JP2017052342A - 車両用ホイールディスク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】窓部形成部14のディスク半径方向外側面14aがディスク半径方向と直交する平面とされている。そのため、タイヤからリム110を介してディスク10に伝わってきて窓部形成部14に面内圧縮力がかかった際、窓部形成部14には突っ張り力がかかることになり、従来に比べて窓部形成部14は変形しにくくなる。よって、ディスク10の剛性が従来に比べて高まる。
【選択図】 図1
Description
タイヤからリム4を介してディスク1に伝わってくる力は、窓部形成部3に面内圧縮力Fとなってかかる。
ここで、上記公報開示の技術では、窓部形成部3のディスク半径方向外側面3aがディスク半径方向内側に凹む湾曲面とされているため、ディスク半径方向の合力が発生し、窓部形成部3にディスク半径方向内側への曲げ変形が発生するおそれがある。
(1) ディスク周方向に間欠的に複数設けられており、ディスク半径方向外側端部でディスク軸方向と平行な方向に延びており、リムの内周面に溶接接合されるディスクフランジ部と、
ディスク周方向に隣り合う前記ディスクフランジ部間に設けられており、前記リムとの間に窓部を形成する窓部形成部と、
を有し、
前記窓部形成部は、ディスク軸方向と平行な方向に延びて形成されており、前記窓部形成部のディスク半径方向外側面が、ディスク半径方向と直交する平面とされている、車両用ホイールディスク。
(2) 前記窓部形成部のディスク軸方向内側端縁は、ディスク軸方向外側に凹む凹形状となっており、該窓部形成部のディスク軸方向内側端縁は、窓部形成部がディスク半径方向外側かつディスク軸方向内側に傾斜する場合よりもディスク軸方向内側にある、(1)記載の車両用ホイールディスク。
図1〜図4は、本発明実施例1の車両用ホイールディスクを示しており、図5〜図7は、本発明実施例2の車両用ホイールディスクを示しており、図8〜図10は、本発明実施例3の車両用ホイールディスクを示しており、図11〜図13は、本発明実施例4の車両用ホイールディスクを示しており、図14〜図16は、本発明実施例5の車両用ホイールディスクを示しており、図17〜図19は、本発明実施例6の車両用ホイールディスクを示しており、図20〜図22は、本発明実施例7の車両用ホイールディスクを示している。
本発明全実施例にわたって共通する部分には、本発明全実施例にわたって同じ符号を付してある。
まず、本発明全実施例にわたって共通する部分を説明する。
ハブ取付け部12は、ハブ穴11の周囲に設けられている。ハブ取付け部12は、平板状または略平板状であり、ディスク軸方向(ホイール軸方向)と直交または略直交する平面内にある。ハブ取付け部12には、ハブ取付けボルト穴12aが複数設けられている。ハブ取付けボルト穴12aは、ディスク周方向(ホイール周方向)に等間隔にたとえば4個設けられている。ただし、ハブ取付けボルト穴12aの数は、4個に限定されるものではなく、3個であってもよく、図17に示すように5個であってもよく、6個以上であってもよい。ハブから延びてくるハブ取付けボルト(両方共に図示略)をハブ取付けボルト穴12aに挿通し、ハブ取付けボルトに図示略のハブナットを螺合することにより、ホイールディスク10(ホイール100)はハブに固定される。
本発明実施例では、窓部形成部14のディスク半径方向外側面14aがディスク半径方向と直交する平面とされている。そのため、タイヤからリム110を介してディスク10に伝わってきて窓部形成部14に面内圧縮力がかかった際、窓部形成部14には突っ張り力がかかることになり、従来に比べて窓部形成部14は変形しにくくなる。よって、ディスク10の剛性が従来に比べて高まる。窓部形成部14とディスクフランジ部13とが湾曲部Rのみを介して隣接する場合(窓部形成部14とディスクフランジ部13とが直接連なる場合)、ディスク10の剛性はさらに高まる。
その結果、ディスク10とリム110との結合力を向上できる、ディスク10とリム110との溶接部の捩れ変形の発生を抑制できる、等の作用効果を得ることができる。
〔実施例1〕(図1〜図4)
本発明実施例1では、以下の場合を示している。
(a)図1に示すように、ハブ取付けボルト穴12aは、4個設けられている。
(b−1)窓部形成部14は、隣り合うディスクフランジ部13,13間のディスク周方向の全域にわたって設けられている。
(b−2)図3に示すように、窓部形成部14とディスクフランジ部13とは、湾曲部Rのみを介して隣接している。
(b−3)図1に示すように、窓部形成部14は、ディスク周方向でハブ取付けボルト穴12aに対応する位置に設けられている。
(c−1)図2、図3に示すように、ディスク中間部15は、環状突起部15bを有している。
(c−2)図1、図3に示すように、ディスク中間部15には、飾り穴15cが設けられている。
本発明実施例2では、以下の場合を示している。
(a)図5に示すように、ハブ取付けボルト穴12aは、4個設けられている。
(b−1)窓部形成部14は、隣り合うディスクフランジ部13,13間のディスク周方向の全域にわたって設けられている。
(b−2)図7に示すように、窓部形成部14とディスクフランジ部13とは、湾曲部Rのみを介して隣接している。
(b−3)図5に示すように、窓部形成部14は、ディスク周方向でハブ取付けボルト穴12aに対応する位置に設けられている。
