JP2017051589A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 非完全確率方式の抽選が採用されている旨を遊技者に充分に伝えることが出来る演出を備えた遊技機の提供。
【解決手段】 AT継続抽選パートP2中の1ゲームごとに行われるAT継続抽選のたびに、13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13のうち、未導出態様の1のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を、AT継続抽選の結果に応じた報知態様に変化させる。未導出態様から報知態様へ変化したAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13は、以降その態様が維持されるため、外れを引くごとに未導出態様のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の数が減少し、当選確率が上昇している旨、また、当りが2個含まれている旨を表示しているので、AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の数と当りの数とから、最大でも12回の抽選を行えば当選する旨を明確に遊技者に伝えることが出来る。
【選択図】 図10
【解決手段】 AT継続抽選パートP2中の1ゲームごとに行われるAT継続抽選のたびに、13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13のうち、未導出態様の1のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を、AT継続抽選の結果に応じた報知態様に変化させる。未導出態様から報知態様へ変化したAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13は、以降その態様が維持されるため、外れを引くごとに未導出態様のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の数が減少し、当選確率が上昇している旨、また、当りが2個含まれている旨を表示しているので、AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の数と当りの数とから、最大でも12回の抽選を行えば当選する旨を明確に遊技者に伝えることが出来る。
【選択図】 図10
Description
本発明は、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機に関する。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機において、パチンコ機においては大当りの抽選、スロットマシンにおいては内部当選役の抽選にかかる所謂内部抽選では、一定の確率で当否を判定する完全確率方式の抽選が採用されている。
例えば、大当り確率1/300のパチンコ機において、1000回を超える抽選回数に亘って大当りに当選していない嵌り台であっても、頻繁に大当りが発生している優良台であっても、大当り当選確率は毎回1/300であることにかわりはない。
例えば、大当り確率1/300のパチンコ機において、1000回を超える抽選回数に亘って大当りに当選していない嵌り台であっても、頻繁に大当りが発生している優良台であっても、大当り当選確率は毎回1/300であることにかわりはない。
一方で、非完全確率方式の抽選も知られている。非完全確率方式の抽選の代表例は、商店街の福引等で用いられる抽選器による抽選である。非完全確率方式の抽選では、例えば、300個のくじに1個の当りくじが含まれており、初回の当り確率は1/300であるが、外れくじを引いた場合、これを抽選対象に戻さないので、初回に外れくじを引いた後の2回目の当り確率は1/299となる。このように、非完全確率方式の抽選では、外れくじを引けば引くほど当り確率は向上し、最大でもくじの数だけ抽選を行えば必ず当選する。
上述の如く、完全確率方式の抽選において外れを引くことにメリットはないが、非完全確率方式の抽選において外れを引くことは、次回以降の抽選での当選確率の向上を意味するので、外れであっても次回以降の抽選での当選に対する期待感を高めることできるというメリットがある。
このメリットを活用すべく、遊技機規則上、採用することが出来ない前記内部抽選を除く他の抽選に、非完全確率方式を採用した遊技機が知られている。例えば、特許文献1には、AT(Assist Time)期間中のATゲーム数上乗せ抽選に非完全確率方式を採用したスロットマシンが開示されている。
このメリットを活用すべく、遊技機規則上、採用することが出来ない前記内部抽選を除く他の抽選に、非完全確率方式を採用した遊技機が知られている。例えば、特許文献1には、AT(Assist Time)期間中のATゲーム数上乗せ抽選に非完全確率方式を採用したスロットマシンが開示されている。
ところで、特許文献1には、図35に非完全確率方式を採用した抽選結果の報知に関する演出例が記載されているが、当該演出例では、非完全確率方式の抽選の最大の特徴である、外れくじを引けば引くほど当り確率は向上する点、及び、最大でもくじの数だけ抽選を行えば必ず当選する点が充分に遊技者に伝わるとはいえず、改善の余地がある。
そこで、本発明では、非完全確率方式の抽選の最大の特徴である、外れを引けば引くほど当り確率は向上する点、及び、最大でも所定回数の抽選を行えば必ず当選する点を、遊技者に充分に伝えることが出来る演出を備えた遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、開始条件を満たしたときに許容されている許容回数(AT継続抽選パートP2開始時に保有しているポイント数)を上限に、外れを引くたびに当選確率が向上し、且つ最大N回(Nは2以上の整数)の抽選を行えば必ず当選する抽選(AT継続抽選、図7参照)を1ゲームごとに1回実行する抽選手段(主制御部100AのCPU100)と、前記抽選手段による抽選に当選した場合に特典(ATゲーム数の上乗せ)を付与する特典付与手段(主制御部100AのCPU100)と、演出表示装置(液晶表示装置30)に表示する演出の制御を司る演出制御部(演出制御部100B)と、を備え、前記演出制御部は、前記開始条件をみたしたときに、前記抽選の結果が未導出である旨を示す未導出態様から、前記抽選に当選した旨を示す当選報知態様と外れた旨を示す外れ報知態様とを含む報知態様に変化可能な、N個以上の報知表示要素(AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13)の全てを、前記未導出態様にて前記演出表示装置に表示するとともに、前記当選報知態様に変化する報知表示要素の数を前記演出表示装置に表示し、前記抽選が実行されるたびに、前記N個以上の報知表示要素のうち、未だ前記未導出態様が維持されている報知表示要素から1の報知表示要素を、前記当選報知態様及び外れ報知態様のうち、前記抽選の結果に応じた報知態様に変化させることを特徴としている。
上記本発明の遊技機によれば、開始条件を満たしたときに演出表示装置に表示される、未導出態様の報知表示要素の数と、当選報知態様に変化する報知表示要素の数とから、抽選初回の当選確率を容易に把握できるとともに、最大でも(未導出態様の報知表示要素の数−当選報知態様に変化する報知表示要素の数を引いた数+1)回の抽選を行えば必ず当選する旨を容易に把握することが出来る。また、抽選が行われるたびに、未だ未導出態様が維持されている報知表示要素から1の報知表示要素を抽選の結果に応じた報知態様に変化させるので、抽選の結果外れを引くたびに、未導出態様の報知表示要素が外れ報知態様に変化して、未導出態様が維持されている報知表示要素の数が1つ減少することになる。この結果、遊技者は、抽選の結果外れを引くたびに、未だ未導出態様が維持されている報知表示要素の数と、当選報知態様に変化する報知表示要素の数とから、次回の抽選での当選確率を容易に把握することが出来る。
従って、本発明の遊技機によれば、演出を通じて、外れを引けば引くほど当り確率は向上する点、及び、最大でも所定回数の抽選を行えば必ず当選する点を、遊技者に充分に伝えることが出来る。
従って、本発明の遊技機によれば、演出を通じて、外れを引けば引くほど当り確率は向上する点、及び、最大でも所定回数の抽選を行えば必ず当選する点を、遊技者に充分に伝えることが出来る。
具体的構成において、本発明の遊技機は、前記抽選手段による抽選に係る制御を司る主制御部(主制御部100A)を備え、前記主制御部は、前記抽選手段による抽選を実行するたびにその結果を示すコマンドを前記演出制御部に送信する。
該具体的構成によれば、抽選制御は主制御部、演出制御は演出制御部が司る制御分担により、双方の制御負荷の増大を抑制することが出来る。
該具体的構成によれば、抽選制御は主制御部、演出制御は演出制御部が司る制御分担により、双方の制御負荷の増大を抑制することが出来る。
また、具体的構成において、前記演出制御部は、前記開始条件を満たしたときに、前記N個以上の報知表示要素のうち、前記許容回数または少なくともN−1個の報知表示要素に関して前記未導出態様から前記報知態様に変化させる順番を定めた変化順シナリオを決定し、前記抽選手段による抽選が実行されるたびに、少なくともその結果が外れの場合には、前記変化順シナリオに定めた順番に基づいて定まる1の報知表示要素を前記未導出態様から前記外れ報知態様に変化させる。
該具体的構成によれば、少なくともN−1個、即ち抽選の結果が外れとなり得る最大個数の報知表示要素、または前記許容回数の報知表示要素について、未導出態様から報知態様に変化させる順序を定めた変化順シナリオを予め作成しているため、少なくとも抽選の結果が外れの場合には、変化順シナリオに定めた順番に基づいて定まる1の報知表示要素を未導出態様から外れ報知態様に変化させればよい。例えば、抽選のたびに未導出態様から報知態様に変化させる報知表示要素を選択する方法では、未導出態様のAT継続抽選結果報知アイコンの数を把握しておく必要があるが、上記具体的構成によれば、この必要がなくなり、処理を簡略化できる。
本発明の遊技機によれば、非完全確率方式の抽選の最大の特徴である、外れくじを引けば引くほど当り確率は向上する点、及び、最大でもくじの数だけ抽選を行えば必ず当選する点を、遊技者に充分に伝えることが出来る演出を備えた遊技機を提供することができる。
<1.用語の定義> 本明細書で用いる用語について、以下に説明する。
「可変表示装置」とは、複数の図柄で構成された表示列を複数備え、それぞれの表示列の図柄を可変表示させる表示装置のことをいう。表示列がリールで構成される場合には、リールの回転動作により、リール上に配置された図柄を可変表示させる。表示列が液晶表示器等による表示画像で構成される場合には、表示画像の内容を変化させることで、表示画像としての図柄を可変表示させる。
「図柄表示窓」とは、可変表示装置の備える複数の表示列を構成する複数の図柄の一部を遊技者に視認可能とする。「リール窓」とは、可変表示装置の備える表示列がリールで構成される場合における図柄表示窓のことをいう。
「停止表示」とは、可変表示装置による図柄の可変表示を停止した場合において、表示列上の複数の図柄の一部が図柄表示窓を通して遊技者に視認可能となることをいう。
「遊技媒体」とは、遊技機で使用されるメダル又は遊技球のことをいう。遊技機に電気的又は磁気的に記憶された遊技媒体の数を示す情報のことを「クレジット」といい、その数を「クレジット数」という。
「ベット」とは、ゲームを開始するために必要な遊技媒体を設定することをいう。ベットされた遊技媒体はゲームの開始とともに消費される。設定された遊技媒体の数のことのことを「ベット数」という。
「ゲーム」とは、スタートレバーの操作を契機として可変表示装置による図柄の可変表示を開始したときから、入賞の判定の結果に基づく処理が終了するまでの一連の過程のことをいう。「1ゲーム」、「1回のゲーム」とは、その一連の過程の1回分のことをいう。
