JP2017055527A - ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法 - Google Patents

ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017055527A
JP2017055527A JP2015176792A JP2015176792A JP2017055527A JP 2017055527 A JP2017055527 A JP 2017055527A JP 2015176792 A JP2015176792 A JP 2015176792A JP 2015176792 A JP2015176792 A JP 2015176792A JP 2017055527 A JP2017055527 A JP 2017055527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
tooth
terminal portion
winding terminal
base end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015176792A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6631104B2 (ja
Inventor
晃生 村瀬
Akio Murase
晃生 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2015176792A priority Critical patent/JP6631104B2/ja
Priority to US15/247,930 priority patent/US10128718B2/en
Priority to CN201610805957.2A priority patent/CN106505754B/zh
Publication of JP2017055527A publication Critical patent/JP2017055527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6631104B2 publication Critical patent/JP6631104B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/52Fastening salient pole windings or connections thereto
    • H02K3/521Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only
    • H02K3/522Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only for generally annular cores with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/14Stator cores with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
    • H02K15/022Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies with salient poles or claw-shaped poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/18Windings for salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/28Layout of windings or of connections between windings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)

Abstract

【課題】ステータの軸長、ひいては、ブラシレスモータの軸長を短くすることを目的とする。【解決手段】ステータ20において、各ティース48には、巻線巻回部54が形成されており、各隣り合うティース48の基端部の間からは、各巻線巻回部54と連続する一対の巻線端末部56がステータコア42の軸方向一方側へ導出されている。各一対の巻線端末部56は、ステータコア42の軸方向視でステータコア42の径方向と交差する方向に延びている。各隣り合うティース48の基端部の間には、一対の巻線端末部56のうち一方の巻線端末部56の基端部を保持する第一保持部58と、一対の巻線端末部56のうち他方の巻線端末部56の基端部を保持する第二保持部60とが設けられている。各隣り合うティース48の基端部の間において、第一保持部58及び第二保持部60は、互いにステータコア42の周方向かつ径方向にずれて配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法に関する。
従来、ステータと、ステータによって形成される回転磁界により回転されるロータとを備えるブラシレスモータがある(例えば、特許文献1参照)。一般に、この種のブラシレスモータにおいて、ステータは、放射状に延びる複数のティースを有するステータコアと、このステータコアに巻装された複数の巻線とを備える。各巻線は、ティースに巻回された巻線巻回部と、巻線巻回部と連続する巻線端末部とを有しており、各隣り合うティースの基端部の間からは、一対の巻線端末部がステータコアの軸方向一方側へ導出される。
特開2014−36525号公報
上記ステータにおいて、各一対の巻線端末部は、ブラシレスモータの背面側に配置された基板との接続のために、ステータコアの軸方向視でステータコアの径方向と交差する方向に延びる場合がある。この場合に、各一対の巻線端末部の一方と他方とがステータコアの軸方向に重なっていると、ステータの軸長、ひいては、ブラシレスモータの軸長が増加する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、ステータの軸長、ひいては、ブラシレスモータの軸長を短くすることができるステータ及びブラシレスモータ並びにステータの製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のステータは、放射状に延びる複数のティースを有するステータコアと、前記複数のティースにそれぞれ巻回された複数の巻線巻回部と、前記複数の巻線巻回部のそれぞれと連続し、前記複数のティースのうち隣り合うティースの基端部の間から前記ステータコアの軸方向一方側へ導出されると共に、前記ステータコアの軸方向視で前記ステータコアの径方向と交差する方向に延びる複数の一対の巻線端末部と、各前記隣り合うティースの基端部の間にそれぞれ設けられ、各前記一対の巻線端末部のうち一方の巻線端末部の基端部を保持する複数の第一保持部と、各前記隣り合うティースの基端部の間にそれぞれ設けられ、各前記一対の巻線端末部のうち他方の巻線端末部の基端部を保持すると共に、各前記隣り合うティースの基端部の間において前記第一保持部に対して前記ステータコアの周方向かつ径方向にずれて配置された複数の第二保持部と、を備える。
