JP2017054657A - 照明装置 - Google Patents

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黎山 ▲と▼
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陽子 一丸
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Abstract

【課題】電気的安全性の高い照明装置を提供する。【解決手段】照明装置は、灯体と、点灯回路を収納する回路ボックスと、灯体と回路ボックスを構成するケースとを機械的に連結するアーム5とを備え、アーム5は、ケースに連結されるケース側連結部(127)と、灯体に連結される灯体側連結部(129,131)と、ケース側連結部(127)と灯体側連結部(129,131)とを接続する接続部とを有し、アーム5は、外側に位置する外筒状部材137と内側に位置する内筒状部材139とが組み合わされて筒体として構成され、当該外筒状部材137と当該内筒状部材139との間に中空部分141を有し、中空部分141に点灯回路と灯体とを電気的に接続するケーブルが収容されている。【選択図】図14

Description

本発明は設置面のダクトレールに取り付けられる照明装置に関する。
近年、環境意識の高まりから、省電力化に優れたLEDを光源に使用したLED照明装置が盛んに用いられるようになり、ダクトレールに取り付けられて使用されるスポットライトにもLEDが使用されている。
このような照明装置は、LEDを光源として有する灯体と、ダクトレールへ取り付けられ且つ灯体を点灯させるための点灯回路を有する回路ボックスと、灯体と回路ボックスとを連結するアームとを備える(例えば特許文献1、2)。
回路ボックスと灯体との電気接続は通常ケーブルを用いて行っており、特許文献1の照明装置ではケーブルが露出している。
特開2014−203576号公報 特開2014−49346号公報
上記の照明装置は、ケーブルが露出しており、ダクトレールへの取り付け作業中にケーブルを引掛ける可能性があり、危険な構成となっている。
本発明は、電気的安全性の高い照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、LEDを光源として有する灯体と、ダクトレールへ取り付けられ且つ前記灯体を点灯させるための点灯回路を有する回路ボックスと、前記灯体と前記回路ボックスとを連結するアームとを備え、前記アームは、前記回路ボックスを構成するケースに連結されるケース側連結部と、前記灯体に連結される灯体側連結部と、前記ケース側連結部と前記灯体側連結部とを接続する接続部とを有し、前記アームは、外側に位置する外筒状部材と内側に位置する内筒状部材とが組み合わされて筒体として構成され、当該外筒状部材と当該内筒状部材との間に中空部分を有し、前記中空部分に前記点灯回路と前記灯体とを電気的に接続する出力ケーブルが収容されている。
上記構成によれば、出力ケーブルが露出しなくなり、電気的安全性を向上させることができる。
実施形態に係る照明装置がダクトレールに取り付けられた状態の斜視図である。 実施形態に係る照明装置を裏側から見た斜視図である。 実施形態に係る照明装置を裏側から見た図である。 実施形態に係る照明装置の断面を側方から見た図である。 実施形態に係る回路ボックスの断面を裏側側方から見た斜視図である。 実施形態に係るケースの図であり、(a)は裏側から見た図であり、(b)は断面を裏側側方から見た斜視図である。 実施形態に係る固定プラグ側蓋体の図であり、(a)は裏側から見た斜視図であり、(b)表裏反転させた斜視図であり、(c)は表側から見た図である。 実施形態に係る電極プラグ側蓋体の図であり、(a)は裏側から見た斜視図であり、(b)は表裏反転させた斜視図である。 実施形態に係る固定プラグの斜視図である。 実施形態に係る電極プラグの分解斜視図である。 実施形態に係る接続ユニットの図であり、(a)は一方の入力ケーブルを外した状態を表裏反転させた斜視図であり、(b)は電極プラグを取り付け、一方の接続電極と電極プラグ側蓋体とを外した状態の斜視図である。 (a)は実施形態に係るAC回路の斜視図であり、(b)は実施形態に係るDC回路の斜視図である。 実施形態に係るアームの斜視図である。 実施形態に係るアームの断面図である。 実施形態に係るアームの分解斜視図である。 実施形態に係る外筒部材を表裏反転させた斜視図である。 実施形態に係る内筒部材の斜視図である。 実施形態に係る灯体の分解斜視図である。 実施形態に係るヒートシンクの斜視図である。 実施形態に係るヒートシンクを放熱部側から見た図である。 実施形態に係る主カバーの図であり、(a)は開口側から見た図であり、(b)は側方から見た断面図である。 実施形態に係る灯体とアームとの連結部分の断面拡大図である。 回路ボックス、アーム、灯体の位置関係を説明する図あり、(a)はダクトレールの延伸方向から見た図であり、(b)はダクトレールと直交する方向から見た図である。
<概要>
実施形態の一態様に係る照明装置は、LEDを光源として有する灯体と、ダクトレールへ取り付けられ且つ前記灯体を点灯させるための点灯回路を有する回路ボックスと、前記灯体と前記回路ボックスとを連結するアームとを備え、前記アームは、前記回路ボックスを構成するケースに連結されるケース側連結部と、前記灯体に連結される灯体側連結部と、前記ケース側連結部と前記灯体側連結部とを接続する接続部とを有し、前記アームは、外側に位置する外筒状部材と内側に位置する内筒状部材とが組み合わされて筒体として構成され、当該外筒状部材と当該内筒状部材との間に中空部分を有し、前記中空部分に前記点灯回路と前記灯体とを電気的に接続する出力ケーブルが収容されている。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記外筒状部材及び前記内筒状部材は樹脂製であり、前記アームは前記中空部分に金属製の補強部材を有する。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記外筒状部材における前記ケース側連結部と前記接続部に対応する部分の横断形状はコ字状をし、前記コ字状の前記外筒状部材の内側に前記内筒状部材が嵌り込んで前記アームが筒体として構成される。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記アームは一対の前記灯体側連結部と一対の前記接続部とを有し、前記一対の接続部は、前記灯体を前記一対の灯体側連結部で挟むように前記ケース側連結部から延伸し、前記灯体側連結部は、前記一対の灯体側連結部を結ぶ仮想線を中心軸とする中空円柱状をし、前記外筒状部材は、前記中空円柱状の円周壁であって前記接続部側に位置する半円筒形状の外筒側半円筒部と、当該外筒側半円筒部の外側開口を塞ぎ且つ前記中空円柱状の外端壁の大部分を占める外筒側外端壁部とを有し、前記内筒状部材は、前記中空円柱状の内端壁となる内筒側内端壁部と、前記中空円柱状の円周壁であって前記接続部と反対側に位置する半円筒形状の内筒側半円筒部と、前記中空円柱状の外端壁における前記外筒側外端壁部の残部となる内筒側外端壁部とを有し、前記外筒側外端壁部の一部が前記内筒側外端壁部側へと延出し、前記内筒側外端壁部は前記外筒側外端壁部の延出部分が挿入される挿入溝を有している。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記外筒側外端壁部は前記中心軸の位置に貫通孔を有し、前記内筒側内端壁部は前記中心軸の位置に貫通孔を有する。
1.全体構成
本実施形態に係る照明装置1の概要について主に図1及び図2を用いて説明する。
照明装置1はダクトレール2に取り付けられてスポットライト的に使用される。例えば、店舗に陳列された商品を効果的に照明するのに利用される。照明装置1は、ダクトレール2に取り付けられる回路ボックス3と、光源として複数個のLEDを有する灯体4と、回路ボックス3と灯体4とを連結するアーム5とを有する。
換言すると、照明装置1は、LEDユニット171を有する灯体4と、LEDユニット171を点灯させるための点灯回路101を有する回路ボックス3と、照射方向を調整可能に灯体4と回路ボックス3とを機械的に連結すると共にLEDユニット171と点灯回路101とを電気的に接続するアーム5とを有する。
ここで、ダクトレール2が配される設置面に対して直交する方向(図1における「X」方向である。)を単に「表裏方向」とし、設置面に近づく側を裏側、設置面から離れる側を表側とそれぞれする。また、ダクトレール2が延伸する方向と平行な方向(図1における「Y」方向である。)を単に「長手方向」とし、表裏方向と長手方向とに直交する方向(図1における「Z」方向である。)を単に「短手方向」とする。表裏方向は、照明装置1をダクトレール2に取り付ける方向及び取り外す方向と一致し、単にダクトレールへの取付方向ともいう。
なお、ダクトレール2は、設置面と反対側の面に開口を有するT字状の固定溝11を有し、照明装置1へ給電を行うための一対の給電片13a,13bを固定溝11の内部に有している。給電片13a,13bは固定溝11の長手方向に沿って設けられている。
アーム5は回路ボックス3に対して表裏方向を回転軸として回転自在に回路ボックス3に連結され、灯体4はアーム5に対して表裏方向と直交する面(長手方向と短手方向とから構成される面)内の任意の方向を回転軸として回転自在にアーム5に連結されている。なお、表裏方向に直交する面内には表裏方向に直交する方向を含んでおり、灯体4はアーム5に対して表裏方向と直交する面内の任意の方向を単に、表裏方向と直交する方向ともいう。
