JP2017048292A - ポリアスパラギン酸誘導体及びそれを含有する洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンディショニング効果を有し、かつ泡立ち、泡量、泡質を改善し洗浄剤組成物の提供。【解決手段】式(1)で代表される繰り返し単位を有するポリアスパラギン酸誘導体。〔式中、R1はH、又はC1〜6の炭化水素基、R2はC1〜24の炭化水素基、R3及びR4はH、又はC1〜24の炭化水素基、R5は−R−CO2-〕【選択図】なし
Description
本発明は新規ポリアスパラギン酸誘導体及びそれを含有する洗浄剤組成物に関するものである。
シャンプー、ボディソープ、洗顔料、ハンドソープ、クレンジング剤等の洗浄剤組成物には、泡の性質改善及びコンディショニング効果を期待して各種ポリマーが用いられている。また、この用途に関して近年では環境に与える負荷が小さく、生分解性を有するものが求められている。例えば、ベタイン骨格を有するポリアスパラギン酸誘導体は生分解性を示し、コンディショニング剤として優れていることが知られている(特許文献1)。しかしながら、ベタイン骨格を有するポリアスパラギン酸誘導体を含有する洗浄剤組成物は、コンディショニング効果を有するものの、洗浄剤として必要な泡立ち、泡量、泡質は満足できなかった。このため、コンディショニング効果を有し、泡立ち、泡量、泡質を改善したポリアスパラギン酸誘導体を含有する洗浄剤組成物が求められていた。
本発明の課題は、コンディショニング効果を有し、かつ泡立ち、泡量、泡質を改善した洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明者等は、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち
本発明は、一般式(1)で示される繰り返し単位及び一般式(2)で示される繰り返し単位から選ばれる1種以上の繰り返し単位(A)、及び一般式(6)で示される繰り返し単位及び一般式(7)で示される繰り返し単位から選ばれる1種以上の繰り返し単位(B)を有するポリアスパラギン酸誘導体(D)及びそれを含有する洗浄剤組成物(K)である。
本発明は、一般式(1)で示される繰り返し単位及び一般式(2)で示される繰り返し単位から選ばれる1種以上の繰り返し単位(A)、及び一般式(6)で示される繰り返し単位及び一般式(7)で示される繰り返し単位から選ばれる1種以上の繰り返し単位(B)を有するポリアスパラギン酸誘導体(D)及びそれを含有する洗浄剤組成物(K)である。
、又はアルキル置換アンモニウムを表し、繰り返し単位ごとに同一であっても異なっていてもよい。〕
本発明のポリアスパラギン酸誘導体を含有する洗浄剤組成物はコンディショニング効果を有し、かつ泡立ち、泡量、泡質が改善される。
本発明の洗浄剤組成物(K)はポリアスパラギン酸誘導体(D)を含有する。
本発明の洗浄剤組成物(K)におけるポリアスパラギン酸誘導体(D)は、上記繰り返し単位(A)及び繰り返し単位(B)を有している。
本発明の洗浄剤組成物(K)におけるポリアスパラギン酸誘導体(D)は、上記繰り返し単位(A)及び繰り返し単位(B)を有している。
繰り返し単位(A)において、R1は水素原子又は水酸基を有していてもよい炭素原子数1〜6の1価の炭化水素基を示す。炭素原子数1〜6の1価の炭化水素基の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル等のアルキル基、水酸基を有する炭化水素基の具体例としては、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル基等のヒドロキシアルキル基等が挙げられる。これらのうち、泡立ち、泡量、泡質改善の観点から水素原子、メチル基、エチル基が好ましく、水素原子が更に好ましい。
R2は窒素原子、酸素原子、及び硫黄原子からなる群より選ばれる少なくとも1種を有していてもよい炭素原子数1〜24の2価の炭化水素基であり、具体例としては、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基等のアルキレン基、シクロブチレン基、シクロペンチレン基、シクロヘキシレン基等のシクロアルキレン基、ビニレン基、プロペニレン基等のアルケニレン基、ヒドロキシエチレン基、ヒドロキシトリメチレン基、ヒドロキシテトラメチレン基、ヒドロキシペンタメチレン基等のヒドロキシアルキレン基、アザテトラメチレン基、アザペンタメチレン基等のアザアルキレン基、アザアルケニレン基や、オキサトリメチレン基、オキサテトラメチレン基、オキサペンタメチレン基等のオキサアルキレン基、オキサアルケニレン基、チオテトラメチレン基、チオペンタメチレン基等のチオアルキレン、チオアルケニレン基等が挙げられる。これらのうち、炭素原子数1〜18のアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基、アルケニレン基等が好ましく、炭素原子数1〜5のアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基、アルケニレン基等がより好ましく、トリメチレン基が最も好ましい。
R3及びR4はそれぞれ独立して、水素原子を示すか、又は窒素原子、酸素原子、及び硫黄原子からなる群より選ばれる少なくとも1種を有していてもよい炭素原子数1〜24の1価の炭化水素基を示し、R3及びR4は互いに結合し環を形成していてもよい。具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ドデシル基、オクタデシル基等のアルキル基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル等のアルケニル基、ヒドロキメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル基等のヒドロキシアルキル基、アザアルケニル基、オキサアルケニル基、チオアルケニル基等が挙げられる。これらのうち、炭素原子数1〜6のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルケニル基が好ましく、メチル基、エチル基がより好ましく、メチル基が最も好ましい。
