JP2017057062A - 媒体収納庫及び媒体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体を繰り出すことができない状態を避けることが可能な媒体収納庫を提供する。
【解決手段】媒体を立てて収納する収納部と、前記収納部内の繰出位置から収納位置まで移動可能に設けられ、前記媒体を前記繰出位置側に押圧する押圧部と、を備え、前記押圧部の前記媒体と対向する対向面には、段差が設けられ、前記押圧部を前記収納位置に配置したときに、前記段差により生じる空間と対向する前記収納部の底面の第1の領域に、前記媒体の転倒を防止する溝が設けられている、媒体収納庫を提供する。
【選択図】図4

Description

本発明は、媒体収納庫及び媒体処理装置に関する。
媒体処理装置として、例えば、金融機関の営業所等に設置され、顧客に通帳を発行する通帳発行装置がある。このような媒体処理装置は、内部に媒体(通帳)を収納する媒体収納庫を有し、媒体収納庫から繰り出された媒体に印字等を行い、発行する。
媒体収納庫には、媒体を収納する収納部と、媒体を収納部から繰り出す繰出部と、繰出部によって媒体を収納部から繰り出すために、収納された媒体を繰出部側に押圧して整列させる押圧部とが設けられている。このような媒体収納庫の一例としては、下記の特許文献1及び特許文献2を挙げることができる。
上述の通帳のような媒体の表面には、磁気ストライプのような、表面から突出した突出部が設けられている。従って、収納部に収納された複数の媒体を押圧部により押圧して整列させた場合、突出部の厚みに起因して、媒体の突出部のある表面部分の厚みと、媒体の突出部のない表面部分の厚みとの間に差が生じる。このような媒体であっても、複数の媒体を、押圧部によって収納部内に隙間なく立てて整列させることができるように、媒体収納庫においては、押圧部の有する面のうち、媒体と対向する対向面には、段差が設けられている。段差を設けることにより、対向面においては、段差を挟んで一方の側には、その他方の側に比べて押圧部の内側へ凹んだ部分ができ、その結果、段差と凹んだ上記一方の側とによって空間が生じる。そして、対向面の上記他方の側を媒体の突出部のない表面部分と接触させて、媒体を押圧した場合、上記空間が、媒体の突出部のある表面部分を収納するための空間を形作るため、複数の媒体は、繰出部と押圧部との間に隙間なく立てて整列させることができる。このような媒体収納庫の一例としては、下記の特許文献3を挙げることができる。
特開2015−48156号公報 特開平10−279091号公報 特開平9−278194号公報
ところで、媒体処理装置の操作者によって上記収納部に複数の媒体を収納する際、複数の媒体を、いくつかに分けて、収納部に収納する作業を行う。すなわち、操作者は、収納作業を繰り返し行うことにより、例えば収納部に収納可能な最大数の媒体を収納部に収納する。このとき、新たに収納部に収納した媒体が先に収納した媒体を下側に押し込んで、先に収納した媒体の下側の部分が、折れ曲がり、新たに収納した媒体に潜り込むことがある。このような状態で収納部に収納された媒体(先に収納した媒体)は、新たに収納された媒体に引っかかり、繰出部によって繰り出すことができないという問題点があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、媒体を繰り出すことができない状態を避けることが可能な、新規かつ改良された媒体収納庫を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、媒体を立てて収納する収納部と、前記収納部内の繰出位置から収納位置まで移動可能に設けられ、前記媒体を前記繰出位置側に押圧する押圧部と、を備え、前記押圧部の前記媒体と対向する対向面には、段差が設けられ、前記押圧部を前記収納位置に配置したときに、前記段差により生じる空間と対向する前記収納部の底面の第1の領域に、前記媒体の転倒を防止する溝が設けられている、媒体収納庫が提供される。
前記溝は、前記媒体の押圧方向に垂直な方向に沿って延び、且つ、三角形状の断面を有し、前記溝の前記断面における2つの斜面のうち、一方の前記斜面は、他方の前記斜面に比べて、緩やかな傾きを有してもよい。
前記底面に前記溝は複数設けられ、前記底面の前記第1の領域には、前記第1の領域以外の前記底面の第2の領域に比べて密度が高くなるように、前記溝が設けられていてもよい。
前記媒体収納庫は、前記押圧部を前記収納位置に配置したときに、前記空間を埋める埋込部材をさらに備えてもよい。
前記媒体収納庫は、前記押圧部の内部に設けられたレバーをさらに備え、前記レバーの一方の端を押圧して、前記レバーを回転させることにより、前記レバーの他方の端が前記空間を埋めてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、装置本体と、前記装置本体に着脱可能な媒体収納庫と、を備える媒体処理装置であって、前記媒体収納庫は、媒体を立てて収納する収納部と、前記収納部内の繰出位置から収納位置まで移動可能に設けられ、前記媒体を前記繰出位置側に押圧する押圧部と、を有し、前記押圧部の前記媒体と対向する対向面には、段差が設けられ、前記押圧部を前記収納位置に配置したときに、前記段差により生じる空間と対向する前記収納部の底面の第1の領域に、前記媒体の転倒を防止する溝が設けられている、媒体処理装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、媒体を繰り出すことができない状態を避けることができる。
第1の実施形態に係る媒体Bの形態の一例を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る媒体処理装置10の構成の一例を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る媒体運搬機構50の構成の一例を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る媒体収納庫30の構成の一例を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る収納部330の底面330aの溝331の形態の一例を説明する説明図である。 従来の媒体収納庫40における問題について説明する説明図である。 第2の実施形態に係る媒体収納庫30aの構成の一例を説明する説明図である。 第2の実施形態に係る押圧部310a及び埋込部材360の構成の一例を説明する斜視図である。 第2の実施形態に係る押圧部310a及び埋込部材360の構成の一例を説明する側面図である。 第3の実施形態に係る押圧部310b及びレバー370の構成の一例を説明する斜視図である。 第3の実施形態に係る媒体収納庫30bの構成の一例を説明する説明図(その1)である。 第3の実施形態に係る媒体収納庫30bの構成の一例を説明する説明図(その2)である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下に説明する実施形態は、金融機関等の店舗において使用される現金自動預け払い機、通帳発行装置等のような媒体処理装置が有する、通帳のような媒体を立てて収納する媒体収納庫に関するものである。しかしながら、本実施形態は、上述の現金自動預け払い機、通帳発行装置の有する媒体収納庫に限定されるものではなく、上述の現金自動預け払い機、通帳発行装置以外の装置が有する、媒体を立てて収納する媒体収納庫であってもよい。
<<第1の実施形態>>
<媒体B>
第1の実施形態を説明する前に、まずは、第1の実施形態に係る媒体Bの形態の一例を、図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態に係る媒体Bの形態の一例を説明する説明図である。詳細には、図1は、媒体Bの一例として、複数の紙が冊子状にまとめられ、表面に磁気ストライプを有する通帳を示した図であり、図1の右側には、媒体Bの表面7側から見た(X軸方向から見た)媒体Bの表面図が示され、図1の左側には、媒体Bの側面側から見た(Y軸方向から見た)媒体Bの側面図が示されている。
図1に示すように、媒体Bは、例えば、先に説明したように、金融機関等で用いられ、複数の紙が冊子状にまとめられている通帳である。媒体Bの表面7の下側には、図1の右側の図からわかるように、媒体Bの長手方向(Y軸方向)に沿って延びる例えば磁気ストライプのような、突出部7aが設けられている。したがって、媒体Bの下側の部分は、図1の左側の図に示すように、突出部7aの分だけ、媒体Bの上側の部分に比べて厚みが厚くなっている。なお、以下の説明においては、媒体Bは、突出部7aが下側に位置するように後述する媒体収納庫30に立てて収容されることから、媒体Bの下側とは突出部7a側のことをいう。また、第1の実施形態に係る媒体Bは、表面に突出部7aを有するカードのような媒体であってもよく、もしくは、複数の紙が冊子状にまとめられた媒体であってもよく、特に限定されるものではない。
<媒体処理装置10>
次に、図2及び図3を参照しながら、第1の実施形態に係る媒体処理装置10の構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係る媒体処理装置10の構成の一例を説明する説明図であり、詳細には、媒体処理装置10をX軸に沿って切断した場合の媒体処理装置10の断面図である。図3は、第1の実施形態に係る媒体運搬機構50の構成の一例を説明する説明図であり、詳細には、図2の断面図における媒体運搬機構50の側面図、すなわちY軸方向から見た媒体運搬機構50の側面図である。なお、図2では、説明の便宜のため、併せて媒体収納庫30の断面も示す。
媒体処理装置10は、例えば金融機関の窓口に設置されて新規通帳の発行や通帳記帳等を行う通帳発行装置であって、通帳のような媒体Bに印字等の処理を行って発行する。なお、媒体処理装置10は、通帳の発行を専用に行う装置に限られず、例えば現金自動預け払い機に搭載されていても良い。図2に示すように、媒体処理装置10は、装置本体12と、媒体処理部20と、装置本体12と媒体処理部との間で媒体Bを運搬する媒体運搬機構50とを有する。
(装置本体12)
装置本体12は、媒体処理装置10の下部に設けられ、複数の媒体収納庫30を有する。詳細には、複数の媒体収納庫30は、図2に示すように、装置本体12に着脱可能に装着される。媒体収納庫30は、通帳のような媒体Bを所定の数、立てて収納することが可能である。なお、媒体収納庫30の詳細については、後で説明する。また、装置本体12は、図示しない証書収納庫を有していてもよい。
(媒体処理部20)
媒体処理部20は、媒体Bに関する処理(例えば、搬送や印字等)を行う。媒体処理部20は、例えば、媒体処理装置10の上部、すなわち、装置本体12の上に設けられており、媒体Bを搬送する搬送路21と、媒体Bの頁等を検出する検出部22と、媒体Bの頁をめくる改頁部23と、媒体Bに設けられた突出部7aとしての磁気ストライプを読取り、当該磁気ストライプに記録する読取記録部24と、媒体Bに印字する印字部25と、媒体Bを媒体処理装置10の外部へ排出する排出部26と、を有する。
詳細には、搬送路21は、互いに向かい合うよう配置されたローラ(図示を省略)及びベルト(図示を省略)等により構成され、媒体Bを挟持して媒体処理装置10の各部へ搬送する。検出部22は、例えば媒体Bが通帳である場合には、通帳の頁や印字済みの行を検出する。改頁部23は、検出部22の検出結果に基づいて、媒体Bの頁を捲る。読取記録部24は、例えば媒体Bが磁気ストライプを有する場合には、磁気ストライプに記録された情報を媒体Bの処理内容に応じて読取り、さらに、当該磁気ストライプに処理内容に応じた情報を記録する。また、印字部25は、印字ヘッド(図示を省略)やプラテン(platen)(図示を省略)等を有し、例えば検出部22によって検出された印字済みの最終行の次の行に、処理内容を印字する。そして、排出部26は、上述のように処理された媒体Bを媒体処理装置10の外部へ排出する。
(媒体運搬機構50)
媒体運搬機構50は、媒体処理装置10の中央部に、昇降移動可能に設けられている。媒体運搬機構50は、媒体収納庫30に収納された媒体Bを繰り出して取込み、取込んだ媒体Bを媒体処理部20の搬送路21を受け渡す。詳細には、媒体運搬機構50は、図2に示すように上下方向に掛け渡されたベルト62に取り付けられている。ベルト62は、モータ63により、ギア機構64を介して駆動される。媒体運搬機構50は、モータ63によって制御されることにより、繰り出そうとする媒体Bを収納する媒体収納庫30に対向した位置で停止する。
さらに具体的に、媒体運搬機構50について、図3を用いて説明する。媒体運搬機構50は、図3に示すように、繰出部52と、搬送路53a、53b、53cと、搬送ローラ54a、54b、54cと、搬送ガイド55a、55b、55cと、検出センサ56(56a、56b、56c)と、を有する。
繰出部52は、支軸52aを中心に揺動可能に設けられている。繰出部52は、先端側に回転可能な繰出ローラ52bを有する。繰出部52は、図3に示すように、媒体収納庫30側に揺動し、繰出ローラ52bは、媒体収納庫30に収納された媒体Bのうちの繰出部52側の端に位置する媒体Bの上部に接触する。そして、繰出ローラ52bは、回転して、媒体Bを収納部330から順次繰り出す。媒体Bは、繰出部52側とは反対側に位置する押圧部310(なお、押圧部310の詳細については、後で説明する)によって、繰出ローラ52bへ向かう方向(図3の方向A)に押圧されている。なお、繰出部52の揺動と、繰出ローラ52bの回転とは、個別に制御される。
媒体収納庫30の繰出部52側の端に位置する媒体Bの上には、分離機構340が設けられている。分離機構340により、媒体収納庫30の繰出部52側の端に位置する媒体Bを他の媒体Bから1つずつ分離して、媒体収納庫30から繰り出すようになっている。