本発明のステータによれば、各隣り合うティースの基端部の間には、一対の巻線端末部のうち一方の巻線端末部の基端部を保持する第一保持部と、一対の巻線端末部のうち他方の巻線端末部の基端部を保持する第二保持部とが設けられている。各隣り合うティースの基端部の間において、第一保持部及び第二保持部は、互いにステータコアの周方向かつ径方向にずれて配置されている。
したがって、隣り合うティースの基端部の間からステータコアの軸方向一方側へ導出された一対の巻線端末部が、ステータコアの軸方向視でステータコアの径方向と交差する方向に延びる場合でも、この一対の巻線端末部がステータコアの軸方向に重なることを抑制できる。これにより、この一対の巻線端末部をステータコアの軸方向と直交する方向に並んで配置することが可能になる。
この結果、ステータコアの軸方向一方側において、一対の巻線端末部の嵩張りを抑制することができるので、例えば、一対の巻線端末部がステータコアの軸方向に重なる場合に比して、ステータの軸長、ひいては、ブラシレスモータの軸長を短くすることができる。
本発明の一実施形態に係るブラシレスモータの側面断面図である。 図1に示されるステータの平面図である。 図2に示されるステータの要部拡大平面図である。 図3に示されるステータにおいて一対の巻線端末部を整形する様子を示す図である。 図3に示されるステータにおいて図4とは別の一対の巻線端末部を整形する様子を示す図である。 第一比較例に係るステータの要部拡大平面図である。 第二比較例に係るステータの平面図である。 図7に示されるステータの要部拡大平面図である。 図8に示されるステータにおいて一対の巻線端末部を整形する様子を示す図である。 図8に示されるステータにおいて図9とは別の一対の巻線端末部を整形する様子を示す図である。
以下、図面に基づき、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係るブラシレスモータ10は、モータシャフト16と、ロータ18と、ステータ20と、センターピース22と、回路基板24と、コネクタ部材26と、基板ケース28とを備える。
ロータ18は、後述するステータ20が形成する回転磁界によって回転されるものであり、ロータハウジング30とロータマグネット32とを有する。ロータハウジング30には、モータシャフト16の径方向外側に配置された円筒状の軸受収容部34と、軸受収容部34の径方向外側に配置された外筒部36とが形成されている。ロータマグネット32は、外筒部36の内周面に固定されている。
ロータハウジング30の軸方向一方側は、開口されており、ロータハウジング30の軸方向他方側には、軸受収容部34と外筒部36とを繋ぐ底壁部38が形成されている。上述の軸受収容部34は、底壁部38からロータハウジング30の開口側に向けて延出されている。
軸受収容部34には、一対の軸受40が収容されており、この一対の軸受40には、モータシャフト16が組み付けられている。モータシャフト16の一端側は、軸受収容部34から後述するセンターピース22側に突出されている。
ステータ20は、ステータコア42と、複数の巻線44とを備える。ステータコア42は、軸受収容部34の径方向外側に設けられた環状部46と、この環状部46の周囲に放射状に形成された複数のティース48とを有する。このステータコア42は、金属製のコア本体と、このコア本体を覆う樹脂製のインシュレータとによって構成されている。ステータコア42は、外筒部36の内側に収容されており、軸受収容部34とロータマグネット32との径方向間に配置されている。複数の巻線44は、ステータコア42に巻装されている。
センターピース22は、平盤状の本体部50を有する。本体部50は、ロータハウジング30の開口と対向して配置されている。この本体部50には、上述のステータコア42が固定されている。本体部50の中心部には、軸受収容部34側に開口する凹状のシャフト支持部52が形成されており、このシャフト支持部52には、モータシャフト16の一端が圧入されて保持されている。
回路基板24は、本体部50におけるステータコア42と反対側に固定されている。この回路基板24には、各巻線44への通電を切り替えるための電子回路が形成されている。コネクタ部材26は、本体部50の片側に設けられている。このコネクタ部材26に設けられたコネクタ端子は、回路基板24に形成された電子回路と電気的に接続されている。
基板ケース28は、扁平箱状に形成されており、本体部50に対するステータコア42と反対側から本体部50に組み付けられている。基板ケース28と本体部50との間に形成された空間には、回路基板24が収容されている。
そして、上述のブラシレスモータ10では、回路基板24に形成された電子回路によって複数の巻線44への通電が切り替えられると、ステータ20に回転磁界が形成され、この回転磁界とロータマグネット32との間に作用する吸引及び反発力によりロータ18が回転される。
続いて、本発明の一実施形態に係るステータ20のより具体的な構造をステータ20の製造方法と併せて説明する。
上述の本発明の一実施形態に係るブラシレスモータ10は、一例として、12スロット10極モータとされている。したがって、図2に示されるように、本発明の一実施形態に係るステータ20において、複数のティース48の本数は、12本とされている。
図2では、複数のティース48のそれぞれを区別するために、複数のティース48の符号の末尾には、ステータコア42の周方向に順に識別番号「1」〜「12」が付されている。以降の説明において、複数のティース48のそれぞれを区別する場合には、複数のティース48の符号の末尾に識別番号を付すことにする。
この複数のティース48のそれぞれには、巻線が集中巻きによって巻回されることにより、複数の巻線巻回部54が形成される。この複数の巻線巻回部54は、UV相、VW相、WU相を構成する。この複数の巻線巻回部54は、巻き始めの巻線巻回部と、該巻き始めの巻線巻回部と連続する巻き終りの巻線巻回部とに分類される。
図2では、複数の巻線巻回部54について、どの相であるかということの理解の容易のために、複数の巻線巻回部54の符号の末尾には、「相の種類と番号」が付されている。以降の説明において、複数の巻線巻回部54のそれぞれを区別する場合には、複数の巻線巻回部54の符号の末尾に「相の種類と番号」を付すことにする。
