JP2017053081A - パルプモールド構造体の製造方法及びパルプモールド構造体 - Google Patents

パルプモールド構造体の製造方法及びパルプモールド構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】 用途に応じたパルプモールド構造体が容易に製造できるパルプモールド構造体の製造方法を提供する。【解決手段】 (1)を参照して、パルプモールドよりなる本体11の一方面における第1の発泡性樹脂14が塗布された個所を第1の空間24を介して覆うように第1の金型21を設置する。次に、(1)及び(2)を参照して、第1の金型21及び台座86の温度を60℃に設定し、第1の金型21内で、第1の発泡性樹脂14を第1の空間24に充満させるように10分間発泡させる。すると、第1の発泡性樹脂14の発泡は第1の空間24によって拘束されるから、所望の形状の第1の保護層15が本体11に一体的に形成されていく。最後に、(3)を参照して、第1の金型21を除去し、本体11を台座86から外して、容器10の製造工程を終了する。【選択図】 図4

Description

この発明はパルプモールド構造体の製造方法及びパルプモールド構造体に関し、特に容器や包装材等に用いられるパルプモールド構造体の製造方法及びパルプモールド構造体に関するものである。
近年、環境問題への対応のために食品トレー等の容器や包装材等の紙化が進んでおり、以下のようなものが提案されている。
図14は、従来のパルプモールド構造体からなる容器の外観形状を示す斜視図である。
図を参照して、容器70は、葦やサトウキビから得られる非木材素材から形成される厚さ約0.8mmのパルプモールドよりなり上方が開放された容器形状を有する本体71と、本体71の内面全体を覆うように貼り付けられたフィルム72とを備える。
フィルム72は、熱可塑性を有する無延伸ポリプロピレン(CPP)からなるものであり、本体71の内面側の面に図示しない接着層を有する。
図15は、図14で示した容器の製造工程を示した模式図である。
まず、図15の(1)を参照して、本体71を準備する。
次に、図15の(2)を参照して、鉄、ステンレス、アルミニウム合金、真鍮又は樹脂よりなる金型81に図15の(1)で示した本体71を挿入した後、ヒーター84で熱したフィルム72を、金型81に形成された吸引孔82を介して本体71の内面全体に向かって吸引する。
すると、図15の(3)を参照して、上述した本体71の内面側の面に有する接着層75を介して、フィルム72が本体71の内面全体を覆うようにして本体71に貼り付く。最後に、フィルム72が貼り付いた本体71の外周を、図示しないトムソン刃やタガネ等で所定の寸法にカットして、容器70の製造工程を終了する。
このようにして製造された容器70は、容器70全体に占める紙の割合が51%を超えるものであるため紙容器として処理され、容器等の紙化に対応できるものとなっている。しかし、容器70は、紙容器の中では断熱効果があるものではあるが、ポリスチレンペーパー(PSP)と比較すると断熱効果が不十分であり、熱湯を注いだり、レンジを用いて温めたりした場合に効果的とは言えない。
尚、容器の側面に段ボール原紙等からなる断熱材を巻いて容器の断熱効果を向上させるものは提案されているが、そのようなものは一体性に欠け、又、容器の一部における断熱効果を向上させるに留まる。
そこで、特許文献1に示されているような断熱性パルプモールドの製造方法が提案されている。
図16は、このような断熱性パルプモールドの製造方法を用いた容器の製造工程を示した模式図である。
まず、図16の(1)及び図15の(3)を参照して、台座86に容器70の内面を密着させるようにして、容器70を台座86にセットする。
次に、図16の(2)を参照して、台座86にセットされた容器70の一方面に熱膨張性発泡材74を吹き付ける。
最後に、図16の(2)及び図16の(3)を参照して、例えば図示しないオーブンで容器70を加熱乾燥して、熱膨張性発泡材74を発泡させ、発泡層75を形成する。このようにすると、発泡層75により容器70の一方面の断熱効果が高まる。
特開2002−138399号公報
しかし、上記のような熱膨張性発泡材74は何ものにも拘束されていないから発泡が自由に行われ、自由な発泡により形成された発泡層75は不規則な凸凹が生じるものとなる。その結果、容器70は、全体としては安定性やさわり心地、意匠性の悪いものとなっていた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、用途に応じたパルプモールド構造体が容易に製造できるパルプモールド構造体の製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、パルプモールド構造体の製造方法であって、パルプモールドよりなる本体を準備する準備工程と、本体の少なくとも一方面の少なくとも一部となる第1の特定個所を第1の空間を介して覆うように第1の金型を設置すると共に、第1の金型内で第1の発泡性樹脂を第1の空間に充満させるように発泡させて本体に第1の保護層を一体的に形成する発泡工程とを備えたものである。
