JP2017054616A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数が少なく、小型化された照明器具を提供する。【解決手段】照明器具1は、器具本体部10と、器具本体部10に収容された、光源部20、及び、光源部20に電力を供給する電源部30とを備え、器具本体部10は、光源部20からの光の出射方向の反対側に設けられた開口113と、開口113の縁に沿って設けられた溝114とを有する本体11と、開口113を閉じるように溝114にスライド挿入された取付板12とを備える。【選択図】図9
Description
本発明は、電源部を内部に収容する照明器具に関する。
従来、器具本体に電源装置が収納された照明器具が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の照明器具では、電源装置は逆富士山状の反射板の内部空間に配置され、電源装置を覆うようにシャーシが反射板に固定されている。反射板とシャーシとは、ネジによって固定されている。
しかしながら、上記従来の照明器具では、シャーシを反射板に固定するネジなどが必要になり、部品点数が多くなるという問題がある。また、ネジで取り付けるためには、ネジの締め付けに耐えることができるだけの強度が必要となり、シャーシ及び反射板に、ある程度の板厚が必要となる。さらに、ネジ頭などの凸部が形成されるので、照明器具を小型化することができない。
そこで、本発明は、部品点数が少なく、小型化された照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る照明器具は、器具本体部と、前記器具本体部に収容された、光源部、及び、前記光源部に電力を供給する電源部とを備え、前記器具本体部は、前記光源部からの光の出射方向の反対側に設けられた開口と、当該開口の縁に沿って設けられた溝とを有する本体と、前記開口を閉じるように前記溝にスライド挿入された板体とを備える。
本発明によれば、部品点数が少なく、小型化された照明器具を提供することができる。
以下では、本発明の実施の形態に係る照明器具について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。また、以下の実施の形態において、略平行又は略直交などの表現を用いている。例えば、略平行は、完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行である、すなわち、例えば数%程度の誤差を含むことも意味する。他の「略」を用いた表現についても同様である。
(実施の形態)
[照明器具]
まず、本実施の形態に係る照明器具の概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る照明器具1が造営材2に取り付けられた様子を示す概観斜視図である。
[照明器具]
まず、本実施の形態に係る照明器具の概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る照明器具1が造営材2に取り付けられた様子を示す概観斜視図である。
照明器具1は、図1に示すように、取付ネジ3を用いて造営材2に取り付けられる。造営材2は、天井又は壁などの構造材であり、パネル、ボードなどの建材又は家具の一部などである。本実施の形態では、照明器具1は、家具と天井、床又は壁との隙間などの狭い場所に取り付けられる。取付ネジ3は、例えば、木ネジであるが、特に限定されない。
照明器具1は、長尺である。なお、本実施の形態では、照明器具1の長手方向をy軸方向とし、当該長手方向に直交する2つの方向をそれぞれx軸方向及びz軸方向とする。照明器具1は、z軸方向の負側に光を出射する。以下では、説明を簡単にするため、z軸方向の正側を「上」、「上側」又は「上方」と記載し、z軸方向の負側を「下」、「下側」又は「下方」と記載する場合がある。図1は、照明器具1が下方を照らすように取り付けられた場合において、斜め下方から見たときの照明器具1の斜視図である。
図2は、本実施の形態に係る照明器具1の分解斜視図である。図2に示すように、照明器具1は、器具本体部10と、光源部20と、電源部30と、端子部40とを備える。本実施の形態では、照明器具1は、さらに、後付部材50を備える。照明器具1は、さらに、複数のネジ61〜64を備える。
本実施の形態に係る照明器具1は、取付ネジ3が挿通可能な少なくとも2つのネジ孔(第1ネジ孔及び第2ネジ孔)を備える。第1ネジ孔及び第2ネジ孔は、その貫通方向が互いに異なっている。第1ネジ孔は、例えば、図2に示すネジ孔123であり、z軸方向に貫通している。第2ネジ孔は、例えば、図2に示すネジ孔505及び506であり、x軸方向に貫通している。
以下では、照明器具1が備える各構成要素について詳細に説明する。
[器具本体部]
器具本体部10は、照明器具1の本体部であり、造営材2に取付可能である。具体的には、器具本体部10は、内部に光源部20及び電源部30を収容する筐体である。器具本体部10は、y軸方向に長尺である。
器具本体部10は、照明器具1の本体部であり、造営材2に取付可能である。具体的には、器具本体部10は、内部に光源部20及び電源部30を収容する筐体である。器具本体部10は、y軸方向に長尺である。
器具本体部10は、図2に示すように、本体11と、取付板12と、透光性カバー13と、端部カバー14及び15とを備える。
[本体]
本体11は、光源部20及び電源部30を保持する筐体である。具体的には、本体11は、yz平面に平行な断面が略U字形状を有し、y軸方向に長尺の筐体である。具体的には、本体11は、長手方向の両端部が開放された角筒形状を有し、当該角筒の側面の1つ(具体的には上面)が開放されている。
本体11は、光源部20及び電源部30を保持する筐体である。具体的には、本体11は、yz平面に平行な断面が略U字形状を有し、y軸方向に長尺の筐体である。具体的には、本体11は、長手方向の両端部が開放された角筒形状を有し、当該角筒の側面の1つ(具体的には上面)が開放されている。
図3は、本実施の形態に係る本体11の端部を示す概観斜視図である。本体11は、図2及び図3に示すように、一対の立板111と、底板112と、開口113と、一対の溝114とを有する。図3に示すように、本体11は、さらに、一対の溝115と、ネジ穴116と、凸条117とを有する。
