JP2017054479A - 静止型無効電力補償装置及びその動作方法 - Google Patents

静止型無効電力補償装置及びその動作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】接続構造をY結線方式に変更する場合において初期の点弧パルスを生成する静止型無効電力補償装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施例による静止型無効電力補償装置は、Y結線構造で接続され、開閉されることにより三相交流による電力を供給する複数のキャパシタと、複数のキャパシタに直列に接続され、複数のキャパシタを開閉させる複数の双方向サイリスタと、静止型無効電力補償装置に電源が印加されると、所定の位相差を置いて周期的に過渡電流が最小となる電圧位相に到達する複数の双方向サイリスタに点弧パルス信号を印加し、かつ最初にいずれか一つの双方向サイリスタに点弧パルス信号を印加する時点においては、いずれか一つの双方向サイリスタ及び三相に電流が導通できるようにする残りの双方向サイリスタに同時に点弧パルス信号を印加する制御部と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、静止型無効電力補償装置及びその動作方法に関し、具体的に、Y結線構造により接続される静止型無効電力補償装置で初期点弧パルスを生成する方法を提供する静止型無効電力補償装置及びその動作方法に関するものである。
サイリスタスイッチトキャパシタ(Thyristor Switched Capacitor:TSC、以下TSCとする)は、静止型無効電力補償装置の1種類として、電力系統の受配電盤に接続されて無効電力を補償する。無効電力を補償する理由は、電圧を使用者が望む一定の範囲内に維持させてより多くの有効電力を伝達するためである。このような交流送電系統での無効電力補償は系統の安定度と信頼度を増加させる。特に線路が長くなるほど無効電力補償の効果は増大する。
図1は、既存のサイリスタスイッチトキャパシタの電力系統接続回路図を示した図である。
既存のサイリスタスイッチトキャパシタ100はデルタ結線構造で電力系統に接続されて三相交流を発生させることができる。
この場合、図1に示されたように、三相交流を発生させる三つの相それぞれは、双方向サイリスタ110、120、130とキャパシタ111、121、131で構成できる。また、三つの相それぞれには、小型リアクトル112、122、132をさらに含むことができる。
オフ(OFF)状態にあるサイリスタスイッチトキャパシタ100を作動させるためには、まずサイリスタスイッチトキャパシタ100に電源を印加する。以後、サイリスタスイッチトキャパシタ100の各相に含まれる双方向サイリスタ110、120、130を順にオンさせるために点弧パルスを生成する。
既存のサイリスタスイッチトキャパシタ100の三相はデルタ結線構造で接続される。しかし、デルタ結線構造による接続から発生する様々な欠点のため、サイリスタスイッチトキャパシタ100を新しい方式により電力系統に接続する方法が研究されている。さらに、このような新しい方式により電力系統に接続する場合、既存の初期に点弧パルスを生成する方法も異なるように適用されなければならない。
本発明では、静止型無効電力補償装置の接続構造をY結線方式に変更する場合において、初期の点弧パルスを生成する方法を提供する。
さらに、静止型無効電力補償装置をY結線方式で設置及び運転する場合において、点弧パルス生成に伴う電流過渡を最小限にしながら、同時に電源が印加された時点に静止型無効電力補償装置が直ちに動作できるようにする初期点弧パルス生成方法を提供するものである。
本発明で成そうとする技術的課題は上述した技術的課題に制限されるものではなく、言及されていない他の技術的課題は以下の記載から提案される実施例が属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるはずである。
本発明の一実施例に係る静止型無効電力補償装置によれば、Y結線構造で接続され、開閉されることにより三相交流による電力を供給する複数のキャパシタと、前記複数のキャパシタに直列に接続され、前記複数のキャパシタを開閉させる複数の双方向サイリスタと、前記静止型無効電力補償装置に電源が印加されると、所定の位相差を置いて周期的に過渡電流が最小となる電圧位相に到達する前記複数の双方向サイリスタに点弧パルス信号を印加し、かつ最初にいずれか一つの双方向サイリスタに前記点弧パルス信号を印加する時点においては、前記いずれか一つの双方向サイリスタ及び前記三相に電流が導通できるようにする残りの双方向サイリスタに同時に前記点弧パルス信号を印加する制御部と、を含む。