「スタートレバー」とは、ゲームの開始を指示するために遊技者が操作するための装置のことをいう。
「ストップボタン」とは、可変表示装置による図柄の可変表示の停止を指示するために遊技者が操作するための装置のことをいう。複数の表示列にそれぞれ対応する複数のストップボタンが遊技機に備えられている。
「内部抽選」とは、ゲームの開始を契機として、予め定められた複数の役から、1もしくは複数の役の当選または何れの役も当選しないハズレを、抽選により決定することをいう。
「当選」とは、内部抽選の結果として、1または複数の役を入賞が可能な状態として決定することをいう。
「ハズレ」とは、内部抽選の結果として、いずれの役も入賞が可能な役として決定されないことをいう。
「ハズレ」とは、内部抽選の結果として、いずれの役も入賞が可能な役として決定されないことをいう。
「入賞」とは、役に係る図柄組合せが入賞ライン上に停止表示することをいい、入賞に応じて役に対応付けられた特典が付与される。「入賞ライン」とは、役の入賞を判定する対象となる所定の図柄表示位置の組合せのことであり、ベットに応じて入賞の判定が無効の状態から有効な状態に変化する。
「役」とは、所定の特典に対応付けられた所定の図柄組合せのことをいう。役に係る図柄組合せが入賞ライン上に停止表示した場合に、役に対応する特典が付与される(本明細書では、例えば入賞ライン上に、表示列の左から右にかけて図柄「X」、図柄「Y」、図柄「Z」が停止表示した場合に所定の特典を付与するような役を、「X−Y−Z」役と称する)。役の種別は、入賞に応じて付与される特典の種別によって、通常の遊技状態より有利な遊技状態へ移行させるボーナス役、所定数の遊技媒体を払出す小役、および遊技媒体を消費することなく、直前のゲームのベット数でのゲームを遊技可能とする再遊技役とに大別される。再遊技は「リプレイ」ともいう。
「押し順」とは、ストップボタンの操作順序のことをいい、「順押し」とは、左、中、右の順序、「ハサミ押し」とは、左、右、中の順序、「逆押し」とは、右、中、左の順序でストップボタンを操作することをいう。「順押し」又は「ハサミ押し」以外の押し順のことを「変則押し順」という。
以下に、本発明を適用したスロットマシンについて詳細に説明する。
<2.スロットマシンの外観構成>
図1は、本発明のスロットマシン1の概観を示す斜視図である。スロットマシン1は、前面が開口した箱状の本体2と、該本体2の前面に配置した前面扉3から構成されている。本体2と前面扉3とは片側で蝶番により開閉できるようになっている。前面扉3は、遊技者が遊技を行うためのボタン類を配置した操作部OP、各リールR1〜R3の図柄を視認するリール窓20、遊技の進行に係る情報を表示するための表示器類を配置したパネル表示部DP、遊技の進行に係る情報を表示するための液晶表示器類や電飾装置を配置した演出表示部TP及び受皿部BPから構成されている。
図1は、本発明のスロットマシン1の概観を示す斜視図である。スロットマシン1は、前面が開口した箱状の本体2と、該本体2の前面に配置した前面扉3から構成されている。本体2と前面扉3とは片側で蝶番により開閉できるようになっている。前面扉3は、遊技者が遊技を行うためのボタン類を配置した操作部OP、各リールR1〜R3の図柄を視認するリール窓20、遊技の進行に係る情報を表示するための表示器類を配置したパネル表示部DP、遊技の進行に係る情報を表示するための液晶表示器類や電飾装置を配置した演出表示部TP及び受皿部BPから構成されている。
操作部OPには、操作部OPの上面右側にメダル投入口10を配置し、上面左側にベットボタン11が配置されている。メダル投入口10へのメダルの投入、またはベットボタン11を操作することにより、スロットマシン1に対してベットすることができる。ベットボタン11の下部位置の前面側には、ゲームの開始を指示するためのスタートレバー12を配置し、その右側には左リールR1の回転動作の停止を指示するための左ストップボタン13a、中リールR2の回転動作の停止を指示するための中ストップボタン13b及び右リールR3の回転動作の停止を指示するための右ストップボタン13cを配置し、遊技を進行させるための基本操作順序となる、ベットボタン11→スタートレバー12→左ストップボタン13a→中ストップボタン13b→右ストップボタン13cという、一連の流れの操作を行い易いようになっている。
スタートレバー12の左側には、クレジットを精算してメダル受皿40にメダルを払い出す精算ボタン14を配置する。この精算ボタン14は遊技をやめる場合に使用し、操作の頻度が低いことや遊技中に誤って操作しないよう、上記一連の操作の流れから外れる位置に配置してある。
さらに操作部OPには、メダル貸機がスロットマシン1に接続されている場合に使用する貸出ボタン15、メダル貸機に挿入されたプリペイカードや現金を返却する返却ボタン16及びメダル貸機の貸出可能な度数表示が行われる度数表示器17が設けてある。なお、このように、スロットマシン1にメダル貸機が接続されている場合には、スロットマシン1のこれらの貸出ボタン15、返却ボタン16の操作によるメダル貸機の作動及び度数表示器17による度数表示は、メダル貸機の制御によって行われる。
パネル表示部DPには、1つのリールにつき3個の連続した図柄が目視でき、3つのリールで9個分の図柄をのぞむ透明アクリル板からなるリール窓20が設けられている。リール窓20の左側には、入賞ラインL1に対応した入賞ライン表示器21を設け、メダルを3枚投入すると入賞ラインL1に対応した入賞ライン表示器21が点灯するようになっている。
また、リールR1〜R3の回転動作を停止させた結果、入賞ラインL1上に役に係る図柄組合せが停止表示した場合には役の入賞となり、入賞ラインL1に対応した入賞ライン表示器21が点滅表示して遊技者に知らせるようになっている。また、リール窓20の右側には、役が入賞した場合に点灯する表示器や、遊技状態に応じて点灯するLEDなどが配置された遊技ガイド表示器22が設けられている。さらにリール窓20の下側には、クレジット数を表示するクレジット数表示器23a、特定の遊技状態におけるメダルの獲得枚数を表示する獲得枚数表示器23b、及び役が入賞した場合に付与されたメダル数を表示する配当数表示器23cから構成される遊技価値情報表示部23を有している。
演出表示部TPには、遊技の進行状況を画像で表示する液晶表示装置30、遊技の進行状況に応じて色彩や点灯パターンを変化させて表示させる電飾LED31及び遊技の進行状況に応じて変化させるBGMやボタン操作に応じた操作音、ガイド音声を出力するスピーカ32が配置されている。
受皿部BPには、メダル払出装置が駆動されてメダル払出口40aから排出されたメダルを貯めるメダル受皿40を設け、メダル受皿40の左側には灰皿41を設けてある。
<3.スロットマシンの電気的構成>
図2は、スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。スロットマシン1は、遊技の主たる制御を行う主制御部100A、液晶表示装置30に対して表示制御を行い画像表示する演出制御部100B、パネル表示部DP又は演出表示部TPのLED類や音の演出の制御を行う電飾制御基板100Cを備えている。
図2は、スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。スロットマシン1は、遊技の主たる制御を行う主制御部100A、液晶表示装置30に対して表示制御を行い画像表示する演出制御部100B、パネル表示部DP又は演出表示部TPのLED類や音の演出の制御を行う電飾制御基板100Cを備えている。
(1)主制御部
主制御部100Aは、CPU(central processing unit)101、クロック発生回路a102、クロック発生回路b103、ROM(read-only memory)104、RAM(random-access memory)105、データ送出回路106、入出力ポート107から構成されている。
主制御部100Aは、CPU(central processing unit)101、クロック発生回路a102、クロック発生回路b103、ROM(read-only memory)104、RAM(random-access memory)105、データ送出回路106、入出力ポート107から構成されている。
CPU101は、ROM104に格納されたプログラムを、クロック発生回路a102で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU101は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路a102の周期とは異なるクロック発生回路b103で発生されられたINTR信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR信号のタイミングは、例えば、2ミリ秒である。
CPU101は、プログラムの実行に応じて各種フラグや各種カウンタなどの各種の遊技情報をRAM105に保存する。外部から供給される電源が遮断した場合でも、RAM105は電池により記憶情報が保持されており、その後電源が復帰した場合には、電源断発生の直前の状態から再開する。CPU101は、入出力ポート107を介して各種ボタン、センサの状態を読み取り、各種モータ、LED等を駆動する。
ベット操作指示信号111a〜111c、開始操作指示信号112、停止操作指示信号113a〜113c及び精算操作指示信号114は、それぞれ操作部OPに設けられたベットボタン11、スタートレバー12、ストップボタン13a〜13c、精算ボタン14ボタンが遊技者に操作されたことに応じて出力される信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に入力される。
表示制御信号123a〜123cは、それぞれパネル表示部DPに設けられたクレジット数表示器23a、獲得枚数表示器23b、配当数表示器23cに表示するための表示信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。
リール位置検出信号155a〜155cのそれぞれは、リールR1〜R3に対応し、リールR1〜R3が1回転するたびに1回検出する信号であり入出力ポート107を介してCPU101に入力される。リール駆動信号154a〜154cのそれぞれは、リールR1〜R3を駆動するステッピングモータを駆動する信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。
メダル投入信号160は、メダル投入口10から通ずる前面扉3の内部に設けられたメダル検出装置に設けられたメダル投入センサが、投入されたメダルを検出した場合に出力される信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に入力される。また、メダルブロック信号161はメダル検出装置に設けられたソレノイドを駆動する信号であり入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。メダル払出信号162は、メダル払出装置のメダル放出部に設けられたメダル払出センサが、メダル払出装置により払い出されたメダルを検出した場合に出力される信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に入力される。また、払出駆動信号163はメダル払出装置に設けられたモータを駆動する信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。
CPU101は、データ送出回路106を介して演出制御部100B及び電飾制御基板100Cへ各種コマンドを出力する。電飾制御基板100Cは、主制御部100Aより各種コマンドを受信し、入賞ライン表示器21、遊技ガイド表示器22、電飾LED31による電飾装置の点灯制御、各リールR1〜R3に設けられたバックライトの点灯制御及びBGMなどのサウンドをスピーカ32から出力する。
(2)演出制御部