図1等で示す照明装置1の状態は、灯体4のアーム5に対する回転軸は短手方向と平行な方向であり、灯体4の中心軸は長手方向と平行となっている。つまり、照明装置1の光の主出射方向とダクトレール2の延伸方向とが一致している。この状態(この灯体の姿勢)は一例であるが、明細書中ではこの状態を想定して説明する場合もある。
2.回路ボックス
主に図1〜図3を用いて説明する。
回路ボックス3はダクトレール2の長手方向に沿って移動可能に構成されている。回路ボックス3はダクトレール2(設置面でも同じ)に対して直交する方向(表裏方向)を回転軸としてアーム5を回転自在に連結する。
回路ボックス3はLED点灯用電力を生成するための点灯回路101をケース21の内部に有する。回路ボックス3はケース21のダクトレール2側に電極プラグ27と固定プラグ29とを長手方向に並んで有している。これにより回路ボックス3がダクトレール2に取り付けられる。なお、電極プラグ27はダクトレール2から受電する機能を有する。回路ボックス3は、電極プラグ27と電気的に接続する接続ユニット91をケース21の内部であって電極プラグ27の表側に有し、この接続ユニット91と点灯回路101(AC回路103)とが入力ケーブル97(図11の(a)参照)により接続されている。
点灯回路101は、点灯回路101を構成する複数個の回路部品が複数枚の回路基板に分けて実装されてなる。複数枚の一例としての回路基板は、電極プラグ27で受電した交流電力を直流電力に変換するためのAC回路部品107を実装するAC回路基板109と、変換された直流電力をLED点灯用の直流電力に変換するためのDC回路部品111を実装するDC回路基板113との2枚である。
なお、交流電力(商用電力)を直流電力に変換するための回路をAC回路103とし、AC回路103用の回路部品をAC回路部品107とする。直流電力からLED点灯用の直流電力に変換するための回路をDC回路105とし、DC回路105用の回路部品をDC回路部品111とする。
AC回路103は電極プラグ27の表側、特に接続ユニット91の表側に配され、DC回路105は固定プラグ29の表側に配されている。
回路ボックス3は、アーム5のケース側連結体123と連結するための連結体42を収容する。
以下、各部について説明する。
(1)ケース
主に図4〜図6を用いて説明する。
ケース21は例えば樹脂製の箱である。従来のケースは金属製であったが、ケース21を樹脂製とすることでケース21そのものが絶縁体となる。これにより、電気的な安全性を向上させることができる。また、これにより軽量化及び低コスト化できる。
ケース21は長手方向に長い直方体状をしている。ケース21は長手方向と直交する断面が正方形状に近い形状をしている。ケース21は、裏側が開放(開口)するケース本体23と、開口を塞ぐ蓋体25とを有する。蓋体25は開口を長手方向に2分して塞ぐ電極プラグ側蓋体25aと固定プラグ側蓋体25bとにより構成される。なお、電極プラグ側蓋体25aには機械的な固定手段と電気的な接続手段として機能する電極プラグ27が設けられ、固定プラグ側蓋体25bには機械的な固定手段として機能する固定プラグ29が設けられている。
(1−1)ケース本体
主に図3、図5及び図6を用いて説明する。
ケース本体23は、長手方向に長い矩形状の表壁31と、表壁31の短辺から裏側に立設する一対の短側壁33a,33bと、表壁31の長辺から裏側に立設する一対の長側壁33c,33dとを有する。なお、短側壁33a,33b及び長側壁33c,33dをまとめて単に側壁33ともいう。
ケース本体23は蓋体固定部35を内部に複数個有する。蓋体固定部35は電極プラグ側蓋体25a及び固定プラグ側蓋体25bを直接又は間接的にケース本体23に固定するためのものである。固定の一例としてねじ体が利用されており、蓋体固定部35はボス部35aとボス部35aに設けられたねじ孔35bとから構成されている。
ケース本体23は蓋体25を表側から支持する支持部37を有している。一例としての支持部37は側壁33における裏側端部の内周面に形成されている段差により構成されている。
ケース本体23はアーム5との連結用の連結体42(ナット体42a)を収容するための収容部39を表壁31に有している。収容部39は表壁31の一部が表側に屈曲して突出する突出部41の内部に形成される。突出部41の突出先端壁41aにはケース側連結体123の一例であるねじ体を受け入れるための貫通孔41bを有している。
なお、突出部41にアーム5が連結され、この部分が連結部分である。突出部41の突出先端壁41aと突出周壁41cとにはアーム5の回転を規制する回転規制部41dが設けられている。
ケース本体23は後述の接続ユニット91を表側から支持する支持部43を側壁33に有している。一例としての支持部43は内側に突出し且つ表裏に延伸する複数本のリブ(所謂「縦リブ」である。)43aにより構成されている。
(1−2)固定プラグ側蓋体
主に図5及び図7を用いて説明する。
固定プラグ側蓋体25bは、主に蓋機能を有する板状部51と、ケース本体23へ固定するためのケース固定部53と、固定プラグ29を取り付けるためのプラグ取付部55と、ダクトレール2に対して回路ボックス3の位置決めを行う位置決め突起57,58と、DC回路収容部59とを有する。
板状部51はダクトレール2側から見たときに長手方向に長い矩形状をしている。板状部51の表側の周端部51aはケース本体23の支持部37と当接して支持される。ケース固定部53は板状部51を表裏に貫通する貫通孔53aにより構成されている。貫通孔53aはボス部53bに設けられている。ボス部53bは板状部51から表側に延伸する。ケース固定部53はケース本体23における長手方向の端部であって短手方向の両端部の合計2か所に設けられている。なお、この貫通孔53aを挿通するねじ体56がケース本体23の蓋体固定部35のねじ孔35bに螺合する(図3及び図6参照)。
プラグ取付部55は、板状部51の略中央に設けられた突起の一例であるボス部55aと、当該ボス部55aに形成されているねじ穴55bとにより構成されている。なお、ボス部55aは突出先が細くなる円柱状をしている。
位置決め突起57,58は板状部51からダクトレール2側に突出する突出部により構成されている。回路ボックス3がダクトレール2に取り付けられた状態において、突出部は、ダクトレール2の表面に当接する又は表面近傍にまで突出する第1突出部57a,58aと、第1突出部57a,58aからダクトレール2の固定溝11の内部へと進入するように突出する第2突出部57b,58bとを有する。
位置決め突起57,58は、板状部51の長手方向の両端であって短手方向の略中央に第2突出部57b,58bが位置するように設けられている。第2突出部57b,58bはダクトレール2側から見ると矩形状をし、第2突出部57b,58bの長手方向が回路ボックス3の短手方向と一致する。
なお、従来設けられていたダクトレールガイドの代わりに、長手方向から回路ボックス3を見たときに、左右の略対称な形状の位置決め突起57,58を設けているので、ダクトレール2への取り付けの方向が自在となり、取付作業が容易になる。
第1突出部57a,58aは後述の固定プラグ29を操作するための操作レバー73b(図3参照)の操作範囲を規制するストッパーとしての機能も有する。なお、操作レバー73bのストッパーは、必ずしも位置決め突起57,58と兼用にしなくてもよく、例えば位置決め突起57,58とは別に、ダクトレール2の固定溝11の内部へ進入しないストッパーを設けてもよい。
DC回路収容部59は、板状部51の表側の周端部51aを残した内側部位から表側へ突出する筒状の囲い59aにより構成されている。囲い59aは、表側からみたときに長手方向に長い矩形状をする板状部51の周縁に設けられ、矩形筒状をしている。DC回路収容部59の内部にはDC回路基板113を固定するDC回路基板固定部61,63が位置決め突起57,58を利用して設けられている。つまり、第1突出部57a,58a及び第2突出部57b,58bは表側に開口57c,58cを有する中空状をしている。
DC回路基板固定部61,63は、第2突出部57b,58bの表面から板状部51を超えて表側へと突出する突起部61a,63aと、当該突起部61a,63aの表面に設けられたねじ穴61b,63bとにより構成されている。これにより、DC回路基板113を板状部51に近づけ且つ板状部51を薄くした状態でもねじ穴61b,63bを長くすることできる。
なお、DC回路105が収容されているDC回路収容部59には熱伝導性ポッティング材(図示せず)が充填されている。熱伝導性ポッティング材はDC回路基板113及びDC回路部品111と接触しており、DC回路基板113やDC回路部品111の熱が熱伝導性ポッティング材を介して固定プラグ側蓋体25bに伝導する。
(1−3)電極プラグ側蓋体
主に図5及び図8を用いて説明する。
電極プラグ側蓋体25aは、主に蓋機能を有する板状部65と、ケース本体23へ固定するためのケース固定部67と、電極プラグ27(図3参照)を取り付けるためのプラグ取付部69と、ダクトレール2に対して回路ボックス3の位置決めを行う位置決め突起70と、電極プラグ27を操作するための操作レバー81d(図3参照)の操作範囲を規制する規制部71とを有する。
板状部65はダクトレール2側から見たときに長手方向に長い矩形状をしている。板状部65の表側の周端部65aはケース本体23の支持部37と当接して支持される。電極プラグ側蓋体25aは板状部65の表面の周端部65aの内周部位(内側部位)に嵌合部65bを有している。嵌合部65bは内周部位から表側に突出してケース本体23の内面に嵌合する。
ケース固定部67は板状部65を表裏に貫通する貫通孔67aにより構成されている。貫通孔67aは板状部65に設けられた2つのボス部67bに設けられている。ボス部67bはケース本体23における長手方向の略中央(電極プラグ側蓋体25aにおける固定プラグ側蓋体25bが存在する側である。)であって短手方向の端部の2か所に設けられている。なお、この貫通孔67aを挿通するねじ体68(図3参照)がケース本体23の蓋体固定部35のねじ孔35bに螺合する(図6参照)。