一対の立板111は、互いに略平行になるように、底板112に立設されている。底板112は、一対の立板111の下端部を連結している。底板112は、一対の立板111と略直交している。これにより、本体11の断面形状が略U字形状になる。底板112は、載置面(第2面)112aと、内底面(第1面)112bとを有する。
開口113は、光源部20からの光の出射方向の反対側(z軸方向の正側)に設けられている。つまり、開口113は、一対の立板111の立設方向(z軸方向の正側)の先端部の間である。具体的には、開口113は、一対の立板111の一方の上端部と他方の上端部との間である。すなわち、開口113は、角筒形状の本体11の開放された上面に相当する。
一対の溝114は、開口113の縁に沿って設けられた溝である。具体的には、一対の溝114は、一対の立板111の各々の先端部に設けられている。一対の溝114は、本体11の長手方向(y軸方向)に沿って延びる略U字溝である。
一対の溝114の長手方向における端部の少なくとも一方は開放されており、端部カバー14が取り付けられた場合に閉じられる。本実施の形態では、一対の溝114の長手方向における両端が開放されている。一対の溝114は、長手方向において、本体11の一方の端部から他方の端部まで連続して設けられている。一対の溝114は、互いに対向する位置に設けられて、各々に、取付板12の短手方向(x軸方向)の端部がスライド挿入される。
溝114は、図3に示すように、上側凸条114aと下側凸条114bとによって形成されている。上側凸条114a及び下側凸条114bは、立板111の上端部から、もう一方の立板111の上端部に向かう方向に突出している。上側凸条114aと下側凸条114bとの間の距離、すなわち、溝114の幅は、取付板12の厚さと略同じである。
一対の溝115は、図3に示すように、底板112の載置面112a側に設けられている。一対の溝115は、本体11の長手方向(y軸方向)に沿って延びる溝であり、溝の開口部が溝の底部より狭くなっている。一対の溝115は、長手方向において、本体11の一方の端部から他方の端部まで連続して設けられている。一対の溝115は、各々に透光性カバー13の短手方向(x軸方向)の端部がスライド挿入される。
ネジ穴116は、端部カバー14又は端部カバー15を固定するためのネジ61が挿入される穴である。図3に示すように、底板112の端面に設けられている。本実施の形態では、2つのネジ穴116がそれぞれ、本体の両端に設けられている。
凸条117は、一対の溝114の一方のみの近傍に設けられている。凸条117は、上側凸条114a又は下側凸条114bと略同じ形状を有する。凸条117は、端部カバー14及び端部カバー15を本体11に取り付ける際の向きを表す目印としても機能する。具体的には、凸条117は、端部カバー14及び端部カバー15の一方が取り付けられないように、当該一方に接触する。凸条117の位置及び形状などは、特に限定されず、また、凸条117は、設けられていなくてもよい。
本実施の形態では、本体11は、金属材料又は樹脂材料から形成される。例えば、本体11は、アルミニウムの押出加工などによって一体に形成される。
[取付板]
取付板12は、本体11の開口113を覆う板体である。取付板12は、開口113を閉じるように溝114にスライド挿入されている。取付板12は、y軸方向に長尺な略矩形の板である。
取付板12は、本体11の開口113を覆う板体である。取付板12は、開口113を閉じるように溝114にスライド挿入されている。取付板12は、y軸方向に長尺な略矩形の板である。
取付板12は、図2に示すように、板本体121と、鍔部122と、ネジ孔123と、挿通孔124と、段差部125とを有する。本実施の形態では、取付板12は、鍔部122、ネジ孔123及び挿通孔124の各々を2つずつ備える。
具体的には、図2に示すように、2つの鍔部122は、取付板12の長手方向の両端部に1つずつ設けられている。具体的には、2つの鍔部122は、板本体121の中心に対して点対称の位置に設けられている。2つの鍔部122の各々に、ネジ孔123が設けられている。すなわち、2つのネジ孔123も、板本体121の中心に対して点対称の位置に設けられている。
図4は、本実施の形態に係る本体11に支持された取付板12の端部を示す概観斜視図である。なお、図4では、本体11と取付板12との位置関係を分かりやすく示すために、本体11及び取付板12のみを示している。
図4に示すように、鍔部122は、器具本体部10の長手方向の一方の端部に設けられている。鍔部122は、本体11より外方に突出している。具体的には、鍔部122は、本体11よりスライド方向(y軸方向)に沿って突出している。
鍔部122は、板本体121に対して厚み方向に段差を有する。具体的には、鍔部122は、板本体121より上方に位置している。鍔部122は、z軸方向において、本体11の一対の立板111の上側端面(すなわち、上側凸条114aの上面)と略同じ位置に位置する。鍔部122は、板本体121の幅(x軸方向における長さ)の半分より僅かに短い幅を有する。
ネジ孔123は、器具本体部10を造営材2に取り付けるための取付ネジ3が挿通可能な第1ネジ孔の一例である。つまり、ネジ孔123は、取付板12に設けられた第1ネジ孔の一例である。図2及び図4に示すように、ネジ孔123は、鍔部122に設けられている。つまり、ネジ孔123は、器具本体部10の長手方向の端部に設けられている。具体的には、ネジ孔123は、照明器具1の外部に露出している。ネジ孔123を用いた造営材2への取り付け例については、後で説明する。
挿通孔124は、板本体121を厚み方向に貫通する矩形状の貫通孔である。挿通孔124は、端子部40が配置される位置の近傍に設けられる。挿通孔124は、電源部30に外部電源からの電力を供給するためのリード線(図示せず)を挿通するための貫通孔である。挿通孔124には、枠部材43が設けられている。
段差部125は、板本体121の一方の端部に設けられている。段差部125は、板本体121に対して厚み方向に段差を有する。具体的には、段差部125は、板本体121より下方に位置している。
段差部125は、複数の照明器具1が後付部材50を利用せずに連結された場合に、隣の照明器具1のネジ孔123に挿入されたネジ(例えば、取付ネジ3)の頭を避けるための逃げ部として機能する。なお、段差部125は、板本体121の他方の端部にも設けられていてもよい。あるいは、取付板12には、段差部125は設けられていなくてもよい。
