤のような硫黄系化合物;
その他の化合物としては、ピリベンカルブ(pyribencarb)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、ピロキロン(pyroquilon)、ジクロメジン(diclomezine)、クロルピクリン(chloropicrin)、ダゾメット(dazomet)、メタムナトリウム塩(metam-sodium)、ニコビフェン(nicobifen)、ジクロシメット(diclocymet)、プロキンアジド(proquinazid)、マンジプロパミド(mandipropamid)、フルオピコリド(fluopicolide)、カルプロパミド(carpropamid)、フェリムゾン(ferimzone)、スピロキサミン(spiroxamine)、フェンピラザミン(fenpyrazamine)、アメトクトラジン(ametoctradin)、オキサチアピプロリン(oxathiapiprolin)ピカルブトラゾクス(picarbutrazox)、ジピメチトロン(dipymetitrone)、SB-4303、BAF-1107、MIF-1002、KUF-1411、BAF-1120、BAF-1510、BAF-1511、NF-180、S-2399、SYJ-264、SYJ-259、AKD-5195、BYF-1303など;
Bacillus amyloliqefaciens strain QST713、Bacillus amyloliqefaciens strain FZB24、Bacillus amyloliqefaciens strain MBI600、Bacillus amyloliqefaciens strain D747、Pseudomonas fluorescens、Bacillus subtilis、Trichoderma atroviride SKT-1のような微生物殺菌剤;及び
ティーツリー油(Tea tree oil)のような植物抽出物。
上記他の農薬中の、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤或いは殺土壌害虫剤、すなわち殺害虫剤の有効成分化合物(一般名又は日本植物防疫協会試験コード)としては、例えば、下記の化合物群から適宜選択することができる。特に記載がない場合であっても、これら化合物に、塩、アルキルエステル、光学異性体のような各種構造異性体などが存在する場合は、当然それらも含まれる。
プロフェノホス(profenofos)、ジクロルボス(dichlorvos)、フェナミホス(fenamiphos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、EPN((RS)-(O-ethyl O-4-nitrophenyl phenylphosphonothioate))、ダイアジノン(diazinon)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl)、アセフェート(acephate)、プロチオホス(prothiofos)、ホスチアゼート(fosthiazate)、カズサホス(cadusafos)、ジスルホトン(disulfoton)、イソキサチオン(isoxathion)、イソフェンホス(isofenphos)、エチオン(ethion)、エトリムホス(etrimfos)、キナルホス(quinalphos)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジメトエート(dimethoate)、スルプロホス(sulprofos)、チオメトン(thiometon)、バミドチオン(vamidothion)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methyl)、プロパホス(propaphos)、ホサロン(phosalone)、ホルモチオン(formothion)、マラチオン(malathion)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、シアノホス(cyanophos)、トリクロルホン(trichlorfon)、メチダチオン(methidathion)、フェントエート(phenthoate)、オキシデプロホス(oxydeprofos、別名ESP)、アジンホスメチル(azinphos-methyl)、フェンチオン(fenthion)、ヘプテノホス(heptenophos)、メトキシクロル(methoxychlor)、パラチオン(parathion)、ホスホカルブ(phosphocarb)、デメトン-S-メチル(demeton-S-methyl)、モノクロトホス(monocrotophos)、メタミドホス(methamidophos)、イミシアホス(imicyafos)、パラチオン-メチル(parathion-methyl)、テルブホス(terbufos)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホスメット(phosmet)、ホレート(phorate)のような有機リン酸エステル系化合物;
カルバリル(carbaryl)、プロポキスル(propoxur)、アルジカルブ(aldicarb)、カルボフラン(carbofuran)、チオジカルブ(thiodicarb)、メソミル(methomyl)、オキサミル(oxamyl)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、ピリミカルブ(pirimicarb)、フェノブカルブ(fenobucarb)、カルボスルファン(carbosulfan)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb)、メトルカルブ(metolcarb)、キシリルカルブ(xylylcarb)、XMC(3,5-xylyl methylcarbamate)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)のようなカーバメート系化合物;
カルタップ(cartap)、チオシクラム(thiocyclam)、シュウ酸水素チオシクラム(thiocyclam oxalate)、チオシクラム塩酸塩(thiocyclam hydrochloride)、ベンスルタップ(bensultap)、チオスルタップ(thiosultap)、モノスルタップ(monosultap;別名チオスルタップモノナトリウム(thiosultap-monosodium)、ビスルタップ(bisultap;別名チオスルタップジナトリウム(thiosultap-disodium)、ポリチアラン(polythialan)のようなネライストキシン誘導体;