一般式(3)中で示されるR6、一般式(4)中で示されるR7、一般式(5)で示されるR8は、それぞれ独立して、炭素原子数1〜24の2価の炭化水素基を示す。具体例としては、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基等のアルキレン基、シクロブチレン基、シクロペンチレン基、シクロヘキシレン基等のシクロアルキレン基、ビニレン基、プロペニレン基等のアルケニレン基等が挙げられる。これらのうち、炭素原子数1〜18のアルキレン基が好ましく、炭素原子数1〜5のアルキレン基がより好ましく、メチレン基が最も好ましい。
繰り返し単位(B)において、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属(1/2原子)、アンモニウム、又はアルキル置換アンモニウムが挙げられる。これらのうち、泡立ち、泡量、泡質改善の観点から、アルカリ金属が好ましい。アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リチウムが挙げられ、ナトリウムが好ましい。
繰り返し単位(A)及び繰り返し単位(B)のモル比(A):(B)は、(A):(B)が5:95〜70:30であるものが好ましく、10:90〜50:50がより好ましい。
ポリアスパラギン酸誘導体(D)は、さらに一般式(8)で示される繰り返し単位及び一般式(9)で示される繰り返し単位から選ばれる1種以上の繰り返し単位(C)を有することができる。
繰り返し単位(C)において、R9は水素原子を示すか又は水酸基を有していてもよい炭素原子数1〜6の1価の炭化水素基を示す。具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル等のアルキル基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル基等のヒドロキシアルキル基等が挙げられる。
R10は窒素原子、酸素原子、及び硫黄原子からなる群より選ばれる少なくとも1種を有していてもよい炭素原子数1〜24の2価の炭化水素基を示す。具体例としては、R2と同じ基が挙げられる。
R11及びR12はそれぞれ独立して、水素原子を示すか、又は窒素原子、酸素原子、及び硫黄原子からなる群より選ばれる少なくとも1種を有していてもよい炭素原子数1〜24の1価の炭化水素基を示し、R11及びR12は互いに結合して環を形成していてもよい。具体例としては、R3及びR4と同じ基が挙げられる。
ポリアスパラギン酸誘導体(D)は、泡立ち、泡量、泡質改善を低下しない範囲であれば、さらに繰り返し単位(A)、(B)以外の繰り返し単位を有していてもよい。例えば、一般式(8)で示される繰り返し単位及び一般式(9)で示される繰り返し単位から選ばれる1種以上の繰り返し単位(C)、一般式(10)で示される繰り返し単位(E)、一般式(11)で示される繰り返し単位及び一般式(12)で示される繰り返し単位から選ばれる1種以上の繰り返し単位(F)等を含有していてもよい。
繰り返し単位(F)において、R13は炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、炭素原子数1〜20の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、オクタデシル基、イコシル基等の直鎖状アルキル基; イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、イソヘキシル基等の分岐状アルキル基; シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基; シクロブチルメチル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基、シクロブチルエチル基、シクロペンチルエチル基、シクロヘキシルエチル基、シクロブチルプロピル基、シクロペンチルプロピル基、シクロヘキシルプロピル基、シクロブチルブチル基、シクロペンチルブチル基、シクロヘキシルブチル基等のシクロアルキルアルキル基; プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基等のアルケニル基が挙げられる。
本発明のポリアスパラギン酸誘導体(D)を製造する際の方法は、特に制限されず、例えば、以下の製造方法が挙げられる。先ず熱縮重合によりポリコハク酸イミド(以下PSIと略する)となりうる単量体を熱縮重合して得られたPSIに、ジアミン(H)を反応させてPSI誘導体を得た後、ベタイン化剤を反応させてベタイン化を行い、加水分解する方法である。
上記熱縮重合によりPSIとなりうる単量体は、例えば、アスパラギン酸、マレイン酸アンモニウム、フマル酸アンモニウム、マレアミック酸、マレイミド等が挙げられる。ここで、アスパラギン酸としては、DL−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸、D−アスパラギン酸のいずれも使用可能である。
ジアミン(H)の具体例としては、N,N−ジメチルエチレンジアミン、N,N−ジエチルエチレンジアミン、N,N−ジイソプロピルエチレンジアミン、N,N−ジアリルエチレンジアミン、N,N−ベンジルメチルエチレンジアミン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン、N,N−シクロヘキシルメチルエチレンレンジアミン、N,N−ジシクロヘキシルエチレンレンジアミン、N−(2−アミノエチル)ピロリジン、N−(2−アミノエチル)ピペリジン、N−(2−アミノエチル)モルホリン、N−(2−アミノエチル)ピペラジン、N−(2−アミノエチル)−N’−メチルピペラジン、N,N,N’−トリメチルエチレンジアミン、N,N−ジメチル−N’−メチルエチレンジアミン、N,N−ジメチル−N’−エチルエチレンジアミン、N,N−ジエチル−N’−メチルエチレンジアミン、N,N,N’−トリエチルエチレンジアミン、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン、N,N−ジエチル−1,3−プロパンジアミン、N,N−ジブチル−1,3−プロパンジアミン、N,N−ジイソプロピル−1,3−プロパンジアミン、N,N−ジアリル−1,3−プロパンジアミン、N,N−ベンジルメチル−1,3−プロパンジアミン、N,N−ジベンジル−1,3−プロパンジアミン、N,N−シクロヘキシルメチル−1,3−プロパンジアミン、N,N−ジシクロヘキシル−1,3−プロパンジアミン、N−(3−アミノプロピル)ピロリジン、N−(3−アミノプロピル)ピペリジン、N−(3−アミノプロピル)モルホリン、N−(3−アミノプロピル)ピペラジン、N−(3−アミノプロピル)−N’−メチルピペリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ベンジルアミン、4−(N,N−ジエチルアミノ)ベンジルアミン、4−(N,N−ジイソプロピルアミノ)ベンジルアミン、N,N,−ジメチルイソホロンジアミン、N,N−ジメチルビスアミノシクロヘキサン、N,N−ジメチル−N’−メチル−1,3−プロパンジアミン、N,N−ジメチル−N’−エチル−1,3−プロパンジアミン、N,N−ジエチル−N’−メチル−1,3−プロパンジアミン、N,N−ジメチルアミノブチルアミン、N,N−ジエチルアミノブチルアミン、N,N−ジメチルアミノアミルアミン、N,N−ジエチルアミノアミルアミン、N,N−ジメチル−1,6−ヘキサンジアミン、N,N−ジイソブチル−1,6−ヘキサンジアミン、N,N−(ビスアミノプロピル)−N−メチルアミン、N,N−ビスアミノプロピルエチルアミン、N,N−ビスアミノプロピルプロピルアミン、N,N−ビスアミノプロピルブチルアミン、N,N−ビスアミノプロピルペンチルアミン、N,N−ビスアミノプロピルヘキシルアミン、N,N−ビスアミノプロピル−2−エチルヘキシルアミン、N,N−ビスアミノプロピルシクロヘキシルアミン、N,N−ビスアミノプロピルベンジルアミン、N,N−ビスアミノプロピルアリルアミン、ビス〔3−(N,N−ジメチルアミノプロピル)〕アミン、ビス〔3−(N,N−ジエチルアミノプロピル)〕アミン、ビス〔3−(N,N−ジイソプロピルアミノプロピル)〕アミン、ビス〔3−(N,N−ジブチルアミノプロピル)〕アミン等が挙げられる。
ベタイン化剤としては、例えば、モノクロル酢酸ナトリウム、モノブロム酢酸ナトリウム、モノクロル酢酸カリウム、モノクロルプロピオン酸リチウム、またはモノクロル酢酸とアンモニア、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、またはトリエタノールアミン等との中和物等のモノハロゲン化脂肪酸の塩;プロピオラクトン等のラクトン類;プロパンサルトン、ブタンサルトン等のサルトン類;プロピオホスファイト等のホスファイト類等が挙げられる。
ポリアスパラギン酸誘導体(D)としては、繰り返し単位(A)と繰り返し単位(B)から構成されるコポリマー(D1)、繰り返し単位(A)と繰り返し単位(B)と繰り返し単位(C)から構成されるコポリマー(D11)、繰り返し単位(A)と繰り返し単位(B)と繰り返し単位(E)から構成されるコポリマー(D12)、繰り返し単位(A)と繰り返し単位(B)と繰り返し単位(F)から構成されるコポリマー(D13)等が挙げられるが、各々、以下のようにして製造される。
コポリマー(D1)は、PSIを形成する単量体のモル数に対して、等モル以下のジアミン(H)とPSIを反応させ、ベタイン化を行い、残りのPSIを形成する単量体を加水分解することで製造される。
コポリマー(D11)は、PSIを形成する単量体のモル数に対して、等モル以下のジアミン(H)とPSIを反応させ、部分的にベタイン化を行い、残りのPSIを形成する単量体を加水分解することで製造される。
コポリマー(D12)は、PSIを形成する単量体のモル数に対して、等モル以下のジアミン(H)とPSIを反応させ、ベタイン化を行い、残りのPSIを形成する単量体を部分的に加水分解することで製造される。
コポリマー(D13)は、PSIを形成する単量体のモル数に対して、等モル以下のジアミン(H)及び炭化水素アミンとPSIを反応させ、ベタイン化を行い、残りのPSIを形成する単量体を加水分解することで製造される。
ポリアスパラギン酸誘導体(D)の重量平均分子量は、泡立ち、泡量、泡質改善の観点から、1000〜200000が好ましく、8000〜100000がより好ましく、10000〜50000が更に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物(K)は上記ポリアスパラギン酸誘導体(D)及び界面活性剤(J)を含有する。
ポリアスパラギン酸誘導体(D)の含有量は、ポリアスパラギン酸誘導体(D)及び界面活性剤(J)の合計重量に基づいて好ましくは0.05〜10重量%、より好ましくは0.1〜5重量%である。
本発明の洗浄剤組成物(K)の必須成分である界面活性剤(J)としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤がある。
アニオン界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、脂肪酸石鹸、エーテルカルボン酸及びその塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、モ
ノアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンモノアルキルスルホコハク酸塩、高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩、グリセリン脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩、高級脂肪酸アルカノールアミドの硫酸エステル塩、アシル化アミノ酸塩等が挙げられる。
ノアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンモノアルキルスルホコハク酸塩、高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩、グリセリン脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩、高級脂肪酸アルカノールアミドの硫酸エステル塩、アシル化アミノ酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えばアルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロライド、ジポリオキシエチレンオレイルメチルアンモニウムクロライド、ジポリオキシエチレンステアリルオレイルメチルアンモニウムクロライド、ポリオキシエチレンジオレイルメチルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル塩、ピリジニウム塩型、イミダゾリン塩型、アルキルアミドグアニジン塩、アルキルグアニジン塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばイミダゾリン型、アミドアミノ酸塩、カルボベタイン型、アルキルベタイン型、アルキルアミドベタイン型、アルキルスルホベタイン型等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、例えばモノグリセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、シュ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルカノールアミド、アミンオキサイド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレングリセリンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルサッカライド等が挙げられる。