図4に示すように、取付板12は、溝114の上側凸条114aと下側凸条114bとの間に挟まれて、上下方向(z軸方向)への移動が規制される。また、取付板12は、一対の立板111の間(一対の溝114の底部間)に挟まれて、短手方向(x軸方向)への移動が規制される。取付板12は、端部カバー14と端部カバー15との間に挟まれて、長手方向(y軸方向)への移動が規制される。
取付板12は、金属材料から形成される。例えば、取付板12は、アルミニウムのプレス加工などによって一体に形成される。
なお、取付板12は、本体11に固定されていないので、例えば、光源部20の発熱によって本体11が熱膨張したとしても、応力が緩和される。このため、本体11又は取付板12の変形又は破損を抑制することができる。
[透光性カバー]
透光性カバー13は、光源部20を覆うように設けられている。透光性カバー13は、溝115に挿入されて本体11に支持される。透光性カバー13は、例えば、下方に凸の滑らかな曲面を有する。
透光性カバー13は、光源部20を覆うように設けられている。透光性カバー13は、溝115に挿入されて本体11に支持される。透光性カバー13は、例えば、下方に凸の滑らかな曲面を有する。
透光性カバー13は、溝115に挟まれて、上下方向(z軸方向)及び短手方向(x軸方向)への移動が規制される。透光性カバー13は、端部カバー14と端部カバー15との間に挟まれて、長手方向(y軸方向)への移動が規制される。
透光性カバー13は、例えば、アクリル(PMMA)若しくはポリカーボネート(PC)などの樹脂材料、又は、ガラス材料から形成される。透光性カバー13には、光を拡散させる拡散機能を有してもよい。例えば、透光性カバー13は、拡散材が分散された透光性樹脂材料を用いて形成されてもよく、あるいは、シボ加工などにより表面に凹凸が形成されていてもよい。
なお、透光性カバー13は、本体11に固定されていないので、例えば、光源部20の発熱によって本体11が熱膨張したとしても、応力が緩和される。このため、透光性カバー13の変形又は破損を抑制することができる。
[第1端部カバー]
端部カバー14は、本体11の長手方向(y軸方向)の端部の一方に設けられた第1端部カバーの一例である。端部カバー14は、取付板12のスライド方向への移動を規制する。図5は、本実施の形態に係る器具本体部10の端部カバー14(第1端部カバー)側の端部を示す概観斜視図である。図5では、端部カバー14を本体11に固定するためのネジ61をさらに示している。
端部カバー14は、本体11の長手方向(y軸方向)の端部の一方に設けられた第1端部カバーの一例である。端部カバー14は、取付板12のスライド方向への移動を規制する。図5は、本実施の形態に係る器具本体部10の端部カバー14(第1端部カバー)側の端部を示す概観斜視図である。図5では、端部カバー14を本体11に固定するためのネジ61をさらに示している。
端部カバー14は、本体11、取付板12及び透光性カバー13の各々の長手方向(y軸方向)の端部を覆う。端部カバー14は、2つのネジ孔141を有する。2つのネジ孔141は、y軸方向に見たときに、本体11のネジ穴116と重複する位置に設けられている。端部カバー14は、2つのネジ孔141の各々にネジ61が挿入されることで、本体11に固定される。
端部カバー14は、図5に示すように、略中央部に、略矩形の蓋部142を備える。蓋部142は、4辺の各々で1点ずつ端部カバー14の本体に連結されており、容易に切り取り可能である。例えば、複数の照明器具1を長手方向に連結する場合に、蓋部142は切り取られる。蓋部142が切り取られて形成された略矩形の孔を利用して、リード線(図示せず)を、一方の照明器具1から他方の照明器具1へと接続することができる。これにより、挿通孔124を介さずにリード線の接続が可能になる。
端部カバー14の上端部には、第1凹部143及び第2凹部144が設けられている。
第1凹部143は、取付板12の鍔部122を挿入するための凹部である。第1凹部143の深さ(z軸方向の長さ)は、例えば、取付板12の板本体121と鍔部122との段差以上である。つまり、第1凹部143の底部の上面は、z軸方向において、板本体121の下面より低い位置に位置する。
第2凹部144は、複数の照明器具1を長手方向に連結する場合に、隣の照明器具1の鍔部122を挿入するための凹部である。また、第2凹部144は、底部が取付板12の板本体121の端面に当接することで、取付板12の長手方向(y軸方向)への移動を規制する。具体的には、第2凹部144の深さ(z軸方向の長さ)は、例えば、取付板12の板本体121の上面とz軸方向において同じ位置になる深さである。すなわち、第2凹部144の底部の上面と板本体121の上面とは、略面一になる。第2凹部144の底部の上面は、第1凹部143の底部の上面より上方に位置している。
[第2端部カバー]
端部カバー15は、本体11の長手方向(y軸方向)の端部の他方に設けられた第2端部カバーの一例である。端部カバー15は、取付板12のスライド方向への移動を規制する。図6は、本実施の形態に係る器具本体部10の端部カバー15(第2端部カバー)側の端部を示す概観斜視図である。図6では、端部カバー15を本体11に固定するためのネジ61をさらに示している。
端部カバー15は、本体11の長手方向(y軸方向)の端部の他方に設けられた第2端部カバーの一例である。端部カバー15は、取付板12のスライド方向への移動を規制する。図6は、本実施の形態に係る器具本体部10の端部カバー15(第2端部カバー)側の端部を示す概観斜視図である。図6では、端部カバー15を本体11に固定するためのネジ61をさらに示している。
端部カバー15は、本体11、取付板12及び透光性カバー13の各々の長手方向(y軸方向)の端部を覆う。端部カバー15は、2つのネジ孔151を有する。2つのネジ孔151は、y軸方向に見たときに、本体11のネジ穴116と重複する位置に設けられている。端部カバー15は、2つのネジ孔151の各々にネジ61が挿入されることで、本体11に固定される。
端部カバー15は、図6に示すように、略中央部に、略矩形の蓋部152を備える。蓋部152は、蓋部142と同じである。
端部カバー15の上端部には、第1凹部153及び第2凹部154が設けられている。