また、複数の巻線巻回部54について、巻き始めの巻線巻回部か巻き終りの巻線巻回部であるかということの理解の容易のために、複数の巻線巻回部54の符号の末尾には、「相の種類と番号」と併せて「始」又は「終」の文字を適宜付すことにする。以下、複数の巻線巻回部54について具体的に記す。
(1)第一のティース48−1に巻回された第一の巻線巻回部54−UV3(始)は、UV相の3番目であり、巻き始めの巻線巻回部である。
(2)第二のティース48−2に巻回された第二の巻線巻回部54−UV1(終)は、UV相の1番目であり、UV相の2番目である巻き始めの巻線巻回部54−UV2(始)と連続する巻き終りの巻線巻回部である。
(3)第三のティース48−3に巻回された第三の巻線巻回部54−WU4(始)は、WU相の4番目であり、巻き始めの巻線巻回部である。
(4)第四のティース48−4に巻回された第四の巻線巻回部54−WU2(終)は、WU相の2番目であり、WU相の1番目である巻き始めの巻線巻回部54−WU1(始)と連続する巻き終りの巻線巻回部である。
(5)第五のティース48−5に巻回された第五の巻線巻回部54−VW1(終)は、VW相の1番目であり、VW相の2番目である巻き始めの巻線巻回部54−VW2(始)と連続する巻き終りの巻線巻回部である。
(6)第六のティース48−6に巻回された第六の巻線巻回部54−VW3(始)は、VW相の3番目であり、巻き始めの巻線巻回部である。
(7)第七のティース48−7に巻回された第七の巻線巻回部54−UV2(始)は、UV相の2番目であり、巻き始めの巻線巻回部である。
(8)第八のティース48−8に巻回された第八の巻線巻回部54−UV4(終)は、UV相の4番目であり、UV相の3番目である巻き始めの巻線巻回部54−UV3(始)と連続する巻き終りの巻線巻回部である。
(9)第九のティース48−9に巻回された第九の巻線巻回部54−WU1(始)は、WU相の1番目であり、巻き始めの巻線巻回部である。
(10)第十のティース48−10に巻回された第十の巻線巻回部54−WU3(終)は、WU相の3番目であり、WU相の4番目である巻き始めの巻線巻回部54−WU4(始)と連続する巻き終りの巻線巻回部である。
(11)第十一のティース48−11に巻回された第十一の巻線巻回部54−VW4(終)は、VW相の4番目であり、VW相の3番目である巻き始めの巻線巻回部54−VW3(始)と連続する巻き終りの巻線巻回部である。
(12)第十二のティース48−12に巻回された第十二の巻線巻回部54−VW2(始)は、VW相の2番目であり、巻き始めの巻線巻回部である。
そして、上述のようにして複数のティース48のそれぞれに複数の巻線巻回部54が巻回されると、複数のティース48のうち隣り合うティース48の基端部の間からは、隣り合う巻線巻回部54とそれぞれ連続する一対の巻線端末部56がステータコア42の軸方向一方側へそれぞれ導出される。このステータコア42の軸方向一方側は、図1に示される回路基板24側(ブラシレスモータ10の背面側)に相当する。
図2では、複数の巻線端末部56について、どの巻線巻回部54と連続するかということの理解の容易のために、複数の巻線端末部56の符号の末尾には、複数の巻線巻回部54と対応する「相の種類と番号」が付されている。以降の説明において、複数の巻線端末部56のそれぞれを区別する場合には、巻線端末部56の符号の末尾に「相の種類と番号」を付すことにする。
また、複数の巻線端末部56について、巻き始めの巻線端末部か巻き終りの巻線端末部であるかということの理解の容易のために、複数の巻線端末部56の符号の末尾には、「相の種類と番号」と併せて「始」又は「終」の文字を適宜付すことにする。以下、複数の巻線端末部56について具体的に記す。
(1)第一のティース48−1の基端部と第二のティース48−2の基端部との間からは、第一の巻線巻回部54−UV3(始)と連続する巻き始めの巻線端末部である第一の巻線端末部56−UV3(始)と、第二の巻線巻回部54−UV1(終)と連続する巻き終りの巻線端末部である第二の巻線端末部56−UV1(終)とが導出される。
(2)第三のティース48−3の基端部と第四のティース48−4の基端部との間からは、第三の巻線巻回部54−WU4(始)と連続する巻き始めの巻線端末部である第三の巻線端末部56−WU4(始)と、第四の巻線巻回部54−WU2(終)と連続する巻き終りの巻線端末部である第四の巻線端末部56−WU2(終)とが導出される。
(3)第五のティース48−5の基端部と第六のティース48−6の基端部との間からは、第五の巻線巻回部54−VW1(終)と連続する巻き終りの巻線端末部である第五の巻線端末部56−VW1(終)と、第六の巻線巻回部54−VW3(始)と連続する巻き始めの巻線端末部である第六の巻線端末部56−VW3(始)とが導出される。
(4)第七のティース48−7の基端部と第八のティース48−8の基端部との間からは、第七の巻線巻回部54−UV2(始)と連続する巻き始めの巻線端末部である第七の巻線端末部56−UV2(始)と、第八の巻線巻回部54−UV4(終)と連続する巻き終りの巻線端末部である第八の巻線端末部56−UV4(終)とが導出される。
(5)第九のティース48−9の基端部と第十のティース48−10の基端部との間からは、第九の巻線巻回部54−WU1(始)と連続する巻き始めの巻線端末部である第九の巻線端末部56−WU1(始)と、第十の巻線巻回部54−WU3(終)と連続する巻き終りの巻線端末部である第十の巻線端末部56−WU3(終)とが導出される。
(6)第十一のティース48−11の基端部と第十二のティース48−12の基端部との間からは、第十一の巻線巻回部54−VW4(終)と連続する巻き始めの巻線端末部である第十一の巻線端末部56−VW4(終)と、第十二の巻線巻回部54−VW2(始)と連続する巻き始めの巻線端末部である第十二の巻線端末部56−VW2(始)とが導出される。
図2に示されるように、本実施形態に係るステータ20において、各隣り合うティース48の基端部の間には、一対の巻線端末部56のうち一方の巻線端末部56の基端部を保持する第一保持部58と、一対の巻線端末部56のうち他方の巻線端末部56の基端部を保持する第二保持部60とが設けられている。
第一保持部58及び第二保持部60は、より具体的には、ステータコア42を構成する金属製のコア本体及び樹脂製のインシュレータのうちインシュレータに形成されている。各隣り合うティース48の基端部の間において、第一保持部58及び第二保持部60は、互いにステータコア42の周方向かつ径方向にずれて配置されている。この第一保持部58及び第二保持部60は、凹状に形成されており、一対の巻線端末部56は、第一保持部58及び第二保持部60にそれぞれ挟持されて保持される。