また、本発明の一実施例に係る静止型無効電力補償システムは、前記無効電力を吸収するサイリスタ制御リアクトルと、Y結線構造で接続され、三相交流による電力を供給する複数のキャパシタと前記複数のキャパシタを開閉させる複数の双方向サイリスタとを含むサイリスタスイッチトキャパシタと、前記サイリスタスイッチトキャパシタに電源が印加されると、所定の位相差を置いて周期的に過渡電流が最小となる電圧位相に到達する前記複数の双方向サイリスタに点弧パルス信号を印加し、かつ最初にいずれか一つの双方向サイリスタに前記点弧パルス信号を印加する時点においては、前記いずれか一つの双方向サイリスタ及び前記三相に電流が導通できるようにする残りの双方向サイリスタに同時に前記点弧パルス信号を印加する制御部と、を含む。
また、本発明の一実施例に係るY結線形態の三相構造で構成される静止型無効電力補償装置の動作方法は、前記静止型無効電力補償装置に電源が印加されるステップと、所定の位相差を置いて周期的に過渡電流が最小となる電圧位相に到達する複数の双方向サイリスタに点弧パルス信号を印加するステップと、最初にいずれか一つの双方向サイリスタに前記点弧パルス信号を印加する時点においては、前記いずれか一つの双方向サイリスタ及び前記三相に電流が導通できるようにする残りの双方向サイリスタに同時に前記点弧パルス信号を印加するステップと、を含む。
本発明に係る実施例によれば、静止型無効電力補償装置をY結線方式で設置及び運転する場合において、電源印加時に発生する電流の過渡現象が最小となり、初期点弧時current pathが生成されて電源投入後直ちに動作制御が可能になる。
既存のサイリスタスイッチトキャパシタの電力系統接続回路図を示した図である。 本発明の一実施例による静止型無効電力補償装置の電力系統接続回路図を示した図である。 本発明の一実施例による静止型無効電力補償装置での点弧パルス生成方法を説明するための図である。 本発明の一実施例による静止型無効電力補償装置での点弧パルス生成方法を説明するための図である。 本発明の一実施例による静止型無効電力補償装置での点弧パルス生成方法を説明するための図である。 本発明の一実施例による初期点弧パルス印加方法によって生成されるcurrent pathを示した図である。 本発明の一実施例による初期点弧パルス印加方法によって生成されるcurrent pathを示した図である。 本発明の一実施例による初期点弧パルス印加方法によって生成されるcurrent pathを示した図である。 本発明の一実施例による初期点弧パルス印加方法によって生成されるcurrent pathを示した図である。 本発明の一実施例による初期点弧パルス印加方法によって生成されるcurrent pathを示した図である。 本発明の一実施例による初期点弧パルス印加方法によって生成されるcurrent pathを示した図である。 本発明の一実施例による静止型無効電力補償システムの構成を示した図である。 本発明の一実施例による静止型無効電力補償装置の動作方法を示した図である。
以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照して詳しく説明する。しかし、本発明の技術的思想が以下の実施例に制限されるものではなく、さらなる構成要素の追加、変更、削除などにより退歩的な他の発明や本発明の技術的思想の範囲内に含まれる他の実施例を容易に提案することができる。
本発明において用いられる用語は、可能な限り現在該当技術に関して広く用いられている一般的な用語を選択しているが、特定の場合は出願人が任意に選定した用語もあり、この場合は該当する発明の説明部分でその意味を詳しく記載しているので、単なる用語の名称ではなく用語が有する意味で本発明を把握すべきであることを明らかにしておく。なお、以下の説明において、用語「含む」は、列挙されたもの以外の構成要素または段階の存在を排除するものではない。
図2は本発明の一実施例による静止型無効電力補償装置の電力系統接続回路図を示した図である。
本発明の一実施例による静止型無効電力補償装置200はサイリスタスイッチトキャパシタで具現でき、複数のキャパシタ211、221、231、複数の双方向サイリスタ210、220、230及び制御部240を含むことができる。
静止型無効電力補償装置200はY結線形態の三相構造で構成できる。Y結線形態の三相は三相交流を発生させ、三相を構成する三つの相それぞれは、双方向サイリスタ210、220、230とキャパシタ211、221、231とを含むことができる。
複数のキャパシタ211、221、231は、Y結線構造で接続され、開閉されることにより三相交流による電力を供給することができる。例えば、キャパシタ211、221、231はAC電力系統に電力を供給することができる。