さらに、洗浄剤組成物(K)は上記ポリアスパラギン酸誘導体(D)及び界面活性剤(J)以外に、必要に応じて公知の補助成分(L)を含有することができる。
このような成分としては、保湿剤[エタノール、グリセリン、プロピレングリコール、1
,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、乳酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナト
リウム及びピロリドンカルボン酸ナトリウム等]、コンディショニング剤[重量平均分子
量500〜500万の範囲のカチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、シリコーン
類、エステル類、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチ
ルセルロース、タンパク質誘導体、セラミド類、擬似セラミド類、炭素原子数12〜24の高級アルコール、18−メチルエイコサン等の直鎖状又は分枝状の炭素原子数16〜40の脂肪酸、ヒドロキシ酸、パンテノール等]、増粘剤[セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ソーダ等]、防腐剤[パラ安息香酸アルキル(炭素原子数1〜5)エステル、安息香酸及びデヒドロ酢酸等]、酸化防止剤[2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニソール、トリフェニルホスファイト及びオクチル化ジフェニルアミン等]、紫外線吸収剤[2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール及び2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等]、キレート剤[エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、1-ヒドロキシエタン−1、1-ジホスホン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム及びメタリン酸ナトリウム等]、殺菌剤[塩化ベンザルコニウム等]、pH調整剤[モノ及びジエタノールアミン、苛性ソーダ、乳酸及びクエン酸等]、着色剤[食添青色1号、食添赤色2号及び食添黄色4号等]、香料[リモネン、フェニルエチルアルコール及びヘキシルシンナミックアルデヒド等]等が挙げられる。
このような成分としては、保湿剤[エタノール、グリセリン、プロピレングリコール、1
,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、乳酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナト
リウム及びピロリドンカルボン酸ナトリウム等]、コンディショニング剤[重量平均分子
量500〜500万の範囲のカチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、シリコーン
類、エステル類、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチ
ルセルロース、タンパク質誘導体、セラミド類、擬似セラミド類、炭素原子数12〜24の高級アルコール、18−メチルエイコサン等の直鎖状又は分枝状の炭素原子数16〜40の脂肪酸、ヒドロキシ酸、パンテノール等]、増粘剤[セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ソーダ等]、防腐剤[パラ安息香酸アルキル(炭素原子数1〜5)エステル、安息香酸及びデヒドロ酢酸等]、酸化防止剤[2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニソール、トリフェニルホスファイト及びオクチル化ジフェニルアミン等]、紫外線吸収剤[2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール及び2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等]、キレート剤[エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、1-ヒドロキシエタン−1、1-ジホスホン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム及びメタリン酸ナトリウム等]、殺菌剤[塩化ベンザルコニウム等]、pH調整剤[モノ及びジエタノールアミン、苛性ソーダ、乳酸及びクエン酸等]、着色剤[食添青色1号、食添赤色2号及び食添黄色4号等]、香料[リモネン、フェニルエチルアルコール及びヘキシルシンナミックアルデヒド等]等が挙げられる。
補助成分(L)の含有量は、ポリアスパラギン酸誘導体(D)及び界面活性剤(J)の合計重量に基づいて通常0〜20重量%、好ましくは0.01〜18重量%である。
本発明の洗浄剤組成物(K)はシャンプー、ボディソープ、洗顔料、ハンドソープ、クレンジング剤等として用いることができ、その剤型は特に制限されず、液体状、ペースト状、ゲル状、固体状、泡状、粉末状等任意の剤型とすることができる。
本発明の洗浄剤組成物(K)は、ポリアスパラギン酸誘導体(D)、界面活性剤(J)及び、必要により補助成分(L)を配合することにより作製することができる。
配合の順序は、特に限定されないが、水(および必要により親水性有機溶媒)を使用す
る場合は、水の中にポリアスパラギン酸誘導体(D)、次いで界面活性剤(J)、次いで補助成分(L)を加える順が溶解しやすいので好ましい。配合工程の好ましい温度は室温から80℃であり、固体の成分を配合する場合は加温すると溶解が早くなるので好ましい。配合に使用できる攪拌羽根としては、櫂型攪拌羽根または螺旋型攪拌羽根等が使用できる。