ジコホル(dicofol)、テトラジホン(tetradifon)、エンドスルファン(endosulfan)、ジエノクロル(dienochlor)、ディルドリン(dieldrin)のような有機塩素系化合物;
酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、シヘキサチン(cyhexatin)のような有機金属系化合物;
フェンバレレート(fenvalerate)、ペルメトリン(permethrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、アルファ-シペルメトリン(alpha-cypermethrin)、ゼータ-シペルメトリン(zeta-cypermethrin)、シータ-シペルメトリン(theta-cypermethrin)、ベータ-シペルメトリン(beta-cypermethrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、ガンマ-シハロトリン(gamma-cyhalothrin)、ラムダ-シハロトリン(lambda-cyhalothrin)、テフルトリン(tefluthrin)、カッパ-テフルトリン(kappa-tefluthrin)、エトフェンプロックス(ethofenprox)、フルフェンプロックス(flufenprox)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ-シフルトリン(beta-cyfluthrin)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルバリネート(fluvalinate)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、ピレスリン(pyrethrins)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、テトラメスリン(tetramethrin)、レスメスリン(resmethrin)、プロトリフェンブト(protrifenbute)、ビフェントリン(bifenthrin)、カッパ-ビフェントリン(kappa-bifenthrin)、アクリナトリン(acrinathrin)、アレスリン(allethrin)、タウ-フルバリネート(tau-fluvalinate)、トラロメスリン(tralomethrin)、プロフルトリン(profluthrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、イプシロンメトフルトリン(epsilon-metofluthrin)、ヘプタフルトリン(heptafluthrin)、フェノトリン(phenothrin)、フルメトリン(flumethrin)、モムフルオロトリン(momfluorothrin)、イプシロンモムフルオロトリン(epsilon-momfluorothrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、クロロパレトリン(chloroprallethrin)のようなピレスロイド系化合物;
ジフルベンズロン(diflubenzuron)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、トリフルムロン(triflumuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、フルアズロン(fluazuron)のようなベンゾイルウレア系化合物;
メトプレン(methoprene)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、ジオフェノラン(diofenolan)のような幼若ホルモン様化合物;
ピリダベン(pyridaben)のようなピリダジノン系化合物;
フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フィプロニル(fipronil)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、エチピロール(ethiprole)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、アセトプロール(acetoprole)、ピラフルプロール(pyrafluprole)、ピリプロール(pyriprole)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、ピフルブミド(pyflubumide)、フルフィプロール(flufiprole)のようなピラゾール系化合物;
イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、アセタミプリド(acetamiprid)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、クロチアニジン(clothianidin)、ニジノテフラン(nidinotefuran)、ジノテフラン(dinotefuran)、ニチアジン(nithiazine)のようなネオニコチノイド系化合物;
テブフェノジド(tebufenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)のようなヒドラジン系化合物;
ピリダリル(pyridalyl)、フロニカミド(flonicamid)のようなピリジン系化合物;
スピロディクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スピロテトラマト(spirotetramat)のような環状ケトエノール系化合物;
フルアクリピリム(fluacrypyrim)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)のようなストロビルリン系化合物;
フルフェネリム(flufenerim)、ピリミジフェン(pyrimidifen)のようなピリミジナミン系化合物;
マラチオン(malathion)のような有機硫黄化合物;
フルフェノクスロン(flufenoxuron)のような尿素系化合物;
シロマジン(cyromazine)のようなトリアジン系化合物;
ヒドラメチルノン(hydramethylnon)のようなヒドラゾン系化合物;