図2では、複数の第一保持部58及び複数の第二保持部60をそれぞれ区別するために、複数の第一保持部58及び複数の第二保持部60の符号の末尾には、複数のティース48−1〜12のそれぞれと対応する識別番号「1」〜「12」が付されている。以降の説明において、複数の第一保持部58及び複数の第二保持部60のそれぞれを区別する場合には、複数の第一保持部58及び複数の第二保持部60の符号の末尾に識別番号「1」〜「12」を付すことにする。
以下、各隣り合うティース48の基端部の間に設けられた第一保持部58及び第二保持部60と、この第一保持部58及び第二保持部60に保持される一対の巻線端末部56について具体的に記す。
(1)第一保持部58−1及び第二保持部60−2は、隣り合うティース48−1,48−2の基端部の間に設けられている。第一保持部58−1は、第一のティース48−1の基端部の近傍に配置され、第二保持部60−2は、第二のティース48−2の基端部の近傍に配置されている。一方の巻線端末部としての第一の巻線端末部56−UV3(始)の基端部は、第一保持部58−1によって保持され、他方の巻線端末部としての第二の巻線端末部56−UV1(終)の基端部は、第二保持部60−2によって保持される。環状部46と第一保持部58−1との間に肉盛部(例えば、図3の肉盛部62)が適宜形成されることにより、第一保持部58−1は、第二保持部60−2に対してステータコア42の径方向外側に配置されている。
(2)第一保持部58−3及び第二保持部60−4は、隣り合うティース48−3,48−4の基端部の間に設けられている。第一保持部58−3は、第三のティース48−3の基端部の近傍に配置され、第二保持部60−4は、第四のティース48−4の基端部の近傍に配置されている。一方の巻線端末部としての第三の巻線端末部56−WU4(始)の基端部は、第一保持部58−3によって保持され、他方の巻線端末部としての第四の巻線端末部56−WU2(終)の基端部は、第二保持部60−4によって保持される。環状部46と第一保持部58−3との間に肉盛部が適宜形成されることにより、第一保持部58−3は、第二保持部60−4に対してステータコア42の径方向外側に配置されている。
(3)第一保持部58−5及び第二保持部60−6は、隣り合うティース48−5,48−6の基端部の間に設けられている。第一保持部58−5は、第五のティース48−5の基端部の近傍に配置され、第二保持部60−6は、第六のティース48−6の基端部の近傍に配置されている。一方の巻線端末部としての第五の巻線端末部56−VW1(終)の基端部は、第一保持部58−5によって保持され、他方の巻線端末部としての第六の巻線端末部56−VW3(始)の基端部は、第二保持部60−6によって保持される。環状部46と第二保持部60−6との間に肉盛部が適宜形成されることにより、第二保持部60−6は、第一保持部58−5に対してステータコア42の径方向外側に配置されている。
(4)第一保持部58−8及び第二保持部60−7は、隣り合うティース48−8,48−7の基端部の間に設けられている。第一保持部58−8は、第八のティース48−8の基端部の近傍に配置され、第二保持部60−7は、第七のティース48−7の基端部の近傍に配置されている。一方の巻線端末部としての第八の巻線端末部56−UV4(終)の基端部は、第一保持部58−8によって保持され、他方の巻線端末部としての第七の巻線端末部56−UV2(始)の基端部は、第二保持部60−7によって保持される。環状部46と第二保持部60−7との間に肉盛部が適宜形成されることにより、第二保持部60−7は、第一保持部58−8に対してステータコア42の径方向外側に配置されている。
(5)第一保持部58−10及び第二保持部60−9は、隣り合うティース48−10,48−9の基端部の間に設けられている。第一保持部58−10は、第十のティース48−10の基端部の近傍に配置され、第二保持部60−9は、第九のティース48−9の基端部の近傍に配置されている。一方の巻線端末部としての第十の巻線端末部56−WU3(終)の基端部は、第一保持部58−10によって保持され、他方の巻線端末部としての第九の巻線端末部56−WU1(始)の基端部は、第二保持部60−9によって保持される。環状部46と第二保持部60−9との間に肉盛部が適宜形成されることにより、第二保持部60−9は、第一保持部58−10に対してステータコア42の径方向外側に配置されている。
(6)第一保持部58−12及び第二保持部60−11は、隣り合うティース48−12,48−11の基端部の間に設けられている。第一保持部58−12は、第十二のティース48−12の基端部の近傍に配置され、第二保持部60−11は、第十一のティース48−11の基端部の近傍に配置されている。一方の巻線端末部としての第十二の巻線端末部56−VW2(始)の基端部は、第一保持部58−12によって保持され、他方の巻線端末部としての第十一の巻線端末部56−VW4(終)の基端部は、第二保持部60−11によって保持される。環状部46と第一保持部58−12との間に肉盛部(例えば、図3の肉盛部64)が適宜形成されることにより、第一保持部58−12は、第二保持部60−11に対してステータコア42の径方向外側に配置されている。
続いて、上述の複数の一対の巻線端末部56は、次のように整形される。すなわち、例えば、図4,図5に示されるように、隣り合うティース48の間には、整形用の治具66が挿入される。この治具66の上面は、巻線巻回部54のコイルエンドと略同じ高さとされる。
そして、一対の巻線端末部56は、隣り合うティース48の基端部の間からステータコア42の軸方向一方側へ導出された後、想像線で示される如く治具66上に折り曲げられる。一対の巻線端末部56は、治具66上に折り曲げられることにより、ステータコア42の径方向に沿って延びた状態とされる。
また、このようにしてステータコア42の径方向に沿うようにステータコア42の軸方向に対して直角に折り曲げられた一対の巻線端末部56は、ステータコア42の軸方向視でステータコア42の径方向と交差する方向に延びるように旋回される。以下、図2に基づき複数の一対の巻線端末部56について具体的に記す。
(1)第一の巻線端末部56−UV3(始)及び第二の巻線端末部56−UV1(終)は、第一のティース48−1の基端部と第二のティース48−2の基端部との間からステータコア42の径方向に沿うようにステータコア42の軸方向に対して折り曲げられる。そして、第一の巻線端末部56−UV3(始)及び第二の巻線端末部56−UV1(終)は、第一のティース48−1の基端部と第二のティース48−2の基端部との間から第三のティース48−3の先端部に向けて延びるように旋回される(図4も参照)。