プラグ取付部69は板状部65の略中央に設けられた貫通孔69aにより構成されている。なお、固定構造については電極プラグ27の説明の際に行う。
位置決め突起70は板状部65からダクトレール2側に突出する突出部により構成されている。回路ボックス3がダクトレール2に取り付けられた状態において、突出部は、ダクトレール2の表面に当接する又は表面近傍にまで突出する第1突出部70aと、第1突出部70aからダクトレール2の固定溝11の内部に進入するように突出する第2突出部70bとを有する。
位置決め突起70は、板状部65の長手方向の固定プラグ側蓋体25bと反対側の端であって短手方向の略中央に第2突出部70bが位置するように設けられている。第2突出部70bはダクトレール2側から見ると矩形状をし、第2突出部70bの長手方向が回路ボックス3の短手方向と一致する。
第1突出部70aは後述の固定プラグ29を操作するための操作レバー81d(図3参照)の操作範囲を規制するストッパーとしての機能も有する。なお、操作レバー81dのストッパーは、必ずしも位置決め突起70と兼用にしなくてもよく、例えば位置決め突起70とは別に、ダクトレール2の固定溝11の内部へ進入しないストッパーを設けてもよい。
規制部71は、板状部65の長手方向の固定プラグ側蓋体25b側の端であって短手方向の略中央に設けられている。規制部71はダクトレール2側から見ると矩形状をし、規制部71の長手方向が回路ボックス3の短手方向と一致する。
規制部71は、回路ボックス3がダクトレール2に取り付けられた状態において、ダクトレール2の表面に当接する又は表面近傍にまで突出する突出部71aにより構成されている。つまり、規制部71は位置決め突起70における第2突出部70bを有しない第1突出部70aと略同じ構成である。ここでは規制部71は固定プラグ側蓋体25bの位置決め突起57と隣接して設けられている。
(2)プラグ
(2−1)固定プラグ
主に図5及び図9を用いて説明する。
固定プラグ29はダクトレール2への取付機構を有する。固定プラグ29は、ダクトレール2の固定溝11の内部に一部が挿入される回転部73と、回転部73における固定溝11の内部に位置する部位に設けられた一対の延伸片75a,75bとを一体に有している。
回転部73はその中心軸に当該軸方向に延伸する貫通孔77を有している。回転部73は貫通孔77の延伸方向の略中央に中心軸側へ突出して開口面積を小さくさせる中間壁73aを有している。
貫通孔77における中間壁73aよりも固定プラグ側蓋体25bの板状部51に近い側にプラグ取付部55のボス部55a(図7参照)が挿入される。貫通孔77における中間壁73aよりもダクトレール2に近い側にプラグ取付部55のねじ穴55b(図7参照)に螺合するねじ体78が収容される。
一対の延伸片75a,75bは回転部73から当該中心軸と直交する方向であって互いに相反する方向に延伸する。一対の延伸片75a,75bはダクトレール2の固定溝11に係合する係合片として機能し、固定プラグ29は当該係合片をダクトレール2への取付機構として有する。
回転部73には固定プラグ29用の操作レバー73bが一体に設けられている。操作レバー73bは回転部73を回転軸廻りに回転させる際に操作するためのものである。操作レバー73bは回転部73における一対の延伸片75a,75bよりも固定プラグ側蓋体25bの板状部51に近い部位に設けられている。操作レバー73bは固定プラグ側蓋体25bに対して間隔をおいて固定プラグ側蓋体25bに沿って設けられている(図1参照)。
操作レバー73bは、ダクトレール2側から固定プラグ29を見たときに、一対の延伸片75a,75bの延伸方向と直交する方向に延伸した後、一対の延伸片75a,75bと平行な方向に屈曲するL字状をしている。なお、回路ボックス3を短手方向から見ると、操作レバー73bと位置決め突起57,58の第1突出部57a,58aとが表裏方向に重なる。
(2−2)電極プラグ
主に図5及び図10を用いて説明する。
電極プラグ27は、ダクトレール2への取付機構とダクトレール2からの受電機構を有する。電極プラグ27は、回転体80と、ダクトレール2と電気的に接続する一対の電極板83,83と、一対の電極板83を回転体80に固定する電極板固定体85とを有する。
回転体80は、大部分がケース21の外部に配される回転体本体81と、ケース21の内部に配される端子台82とを有している。なお、回転体本体81、端子台82、電極板83、電極板固定体85はねじ体87により一体化される。
回転体本体81は、ダクトレール2と直交する方向(表裏方向)に貫通する貫通孔81aと、ダクトレール2の固定溝11に係合する一対の延伸片81b,81cと、電極プラグ側蓋体25aの円形状の貫通孔69aに嵌合する円筒部81eとを有している。
貫通孔81aはダクトレール2側から見ると正方形状をしている。正方形状を構成する対向する2辺が一対の延伸片81b,81cを結ぶ仮想線上に位置するように、貫通孔81aが設けられている。貫通孔81aにおける延伸片81b,81cを結ぶ仮想線上に位置する対向面に一対の電極板83,83が配される。
一対の延伸片81b,81cは貫通孔81aと直交する方向であって相反する方向に延伸する。一対の延伸片81b,81cは、ダクトレール2の固定溝11に係合する係合片として機能し、電極プラグ27は当該係合片をダクトレール2への取付機構として有する。
端子台82は接続ユニット91との電気接続部を構成する。端子台82は、ダクトレール2と直交する方向(表裏方向)に貫通する貫通孔82aと、一対の欠け部82bを有する円盤部82cと、円盤部82cの中央表側から延出する台座部82dとを有する。
貫通孔82aは円盤部82c及び台座部82dを貫通する。円盤部82cは、電極プラグ側蓋体25aに取り付けられた際に、電極プラグ側蓋体25aの板状部65の表面に当接又は近接する。欠け部82bは貫通孔82aを挟んで対向する部分に設けられている。台座部82dは円盤部82cの欠け部82bの貫通孔82a側から四角形状に突出する。台座部82dの側面と欠け部82bの貫通孔82a側部分とが略面一となっており、この面一になった部分に電極板83が配される。
電極板83,83は、矩形薄板状をし、両端部(83a,83b)を除いて回転体80の貫通孔81a,82aに配される。電極板83,83のダクトレール2に近い一端部は外側に屈曲してダクトレール2の給電片13a,13bと接触する一対の受電片83aを構成する。一対の受電片83a,83aは、ダクトレール2の固定溝11に延出する延出片であり、ダクトレール2から受電する受電機構を構成する。
電極板83,83の他端部は端子台82の台座部82dの側面に露出して接続端子83bを構成する。
電極板固定体85は、筒状をし、回転体本体81の貫通孔81aに挿入される本体側挿入部85aと、端子台82の貫通孔82aに挿入される端子側挿入部85bとを一体に有し、本体側挿入部85aと端子側挿入部85bにねじ体87用のねじ孔が設けられている。
電極板固定体85は、回転体80の貫通孔81a,82aに電極板83,83が配された状態で、本体側挿入部85aと端子側挿入部85bが貫通孔81a,82aに挿入されてねじ体87で一体化されることで、電極板83,83を固定する。
回転体本体81には電極プラグ27用の操作レバー81dが一体に設けられている。操作レバー81dは回転体80を回転軸廻りに回転させる際に操作するためのものである。操作レバー81dは回転体本体81における一対の延伸片81b,81cよりも電極プラグ側蓋体25aの板状部65側に近い部分に設けられている。操作レバー81dは電極プラグ側蓋体25aに対して間隔をおいて電極プラグ側蓋体25aに沿って設けられている(図1参照)。
操作レバー81dは、ダクトレール2側から電極プラグ27を見たときに、一対の延伸片81b,81cの延伸方向と直交する方向に延伸した後、一対の延伸片81b,81cと平行な方向に屈曲するL字状をしている。なお、回路ボックス3を短手方向から見ると、操作レバー81dは位置決め突起70の第1突出部70aや規制部71と表裏方向に重なる。
(2−3)ダクトレールへの取り付け
主に図1、図3及び図5を用いて説明する。
電極プラグ27及び固定プラグ29のダクトレール2への取り付けの際、延伸片81b,81c、75a,75bの延伸方向がダクトレール2の固定溝11と一致する状態で、電極板固定体85及び回転体80の先端部並びに回転部73の先端部が固定溝11に挿入され、その後、回転体80及び回転部73を操作レバー81d,73bにより90度回転させる。
これにより、延伸片81b,81c、75a,75bの延伸方向が固定溝11の延伸方向と直交し、延伸片81b,81c、75a,75bが固定溝11に係合する。
また、電極プラグ27の受電片83a,83aがダクトレール2の給電片13a,13bと接触する。なお、電極プラグ27及び固定プラグ29の取り外しの際は、取り付けの際の作業の反対の手順で行えばよい。
操作レバー73bの操作部分(取り付け及び取り外しをする際に作業者が力を加える部分)及び操作レバー81dの操作部分はそれぞれ、ダクトレール2へ固定した際に、ケース21における長側壁33c,33dの一方側(長側壁33cである。)に位置し、ダクトレール2から外した際に、ケース21における長手方向の両端の短側壁33a,33bの何れか一方に位置する。これにより、電極プラグ27と固定プラグ29とが固定状態であるか解除状態であるかを確認でき、また作業の際に力を加えやすい。
詳細には、ダクトレール2へ固定する際、及び、ダクトレール2から外す際において、操作レバー73bと操作レバー81dの操作時の回転方向(操作方向)が逆である。例えば、ダクトレール2から外す際は、図3の場合、操作レバー73bの回転方向が反時計回りであるのに対し操作レバー81dの回転方向は時計回りである。一方、ダクトレール2へ固定する際は、操作レバー73bの回転方向は時計回りであるのに対し操作レバー81dの回転方向は反時計回りである。