フルベンジアミド(flubendiamide)、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、シクラニリプロール(cyclaniliprole)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、ブロフラニリド(broflanilide)、シハロジアミド(cyhalodiamide)のようなジアミド系化合物;
ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、クロロメチウロン(chloromethiuron)のようなチオウレア系化合物;
アミトラズ(amitraz)、クロルジメホルム(chlordimeform)、クロロメブホルム(chloromebuform)のようなホルムアミジン系化合物;
また、その他の化合物としては、ブプロフェジン(buprofezin)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、トリアザメート(triazamate)、ピメトロジン(pymetrozine)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、インドキサカルブ(indoxacarb)、アセキノシル(acequinocyl)、エトキサゾール(etoxazole)、1,3−ジクロロプロペン(1,3-dichloropropene)、ベンクロチアズ(benclothiaz)、ビフェナゼート(bifenazate)、プロパルギット(propargite)、クロフェンテジン(clofentezine)、メタフルミゾン(metaflumizone)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazone)、フェナザキン(fenazaquin)、アミドフルメト(amidoflumet)、スルフルラミド(sulfluramid)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、メタアルデヒド(metaldehyde)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、フルエンスルホン(fluensulfone)、ベルブチン(verbutin)、ジクロロメゾチアズ(dicloromezotiaz)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、フルヘキサホン(fluhexafon)、チオキサザフェン(tioxazafen)、アフィドピロペン(afidopyropen)、フロメトキン(flometoquin)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、フルアザインドリジン(fluazaindolizine)、フルキサメタミド(fluxametamide)のような化合物など。
また、本発明化合物は下記化合物と組み合わせて施用しても良い。
Bacillus thuringiensis aizawai、Bacillus thuringiensis kurstaki、Bacillus thuringiensis israelensis、Bacillus thuringiensis japonensis、Bacillus thuringiensis tenebrionis又はBacillus thuringiensisが生成する結晶タンパク毒素、昆虫病原ウイルス剤、昆虫病原糸状菌剤、線虫病原糸状菌剤などのような微生物農薬;
アベルメクチン(avermectin)、エマメクチンベンゾエート(emamectin Benzoate)、ミルベメクチン(milbemectin)、ミルベマイシン(milbemycin)、スピノサド(spinosad)、イベルメクチン(ivermectin)、レピメクチン(lepimectin)、アバメクチン(abamectin)、エマメクチン(emamectin)、スピネトラム(spinetoram)のような抗生物質及び半合成抗生物質;
アザディラクチン(azadirachtin)、ロテノン(rotenone)、リアノジン(ryanodine)のような天然物;
ディート(deet)のような忌避剤;
パラフィン油、鉱物油(mineral oil)のような物理的防除剤。
以下に、本発明の実施例を記載するが、本発明はこれらに限定されるものではない。まず、本発明化合物の合成例を記載する。
合成例
N-(4-((2,2,2-トリフルオロエチル)チオ)フェネチル)キナゾリン-4-アミン(化合物No.1-1)の合成
工程1. (E)-(4-メトキシベンジル)(4-(2-ニトロビニル)フェニル)スルファンの合成
Figure 2017057170
4-((4-メトキシベンジル)チオ)ベンズアルデヒド (1.85g)、及びニトロメタン(20mL)の混合溶液に、室温下、酢酸アンモニウム (0.61g)を加え、還流下、3時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥した後、溶媒を減圧留去した。得られた粗結晶をヘプタンで洗浄して、(E)-(4-メトキシベンジル)(4-(2-ニトロビニル)フェニル)スルファン(2.05g)を得た。
1H NMR (Solvent : CDCl3/500MHz): δ (ppm) = 7.95(1H, d)、7.56(1H, d)、7.42(2H, d)、7.30(4H, m)、6.86(2H, d)、4.17(2H, s)、3.80(3H, s).
工程2. 2-(4-((4-メトキシベンジル)チオ)フェニル)エタン-1-アミンの合成
Figure 2017057170
0℃下、水素化リチウムアルミニウム(0.46g)のテトラヒドロフラン(20mL)懸濁液に、(E)-(4-メトキシベンジル)(4-(2-ニトロビニル)フェニル)スルファン(0.90g)を徐々に添加した後、還流下、4時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却後、水(0.4mL)、1N-NaOH(0.4mL)、次いで水(1.2mL)を加え、反応を停止させた。不溶解物を濾別し、ろ液を濃縮し、2-(4-((4-メトキシベンジル)チオ)フェニル)エタン-1-アミン(0.72g)を得た。
1H NMR (Solvent : CDCl3/500MHz): δ (ppm) = 7.24(2H, d)、7.19(2H, d)、7.09(2H, d)、6.81(2H, d)、4.05(2H, s)、3.78(3H, s)、2.94(2H, t)、2.71(2H, t).
