JP2017049044A - ナビサーバ、ナビクライアントおよびナビ方法 - Google Patents

ナビサーバ、ナビクライアントおよびナビ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザにとって負荷を感じる度合いが小さいと推定されるルートを探索することが出来るナビサーバ、ナビクライアントおよびナビ方法を提供する。【解決手段】サーバコスト認識補正要素は、対象セグメントの道路環境及び当該対象セグメントとサーバルート候補に含まれる1又は複数の他のセグメントとの間の相対的な関係の一方又は両方を示す複数の指標の少なくとも1つについて、対象セグメントの通行難易度を示すセグメントコスト指標値を評価し、前記対象セグメントのコストを対象セグメントのセグメントコスト指標値により補正する【選択図】図4

Description

本発明は、ナビサーバ、ナビクライアントおよびナビ方法に関する。
従来、移動体の経路を案内するナビクライアントとして、地図等の外部情報に含まれるリンク旅行時間を補正し、高精度なリンク旅行時間を補正又は推定することにより、より高精度な旅行時間が最小となる経路を探索する車両用経路誘導装置が知られている(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1の車両用経路誘導装置は、右(左)折又は通行規制があるリンクにおいて、これらの影響により増加する旅行時間を考慮して適当なリンク長を算出するリンク相当長算出部と、国道又は一般道等の道路種別による旅行時間を補正する道路種別補正部と、道路の幅員に基づき旅行時間を補正する道路幅員補正部とを備えている。
特許文献1の車両用経路誘導装置によれば、外部情報に含まれるリンク旅行時間が、右左折、通行規制、道路種別、道路の幅員等のそのリンクの特性を考慮して補正されるので、高精度に旅行時間が最小となる経路が探索されうる。
特開平7−129893号公報
しかしながら、ユーザは、必ずしも旅行時間が最小となるルートを望むとは限らない。例えば、ユーザは、多少遠回りになったとしても、旅行時間が最小となるルートよりも運転者にとって負荷を感じる度合いが小さいルートを望む場合がある。
このような問題に鑑み、本発明は、ユーザにとって負荷を感じる度合いが小さいと推定されるルートを選定することが出来るナビサーバ、ナビクライアントおよびナビ方法を提供することを目的とする。
本発明のナビサーバは、
道路をリンクで表したサーバマップ情報を記憶するサーバ記憶装置と、
通信によりナビクライアントのユーザの出発地点及び目的地点を認識するサーバ地点認識要素と、
前記出発地点の近傍のリンクと前記目的地点の近傍のリンクとを結ぶサーバルートの候補であるサーバルート候補に含まれる一又は連続した複数のリンクからなるセグメントのそれぞれを対象として、対象セグメントにおける基準セグメントコストを認識するサーバコスト認識要素と、
当該対象セグメントの道路環境及び当該対象セグメントと前記サーバルート候補に含まれる一又は複数の他のセグメントとの間の相対的な関係の一方又は両方を示す複数の指標の少なくとも1つについて、当該対象セグメントの通行難易度を示すセグメントコスト指標値を評価し、前記対象セグメントの前記基準セグメントコストを前記対象セグメントの前記セグメントコスト指標値により補正することにより補正セグメントコストを算出するサーバコスト補正要素と、
前記補正セグメントコストに関連する情報を前記ナビクライアントへ送信するサーバコスト情報送信要素とを備えることを特徴とする。
当該構成のナビサーバによれば、セグメントコスト指標値のそれぞれに示される当該対象セグメントの通行難易度が勘案された上で補正セグメントコストが算出され、当該補正セグメントコストに関する情報がナビクライアントに送信される。この結果、当該補正セグメントコストに関する情報に基づいてクライアントルートが決定されることにより、ユーザがユーザにとって負荷を感じる度合いが小さいとされるルートが適切に選定されうる。
本発明のナビサーバにおいて、
前記サーバコスト認識要素は、
前記対象セグメントに対し、当該対象セグメントに含まれるルートの形状が直線形状に近いかどうかを示す直線評価値を決定し、前記直線評価値に基づいて、前記対象セグメントに含まれるルートの形状が直線形状に近ければ近いほど、前記対象セグメントのセグメントコストが連続的又は断続的に小さく評価されるように前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることが好ましい。
当該構成のナビサーバによれば、前記対象セグメントに含まれるリンクが直線状に近ければ近いほど、対象セグメントのセグメントコストが連続的又は断続的に小さく評価されるようにセグメントコスト指標値が決定される。そして、このセグメントコスト指標値に基づいて、セグメントコストが補正され、当該セグメントコストが最小となるサーバルート候補がサーバルートとして選択される。
これにより、直線状に近いセグメントを多く含むルートは、各セグメントのセグメントコストの合計値が相対的に小さく評価されやすくなるので、サーバルートとして選択されされやすくなる。
すなわち、ユーザにとって負荷を感じる度合いが小さいと推定される、直線状に近いと推定されるルートがサーバルートとして適切に選定されうる。
本発明のナビサーバにおいて、
前記サーバコスト認識要素は、
前記対象セグメントの道路環境の変化の度合い又は対象セグメントの道路環境に対する前記他のセグメントの道路環境の変化の度合いを評価し、当該変化の度合いが大きいほど、前記対象セグメントのセグメントコストが連続的又は断続的に大きく評価されるように前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることが好ましい。
当該構成のナビサーバによれば、前記対象セグメントの道路環境の変化の度合い又は対象セグメントの道路環境に対する前記他のセグメントの道路環境の変化の度合いが大きいほど、対象セグメントのセグメントコストが連続的又は断続的に大きく評価されるようにセグメントコスト指標値が決定される。そして、このセグメントコスト指標値に基づいて、セグメントコストが補正され、当該セグメントコストが最小となるサーバルート候補がサーバルートとして選択される。
これにより、道路環境の変化の度合いが相対的に大きいセグメントを含むルートは、各セグメントのセグメントコストの合計値が相対的に大きく評価されやすくなるので、サーバルートとして選択されにくくなる。一方、道路環境の変化の度合いが相対的に小さいルートは、当該ルートに含まれる各セグメントのセグメントコストの合計値が相対的に低く評価されやすくなるので、サーバルートとして選択されやすくなる。
すなわち、ユーザにとって負荷を感じる度合いが小さいと推定される、道路環境の変化の度合いが相対的に小さいルートがサーバルートとして適切に選定されうる。
本発明のナビサーバにおいて、
前記サーバ記憶装置は、各セグメントの道路の曲率又は曲率変化量に関する曲率情報を記憶するように構成され、
前記サーバコスト認識要素は、前記曲率情報を参照することにより、前記対象セグメントの道路の曲率の絶対値の積算値又は曲率変化量の絶対値の積算値を認識し、前記対象セグメントの道路の曲率の絶対値の積算値又は曲率変化量の絶対値の積算値が大きいほど、前記対象セグメントのセグメントコストが連続的又は断続的に大きく評価されるように前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることが好ましい。
当該構成のナビサーバによれば、道路の曲率の絶対値の積算値又は曲率変化量の絶対値の積算値が相対的に大きいセグメントのセグメントコストが大きく評価される。この結果、ユーザにとって負荷を感じる度合いが小さいと推定される、各道路の曲率の絶対値の積算値又は曲率変化量の絶対値の積算値が相対的に小さいルートがサーバルートとして適切に選定されうる。
本発明のナビサーバにおいて、
前記サーバ記憶装置は、互いに隣接するセグメントの接続態様に関する接続態様情報を記憶するように構成され、
前記サーバコスト認識要素は、前記接続態様情報を参照することにより、前記対象セグメントと当該対象セグメントに隣接する他のセグメントとの接続態様を判定し、前記対象セグメントと当該対象セグメントに隣接する他のセグメントとの接続態様に応じて前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることが好ましい。
当該構成のナビサーバによれば、前記対象セグメントと当該対象セグメントに隣接する他のセグメントとの接続態様に応じてセグメントコスト指標値が決定され、当該セグメントコスト指標値により、各セグメントのセグメントコストが補正される。
これにより、ユーザにとって負荷を感じる度合いが小さいと推定される接続態様を含むルートがサーバルートとして適切に選定されうる。
本発明のナビサーバにおいて、
前記サーバ記憶装置は、各セグメントごとの停止指示又は速度制限に関する通行規制情報を記憶するように構成されており、
前記サーバコスト認識要素は、前記通行規制情報に基づいて、前記対象セグメントに存在する停止指示又は速度制限を認識し、前記対象セグメントにおける停止指示又は速度制限に応じてセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることが好ましい。
当該構成のナビサーバによれば、ユーザにとって負荷を感じる度合いが小さいと推定される、通行規制が比較的少ないルートがサーバルートとして適切に選定されうる。
本発明のナビサーバにおいて、
前記サーバ記憶装置は、各セグメントの幅員又は車線数を示す幅員情報を記憶するように構成されており、
