JP2017056822A - 無線操縦マルチコプター - Google Patents

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Abstract

【課題】適切なタイミングでエアバッグ装置を作動させることができる無線操縦マルチコプターを提供する。【解決手段】無線操縦マルチコプターは、エアバッグ本体55及び膨張装置53を含むエアバッグ装置51と、マルチコプターの高度を検知する高度検知装置31と、エアバッグ装置51の作動を指示する指示装置41とを備える。このうち指示装置41は、エアバッグ装置51の作動の要否を判定する判定部43と、エアバッグ装置51の作動が必要と判定された場合に、高度検知装置31で検知した高度に応じたタイミングで、膨張装置53にエアバッグ本体55の膨張を指示する膨張指示部45とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、機体と、プロペラと、このプロペラを回転させる駆動装置と、この駆動装置を制御して飛行を制御する飛行制御装置とを備える無線操縦マルチコプター(マルチローターヘリコプター)に関する。
従来より、機体と、プロペラと、プロペラを回転させるモータ等の駆動装置と、駆動装置を制御して飛行を制御する飛行制御装置とを備え、プロポなどと呼ばれる無線操縦装置によって無線で遠隔操縦される無線操縦マルチコプター(以下、単に「マルチコプター」ともいう)が知られている。
なお、特許文献1には、無線操縦ヘリコプターにエアバッグ装置を配設することが開示されている(特許文献1の請求項2,5等を参照)。この無線操縦ヘリコプターでは、エアバッグ装置の膨出機構が機体操縦用の制御装置に接続されており、オペレータが、発信器に設けられたエアバッグ作動ボタンを押したとき、制御装置がエアバッグ装置を作動させる構成とされている(特許文献1の段落(0016),(0019)及び図3等を参照)。つまり、オペレータが遠隔操作でエアバッグを作動させる構成となっている。また、ヘリコプターの機体の適宜位置に衝撃センサを配設しておき、衝撃センサが衝撃を感知したときにエアバッグ装置を作動させる形態も記載されている(特許文献1の段落(0021)及び図5等を参照)。
特開2000−006894号公報
ところで、マルチコプターにおいても、特許文献1のヘリコプターに倣って、エアバッグ装置を装備しておくことが考えられる。マルチコプターの墜落時にエアバッグを膨張させることで、墜落してきたマルチコプターから建築物等の物や人を守り、また、マルチコプター自体が破損するのを低減できると考えられる。
しかしながら、マルチコプターの飛行は様々な高度で行われる。マルチコプターが高高度にいる場合において、エアバッグを膨張させるタイミングが早すぎると、膨張したエアバッグによりマルチコプターが風に流され易くなり、予測し難い場所に墜落するおそれがある。一方、マルチコプターが低高度にいる場合は、直ちにエアバッグを膨張させないと、物や人への衝突にエアバッグの膨張が間に合わなくなるおそれがある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、適切なタイミングでエアバッグ装置を作動させることができる無線操縦マルチコプターを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、機体と、複数のプロペラと、上記機体に取り付けられ、上記プロペラをそれぞれ回転させる複数の駆動装置と、上記機体に保持され、上記駆動装置を制御して飛行を制御する飛行制御装置と、を備える無線操縦マルチコプターであって、折り畳まれたエアバッグ本体、及び、上記エアバッグ本体を膨張させる膨張装置を含むエアバッグ装置と、上記無線操縦マルチコプターの高度を検知する高度検知装置と、上記エアバッグ装置の作動を指示する指示装置であって、上記エアバッグ装置の作動の要否を判定する判定部、及び、上記エアバッグ装置の作動が必要と判定された場合に、上記高度検知装置で検知した上記高度に応じたタイミングで、上記エアバッグ本体を膨張装置により膨張させる膨張指示部、を有する指示装置と、を備える無線操縦マルチコプターである。
この無線操縦マルチコプターによれば、エアバッグ装置と、高度検知装置と、判定部及び膨張指示部を有する指示装置とを備える。そして、指示装置は、上述のように、エアバッグ装置の作動が必要と判定された場合に、高度検知装置で検知したマルチコプターの高度に応じたタイミングで、膨張装置によりエアバッグ本体を膨張させる。即ち、このマルチコプターでは、マルチコプターの高度に応じた適切なタイミングで、エアバッグ装置を作動させることができる。
なお、マルチコプターの「高度」としては、例えば、出発地点を基準とした、飛行しているマルチコプターの高度が挙げられる。或いは、各飛行地点における地面の高さ(建物等の高さも含む)が判る場合において、各飛行地点における地上高を挙げることもできる。
「高度に応じたタイミングで、上記エアバッグ本体を膨張装置により膨張させる」例としては、例えば、マルチコプターの高度が予め定めた高度未満(例えば、20m未満)であるときには、直ちにエアバッグ装置に膨張の指示をして、直ちにエアバッグ本体を膨張させる。一方、予め定めた高度以上(例えば、20m以上)であるときには、高度に応じて予め定めた時間後(例えば、20m以上30m未満では0.5秒後、30m以上50m未満では1秒後、50m以上100m未満では2秒後、100m以上150m未満では3秒後、150m以上200m未満では4秒後、200m以上では5秒後)にエアバッグ本体を膨張させるように指示するなどが挙げられる。一方、マルチコプターの高度が極端に低いとき(例えば、3m未満)には、安全のため、逆にエアバッグ装置に膨張の指示をしない(エアバッグ装置を作動させない)場合もあり得る。