工程3. N-(4-((4-メトキシベンジル)チオ)フェネチル)キナゾリン-4-アミン(化合物No.1-29)の合成
Figure 2017057170
2-(4-((4-メトキシベンジル)チオ)フェニル)エタン-1-アミン(0.53g)、4-クロロキナゾリン(0.38g)、及びN,N-ジメチルホルムアミド(25mL)の混合溶液に、トリエチルアミン(0.49g)を加え、80℃で18時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘプタン=2/1) で精製して、N-(4-((4-メトキシベンジル)チオ)フェネチル)キナゾリン-4-アミン(0.61g)を得た。
1H NMR (Solvent : CDCl3/500MHz): δ (ppm) = 8.69(1H, s)、7.84(1H, d)、7.74(1H, t)、7.52(1H, d)、7.44(1H, t)、7.26(2H, d)、7.20(2H, d)、7.14(2H, d)、6.81(2H, d)、5.68(1H, br)、4.07(2H, s)、3.91(2H, dd)、3.78(3H, s)、3.00(2H, t).
工程4. 4-(2-(キナゾリン-4-イルアミノ)エチル)ベンゼンチオールの合成
Figure 2017057170
N-(4-((4-メトキシベンジル)チオ)フェネチル)キナゾリン-4-アミン(0.70g)、及びトリフルオロ酢酸(35mL)の混合溶液を、還流下、4時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、減圧濃縮した。残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル)で精製して、4-(2-(キナゾリン-4-イルアミノ)エチル)ベンゼンチオール(0.54g)を得た。
1H NMR (Solvent : CDCl3/500MHz): δ (ppm) = 8.70(1H, s)、7.85(1H, d)、7.74(1H, t)、7.54(1H, d)、7.43(1H, t)、7.26(2H, d)、7.14(2H, d)、5.74(1H, br)、4.69(1H, br)、3.91(2H, dd)、2.99(2H, t).
工程5. N-(4-((2,2,2-トリフルオロエチル)チオ)フェネチル)キナゾリン-4-アミン(化合物No.1-1)の合成
Figure 2017057170
4-(2-(キナゾリン-4-イルアミノ)エチル)ベンゼンチオール(200mg)、2,2,2-トリフルオロエチル ヨージド(170mg)、ロンガリット(ヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウム二水和物)(130mg)、及びN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)の混合溶液に、炭酸カリウム(150mg)を加え、80℃で18時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘプタン=1/1) で精製して、N-(4-((2,2,2-トリフルオロエチル)チオ)フェネチル)キナゾリン-4-アミン(70mg)を得た。
1H NMR (Solvent : CDCl3/500MHz): δ (ppm) = 8.69(1H, s)、7.85(1H, d)、7.74(1H, t)、7.52(1H, d)、7.46(3H, m)、7.23(2H, d)、5.70(1H, br)、3.94(2H, dd)、3.42(2H, q)、3.04(2H, t).
本発明化合物、それぞれの物性及びH−NMRスペクトルを第1表〜第3表に示す。第1表中の温度は各化合物の融点を示す。
Figure 2017057170
Figure 2017057170
Figure 2017057170
Figure 2017057170
Figure 2017057170
Figure 2017057170
Figure 2017057170
Figure 2017057170
Figure 2017057170
Figure 2017057170
Figure 2017057170
Figure 2017057170
Figure 2017057170
以下に、本発明化合物の試験例を記載する。各試験において、防除指数は以下の基準に従った。
〔各種予防効果試験の防除指数〕 〔発病程度:肉眼観察〕
5 : 病斑又は胞子形成が全く認められない。
4 : 病斑面積、病斑数又は胞子形成面積が、無処理区の10% 未満。
3 : 病斑面積、病斑数又は胞子形成面積が、無処理区の40% 未満。
2 : 病斑面積、病斑数又は胞子形成面積が、無処理区の70% 未満。
1 : 病斑面積、病斑数又は胞子形成面積が、無処理区の70% 以上。
試験例1(コムギうどんこ病予防効果試験)