具体的に、Y結線構造はキャパシタ211、221、231それぞれの一端が一つの中性点に接続され、キャパシタ211、221、231それぞれの他端は双方向サイリスタ210、220、230それぞれの一端に接続され、複数の双方向サイリスタ210、220、230それぞれの他端はそれぞれ電力系統に接続される構造を有することができる。
キャパシタ211、221、231は二つの電極と二つの電極の間に位置した誘電体で構成される素子として、電気エネルギーを蓄積することができる。
一実施例によれば、キャパシタ211、221、231はキャパシタバンクでありうる。キャパシタバンクは、電気エネルギーを蓄積するための大容量キャパシタとして、複数個のキャパシタを含むことができる。
キャパシタ211、221、231の開閉は双方向サイリスタ210、220、230の開閉によって行われる。
複数の双方向サイリスタ210、220、230は複数のキャパシタ211、221、231に直列に接続され、複数のキャパシタ211、221、231を開閉させることができる。具体的に、複数の双方向サイリスタ210、220、230は制御部140によってオン状態またはオフ状態にスイッチングされてキャパシタ211、221、231を開閉させることができる。
複数の双方向サイリスタ210、220、230はオンオフされることにより双方向に電流を導通させることができる。複数の双方向サイリスタ210、220、230のゲートに点弧パルス信号が印加されると、スイッチがオンされて複数の双方向サイリスタ210、220、230は電流を流し始める。
複数の双方向サイリスタ210、220、230それぞれは、二つのサイリスタが逆並列形態に接続される形態で構成でき、二つのサイリスタのうち一つは正方向サイリスタとして、他のサイリスタは逆方向サイリスタとして動作することができる。
一実施例によれば、過渡電流の発生を最小化するために、正方向サイリスタは電圧位相が270度に到達する時点に点弧パルス信号を印加し、逆方向サイリスタは電圧位相が90度に到達する時点に点弧パルス信号を印加することができる。これについては、図3に対する説明で詳しく後述する。
制御部240は、静止型無効電力補償装置200に電源が印加されると、所定の位相差を置いて周期的に過渡電流が最小となる電圧位相に到達する複数の双方向サイリスタ210、220、230に点弧パルス信号を印加する。
既存の静止型無効電力補償装置100は図1に示されたように、デルタ結線方式で構成される。しかし、本発明のようにデルタ結線方式の代わりにY結線方式で構成する場合、静止型無効電力補償装置200にかかる相電圧は既存のデルタ結線方式の相電圧に比べて1.73倍低下する。これによって、静止型無効電力補償装置200の絶縁レベルが低下して装置200に含まれる双方向サイリスタ210、220、230の個数を減らすことができ、これによって全体的なコストが減少し、ひいては装置200の安定性を高めることができる。
既存のデルタ結線方式による静止型無効電力補償装置100は、電源が印加されると、所定の位相差を置いて周期的に複数の双方向サイリスタ210、220、230に点弧パルス信号を印加する。この場合、電源が印加される時点から開始して、各相に120度の位相差を持って周期的に点弧パルス信号を印加することになる。
しかし、前記のような既存の点弧パルス生成方式が本発明によるY結線方式の静止型無効電力補償装置200に適用される場合、初期点弧信号印加時、電流路(Current path)が直ちに生成されないため、初期に電流が全く導通しない。
このような問題点を解決するために、制御部240は電源が印加されて初期点弧パルス信号を印加する場合、最初にいずれか一つの双方向サイリスタに点弧パルス信号を印加する時点においては、いずれか一つの双方向サイリスタ及び三相に電流が導通できるようにする残りの双方向サイリスタに同時に点弧パルス信号を印加することができる。
一実施例によれば、いずれか一つの双方向サイリスタは三相のうちいずれか一相を構成する正方向サイリスタであり、残りの双方向サイリスタは三相のうち残りの相それぞれを構成する逆方向サイリスタでありうる。
他の実施例によれば、いずれか一つの双方向サイリスタは、三相のうちいずれか一相を構成する逆方向サイリスタであり、残りの双方向サイリスタは三相のうち残りの相それぞれを構成する正方向サイリスタでありうる。
制御部240は、複数の双方向サイリスタ210、220、230それぞれにかかる電圧が0になる位相で複数の双方向サイリスタ210、220、230それぞれに点弧パルス信号を印加することができる。これによって、静止型無効電力補償装置200に電源印加時、装置200に発生する過渡電流は最小化できる。
複数の双方向サイリスタ210、220、230それぞれにかかる電圧が0になる位相は、各相のキャパシタ電圧が最大系統電圧と等しくなる位相である。