演出制御部100Bは、CPU(central processing unit)191、クロック発生回路c192、クロック発生回路d193、ROM(read-only memory)194、RAM(random-access memory)195、データ入力回路196及びグラフィックLSI(large scale integration)とその周辺回路からなる表示回路197を備えている。
演出制御部100Bは、CPU(central processing unit)191、クロック発生回路c192、クロック発生回路d193、ROM(read-only memory)194、RAM(random-access memory)195、データ入力回路196及びグラフィックLSI(large scale integration)とその周辺回路からなる表示回路197を備えている。
このCPU191は、ROM194に格納されたプログラムを、クロック発生回路c192で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU191は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路c192の周期とは異なるクロック発生回路b193で発生されられたINTR1信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR1信号のタイミングは、例えば、2ミリ秒とする。
CPU191は、プログラムの実行に応じて各種フラグや各種カウンタなどの各種の遊技情報をRAM195に保存する。また、主制御部100Aのデータ送出回路からのデータ送出タイミングに同期して送出されるストローブ信号に基づいてINTR2信号を発生させ、このINTR2信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。
<4.ゲーム基本処理>
スロットマシン1における1回のゲームに係る処理の流れを、図5を用いて説明する。
スロットマシン1における1回のゲームに係る処理の流れを、図5を用いて説明する。
<4−1.処理の流れ>
(1)メダル受付処理
スロットマシン1は、メダル投入口10へメダルが投入されると、投入されたメダルを受け付けてスロットマシン1の内部に取り込むか、投入されたメダルを受け付けずにメダル受皿40に返却する(ステップSa501)。具体的には、ベット数が3かつクレジット数が50未満の場合にメダル投入口10へメダルが投入されると、主制御部100Aは、投入されたメダルをスロットマシン1の内部に取り込むとともに、クレジット数を加算する。また、ベット数が3かつクレジット数が50の場合にメダル投入口10へメダルが投入されると、主制御部100Aは、メダル検出装置に設けられたソレノイドを駆動して、投入されたメダルをメダル受皿40に返却する。
(1)メダル受付処理
スロットマシン1は、メダル投入口10へメダルが投入されると、投入されたメダルを受け付けてスロットマシン1の内部に取り込むか、投入されたメダルを受け付けずにメダル受皿40に返却する(ステップSa501)。具体的には、ベット数が3かつクレジット数が50未満の場合にメダル投入口10へメダルが投入されると、主制御部100Aは、投入されたメダルをスロットマシン1の内部に取り込むとともに、クレジット数を加算する。また、ベット数が3かつクレジット数が50の場合にメダル投入口10へメダルが投入されると、主制御部100Aは、メダル検出装置に設けられたソレノイドを駆動して、投入されたメダルをメダル受皿40に返却する。
(2)ベット処理
スロットマシン1は、メダル投入口10へのメダルの投入、ベットボタン11の操作、または再遊技役の入賞に応じて、ゲームの開始に必要なベット数を設定する(ステップSa502)。具体的には、ベット数が3未満の場合にメダル投入口10にメダルが投入されると、主制御部100Aは、投入されたメダルの枚数だけベット数を加算する。また、ベット数が3未満の場合にベットボタン11が操作されると、主制御部100Aは、クレジット数を減算してベット数を加算する。また、詳細は後述するが、再遊技役が入賞した場合には、主制御部100Aは、そのゲームでベットされたベット数を、クレジット数の減算なしに再びベットする自動ベット処理を実行する。
スロットマシン1は、メダル投入口10へのメダルの投入、ベットボタン11の操作、または再遊技役の入賞に応じて、ゲームの開始に必要なベット数を設定する(ステップSa502)。具体的には、ベット数が3未満の場合にメダル投入口10にメダルが投入されると、主制御部100Aは、投入されたメダルの枚数だけベット数を加算する。また、ベット数が3未満の場合にベットボタン11が操作されると、主制御部100Aは、クレジット数を減算してベット数を加算する。また、詳細は後述するが、再遊技役が入賞した場合には、主制御部100Aは、そのゲームでベットされたベット数を、クレジット数の減算なしに再びベットする自動ベット処理を実行する。
(3)レバー受付処理
スロットマシン1は、3枚のメダルがベットされている状態でスタートレバー12が操作されるとゲームを開始させる(ステップSa503)。具体的には、ベット数が3に設定された状態でスタートレバー12が操作されると、主制御部100Aは、後述する内部抽選処理以降の遊技処理を実行する。一方で、ベット数が3未満に設定された状態でスタートレバー12が操作された場合には、主制御部100Aは、内部抽選処理以降の遊技処理を実行しない。
スロットマシン1は、3枚のメダルがベットされている状態でスタートレバー12が操作されるとゲームを開始させる(ステップSa503)。具体的には、ベット数が3に設定された状態でスタートレバー12が操作されると、主制御部100Aは、後述する内部抽選処理以降の遊技処理を実行する。一方で、ベット数が3未満に設定された状態でスタートレバー12が操作された場合には、主制御部100Aは、内部抽選処理以降の遊技処理を実行しない。
(4)内部抽選処理
スロットマシン1は、ゲームの開始にともない、ゲームの結果を導出するための情報を抽選により決定する(ステップSa504)。具体的には、ベット数が3に設定された状態でスタートレバー12が操作されると、主制御部100Aは、内部抽選処理を実行する。内部抽選処理の詳細については後述する。
スロットマシン1は、ゲームの開始にともない、ゲームの結果を導出するための情報を抽選により決定する(ステップSa504)。具体的には、ベット数が3に設定された状態でスタートレバー12が操作されると、主制御部100Aは、内部抽選処理を実行する。内部抽選処理の詳細については後述する。
(5)リール回転処理
スロットマシン1は、内部抽選処理の実行後に、リールR上に配置された図柄を可変表示させるためにリールR1〜R3のそれぞれを回転させる(ステップSa505)。具体的には、主制御部100Aは、各リールR1〜R3を駆動するステッピングモータそれぞれに対して継続的にパルスを供給することで、リールR1〜R3のそれぞれを回転させる。
スロットマシン1は、内部抽選処理の実行後に、リールR上に配置された図柄を可変表示させるためにリールR1〜R3のそれぞれを回転させる(ステップSa505)。具体的には、主制御部100Aは、各リールR1〜R3を駆動するステッピングモータそれぞれに対して継続的にパルスを供給することで、リールR1〜R3のそれぞれを回転させる。
(6)リール停止処理
スロットマシン1は、リールR1〜R3の回転中にストップボタン13が操作されるとリールR1〜R3の回転動作を停止させる(ステップSa506)。具体的には、回転中のリールR1〜R3に対応するストップボタン13a〜13cが操作されると、主制御部100Aは、操作されたストップボタン13a〜13cに対応するリールR1〜R3を駆動するステッピングモータに所定のパルスを供給することで、対応するリールR1〜R3の回転動作を停止させる。リール停止処理の詳細については後述する。
スロットマシン1は、リールR1〜R3の回転中にストップボタン13が操作されるとリールR1〜R3の回転動作を停止させる(ステップSa506)。具体的には、回転中のリールR1〜R3に対応するストップボタン13a〜13cが操作されると、主制御部100Aは、操作されたストップボタン13a〜13cに対応するリールR1〜R3を駆動するステッピングモータに所定のパルスを供給することで、対応するリールR1〜R3の回転動作を停止させる。リール停止処理の詳細については後述する。
(7)図柄判定処理
スロットマシン1は、リールR1〜R3の全てが停止した後に、リール窓20内に停止表示された図柄組合せを判定する(ステップSa507)。具体的には、リールR1〜R3の全てが停止した後に、主制御部100Aは、リール窓20内に停止表示された図柄組合せが、予め定められた所定の図柄組合せであるか否かを判定する。例えば、入賞ラインL1に停止表示された図柄組合せが、役に係る図柄組合せであるか否かを判定する。
スロットマシン1は、リールR1〜R3の全てが停止した後に、リール窓20内に停止表示された図柄組合せを判定する(ステップSa507)。具体的には、リールR1〜R3の全てが停止した後に、主制御部100Aは、リール窓20内に停止表示された図柄組合せが、予め定められた所定の図柄組合せであるか否かを判定する。例えば、入賞ラインL1に停止表示された図柄組合せが、役に係る図柄組合せであるか否かを判定する。
(8)特典付与処理
スロットマシン1は、リール窓20内に停止表示された図柄組合せに予め対応付けられた特典を付与する処理を実行する(ステップSa508)。具体的には、主制御部100Aは、リール窓20内に停止表示された図柄組合せに対して所定の特典が対応付けられている場合には、対応する特典を付与する処理を実行する。例えば、主制御部100Aは、小役の入賞が判定された場合にメダル払出装置を駆動して役に応じた枚数のメダルを払出す。スロットマシン1は、特典付与処理を実行した後に、1回のゲームに係る遊技処理を終了する。特典付与処理の詳細については後述する。
スロットマシン1は、リール窓20内に停止表示された図柄組合せに予め対応付けられた特典を付与する処理を実行する(ステップSa508)。具体的には、主制御部100Aは、リール窓20内に停止表示された図柄組合せに対して所定の特典が対応付けられている場合には、対応する特典を付与する処理を実行する。例えば、主制御部100Aは、小役の入賞が判定された場合にメダル払出装置を駆動して役に応じた枚数のメダルを払出す。スロットマシン1は、特典付与処理を実行した後に、1回のゲームに係る遊技処理を終了する。特典付与処理の詳細については後述する。
<4−2.各処理の詳細説明>
上述した1回のゲームに係る各処理の詳細について説明する。
上述した1回のゲームに係る各処理の詳細について説明する。
(1)内部抽選処理
スロットマシン1における内部抽選処理は、予め定められた複数の役から、1もしくは複数の役の当選または何れの役も当選しないハズレを、抽選により決定するための処理である。
主制御部100Aは、内部抽選処理において、不図示の乱数発生器を用いて0〜65535の範囲から1つの乱数値を取得する。そして、取得した乱数値に応じて、1もしくは複数の役の当選または何れの役も当選しないハズレかを判断する。
内部抽選処理の対象役には、複数の小役及び複数の再遊技役を含む。複数の小役の中には、配当の異なる複数の小役の重複当選し、ストップボタン13a〜13cを予め定めた順番で操作した場合にのみ、前記重複当選した小役のうち、最も配当の多い小役が入賞するように設定された押し順小役を含む。以下、押し順小役に当選した場合に最も配当の多い小役が入賞するストップボタン13a〜13cの操作順を、正解押し順という。なお、押し順小役に当選したゲームで、正解押し順以外の操作順でストップボタン13a〜13cを操作した場合には、前記重複当選した小役のうち、最も配当の少ない小役が入賞するか、若しくは何れの小役も入賞しない外れとなるように設定されている。また、ストップボタン13a〜13cの操作順は6通りあるため、この6通りの操作順の何れかが正解押し順に設定された、少なくとも6通りの押し順小役を有する。