配合の順序は、特に限定されないが、水(および必要により親水性有機溶媒)を使用す
る場合は、水の中にポリアスパラギン酸誘導体(D)、次いで界面活性剤(J)、次いで補助成分(L)を加える順が溶解しやすいので好ましい。配合工程の好ましい温度は室温から80℃であり、固体の成分を配合する場合は加温すると溶解が早くなるので好ましい。配合に使用できる攪拌羽根としては、櫂型攪拌羽根または螺旋型攪拌羽根等が使用できる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
ではない。
以下の実施例及び比較例で得られた各種ポリアスパラギン酸誘導体の重量平均分子量は下記条件のGPC(ゲルパーミエションクロマトグラフィー法)により測定した。
<重量平均分子量測定(GPC分析)>
装置:東ソー(株)製 HLC−8320GPC EcoSEC
カラム:Guardcolumn PWXL、TSKgel G6000 PWXL、
TSKgel G3000 PWXL
検出器:RI
カラム温度:40℃
溶離液:水/メタノール=7/3(体積比)
標準物質:ポリエチレンオキシド
装置:東ソー(株)製 HLC−8320GPC EcoSEC
カラム:Guardcolumn PWXL、TSKgel G6000 PWXL、
TSKgel G3000 PWXL
検出器:RI
カラム温度:40℃
溶離液:水/メタノール=7/3(体積比)
標準物質:ポリエチレンオキシド
<実施例1>
温度計、攪拌機、窒素導入管、還流冷却器を備えたガラス製反応器(500mL)に、L−アスパラギン酸(関東化学(株)製)60.0g、85%燐酸(関東化学(株)製)33.8gを仕込み、50トールの減圧下、反応により生成した水を留去しながら2時間160℃で攪拌を続けた。室温に戻し、水で洗浄し、6時間80℃で減圧乾燥し、ポリコハク酸イミド(PSI−1)41.0gを得た。
温度計、攪拌機、窒素導入管、還流冷却器を備えたガラス製反応器(500mL)に、L−アスパラギン酸(関東化学(株)製)60.0g、85%燐酸(関東化学(株)製)33.8gを仕込み、50トールの減圧下、反応により生成した水を留去しながら2時間160℃で攪拌を続けた。室温に戻し、水で洗浄し、6時間80℃で減圧乾燥し、ポリコハク酸イミド(PSI−1)41.0gを得た。
温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に、PSI−1、5.00g、N , N − ジメチルホルムアミド( 以下D M F と略記する)(関東化学(株)製)25gを入れ、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン(東京化成工業(株)製)3.69gを滴下し、90℃まで昇温した。昇温後、5時間90℃で攪拌を続けた。その後、温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に該反応物を仕込み、60℃まで昇温し、モノクロル酢酸ナトリウム4.21gを反応させ、同温度で3時間ベタイン化を行い、エバポレーターにより2時間95℃で脱DMFを行い、ベタイン化物を得た。
攪拌機を備えたガラス製反応器に、ベタイン化物2.00g、イオン交換水10.00gを入れ、48%水酸化ナトリウム水溶液2.48gを用いて、反応溶液のpHを13に調整した。滴下後、4時間室温で攪拌を続けた。その後、エバポレーターにより2時間95℃で脱水を行い、ポリアスパラギン酸誘導体(D−1)を得た。得られたポリアスパラギン酸誘導体(D−1)のGPCの測定の結果、重量平均分子量は25000であった。ポリアスパラギン酸誘導体(D−1)は、繰り返し単位(A)と(B)のモル比が(A):(B)=70:30(モル比)であり、繰り返し単位(A)中の一般式(1)及び(2)中のR1は水素原子であり、R2はトリメチレン基であり、R3及びR4はメチル基であり、R5は一般式(3)であり、一般式(3)中のR6はメチレン基であった。繰り返し単位(B)中の一般式(5)及び(6)中のMはNa原子であった。
<実施例2>
温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、2.00g、D M F(関東化学(株)製)10gを入れ、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン(東京化成工業(株)製)1.06gを滴下し、実施例1と同様に操作し、反応物を得た。その後、モノクロル酢酸ナトリウム1.21gを用いて、実施例1と同様に操作し、ベタイン化物を得た。
温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、2.00g、D M F(関東化学(株)製)10gを入れ、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン(東京化成工業(株)製)1.06gを滴下し、実施例1と同様に操作し、反応物を得た。その後、モノクロル酢酸ナトリウム1.21gを用いて、実施例1と同様に操作し、ベタイン化物を得た。
攪拌機を備えたガラス製反応器に、ベタイン化物1.50g、イオン交換水7.50gを入れ、48%水酸化ナトリウム水溶液0.64gを用いて、反応溶液のpHを13に調整した。滴下後、4時間室温で攪拌を続けた。その後、エバポレーターにより2時間95℃で脱水を行い、ポリアスパラギン酸誘導体(D−2)を得た。得られたポリアスパラギン酸誘導体(D−2)のGPCの測定の結果、重量平均分子量は26500であった。ポリアスパラギン酸誘導体(D−2)は、繰り返し単位(A)と(B)のモル比が(A):(B)=50:50(モル比)であり、繰り返し単位(A)中の一般式(1)及び(2)中のR1は水素原子であり、R2はトリメチレン基であり、R3及びR4はメチル基であり、R5は一般式(3)であり、一般式(3)中のR6はメチレン基であった。繰り返し単位(B)中の一般式(5)及び(6)中のMはNa原子であった。
<実施例3>
温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、2.00g、D M F(関東化学(株)製)10gを入れ、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン(東京化成工業(株)製)0.63gを滴下し、実施例1と同様に操作し、反応物を得た。その後、モノクロル酢酸ナトリウム0.72gを用いて、実施例1と同様に操作し、ベタイン化物を得た。