前記サーバコスト認識要素は、前記サーバ記憶装置に記憶された前記幅員情報の種別を認識し、当該幅員情報の種別及び対象セグメントの幅員又は車線数に基づいて前記対象セグメントの幅員レベルを判定し、当該対象セグメントの幅員レベルに基づいて前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることが好ましい。
当該構成のナビサーバによれば、サーバ記憶装置に記憶された幅員情報が幅員か車線数かで異なっていても、当該対象セグメントの幅員レベルが判定され、この対象セグメントの幅員レベルに基づいて対象セグメントのセグメントコスト指標値が決定される。
この結果、幅員情報の提供元の相違等に起因した情報の相違が存在する場合であっても、ユーザが負荷を感じる度合いが小さいと推定される幅員の道路を含むルートがサーバルートとして適切に選定されうる。
本発明のナビサーバにおいて、
前記サーバ記憶装置は、第1種高速道と前記第1種高速道とは異なる第2種高速道とを含む各セグメントの道路種別を示す道路種別情報を記憶するように構成されており、
前記サーバコスト認識要素は、前記道路種別情報に基づいて、前記対象セグメントの道路種別を認識し、当該対象セグメントの道路種別が前記第1種高速道である場合、前記対象セグメントの道路種別が前記第2種高速道であるよりも前記対象セグメントのセグメントコストが大きく評価されるように前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることが好ましい。
高速道の性質によって移動体のユーザが負荷を感じる度合いも変化するところ、その当該構成のナビサーバによれば、高速道が複数の種別に分類され、当該高速道の種別に応じてセグメントコスト指標値が異なるように決定される。このセグメントコスト指標値によりセグメントコストが補正されることにより、高速道の種別に応じた通行難易度が勘案された上でサーバルートが適切に選定されうる。
本発明のナビサーバにおいて、
前記サーバ記憶装置は、各セグメントに含まれる道路と一体となって設けられている道路施設若しくは工作物又は当該道路に付属した付属物に関する道路施設等情報を記憶するように構成されており、
前記サーバコスト認識要素は、前記道路施設等情報に基づいて、前記対象セグメントと一体となって設けられている道路施設若しくは工作物又は当該対象セグメントに付属した付属物を認識し、当該認識された道路施設又は工作物に応じて前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることが好ましい。
道路施設、工作物又は付属物の性質によって移動体のユーザが負荷を感じる度合いも変化するところ、その当該構成のナビサーバによれば、道路施設、工作物又は付属物に応じてセグメントコスト指標値が決定される。このセグメントコスト指標値によりセグメントコストが補正されることにより、道路施設、工作物又は付属物の種別に応じた通行難易度が勘案された上でサーバルートが適切に選定されうる。
第1実施形態のナビシステムの全体構成図。 第1実施形態のルート探索処理のフローチャート。 ルート探索処理における各処理を説明する図で、図3Aは、ノードとリンクとの関係を説明する図、図3Bは、コスト認識処理後の各ノードとリンクとコストとの関係を示す図、図3Cは、重複コスト排除処理後の各ノードとリンクとコストとサーバルートとの関係を示す図。 リンクごとのコスト認識処理のフローチャート。 第2実施形態のナビクライアントの構成図。 第2実施形態のルート探索処理のフローチャート。 第3実施形態のナビシステムの構成図。 第3実施形態のルート探索処理のフローチャート。 リンク第1グループごと(又はリンク第2グループごと)のコスト認識処理のフローチャート。 図10Aは、リンク第1グループ及びリンク第2グループを説明する第1の図、図10Bは、リンク第1グループ及びリンク第2グループを説明する第2の図。
(第1実施形態)
図1に示されている本発明の第1実施形態としてのナビシステムは、ナビサーバ1と、複数のナビクライアント2とにより構成されている。ナビサーバ1および複数のナビクライアント2のそれぞれは、一または複数のネットワークを介して相互通信可能である。ナビクライアント2は、四輪自動車、二輪自動車および自転車などの車両など、ユーザの運転操作にしたがって移動する機能を有する装置である移動体に一時的または恒久的に搭載されるように構成されている。
(ナビサーバの構成)
ナビサーバ1は、サーバ地点認識要素11と、サーバコスト認識補正要素12と、サーバコスト情報送信要素13と、サーバ記憶装置16とを備えている。なお、サーバコスト認識補正要素12が、本発明の「サーバコスト認識要素」及び「サーバコスト補正要素」に相当する。
サーバ地点認識要素11、サーバコスト認識補正要素12、およびサーバコスト情報送信要素13は、サーバ記憶装置16を構成するメモリの指定領域からソフトウェアおよびデータを必要に応じて読み取った上で、当該データを対象として当該ソフトウェアにしたがった指定の演算処理を実行する演算処理装置(CPU)および必要に応じて通信機器、記憶装置(メモリ)等により構成されている。当該指定の演算処理の詳細については後述する。
サーバ記憶装置16は、サーバ地点認識要素11、サーバコスト認識補正要素12、およびサーバコスト情報送信要素13のそれぞれによる受信情報および計算結果などの演算処理結果を記憶保持するように構成されている。サーバ記憶装置16は、サーバマップ情報161、回避係数設定情報162、道路交通情報163、静的コスト情報164、接続態様情報165、道路種別情報166、幅員情報167、通行規制情報168、道路施設情報169、を記憶保持するように構成されている。
サーバマップ情報161には、道路を構成する各リンクの位置、形状および姿勢等が座標値((緯度、経度)または(緯度、経度、高度))の列のほか、各リンクを識別するためのリンク識別情報および属性を表すデータなどが含まれている。各リンクはノードにより接続されている。リンクが本発明の「セグメント」の一例である。
回避係数設定情報162には、複数の指標について、リンクL(k)の通行難易度または互いに隣接するリンクL(k1)からリンクL(k2)までの通行難易度を示す回避係数が含まれている。回避係数の詳細は後述する。
道路交通情報163には、各移動体から逐次収集される情報に基づいて求められた、各リンクL(k)における平均リンク移動時間及び当該平均リンク移動時間に基づいて予測された予測リンク移動時間、並びにあるリンクL(k1)から他のリンクL(k2)へ移動する際に要する平均遷移時間及び平均遷移時間に基づいて予測された予測遷移時間が含まれている。これらに代えてまたは加えて、道路交通情報163に、各移動体から逐次収集される情報に基づいて求められた、各リンクL(k)における燃費又は電費等の平均リンク移動エネルギー消費量及び当該平均リンク移動エネルギー消費量に基づいて予測された予測リンク移動エネルギー消費量、並びにあるリンクL(k1)から他のリンクL(k2)へ移動する際に要する平均遷移エネルギー消費量及び平均遷移エネルギー消費量に基づいて予測された予測遷移エネルギー消費量が含まれてもよい。
静的コスト情報164には、あらかじめ定められた各リンクL(k)におけるリンク移動時間及びあるリンクL(k1)から他のリンクL(k2)へ移動する際に要する遷移時間が含まれている。これらに代えてまたは加えて、静的コスト情報164に、あらかじめ定められた各リンクL(k)にリンク移動エネルギー消費量並びにあるリンクL(k1)から他のリンクL(k2)へ移動する際に要する遷移エネルギー消費量が含まれてもよい。また、これらに代えてまたは加えて、静的コスト情報164には、リンクL(k)の距離又はリンクL(k1)から他のリンクL(k2)までの距離が含まれていてもよい。
接続態様情報165には、各ノードN(j)とリンクL(k)との接続態様を示す情報として、直進、右折、左折及びUターン並びに隣接するリンクL(k1)及びL(k2)の接続角度が含まれている。
なお、図3A〜図3Cにk=1〜5、j=1〜5の場合が示されるように、ノードN(j)とは地図上の交差点等の各地点を示し、リンクL(k)とは2つのノードを結ぶ道路を示す。
道路種別情報166には、各リンクL(k)の道路種別を示す情報として、都市部高速道、都市部外高速道、及び一般道の区別、並びに有料道及び無料道の区別が含まれている。
幅員情報167には、各ノードN(j)又は各リンクL(k)の道路幅を直接的または間接的に示す情報として、道路幅又は車線数が含まれている。
通行規制情報168には、各ノードN(j)又は各リンクL(k)の通行規制を示す情報として、信号機の存否及び個数に関する情報、一時停止指示の存否及び個数に関する情報、並びに各リンクの最高速度に関する情報が含まれている。
道路施設情報169には、各ノードN(j)又は各リンクL(k)を示す道路と一体となっている施設若しくは工作物又は当該道路に付属した付属物を示す情報として、トンネル、橋、及び道路柵等に関する情報が含まれている。
(ナビクライアントの構成)
ナビクライアント2は、スマートフォンまたはタブレットなどの携帯型の端末装置により構成されている。「携帯型」とは、例えばそのサイズが人間の標準的な手の平程度であり、その重量が片手でまたは衣服のポケットなどに入れて簡単に持ち運びができる程度であることを意味する。ナビクライアント2が、携帯型の機器よりも大型かつ重量がある機器(たとえば移動体に組み付けられている機器)によって構成されていてもよい。
ナビクライアント2は、クライアント地点認識要素21と、クライアントルート認識要素23と、クライアント入力装置24と、クライアント出力装置25と、クライアント記憶装置26と、を備えている。