搬送路53aは、搬送ガイド55aと搬送ガイド55bで形成され、搬送路53bは、搬送ガイド55aと搬送ガイド55cで形成され、搬送路53cは、搬送ガイド55bと搬送ガイド55cで形成されている。搬送路53aは、媒体運搬機構50の図2における左側の媒体収納庫30から繰り出された媒体Bを搬送する経路である。搬送路53bは、媒体運搬機構50の図2における右側の媒体収納庫30から繰り出された媒体Bを搬送する経路である。搬送路53cは、搬送路53a又は搬送路53bに取り込まれた媒体Bを媒体処理部20に搬送するための経路である。
搬送ローラ54a〜54cは、それぞれ回転可能に設けられている。搬送ローラ54aは、回転することで、搬送ローラ54bと協働して搬送路53aにおいて媒体Bを搬送する。また、搬送ローラ54aは、搬送ローラ54cと協働して搬送路53bにおいて媒体Bを搬送する。
検出センサ56は、搬送される媒体Bを検出する。検出センサ56は、発光素子56aと受光素子56bと反射板56cとを有する。発光素子56aが発した光が、反射板56cで反射され、受光素子56bで受光されることにより、搬送路53a又は搬送路53bに繰り出された媒体Bを検出する。
<媒体収納庫30>
図4及び図5を参照しながら、第1の実施形態に係る媒体収納庫30の構成について、詳細に説明する。図4は、第1の実施形態に係る媒体収納庫30の構成の一例を説明する説明図であって、詳細には、媒体収納庫30をX軸に沿って切断した媒体収納庫30の断面図であって、媒体Bを収納部330に収納するために、押圧部310を媒体Bの押圧方向(図4に示す方向A)とは反対の方向に移動させた際の媒体収納庫30を示す。図5は、第1の実施形態に係る収納部330の底面330aの溝331の形態の一例を説明する説明図であって、詳細には、図4に示される媒体収納庫30の収納部330の底面330aの溝331の部分Cを拡大した拡大図である。なお、図3及び図4においては、わかりやすい図とするために、媒体Bの突出部7aの図示を省略している。
媒体収納庫30は、先に説明したように、媒体処理装置10の装置本体12に装着され、図4に示されるように、押圧部310と、付勢部材320と、収納部330とを有する。押圧部310は、付勢部材320によって付勢され、収納部330に収納された媒体Bを押圧し、媒体Bを立てて整列させる。収納部330は、媒体Bを、斜めに傾けた状態で収納する。そして、媒体収納庫30に収納された媒体Bは、押圧部310によって繰出部52側に押圧され(図3参照)、さらに、前述した媒体運搬機構50の繰出部52によって、媒体収納庫30から繰り出される。
(押圧部310)
押圧部310は、後述する収納部330内で図4に示す方向A(媒体Bの押圧方向)に沿って、繰出位置P1から収納位置P2まで移動可能に設けられている。ここで、繰出位置P1とは、収納部330内の媒体運搬機構50の繰出部52側(もしくは分離機構340側)の位置であって、収納部330から最後の媒体Bが繰り出す際の押圧部310の位置のことであり、より具体的には、図4で示すP1の位置に押圧部310の対向面311とは反対側にある面314が配置しているような、押圧部310の位置をいう。また、収納位置P2とは、収納部330内の繰出部52側とは反対側の位置であって、押圧部310が収納部330の内壁330b(繰出部52側とは反対側に位置する収納部330の内壁)側に可能な限り近づいた場合の押圧部310の位置のことであり、より具体的には、図4で示すP2の位置に押圧部310の面314が配置しているような、押圧部310の位置をいう。押圧部310は、後述する付勢部材320の付勢力を受けて、収納位置P2から繰出位置P1に向かって(押圧方向)移動することができ、媒体Bを繰出位置P1側(繰出部52側)に押圧して、媒体Bを立てた状態で整列させる。したがって、操作者によって押圧部310の位置を固定しない限りは、収納部330に収納された複数の媒体Bの厚さの合計によって、収納部330内の押圧部310の位置が定められる。そして、押圧部310が媒体Bを押圧することで、整列された媒体Bのうちの繰出部52側の端に位置する媒体Bが、前述の繰出ローラ52bに圧接される。これにより、繰出ローラ52bが、媒体Bを順次媒体収納庫30から繰り出すことができる。
詳細には、図4に示されるように、押圧部310の繰出部52側であって、媒体Bと対向する対向面311には、段差312が設けられている。この段差312は、具体的には、段差312の上側部分311aが押圧部310の外側へ突出し、段差312の下側部分311bが押圧部310の内側へ凹んでいるような段差として設けられる。さらに、段差312は、段差312と段差312の下側部分311bとによって定められる空間350の容積が、媒体Bの突出部7aのない表面7の部分と突出部7aのある表面7の部分との厚さの差に係る容積に対応するように、設けられている。なお、ここで、空間350が媒体Bの突出部7aのない表面7の部分と突出部7aのある表面7の部分との厚さの差に係る容積に対応しているとは、空間350が、数学的に(もしくは幾何学的に)媒体Bの突出部7aのない表面7の部分と突出部7aのある表面7の部分との厚さの差の分に対応する容積を持つ場合のみを意味するのではなく、当該容積に、さらに、収納部330から媒体Bを潤滑に繰り出すための遊びとしての空間の容積を足した容積を持つ場合も含むことを意味する。
対向面311のうち、段差312の上側部分311aは、媒体Bの上側の突出部7aのない表面7の部分と対向する。この上側部分311aが媒体Bの突出部のない表面7の部分と接触することにより、押圧部310は媒体Bを押圧方向(図4に示す方向A)に押圧することができる。また、対向面311のうち、段差312の下側部分311bは、媒体Bの下側の突出部7aのある表面7の部分と対向する。そして、対向面311に段差312が設けられていることにより、すなわち、下側部分311bが押圧部310の内側へ凹んでいることから、段差312と段差312の下側部分311bとによって定められる空間350が生じるが、この空間350は、媒体Bの突出部7aのない表面7の部分と突出部7aのある表面7の部分との厚さの差に対応している。そのため、対向面311の上側部分311aが媒体Bの突出部のない表面7の上側部分と接触して、媒体Bを押圧した場合、媒体Bの上側に比べて厚みのある媒体Bの下側部分を収納するための空間350があるため、複数の媒体Bを、収納部330に隙間なく立てて整列させることができる。
(付勢部材320)
付勢部材320は、先に説明したように、押圧部310を押圧方向(図4に示す方向A)に付勢する。付勢部材320は、例えば引張バネで構成される。付勢部材320は、例えば、押圧方向とは反対の方向に開いたU字型をしており、媒体Bをその長手方向において挟むように、押圧部310の両側に配置されている。付勢部材320のU字の2つの端部は、前述した媒体運搬機構50の繰出部52側(分離機構340側)とは反対側に位置し、一方の端部は、前述した押圧部310に連結され、他方の端部は後述する収納部330の内壁330bに連結されている。そして、媒体処理装置10の操作者が、押圧方向とは反対方向に押圧部310を押すことで、押圧部310は、付勢部材320の付勢力に抗い押圧方向とは反対方向に移動することが可能である。例えば、後述する収納部330に複数の媒体Bを収納する際には、操作者は、押圧方向とは反対方向に押圧部310を移動させる。