第1凹部153は、取付板12の鍔部122を挿入するための凹部である。第1凹部153の深さ(z軸方向の長さ)は、例えば、取付板12の板本体121と鍔部122との段差以上である。つまり、第1凹部153の底部の上面は、z軸方向において、板本体121の下面より低い位置に位置する。
第2凹部154は、複数の照明器具1を長手方向に連結する場合に、隣の照明器具1の鍔部122を挿入するための凹部である。第2凹部154は、隣の照明器具1の鍔部122にネジ64が設けられている場合に備えて、ネジ64のネジ頭が挿入可能な程度の深さを有する。具体的には、第2凹部154の深さ(z軸方向の長さ)は、例えば、取付板12の段差部125の上面とz軸方向において同じ位置になる深さである。すなわち、第2凹部154の底部の上面と段差部125の上面とは、略面一になる。第2凹部154の底部の上面は、第1凹部153の底部の上面より下方に位置している。第2凹部154は、底部が取付板12の段差部125の端面に当接することで、取付板12の長手方向(y軸方向)への移動を規制する。
[光源部]
光源部20は、器具本体部10に収容されて、照明光を発する光源部である。具体的には、光源部20は、本体11の載置面112aに載置されて、透光性カバー13によって覆われている。光源部20は、載置面112aに固定されている。
光源部20は、器具本体部10に収容されて、照明光を発する光源部である。具体的には、光源部20は、本体11の載置面112aに載置されて、透光性カバー13によって覆われている。光源部20は、載置面112aに固定されている。
なお、本実施の形態に係る照明器具1は、図2に示すように、2つの光源部20を備える。照明器具1は、1つのみの光源部20を備えてもよく、3つ以上の光源部20を備えてもよい。
図2に示すように、光源部20は、基板21と、発光素子22とを備える。光源部20は、複数の発光素子22を備える光源モジュールである。
基板21は、y軸方向に長尺な略矩形の回路基板である。基板21は、例えば、発光素子22を実装するための実装基板である。基板21は、例えば、樹脂基板、メタルベース基板、セラミック基板又はガラス基板である。
基板21は、本体11の載置面112aに載置されている。基板21は、1以上のネジ62によって本体11に固定されている。本実施の形態では、図2に示すように、照明器具1は、6個のネジ62を備える。1つの基板21は、3個のネジ62が基板21を介してネジ穴112cに挿入されることによって本体11に固定されている。
基板21には、金属配線(図示せず)が設けられ、複数の発光素子22を電気的に接続している。また、基板21には、電源部30からの電力を受けるためのコネクタ(図示せず)が設けられている。電源部30からの電力は、コネクタ及び金属配線を介して複数の発光素子22に供給されて、複数の発光素子22が光を出射する。
発光素子22は、例えば、LED(Light Emitting Diode)チップと蛍光体含有樹脂とがパッケージ化された、いわゆるSMD(Surface Mounted Device)型の発光素子である。発光素子22は、パッケージと、パッケージに配置されたLEDチップと、LEDチップを封止する封止部材とを備える。発光素子22は、例えば、白色光を発する白色LED素子である。
なお、光源部20は、LEDチップが発光素子22として基板21に直接実装されたCOB(Chip On Board)型の光源モジュールでもよい。
[電源部]
電源部30は、器具本体部10に収容され、光源部20に電力を供給する電源部である。具体的には、電源部30は、本体11の内部に配置されている。より具体的には、電源部30は、一対の立板111の間に配置されて底板112の内底面112bに固定されている。内底面112bは、底板112の載置面112aとは反対側の面である。
電源部30は、器具本体部10に収容され、光源部20に電力を供給する電源部である。具体的には、電源部30は、本体11の内部に配置されている。より具体的には、電源部30は、一対の立板111の間に配置されて底板112の内底面112bに固定されている。内底面112bは、底板112の載置面112aとは反対側の面である。
図2に示すように、電源部30は、電源回路31と、第1カバー32と、第2カバー33とを備える。第1カバー32及び第2カバー33は、組み合わされて、一の側面が開放された略直方体形状の回路ケースを構成する。電源回路31は、当該回路ケースの内部に収容されている。
電源回路31は、光源部20に電力を供給して発光素子22を点灯するための回路(点灯回路)である。電源回路31は、外部電源から交流電力を受けて、直流電力に変換して光源部20に供給する。具体的には、電源回路31は、基板と、基板に実装された電子部品とを備える。基板は、例えば、樹脂基板などである。電子部品には、トランジスタ、コンデンサ、コイル、抵抗素子、整流素子などの回路部品が含まれる。
電源回路31は、絶縁シート(図示せず)によって包まれており、第1カバー32及び第2カバー33から絶縁されている。電源回路31は、リード線(図示せず)を介して端子部40に接続されている。
第1カバー32は、断面L字形状の金属製のプレートである。図2に示すように、第1カバー32は、長手方向の両端部に、貫通孔322を有する鍔部321を有する。
第2カバー33は、断面L字形状の金属製のプレートである。図2に示すように、第2カバー33は、長手方向の両端部に、貫通孔332を有する鍔部331を有する。
第1カバー32と第2カバー33とが組み合わされた場合に、貫通孔322と貫通孔332とがz軸方向において重なり、かつ、鍔部321と鍔部331とが当接する。ネジ63が、貫通孔322、貫通孔332、及び、本体11の底板112の内底面112bに設けられたネジ穴112dに、この順で挿通されることで、電源部30が固定されている。
第1カバー32及び第2カバー33は、例えば、アルミニウムの金属板をプレス加工することで形成される。なお、第1カバー32及び第2カバー33は、1つの回路ケースとして一体形成されていてもよい。
[端子部]
図2に示すように、端子部40は、端子台41と、保護部材42とを備える。
図2に示すように、端子部40は、端子台41と、保護部材42とを備える。
端子台41は、外部電源からの電力を受電し、受電した電力を電源部30に供給する。具体的には、端子台41には、外部電源(商用電源)に接続されたリード線(図示せず)と、電源部30に接続されたリード線(図示せず)とが接続されている。