このように構成すると、所望の形状の保護層を本体の所望の位置に形成できる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、発泡工程は、第1の特定個所に第1の発泡性樹脂を塗布する工程と、第1の特定個所を第1の空間を介して覆うように第1の金型を配置する工程とを含むものである。
このように構成すると、第1の金型の設置前に第1の発泡性樹脂の塗布状態が目視できる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、発泡工程は、第1の特定個所を第1の空間を介して覆うように第1の金型を配置する工程と、金型内に第1の発泡性樹脂を注入する工程とを含むものである。
このように構成すると、発泡性樹脂の周囲への飛散が防止できる。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の構成において、準備工程は、本体の一方面の一部に第1の機能材が設置される工程を含むものである。
このように構成すると、本体と第1の保護層との間に第1の機能材が保持される。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明の構成において、準備工程は、第1の空間を形成する第1の特定個所に対向する第1の金型の面の少なくとも一部に第2の機能材が設置される工程を含むものである。
このように構成すると、第1の保護層を形成する工程において第2の機能材が第1の保護層に接着する。
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明の構成において、発泡工程は、本体の他方面の少なくとも一部となる第2の特定個所を第2の空間を介して覆うように第2の金型を配置すると共に、第2の金型内で第2の発泡性樹脂を第2の空間に充満させるように発泡させて本体に第2の保護層を一体的に形成する工程を含むものである。
このように構成すると、所望の形状の保護層を本体の両面の所望の位置に形成できる。
請求項7記載の発明は、パルプモールド構造体であって、パルプモールドよりなる本体と、第1の発泡性樹脂の発泡よりなり、本体の一方面に形成される第1の保護層とを備え、本体に対する第1の保護層の剥離強度が、発泡が拘束されない場合の第1の発泡性樹脂の剥離強度より大きいものである。
このように構成すると、本体と第1の保護層との密着力が高い。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明の構成において、本体は、他方面の全面を覆うように貼り付けられたフィルムを更に備えたものである。
このように構成すると、本体の他方面がフィルムにより完全に覆われる。
請求項9記載の発明は、請求項7又は請求項8記載の発明の構成において、本体と第1の保護層との間に封入された第1の機能材を更に備えたものである。
このように構成すると、第1の機能材が第1の保護層を介して本体に保持される。
請求項10記載の発明は、請求項8記載の発明の構成において、本体は、底部と、底部に接続され上方に立ち上がる側壁部とからなり、一方面が外面となる容器形状を有し、底部の外面側において封入された、アルミ箔よりなる第1の機能材を更に備えたものである。
このように構成すると、アルミ箔が底部の外面側に固定される。
請求項11記載の発明は、請求項7から請求項10のいずれかに記載の発明の構成において、第1の保護層の表面において、第1の保護層と一体的に接着している第2の機能材を更に備えたものである。
このように構成すると、第2の機能材と第1の保護層とが一体化する。
請求項12記載の発明は、請求項7から請求項11のいずれかに記載の発明の構成において、第2の発泡性樹脂の発泡よりなり、本体の他方面に形成される第2の保護層を更に備え、本体に対する第2の保護層の剥離強度が、発泡が拘束されない場合の第2の発泡性樹脂の剥離強度より大きいものである。