クライアント地点認識要素21、およびクライアントルート認識要素23は、クライアント記憶装置26を構成するメモリの指定領域からソフトウェアおよびデータを必要に応じて読み取った上で、当該データを対象として当該ソフトウェアにしたがった指定の演算処理を実行する演算処理装置(CPU)および必要に応じて通信機器、記憶装置(メモリ)等により構成されている。
クライアント地点認識要素21は、ナビクライアント2の現在位置を逐次測定するように構成されている。ナビクライアント2の現在位置は、GPS受信機により人工衛星から受信された信号のほか、必要に応じてジャイロセンサの出力信号に基づいて計測される。クライアント地点認識要素21は、ナビクライアント2の位置の時系列的な変化態様を表わす「プローブ情報」をナビサーバ1に対して送信するように構成されている。クライアント地点認識要素21は、出発地点及び目的地点を含む「要求情報」をナビサーバ1に対して送信するように構成されている。
クライアントルート認識要素23は、「要求情報」に応じた「サーバルート情報」をナビサーバ1から受信し、サーバルート情報に基づき、後述するクライアントマップ情報261を用いてクライアントルートを探索するように構成されている。
クライアント入力装置24は、操作ボタンやマイクロフォンにより構成され、ユーザの操作または発話による種々の操作または入力設定を可能とする。クライアント出力装置25は、ディスプレイ装置および音響出力装置(スピーカ)により構成され、クライアントマップ情報等の画像コンテンツを表示または音響コンテンツを出力する。クライアント入力装置24およびクライアント出力装置25は、タッチパネル式ディスプレイにより構成されていてもよい。
クライアント記憶装置26は、クライアント地点認識要素21及びクライアントルート認識要素23のそれぞれによる受信情報および計算結果などの演算処理結果を記憶保持するように構成されている。クライアント記憶装置26は、クライアントマップ情報261およびコンテンツ262等を格納するように構成されている。
クライアントマップ情報261には、道路を構成する各リンクの位置、形状および姿勢等を表わす座標列と、各リンクを識別するためのリンク識別情報とが含まれている。
クライアントマップ情報261には、当該座標列が含まれず、マップをクライアント出力装置25に表示させるための画像情報と、当該マップに含まれている道路を構成する各リンクのリンク識別情報とが含まれていてもよい。この場合、ナビサーバ1により、サーバマップ情報に含まれる座標値のうち、プローブ情報または要求情報に含まれる座標値に一致する座標値が特定されることによって、当該特定座標値に対応するリンク識別情報または道路種類などが特定されてもよい。
クライアントマップ情報261とサーバマップ情報161とのスペックやデータ構造が異なるため、各マップ情報における座標列の定義等が異なっていても、同一のリンクに共通のリンク識別情報が付されることにより、リンクのマッチングが可能とされている。ナビサーバ1によりリンク識別情報が含まれているサーバルート情報が送信され、ナビクライアント2により当該ルート情報に含まれるリンク識別情報により識別される複数のリンクを包含するナビルートの画像がクライアント出力装置25を通じて表示される。
コンテンツ262には、画像コンテンツ(静止画および動画)のように視覚を通じて認識されるコンテンツのほか、音響コンテンツ(楽曲および操作音など)のように聴覚を通じて認識されるコンテンツ、およびこれらが組み合わせられた娯楽コンテンツなどが含まれている。画像コンテンツには、クライアントマップ情報の一部のほか、当該クライアントマップ情報に重ねて表示されるクライアントルートも含まれる。
本発明の構成要素が情報を「出力する」とは、当該情報の表示、音声出力、振動出力等、人間がその視覚、聴覚、触覚等、五感を通じて認識しうるあらゆる形態で情報を出力することを意味する。本発明の構成要素が担当の演算処理を実行するように「構成されている」とは、当該構成要素が必要なプログラムおよびデータをメモリから読み取り等した上で、当該データに基づき、当該プログラムにしたがって担当演算処理を実行する機能を有すること、ひいてはプログラムされていることを意味する。
(ルート探索処理)
図2を参照して、本実施形態におけるルート探索処理の概略的な流れについて説明する。
クライアント地点認識要素21は、クライアント入力装置24に対するユーザの操作を検知することにより、ユーザによって指定された出発地点及び目的地点を認識する(図2/STEP110)。なお、クライアント地点認識要素21は、現在地点を出発地点として認識してもよい。
クライアント地点認識要素21は、認識した出発地点S及び目的地点Gをナビサーバ1に送信する(図2/STEP120)。この出発地点S及び目的地点Gは、たとえば座標値又はノード若しくはリンクを示すID等により表記されている。
サーバ地点認識要素11は、ナビクライアント2から出発地点S及び目的地点Gを受信する(図2/STEP210)。
サーバ地点認識要素11は、サーバ記憶装置16に記憶されたサーバマップ情報161を参照することにより、図3に示されるような各リンクL(k)及び各ノードN(j)を認識するとともに、出発地点Sに対応する地点S1及び目的地点Gに対応する地点G1を認識する(図2/STEP220)。図3においては、地点S1がノードN(1)であり、地点G1がノードN(5)となっている。
サーバコスト認識補正要素12は、認識された出発地点S1及び目的地点G1に基づき、後述するリンクごとのコスト認識処理を実行する(図2/STEP230)。このコスト認識処理においては、図3Bに示されるように、出発地点S1及び目的地点G1を結ぶルートであるサーバルート候補Rm(m=1,2…)のそれぞれに含まれるリンクL(k)のそれぞれに移動コストCost(k)が割り振られるとともに、リンクL(k1)からリンクL(k2)に移動する場合の遷移コストTransitionCost(k1、k2)が割り振られる。
図2/STEP220の処理の最中に道路交通情報163が更新された場合等には、図3Bに示されるように、1のリンクL(1)に対し、複数の互いに異なる移動コストCostA(1)、CostB(1)が割り振られ、または1組のリンクL(1)、リンクL(2)に対し、複数の互いに異なる遷移コストTransitionCostA(1、2)、TransitionCostB(1、2)が割り振られることがある。
このため、サーバコスト認識補正要素12は、各移動コストCost(k)、遷移コストTransitionCost(k1、k2)について、所定の優先度に従って、重複しているコストを排除(削除)する処理を実行する(図2/STEP250)。たとえば、サーバコスト認識補正要素12は、STEP250において、各リンクL(k)における最大コスト以外のコストを排除してもよいし、最小コスト以外のコストを排除してもよいし、リンクL(k)に割り振られた時間が最新であるコスト以外のコストを排除してもよい。
サーバコスト情報送信要素13は、サーバコスト認識補正要素12に割り振られた各移動コストCost(k)、各遷移コストTransitionCostA(k1、k2)に基づき、ダイクストラ法等の最短経路探索アルゴリズムによって、コストの総和TotalCost(m)が最小となるようなサーバルート候補R(m)をサーバルートSRとして探索する(図2/STEP260)。
例えば、図3Cにおけるサーバルート候補R(1)は、移動体が、地点S1から、リンクL(1)を通過し、リンクL(1)からリンクL(2)へ移動し、リンクL(2)を通過し、リンクL(2)からリンクL(3)へ移動し、リンクL(3)を通過することにより、地点G1に到達するコースである。従って、サーバルート候補R(1)のコストの総和TotalCost(R1)は、次の式(1)で表される。
また、例えば、図3Cにおけるサーバルート候補R(2)は、移動体が、地点(S)から、リンクL(1)を通過し、リンクL(1)からリンクL(4)へ移動し、リンクL(4)を通過し、リンクL(4)からリンクL(5)へ移動し、リンクL(5)を通過することにより、地点G1に到達するコースである。従って、サーバルート候補R2のコストの総和TotalCost(R2)は、次の式(2)で表される。
サーバコスト情報送信要素13は、探索されたサーバルートSRを特定するための座標値、ノードID及びリンクID等が含まれたサーバルート情報をナビクライアント2に送信する(図2/STEP270)。
なお、サーバルート情報が、本発明の「補正セグメントコストに関連する情報」の一例である。サーバコスト情報送信要素13は、これに代えてまたは加えて、各移動コスト及び各遷移コストを「補正セグメントコストに関連する情報」としてナビクライアント2に送信してもよい。
クライアントルート認識要素23は、サーバルート情報を受信する(図2/STEP130)。
クライアントルート認識要素23は、サーバルート情報に含まれる座標値、ノードID及びリンクIDに基づき、クライアント記憶装置26に記憶されたクライアントマップ情報261を参照することにより、サーバルートSRに相当するクライアントルートを認識する(図2/STEP140)。
クライアントルート認識要素23は、クライアントルートを含む地図を作成し、クライアント記憶装置26に記憶されたコンテンツ262とともにクライアント出力装置25に出力し、案内を開始する(図2/STEP150)。
(コスト認識処理)
図4を参照して、サーバコスト認識補正要素12により実行される本実施形態のリンクごとのコスト認識処理(STEP230)の詳細を説明する。
サーバコスト認識補正要素12は、地点S1から開始し、地点G1に到達するまで、隣接するリンクそれぞれに対してSTEP232〜STEP249の処理を実行する(図4/STEP231)。