「飛行制御装置」と「指示装置」とは、例えば、各々を別々のマイクロコンピュータで構成するなど、「飛行制御装置」と「指示装置」とが互いに独立して作動する形態とするのが好ましい。
更に、上記の無線操縦マルチコプターであって、前記指示装置は、前記飛行制御装置とは独立して作動し、前記判定部は、上記飛行制御装置による前記駆動装置の制御が不能となっている否かを監視し、当該制御が不能となっている場合に、前記エアバッグ装置の作動が必要と判定する監視判定部である無線操縦マルチコプターとすると良い。
この無線操縦マルチコプターでは、指示装置は飛行制御装置とは別に作動する。また、指示装置(監視判定部)は、飛行制御装置による駆動装置の制御が不能となっている否かを監視し、当該制御が不能となっている場合に、エアバッグ装置の作動が必要と判定する。これにより、このマルチコプターでは、飛行制御装置による駆動装置の制御が不能となってマルチコプターが墜落したときに、適切にエアバッグ装置を作動させることができる。
なお、「飛行制御装置による駆動装置の制御が不能となっている場合」としては、例えば、飛行制御装置で作動している制御プログラムが、ノイズやバグによりロックした状態、或いは暴走した状態、プロペラの破損や駆動装置の故障など物理的な故障に起因するものが挙げられる。
更に、上記の無線操縦マルチコプターであって、前記指示装置は、前記飛行制御装置による前記駆動装置の制御が不能となっている場合で、前記高度が第1高度以上である場合に、上記飛行制御装置のリセットを指示するリセット指示部を有し、前記膨張指示部は、上記リセット後も上記飛行制御装置による上記駆動装置の制御が不能となっている場合に、前記エアバッグ装置に前記エアバッグ本体の膨張を指示する無線操縦マルチコプターとすると良い。
この無線操縦マルチコプターは、飛行制御装置による駆動装置の制御が不能となっている場合で、マルチコプターの高度が第1高度以上(例えば、20m以上)である場合には、エアバッグ装置を作動させるのに先立ち、飛行制御装置の制御をリセットする。もし、リセットにより飛行制御装置による駆動装置の制御が行われるようになった場合には、エアバッグ装置を作動させなくて済む。一方、リセットを試みてもなお、飛行制御装置による駆動装置の制御が不能となっている場合には、エアバッグ装置を作動させてエアバッグ本体を膨張させることができる。
更に、上記のいずれかに記載の無線操縦マルチコプターであって、前記指示装置は、前記高度を前記高度検知装置で検知する毎に更新して記憶する高度記憶部を有し、前記膨張指示部は、上記高度記憶部に記憶されている上記高度に基づいて、前記エアバッグ装置に前記エアバッグ本体の膨張を指示する無線操縦マルチコプターとすると良い。
この無線操縦マルチコプターは、マルチコプターの高度を高度検知装置で検知する毎に更新して記憶する高度記憶部を有する。そして、この高度記憶部に記憶されている高度に基づいて、エアバッグ装置にエアバッグ本体の膨張を指示する。このようにすることで、マルチコプターの墜落により高度検知装置で高度を検知できない状態になったとしても、高度記憶部に記憶されている高度に基づいてエアバッグ本体の膨張を指示できるので、適切なタイミングでエアバッグ装置を作動させることができる。
更に、上記のいずれかに記載の無線操縦マルチコプターであって、前記膨張指示部は、前記高度が高いほど、前記エアバッグ装置に前記エアバッグ本体の膨張を指示するタイミングを遅くする無線操縦マルチコプターとすると良い。
この無線操縦マルチコプターでは、マルチコプターの高度が高いほど、エアバッグ装置にエアバッグ本体の膨張を指示するタイミングを遅くするので、マルチコプターの高度に応じた、より適切なタイミングで、エアバッグ装置を作動させることができる。
更に、上記のいずれかに記載の無線操縦マルチコプターであって、前記膨張指示部は、前記高度が第2高度未満のときは、前記エアバッグ装置に前記エアバッグ本体の膨張を指示しない無線操縦マルチコプターとすると良い。
この無線操縦マルチコプターでは、マルチコプターの高度が第2高度(例えば、3m未満)のときは、エアバッグ装置にエアバッグ本体の膨張を指示しないので、マルチコプターが地上等に衝突する直前或いは直後にエアバッグ本体が膨張するのを防止できる。
更に、上記のいずれかに記載の無線操縦マルチコプターであって、前記高度検知装置は、衛星測位システムセンサ及び地上までの距離を測る高さセンサの少なくともいずれかを含む無線操縦マルチコプターとすると良い。
この無線操縦マルチコプターは、高度検知装置として、衛星測位システムセンサ及び高さセンサの少なくともいずれかを備えるので、マルチコプターの高度を容易かつ正確に検知できる。
なお、「衛星測位システムセンサ」としては、全地球を利用可能範囲とする「全地球航法衛星システム(GNSS)」や特定地域を対象とする「地域航法衛星システム(RNSS)」を構成する複数の航法衛星からの電波を受信して、自らの位置を測位する衛星測位システムセンサが挙げられる。