具体的に、制御部240は正方向サイリスタの場合、電圧位相が270度に到達する時点に点弧パルス信号を印加し、逆方向サイリスタの場合、電圧位相が90度に到達する時点に点弧パルス信号を印加することができる。
また、制御部240は無効電力の供給に対する制御を含み、静止型無効電力補償装置200に対する全般的な制御を行うことができる。この場合、制御部240は入力電圧Vを参照電圧Vrefと比較し、これに基づいて制御を行うことができる。
本実施例では、制御部240が静止型無効電力補償装置200に含まれるが、実施例に応じて制御部240は静止型無効電力補償装置200の外部に位置して静止型無効電力補償装置200を制御することもできる。
一方、本発明の一実施例による静止型無効電力補償装置200は小型リアクトル(図示せず)をさらに含むことができる。小型リアクトル(図示せず)は三つの相それぞれに含まれて開閉過渡現象を制限するか、または並列接続された他の無効電力補償装置や電力系統から発生する高調波及び突入電流を抑制することができる。この場合、双方向サイリスタ210、220、230と小型リアクトル(図示せず)及びキャパシタ211、221、231は直列に接続することができる。
図3は本発明の一実施例による静止型無効電力補償装置での点弧パルス信号生成方法を説明するための図である。
静止型無効電力補償装置200は点弧瞬時時間を判断し、これによって要求される点弧パルスを生成して印加する。三相の結線方式及び点弧パルス生成時点に応じて装置200に流れる電流の過渡現象が異なってくる。
過渡現象とは、急にシステムの電源を切って電流を遮断させるか、電源を印加して電流を流す場合において、定常状態に到達するまで瞬間的に電流が過度に流れる状態を言う。したがって、オフ状態にある静止型無効電力補償装置200に電源を印加する場合、瞬間的に過渡現象が発生して電流が過度に流れるようになり、このため、双方向サイリスタ210、220、230と装置200の安定性を損なう恐れがある。
したがって、本実施例では、電流の過渡現象を考慮して双方向サイリスタ210、220、230の開閉瞬時時間を決定し、これによって双方向サイリスタ210、220、230を開閉する。具体的に、制御部240は過渡現象を最小化することができる時点で点弧パルス信号を印加してそれぞれの双方向サイリスタ210、220、230をオンさせる。
図3(a)、(b)、(c)及び(d)それぞれにおいて、Vは系統電圧を、Vcはキャパシタ電圧を示す。Vmaxは系統電圧の最大値である。
Switching−inは双方向サイリスタ210、220、230が点弧されてオン(ON)される時点であり、Switching−outは双方向サイリスタ210、220、230がオフ(OFF)される時点である。iは双方向サイリスタ210、220、230がオンされる場合の流れる電流である。
図3(a)において双方向サイリスタ210、220、230それぞれは、キャパシタ電圧Vcが0である時点301で点弧される。
図3(b)において双方向サイリスタ210、220、230それぞれは、キャパシタ電圧Vcが系統電圧の最大値Vmaxと等しくなる時点302で点弧される。
図3(c)において双方向サイリスタ210、220、230それぞれは、キャパシタ電圧Vcが系統電圧の最大値Vmaxより低い時点303で点弧される。
図3(d)において双方向サイリスタ210、220、230それぞれは、キャパシタ電圧Vcが系統電圧の最大値Vmaxより大きい時点304で点弧される。
仮に、図3(a)のようにキャパシタ電圧Vcが0であるか、図3(c)のように系統電圧の最大値Vmaxより低いキャパシタ電圧Vcで点弧されるか、または図3(d)のように最大電圧が双方向サイリスタ210、220、230それぞれにかかる場合、電流の過渡現象は最大となる。
反面、図3(b)のように双方向サイリスタ210、220、230が交流系統電圧Vの最大値であるVmaxと等しくなるキャパシタ電圧Vcの位相で点弧される場合、双方向サイリスタ210、220、230それぞれにかかる電圧が0となり、電流の過渡現象は最小となる。
したがって、双方向サイリスタ210、220、230の点弧パルス信号はキャパシタ電圧Vcが系統電圧の最大値Vmaxと等しくなる位相、つまり各相の電圧が90度または270度になる時点で印加される。この場合、正方向サイリスタは270度、逆方向サイリスタは90度になる位相で点弧パルス信号が印加されることになる。
図4aと図4bは本発明の一実施例による静止型無効電力補償装置での点弧パルス生成方法を説明するための図である。