直径6.0cmのポリ鉢でコムギ(品種:農林61号)を栽培し、1.5から2.5葉期に達した時に各供試化合物を所定濃度に調整した混合薬液をスプレーガンにて、1苗あたり10ml散布した。薬液が乾燥した後、コムギうどんこ病菌(Erysiphe graminis)の分生胞子を振り掛け接種し、20℃の恒温室内に保った。接種7日後に病斑数を調査し、前記評価基準に従って防除指数を求めた。
前記化合物No.1-40について試験したところ、400ppmで防除指数4以上の効果を示した。
試験例2(コムギふ枯病予防効果試験)
直径6.0cmのポリ鉢でコムギ(品種:農林61号)を栽培し、1.5から2.5葉期に達したときに、本発明化合物を所定濃度に調整した薬液をスプレーガンにて十分量散布した。薬液が乾燥した後(処理当日)に、コムギふ枯病菌(Septoria nodorum)の分生胞子懸濁液を噴霧接種し、約1日20℃の接種箱に保ち、その後20℃の恒温室内に保った。接種10−13日後に病斑数を調査し、前記評価基準に従って防除指数を求めた。
前記化合物No.1-1、1-32、1-41、1-49及び1-58について試験したところ、400ppmで防除指数4以上の効果を示した。
試験例3(コムギ赤さび病予防効果試験)
直径6.0 cmのポリ鉢でコムギ(品種:農林61号)を栽培し、1.5から2.5葉期に達した時に各供試化合物を所定濃度に調整した混合薬液をスプレーガンにて、1苗あたり10ml散布した。薬液が乾燥した後、コムギ赤さび病菌(Puccinia recondita)の分生胞子を振り掛け接種し、約1日20℃の接種箱に保ち、その後20℃の恒温室内に保った。接種7〜8日後に病斑数を調査し、前記評価基準に従って防除指数を求めた。
前記化合物No.1-1、1-7、1-32、1-40、1-41、1-51、1-55、1-61及び1-64について試験したところ、400ppmで防除指数4以上の効果を示した。
試験例4(トマト疫病予防効果試験)
直径7.5cmのポリ鉢でトマト(品種:イエローペア、世界一)を栽培し、3から6葉期に達したときに、本発明化合物を所定濃度に調整した薬液をスプレーガンにて十分量散布した。薬液が乾燥した後(処理当日もしくは翌日)に、トマト疫病菌(Phytophthora infestans)の遊走子嚢懸濁液を噴霧接種し、20℃の恒温室内に保った。接種3日後に病斑面積を調査し、前記評価基準に従って防除指数を求めた。
前記化合物No.1-1、1-2、1-3、1-4、1-5、1-6、1-7、1-8、1-9、1-10、1-12、1-13、1-14、1-15、1-16、1-17、1-18、1-19、1-21、1-22、1-24、1-25、1-27、1-29、1-30、1-32、1-33、1-36、1-37、1-38、1-39、1-40、1-41、1-42、1-43、1-48、1-49、1-51、1-52、1-53、1-54、1-55、1-57、1-58、1-61、1-62、1-63、1-64、1-65、1-66、1-67及び1-89について試験したところ、400ppmで防除指数4以上の効果を示した。
試験例5(キュウリべと病予防効果試験)
直径7.5cmのポリ鉢でキュウリ(品種:相模半白)を栽培し、1.5から2.5葉期に達したときに、本発明化合物を所定濃度に調整した薬液をスプレーガンにて十分量散布した。薬液が乾燥した後(処理当日)に、キュウリべと病菌(Pseudoperonospora cubensis)の遊走子嚢懸濁液を噴霧接種し、約1日20℃の接種箱に保ち、20℃の恒温室内に保った。接種7日後に病斑面積を調査し、前記評価基準に従って防除指数を求めた。
前記化合物No.1-1、1-3、1-5、1-6、1-7、1-10、1-12、1-13、1-14、1-15、1-16、1-17、1-18、1-21、1-32、1-36、1-37、1-38、1-39、1-40、1-41、1-48、1-52、1-55、1-57、1-58、1-61、1-62、1-63、1-64、1-65、1-66、1-67及び1-89について試験したところ、400ppmで防除指数4以上の効果を示した。
試験例6(キュウリうどんこ病予防効果試験)
直径7.5cmのポリ鉢でキュウリ(品種:相模半白)を栽培し、1.5から2.5葉期に達したときに、本発明化合物を所定濃度に調整した薬液をスプレーガンにて十分量散布した。薬液が乾燥した後(処理当日)に、キュウリうどんこ病菌(Sphaerotheca fuliginea)の分性胞子濁液を噴霧接種し、20℃の恒温室内に保った。接種7日後に病斑面積を調査し、前記評価基準に従って防除指数を求めた。
前記化合物No.1-1、1-3、1-4、1-5、1-6、1-7、1-10、1-12、1-14、1-15、1-16、1-17、1-18、1-19、1-21、1-32、1-36、1-37、1-38、1-39、1-40、1-41、1-42、1-43、1-48、1-49、1-51、1-54、1-55、1-57、1-58、1-61、1-62及び1-64について試験したところ、400ppmで防除指数4以上の効果を示した。
製剤例1
(1)本発明化合物 20重量部
(2)クレー 72重量部
(3)リグニンスルホン酸ソーダ 8重量部
以上のものを均一に混合して水和剤とする。
製剤例2
(1)本発明化合物 5重量部
(2)タルク 95重量部