「全地球航法衛星システム」としては、例えば、GPS、GLONASS、ガリレオ、Compassが挙げられる。また、「地域航法衛星システム」としては、例えば、準天頂衛星システム、北斗1、DORIS、IRNSS、QZSSが挙げられる。衛星測位システムセンサは、これらのうち1又は複数の衛星システムの航法衛星を利用して、自らの位置を測位する。
また、「地上までの距離を測る高さセンサ」としては、例えば、地上に向けて超音波を送信し、反射波を受信するまでの時間から地上までの距離を測定するセンサや、2つのカメラで地上を撮影し、三角測量に基づいて地上までの距離を測定するセンサなどが挙げられる。
更に、上記の無線操縦マルチコプターであって、地図情報を記憶する地図記憶装置を備え、前記高度検知装置は、少なくとも前記衛星測位システムセンサを含み、前記膨張指示部は、上記衛星測位システムセンサで検知した上記無線操縦マルチコプターの高さ情報、及び、上記地図記憶装置に記憶されている上記地図情報のうち、地上の標高情報を用いて、前記エアバッグ本体の膨張の指示のタイミングを決定する無線操縦マルチコプターとすると良い。
この無線操縦マルチコプターでは、上述のように、衛星測位システムセンサで検知したマルチコプターの高さ情報、及び、地図記憶装置に記憶されている地図情報のうち、地上の標高情報を用いて、エアバッグ本体の膨張の指示のタイミングを決定する。このように、高さ情報及び地図情報(標高情報)を考慮することで、その地形に合わせて、より適切なタイミングでエアバッグ装置を作動させることができる。
なお、「飛行制御装置」と「指示装置」と「地図記憶装置」とは、例えば、各々を別々のマイクロコンピュータで構成するなど、「飛行制御装置」と「指示装置」と「地図記憶装置」とが互いに独立して作動する形態とするのが好ましい。
実施形態に係る無線操縦マルチコプターの上方から見た平面図である。 実施形態に係る無線操縦マルチコプターの側面図である。 実施形態に係る無線操縦マルチコプターの制御構成を示す制御ブロック図である。 実施形態に係り、指示装置による制御を示すフローチャートである。
(実施形態)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に、本実施形態に係る無線操縦マルチコプター(以下、単に「マルチコプター」ともいう)1を示す。また、図3に、このマルチコプター1の制御ブロック図を示す。
本実施形態のマルチコプター1は、4つのプロペラ17を有するクアッドコプターである。このマルチコプター1は、無線操縦装置(いわゆるプロポ:プロポ−ショナル・システム)70(図3参照)を用いて、オペレータにより無線で遠隔操作される。無線操縦装置70は、マルチコプター1の飛行方向や速度を指示操作するためのレバーを有し、オペレータのレバー操作を制御信号に変換して、これを無線送信するよう構成されている。
このマルチコプター1は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)からなる構成部材により構成された機体3を有する。この機体3は、本体部5と胴体部7と4本のアーム部9と一対のランディングスキッド部11とから構成される。このうち本体部5は、機体3の平面視中央に位置し、水平方向に延びる円板状をなす。この本体部5の下側には、筒状の胴体部7が固設されている。この胴体部7内には、後述するように、受信装置23、飛行制御装置25、各種センサ27,29,31、指示装置41、エアバッグ装置51、地図記憶装置61、バッテリ65等が保持されている。
また、本体部5には、棒状をなす4本のアーム部9の一端が固定され、各アーム部9は、それぞれ水平方向に、かつ90度の等間隔で径方向外側に突出している。また、本体部5の下側には、一対のランディングスキッド部11が固定されている。このランディングスキッド部11は、本体部5から斜め下方に延びる棒状の2本の脚部11aと、各脚部11aの先端にそれぞれ設けられて水平方向に延びる棒状の2本のスキッド部11bとからなる。
機体3の各アーム部9の先端には、それぞれモータ(駆動装置)15が固定されている。更に、これら4つのモータ15には、それぞれプロペラ17が回転可能に取り付けられている。また、モータ15は、機体3の胴体部7内に保持されたバッテリ65に接続されている。また、モータ15は、後述する飛行制御装置25に接続されており、この飛行制御装置25の制御を受けて駆動する。
また、マルチコプター1は、アンテナ21と受信装置23と飛行制御装置25とを備える。アンテナ21は、機体3の胴体部7内に保持された受信装置23に接続されており、無線操縦装置70から無線送信された制御信号は、このアンテナ21及び受信装置23を通じて飛行制御装置25に入力される。
飛行制御装置25は、図示しないCPU、ROM及びRAMを含み、ROM等に記憶された所定の制御プログラムによって作動するマイクロコンピュータを有する。この飛行制御装置25は、受信装置23から入力された制御信号を解析してオペレータの指示操作の内容を判断し、これに基づいてモータ15を制御してマルチコプター1の飛行を制御する。
また、飛行制御装置25には、各種センサ、具体的には、3軸の加速度センサ27、3軸のジャイロセンサ29、衛星測位システムセンサ(高度検知装置)31が接続されており、これらのセンサ27,29,31の検知信号に基づいて、マルチコプター1の高度、方位、姿勢等を算出する。なお、衛星測位システムセンサ31は、本実施形態では、GPS受信センサである。