本発明の一実施例による静止型無効電力補償装置200は、電源が印加されて初期点弧パルス信号を印加する場合、最初にいずれか一つの双方向サイリスタに点弧パルス信号を印加する時点においては、いずれか一つの双方向サイリスタ及び三相に電流が導通できるようにする残りの双方向サイリスタに同時に点弧パルス信号を印加することができる。
一実施例によれば、いずれか一つの双方向サイリスタは三相のうちいずれか一相を構成する正方向サイリスタであり、残りの双方向サイリスタは三相のうち残りの相それぞれを構成する逆方向サイリスタでありうる。これについては図4aを参照して説明する。
他の実施例によれば、いずれか一つの双方向サイリスタは三相のうちいずれか一相を構成する逆方向サイリスタであり、残りの双方向サイリスタは三相のうち残りの相それぞれを構成する正方向サイリスタでありうる。これについては図4bを参照して説明する。
以下、具体的に点弧パルス信号を印加する方法を詳しく説明する。
図4aと図4bはA相とB相及びC相の三相を構成する正方向サイリスタと逆方向サイリスタそれぞれが時間に応じてオンオフされる状態を示した図である。
図4aと図4bにおいて、410はA相の正方向サイリスタ、411はA相の逆方向サイリスタ、420はB相の正方向サイリスタ、421はB相の逆方向サイリスタ、430はC相の正方向サイリスタ、431はC相の逆方向サイリスタをそれぞれ示す。
それぞれの図において、X軸は時間を示す。また、Y軸は点弧パルスによって正方向サイリスタまたは逆方向サイリスタがオンされている状態であるか否かを示す。1の値を有する区間でサイリスタはオン状態であり、0の値を有する区間でサイリスタはオフ状態である。
図4aを参照すると、A相とB相及びC相をそれぞれ構成する正方向サイリスタと逆方向サイリスタは、120度の位相差を置いて周期的に点弧パルス信号が印加される。
411を参照すると、電源印加時点にA相の逆方向サイリスタに点弧パルス信号が印加される。この場合、420及び431に示されたように、B相の正方向サイリスタとC相の逆方向サイリスタは既に点弧パルス信号が印加された状態である。しかし、B相の正方向サイリスタに点弧パルス信号が印加された時点ではA相の逆方向サイリスタがオフ状態であり、C相の逆方向サイリスタに点弧パルス信号が印加された時点ではA相の逆方向サイリスタ及びB相の正方向サイリスタがオフ状態であるため、三相にcurrent pathは生成されない。つまり、図4aに示されたように、A相とB相及びC相を構成する正方向サイリスタと逆方向サイリスタは所定の位相差を置いて点弧パルス信号が印加されて同時に点弧されず、これによって初期点弧パルス印加時点にcurrent pathが生成されないため、電流は流れない。
したがって、電源が印加されて初期点弧パルス信号を印加する場合、最初にいずれか一相のサイリスタに点弧パルス信号を印加する時点で、三相に電流が導通できるようにする残り相のサイリスタに同時に点弧パルス信号を印加する。
図4aにおいて、電源が印加される時点に最初に点弧パルスが印加されるサイリスタはA相の逆方向サイリスタである。この場合、B相の正方向サイリスタとC相の逆方向サイリスタに同時に点弧パルス信号を印加し、三つのサイリスタを同時にオンさせることでcurrent pathを生成させて三相に電流が導通するようにすることができる。
図4bを参照すると、A相とB相及びC相をそれぞれ構成する正方向サイリスタと逆方向サイリスタは、120の位相差を置いて周期的に点弧パルス信号が印加される。
410を参照すると、電源印加時点にA相の正方向サイリスタに点弧パルス信号が印加される。この場合、421及び430に示されたように、B相の逆方向サイリスタとC相の正方向サイリスタは既に点弧パルス信号が印加された状態である。しかし、B相の逆方向サイリスタに点弧パルス信号が印加された時点ではA相の正方向サイリスタがオフ状態であり、C相の正方向サイリスタに点弧パルス信号が印加された時点ではA相の正方向サイリスタ及びB相の逆方向サイリスタがオフ状態であるため、三相にcurrent pathが生成されない。つまり、図4bに示されたように、A相とB相及びC相を構成する正方向サイリスタと逆方向サイリスタは所定の位相差を置いて点弧パルス信号が印加されて同時に点弧されず、これによって初期点弧パルス印加時点にcurrent pathが生成されないため、電流は流れない。
したがって、電源が印加されて初期点弧パルス信号を印加する場合、最初にいずれか一相のサイリスタに点弧パルス信号を印加する時点で、三相に電流が導通できるようにする残り相のサイリスタに同時に点弧パルス信号を印加する。
図4bにおいて、電源が印加される時点に最初に点弧パルスが印加されるサイリスタはA相の正方向サイリスタである。この場合、B相の逆方向サイリスタとC相の正方向サイリスタに同時に点弧パルス信号を印加し、三つのサイリスタを同時にオンさせることでcurrent pathを生成させて三相に電流が導通するようにする。
