JP2017056392A - 水槽及び水槽内の視認方法 - Google Patents

水槽及び水槽内の視認方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017056392A
JP2017056392A JP2015181719A JP2015181719A JP2017056392A JP 2017056392 A JP2017056392 A JP 2017056392A JP 2015181719 A JP2015181719 A JP 2015181719A JP 2015181719 A JP2015181719 A JP 2015181719A JP 2017056392 A JP2017056392 A JP 2017056392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
camera
water tank
water
tower body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015181719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6610112B2 (ja
Inventor
哲 清水
Satoru Shimizu
哲 清水
中野 吉雅
Yoshimasa Nakano
吉雅 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP2015181719A priority Critical patent/JP6610112B2/ja
Publication of JP2017056392A publication Critical patent/JP2017056392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6610112B2 publication Critical patent/JP6610112B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

【課題】槽内にカメラを継続して配置することなく、必要な場合に、槽内の状況をカメラによって知ることができる水槽を提供する。【解決手段】生物処理槽1は、塔体10の下部側面に設けられた原水流入口11と、塔体10内の底部に設けられた散気管12と、空気配管13と、空気配管13の途中に連なるサイホンブレーク用配管13Aと、ストレーナ14,14と、ストレーナ14同士を接続する接続配管15と、該接続配管15内に連通する処理水取出口16と、塔体10の内周面に沿って上下方向に延在したドレン配管17と、塔体10内に上下方向に設けられた消泡剤水溶液の注入配管18と、カメラ挿入管19等を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、水槽に係り、特に生活排水、下水、食品工場、パルプ工場、半導体製造排水、液晶製造排水等の有機性排水の処理装置に好適な水槽に関する。また、本発明は、この水槽内の状況をカメラで視認する方法に関する。
有機性排水を生物処理する場合に用いられる活性汚泥法は、処理水質が良好で、メンテナンスが容易であるなどの利点から、下水処理や産業廃水処理等に広く用いられている。しかしながら、活性汚泥法におけるBOD容積負荷は一般に0.5〜0.8kg/m/d程度であるため、広い敷地面積が必要となる。なお、設置スペースを抑制しつつ容量を確保するためにタワー状水槽を用いることが検討されている。
有機性排水の高負荷処理に関しては、担体を添加した流動床法が知られている。この方法を用いた場合、3kg/m/d以上のBOD容積負荷で運転することが可能となる。
また、有機性排水をまず、第一処理槽で細菌により処理し、排水に含まれる有機物を酸化分解して非凝集性の細菌の菌体に変換した後、第二処理槽で固着性原生動物に捕食除去させることで余剰汚泥の減量化を図る方法も行われている。
このように生物を利用した水処理方法は、多数考案されている。このような排水処理を安定して行なうためには、定期的に水質や水面の状態(水位や発泡の有無など)を監視する必要がある。定期的に水質を監視する方法として、目視によって濁度を検査する方法や、採取した排水の濁度や成分などを化学的に分析する方法が多く採用される。