より具体的には、図3Aにおいて、サーバコスト認識補正要素12は、地点S1に隣接するリンクL(1)に対し、STEP232〜STEP249の処理を実行する。次に、サーバコスト認識補正要素12は、リンクL(1)に隣接するリンクL(2)、L(4)のそれぞれに対し、STEP232〜STEP249の処理を実行する。次に、サーバコスト認識補正要素12は、リンクL(2)に隣接するリンクL(3)、リンクL(4)に隣接するリンクL(5)のそれぞれに対し、STEP232〜STEP249の処理を実行する。その後、リンクL(3)及びリンクL(5)のそれぞれは地点G1に隣接しているため、サーバコスト認識補正要素12は、処理を終了する。
換言すれば、サーバコスト認識補正要素12は、あるリンクが地点G1を含んでいないまたは隣接していない限り、そのリンクの隣接したリンクについてSTEP232〜STEP249の処理を実行する一方、あるリンクが地点G1を含んでいるまたは隣接している場合には、そのリンクの隣接したリンクについてSTEP232〜STEP249の処理を実行しない。
なお、STEP232〜STEP249の処理における処理対象のリンクL(k)を、以下「対象リンクL(k)」という。
上記からも明らかなように、本実施形態においては、対象リンクL(k)は、少なくとも1つのサーバルート候補に含まれるリンク(図2/STEP260の探索の対象となるルートに含まれるリンク)となる。なお、対象リンクL(k)の全てがいずれかのサーバルート候補に含まれるリンクである必要はないが、サーバルート候補に含まれるリンクの全ては、事前にコストが割り振られなければならないため、いずれかの段階で、STEP232〜STEP249の処理の対象のリンク(対象リンクL(k))となる必要がある。
サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された道路交通情報163又は静的コスト情報164を参照することにより、対象リンクL(k)の基準移動コスト又は対象リンクL(k)に隣接する手前のリンクL(k−1)(以下、手前リンクL(k−1)という。)から対象リンクL(k)までの基準遷移コストを、それぞれ対象リンクL(k)の移動コストCost(k)又は手前リンクL(k−1)から対象リンクL(k)までの遷移コストTransitionCost(k−1,k)として認識する(図4/STEP232)。
例えば、道路交通情報163に含まれている基準コストとしての対象リンクL(k)の平均リンク移動時間が、対象リンクL(k)の移動コストCost(k)として認識される。これに代えて、道路交通情報163に含まれている対象リンクL(k)の予測リンク移動時間が移動コストCost(k)として認識されてもよいし、平均リンク移動エネルギー消費量が移動コストCost(k)として認識されてもよいし、予測リンク移動エネルギー消費量が移動コストCost(k)として認識されてもよい。
また、サーバコスト認識補正要素12は、基準遷移コストとしての手前リンクL(k−1)から対象リンクL(k)までの平均遷移移動時間を、遷移コストTransitionCost(k−1,k)と認識する。これに代えて、サーバコスト認識補正要素12は、手前リンクL(k−1)から対象リンクL(k)までの予測遷移移動時間を遷移コストTransitionCost(k−1,k)と認識してもよいし、手前リンクL(k−1)から対象リンクL(k)までの平均遷移エネルギー消費量又は予測遷移エネルギー消費量を遷移コストTransitionCost(k−1,k)と認識してもよい。
また、道路交通情報163に対象リンクL(k)の平均リンク移動時間等が含まれていない場合、または道路交通情報163の対象リンクL(k)の平均リンク移動時間等についての更新時刻から所定時間が経過している場合、サーバコスト認識補正要素12は、道路交通情報163に代えて静的コスト情報164を参照することにより、基準移動コストを対象リンクL(k)の移動コストCost(k)として認識してもよい。この場合、サーバコスト認識補正要素12は、基準コストとしての静的コスト情報164に含まれる対象リンクL(k)のリンク移動時間を、対象リンクL(k)の移動コストCost(k)として認識してもよいし、対象リンクL(k)のリンク移動エネルギー消費量を対象リンクL(k)の移動コストCost(k)として認識してもよいし、対象リンクL(k)の距離を対象リンクL(k)の移動コストCost(k)として認識してもよい。
また、道路交通情報163に手前リンクL(k−1)から対象リンクL(k)までの平均遷移移動時間等が含まれていない場合、または道路交通情報163の当該平均遷移移動時間等についての更新時刻から所定時間が経過している場合、サーバコスト認識補正要素12は、道路交通情報163に代えて静的コスト情報164を参照することにより、手前リンクL(k−1)から対象リンクL(k)までの遷移移動時間を遷移コストTransitionCost(k−1,k)として認識してもよい。
サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された接続態様情報165を参照することにより、対象リンクL(k)と対象リンクL(k)に隣接した手前リンクL(k−1)との接続態様を認識する(STEP233)。
より具体的には、サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された接続態様情報165を参照することにより、対象リンクL(k)と対象リンクL(k)に隣接したリンクとの接続態様が、直進、右折、左折、またはUターンのいずれにあたるか認識する。たとえば、対象リンクL(k)が図3Aに示されるリンクL(2)である場合、サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された接続態様情報165を参照することにより、対象リンクL(2)と手前リンクL(1)との接続態様が左折であると認識する。
サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された回避係数設定情報162を参照することにより、認識した接続態様に対応する遷移回避係数Ctを認識し、当該遷移回避係数Ctを用いて、手前リンクL(k−1)から対象リンクL(k)までの遷移コストTransitionCost(k−1,k)を補正する(図4/STEP234)。
例えば、サーバコスト認識補正要素12は、回避係数設定情報162に含まれるテーブル(表1参照)を参照することにより、手前リンクL(1)と対象リンクL(2)との接続態様である左折に応じた遷移回避係数Ct2を認識し、下記式(3)により、手前リンクL(1)から対象リンクL(2)までの遷移コストTransitionCost(1、2)を補正する。
なお、手前リンクL(k−1)が左側通行の道路である場合、右折、左折、Uターン、直進それぞれに対応する遷移回避係数Ct1、Ct2、Ct3及びCt4は、次の関係(4)を満たすことが好ましい。
これは、一般的に、左側通行の道路を移動する移動体の運転者が、Uターンを最も煩わしく感じ、右折を次に煩わしく感じ、左折をその次に煩わしく感じる一方、直進については、煩わしさをほとんど感じないか、または快適と感じることに基づく。
手前リンクL(k−1)が右側通行の道路である場合、右折、左折、Uターン、直進それぞれに対応する遷移回避係数Ct1、Ct2、Ct3及びCt4は、次の関係(5)を満たすことが好ましい。これは左側通行の場合と同様の理由に基づく。
サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された道路種別情報166を参照することにより、対象リンクL(k)の道路種別が、特定の道路種別(都市部高速道又は都市部外高速道)であるか否かを判定する(図4/STEP235)。
当該判定結果が肯定的である場合(図4/STEP235‥YES)、サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された回避係数設定情報162を参照することにより、対象リンクL(k)の道路種別に対応する道路種別回避係数Ceを認識し、当該道路種別回避係数Ceを用いて対象リンクL(k)の移動コストCost(k)を補正する(図4/STEP236)。
例えば、サーバコスト認識補正要素12は、回避係数設定情報162に含まれるテーブル(表2参照)を参照することにより、対象リンクL(k)の道路種別に応じた道路種別回避係数Ceを認識し、下記式(6)により、対象リンクL(k)の移動コストCost(k)を補正する。
ここで、都市部高速道に対応する道路種別回避係数Ce1は、都市部外高速道に対応する道路種別回避係数Ce2よりも大きいことが好ましい。
STEP235の判定結果が否定的である場合(図4/STEP235‥NO)、サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された幅員情報167を参照することにより、対象リンクL(k)の幅員情報の種別(車線数か幅員か)を認識する(図4/STEP237)。
サーバコスト認識補正要素12は、対象リンクL(k)の幅員情報の種別に基づき、幅員情報と幅員レベルを対応付けた関数、テーブル又はマップ等を用いて、対象リンクL(k)の幅員レベルを認識する(図4/STEP238)。
たとえば、対象リンクL(k)の幅員情報の種別が幅員である場合、幅員に対応した関数、テーブル又はマップ等を用いて、対象リンクL(k)の幅員レベルを認識する。
たとえば、対象リンクL(k)の幅員情報の種別が車線数である場合、サーバコスト認識補正要素12は、車線数に対応した関数、テーブル又はマップ等を用いて、対象リンクL(k)の幅員レベルを認識する。これに代えて、対象リンクL(k)の幅員情報の種別が車線数である場合、サーバコスト認識補正要素12は、車線数を所定の計算式を用いて幅員に変換し、幅員に対応した関数、テーブル又はマップ等を用いて、対象リンクL(k)の幅員レベルを認識してもよい。
サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された回避係数設定情報162を参照することにより、対象リンクL(k)の幅員レベルに対応する幅員レベル回避係数Cw(>0)を認識し、幅員レベル回避係数Cwを用いて対象リンクL(k)の移動コストCost(k)を補正する(図4/STEP239)。
例えば、サーバコスト認識補正要素12は、回避係数設定情報162に含まれるテーブル(表3参照)を参照することにより、対象リンクL(k)の幅員レベルに応じた幅員レベル回避係数Cwを認識し、下記式(7)により、対象リンクL(k)の移動コストCost(k)を補正する。
サーバコスト認識補正要素12は、これに代えてまたは加えて、対象リンクL(k)の幅員レベルに応じた所定の値(マイナスを含む。)を対象リンクL(k)の移動コストCost(k)に加算してもよい。
なお、対象リンクL(k)の幅員が広い幅員レベルであるほど、対象リンクL(k)の幅員レベルに対応する幅員レベル回避係数Cw又は幅員レベルに応じた所定の値は、断続的又は連続的に小さい値となることが好ましい。
サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された通行規制情報168を参照することにより、対象リンクL(k)に含まれる停止指示の有無(又は数)を認識する(図4/STEP240)。具体的には、サーバコスト認識補正要素12は、対象リンクL(k)に含まれる信号の有無(又は数)、一時停止指示の有無(又は数)を認識する。
サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された回避係数設定情報162を参照することにより、信号の有無(又は数)又は一時停止指示の有無(又は数)に応じた停止回避係数Csを認識し、当該停止回避係数Csを用いて対象リンクL(k)の移動コストCost(k)を補正する(図4/STEP241)。
例えば、サーバコスト認識補正要素12は、回避係数設定情報162に含まれるテーブル(表4参照)を参照することにより、信号の有無(又は数)又は一時停止指示の有無(又は数)に応じた停止回避係数Csを認識し、下記式(8)により、対象リンクL(k)の移動コストCost(k)を補正する。
サーバコスト認識補正要素12は、これに代えてまたは加えて、対象リンクL(k)の信号の有無(又は数)又は一時停止指示の有無(又は数)に応じた所定の値(マイナスを含む。)を対象リンクL(k)の移動コストCost(k)に加算してもよい。
なお、対象リンクL(k)に信号が存在する場合の停止回避係数Cs1(>1)及び所定の値(>0)のそれぞれは、対象リンクL(k)に一時停止指示が存在する場合の停止回避係数Cs2(>1)及び所定の値(>0)よりも大きいことが好ましい。
サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された通行規制情報168を参照することにより、対象リンクL(k)の制限速度(最高速度の制限)を認識する(図4/STEP242)。
サーバコスト認識補正要素12は、対象リンクL(k)の制限速度を離散的な制限速度レベルのいずれに属するかを判定する(図4/STEP243)。
サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された回避係数設定情報162を参照することにより、制限速度レベルに応じた速度制限回避係数Clを認識し、当該速度制限回避係数Clを用いて対象リンクL(k)の移動コストCost(k)を補正する(図4/STEP244)。
例えば、サーバコスト認識補正要素12は、回避係数設定情報162に含まれるテーブル(表5参照)を参照することにより、制限速度レベルに応じた速度制限回避係数Clを認識し、下記式(9)により、対象リンクL(k)の移動コストCost(k)を補正する。
サーバコスト認識補正要素12は、これに代えてまたは加えて、対象リンクL(k)の制限速度レベルに応じた所定の値(マイナスを含む。)を対象リンクL(k)の移動コストCost(k)に加算してもよい。
なお、対象リンクL(k)の制限速度が高い制限速度レベルであるほど速度制限回避係数Clは断続的又は連続的に小さくなることが好ましい。
サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶されたサーバマップ情報161を参照することにより、対象リンクL(k)の曲率の絶対値の積算値である曲率積算値を認識する(図4/STEP245)。
サーバコスト認識補正要素12は、対象リンクL(k)の曲率積算値を離散的な曲率積算値レベルのいずれに属するかを判定する(図4/STEP246)。なお、曲率積算値レベルが本発明の「直線評価値」の一例である。
サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された回避係数設定情報162を参照することにより、曲率積算値レベルに応じた曲率積算値回避係数Ccを認識し、当該曲率積算値回避係数Ccを用いて対象リンクL(k)の移動コストCost(k)を補正する(図4/STEP247)。
例えば、サーバコスト認識補正要素12は、回避係数設定情報162に含まれるテーブル(表6参照)を参照することにより、曲率積算値レベルに応じた曲率積算値回避係数Ccを認識し、下記式(10)により、対象リンクL(k)の移動コストCost(k)を補正する。
サーバコスト認識補正要素12は、これに代えてまたは加えて、対象リンクL(k)の曲率積算値レベルに応じた所定の値(マイナスを含む。)を対象リンクL(k)の移動コストCost(k)に加算してもよい。
なお、対象リンクL(k)の曲率積算値が大きい曲率積算値レベルであるほど曲率積算値回避係数Ccは断続的又は連続的に大きくなることが好ましい。
なお、対象リンクL(k)の曲率積算値が小さい曲率積算値レベルであるほど、対象リンクL(k)は直線に近い形状と推定される。
サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された道路施設情報169を参照することにより、対象リンクL(k)として一体となっている道路施設又は工作物等(橋又はトンネル等)を認識する(図4/STEP248)。
サーバコスト認識補正要素12は、サーバ記憶装置16に記憶された回避係数設定情報162を参照することにより、道路施設又は工作物等に応じた道路施設回避係数Cf(>1)を認識し、当該道路施設回避係数Cfを用いて対象リンクL(k)の移動コストCost(k)を補正する(図4/STEP249)。
例えば、サーバコスト認識補正要素12は、回避係数設定情報162に含まれるテーブル(表7参照)を参照することにより、道路施設又は工作物等に応じた道路施設回避係数Cfを認識し、下記式(11)により、対象リンクL(k)の移動コストCost(k)を補正する。
サーバコスト認識補正要素12は、これに代えてまたは加えて、対象リンクL(k)の道路施設又は工作物等に応じた所定の値(>0)を対象リンクL(k)の移動コストCost(k)に加算してもよい。
(作用・効果)
当該構成のナビサーバ1によれば、リンクコスト指標値(遷移回避係数Ct、道路種別回避係数Ce、幅員レベル回避係数Cw、停止回避係数Cs、速度制限回避係数Cl、曲率積算値回避係数Cc、道路施設回避係数Cf)のそれぞれに示される当該対象リンクL(k)の通行難易度がリンクコストCost(k)に勘案され(図4/STEP234、図4/STEP236、図4/STEP239、図4/STEP241、図4/STEP244、図4/STEP247、図4/STEP249)、このリンクコストCost(k)が最小となるサーバルート候補R1,R2がサーバルートSRとして選択(探索)される(図2/STEP260)ので、ユーザにとって負荷を感じる度合いが低いと推定されるルートがサーバルートSRとして適切に探索されうる。
当該構成のナビサーバ1によれば、道路の曲率の積算値が相対的に大きいリンクL(k)のリンクコストCost(k)が大きく評価される(図4/STEP246)。この結果、ユーザにとって負荷を感じる度合いが小さいと推定される、各道路の曲率の積算値が相対的に小さいルートがサーバルートとして適切に探索されうる(図2/STEP260)。
当該構成のナビサーバ1によれば、前記対象リンクL(k)と当該対象リンクL(k)に隣接する他のリンクL(k−1)との接続態様(右折、左折、Uターン、または直進)に応じてリンクコスト指標値(遷移回避係数Ct)が認識され、当該リンクコスト指標値(遷移回避係数Ct)により、対象リンクL(k)のリンクコストCost(k)が補正(設定)される(図4/STEP233〜STEP234)。
これにより、ユーザにとって負荷を感じる度合いが小さいと推定される接続態様を含むルートがサーバルートSRとして適切に探索されうる(図2/STEP260)。
当該構成のナビサーバ1によれば、ユーザにとって負荷を感じる度合いが小さいと推定される、通行規制(停止指示又は速度制限)が比較的少ないルートがサーバルートとして適切に探索されうる(図4/STEP240〜STEP244、図2/STEP260)。
当該構成のナビサーバ1によれば、サーバ記憶装置16に記憶された幅員情報167の種別が幅員か車線数かで異なっていても、当該対象リンクL(k)の幅員レベルが判定され、この対象リンクL(k)の幅員レベルに基づいて対象リンクL(k)のリンクコスト指標値(幅員レベル回避係数Cw)が決定される(図4/STEP237〜STEP239)。