以上のものを均一に混合して粉剤とする。
製剤例3
(1)本発明化合物 20重量部
(2)N,N−ジメチルアセトアミド 20重量部
(3)ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル 10重量部
(4)キシレン 50重量部
以上のものを均一に混合し、溶解して乳剤とする。
製剤例4
(1)クレー 68重量部
(2)リグニンスルホン酸ソーダ 2重量部
(3)ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルサルフェート 5重量部
(4)微粉シリカ 25重量部
以上の各成分の混合物と、本発明化合物とを4:1の重量割合で混合し、水和剤とする。
製剤例5
(1)本発明化合物 50重量部
(2)オキシレーテッドポリアルキルフェニルフォスフェートトリエタノールアミン
2重量部
(3)シリコーン 0.2重量部
(4)水 47.8重量部
以上のものを均一に混合し、粉砕した原液に、更に、
(5)ポリカルボン酸ナトリウム 5重量部
(6)無水硫酸ナトリウム 42.8重量部
を加え均一に混合し、造粒し、乾燥して顆粒水和剤とする。
製剤例6
(1)本発明化合物 5重量部
(2)ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル 1重量部
(3)ポリオキシエチレンの燐酸エステル 0.1重量部
(4)粒状炭酸カルシウム 93.9重量部
(1)〜(3)を予め均一に混合し、適量のアセトンで希釈した後、(4)に吹付け、アセトンを除去して粒剤とする。
製剤例7
(1)本発明化合物 2.5重量部
(2)N−メチル−2−ピロリドン 2.5重量部
(3)大豆油 95.0重量部
以上のものを均一に混合し、溶解して微量散布剤(ultra low volume formulation)とする。
製剤例8
(1)本発明化合物 20重量部
(2)オキシレーテッドポリアルキルフェニルフォスフェートトリエタノールアミン
2重量部
(3)シリコーン 0.2重量部
(4)ザンサンガム 0.1重量部
(5)エチレングリコール 5重量部
(6)水 72.7重量部
以上のものを均一に混合し、粉砕して水性懸濁剤とする。
本発明化合物は、幅広い植物病原菌に対する高い防除効果を有し、且つ、高い安全性を併せ持つので、農園芸用殺菌剤として有用である。

Claims (3)

  1. 式(I)で表される化合物又はその塩;
    Figure 2017057170
    [式(I)中、Aは、
    Figure 2017057170
    であり;
    Wは、ベンゼン又はチオフェンであり;
    Yは、ヒドロキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シアノ又はDで置換されていても良いアミノであり;
    Rは、Eで置換されていても良いアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、Qで置換されていても良いアリール又はQで置換されていても良いヘテロ環基であり;
    mは、Wがベンゼンであるときは、0〜4の整数であり、Wがチオフェンであるときは、0〜2の整数であり;
    nは、0〜2の整数であり;
    及びRは、それぞれ独立に、水素、ヒドロキシ、メルカプト、アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、シアノ又はDで置換されていても良いアミノであり;
    、R、R、R及びRは、それぞれ独立に、水素、ヒドロキシ、メルカプト、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、シアノ又はDで置換されていても良いアミノであり;
    は、ヒドロキシ、メルカプト、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、シアノ又はDで置換されていても良いアミノであり;
    Dは、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール又はヘテロ環基であり;
    Eは、ハロゲン、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、Dで置換されていても良いアミノ、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、Qで置換されていても良いアリール又はQで置換されていても良いヘテロ環基であり;
    Qは、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アリール又はアリールオキシである]。
  2. 請求項1に記載の化合物又はその塩を含む、農園芸用殺菌剤。
  3. 請求項2に記載の農園芸用殺菌剤を植物又は土壌に施用する、植物病害の防除方法。
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