また、マルチコプター1は、指示装置41と地図記憶装置61とエアバッグ装置51とを備える。
このうち指示装置41は、前述の飛行制御装置25とは独立して作動するように構成されている。具体的には、指示装置41は、飛行制御装置25とは独立して作動する、CPU、ROM及びRAMを含み、所定のプログラムによって作動するマイクロコンピュータを有する。
この指示装置41は、前述の監視判定部(判定部)43、高度記憶部49、リセット指示部47及び及び膨張指示部45として機能する。
指示装置41が監視判定部43として機能する際には、指示装置41は、エアバッグ装置51の作動の要否を判定する。具体的には、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっている否かを監視し、当該制御が不能となっているか否かでエアバッグ装置51の作動の要否を判定する。本実施形態では、飛行制御装置25からモータ15に向けて出力される制御信号を監視して、モータ15の制御がされているか否かを判断する。そして、当該制御が不能となっている場合に、エアバッグ装置51の作動が必要と判定する。一方、当該制御が不能となっていない場合(飛行制御装置25によりモータ15が制御されている場合)に、エアバッグ装置51の作動が不要と判定する。
なお、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっている場合としては、本実施形態では、飛行制御装置25で作動している制御プログラムが、ノイズやバグによりロックした状態、或いは暴走した状態にあるために、モータ15の制御信号が出力されていない、或いは同じ制御信号が出力され続けるなどにより、モータ15のフィードバック制御が不能となっている場合が挙げられる。また、プロペラ17が破損したり、モータ15が故障したことにより、飛行制御装置25としては制御を行っているが、モータ15によるマルチコプター1の飛行制御が不能となっている場合も含む。この場合にも、飛行制御装置25からモータ15に向けて同じ制御信号が出力され続けるなどの状態が生じる。
また、指示装置41が高度記憶部49として機能する際には、指示装置41は、マルチコプター1の高度を衛星測位システムセンサ31で検知する度に更新してRAMに記憶する。本実施形態では、衛星測位システムセンサ31で検知されたマルチコプター1の高さ情報(高さHb)と、後述する地図記憶装置61に記憶されている地図情報のうち、地上の標高情報(高さHc)との差分から、マルチコプター1の現地点での高度(地上高)Ha(=Hb−Hc)を算出する。そして、この高度HaをRAMに更新して記憶する。
飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっていると判断した場合、指示装置41はリセット指示部47として機能し、飛行制御装置25のリセットを指示する。具体的には、指示装置41から飛行制御装置25に、CPUをリセットするための信号を出力する。
また、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能で、エアバッグ装置51の作動が必要と判定した場合、指示装置41は膨張指示部45として機能し、マルチコプター1の高度に応じたタイミングで、エアバッグ本体55を膨張装置53により膨張させる。なお、本実施形態では、マルチコプター1の高度として、指示装置41のRAMに記憶されている前述の高度Haを用いる。
具体的には、後述するように、マルチコプター1の高度Haが20m未満である場合には、直ちに、指示装置41から膨張装置53に膨張を指示する信号を出力する。但し、マルチコプター1の高度Haが3m未満である場合には、安全のため、指示装置41から膨張装置53に膨張を指示する信号を出力しない。
一方、マルチコプター1の高度Haが20mを越える場合には、後述するように、高度Haが高いほど時間を遅らせて、指示装置41から膨張装置53に膨張を指示する信号を出力する。
なお、この指示装置41における制御については、後に詳述する。
次に、地図記憶装置61について説明する。この地図記憶装置61は、前述の飛行制御装置25及び指示装置41とは独立して作動するように構成されている。具体的には、地図記憶装置61は、飛行制御装置25及び指示装置41とは独立して作動する、CPU、ROM及びRAMを含み、所定のプログラムによって作動するマイクロコンピュータを有する。この地図記憶装置61は、RAMに、地上の標高情報(建築物の高さ情報も含む)を含む地図情報を記憶する。また、この地図記憶装置61は、記憶した地図情報を指示装置41に送信できるように構成されている。
次に、エアバッグ装置51について説明する。本実施形態のマルチコプター1は、2つのエアバッグ装置51を備える。これらのエアバッグ装置51は、機体3の胴体部7内の上方及び下方にそれぞれ保持されている。各々のエアバッグ装置51は、エアバッグ本体55と膨張装置53とを有する。エアバッグ本体55は、折り畳まれた状態で機体3の胴体部7内に保持されている。一方、膨張装置53は、エアバッグ本体55の基部開口部に配置されており、点火器及び火薬により構成される。この膨張装置53では、指示装置41(膨張指示部45)から膨張を指示する信号が入力されると、点火器によって火薬に点火してガスを発生させる。これにより、エアバッグ本体55を瞬間的に膨張させる。