操作レバー73b,81dは、固定プラグ29及び電極プラグ27をダクトレール2に取り付けた際及び取り外す際に、操作レバー73b,81dがそれ以上回転しないように位置決め突起57,58,70や規制部71が設けられている。これにより、回路ボックス3のダクトレール2の取り付け及び取り外しを容易に行うことができる。
(2−4)電極プラグと固定プラグとの位置関係
主に図3を用いて説明する。
電極プラグ27に対して長手方向の外側に位置する短側壁33aと電極プラグ27の中心軸X4との長手方向の距離L1と、固定プラグ29に対して長手方向の外側に位置する短側壁33bと固定プラグ29の中心軸X5との長手方向の距離L2は略同一である。これにより、回路ボックス3を安定した状態でダクトレール2に取り付けることができる。
水平(天井面)に設置されたダクトレール2に照明装置1を取り付けた状態において、電極プラグ27に作用する下方への荷重と、固定プラグ29に作用する下方への荷重とが略等しくなっている。これにより、片方のプラグに過度な負荷が作用するのを防止でき、長期にわたって照明装置1をダクトレール2に設置することできる。
(3)接続ユニット
主に図5及び図11を用いて説明する。
接続ユニット91は、ケース21の内部に配されるベース板93、ベース板93に設けられる一対の接続電極95,95とを有している。
ベース板93は、電極プラグ側蓋体25aの下方(表側)に配され、その中央に電極プラグ27のねじ体87に対応した貫通孔93aを有している。ベース板93は、電極プラグ側蓋体25aから見たときに四角形状をし、ケース21の短側壁33a及び長側壁33c,33dに沿って裏側へ立設する側壁93b,93c,93dを有している。なお、ベース板93はケース21の内部のリブ43a(図6参照)により表側から支持され、側壁93b,93c、93dの端面が電極プラグ側蓋体25aに当接する。これにより、接続ユニット91がケース21の内部に収容され、固定される。
接続電極95は金属の矩形薄板により構成されている。一対の接続電極95,95はベース板93に対して立設する状態でベース板93に取り付けられる。一対の接続電極95,95は、電極プラグ27側から見たときに、電極プラグ27の台座部82dを挟むように配されている。
これにより、電極プラグ27がダクトレール2の固定溝11に係合した際に、一対の接続端子83bを結ぶ仮想線と一対の接続電極95とが直交する状態となり、電極板83の接続端子83bと接続電極95とが接触する。一方、電極プラグ27がダクトレール2から外れた際に、一対の接続端子83bを結ぶ仮想線と一対の接続電極95とが平行な状態となり、電極板83の接続端子83bと接続電極95とが接触しなくなる。
接続電極95は、ベース板93に対して立設する垂直部95aと、ベース板93に沿って延伸する水平部95bとを有する。垂直部95aはケース21の長手方向に沿って配され且つケース21の長手方向の中央側端部95aaでケース21の短手方向の外側に屈曲する。水平部95bは、屈曲部分(中央側端部95aa)の表側端に接続し且つケース21の長手方向の中央側に平坦状に広がる。
水平部95bにはねじ孔95cが設けられており、点灯回路101に接続する入力ケーブル97の端部に設けられた圧着端子99の貫通孔を挿通するねじ体98が水平部95bのねじ孔95cに螺合する。
従来品の接続電極は長尺平板形状であって曲がってなく、また本実施形態とは配線の方向も違うため、本実施形態の接続電極95によれば、従来品と比べて占有面積を大幅に削減することができる。
(4)点灯回路
主に図4、図5及び図12を用いて説明する。
点灯回路101は、AC回路103とDC回路105とから構成される。点灯回路101は、ダクトレール2側から見たときに、電極プラグ27と固定プラグ29とに重なるようにケース21内に配されている。これにより、電極プラグ27側と点灯回路101とを接続する入力ケーブル97(図11参照)を短くできる。また、ケース21内における電極プラグ27と固定プラグ29との表側の空間を有効に利用でき、回路ボックス3の小型化を図ることができる。
(4−1)AC回路
AC回路103は複数個のAC回路部品107とAC回路基板109とから構成される。ダクトレール2側から回路ボックス3を見ると、電極プラグ27とAC回路基板109とが重なる。換言すると、AC回路基板109は、接続ユニット91の表側であってケース21の表壁31に近い位置に配されている(図4参照)。
AC回路部品107は背の高い回路部品(例えば、コンデンサ、インダクタ、比較的大きなIC等)がAC回路基板109の電極プラグ側蓋体25aに対向する面側に実装されている一方、背の低い回路部品(例えば、ダイオード、比較的小さなIC、抵抗等)は電極プラグ側蓋体25a側に対向する面と反対側の面に実装されている。
これにより、電極プラグ27、接続ユニット91及びAC回路基板109とが表裏方向に階層的に配され、接続ユニット91とAC回路基板109とを接続する入力ケーブル97の長さを短くできる。
なお、AC回路部品107は背の低い高いにかかわらず、回路設計上、AC回路基板109のどちらの面に実装するかを決定することができ、少なくとも後述するDC回路基板113と重なる部分には背の低いAC回路部品107を配置させることによりコンパクトな電源配置を実現することができる。
また、AC回路103とケース21の表壁31との間には絶縁シート104が配されている(図5参照)。絶縁シート104はAC回路103と連結体42であるナット体42aと間に介在することとなり、ナット体42aとの絶縁性が確保できる。
(4−2)DC回路
DC回路105は複数個のDC回路部品111とDC回路基板113とから構成される。ダクトレール2側から回路ボックス3を見ると、固定プラグ29とDC回路基板113とが重なる。換言すると、DC回路基板113は固定プラグ側蓋体25bのDC回路収容部59に配されている。DC回路基板113はDC回路収容部59内であって板状部51に近い側に配されている。DC回路部品111は背の高い部品(例えば、コンデンサ、インダクタ、比較的大きなIC等)がDC回路基板113における固定プラグ側蓋体25bと反対側の面(ケース21の表壁31側の面)に表壁31に向かう状態で実装される一方、背の低い部品(例えば、ダイオード、比較的小さなIC、抵抗等)は固定プラグ側蓋体25bと反対側の面と反対側の面に実装されている。
なお、DC回路部品111は背の低い高いにかかわらず、回路設計上、DC回路基板113のどちらの面に実装するかを決定することができ、少なくとも前述したAC回路基板109と重なる部分には背の低いDC回路部品111を配置させることによりコンパクトな電源配置を実現することができる。
(4−3)AC回路とDC回路との位置関係
主に図4を用いて説明する。
AC回路基板109とDC回路基板113は、ケース21の長手方向に並んでいる。ここで、AC回路基板109の実装面と当該実装面と対向する部品(ここでは接続ユニット91のベース板93である。)の表面との距離D1は、DC回路基板113の実装面と当該実装面と対向する部品(ここでは、ケース21の表壁31である。)の裏面との距離D2よりも小さい。
AC回路部品107の方が、DC回路部品111よりも全般的に回路部品の背が低いので、このような構成にすることにより、AC回路部品107及びDC回路部品111の高さに適した配置設計が可能となる。
AC回路103のAC回路基板109とDC回路105のDC回路基板113の位置がケース21の深さ方向(表裏方向)に異なる。このため、蓋体25側からAC回路基板109とDC回路基板113を見たとき、AC回路基板109とDC回路基板113との一部が長手方向において重なる状態でAC回路基板109とDC回路基板113とを配することができる。また、AC回路基板109とDC回路基板113は、AC回路基板109と直交する方向(表裏方向)において互いに対向する面にAC回路部品107やDC回路部品111とを実装している。これにより、ケース21内の空間的な収納効率を向上させることができ、ケース21を小型化及び薄型化することができる。
AC回路基板109とDC回路基板113とを蓋体25側から見たときに両回路基板の重なる部分には、背が低い部品の一例であるコネクタ107a,111aを対向させて実装している(図12参照)。なお、コネクタ107a,111aはAC回路基板109とDC回路基板113とを接続する接続ケーブル(図示省略)用である。なお、ここでは、背の低い部品同士を配置したが、例えば回路基板をケース21等に固定するための固定部(ボス部やねじ穴である。)を重ねて配置することでも、ケース21内の空間的な収納効率をさらに向上させることができる。
(4−4)配線
電気的接続について図11及び図12を用いて説明する。
電極プラグ27に電気的に接続する接続ユニット91とAC回路103とが入力ケーブル97により接続される。入力ケーブル97のAC回路103側はAC回路基板109にハンダ等により接続され、入力ケーブル97の接続ユニット91側は圧着端子99を利用して接続される。
AC回路103とDC回路105とは接続ケーブル(図示省略)によりコネクタ107a,111aを介して互いに接続される。DC回路105と灯体4とは出力ケーブル(図示省略)により接続される。出力ケーブルの一端のコネクタがDC回路基板113のコネクタ111bに接続し、出力ケーブル他端のコネクタがLEDユニット171のコネクタ182(図18参照)に接続する。
このような順に接続することにより、配線を短くすることができ、発生する雑音電波を低減することができる。
3.アーム
図1〜図4、図13〜図15を用いて説明する。