このように構成すると、本体の両面に保護層が形成される。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、所望の形状の保護層を本体の所望の位置に形成できるので、用途に応じたパルプモールド構造体が容易に製造できる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、第1の金型の設置前に第1の発泡性樹脂の塗布状態が目視できるので、第1の発泡性樹脂の発泡状態が制御できる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、発泡性樹脂の周囲への飛散が防止できるので、安定した製造方法となる。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、本体と第1の保護層との間に第1の機能材が保持されるので、パルプモールド構造体に第1の機能材の機能を付加できる。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、第1の保護層を形成する工程において第2の機能材が第1の保護層に接着するので、第2の機能材の別途の接着工程が不要となる。
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、所望の形状の保護層を本体の両面の所望の位置に形成できるので、パルプモールド構造体の用途がより広がる。
請求項7記載の発明は、本体と第1の保護層との密着力が高いので、品質が向上する。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明の構成に加えて、本体の他方面がフィルムにより完全に覆われるので、紙粉の発生が抑制される。
請求項9記載の発明は、請求項7又は請求項8記載の発明の構成に加えて、第1の機能材が第1の保護層を介して本体に保持されるので、パルプモールド構造体に第1の機能材の機能が付加される。
請求項10記載の発明は、請求項8記載の発明の構成に加えて、アルミ箔が底部の外面側に固定されるので、電磁調理器による加熱に対応できるパルプモールド容器となる。
請求項11記載の発明は、請求項7から請求項10のいずれかに記載の発明の構成に加えて、第2の機能材と第1の保護層とが一体化するので、意匠性が向上する。
請求項12記載の発明は、請求項7から請求項11のいずれかに記載の発明の構成に加えて、本体の両面に保護層が形成されるので、用途の広いパルプモールド構造体となる。
この発明の第1の実施の形態によるパルプモールド構造体からなる容器の外観形状を示す斜視図である。 図1で示したII−IIラインの端面図である。 図1で示した容器の製造方法における本体の準備工程と、発泡工程の一部である第1の発泡性樹脂の塗布工程とを示す模式図である。 図3で示した工程以降の発泡工程を示す模式図である。 この発明の第2の実施の形態によるパルプモールド構造体からなる容器の製造方法における本体の準備工程と、発泡工程の一部である第1の金型の配置工程とを示す模式図である。 図5で示した工程以降の発泡工程を示す模式図である。 この発明の第3の実施の形態によるパルプモールド構造体からなる容器の製造方法における本体の準備工程と、発泡工程の一部である第1の発泡性樹脂の塗布工程とを示す模式図である。 図7で示した工程以降の発泡工程を示す模式図である。 この発明の第4の実施の形態によるパルプモールド構造体からなる容器の製造方法における本体の準備工程と、発泡工程の一部である第1の発泡性樹脂の塗布工程とを示す模式図である。 図9で示した工程以降の発泡工程を示す模式図である。 この発明の第5の実施の形態によるパルプモールド構造体からなる容器の製造方法を示す模式図であって、第1の実施の形態による容器の図4に対応する図である。 この発明の第6の実施の形態によるパルプモールド構造体からなる包装材の製造方法における発泡工程の一部である第1の発泡性樹脂及び第2の発泡性樹脂の塗布工程と、工程第1の金型及び第2の金型の配置工程とを示す模式図である。 図12で示した工程以降の発泡工程を示す模式図である。 従来のパルプモールド構造体からなる容器の外観形状を示す斜視図である。 図14で示した容器の製造工程を示した模式図である。 特許文献1に示す断熱性パルプモールドの製造方法を用いた容器の製造工程を示した模式図である。
図1は、この発明の第1の実施の形態によるパルプモールド構造体からなる容器の外観形状を示す斜視図であり、図2は、図1で示したII−IIラインの端面図である。
これらの図を参照して、容器10(パルプモールド構造体)は、葦やサトウキビから得られる非木材素材から形成される厚さ約0.8mmのパルプモールドよりなり上方が開放された容器形状を有する本体11と、本体11の外面(一方面)全体を覆うように形成された第1の保護層15と、本体11の内面(他方面)全体を覆うように貼り付けられたフィルム12とを備える。