具体的には、機体3の胴体部7の上方に保持されていた一方のエアバッグ本体55は、図2中に二点鎖線で示すように、機体3の本体部5から上方に向けて、かつ、径方向外側に向けて膨張する。一方、機体3の胴体部7の下方に保持されていた他方のエアバッグ本体55は、図2中に二点鎖線で示すように、機体3の胴体部7から下方に上方に向けて、かつ、径方向外側に向けて膨張する。かくして、これらのエアバッグ本体55によってマルチコプター1の全体が包囲されるので、墜落してきたマルチコプター1から建築物等の物や人を守り、また、マルチコプター1自体が破損する危険性を低減できる。
次に、前述の指示装置41における制御について、図4のフローチャートを参照しつつ説明する。まず、ステップS1において、指示装置41は、監視判定部43として、エアバッグ装置51の作動の要否を判定する。具体的には、飛行制御装置25からモータ15に向けて出力される制御信号を監視することで、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっている否かを監視する。そして、当該制御が不能となっている場合に、エアバッグ装置51の作動が必要と判定する。一方、当該制御が不能となっていない場合に、エアバッグ装置51の作動は不要と判定する。
ここで、NO、即ち、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっておらず(飛行制御装置25によりモータ15が制御されており)、エアバッグ装置51の作動は不要と判定した場合には、再びこのステップS1を繰り返す。一方、YES、即ち、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっており、エアバッグ装置51の作動が必要と判定した場合には、ステップS2に進む。なお、このステップS1を実行している指示装置41が、前述の監視判定部(判定部)43に相当する。
なお、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっている場合としては、前述のように、飛行制御装置25で作動している制御プログラムが、ノイズやバグによりロックした状態、或いは暴走した状態にあるために、モータ15の制御信号が出力されていない、或いは同じ信号が出力され続けるなどにより、モータ15のフィードバック制御が不能となっている場合が挙げられる。また、プロペラ17が破損したり、モータ15が故障したことにより、飛行制御装置25としては制御を行っているが、モータ15によるマルチコプター1の飛行制御が不能となっている場合も含む。この場合にも、飛行制御装置25からモータ15に向けて同じ制御信号が出力され続けるなどの状態が生じる。
次に、ステップS2に進むと、指示装置41のRAMに更新され記憶されているマルチコプター1の高度Haが3m未満か否かを判断する。なお、この高度(地上高)Haは、前述のように、衛星測位システムセンサ31で検知されたマルチコプター1の高さ情報(高さHb)と、地図記憶装置61に記憶されている地図情報のうち、地上の標高情報(高さHc)との差分から求めておく(高度Ha=Hb−Hc)。
ここで、YES、即ち、マルチコプター1の高度Haが3m未満である場合には、安全のため、後述するステップS22を実行することなく(エアバッグ装置51を作動させることなく)、この制御を終了する。一方、NO、即ち、マルチコプター1の高度Haが3m以上である場合には、ステップS3に進む。なお、この高度Ha=3mが、前述の第2高度に相当する。
ステップS3に進むと、指示装置41のRAMに更新され記憶されているマルチコプター1の高度Haが20m未満か否かを判断する。なお、この高度Ha=20mが、前述の第1高度に相当する。
ここで、YES、即ち、高度Haが20m未満である場合には、ステップS22に進み、エアバッグ装置51を作動させる。具体的には、指示装置41は、2つの膨張装置53それぞれにエアバッグ本体55の膨張を指示する。本実施形態では、指示装置41から膨張装置53に膨張を指示する信号を出力する。この信号が膨張装置53に入力されると、膨張装置53は、前述のように、点火器によって火薬に点火してガスを発生させ、エアバッグ本体55を膨張させる。かくして、これらのエアバッグ本体55によって、図2に二点鎖線で示すようにマルチコプター1の全体が包囲される。
一方、NO、即ち、高度Haが20m以上である場合には、ステップS4に進み、飛行制御装置25の制御をリセットする。具体的には、指示装置41は、リセット指示部47として、飛行制御装置25のCPUのリセットを指示する。本実施形態では、指示装置41から飛行制御装置25に、リセットするための信号を出力する。この信号が飛行制御装置25に入力されると、飛行制御装置25はCPUをリセットする。なお、このステップS4を実行している指示装置41が、前述のリセット指示部47に相当する。その後、ステップS5に進む。
ステップS5に進むと、マルチコプター1の高度Haが30m未満か否かを判断する。ここで、YES、即ち、高度Haが30m未満である場合には、0.5秒後にエアバッグ装置51を作動させる。