温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、2.00g、D M F(関東化学(株)製)10gを入れ、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン(東京化成工業(株)製)0.63gを滴下し、実施例1と同様に操作し、反応物を得た。その後、モノクロル酢酸ナトリウム0.72gを用いて、実施例1と同様に操作し、ベタイン化物を得た。
攪拌機を備えたガラス製反応器に、ベタイン化物1.50g、イオン交換水7.50gを入れ、48%水酸化ナトリウム水溶液0.90gを用いて、反応溶液のpHを13に調整した。滴下後、4時間室温で攪拌を続けた。その後、エバポレーターにより2時間95℃で脱水を行い、ポリアスパラギン酸誘導体(D−3)を得た。得られたポリアスパラギン酸誘導体(D−3)のGPCの測定の結果、重量平均分子量は27000であった。ポリアスパラギン酸誘導体(D−3)は、繰り返し単位(A)と(B)のモル比が(A):(B)=30:70(モル比)であり、繰り返し単位(A)中の一般式(1)及び(2)中のR1は水素原子であり、R2はトリメチレン基であり、R3及びR4はメチル基であり、R5は一般式(3)であり、一般式(3)中のR6はメチレン基であった。繰り返し単位(B)中の一般式(5)及び(6)中のMはNa原子であった。
<実施例4>
温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、2.00g、D M F(関東化学(株)製)10gを入れ、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン(東京化成工業(株)製)0.21gを滴下し、実施例1と同様に操作し、反応物を得た。その後、モノクロル酢酸ナトリウム0.24gを用いて、実施例1と同様に操作し、ベタイン化物を得た。
温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、2.00g、D M F(関東化学(株)製)10gを入れ、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン(東京化成工業(株)製)0.21gを滴下し、実施例1と同様に操作し、反応物を得た。その後、モノクロル酢酸ナトリウム0.24gを用いて、実施例1と同様に操作し、ベタイン化物を得た。
攪拌機を備えたガラス製反応器に、ベタイン化物1.50g、イオン交換水7.50gを入れ、48%水酸化ナトリウム水溶液1.55gを用いて、反応溶液のpHを13に調整した。滴下後、4時間室温で攪拌を続けた。その後、エバポレーターにより2時間95℃で脱水を行い、ポリアスパラギン酸誘導体(D−4)を得た。得られたポリアスパラギン酸誘導体(D−4)のGPCの測定の結果、重量平均分子量は27500であった。ポリアスパラギン酸誘導体(D−4)は、繰り返し単位(A)と(B)のモル比が(A):(B)=10:90(モル比)であり、繰り返し単位(A)中の一般式(1)及び(2)中のR1は水素原子であり、R2はトリメチレン基であり、R3及びR4はメチル基であり、R5は一般式(3)であり、一般式(3)中のR6はメチレン基であった。繰り返し単位(B)中の一般式(5)及び(6)中のMはNa原子であった。
<実施例5>
温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、5.00g、D M F(関東化学(株)製)25gを入れ、N,N−ジメチルエチレンジアミン(東京化成工業(株)製)2.27gを滴下し、実施例1と同様に操作し、反応物を得た。その後、モノクロル酢酸ナトリウム3.00gを用いて、実施例1と同様に操作し、ベタイン化物を得た。
温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、5.00g、D M F(関東化学(株)製)25gを入れ、N,N−ジメチルエチレンジアミン(東京化成工業(株)製)2.27gを滴下し、実施例1と同様に操作し、反応物を得た。その後、モノクロル酢酸ナトリウム3.00gを用いて、実施例1と同様に操作し、ベタイン化物を得た。
攪拌機を備えたガラス製反応器に、ベタイン化物2.00g、イオン交換水10.00gを入れ、48%水酸化ナトリウム水溶液0.86gを用いて、反応溶液のpHを13に調整した。滴下後、4時間室温で攪拌を続けた。その後、エバポレーターにより2時間95℃で脱水を行い、ポリアスパラギン酸誘導体(D−5)を得た。得られたポリアスパラギン酸誘導体(D−5)のGPCの測定の結果、重量平均分子量は26500であった。ポリアスパラギン酸誘導体(D−5)は、繰り返し単位(A)と(B)のモル比が(A):(B)=50:50(モル比)であり、繰り返し単位(A)中の一般式(1)及び(2)中のR1は水素原子であり、R2はジメチレン基であり、R3及びR4はメチル基であり、R5は一般式(3)であり、一般式(3)中のR6はメチレン基であった。繰り返し単位(B)中の一般式(5)及び(6)中のMはNa原子であった。
<実施例6>
温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、5.00g、D M F(関東化学(株)製)25gを入れ、N,N,N’−トリメチルエチレンジアミン(東京化成工業(株)製)2.63gを滴下し、実施例1と同様に操作し、反応物を得た。その後、モノクロル酢酸ナトリウム3.00gを用いて、実施例1と同様に操作し、ベタイン化物を得た。
温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、5.00g、D M F(関東化学(株)製)25gを入れ、N,N,N’−トリメチルエチレンジアミン(東京化成工業(株)製)2.63gを滴下し、実施例1と同様に操作し、反応物を得た。その後、モノクロル酢酸ナトリウム3.00gを用いて、実施例1と同様に操作し、ベタイン化物を得た。
攪拌機を備えたガラス製反応器に、ベタイン化物2.00g、イオン交換水10.00gを入れ、48%水酸化ナトリウム水溶液0.86gを用いて、反応溶液のpHを13に調整した。滴下後、4時間室温で攪拌を続けた。その後、エバポレーターにより2時間95℃で脱水を行い、ポリアスパラギン酸誘導体(D−6)を得た。得られたポリアスパラギン酸誘導体(D−6)のGPCの測定の結果、重量平均分子量は26500であった。ポリアスパラギン酸誘導体(D−6)は、繰り返し単位(A)と(B)のモル比が(A):(B)=50:50(モル比)であり、繰り返し単位(A)中の一般式(1)及び(2)中のR1はメチル基であり、R2はジメチレン基であり、R3及びR4はメチル基であり、R5は一般式(3)であり、一般式(3)中のR6はメチレン基であった。繰り返し単位(B)中の一般式(5)及び(6)中のMはNa原子であった。