第1の保護層15は、発泡倍率約30倍の1液湿気硬化発泡ウレタン(商品名:ニューアワフォーム、製造者:ジェフコム株式会社)からなる後述する第1の発泡性樹脂を厚さ約1.7mmに発泡させたものよりなる。
フィルム12は、熱可塑性を有する無延伸ポリプロピレン(CPP)からなるものであり、本体11の他方面側の面に有する図示しない接着層を介して、従来の容器の図15の(2)にて示した方法によって本体11に貼り付けられている。
このように構成すると、本体11の一方面が第1の保護層15に、本体11の他方面がフィルム12によりそれぞれ完全に覆われるので、パルプモールドよりなる本体11からの紙粉の発生が抑制される。
図3は、図1で示した容器の製造方法における本体の準備工程と、発泡工程の一部である第1の発泡性樹脂の塗布工程とを示す模式図であり、図4は、図3で示した工程以降の発泡工程を示す模式図である。
まず、図3の(1)を参照して、フィルム12が貼り付けられた本体11を、フィルム12の面が台座86に密着するようにして、台座86にセットする。
次に、図3の(2)を参照して、台座86にセットされた本体11の一方面の全体に第1の発泡性樹脂14を吹き付けて塗布する。尚、第1の発泡性樹脂14は本体11の一方面に対し、16mg/cmの割合で塗布される。
次に、図4の(1)を参照して、図3の(2)で示した第1の発泡性樹脂14が塗布された個所(第1の特定個所)を第1の空間24を介して覆うように第1の金型21を設置する。このようにすると、第1の金型21の設置前に第1の発泡性樹脂14の塗布状態が目視できるので、第1の発泡性樹脂14の発泡状態が制御できる。尚、第1の金型21と台座86とのクリアランスは2.5mmの間隔に設定されている。このように構成したことによる効果は後述する。
次に、図4の(1)及び(2)を参照して、第1の金型21及び台座86の温度を60℃に設定し、第1の金型21内で、第1の発泡性樹脂14を第1の空間24に充満させるように発泡させる。尚、発泡時間は10分とする。すると、第1の発泡性樹脂14の発泡は第1の空間24によって拘束され、又、上述のように、第1の金型21と台座86とのクリアランスが2.5mmに、本体11の厚さが約0.8mmに設定されているから、厚さ約1.7mmの第1の保護層15が本体11に一体的に形成されていく。
最後に、図4の(3)を参照して、第1の金型21を除去し、本体11を台座86から外して、容器10の製造工程を終了する。
このようにすると、所望の第1の保護層15を本体11の所望の位置に形成できるため、用途に応じた容器10が容易に製造できる。例えば、第1の保護層15を形成することにより所望の位置の断熱性、耐水性や緩衝性を向上させた容器10が製造できる。又、第1の保護層15で本体11の一方面を全て覆うことにより、パルプ面への汚れの付着及び浸透防止が可能となる容器10を製造することができる。更には、第1の金型21の表面を平滑にすることにより第1の保護層15の表面全体を平滑にできるため、意匠性を向上させた容器10の製造も可能である。
又、このように発泡を拘束すると、本体11と第1の発泡性樹脂14との隙間が埋め尽くされやすくなるから、本体11と第1の保護層15との間に隙間が生じにくくなる。
更に、第1の発泡性樹脂14は通常の発泡時よりもより本体11に押し付けられるようにして発泡するから、第1の保護層15の本体11に対する剥離強度は、発泡が拘束されない状態の第1の発泡性樹脂14により形成された発泡層の本体11に対する剥離強度よりも大きくなる。尚、剥離強度についてはJIS K 6854−2に規定のはく離接着強さ試験方法に準じた方法(第1の発泡性樹脂14を発泡させたものよりなる発泡層は強度が弱いため、測定にあたっては、本体11を構成するパルプモールドの表面に発泡層を形成してその一部を剥がし、その状態の発泡層の表面の全体にセロテープ(セロテープは登録商標です)を貼り付けて一体化させ、セロテープを180°折り返して引っ張ることにより、パルプモールドと発泡層との間の接着強度を測定)にて測定したところ、第1の金型21を使用して形成した発泡層とパルプモールドとの接着強度は10.52N/20mm以上であったのに対し、自由に発泡させて形成した発泡層とパルプモールドとの接着強度は8.95N/20mmという差が認められた。
即ち、本体11と第1の保護層15との密着力が自由発泡のものに比べて高くなるので、容器10の品質が向上する。
図5は、この発明の第2の実施の形態によるパルプモールド構造体からなる容器の製造方法における本体の準備工程と、発泡工程の一部である第1の金型の配置工程とを示す模式図であり、図6は、図5で示した工程以降の発泡工程を示す模式図である。