具体的には、ステップS6に進み、0.5秒経過したか否かを判断し、NO、即ち、0.5秒経過していない場合には、ステップS7に進んで、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっているか否かを再度判断する。ここで、NO、即ち、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっていない(モータ15の制御が行われている)と判断された場合には、ステップS1に戻る。この場合、前述のステップS4におけるリセットにより飛行制御装置25によるモータ15の制御が行われるようになったので、エアバッグ装置51は作動させる必要がないからである。一方、ステップS7で、YES、即ち、リセットした後も引き続き飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっていると判断された場合には、ステップS6に戻る。
一方、ステップS6で、YES、即ち、0.5秒経過した場合には、ステップS22に進み、前述のように、エアバッグ装置51を作動させる。
ステップS5で、NO、即ち、マルチコプター1の高度Haが30m以上である場合には、ステップS8に進む。ステップS8に進むと、高度Haが50m未満か否かを判断する。ここで、YES、即ち、高度Haが50m未満である場合には、1秒後にエアバッグ装置51を作動させる。
具体的には、ステップS9に進み、1秒経過したか否かを判断し、NO、即ち、1秒経過していない場合には、ステップS10に進んで、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっているか否かを再度判断する。ここで、NO、即ち、飛行制御装置25によるモータ15の制御が行われていると判断された場合には、ステップS1に戻る。一方、YES、即ち、リセットした後も引き続き飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっていると判断された場合には、ステップS9に戻る。
一方、ステップS9で、YES、即ち、1秒経過した場合には、ステップS22に進み、前述のように、エアバッグ装置51を作動させる。
ステップS8で、NO、即ち、マルチコプター1の高度Haが50m以上である場合には、ステップS11に進む。ステップS11に進むと、高度Haが100m未満か否かを判断する。ここで、YES、即ち、高度Haが100m未満である場合には、2秒後にエアバッグ装置51を作動させる。
具体的には、ステップS12に進み、2秒経過したか否かを判断し、NO、即ち、2秒経過していない場合には、ステップS13に進んで、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっているか否かを再度判断する。ここで、NO、即ち、飛行制御装置25によるモータ15の制御が行われていると判断された場合には、ステップS1に戻る。一方、YES、即ち、リセットした後も引き続き飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっていると判断された場合には、ステップS12に戻る。
一方、ステップS12で、YES、即ち、2秒経過した場合には、ステップS22に進み、前述のように、エアバッグ装置51を作動させる。
ステップS11で、NO、即ち、マルチコプター1の高度Haが100m以上である場合には、ステップS14に進む。ステップS14に進むと、高度Haが150m未満か否かを判断する。ここで、YES、即ち、高度Haが150m未満である場合には、3秒後にエアバッグ装置51を作動させる。
具体的には、ステップS15に進み、3秒経過したか否かを判断し、NO、即ち、3秒経過していない場合には、ステップS16に進んで、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっているか否かを再度判断する。ここで、NO、即ち、飛行制御装置25によるモータ15の制御が行われていると判断された場合には、ステップS1に戻る。一方、YES、即ち、リセットした後も引き続き飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっていると判断された場合には、ステップS15に戻る。
一方、ステップS15で、YES、即ち、3秒経過した場合には、ステップS22に進み、前述のように、エアバッグ装置51を作動させる。
ステップS14で、NO、即ち、マルチコプター1の高度Haが150m以上である場合には、ステップS17に進む。ステップS17に進むと、高度Haが200m未満か否かを判断する。ここで、YES、即ち、高度Haが200m未満である場合には、4秒後にエアバッグ装置51を作動させる。
具体的には、ステップS18に進み、4秒経過したか否かを判断し、NO、即ち、4秒経過していない場合には、ステップS19に進んで、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっているか否かを再度判断する。ここで、NO、即ち、飛行制御装置25によるモータ15の制御が行われていると判断された場合には、ステップS1に戻る。一方、YES、即ち、リセットした後も引き続き飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっていると判断された場合には、ステップS18に戻る。
一方、ステップS18で、YES、即ち、4秒経過した場合には、ステップS22に進み、前述のように、エアバッグ装置51を作動させる。
ステップS17で、NO、即ち、マルチコプター1の高度Haが200m以上である場合には、ステップS20に進み、5秒後にエアバッグ装置51を作動させる。