(収納部330)
収納部330は、所定の数の媒体Bを、隙間なく立てて収納することが可能である。詳細には、媒体Bは、媒体Bの長手方向が収納部330の幅方向(図4に示す方向Aに対して垂直な方向、言い換えるとY軸方向)に沿うように収納され、複数の媒体Bは、図4に示すように、媒体Bの上側がその下側に比べて媒体Bの押圧方向に向かって傾くように、垂直方向から斜めに傾けた状態で、収納される。より具体的には、媒体Bは、以下の手順によって収納部330に収納される。まず、操作者は、媒体収納庫30を媒体処理装置10から取り出す。そして、操作者は、押圧部310を押圧方向とは反対の方向に移動させて、複数の媒体Bを入れ込むことができる空間をつくって、その空間に複数の媒体Bを収納する。その後、操作者は、媒体収納庫30を媒体処理装置10に再度装着する。さらに、媒体処理装置10における処理が開始されると、このようにして収納部330に収納された媒体Bは、媒体運搬機構50の繰出ローラ52bによって順次繰り出される。
また、収納部330においては、収納された媒体Bを受ける底面330aに、溝331が複数設けられている。溝331は、媒体Bの押圧方向(図4に示す方向A)に垂直な方向(図4では、Y軸方向)に沿って延びている。このような形態の溝331を形成することにより、収納部330に媒体Bを収納した際に、媒体Bの下端が溝331に引っかかり、媒体Bの転倒を防止することができる。
具体的には、この溝331は、図5に示すように三角形状の断面を有しており、各溝331の有する2つの斜面331a、331bのうち、前述の繰出位置P1側(すなわち、媒体運搬機構50の繰出部52側)に位置する斜面331aは、前述の収納位置P2側(すなわち、上記繰出部52とは反対側)に位置する斜面331bと比べて、緩やかな勾配の傾きを有してもよい。このようにすることで、複数の媒体Bを収納部330に収納する際には、斜面331bの勾配が急なため、媒体Bの下端が溝331に引っかかりやすく、媒体Bの転倒を防止することができる。一方、媒体Bが、媒体Bの押圧方向(図4に示す方向A)に押圧部310によって押され、収納部330の底面330aを押圧方向に摺動する際には、溝331の斜面331aの勾配が緩やかなため、媒体Bが溝331に引っかかることはなく、スムーズに媒体Bが底面330a上を摺動することができる。
さらに詳細には、溝331の少なくとも1つは、図4に示すように、押圧部310を収納位置P2に配置したときに、上記空間350と対向する収納部330の底面330aの領域(第1の領域)R1、言い換えると、上記空間350の下方に位置する収納部330の底面330aの領域R1に形成される。また、当該領域R1には、当該領域R1以外の底面330aの領域(第2の領域)R2に比べて、密度が高くなるように、溝331が設けられていることが好ましい。言い換えると、複数の溝331は、領域R1に、当該領域R1以外の領域R2に比べて溝331の間の間隔が狭くなるように設けられる。媒体Bを収納部330に収納する際には、媒体Bは空間350の奥に入り込むように倒れこむことがあるが、本実施形態は、領域R1に多くの溝331を形成することにより、媒体Bの下端を溝331に引っ掛かりやすくして、媒体Bが空間350の奥に入り込むことを防止する。
なお、本実施形態においては、溝331の形状は、例えば半円状の断面を有するような他の形状であってもよく、図4及び図5に示される形状に限定されるものではない。また、本実施形態においては、溝331の断面における斜面の傾き、収納部330の底面330aにおける溝331の分布等についても、上述の形態に限定されるものではない。
(分離機構340)
分離機構340は、収納部330の繰出部52側の端に位置する媒体Bの上に設けられ、収納部330の繰出部52側の端に位置する媒体Bを他の媒体Bから1つずつ分離する。なお、本実施形態においては、分離機構340の形態は、図4に示される形態に限定されるものではなく、他の形態であってもよい。
以上のような形態を有する第1の実施形態の媒体収納庫30によれば、媒体Bを繰り出すことができない状態を避けることができる。以下に、従来の媒体収納庫40における問題と、本実施形態によって当該問題が解消されることを、図6を用いて説明する。図6は、従来の媒体収納庫40における問題について説明する説明図である。この図6は、図4と同様に、媒体収納庫40をX軸に沿って切断した媒体収納庫40の断面図であって、媒体Bを収納部330に収納するために、押圧部310を、前述の収納位置P2に配置した際の媒体収納庫40を示す。この従来の媒体収納庫40においては、前述の溝331が収納部330の底面330aに設けられていないこと以外は、先に説明した第1の実施形態に係る媒体収納庫30と同様の構成を有する。従って、図6においては、従来の媒体収納庫40の各部位のうち、先述の第1の実施形態の媒体収納庫30と共通する部位については、第1の実施形態の媒体収納庫30と共通の符号を付している。なお、図6においては、わかりやすい図とするために、一部の媒体B、付勢部材320、分離機構340の図示を省略している。
先に説明したように、複数の媒体Bを収納部330に収納するためには、押圧部310を、媒体Bの押圧方向(図6に示す方向A)とは反対側に移動させ、収納位置P2に配置する。媒体収納庫40においては、分離機構340(図6では図示せず)が設けられているため、一度に収納部330に収納可能な最大数の媒体Bを収納することができず、よって、操作者は、複数の媒体Bをいくつかに分けて、それぞれを収納する収納作業を繰り返すこととなる。その際に、図6に示すように、先に収納した媒体B1の突出部7aに、新たに収納した媒体B2の下端が引っかかり、新たに収納した媒体B2が先に収納した媒体B1を下側に押し込むことがある。その結果、先に収納した媒体B1の下側の部分が、押圧部310の対向面311の段差312と段差312の下側部分311bとによって定められる空間350に入り込み、当該媒体B1は折れ曲がった状態となる。さらに、先に収納した媒体B1が、新たに収納された媒体B2の下に潜り込む。このような状態になってしまうと、繰出部52及び分離機構340によって先に収納した媒体B1は新たに収納された媒体B2から分離することができなくなる。すなわち、従来の媒体収納庫40においては、媒体Bを繰り出すことができない状態が生じる得ることが問題であった。
それに対して、本実施形態の媒体収納庫30においては、複数の媒体Bを収納部330に収納する際には、収納部330の底面330aには溝331があるため、媒体Bの下端が溝331に引っかかり、倒れこんで上記空間350に入り込むことはない。そして、本実施形態においては、複数の媒体Bを何回かに分けて収納部330に収納した際には、先に収納した媒体B1の突出部7aに、新たに収納した媒体B2の下端が引っかかり、新たに収納した媒体B2が先に収納した媒体B1を下側に押し込むことがあっても、媒体B1の下端が溝331に引っかかり、当該媒体B1が、上記空間350に入り込むように折れ曲がることはない。その結果、本実施形態によれば、先に収納した媒体B1の下側の部分が折れ曲がって、先に収納した媒体B1が新たに収納された媒体B2の下に潜り込む状態になることが避けることができるため、媒体B1を他の媒体Bから分離することができない状態を避けることができる。