まず、図5の(1)を参照して、フィルム12が貼り付けられた本体11(フィルム12及び本体11の構成は第1の実施の形態の図1の説明にて示したものと同様)を、フィルム12の面が台座86に密着するようにして、台座86にセットする。
次に、図5の(2)を参照して、後述する第1の保護層15が形成される予定の個所(第1の特定個所)を第1の空間24を介して覆うように第1の金型21を設置する。尚、第1の金型21には、後に第1の発泡性樹脂14(第1の発泡性樹脂14は第1の実施の形態の図1の説明にて示したものと同様)を注入するための注入孔22が形成されている。又、第1の金型21と台座86とのクリアランスは2.5mmの間隔に設定されている。このように構成したことによる効果は後述する。
次に、図6の(1)を参照して、注入孔22を介して第1の金型21内に第1の発泡性樹脂14を注入する。尚、第1の発泡性樹脂14は本体11の一方面に対し16mg/cmの割合で注入される。このようにすると、第1の発泡性樹脂14の周囲への飛散が防止できるため、安定した製造方法となる。
次に、図6の(1)及び(2)を参照して、第1の金型21及び台座86の温度を60℃に設定し、第1の金型21内で、第1の発泡性樹脂14を第1の空間24に充満させるように発泡させる。尚、発泡時には、注入孔22の第1の空間24側の開口23を閉鎖する。又、発泡時間は10分とする。すると、第1の発泡性樹脂14の発泡は第1の空間24によって拘束され、又、上述のように、第1の金型21と台座86とのクリアランスが2.5mmに、本体11の厚さが約0.8mmに設定されているから、厚さ約1.7mmの第1の保護層15が本体11に一体的に形成されていく。
最後に、図6の(3)を参照して、第1の金型21を除去し、本体11を台座86から外して、容器10の製造工程を終了する。尚、このようにして製造された容器10は、第1の実施の形態の図1にて示した容器10と基本的に変わらないものである。
図7は、この発明の第3の実施の形態によるパルプモールド構造体からなる容器の製造方法における本体の準備工程と、発泡工程の一部である第1の発泡性樹脂の塗布工程とを示す模式図であり、図8は、図7で示した工程以降の発泡工程を示す模式図である。
まず、図7の(1)を参照して、底部31と、底部31に接続され上方に立ち上がる側壁部32とからなる容器10形状を有する本体11の底部31の外面(一方面)側の一部にアルミ箔よりなる第1の機能材18を設置する。尚、本体11の内面(他方面)にはフィルム12が貼り付けられている(その他の本体11の構成及びフィルム12の構成は第1の実施の形態の図1の説明にて示したものと同様)。
次に、図7の(2)を参照して、フィルム12の面が台座86に密着するようにして、第1の機能材18が設置された本体11を台座86にセットする。
次に、図7の(3)を参照して、第1の機能材18を覆うようにして本体11の一方面の全体に第1の発泡性樹脂14(第1の発泡性樹脂14は第1の実施の形態の図1の説明にて示したものと同様)を吹き付けて塗布する。尚、第1の発泡性樹脂14は本体11の一方面に対し16mg/cmの割合で本体11の一方面に塗布される。
次に、図8の(1)を参照して、図7の(3)で示した第1の発泡性樹脂14が塗布された個所(第1の特定個所)を第1の空間24を介して覆うように第1の金型21を設置する。尚、第1の金型21と台座86とのクリアランスは2.5mmの間隔に設定されている。このように構成したことによる効果は後述する。
次に、図8の(1)及び(2)を参照して、第1の金型21及び台座86の温度を60℃に設定し、第1の金型21内で、第1の発泡性樹脂14を第1の空間24に充満させるように発泡させる。尚、発泡時間は10分とする。すると、第1の発泡性樹脂14の発泡は第1の空間24によって拘束され、又、上述のように、第1の金型21と台座86とのクリアランスが2.5mmに、本体11の厚さが約0.8mmに設定されているから、厚さ約1.7mmの第1の保護層15が、第1の機能材18を封入しつつ本体11に一体的に形成されていく。
最後に、図8の(3)を参照して、第1の金型21を除去し、本体11を台座86から外して、容器10の製造工程を終了する。
このようにすると、機能材18が第1の保護層15を介して本体11に強固に取付けられ、本体11と第1の保護層15との間に第1の機能材18が保持されるので、容器10に第1の機能材18の機能を付加できる。言い換えれば、このようにして製造された容器10は本体11と第1の保護層15との間に封入された第1の機能材18を更に備えたものとなり、容器10は第1の機能材18の機能が付加されたものとなる。更に、第1の機能材18としてアルミ箔が容器10の底部31の外面側に固定されるから、容器10は電磁調理器による加熱に対応できるパルプモールド容器10となる。