具体的には、ステップS20で5秒経過したか否かを判断し、NO、即ち、5秒経過していない場合には、ステップS21に進んで、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっているか否かを再度判断する。ここで、NO、即ち、飛行制御装置25によるモータ15の制御が行われていると判断された場合には、ステップS1に戻る。一方、YES、即ち、リセットした後も引き続き飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっていると判断された場合には、ステップS20に戻る。
一方、ステップS20で、YES、即ち、5秒経過した場合には、ステップS22に進み、前述のように、エアバッグ装置51を作動させる。
なお、ステップS2,S3,S5〜S22を実行している指示装置41が、前述の膨張指示部45に相当する。
以上で説明したように、上述のマルチコプター1によれば、エアバッグ装置51と、衛星測位システムセンサ31と、監視判定部43及び膨張指示部45を有する指示装置41とを備える。そして、指示装置41は、前述のように、エアバッグ装置51の作動が必要と判定された場合に、衛星測位システムセンサ31で検知したマルチコプター1の高度に応じたタイミングで、エアバッグ本体55を膨張装置53により膨張させる。即ち、このマルチコプター1では、マルチコプター1の高度に応じた適切なタイミングで、エアバッグ装置51を作動させることができる。
更に本実施形態では、指示装置41は飛行制御装置25とは別に作動する。また、指示装置41(監視判定部43)は、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっている否かを監視し、当該制御が不能となっている場合に、エアバッグ装置51の作動が必要と判定する。これにより、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となってマルチコプター1が墜落したときに、適切にエアバッグ装置51を作動させることができる。
また本実施形態では、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっている場合で、マルチコプター1の高度が第1高度以上(具体的には20m以上)である場合には、に、エアバッグ装置51を作動させるのに先立ち、飛行制御装置25の制御をリセットする。このため、リセットにより飛行制御装置25によるモータ15の制御が行われるようになった場合には、エアバッグ装置51を作動させなくて済む。一方、リセットを試みてもなお、飛行制御装置25によるモータ15の制御が不能となっている場合には、エアバッグ装置51を作動させてエアバッグ本体55を膨張させることができる。
また本実施形態では、マルチコプター1の高度Haを衛星測位システムセンサ31で検知する毎に更新して記憶する高度記憶部49を有する。そして、この高度記憶部49に記憶されている高度Haに基づいて、エアバッグ装置51にエアバッグ本体55の膨張を指示する。このようにすることで、マルチコプター1の墜落により衛星測位システムセンサ31で高度を検知できない状態になったとしても、高度記憶部49に記憶されている高度Haに基づいて、エアバッグ本体55の膨張を指示できるので、適切なタイミングでエアバッグ装置51を作動させることができる。
また本実施形態では、マルチコプター1の高度Haが高いほど、エアバッグ装置51にエアバッグ本体55の膨張を指示するタイミングを遅くするので、マルチコプター1の高度Haに応じた、より適切なタイミングで、エアバッグ装置51を作動させることができる。
また本実施形態では、マルチコプター1の高度Haが第2高度未満(具体的には3m未満)のときは、エアバッグ装置51にエアバッグ本体55の膨張を指示しないので、マルチコプター1が物や人に衝突する直前にエアバッグ本体55が膨張するのを防止できる。
また本実施形態では、マルチコプター1は、高度検知装置31として、衛星測位システムセンサ31を備えるので、マルチコプター1の高度を容易かつ正確に検知できる。
更に、マルチコプター1では、前述のように、衛星測位システムセンサ31で検知したマルチコプター1の高さ情報Hb、及び、地図記憶装置61に記憶されている地図情報のうち、地上の標高情報Hcを用いて、エアバッグ本体55の膨張の指示のタイミングを決定する。このように、高さ情報Hb及び地図情報(標高情報Hc)を考慮することで、その地形に合わせて、より適切なタイミングでエアバッグ装置51を作動させることができる。
(変形形態)
次いで、上述した実施形態の変形形態に係る無線操縦マルチコプター100について説明する。このマルチコプター100は、高度検知装置131が、実施形態の高度検知装置31と異なるが、それ以外は実施形態と同様である。
具体的には、実施形態の高度検知装置31が、衛星測位システムセンサ31であったのに対し、本変形形態の高度検知装置131は、地上に向けて超音波を送信し、反射波を受信するまでの時間から地上までの距離を測定する高さセンサ131である(図3参照)。このように高度検知装置131として、超音波を利用した高さセンサ131を用いても、マルチコプター100の高度を容易かつ正確に検知できる。その他、実施形態と同様な部分は、実施形態と同様な作用効果を有する。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、マルチコプター1として、4つのプロペラを有するクアッドコプターを例示したが、これに限られない。例えば、6つのプロペラを有するヘキサコプターや、8つのプロペラを有するオプトコプターとすることもできる。