なお、上記の本実施形態の説明においては、媒体Bは、その表面に磁気ストライプのような突出部7aが設けられている通帳であるとして説明したが、本実施形態における媒体Bは、先に説明したように、通帳に限定されるものではない。例えば、媒体Bは、複数の紙が冊子状にまとめられた媒体であって、収納部330に、複数の紙が結合した背とは反対側の部分(広げることが可能な部分)が下になるように立てて収容される媒体であってもよい。この場合、媒体Bは、背とは反対側の部分においては複数の紙が結合していないため、扇状に広がりやすく、また、背とは反対側の部分は、背の側と比べて、厚みを持っていることがある。そして、このような複数の媒体Bを何回かに分けて収納部330に収納した際には、先に収納した媒体B1が広がった状態であった場合には、通帳の場合と同様に、新たに収納した媒体B2の下端が広がった媒体B1に引っかかり、新たに収納した媒体B2が先に収納した媒体B1を下側に押し込むことがある。その結果、先に収納した媒体B1の下側の部分が空間350に入り込み、当該媒体B1は、折れ曲がった状態で新たに収納された媒体B2の下に潜り込むこととなる。このような状態になってしまうと、先に説明したように、繰出部52及び分離機構340によって媒体B1は媒体B2から分離することができなくなり、媒体B1を繰り出すことができない。しかしながら、本実施形態の媒体収納庫30によれば、収納部330の底面330aに溝331を設けることにより、媒体Bの下端が溝331に引っかかり、媒体Bが扇状に広がることを防ぐことができる。従って、本実施形態においては、媒体Bが広がることを避けることができるため、新たに収納した媒体B2の下端が広がった媒体B1に引っかかり、新たに収納した媒体B2が先に収納した媒体B1を下側に押し込むこともなく、先に収納した媒体B1が新たに収納された媒体B2の下に潜り込む状態になることが避けることができる。その結果、媒体Bが複数の紙が冊子状にまとめられた媒体であっても、媒体Bを他の媒体Bから分離することができない状態を避けることができる。すなわち、本実施形態によれば、媒体Bを繰り出すことができない状態になることを避けることができる。
<<第2の実施形態>>
上述の第1の実施形態においては、底面330aに溝331を設けることにより、媒体Bを繰り出すことができない状態になることを避けていた。次に説明する第2の実施形態においては、媒体収納庫30aに、押圧部310aを前述の収納位置P2に配置した際に、押圧部310aの対向面311の段差312と段差312の下側部分311bとによって定められる空間350を埋める埋込部材360を設ける。このような埋込部材360を設けることで、押圧部310aを前述の収納位置P2に配置した際に、上記空間350が埋込部材360によって埋められているため、媒体Bが倒れこんで上記空間350に入り込むことはない。従って、本実施形態によれば、複数の媒体Bを何回かに分けて収納部330に収納した際、先に収納した媒体B1の突出部7aに、新たに収納した媒体B2の下端が引っかかり、新たに収納した媒体B2が先に収納した媒体B1を下側に押し込むことがあっても、先に収納した媒体B1が空間350に入り込むことはないため、媒体B1は折れ曲がった状態になることはない。その結果、本実施形態によれば、先に収納した媒体B1の下側の部分が折れ曲がって、先に収納した媒体B1が新たに収納された媒体B2の下に潜り込む状態になることが避けることができるため、媒体B1を他の媒体Bから分離することができない状態を避けることができる。
以下に、本実施形態の媒体収納庫30aを説明する。なお、本実施形態において、媒体B、媒体処理装置10、及び媒体運搬機構50については、第1の実施形態と共通であり、第1の実施形態の媒体B、媒体処理装置10、及び媒体運搬機構50の説明及び説明図である図1から図3を参照し得る。
<媒体収納庫30a>
まずは、図7から図9を参照して、第2の実施形態に係る媒体収納庫30aの構成を説明する。図7は、本実施形態に係る媒体収納庫30aの構成の一例を説明する説明図であって、図4と同様に、媒体収納庫30aをX軸に沿って切断した媒体収納庫30aの断面図であって、媒体Bを収納部330に収納するために、押圧部310aを、媒体Bの押圧方向(図7に示す方向A)とは反対の方向に移動させ、前述の収納位置P2に配置した際の媒体収納庫30aを示す。図8は、本実施形態に係る押圧部310a及び埋込部材360の構成の一例を説明する斜視図であって、詳細には、図8の左側には、押圧部310aの斜視図が示され、図8の右側には、埋込部材360の斜視図が示されている。さらに、図9は、本実施形態に係る押圧部310a及び埋込部材360の構成の一例を説明する側面図である。なお、ここでは、第2の実施形態の媒体収納庫30aの各部位のうち、第1の実施形態の媒体収納庫30と共通する部位については、共通の符号を付して、その説明を省略し、共通しない部位についてのみ説明する。
媒体収納庫30aは、図7に示すように、第1の実施形態の媒体収納庫30と同様に、所定の数の媒体Bを収納することができる。この媒体収納庫30aは、第1の実施形態の媒体収納庫30と共通する各部位を有するとともに、後述する押圧部310a及び埋込部材360を有する。
(押圧部310a)
本実施形態の押圧部310aは、第1の実施形態と同様に、付勢部材320による付勢力を受けて媒体Bを押圧方向(図7に示す方向A)に押圧して、媒体Bを整列させる。本実施形態の押圧部310aにおいても、図7に示すように、第1の実施形態と同様に、押圧部310の繰出部52側であって、媒体Bと対向する対向面311には、段差312が設けられている。さらに、本実施形態の押圧部310aの対向面311には、図8の左側の図に示すように、2つのスリット313が設けられている。この2つのスリット313は、媒体Bの押圧方向に沿って(X軸に沿って)、押圧部310aを貫き、互いに平行に延びている。なお、図7から図9に示す例では、スリット313は、押圧部310aの収納部330の内壁330b側の面(押圧部310aの対向面311とは反対側の面)314から、対向面311までを貫いている。さらに具体的には、スリット313は、押圧部310aの面314の下側部分から、対向面311のうち、段差312の上側部分311aの下側の領域、段差312及び段差312の下側部分311bを貫いている。そして、このスリット313に、後述する埋込部材360が入り込むことができる。
(埋込部材360)