この結果、幅員情報167の提供元の相違等に起因した情報の相違が存在する場合であっても、ユーザが負荷を感じる度合いが小さいと推定される幅員の道路を含むルートがサーバルートSRとして適切に探索されうる(図2/STEP260)。
高速道の性質によって移動体のユーザが負荷を感じる度合いも変化するところ、その当該構成のナビサーバ1によれば、高速道が複数の種別(都市部高速道及び都市部外高速道)に分類され、当該高速道の種別に応じてリンクコスト指標値(道路種別回避係数Ce)が異なるように決定される(図4/STEP236)。このリンクコスト指標値(道路種別回避係数Ce)により対象リンクL(k)のリンクコストCost(k)が補正されることにより、高速道の道路種別回避係数Ceに応じた通行難易度が勘案された上でサーバルートSRが適切に探索されうる(図2/STEP260)。
道路施設、工作物又は付属物の性質によって移動体のユーザが負荷を感じる度合いも変化するところ、その当該構成のナビサーバ1によれば、道路施設、工作物又は付属物に応じてリンクコスト指標値(道路施設回避係数Cf)が決定される(図4/STEP248〜STEP249)。このリンクコスト指標値によりリンクコストが補正されることにより(図4/STEP249)、道路施設又は工作物の種別に応じた通行難易度が勘案された上でサーバルートが適切に探索されうる(図4/STEP260)。
(変形態様)
サーバコスト認識補正要素12は、図4/STEP245〜STEP247において、曲率の絶対値の積算値に代えて、リンクの曲率変化量の絶対値の積算値を用いてもよい。
サーバコスト認識補正要素12は、図4/STEP233〜STEP249のうち、一部の処理を省略してもよい。
サーバコスト認識補正要素12は、対象リンクL(k)の道路環境に対する他のリンクの道路環境の変化の度合いが大きいほど、対象リンクのリンクコストを連続的又は断続的に大きく評価してもよい。
より具体的には、たとえば、サーバコスト認識補正要素12は、対象リンクL(k)の道路交通状況道路の形状、道路種別、道路の幅員、通行規制、道路施設、工作物及び付属物等と、他のリンクの道路交通状況道路の形状、道路種別、道路の幅員、通行規制、道路施設、工作物及び付属物等との相違を数値化して認識し、当該数値が大きいほど、対象リンクのリンクコストを連続的又は断続的に大きく評価するように、リンクコスト指標値(回避係数等)を決定してもよい。
当該構成のナビサーバ1によれば、対象リンクL(k)の道路環境に対する他のリンクの道路環境の変化の度合いが大きいほど、対象リンクL(k)のリンクコストCost(k)が連続的又は断続的に大きく評価されるようにリンクコスト指標値が決定される。そして、このリンクコスト指標値に基づいて、リンクコストが補正され、当該リンクコストが最小となるサーバルート候補R(m)がサーバルートSRとして探索される。
これにより、対象リンクL(k)の道路環境に対する他のリンクの道路環境の変化の度合いが相対的に大きいリンクを含むルートR(m)は、各リンクのリンクコストCost(k)の合計値TotalCost(m)が相対的に大きく評価されやすくなるので、サーバルートSRとして探索されにくくなる。一方、対象リンクL(k)の道路環境に対する他のリンクの道路環境の変化の度合いが相対的に小さいルートルートR(m)は、当該ルートR(m)に含まれる各リンクのリンクコストCost(k)の合計値TotalCost(m)が相対的に低く評価されやすくなるので、サーバルートSRとして探索されやすくなる。
すなわち、ユーザにとって負荷を感じる度合いが小さいと推定される、道路環境の変化の度合いが相対的に小さいルートR(m)がサーバルートSRとして適切に探索されうる。
(第2実施形態)
図5に示されている本発明の第2実施形態としてのナビシステムは、ナビクライアント2+より構成されている。ナビクライアント2+は、以下に説明する点を除き、第1実施形態のナビクライアント2と同様の構成を有する。
ナビクライアント2は、クライアント地点認識要素21と、クライアントコスト認識補正要素22と、クライアントルート認識要素23+と、クライアント入力装置24と、クライアント出力装置25と、クライアント記憶装置26+と、を備えている。これらのうち、クライアント地点認識要素21、クライアント入力装置24及びクライアント出力装置25は、第1実施形態のクライアント地点認識要素21、クライアント入力装置24及びクライアント出力装置25と同様の構成を有する。
クライアントコスト認識補正要素22、およびクライアントルート認識要素23+は、クライアント記憶装置26+を構成するメモリの指定領域からソフトウェアおよびデータを必要に応じて読み取った上で、当該データを対象として当該ソフトウェアにしたがった指定の演算処理を実行する演算処理装置(CPU)および必要に応じて通信機器、記憶装置(メモリ)等により構成されている。
クライアントコスト認識補正要素22は、出発地点及び目的地点に基づき、図6に示すSTEP160〜STEP180を実行するように構成されている。なお、STEP160〜STEP180のそれぞれは、第1実施形態のSTEP220〜STEP250のそれぞれと同様の処理である。
クライアントルート認識要素23+は、クライアントコスト認識補正要素22の実行結果に基づき、STEP190において、クライアントマップ情報261を用いてクライアントルートを探索するように構成されている。なお、STEP190は、第1実施形態のSTEP260と同様の処理である。
クライアント記憶装置26+は、クライアントマップ情報261、コンテンツ262に加え、回避係数設定情報263、道路交通情報264、静的コスト情報265、接続態様情報266、道路種別情報267、幅員情報268、通行規制情報269、道路施設情報270を記憶している。
なお、回避係数設定情報263、道路交通情報264、静的コスト情報265、接続態様情報266、道路種別情報267、幅員情報268、通行規制情報269、道路施設情報270は、それぞれ、第1実施形態の回避係数設定情報162、道路交通情報163、静的コスト情報164、接続態様情報165、道路種別情報166、幅員情報167、通行規制情報168、道路施設情報169のそれぞれと同様の情報である。
(第3実施形態)
図7に示されている本発明の第3実施形態としてのナビシステムは、ナビサーバ1+及びナビクライアント2より構成されている。ナビサーバ1+は、以下に説明する点を除き、第1実施形態のナビクライアント2と同様の構成を有する。ナビクライアント2は、第1実施形態のナビクライアント2と同様の構成を有する。
ナビサーバ1は、サーバ地点認識要素11と、サーバコスト認識補正要素12+と、サーバコスト情報送信要素13と、サーバ記憶装置16+とを備えている。これらのうち、サーバ地点認識要素11、及びサーバコスト情報送信要素13は、第1実施形態のサーバ地点認識要素11、及びサーバコスト情報送信要素13と同様の構成を有する。
サーバコスト認識補正要素12+は、サーバ記憶装置16+を構成するメモリの指定領域からソフトウェアおよびデータを必要に応じて読み取った上で、当該データを対象として当該ソフトウェアにしたがった指定の演算処理を実行する演算処理装置(CPU)および必要に応じて通信機器、記憶装置(メモリ)等により構成されている。当該指定の演算処理の詳細については後述する。
サーバ記憶装置16+は、第1実施形態のサーバ記憶装置16と同様に、サーバ地点認識要素11、サーバコスト認識補正要素12+、およびサーバコスト情報送信要素13のそれぞれによる受信情報および計算結果などの演算処理結果を記憶保持するように構成されている。サーバ記憶装置16+は、サーバマップ情報161、道路交通情報163、静的コスト情報164、接続態様情報165、道路種別情報166、幅員情報167、通行規制情報168及び道路施設情報169に加え、回避係数設定情報162+、リンク第1グループ情報170及びリンク第2グループ情報171を記憶保持するように構成されている。サーバマップ情報161、道路交通情報163、静的コスト情報164、接続態様情報165、道路種別情報166、幅員情報167、通行規制情報168及び道路施設情報169のそれぞれは、第1実施形態のサーバマップ情報161、道路交通情報163、静的コスト情報164、接続態様情報165、道路種別情報166、幅員情報167、通行規制情報168及び道路施設情報169と同様の情報である。
回避係数設定情報162+には、複数の指標について、リンクL(k)の通行難易度を示す回避係数または互いに隣接するリンクL(k1)からリンクL(k2)までの通行難易度を示す回避係数に加え、後述するリンク第1グループLFG(v)の通行難易度を示す回避係数及び互いに隣接するリンク第1グループLFG(v1)からリンク第1グループLFG(v2)への通行難易度を示す回避係数並びに後述するリンク第2グループLSG(w)の通行難易度を示す回避係数及び互いに隣接するリンク第2グループLSG(w1)からリンク第2グループLSG(w2)への通行難易度を示す回避係数が含まれている。
なお、リンク第1グループLFG(v)及びリンク第2グループLSG(w)のそれぞれが本発明の「セグメント」の一例である。
リンク第1グループ情報170には、図10A及び図10Bにv=1〜3及び11〜16の場合が示されるように、リンク第1グループLFG(v)に関する情報が含まれている。リンク第1グループLFG(v)は、互いに隣接するリンク間の接続角度が所定角度以内の1または複数のリンクL(k)からなるリンクのグループである。