アーム5は灯体4とケース21とを機械的に接続する。アーム5は、全体の形状としてU字状(コの字状、V字状でも同様である。)をするアーム本体121と、ケース21と連結するためのケース側連結体123と、灯体4と連結するための一対の灯体側連結体125とを有している。
アーム5は、ダクトレール2への取付方向(表裏方向)に延伸する第1軸と、取付方向(表裏方向)に直交する方向に延伸する第2軸とを回転軸して、灯体4を回転自在にケース21(回路ボックス3)に連結する。これにより、灯体4から出射される光の向きを調整できる。
(1)連結体
ケース側連結体123の一例として、中心軸(ねじ軸)に沿って貫通孔を有するねじ体が利用され、灯体側連結体125の一例として、中心軸(ねじ軸)に沿って貫通孔を有するねじ体が利用されている。
(2)アーム本体
主に、図13〜図15を用いて説明する。
アーム本体121は、ケース側連結体123の1部又は全部を収容するケース側連結体収容部127と、灯体側連結体125,125の一部又は全部を収容する灯体側連結体収容部129,131と、ケース側連結体収容部127と一対の灯体側連結体収容部129,131とを接続する一対の接続部133,135とを有する。
ケース側連結体収容部127はケース側連結体123を収容しており、この部分がケース21に連結されるケース側連結部の一例に相当する。同様に、灯体側連結体収容部129,131は、灯体側連結体125,125を収容しており、この部分が灯体4に連結される灯体側連結部の一例に相当する。
回路ボックス3側からアーム5を見たときに、一対の接続部133,135はケース側連結体収容部127から相反する方向に延出している。つまり、一対の接続部133,135とケース側連結体収容部127とが一直線上に位置している。
アーム本体121の内部は中空である。つまり、ケース側連結体収容部127、灯体側連結体収容部129,131及び接続部133,135の内部は中空で、ケース側連結体収容部127の内部と、一対の灯体側連結体収容部129,131の内部とはアーム5の内部において連通している。
ケース側連結体収容部127はU字状のアーム本体121における頂部に設けられ、灯体側連結体収容部129,131はアーム本体121の端部(回路ボックス3から最も流れた部位である。)に設けられている。ここで、アーム本体121の頂部は、一対の端部からの距離が略等しい部位である。
アーム本体121は、U字形状の外筒部材137とU字形状の内筒部材139とが組み合わされて構成され、外筒部材137と内筒部材139との間に中空部分141を有している。この中空部分141に点灯回路101と灯体4とを電気的に接続する出力ケーブル(図示省略)が収容されている。なお、外筒部材137は外筒状部材の一例に相当し、内筒部材139は内筒状部材の一例に相当する。
アーム本体121は金属性の補強部材143を中空部分141に有している。また、アーム本体121は、灯体側連結体収容部129,131の貫通孔149c,151c(図15参照)を塞ぐキャップ145,145を有している。つまり、アーム本体121は外筒部材137と内筒部材139と補強部材143とキャップ145とから構成され、アーム本体121の内部に出力ケーブルが収容される。これにより、出力ケーブルや補強部材143が露出しなくなり、見栄えが良くなる。
(2−1)外筒部材
主に図13〜図16を用いて説明する。
外筒部材137はアーム本体121の外側に位置する部材である。外筒部材137は、ケース側連結体収容部127に対応する外筒ケース側連結体収容部147と、灯体側連結体収容部129,131に対応する外筒灯体側連結体収容部149,151と、外筒ケース側連結体収容部147と外筒灯体側連結体収容部149,151とを接続する外筒接続部153,155とを有している。
アーム本体121の横断面形状は一例として四角形状をしている。このため、外筒部材137は、外筒灯体側連結体収容部149,151の一部を除いて、コ字状の横断面形状をしている。
外筒接続部153,155は、設置面と平行な面内を互いに相反する方向に外筒ケース側連結体収容部147から延伸している平行部153a,155aと、外筒灯体側連結体収容部149,151から表裏方向に延伸している垂直部153b,155bとを有する。
外筒ケース側連結体収容部147は、両側の平行部153a,155aの幅(平行部153a,155aが延伸する方向と直交する方向の寸法)より大きくなっており、ケース21側から見ると円弧状に膨らんでいる。外筒ケース側連結体収容部147はケース21と対向する裏面(裏壁)にケース側連結体123のねじ部が挿通する貫通孔147aを有している。この貫通孔147aからケース側連結体123のねじ部が外側に延出し、頭部がケース側連結体収容部127に収容される。なお、外筒灯体側連結体収容部149,151については後述する。
(2−2)内筒部材
主に図13〜図15及び図17を用いて説明する。
内筒部材139はアーム本体121の内側に位置する部材である。内筒部材139は、ケース側連結体収容部127に対応する内筒ケース側連結体収容部157と、灯体側連結体収容部129,131に対応する内筒灯体側連結体収容部159,161と、内筒ケース側連結体収容部157と内筒灯体側連結体収容部159,161とを接続する内筒接続部163,165とを有している。
内筒部材139は、内筒灯体側連結体収容部159,161を除く他の部分が外筒部材137の対応する部位の内側に嵌め込まれる。U字状のアーム本体121の内側に位置する内筒部材139が外筒部材137に嵌り込む。これにより、両部材の継ぎ目が内側に位置して見えにくくなり、アーム本体121の見栄えが良くなる。
内筒接続部163,165は、設置面と平行な面内を互いに相反する方向に内筒ケース側連結体収容部157から延伸している平行部163a,165aと、内筒灯体側連結体収容部159,161から表裏方向に延伸している垂直部163b,165bとを有する。
内筒部材139は、内筒ケース側連結体収容部157、内筒灯体側連結体収容部159,161及び垂直部163b,165bにおける内筒灯体側連結体収容部159,161側に近い部分を除いて、コ字状の横断面形状を有している。換言すると、内筒部材139は横断面形状がコ字状をする外筒部材137の開口を塞ぐ蓋部と、蓋部の短手方向の端縁から外筒部材137へと立設する立設壁とを有する。
内筒ケース側連結体収容部157は、両側の平行部163a,165aの幅(平行部163a,165aが延伸する方向と直交する方向の寸法)より大きくなっており、ケース21側から見ると円弧状に膨らんでいる。
内筒ケース側連結体収容部157は、ケース側連結体収容部127に収容されるケース側連結体(ねじ体)123の頭部を支持する支持片157aを有している。支持片157aは一対あり、表裏方向に立設状態で設けられている。
(2−3)灯体側連結体収容部
主に図16及図17を用いて説明する。
灯体側連結体収容部129,131は中空の柱状をしている(図14参照)。柱状は、アーム本体121の端部同士を結ぶ方向に中心軸を有する柱状をし、一例として円柱状をしている。
灯体側連結体収容部129,131は外筒灯体側連結体収容部149,151と内筒灯体側連結体収容部159,161とが組み合わされて構成される。灯体側連結体収容部129,131は表裏方向に略2分されている。換言すると、灯体側連結体収容部129,131は回路ボックス3側と灯体4側とに2分されている。2分する境界面は設置面と平行な面であって灯体側連結体収容部129,131の中心軸を通る面である。
2分された灯体側連結体収容部129,131のうち、ダクトレール2に近い側が外筒灯体側連結体収容部149,151であり、ダクトレール2から遠い側が内筒灯体側連結体収容部159,161である。
図16に示すように、外筒灯体側連結体収容部149,151は、垂直部153b,155bに連続する半円筒部分149a,151aと、半円筒部分149a,151aの外側(灯体4から遠い側)に配される外端壁部分149b,151bとを有する。なお、外筒灯体側連結体収容部149,151の外端壁部分149b,151bは、円柱状の灯体側連結体収容部129,131の外端壁の大部分を占め、残りの部分が内筒灯体側連結体収容部159,161の外端壁部分159c,161cとなる。
外端壁部分149b,151bは、半円筒部分149a,151aの外側の開口(半円状)を塞ぐ半円領域149ba、151baと、半円領域149ba,151baから垂直部153b,155bと反対側に延出する延出領域149bb,151bbとを有する。
ここで、半円筒部分149a,151aは外筒側半円筒部の一例に相当する。外端壁部分149b,151bは外筒側外端壁部の一例に相当する。延出領域149bb,151bbが外筒側外端壁部から延出する延出部分の一例に相当する。
外筒灯体側連結体収容部149,151の外端壁部分149b,151bに貫通孔149c,151cが設けられている。この貫通孔149c,151cはアーム5を灯体4に連結する際に灯体側連結体125を操作するためのものである。なお、この貫通孔149c,151cはキャップ145,145により塞がれる。
図17に示すように、内筒灯体側連結体収容部159,161は、垂直部163b,165bに連続する円形状の内端壁部分159a,161aと、内端壁部分159a,161aにおける垂直部163b,165bから遠い側の半円部分に設けられた半円筒部分159b,161bと、半円筒部分159b,161bの外側(灯体4から遠い側)に配される外端壁部分159c,161cと有する。
ここで、内端壁部分159a,161aは内筒側内端壁部の一例に相当する。半円筒部分159b,161bは内筒側半円筒部の一例に相当する。外端壁部分159c,161cは内筒側外端壁部の一例に相当する。
外端壁部分159c,161cは、半円筒部分159b,161bの外側の開口の一部を塞ぐと共に外筒灯体側連結体収容部149,151の延出領域149bb,151bbが挿入される挿入溝159ca,161caを有する(161caは隠れている。)。