また、複数の小役の中には、相対的に当選確率の低い複数種類のレア小役を含むとともに、複数の再遊技役の中には相対的に当選確率の低い、レア再遊技役を含む。
スロットマシン1における内部抽選処理は、予め定められた複数の役から、1もしくは複数の役の当選または何れの役も当選しないハズレを、抽選により決定するための処理である。
主制御部100Aは、内部抽選処理において、不図示の乱数発生器を用いて0〜65535の範囲から1つの乱数値を取得する。そして、取得した乱数値に応じて、1もしくは複数の役の当選または何れの役も当選しないハズレかを判断する。
内部抽選処理の対象役には、複数の小役及び複数の再遊技役を含む。複数の小役の中には、配当の異なる複数の小役の重複当選し、ストップボタン13a〜13cを予め定めた順番で操作した場合にのみ、前記重複当選した小役のうち、最も配当の多い小役が入賞するように設定された押し順小役を含む。以下、押し順小役に当選した場合に最も配当の多い小役が入賞するストップボタン13a〜13cの操作順を、正解押し順という。なお、押し順小役に当選したゲームで、正解押し順以外の操作順でストップボタン13a〜13cを操作した場合には、前記重複当選した小役のうち、最も配当の少ない小役が入賞するか、若しくは何れの小役も入賞しない外れとなるように設定されている。また、ストップボタン13a〜13cの操作順は6通りあるため、この6通りの操作順の何れかが正解押し順に設定された、少なくとも6通りの押し順小役を有する。
また、複数の小役の中には、相対的に当選確率の低い複数種類のレア小役を含むとともに、複数の再遊技役の中には相対的に当選確率の低い、レア再遊技役を含む。
(2)リール停止処理
スロットマシン1におけるリール停止処理は、回転中のリールR1〜R3に対するストップボタン13a〜13cの操作を受け付けたタイミングから最大4図柄分のリールの回転量の範囲内において、内部抽選処理により当選が決定された役を構成する図柄を、入賞ラインL1上に引き込むようにリールR1〜R3の回転動作を停止させる処理である。該当する図柄が複数存在する場合には、払出し数が最も多い役を構成する図柄、又は最も多くの当選役を構成する図柄の何れかを入賞ラインL1上に引き込んで停止させる。また、内部抽選処理により決定された当選役に対して、押し順や操作タイミングといった停止操作の態様に応じて、常に同一のリールR1〜R3の停止結果が得られるように処理される。
スロットマシン1におけるリール停止処理は、回転中のリールR1〜R3に対するストップボタン13a〜13cの操作を受け付けたタイミングから最大4図柄分のリールの回転量の範囲内において、内部抽選処理により当選が決定された役を構成する図柄を、入賞ラインL1上に引き込むようにリールR1〜R3の回転動作を停止させる処理である。該当する図柄が複数存在する場合には、払出し数が最も多い役を構成する図柄、又は最も多くの当選役を構成する図柄の何れかを入賞ラインL1上に引き込んで停止させる。また、内部抽選処理により決定された当選役に対して、押し順や操作タイミングといった停止操作の態様に応じて、常に同一のリールR1〜R3の停止結果が得られるように処理される。
(3)特典付与処理
スロットマシン1における特典付与処理は、図柄判定処理により、リール窓20内に停止表示された図柄組合せが所定の特典に対応付けられた図柄組合せであると所定の判定された場合に、対応する特典を付与する処理を実行する。例えば、主制御部100Aは、入賞ラインL1上に小役に係る図柄組合せが停止表示されたと判定した場合には、当該小役に応じた枚数のメダルの払出処理を実行する。
スロットマシン1における特典付与処理は、図柄判定処理により、リール窓20内に停止表示された図柄組合せが所定の特典に対応付けられた図柄組合せであると所定の判定された場合に、対応する特典を付与する処理を実行する。例えば、主制御部100Aは、入賞ラインL1上に小役に係る図柄組合せが停止表示されたと判定した場合には、当該小役に応じた枚数のメダルの払出処理を実行する。
小役とは、入賞の特典としてメダルの払出しが対応付けられた役であり、スロットマシン1では小役として、入賞ラインL1上にベル図柄が並んで8枚のメダルが払い出される8枚ベル役、入賞ラインL1以外の他のラインL2〜L5の何れかにベル図柄が並んで1枚のメダルが払い出される1枚ベル役、左リールR1中段にチェリーが停止して1枚のメダルが払い出される中段チェリー役、左リールR1上段にチェリーが停止して1枚のメダルが払い出される上段チェリー役、左リールR1下段にチェリーが停止して1枚のメダルが払い出される下段チェリー役、入賞ラインL1上にスイカ図柄が並んで1枚のメダルが払い出される強スイカ役、入賞ラインL1以外の他のラインL2〜L5の何れかにスイカ図柄が並んで1枚のメダルが払い出される弱スイカ役を備える。
上述した押し順役は、8枚ベル役と1枚ベル役とが重複当選したものであり、ストップボタン13a〜13cを正解押し順で操作した場合には8枚ベル役が入賞し、正解押し順以外で操作した場合には、1枚ベル役が入賞するか、若しくは何れの小役も入賞しない外れとなる。
上段チェリー役、中段チェリー役、下段チェリー役、弱スイカ役、強スイカ役は、相対的に当選確率の低い複数種類のレア小役で、その当選確率は、弱スイカ役<上段チェリー役、下段チェリー役<強スイカ役<中段チェリー役に設定されている。
図柄判定処理により小役の入賞が判定された場合、主制御部100Aは、入賞した小役に対応するメダル数を、クレジット数に加算するか、クレジット数が50枚を超えた場合はメダル払出装置を駆動してメダル受皿40に払い出す。
上述した押し順役は、8枚ベル役と1枚ベル役とが重複当選したものであり、ストップボタン13a〜13cを正解押し順で操作した場合には8枚ベル役が入賞し、正解押し順以外で操作した場合には、1枚ベル役が入賞するか、若しくは何れの小役も入賞しない外れとなる。
上段チェリー役、中段チェリー役、下段チェリー役、弱スイカ役、強スイカ役は、相対的に当選確率の低い複数種類のレア小役で、その当選確率は、弱スイカ役<上段チェリー役、下段チェリー役<強スイカ役<中段チェリー役に設定されている。
図柄判定処理により小役の入賞が判定された場合、主制御部100Aは、入賞した小役に対応するメダル数を、クレジット数に加算するか、クレジット数が50枚を超えた場合はメダル払出装置を駆動してメダル受皿40に払い出す。
また、スロットマシン1では再遊技役として、入賞ラインL1上にリプレイ図柄が並ぶ通常再遊技役、入賞ライン上に「リプレイ図柄−リプレイ図柄−ベル図柄」が並ぶ、相対的に当選確率の低いレア再遊技役を備える。
主制御部100Aは、図柄判定処理により、入賞ラインL1上に再遊技役に係る図柄組合せが停止表示されたと判定した場合には、自動ベット処理を実行する。自動ベット処理では、追加のメダル投入またはクレジットの減少なしに、直前のゲームを開始させるためのベット数と同数をベット数として設定する。
主制御部100Aは、図柄判定処理により、入賞ラインL1上に再遊技役に係る図柄組合せが停止表示されたと判定した場合には、自動ベット処理を実行する。自動ベット処理では、追加のメダル投入またはクレジットの減少なしに、直前のゲームを開始させるためのベット数と同数をベット数として設定する。
<5.遊技状態について>
(1)通常遊技状態
スロットマシン1は、通常の遊技状態である通常遊技状態と、通常遊技状態と比較して遊技者にとって有利な状態である特別遊技状態とを備える。より具体的には、特別遊技状態とは、内部抽選処理により所定の抽選対象に係る役の当選が決定された場合に、所定の小役、具体的には8枚ベル役を入賞させるための押し順を遊技者に報知するAT(Assist Time)状態のことであり、押し順の報知を行わない通常遊技状態と比較して遊技者は多くのメダルを獲得することが可能となる。スロットマシン1は、通常遊技状態において所定の開始条件が成立した場合に遊技状態をAT状態に移行させるとともに、AT状態において所定の終了条件が成立した場合に遊技状態を通常遊技状態に移行させる。このように、スロットマシン1は、通常遊技状態とAT状態との間で遊技状態を切り替えながら遊技を進行させる。
(1)通常遊技状態
スロットマシン1は、通常の遊技状態である通常遊技状態と、通常遊技状態と比較して遊技者にとって有利な状態である特別遊技状態とを備える。より具体的には、特別遊技状態とは、内部抽選処理により所定の抽選対象に係る役の当選が決定された場合に、所定の小役、具体的には8枚ベル役を入賞させるための押し順を遊技者に報知するAT(Assist Time)状態のことであり、押し順の報知を行わない通常遊技状態と比較して遊技者は多くのメダルを獲得することが可能となる。スロットマシン1は、通常遊技状態において所定の開始条件が成立した場合に遊技状態をAT状態に移行させるとともに、AT状態において所定の終了条件が成立した場合に遊技状態を通常遊技状態に移行させる。このように、スロットマシン1は、通常遊技状態とAT状態との間で遊技状態を切り替えながら遊技を進行させる。
(2)特別遊技状態
スロットマシン1は、通常遊技状態において所定の開始条件が成立した場合に遊技状態をAT状態に移行させる。具体的には、スロットマシン1は、遊技状態が通常遊技状態である場合に、内部抽選処理の結果に対応付けられた抽選確率に従って、AT状態を開始させるか否かを抽選により決定する。AT抽選処理の結果としてAT状態を開始させることが決定した場合に、遊技状態を通常遊技状態からAT状態に移行させる。
スロットマシン1は、通常遊技状態において所定の開始条件が成立した場合に遊技状態をAT状態に移行させる。具体的には、スロットマシン1は、遊技状態が通常遊技状態である場合に、内部抽選処理の結果に対応付けられた抽選確率に従って、AT状態を開始させるか否かを抽選により決定する。AT抽選処理の結果としてAT状態を開始させることが決定した場合に、遊技状態を通常遊技状態からAT状態に移行させる。
具体的に、AT抽選処理は、主制御部100Aにて実行され、内部抽選処理にてレア小役(上段チェリー役、中段チェリー役、下段チェリー役、弱スイカ役及び強スイカ役)またはレア再遊技役に当選した場合に実行され、当選役の種別に応じてその当選確率を定めている。AT抽選での当選確率は、弱スイカ役<上段チェリー役、下段チェリー役<強スイカ役、レア再遊技役<中段チェリー役に設定している。主制御部100Aは、AT抽選の結果を演出制御部100Bに送信し、これに応じて、演出制御部100Bは、液晶表示装置30にAT抽選の結果を示す演出を実行する。
また、AT状態において主制御部100Aは、押し順役の当選時に、正解押し順の報知を許可する旨のコマンドを演出制御部100Bに送信し、これに応じて演出制御部100Bは、液晶表示装置30に正解押し順を表示するとともに、音声でナビゲーションする等により遊技者に報知する。
また、AT状態において主制御部100Aは、押し順役の当選時に、正解押し順の報知を許可する旨のコマンドを演出制御部100Bに送信し、これに応じて演出制御部100Bは、液晶表示装置30に正解押し順を表示するとともに、音声でナビゲーションする等により遊技者に報知する。
スロットマシン1においてAT状態は、図3に示す如く、ポイント獲得パートP1と、該ポイント獲得パートP1中に獲得したポイント数を毎ゲーム1ポイントづつ消費して、AT状態を継続させるか否かに係るAT継続抽選が実行されるAT継続抽選パートP2とから構成される。以下、ポイント獲得パートP1と、AT継続抽選パートP2について説明する。
(2−1)ポイント獲得パートP1
AT抽選に当選し、AT状態に移行した場合、先ずポイント獲得パートP1が開始される。ポイント獲得パートP1は、通常遊技状態から移行した場合(初回)は50ゲーム、後述するAT継続パートから移行した継続時は50ゲームまたは70ゲームのゲーム期間で構成される。
図4は、ポイント獲得パートP1における、主制御部100Aの処理の流れを示している。