<比較例1>
攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、1.50g、イオン交換水7.50gを入れ、48%水酸化ナトリウム水溶液1.30gを用いて、実施例1と同様に操作し、ポリアスパラギン酸ナトリウム(D’−1)を得た。得られたポリアスパラギン酸ナトリウム(D’−1)のGPCの測定の結果、重量平均分子量は30000であった。ポリアスパラギン酸ナトリウム(D’−1)は、繰り返し単位(A)と(C)のモル比が(A):(B)=0:100(モル比)であり、繰り返し単位(C)中の一般式(5)及び(6)中のMはNa原子であった。
攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、1.50g、イオン交換水7.50gを入れ、48%水酸化ナトリウム水溶液1.30gを用いて、実施例1と同様に操作し、ポリアスパラギン酸ナトリウム(D’−1)を得た。得られたポリアスパラギン酸ナトリウム(D’−1)のGPCの測定の結果、重量平均分子量は30000であった。ポリアスパラギン酸ナトリウム(D’−1)は、繰り返し単位(A)と(C)のモル比が(A):(B)=0:100(モル比)であり、繰り返し単位(C)中の一般式(5)及び(6)中のMはNa原子であった。
<比較例2>
温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、5.00g、D M F(関東化学(株)製)25gを入れ、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン(東京化成工業(株)製)5.27gを滴下し、実施例1と同様に操作し、反応物を得た。その後、モノクロル酢酸ナトリウム6.01gを用いて、実施例1と同様に操作し、ポリアスパラギン酸誘導体(D’−2)を得た。得られたポリアスパラギン酸誘導体(D’−2)のGPCの測定の結果、重量平均分子量は25000であった。ポリアスパラギン酸誘導体(D’−2)は、繰り返し単位(A)と(B)のモル比が(A):(B)=100:0(モル比)であり、繰り返し単位(A)中の一般式(1)及び(2)中のR1は水素原子であり、R2はトリメチレン基であり、R3及びR4はメチル基であり、R5は一般式(3)であり、一般式(3)中のR6はメチレン基であった。
温度計、攪拌機を備えたガラス製反応器に、実施例1により得られたPSI−1、5.00g、D M F(関東化学(株)製)25gを入れ、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン(東京化成工業(株)製)5.27gを滴下し、実施例1と同様に操作し、反応物を得た。その後、モノクロル酢酸ナトリウム6.01gを用いて、実施例1と同様に操作し、ポリアスパラギン酸誘導体(D’−2)を得た。得られたポリアスパラギン酸誘導体(D’−2)のGPCの測定の結果、重量平均分子量は25000であった。ポリアスパラギン酸誘導体(D’−2)は、繰り返し単位(A)と(B)のモル比が(A):(B)=100:0(モル比)であり、繰り返し単位(A)中の一般式(1)及び(2)中のR1は水素原子であり、R2はトリメチレン基であり、R3及びR4はメチル基であり、R5は一般式(3)であり、一般式(3)中のR6はメチレン基であった。
下記表1に実施例1〜6のポリアスパラギン酸誘導体(D)及びその比較例1〜2をまとめて示す。
表2に記載した配合量で各成分を配合し、評価用洗浄剤組成物を作製した。
(評価方法)
十分に40℃のお湯で頭髪を濡らした後、各洗浄剤組成物5gを用いてシャンプーし、40℃のお湯ですすぎ、下記処方で作成した標準コンディショナー5gを手で毛髪に馴染ませた後すすぎ、ドライヤーで乾燥させた。その際の洗髪中の指通り、コンディショナーのなじみ、乾燥後の指通りの項目を評価した。
各評価は、以下の基準で行い、結果は、専門パネラー10人の平均値で示した。
(評価方法)
十分に40℃のお湯で頭髪を濡らした後、各洗浄剤組成物5gを用いてシャンプーし、40℃のお湯ですすぎ、下記処方で作成した標準コンディショナー5gを手で毛髪に馴染ませた後すすぎ、ドライヤーで乾燥させた。その際の洗髪中の指通り、コンディショナーのなじみ、乾燥後の指通りの項目を評価した。
各評価は、以下の基準で行い、結果は、専門パネラー10人の平均値で示した。
(1)泡立ち:
5;泡立ちが非常に良いと感じた。
4;泡立ちが良いと感じた。
3;泡立ちが普通と感じた。
2;泡立ちがやや悪いと感じた。
1;泡立ちが悪いと感じた。
5;泡立ちが非常に良いと感じた。
4;泡立ちが良いと感じた。
3;泡立ちが普通と感じた。
2;泡立ちがやや悪いと感じた。
1;泡立ちが悪いと感じた。
(2)泡量:
5;泡量が非常に多いと感じた。
4;泡量が多いと感じた。
3;泡量が普通と感じた。
2;泡量がやや少ないと感じた。
1;泡量が少ないと感じた。
5;泡量が非常に多いと感じた。
4;泡量が多いと感じた。
3;泡量が普通と感じた。
2;泡量がやや少ないと感じた。
1;泡量が少ないと感じた。
(3)泡質(クリーミーさ):
5;きめ細かく、かつ非常にクリーミーで良好な泡質と感じた。
4;クリーミーで良好な泡質と感じた。
3;ややクリーミーな泡質と感じた。
2;やや軽く淡い泡質と感じた。
1;軽く粗い泡質と感じた。
5;きめ細かく、かつ非常にクリーミーで良好な泡質と感じた。
4;クリーミーで良好な泡質と感じた。
3;ややクリーミーな泡質と感じた。
2;やや軽く淡い泡質と感じた。
1;軽く粗い泡質と感じた。
(4)洗髪中の指通り:
5;非常に滑らかであり、きしみ感はないと感じた。
4;やや滑らかであり、きしみ感はないと感じた。
3;普通と感じた。
2;やや悪く、きしみ感はあると感じた。
1;悪く、きしみ感はあると感じた。
5;非常に滑らかであり、きしみ感はないと感じた。
4;やや滑らかであり、きしみ感はないと感じた。
3;普通と感じた。
2;やや悪く、きしみ感はあると感じた。
1;悪く、きしみ感はあると感じた。
(5)コンディショナーのなじみ:
5;なじみが非常に良いと感じた。
4;なじみが良いと感じた。
3;なじみが普通と感じた。