また、特許文献1の水質監視装置のように、水槽の水面上に浮いている遮光フード内で撮影手段及び照明手段を用いて水面を常に撮影し、撮影した画像から水中のフロックの状態を解析して自動的に排水処理の適否を判定する方法が提案されている。これにより、連続して行われる排水処理を自動監視することができる。
特開平9−281100号公報
特許文献1の水質監視装置を水槽に設置した場合、カメラは常に水槽内に配置されることになり、カメラのメンテナンスを行うことが極めて困難である。また、各水槽に監視装置を設置すると、設備コストが高くなる。
また、槽高の大きい水槽に特許文献1の監視装置を適用した場合には、作業者が槽頂部まで登って設置作業やメンテナンスを行う必要があり、作業が面倒であると共に、監視装置を槽に常に設置しておくことになるので、設備コストが増大する。
本発明は、槽内にカメラを継続して配置することなく、必要な場合に、槽内の状況をカメラによって知ることができる水槽と、この水槽内の視認方法を提供することを目的とする。
本発明の水槽は、槽内にカメラを挿入するためのカメラ挿入管を備え、該カメラ挿入管の槽内側の先端部は、槽内の水面位よりも上方において開口していることを特徴とするものである。
本発明の一態様では、前記槽内側の先端部は下向きに開口している。
本発明の一態様では、カメラ挿入管は、水槽の側面を貫いている。カメラ挿入管の槽外側の末端部分は、水槽設置面からの高さが2m以内であることが好ましい。
本発明の一態様では、水槽は6m以上の槽高を有する。
本発明の水槽内の視認方法は、カメラ挿入管を通して水槽内に、先端部にカメラを備えたカメラユニットを挿入し、該カメラによって水槽内を視認することを特徴とする。
この視認方法の一態様では、複数の水槽が設置されており、共通のカメラユニットを用いて各水槽内を視認する。
本発明の水槽は、カメラ挿入管が設けられており、必要なときにカメラ挿入管を通して槽内にカメラを導入して槽内の状況特に水面の状況(水位や発泡の有無など)を知ることができる。カメラは観察が必要なときだけ生物処理槽内に挿入すればよいので、水槽に常設する必要はなく、水槽の設備コストは殆ど増大しない。また、カメラを水槽から引き出して容易にメンテナンスすることもできる。
本発明は、水槽が閉鎖型であっても適用できる。また、槽高が大きい場合であっても、槽頂部に上ることなく、槽内の状況をカメラによって知ることができる。複数の水槽が設置されている場合であっても、共通のカメラユニットを用いて各水槽内を視認することができる。
実施の形態に係る水槽を用いた有機性排水の生物処理装置の縦断面図である。 図1のII−II線矢視図である。 図2のIII−III矢視図である。 カメラ挿入管の側面図である。 生物処理装置のフロー図である。
以下に図面を参照して本発明の水槽及び水槽内の視認方法の実施の形態を詳細に説明する。図1は水槽を備えた有機性排水の生物処理装置の一例を示すものである。なお、以下の実施の形態では、水槽は生物処理槽であるが、水槽は原水槽、固液分離槽(例えば沈殿槽、加圧浮上槽)などであってもよい。
生物処理槽1は、FRP製の円筒形の塔体(槽体)10と、該塔体10の下部側面に設けられた原水(被処理水)流入口11と、塔体10内の底部に設けられた散気管12と、散気管12を図示しないブロワに接続する空気配管13と、空気配管13の途中に連なるサイホンブレーク用配管13Aと、塔体10の上下方向の中間又はそれよりも下位に設けられた複数個のストレーナ14,14と、ストレーナ14同士を接続する接続配管15と、該接続配管15内に連通する処理水取出口16と、塔体10の内周面に沿って上下方向に延在したドレン配管17と、塔体10内に上下方向に設けられた消泡剤水溶液の注入配管18と、カメラ挿入管19等を備えている。
塔体10は、天蓋部が側周面に連なっている閉鎖形である。天蓋部の頂部に開口10aが設けられ、塔体10内が該開口10aを介して大気に連通している。なお、処理槽が嫌気処理の場合、開口10aにバルブ又はブラインドプレートを設けるか、開口10aを省略する。好気処理の場合は、塔体10は、天蓋部を有しない開放形であってもよい。
空気配管13は、一端側が塔体10の下部を貫通して塔体10外に突出し、その先端にブロワからの空気供給配管が接続されている。空気配管13の他端が散気管12に接続されている。