埋込部材360は、押圧部310aを前述の収納位置P2に配置した際に、押圧部310の対向面311の段差312と段差312の下側部分311bとによって定められる空間350を埋めることができる。埋込部材360は、例えば、図8の右側に示すように、媒体Bの押圧方向に沿って延びる平行な2つのブロック360a、360bから構成されており、この2つのブロック360a、360bは、図9に示すように、押圧部310aの2つのスリット313に入りこむことができる。また、このブロック360a、360bは、それぞれ、媒体Bと対向する側面361a、361bと、側面361a、361bとは反対側に位置する側面362a、362bとを有する。側面361a、361bは、収納部330の内壁330b(図7参照)に固定される。2つのブロック360a、360bは、これらのブロック360a、360bが押圧部310aのスリット313に入り込むことができるように、スリット313の位置に対応するように固定される。さらに、側面362a、362bには、媒体Bと接触することがあるため、収納された媒体Bの傾きと平行になるように斜めに加工されていることが好ましく、さらに、側面362a、362bの上側の端部には、面取り加工が施されていることが好ましい。
そして、図7に示すように、押圧部310aを収納位置P2に配置した際には、埋込部材360を構成するブロック360a、360bは、押圧部310aの2つのスリット313に入りこみ、ブロック360a、360bの側面361a、361b側の部分は、上記スリット313を介して押圧部310aの対向面311上に突出する。この突出した部分が、上記空間350を埋める。なお、押圧部310aを、媒体Bの押圧方向(図7に示す方向A)に移動させ、繰出位置P1に配置した際には、押圧部310aが移動しても、埋込部材360は移動することができないため、埋込部材360によって、上記空間350が埋まることはない。
以上のような形態を有する第2の実施形態の媒体収納庫30aによれば、媒体Bを繰り出すことができない状態を避けることができる。以下にその理由を説明する。
押圧部310aを収納位置P2に配置させて、媒体Bを収納部330に収納した際には、先に説明したように、立てて入れられた媒体Bは、倒れこんで、空間350に入り込もうとする。しかしながら、本実施形態においては、押圧部310aを収納位置P2に配置させた際には、上述の埋込部材360により、上記空間350が埋められている。よって、立てて入れられた媒体Bが、倒れこんで、空間350に入り込むことはない。従って、本実施形態によれば、複数の媒体Bを何回かに分けて収納部330に収納した際、先に収納した媒体B1の突出部7aに、新たに収納した媒体B2の下端が引っかかり、新たに収納した媒体B2が先に収納した媒体B1を下側に押し込むことがあっても、媒体B1が空間350に入り込むことはないため、媒体B1は折れ曲がった状態になることはない。その結果、本実施形態によれば、先に収納した媒体B1の下側の部分が折れ曲がって、先に収納した媒体B1が新たに収納された媒体B2の下に潜り込む状態になることが避けることができるため、媒体B1を他の媒体Bから分離することができない状態を避けることができ、ひいては、媒体Bを繰り出すことができない状態を避けることができる。
なお、本実施形態においては、スリット313及び埋込部材360の形態は、図7から図9に示される形態に限定されるものではなく、押圧部310aを前述の収納位置P2に配置した際に、上記空間350を埋めることができる形態であれば、特に限定されるものではない。また、以上に説明した第2の実施形態は、これまで説明した第1の実施形態と組み合わせて実施することができる。
また、本実施形態においても、第1の実施形態とは同様に、媒体Bは通帳に限定されるものではない。例えば、媒体Bは、複数の紙が冊子状にまとめられた媒体であって、収納部330に、複数の紙が結合した背とは反対側の部分が下になるように立てて収容される媒体であってもよい。媒体Bは扇状に広がりやすく、背とは反対側の部分は、背の側と比べて、厚みを持っていることがある。このような複数の媒体Bを何回かに分けて収納部330に収納した際には、通帳の場合と同様に、新たに収納した媒体B2の下端が広がった媒体B1に引っかかり、新たに収納した媒体B2が先に収納した媒体B1を下側に押し込んで、媒体B1は、折れ曲がった状態で新たに収納された媒体B2の下に潜り込むこととなる。そして、最終的には、媒体B1は、媒体B2から分離することができなくなり、繰り出すことができなくなる。しかしながら、本実施形態の媒体収納庫30aによれば、押圧部310aを前述の収納位置P2に配置した際に、空間350を埋める埋込部材360を設けたことから、媒体Bが広がって収納されるための余分な空間はなく、媒体Bが広がることを防ぐことができる。従って、本実施形態においては、媒体Bが広がることを避けることができるため、新たに収納した媒体B2の下端が広がった媒体B1に引っかかり、新たに収納した媒体B2が先に収納した媒体B1を下側に押し込むこともなく、先に収納した媒体B1が新たに収納された媒体B2の下に潜り込む状態になることが避けることができる。その結果、媒体Bが冊子状にまとめられた媒体であっても、本実施形態によれば、媒体Bを他の媒体Bから分離することができない状態を避けることができ、すなわち、媒体Bを繰り出すことができない状態になることを避けることができる。
<<第3の実施形態>>
上述の第2の実施形態においては、媒体収納庫30aに、押圧部310aを収納位置P2に配置した際に、空間350を埋める埋込部材360を設けることにより、媒体Bを繰り出すことができない状態になることを避けていた。次に説明する第3の実施形態においては、媒体収納庫30bの押圧部310bに、回転して、上記空間350を埋めることができるレバー370を設ける。このようなレバー370を設けることにより、空間350を埋めることができることから、本実施形態においては、第2の実施形態と同様に、媒体Bが倒れこんで上記空間350に入り込むことはない。従って、本実施形態によれば、複数の媒体Bを何回かに分けて収納部330に収納した場合であっても、先に収納した媒体B1の突出部7aに、新たに収納した媒体B2の下端が引っかかり、新たに収納した媒体B2が先に収納した媒体B1を下側に押し込むことがあっても、媒体B1が空間350に入り込むことはないため、媒体B1は折れ曲がった状態になることはない。その結果、本実施形態によれば、先に収納した媒体B1の下側の部分が折れ曲がって、先に収納した媒体B1が新たに収納された媒体B2の下に潜り込む状態になることが避けることができるため、媒体B1を他の媒体Bから分離することができない状態を避けることができる。
以下に、本実施形態の媒体収納庫30bを説明する。なお、本実施形態において、媒体B、媒体処理装置10、及び媒体運搬機構50については、第1の実施形態と共通であり、第1の実施形態の媒体B、媒体処理装置10、及び媒体運搬機構50の説明及び説明図である図1から図3を参照し得る。
<媒体収納庫30b>
まずは、図10から図12を参照して、第3の実施形態に係る媒体収納庫30bの構成を説明する。図10は、本実施形態に係る媒体収納庫30bにおける押圧部310b及びレバー370の構成の一例を説明する斜視図である。図11及び図12は、本実施形態に係る媒体収納庫30bの構成の一例を説明する説明図であって、図4と同様に、媒体収納庫30bをX軸に沿って切断した媒体収納庫30bの断面図であり、さらに詳細には、媒体Bを収納部330に収納するために、押圧部310aを前述の収納位置P2に配置した際の媒体収納庫30aを示す。なお、図10から図12においては、第3の実施形態の媒体収納庫30bの各部位のうち、第1の実施形態の媒体収納庫30と共通する部位については、共通の符号を付して、その説明を省略し、共通しない部位についてのみ説明する。また、図10においては、わかりやすい図とするために、付勢部材372の図示を省略し、図11及び図12においては、同様の理由で、媒体Bの突出部7a、付勢部材320の図示を省略している。