図5a乃至図5cは本発明の一実施例による初期点弧パルス印加方法によって生成されるcurrent pathを示した図である。
図5a乃至図5cでは、三相のうちいずれか一相を構成する一つの正方向サイリスタと、残りの二相それぞれを構成する二つの逆方向サイリスタとを同時に点弧させる。この場合、次の表1のような場合の数が存在する。
Figure 2017054479
図5a乃至図5cにおいて、A相の双方向サイリスタ210は正方向サイリスタ211と逆方向サイリスタ212を、B相の双方向サイリスタ220は正方向サイリスタ221と逆方向サイリスタ222を、C相の双方向サイリスタ230は正方向サイリスタ231と逆方向サイリスタ232をそれぞれ含む。
図5aを参照すると、A相の正方向サイリスタ211とB相の逆方向サイリスタ222及びC相の逆方向サイリスタ232が同時に点弧される。この場合、図5aに示されたように、矢印方向にcurrent pathが生成され、これによって電流は導通できる。
図5bを参照すると、A相の逆方向サイリスタ212とB相の正方向サイリスタ221及びC相の逆方向サイリスタ232が同時に点弧される。この場合、図5bに示されたように、矢印方向にcurrent pathが生成され、これによって電流は導通できる。
図5cを参照すると、A相の逆方向サイリスタ212とB相の逆方向サイリスタ222及びC相の正方向サイリスタ231が同時に点弧される。この場合、図5cに示されたように、矢印方向にcurrent pathが生成され、これによって電流は導通できる。
図6a乃至図6cは、本発明の一実施例による初期点弧パルス印加方法によって生成されるcurrent pathを示した図である。
図6a乃至図6cでは、三相のうちいずれか一相を構成する一つの逆方向サイリスタと、残りの二相それぞれを構成する二つの正方向サイリスタとを同時に点弧させる。この場合、次の表2のような場合の数が存在する。
Figure 2017054479
図6a乃至図6cの構成要素は、上述した図5a乃至図5cの構成要素と同一であるため、図6a乃至図6cに示された構成要素に対する説明は省略する。
図6aを参照すると、A相の逆方向サイリスタ212とB相の正方向サイリスタ221及びC相の正方向サイリスタ231が同時に点弧される。この場合、図6aに示されたように、矢印方向にcurrent pathが生成され、これによって電流は導通できる。
図6bを参照すると、A相の正方向サイリスタ211とB相の逆方向サイリスタ222及びC相の正方向サイリスタ231が同時に点弧される。この場合、図6bに示されたように、矢印方向にcurrent pathが生成され、これによって電流は導通できる。
図6cを参照すると、A相の正方向サイリスタ211とB相の正方向サイリスタ221及びC相の逆方向サイリスタ232が同時に点弧される。この場合、図6cに示されたように、矢印方向にcurrent pathが生成され、これによって電流は導通できる。
図7は本発明の一実施例による静止型無効電力補償システムの構成を示した図である。
本発明の一実施例による静止型無効電力補償システム700は、SVCシステムで具現できる。SVCシステムは線路に並列に接続され、キャパシタまたはキャパシタとリアクトルを組み合せたものをサイリスタで高速開閉して無効電力を発生または吸収することで、無効電力を調整することができる。このために、静止型無効電力補償システム700は、サイリスタ制御リアクトル(Thyristor Controlled Reactor:TCR)710、サイリスタスイッチトキャパシタ(Thyristor Switched Capacitor:TSC)720及び制御部730を含むことができる。
TCR710は双方向サイリスタとリアクトルとを含み、双方向サイリスタをオンオフさせてAC電力系統の無効電力を吸収する。具体的に、TCR710は電力系統から伝達される無効電力が一定レベルより高い場合、一定レベルを超えた量だけ吸収することができる。
TSC720は三相アセンブリとして、Y結線形態で電力系統に接続することができる。
TSC720はサイリスタON/OFF制御方式を介してキャパシタ724を開閉することでAC電力系統に無効電力を供給する。具体的に、TSC720は電力系統から伝達される無効電力が一定レベルより低い場合、一定レベルに満たない量だけ供給することができる。このために、TSC720は三相を構成する複数の双方向サイリスタ722と複数のキャパシタ724とを含むことができる。
また、TSC720は小型リアクトル(図示せず)をさらに含むことができる。小型リアクトルは開閉過渡現象の制限、並列接続された他の無効電力補償器と電力系統から発生する高調波の影響と突入電流の抑制のために使用される。