空気配管13は、塔体10内において、水面位よりも上方に立ち上っており、この立ち上がりの最高位部13bにサイホンブレーク用配管13Aの一端が接続されている。サイホンブレーク用配管13Aは、塔体10内を下方に引き回されており、その他端側は塔体10の下部を貫通して塔体10外に突出している。このサイホンブレーク用配管13Aの先端部にバルブ13aが設けられている。
ストレーナ14は、塔体10の上下方向の中間付近又はそれよりも下位に設置されている。ストレーナ14は、図2に示す通り、塔体10の内周面に接着されることにより取り付けられたボックス14aと、該ボックス14aの前面に設けられたウェッジワイヤ等よりなるスクリーン14bとを有する。ボックス14aの後面は開放しており、ボックス14aの後端が塔体10の内周面に接着されている。
この実施の形態では、ストレーナ14は上下に離隔して2個設けられており、各ストレーナ14内が接続配管15によって連通されている。ただし、ストレーナ14は1個又は3個以上設けられてもよい。また、ストレーナ14は左右に離隔して配置されてもよい。
この接続配管15は半割円筒状であり、塔体10の内周面に接着されている。処理水取出口16は、塔体10に設けられた開口を介して該接続配管15内に連通している。
図示は省略するが、ストレーナ14内をメンテナンスするために、塔体10にハンドホールが設けられている。
ドレン配管17は、塔体10の内周面に沿って上下方向に延設されている。ドレン配管17は、最上部を除いて、半割円筒状であり、塔体10の内周面に接着されている。ドレン配管17の最上部は、円筒状であり、水面位よりも上方において塔体10内に開放している。ドレン配管17の下端部は塔体10の下部のドレン取出口17aに連通している。
消泡剤の注水配管18及びカメラ挿入管19は、塔体10内を上下方向に引き回されており、上端部は略U字状に曲成されて下向きとされ、塔体10内の水面位よりも上方において開口している。注水配管18及びカメラ挿入管19の下端は、塔体10の下部の側面を貫通して塔体10外に突出している。カメラ挿入管19の曲がり部は、カメラ20がスムーズに通り抜けるように十分に大きな曲率半径の湾曲部(30〜200mm程度)となっている。
なお、図示は省略するが、生物処理槽1には、余剰汚泥の取出管やサンプリング口、マンホール、予備座(図示略)等が設けられている。
塔体10は、ライニングを不要とするためFRP等の樹脂製が好ましいが、水質によっては鋼板であってもよい。FRPの場合には紫外線による劣化の防止、耐食性の向上を目的として耐候性塗料を塗布するのが好ましい。また、塔体10をFRP製とした場合、水圧が大きくなる塔体下部の肉厚を上部よりも大きくすることが好ましい。塔体の上下の途中を上部よりも厚肉とし、下部をそれよりもさらに厚肉としてもよい。
必要に応じ、塔体10或いは周辺設備、配管等に、水位計、圧力計、流量計、水温計、水質計等の測定器を設置し、運転状況の監視や運転制御、運用管理等に用いる。また、付帯設備(例えば、送水、加温、薬品注入、曝気、脱水機能等を備えた設備)との組合せにより、水槽における処理を最適化するために利用する。
この実施の形態では、生物処理槽1には、流動床担体を充填する。流動床担体の形状は、球状、ペレット状、中空筒状、糸状、板状等の任意であり、大きさ(径)は0.1〜10mm程度である。流動床担体の材料は、天然素材、無機素材、高分子素材等任意であり、ゲル状物質を用いても良い。担体は、流動床担体に限定されるものではなく、固定床担体、揺動性担体のいずれでもよく、二種以上の担体を併用してもよい。
揺動床担体としては、素材が発泡合成樹脂特に軟質ポリウレタンフォームであるものが好ましい。生物処理槽1にこのような軽量ポリウレタンフォームのような多孔質の薄い板状ないし短冊状のシート状揺動床担体を設置すると、揺動床担体が、十分な弾力性を有し、槽内の水の流れの中でたわむ(形状維持しない)ことにより、薄くても十分な機械的強度を持つ。また、たわむことで槽内の通水を阻害することなく均一に混合され、担体の多孔質構造内にも均等に汚泥含有液が通水されるようになる。
この有機性排水の生物処理装置によって有機性排水を処理するには、原水流入口11を介して原水(有機性排水)を生物処理槽1に導入し、散気管12で空気曝気し、好気性生物処理を行う。生物処理槽1の処理水は処理水取出口16から取り出される。
生物処理槽1内で曝気を行っている時の空気は、塔頂の開口10aから塔外に排出される。曝気に際して生じた泡はドレン配管17を介して塔体10外の排水ピットに排出される。この排水ピットに泡センサを設けておき、泡が多いときには消泡剤や水を注入する。