図9は、この発明の第4の実施の形態によるパルプモールド構造体からなる容器の製造方法における本体の準備工程と、発泡工程の一部である第1の発泡性樹脂の塗布工程とを示す模式図であり、図10は、図9で示した工程以降の発泡工程を示す模式図である。
まず、図9の(1)を参照して、フィルム12が貼り付けられた本体11(フィルム12及び本体11の構成は第1の実施の形態の図1の説明にて示したものと同様)を、フィルム12の面が台座86に密着するようにして、台座86にセットする。
次に、図9の(2)を参照して、本体11の一方面に第1の発泡性樹脂14(第1の発泡性樹脂14は第1の実施の形態の図1の説明にて示したものと同様)を吹き付けて塗布する。尚、第1の発泡性樹脂14は本体11の一方面に対し16mg/cmの割合で本体11の一方面に塗布される。
次に、図9の(2)及び(3)を参照して、第1の発泡性樹脂14が塗布された個所(第1の特定個所)を第1の空間24を介して覆うように第1の金型21を設置する。尚、第1の金型21は、その設置に先立ち、第1の空間24を形成する第1の特定個所に対向する第1の金型21の面に、輪形状に形成された印刷紙スリーブよりなる第2の機能材19が設置される工程が行われたものである。又、第1の金型21と台座86とのクリアランスは2.5mmの間隔に設定されている。このように構成したことによる効果は後述する。
次に、図9の(3)及び図10の(1)を参照して、第1の金型21及び台座86の温度を60℃に設定し、第1の金型21内で、第1の発泡性樹脂14を第1の空間24に充満させるように発泡させる。尚、発泡時間は10分とする。すると、第1の発泡性樹脂14の発泡は第1の空間24によって拘束され、又、上述のように、第1の金型21と台座86とのクリアランスが2.5mmに、本体11の厚さが約0.8mmに設定されているから、厚さ約1.7mmの第1の保護層15が、第2の機能材19を自身に一体的に接着させつつ本体11に一体的に形成されていく。
最後に、図10の(2)を参照して、第1の金型21を除去し、本体11を台座86から外して、容器10の製造工程を終了する。
このようにすると、第1の保護層15を形成する工程において第2の機能材19が第1の保護層15に接着するため、第2の機能材19の別途の接着工程が不要となる。
又、このようにして製造された容器10は第1の保護層15の表面において、第1の保護層15と一体的に接着している第2の機能材19を更に備えたものとなり、第2の機能材19と第1の保護層15とが一体化するものとなるから、意匠性が向上したものとなる。
図11は、この発明の第5の実施の形態によるパルプモールド構造体からなる容器の製造方法を示す模式図であって、第1の実施の形態による容器の図4に対応する図である。
図11の(1)を参照して、第1の空間24が本体11の一方面に対し凹凸を有する形状になるように形成された第1の金型21を設置する。尚、他の構成要素は第1の実施の形態による容器10の製造方法に用いたものと同一であるため、ここでの説明は繰り返さない。
次に、図11の(1)及び(2)を参照して、第1の金型21及び台座86の温度を60℃に設定し、第1の金型21内で、第1の発泡性樹脂14を第1の空間24に充満させるように発泡させる。尚、発泡時間は10分とする。すると、第1の発泡性樹脂14の発泡は上述のように形成された第1の金型21の第1の空間24によって拘束されるから、凹凸形状を有する第1の保護層15が本体11に一体的に形成されていく。
最後に、図11の(3)を参照して、第1の金型21を除去し、本体11を台座86から外して、容器10の製造工程を終了する。
このようにすると、所望の形状の第1の保護層15を本体11の所望の位置に形成できるため、用途に応じた容器10が容易に製造できる。例えば、第1の保護層15による滑り止めが形成された容器10や、第1の保護層15に所望の刻印が形成された容器10の製造が可能となる。
図12は、この発明の第6の実施の形態によるパルプモールド構造体からなる包装材の製造方法における発泡工程の一部である第1の発泡性樹脂及び第2の発泡性樹脂の塗布工程と、工程第1の金型及び第2の金型の配置工程とを示す模式図であり、図13は、図12で示した工程以降の発泡工程を示す模式図である。
まず、図12の(1)を参照して、葦やサトウキビから得られる非木材素材から形成される厚さ約0.8mmのパルプモールドよりなり上方が開放された容器形状を有する本体11の外面(一方面)の全体に第1の発泡性樹脂14を、本体11の内面(他方面)の一部に第2の発泡性樹脂16をそれぞれ吹き付けて塗布する。尚、第1の発泡性樹脂14及び第2の発泡性樹脂16は第1の実施の形態の図1の説明にて示した第1の発泡性樹脂14と同様のものとする。第1の発泡性樹脂14は本体11の一方面に対し、第2の発泡性樹脂16は本体11の他方面に対し、それぞれ16mg/cmの割合で塗布される。