内筒灯体側連結体収容部159,161の内端壁部分159a,161aには貫通孔159e,161eが設けられている。この貫通孔159e,161eから灯体側連結体125のねじ部が延出し、頭部が灯体側連結体収容部129,131に収容される。
(2−4)補強部材
主に図14及び図15を用いて説明する。
補強部材143はU字状をしている。補強部材143におけるアーム本体121のケース側連結体収容部127に対応する部分が回路ボックス3側に膨出する膨出部167となっている。膨出部167にはケース側連結体123用の貫通孔167aが設けられている。膨出部167は回路ボックス3と反対側に突出する突起167bを裏面に有している。この突起167bはケース側連結体123の回転を規制するためのものである。
補強部材143の端部(ケース21から離れた部位にある。)は、当該端部以外の中間部よりも幅広の幅広部169,170となっている。幅広部169,170には灯体側連結体125用の貫通孔169a,170aが設けられている。
分解した状態の補強部材143は、端部(幅広部169,170)間の距離がヒートシンク173の一対の連結部189と当接する灯体軸受け190(図22参照)の外面間の距離よりも小さなっており、ヒートシンク173をはさむ方向に付勢力(復元力)を有する。
(2−5)キャップ
主に図14〜図17を用いて説明する。
キャップ145は有底筒状をしている。キャップ145は、外筒灯体側連結体収容部149,151の係止凹み149d,151dと内筒灯体側連結体収容部159,161の係止凹み159f,161fとに係止する係止爪173b,173bを有している。
(3)回路ボックスとの連結
主に図4及び図14を用いて説明する。
アーム5と回路ボックス3との連結は、アーム5の内部から延出するケース側連結体123のねじ部が回路ボックス3の突出部41の貫通孔41bを挿通して突出部41内の連結体42(ナット体42a)と螺合することで行われる。
4.灯体4
主に図4及び図18を用いて説明する。
灯体4はLEDユニット171とヒートシンク173とを筒状体175内に有する。実施形態の灯体4は、LEDユニット171、ヒートシンク173、筒状体175の他にレンズ177とレンズカバー179とを有している。
なお、灯体4においてLEDユニット171の光が出射される側を前側(又は灯体4の表側)とし、出射されない側を後側(灯体4の裏側)とする。
(1)LEDユニット
LEDユニット171は、複数個のLED181と、複数個のLED181が実装される実装基板183とから構成される。基板183は当該実装基板183と直交する方向から見たときに円形状を有している。実装基板183の中央は筒状体175の中心軸上に位置する。実装基板183の主面は筒状体175の中心軸と直交する。
複数個のLED181は円形状の実装基板183の中央を中心とする多重環状に配されている。ここでは、半径の異なる複数の同心円上に配されている。実装基板183は出力ケーブル193と接続するためのコネクタ182を有している。LEDユニット171は熱伝導グリス等を介して又は熱伝導グリスを介さずにヒートシンク173に搭載されている。
(2)ヒートシンク
主に図18〜図20を用いて説明する。
ヒートシンク173はLEDユニット171の発光中に発生する熱を放出する機能を有する。ヒートシンク173は、LEDユニット171を前面に搭載するベース部185と、ベース部185の後側に設けられた放熱部187と、灯体軸受け190を介してアーム5と連結される連結部189を有する。なお、ベース部185は放熱特性に優れた金属材料が利用されている。ベース部185は軽量化効果の高いアルミニウムが利用されている。ベース部185、放熱部187及び連結部189は同じ材料で一体に形成されている。
(2−1)ベース部
主に図18〜図20を用いて説明する。
ベース部185は筒状体175の内周面や実装基板183の形状に対応して円盤に近い形状をしている。ベース部185は外周部分に欠け部191を有している。この欠け部191は、外周から中心に向かって形成され、LED181に電力を供給する出力ケーブル193が通る。ベース部185の外周面であって中心を挟んで対向する部位が平行となっている。この平行な部分185a,185bの後側に連結部189が設けられる。ベース部185の前面にはレンズ177及びレンズカバー179を主カバー217に固定するためのねじ体197が挿通するための貫通孔195が設けられている。
(2−2)放熱部
主に図19及び図20を用いて説明する。
放熱部187はベース部185から後側へと延伸する複数のフィン201を有している。複数のフィン201は、放熱部187を後側から見たときに、実装基板183の中央を中心とする複数の扇状領域の何れかの領域内に配されている。複数の扇状領域の一例としては第1扇状領域202と第2扇状領域204との2つである。第1扇状領域202と第2扇状領域204は、仮想中心線Oを挟んで対称な位置にある。なお、仮想中心線Oは実装基板183と直交し且つ実装基板183の中央を通る仮想線である。第1扇状領域202と第2扇状領域204との間はフィンが設けられておらず、このフィンの存在しない領域に連結部189が設けられている。
第1扇状領域202は径方向に複数領域に分けられている。一例としての第1扇状領域202は、仮想中心線Oに近い第1内領域202aと、第1内領域202aの外側に位置する第1中領域202bと、第1中領域202bの外側に位置する第1外領域202cの3個の領域から構成されている。
換言すると、第1扇状領域202に配される複数のフィン201は、第1半径の円周上に位置する第1内側フィン群と、第1半径より大きい第2半径の円周上に位置する第1中側フィン群と、第2半径よりも大きい第3半径の円周上に位置する第1外側フィン群との何れかに属する。
なお、第1内側フィン群は第1内領域202a内に配されるフィン201の集まりである。第1中側フィン群は第1中領域202b内に配されるフィン201の集まりである。第1外側フィン群は第1外領域202c内に配されるフィン201の集まりである。
第2扇状領域204は径方向に複数領域に分けられている。一例としての第2扇状領域204は、仮想中心線Oに近い第1内領域204aと、第1内領域204aの外側に位置する第1中領域204bと、第1中領域204bの外側に位置する第1外領域204cの3個の領域から構成されている。
換言すると、第2扇状領域204に配される複数のフィン201は、第1半径の円周上に位置する第2内側フィン群と、第1半径より大きい第2半径の円周上に位置する第2中側フィン群と、第2半径よりも大きい第3半径の円周上に位置する第2外側フィン群との何れかに属する。
なお、第2内側フィン群は第2内領域204a内に配されるフィン201の集まりである。第2中側フィン群は第2中領域204b内に配されるフィン201の集まりである。第2外側フィン群は第2外領域204c内に配されるフィン201の集まりである。
複数のフィン201は、放熱部187を後側から見たときに、仮想中心線Oを中心する極座標での径方向に延伸し且つ周方向に間隔をおいて配されている。つまり、フィン201は、横断面形状が細長い形状をし且つベース部185から板状に後方へ延出している。フィン201の長手方向がベース部185と直交する方向(前後方向)であり、横断面での長手方向が極座標での径方向と一致し、横断面の短手方向(フィン201の厚み方向である。)が極座標での周方向と一致する。
複数のフィン201のそれぞれは、後側から見たときに、円形状をする円柱部201aと、円柱部201aから放熱部187の仮想中心線Oに向かって延伸する矩形柱部201bとを有している。矩形柱部201bを後側から見たときに径方向と平行な面にフィン201の前後方向に延伸する溝201cを複数本有している。これによりフィン201の表面積を大きくすることができ、放熱特性を向上させることができる。
また、上述のように、複数のフィン201は2つの扇状領域202,204であってさらに3つに分けられた内領域202a,204a、中領域202b,204b及び外領域202c,204cに細分化して配置されている。これにより、筒状体175の筒側孔225や側孔231から流入した空気はその流入経路に特定されることなくフィン201の周りを流動し、流出経路に特定されずに筒側孔225や底側孔231から流出できる。このため、フィン201の放熱特性が向上する。
複数のフィン201の周方向のピッチは、仮想中心線Oから径方向に離れるに従って小さくなる。仮想中心線Oから最も遠い外領域202c,204cに配されるフィン201の径方向の長さは、仮想中心線Oに最も近い内領域202a,204aに配されるフィン201の径方向の長さよりも長い。複数のフィン201の長さ(ベース部185からの延出長さ)は、配される領域に関係なく、略一定である。
内領域202a,204aに配されている複数のフィン201は、仮想中心線Oに近い端同士が接続部205により接続されている。なお、接続部205は後側から見たときに円弧状をしている。
(2−3)連結部
連結部189はヒートシンク173を外部と機械的に連結する。連結部189は、ベース部185の後側であって放熱部187の複数のフィン201が配されていない領域に存在する。この領域は第1外領域202cと第2外領域204cとの周方向の間である。連結部189は、2つあり、ヒートシンク173を後側から見たときに、ヒートシンク173の外周側であって仮想中心線Oを通る直線上に位置する。
2つの連結部189は、ベース部185の後側から板状に延伸し、後側から見たときの仮想中心線Oを通る直線を中心軸とするねじ穴207を有する。なお、連結部189のベース部185からの延伸長はフィン201の延伸長よりも短く、連結部189の厚みはフィン201の厚みよりも厚い。なお、灯体4(連結部189)との連結は灯体軸受け190を介して行われる。