また、実施形態では、マルチコプター1の高度として、各飛行地点における地面(建物等を含む)からの高さ(地上高Ha)を用いたが、これに限られない。高度として、例えば、出発地点を基準とした、飛行しているマルチコプターの高度を用いることもできる。
また、高度検知装置として、実施形態では衛星測位システムセンサ31を例示し、変形形態では超音波を利用した高さセンサ131を例示したが、これらに限られない。高度検知装置として、例えば、2つのカメラで地上を撮影し、三角測量に基づいて地上までの距離を測定する高さセンサなどを用いることもできる。
1,100 無線操縦マルチコプター
3 機体
15 モータ(駆動装置)
17 プロペラ
25 飛行制御装置
31 衛星測位システムセンサ(高度検知装置)
131 高さセンサ(高度検知装置)
41 指示装置
43 監視判定部(判定部)
45 膨張指示部
47 リセット指示部
49 高度記憶部
51 エアバッグ装置
53 膨張装置
55 エアバッグ本体
61 地図記憶装置
70 無線操縦装置

Claims (8)

  1. 機体と、
    複数のプロペラと、
    上記機体に取り付けられ、上記プロペラをそれぞれ回転させる複数の駆動装置と、
    上記機体に保持され、上記駆動装置を制御して飛行を制御する飛行制御装置と、を備える
    無線操縦マルチコプターであって、
    折り畳まれたエアバッグ本体、及び、上記エアバッグ本体を膨張させる膨張装置を含むエアバッグ装置と、
    上記無線操縦マルチコプターの高度を検知する高度検知装置と、
    上記エアバッグ装置の作動を指示する指示装置であって、
    上記エアバッグ装置の作動の要否を判定する判定部、及び、
    上記エアバッグ装置の作動が必要と判定された場合に、上記高度検知装置で検知した上記高度に応じたタイミングで、上記エアバッグ本体を膨張装置により膨張させる膨張指示部、を有する
    指示装置と、を備える
    無線操縦マルチコプター。
  2. 請求項1に記載の無線操縦マルチコプターであって、
    前記指示装置は、
    前記飛行制御装置とは独立して作動し、
    前記判定部は、
    上記飛行制御装置による前記駆動装置の制御が不能となっている否かを監視し、当該制御が不能となっている場合に、前記エアバッグ装置の作動が必要と判定する監視判定部である
    無線操縦マルチコプター。
  3. 請求項2に記載の無線操縦マルチコプターであって、
    前記指示装置は、
    前記飛行制御装置による前記駆動装置の制御が不能となっている場合で、前記高度が第1高度以上である場合に、上記飛行制御装置のリセットを指示するリセット指示部を有し、
    前記膨張指示部は、
    上記リセット後も上記飛行制御装置による上記駆動装置の制御が不能となっている場合に、前記エアバッグ装置に前記エアバッグ本体の膨張を指示する
    無線操縦マルチコプター。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の無線操縦マルチコプターであって、
    前記指示装置は、
    前記高度を前記高度検知装置で検知する毎に更新して記憶する高度記憶部を有し、
    前記膨張指示部は、
    上記高度記憶部に記憶されている上記高度に基づいて、前記エアバッグ装置に前記エアバッグ本体の膨張を指示する
    無線操縦マルチコプター。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の無線操縦マルチコプターであって、
    前記膨張指示部は、
    前記高度が高いほど、前記エアバッグ装置に前記エアバッグ本体の膨張を指示するタイミングを遅くする
    無線操縦マルチコプター。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の無線操縦マルチコプターであって、
    前記膨張指示部は、
    前記高度が第2高度未満のときは、前記エアバッグ装置に前記エアバッグ本体の膨張を指示しない
    無線操縦マルチコプター。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の無線操縦マルチコプターであって、
    前記高度検知装置は、
    衛星測位システムセンサ及び地上までの距離を測る高さセンサの少なくともいずれかを含む
    無線操縦マルチコプター。
  8. 請求項7に記載の無線操縦マルチコプターであって、
    地図情報を記憶する地図記憶装置を備え、
    前記高度検知装置は、少なくとも前記衛星測位システムセンサを含み、
    前記膨張指示部は、
    上記衛星測位システムセンサで検知した上記無線操縦マルチコプターの高さ情報、及び、上記地図記憶装置に記憶されている上記地図情報のうち、地上の標高情報を用いて、前記エアバッグ本体の膨張の指示のタイミングを決定する
    無線操縦マルチコプター。
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