次に、図12の(1)及び(2)を参照して、第1の発泡性樹脂14が塗布された個所(第1の特定個所)を第1の空間24を介して覆うように第1の金型21を設置する。又、第2の発泡性樹脂16が塗布された個所(第2の特定個所)を第2の空間27を介して覆うように第2の金型26を設置する。尚、第1の金型21と第2の空間27を形成する個所を除く第2の金型26とのクリアランスは2.5mmの間隔に設定されている。又、第1の金型21と第2の空間27を形成する個所における第2の金型26とのクリアランスは4.2mmの間隔に設定されている。このように構成したことによる効果は後述する。
次に、図12の(2)及び図13の(1)を参照して、第1の金型21及び第2の金型26の温度を60℃に設定し、第1の金型21内で第1の発泡性樹脂14を第1の空間24に充満させるように、第2の金型26内で第2の発泡性樹脂16を第2の空間27に充満させるように、それぞれ発泡させる。尚、発泡時間は10分とする。すると、第1の発泡性樹脂14の発泡は第1の空間24によって拘束され、又、上述のように、第1の金型21と第2の空間27を形成する個所を除く第2の金型26とのクリアランスが2.5mmに、本体11の厚さが約0.8mmに設定されているから、厚さ約1.7mmの第1の保護層15が本体11の一方面に一体的に形成されていく。
第2の発泡性樹脂16の発泡も第2の空間27によって拘束され、又、上述のように、第1の金型21と第2の空間27を形成する個所における第2の金型26とのクリアランスが4.2mmに、本体11の厚さが約0.8mmに、第1の保護層15の厚みが約1.7mmに設定されているから、厚さ約1.7mmの第2の保護層17が本体11の他方面に一体的に形成されていく。
最後に、図13の(3)を参照して、第1の金型21及び第2の金型26を除去し、包装材40の製造工程を終了する。
このようにすると、第2の発泡性樹脂16は通常の発泡時よりもより本体11に押し付けられるようにして発泡するから、このようにして製造された包装材40は、本体11に対する剥離強度が、発泡が拘束されない状態の第2の発泡性樹脂16により形成された発泡層のよりも大きい剥離強度を有する第2の保護層17を備えるものとなる。
又、所望の形状の保護層を本体11の両面の所望の位置に形成できるので、包装材40の用途がより広がる。
尚、上記の各実施の形態では、第1の発泡性樹脂及び第2の発泡性樹脂は特定の発泡性樹脂としていたが、他の発泡性樹脂であってもよい。例えば、熱発泡型のものでもよく、好ましくは、2液混合型又は湿気硬化型の発泡性樹脂である。
又、上記の各実施の形態では、第1の発泡性樹脂及び第2の発泡性樹脂の発泡方法は特定の温度、特定の時間によるものであったが、他の方法であってもよい。
更に、上記の各実施の形態では、第1の発泡性樹脂及び第2の発泡性樹脂は特定の塗布割合にて塗布されるものであったが、構造体全体における紙の割合が、紙として処理される51%以上であれば他の塗布割合にて塗布されてもよい。
更に、上記の各実施の形態では、第1の発泡性樹脂及び第2の発泡性樹脂は均一に塗布されるものであったが、特定個所に対応する第1の空間又は第2の空間の形状等によって、場所によって塗布量を変化させてもよい。
更に、上記の各実施の形態では、第1の特定個所は本体の一方面の全面であったが、一方面の少なくとも一部が第1の特定個所であればよい。
更に、上記の第1の実施の形態、第3の実施の形態、第4の実施の形態、第5の実施の形態及び第6の実施の形態では、第1の発泡性樹脂及び第2の発泡性樹脂は吹き付けによる塗布が行われていたが、その他の方法、例えばディッピングにより塗布されてもよい。
更に、上記の第2の実施の形態では、第1の発泡性樹脂をそのまま注入していたが、第1の発泡性樹脂の性質によっては、反応射出成形(RIM)などの射出成形により第1の発泡性樹脂を注入してもよい。
更に、上記の各実施の形態では、第1の空間及び第2の空間の形状が所定の形状になるように設定されていたが、他の形状になるように設定されていてもよい。
更に、上記の各実施の形態では、第1の金型と台座との、又は、第1の金型と第2の金型とのクリアランスは特定寸法に設定されていたが、他の寸法に設定されていてもよい。
更に、上記の各実施の形態では、本体は容器形状を有するものであったが、板状体等他の形状を有するものであってもよい。
更に、上記の各実施の形態では、本体は所定寸法に設定されていたが、他の寸法に設定されていてもよい。