ストレーナ14のスクリーン14bが目詰りしたときには、空気をストレーナ14内に供給し、空気逆洗する。
生物処理槽1の運転の停止時には、バルブ13aを開とし、生物処理槽1内の水が配管13内をサイホン現象で逆流することを防止する。
生物処理槽1の運転中又は停止中に、カメラ挿入管19を通して、カメラ20を備えたカメラユニットを槽内に挿入することにより、槽内の状況を目視観察することができる。生物処理槽等の水槽が複数設置されている場合、1台のカメラユニットを用いて1つの水槽内の観察を行った後、カメラ挿入管19から該カメラユニットを引き抜き、別の水槽のカメラ挿入管19に該カメラユニットを挿入してこの水槽内の観察を行うことができる。従って、多数の水槽が設置されていても、カメラユニットの数は1又は少数で足りる。
カメラ20は、屈曲自在な束状ケーブル21が接続されてカメラユニットとされている。この束状ケーブル21には、通電ハーネス、撮影信号ハーネスのほか、カメラ20の指向方向を制御するためのワイヤシースなどが束ねられている。カメラ20の先端部には照明ランプを設けることで、槽内を照明して撮影することができるようにしてもよい。
カメラ挿入管19は、図1のように、塔体10の下部側面から水平方向に塔体10内に導入され、途中で湾曲して鉛直上向きに方向を変え、水面上部に達したところでロングエルボ等により180°方向を変え、先端部が下向きに開口している。これにより、カメラが水面を撮影しやすいだけでなく、発泡の泡や汚れの飛沫がカメラ挿入管19内に侵入することが抑制される。
カメラ挿入管19の槽内側の先端部を、曝気停止時の水面より600〜1200mm程度の上方位置となるようにすることで、水の逆流を防止する事ができる。
カメラ挿入管19の内径や曲率半径は、ケーブル21が撓まずに進む程度であることが好ましい。曲率半径は30〜200mm程度が好ましく、内径は25〜80mm程度が好ましい。また、内面は凹凸部のない滑らかな曲面であることが好ましい。
ケーブル21は、カメラ20をカメラ挿入管19内で押し動かすことができる程度の弾性を有する必要がある。そのために切れ目がない弾性ケーブルを用いることが好ましい。
カメラユニットは例えば以下のいずれかが好適であるが、これらに限定されない。
(1) カメラにコードを接続した状態で、弾性のスパイラルチューブまたはスプリング(切れ目なし)によりコードを巻きつけて一体化する。スパイラルチューブ、スプリングが弾性支持体となる。スパイラルチューブは可撓性材料で構成された帯状体を螺旋状に巻設してなる湾曲変形可能な部材であることが好ましい。スプリングによるカメラユニットは、芯となるコードに金属線(金属種、太さを例示)を巻き付けることで作成することもできるし、予め作成したコイルスプリングに芯となるコードを挿入して作成することもできる。
(2) カメラにコードを接続した状態で、コードを棒状の弾性支持体(切れ目なし)とまとめてテープや針金で巻きつける等により一体化する。棒状の弾性支持体は、例えば、柔らかい樹脂製の棒状部材か多数の金属線を集束した金属ロープを1本または複数本束ねたものとする。
(3) 無線カメラにコードを接続し、弾性のスパイラルチューブ(帯状体をスパイラル状に巻回したもの)またはスプリング(切れ目なし)によりコードを巻きつけて一体化する。スパイラルチューブが弾性支持体となる。
(4) 無線カメラに棒状の弾性支持体(切れ目なし)を接続する。
(5) コードに金属ケーブルをらせん状に巻き回すか撚り合わせることでワイヤーロープにしたもの。金属ケーブルとは、多数の金属線を集束したケーブルである。
(6) フレキシブル管(切れ目なし。軽量化のため合成樹脂製が好ましい)に芯となるコードを挿通して固定し、一体化する。フレキシブル管が弾性支持体となる。
スパイラルチューブを構成する帯状体としては、機械的強度と弾性を維持するため、帯の幅Pは5〜20cm程度、厚みTは0.5〜1.5mm程度、各切れ目の角度は45〜60°程度がそれぞれ好ましい。また素材としては弾性の他、カメラ挿入管19内への出し入れや持ち運びに耐えられる素材である必要もあり、例えばポリエチレン、硬質ゴムが好ましい。スプリングとしては、芯材となる針金を硬質ゴム又は樹脂で被覆したものが例示される。