リンク第2グループ情報171には、図10A及び図10Bにw=1〜2及び11〜12の場合が示されるように、1または複数のリンク第1グループLFG(v)からなるリンクのグループである。1つのリンク第2グループLSG(v)に含まれる各リンク第1グループLFG(v)の合計長さは、所定の第1の距離以上所定の第2の距離未満となっている。なお、リンク第2グループLSG(w)の構成要素であるリンク第1グループLFG(v)は、1又は複数のリンクL(k)を構成要素としているので、リンク第2グループLSG(w)も、1又は複数のリンクL(k)を構成要素とするグループと同一視できる。
(ルート探索処理)
図8を参照して、本実施形態におけるルート探索処理の概略的な流れについて説明する。
本実施形態におけるルート探索処理においては、第1実施形態のルート探索処理と相違する処理についてのみ説明し、第1実施形態のルート探索処理と同様の処理については、説明を省略する。
サーバコスト認識補正要素12+は、重複コスト排除処理(STEP250)の後、リンクごとのコスト認識処理(STEP230)で認識されたコストを用いて、リンク第1グループごとのコスト認識処理を実行する(STEP300)。詳細は後述する。
続いて、サーバコスト認識補正要素12+は、リンク第1グループごとのコスト認識処理(STEP300)で認識されたコストを用いて、リンク第2グループごとのコスト認識処理を実行する(STEP400)。詳細は後述する。
サーバコスト認識補正要素12+は、リンク第2グループごとのコスト認識処理により認識されたコストを用いて、サーバルート探索処理(STEP260)処理を実行する。
他の処理については、第1実施形態のルート探索処理と同様である。
(リンク第1グループごとのコスト認識処理)
次に、図9を参照して、リンク第1グループごとのコスト認識処理(STEP300)を説明する。
サーバコスト認識補正要素12+は、リンク第1グループ情報170を参照することにより、各リンク第1グループを認識する(STEP310)。これにより、たとえば、図10A及び図10Bにv=1〜3及びv=11〜16で示されるリンク第1グループLFG(v)が認識される。
サーバコスト認識補正要素12+は、各リンク第1グループLFG(v)に対してループしてSTEP330〜STEP350を実行する(STEP320)。
サーバコスト認識補正要素12+は、対象リンク第1グループLFG(v)のコストFGCost(v)として、次式(12)により、当該対象リンク第1グループLFG(v)に含まれる各リンクL(k)における移動コストCost(k)及び当該対象リンク第1グループLFG(v)に含まれる互いに隣接するリンクL(k1)及びリンクL(k2)間の及び遷移コストTransitionCost(k1、k2)の総和を認識する(STEP330)。
サーバコスト認識補正要素12+は、対象リンク第1グループLFG(v)のグループ指標値FGV(v)を認識する(STEP340)。
例えば、サーバコスト認識補正要素12+は、サーバマップ情報161を参照することにより、各リンクL(k)の曲率を認識し、対象リンク第1グループLFG(v)における当該各リンクL(k)の曲率の絶対値の1リンク当たりの平均値を所定の値(一般的な1リンクの曲率の平均値)で割った値をグループ指標値FGV(v)(≧0)として認識する。なお、各リンクL(k)の曲率が本発明の「直線評価値」の一例である。
また、例えば、サーバコスト認識補正要素12+は、接続態様情報165を参照することにより、互いに隣接するリンクL(k1)、L(k2)間の接続角度を認識し、対象リンク第1グループLFG(v)における当該リンクL(k1)、L(k2)間の接続角度の絶対値の1リンク当たりの平均値を所定の値(一般的な接続角度の平均値)で割った値をグループ指標値FGV(v)(>0)として認識してもよい。なお、対象リンク第1グループLFG(v)における当該リンクL(k1)、L(k2)間の接続角度の絶対値の1リンク当たりの平均値が本発明の「直線評価値」の一例である。
これらグループ指標値が小さければ小さいほど、当該対象リンク第1グループLFG(v)に含まれるリンクにより構成されるルートは、直線状に近くなると推定される。
サーバコスト認識補正要素12+は、対象リンク第1グループLFG(v)のグループ指標値FGV(v)に基づき、グループ指標値FGV(v)が小さいほど、対象リンク第1グループLFG(v)のコストFGCost(v)が断続的又は連続的に小さくなるように、対象リンク第1グループLFG(v)のコストFGCost(v)を補正する(STEP350)。
例えば、サーバコスト認識補正要素12+は、次式(13)により、対象リンク第1グループLFG(v)のコストFGCost(v)を補正する(STEP350)。
STEP350の処理の後、サーバコスト認識補正要素12+は、次回のループ処理を実行する。
(リンク第1グループごとのコスト認識処理の作用効果)
リンク第1グループごとのコスト認識処理によれば、対象リンク第1グループLFG(v)に含まれる各リンクの曲率又は互いに隣接するリンク間の接続角度が小さくなればなるほど、対象リンク第1グループLFG(v)のコストFGCost(v)が断続的又は連続的に小さくなるように補正される。
対象リンク第1グループLFG(v)のコストFGCost(v)に含まれる複数のリンクが直線に近ければ近いほど、対象リンク第1グループLFG(v)に含まれる各リンクの曲率又は互いに隣接するリンク間の接続角度は小さくなるので、対象リンク第1グループLFG(v)のコストFGCost(v)が小さくなる。
この結果、サーバルート探索処理(STEP260)において、直線状のルートが優先的に探索されうる。
(リンク第2グループごとのコスト認識処理)
次に、図9を参照して、リンク第2グループごとのコスト認識処理(STEP400)を説明する。
サーバコスト認識補正要素12+は、リンク第2グループ情報171を参照することにより、各リンク第2グループを認識する(STEP410)。これにより、たとえば、図10A及び図10Bにw=1〜2及びw=11〜12で示されるリンク第2グループLSG(w)が認識される。
サーバコスト認識補正要素12+は、各リンク第2グループLSG(w)に対してループしてSTEP430〜STEP450を実行する(STEP420)。
サーバコスト認識補正要素12+は、対象リンク第2グループLSG(w)のコストSGCost(w)として、次式(14)により、当該対象リンク第2グループLSG(w)に含まれる各リンク第1グループLFG(v)におけるコストFGCost(v)の総和を認識する(STEP430)。
サーバコスト認識補正要素12+は、対象リンク第2グループLSG(w)のグループ指標値SGV(w)を認識する(STEP440)。
例えば、サーバコスト認識補正要素12+は、対象リンク第2グループLSG(w)に含まれる第1グループLFG(v)の個数を所定の値(一般的な第1グループLFG(v)の個数)で割った値をグループ指標値SGV(w)(≧1)として認識する。なお、対象リンク第2グループLSG(w)に含まれる第1グループLFG(v)の個数が本発明の「直線評価値」に相当する。
サーバコスト認識補正要素12+は、対象リンク第2グループLSG(w)のグループ指標値SGV(w)に基づき、グループ指標値SGV(w)が小さいほど、対象リンク第2グループLSG(w)のコストSGCost(w)が断続的又は連続的に小さくなるように、対象リンク第2グループLSG(w)のコストSGCost(w)を補正する(STEP450)。
例えば、サーバコスト認識補正要素12+は、次式(15)により、対象リンク第2グループLSG(w)のコストSGCost(w)を補正する(STEP450)。
STEP450の処理の後、サーバコスト認識補正要素12+は、次回のループ処理を実行する。
(リンク第2グループごとのコスト認識処理の作用効果)
リンク第2グループごとのコスト認識処理によれば、対象リンク第2グループLSG(w)に含まれる対象リンク第1グループLFG(v)の個数が少なければ少なくなるほど、対象リンク第2グループLSG(w)のコストSGCost(w)が断続的又は連続的に小さくなるように補正される。
ここで、リンク第1グループLFG(v)は、互いに隣接するリンク間の接続角度が所定角度以内の1または複数のリンクL(k)からなるリンクのグループである。
また、1つのリンク第2グループLSG(w)に含まれる各リンク第1グループLFG(v)の合計長さは、所定の第1の距離以上所定の第2の距離未満である。
従って、対象リンク第2グループLSG(w)に含まれる対象リンク第1グループLFG(v)の個数が少ないということは、リンク間の接続角度が所定角度以内のリンクが数多く含まれていることを意味する。
リンク間の接続角度が所定角度以内のリンクが数多く含まれているとは、対象リンク第2グループLSG(w)に含まれるリンクにより構成されるルートがほぼ直線状である蓋然性が高い。
従って、対象リンク第2グループLSG(w)に含まれるリンクにより構成されるルートがほぼ直線状である場合、対象リンク第2グループLSG(w)に含まれる対象リンク第1グループLFG(v)の個数が少なくなり、対象リンク第2グループLSG(w)のコストSGCost(w)が小さくなる。
例えば、図10Bに示されるように、各リンク第2グループLSG(11)に含まれるリンク第1グループLFG(v)の数が少ない場合、図10Bに示される各リンク第2グループLSG(12)に含まれるリンク第1グループLFG(v)の数が多い場合よりも、そのルートが直線に近い形状となる。
すなわち、サーバルート探索処理(STEP260)において、直線状のルートが優先的に探索されうる。
(変形態様)
ナビクライアント2がSTEP220〜STEP260、STEP300及びSTEP400のうち、一部または全部の処理を行ってもよい。この場合、各情報162(162+)〜171のうちナビクライアント2が担当する処理に必要な情報が、ナビクライアント2のクライアント記憶装置26に予め記憶されるか、またはナビサーバ1からナビクライアント2に提供される必要がある。