先ず、内部抽選処理を行い(ステップS401)、この結果、レア小役(上段チェリー役、中段チェリー役、下段チェリー役、弱スイカ役及び強スイカ役)またはレア再遊技役に当選したか否かを判断する(ステップS402)。ステップS402にてイエスと判断した場合には、当選役種別に応じて、ポイント付与抽選処理を実行する(ステップS403)。一方、ステップS402にてノーと判断した場合には、ステップS406へジャンプする。
図5は、ポイント抽選処理の具体的内容を示しており、主制御部100Aは、内部抽選処理にて弱スイカ役に当選した場合は、25%の当選確率でポイントを付与すると決定し、ポイントを付与すると決定した場合には、95%の振分率で1ポイント、5%の振分率で3ポイントを付与すると決定する。
内部抽選処理にて上段チェリー役または下段チェリー役に当選した場合は50%の当選確率でポイントを付与すると決定し、ポイントを付与すると決定した場合には、30%の振分率で1ポイント、70%の振分率で3ポイントを付与すると決定する。
内部抽選処理にて強スイカ役またはレア再遊技役に当選した場合は、75%の当選確率でポイントを付与すると決定し、ポイントを付与すると決定した場合には、50%の振分率で2ポイント、50%の振分率で3ポイントを付与すると決定する。
内部抽選処理にて中段チェリー役に当選した場合は、必ずポイントを付与すると決定し、50%の振分率で3ポイント、50%の振分率で5ポイントを付与すると決定する。
AT抽選に当選し、AT状態に移行した場合、先ずポイント獲得パートP1が開始される。ポイント獲得パートP1は、通常遊技状態から移行した場合(初回)は50ゲーム、後述するAT継続パートから移行した継続時は50ゲームまたは70ゲームのゲーム期間で構成される。
図4は、ポイント獲得パートP1における、主制御部100Aの処理の流れを示している。
先ず、内部抽選処理を行い(ステップS401)、この結果、レア小役(上段チェリー役、中段チェリー役、下段チェリー役、弱スイカ役及び強スイカ役)またはレア再遊技役に当選したか否かを判断する(ステップS402)。ステップS402にてイエスと判断した場合には、当選役種別に応じて、ポイント付与抽選処理を実行する(ステップS403)。一方、ステップS402にてノーと判断した場合には、ステップS406へジャンプする。
図5は、ポイント抽選処理の具体的内容を示しており、主制御部100Aは、内部抽選処理にて弱スイカ役に当選した場合は、25%の当選確率でポイントを付与すると決定し、ポイントを付与すると決定した場合には、95%の振分率で1ポイント、5%の振分率で3ポイントを付与すると決定する。
内部抽選処理にて上段チェリー役または下段チェリー役に当選した場合は50%の当選確率でポイントを付与すると決定し、ポイントを付与すると決定した場合には、30%の振分率で1ポイント、70%の振分率で3ポイントを付与すると決定する。
内部抽選処理にて強スイカ役またはレア再遊技役に当選した場合は、75%の当選確率でポイントを付与すると決定し、ポイントを付与すると決定した場合には、50%の振分率で2ポイント、50%の振分率で3ポイントを付与すると決定する。
内部抽選処理にて中段チェリー役に当選した場合は、必ずポイントを付与すると決定し、50%の振分率で3ポイント、50%の振分率で5ポイントを付与すると決定する。
図4に戻り、次のステップS404にて、ポイント付与抽選に当選したか否かを判断し、イエスと判断した場合には、ポイント付与抽選での当選により付与されたポイント数を現在のポイント数に加算して(ステップS405)、次のステップS406へ移行する。一方、ノーと判断した場合には、ステップS405をスキップしてステップS406へ移行する。ステップS406では継続ゲーム数を1減算し、次のステップS407にて継続ゲーム数がゼロか否かを判断する。ステップS407にてノーと判断した場合には、ステップS401へ戻る一方、イエスと判断した場合には、ステップS408に移行してポイント数がゼロか否かを判断する。イエスと判断した場合には、AT状態を終了して(ステップS410)、ポイント獲得パートP1を終了する。一方、ノーと判断した場合には、AT継続抽選パート中処理を開始して(ステップS409)、ポイント獲得パートP1を終了する。
なお、図4への記載は省略したが、主制御部100Aは、ポイント獲得パートP1の開始及び終了時にその旨を示すコマンド、また、ポイント獲得パートP1中の毎ゲーム、ポイント付与抽選の結果、並びに当選した場合には加算すべきポイント数を示すコマンドを演出制御部100Bに送信する。これに応じて、演出制御部100Bは、ポイント獲得パートP1の開始及び終了を認識するとともに、液晶表示装置30にポイント付与抽選の結果を示す演出を実行する。また、演出制御部100Bは、液晶表示装置30に現在の獲得ポイント数を表示する。
上述の通り、主制御部100Aは、継続ゲーム数がゼロとなり、ポイント獲得パートP1中に貯めたポイント数がゼロでない場合には、AT継続抽選パートP2を開始する。一方、ポイント獲得パートP1中に貯めたポイント数がゼロであった場合は、AT状態を終了し、通常遊技状態へ移行させる。
(2−2)AT継続抽選パートP2
AT継続抽選パートP2において、主制御部100Aは、ポイント獲得パートP1中に獲得したポイントを1ゲームごとに1ポイント消費して、スタートレバー12の操作時に、AT継続抽選を実行する。
図6は、AT継続抽選パートP2における、主制御部100Aの処理の流れを示している。
まず、AT継続抽選処理(ステップS601)を行う。AT継続抽選には、非完全確率方式を採用しているため、外れを引くたびに当選確率が向上するとともに、最大で12回のAT継続抽選を行えば、必ず当選するように設定されている。
具体的には、図7に示す如く、AT継続抽選の当選確率は、1回目(1ゲーム目)は2/13と低いものの、2回目の当選確率は2/12、3回目の当選確率は2/11・・・と、外れを引くたびに当選確率の分母が前回よりも1小さくなり、12回目では2/2、即ち必ず当選するように設定されている。
図6に戻り、主制御部100Aは、次のステップS602にてポイント数を1減算(ステップS605)した後、AT継続抽選に当選したか否かを判断し(ステップS603)、イエスと判断した場合には、継続ゲーム数決定処理(ステップS604)の実行後、ポイント獲得パートP1中処理(ステップS605)を開始して、AT継続抽選パートP2を終了する。
具体的に、継続ゲーム数決定処理では、次に移行するポイント獲得パートP1の継続ゲーム数を80%の振分率で50ゲーム、20%の振分率で70ゲームと決定する。
一方、ステップS603にてノーと判断した場合には、ポイント数がゼロか否かを判断し(ステップS606)、ノーと判断した場合にはステップS601に戻る一方、イエスと判断した場合にはAT状態を終了(ステップS607)して、AT継続抽選パートP2を終了する。
AT継続抽選パートP2において、主制御部100Aは、ポイント獲得パートP1中に獲得したポイントを1ゲームごとに1ポイント消費して、スタートレバー12の操作時に、AT継続抽選を実行する。
図6は、AT継続抽選パートP2における、主制御部100Aの処理の流れを示している。
まず、AT継続抽選処理(ステップS601)を行う。AT継続抽選には、非完全確率方式を採用しているため、外れを引くたびに当選確率が向上するとともに、最大で12回のAT継続抽選を行えば、必ず当選するように設定されている。
具体的には、図7に示す如く、AT継続抽選の当選確率は、1回目(1ゲーム目)は2/13と低いものの、2回目の当選確率は2/12、3回目の当選確率は2/11・・・と、外れを引くたびに当選確率の分母が前回よりも1小さくなり、12回目では2/2、即ち必ず当選するように設定されている。
図6に戻り、主制御部100Aは、次のステップS602にてポイント数を1減算(ステップS605)した後、AT継続抽選に当選したか否かを判断し(ステップS603)、イエスと判断した場合には、継続ゲーム数決定処理(ステップS604)の実行後、ポイント獲得パートP1中処理(ステップS605)を開始して、AT継続抽選パートP2を終了する。
具体的に、継続ゲーム数決定処理では、次に移行するポイント獲得パートP1の継続ゲーム数を80%の振分率で50ゲーム、20%の振分率で70ゲームと決定する。
一方、ステップS603にてノーと判断した場合には、ポイント数がゼロか否かを判断し(ステップS606)、ノーと判断した場合にはステップS601に戻る一方、イエスと判断した場合にはAT状態を終了(ステップS607)して、AT継続抽選パートP2を終了する。
上述の通り、ポイント獲得パートP1からAT継続抽選パートP2に移行したときに保有していたポイント数(以下、移行時ポイント数という)が12ポイント以上であれば、AT状態の継続は確定する。また、移行時ポイント数が12ポイント未満であっても、少なくとも移行時ポイント数に相当するゲーム数だけ、AT状態の継続が確定する。さらに、ポイント数がゼロとなる前にAT継続抽選に当選した場合は、残りポイント数を持ち越してポイント獲得パートP1へ移行する。
なお、図6への記載は省略したが、主制御部100Aは、AT継続抽選パートP2の開始及び終了時にその旨を示すコマンド、また、AT継続抽選パートP2中の毎ゲーム、AT継続抽選の結果、並びに当選した場合には次に移行するポイント獲得パートP1の継続ゲーム数をを示すコマンドを演出制御部100Bに送信する。これに応じて、演出制御部100Bは、AT継続抽選パートP2の開始及び終了を認識するとともに、液晶表示装置30にAT継続抽選の結果を示す演出を実行する。また、演出制御部100Bは、液晶表示装置30に現在の残りポイント数を表示する。
なお、図6への記載は省略したが、主制御部100Aは、AT継続抽選パートP2の開始及び終了時にその旨を示すコマンド、また、AT継続抽選パートP2中の毎ゲーム、AT継続抽選の結果、並びに当選した場合には次に移行するポイント獲得パートP1の継続ゲーム数をを示すコマンドを演出制御部100Bに送信する。これに応じて、演出制御部100Bは、AT継続抽選パートP2の開始及び終了を認識するとともに、液晶表示装置30にAT継続抽選の結果を示す演出を実行する。また、演出制御部100Bは、液晶表示装置30に現在の残りポイント数を表示する。
(2−3)AT継続抽選パートP2の演出例
図8は、AT継続抽選パートP2開始時に、演出制御部100Bが液晶表示装置30に表示する演出画面を示している。
図8に示す如く、液晶表示装置30には、ゲームの進行に伴ってAT継続抽選の結果をそれぞれ示すこととなる13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を、その結果が未だ導出されていないことを示す未導出態様で表示する。未導出態様の各AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13は、トランプを模したカードの裏面側を表示させることによって、AT継続抽選の結果が未導出である旨を示している。
また、13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13のうち、4つのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4は高確率グループG1、9つのAT継続抽選結果報知アイコンI5〜I13は通常グループG2に区分されており、この旨を示すべく、各グループに属するAT継続抽選結果報知アイコンを矩形状の枠で囲うことにより、各AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13が属するグループを明確に表示している。
また、高確率グループG1に属する4つのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4、及び通常グループG2に属する9つのAT継続抽選結果報知アイコンI5〜I13にはそれぞれ1個の当りを含み、その旨を液晶表示装置30の下隅に合わせて表示している。これにより、遊技者は、13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の中に2つの当りが含まれていることを容易に認識することができる。