(2)第三の巻線端末部56−WU4(始)及び第四の巻線端末部56−WU2(終)は、第三のティース48−3の基端部と第四のティース48−4の基端部との間からステータコア42の径方向に沿うようにステータコア42の軸方向に対して折り曲げられる。そして、第三の巻線端末部56−WU4(始)及び第四の巻線端末部56−WU2(終)は、第三のティース48−3の基端部と第四のティース48−4の基端部との間から第四のティース48−4の先端部に向けて延びるように旋回される。
(3)第五の巻線端末部56−VW1(終)及び第六の巻線端末部56−VW3(始)は、第五のティース48−5の基端部と第六のティース48−6の基端部との間からステータコア42の径方向に沿うようにステータコア42の軸方向に対して折り曲げられる。そして、第五の巻線端末部56−VW1(終)及び第六の巻線端末部56−VW3(始)は、第五のティース48−5の基端部と第六のティース48−6の基端部との間から第六のティース48−6の先端部に向けて延びるように旋回される。
(4)第七の巻線端末部56−UV2(始)及び第八の巻線端末部56−UV4(終)は、第七のティース48−7の基端部と第八のティース48−8の基端部との間からステータコア42の径方向に沿うようにステータコア42の軸方向に対して折り曲げられる。そして、第七の巻線端末部56−UV2(始)及び第八の巻線端末部56−UV4(終)は、第七のティース48−7の基端部と第八のティース48−8の基端部との間から第七のティース48−7の先端部に向けて延びるように旋回される。
(5)第九の巻線端末部56−WU1(始)及び第十の巻線端末部56−WU3(終)は、第九のティース48−9の基端部と第十のティース48−10の基端部との間からステータコア42の径方向に沿うようにステータコア42の軸方向に対して折り曲げられる。そして、第九の巻線端末部56−WU1(始)及び第十の巻線端末部56−WU3(終)は、第九のティース48−9の基端部と第十のティース48−10の基端部との間から第九のティース48−9の先端部に向けて延びるように旋回される。
(6)第十一の巻線端末部56−VW4(終)及び第十二の巻線端末部56−VW2(始)は、第十一のティース48−11の基端部と第十二のティース48−12の基端部との間からステータコア42の径方向に沿うようにステータコア42の軸方向に対して折り曲げられる。そして、第十一の巻線端末部56−VW4(終)及び第十二の巻線端末部56−VW2(始)は、第十一のティース48−11の基端部と第十二のティース48−12の基端部との間から第十のティース48−10の先端部に向けて延びるように旋回される(図5も参照)。
なお、上述の各巻線端末部56の先端部は、ステータコア42の軸方向一方側に向けて折り曲げられる。各巻線端末部56の先端部は、巻線端末部56がステータコア42の軸方向に対して直角に折り曲げられる前に折り曲げられても良いし、巻線端末部56がステータコア42の軸方向に対して直角に折り曲げられた後に折り曲げられても良い。また、各巻線端末部56の先端部は、巻線端末部56がステータコア42の径方向と交差する方向に延びるように旋回された後に折り曲げられても良い。
以上の要領で、ステータ20は製造される。そして、各巻線端末部56の先端部は、図1に示されるセンターピース22の本体部50を貫通し、回路基板24に直接接続される。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
先ず、本発明の一実施形態の作用及び効果を明確にするために、比較例について説明する。以下に示す比較例では、本発明の一実施形態との比較の容易のために、本発明の一実施形態と同じ符号を用いる。
図6に示される第一比較例では、上述の本発明の一実施形態に対し、各隣り合うティース48の基端部の間に設けられた第一保持部58及び第二保持部60の互いの位置関係が異なっている。つまり、第一比較例では、各隣り合うティース48の基端部の間において、第一保持部58及び第二保持部60は、ステータコア42の径方向の同じ位置(同一円周上)に配置されている。
しかしながら、この第一比較例のように、各隣り合うティース48の基端部の間において、第一保持部58及び第二保持部60がステータコア42の径方向の同じ位置に配置されていると、例えば、第一の巻線端末部56−UV3(始)と第二の巻線端末部56−UV1(終)をそれぞれ旋回させようとしても互いに干渉してしまうため旋回させることができない。同様に、例えば、第十一の巻線端末部56−VW4(終)と第十二の巻線端末部56−VW2(始)をそれぞれ旋回させようとしても互いに干渉してしまうため旋回させることができない。
そこで、図6に示されるように、第一の巻線端末部56−UV3(始)と第二の巻線端末部56−UV1(終)をステータコア42の軸方向に重ね、同様に、第十一の巻線端末部56−VW4(終)と第十二の巻線端末部56−VW2(始)もステータコア42の軸方向に重ねることが考えられる。ところが、この場合には、ステータ20の軸長、ひいては、ブラシレスモータの軸長が増加する。
しかも、この場合には、各一対の巻線端末部56を、ステータコア42の軸方向と直交する方向に折り曲げる際に、ステータコア42の軸方向一方側(巻線巻回部54のコイルエンド上)に整形用の治具76を配置することになる。このため、ステータコア42の軸方向一方側に治具76を配置する分、折曲後の巻線端末部56がステータコア42の軸方向一方側に張り出すことになり、ステータ20の軸長がさらに増加する。
そこで、図7に示される第二比較例のように、各隣り合うティース48の基端部の間に設けられた第一保持部58及び第二保持部60を、上述の本発明の一実施形態と同様に、ステータコア42の径方向にずらして配置することが考えられる(図8も参照)。
このように構成されていると、一対の巻線端末部56がステータコア42の軸方向視でステータコア42の径方向と交差する方向に延びる場合でも、この一対の巻線端末部56がステータコア42の軸方向に重なることを抑制できる。これにより、一対の巻線端末部56をステータコア42の軸方向と直交する方向に並んで配置することが可能になる。
この結果、ステータコア42の軸方向一方側において、一対の巻線端末部56の嵩張りを抑制することができるので、例えば、上述の第一比較例のように、一対の巻線端末部56がステータコア42の軸方向に重なる場合に比して、ステータ20の軸長、ひいては、ブラシレスモータの軸長を短くすることができる。
しかしながら、図9に示されるように、この第二比較例において、一対の巻線端末部56をステータコア42の軸方向と直交する方向に折り曲げる際に、ステータコア42の軸方向一方側(巻線巻回部54のコイルエンド上)に配置した治具76を使用すると、この治具76の厚さの分、折曲後の巻線端末部56がステータコア42の軸方向一方側に張り出すことになり、ステータ20の軸長が増加する。