更に、上記の第1から第5の実施の形態の各々では、容器は他方面の全面に貼り付けられたフィルムを備えるものであったが、フィルムは無くてもよく、コーティング処理等別の処理がなされてもよい。
更に、上記の第3の実施の形態では、第1の機能材は特定の機能材とされていたが、他の機能を有する機能材、例えばICチップやマイクロ波を集中させる性質を持ったシート体等であってもよい。
更に、上記の第3の実施の形態では、第1の機能材としてアルミ箔を採用したが、同様の機能を有する他の金属箔であってもよい。
更に、上記の第4の実施の形態では、第2の機能材は特定の機能材とされていたが、他の機能を有する機能材であってもよい。
更に、上記の第6の実施の形態では、第2の保護層は本体の他方面の一部に形成されていたが、他方面の全体に形成されていてもよい。そのようにする場合、第1の保護層と第2の保護層とは同時に形成せず、片方ずつ形成する。
10…容器
11…本体
12…フィルム
14…第1の発泡性樹脂
15…第1の保護層
16…第2の発泡性樹脂
17…第2の保護層
18…第1の機能材
19…第2の機能材
21…第1の金型
24…第1の空間
26…第2の金型
27…第2の空間
31…底部
32…側壁部
40…包装材
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (12)

  1. パルプモールド構造体の製造方法であって、
    パルプモールドよりなる本体を準備する準備工程と、
    前記本体の少なくとも一方面の少なくとも一部となる第1の特定個所を第1の空間を介して覆うように第1の金型を設置すると共に、前記第1の金型内で第1の発泡性樹脂を前記第1の空間に充満させるように発泡させて前記本体に第1の保護層を一体的に形成する発泡工程とを備えた、パルプモールド構造体の製造方法。
  2. 前記発泡工程は、
    前記第1の特定個所に前記第1の発泡性樹脂を塗布する工程と、
    前記第1の特定個所を前記第1の空間を介して覆うように前記第1の金型を配置する工程とを含む、請求項1記載のパルプモールド構造体の製造方法。
  3. 前記発泡工程は、
    前記第1の特定個所を前記第1の空間を介して覆うように前記第1の金型を配置する工程と、
    前記第1の金型内に前記第1の発泡性樹脂を注入する工程とを含む、請求項1記載のパルプモールド構造体の製造方法。
  4. 前記準備工程は、
    前記本体の一方面の一部に第1の機能材が設置される工程を含む、請求項1から請求項3のいずれかに記載のパルプモールド構造体の製造方法。
  5. 前記準備工程は、
    前記第1の空間を形成する前記第1の特定個所に対向する前記第1の金型の面の少なくとも一部に第2の機能材が設置される工程を含む、請求項1から請求項4のいずれかに記載のパルプモールド構造体の製造方法。
  6. 前記発泡工程は、
    前記本体の他方面の少なくとも一部となる第2の特定個所を第2の空間を介して覆うように第2の金型を配置すると共に、前記第2の金型内で第2の発泡性樹脂を前記第2の空間に充満させるように発泡させて前記本体に第2の保護層を一体的に形成する工程を含む、請求項1から請求項5のいずれかに記載のパルプモールド構造体の製造方法。
  7. パルプモールド構造体であって、
    パルプモールドよりなる本体と、
    第1の発泡性樹脂の発泡よりなり、前記本体の一方面に形成される第1の保護層とを備え、
    前記本体に対する前記第1の保護層の剥離強度が、発泡が拘束されない場合の前記第1の発泡性樹脂の剥離強度より大きい、パルプモールド構造体。
  8. 前記本体は、他方面の全面を覆うように貼り付けられたフィルムを更に備えた、請求項7記載のパルプモールド構造体。
  9. 前記本体と前記第1の保護層との間に封入された第1の機能材を更に備えた、請求項7又は請求項8記載のパルプモールド構造体。
  10. 前記本体は、底部と、前記底部に接続され上方に立ち上がる側壁部とからなり、前記一方面が外面となる容器形状を有し、
    前記底部の前記外面側において封入された、アルミ箔よりなる第1の機能材を更に備えた、請求項8記載のパルプモールド構造体。
  11. 前記第1の保護層の表面において、前記第1の保護層と一体的に接着している第2の機能材を更に備えた、請求項7から請求項10記載のパルプモールド構造体。
  12. 第2の発泡性樹脂の発泡よりなり、前記本体の他方面に形成される第2の保護層を更に備え、
    前記本体に対する前記第2の保護層の剥離強度が、発泡が拘束されない場合の前記第2の発泡性樹脂の剥離強度より大きい、請求項7から請求項11記載のパルプモールド構造体。
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