端子台41は、例えば、本体11の底板112の内底面112bに固定されている。端子台41は、例えば、速結端子である。
保護部材42は、端子台41の上面に取り付けられて端子台41を保護する。例えば、取付板12の挿通孔124を介して塵埃などが端子台41に付着するのを抑制する。
なお、本実施の形態では、照明器具1が1つのみの端子部40を備える例について示したが、これに限らない。例えば、照明器具1は、2つの端子部40を備えてもよい。この場合、例えば、2つの端子部40の一方は、図2に示すように、端部カバー14の近傍に配置され、2つの端子部40の他方は、端部カバー15の近傍に配置される。
これにより、2つの端子部40のいずれを介しても電力を受けることができるので、配線及び取り付けの自由度を高めることができる。また、後で説明するように、複数の照明器具1を連結して使用する場合にも、複数の照明器具1を連結して直接配線することができる。
[後付部材]
後付部材50は、器具本体部10に着脱自在な後付部材である。本実施の形態に係る後付部材50は、照明器具1の造営材2への取り付けに使用される。
後付部材50は、器具本体部10に着脱自在な後付部材である。本実施の形態に係る後付部材50は、照明器具1の造営材2への取り付けに使用される。
図7は、本実施の形態に係る後付部材50の概観斜視図である。図7に示すように、後付部材50は、第1板部501と、第2板部502とを有する。後付部材50は、ネジ孔503〜506を有する。
第1板部501は、略矩形の板である。第1板部501の大きさ及び形状は、特に限定されない。第1板部501には、ネジ孔503及び504が設けられている。ネジ孔503及び504は、取付ネジ3が挿通可能な第3ネジ孔の一例である。ネジ孔503及び504の径は、ネジ孔123の径と略同じである。
第2板部502は、略矩形の板である。第2板部502の大きさ及び形状は、特に限定されない。第2板部502には、ネジ孔505及び506が設けられている。ネジ孔505及び506は、取付ネジ3が挿通可能な第2ネジ孔の一例である。ネジ孔505及び506の径(長穴の幅)は、ネジ孔503の径と略同じである。
第1板部501と第2板部502とは、略直交している。すなわち、後付部材50は、断面略L字形状を有する。これにより、ネジ孔503及び504の貫通方向(z軸方向)と、ネジ孔505及び506の貫通方向(x軸方向)とは互いに直交する。
なお、本実施の形態では、後付部材50が2つの第2ネジ孔及び2つの第3ネジ孔を有する例について示しているが、これに限らない。後付部材50は、1つのみの第2ネジ孔(例えば、ネジ孔505のみ)及び1つのみの第3ネジ孔(例えば、ネジ孔503のみ)を有してもよく、3つ以上の第2ネジ孔及び3つ以上の第3ネジ孔を有してもよい。
本実施の形態では、後付部材50は、金属材料又は樹脂材料から形成される。例えば、後付部材50は、アルミニウムの折り曲げ加工などによって形成される。
[スライド挿入]
ここで、本実施の形態に係る取付板12の本体11への取り付けについて図面を用いて説明する。
ここで、本実施の形態に係る取付板12の本体11への取り付けについて図面を用いて説明する。
図8は、本実施の形態に係る照明器具1に係る本体11に取付板12をスライド挿入する様子を示す概観斜視図である。図9は、本実施の形態に係る照明器具1に係る本体11に取付板12をスライド挿入している途中の様子を示す概観斜視図である。
図8に示すように、取付板12の端部を、本体11の一方の端部から一対の溝114にスライド挿入する。そのまま、図9に示すように、一対の溝114に沿って取付板12を、本体11の長手方向(y軸方向)に沿ってスライド挿入させる。取付板12を本体11の他方の端部までスライドさせることで、本体11の開口113を取付板12によって覆う。最後に、端部カバー14及び端部カバー15を本体11の両端に取り付けることで、電源部30などを器具本体部10の内部に収容することができる。
なお、図8では、取付板12の段差部125が設けられた側の端部を一対の溝114に挿入し、y軸方向の正側に取付板12をスライドさせているが、これに限らない。取付板12の段差部125が設けられていない側の端部を一対の溝114に挿入し、y軸方向の負側に取付板12をスライドさせてもよい。
このように、取付板12を本体11にスライド挿入させることで、器具本体部10を小型化することができる。例えば、本体11に取付板12を取り付ける方法としてはネジ止めなどが考えられるが、この場合、ネジの頭などの影響で器具本体部10が大型化する。また、取付板12には、ネジ止めに耐えることができる程度の強度が要求されて、一定以上の厚みが必要である。
これに対して、本実施の形態では、取付板12は、スライド挿入されて下側凸条114bに載置されているので、厚みを薄くすることができる。これにより、照明器具1の器具本体部10を小型化、及び、軽量化することができる。
また、本実施の形態では、取付板12には光源部20及び電源部30が取り付けられていないので、取付板12を容易にスライドすることができる。また、例えば、電源部30と取付板12との間の充分に空けておくことで、取付板12のスライドの際に、不意の衝突などにより取付板12又は電源部30が破損するのを抑制することができる。
[造営材への取り付け]
本実施の形態では、照明器具1は、2つの異なる方向に貫通方向を有する2つのネジ孔を備える。したがって、照明器具1を2つの異なる方向に取り付けることができる。
本実施の形態では、照明器具1は、2つの異なる方向に貫通方向を有する2つのネジ孔を備える。したがって、照明器具1を2つの異なる方向に取り付けることができる。
以下では、まず、照明器具1を第1の方向に取り付ける場合について、図10を用いて説明する。第1の方向は、例えば、照明器具1の側面方向(光軸に直交する方向)である。
図10は、本実施の形態に係る照明器具1が後付部材50を介して造営材2に取り付けられた場合の取り付け部分の概観斜視図である。図10に示すように、器具本体部10の鍔部122と後付部材50とがネジ64によって固定されている。さらに、後付部材50が取付ネジ3によって造営材2に固定されている。これにより、照明器具1の側面方向(第1の方向(x軸方向の負側))に位置する造営材2に照明器具1を取り付けることができる。