また、図7に示されるように、第二比較例では、複数の巻線巻回部54が従来の配置となっている。つまり、第二比較例では、上述の本発明の一実施形態に対し、VW相の1番目である第五の巻線巻回部54−VW1は、巻き始めの巻線巻回部とされ、VW相の2番目である第十二の巻線巻回部54−VW2は、巻き終りの巻線巻回部とされている。また、VW相の3番目である第六の巻線巻回部54−VW3は、巻き終りの巻線巻回部とされ、VW相の4番目である第十一の巻線巻回部54−VW4は、巻き始めの巻線巻回部とされている。
しかしながら、このように、複数の巻線巻回部54が従来の配置となっていると、図10に示されるように、第十一のティース48−11と第十二のティース48−12との間に挿入した治具66で第十一の巻線端末部56−VW4と第十二の巻線端末部56−VW2とをステータコア42の軸方向と直交する方向に折り曲げ、その後、第十一の巻線端末部56−VW4と第十二の巻線端末部56−VW2を旋回させようとしても、第十二の巻線端末部56−VW2が第十一の巻線端末部56−VW4と干渉してしまうため、第十二の巻線端末部56−VW2を旋回させることが不可能である。
なお、図7〜図9に示される第二比較例は、各隣り合うティース48の基端部の間に設けられた第一保持部58及び第二保持部60がステータコア42の径方向にずれて配置されている点において本発明の実施の形態に該当する。
これに対し、本発明の一実施形態によれば、上述の第一比較例及び第二比較例に対し、以下の有利な効果を奏する。
すなわち、図2に示されるように、本発明の一実施形態に係るステータ20によれば、各隣り合うティース48の基端部の間において、第一保持部58及び第二保持部60は、互いにステータコア42の周方向かつ径方向にずれて配置されている。
したがって、隣り合うティース48の基端部の間からステータコア42の軸方向一方側へ導出された一対の巻線端末部56が、ステータコア42の軸方向視でステータコア42の径方向と交差する方向に延びる場合でも、この一対の巻線端末部56がステータコア42の軸方向に重なることを抑制でき、この一対の巻線端末部56をステータコア42の軸方向と直交する方向に並んで配置することが可能になる。
この結果、ステータコア42の軸方向一方側において、一対の巻線端末部56の嵩張りを抑制することができるので、例えば、第一比較例のように、一対の巻線端末部56がステータコア42の軸方向に重なる場合(図6参照)に比して、ステータ20の軸長、ひいては、ブラシレスモータ10(図1参照)の軸長を短くすることができる。
また、本発明の一実施形態に係るステータ20では、上述のように、第一保持部58及び第一保持部58が互いにステータコア42の径方向にずれて配置された上で、上述の第二比較例に対し、VW相の1番目である第五の巻線巻回部54−VW1と、VW相の2番目である第十二の巻線巻回部54−VW2との巻き順が変更されている。つまり、VW相の1番目である第五の巻線巻回部54−VW1は、巻き終りの巻線巻回部とされ、VW相の2番目である第十二の巻線巻回部54−VW2は、巻き始めの巻線巻回部とされている。
また同様に、本発明の一実施形態に係るステータ20では、上述の第二比較例に対し、VW相の3番目である第六の巻線巻回部54−VW3と、VW相の4番目である第十一の巻線巻回部54−VW4との巻き順が変更されている。つまり、VW相の3番目である第六の巻線巻回部54−VW3は、巻き始めの巻線巻回部とされ、VW相の4番目である第十一の巻線巻回部54−VW4は、巻き終りの巻線巻回部とされている。
これにより、第一の巻線端末部56−UV3(始)及び第二の巻線端末部56−UV1(終)と、第十二の巻線端末部56−VW2(始)及び第十一の巻線端末部56−VW4(終)とが左右対称に配置される。この結果、図5に示されるように、第十二の巻線端末部56−VW2(始)及び第十一の巻線端末部56−VW4(終)については、第十一のティース48−11と第十二のティース48−12との間に挿入した治具66でステータコア42の軸方向と直交する方向に折り曲げた後に旋回させる整形工法を採用することができる。
したがって、第十二の巻線端末部56−VW2(始)及び第十一の巻線端末部56−VW4(終)を、ステータコア42の軸方向と直交する方向に折り曲げる際に、ステータコア42の軸方向一方側(巻線巻回部54のコイルエンド上)に整形用の治具を配置する必要がない。これにより、第十二の巻線端末部56−VW2(始)及び第十一の巻線端末部56−VW4(終)を含む全ての一対の巻線端末部56を巻線巻回部54のコイルエンドに近づけることができるので、ステータ20の軸長をより一層短くすることができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、ブラシレスモータ10は、一例として、12スロット10極モータとされている。しかしながら、上述の如く各隣り合うティース48の基端部の間に設けられた第一保持部58及び第二保持部60を互いにステータコア42の周方向かつ径方向にずらして配置し、一対の巻線端末部56をステータコア42の軸方向と直交する方向に並んで配置する構造は、12スロット10極以外のブラシレスモータに適用されても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10…ブラシレスモータ、16…モータシャフト、18…ロータ、20…ステータ、22…センターピース、24…回路基板、28…基板ケース、30…ロータハウジング、32…ロータマグネット、42…ステータコア、44…巻線、48…ティース、54…巻線巻回部、56…巻線端末部、58…第一保持部、60…第二保持部、62,64…肉盛部、66…治具

Claims (6)

  1. 放射状に延びる複数のティースを有するステータコアと、
    前記複数のティースにそれぞれ巻回された複数の巻線巻回部と、
    前記複数の巻線巻回部のそれぞれと連続し、前記複数のティースのうち隣り合うティースの基端部の間から前記ステータコアの軸方向一方側へ導出されると共に、前記ステータコアの軸方向視で前記ステータコアの径方向と交差する方向に延びる複数の一対の巻線端末部と、
    各前記隣り合うティースの基端部の間にそれぞれ設けられ、各前記一対の巻線端末部のうち一方の巻線端末部の基端部を保持する複数の第一保持部と、
    各前記隣り合うティースの基端部の間にそれぞれ設けられ、各前記一対の巻線端末部のうち他方の巻線端末部の基端部を保持すると共に、各前記隣り合うティースの基端部の間において前記第一保持部に対して前記ステータコアの周方向かつ径方向にずれて配置された複数の第二保持部と、
    を備えるステータ。
  2. 前記複数のティースの本数は、12本であり、