液晶表示装置30の右下隅には、残りポイント数、即ち、AT継続抽選の実行上限回数を表示しており、図8では、残りポイント数が5ポイントである旨を示している。
図8は、AT継続抽選パートP2開始時に、演出制御部100Bが液晶表示装置30に表示する演出画面を示している。
図8に示す如く、液晶表示装置30には、ゲームの進行に伴ってAT継続抽選の結果をそれぞれ示すこととなる13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を、その結果が未だ導出されていないことを示す未導出態様で表示する。未導出態様の各AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13は、トランプを模したカードの裏面側を表示させることによって、AT継続抽選の結果が未導出である旨を示している。
また、13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13のうち、4つのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4は高確率グループG1、9つのAT継続抽選結果報知アイコンI5〜I13は通常グループG2に区分されており、この旨を示すべく、各グループに属するAT継続抽選結果報知アイコンを矩形状の枠で囲うことにより、各AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13が属するグループを明確に表示している。
また、高確率グループG1に属する4つのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4、及び通常グループG2に属する9つのAT継続抽選結果報知アイコンI5〜I13にはそれぞれ1個の当りを含み、その旨を液晶表示装置30の下隅に合わせて表示している。これにより、遊技者は、13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の中に2つの当りが含まれていることを容易に認識することができる。
液晶表示装置30の右下隅には、残りポイント数、即ち、AT継続抽選の実行上限回数を表示しており、図8では、残りポイント数が5ポイントである旨を示している。
図9(a)及び図9(b)は、図8に示すAT継続抽選パートP2開始時の初期画面状態から、スタートレバー12の操作に応じて1回目のAT継続抽選が実行され、その結果外れた場合の演出画面の遷移例を示している。
さらに具体的には、図9(a)はスタートレバー12の操作時、図9(b)は3つのストップボタン13a〜13cの操作が終了して全リールR1〜R3が停止した際の演出画面を示している。
先ず、図9(a)に示す如く、スタートレバー12の操作時には、高確グループG1及び通常グループG2のうち、何れのグループに属するAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を、前記未導出態様からAT継続抽選の結果を示す報知態様に変化させるかを事前に明示する。図9(a)では、AT継続抽選が1回目である旨、及び通常グループG2を選択した旨のメッセージを液晶表示装置30の上部に表示するとともに、通常グループG2に属する9つのAT継続抽選結果報知アイコンI5〜I13を囲う囲い枠内部の背景色を変化させることにより、通常グループG2から選択する旨を明示している。
また、1回目のAT継続抽選を実行したことに伴い、1ポイントが消費され、残り4ポイントとなった旨を液晶表示装置30の右下隅に表示している。
さらに具体的には、図9(a)はスタートレバー12の操作時、図9(b)は3つのストップボタン13a〜13cの操作が終了して全リールR1〜R3が停止した際の演出画面を示している。
先ず、図9(a)に示す如く、スタートレバー12の操作時には、高確グループG1及び通常グループG2のうち、何れのグループに属するAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を、前記未導出態様からAT継続抽選の結果を示す報知態様に変化させるかを事前に明示する。図9(a)では、AT継続抽選が1回目である旨、及び通常グループG2を選択した旨のメッセージを液晶表示装置30の上部に表示するとともに、通常グループG2に属する9つのAT継続抽選結果報知アイコンI5〜I13を囲う囲い枠内部の背景色を変化させることにより、通常グループG2から選択する旨を明示している。
また、1回目のAT継続抽選を実行したことに伴い、1ポイントが消費され、残り4ポイントとなった旨を液晶表示装置30の右下隅に表示している。
次に、図9(b)に示す如く、全リールR1〜R3が停止した際には、通常グループG1に属する9つのAT継続抽選結果報知アイコンI5〜I13から、中段の左から1番目のAT継続抽選結果報知アイコンI8の表示態様が、前記未導出態様から、AT継続抽選の結果を示す報知態様に変化している。この場合は、AT継続抽選に外れた旨を示す外れ報知態様に変化しており、未導出態様では裏面側が表示されていたカードがめくれるアニメーションを経て、「外れ」が付されたカードの表面側を表示させることにより、AT継続抽選の結果が外れである旨を示している。合わせて、液晶表示装置30の上部にも外れた旨を表示している。
図10(a)及び図10(b)は、図9(b)に示す1回目のAT継続抽選結果が外れた旨を報知した画面状態から、スタートレバー12の操作に応じて2回目のAT継続抽選が実行され、その結果外れた場合の演出画面の遷移例を示している。
図9(a)及び図9(b)と同様に、図10(a)はスタートレバー12の操作時、図10(b)は3つのストップボタン13a〜13cの操作が終了して全リールR1〜R3が停止した際の演出画面を示している。
図10(a)では、高確グループG1に属する4つのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4を囲う囲い枠内部の背景色を変化させることにより、高確グループG1に属する未導出態様のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4のうちの1つを報知態様に変化させる旨を事前に明示している。また、AT継続抽選が2回目である旨、及び高確グループG1を選択した旨のメッセージを液晶表示装置30の上部に表示するとともに、2回目のAT継続抽選を実行したことに伴って1ポイントが消費され、残り3ポイントとなった旨を液晶表示装置30の右下隅に表示している。
図9(a)及び図9(b)と同様に、図10(a)はスタートレバー12の操作時、図10(b)は3つのストップボタン13a〜13cの操作が終了して全リールR1〜R3が停止した際の演出画面を示している。
図10(a)では、高確グループG1に属する4つのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4を囲う囲い枠内部の背景色を変化させることにより、高確グループG1に属する未導出態様のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4のうちの1つを報知態様に変化させる旨を事前に明示している。また、AT継続抽選が2回目である旨、及び高確グループG1を選択した旨のメッセージを液晶表示装置30の上部に表示するとともに、2回目のAT継続抽選を実行したことに伴って1ポイントが消費され、残り3ポイントとなった旨を液晶表示装置30の右下隅に表示している。
次に、図10(b)に示す如く、全リールR1〜R3が停止した際には、高確グループG1に属する4つのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4から、上段の左から2番目のAT継続抽選結果報知アイコンI2の表示態様を、未導出態様からAT継続抽選に外れた旨を示す外れ報知態様に変化させている。合わせて、液晶表示装置30の上部にも、外れた旨を表示している。
図11は、3回目(3ゲーム目)及び4回目(4ゲーム目)のAT継続抽選結果が外れで、これに応じて、通常グループG1に属するAT継続抽選結果報知アイコンI5〜I13のうち、上段の左から2番目のAT継続抽選結果報知アイコンI6及び下段の左から1番目のAT継続抽選結果報知アイコンI11が、未導出態様から外れを示す外れ報知態様に変化した後、AT継続抽選パートP2の5ゲーム目のスタートレバー操作時の演出画面を示している。
図11では、高確グループG1に属する4つのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4を囲う囲い枠内部の背景色を変化させることにより、高確グループG1に属する未導出態様のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4のうちの1つを報知態様に変化させる旨を事前に明示している。また、AT継続抽選が5回目である旨、及び高確グループG1を選択した旨のメッセージを液晶表示装置30の上部に表示するとともに、5回目のAT継続抽選を実行したことに伴い、残りゼロポイントとなった旨を液晶表示装置30の右下隅に表示している。
図11では、高確グループG1に属する4つのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4を囲う囲い枠内部の背景色を変化させることにより、高確グループG1に属する未導出態様のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4のうちの1つを報知態様に変化させる旨を事前に明示している。また、AT継続抽選が5回目である旨、及び高確グループG1を選択した旨のメッセージを液晶表示装置30の上部に表示するとともに、5回目のAT継続抽選を実行したことに伴い、残りゼロポイントとなった旨を液晶表示装置30の右下隅に表示している。
図12(a)及び図12(b)は、5回目のAT継続抽選に当選し、3つのストップボタン13a〜13cの操作が終了して全リールR1〜R3が停止した以降の演出例、図13(a)及び図13(b)は、5回目のAT継続抽選に外れ、3つのストップボタン13a〜13cの操作が終了して全リールR1〜R3が停止した以降の演出例をそれぞれ示している。
図12(a)では、高確グループG1に属する4つのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4から、下段の左から1番目のAT継続抽選結果報知アイコンI3の表示態様を、未導出態様から、AT継続抽選に当選した旨を示す当選報知態様に変化させている。当選報知態様は、未導出態様では裏面側が表示されていたカードがめくれるアニメーションを経て、「アタリ」が付されたカードの表面側を表示させることにより、AT継続抽選の結果が外れである旨を示している。合わせて、液晶表示装置30の上部に、AT継続抽選に当選した旨を示すメッセージを表示している。
次に、図12(b)に示す如く、液晶表示装置30に、AT状態の継続が確定した旨、継続ゲーム数決定処理(図6のステップS604)の結果、及びポイント獲得パートP1へ移行する旨のメッセージを表示して、ポイント獲得パートP1を開始する。
次に、図12(b)に示す如く、液晶表示装置30に、AT状態の継続が確定した旨、継続ゲーム数決定処理(図6のステップS604)の結果、及びポイント獲得パートP1へ移行する旨のメッセージを表示して、ポイント獲得パートP1を開始する。
一方、図13(a)では、高確グループG1に属する4つのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4から、段の左から1番目のAT継続抽選結果報知アイコンI3の表示態様を、未導出態様からAT継続抽選に外れた旨を示す外れ報知態様に変化させている。合わせて、液晶表示装置30の上部に、AT継続抽選に外れた旨を示すメッセージを表示している。