次に、照明器具1を第2の方向に取り付ける場合について、図11を用いて説明する。第2の方向は、例えば、照明器具1の上方向(光出射方向とは反対側)である。
図11は、本実施の形態に係る照明器具1が後付部材50を介さずに造営材2に取り付けられた場合の取り付け部分の概観斜視図である。図11に示すように、器具本体部10の鍔部122が取付ネジ3によって造営材2に固定されている。これにより、照明器具1の上方向(第2の方向(z軸方向の正側))に位置する造営材2に照明器具1を取り付けることができる。
このように、図10と図11とを比較して分かるように、本実施の形態に係る照明器具1は、後付部材50を利用することで、照明器具1の取付方向を変更することができる。取付方向を変更することができるので、家具と天井、壁又は床との間などの狭い部分に照明器具1を取り付けることができる。
また、後付部材50は、器具本体部10に着脱自在であるので、取付方向を変更する必要がない場合には、後付部材50を取り外すことで、照明器具1を軽量化することができる。また、照明器具1の見栄えを向上させることができる。
図12は、本実施の形態に係る照明器具1を狭い部分に取り付ける際の取り付けの可否を説明する模式図である。
図12では、家具91と壁92と床93との間の狭い空間94に、下方を照らすように照明器具1を取り付ける場合を示している。つまり、ここでは、照明器具1が主に床93を照らすように照明器具1を取り付ける。
このとき、後付部材50を利用しない場合、図12の(a)に示すように、照明器具1の鍔部122に設けられたネジ孔123の貫通方向は上下方向になる。つまり、取付ネジ3の挿通方向が上下方向になる。このとき、狭い空間94にはドライバー90が上下方向に入らないので、取付ネジ3を締めることができない。
これに対して、図12の(b)に示すように、後付部材50を予め鍔部122に取り付けておくことで、照明器具1の取付ネジ3の挿通方向は水平方向になる。狭い空間94にはドライバー90は水平方向に入るので、取付ネジ3を締めることができ、照明器具1を適切に取り付けることができる。
以上のように、本実施の形態に係る照明器具1は、取付方向が一方向に限定されておらず、取り付けの自由度を高めることができる。
なお、空間94に縦向きにドライバー90を入れることができる場合には、照明器具1を家具91の下面に取り付けることができる(図12の(a)参照)。このとき、本実施の形態では、照明器具1の取付方向を変えることができるので、例えば、壁92に向けて光を出射するように後付部材50を介して照明器具1を家具91の下面に取り付けることもできる。これにより、例えば、床面へのLEDの粒の映り込みを抑制することができる。
このように、照明器具1は、着脱可能な後付部材50を備えるので、必要に応じて後付部材を器具本体部10に取り付けることで、照明器具1を複数の方向に取り付けることができる。例えば、後付部材50を用いなくても照明器具1を造営材2に取り付けることができる場合には、後付部材50を取り外すことで、照明器具1を軽量化することができる。また、照明器具1の見栄えを向上させることができる。一方で、例えば図12に示すように、ドライバー90が入らないなどの取付方向を変更する必要がある場合、後付部材50を器具本体部10に取り付けることで、照明器具1を造営材2に取り付けることができる。
[複数の照明器具の連結]
ここで、複数の照明器具1の連結について説明する。
ここで、複数の照明器具1の連結について説明する。
まず、後付部材50を利用して複数の照明器具1を連結する場合について、図13を用いて説明する。図13は、実施の形態に係る照明器具1A及び1Bを、後付部材50を用いて連結した様子を示す平面図である。照明器具1A及び照明器具1Bはそれぞれ、上述した照明器具1と同じである。
図13に示すように、照明器具1Aの端部カバー14Aと照明器具1Bの端部カバー15Bとが対向するように、照明器具1Aと照明器具1Bとを、後付部材50を介して連結する。具体的には、後付部材50のネジ孔504と、照明器具1Aの端部カバー14A側の鍔部122Aのネジ孔123Aとにネジ64Aが挿通される。同様に、後付部材50のネジ孔503と、照明器具1Bの端部カバー15B側の鍔部122Bのネジ孔123Bとに、ネジ64Bが挿通される。
これにより、1つの後付部材50を2つの照明器具1A及び1Bに取り付けることができる。取付ネジ3を後付部材50のネジ孔505又は506に取り付けることで、2つの照明器具1A及び1Bを、その側面方向(x軸方向)に取り付けることができる。
次に、後付部材50を利用せずに複数の照明器具1を連結する場合について、図14A及び図14Bを用いて説明する。図14Aは、実施の形態に係る照明器具1A及び1Bを、後付部材50を用いずに連結する様子を示す平面図である。図14Bは、実施の形態に係る照明器具1A及び1Bが、後付部材50を用いずに連結された様子を示す平面図である。
図14Aに示すように、照明器具1Aは、取付ネジ3によって造営材2(図示せず)に固定されている。具体的には、2つの鍔部122Aの各々に設けられたネジ孔123Aに取付ネジ3が挿入されることで、照明器具1Aは固定される。
照明器具1Bの端部カバー15B側の鍔部122Bを、照明器具1Aの端部カバー14Aの第2凹部144Aに挿通するように、照明器具1Bをスライドさせる(図14Aに示す白抜き矢印)。このとき、造営材2に固定された鍔部122A及び取付ネジ3は、照明器具1Bの端部カバー15Bの第2凹部154Bに挿通される。
これにより、図14Bに示すように、照明器具1Aの端部カバー14Aと、照明器具1Bの端部カバー15Bとを接触させることができる。その後、照明器具1Bの端部カバー14B側の鍔部122Bに設けられたネジ孔123Bに取付ネジ3を挿通することによって、照明器具1Bを造営材2に固定することができる。
以上のようにして、後付部材50を用いずに複数の照明器具1を連結する場合には、隣り合う照明器具1同士を接触させることができる。したがって、光を出射しない部分(暗部)を小さくすることができるので、光ムラを少なくすることができる。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る照明器具1は、器具本体部10と、器具本体部10に収容された、光源部20、及び、光源部20に電力を供給する電源部30とを備え、器具本体部10は、光源部20からの光の出射方向の反対側に設けられた開口113と、開口113の縁に沿って設けられた溝114とを有する本体11と、開口113を閉じるように溝114にスライド挿入された取付板12とを備える。