カメラ20としてはCCDカメラが例示されるが、静止画、動画、計測画像のいずれかを撮影できる小型カメラであれば特に限定されず、撮影データを無線又は有線で送信できればよい。ただし、水槽が閉鎖型の場合は、照明付き、赤外線や暗視補正のカメラが望ましい。カメラ20には、破損防止およびカメラ挿入管19内をスムーズに移動できるように補助カバーを付けることが好ましい。このカバーとして、低摩擦性(高摺動性)を有する素材よりなるものを用いると、カメラ出し入れ時の摩擦抵抗が小さくなる。
生物処理槽が嫌気性処理槽の場合は、槽内が密閉されていると共に、槽内でメタンガスが発生するので、生成メタンガスの逆流や漏洩を防ぐため、カメラ挿入管19の槽外部分にバルブ(図示略)を設けておき、通常時は該バルブを閉じておき、運転停止時にバルブを開けてカメラユニットを導入するのが好ましい。また、図4のように、カメラ挿入管19にトラップ部(U字形状部)19Tを設け、該トラップ部19T内に水を入れて水封部を形成してもよい。このようにすれば、生物処理槽が運転稼動中であっても、カメラユニットを処理槽内に導入することが可能である。トラップ部19Tを設けた場合、カメラ挿入管19に上記のバルブを設けなくてもよく、設けてもよい。
本発明の一態様では、塔体10は、直径が2.2〜3.6m、特に2.4〜3.3mであり、高さが6〜11m、特に8〜11mであり、高さHと直径Dとの比H/Dが1.5〜5.0特に3.0〜4.5であることが好ましい。
カメラ挿入管19の槽外側の末端部は、塔体10の設置面(基礎3)からの高さが2m以下(例えば0.5〜2m)であることが好ましい。このようにすることにより、カメラユニット20をカメラ挿入管19に容易に出し入れすることができる。また、主要な配管の接続部やマンホール、ストレーナ14、散気管12などは、基礎3からの高さが4m以下、特に3.0m以下であることが好ましい。このように接続部、マンホール、ストレーナ14、散気管12などを低位置に設けることにより、配管接続作業や機器設置作業、各種メンテナンス作業が高所作業ではなくなり、作業効率及び安全性が向上する。
本発明では、好気性の生物処理槽1を複数段設置してもよく、前段に嫌気処理槽を設置し、嫌気処理槽の処理水を好気性生物処理槽に導入するようにしてもよい。この嫌気処理槽の塔体の大きさも塔体10と同一としてもよい。
最終段の好気槽が槽内浸漬又は槽外設置のMBRを用いてもよい。また、さらに後段に加圧浮上槽や凝集沈殿槽を設置して固液分離してもよい。
処理槽の好気処理が流動床の場合は、処理は一過式であるが、浮上法(活性汚泥法)の場合は固液分離による余剰汚泥を返送する。
本発明では、第一段の生物処理槽において、分散菌による有機物の分解により分散菌の増加した第一生物処理水を生成させ、後段の第二生物処理槽において、分散菌を微小動物に捕食させるようにしてもよい。本発明では、嫌気又は好気処理槽の最前段に調整槽を設置してもよい。この調整槽としては、原水流量を平準化するための原水槽、固形物を沈降させるための沈降槽、加圧浮上装置などが例示されるが、これに限定されない。
原水槽と生物処理槽との組み合わせの一例を図5(a)〜(d)に示す。図5(a)は、原水槽と好気槽の組み合わせである。図5(b)は原水槽と、嫌気槽と、好気槽とをこの順に備えたものである。図5(c)は、原水槽と、第1好気槽と、第2好気槽とをこの順に備えたものである。図5(d)は、原水槽と、嫌気槽と、第1好気槽と、第2好気槽とをこの順に備えたものである。図示は省略するが、図5(a)〜(d)の後段に固液分離槽(沈殿槽や加圧浮上槽など)を設けてもよい。また、さらにその他の処理手段を設けてもよい。図5(a)〜(d)では原水槽を設けているが、原水槽が省略される場合もある。
本発明では、生物処理槽は、予め塔体に散気管などの付属機器を工場で取り付けておき、現場に移送し、基礎上に据え付けるように施工を行うのが好ましい。これにより、現場作業数を減少させ、工期の短縮や、組み立て精度の向上などを図ることができる。
1 生物処理槽
10 塔体
12 散気管
14 ストレーナ
19 カメラ挿入管
20 カメラ

Claims (9)

  1. 槽内にカメラを挿入するためのカメラ挿入管を備え、該カメラ挿入管の槽内側の先端部は、前記槽内の水面位よりも上方において開口していることを特徴とする水槽。
  2. 請求項1において、前記槽内側の先端部は下向きに開口していることを特徴とする水槽。
  3. 請求項1又は2において、カメラ挿入管は、前記槽の側面を貫いていることを特徴とする水槽。