(3)レンズ及びレンズカバー
レンズ177はLED181の光出射方向の前方に配されている。レンズ177は各LED181に対して設けられている。ここでは各LED181に対応する個別レンズが一体化されたレンズ構造をしている。レンズ177は実装基板183の形状に対応して円盤状をしている。
レンズ177は外周部分に主カバー217に取り付けられるための被取付部211を有している。被取付部211は外周面に露出する状態で凹入する凹入部の底に設けられた切欠き孔により構成されている。
レンズカバー179は、レンズ177を保護するためのものであり、樹脂板が利用されている。レンズカバー179はレンズ177と共に主カバー217に取り付けられる被取付部213を外周部分に有している、被取付部213は外周面に露出する状態でレンズ177の凹入部(211)に嵌合するように突出する突出部の蓋部分に設けられた切欠き孔により構成されている。
レンズ177及びレンズカバー179は、レンズカバー179の突出部の切欠き孔とレンズ177の凹入部の切欠き孔を挿通するねじ体197がベース部185の貫通孔195を挿通して主カバー217のねじ穴233に螺合することで、主カバー217に取り付けられる。
(4)筒状体
図18及び図21を用いて説明する。
筒状体175は、主にヒートシンク173を覆う主カバー217と、ヒートシンク173の前側を覆う副カバー219とを有している。
(4−1)主カバー
主カバー217は円筒部221と底部223とを有する有底円筒形状の樹脂製の保護ケースである。ヒートシンク173はその放熱部187側から主カバー217の内部へと挿入される。挿入された状態では、ベース部185に搭載されているLEDユニット171のLED実装面と主カバー217の開口面217aとが略一致する(図4参照)。
円筒部221は、当該円筒部221の中心軸と平行な方向に延伸する複数個の筒側孔225と、アーム5との連結部分227に設けられた貫通孔229とを開口側に有する。
主カバー217を側方から見ると筒側孔225は細長い矩形状をしている。複数個の筒側孔225は、連結部分227を除いて、円筒部221の周方向に沿って等間隔をおいて設けられている。なお、連結部分227は円筒部221の中心軸と直交する仮想線上の2か所に存在する。
底部223は当該底部223の中央を中心とする極座標の径方向に延伸する複数個の底側孔231を有する。主カバー217を後側から見ると底側孔231は細長い矩形状をしている。複数個の底側孔231は周方向に等角度をおいて放射状に設けられている
筒側孔225と底側孔231はヒートシンク173の放熱部187で熱せられた空気を流出する流出口と流入口として機能する。筒側孔225はヒートシンク173の複数の板状のフィン201の延伸方向(長手方向)に沿って設けられ、底側孔231は複数のフィン201の径方向に沿って設けられている。これにより複数のフィン201間を空気が流動しやすくできる。
底側孔231の総面積は筒側孔225の総面積よりも大きい。これにより冷却用の空気を効率的に主カバー217内に流すことができる。また、底側孔231及び筒側孔225の開口幅(矩形状の短手方向の寸法である。)を5[mm]以下としている。これにより、作業者の指が筒側孔225や底側孔231に入るのを規制でき、作業時の安全性を高めることができる。
主カバー217は、レンズカバー179、レンズ177、実装基板183、ヒートシンク173のベース部185を挿通するねじ体197が螺合するねじ穴233を有するボス部235を内周面に複数個有する。
(4−2)副カバー
図18を用いて説明する。
副カバー219は樹脂製の筒状をしている。副カバー219はグレア防止の為に内面219aに白色塗装が施されている。従来の金属性のものに比べて軽量化及び低コスト化されている。副カバー219は不透明であることが好ましいので、光を透過しないように、肉厚を3mm以上にするか、あるいは肉厚を2mm以下として樹脂に顔料を混入させることが好ましい。
(5)灯体軸受け
図18を用いて説明する。
灯体軸受け190は、連結部189とアーム5との間の隙間を埋めるためのものであり、主カバー217の内側であって連結部189とアーム5の補強部材143との間に介在する。灯体軸受け190は、所謂、つば付きブッシュが利用されている。つば部における補強部材143と反対側の面が連結部189に当接する。なお、灯体側連結体125のねじ部は灯体軸受け190の内部を挿通する。
(6)アームとの連結
図15、図18及び図22を用いて説明する。
灯体4は、U字状をするアーム5の端部同士を結ぶ仮想線を回転軸として回転自在にアーム5に連結される。
アーム5と灯体4の連結は、アーム5の内部に配された灯体側連結体125のねじ部がアーム本体121の貫通孔159e,161e、主カバー217の貫通孔229、灯体軸受け190を挿通してヒートシンク173の連結部189のねじ穴207に螺合することで行われる。
灯体側連結体125の頭部とアーム5の補強部材143との間には、頭部側から、ばね座金126a、金属ワッシャ126b、樹脂ワッシャ126cが配されている。ここで、補強部材143と当接する樹脂ワッシャ126cは、摩擦係数が金属の摩擦係数よりも小さく、耐熱温度が高い樹脂材料により構成されている。このような材料として、例えば、POM(ポリオキシメチレン)、ベークライト(登録商標)、エポキシガラス、フッ素樹脂、MCナイロン(登録商標)等がある。なお、POMにはホモポリマーとコポリマー(例えばジュラコン樹脂など)とがある。これにより、灯体側連結体125をきつく締めた状態で灯体4の姿勢を調整しても、補強部材143と樹脂ワッシャ126cとに傷等が付くのを防止できる。
灯体4(主カバー217)とアーム5の内筒部材139との間には樹脂ワッシャ126dが配されている。樹脂ワッシャ126dは、摩擦係数が金属の摩擦係数よりも小さく、耐熱温度が高い樹脂材料により構成されている。このような材料として、例えば、POM(ポリオキシメチレン)、ベークライト(登録商標)、エポキシガラス、フッ素樹脂、MCナイロン(登録商標)等がある。なお、POMにはホモポリマーとコポリマー(例えばジュラコン樹脂など)とがある。これにより、灯体側連結体125をきつく締めた状態で灯体4の姿勢を調整しても、灯体4とアーム5とに傷等が付くのを防止できる。
なお、灯体側連結体125の螺合は、アーム5の外筒部材137の外筒灯体側連結体収容部149の貫通孔149c,151cを利用してドライバで行われる。連結完了後に外筒部材137の貫通孔149c,151cはキャップ145により塞がれる。これにより、灯体側連結体125が露出しなくなり、連結部分の意匠性を向上させることができる。
5.回路ボックスと灯体との電気的接続
図14を用いて説明する。
回路ボックス3のDC回路105に接続されている出力ケーブル193(図18に一端部のみ図示)は、中心に貫通孔を有するケース側連結体123の内部を通り、アーム5の内部へと導入される。アーム5の内部に導入された出力ケーブル193は、ケース側連結体収容部127の両側に設けられている接続部133,135の内部を通り、中心に貫通孔を有する灯体側連結体125の内部から灯体4の主カバー217の貫通孔229を介して主カバー217の内部へと導入される。
この際、一対の配線を有する出力ケーブル193は2つの接続部133,135に分けて配されるため、アーム5の内部の空間を小さくでき、結果的にアーム5の薄型化を図ることができる。
6.灯体と回路ボックスとの位置関係
図23を用いて説明する。
アーム5を含めて灯体4の姿勢(中心軸X3の延伸方向)は調整可能な構成であり、図23に示す灯体4の姿勢(中心軸X3とダクトレール2とが平行に延伸する。)は調整可能な灯体4の姿勢の一例である。
図中の「X1」は、回路ボックス3に対してアーム5が回転自在に連結されており、アーム5の回路ボックス3に対する回転軸である。回転軸X1はダクトレール2の長手方向と短手方向とに直交する。つまり、回転軸X1は表裏方向に延伸する。
図中の「X2」は、アーム5に対して灯体4が回転自在に連結されており、灯体4のアーム5に対する回転軸である。回転軸X2はダクトレール2の長手方向と幅方向とを含む仮想面(設置面と平行な面である。)と平行な面に含まれる。また、回転軸X2はアーム5の接続部133,135がケース側連結体収容部127から延出する方向と平行である。なお、図23では回転軸X2は回路ボックス3の短手方向に一致しているが、この回転軸X2は灯体4の姿勢に関係なくアーム5の向きにより規定される。
図中の「X3」は、灯体4(筒状体175)の中心軸である。図では中心軸X3がダクトレール2の長手方向と平行な状態に灯体4がアーム5により支持されている。なお、中心軸X3は、アームの回転軸X1と灯体4の回転軸X2との交点を含む。
図中の「X4」は電極プラグ27の中心軸(回転軸でもある。)であり、「X5」は固定プラグ29の中心軸(回転軸でもある。)である。中心軸X4,X5はダクトレール2の長手方向と幅方向とに直交する。
回転軸X1は、回路ボックス3を側方から見ると(同図の(b)であるが、灯体4の姿勢は関係ない。)、ケース21におけるダクトレール2の長手方向の略中央に位置している。つまり、ケース21の長手方向の一端3Aと回転軸X1との距離L3と、ケース21の長手方向の他端3Bと回転軸X1との距離L4とは略等しい。
灯体4の光出射側端4Aは、灯体4の中心軸X3がダクトレール2の長手方向と平行な姿勢の照明装置1を回転軸X2の延伸方向(側方)から見たとき(同図の(b)である。)に、ケース21における長手方向の両端3A,3Bからはみ出さないように構成されている。例えば、ケース21の長手方向(L3とL4の和である。)を106[mm]とすると、灯体4の光出射側端4Aと回転軸X1との距離L5が53[mm]以内となる。なお、本実施例では距離L5は53[mm]である。