媒体収納庫30bは、第1の実施形態の媒体収納庫30と同様に、所定の数の媒体Bを収納することができる。この媒体収納庫30bは、第1の実施形態の媒体収納庫30と共通する各部位を有するとともに、後述する押圧部310b及びレバー370を有する。
(押圧部310b)
本実施形態の押圧部310bは、第1及び第2の実施形態と同様に、付勢部材320による付勢力を受けて媒体Bを押圧方向(図11及び図12に示す方向A)に押圧して、媒体Bを整列させる。本実施形態の押圧部310bにおいても、図10に示すように、第1の実施形態と同様に、押圧部310bの繰出部52側であって、媒体Bと対向する対向面311には、段差312が設けられている。さらに、本実施形態の押圧部310bの内部には、図10に示すように、押圧部310bをその上面から下面へ、Z軸方向に貫く空洞380が設けられている。この空洞380は、例えば、その断面が四角形であり、空洞380の内壁のうち、対向面311とは反対側に位置する内壁380aは、図11及び図12に示すように斜めに傾いている。さらに詳細には、この内壁380aは、内壁380aの上側が内壁380aの下側に比べて対向面311側に近くなるように、斜めに傾いている。また、対向面311の段差312の下側部分311bには、図10に示すように開口部315が設けられており、この開口部315は、上述の空洞380と連結している。そして、上記空洞380内部には、後述するレバー370が回転可能に設置され、レバー370の下側にある部分(後述する埋込部370a)が、レバー370が回転することにより、開口部315を介して対向面311上に突出することができる。なお、空洞380の上側には、後述するレバー370の上側にある部分(後述する手掛け部370b)を、操作者がその指によって押圧することができるように、指を挿入することができる広い空間が確保されていることが好ましい。
(レバー370)
レバー370は、図10に示すように、空洞380内部に回転可能に設置される。詳細には、レバー370は、その中心部分を貫くレバー支点371を有する。レバー支点371は、例えば、上記空洞380内に、媒体Bの押圧方向に垂直な方向(Y軸方向)に沿って延びる円柱であり、レバー支点371の2つの端部は、空洞380の内壁に固定される。そして、レバー370は、このレバー支点371により、空洞380内部に固定されると共に、図11及び図12に示すように、レバー支点371を中心に回転することができる。さらに、レバー370の下端部には、前述の開口部315を介して対向面311上に突出して、押圧部310bの対向面311の段差312と段差312の下側部分311bとによって定められる空間350を埋めることができる埋込部370aが設けられ、レバー370の上側部には、すなわち、埋込部370aとは反対側の部分には、媒体処理装置10の操作者がその指先を引っかけることができる手掛け部370bが設けられている。また、レバー370の手掛け部370b側の部分は、空洞380内に設けられた付勢部材372の端部に連結されており、付勢部材372により、手掛け部370bが対向面311側に倒れるように付勢されている。より詳細には、付勢部材372は、例えば引張バネで構成され、先に説明したように、付勢部材372の一方の端部はレバー370に連結され、付勢部材372の他方の端部は、押圧部310bの対向面311側の部分に連結されている。なお、軽い押圧力により、レバー370の回転が押圧部310の移動よりも容易に行えるように、付勢部材372の付勢力は、付勢部材320よりも弱い力に設定されていることが好ましい。
さらに、レバー370の動作について、図11及び図12を用いて説明する。図11は、操作者が、押圧部310bの空洞380に上方から指を差し込み、レバー370の手掛け部370bを媒体Bの押圧方向(図11及び図12に示す方向A)とは反対の方向に軽く押した場合の状態を示す。また、図12は、操作者によってレバー370の手掛け部370bが押されていない場合の状態を示す。
先に説明したように、付勢部材372の付勢力は、付勢部材320よりも弱い力に設定されているため、操作者が手掛け部370bを上記押圧方向とは反対の方向に軽く押した場合には、押圧部310bの移動よりも先にレバー370が回転する。そして、レバー370は、手掛け部370bが空洞380の内壁380a側へ倒れるように回転し、さらに回転が進むと、図11に示すように、手掛け部370bが上記空洞380の内壁380aに接触するため、レバー370の回転が止まる。この際に、レバー370の埋込部370aが、押圧部310bの開口部315を介して対向面311上に突出し、空間350を埋める。
操作者は、図11の状態になった際に、複数の媒体Bを収納部330に収納する。操作者によって、収納部330に立てて入れられた媒体Bは、倒れこもうとするが、レバー370の埋込部370aによって空間350が埋まっているため、倒れこもうとする媒体Bは、空間350に入り込むことができない。従って、複数の媒体Bを何回かに分けて収納部330に収納した場合であっても、先に収納した媒体B1の突出部7aに、新たに収納した媒体B2の下端が引っかかり、新たに収納した媒体B2が先に収納した媒体B1を下側に押し込むことがあっても、媒体B1が空間350に入り込むことはないため、媒体B1は折れ曲がった状態になることはない。その結果、本実施形態によれば、先に収納した媒体B1の下側の部分が折れ曲がって、先に収納した媒体B1が新たに収納された媒体B2の下に潜り込む状態になることが避けることができる。
そして、媒体Bの収納を完了した操作者は、指先をレバー370の手掛け部370bから離すことにより、図12に示すように、レバー370は、付勢部材372の付勢力により回転する。詳細には、レバー370は、手掛け部370bが対向面311側へ倒れるように回転し、さらに回転が進むと、図12に示すように、埋込部370aが上記空洞380の内壁380aに接触するため、レバー370の回転が止まる。この際に、レバー370の埋込部370aが、内壁380a側に倒れこむため、空間350を埋めることがなくなる。
また、操作者は、指先をレバー370の手掛け部370bから離す際には、押圧部310bを上記押圧方向に移動させて、媒体Bを押圧する。媒体Bを押圧部310bにより押圧することにより、複数の媒体Bが隙間なく立って整列し、媒体Bの突出部7aのない表面7の部分と突出部7aのある表面7の部分との間には厚さの差が生じる。しかしながら、既にレバー370が回転して、レバー370の埋込部370aが上記空間350を埋めていないため、押圧部310bによって押圧することで、複数の媒体Bが隙間なく立って整列した状態で整列した状態にすることができる。