  4. 請求項1なしい3のいずれか1項において、前記カメラ挿入管の槽外側の末端部分は、水槽設置面からの高さが2m以内であることを特徴とする水槽。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記水槽の槽高が6m以上であることを特徴とする水槽。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、水処理装置の水槽であることを特徴とする水槽。
  7. 請求項6において、前記水槽は、原水槽、生物処理槽又は固液分離槽であることを特徴とする水槽。
  8. 水槽内をカメラによって視認する方法において、
    該水槽は請求項1ないし7のいずれか1項に記載の水槽であり、
    前記カメラ挿入管を通して水槽内に、先端部にカメラを備えたカメラユニットを挿入し、該カメラによって水槽内を視認することを特徴とする水槽内の視認方法。
  9. 請求項8において、複数の水槽が設置されており、共通のカメラユニットを用いて各水槽内を視認することを特徴とする水槽内の視認方法。
JP2015181719A 2015-09-15 2015-09-15 水槽及び水槽内の視認方法 Active JP6610112B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015181719A JP6610112B2 (ja) 2015-09-15 2015-09-15 水槽及び水槽内の視認方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015181719A JP6610112B2 (ja) 2015-09-15 2015-09-15 水槽及び水槽内の視認方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017056392A true JP2017056392A (ja) 2017-03-23
JP6610112B2 JP6610112B2 (ja) 2019-11-27

Family

ID=58388783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015181719A Active JP6610112B2 (ja) 2015-09-15 2015-09-15 水槽及び水槽内の視認方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6610112B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017107880A (ja) * 2014-05-23 2017-06-15 アルプス電気株式会社 圧接コネクタ
WO2023199599A1 (ja) * 2022-04-11 2023-10-19 株式会社 東芝 汚泥状態表示報知システムおよび汚泥状態表示報知方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09281100A (ja) * 1996-04-12 1997-10-31 Nkk Corp 水質監視装置
JPH1062352A (ja) * 1996-08-22 1998-03-06 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk ファイバスコープ挿入治具
JPH1076248A (ja) * 1996-09-05 1998-03-24 Kurita Water Ind Ltd 廃水処理槽での水中監視装置
JP2000211027A (ja) * 1999-01-25 2000-08-02 Shonan Gosei Jushi Seisakusho:Kk 流路施設ライニング工法
JP2000246204A (ja) * 1999-03-02 2000-09-12 Shimizu Corp スケール除去方法
JP2000246205A (ja) * 1999-03-02 2000-09-12 Shimizu Corp スケール除去装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09281100A (ja) * 1996-04-12 1997-10-31 Nkk Corp 水質監視装置