2;なじみがやや悪いと感じた。
1;なじみが悪いと感じた。
5;なじみが非常に良いと感じた。
4;なじみが良いと感じた。
3;なじみが普通と感じた。
2;なじみがやや悪いと感じた。
1;なじみが悪いと感じた。
(6)乾燥後の指通り:
5;非常に滑らかであり、きしみ感はないと感じた。
4;やや滑らかであり、きしみ感はないと感じた。
3;普通と感じた。
2;やや悪く、きしみ感はあると感じた。
1;悪く、きしみ感はあると感じた。
5;非常に滑らかであり、きしみ感はないと感じた。
4;やや滑らかであり、きしみ感はないと感じた。
3;普通と感じた。
2;やや悪く、きしみ感はあると感じた。
1;悪く、きしみ感はあると感じた。
(標準コンディショナー処方)
ポリジメチルシロキサン 2.0部
セチルアルコール 2.5部
ステアリルアルコール 2.5部
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1.5部
グリセリン 4.0部
水 87.5部
ポリジメチルシロキサン 2.0部
セチルアルコール 2.5部
ステアリルアルコール 2.5部
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1.5部
グリセリン 4.0部
水 87.5部
下記表2に評価結果をまとめて示す。
表2中、各成分は下記のものを用いた。
アニオン性界面活性剤(1):ポリオキシエチレン(平均付加モル数=2)ラウリルエー
テル硫酸ナトリウム
アニオン性界面活性剤(2):ポリオキシエチレン(平均付加モル数=3)ラウリルエー
テル酢酸ナトリウム
両性界面活性剤(1):ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン
両性界面活性剤(2):2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイ
ミダゾリニウムベタイン
ノニオン性界面活性剤(1):ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド
ノニオン性界面活性剤(2):ポリオキシエチレン(平均付加モル数=1)ドデシレング
リコール
従来のコンディショニング剤:カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、ライオン株式会
社製、「レオガードGP」
アニオン性界面活性剤(1):ポリオキシエチレン(平均付加モル数=2)ラウリルエー
テル硫酸ナトリウム
アニオン性界面活性剤(2):ポリオキシエチレン(平均付加モル数=3)ラウリルエー
テル酢酸ナトリウム
両性界面活性剤(1):ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン
両性界面活性剤(2):2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイ
ミダゾリニウムベタイン
ノニオン性界面活性剤(1):ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド
ノニオン性界面活性剤(2):ポリオキシエチレン(平均付加モル数=1)ドデシレング
リコール
従来のコンディショニング剤:カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、ライオン株式会
社製、「レオガードGP」
表2から明らかなように本発明のポリアスパラギン酸誘導体(D)を配合した洗浄剤組成物(実施例7〜17)は、コンディショニング効果を有し、かつ泡立ち、泡量、泡質に優れている。これに対し、比較例3〜5の洗浄剤組成物は全ての性能評価項目を十分満足するものではないことが分かる。
本発明のポリアスパラギン酸誘導体(D)は、コンディショニング効果を有し、かつ泡立ち、泡量、泡質を改善する役目であり、このようなポリアスパラギン酸誘導体(D)を含有する本発明の洗浄剤組成物(K)は泡立ち、泡量、泡質に優れ、シャンプー、ボディソープ、洗顔料、ハンドソープ、クレンジング剤等に適用できる。
Claims (5)
- 一般式(1)で示される繰り返し単位及び一般式(2)で示される繰り返し単位から選ばれる1種以上の繰り返し単位(A)、及び一般式(6)で示される繰り返し単位及び一般式(7)で示される繰り返し単位から選ばれる1種以上の繰り返し単位(B)を有するポリアスパラギン酸誘導体(D)。
、又はアルキル置換アンモニウムを表し、繰り返し単位ごとに同一であっても異なっていてもよい。〕 - 繰り返し単位(A)と繰り返し単位(B)のモル比(A):(B)が、5:95〜70:30である請求項1に記載のポリアスパラギン酸誘導体(D)。
- ポリアスパラギン酸誘導体(D)が、さらに一般式(8)で示される繰り返し単位及び一般式(9)で示される繰り返し単位から選ばれる1種以上の繰り返し単位(C)を有する請求項1に記載のポリアスパラギン酸誘導体(D)。
- 重量平均分子量が1000〜200000である請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリアスパラギン酸誘導体(D)。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリアスパラギン酸誘導体(D)及び界面活性剤(J)を含有する洗浄剤組成物(K)。
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WO2019189837A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 三井化学株式会社 | 再付着防止剤及び洗剤組成物 |
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CN112969760A (zh) * | 2018-08-30 | 2021-06-15 | Dic株式会社 | 氨基甲酸酯树脂组合物及层叠体 |
-
2015
- 2015-09-01 JP JP2015171764A patent/JP2017048292A/ja active Pending
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CN112969760B (zh) * | 2018-08-30 | 2023-05-12 | Dic株式会社 | 氨基甲酸酯树脂组合物及层叠体 |
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