灯体4とアーム5との連結部分(同図の(b)の「C1」である。)は回路ボックス3の長手方向において電極プラグ27(中心軸X4)の直下よりも固定プラグ29側に位置している。つまり、灯体4とアーム5との連結部分C1は、灯体4の中心軸X3がダクトレール2の長手方向と平行な姿勢の照明装置1を回転軸X2の延伸方向(側方)から見たとき(同図の(b)である。)に、回路ボックス3の長手方向において電極プラグ27と固定プラグ29との間にあり、電極プラグ27と固定プラグ29との中央にあるのが好ましい。これにより、電極プラグ27と固定プラグ29とに分散して照明装置1の荷重が加わるので、取り付け状態が安定し、電極プラグ27及び固定プラグ29に掛かる負担が軽減される。
灯体4とアーム5との連結部分C1は、灯体4の中心軸X3がダクトレール2の長手方向と平行な姿勢の照明装置1を側方(灯体4の回転軸X2の延伸する方向)から見たとき(同図の(b)である。)に、ケース21における長手方向の略中央を通り且つ取付方向に延伸する仮想線分上に位置する。
灯体4とアーム5との連結部分C1は、灯体4を側方(灯体4の回転軸X2の延伸する方向)から見たときに、灯体4の中心軸X3の軸上に位置している。これにより、灯体4の向き調整をバランスよく行うことができる。
回路ボックス3とアーム5との連結部分(同図の(b)の「C2」である。)は、回転軸X2の延伸方向(側方)から回路ボックス3とアーム5とを見た(あるいはダクトレール側から見た)ときに、回路ボックス3の長手方向において電極プラグ27と固定プラグ29との間に位置し、特に電極プラグ27と固定プラグ29との中央にあるのが好ましい。これにより、電極プラグ27と固定プラグ29とに分散して照明装置1の荷重が加わるので、取り付け状態が安定し、電極プラグ27及び固定プラグ29に掛かる負担が軽減される。
回路ボックス3とアーム5との連結部分(C2)は、ダクトレール側から見たときに、電極プラグ27と固定プラグ29とを結ぶ仮想線上に位置している。
LEDユニット171の実装基板183は、回転軸X2の延伸方向から見たときに、灯体4とアーム5との連結部分C1と実装基板183との距離L6は0[mm]より大きい。つまり、実装基板183は、連結部分C1よりも灯体4の光出射方向側に位置している。これにより、LEDユニット171から出射される光がアーム5により遮られることはなくなる。なお、実施例での距離L6は23[mm]である。
LEDユニット174の実装基板183と連結部分C1との距離L6は回路ボックス3の短手方向の両端3C,3D間の長さL8よりも小さい。LEDユニット174の実装基板183と連結部分C1との距離L6は、回路ボックス3の短手方向の両端3C,3D間の長さL8の半分よりも小さい。つまり、灯体4と回路ボックス3とを灯体4のダクトレール2への取付方向から見たときに、灯体4の姿勢に関係なく、実装基板183と筒状体175の中心軸X3との交点位置O2が必ずケース21の領域内にある。
例えば、回路ボックス3の短手方向の長さL8は55[mm]であり、アーム5とケース21との連結部分C2を通り且つダクトレール2と直交する線分(回転軸X2である。)と実装基板183との距離L6は23[mm]である。
7.回路ボックスと灯体の大小関係
図23を用いて説明する。
灯体4における回転軸X2の延伸方向の長さL7(灯体4を正面から見たときの直径でもある。)は、回路ボックス3の短手方向の長さL8よりも大きい。また、長さL7は回路ボックス3の長手方向の長さ(L3とL4の和)より小さい。実施例における上記長さL7は95[mm]であり、長さL8は55[mm]であり、回路ボックス3の長手方向の長さは106[mm]である。これにより、外観的に見栄えが良くなり、コンパクトな照明装置1を提供することができる。
<変形例>
1.回路ボックス
実施形態における固定プラグ29は1個であったが複数個あってもよい。ケース21の横断面形状は略正方形状をしていたが、台形、六角形等の形状であってもよい。但し、ダクトレールと対向する壁であってダクトレールの延伸方向の両側に電極プラグと固定プラグを有する必要がある。
実施形態の点灯回路101はAC回路103とDC回路105とを有し、2枚の回路基板は、AC回路部品107を実装するAC回路基板109とDC回路部品111を実装するDC回路基板113とであった。しかしながら、回路基板は1枚で構成してもよいし、回路基板は3枚以上で構成してもよく、例えば、DC回路を第1DC回路と第2DC回路とに分けて第1DC回路基板と第2DC回路基板とに実装するようにしてもよい。
実施形態におけるAC回路103は電極プラグ27の表側に配されていたが、AC回路103とDC回路105との位置を逆にして配置してもよい。
実施形態における電極プラグ27と点灯回路101との電気接続は接続ユニット91を介して行っているが、接続ユニットを設けずに接続してもよい。例えば電極プラグ27の一対の電極板83の接続端子83bと点灯回路101の入力ケーブルとを半田等で直接固定することで実施できる。
実施形態におけるAC回路基板109はAC回路部品107を両主面に実装し、DC回路基板113はAC回路部品107を両主面に実装している。しかしながら、AC回路部品107及び/又はDC回路部品111は回路基板の片方の主面に実装されてもよい。
2.灯体
実施形態における灯体4は円筒形状をしていたが、他の形状であってもよい。他の形状としては横断面が四角形状等の多角形をした筒状であってもよい。筒状体175は主カバー217と副カバー219との2つの部材から構成されているが、1部材により構成してもよいし、3以上の部材により構成してもよい。
3.アーム
実施形態におけるアーム5は一対の接続部を有するU字状をしているが、例えば、V字状、コ字状をしていてもよい。さらに、アームは1つの接続部と1つのケース側接続部とを有するI字状をしてもよい。これら場合もアームの内部を外筒部材と内筒部材とで構成してその中空状にすることで、内部に補強部材や出力ケーブルを配することで実施できる。
4.連結
実施形態における回路ボックス3とアーム5との連結は、回路ボックスの長手方向の中央で行われているが、長手方向の一方端側であってもよい。
実施形態におけるアーム5の連結は、ケース側連結体123及び灯体側連結体125としてねじ体を利用し、アーム5の内部にねじ体の頭部を収容していたが、例えばねじ体の頭部を回路ボックスと灯体ケース側連結体の内部に収容するようにし、アームにナット体を備えるようにしてもよい。
5.照明装置
実施形態の照明装置1はダクトレール2に付け外し自在に取付けて使用されるが、回路ボックスを設置面に直接取り付けて使用される照明装置であってもよい。
1 照明装置
2 ダクトレール
3 回路ボックス
4 灯体
5 アーム
21 ケース
127 ケース側連結体収容部(ケース側連結部)
129 灯体側連結体収容部(灯体側連結部)
131 灯体側連結体収容部(灯体側連結部)
133 接続部
135 接続部
137 外筒部材
139 内筒部材
141 中空部分
143 補強部材


Claims (5)

  1. LEDを光源として有する灯体と、
    ダクトレールへ取り付けられ且つ前記灯体を点灯させるための点灯回路を有する回路ボックスと、
    前記灯体と前記回路ボックスとを連結するアームとを備え、
    前記アームは、前記回路ボックスを構成するケースに連結されるケース側連結部と、前記灯体に連結される灯体側連結部と、前記ケース側連結部と前記灯体側連結部とを接続する接続部とを有し、
    前記アームは、外側に位置する外筒状部材と内側に位置する内筒状部材とが組み合わされて筒体として構成され、当該外筒状部材と当該内筒状部材との間に中空部分を有し、
    前記中空部分に前記点灯回路と前記灯体とを電気的に接続する出力ケーブルが収容されている
    照明装置。
  2. 前記外筒状部材及び前記内筒状部材は樹脂製であり、
    前記アームは前記中空部分に金属製の補強部材を有する
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記外筒状部材における前記ケース側連結部と前記接続部に対応する部分の横断形状はコ字状をし、
    前記コ字状の前記外筒状部材の内側に前記内筒状部材が嵌り込んで前記アームが筒体として構成される
    請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記アームは一対の前記灯体側連結部と一対の前記接続部とを有し、
    前記一対の接続部は、前記灯体を前記一対の灯体側連結部で挟むように前記ケース側連結部から延伸し、
    前記灯体側連結部は、前記一対の灯体側連結部を結ぶ仮想線を中心軸とする中空円柱状をし、
    前記外筒状部材は、前記中空円柱状の円周壁であって前記接続部側に位置する半円筒形状の外筒側半円筒部と、当該外筒側半円筒部の外側開口を塞ぎ且つ前記中空円柱状の外端壁の大部分を占める外筒側外端壁部とを有し、
    前記内筒状部材は、前記中空円柱状の内端壁となる内筒側内端壁部と、前記中空円柱状の円周壁であって前記接続部と反対側に位置する半円筒形状の内筒側半円筒部と、前記中空円柱状の外端壁における前記外筒側外端壁部の残部となる内筒側外端壁部とを有し、
    前記外筒側外端壁部の一部が前記内筒側外端壁部側へと延出し、
    前記内筒側外端壁部は前記外筒側外端壁部の延出部分が挿入される挿入溝を有している
    請求項1〜3の何れか1項に記載の照明装置。
  5. 前記外筒側外端壁部は前記中心軸の位置に貫通孔を有し、
    前記内筒側内端壁部は前記中心軸の位置に貫通孔を有する
    請求項4に記載の照明装置。
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