JPH1062352A (ja) * 1996-08-22 1998-03-06 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk ファイバスコープ挿入治具
JPH1076248A (ja) * 1996-09-05 1998-03-24 Kurita Water Ind Ltd 廃水処理槽での水中監視装置
JP2000211027A (ja) * 1999-01-25 2000-08-02 Shonan Gosei Jushi Seisakusho:Kk 流路施設ライニング工法
JP2000246204A (ja) * 1999-03-02 2000-09-12 Shimizu Corp スケール除去方法
JP2000246205A (ja) * 1999-03-02 2000-09-12 Shimizu Corp スケール除去装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017107880A (ja) * 2014-05-23 2017-06-15 アルプス電気株式会社 圧接コネクタ
JP2017107881A (ja) * 2014-05-23 2017-06-15 アルプス電気株式会社 圧接コネクタ
WO2023199599A1 (ja) * 2022-04-11 2023-10-19 株式会社 東芝 汚泥状態表示報知システムおよび汚泥状態表示報知方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6610112B2 (ja) 2019-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102552588B1 (ko) 멤브레인 생물막 반응기를 위한 플로팅 장치 및 물 처리를 위한 프로세스
US3923657A (en) Combined septic tank inlet pipe sight glass end plug and tank aerator system
JP6610112B2 (ja) 水槽及び水槽内の視認方法
US7241380B2 (en) Ultraviolet treatment unit and septic tank system
KR101656432B1 (ko) 수질 오염도 측정장치
US6096203A (en) Wastewater treatment system
JP6245323B2 (ja) 有機性排水の生物処理装置
JP6112162B2 (ja) 有機性排水の生物処理装置及び処理方法
WO2015137386A1 (ja) 有機性排水の生物処理装置及び処理方法
CN206965215U (zh) 一种取水装置
KR200426848Y1 (ko) 상등수 처리장치의 플렉시블 드레인 튜브
US7069655B2 (en) Device and process for vertically extracting diffusers from a wastewater treatment tank
KR100518684B1 (ko) 하수 맨홀에서의 하수 시료 자동 채취 장치
KR101779487B1 (ko) 생물학적 수처리 장치
JP6834236B2 (ja) 生物処理槽の運転方法
JP2017042714A (ja) 有機性排水の生物処理装置及び処理方法
JP2016150276A (ja) 生物処理槽及び有機性排水の処理方法
CN108163998A (zh) 一种嵌入浮动式水下原位修复装置及其安装方法
CN210393873U (zh) 废水生化好氧池溶氧自动控制系统
CN217265319U (zh) 一种用于厕所化粪池监控系统
CN212504218U (zh) 污水生化处置装置
JP6024807B2 (ja) 生物処理槽、その運転方法及び有機性排水の処理方法
CN209797626U (zh) 一体化污水处理的设备
CN204922199U (zh) 污水排污管线闸阀控制装置
JP2022076111A (ja) ポンプ施設

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191014

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6610112

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250