1‥ナビサーバ、2‥ナビクライアント、11‥サーバ地点認識要素、12‥サーバコスト認識要素、13‥サーバルート探索要素、16‥サーバ記憶装置、161‥サーバマップ情報、S‥出発地点、G‥目的地点、SR‥サーバルート、L(k)‥リンク、Cost(k)‥移動コスト、Ct‥遷移回避係数、Ce‥道路種別回避係数、Cw‥幅員レベル回避係数、Cs‥停止回避係数、Cl‥速度制限回避係数、Cc‥曲率積算値回避係数Cc、Cf‥道路施設回避係数。

Claims (11)

  1. 道路をリンクで表したサーバマップ情報を記憶するサーバ記憶装置と、
    通信によりナビクライアントのユーザの出発地点及び目的地点を認識するサーバ地点認識要素と、
    前記出発地点の近傍のリンクと前記目的地点の近傍のリンクとを結ぶサーバルートの候補であるサーバルート候補に含まれる一又は連続した複数のリンクからなるセグメントのそれぞれを対象として、対象セグメントにおける基準セグメントコストを認識するサーバコスト認識要素と、
    当該対象セグメントの道路環境及び当該対象セグメントと前記サーバルート候補に含まれる一又は複数の他のセグメントとの間の相対的な関係の一方又は両方を示す複数の指標の少なくとも1つについて、当該対象セグメントの通行難易度を示すセグメントコスト指標値を評価し、前記対象セグメントの前記基準セグメントコストを前記対象セグメントの前記セグメントコスト指標値により補正することにより補正セグメントコストを算出するサーバコスト補正要素と、
    前記補正セグメントコストに関連する情報を前記ナビクライアントへ送信するサーバコスト情報送信要素とを備えることを特徴とするナビサーバ。
  2. 請求項1記載のナビサーバにおいて、
    前記サーバコスト認識要素は、
    前記対象セグメントに対し、当該対象セグメントに含まれるルートの形状が直線形状に近いかどうかを示す直線評価値を決定し、前記直線評価値に基づいて、前記対象セグメントに含まれるルートの形状が直線形状に近ければ近いほど、前記対象セグメントのセグメントコストが連続的又は断続的に小さく評価されるように前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることを特徴とするナビサーバ。
  3. 請求項1又は2記載のナビサーバにおいて、
    前記サーバコスト認識要素は、
    前記対象セグメントの道路環境の変化の度合い又は対象セグメントの道路環境に対する前記他のセグメントの道路環境の変化の度合いを評価し、当該変化の度合いが大きいほど、前記対象セグメントのセグメントコストが連続的又は断続的に大きく評価されるように前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることを特徴とするナビサーバ。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1項記載のナビサーバにおいて、
    前記サーバ記憶装置は、各セグメントの道路の曲率又は曲率変化量に関する曲率情報を記憶するように構成され、
    前記サーバコスト認識要素は、前記曲率情報を参照することにより、前記対象セグメントの道路の曲率の絶対値の積算値又は曲率変化量の絶対値の積算値を認識し、前記対象セグメントの道路の曲率の絶対値の積算値又は曲率変化量の絶対値の積算値が大きいほど、前記対象セグメントのセグメントコストが連続的又は断続的に大きく評価されるように前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることを特徴とするナビサーバ。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか1項記載のナビサーバにおいて、
    前記サーバ記憶装置は、互いに隣接するセグメントの接続態様に関する接続態様情報を記憶するように構成され、
    前記サーバコスト認識要素は、前記接続態様情報を参照することにより、前記対象セグメントと当該対象セグメントに隣接する他のセグメントとの接続態様を判定し、前記対象セグメントと当該対象セグメントに隣接する他のセグメントとの接続態様に応じて前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることを特徴とするナビサーバ。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか1項記載のナビサーバにおいて、
    前記サーバ記憶装置は、各セグメントごとの停止指示又は速度制限に関する通行規制情報を記憶するように構成されており、
    前記サーバコスト認識要素は、前記通行規制情報に基づいて、前記対象セグメントに存在する停止指示又は速度制限を認識し、前記対象セグメントにおける停止指示又は速度制限に応じてセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることを特徴とするナビサーバ。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか1項記載のナビサーバにおいて、
    前記サーバ記憶装置は、各セグメントの幅員又は車線数を示す幅員情報を記憶するように構成されており、
    前記サーバコスト認識要素は、前記サーバ記憶装置に記憶された前記幅員情報の種別を認識し、当該幅員情報の種別及び対象セグメントの幅員又は車線数に基づいて前記対象セグメントの幅員レベルを判定し、当該対象セグメントの幅員レベルに基づいて前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることを特徴とするナビサーバ。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか1項記載のナビサーバにおいて、
    前記サーバ記憶装置は、第1種高速道と前記第1種高速道とは異なる第2種高速道とを含む各セグメントの道路種別を示す道路種別情報を記憶するように構成されており、
    前記サーバコスト認識要素は、前記道路種別情報に基づいて、前記対象セグメントの道路種別を認識し、当該対象セグメントの道路種別が前記第1種高速道である場合、前記対象セグメントの道路種別が前記第2種高速道であるよりも前記対象セグメントのセグメントコストが大きく評価されるように前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることを特徴とするナビサーバ。
  9. 請求項1〜8のうちいずれか1項記載のナビサーバにおいて、
    前記サーバ記憶装置は、各セグメントに含まれる道路と一体となって設けられている道路施設若しくは工作物又は当該道路に付属した付属物に関する道路施設等情報を記憶するように構成されており、
    前記サーバコスト認識要素は、前記道路施設等情報に基づいて、前記対象セグメントと一体となって設けられている道路施設若しくは工作物又は当該対象セグメントに付属した付属物を認識し、当該認識された道路施設又は工作物に応じて前記対象セグメントのセグメントコスト指標値を決定するように構成されていることを特徴とするナビサーバ。
  10. 道路をリンクで表したクライアントマップ情報を記憶するクライアント記憶装置と、
    ナビクライアントのユーザの出発地点及び目的地点を認識するクライアント地点認識要素と、
    前記出発地点の近傍のリンクと前記目的地点の近傍のリンクとを結ぶクライアントルートの候補であるクライアントルート候補に含まれる一又は連続した複数のリンクからなるセグメントのそれぞれを対象として、対象セグメントにおける基準セグメントコストを認識するクライアントコスト認識要素と、
    当該対象セグメントの道路環境及び当該対象セグメントと前記クライアントルート候補に含まれる一又は複数の他のセグメントとの間の相対的な関係の一方又は両方を示す複数の指標の少なくとも1つについて、当該対象セグメントの通行難易度を示すセグメントコスト指標値を評価し、前記対象セグメントの前記基準セグメントコストを前記対象セグメントの前記セグメントコスト指標値により補正することにより補正セグメントコストを算出するクライアントコスト補正要素と、
    前記補正セグメントコストを用いてクライアントルートを探索するクライアントルート探索要素とを備えることを特徴とするナビクライアント。
  11. 道路をリンクで表したマップ情報を記憶する記憶装置を備えるコンピュータが実行する方法であって、
    ナビクライアントのユーザの出発地点及び目的地点を認識する地点認識ステップと、
    前記出発地点の近傍のリンクと前記目的地点の近傍のリンクとを結ぶルートの候補であるルート候補に含まれる一又は連続した複数のリンクからなるセグメントのそれぞれを対象として、対象セグメントにおける基準セグメントコストを認識するコスト認識ステップと、
    当該対象セグメントの道路環境及び当該対象セグメントと前記ルート候補に含まれる一又は複数の他のセグメントとの間の相対的な関係の一方又は両方を示す複数の指標の少なくとも1つについて、当該対象セグメントの通行難易度を示すセグメントコスト指標値を評価し、前記対象セグメントの前記基準セグメントコストを前記対象セグメントの前記セグメントコスト指標値により補正することにより補正セグメントコストを算出するコスト補正ステップと、
    前記補正セグメントコストを用いてルートを探索するルート探索ステップとを含むことを特徴とするナビ方法。
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