以上のように、本実施の形態に係る照明器具1は、器具本体部10と、器具本体部10に収容された、光源部20、及び、光源部20に電力を供給する電源部30とを備え、器具本体部10は、光源部20からの光の出射方向の反対側に設けられた開口113と、開口113の縁に沿って設けられた溝114とを有する本体11と、開口113を閉じるように溝114にスライド挿入された取付板12とを備える。
このように、取付板12は開口113を閉じるようにスライド挿入されているので、取付板12を本体11に固定するためのネジなどが必要ではない。このため、部品点数を削減することができる。これにより、照明器具1を軽量化することができる。
また、取付板12をネジ止めしなくてもよいので、取付板12に強い強度が必要ではなくなるので、取付板12の厚みを薄くすることができる。これにより、照明器具1を小型化することができる。また、開口113を閉じることで、内部に収容される電源部30などを保護することができる。
また、例えば、取付板12は、器具本体部10を造営材2に取り付けるための取付ネジ3が挿通可能なネジ孔123を有する。
これにより、取付板12は、例えば電源部30を保護するための蓋としての機能を有するだけでなく、照明器具1の造営材2への取り付けにも利用することができる。このため、1つの部材である取付板12によって2つの機能を実現することができるので、部品点数を削減することができる。
また、例えば、器具本体部10は、取付板12のスライド方向に沿って長尺であり、取付板12は、本体11より外方にスライド方向に沿って突出した鍔部122を有し、ネジ孔123は、鍔部122に設けられている。
このように、本体11より外方に突出した鍔部122にネジ孔123が設けられているので、照明器具1を容易に造営材2に取り付けることができる。つまり、ネジ孔123は、照明器具1の外部に露出しているので、取り付けの際にネジ孔123を目視により確認することが容易になり、取付ネジ3の挿通及びネジ締めが容易になる。
また、例えば、本体11は、底板112と、互いに略平行になるように、底板112に立設された一対の立板111とを有し、開口113は、一対の立板111の立設方向の先端部の間であり、溝114は、一対の立板111の各々の先端部に設けられている。
このように、溝114が一対の立板111の先端部に設けられているので、一対の立板111と底板112との間の空間を広くすることができる。したがって、電源部30などの配置の自由度を高めることができる。
また、例えば、電源部30は、一対の立板111の間に配置されて底板112の内底面112bに固定され、光源部20は、底板112の内底面112bとは反対側の載置面112aに固定されている。
これにより、取付板12には光源部20及び電源部30が取り付けられていないので、取付板12を容易にスライドすることができる。また、例えば、電源部30と取付板12との間の充分に空けておくことで、取付板12のスライドの際に、取付板12が電源部30と接触しにくくすることができる。これにより、取付板12のスライドの際に、不意の衝突などにより取付板12又は電源部30が破損するのを抑制することができる。
また、例えば、取付板12は、電源部30に外部電源からの電力を供給するためのリード線を挿通するための挿通孔124を有する。
これにより、取付板12を本体11から取り外すことなく、挿通孔124を介してリード線の接続を行うことができる。
また、例えば、器具本体部10は、さらに、本体11の両端に設けられる端部カバー14及び端部カバー15を備え、端部カバー14及び端部カバー15は、取付板12のスライド方向への移動を規制する。
このように、端部カバー14及び15が取付板12のスライド方向への移動を規制するので、取付板12がスライドして脱離するのを抑制することができる。
(変形例)
以下では、本実施の形態に係る照明器具の変形例について図面を用いて説明する。
以下では、本実施の形態に係る照明器具の変形例について図面を用いて説明する。
上記の実施の形態では、照明器具1が後付部材50を備える例について示したが、これに限らない。具体的には、照明器具1を取り付けるためのネジ孔は、後付部材50ではなく、器具本体部10に設けられていてもよい。
図15は、本変形例に係る照明器具600の端部の概観斜視図である。図15に示すように、本変形例に係る照明器具600は、第2ネジ孔(ネジ孔505及び506)が設けられた後付部材50の代わりに、鍔部622を備える。以下、実施の形態と異なる点を中心に説明する。
鍔部622は、器具本体部10に固定されている。例えば、鍔部622は、本体11又は取付板12の一部である。鍔部622は、鍔部122とは異なる向きに設けられている。具体的には、鍔部622は、鍔部122と略直交するように設けられている。
鍔部622には、第2ネジ孔の一例であるネジ孔623が設けられている。ネジ孔623の貫通方向は、鍔部122のネジ孔123の貫通方向と異なっている。具体的には、図15に示すように、ネジ孔623の貫通方向はx軸方向であり、ネジ孔123の貫通方向はz軸方向である。
これにより、実施の形態に係る照明器具1と同様に、x軸方向又はz軸方向に照明器具600を取り付けることができる。すなわち、本変形例に係る照明器具600は、取付方向が一方向に限定されておらず、取り付けの自由度が高められている。
(その他)
以上、本発明に係る照明器具について、上記実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
以上、本発明に係る照明器具について、上記実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、第1ネジ孔(ネジ孔123)の貫通方向と第2ネジ孔(ネジ孔505及び506)の貫通方向とが直交している例について示したが、これに限らない。第1ネジ孔の貫通方向と第2ネジ孔の貫通方向とは、異なっていればよい。例えば、後付部材50の第1板部501と第2板部502とは、所定の傾斜角で斜めに接続されていてもよい。これにより、第1ネジ孔の貫通方向と第2ネジ孔の貫通方向とを斜めに交差させることができる。