以上のような形態を有する第3の実施形態の媒体収納庫30bによれば、媒体Bを繰り出すことができない状態になることを避けることができる。以下にその理由を説明する。
押圧部310bを収納位置P2に配置させて、媒体Bを収納部330に収納した際には、先に説明したように、立てて入れられた媒体Bは、倒れこんで、空間350に入り込もうとする。しかしながら、本実施形態においては、回転して、上記空間350を埋めることができるレバー370を設けたことから、このレバー370を操作者によって回転させることにより、上記空間350を埋めることができる。よって、立てて入れられた媒体Bが、倒れこんで、空間350に入り込むことはない。従って、本実施形態によれば、複数の媒体Bを何回かに分けて収納部330に収納した際、先に収納した媒体B1の突出部7aに、新たに収納した媒体B2の下端が引っかかり、新たに収納した媒体B2が先に収納した媒体B1を下側に押し込むことがあっても、媒体B1が空間350に入り込むことはないため、媒体B1は折れ曲がった状態になることはない。その結果、本実施形態によれば、先に収納した媒体B1の下側の部分が折れ曲がって、先に収納した媒体B1が新たに収納された媒体B2の下に潜り込む状態になることが避けることができるため、媒体B1を他の媒体Bから分離することができない状態を避けることができ、ひいては、媒体Bを繰り出すことができない状態を避けることができる。
また、本実施形態によれば、押圧部310bを収納位置P2に配置させていない場合であっても、操作者がレバー370の手掛け部370bを押すことによって、レバー370の埋込部370aが空間350を埋めることができる。このようにすることで、少数の媒体Bを収納部330に収納する場合であっても、空間350を埋めることができることから、立てて入れられた媒体Bが、倒れこんで、空間350に入り込むことを避けることができる。
なお、本実施形態においては、押圧部310b及びレバー370の形態は、図10から図12に示される形態に限定されるものではなく、レバー370によって空間350を埋めることができる形態であれば、特に限定されるものではない。また、以上に説明した第3の実施形態は、これまで説明した第1の実施形態と組み合わせて実施することができる。
また、本実施形態においても、第1及び第2の実施形態と同様に、媒体Bは通帳に限定されるものではない。例えば、媒体Bは、複数の紙が冊子状にまとめられた媒体であってもよい。
<<まとめ>>
以上に説明した第1から第3の実施形態によれば、媒体Bを媒体収納庫30、30a、30bの収納部330に収納する際、媒体Bが、倒れこんで上記空間350に入り込むことを避けることができる。したがって、複数の媒体Bを何回かに分けて収納部330に収納した際には、先に収納した媒体B1の突出部7aに、新たに収納した媒体B2の下端が引っかかり、新たに収納した媒体B2が先に収納した媒体B1を下側に押し込むことがあっても、当該媒体B1が、上記空間350に入り込むように折れ曲がることはない。その結果、これらの実施形態によれば、先に収納した媒体B1の下側の部分が折れ曲がって、先に収納した媒体B1が新たに収納された媒体B2の下に潜り込む状態になることが避けることができるため、媒体B1を他の媒体Bから分離することができない状態を避けることができる。すなわち、これらの実施形態によれば、媒体Bを繰り出すことができない状態を避けることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
7 表面
7a 突出部
10 媒体処理装置
12 装置本体
20 媒体処理部
21 搬送路
22 検出部
23 改頁部
24 読取記録部
25 印字部
26 排出部
30、30a、30b、40 媒体収納庫
50 媒体運搬機構
52 繰出部
52a 支軸
52b 繰出ローラ
53a、53b、53c 搬送路
54a、54b、54c 搬送ローラ
55a、55b、55c 搬送ガイド
56 検出センサ
56a 発光素子
56b 受光素子
56c 反射板
62 ベルト
63 モータ
64 ギア機構
310、310a、310b 押圧部
311 対向面
311a 上側部分
311b 下側部分
312 段差
313 スリット
314 面
315 開口部
320、372 付勢部材
330 収納部
330a 底面
330b、380a 内壁
331 溝
331a、331b 斜面
340 分離機構
350 空間
360 埋込部材
360a、360b ブロック
361a、361b、362a、362b 側面
370 レバー
370a 埋込部
370b 手掛け部
371 レバー支点
380 空洞
A 方向
B、B1、B2 媒体
P1 繰出位置
P2 収納位置
R1、R2 領域

Claims (6)

  1. 媒体を立てて収納する収納部と、
    前記収納部内の繰出位置から収納位置まで移動可能に設けられ、前記媒体を前記繰出位置側に押圧する押圧部と、
    を備え、
    前記押圧部の前記媒体と対向する対向面には、段差が設けられ、
    前記押圧部を前記収納位置に配置したときに、前記段差により生じる空間と対向する前記収納部の底面の第1の領域に、前記媒体の転倒を防止する溝が設けられている、
    媒体収納庫。
  2. 前記溝は、前記媒体の押圧方向に垂直な方向に沿って延び、且つ、三角形状の断面を有し、
    前記溝の前記断面における2つの斜面のうち、一方の前記斜面は、他方の前記斜面に比べて、緩やかな傾きを有する、請求項1に記載の媒体収納庫。
  3. 前記底面に前記溝は複数設けられ、
    前記底面の前記第1の領域には、前記第1の領域以外の前記底面の第2の領域に比べて密度が高くなるように、前記溝が設けられている、請求項1又は2に記載の媒体収納庫。
  4. 前記押圧部を前記収納位置に配置したときに、前記空間を埋める埋込部材をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の媒体収納庫。
  5. 前記押圧部の内部に設けられたレバーをさらに備え、
    前記レバーの一方の端を押圧して、前記レバーを回転させることにより、前記レバーの他方の端が前記空間を埋める、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の媒体収納庫。
  6. 装置本体と、
    前記装置本体に着脱可能な媒体収納庫と、
    を備える媒体処理装置であって、
    前記媒体収納庫は、
    媒体を立てて収納する収納部と、
    前記収納部内の繰出位置から収納位置まで移動可能に設けられ、前記媒体を前記繰出位置側に押圧する押圧部と、
    を有し、
    前記押圧部の前記媒体と対向する対向面には、段差が設けられ、
    前記押圧部を前記収納位置に配置したときに、前記段差により生じる空間と対向する前記収納部の底面の第1の領域に、前記媒体の転倒を防止する溝が設けられている、
    媒体処理装置。
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