    前記複数の巻線巻回部は、巻き始めの巻線巻回部と、該巻き始めの巻線巻回部と連続する巻き終りの巻線巻回部とに分類され、
    前記ステータコアの周方向に順に前記複数のティースを第一〜第十二のティースとした場合に、
    第一の前記ティースに巻回された第一の前記巻線巻回部は、巻き始めの巻線巻回部であり、
    第二の前記ティースに巻回された第二の前記巻線巻回部は、巻き終りの巻線巻回部であり、
    第三の前記ティースに巻回された第三の前記巻線巻回部は、巻き始めの巻線巻回部であり、
    第四の前記ティースに巻回された第四の前記巻線巻回部は、巻き終りの巻線巻回部であり、
    第五の前記ティースに巻回された第五の前記巻線巻回部は、巻き終りの巻線巻回部であり、
    第六の前記ティースに巻回された第六の前記巻線巻回部は、巻き始めの巻線巻回部であり、
    第七の前記ティースに巻回された第七の前記巻線巻回部は、巻き始めの巻線巻回部であり、
    第八の前記ティースに巻回された第八の前記巻線巻回部は、巻き終りの巻線巻回部であり、
    第九の前記ティースに巻回された第九の前記巻線巻回部は、巻き始めの巻線巻回部であり、
    第十の前記ティースに巻回された第十の前記巻線巻回部は、巻き終りの巻線巻回部であり、
    第十一の前記ティースに巻回された第十一の前記巻線巻回部は、巻き終りの巻線巻回部であり、
    第十二の前記ティースに巻回された第十二の前記巻線巻回部は、巻き始めの巻線巻回部である、
    請求項1に記載のステータ。
  3. 前記第一のティースの基端部と前記第二のティースの基端部との間からは、前記第一の巻線巻回部と連続する巻き始めの巻線端末部である第一の巻線端末部と、前記第二の巻線巻回部と連続する巻き終りの巻線端末部である第二の巻線端末部とが導出され、
    前記第三のティースの基端部と前記第四のティースの基端部との間からは、前記第三の巻線巻回部と連続する巻き始めの巻線端末部である第三の巻線端末部と、前記第四の巻線巻回部と連続する巻き終りの巻線端末部である第四の巻線端末部とが導出され、
    前記第五のティースの基端部と前記第六のティースの基端部との間からは、前記第五の巻線巻回部と連続する巻き終りの巻線端末部である第五の巻線端末部と、前記第六の巻線巻回部と連続する巻き始めの巻線端末部である第六の巻線端末部とが導出され、
    前記第七のティースの基端部と前記第八のティースの基端部との間からは、前記第七の巻線巻回部と連続する巻き始めの巻線端末部である第七の巻線端末部と、前記第八の巻線巻回部と連続する巻き終りの巻線端末部である第八の巻線端末部とが導出され、
    前記第九のティースの基端部と前記第十のティースの基端部との間からは、前記第九の巻線巻回部と連続する巻き始めの巻線端末部である第九の巻線端末部と、前記第十の巻線巻回部と連続する巻き終りの巻線端末部である第十の巻線端末部とが導出され、
    前記第十一のティースの基端部と前記第十二のティースの基端部との間からは、前記第十一の巻線巻回部と連続する巻き終りの巻線端末部である第十一の巻線端末部と、前記第十二の巻線巻回部と連続する巻き始めの巻線端末部である第十二の巻線端末部とが導出されている、
    請求項2に記載のステータ。
  4. 前記一方の巻線端末部としての前記第一の巻線端末部の基端部を保持する前記第一保持部は、前記他方の巻線端末部としての前記第二の巻線端末部の基端部を保持する前記第二保持部に対して前記第一のティースの側かつ前記ステータコアの径方向外側に配置され、
    前記第一の巻線端末部及び前記第二の巻線端末部は、前記第一のティースの基端部と前記第二のティースの基端部との間から前記第三のティースの先端部に向けて延び、
    前記一方の巻線端末部としての前記第三の巻線端末部の基端部を保持する前記第一保持部は、前記他方の巻線端末部としての前記第四の巻線端末部の基端部を保持する前記第二保持部に対して前記第三のティースの側かつ前記ステータコアの径方向外側に配置され、
    前記第三の巻線端末部及び前記第四の巻線端末部は、前記第三のティースの基端部と前記第四のティースの基端部との間から前記第四のティースの先端部に向けて延び、
    前記一方の巻線端末部としての前記第五の巻線端末部の基端部を保持する前記第一保持部は、前記他方の巻線端末部としての前記第六の巻線端末部の基端部を保持する前記第二保持部に対して前記第五のティースの側かつ前記ステータコアの径方向内側に配置され、
    前記第五の巻線端末部及び前記第六の巻線端末部は、前記第五のティースの基端部と前記第六のティースの基端部との間から前記第六のティースの先端部に向けて延び、
    前記一方の巻線端末部としての前記第八の巻線端末部の基端部を保持する前記第一保持部は、前記他方の巻線端末部としての前記第七の巻線端末部の基端部を保持する前記第二保持部に対して前記第八のティースの側かつ前記ステータコアの径方向内側に配置され、
    前記第七の巻線端末部及び前記第八の巻線端末部は、前記第七のティースの基端部と前記第八のティースの基端部との間から前記第七のティースの先端部に向けて延び、
    前記一方の巻線端末部としての前記第十の巻線端末部の基端部を保持する前記第一保持部は、前記他方の巻線端末部としての前記第九の巻線端末部の基端部を保持する前記第二保持部に対して前記第十のティースの側かつ前記ステータコアの径方向内側に配置され、
    前記第九の巻線端末部及び前記第十の巻線端末部は、前記第九のティースの基端部と前記第十のティースの基端部との間から前記第九のティースの先端部に向けて延び、
    前記一方の巻線端末部としての前記第十二の巻線端末部の基端部を保持する前記第一保持部は、前記他方の巻線端末部としての前記第十一の巻線端末部の基端部を保持する前記第二保持部に対して前記第十二のティースの側かつ前記ステータコアの径方向外側に配置され、
    前記第十一の巻線端末部及び前記第十二の巻線端末部は、前記第十一のティースの基端部と前記第十二のティースの基端部との間から前記第十のティースの先端部に向けて延びている、
    請求項3に記載のステータ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のステータと、
    前記ステータによって形成される回転磁界によって回転されるロータと、
    を備えるブラシレスモータ。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のステータを製造するステータの製造方法であって、
    各前記隣り合うティースの基端部の間において、前記ステータコアの軸方向一方側へ導出された各前記一対の巻線端末部を前記第一保持部及び前記第二保持部によって保持し、