また、例えば、上記の実施の形態では、鍔部122及びネジ孔123(第1ネジ孔)を取付板12の両端に設ける例について示したが、これに限らない。鍔部122及びネジ孔123は、取付板12の一方の端部のみに設けられてもよい。また、鍔部122及びネジ孔123は、取付板12ではなく、本体11又は端部カバー14若しくは15などに設けられてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、第1ネジ孔(ネジ孔123)及び第2ネジ孔(ネジ孔505及び506)が器具本体部10の端部から外方に突出した部分(鍔部122及び後付部材50)に設けられている例について示したが、これに限らない。例えば、第1ネジ孔及び第2ネジ孔の少なくとも一方は、器具本体部10の外部に露出していなくてもよい。器具本体部10の一部に開閉自在な蓋が設けられており、当該蓋を開けたときにドライバーが挿入可能な位置に第1ネジ孔又は第2ネジ孔が設けられていてもよい。あるいは、開閉自在な蓋の代わりに、ドライバーが挿入可能な挿通孔が設けられていてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、第1ネジ孔(ネジ孔123)、第2ネジ孔(ネジ孔505及び506)、並びに、第3ネジ孔(ネジ孔503及び504)が貫通孔である例について示したが、これに限らない。これらのネジ孔は、側面の一部が切り欠かれた形状を有してもよい。例えば、ネジ孔123は、鍔部122の端面から内方に向かって切り欠かれた形状を有してもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、後付部材50を鍔部122にネジ64により固定する例について示したが、これに限らない。後付部材50は、鍔部122に係止してもよい。後付部材50をスナップインなどにより鍔部122に係止させてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、器具本体部10の長手方向の両端に端部カバー14及び15を着脱可能に設けたが、これに限らない。例えば、器具本体部10の長手方向の端部の一方は、本体11の一部で閉じられていてもよい。つまり、上記の実施の形態では、本体11の両端のいずれからも取付板12をスライド挿入することができるが、本体11の端部の一方のみから取付板12をスライド挿入することができてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、光源部20がLED素子を備える例について示したが、これに限らない。光源部20は、有機EL(Electro−Luminescence)素子、又は、レーザ素子などの固体発光素子を備えてもよく、あるいは、蛍光灯などの放電型ランプを備えてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、照明器具1(器具本体部10)が長尺である例について示したが、これに限らない。照明器具1は、シーリングライト、スタンド式ライト、ダウンライト、スポットライト又は電球型ランプなどでもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1A、1B、600 照明器具
2 造営材
3 取付ネジ
10 器具本体部
11 本体
12 取付板(板体)
14、14A 端部カバー(第1端部カバー)
15、15B 端部カバー(第2端部カバー)
20 光源部
30 電源部
111 立板
112 底板
112a 載置面(第2面)
112b 内底面(第1面)
113 開口
114 溝
122、122A、122B、622 鍔部
123、123A、123B ネジ孔
124 挿通孔
2 造営材
3 取付ネジ
10 器具本体部
11 本体
12 取付板(板体)
14、14A 端部カバー(第1端部カバー)
15、15B 端部カバー(第2端部カバー)
20 光源部
30 電源部
111 立板
112 底板
112a 載置面(第2面)
112b 内底面(第1面)
113 開口
114 溝
122、122A、122B、622 鍔部
123、123A、123B ネジ孔
124 挿通孔
Claims (7)
- 器具本体部と、
前記器具本体部に収容された、光源部、及び、前記光源部に電力を供給する電源部とを備え、
前記器具本体部は、
前記光源部からの光の出射方向の反対側に設けられた開口と、当該開口の縁に沿って設けられた溝とを有する本体と、
前記開口を閉じるように前記溝にスライド挿入された板体とを備える
照明器具。 - 前記板体は、前記器具本体部を造営材に取り付けるための取付ネジが挿通可能なネジ孔を有する
請求項1に記載の照明器具。 - 前記器具本体部は、前記板体のスライド方向に沿って長尺であり、
前記板体は、前記本体より外方に前記スライド方向に沿って突出した鍔部を有し、
前記ネジ孔は、前記鍔部に設けられている
請求項2に記載の照明器具。 - 前記本体は、
底板と、
互いに略平行になるように、前記底板に立設された一対の立板とを有し、
前記開口は、前記一対の立板の立設方向の先端部の間であり、
前記溝は、前記一対の立板の各々の前記先端部に設けられている
請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明器具。 - 前記電源部は、前記一対の立板の間に配置されて前記底板の第1面に固定され、
前記光源部は、前記底板の第1面とは反対側の第2面に固定されている
請求項4に記載の照明器具。 - 前記板体は、前記電源部に外部電源からの電力を供給するためのリード線を挿通するための挿通孔を有する
請求項4又は5に記載の照明器具。 - 前記器具本体部は、さらに、
前記本体の両端に設けられる第1端部カバー及び第2端部カバーを備え、
前記第1端部カバー及び前記第2端部カバーは、前記板体の前記スライド方向への移動を規制する
請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明器具。
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2015
- 2015-09-07 JP JP2015176121A patent/JP2017054616A/ja active Pending
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