制御部730は静止型無効電力補償システム700に電源が印加されてTSC720に初期点弧パルス信号を印加する場合、最初に複数の双方向サイリスタ722のうちいずれか一つの双方向サイリスタに点弧パルス信号を印加する時点においては、いずれか一つの双方向サイリスタ及び三相に電流が導通できるようにする残りの双方向サイリスタに同時に点弧パルス信号を印加することができる。これに対する説明は既に詳しく説明したため、それ以上の説明を省略する。
制御部730は複数の双方向サイリスタ722それぞれにかかる電圧が0になる位相で複数の双方向サイリスタ722それぞれに点弧パルス信号を印加することができる。これによって、静止型無効電力補償システム700に電源印加時、TSC720に発生する過渡電流は最小化できる。
一方、制御部730は無効電力の供給に対する制御を含み、静止型無効電力補償システム700に対する全般的な制御を行うことができる。この場合、制御部730は入力電圧Vを参照電圧Vrefと比較し、これに基づいて制御を行うことができる。
本実施例に係るシステム700によれば、各相の電圧が90度(逆方向サイリスタ基準)または270度(正方向サイリスタ基準)で点弧パルス信号を印加するので、電流の過渡現象が最小となり、サイリスタの初期点弧時、三相を同時に導通させることでcurrent pathが生成されて電源投入後直ちにシステムの動作を制御することができる。
図8は本発明の一実施例による静止型無効電力補償装置の動作方法を示した図である。
図8において静止型無効電力補償装置200は、Y結線形態の三相構造で構成される。
静止型無効電力補償装置200に電源が印加される(S801)。
静止型無効電力補償装置200は所定の位相差を置いて周期的に過渡電流が最小となる電圧位相に到達する複数の双方向サイリスタに点弧パルス信号を印加する(S802)。
この場合、静止型無効電力補償装置200は最初にいずれか一つの双方向サイリスタに点弧パルス信号を印加する時点においては、いずれか一つの双方向サイリスタ及び三相に電流が導通できるようにする残りの双方向サイリスタに同時に点弧パルス信号を印加する(S803)。
具体的に、各相の電圧が90度(逆方向サイリスタ基準)または270度(正方向サイリスタ基準)で点弧パルス信号を印加し、かつ初期点弧パルス信号を生成する場合はcurrent pathを生成させるために、六つのサイリスタ(A相の正方向サイリスタと逆方向サイリスタ、B相の正方向サイリスタと逆方向サイリスタ、C相の正方向サイリスタと逆方向サイリスタ)のうち各相当たり一つずつ、三つのサイリスタを同時にオンさせる。
この場合、二つの逆方向サイリスタと一つの正方向サイリスタをオンさせるか、一つの逆方向サイリスタと二つの正方向サイリスタをオンさせてこそcurrent pathが生成できる。
一方、初期点弧パルス信号を生成してcurrent pathが生成された以後には、既存の点弧パルス信号生成方式と同様に周期的に各相にサイリスタを順にオンさせる。
以上、実施例を中心に説明したが、これは単なる例示であり、本発明を限定するものでなく、本発明が属する分野の通常の知識を有する者であれば本実施例の本質的な特性を逸脱しない範囲内で以上に例示されていない多様な変形と応用が可能であることが分かる。例えば、実施例に具体的に示された各構成要素は変形して実施することができる。そして、このような変形と応用に係る差異点は添付した特許請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものと解析されるべきである。
200 静止型無効電力補償装置
211、221、231、724 キャパシタ
210、220、230、722 双方向サイリス
710 サイリスタ制御リアクトル
720 サイリスタスイッチトキャパシタ
240、730 制御部
700 静止型無効電力補償システム

Claims (13)

  1. 静止型無効電力補償装置において、
    Y結線構造で接続され、開閉されることにより三相交流による電力を供給する複数のキャパシタと、
    前記複数のキャパシタに直列に接続され、前記複数のキャパシタを開閉させる複数の双方向サイリスタと、
    前記静止型無効電力補償装置に電源が印加されると、所定の位相差を置いて周期的に過渡電流が最小となる電圧位相に到達する前記複数の双方向サイリスタに点弧パルス信号を印加し、かつ最初にいずれか一つの双方向サイリスタに前記点弧パルス信号を印加する時点においては、前記いずれか一つの双方向サイリスタ及び前記三相に電流が導通できるようにする残りの双方向サイリスタに同時に前記点弧パルス信号を印加する制御部と、
    を含むことを特徴とする、静止型無効電力補償装置。