    各前記隣り合うティースの間に治具を挿入し、
    各前記一対の巻線端末部を前記治具上に折り曲げ、
    各前記一対の巻線端末部が前記ステータコアの軸方向視で前記ステータコアの径方向と交差する方向に延びるように各前記一対の巻線端末部を旋回させる、
    ことを含むステータの製造方法。
JP2015176792A 2015-09-08 2015-09-08 ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法 Active JP6631104B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176792A JP6631104B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法
US15/247,930 US10128718B2 (en) 2015-09-08 2016-08-26 Stator, brushless motor, and stator manufacturing method
CN201610805957.2A CN106505754B (zh) 2015-09-08 2016-09-06 定子、无刷马达以及定子制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176792A JP6631104B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017055527A true JP2017055527A (ja) 2017-03-16
JP6631104B2 JP6631104B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=58190716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015176792A Active JP6631104B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10128718B2 (ja)
JP (1) JP6631104B2 (ja)
CN (1) CN106505754B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7107239B2 (ja) * 2019-02-08 2022-07-27 株式会社デンソー ステータ
JP7196660B2 (ja) * 2019-02-08 2022-12-27 株式会社デンソー ステータ
JP7470497B2 (ja) * 2019-09-13 2024-04-18 株式会社デンソー ブラシレスモータ
KR20220120830A (ko) * 2021-02-24 2022-08-31 현대자동차주식회사 구동모터 고정자의 결선 구조
DE102021128840A1 (de) * 2021-11-05 2023-05-11 Ebm-Papst Mulfingen Gmbh & Co. Kg Elektromotor

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003079079A (ja) * 2001-09-03 2003-03-14 Honda Motor Co Ltd 回転電機の集配電リング
JP5955155B2 (ja) 2012-08-09 2016-07-20 アスモ株式会社 ブラシレスモータ
JP6220666B2 (ja) * 2013-12-20 2017-10-25 アスモ株式会社 ブラシレスモータ

Also Published As

Publication number Publication date
US20170070115A1 (en) 2017-03-09
JP6631104B2 (ja) 2020-01-15
CN106505754B (zh) 2020-04-28
CN106505754A (zh) 2017-03-15
US10128718B2 (en) 2018-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10418873B2 (en) Brushless motor with stator having twelve teeth with corresponding coils having axially arranged connecting wires
JP6631104B2 (ja) ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法
KR101213124B1 (ko) 스테이터, 버스 바 유닛, 모터, 및 파워 스티어링 장치
WO2016080277A1 (ja) モータ
JP2010154701A (ja) 回転電機用ターミナル
JP6058164B2 (ja) 回転電機
JP2015122938A (ja) 電機子及び回転電機
JP2012075215A (ja) ステータ
JP5552631B2 (ja) コンデンサ形単相誘導電動機
JP6353722B2 (ja) バスバーユニット及びこれを備えた回転電機
JP4847727B2 (ja) 回転電機
JP2018107989A (ja) モータ
JP6291292B2 (ja) 回転電機
JP6216603B2 (ja) 電機子及び回転電機
JP2006333666A (ja) 回転電機
JP2013009510A (ja) 電動モータ
JP7188348B2 (ja) スロットレス回転電機
CN113330664B (zh) 无刷电动机
JP2019037103A (ja) ステータ及びモータ
JP4104973B2 (ja) ブラシレスモータのステータ及びブラシレスモータ
JP6047070B2 (ja) 電機子及び電機子の製造方法
JP2019037104A (ja) ステータ及びモータ
JP7342654B2 (ja) 回転電機
JP2003348782A (ja) 固定子、固定子の製造方法およびモータ
JP7264021B2 (ja) スロットレス回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180427

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191125

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6631104

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250