次に、図13(b)に示す如く、液晶表示装置30に、AT状態の継続に失敗し、AT状態を終了して通常遊技状態に移行する旨のメッセージを表示して、通常遊技状態に移行する。
次に、図13(b)に示す如く、液晶表示装置30に、AT状態の継続に失敗し、AT状態を終了して通常遊技状態に移行する旨のメッセージを表示して、通常遊技状態に移行する。
以上、説明したように、スロットマシン1のAT継続抽選では、外れを引けば引くほど当り確率は向上し、最大でも12回の抽選を行えば必ず当選する、非完全確率方式の抽選方法を採用している。
さらに具体的には、図7に示す如く、総数13個のくじのなかに2個の当りくじが含まれており、外れを引いた場合には、外れくじを抽選対象に戻すことなく除外する抽選器と同等の抽選方式である。
スロットマシン1のAT継続抽選パートP2開始時の初期画面(図8)では、13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を未導出態様で表示するとともに、当りが2個含まれている旨のメッセージを表示しているので、くじの総数が13個である旨、2個の当りが含まれている旨を明確に遊技者に伝えることが出来る。
また、AT継続抽選パートP2中に許容されるAT継続抽選の上限回数である、残りポイント数も表示しているので、遊技者は、残りポイント数を考慮して、AT状態の継続に対する期待度を推測することも可能である。
さらに具体的には、図7に示す如く、総数13個のくじのなかに2個の当りくじが含まれており、外れを引いた場合には、外れくじを抽選対象に戻すことなく除外する抽選器と同等の抽選方式である。
スロットマシン1のAT継続抽選パートP2開始時の初期画面(図8)では、13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を未導出態様で表示するとともに、当りが2個含まれている旨のメッセージを表示しているので、くじの総数が13個である旨、2個の当りが含まれている旨を明確に遊技者に伝えることが出来る。
また、AT継続抽選パートP2中に許容されるAT継続抽選の上限回数である、残りポイント数も表示しているので、遊技者は、残りポイント数を考慮して、AT状態の継続に対する期待度を推測することも可能である。
また、図9〜図14に示す如く、スロットマシン1では、AT継続抽選パートP2中の1ゲームごとに行われるAT継続抽選のたびに、13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13のうち、未だ未導出態様が維持されているAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13から1のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を、AT継続抽選の結果に応じた報知態様、即ち当選報知態様または外れ報知態様に変化させる。未導出態様から当選報知態様または外れ報知態様へ一度変化したAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13は、変化後の報知態様が維持されるため、外れを引くごとに未導出態様のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の数が減少している様子、即ち外れを引くごとに当選確率が上昇している様子を遊技者に明確に伝えることが出来る。
また、AT継続抽選パートP2中に許容されるAT継続抽選の上限回数である残りポイント数も、AT継続抽選を1回実行するたびに1減算し、最新のものに更新して表示しているため、遊技者は、最新の残りポイント数と、未導出態様が維持されているAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の数とに基づき、AT状態の継続に対する期待度を推測することが可能である。
また、AT継続抽選パートP2中に許容されるAT継続抽選の上限回数である残りポイント数も、AT継続抽選を1回実行するたびに1減算し、最新のものに更新して表示しているため、遊技者は、最新の残りポイント数と、未導出態様が維持されているAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の数とに基づき、AT状態の継続に対する期待度を推測することが可能である。
さらに、図8〜図14に示す如く、スロットマシン1では、AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を高確グループG1及び通常グループG2の2つのグループに区分し、且つ各グループに当りを1つ含むように構成している。
このため、AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13をグループ分けせずに演出を構成した場合に比べて、グループ毎の見掛け上の当選確率の要素が加わることになる。例えば、AT継続抽選パートP2での初回のAT継続抽選の当選確率は、図7に示す如く2/13であるが、高確グループG1から選択する場合の見掛け上の当選確率は1/4、通常グループG2から選択する場合の見掛け上の当選確率は1/9となり、実質的な当選確率2/13とは異なるとものとすることが出来る。
このため、未だ未導出態様が維持されている1のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13をAT継続抽選の結果に応じた報知態様に変化させる前に、今回のAT継続抽選の結果に応じた報知態様に変化させるAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の属するグループを明示することにしている。これにより、遊技者は、明示されたグループが高確グループG1及び通常グループG2の何れかかと、明示されたグループに属する未だ未導出態様が維持されているAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の数とに応じて、見掛け上の当選確率の大きさを把握することが出来る。そして、当該見掛け上の当選確率に応じて、遊技者を一喜一憂させることができるという、AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13をグループ分けせずに演出を構成した場合には不可能な、新たな興趣を付与することが出来る。
このため、AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13をグループ分けせずに演出を構成した場合に比べて、グループ毎の見掛け上の当選確率の要素が加わることになる。例えば、AT継続抽選パートP2での初回のAT継続抽選の当選確率は、図7に示す如く2/13であるが、高確グループG1から選択する場合の見掛け上の当選確率は1/4、通常グループG2から選択する場合の見掛け上の当選確率は1/9となり、実質的な当選確率2/13とは異なるとものとすることが出来る。
このため、未だ未導出態様が維持されている1のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13をAT継続抽選の結果に応じた報知態様に変化させる前に、今回のAT継続抽選の結果に応じた報知態様に変化させるAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の属するグループを明示することにしている。これにより、遊技者は、明示されたグループが高確グループG1及び通常グループG2の何れかかと、明示されたグループに属する未だ未導出態様が維持されているAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の数とに応じて、見掛け上の当選確率の大きさを把握することが出来る。そして、当該見掛け上の当選確率に応じて、遊技者を一喜一憂させることができるという、AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13をグループ分けせずに演出を構成した場合には不可能な、新たな興趣を付与することが出来る。
(2−4)AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13の変化順に関して
上述の通り、また図14に示す如く、スロットマシン1では、13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を4個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4が属する高確グループG1と、9個のAT継続抽選結果報知アイコンI5〜I13が属する通常グループG2とに区分し、且つ各グループに当りが1つ含まれる構成としている。また、AT継続抽選が実行されるたびに、未だ未導出態様が維持されているAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13から1のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を、AT抽選結果に応じた報知態様に変化させることとしている。
上述の通り、また図14に示す如く、スロットマシン1では、13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を4個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4が属する高確グループG1と、9個のAT継続抽選結果報知アイコンI5〜I13が属する通常グループG2とに区分し、且つ各グループに当りが1つ含まれる構成としている。また、AT継続抽選が実行されるたびに、未だ未導出態様が維持されているAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13から1のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を、AT抽選結果に応じた報知態様に変化させることとしている。
上記に関する制御方法として、AT継続抽選のたびに、未導出態様が維持されているAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13から1のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を選択する方法が考えられる。この場合、少なくとも未導出態様が維持されているAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13(逆に、既に報知態様に変化済のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13でも可)を把握しておく必要がある上、例えば、高確率グループG1内のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4のうち、3つのAT継続抽選結果報知アイコンが既に外れ報知態様に変化済の状況において、残り1個の未導出態様のAT継続抽選結果報知アイコンは、AT継続抽選結果が当選の場合しか態様を変化させることが出来ない問題があり、グループ毎に未導出態様のAT継続抽選結果報知アイコンの数を把握する必要があるため、処理が煩雑になる問題がある。
そこで、スロットマシン1では、AT継続抽選パート開始時に、13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13のうち、11個のAT継続抽選結果報知アイコンについて、未導出態様から報知態様に変化させる順序を予め定めた変化順シナリオを決定している。
以下、変化順シナリオの決定方法、及び変化順シナリオに従ったAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13関連の演出処理について、以下に説明する。