  2. 前記複数の双方向サイリスタそれぞれは、
    正方向サイリスタと逆方向サイリスタとを含み、前記正方向サイリスタ及び前記逆方向サイリスタがオンオフされることにより双方向に電流を導通させる、請求項1に記載の静止型無効電力補償装置。
  3. 前記いずれか一つの双方向サイリスタは、前記三相のうちいずれか一相を構成する正方向サイリスタであり、
    前記残りの双方向サイリスタは、前記三相のうち残りの相それぞれを構成する逆方向サイリスタである、請求項2に記載の静止型無効電力補償装置。
  4. 前記いずれか一つの双方向サイリスタは、前記三相のうちいずれか一相を構成する逆方向サイリスタであり、
    前記残りの双方向サイリスタは、前記三相のうち残りの相それぞれを構成する正方向サイリスタである、請求項2に記載の静止型無効電力補償装置。
  5. 前記制御部は、
    前記正方向サイリスタの場合、前記電圧位相が270度に到達する時点に前記点弧パルス信号を印加し、
    前記逆方向サイリスタの場合、前記電圧位相が90度に到達する時点に前記点弧パルス信号を印加する、請求項2に記載の静止型無効電力補償装置。
  6. 前記Y結線形態は、
    前記複数のキャパシタそれぞれの一端が一つの中性点に接続され、
    前記複数のキャパシタそれぞれの他端が前記複数の双方向サイリスタそれぞれの一端に接続され、
    前記複数の双方向サイリスタそれぞれの他端は、それぞれ電力系統に接続される、請求項1に記載の静止型無効電力補償装置。
  7. 静止型無効電力補償システムにおいて、
    前記無効電力を吸収するサイリスタ制御リアクトルと、
    Y結線構造で接続され、三相交流による電力を供給する複数のキャパシタと前記複数のキャパシタを開閉させる複数の双方向サイリスタとを含むサイリスタスイッチトキャパシタと、
    前記サイリスタスイッチトキャパシタに電源が印加されると、所定の位相差を置いて周期的に過渡電流が最小となる電圧位相に到達する前記複数の双方向サイリスタに点弧パルス信号を印加し、かついずれか一つの双方向サイリスタに前記点弧パルス信号を印加する時点においては、前記いずれか一つの双方向サイリスタ及び前記三相に電流が導通できるようにする残りの双方向サイリスタに同時に前記点弧パルス信号を印加する制御部と、
    を含むことを特徴とする、静止型無効電力補償システム。
  8. Y結線形態の三相構造で構成される静止型無効電力補償装置の動作方法において、
    前記静止型無効電力補償装置に電源が印加されるステップと、
    所定の位相差を置いて周期的に過渡電流が最小となる電圧位相に到達する複数の双方向サイリスタに点弧パルス信号を印加するステップと、
    最初にいずれか一つの双方向サイリスタに前記点弧パルス信号を印加する時点においては、前記いずれか一つの双方向サイリスタ及び前記三相に電流が導通できるようにする残りの双方向サイリスタに同時に前記点弧パルス信号を印加するステップと、
    を含むことを特徴とする、静止型無効電力補償装置の動作方法。
  9. 前記複数の双方向サイリスタそれぞれは、
    正方向サイリスタと逆方向サイリスタとを含み、前記正方向サイリスタ及び前記逆方向サイリスタがオンオフされることにより双方向に電流を導通させる、請求項8に記載の静止型無効電力補償装置の動作方法。
  10. 前記いずれか一つの双方向サイリスタは、前記三相のうちいずれか一相を構成する正方向サイリスタであり、
    前記残りの双方向サイリスタは、前記三相のうち残りの相それぞれを構成する逆方向サイリスタである、請求項9に記載の静止型無効電力補償装置の動作方法。
  11. 前記いずれか一つの双方向サイリスタは、前記三相のうちいずれか一相を構成する逆方向サイリスタであり、
    前記残りの双方向サイリスタは、前記三相のうち残りの相それぞれを構成する正方向サイリスタである、請求項9に記載の静止型無効電力補償装置の動作方法。
  12. 前記正方向サイリスタの場合、前記電圧位相が270度に到達する時点に前記点弧パルス信号を印加し、
    前記逆方向サイリスタの場合、前記電圧位相が90度に到達する時点に前記点弧パルス信号を印加する、請求項9に記載の静止型無効電力補償装置の動作方法。
  13. 前記Y結線形態は、
    前記複数のキャパシタそれぞれの一端が一つの中性点に接続され、
    前記複数のキャパシタそれぞれの他端が前記複数の双方向サイリスタそれぞれの一端に接続され、
    前記複数の双方向サイリスタそれぞれの他端は、それぞれ電力系統に接続される、請求項8に記載の静止型無効電力補償装置の動作方法。
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