(c−1)図6、図7に示すように、ディスク中間部15は、環状突起部15bを有している。
(c−2)図5、図7に示すように、ディスク中間部15には、飾り穴15cが設けられていない。
本発明実施例3では、以下の場合を示している。
(a)図8に示すように、ハブ取付けボルト穴12aは、4個設けられている。
(b−1)窓部形成部14は、隣り合うディスクフランジ部13,13間のディスク周方向の全域にわたって設けられている。
(b−2)図10に示すように、窓部形成部14とディスクフランジ部13とは、点接触している。
(b−3)図8に示すように、窓部形成部14は、ディスク周方向でハブ取付けボルト穴12aに対応する位置に設けられている。
(c−1)図9、図10に示すように、ディスク中間部15は、環状突起部15bを有していない。
(c−2)図8、図10に示すように、ディスク中間部15には、飾り穴15cが設けられていいない。
本発明実施例4では、以下の場合を示している。
(a)図11に示すように、ハブ取付けボルト穴12aは、4個設けられている。
(b−1)窓部形成部14は、隣り合うディスクフランジ部13,13間のディスク周方向の全域にわたって設けられている。
(b−2)図13に示すように、窓部形成部14とディスクフランジ部13とは、湾曲部Rのみを介して隣接している。
(b−3)図11に示すように、窓部形成部14は、ディスク周方向でハブ取付けボルト穴12aに対応する位置に設けられている。
(c−1)図12、図13に示すように、ディスク中間部15は、環状突起部15bを有している。
(c−2)図11、図13に示すように、ディスク中間部15には、飾り穴15cが設けられている。
本発明実施例5では、以下の場合を示している。
(a)図14に示すように、ハブ取付けボルト穴12aは、4個設けられている。
(b−1)窓部形成部14は、隣り合うディスクフランジ部13,13間のディスク周方向の全域にわたって設けられている。
(b−2)図16に示すように、窓部形成部14とディスクフランジ部13とは、湾曲部Rのみを介して隣接している。
(b−3)図14に示すように、窓部形成部14は、ディスク周方向でハブ取付けボルト穴12aに対応しない位置に設けられている。
(c−1)図15、図16に示すように、ディスク中間部15は、環状突起部15bを有している。
(c−2)図14、図16に示すように、ディスク中間部15には、飾り穴15cが設けられている。
本発明実施例6では、以下の場合を示している。
(a)図17に示すように、ハブ取付けボルト穴12aは、5個設けられている。
(b−1)窓部形成部14は、隣り合うディスクフランジ部13,13間のディスク周方向の全域にわたって設けられている。
(b−2)図19に示すように、窓部形成部14とディスクフランジ部13とは、湾曲部Rのみを介して隣接している。
(b−3)図17に示すように、複数の窓部形成部14の一部が、ディスク周方向で、ハブ取付けボルト穴12aに対応する位置に設けられ、複数の窓部形成部14の残りが、ハブ取付けボルト穴12aに対応しない位置に設けられている。
(c−1)図18、図19に示すように、ディスク中間部15は、環状突起部15bを有している。
(c−2)図17、図19に示すように、ディスク中間部15には、飾り穴15cが設けられていない。
本発明実施例7では、以下の場合を示している。
(a)図20に示すように、ハブ取付けボルト穴12aは、4個設けられている。
(b−1)図22に示すように、窓部形成部14は、ディスクフランジ部13からディスク周方向に離れた位置に設けられており、隣り合うディスクフランジ部13,13間のディスク周方向の一部のみに設けられている。
(b−2)図20に示すように、窓部形成部14は、ディスク周方向でハブ取付けボルト穴12aに対応する位置に設けられている。
(c−1)図21、図22に示すように、ディスク中間部15は、環状突起部15bを有している。
(c−2)図20、図22に示すように、ディスク中間部15には、飾り穴15cが設けられている。
11 ハブ穴
12 ハブ取付け部
12a ハブ取付けボルト穴
13 ディスクフランジ部
14 窓部形成部
14a 窓部形成部のディスク半径方向外側面
15 ディスク中間部
15b 環状突起部
15c 飾り穴
100 ホイール
110 リム
111 内側フランジ部
112 内側ビードシート部
113 内側サイドウォール部
114 ドロップ部
115 外側サイドウォール部
116 外側ビードシート部
117 外側フランジ部
R 湾曲部
Claims (2)
- ディスク周方向に間欠的に複数設けられており、ディスク半径方向外側端部でディスク軸方向と平行な方向に延びており、リムの内周面に溶接接合されるディスクフランジ部と、
ディスク周方向に隣り合う前記ディスクフランジ部間に設けられており、前記リムとの間に窓部を形成する窓部形成部と、
を有し、
前記窓部形成部は、ディスク軸方向と平行な方向に延びて形成されており、前記窓部形成部のディスク半径方向外側面が、ディスク半径方向と直交する平面とされている、車両用ホイールディスク。 - 前記窓部形成部のディスク軸方向内側端縁は、ディスク軸方向外側に凹む凹形状となっており、該窓部形成部のディスク軸方向内側端縁は、窓部形成部がディスク半径方向外側かつディスク軸方向内側に傾斜する場合よりもディスク軸方向内側にある、請求項1記載の車両用ホイールディスク。
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