先ず、変化順シナリオ決定処理は、高確率グループG1に属する4つのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4、及び通常グループG2に属する9つのAT継続抽選結果報知アイコンI5〜I13のそれぞれから、変化順シナリオから除外するAT継続抽選結果報知アイコンを1つづつ選択する除外アイコン決定処理と、残り11個のAT継続抽選結果報知アイコンについて、未導出態様から報知態様に変化させる順序を予め定める変化順決定処理とから構成される。
スロットマシン1では、除外アイコン決定処理及び変化順決定処理ともに、抽選により、変化順シナリオから除外するAT継続抽選結果報知アイコン、及び変化順シナリオにおいて未導出態様から報知態様に変化させるAT継続抽選結果報知アイコンの順序を決定している。なお、除外アイコン決定処理並びに変化順決定処理は必須ではなく、これに代えて、例えば、予め用意した複数種類の変化順シナリオから、1の変化順シナリオを選択する方法を採用することも可能である。
以下、変化順シナリオの決定方法、及び変化順シナリオに従ったAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13関連の演出処理について、以下に説明する。
先ず、変化順シナリオ決定処理は、高確率グループG1に属する4つのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I4、及び通常グループG2に属する9つのAT継続抽選結果報知アイコンI5〜I13のそれぞれから、変化順シナリオから除外するAT継続抽選結果報知アイコンを1つづつ選択する除外アイコン決定処理と、残り11個のAT継続抽選結果報知アイコンについて、未導出態様から報知態様に変化させる順序を予め定める変化順決定処理とから構成される。
スロットマシン1では、除外アイコン決定処理及び変化順決定処理ともに、抽選により、変化順シナリオから除外するAT継続抽選結果報知アイコン、及び変化順シナリオにおいて未導出態様から報知態様に変化させるAT継続抽選結果報知アイコンの順序を決定している。なお、除外アイコン決定処理並びに変化順決定処理は必須ではなく、これに代えて、例えば、予め用意した複数種類の変化順シナリオから、1の変化順シナリオを選択する方法を採用することも可能である。
変化順シナリオを決定した後は、変化順シナリオに定められた順番に則り、未導出態様から報知態様に変化させる対象となる、AT継続抽選結果報知アイコンを特定する。以下、AT継続抽選結果を報知すべく、未導出態様から報知態様に変化させる対象となるAT継続抽選結果報知アイコンを変化対象アイコンという。
例えば、1回目のAT継続抽選結果を報知する場合には、先ず、変化順シナリオ中に1番目に指定されているAT継続抽選結果報知アイコンを変化対象アイコンとし、当該変化対象アイコンが属するグループを明示表示した後、当該変化対象アイコンを未導出態様からAT継続抽選結果に応じた報知態様に変化させる。なお、1回目〜11回目までのAT継続抽選では、各回のAT継続抽選結果にかかわらず、変化順シナリオ中に指定された順番に従うAT継続抽選結果報知アイコンを変化対象アイコンとしてもよいし、AT継続抽選結果が外れの場合にのみ、変化順シナリオに従って変化対象アイコンを決定する一方、当選の場合には、変化順シナリオから除外した2つのAT継続抽選結果報知アイコンのうちの1つを変化対象アイコンと決定してもよい。但し、12回目のAT継続抽選結果を報知する場合には、変化順シナリオから除外した2つのAT継続抽選結果報知アイコンのうちの1つを変化対象アイコンと決定する必要がある。
例えば、1回目のAT継続抽選結果を報知する場合には、先ず、変化順シナリオ中に1番目に指定されているAT継続抽選結果報知アイコンを変化対象アイコンとし、当該変化対象アイコンが属するグループを明示表示した後、当該変化対象アイコンを未導出態様からAT継続抽選結果に応じた報知態様に変化させる。なお、1回目〜11回目までのAT継続抽選では、各回のAT継続抽選結果にかかわらず、変化順シナリオ中に指定された順番に従うAT継続抽選結果報知アイコンを変化対象アイコンとしてもよいし、AT継続抽選結果が外れの場合にのみ、変化順シナリオに従って変化対象アイコンを決定する一方、当選の場合には、変化順シナリオから除外した2つのAT継続抽選結果報知アイコンのうちの1つを変化対象アイコンと決定してもよい。但し、12回目のAT継続抽選結果を報知する場合には、変化順シナリオから除外した2つのAT継続抽選結果報知アイコンのうちの1つを変化対象アイコンと決定する必要がある。
上述の如く、13個のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13から、予め各グループに含まれる当たりのAT継続抽選結果報知アイコンの数を除いた、11個のAT継続抽選結果報知アイコンについて、未導出態様から報知態様に変化させる順序を予め定めた変化順シナリオを予め作成し、これに従って演出制御を行うことにより、グループ毎に未導出態様のAT継続抽選結果報知アイコンの数を把握しておく必要がなくなり、AT継続抽選のたびに、未導出態様が維持されているAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13から1のAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を選択する方法に比べて、処理を簡略化できる。
なお、AT継続抽選パートP2開始時の残りポイント数、即ち、AT継続抽選が許容される上限回数に相当する個数のAT継続抽選結果報知アイコンについて、未導出態様から報知態様に変化させる順序を予め定めた変化順シナリオを決定してもよい。この場合にも、12回を超えるAT継続抽選は行われないので、必ず当選する最大の抽選回数、即ち最大12個のAT継続抽選結果報知アイコンについて、未導出態様から報知態様に変化させる順序を予め定めた変化順シナリオを決定すればよい。
なお、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、本発明をスロットマシンに適用した実施例のみ記載したが、本発明をパチンコ機に適用することも可能である。
また、本実施例では、AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を2つのグループ(高確グループG1及び通常グループG2)に区分したが、1つのグループでも、3つ以上のグループに区分してもよい。
さらに、本実施例でのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13に相当する報知表示要素の数についても、最大N回の抽選を行えば必ず当選するという条件を見掛け上も満たす限り、即ち外れ報知態様に変化する報知表示要素の数がN−1個を超えない限り、任意に変更が可能である。
例えば、本発明をスロットマシンに適用した実施例のみ記載したが、本発明をパチンコ機に適用することも可能である。
また、本実施例では、AT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13を2つのグループ(高確グループG1及び通常グループG2)に区分したが、1つのグループでも、3つ以上のグループに区分してもよい。
さらに、本実施例でのAT継続抽選結果報知アイコンI1〜I13に相当する報知表示要素の数についても、最大N回の抽選を行えば必ず当選するという条件を見掛け上も満たす限り、即ち外れ報知態様に変化する報知表示要素の数がN−1個を超えない限り、任意に変更が可能である。
本発明は、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機に適用することができる。
1……スロットマシン、12……スタートレバー、13a〜13c……ストップボタン
R1〜R3……リール、20……リール窓、L1……入賞ライン、30……液晶表示装置
100A……主制御部、101……CPU、104……ROM、105……RAM
100B……演出制御部、191……CPU、194……ROM、195……RAM
P1……ポイント獲得パート、P2……AT継続抽選パート
I1〜I13……AT継続抽選結果報知アイコン、G1……高確グループ、G2……通常グループ
R1〜R3……リール、20……リール窓、L1……入賞ライン、30……液晶表示装置
100A……主制御部、101……CPU、104……ROM、105……RAM
100B……演出制御部、191……CPU、194……ROM、195……RAM
P1……ポイント獲得パート、P2……AT継続抽選パート
I1〜I13……AT継続抽選結果報知アイコン、G1……高確グループ、G2……通常グループ
Claims (3)
- 開始条件を満たしたときに許容されている許容回数を上限に、外れを引くたびに当選確率が向上し、且つ最大N回(Nは2以上の整数)の抽選を行えば必ず当選する抽選を1ゲームごとに1回実行する抽選手段と、
前記抽選手段による抽選に当選した場合に特典を付与する特典付与手段と、
演出表示装置に表示する演出の制御を司る演出制御部と、
を備えた遊技機において、
前記演出制御部は、
前記開始条件をみたしたときに、前記抽選の結果が未導出である旨を示す未導出態様から、前記抽選に当選した旨を示す当選報知態様と外れた旨を示す外れ報知態様とを含む報知態様に変化可能な、N個以上の報知表示要素の全てを、前記未導出態様にて前記演出表示装置に表示するとともに、前記当選報知態様に変化する報知表示要素の数を前記演出表示装置に表示し、
前記抽選が実行されるたびに、前記N個以上の報知表示要素のうち、未だ前記未導出態様が維持されている報知表示要素から1の報知表示要素を、前記当選報知態様及び外れ報知態様のうち、前記抽選の結果に応じた報知態様に変化させることを特徴とする遊技機。 - 前記抽選手段による抽選に係る制御を司る主制御部を備え、
前記主制御部は、前記抽選手段による抽選を実行するたびにその結果を示すコマンドを前記演出制御部に送信する、請求項1に記載の遊技機。 - 前記演出制御部は、前記開始条件を満たしたときに、前記N個以上の報知表示要素のうち、前記許容回数または少なくともN−1個の報知表示要素に関して前記未導出態様から前記報知態様に変化させる順番を定めた変化順シナリオを決定し、
前記抽選手段による抽選が実行されるたびに、少なくともその結果が外れの場合には、前記変化順シナリオに定めた順番に基づいて定まる1の報知表示要素を前記未導出態様から前記外れ報知態様に変化させる、請求項1または2に記載の遊技機。
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---|---|---|---|
JP2016034066A JP2017051589A (ja) | 2016-02-25 | 2016-02-25 | 遊技機 |
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ID=58319855
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019154518A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | 株式会社北電子 | 遊技機 |
JP2020078735A (ja) * | 2020-03-04 | 2020-05-28 | 株式会社北電子 | 遊技機 |
-
2016
- 2016-02-25 JP JP2016034066A patent/JP2017051589A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019154518A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | 株式会社北電子 | 遊技機 |
JP2020078735A (ja) * | 2020-03-04 | 2020-05-28 | 株式会社北電子 | 遊技機 |
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